2017年01月

2017年01月23日

面会!

骨にできた腫瘍をそっくり取り除いたぴょんきちさん。
肋骨も二本切除。

ともかくも、手術を生き抜いた。

早く会いたい。
中一日空けて、やっと、面会ができる日が来た。

どうして中一日空けないといけないのかは
あまり、考えたくない。
痛いのだろうか。
などと。

祈ること
心で呼びかけること、しか、できない。

さて。
待ちに待った面会初日。
なんと
わたくしは、よんどころない用事が出来てしまった。

どうしようもないので、夫だけが、出かけた。

痛々しい姿を想像しながら、送り出す。
むしろ会わない方がいいのかもしれない。

夫からのメールを、待つ。

モンテ先生に連れられて歩いて現れたぴょんきちさん。
エリザベスカラーを付けている。
夫を見たら
あ!
と、言ってぐいぐい近づいて、来る。
横で犬の声がする。
パッ
とそちらを見るぴょんきちさん
一瞬夫の姿が消える。
(らしい。エリザベスカラーのせいで視野が極端に狭くなっているから。)
おっと!
と、慌てるぴょんきちさん。

包帯姿も痛々しいが思ったよりも元気そう。
包帯の下から見える皮膚は
つるつるになっている。
エリザベスカラーはよだれでべとべと。
ゴハンも食べたそうだ。
夫がどんな言葉を掛けて、どんな顔をしたかは知らない。

やがてぴょんきちさんは
迎えに来たモンテ先生に連れられて嬉しそうに
病室に帰って行った。
振り返りもしなかった、らしい。

安心なんだか、なんだか。






2017年01月13日

2011年10月25日(火)

よく眠れない夜が明けた。

夫はいつも通り出勤。
わたくしは家にいる。

何をしていてもぴょんきちさんのことばかりが
頭に浮かぶ。

怖い目に合っているのではないだろうか。
ゴハンも食べられないのだろう。
麻酔をかけるのだから。

今すぐに走って行って慰めてやりたい。
なんでもない。
良くなるのだから、我慢してね。

でも、すぐに疑問も頭をもたげてくる。

これで良かったのだろうか?
ドクターシャンソンが言っていたように
出血多量でも起こしたら。
腫瘍が大きな血管を巻き込んでいるのだったら。

そうしたら、多分
終わりだ。
痛みどめだけで延命した方が良かったと
どんなに後悔するだろう。

ぐるぐると考え続ける。

昼間の診察が済んでからの手術なので
終るのは夜。
終ったら電話を下さることになっている。

お夕食も静かに済ませた。

10時も過ぎ
11時も廻り
もう何も考えられなくなったわたくしはひとまず
ベッドに入る。

と、
電話が鳴る。
11時半。

夫が出た。

わたくしは聞き耳を立てながら、死んだように凍り付いている。
なぜか鼻水が、出る。

そうですか。
ああ、そうだったのですね。
ありがとうございました。
はい。
わかりました。
と、夫。

「大丈夫だったって。
取れたって。
被膜に包まれていたのですっかり摘出できたそうだよ。」

なんと。
3キロの腫瘍だったそうだ。
体重が増えた分そっくりがそやつだったのだ。

肋骨は2本取ったそうだ。

明日はまだ面会はできないが
あさってなら、お見舞いに行っていいそうだ。

ぴょんきちさん
よかった!

痛くないといいけど。
会いに行きますからね。
待っててね。

こんな時間まで手術をして下さったシャンソン先生
モンテ先生。
ありがとうございます。

早く会いたいな。
あと少しだからね。
ぴょんきちさん。



2017年01月07日

211年10月24日(月)続き

どなたであるかは、勿論わからない。
でも。
ワンちゃんが気になる状態の方がいらっしゃるらしい。

もし
ご参考になるのなら
続けます。

ぴょんきちさんをドクターシャンソンとモンテ先生に託し
弥生病院の玄関を出た。

心の中はからっぽ。
一時的に感受性が緊急停止している。

建物の裏から沢山の犬の鳴き声が、聞こえる。

もしかすると、話に聞く
「輸血のための血液確保の目的で飼育している犬」
の声だろうか。

散り始めている木の葉の向こうから響いている。

わたくしには何もできないけど、君たちの幸せも祈っている。
よろしく。
ゴメンね。

帰宅。




2017年01月06日

哀しいことに、大抵のことには驚かなくなって、久しい。

トシ、なのだろうか?

珍しい食べ物に遭遇することもあまり、なくなってしまった。
単に行動範囲が狭まったせいかも、しれない。

いずれにしても残念なことだ。

しかるに。

近所の和菓子屋さんで美味しそうな豆菓子を見つけた。

ピーナッツをなんというか、お煎餅の材料のようなものでコーティングして
焼き固めてある。
つやつやしている。
焼き締めたことによって生じた裂け目から美味しそうな朱色が
見える。
大きい。
モノスゴク固い。

ばりばりばりん、と食べるとこめかみに響く。
中から落花生が出て来る。
これのまた違う歯ごたえを楽しむ。
塩味。
そこはかとなくエビの香りのつもりらしいものも出現。
二つ目に挑む。
ブヮリングヮリン・・・。

これを
「海老落花」
というらしい。
そういうジャンルのお菓子、らしい。

ええと。
「桜餅」とか
「バウムクーヘン」
とかいうのがありますね。それと同位置に並んで
「海老落花」
という名称があるようだ。
皆さん
ご存知でしたか?
わたくしは、知らなかった。

このお菓子を好きそうな人が、たちどころに
三人は浮かんだ。新年のご挨拶にプレゼントしたいな。

固いものを噛み砕くのが好きな人は
内に溜めたストレスを、攻撃的になる事で解消しているのですって。
3人ともとても、穏やかな人達だ!

そうだったのか!

甘いものでストレスを解消している人は
自分をあやしているのですって。

わたくしはそのタイプだ。

あなたは?




2017年01月02日

カッサンドラ社会化される

小学校一年の時のできごと。

わたくしの書いた初めての作文を先生がプリントして
クラスのみんなに配った。

我が家の猫
「トラ」
についての作文だった。
わたくしの描いた
「トラ」
の絵もついていた。

そしてクラスの前で読み上げるように言われた。

褒められたのだと思って、嬉しかった。

クラスメートが
「いいところ」
「なおしたほうがもっと、良くなるところ」
について発言した。

最後に先生が
「あなたの作文をこんなふうにしたのは
 一番長かったからなのよ。」
と、言った。

わたくしは満面の笑みを以てそれに、応えた。

わたくしの人生における
「心にもない笑い」
の記念すべき第一号だった。