2015年06月

2015年06月26日

lecker !

吉田健一のエッセイ集を読んでいる。

よく、飲む人みたいです。
朝から晩まで飲んでいる。
文章自体もほろ酔い加減のところが、ある。話していたところを
誰かが筆記したのではないかと思わせるほどだ。

作文キライの子供に
「お話しするように、書けばいいのです。」
と、言われているようだが、それは、間違っている。
書き言葉と話し言葉は、違うものである。
日本語では。

吉田健一の文章は
「読ませる。」
だから、当然ながら、話していたのをそのまま書いたわけでは、ないはずだ。
知りませんけど。

そして彼は、勿論よく、食べる人でもある。

ジェームズ・ジョイスのことを
「馬鹿な男だ。」
というところでは笑ってしまった。
かの
「ユリシーズ」
で、食べ物のことを一回しか書かないのがお気に召さないようだ。

食べ物自体のことを直接描写しなくても、おいしい、満足した気分にさせるのが、上等なことらしい。
なるほど。

目黒区に
「トラットリア マチ」
という地中海料理のお店があった。今日行こうと思って電話をしたら、通じない。
閉店、らしい。
半年も前に。
移転では、ないのか?

お店を出てから
「楽しかった。」
と、思える場所だったのに。
沢山食べても
「ああ、今日は、食べ過ぎた。」
とは、決して思わなかった。

どこに行ってしまったのだろう?



2015年06月23日

夏の蕎麦

お蕎麦は、好きだ。
おいしいのなら。

「君、この暑いのに蕎麦は毒だぜ。」
と、言う。
苦沙弥先生が。

そうなのですか?
どうしてですか?

暑い夏の日。あまり食欲のない時でも
お蕎麦ならするするっと食べられる。

冷たいかけ蕎麦ってご存知ですか?いえ、あの
「冷やしタヌキ」
などという没趣味なものではなくて、
つめたいおつゆのお蕎麦なのですよ。
「冷やがけ」
という。
ごく限られた人にしか知られていないトクベツなお蕎麦です。

もう、おいしいのですから!

それはともあれ、どうして暑い時のお蕎麦は
「毒」
なのだろうか?
食べるのがおっかなくなるではないか。

「なあに。
 好きなものは滅多に当たるもんじゃない。」
と、答えて迷亭くんはザルを二枚だったか三枚だったかをやっつける。

当たる?




2015年06月22日

犬歯ドラキュラ

他人に知られたくないことは、ある。
他人でなくとも知られたくないことも、ある。

その一つ。

ある方とお話していた。
あまりよく知らない人だったので、少し緊張して、そして、気取って、いた。

笑う時も大口は開けない。
おほほ・・・。
なんて。
何度目かの
うふふ・・
の後、唇に違和感を覚えた。

乾いていた(らしい)クチビルが、笑った後で歯を覆う時に
やはり乾いていた(らしい)歯にくっついて、下がりきらなかったみたい。

そんなことは初めてだった!
急いで力任せに唇を下ろした、ような記憶が、ある。

一瞬だけわたくしは
カッサンドラ
ではなくて
一本の歯だけむき出しにした
ドラキュラ
に、なってしまった。

どうぞ、忘れて下さいな。




2015年06月19日

症例 その八

わたくしは週に四日勤務だ。
毎週星曜日は
「非出勤日」
で、ある。
いいですよ!

で、今日は星曜日。
おうちに、います。

と、始業時刻の10分前に、メール。
コバちゃんから。

「メガネを踏んでしまったので、遅くなります。」
どうすればメガネを踏むことができるのかわからないが。

それは、よい。
好きなだけあつらえて下さいな。


でも、本日はわたくしの非出勤日、ですよ。
この手のメールは過去一年に限っても7、8回は、あった。

まぁ、よいのだが。

メガネを踏んだ?
予備のメガネはないのですか?

踏んだ時は悲しかっただろう、と、思うと可哀そうになる。



2015年06月18日

え?

今朝のカッサンドラは機嫌が、悪い。
睡いし。

だから、言ってしまおう。

夫はテレビのドラマが好き。
「あXちゃん」
とか。
他はよく知らないが、録画しては毎日観ている。

はい。
わたくしも好きなドラマは、ありますよ。
「ポアロシリーズ」
「シャーロック」
「モースシリーズ」
「ダウントン・アビー」
など。

でも、上記
「あXちゃん」
や、他のドラマで我慢できないのは
悲しい時に、悲しい顔
嬉しい時には嬉しい顔
怒った時には、怒った顔
困ったときには、困った顔
を、するところ。

そして、何よりもむかっ腹が立つのは
「え?」
と、言う時の、愚かしい表情。
観ているこちらが(たぶん)とっくにわかっているのに、登場人物のあなたにはワカラナイノカ!(多分、ですけど。)
愚かしいのは製作者だろうか。

こんなのを観続けていると、アタマが悪くなりますよ。
と、思うが、止めないのですね。これが。
このドラマたちが画面に登場すると、即刻お風呂に避難してさっさと、寝てしまうわたくし。

お蔭で今のところ我が家は平和です。



アルチュールの小さな誇り

気がついた!
青く、なった。
一瞬目の前がゆらゆら、する。

あと二週間なのに、なぜか手続きをしていない!

わ〜〜〜い!

大急ぎで、アルチュールの了解を取ればいいところまでシゴトを進めて、メールを、する。
「この件は、このように処理しなければいけないものでした。
 データをトレイに置いておきますのでお目通しをお願いいたします。
 遅くなりまして申し訳ありませんでした。」

メールには返信なし。
いつものように。

トレイにも書類は置きっぱなし。
いつも通り。

手遅れになったらどうしましょ?
と、心配しつつ帰宅する。

次の日出勤途中にふと、思い当った。
そもそも、この処理をしなかったのは、アルチュールの指示に従ったからだった。
彼が、それはしなくてもよいと通告したからだったのだ!
だから、わたくしはソレをしなかったのだったのだったですよ!!!

ふん!

取り返しのつかないことになったってわたくしの知った事ではありません。
次は、アルチュールよ、コバちゃんではなく、お前さんが理由書を書く番だ!

オフィスのトレイにはわたくしが前日に置いたまま書類が放置されている。
見ていないらしい。

いいのです。
お好きに!

でも、気になる。

お昼近くになって、なんとなくその書類を手に取ってみたら(ナゼ?と訊かないでほしい。)
なんと、付けておいた付箋にちい〜〜ちゃな、ち〜〜ちゃな字で
「了解」
と、書かれてあった。
アルチュールの字。

なら、
「既決」
のトレイに置きなさい、というのだ。

即刻次の手続きにかかる。

ごめんなさい
と、言って欲しいとまでは、思わない。

でも、ビョーキですね。



2015年06月17日

暴発コバちゃん

地方にいるある方にサインしていただかなければいけない書類が、ある。

ありますよね。
こういうことは。

簡単なのはPDFで送付して、署名済みを郵便で送っていただく方法であろう。
速いし。

しかるにコバちゃん。
その書類を出力してユービンで先方に送ってほしいと、仰る。
返送用の封筒も、一緒に。

そうですか。

そういう風に伝えてあるし、それが一番速いから。
だそうだ。

一番速くはないが、そう言っちゃったのならそうしましょう。
で、
はい
とだけ、言って自席に戻った。

書類を出力し
封筒の宛名を書いて切手を貼り
返信用の封筒を用意し、切手を貼り
添え状を作成して出力し
さて、郵便局に行こうと思っていたら

突如自席から飛び出してきたコバちゃん
「あなたは、何も考えないで、言われた通りにしてくれればいいんです!」
と、叫んだ。

もしわたくしが、何も考えずにただ、言われたようにしていたら、あなたは、今頃何通の理由書を本部に出していたと、お思いになりますか?
と、あとで、思った。

ニブイわたくしは
「はい。」
とだけ言って済ませてしまった。

で、今頃段々と腹が立って、きたぞ。



2015年06月13日

自分世界

自転車の無謀走行による事故が報道されることが、この頃とくに多い。

スマホを見ながら、とか、ヘッドフォンをつけながら、ということが原因として挙げられている。
現象としてみれば確かにそうだろう。
でも、本当の原因は別にあると思う。
もっと深いところに、ある。

周囲に全く注意を払っていないからである。
同じことでしょう?
というあなた。
違うのですよね。

自分の世界だけしか念頭に、ない行動。
こう考えると他にもた〜〜くさん目に、付く。

電車の中のお化粧。
混雑した電車に乗り込んだとたんにまん中で輪になってお話に花を咲かせるおばさま達。
次に入って来た人が行くところがないではありませんか。
ラッシュの中で席に座って足を組むヲジサン。
横一列になってキャッキャと騒いで歩く高校生。
もう、枚挙にいとまがない。
ね。

みんな、自分の世界でしか生きていない人達である。

昔、バスから降りた瞬間に、バスと舗道の間を突っ切ろうとして疾走してきた自転車と危うく衝突するところだった。
いや〜〜
怖かった。
何分の一秒かの違いで吹っ飛ばされずに済んだが、場合によっては、今わたくしはこんなことをしていられなかっただろう。
前方に押し出され、後方から来た車に轢かれる。
あるいは、ガードレールにアタマを強打して脳挫傷。

今なら制裁も厳しくなっているが当時は泣き寝入りだっただろうし。

その頃はスマホなんてありませんでしたよ。



2015年06月10日

「食育」

母にくっついてばかりいたわたくし。

「お使いに行ってきて。」
「いや。」
「仕方がないわね。
 じゃ、お母さんが行って来ます。」
「そんならワタシも行く!」
という会話がしょっちゅうだった。

いけませんね。

でも、こうしてお夕食のお買物に一緒に行っていたおかげで、今日のわたくしが、ある。

母は
「昨夜はおニクだったから、今日はお魚にしましょう。」
と言っていたし、また
「これで全部そろったから、あとは、青いもの。」
と、葉っぱなんかを籠に入れる。

・同じものを続けて食べない。
・緑黄色野菜は必ず摂る。
などということを学んだわけだ。

そのほか食事時の仕方にも結構ウルサかった、と思う。

「食育」
などという変な言葉を考案しなくとも
「お母さんといっしょにお買い物をしましょう。」
「お食事の用意を手伝いましょう。」
「食事は一人で摂らないようにしましょう。」
と、言えばそれで済むと思うのだが。
無理やりにでも、させる。

ついでに、学校で
「命の大切さ」
って、どうやって教えるのですか?

本当に、わからないことばかりである。



2015年06月09日

母と姉が
「そうそう。
 人相学的に言えば、ね。」
と、話していた。

人相学的に言えば、とてもよい顔、
らしい。

そうかなあ・・。
と、不思議だったその頃のちびカッサンドラ。

ヨーコさん。

同じお稽古事をしていたが、取り立てて上手ではなかった。
地味な人だった。
脚だって、太かった。
モノスゴク。
口の悪い子なんか
「大根じゃなくて、カブだ。」
と、陰口をきいていた。
ひどい。

高校を卒業するとその方面の学校に行ったヨーコさん。

やがて
沢山のお弟子を率いてそのあたりを席巻する一大勢力となった。
大変に栄えて、手広くレッスンをして忙しくも充実した生活をしているらしい。

素晴らしい身体能力と、印象的な、舞台映えのする容姿を備えたOさん。
手足がなが〜〜くて、動きの綺麗なYちゃん。
わずかの間に鮮やかな進歩を遂げてあっという間に主役級の役を射止めたSちゃん。
ともかくも先生のお気に入りだったAちゃん。

などはみんな別の道に進んだ。

ヨーコさん。

人相学は、知らないが
「翁」
に使う
「父の尉」
を、ふっくらとさせたような顔だった。