Impossible n'est pas francais

2019年03月11日

き き

高校か中学の頃だったと思う。

学校から調査票のようなものを渡された。

保護者に記入してもらい、提出しなさい
という紙切れだった。
今でも、あるのですか?

色々な項目があったが中に
本人の生活態度や性格などについての親の考えを
書く項目が、あった。

忘れも、しない。
「性格」
の箇所に、父は
虚栄心が強い
狭量

と、書いた。

虚栄心が強い。
はい。
「狭量」
という言葉は初めて聞いたが、良くない意味だということは、はっきりと感じた。

第一、響きが良くない。キツ〜〜イ印象だ。
客観的、かつ、決定的な感じがする。
多分心が狭いということなのだろうと、
思った。

白状する。

その通りです。心が狭い、その通り!
いまだにそうです。
ええ、そうですとも。

その時にわたくしは父に抗議した。

もともと結構厳しいところのある、怒るとコワイ父だったので
そんなには言えなかった、と、思う。せいぜいがべそをかいて
「ヒドイ!」
と、訴えるぐらいが関の山だっただろう。

もちろん父は譲らなかった。

母もいたはずだが、どんな様子だったかは覚えていない。

教師とは言え他人に、娘の悪い面を
伝えなければいけないのか・・・。

自分は娘のことをそう、見ている
ということを、当の娘にもそんな形で伝えるのか?

悲しかったな。

その項目に記入するのは
「性格」
であって、
「欠点」
ではなかった。

父はわたくしの欠点のみを記入した。

わたくしは父の
「こうあってほしい」
娘ではなかったのは確かだ。少なくともその時は。
父はわたくしにそれを伝えたかったのだろうか?
この欠点を直しなさい
と、言いたかったのだろうか?

彼とて、楽しくはなかっただろう、と、今では思う。

子供にとって親は
生まれた時から、親だ。
しかし、親は大きくなって初めて親というものになった。

わからないこと
途方に暮れる事
こんなはずではなかった、と思うことは多いだろう。
子供は理想通りには、育ってくれない。

思うに、父も、母も

今のわたくしよりもずっと若い
小僧っ子、娘っ子
だったのだ。

少なくとも、あるいは、必ずしも方法として適当ではなかったとしても、きっと
子供の幸福
を願っていたはずだ。

と、今では思っている。

許す。

selber at 11:27|PermalinkComments(0)

2019年02月27日

その昔わたくしは
お医者さんというのはタダだと、思っていた。

いや、おカネがかかる、か、否か、ということを
そもそも考えていなかった。
コドモの頃。小学生ぐらいまでは。

祖父の頃からかかり付けの、老医師がいて
母に連れて行かれると
「入院だな・・・」
と、脅かされた。
優しいお医者さんだったけれども。そして
窓口でこれも古い看護婦さんにお薬を頂いて
帰った。金銭の授受は、まったく行われなかった。

ね?

だから、学校で気分が悪くなったりすると、勝手に
お医者さんのところに行ったりもしたな。
お医者さんというよりも、親戚の伯父さん、という感じだった。

ある時母が
「薬九層倍」
と、言ったことがある。

意味は解らなかったが、その語呂の良さに、一回で覚えてしまった。

やはりちゃんとおカネは払っていたのだろう。
「薬礼」
という言葉も耳に残っていて、落語の
「小金餅」
に出てきたときは、ちゃんとわかった。

九層倍
は、薬だけではないらしい。

コーヒー
お寿司
なんかは、濡れ手に泡
らしい。いいな。

ならば向こうを張って
おみおつけ屋
でも、始めようかな?

夫に協力は頼めないけど。

selber at 09:31|PermalinkComments(0)

2019年02月20日

何によらずニブイわたくし
カッサンドラ。

その昔、本当に、昔
結婚したばかりの時に、まあ本当に色々とあって
考え込み、怒り、悩む日が続いていた。

痩せましたね。

その頃の写真を見ると、ほっぺたがコケて、いる。

可哀そうに。

そして、職場の年上、男性の同僚に言われた。
カッさんは、可愛がられ過ぎて、痩せちゃったね。

ニブイので、
「ははあ・・・?」
という反応しかできなかったわたくし。
そのままぼんやりとお昼ご飯に出かけて行ったの。

大きくなった今なら、わかる。
あれは、とてつもないセクハラだったのね。

あるいはセクハラと思わない人もあるかもしれない。
でも、今のわたくしだったら、態度に表すかどうかはわからないにせよ
「セクハラ!」
と、思っただろう。

言った人もただの、戯れ、からかい、と、いや
そうとも思わないで、ただ、口にしたのかもしれない。男性の考えていることは
よくわからないが。違いますか?

あの時怒っていたら、どうなっていただろうか?



selber at 09:38|PermalinkComments(0)

2019年02月03日

formidable!

読んでいてどうしても意味が通じない。

フィッツジェラルドの
「Tender is the night」
をたどたどしく読んでいる最中なのです。

ステキ!
の、意味だと思っていた。

C'set formidable!
というセリフでしか知らなかったの。

本来は
「恐ろしい」
というネガティブな意味だったのですね。
知らなかった。



selber at 18:24|PermalinkComments(0)

2019年01月21日

女の子達のあいだで、自分のことを
「僕」
というのが流行っていたことがあった。

昔、そのトーダイセーの前で、なんとなくいつものように
「ボク」
と言ったら、
「カッサンドラちゃんが
『ぼく』
と言うのは、ヒワイだ!」
と、猛然と非難された。

ヒワイ?
卑猥
ですか!?

わたくしはその言葉と
その時の彼の激しい口ぶりに気圧されて
何も言えなかった。

その言葉はもちろん、知っていたが(知らないわけがあろうか!)
口にしたことも、耳にしたことも、なかった。

色々と考えあわせると
「なるほど!」
と、数十年を経て、今更のように思う、ニブイわたくしだ。

そういう激越な言葉を使ってしまう
というのは切ないものなのかも、しれないな。

トーダイセーで
結構ハンサム
惜しかったかもしれない。
でも
それでよかったのかもしれない。


selber at 12:53|PermalinkComments(0)

2019年01月18日

あまり詳しくはお話しできないのだが
その人は
「魔除けに、持っていればいいじゃないか。」
と、言った。
自分の写真をわたくしに見せてくれた時にね。

「いいよ。」
と、わたくし。
イラナイ、の意味ね。

京都だったかのお寺の境内を、ポケットに手を突っ込んで歩いている彼の
全身が写っていた。知らないうちに誰かが撮ってくれたらしい。

別に、いらない。
いつも会っているし。

しかし、彼はまた
「魔除けにさ。」
と、言った。シツコイ。
「いいよ。」
と、わたくし。

彼が、何を言っているのだかさっぱり、わからなかったの。

それからなんだかんだと、お喋りをして
わたくしは当たり前に、帰宅した。

当時のわたくし、カッサンドラちゃんは
「魔除け」
の意味がわからなかったのですよ。
今でもあまりよくは、知らないが。

ね〜〜〜。
悪かった、かもしれない。

その彼は、トーダイセー
だった。
今考えると、結構ハンサムだった。

惜しいことをしたのかも、しれない。


selber at 18:47|PermalinkComments(0)

2017年07月07日

世の中には
「ガウチョパンツ」
というものが、ある。ご存知ですよね。

わたくしはいくつかの理由から
それを着用したことが、ない。

1) あの形はとても着こなせない、と思う。
  ガウチョパンツは結構ボリュームがあり、そして
  丈も長い。わたくしのような、チビが着ると
  ヒョウタンになってしまうのではないかと思う。いや
  同じような体型でステキに着こなしている方もあるので
  これは、なんというか、センスの問題で、あろう。

2)そもそもパンツスタイルは得意ではない。

3)「ガウチョ」
 というのが、罵り言葉である、東南アジアのある地域に住んでいたことがあるので
 この言葉を口にするのが恥ずかしい。

4)お手洗いに行くときはどうするのだろうか?
 という心配。
  裾がお手洗いの床に付くのではありませんか?
 どうなさっていますか?

「ガウチョ」というのはスペイン語かと漠然と思っていた。
西部劇でおニイさんが穿いているゆったりとした
パンツですよね?眼にもとまらぬ速さで、銃を抜き取る
あの人達。

ファッション用語における
キュロット

ガウチョパンツは
どう違うのだろうか?

なぞは深まる。
深まるが、着ない。







selber at 07:37|PermalinkComments(0)

2017年06月28日

父は射撃の名手だったそうだ。
本人曰く。

わたくしがもの心ついてからは
そんな父の雄姿を見ることはなかった。

しかし、それらしいオモチャは、あった。
銃と的のセット。

ある程度の距離をおいて撃つ。
命中すると点数が表示される
というもの。
他にも、命中すると的が進んでいくものも、あった。

ある時遊びに来た叔父が
それを見て張切った。

昔取った杵柄だ!

と、言いながら挑戦していた。
すごく上手だったという記憶は、ない。
ゴメンナサイ。

それを見ていたわたくしは
へぇ〜〜
ヲジちゃんは昔は狐を取っていたんだ!!

と思った。

わたくしのアタマの中には
その叔父が
狐の沢山いるどこかの場所で、奮闘している姿が
浮かんでいた。
「塚」
って知らなかったが、でも、山みたいなものだろうと
思った。


selber at 11:23|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2017年06月26日

フローラちゃんに手伝ってもらいながら
お勝手でお夕食の支度をしていた。

夫はお客様が大好き。
なんだか、張切っている。
うきうきと居間を出て行った。
と、
階段の方から
ニブイ音が聞こえてきた。
なんというか
ゴットン
とでもいうような。続いて
ボットン・・・
地響き

そして
シ〜〜ン
している。

夫だ。

どうしたの?
と、呼びかけても、何の応答も、ない。

念のために行ってみたら
夫が、階段の下に転がっている。
うつぶせになって。

ぐったりとしている。
声をかけても返事がない。

フローラちゃんと二人で抱き起してみても
ぐんなりしている。
完全に意識がない。

これは救急車を呼んだ方がいいだろうか?
フローラちゃんは、夫を後ろから支えながらうなずいている。

ともかくも、声をかけ続けたら、か細い声で
背骨を折った・・・・
と、言った。

背骨は折れていなかった。
意識もすぐに戻った。

意識がなくなったために落ちたのかと心配したが
そうではなさそうだった。
スリッパのせいらしい。

背骨発言は覚えていないそうだ。

打ち身で済んだ。

清子お姉さまは
にくきもの 人そばえする子供
と、言っている。

母のばあやさんだった人が、自分の孫のことを
全く、この子は人そびゃえして・・
と、言っていた。
もしかして、
「枕草子」
の愛読者だったりしてね。


人そばえするヲジさん
は、どうでしょうね?



selber at 08:05|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2017年06月09日

個人は特定できないだろうから
言ってしまう。

きょうだいの一人は高校時代、強度のベXXピ
に悩まされていた。
番茶も出花
の、十代なのに、顔はニキビの花盛り。
非常に気にしていた。
ニキビは、ベXXピのせいだ、と考えたらしい。

そして、ある時にベXXピによく効く
というクスリを買ってもらったようだ。

その薬を一目見た母が、爆笑した。

毒婦丸?
はははは・・・・!

と。

いえ
「毒掃丸」
ですよ。お母さん・・・。


なんとなくわかる気も、するが。

確かに、溜めこんだら、になるかもしれない。
でも、そんな人のことを
「毒婦」
というのはあんまりではないかとも、思う。
少し考えればわかるはずなのに、そこで
笑いに突入してしまうのが、いかにも母らしい。

毒掃丸
まだあるのだろうか?

そして、我が腹筋
昨日は51回でダウン。
でも、横から見ると、お腹が直線になった。
ベXXピではないし。





selber at 18:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)