2015年05月07日

日曜 新潟大賞典

新潟・芝の外回りコースの直線の長さは658.7m。東京・芝コースの525.9mを上回り国内最長距離を誇る。この外回りコースを使用して行われる新潟大賞典は、春の新潟開催の名物レースとしてファンの注目を浴びている。今年も、絶好のコンディションで開幕した新潟の芝を舞台に、今後の芝・中距離路線で頂点を目指す馬たちが集結。春の新潟競馬場で輝きを放ち、飛躍を遂げるのはどの馬か? 最後の直線では、白熱した追い比べが期待できそうだ。

デウスウルト(せん7・平田修)は、昨年10月に1600万下の大原S(京都・芝2000m)を優勝し、待望のオープンクラス入りを果たした。重賞初挑戦となった続くチャレンジCでも、勝ち馬のトーセンスターダムからクビ差の2着(同着)に好走。さらに、3走前の中山金杯で3着、前々走の中日新聞杯でも2着と、重賞のタイトル獲得は目前まで迫っている。豪華メンバーがそろった前走の産経大阪杯は6着に敗れたが、先着を許した5頭のうち4頭はGI ホース(1着馬ラキシス、2着馬キズナ、4着馬スピルバーグ、5着馬ロゴタイプ)で、着順ほどレース内容は悪くなかった。今回のレースで重賞初制覇を飾り、さらなる飛躍を遂げたいところだ。

パッションダンス(牡7・友道康夫)は、一昨年の新潟大賞典の優勝馬。そのレースでは、好位を絶好の手応えで追走し、直線では早めに抜け出して、アドマイヤタイシ(2着)の追い上げをハナ差退け重賞初制覇を達成した。次走の鳴尾記念(6着)後に、脚部不安により約1年半に及ぶ長期休養を余儀なくされたが、昨年12月にカムバック。復帰初戦の金鯱賞こそ14着に大敗したが、続く中山金杯では4着に入り、復調をアピールした。前走の中日新聞杯でも2番手追走から粘って4着に善戦しているように、復帰後は脚元の不安もなく、順調にローテーションを消化している。今回、重賞初制覇を果たした思い出の地で、2年ぶりの勝利の美酒を味わいたいところだろう。

ヒットザターゲット(牡7・加藤敬二)は、これまで重賞3勝(2012年新潟大賞典、2013年小倉大賞典・京都大賞典)を挙げており、今回のメンバーの中でも実績は上位の存在だ。2014年の天皇賞(秋)では、最後の直線で猛追し、勝ち馬のスピルバーグから0秒2差の5着に好走している。2015年の2戦は、前々走の小倉大賞典12着→前走の中日新聞杯9着とひと息の成績だが、末脚の生きる展開になれば大きく浮上してきそうだ。今回、3年ぶりの新潟大賞典制覇に挑む。

ダコール(牡7・中竹和也)は、昨秋のオープン特別・アンドロメダS(京都・芝2000m)を1分58秒2の好時計で優勝し、2012年8月の1600万下・釜山S(小倉・芝2000m)以来、約2年3か月ぶりの勝利を挙げた。その後も安定感十分のレースを続け、前走のオープン特別・福島民報杯(福島・芝2000m)では、58キロの別定重量を背負いながらも、メンバー中最速の上がり3ハロン35秒0(推定)をマークして2着に好走。勝ち馬のマイネルフロストが57キロ、3着馬のマイネルディーンが56キロの斤量だったことを考えれば、内容の濃いレースと言えるだろう。今回、念願の重賞タイトル獲得の大きなチャンスを迎えた。

ダノンジェラート(牡6・萩原清)は、ここまで15戦して〔5・5・3・2〕と安定した成績を残している。1番人気の支持を受けた前走の中日新聞杯は、身上とする豪快な末脚が見られず7着に敗れたが、勝ち馬のディサイファとのタイム差は0秒8。3歳秋に出走した2012年の菊花賞(7着)以来の重賞挑戦であったことを考慮すれば、悲観する内容ではない。前走後は本レースに向けて調整を続けており、調教では引き続き軽快なフットワークを見せている。新潟・芝コースは勝ち鞍こそないものの、昨年9月の1600万下・長岡S(芝1600m)で3着に入った実績がある。直線の長いコースは本馬にとってぴったりと言えるだけに、ここは巻き返しが期待される。

ラングレー(牡4・矢作芳人)は、今年の皐月賞2着馬リアルスティールの全兄。ここまで11戦とレースキャリアは浅いが、4勝を記録しており、潜在能力の高さは折り紙付きだ。1番人気の支持を受けた前走の小倉大賞典は、渋った馬場(重)が合わず7着に敗れたが、この一戦だけで評価を下げるのは早計だろう。絶好のコンディションで開幕した新潟・芝コースで能力を全開することができれば、弟に続く重賞ウイナーとなることも難しくはないはずだ。

マテンロウボス(牡4・昆貢)は、昨年11月から今年の1月にかけて、500万下(東京・芝2400m)→1000万下の名古屋日刊スポーツ杯(中京・芝2200m)→1600万下の寿S(京都・芝2000m)と3連勝をマーク。前走のオープン特別・大阪−ハンブルクC(阪神・芝2400m)は4着に敗れたが、勝ち馬とは0秒4差。約3か月の休養明けだったことを考慮すれば、及第点と言える内容だった。実戦を1度使われて体調面の上積みが見込める今回、身上としている持続力のある末脚を発揮できれば、重賞のタイトルを手中に収めることも可能だろう。

アルフレード(牡6・手塚貴久)は、2011年の朝日杯フューチュリティSの優勝馬。また、2012年のNHKマイルCで2着に入るなど、マイラーとしての能力は非常に高いものを持っている。これまで再三の休養期間があり、しばらく勝利の美酒を味わっていないが、前走の東京新聞杯では勝ち馬のヴァンセンヌとクビ差の2着に好走し、復調気配をうかがわせた。今回は約3か月ぶりの実戦になるが、4月29日に美浦南Wコースで行われた1週前追い切りでは、6ハロン81秒台、5ハロン66秒台を軽快なフットワークでマークしており、出走態勢は整ってきている。芝2000mの距離に対応できれば、前走に続いての上位進出も可能だろう。

ハギノハイブリッド(牡4・松田国英)は、昨年の京都新聞杯を優勝して以降、勝ち星を挙げられていないが、前走のオープン特別・大阪−ハンブルクCでは3着に好走。上昇ムードがうかがえるだけに、今回、2度目の重賞制覇を果たしても不思議ではない。新潟・芝コースは初参戦となるが、持続力のある末脚が持ち味なだけに、直線の長いコースは合いそうだ。

この他にも、重賞3勝の実績を誇るナカヤマナイト(牡7・二ノ宮敬宇)、昨年の新潟大賞典優勝馬で連覇を狙うユールシンギング(牡5・勢司和浩)、昨年の新潟記念2着馬クランモンタナ(牡6・音無秀孝)などがスタンバイ。熱い戦いから目が離せない。

selvas2 at 09:00コメント(0) 

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