2012年12月07日

週末重賞展望

新ヒロイン誕生か

阪神ジュベナイルFは2歳牝馬の将来性を見極めるうえで、もっとも重要なレース。
阪神競馬場の馬場改造があった06年以降、阪神ジュベナイルFの勝ち馬(ウオッカ、ブエナビスタ、アパパネなど)は、
その後の活躍もめざましく、競馬の人気を支えるヒロインになっていった。今年はどんなヒロインが誕生するのだろう。

2歳戦だけに前走指数の上位馬が圧倒的に有力だが、スローペースで楽勝している馬も多く、
ランク外の馬たちにも要注意のレースだ。

今年はサウンドリアーナ、コレクターアイテム、ローブティサージュ、アユサンなどの前走指数が高い。

阪神外回りのマイル戦だけに、スローペースは必至。
直線の叩き合いになれば、上がりの脚は必須条件。
上がりの脚ではアユサン、コレクターアイテム、レッドセシリア、レッドマニッシュ、トーセンレディなどが上位で、
なかでもアユサン、コレクターアイテムの上がりの脚が高評価に値する。
前走はともにアルテミスSに出走している。コレクターアイテムは中団の後ろから内をついて伸び、
アユサンは後方から外に持ち出して最速の上がりタイムで伸びてきた。
直線、馬体を合わせての叩き合いの末、コレクターアイテムがアユサンを抑えて勝ったが、
2頭の叩き合いに後続馬は全くついていけなかった。完成度で2頭が優っていたのだろう。

現時点での総合力から、コレクターアイテムが最有力候補。
ここまで3戦2勝だが、4着に負けたのは牡馬相手の重賞デイリー杯2歳Sで、牝馬には先着を許してはいない。
3戦ともマイル戦で33秒台の鋭い上がりの脚を見せており、直線のスピードには非凡なものがある。
直線の長い阪神コースは合うだろう。スピード指数も世代牝馬のトップクラス。

中山ダート1200メートルのカペラSは08年から新たに始まった重賞で、
今年は5回目。前走指数の上位馬が毎年連対しているものの、人気薄馬の台頭もあって高配当も出ており、
堅いレースではないもよう。

今年の前走指数の上位馬はスリーボストン、エーシンウェズン、ティアップワイルド、アーリーデイズ、タイセイシュバリエなど。
他にセイクリムズン、シルクフォーチュンの過去指数が高い。

先行力のある中では目下2連勝中のスリーボストン、ティアップワイルドなどが有力。
上がりの脚からはシルクフォーチュン、シセイオウジ、エーシンウェズンなどが上がってくる。



昨年まで9月に行われてきた朝日チャレンジカップは、今年から1800メートルのハンデ戦に衣替えして、この時期に移ってきた。
前走指数はサトノパンサー、シルクアーネスト、リルダヴァル、デルフォイ、サンレイレーザーなどが上位。
阪神外回りコースのレースで、上がりの脚は必須だとすると、サトノパンサー、デルフォイ、トライアンフマーチなどが良さそうに思える。

昨年までは9月の阪神2000m。別定戦。上がりの速い高速レースとして行われていたが、
今年からは12月の阪神1800mとなった。先年までの「鳴尾記念」に取って代わる位置に入ったGIII重賞である。

近年の鳴尾記念といえば、2011年が「3歳―3歳―3歳」馬の決着。
ルーラーシップの勝った2010年も「3歳―3歳―3歳」馬の上位独占だった。
世代交代の流れに乗って、明らかに3歳馬、あるいは4歳馬の快走が目立つレースだったが、
新しい朝日チャレンジCは「ハンデ戦」に変更されてこの位置に入ってきた。

ハンデ戦になるなら、比較的軽いハンデになることの多い3歳馬、あるいはまだ若手に属し上昇中の4歳馬がさらに有利(魅力的)になる可能性が高いが、生まれ変わったはずのこのレース、若い3〜4歳馬は内枠から順に、3歳サンレイレーザー、4歳フレールジャック、4歳サトノパンサー、3歳ヒストリカル。たった4頭しかいない。
鳴尾記念のあった位置だから、レース名こそ変わっても3〜4歳馬はいやでも売れる。

ヒストリカル、フレールジャック、サンレイレーザーあたりは、もちろん有力馬には違いないが、
旧・鳴尾記念の位置が強調されることにより、思われていたよりはるかに人気になりすぎ…、
のきらいがなくもない。

10月28日の「カシオペアS」1800mを1着のあとも引き続き好気配キープの5歳リルダヴァル(父アグネスタキオン)から入る手はどうか。
いつも人気になりながらずっと勝ち切れないスランプ時が約2年近くつづいたが、
今春の1600万条件を独走して勝ちみの遅さを解消すると、前回のカシオペアS1800mは時計、着差以上の完勝
。うまく流れに乗って抜け出しただけではない安定感があった。コースは変わるが斤量は1キロ増だけ。

当時、下した3歳ヒストリカルは2キロ増だから、ハンデ戦になって不利が生じたわけではない。
強力な先行タイプがいないのは最近の中距離重賞のパターンどおり。
前回と同様に好位のインで流れに乗れそうである。全5勝中の3勝を記録する1800mはベスト。

ヒストリカル、フレールジャックの評価は下げるわけにはいかないが、互角の評価をしたいのが人気薄の7歳馬タガノエルシコ(父マヤノトップガン)。デキはずっといい。
距離もコースもベストの阪神1800mで、1キロ減の今回は幸騎手(初騎乗)に手代わりしてきた。
一連のレース内容から、置かれすぎなければそう差はないはずである。

5歳シルクアーネスト(父グラスワンダー)は、2走前のカシオペアSでリルダヴァルから0秒2差の3着。
4着ヒストリカルには先着している。今回は当時より1キロ減。ヒストリカルは2キロ増。
人気の圏外だが、テン乗りの太宰騎手、強気に攻めて乗りたい。

状態の良さが光るネオヴァンドームと、4歳サトノパンサーからも目が離せない。


selvas2 at 17:58コメント(0) 

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