2015年05月11日

日曜 ヴィクトリアマイル

今年で10回目を迎えるヴィクトリアマイルは、上半期における4歳以上牝馬の頂上決戦。
歴史はまだ浅いが、過去の優勝馬には、ウオッカ(2009年)、ブエナビスタ(2010年)、アパパネ(2011年)など、名牝の名前がずらりと並んでいる。
近年は、世界的に牝馬の活躍が目立っており、今年の日本の競馬シーンでも、ヌーヴォレコルトが牡馬のGI ホースを相手に中山記念を勝利。
また、ラキシスが産経大阪杯でダービー馬のキズナ(2着)を退けて優勝と、牝馬が好結果を残している。
今年のヴィクトリアマイルも、好メンバーが集結して手に汗握る熱戦が繰り広げられそうだ。
緑も鮮やかな東京競馬場で輝きを放つのはどの馬か? 華麗なる競演に注目したい。

ヌーヴォレコルト(牝4・斎藤誠)は、昨年の3歳牝馬三冠レース全てに出走。桜花賞3着、オークス優勝、秋華賞2着の成績を残し、さらに、古馬相手のエリザベス女王杯でも2着に好走した。コースや距離を問わず常に上位争いに加わった能力は、現役牝馬の中でもトップクラスと言える。今年初戦となった前走の中山記念では、牡馬のクラシックホース2頭(ロゴタイプ・2着、イスラボニータ・5着)を相手に優勝。3度目の重賞制覇を成し遂げ、好発進を決めた。前走後は放牧に出されリフレッシュ。帰厩後はこのヴィクトリアマイルを目標に調整が進められている。今回、GI タイトルを増やす絶好のチャンスを迎えた。

ディアデラマドレ(牝5・角居勝彦)は、4歳時の昨年に、マーメイドS、府中牝馬S、愛知杯と、鋭い末脚を武器に重賞3勝を挙げた。今年初戦となった前走の読売マイラーズCは7着に敗れたが、上がり3ハロンのタイムは31秒9(推定)と、究極とも言える数字を記録。約4か月の休養明けに加えて牡馬の強豪が相手で、さらに、スローペースになり末脚勝負を身上とする本馬に展開が向かなかったことも考慮すれば、本番につながる内容は残せたと考えていいだろう。牝馬限定レースに替わる今回は大きく浮上してくるはずで、初のGI タイトル奪取に挑む。

ショウナンパンドラ(牝4・高野友和)は、昨年の秋華賞優勝馬。昨春は馬体の線の細さが解消せず軌道に乗れなかったが、夏の新潟遠征を機に本格化を遂げ、500万下の糸魚川特別を優勝した後、秋華賞トライアル・紫苑S(ともに新潟・芝2000m)2着で優先出走権を獲得。続く秋華賞を見事に制してGI ホースの仲間入りを果たした。今年初戦となった前走の産経大阪杯は9着に敗れたが、約4か月半ぶりのレースに加えて、かなりパワーを要する馬場コンディション(不良)だっただけに、大きく評価を落とす必要はないだろう。休養明けを1度使われて状態面の上積みが見込める今回、大きな変わり身を見せて優勝する可能性は十分にあるはずだ。

カフェブリリアント(牝5・堀宣行)は、3走前の1000万下・中京日経賞(中京・芝1600m)→前々走の1600万下・節分S(東京・芝1600m)を連勝して臨んだ前走の阪神牝馬Sも制し、重賞初挑戦・初制覇を成し遂げた。休養を挟みながらレースを使われてきたため出世までに少し時間を要したが、ここにきて一戦ごとにパワーアップ。新興勢力の代表的な存在としてGI の舞台に登場する。今回は相手がさらに強化され試金石の一戦となるが、まだ能力の底を見せていない点は魅力。V4でのGI 制覇も決して夢ではない。

バウンスシャッセ(牝4・藤沢和雄)は、今年初戦となった前走の中山牝馬Sを優勝。昨年3月のフラワーC以来となる2度目の重賞制覇を達成した。全4勝中3勝を中山の芝1800〜2000mで挙げているが、昨年のオークスでは、ヌーヴォレコルト(1着)やハープスター(2着)と接戦を演じ、0秒1差の3着に好走している。広くて直線の長い東京・芝コースにも対応可能と言える。今回は、前走から約2か月とレース間隔を十分に取って調整が進められており、調教で見せる動きも抜群。絶好の仕上がりで出走できそうだ。

ストレイトガール(牝6・藤原英昭)は、昨年のヴィクトリアマイルで3着。最後の直線でなかなか進路が見つからず若干脚を余した感もあったが、勝ち馬のヴィルシーナから0秒1差まで追い上げた。これまでの全8勝を芝1200mで記録しているスプリンタータイプだが、芝1600mのGI でも通用することを示した一戦と言えるだろう。前走の高松宮記念は13着と大敗を喫したが、雨の影響でパワーを要するコンディションになっていた馬場(稍重)が合わなかったのかもしれない。今回、良馬場での出走がかなえば、戴冠の可能性は十分にありそうだ。

スマートレイアー(牝5・大久保龍志)は、昨年のヴィクトリアマイルで1番人気の支持を集めた馬。結果は、最後の直線で狭くなるシーンがあって8着に敗れたが、勝ち馬のヴィルシーナとのタイム差は0秒4と、大きくは負けていない。GI のタイトルに手の届く能力があることは間違いなく、今回は昨年の雪辱を果たしたいところだろう。前走の阪神牝馬Sは4着に敗れたが、上位3頭よりも1キロ重い55キロの別定重量を負担しながらも、上がり3ハロン34秒5(推定)の末脚を発揮。本番につながる内容を残しているだけに、レースを1度使われた上積みが見込める今回は、本領発揮が期待される。

ケイアイエレガント(牝6・尾形充弘)は、出走を予定していた中山牝馬Sを回避したものの、4月中旬には調教が再開されており、本レースへ向けての調整は順調に進んできているようだ。昨年は、福島牝馬Sで重賞初制覇を飾ると、続くヴィクトリアマイルでも勝ち馬から0秒3差の6着に健闘。6歳となった今年も、前走の京都牝馬Sを逃げ切って重賞2勝目をマークした。今回、マイペースの展開に持ち込むことができれば、大仕事を成し遂げても不思議ではない。

スイートサルサ(牝5・菊川正達)は、前走の福島牝馬Sを優勝。待望の重賞初制覇を達成し、上昇気流に乗ってGI のステージに登場する。前走は、いつもより前めのポジションでうまく流れに乗り、直線では切れ味鋭い末脚を発揮して差し切り勝ちを収めた。今回は、本馬が〔2・1・1・1〕と得意にしている東京・芝1600mが舞台。勢いに乗って頂点に立つ可能性は十分にあるだろう。

メイショウマンボ(牝5・飯田祐史)は、2013年に、オークス、秋華賞、エリザベス女王杯を優勝し、同年のJRA賞最優秀3歳牝馬を受賞。今回のメンバーの中でも、実績では最上位と言える馬だ。昨年のヴィクトリアマイル2着以降は二桁着順の大敗が続いているが、侮ることはできない。

その他にも、前走の阪神牝馬Sで2着に好走したベルルミエール(牝4・高橋亮)、昨年に、オーストラリアの国際G1・オールエイジドS(ロイヤルランドウィック・芝1400m)を制したハナズゴール(牝6・加藤和宏)など、伏兵陣も虎視眈々と上位進出を狙っている。

selvas2 at 09:00コメント(0) 

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