2015年05月02日

青葉賞 結果

川田騎乗のレーヴミストラルが青葉賞V! 3連勝でダービー切符を手にした

 競馬の祭典・日本ダービーへの出走権をかけたトライアルレース、第22回GII青葉賞が2日、本番と同じ東京競馬場2400メートル芝を舞台に行われ、川田将雅騎乗の1番人気レーヴミストラル(牡3=栗東・松田博厩舎、父キングカメハメハ)が優勝。中団後ろから直線の差し比べを制し、皐月賞馬ドゥラメンテらが待つダービーへと名乗りを挙げた。良馬場の勝ちタイムは2分26秒09。

 勝ったレーヴミストラルは今回の勝利でJRA通算5戦3勝、重賞は初勝利。この青葉賞は半兄のアプレザンレーヴ(09年)に続く兄弟制覇となった。また、騎乗した川田は08年アドマイヤコマンド以来の青葉賞2勝目、同馬を管理する松田博資調教師は00年カーネギーダイアン以来の同レース2勝目となった。

 半馬身差の2着は蛯名正義騎乗の4番人気タンタアレグリア(牡3=美浦・国枝厩舎)が入り、この上位2頭がダービーへの優先出走権を獲得。2着から半馬身差の3着には、田辺裕信騎乗の5番人気ヴェラヴァルスター(牡3=美浦・木村厩舎)が入った。

「本当に長くいい脚を使ってくれる」

 ゴール前3頭の叩き合い。インから盛り返すタンタアレグリア、ヴェラヴァルスターの関東馬2頭を、外から関西の刺客・レーヴミストラルがねじ伏せた。これで3連勝。ダービーが楽しみになる馬がまた1頭、登場した。

「競馬では初めて騎乗させていただいたんですが、本当に長くいい脚を使ってくれます。体的にももっと良くなるでしょうし、これからどんどん良くなっていくでしょうね」

 テン乗りで重賞制覇に導いた川田もレーヴミストラルの素質に太鼓判。特にジョッキーを感心させたのは、コメントにもあった通り、その息の長い末脚だ。「早く抜け出すとフワッとするところがあるので、(他の馬を)待ちながら追い出しました」と振り返ったように、気性的にもまだまだ幼さが残るのだが、かえってそれが大きな将来性を期待させる。

 その将来性をさらに裏付けているのが血統背景だ。まず、父キングカメハメハの産駒は今年、桜花賞レッツゴードンキ、皐月賞ドゥラメンテと、ここ数年クラシックを席巻しているディープインパクト産駒を上回る活躍ぶり。そのキンカメ産駒からまた1頭新星が飛び出した。

 そして、母はレーヴドスカーだ。血統に熱心なファンならすぐにお分かりかと思うが、先述したアプレザンレーヴのほか、10年GI阪神ジュベナイルフィリーズを制し最優秀2歳牝馬に輝いたレーヴディソールをはじめ、07年GI阪神JF2着レーヴダムール、10年GIIIきさらぎ賞2着レーヴドリアンなど活躍場を数多く輩出。特にレーヴディソール、レーヴドリアンなどは松田博厩舎育ちであり、厩舎にもゆかりが深い牝系なのである。
厩舎ゆかりの血統で最後のダービー
 それだけに松田博調教師の喜びもひとしお。「まあ、もうちょい丈夫になればなぁ」と注文を付けつつも、その表情はホクホク顔だった。そして、名伯楽を喜ばせたことがもう1つある。川田が言う。

「松田先生の最後のダービーに運ぶことができて、すごくホッとしています」

 来年2月いっぱいで定年を迎える松田博調教師にとって、今年が最後のダービーとなる。いくら東西を代表する名調教師といえども、18頭しか枠が用意されていないダービーに毎年出走させることは容易なことではない。だが、この勝利で最後のダービー晴れ舞台に立つことが叶ったのだ。

「まあ、ここに間に合っただけでもこの馬はたいしたもんだよ」

 そう多くは語らなかったトレーナーだが、その心中には燃えるものがあるだろう。まだ手にしていないホースマンすべての憧れであるダービーのタイトルを、ラストチャンスで、そして厩舎ゆかりの血統で――となれば、これほどドラマチックなことはない。そのためにも、レーヴミストラルには4週後のレース本番である5月31日までに、皐月賞組を飲み込んでしまうくらいの成長を期待したい。

selvas2 at 21:25コメント(0) 

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