2019年02月

2019年02月28日

マゴ

大抵の人には
「悪いことをしてしまった・・・。」
と反省することが必ずある、わたくし。

ちょいとした意地悪な言葉を口にした、だとか
軽く避けてあげればいいだけなのに、しなかった、
とか
笑ってほしいのだろうとわかっていながら、真顔のままで
いてしまった
とか、まあ、沢山ある。

自分は決して悪くない
などどは、言えないな。

どの人も、今でもお付き合いしてくれているのが
本当とは思えないほど、ありがたい。


「コドモを産んでくれたら、アメリカでもどこでも
 行っていいよ。MBAを取りに。」
と、元夫の親に言われたことも
自分も悪かった・・・
と、思うべきなのだろうか?

わからない。

きっと切実にマゴというものが欲しかったのだろう。

でも、
産んでくれたら、もう、いなくてもいい
と、取られかねない言葉を口にしては、禍根が、残るだろう。
残った。

アメリカなんて興味ないし、MBAなんて欲しくもなかった
のですしね。



2019年02月27日

その昔わたくしは
お医者さんというのはタダだと、思っていた。

いや、おカネがかかる、か、否か、ということを
そもそも考えていなかった。
コドモの頃。小学生ぐらいまでは。

祖父の頃からかかり付けの、老医師がいて
母に連れて行かれると
「入院だな・・・」
と、脅かされた。
優しいお医者さんだったけれども。そして
窓口でこれも古い看護婦さんにお薬を頂いて
帰った。金銭の授受は、まったく行われなかった。

ね?

だから、学校で気分が悪くなったりすると、勝手に
お医者さんのところに行ったりもしたな。
お医者さんというよりも、親戚の伯父さん、という感じだった。

ある時母が
「薬九層倍」
と、言ったことがある。

意味は解らなかったが、その語呂の良さに、一回で覚えてしまった。

やはりちゃんとおカネは払っていたのだろう。
「薬礼」
という言葉も耳に残っていて、落語の
「小金餅」
に出てきたときは、ちゃんとわかった。

九層倍
は、薬だけではないらしい。

コーヒー
お寿司
なんかは、濡れ手に泡
らしい。いいな。

ならば向こうを張って
おみおつけ屋
でも、始めようかな?

夫に協力は頼めないけど。

2019年02月25日

ぺっぺっぺ!

オトナになった今でも死の恐怖には弱いわたくしカッサンドラ

ある時、知り合いの子供が
スニーカーを食べて、いた。
両手でしっかりと握って。

まあ、かじっていたと言う方が正しいが。

その直前に、その子供は、お手洗いに行っていた。
そのスニーカーを履いたまま。
デパートのトイレに、だ。

わたくしは、思った。

ああ、この子は、死ぬな。
と、ね。

だってばい菌のいっぱい付いたスニーカーを
かじったりしたら、たちまち感染症に、かかるはずだ。

子供は抵抗力が弱いし、身体も小さいので
即刻高熱、下痢、嘔吐、脱水症状で衰弱死するに決まっている。

かわいそうに。

まあ、うちの子ではないし。

と、次の瞬間
「カッさん!」
と、呼ばれたかと思ったら
その子はスニーカーの底の部分をなでまわしていた手を
いきなりわたくしの口に押し込んだ!

ぺっぺっぺ!
としても、バイキンは入ってしまった。わたくしの
口の中に。
真っ蒼になるわたくし。

それから数日は、家に引きこもっていた。

なんとも、なかった。

その子?
生きていた。

2019年02月22日

La vie en rose

そのお家は、行くたびにモノが増えている。

新しいもの
便利なもの
便利かもしれないもの

なくても困らないが、あったら、もしかしたら楽しいかも、しれないもの

重ねて置ける、プラスティックの収納ケース
内容が一目でわかる、という触れ込みらしい

木目のホットカーペット
実際は樹脂のようだ

その前はつなげて敷き詰めるコルクカーペットだったけど

置いておくだけで加湿するボトル?

ぐるぐる回してレタスの水切りをする道具

冷蔵庫にくっつけておくペーパータオルホルダー
でも、大抵の場合、ペーパータオルはそのへんに置いてある。
だって、このホルダーはちょっと力を入れると、ずれて、落ちてくる
でも、捨てないみたい

給水器はわずかな間だけ使っていた。
いまはペットボトルのお水

温風機はすぐに使わなくなってしまったみたい
コドモがいたずらするから

子供用のスリッパや、室内履きは、ムカデの子供がいても間に合うほど
取り揃えて、ある。

お洋服は、同じようなものが山ほどある。
折角買ったケースに収納しないで、天井から列をなして
下げられている。

ビニール傘は何本も玄関にぶら下がっている。

おもちゃもどんどん増えているが、遊ぶのはそのうちのほんの一部

知育玩具、という身の毛もよだつ名前の、プラスティックのおもちゃは
最初はなんだかキーキー呼ばわっていたが、今は
電池が切れた状態でほおっておかれている。

お邪魔していると、一回はアマゾンで品物が届く
一日に二回ということも、ある。

伺うたびに模様替えがされていることも、あった。

品物があふれていて、足の踏み場も、ない。

他人事ではあるが、暮らしにくそう。

暮らしにくいと感じてはいるのだろう。そして
コレがあれば、不便が解消される、と、信じて
注文するのだろうな。

夢に見たバラ色の生活

新幹線さえ誘致すればこの地域は
バラ色
と考える人たちも、似たようなものなのだろう
と、自戒を込めて、わたくしは考える。

2019年02月21日

マルチャンありがとう!

昨今は、なんでも値上げされる。

実際に値段を上げていなくとも
スモールチェンジとかで
え?
と、思うほど、ちいさ〜〜〜〜く、なっている。

ジャンボじゃないシュークリーム
なんかはその良い例だ。

これから何を食べて生きて行けばよいのだろうか?

噂のサバ缶だって、結構お高いものもある。それに
食べ方が悪かったのだろうけど、マズかった。

引っ張りうどん
というもの。
サバ缶と納豆を茹でたおうどんにかけて食べる、というもの。
あるいは
お野菜を載っけて蒸し焼き
どれも、なんだか。

そして
マルチャンラーメンも値上げされたそうだ。

食べた記憶はないが、親しみのある名前だ。

あれだけ笑わせてもらったのですからね。



2019年02月20日

何によらずニブイわたくし
カッサンドラ。

その昔、本当に、昔
結婚したばかりの時に、まあ本当に色々とあって
考え込み、怒り、悩む日が続いていた。

痩せましたね。

その頃の写真を見ると、ほっぺたがコケて、いる。

可哀そうに。

そして、職場の年上、男性の同僚に言われた。
カッさんは、可愛がられ過ぎて、痩せちゃったね。

ニブイので、
「ははあ・・・?」
という反応しかできなかったわたくし。
そのままぼんやりとお昼ご飯に出かけて行ったの。

大きくなった今なら、わかる。
あれは、とてつもないセクハラだったのね。

あるいはセクハラと思わない人もあるかもしれない。
でも、今のわたくしだったら、態度に表すかどうかはわからないにせよ
「セクハラ!」
と、思っただろう。

言った人もただの、戯れ、からかい、と、いや
そうとも思わないで、ただ、口にしたのかもしれない。男性の考えていることは
よくわからないが。違いますか?

あの時怒っていたら、どうなっていただろうか?



2019年02月19日

サラダおみおつけ

今日のおみおつけの具は
大根である。

おダシに細く切った大根を投入したところで
用事ができてしまった。ので夫に
「お大根に火が通ったら、お味噌を入れておいてね。」
と、礼儀正しくお願いしてその場を離れた。
「わかった。」
と、いつものように聞き分けの良い、夫。

さて、食卓でおみおつけをよそったら
大根が、ピンピンして、いる。
真っ白。

食べてみたら
「ぽりぽりぽり。」
温厚なわたくしもさすがに機嫌を悪くして
夫に詰め寄る。
「具材に火が通ったら、お味噌を入れてね、と、言ったのに!」
固いではないか。

「でもね。」
と、夫。
「君はいつもおみおつけを煮立てちゃいけない、って言っているじゃないか!」
ナマイキを、言う。
「それは、お味噌を入れてからのことでしょ!」
「知ってるよ。それぐらい!」
「だったら、お大根が煮えてから、お味噌を入れればいいのに!!」
「だって、おみおつけの実をぐらぐら煮立ててるのは、みたことないし。」
往生際の悪いヤツだ!
「だったら、サトイモの時は?
 トン汁の時は?
 わけのわからないことを言わないでほしいわよ!」
と、さらに気色ばんで言いつのってしまうわたくし。

言を左右にして、逃げようとするから、追い掛けてしまうの。

「はいはい。
 君の言うことがよく理解できなかった僕が、悪いんです。」
と、今度は陰気に言い出す。

ぽりぽり
「こんなのも、僕はキライじゃないけど。」

ぽりぽり
「逃げるな!」
ぽりぽり

分かっていると思い込むことって、危険なのだな、と、思った。

2019年02月18日

大隅教授と迷亭君の伯父さん

東工大の大隅先生が
ノーベル賞をおとりになった時に
「tangibleなものだけにとらわれて研究を続けていると
 やがて行き詰まる心配がある。」
という意味のことをおっしゃっていた。

同感です。

具体的な効果を追求する傾向が強い現代の社会。
効率が、何よりも重視される今。

これはナニナニに使える。
これはナントカに効果が期待できる。
ということがないと
研究費も中々出ない。

わたくしの少ない見聞からも
このことは明らかだ。

ある研究者の方は、自分の研究の成果について、その昔
「何に役に立つかは、興味のある人が考えてくれれば、いいんだよ。」
と、言っていた。
その人はアメリカに行って今は大学で教えている。
そして、研究費の調達に苦労しているという。

どこも、同じなのだろうか?

一見すぐには役に立たない物に
思いがけない力が潜んでいることも、あるだろうに。
残念な事だ。

リベラルアーツの重要性が言われてもいるが
実際は、特に独立行政法人となってしまった国立大学
などでは、企業からの研究費が、重要な原資になっている。
だからますます、すぐに役に立つことが最大の優先事項となる。

国立だからこそ、すぐにはおカネに替えられない、
しかし重要な研究にお金を出してほしいと、思う。

こうやって国の文明度が低下し、最終的には
物心ともに貧しい国家と、なるのであろう。


迷亭くんの伯父さまは
「凡て今の世の学問は皆形而下の学でちょっとけっこうなようだが、
 いざとなるとすこしも役にたちませんてな。」
と、仰った。
その後に続く彼の持論には賛否があるかもしれないし
漱石自身がそう思っていたかは、わからない。しかし
明治の代にすでにこの問題を示唆していた漱石は
やはり、偉大な文明批評家だと
思う。

本当の意味における真実
希求する心が人類の幸福に寄与する
と、思うのですけどね。






2019年02月17日

爪喪失

何かと将来について不安の募るこの頃。
結婚したくない若者も、多いらしいし
子供なんか持ったら大変だ、と
思っている人も、多いようだ。

ともかくお金が頼りだから
節約して、できるだけ貯金しよう!
と、考えるらしい。

わかる。

でも、フローラちゃん。

節約生活をするあまり
百円ショップで買った
「スープ春雨」
をお夕食にしていたという。

朝は、生パン。

お昼はカップヌードル。

これを続けていたら、なんと爪がボロボロ
に、なったと、告白した。

思わず手をひったくって観察したら
今は、大丈夫のようだ。

そんなことをしては、いけません!

だから、ゴハンを食べに来なさい!
と、言うのです。




2019年02月15日

善行を積むと

結構金目の物を、拾う。

銀行の現金自動預け払い機(別の言い方はないのだろうか?)
で、ぎっしりと通帳やカードの入ったポーチを
見付けた。

傍の交番に届けたら
「お礼は欲しいですか?」
と、訊かれた。
欲しい!に、決まっているが
そこは気取り屋のカッサンドラ。
「あら、結構ですよ。」
と、口走って、退散。

お礼をもらい損ねてしまった。


代官山の改札を出たら、目の前にお財布が、落ちていた。
布製の、あまり、キレイではないお財布。

中には一万円札が、ぎっしり。
十五、六枚は、あったろうか。

急いでいたので駅員にご注進。
「駅員が見付けたことにしてもいいですか?」
構わないですけど。
お礼をもらい損ねてしまった。

銀行の自動預け払い機コーナー。

通帳と、カード。
行員に、届けた。
「お預かりします。ありがとうございました。」
お礼をもらい損ねた。

お婆さんを、拾ったことも、ある。

自由が丘で、胃痙攣を起こして道端にうずくまっている人
を拾ったこともあった。

お婆さんは暗がりで、駐輪している自転車にぶつかって
地面に横たわっていた。
我が家にお連れしてお薬を付けて差し上げt。
この方は、さる、有名な発明家のご母堂でした。

胃痙攣の人は、ちょうど行くところだった銀行に
お連れして、ロビーで背中を押して差し上げた。行員の
方もお水を持って走って来てくださった。

沢山の善行を行っているのに
あまり、良いことが、自分には起こらない。
ね?

でも、夫の父親の、結構な金額の入っている口座の
通帳と、磁気テープのカードを
現金自動預け払い機の上に置いてきてしまったことが
あった。
しかも、連絡があるまで、気が付かなかったの。

拾った方は、
「お礼は結構です。」
と、仰ったそうな。

良いことが、起こっている
のかもしれないな。