2017年07月

2017年07月30日

肉弾戦

対向車が、来た。

運転席には、わたくし。
助手席には、夫。

すれ違うつもりである。

夫が何やら叫んでいる。

ガシャン!
という音とともに、小さな衝撃があった。

止めろ、止めろ!
左に寄れ!!

という夫の悲鳴。

素直なわたくしは、命じられるままに
道路の左側に寄って、停車した。

隣りに座っている夫は
何やら大変に興奮している。

・・・・・・・?

「行っちゃったよ。」
と、夫。

なるほど対向車は、そのまま遥かに走り去っていく。

サイドミラー同士が、接触したらしい。
わたくしが感じた小さな衝撃は
それ、らしい。

その瞬間、センターラインは
助手席に座っている夫の足許に位置していたという。

わたくしが、どんどん寄っていくので
対向車くんは道路の端へ、端へと
追い詰められ、恐怖を感じて
サイドミラーは、まあ、いいや、と
逃げ去ったようだ。

運転免許は、持っている。
運転は、しない。
ご想像通りです。







2017年07月26日

自業自得

さる事情から
コインランドリーを利用した。

300円らしいので、お金を入れた。
まず100円。
入らない。
戻ってくる。

別の百円硬貨を使って押し込んでみた。
先の一枚は入ったが、二枚目は戻ってくる。
お金は要らないの!?

コインランドリーはモノスゴク暑い。
イライラする。ので
洗濯機をちょっとガタガタしてみた。

ダメみたい。
暑い!!

持っていた鍵の先端で
無理やり入れようと、試みた。

這入ろうとするが、にこにこして戻って来る100円君。

もう〜〜〜!

しばらく熟考した挙句に
壁に張り付けてある電話番号に掛けてみた。

7番の洗濯機が100円だけ入って次に進まないのですけど!!

すぐ行きます。
と、駆けつけてくれたヲジさん。

300円持って来てくれた。
そして
はい
と、コインを洗濯機に投入した。

あれ?
そこに入れるのですか?

そうですよ。

わたくしはお釣りが出て来るところに
お金を押し込んでいたみたい。

入らないのも道理だ。

結局ヲジさんの100円を頂戴することになってしまった。
お釣りが出るところに入っていった100円の分ですね。

壊したのでなければ良いが。

結構こういうことああいうこと
があるのです。




2017年07月23日

やっと・・・

別室に、呼ばれた。

そして彼女は
一着のコーデュロイのパンツを見せて、言った。
「長すぎるので、ミシンで裾上げをしようと思っているの。」

彼女はミシンを、持っていない。

わたくしは
ふ〜〜〜ん。
ミシンを買ったのかしら?
お友達でミシンを持っている人があるのかしら?

と、うすぼんやりと、考えた。

わたくしに言ってくれれば
ミシンがあるのだから、裾ぐらい上げて差し上げるのに。

と。

「そうですか・・・。」
と、言ったら、
彼女はそのままパンツを仕舞った。

二十年ほどを経た今なら、
わかる。

わたくしに縫って欲しかったのですね?

本当に察しの悪いおヨメさんの
わたくしだった、です。






2017年07月21日

東京

東京はキライ
と、公言する人(達)が、いる。

加えて
「ダレソレさんもそう言っていた。」
「人が住む場所ではない。」
と、わざわざ、お手紙に書いて下さる人すら
いる。

空気はキタナイし
人は多いし
物価はタカイし
と。
そうですか。
その通りかもしれない。
ごもっともです。
お嫌いでも、結構です。
仕方がない。

でも、それを
東京に住んでいる人に向かって言うのは
如何なものだろう?

色々な事情で、人は
色々なところに、住んでいる。
好きだからその街に住んでいる人も、
好きではないけど、仕方がなく住んでいる人も
いるだろう。

周辺の事情を考えずに
本当のことだから
と発言するアナタ
人は見ている。

わたくしの両親の趣味が、スキーだと知っていながら
ただ山を登って降りて来ることの何がオモシロイのだ!
と、発言した人もいたな。

そういう人とは
一定の距離を置いてお話ししてしまう。









2017年07月18日

幸せに暮らしましたとさ?

相変わらず雲隠れしているらしい
豊田真由子議員。

この方に関するニュースを読むと襲われる
既視感。

そうだ!
コバちゃん!!
このブログでも、
ビョーキ
のカテゴリーで数々の材料を提供して下さったっけ。

自分はアタマが、よい。
よって、自分は正しい。
ワタシの言うことを聞きなさい。
というのが基本姿勢だ。

その
「正しさ」
の基準が、その場その場で変るのは
構わない。
だって
アタマの良いワタシが、
その場その場で判断しているのですもの。

あなたは、何も考えないで、
私の言うとおりにしていればよいの!
暴発
と、言われたこともあったっけ。

断片的
継続性のない判断基準
故のない絶対的な優越感
スサマジイ怒りの突発的な噴出
自分にとって当然のことは
ヒトにとっても同じ

ナゼわからない!!

こういう人って結構いるもかもしれないな。

いや〜〜〜
わたくしと接点のないところで
幸せに暮らしといて下さいまし。

あなた様にも生きる権利はあり、加えて
幸せになる義務が、あるのですからね。

コバちゃんも。



2017年07月13日

仲直りしたいのに

夏の映画と言えば、ロメールの
海辺のポーリーヌ
が真っ先に浮かぶ。
「緑の光線」
も、
「夏物語」
も、好きだがでも、やはり
「海辺のポーリーヌ」
が好き。

夏の喜びと
夏が過ぎる寂しさと
大人が思うほどコドモではない少女の心の奥行きが、
一見無造作に映し出されている。

フランソワ・オゾンの
「スイミング・プール」
「まぼろし」、
パトリス・ルコントの
「レ・ブロンゼ」
も、夏の映画だ。

ブリジット・バルドーが歌った
「La Madrague」
では
夏の終わりには
大親友のお日様が遠くになってしまうことの
切なさが、歌われている。

そう。
昔、海辺も太陽も
無垢な、お友達だった。

今やお日様はほとんど悪者扱いだ。でも
子供の頃は
「夏に日焼けをしておくと次の冬は風邪をひかない。」
と、言い聞かされていた。

プールで日焼けして
海で日焼けして
目をつぶると、瞼だけが白く焼けていないのを見て
父は喜んで、笑っていた。

大親友だったお日様を
敵に回してしまったのもわたくし達人間だ。

世間を狭くしてしまった。



2017年07月12日

今そこにある危機

エスカレーターに
奥さんを乗せた車椅子を押して乗り込んで
落下し、後ろにいた人を死亡させる
という事故が、起きた。

車椅子を押していたご主人に責任があるのは
自明である。

自明ではあるが
誤解を覚悟で言えば
この場合は運が悪かった。

だって
同様のことはいくらでも目にする。
目にするどころか
下りエスカレーターに乗っていたわたくしの上に、
カートごとじたばたと落ちてきた人が、いた。

力自慢のわたくしだったので
下からエイ、と支えて無事に下の階に到着できた。

別の時は
やはり下りエスカレーターで
お買物を山ほど積み込んだカートを支えきれなくて、
ずるずると滑り落ちて行った人が、いた。
この時も腕力にモノを言わせて
グイッ、とカートをわしづかみにして
落ちないように、した。
下の階からは、ご主人と思しき男性が
見上げていたが
何のお礼も言わなかった!!

そのほか
コドモを積んだベビーカーを押したまま
エスカレーターに乗る人なんか、珍しくも何でも、ない。

なが〜い髪の毛もそのままに
エスカレーターの登り口にしゃがんで
遊んでいるコドモを、ほったらかしにしている
お母さんも、いた。

どの場合もそうだったが
ご本人たちは、どうも
アブナカッタ!!
と、思っている気配が、ないのだ。

だから
また、起きます。

こんなんのに巻き込まれては、敵わない。

だから、エスカレーターは、
キライ、なの。



2017年07月11日

キャッシュ!

お中元の季節だ。
何をお贈りするかに毎年悩むのは大変なので
我が家では
お中元にはコレ
お歳暮にはコレ
と、決めている。

きっと
少しはアテにして下さるのではないかとも
思うし。

ところで
お稽古ごとの先生には
現金
を、差し上げる。

これも、その世界では当たり前のことのようだ。
夫はそのへんがわからなかったらしく
「え?
 お中元に、現金??」
と、抵抗を示した。
でも、それでいいのである。

そもそも
お中元とは、正しくは
「お中元のご挨拶」
である。お師匠さんには、昔から現金を差し上げるものと
決まっている。
プロに仕事をさせたら、報酬は現金だろう。

プレゼントは、オプション。

おカネは
変幻自在
賞味期限、ナシ。
収納に困らない。
と、いいことだらけである。

昔、短期間だけオフィスに滞在して仕事をした男性が
お世話になった秘書に
「お礼にお食事でも、いかがでしょうか?」
と、提案した。
答えが振るっていた。

「お食事に誘って下さるよりも
その分のおカネを頂けませんか?」


そう答えた秘書は、ブロンド、グラマラスの
美人ちゃんだった。

それを聞いた当時は
「なんと、まあ。」
と、思った。
確かに、彼女の負担にはなったと思うが
残業が仮に発生したら、残業代を申請すればよいだけの
話である。

しかし
お世話になっておきながら
ワタクシと一緒にお食事にまで行きたいの?」

という気持ちだったのかもしれない
と、今は、思う。

何しろ
ブロンド、グラマラス、美人ちゃん
だったし。

わかりませんけどね。




2017年07月09日

夏来る

水着に着替えていて、気が付いた。

肩の下あたり、胸の少し横にある
黒いモノ。
ぽっつり。

あれ?
と、思って触って、ちょっと引っ張ったら
痛い!

ギョッとした。
こんなところにほくろは、ない。
少なくとも昨日までは!!

一夜にしてできるホクロは
モノスゴク怖いものだと聞いたことが、ある。
アレだ!
メラノームとかいうもの。

名前からして、おっかない。

半泣きで、もう一度さわってみた。
少し出っ張っている。
恐る恐るこすってみると、やはり、痛い!
間違い、ない・・・。

お母さ〜〜〜ん〜〜〜・・・・
と、心の中で叫ぶ。
そして
パニックになった頭で、必死で
考えた。

やがて
思い出した。
昨夜、ワックスで無駄毛の処理をしたんだっけ。

その時に、飛んでくっついてしまったワックスの
一滴に、黒いT-シャツの繊維くずが
くっついていたのだった。

あ〜〜〜〜良かった!!

えい!
と、剥がした。


おそるべき 君らの乳房 夏来(きた)る

              西東三鬼




2017年07月07日

世の中には
「ガウチョパンツ」
というものが、ある。ご存知ですよね。

わたくしはいくつかの理由から
それを着用したことが、ない。

1) あの形はとても着こなせない、と思う。
  ガウチョパンツは結構ボリュームがあり、そして
  丈も長い。わたくしのような、チビが着ると
  ヒョウタンになってしまうのではないかと思う。いや
  同じような体型でステキに着こなしている方もあるので
  これは、なんというか、センスの問題で、あろう。

2)そもそもパンツスタイルは得意ではない。

3)「ガウチョ」
 というのが、罵り言葉である、東南アジアのある地域に住んでいたことがあるので
 この言葉を口にするのが恥ずかしい。

4)お手洗いに行くときはどうするのだろうか?
 という心配。
  裾がお手洗いの床に付くのではありませんか?
 どうなさっていますか?

「ガウチョ」というのはスペイン語かと漠然と思っていた。
西部劇でおニイさんが穿いているゆったりとした
パンツですよね?眼にもとまらぬ速さで、銃を抜き取る
あの人達。

ファッション用語における
キュロット

ガウチョパンツは
どう違うのだろうか?

なぞは深まる。
深まるが、着ない。