知っている人知らない人のこと

2019年04月15日

永ちゃん?

いいものを見せてもらった
と思ったこと。

電車の中に結構コワそうな
ヲジさん、ヲニィさんたちが数人
キャッキャと、語らっていた。
うっかりそのすぐそばに乗り込んでしまったわたくし。

どうしましょ?

ヲニィさんと言っても、もう、30代、40代の、感じ。

白いジャケット
かた〜〜く盛り上げたピッカピカの髪型。
クロコダイルのベルトに、もちろん、白いパンツ。
小指に銀の指輪
ぎらぎらの時計

そんな感じ。
真ん中に、ひときわ貫録を放っている男性
多分、一味のボスだろう。子分たちを睥睨している。

その近くに、下を向いて立っている女性。
豊満
派手!
豹柄の、パンツ。
ぎりぎりまで布地を節約した、カットソー
先のとんがった、靴。
アクセサリー、じゃらじゃら
そして
ふくれている。
すねて、いる。

ボスはさりげなく彼女を眺め、また
子分たちにエラそうに話しかける。
子分たちも、彼の冗談にさも面白そうに反応している。
ボスはまた、女性を見る。彼女は、知らん顔。
でも、何か言いたげに、拗ねて、いる。

ボスは女性の表情を意識しつつも
気にしてないもんね
と、子分には見せているつもり、らしい。

でも、気にしている。
ご機嫌を伺って、いる。

一体どのようなグループなのだろう?

と、一人が手にしている楽器が入っていると思しき
ケースの表面に
EIKICHI YAZAWA
と、あった。

ふうん・・・

また、ある時近所の自転車屋さんが
「今日は矢沢栄吉のコンサートに行くので
臨時休業します。」
と、張り紙をしていた。

そういうものなのですね?

ヲジさんの楽しみ


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2019年03月15日

渋谷から恵比寿まで

渋谷の駅で
改札を出る前にお友達とおしゃべりしていたら
「恵比寿に行くバスは、どこ?」
と、耳元で叫ばれた。

見ると度の強い眼鏡を掛けて
カートを引っ張った、小さなお婆さん。

恵比寿なら電車で一駅だ。
でも
バス
と言っている。

ここを出て左に行くと
沢山バスが止まっていますから
そこから出るのではないでしょうか?

「沢山は、イラナイの。
 恵比寿

では、と駅員のところにお連れする。

きょとんとした表情の
お婆さん。小さい。

お友達と別れて歩いていると、また
「恵比寿に行くバスは」
と、叫ばれた。同じお婆さん。

後ろでは駅員が
「あっち、あっち!」
と、これまた叫んでいる。でも
出てきてくれない。

仕方がない。

進み出て、駅員に
「あっちですね?」
と、確認する。
「はい。」

仕方がない。

構内を引き連れて、東口のバス乗り場に続く通路に
お連れする。

「大丈夫ですか?ここからまっすぐですよ。」
「大丈夫ですよ。」

お婆さんはカートを引きながら
人ごみの中に消えて行った。

大丈夫だったかしら?

恵比寿なら電車で一駅なのに。

自分の将来、しかもそう遠くない
将来の姿を見る気が、した。

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2019年03月04日

Doppelname

やたらと長いお名前の人が、結構いた。
例えば
マリー・ベートーヴェン=モーツアルト とか
インゲボルク・ショーペンハウエル=ヴィットゲンシュタイン さん
とかですね。女性。

呼びかける時には
「フラウ ベートーフェンモーツアルト!」
「ショーペンハウエルヴィットゲンシュタイン さん!」
などとなるわけだ。

これはドイツにおける
「ドッペルナーメ」
すなわち、ダブルネーム
の制度による。

結婚したら夫の姓と自分の本来の姓の両方を持つという選択をすることが、できる。

いいではないか。

という話になった。
するとある男性が言った。
自分が結婚した時、婚姻届を二人で出しに行き、手続きが済んだと思ったら妻は
「ちょっと、待って。」
と、言って、ドッペルナーメの届けを出した。自分は
腹が立った。

え?
そうなのですか?わたくしは日本人だが、もし日本にその制度があったら
そうしたいな。

するとその場にいた人たちから猛反撃を受けた。
大変な勢いの攻撃をほぼ全員から、受けた。

男性のみならず、女性からも。

ある女性は
「そんな面倒くさい手続きは、自分だったらしない。
 どうでもいいことだし。」

意見の違いは仕方がないが、躍起になって反論されて
たじたじの、わたくし。

無言で涙ぐんでしまった。

そんなに大変なことを言ったのだろうか?

しょんぼりしているわたくしを気の毒に思ったのか
一番に反対した男性が、言った。

「あのね。カッさん。
 愛が、あれば。」


あれから大分時間がたったが、いまだに、わからないの。





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2019年03月01日

なめらか〜〜〜〜

これは偏見である。

もしかしたらわたくしのひがみでもあるかもしれない。

コンプレックスでも、ある。

男尊女卑
男女平等の原則に反すると、言われても仕方が、ない。

ええ。
そうですとも。

あなたは、どうですか?

語学、特に英語があまりにも流暢な男性

これは、軽薄に、見える。

ぺらぺらぺら、と、ネイティブ並みに
悪くなめらかに英語を話す、男性。

どうでもいいような、まあ、四方山話を
素晴らしい発音と、キレの良い良いガイジン風の身振りをまじえて
声高に、華やかに、小気味よく楽しげに
話す男性は
はっきり言って、薄っぺらい感じが、する。

こんがりと気持ちよさそうに日焼けしていて
パンツの裾からはもちろんクルブシがのぞいている。
う〜〜〜む・・・。



流暢でいけない、と、言っているのでは、ない。
流暢でもいいのだが、英語を一生懸命に勉強して
できれば、ガイジン、アメリカジン、になりたい!!
と、思ているように見える。

依って立つ文化的背景が、ないように、見える。

あいでんててー
は、どこに、あるの?

要は、話の内容だと、思うの。

日本語だって、あまりにも、早口で、立て板に水の話し方をする男性は
信用できない気が、する。

何語で話そうと、心から出で来る言葉を吟味しながら
しっかりと、ゆっくりと、無駄なく、しかも手短かに話す人は
男女の別なく、信頼できそうな気がする。



偏見です。
ええ。
そうですとも。





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2019年02月15日

善行を積むと

結構金目の物を、拾う。

銀行の現金自動預け払い機(別の言い方はないのだろうか?)
で、ぎっしりと通帳やカードの入ったポーチを
見付けた。

傍の交番に届けたら
「お礼は欲しいですか?」
と、訊かれた。
欲しい!に、決まっているが
そこは気取り屋のカッサンドラ。
「あら、結構ですよ。」
と、口走って、退散。

お礼をもらい損ねてしまった。


代官山の改札を出たら、目の前にお財布が、落ちていた。
布製の、あまり、キレイではないお財布。

中には一万円札が、ぎっしり。
十五、六枚は、あったろうか。

急いでいたので駅員にご注進。
「駅員が見付けたことにしてもいいですか?」
構わないですけど。
お礼をもらい損ねてしまった。

銀行の自動預け払い機コーナー。

通帳と、カード。
行員に、届けた。
「お預かりします。ありがとうございました。」
お礼をもらい損ねた。

お婆さんを、拾ったことも、ある。

自由が丘で、胃痙攣を起こして道端にうずくまっている人
を拾ったこともあった。

お婆さんは暗がりで、駐輪している自転車にぶつかって
地面に横たわっていた。
我が家にお連れしてお薬を付けて差し上げt。
この方は、さる、有名な発明家のご母堂でした。

胃痙攣の人は、ちょうど行くところだった銀行に
お連れして、ロビーで背中を押して差し上げた。行員の
方もお水を持って走って来てくださった。

沢山の善行を行っているのに
あまり、良いことが、自分には起こらない。
ね?

でも、夫の父親の、結構な金額の入っている口座の
通帳と、磁気テープのカードを
現金自動預け払い機の上に置いてきてしまったことが
あった。
しかも、連絡があるまで、気が付かなかったの。

拾った方は、
「お礼は結構です。」
と、仰ったそうな。

良いことが、起こっている
のかもしれないな。



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2019年01月31日

母と娘

有名人アンテナを、備えているわたくし。

夫は、持っていない。

ほれ、あの人。
あ、誰それだ!
あ〜〜〜、お隣にあの方が!
と、気が付いても、同行している人に知らせるのはなかなか難しい。
そうですよね。
だから、そっと夫の肘をつついたり
こっそりと耳元でささやいたり、するのだが
え?
 なあに??

と、大きな声でヤツは、言う。
黙ってしまうわたくし。
ひょっとしたらわざとですか?

お蔭で彼は、今話題の
喜多嶋舞さんをも見逃してしまったの。

それはもう数年前のことになる。
横断歩道を渡ろうとしたら、賑やかに笑いさざめいている楽しげな
一団がいた。
男女合わせて、五人ぐらいだったと思う。
まあ、大分はしゃいでいた。

ふと見たら、その中に
舞さんがいた。
やはり目立つのね。
おきれいだし。

でもね、なんだか不満げな表情が張り付いたお顔でした。
睨むような目をしてもいる。


あの、内藤洋子さんのお嬢さんにしては少し
お品が・・・、と、思った。

このたびのご子息の暴力騒動。

お祖母様の洋子さんはきっと悲しんでいるのではないかと、思う。

色々なご事情があるのだろうけど。

内藤洋子さん、本当にかわいくておしとやかな感じだったのです。



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2018年06月12日

不幸なヲジさん 其二

デパートの最上階にあるレストラン街は
下の店舗が閉店されても、まだ、営業していた。

エレベーターは、その影響なのか
一部しか動いていない。

最上階に行く人が沢山待っていたので
わたくし達の乗ったエレベーターは、結構混んでいた。
また、乗る前に少し、待たされた。

と、上昇するエレベーターのどこかから聞こえてきた。
「混んでるな。
 なんで三台しか動かさないんだ。」
男性の、声だった。
「あなたが、TBデパートの役員だって、言ってやれば、いいのよ。」
と、これは、女性の声。

昔のお話です。
この紳士は、もう、この世にはいらっしゃらないだろう。

幸せな余生を送られたことを、
祈る。

不幸な、ヲジさん、と
不幸な、ヲバさん、だったな。

selber at 09:02|PermalinkComments(0)

2018年03月30日

不明を恥じています

路地を歩いていたら
おじい様が近づいてきた。

腕の中に何かを抱えている。
すれ違う時によく見たら、それは
犬のぬいぐるみとわかった。

ハゲチョロケ
四肢は突っ張って、いる。
顔の毛も、まだら。
眼は、あるのかないのかわからない。
余り、きれいとは、言えない。

おじい様は、歩きながらそのぬいぐるみになにやかやと
話しかけている。

優しい言葉をかけているようだ。

・・・・・・。

やがておじい様は、側溝の脇にしゃがみ込んで
御用をさせているような気配だ。

!!!!!

ぬいぐるみと思ったそれは
本物のワンちゃんだった!

眼もほとんど見えていない
手足も使えない
そのワンちゃん。

最後まで可愛がられていたのだろうと
思う。


selber at 13:52|PermalinkComments(0)

2018年02月28日

流れる

お手洗いのお話をしたら
思い出した。

全く。我ながらよく思い出す。

下水に問題が出て、工事の人に来てもらった。

原因は判明。
対策も、はっきりしている。

工事に入った。

二人来て、三時間ほど、掛った。

まあ
いい。それは。

「終わりました。
 確認をお願いします。」
と言われて、外の工事現場へ。

深い穴の中を水が流れていく。

これで、大丈夫です。
と、担当者。と、
「トイレ借りていいですか?」
と、別の一人が言った。

はい。どうぞ。
スミマセン、とそのジイさんは我が家に入って行った。

わたくしは外に出ている。

ジイさんは、無人の家に入って、用を足すことになる。

生理現象だから、仕方がない
と言えば、確かにそうだ。

でも、家から三分もかからない場所にコンビニがあり、別の担当者は
トイレはコンビニを使いますので
と、言っていた。

図々しいジイさんだ。
心なしか、時間がかかりすぎるような気が、する。
お手洗い以外の場所をのぞいたりは、していないだろうな!

やがて、穴を覗き込んでいるわたくし達の目の前を
ザァ〜〜〜〜〜〜!
と、お水が流れていった。

それも、キモチが悪い。

そのお手洗いは、それ以来使っていない。
わたくしは。



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2018年02月09日

カオリさん 其二

思い出した。

樋口一葉記念館に行こうと思った。

本当に昔のこと。

その近くと思しきところで
迷子になってしまった、若かりし日のわたくしカッサンドラ。

困った〜〜〜。

似たような、お店が、たくさん並んでいるだけ。
人もあまり通らない。

と、歩いてきた若い女性。

あの〜〜〜
と、話しかけるわたくし
若かりし日のカッサンドラ。

ひぐちいちよう???
と、怪訝そうな顔のその女性。

ばっちりとお化粧をして
ふんだんに露出した、派手なお洋服を着ている。
ゴージャスなヘアスタイル。

真っ赤なマニキュアをした指先を気にしながら、
一生懸命に考えてくれた。

こっちへ行けば、あれがあるから
あっちへ行けばどこそこへ出るから
こうしたら?
ああしたら?
あそこで訊いたら?

本当に親切な人だった。

あとで気が付いたわたくし、若き日のカッサンドラ。

場所は、吉原遊郭跡
だった。
仮に、カオリさんと、しておく。
幸せになっているだろうか?

selber at 10:44|PermalinkComments(0)