福島第一原発

2011年03月28日

逃げるな!・其参

逃げてはいけないのは私達とて同じである。

地震、それに続く津波が発生した後しばらくの間テレビはそれに関する報道のみだった。どのチャンネルを回しても同様だった。

いくらか状況が判明し、また、落ち着き始めたと思われる先週あたりから災害に関する報道は日を追って減っていった。

「復興」
の言葉が口にされるようになってきた。
結構なことだとは思う。
長期的に考えなければいけない問題が山積しているとはいえ、また、自宅にいる被災者の方々はある意味で避難所に暮らす人たちよりも不便で不安な毎日を送っているとはいえ。
希望が口にされるのは良いことだ。

そして、福島第一原発。
これに関する報道が少なくなっているのは
「言うことがないからでしょう。」
「危険な状態に変りはないからでしょうな。」
と、夫などは、言う。

そうかもしれない。
何か隠さなければいけない事があるのでしょう?
とも、思う。

昭和天皇の亡くなられる前は、テレビで逐一ご病状を報道していたそうですね?
わたくしは日本にいなかったので知らないのですが。

今の原発事故についても同じ事をするべきだと思う。
別に知りたくもないし、知るのもこわい。知ったからと言って何ができるというものでもない。
しかれども、です。

他の番組を放映してもそれは仕方がないとしても、テロップで常にそれぞれの原子炉の気圧、温度、更に測定された放射線の量、など、最新のデータを流すべきだ。
ニュースの時に枝野くんのお口から聞くだけでは不十分です。

そのためには先ず常に最新の(正しい!)データを報告いただく必要があるのですけどね!

世界中が固唾をのんで注目しているこの危機へのせめてもの誠実な対応だとわたくしは、思う。

わたくし達には、それを知る義務があるのです。
知りたくなくとも。



selber at 14:38|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2011年03月26日

逃げるな!・其二

震災、津波の関する報道は日を追って少なくなっている。
加えて福島第一原発に関しても緊迫した報道だったのが静かな調子に変わってきている。
行なわれている対応手段を淡々と伝えることにしたみたいです。

アヤシイぞ。

連ドラも放映されている。
いいのですか?
日本は今未曾有の危機に瀕しているというのに。

「不安を煽る報道は避けるべきですよ。」
というもっともらしい意見も、ある。
でも今わたくしたちは
「本当は何が起こっているのか。
「これから考えられる危険とはどういうものか。」
を、知らなければいけない。
リアルに。

また、
「放射線の被害なんか、喫煙が原因の疾病で死亡する人に比べたら物の数ではない。」
という意見もある。
正気とは思えない。

全く素人であるわたくしから見ても今回の事故は初期の対応が甘かったとしか思えない。
「溶解」
は、どこで起ころうと
「メルトダウン」
でしょう?
さっさと廃炉にする方向で事を進めなければいけなかったのだ。

アホではないかと思う。

閣僚、政治家、東電、原子力保安院の方々。
よく聞きなさい。
あなた方の今回の行いは、万死に値する。



selber at 13:13|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2011年03月18日

遅すぎますか?

一生分テレビを観たのではないかとも思える一週間だった。

被災されたかたがたのことを思うと何と言ってよいかもわからない。
直接間接に知っている方でまだ所在がつかめない人、自宅で不安な毎日を過ごしている方なども多い。
ショックが収まってからが本当に大変なのだと思う。
もう、祈るしかない。

それにしても原発とはこうも単純な作りだったのですね。
可能な限り沢山の電力を低価格で(そうかしら?)作り出すためにコントロール可能であるかもよくわからない物質を利用する。物凄い高熱を発するから、お水で冷やす、という単純さ!
放射性物質が漏れてきたらおっかないものだから、二重三重に遮蔽し、それがまた、事故が起きるとアクセスも不可能な状況を作る原因となる。

一旦空気中に放射されたら致命的な事態になる物質を利用するという傲慢さ、慎重の上にも慎重でなければいけないのに、希望的観測にしたがって計画立案、実行する愚かさ。
「自分の生きているうちは、大丈夫だろう。」
と、思っていたわけではありませんよね?

その産物を当たり前のように享受し、更なる便利さを求めているわたくしたちが、自らを見つめ考え直す最後のチャンスは、知らないうちに過ぎてしまっていたのかもしれない。





selber at 09:50|PermalinkComments(0)TrackBack(0)