2018年06月

2018年06月29日

策略

「俺は策略で勝っても、人間としては負けたのだ。」

漱石の
「こころ」
に出て来る言葉である。

自分も好きな女性を、愛していると、友人に告白され
出し抜いてしまった後の言葉である。

ポーラド戦の後、様々な意見を耳にしていたら
思い出した。

「消極的なサッカーをして
 決勝リーグへの切符を手にしたが
 戦う姿勢を貫けなかったのは、チームとして
 情けない。」
とでも言えるだろうか。
「戦略が功を奏して、決勝リーグへの切符は
 つかんだが、サッカーでは、負けた。」
とも言えるかもしれない。

でもね。

「こころ」

「先生」
は、最後には自殺してしまうが、今回
目的のために敢えて
「汚い」
手を使い、ブーイングを浴びながら、それに耐え抜いたのは
ある種の強さを身に付ける結果になったと思う。

「人間として負けた」
自分を受け入れて、なおかつ次へ行くことが
生きていくことなのだから。

自分が一番わかっていることなのだ。


selber at 14:15|PermalinkComments(0)思うこと 

よくぞ男に・・・?

「男の人の方が、色々な場面で優位!」と、
常日頃主張している、わたくし。

でも、この次も女の人に、生まれようと、思う。

夏に備えてね。

夫が出勤するたびに、気の毒になる。
夏の間はネクタイを締めなくともよいのではあるが
でも、これでは
拷問だ。

「ワンピースを着れば、いいのに。」
と、心から思う。

夏のワンピース。
締め付けない
ウエストあたりでの生地の重なりが、ない
煙突効果により、涼しい

いいことづくめ。

確かにワンピース姿の女性でも
外出するときは、下にヤヤコシイ物を
着用は、する。
でも、シャツに長ヅボンよりは、はるかに快適だ。

夏は男性もワンピースを着用できるように
法改正をするべきだ。
「働き方改革」法案に
盛り込むべきだ。

ワンピースはちょっと
と言うのなら
お着物。

麻の着流し
でなければ、夏袴を着けて出勤
というのはどうですか?

トーガや、キトン
でも、いいと、思う。
この二つの違いは、よくわからないけど。

猛暑日や よくぞ 女に 生まれけり  果三銅鑼

2018年06月28日

玄米だからといって・・・

長く生きていると、色々なものやヒトと、
付き合わなければいけない。

家族、友人、知人、
先生、同僚
夫と、その家族
おカネ
食べ物
飲み物
映画、音楽、絵画
着るもの、履くもの
持つ物

ありすぎる。中でも
お付き合いしにくいのが
体重
ですね。

去年の夏にはぶかぶかだったスカートが
今年は、きつい!

真っ蒼、に、なった。

体重は一年で一番多い「冬の満腹時」
を、保持したまま。

ヘンだ。

甘いものの摂取量は増えていない。
むしろ
減っている。

もしかしたら
お米!

だいたい、お夕食のご飯は
「お代わり」
を、するわたくし。

お昼も結構な量のご飯を
食べたり、する。

玄米だからといって
油断していた。

今日からは、一膳に
しよう!

あと、二キロの減量に
挑む!!

selber at 09:08|PermalinkComments(0)美味しいもの 

2018年06月24日

一ダースなら高くなる

いつもコウヒィを、買うお店。
お向かいはあの、文豪がお出ましになる
というトコヤさん。
ノーベル文学賞は、まだ、かしら?

さて、このコウヒィ屋さんは
なかなかエコロジカルなお店で
「紙袋、いりません。」
と、言うと、十円ひいて下さる。
結構なことでは、ある。

フレンチロースト100グラムが、345円。
紙袋なしだと、335円。

ここまでは問題なし。

ある時、200グラム買った。
「紙袋は、いりません。」
「680円です。」
と、オニィさん。
100グラム当たりの単価は
340円に、なった。

別の時、お友達に頼まれて、1キロ
買った。
「紙袋は、いりません。」
「3,440円です。」

お店を出てから、考えた。
100グラム当たりの単価は
344円。

沢山買うと、単価が高くなるシステム
なのね。

ビンボーな人にやさしいコウヒィ屋。

ちと
面白かったの。

こういうのは好き。

幸せ(そうな)ヲバさん

わたくしはスポーツが、キライだ。

スポーツ礼賛の家庭で育ったのに。
両親も、きょうだい達も、それなりにできた。

いえ、わたくしだって
スキーに始まり
アイススケート
ローラースケート
テニス
ゴルフ
スカッシュ
水上スキー
まで、やっていた。

でも
「楽しいな。」
とは思うものの、自ら進んでやろうとは
思わなかった。
みんな人に誘われたのでやっていただけだ。

で、ある期間、夫とともに
ジム通いまで、していた。

そこでは想像を絶する光景が
現出して、いた。
ジム通い 命!
の方々が、いたのだ。
毎日毎日、飽きもせずに通い詰めて、いる。

そういう方々は
早朝に来館する。
元気よくご挨拶をして
スタジオでのめぼしいプログラムには、すべて参加し
お昼を食べて、
今度は
水泳。
「プールに2時間入ってたの。」
「1.2キロ減ったわよ!」
などという会話がロッカールームで交わされて、いた。

加えて、サウナ。
これも、長い。

ある時ドアの隙間から見えた光景に
心が、震えた。

段々になったベンチに
てんでに座り込んだヲバ様たち。

その真ん中に
タッパーウエア!
ほとんどそれは、午後の、お茶タイム
だった。

タオルを巻きつけていることを除けば。

ジムはあまり好きでは、ないの。





2018年06月22日

ウルサイ!

あるお上品な方が
「カカツドーボーコー」
と、仰った。
何のことだ?
と、思ったわたくし。

よくよくお話を伺うと
その方は、当時大変な責務を負っていたそうだ。
プレッシャーももの凄かったらしい。
そして
のべつ幕なしに
「お手洗い」
に、行きたくなっていた
ということだった。

「過活動膀胱」
ですね。
なるほど。

ある時なんかは
「お手洗いで暮らしたい!」
とまで思いつめたこともあったそうな。

打ち明けたお話をしてくださったものだ。

「でも、お薬で治ったけど。」
それは慶賀の至りです。


そして、別に時に別の方
アヤシイ事が起こった。

お着物のお尻のへんに
ヘンなシミが。

80歳ぐらいの方だろうか。

たちまちおっかなくなってしまった
わたくし。

年を取るとそういうことが起こるらしい。
あんなことは、もうできないだろう。

自分もそうなったらどうしよう!!!

そういえば、午前中なんかは
しょっちゅうお手洗いに行っている。
3回は、普通だ。
多いときは、4回。

一日7回が標準だと言われるらしいので、あと
3回か4回しか行ってはいけない。

大変だ!


しかし、自力でパニック障害を克服した経歴を持つわたくし、カッサンドラ。
すぐに対策に乗り出した。

それは
ガマン

「あのう・・・」
と、言われても
「ウルサイ」
と、無視。そうすると、しばらくはおさまるのですよ。再び
「あの、ですね。」
と、来る。
「まあ、いいですか。」
と、お手洗いへ。

回数が、減った。

これで、大丈夫ならいいな。

2018年06月20日

美人

わたくしは
自分を若い美人だと思っていた。

二十代
には見えるだろうと、思いこんで
いた。

わ〜〜〜
若い!
キレイですね〜〜〜。
と言われる自信が、あった。

この間までは。

でも、違ったみたい。

「年齢相応」
という判定が、出た。

いえ、
骨密度
の、検査なのですけどね。

骨だけは自信があったの。
骨美人、だと、自分では思っていたの。

残念!

selber at 10:27|PermalinkComments(0)いやはや 

2018年06月19日

不幸(そう)なヲジさん 其三

あまり詳しくは、言えないが
以前、職場に、もう何というか、形容しがたいほどの
ハンサムな男性がいた。

圧倒的な、純粋な、ハンサム。
造形的に、ハンサム。
どの角度から見ても、ハンサム。

文句のつけようのない
美貌

結構エライ人だった。
有能でもあったのだろうと、思う。
でも、その美貌が、その人のすべてを覆って、いた。

お年は、そう、結構喰っていたな。

五十代後半。
でもでも、キレイ。

「あの、ハンサムな・・。」
「はい!わかりました!」
という感じだった。

その方は、いつ見てもつまらなそうな顔で、歩いていた。
わたくしの直属ではなかったし、おシゴトでの接触もなかったが
廊下ですれ違う時にご挨拶をしても

「・・・・・」

陰鬱にうなずくだけだった。

陰鬱のオーラが発せられていた。

ハンサムなのが、イヤなのだろう
と、わたくしは密かに考えていた。

本当はハッピーで仕方がなかったのかも、しれないけど。


2018年06月18日

不幸なヲバさん 其二

その楽屋は、本来は靴のまま入るお部屋の一部に
ゴザをひいたものだった。

わたくし達は、床の部分はスリッパ
ゴザに上がる時は、スリッパを脱いで、足袋だった。

床がむき出しの箇所には、椅子が二脚ほど置かれてあった。

ゴザに座っているわたくしに
椅子に座ったヲバさんが、話しかけて来た。

なぜか、わたくしのスリッパをつっかけて、いる。

気に、なるなあ。

「これが終わったら、お食事会があるのでしょ。
 私は行かないけど、あなたは?」
「はい。行きます。」
「そう。どこで?」
「カフェ・ド・フゥです。」

ヲバさんは、つま先に引っ掛けたわたくしのスリッパをぶらぶらさせながら
「あそこ、パチンコ屋が経営しているんですってね。」
「そうなんですか。」

知らなかった。でも、どうでもよろしい、そんなこと。

それよりも、わたくしのスリッパ。

出番は近づいている。
そろそろ舞台のそでに行かないと、叱られる。

仕方なく
「それ、わたくしのスリッパ・・・。」
と、言ったら、ヲバさん、なんと
履いたまま、すうっ、と足でわたくしの方に
押し返して下さった。

無言で。

幸福に生きて下さいね。

2018年06月17日

ロールス・ラヂオ

ジョっちゃんちのお勝手には
CD付きラヂオを二台重ねて
置いてあった。

両方ともコンセントには入れていない。

「あ、イタリア語の時間だ。」
と、言うと、ジョっちゃんは一方のラヂオをの
コンセントを差し込んだ。

「ボン・ジョルノ
  コメ・スタなんとか。」


番組が終わる。

ジョっちゃんはコンセントを、抜く。

そして、もう一方のコンセントを差し込む。

FM放送
モーツアルトかな?

聴く番組ごとに、ラヂオを替えている
ジョっちゃん。

灰皿がいっぱいになると
ロールスロイスを買い替える、アラブの富豪みたい!