俳句的生活

2018年06月29日

よくぞ男に・・・?

「男の人の方が、色々な場面で優位!」と、
常日頃主張している、わたくし。

でも、この次も女の人に、生まれようと、思う。

夏に備えてね。

夫が出勤するたびに、気の毒になる。
夏の間はネクタイを締めなくともよいのではあるが
でも、これでは
拷問だ。

「ワンピースを着れば、いいのに。」
と、心から思う。

夏のワンピース。
締め付けない
ウエストあたりでの生地の重なりが、ない
煙突効果により、涼しい

いいことづくめ。

確かにワンピース姿の女性でも
外出するときは、下にヤヤコシイ物を
着用は、する。
でも、シャツに長ヅボンよりは、はるかに快適だ。

夏は男性もワンピースを着用できるように
法改正をするべきだ。
「働き方改革」法案に
盛り込むべきだ。

ワンピースはちょっと
と言うのなら
お着物。

麻の着流し
でなければ、夏袴を着けて出勤
というのはどうですか?

トーガや、キトン
でも、いいと、思う。
この二つの違いは、よくわからないけど。

猛暑日や よくぞ 女に 生まれけり  果三銅鑼

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2017年07月09日

夏来る

水着に着替えていて、気が付いた。

肩の下あたり、胸の少し横にある
黒いモノ。
ぽっつり。

あれ?
と、思って触って、ちょっと引っ張ったら
痛い!

ギョッとした。
こんなところにほくろは、ない。
少なくとも昨日までは!!

一夜にしてできるホクロは
モノスゴク怖いものだと聞いたことが、ある。
アレだ!
メラノームとかいうもの。

名前からして、おっかない。

半泣きで、もう一度さわってみた。
少し出っ張っている。
恐る恐るこすってみると、やはり、痛い!
間違い、ない・・・。

お母さ〜〜〜ん〜〜〜・・・・
と、心の中で叫ぶ。
そして
パニックになった頭で、必死で
考えた。

やがて
思い出した。
昨夜、ワックスで無駄毛の処理をしたんだっけ。

その時に、飛んでくっついてしまったワックスの
一滴に、黒いT-シャツの繊維くずが
くっついていたのだった。

あ〜〜〜〜良かった!!

えい!
と、剥がした。


おそるべき 君らの乳房 夏来(きた)る

              西東三鬼




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2014年10月09日

はらわたに春

この間のNHK
「プロフェッショナル・仕事の流儀」
の内容はよかった。
ナレーションは相変わらずで、耳を半分閉じていたが。

口から物を食べられなくなったら、もう、いいや
と、思っていた。
「生きていかなくても」
と。
人も動物も口から栄養を摂取して生きている。
その機能が失われたら、
「生きていく能力がない」
ということだろうと思っていた。
そうかも、しれない。
しかし
「その機能が失われた。」
と判定することの難しさをあえて考えることはしなかった。

この番組は
「その機能が失われた」
と判定されかかっている人たちを様々な試みによって
「口から食べる」
ことができるように助けていく管理栄養士の仕事を追ったものだった。

再び口から物を食べて
「おいしい」
という人の幸せそうな顔。

簡単に、中心静脈栄養や胃ろうなどに移行させられている人たちも多いのだろうと思う。
やはり、人間を手伝うのは人間の手、という側面があることを改めて思った。

漱石先生はこの時しみじみと幸せ感じたのだろうと思う。

腸に 春滴るや 粥の味



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2014年09月15日

長イ塀

「長イ塀 ツイ小便ガシタクナリ」
百寮萓犬里作です。

この週末は近所の八幡様のお祭りだった。
もうもう沢山の人出。
いや、お祭りが好きな人って多いのですね。

夜になるとお酒を飲んで練り歩く。
道端に座る。
座るのはよいが、立ちXXはいけません。
犯罪だ。
犯罪だが、ちょっと路地を入ったところにある我が家は毎年この被害に遭っている。
ロケーションがおあつらえ向きなのだろう。


何か対策を講じたい。
考えた。
・煌々と灯りをともす。⇒配線が面倒
・水を撒く⇒流れてしまう

しかしここで泣き寝入りするカッサンドラで、はない。

妙案が浮かんだ。
曰く
「ドライアイスの刑」

塀の根元に沿ってドライアイスをならべる。ずらり。

不埒ものが
「じょわー」
とやらかした途端にもうもうと立ち込める白煙。
びっくりするだろうて。途中で止まるかもしれない。
そして
「自分はもしかしたらヘンな病気にかかっているのではないか!」
という恐怖に襲われる。

夫に話したら笑い転げられた。
そんなことで断念するカッサンドラでは、ない。
来年こそ!

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2011年09月17日

十七日の月明に

十七夜だった13日は遅くまで本を読んでいた。
気がつくと零時少し前。

空を見ると少しだけ細くなった月が出ていた。
煌々と輝いていて、十五夜のときよりも明るいほどだった。

この月と同じものに照らされながら、虚子は子規の死を知らせようと急いだのだと思った。

この月の下で子規は死に、この月光が彼の遺骸の横たわる子規庵に差し込んでいたのだ。

この月はやがてロンドンに行き、子規の死を知らない漱石の上にも留まっていたのだ。

と、思いながら見上げていたが、月は何も教えてくれなかった。



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2011年09月14日

子規逝くや

和歌と俳句の違いを示すために子規が詠んだのは

「ほととぎす鳴くに首上げ硝子戸の外面を見ればよき月夜なり」

「ホトトギスツキガラスドノスミニアリ」
だったらしい。

学校で習いました。
よく思い出しては、合点している。

子規は賑やかなのが好きだったらしい。
漱石の家に居候していたときにはよく大勢人を集めて句会を催し、そのやかましさに漱石も閉口したようだ。その漱石は、寝ている子規の枕の下に
「おい、小遣いをやろうか。」
といってお金を突っ込んだらしい。人の心配をよくしてやる人間にありがちだが、子規は大して感謝の気持ちをあらわさなかったのではないかと想像する。
「うむ。」
なんて言ったぐらいで。
子規は漱石の家に転がり込んで、いい部屋を取ってしまったが漱石はそれでよしとしていた。

どうも子規には人を敬服させる気質があったようだ。
また、小事に拘る事がつまらなく思えてくるような、スケールの大きな人間だったと思う。
そのくせ本人は結構繊細なところがあった。
敬愛され、慕われていたのはもちろんである。

朋友漱石
虚子
璧梧桐
伊藤左千夫
中村不折
などなど。

漱石との往復書簡に
「妾より郎君へ」
というのがあり、わたくしにの
「未解決ファイル」
に入っている。

今日は十七夜。

虚子が見たのと同じ月明を見られるだろう。



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2011年04月06日

風に落つ

突然、吹き零れるように桜が咲き始めた。

どんなに小さな木でも忘れずに咲いている。
一方で、もう散ってしまった花が道に落ちている。一本の木なのに、つぼみも花も、散った花もある。

桜に無常感を誘い出されるのは日本人独特のものなのだろうか?

リルケには
「秋」
という、落ち葉の散っていく光景が宇宙までの拡がりを想起させるさまを表現した詩がある。そして、読んでいると、末尾での急激なズームで我に返るのだが。

桜は狂ったように咲きながら死んでいくようなところがある。
時間を凝縮して、早回しで生と死、宇宙の盛衰を眺めているような気にさせられる。
だから桜を見ているとなんとはない胸騒ぎを感じるのだと思う。

風に落つ楊貴妃櫻房のまま   久女



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2011年02月25日

こひねこや


二階の窓から下を見たらお隣の家との間の土が、へんてこになっていることに気がついた。

掘り返されている。
結構盛大に。
しかも何箇所も。

見に行った。

乾いた土の下から黒い湿った土が出ている。
つまりは、浅い穴が掘られている!
しかも、
そこにはいくつものアヤシイかたまりが。
ころ、ころ。
気のせいか、妙な臭いも、する。

捜査の開始と犯人の特定が同時、という珍しいケースですね。

犯人は泳がせておくことにして、再犯を防止する策を講じる。

やつらは
・柑橘系の香り
・酢
などを苦手とするので、会議の結果
「酢緑茶液」
を使うことに決定した。

おいしくない緑茶を、お酢に漬けておくのです。濾してスプレーノズルの付いた空き瓶に入れると消臭殺菌効果のあるスプレー液として使用できる。
ゴミ箱などに使っています。

ちょうど抽出中のものがあったので、これを使う。
あたりにスプレーするだけでなく濾し殻を土に混ぜ込むのが効果があるのでは、と気がつく。
茶褐色になったスッパイ臭いのするお茶殻を適当な大きさで撒いていく。
ますます怪し気な光景になる。
シャベルで土をならして、おしまい。
立ち籠める強烈なお酢の臭いに満足。

さあ。
来るなら来てごらんなさいませ!

タイトルの句は
「からくれなゐひの紐を引き」
と続く。
松本たかしの句です。

こんな恋猫ならいいのですが。

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2010年12月13日

犬笑う

「山笑う」
は春の季語である。

犬も笑う。

ぴょんきちさんは
「クックック・・・」
と、笑う。

「こちょこちょ」
をすると。

そんなことをして良いのだろうかと思う。だって、子供をくすぐってはいけないと言われるし。
おネショするとか。

違いますか?

ぴょんきちさんは
「こちょこちょ」
を催促する。

あんまり笑いすぎてケイレンでも起こされたら剣呑なので、マッサージをしてあげています。

今日はお誕生日です。

こちょこちょ3





首のツボです!!
凝ってますね。








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2010年04月05日

あるお家に遊びに連れて行ってもらった。
そこのうちの子が
「ねえ。
はなびだんご買ってぇ。」
と、お母さんにねだっていた。

はなびだんご。
花火団子。
これはきっとスゴイお団子なんだろうな。
と、色々と想像しながら楽しみに待っていた。
でも、出てきたのはなんの変哲もないごく普通のお団子だった。

そう、その時まで
「花見団子」
という言葉を聞いたことがなかったのです。
その子は鼻が詰まっていたのだろうか?

「花より団子」
という言葉があるから、お団子とお花見は多分密接な関係があるのだろう。

普通の、みたらしとか、餡子、おしょうゆにノリ、などというお団子と
「花見団子」の仕様は違うのだろうか?
ぜんまいざむらいが持っている極彩色のお団子はどうなっているのだろうか?

ご存知においては語つて御聞かせ候へ。

桜と言えば柳である。
井の頭線の駒場東大前と池の上との間、線路から見える道沿いに柳の木がある。
葉が出る直前、枝が微かに浅緑になる時が一番好きだった。風が吹いてきて柔らかく揺れる様子など、なんともいえない風情がある。
それが見られるのは一年のうちほんの一日か二日。タイミングを外すともう次の年まで待たないといけない。見頃という点においては桜よりもデリケートなのです。
今年は見られないでしまった。

卒然と風湧き出でし柳かな   たかし

この句はもう少し季節が進んだ後の柳の木だろうと思う。
好きな句です。


BlogPaint




え?
頂いていいのですか?


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