肌のお手入れ

2010年10月27日

草原の輝き

三十歳ぐらいまでは全くお化粧をしなかった。
お肌のお手入れと言えば顔を洗って、ローションと乳液を付けるだけだった。
口紅すら付けなかったので、あんまりだと言われたこともある。
しかし、あるときを境に一変した。

シミ、ができたから。

いや、シミに気づいたから、のほうが正しい。
と言うよりも、シミが消えないことに気がついたから、というのがより正確である。

シミ。

海水浴などに行って日焼けしても、自然に消えていた。
もともとソバカスがあるので、気にも留めなかったのだが、ソバカス同士が合併して大きなソバカス、つまりはシミとなって、いっかな消えない。

慌てましたね。

デパートの化粧品売り場にあるものは、大抵は試したと思う。

シミなんぞはそんなに簡単に消えるわけはないのだから、気長にやればよいものを、ちょっと試しては
「これは、ダメ。」
「あれも、ダメ。」
「ああ、ぜんぜんダメ!」
とさまざまなメーカーを転々として、最終的に落ち着いたのが
「ラ・プレリー」
だった。

何かに憑かれたかのように、高価な方へ高価な方へと夢遊病のように導かれて行った結果であった。お肌の上でプチプチとつぶして使うあれも愛用しましたね。
ともかく、肌の上に乗せるものはすべて
「ラ・プレリー」
と言う時期が続いた。
新製品、と言えば飛びついて試し、一喜一憂したものだった。
なぜ
「ラ・プレリー」
に落ち着いたのか?
それは、それ以上高価なものは財政が許さなかっただけのことである。

お風呂に入った後わたくしがお肌のケアを手順にしたがって行なっているのを見て、きょうだいの一人が
「あなたって、アタマがいいのね。
 こんなに複雑なことを毎日やっているの!」
と感嘆したほどだった。

それで、どうなったか?

飽きてしまった。

今はさっぱりとしたものです。
日本酒のローションと、椿の油。
日焼け止めクリーム、但し、紫外線吸収剤不使用のもの、を塗って、軽くパウダーをはたく時もあればはたかない時もある。
口紅は人前に出る時はつける。

そんなところです。

シミは消えないが、気にしない。
シワもあるが、まあ、いいでしょう。
高価な化粧品をイライラしながら使っていた時よりも、今の方が自分のお肌に不満がない。

「こんなもんだろう。」
と、思う。

気持ちよく年を取れば、お肌もそれなりに満ち足りるのではないかしら?

マーガリン



それは、お肌に塗るよりも舐めるほうがいいですね。






selber at 16:57|PermalinkComments(0)TrackBack(0)