2015年05月20日

土曜 平安ステークス

今年で22回目を迎える平安Sは、2013年に開催時期が1月から5月に、距離がダート1800mからダート1900mにそれぞれ変更された。
収得賞金を十分確保している馬はJpnI・帝王賞(大井・ダート2000m)を見据えて、
思い通りのローテーションを組めるだけの収得賞金をまだ獲得していない馬は、収得賞金の加算を狙う。
本レースへ向けての陣営の思惑は様々だが、上位争いを演じて先につなげたいという思いは共通しているところだろう。今年も、豊富な実績を持つ強豪馬たちが顔をそろえた。直線が平坦の京都・ダートコースでも、1900mの距離はスピードだけでは押し切ることが難しい。ゴール前の攻防は激しくなりそうだ。

インカンテーション(牡5・羽月友彦)は、今年のフェブラリーSの2着馬。レース後は放牧に出され、3か月の休養を取ってリフレッシュ。この平安Sから、GI 勝利を目指す戦いがあらためて始まる。6日に行われた2週前追い切りでは、栗東CWコースで併走馬に力強く先着し、13日に行われた1週前追い切りでは、同坂路で4ハロン51秒7の好時計をマーク。これまで2か月以上の休み明けは〔0・0・2・1〕とあまり得意にしていないが、今回の仕上がりなら優勝争いに加われるはずだ。

クリノスターオー(牡5・高橋義忠)は、昨年の平安Sの優勝馬で、今年は連覇を目指しての登場となる。京都・ダート1900mへの適性の高さはすでに証明済みで、約4か月半の休み明けとなった前走のアンタレスSを制覇して重賞3勝目をマークと、勢いにも乗っている。13日に行われた1週前追い切りでは、栗東坂路で4ハロン51秒6−ラスト1ハロン12秒5の好タイムをマーク。実戦を1度使われた上積みも感じさせる内容だった。今回のメンバーを相手に重賞連勝を飾ることができれば、GI のタイトルが視界に入ってくる。

アジアエクスプレス(牡4・手塚貴久)は、骨折休養明け2戦目となった前走のアンタレスSで勝ち馬のクリノスターオーから0秒1差の2着。勝ち切ることこそできなかったが、収得賞金の上積みには成功した。長距離輸送に精神面での不安があるタイプだが、前々走のJpnIII・名古屋大賞典(名古屋・ダート1900m、2着)と前走で好結果を出していることから、引き続き関西圏の競馬場に出走する今回も、それほど心配する必要はなさそうだ。夏のクラス再編成で収得賞金が半分になる4歳馬だけに、本レースを勝ってさらなる賞金加算を果たしたいところだろう。

ナムラビクター(牡6・福島信晴)は、約3か月の休み明けで臨んだ前走のアンタレスSで3着。得意としている阪神・ダートコースだっただけに重賞タイトルを獲得したかったところだが、勝ち馬との差は0秒1とわずかで、能力は示した一戦と言えるだろう。13日に栗東坂路で行われた1週前追い切りは4ハロン54秒5と平凡な時計だったが、追い切りではあまりいい動きを見せない実戦タイプ。休み明けを1度使われたことで状態面の上積みが見込めるだけに、今回も優勝争いに加わってくるだろう。

ダノンバトゥーラ(牡4・角居勝彦)は、初めて重賞に挑戦した前走のアンタレスSで4着。相手が一気に強化された中での善戦は高い評価が必要で、重賞でも好勝負できる見通しを立てた一戦だった。13日に栗東CWコースで行われた1週前追い切りでは、軽く仕掛けた程度でラスト1ハロン11秒8をマーク。充実一途の動きを披露しており、今回は、前走以上の走りを期待していいだろう。

ローマンレジェンド(牡7・藤原英昭)は、前走のアンタレスSで6着。重賞4勝という本馬の実績を考慮すると物足りない結果に見えるが、これは3コーナーで下がってきた馬を避けるために外へ大きく膨らんだことが影響したもの。敗因がはっきりしているだけに、参考外の一戦と見ていいだろう。今年で7歳と年齢的にはベテランの域に入ったが、若々しい馬体をキープしている。2012年のみやこSをはじめ4勝をマークしている得意の京都・ダートコースで巻き返しを狙う。

マイネルクロップ(牡5・飯田雄三)は、前々走のJpnIII・佐賀記念(佐賀・ダート2000m)に続き、前走のマーチSも制して重賞2連勝を達成。5歳春を迎えて本格化を果たした。京都・ダートコースで4勝をマークしているコース巧者で、強敵が相手となる今回も好勝負できるようなら、この先がさらに楽しみになる。

ニホンピロアワーズ(牡8・大橋勇樹)は、前走の東海Sで13着と大敗を喫し、今回は約4か月ぶりのレース。2012年のジャパンカップダートを勝った時のような迫力こそないものの、13日に栗東CWコースで行われた1週前追い切りでは復調を感じさせるいい動きを見せていた。持っている能力は上位なので、一変があっても驚けない。

ベルゲンクライ(牡5・高橋文雅)は、前走のマーチSで5着。展開に左右される面はあるものの、昨年暮れから今年の1月にかけて鋭い追い込みで3連勝を飾っているように、一気に突き抜けるだけの決め手を持っている。今回もこの馬に向くペースになるかどうかが鍵になるが、侮ることはできないだろう。

ドコフクカゼ(牡5・友道康夫)は、前走のブリリアントS(東京・ダート2100m)を制してオープン特別初勝利を飾った。前走を含め、ダートではこれまで〔6・5・1・9〕という成績が示すように、相手なりに走るタイプ。今回は、昨年の平安S(8着)以来の重賞挑戦となるが、差のないレースを見せても不思議ではない。

エノラブエナ(牡4・宮本博)は、3走前の500万下(中京・ダート1800m)→前々走の1000万下(阪神・ダート1800m)→前走の1600万下・上賀茂S(京都・ダート1800m)と3連勝を達成し、オープンクラス入りを果たした。重賞初挑戦となる今回は一気に相手が強化されるが、目下の勢いは侮れない。

バンズーム(牡4・久保田貴士)は、前々走の1000万下→前走の1600万下・下総S(ともに中山・ダート1800m)を連勝してオープンクラス入りを決めた。もともと、3歳時の昨年にユニコーンSで3着に入った実績がある馬。このレースの結果次第では、今後の活躍が楽しみになってくる。

selvas2 at 09:00コメント(0) 

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