2012年12月14日

第64回朝日杯フューチュリティS(2歳・GI・芝1600m)枠順確定

16日(日)に中山競馬場で行われる第64回朝日杯フューチュリティS(2歳・GI・芝1600m)の枠順が、
14日午前確定しました。

新馬、札幌2歳S、東スポ杯2歳Sとデビューからここまで3戦3勝。
今年の2歳チャンプを狙ってマイル戦に初登場のコディーノ(牡2、美浦・藤沢和雄厩舎)は3枠5番。

京王杯2歳Sを制し、同じく無傷の3連勝で挑むエーシントップ(牡2・栗東・西園正都厩舎)は5枠9番。

10月の東京・いちょうSを制したフラムドグロワール(牡2、美浦・藤沢和雄厩舎)は6枠12番。
武豊騎手のJRA・G1完全制覇が懸るティーハーフ(牡2、栗東・西浦勝一厩舎)は4枠7番にそれぞれ入りました。

発走は15時25分。枠順は以下の通りです。

 ( )内は性齢、騎手・調教師

1-1 ザラストロ(牡2、松岡正海・武藤善則)
1-2 ネオウィズダム(牡2、柴田善臣・矢作芳人)
2-3 ゴットフリート(牡2、C.スミヨン・斎藤誠)
2-4 テイエムイナズマ(牡2、池添謙一・福島信晴)
3-5 コディーノ(牡2、横山典弘・藤沢和雄)
3-6 ラブリーデイ(牡2、C.ルメール・池江泰寿)
4-7 ティーハーフ(牡2、武豊・西浦勝一)
4-8 クラウンレガーロ(牡2、幸英明・日吉正和)
5-9 エーシントップ(牡2、浜中俊・西園正都)
5-10 ワキノブレイブ(牡2、福永祐一・清水久詞)
6-11 アットウィル(牡2、岩田康誠・領家政蔵)
6-12 フラムドグロワール(牡2、C.ウィリアムズ・藤沢和雄)
7-13 ディアセルヴィス(牡2、勝浦正樹・高橋裕)
7-14 ロゴタイプ(牡2、M.デムーロ・田中剛)
8-15 マイネルエテルネル(牡2、柴田大知・西園正都)
8-16 ノウレッジ(牡2、蛯名正義・二ノ宮敬宇)

※出馬表は主催者発表のものと照合してください。

暮れの中山競馬を彩るGI レースとして定着している朝日杯フューチュリティS。出走条件は「牡・牝」となっているが、牝馬には先週行われた阪神ジュベナイルフィリーズという同距離の牝馬限定GI があるだけに、こちらに出走するケースはほとんどない。実質的には、“2歳牡馬のチャンピオン決定戦”という位置付けになっている。近年は3歳クラシックを狙う大物が距離を考慮し、中山・芝1600mのこのレースではなく、阪神・芝2000mのラジオNIKKEI杯2歳Sに向かう傾向が強まっているが、今年は頂上決戦にふさわしいビッグネームが参戦。来年を占ううえでも絶対に見逃せない一戦だ。

重賞2勝を含む3戦全勝。現時点で世代トップの実績を誇るコディーノ(牡2・藤沢和雄)が、この朝日杯フューチュリティSで初のGI タイトル奪取に挑む。メイクデビュー札幌(芝1800m)をスタートで出遅れながらも鮮やかに差し切ると、同じ舞台の札幌2歳Sで重賞初制覇。2か月半の休養明けとなった前走の東京スポーツ杯2歳Sも1分46秒0の2歳JRAレコードで圧勝した。その後に短期放牧へ出されたが、5日の1週前追い切りは美浦南Wコースで素晴らしい動きを披露。順調に出走態勢を整えてきている。無敗のまま2歳王者に君臨することができるか、注目が集まる。

もう1頭、関西からも3戦全勝の大物がエントリー。エーシントップ(牡2・西園正都)は、メイクデビュー阪神とオープン特別の中京2歳S(ともに芝1400m)を、いずれも逃げ切りで連勝。その後にひと息入れて、約3か月半ぶりの実戦となった前走の京王杯2歳Sでは、2番手から抜け出して重賞初制覇を飾った。父がTale of the Cat、母の父がUnbridled’s Songという北米ダート血統の外国産馬らしく、豊かなスピードが最大の持ち味。今回は初の1600mに対応できるかどうかがポイントになるが、能力の底をまったく見せていないだけに、不安よりも楽しみのほうが断然大きい。

コディーノと同厩舎のフラムドグロワール(牡2・藤沢和雄)も、3戦2勝、2着1回というほぼ完璧な戦績でGI の舞台に駒を進めてきた。6月のメイクデビュー東京(芝1400m)を優勝後、夏場は休養。約3か月半ぶりの実戦だった前々走のオープン特別・芙蓉S(中山・芝1600m)はスタートで出遅れて2着に惜敗したが、前走のオープン特別・いちょうS(東京・芝1800m)では、2番手追走から直線での競り合いを制して2勝目を飾った。中7週と少しレース間隔があいているが、11月中旬から急ピッチに乗り込まれ、ひと追いごとに動きは良化。初重賞挑戦でも、好勝負に持ち込めるだろう。

ラブリーデイ(牡2・池江泰寿)は、メイクデビュー小倉→オープン特別の野路菊S(阪神)と、芝1800mの距離でデビュー2連勝。3戦目となった前走の京王杯2歳Sで2着と初黒星を喫したものの、過去2戦から一気の距離短縮(400m)にもスムーズに対応できた点は大きな収穫。敗れたとはいえ、非凡な競走センスを証明した走りだったと高く評価するべきだろう。前走後は短期放牧に出されたが、6日には栗東CWコースで長めからハードな1週前追い切りを敢行。大一番に向けて、着々と臨戦態勢を整えてきている。

クラウンレガーロ(牡2・日吉正和)は、8月末のメイクデビュー小倉(芝1200m)で1番人気に応えて初陣を飾ると、連闘で臨んだ小倉2歳Sでも6番人気の低評価を覆して2着に好走。一気に400m距離が延びた前走のデイリー杯2歳Sでも、先行策から2着を確保した。まだ1勝馬とはいえ、連対率100%、重賞で2着2回は胸を張れる戦績と言えよう。今回は約2か月半ぶりの実戦になるが、前走後も放牧には出されずに自厩舎で調整され、順調な仕上がりを見せている。世代トップクラスが相手となるここでも、上位争いは十分に可能だろう。

そのクラウンレガーロを抑えて、デイリー杯2歳Sを制したのがテイエムイナズマ(牡2・福島信晴)だ。初陣のメイクデビュー小倉(芝1800m)は5着に敗れたが、続く未勝利(阪神・芝1600m)をスタートで出遅れながらも鮮やかに差し切って初勝利。3戦目のデイリー杯2歳Sもスタートで後手を踏んだものの、3コーナーの手前で一気に先頭へ躍り出ると、そのままゴールまで押し切って重賞初Vを飾った。前走の京王杯2歳Sでは1番人気の支持に応えることができず9着に敗退したが、2戦2勝の芝1600mに戻る今回は、その実力を見直す必要があるだろう。

ザラストロ(牡2・武藤善則)は、新潟2歳Sの優勝馬。スタートで出遅れて道中は18頭立ての15番手と後方に置かれたが、最後の直線で素晴らしい末脚を繰り出して差し切った。勝ちタイムの1分33秒5は、堂々の2歳コースレコード。世代屈指の瞬発力を持っているのは間違いない。前走の東京スポーツ杯2歳Sでは12着と思わぬ大敗を喫しているが、約2か月半の休養明けでこの馬本来の状態にはなかった印象。叩き2戦目で大幅な上積みが見込める今回、巻き返す余地は十分に残されている。

ノウレッジ(牡2・二ノ宮敬宇)は、前々走の新潟2歳Sで優勝馬ザラストロとアタマ差の2着。ダート1200mのメイクデビュー新潟(1着)からの臨戦で、10番人気と前評判は高くなかったが、中団追走から直線で鋭い伸び脚を見せて、接戦に持ち込んだ。5着に敗れた前走の京王杯2歳Sでも、スタートで出遅れながらメンバー中最速タイの上がり3ハロンタイム(33秒4、推定)をマークし、1着馬エーシントップから0秒4差まで追い上げた。スタートを決めて、スムーズな競馬ができれば、GI の大舞台でも上位に食い込むチャンスは十分あるだろう。

マイネルエテルネル(牡2・西園正都)は、メイクデビュー小倉→小倉2歳Sと、芝1200mの距離でデビュー2連勝。一気に距離が400m延びた3戦目のデイリー杯2歳Sでも、好位で折り合って最後はしっかりと末脚を伸ばし、1着馬テイエムイナズマから0秒2差の3着を確保した。前走の京王杯2歳Sでは2番人気に推されたものの8着に敗れたが、初めての左回りコースに戸惑ったのか、ややスムーズさを欠く走りだったうえに、逃げて後続の目標になった形。良績ある右回りコースに戻る今回、軽視は禁物だろう。

ディアセルヴィス(牡2・高橋裕)は、メイクデビュー函館(芝1000m)を2馬身差で快勝したあと、函館2歳S16着、オープン特別のすずらん賞(札幌・芝1200m)14着と、大敗が続いた。しかし、2か月半の休養を挟んで出走した前走のオープン特別・福島2歳S(福島・芝1200m)で走りが一変。後方待機から強烈な末脚を繰り出し、直線一気の追い込みVを飾った。全4戦が芝1200m以下の距離で、1600mへの距離延長に対応できるかどうかはまったくの未知数だが、前走のようにうまく脚を溜めることができれば、大駆けがあるかもしれない。

収得賞金900万円で抽選対象となっている馬の中にも、好素材が揃っている。ゴットフリート(牡2・斎藤誠)は、メイクデビュー中山(芝1800m)→500万下のきんもくせい特別(新潟・芝1600m)と無傷の2連勝でGI に挑戦してきた。初戦は3番手から抜け出して後続の追撃を完封、2戦目は中団待機から直線で追い比べに持ち込み、ゴール前で差し切りVと、自在性がある馬。2戦ともメンバー中最速の上がり3ハロンタイム(推定)をマークしており、能力の高さは疑いようがない。初の重賞挑戦でも、未知の魅力に溢れている。

ロゴタイプ(牡2・田中剛)は、今夏の北海道シリーズで4戦を消化。メイクデビュー函館(芝1200m)を優勝後、函館2歳S4着、オープン特別のクローバー賞(札幌・芝1500m)3着、札幌2歳S4着と善戦を続けた。放牧を挟んで臨んだ前走の500万下・ベゴニア賞(東京・芝1600m)を、1分33秒6の2歳コースレコードで快勝。休養の効果でひと回りパワーアップを遂げた印象だ。豊富なキャリアを武器にGI 戴冠を狙う。

selvas2 at 10:48コメント(0) 

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