2015年05月15日

週末重賞展望

牝馬のGIヴィクトリアマイルは今年で10回目。
これまでウオッカ、ブエナビスタ、アパパネなど、時代を彩る名牝が活躍してきた舞台だ。
牝馬のレースで、前哨戦などにスローペースが多いせいか、GIとはいえ、必ずしも指数上位馬が圧倒する状況ではない。

 今年の前走指数上位は、ケイアイエレガント、カフェブリリアント、ベルルミエール、スマートレイア−、バウンスシャッセなど。他に、過去の指数や平均指数で、ヌーヴォレコルト、ショウナンパンドラ、スイートサルサ、ディアデラマドレ、レッドリヴェールなどが上がってくる。

 GIを3勝しているメイショウマンボ、昨年のオークス馬ヌーヴォレコルト、秋華賞馬ショウナンパンドラ、阪神ジュベナイルフィリーズの勝ち馬レッドリヴェール、オーストラリアのGIを勝ったハナズゴールなどのGI勝ち馬に加え、スプリンターズS2着のストレイトガール、秋華賞3着タガノエトワール、エリザベス女王杯3着のディアデラマドレ、オークス3着バウンスシャッセなどもGI戦で好走した実績が光る馬たちだ。

 牝馬のGI戦だけに、若さの勢いが優るようで、勝ち馬だけでなく、2着馬についても4、5歳馬が独占している。6歳馬は3着が2回あるだけだ。

 東京のマイル戦は長く使える差し脚が求められる。差し脚の上位はディアデラマドレ、カフェブリリアント、ウエスタンメルシー、スイートサルサ、メイショウマンボ、スマートレイアーなどだ。
なかでも差し脚が鋭いのは5歳馬ディアデラマドレだ。前走のマイラーズCは出遅れて最後方からのレースだったが、直線大外一気に駆け上がり、31秒9という京都芝コースの上がり最速タイムを記録。スローペースで、前を行く馬たちも32秒台の上がりタイムを示しており、31秒台の上がりタイムでも結果は7着だったとはいえ、上がり指数は+21。重馬場だった2走前の愛知杯の上がり指数も+23を示しており、良馬場でも、重馬場でも、鋭く確実な上がりの脚が魅力の馬だ。

 オークスを勝ち、秋華賞2着、エリザベス女王杯も2着、前走の中山記念では牡馬の一線級を相手に勝利した4歳馬ヌーヴォレコルトが圧倒的な人気を集めると思うが、ヌーヴォレコルトにとってマイルがベストとは思えない。
牝馬相手ならそれでも圧勝する力はあるかもしれないが、上がりの脚の鋭さで抜けた存在でもない。
東京コース向きの鋭い上がりの脚はディアデラマドレのほうが断然上位のはずで、ディアデラマドレに優る馬はいないだろう。GI戦線ではエリザベス女王杯3着が最高順位でまだ勝利はないが、東京は昨秋、GIIの府中牝馬Sを制したコースでもあり、自慢の差し脚を生かすうえで最もふさわしい舞台になるだろう。


 京王杯スプリングCは波乱の多いレースだ。1番人気馬は過去10年で1勝、3着1回と苦戦が続いている。
指数上は平均指数上位馬の連対率が高いものの、ランク外の馬が5勝をあげており、一筋縄ではいかないレースに見える。

 今年の指数上位馬は、ダンスディレクター、サトノルパン、クラリティシチー、プリンセスメモリー、ダンスアミーガ、ダイワマッジョーレ、サクラゴスペル、アフォードなどだ。

 注目は、休み明けだが、目下4連勝中の6歳馬ヴァンセンヌだろう。
指数上はランク外の馬だが、前走、GIIIの東京新聞杯を早め先頭でギリギリ押し切って勝っており、
GIIの京王杯スプリングCでも力は足りるはず。1400メートルは初距離だが、差し脚を生かしたいタイプだけに、ペースが速くなる分、距離短縮は好材料に思える。ただ、人気を集めるようなら、あえて他の馬からの組み立てもありそうだ。

 軸馬候補なら、4歳馬のサトノルパン、クラリティシチー、6歳馬ブレイズアトレイルなどのしぶとい差し脚が有力だろう。1400メートルの瞬発力が鋭いダンスディレクターにもチャンスがある。

selvas2 at 17:04コメント(0) 

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