2007年11月

2007年11月30日

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沖縄美ら海水族館では、太陽光線と目の前から取り入れる新鮮な海水を用いて、世界初のオープンシステムによる生きたサンゴの大規模飼育を行っています。約800群体の造礁サンゴは壮観です。オオウミキノコ、ウネリスリバチサンゴ、ミズタマサンゴ、マルクサビライシ、コエダミドリイシ、カブトサンゴ、トゲスギミドリイシ、ヘラジカハナヤサイサンゴなどがみんなを楽しませておりました。将来はここで繁殖したサンゴを海に返す計画もあるそうです。


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2007年11月29日

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イノーとは、沖縄の方言で、サンゴ礁に囲まれた浅い海を表します。イノーでは、様々な色や形のヒトデ、ウニの仲間を見ることができます。そのイノーを再現し、手にとって観察できるタッチプールが大人気です。解説員さんの説明を聞きながら、イノーの生き物たちとふれあうことができます。コブヒトデ、アオヒトデ、スイジガイ、ニセクロナマコ、マンジュウヒトデ、クモガイ、シラヒゲウニ、みんな個性派のスターですね。


selvas2 at 00:20コメント(2) 

2007年11月28日

a249b8ba.jpg目的地は沖縄美ら海水族館です。世界一の水槽に泳ぐジンベイザメのジンタ君。
もう、ここで布団敷いて眠りたいくらいです。水槽の厚さは、世界最大の厚さで603mmです。幅60センチの水槽がレギュラーサイズと呼ばれる日本のアクアリウム。なんと水槽の厚さが、603ミリです\(^▽^\)♪
言葉はいりません、見にいきましょう!
明日からは、少しずつ沖縄の魅力あふれる水族館の仲間たちを記事にしていきたいです。


selvas2 at 02:02コメント(2) 

2007年11月27日

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かなりのハードスケジュールです。
行ってきます。


selvas2 at 07:48コメント(1) 

2007年11月26日

6c7ab16f.jpg優勝 アドマイヤムーン。
二着 ポップロック。
一番人気のメイショウサムソンは三着。
一生忘れないジャパンカップでありました。ここに記録しておきます。


selvas2 at 00:12コメント(4) 

2007年11月25日

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人は、ホテルのスイートルームや良い雰囲気の宿泊施設を「快適」と感じます。
どうでしょう、自宅水槽スイート計画というのは?
お店で売られている魚たちよ、ウチはスイートだぞ!ウチで暮らしなさい!と。
最高の環境を提出し、サービス満点!このことを水槽で表現できたら、こんな素晴らしいアクアリウムはないと思います。


selvas2 at 00:15コメント(2) 

2007年11月24日

アメリカのスチューデントカウンシル、8月の米G1、9月の米G2を連勝中ですが、その強さは際立っており、まずは注目です。
日本では武豊騎手騎乗のヴァーミリアン。昨年12月の名古屋GP、今年1月の川崎記念、10月の大井のJBCクラシックの3つのレースを突き放しての優勝はまるで目に見えない敵と戦っているかのような勝ちっぷりです。
日米2頭から攻めましょう。相手は大混戦で、超人気薄の飛び込みまで期待します。

スチューデントカウンシルの父はキングマンボ、
ヴァーミリアンの父もキングマンボ系のエルコンドルパサー、
やっぱり穴は東京で爆発のブライアンズタイム産駒かしら・・
楽しみな一戦です(^○^)

selvas2 at 10:08コメント(0) 
c365e3ea.jpg一週間に一度は水をとりかえかなきゃp(´⌒`q)
という水槽と、
いや、毎日でもとりかえてあげよう(o^∀^o)という水槽は、やはり別々の運命をたどります。
頑張って毎日1/4の水をとりかえてみてください。一週間に一度の水かえでは見ることのできなかった魚のキレ、水の輝き、水草のイキイキ感などが見えると思います。コケも発生しないでしょう。大事なことは、自分がその水槽の水かえ作業をしたらどうなるかを理解することです。水かえ前と水かえ後を観察するのも良いですし、水質データを記録するのも良いです。
頑張って毎日水かえをした人ならば、水かえをしなかったらどうなるかを理解しやすいと思います。
頑張りましょう\(^O^)人(^O^)/


selvas2 at 07:06コメント(0) 

2007年11月23日

土曜日のジャパンカップダート、日曜日のジャパンカップの前に、今日もレースがあります。3連闘。
西の京阪杯もたいへん興味深いのですが、今日は東京のメイン、キャピタルステークスを攻めます。
シンボリグラン、エアシェイディ、グレイトジャーニーにチャンスがありそうです。
勝負服、エアロのやつなんて今日は寒そうです。がんばってください。

selvas2 at 12:55コメント(0) 
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水作スペースパワーフィットのオプションとして4種類のカートリッジが新発売になりました。取り付けは簡単です。上手に使ってパワーアップ!環境の安定を確認しましょう。
ヽ萓炭カートリッジ・・・ニオイや黄ばみを吸着。
▲灰吋ットカートリッジ・・・リンや窒素の発生を低下させコケの発生を予防。
バイオカートリッジ・・・アンモニアや亜硝酸を分解するバクテリアが添加されていて水づくりを手軽に。
ざ盖カートリッジ・・・カキガラ配合で、pHの極端な低下を抑えつつミネラルを溶出し生体の健康を維持。


つめかえに便利な小さなろ材も同時に発売になりました。こちらはフィットだけでなく、ブリッジ、ドライブなどにも使用できますので、より緻密な管理ができるようになりましたね。



selvas2 at 00:05コメント(0) 

2007年11月22日

32b0b167.jpg水槽の管理には、タイミングというものが必ず存在します。
エサを与えるタイミング
水をとりかえるタイミング
ろ過槽清掃のタイミング
薬品投与のタイミング

ヒーター交換のタイミング…
すべて魚たちの生活環境に影響を及ぼします。
例えば、コケで見苦しい水槽があったとします。今日するべき手入れをしないと、明日も水槽は見苦しいままです(>_<)
環境をかえるのも変えないのも、それは人の手にゆだねられています。この場合は、コケをみがく、水をとりかえる、照明時間を短くする、コケ防止剤を用いる…など場面場面で適切な処置が必要ですね。
僕はわがままなので、自身の生活においては食事のタイミング、仕事のタイミング、寝るタイミング、勝手に決めてしまいがちです。やはり水槽環境は、最高のタイミングで適切な処置をしてあげたいものです。
見極めが肝心です、ココだ!っていう……勝負どころ、力の入れどころ、迎える結果の分かれ道はいくつもやってきますね。
写真は4コーナー、追いだしのタイミング、これも勝負の分かれ目です。


selvas2 at 08:10コメント(2) 

2007年11月21日

1c1076f4.jpg見直される機会が多くなっております、底面式フィルター。ビーシュリンプ、グッピー、ディスカス、金魚など多くのアクアシーンで活躍します。
底砂を平に敷くよりは、立ち上がりのパイプのほうを山にしておくことをおすすめします。老廃物などは山すそに集まりやすく、除去(吸い出し)が簡単です。
こちらが思っている以上にろ過能力は高く、ダテに古くから用いられていません。
さあ、底砂クリーナーを持って!楽しい管理の時間です\(^▽^\)♪
山すそから攻めるのか、頂上から行くのかは自由ですが、今日は頂上からいって、きれいになった砂をパイプに積んでいくと・・・ほら(^Q^)自然にお山ができますよ。


selvas2 at 08:46コメント(0) 

2007年11月20日

ef3a3479.jpgろ過材は、目の細かいものほど水をきれいにする力があります。
見た目にも粗い目のろ過マットと、1ミクロンのゴミまでもとれる高性能マットの物理的ろ過の差は歴然ですね。
そしていま仮に、1cmの大きさのろ過材と5mmの大きさのろ過材を比べた場合、水槽の立ち上がりの早さ、水の透明度はやはり細かい目のほうが上です。
さて、これを水槽に用いて魚の飼育をスタートすると、ろ過材は徐々に目詰まりしていきます。ここで問題が生じます、目詰まりの速度は目の細かいろ過材のほうがはやいのです。ろ過材は、分解作業をするバクテリアたちの生活の場であります。これが詰まると、バクテリアたちの生活に必要な水や酸素がじゅうぶんにいきわたらなくなっていきます。定期的なろ過槽の清掃が必要なのはこのためです。水道で洗ってしまうとバクテリアが流れてしまうので、水槽の水を少し取り出してその水で洗うことは広く知られるようになりました。自分の管理に見合ったろ過材選びが大切になります。細かい目のろ過材を用いたならば、粗目のものを用いる時よりこまめな清掃が必要になります。
pHを調整するもの、バクテリアの有効付着面積が広いもの、吸着効果の高いもの、いろいろなろ過材がありますので、コレ!というものに出会うことが、良好な水槽環境づくりのカギでもあります。

フルダイズフィルター。という炎のアイテムがあります。ろ過材は非常に細かく、まるで砂のようです。これを専用のろ過槽に入れ、水流により動かすのです。微細なろ過材にはバクテリアが住み、生物的ろ過をします。ポンプにはストレーナーを装着し、粗ゴミはろ過槽に入れません。もし仮にこの微細なろ過材を上部式や外部式に入れたならば、一瞬で目詰まりして、水の流通量が落ちてしまいます。
ろ過材は、細かいほどよく取れる、しかし細かいほど目づまりしやすい、というジレンマを、微細なろ過材を水流で動かす!ということで解消したのがこのフルダイズ式です。
ワイルドディスカス、海水魚など、幅広いアクアシーンに意外と古くから用いられてきました。
管理もカンタンですし、趣味としてのアクアリウムのモチベーションがあがります。
実際に動いているろ過槽の写真は、動きが表現しにくいため、写真はイメージ画です。微細なろ過材はいい感じにうごめき、水槽環境を良好にキープします。



selvas2 at 08:23コメント(0) 

2007年11月19日

60a7991c.jpg1994年、ドイツのニュルンベルクで開催された観賞魚のビッグイベント、インターズーにおいて、ハイコブレハー氏がネオンドワーフレインボーを展示、『あの美しい魚は何だ!』と騒然となってから10年以上が経過した。オーストラリアやパプアニューギニア、イリアンジャヤなどレインボーたちの分布地域からドイツに持ち帰られ、繁殖された個体たちの展示であった。当時は高価で手の出なかった夢の魚たちも、インドネシアやバンコックで養殖がすすみ、だいぶ求めやすい価格になってきた。その魅力と水草レイアウトの人気が合わさって、飼育しやすく美しい入門魚の地位を確立している。残念ながら日本でワイルド個体を目にすることができるのはセレベスレインボーなど数種にとどまっているが、今回は虹色の魚レインボーフィッシュたちについてナビゲーションしていきたい。この仲間は、背ビレが2基に分かれているのが特徴で、元来海起源の魚であるといわれている。二次淡水魚などと呼ばれることもある。体型や行動に海起源の名残が感じられるものの、純淡水に適応してかなりの時間が経過していて、飼育自体は淡水水槽で問題ない。彼等の生活水域はさまざまでアルカリの硬水域にも、弱酸性の軟水にも、止水にも流水にも分布するが、多くの種類はPH6.0から6.8で産卵まで至る。海に近く、アルカリ度の高い環境に生息する個体ほど大型で、色彩も豊かになる傾向があるようだ。現在、日本で入手できる個体は、インドネシアのブリード個体がほとんどで、養殖自体は弱酸性でおこなわれている。ブリーダーたちの弛まぬ努力、累代繁殖のおかげで、弱酸性の軟水での飼育がしやすくなっており、初心者でもベテランでも、水草レイアウト水槽でも主役になれるので、楽しみ方はアクアリストの数だけありそうだ。
■水槽について
45cm前後の小型水槽から楽しめるが、なるべく横幅の広い水槽での飼育をおすすめする。レインボーの体型は流線型で、非常に遊泳が活発なうえ、速度も早い。例えば、水槽の横幅が2倍になると彼等の遊泳距離は2倍以上になる。運動量が増えれば、それに見合うエサの量が必要となるため、健全な育成にはより大きな水槽のほうがよい。レインボーに限らず、同じ大きさの魚を60cm水槽と120cm水槽とに別々に飼育すると、大きさ、厚み、筋肉のつき方などに違いがでてくる。水量が多ければ水質安定がはかりやすいので、スペースの許す限り、よくばって大きな水槽を用意してほしい。高価ではあるが、円形水槽での飼育も面白いと思う。
■エアレーションについて
エアーポンプはなるべく水槽より高い位置にセットしよう。万一逆流した水がポンプに浸入すると、故障する可能性がある。逆流防止弁はぜひ使ってほしいアイテムだ。この号が出る9月、日本はまだ残暑がきびしく、30℃ほどになってしまう水槽も多いことと思う。水温が高ければ高いほど、そこに溶け込める酸素の量は減っていくので、とくに夏はエアレーションが重要だ。魚たちの呼吸に使われるだけでなく、ろ過バクテリアの活性化を促進させる。バクテリアの死骸などによる油膜の発生もなくなる。CO2を添加している水草水槽においては、CO2が停止し、照明も停止してからエアレーションをしよう。水草も照明を消すと酸素を吸収する。次の日CO2、照明がスタートするまでエアレーションする。タイマーを使用すると管理が楽になる。余談になるが、購入したエアーストーンは一晩ほど水につけておくとよい。エアーホースをつないだら、口で強めに吹き、ポンプに接続しよう。いきなりポンプにつないで水槽に入れてしまうと、空気の道みたいなクセが出来ることがあり、均一にエアーが出なくなることがある。特にエアーカーテンタイプの長いストーンには有効である。
■エサについて
レインボーたちは活発に遊泳するため、たいへんよくエサを食べる。フレークフード、アカムシ、イトミミズ、ミジンコなど数種類を用意してバランスの良い給餌をこころがけよう。コムスケールレインボーやネオンドワーフレインボーなどには、色揚げ用フレークが有効で、美しく仕上がる。少しずつ与え、食べきったらもう少し与える、腹部が膨らんでくるのが観察できるところが目安の量である。じっくり育てた個体は美しい、これは、短期間で一気に大きくなるよりは期間を経て大きくするほうが、色彩豊かに成長させることができる、ということだ。まさに体内から虹がでてくるように育てるには、日常の管理や観察、エサの量の見きわめが必要になる。
■繁殖について
レインボーのメスは地味なものが多いが、成熟したオスの、各ヒレを力いっぱい広げてディスプレイする求愛行動は、感動的に美しい。この一瞬を見ると、水槽管理の苦労も忘れ、手入れが楽しくなることだろう。45〜60cm水槽に水草を多めに入れ、雌雄をそろえる。オスは求愛、追尾を繰り返したあと、メスを水草におしつけるような格好になり、ブルブルッと震えて離れる、卵は1mmあるかないかほどの大きさである。10個くらい産卵する場合が多い。同時に放精も行われる。卵には粘着糸とよばれる糸状の組織がくっついていて、水草に付着する。レインボーの多くは毎日10個くらいずつ産卵するので、ある程度のところで、親を別水槽に移したほうがよい。産まれた順に発生が進むので、ふ化直前の卵と産まれたての卵が同じ水槽にある状態になる。ふ化した稚魚が親に食べられないためにも、隔離は必要な作業である。インドネシアのファームでは、30cmほどの小さい水槽をずらっとならべ、オスを毎日ないし1日おきにとなりの水槽(メスが待っている)に移していく方法がとられている。大きさの異なるレインボーがたくさん採れるのだ。産卵自体は数日間続く。稚魚は小さく、育成は手間がかかると感じる場面もあると思う。インフゾリア、ブラインシュリンプ、卵の黄身、稚魚用フードなどを与え、2ヶ月ほどで2cmくらいのレインボーとしよう。育成水槽に導入する水草は、環境への適応力の強い丈夫な種類か、育てるのが得意な種類を選ぶとよい。粘着糸があるし、育成に2〜3ヶ月かかるので、水草が枯れてしまっては、水質悪化もまねく。ハイグロ、ウィローモス、カボンバ、スプライトの類が使われることが多い。個人的には、ウィローモスに突っ込んでいくペアをみていただきたい。レインボーに限らず、メスは大きい個体ほど抱卵数も多い。繁殖に用いる個体は、コムスケールレインボーで7〜8cm、セレベスレインボーで5cm、ポポンデッタで3.5cm、ネオンドワーフレインボーで4.5cmくらいから。十分性成熟を確認してからチャレンジしよう。
■購入時、運搬時
ワイルドものを除けば、生体のクオリティはほぼ均一に販売されている。ショップの店員さんに問いあわせたり、状態を確認してから購入してほしい。雌雄の判別も購入時の重要なポイントだ。これまで、新種初輸入のときにオスばかり、あるいはメスばかりといったこともあったが、現在ではペアを入手することも困難でなくなった。ビニール袋に酸素パックしてもらう際は持ち帰るまでの時間や交通手段を店員さんに伝えるとよい。できればなるべく大きな袋にゆったりパッキングしてもらったほうが、袋の中で衝突して口先が白くなったり、スレたり、というトラブルを回避できるだろう。袋を新聞紙で包んだりするのは、保温の効果もあるが、暗くすることによって生体の遊泳を少なくし、キズつけずに運搬するためでもある。持ち帰った袋を水温合わせで水槽に浮かべることはよく知られているが、この時、照明は消したほうが良いことはあまり知られていない。マイ保温バッグやマイ保冷バッグを持参してくださる愛好家も増えており、魚に対する愛情や、地球環境保護に対する理解を感じるところである。冷凍アカムシを家庭の冷凍庫に入れることを奥さまから反対され、マイ冷凍庫にアカムシやミジンコ、ブラインシュリンプを収納するアクアリストも多く、敬意を表するところだ。
■混泳とコレクション性について
性格が比較的おとなしいので、カラシンやコイ、エンゼルやグラミィとのコミュニティタンクをよく見かける。混泳させる魚の大きさと、エサがいきわたっているかを注意すればOKだ。ハーフオレンジレインボーの滲み出すオレンジや、ブルーレインボーの独特の青、コムスケールレインボーの輝く赤などは、貴重なタンクメイトとなろう。また、レインボーだけを集めた水草水槽も見事で、流線型の魚たちは群れをなし、いっせいに泳ぐ姿が観察できるであろう。当欄炎の熱帯魚ブログとしても、ある程度の群れでの飼育をおすすめする。少数の飼育よりも、本来の色彩が出やすい。熱帯魚を飼育していない人が見ると、『あの魚、なんていうの?』と聞かれるようなスター性があるのがレインボーフィッシュの優秀なところで、あなただけの1匹に、早く出会っていただきたい。



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2007年11月18日

妥協なき理想を求める。自分の限界を超えてこそ王者。

いちばん価値ある走破時計をもっているのがカンパニーです。差なく続いているのがフサイチリシャール、スーパーホーネット、ダイワメジャー、アグネスアーク、スズカフェニックスなどです。本気の来日、アメリカのベクラックスもじゅうぶん勝ち負けできる持ち時計があります。
カンパニーとベクラックスを中心に強気に行ってみましょう。

selvas2 at 09:41コメント(0) 
fabbfe7c.jpgテトラ社から新発売です。バイオバッグアルゴストップ。コケで悩む愛好家には頼もしい味方となるでしょうか。従来のバイオバッグと同じ大きさです。両方同時に入る構造にすれば…という考えもよぎります。やはり独自の使い方を探るところから始めましょう。
器具へのこだわりは、趣味としてのアクアリウムをより深いものにします。さあ!トライ\(^▽^\)♪


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2007年11月17日

99e67a54.jpg写真は若いデンキナマズです。
ナマズ愛好家は、魚そのものや飼育に対する心構えがしっかりしている、と感じる場面が多い。一般的な熱帯魚と比較して長命であるし、飼育設備へのこだわり、エサへのこだわりが熱く、水質管理などのスタイルが確立しているのだ。エサをくれる人の顔をおぼえてくれるナマズたちは、こうした管理に全身を使って応えてくれるにちがいない。今日は小型ナマズについて考えてみよう。
■熱帯魚の中では一大グループ
ナマズの仲間は全世界に2400種以上が存在している。これは全魚種の1割を占める大所帯である。今日のテーマ「小型ナマズ」であるが、全長およそ10cm前後の大きさのもの、としよう。小型ナマズといっても個々の性質は実に様々で、共通点であるとか、小型ナマズ一般といったことはほとんど見つからない。
ナマズ目の魚は34の科に分類されている。ヒゲをもつこと、体表にウロコがないこと、2番目から4番目までの脊椎骨が一体化してひとつの骨になっていること、背鰭、胸鰭の第一番目の条が太い骨の棘になっていることなどが特徴である。毎年、新種新着魚が紹介されていて、その魅力は尽きることがない。やはり1種ごとに飼育者側で最高最適な環境を用意してあげることが使命であると思われる。ナマズの生態は謎に包まれている部分が多く、試行錯誤やテスト・観察、未知なる部分の解明など、手探りのことも少なくない。種ごとの理解、アプローチが不可欠である。例えば、コリドラス、オトシンクロスなどポピュラーなタンクメイト、骨が透けて見えることで人気のトランスルーセントグラスキャット、魅惑のプレコたち、大型ナマズ、デンキナマズ、サカサナマズ、みんな仲間たちであるが、その取り扱いはことごとく異なり、食性や繁殖方法なども様々である。さらにこうして見ると、ナマズの仲間はほぼすべての大陸に生息しているのがわかる。
キャットフィッシュ、猫魚とはネコのようなヒゲをもち、ネコのように身近な存在であることを意味する。日本では地震予知研究がいちばん身近であろうか。世界を見ると、アマゾンではタイガーシャベルやレッドテールキャットが市場で食用として売られている。タイではクラリアスの仲間が市場に並び、オンポックは燻製にされて吊り下げられている。アメリカではスポーツフィッシングにおいて巨大なチャンネルキャットが釣り上げられていて、人々の生活に深く関わっているのが分かると思う。
■小型ナマズの取り扱いについて
市販されている目の粗いネットですくいあげると、長いヒゲがひっかかったり、鋭い棘がささってしまったりするので注意が必要である。最悪の場合には魚が気絶したり、遊泳が不能になったり、ネットをハサミなどで切らなくてはいけなくなったりする。なるべく細目のネットを使用するか、あるいはネットは水中で追い込むためだけに使用し、生体はボールなどで水ごとすくいあげるようにしよう。すくい出したあとも、飛び跳ねには注意が必要である。アマゾン水系や東南アジアでの採集に用いられる巻き網も、非常に目の細かいもので、3〜4人で上流から追い込む方法がとられている。
ナマズに限らず遊泳性の高い種をビニール袋で運搬する際には、袋を寝かせた状態で運ぶようにしたい。袋を立てた状態だと袋内での衝突やスレが多いため、魚にとってやさしくない。水面が広く酸素に触れるためにも、袋は寝かせよう。ショップで購入する際にはなるべく大きな袋、なるべく多くの水でパックしてもらうようにしよう。
■エサについて
ナマズの仲間は雑食に近くなんでもよく食べる。やはり種ごとに最適なものを用意してあげたい。一概にこれがいい、というものはないが沈下性ナマズ専用フード、冷凍赤虫、小魚、沈降性顆粒フードなどを用意してあげよう。購入時にそれまで何を与えられていたかを確認したうえで、十分な給餌をしてあげたい。繁殖にあたっては、十分な栄養と十分な運動が不可欠と思われ、繁殖報告例、成功例の少ない種についてはまずはしっかりした栄養を与えることを鉄則としたい。エサ不足や、やせた個体では繁殖には至らない。ナマズの仲間は丈夫で飼育しやすく、厳しい環境にも耐えてしまうため、管理者側がカンタンと思っている種でさえ、どのような繁殖形態かが不明な(例えばトランスルーセントグラスキャットなど)ものも多く、これからの課題である。
■病気について
ナマズの仲間は丈夫で、病気にはかかりにくいといえる。水質の悪化から発病に至る場合には、その兆候として体表が荒れたり、ヒゲ先がとけたりする症状がみられる。直ちに半分ほどの水をとりかえ、二次感染を防ぐ目的でエルバージュなどを規定量の半分以下で投薬し、回復を待つ。薬によってはアロワナなどの古代魚やナマズには使用できない旨を明記してあるものもある。それはナマズたちが魚病薬そのものに弱いことを示している。治療よりも予防が肝心で、水かえ作業が遅れないようにしたり、エサのバリエーションを多く保ち病気に対する抵抗力をつけたりすることを心がけよう。
■レイアウトについて
流木や岩など隠れ家となるものを入れたほうが良いカリクティス、水草をいれられるグラスキャット、底砂にもぐり、かき回すトーキングキャット、遊泳空間を広く取ったほうが良いピクタス、同種、他種との混泳ができるもの、低い水温を好むもの、1種ごとに最適な環境作りを心がけよう。ともすると脇役になりやすい種を主役にしてあげるようなレイアウトが生態観察に最適である。
■アメリカ大陸のナマズたち
現在では陸続きになっている南北アメリカ大陸であるが、ふたつの大陸はおよそ1億年前にさかのぼりずっとはなればなれであったため、北アメリカと南アメリカとでは同じ系統の種はほとんど生息していない。北米はアメリカナマズ、ハマギギの仲間が中心である。一方南米はナマズの宝庫であり、ピメロドゥス、ロリカリア、カリクティス、ドラスの仲間が繁栄している。
★ピクタス
長いヒゲをもち活発に泳ぎ回る人気種。10cmほどになる。レイアウトの際は遊泳スペースを多くとってあげて、キズつけないようにしてあげたい。何でもよく食べるが、冷凍赤虫に群がる彼らは見ていて壮観である。小さなネオンテトラなどは食べてしまうため混泳はできない。コロンビア産の個体は美しいスポットが入り、珍重される。
★ドワーフバンブルビーキャット
5〜6cmほどになる。褐色の地肌にダークブラウンのバンドが入る。砂にもぐる性質があるため、なるべく目の細かい砂を敷き、底面積を広く保ってあげよう。底床を清潔にするため週に1度は底床クリーナーを使用し、水かえ作業をしてあげよう。
★カリクティス
カリクティスはCall(美しい)ichthys(魚)。この種はアナバスのように泡巣をつくり、その下で卵を守ることが知られている。近年日本にはあまり流通していないが、丈夫で飼育しやすい種である。産卵数は成熟したメスで100〜150個ほど、ふ化には3〜4日かかる。
★バンジョーキャット
10cmほどになる。沈んだ落ち葉の下などにいることが多いので、飼育下においては、シーアーモンドの葉などを入れてやるとその生態が観察できる。胸ビレをすり合わせてギッギッという音を出す。丈夫で飼育はしやすい種である。
■ユーラシア大陸のナマズたち
ユーラシア大陸にはナマズ科、ギギの仲間が生息している。熱帯だけにとどまらず、日本や中国、ヨーロッパに広く分布している。
★トランスルーセントグラスキャット
骨が透けて見える人気種で大きい個体は8〜9cmである。おとなしい性格で入門種としても最適である。近年水草レイアウトにも多く用いられ、涼しげな演出をしてくれている。群で飼育すると落ち着きやすい。少数だと水草などの陰にかくれ、透明だけにどこにいるのやらわからなくなってしまう。混泳にも向く。
★ブラックランサー
15cmほどになる。尾ビレ以外は黒で、体側には細い白線が1本入る。タイ、インドネシアなどから輸入されてくる。独特のかっこいい体型で人気の種である。
★エレスティステスの仲間
写真はモンタナキャット。4cmほどになる。冷凍赤虫が大好きで、腹がパンパンに膨らむまでたべてしまう。物陰でじっとしていることが多いので、シェルターとなる流木や、アクセサリーを入れてあげよう。
■アフリカ大陸のナマズたち
アフリカのナマズの代表はサカサナマズ科とデンキナマズ科である。ナイル、ニジェール、ザイール、コンゴ川と、大陸の東側に位置する湖が主な分布地域である。
★サカサナマズ
シノドンティスの仲間である。8cmほどになる。腹面を上に向けて泳ぐことで有名である。複数飼育だとよく遊泳する。流木などを斜めに立てかけるとまんまとそれに沿って泳いでくれて、特徴を観察しやすい。頭部が小さくヒゲが長いタイプ、胴が太く体は白みがかっているタイプ、暗褐色の個体などが知られている。
★フェザーフィン・シノドンティス
背ビレがクシ状に伸びるポピュラー種である。光線によっては青みがかったグレーに黒いスポットが美しい。15cmほどになる。頑強で飼育はしやすい。性格も温和である。
★エトロピエラ
群泳性が強く、生きエサを好む。人工飼料に慣らす際、根気がいることがあるが食べてくれるようになる。夏場の水温上昇には注意したい。8〜10cmほどになる。
■オーストラリアのナマズたち
ナマズ少数のオーストラリアではあるが、海起源のものが多く知られている。ゴンズイ科のタンダンキャットは15〜20cmほどになる。近年輸入量は減ってしまっている。昼は物陰に隠れ、夜間活発に行動する。生きエサを好む。

(鉄則1)エサは必要かつ十分に。
     多くの仲間はお腹が膨らむまで食べる。魚と話をしながら、残らないように与えよう。
(鉄則2)水質管理のスタイルを確立しよう。
     (例)「1週目」水かえ→「2週目」水かえ→「3週目」水かえ→「4週目」大掃除。
      水槽の大きさ、魚の数などでかわってくるため、良好なレンジを見つけよう。
(鉄則3)繁殖に挑戦しよう。
     まだまだ謎が多い小型ナマズの世界。みんなでナマズ博士を目指そう。



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2007年11月16日

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熱帯魚の王様として君臨し続けるディスカス。いろいろな魚たちを飼育して、最終的にたどりつくのがディスカス!という熱心な愛好家も少なくない。今日はディスカスについて考えていこう。

当欄炎の熱帯魚ブログとしては、筆者が多く受ける質問にこたえていきたい。
,匹譴良いディスカスなのですか?
たくさんのディスカスが泳いでいる中で、どの個体を購入するかを迷う人はたいへん多い。見るべきポイントをディスカスコンテストに習ってみよう。審査基準は次のようになっている。
(1)印象(impression)
(2)大きさ(body size)
(3)体型バランス栄養状態(proportions & harmony)
(4)ヒレ・尾・エラ(fins tail gills)
(5)目の大きさ・形状・色彩(eyes)
(6)模様・スポット・ライン(body marking)
(7)体色・発色度(color)
この7項目がチェックされ各項目ごとに4点(最良excellent),3点(良good)、2点(平均average)、1点(平均以下below average)、0点(不良poor)とされ、満点は28点。これが2005年、六本木で開催されたアクアリウムフェアディスカスコンテストの審査。2年に一度開催されるドイツディスカスチャンピオンシップでも全体的印象、ボディサイズ、体型、ウロコの状態、目、柄、色などの項目が設定されている。いずれのコンテストも審査員が事前にミーティングのうえ、開催ごとに審査基準が決定されている。いつも同じ基準とは限らないが、これがスタンダードな審査基準である(出展カテゴリー、金目、赤目の議論は多い。流行、トレンド、話題性などは加味されることもあるかと思う)。
さて、購入するときにはまず(1)の第一印象を見よう。こちらに向かってアピールしてくるような個体が良い。奥でじっとしていておとなしいものはやはり印象が良くない。体のハリ、元気良くおよいでいるかなど基本的なことである。
(2)は大きさである。これから成長する若い個体については、複数の中で優位に立っているものは大きくなりやすい。シクリッドのテリトリー争いに強くエサをよく食べ大きくなるのだ。しばらく観察すると分かると思う。例えば同じ日にショップに入荷した30匹の中でも目立って強い個体がいる。7〜8cmの個体については、体の大きさに対する眼の大きさを比較してほしい。眼が小さい個体の方が成長しやすい。極端に眼が大きい個体は小さいものにくらべて成長面で順調さを欠いた時期があると思われ、おすすめできない。
(3)体型は極めて重要である。円盤ディスクのようなディスカスの体は丸いのが基本である。アマゾンでたくましく生活しているワイルドコートの良個体の体型を参考にしよう。タンクブリードの改良品種についてはハイフィンタイプ、ハイボディハイフォームタイプが人気である。体型についてはまだまだこれから多くの議論が必要だと思われる。先日東京で開催されたディスカスセミナーでWB SABBYの代表小野田啓右氏は体型について、シェイプ、ボディバランス、フォーム、プロポーションといろいろな言葉で熱っぽく語られた。また、ディスカスを評価するにあたって、絶対的な基準の確立が必要であることにも言及されていた。相対的な美ではなく、「このディスカスが正しい、美しい」と主張するオピニオンリーダーが必要である、ということだ。部分的な欠点を探すよりも、2〜3メートル離れて魚を見たときにも体型は極めて重要なのである。
K-2の山本千尋氏は、K-2フォームを確立し、しっかり流通させることを約束していただいた。日本に魅力的なワイルドディスカスを送りこんでくれているお二人の意見は、“まず体型”というものであった。
改良品種の体型はブリーダーによって特長に差が認められ、それぞれのブリーダーの特長を良く表現している個体が優良とされている。健康状態で気をつけるポイントは痩せである。よく鉢痩せといわれる頭の部分や、腹部、体の厚みをチェックしよう。
(4)についてはヒレ、尾が順調に成長してきているかということ。乱れ、欠陥はないにこしたことはない。エラの健康状態も重要である。ダグチロギルス、ギロダクチルスなどの吸虫対策にはホルマリンの有効活用をマスターしよう。飼育水10リットルあたり1mlのホルマリンを投入し様子を見る。ホルマリンに対しての耐性は個体によってぜんぜんちがうので、できればそばについていてあげて3時間〜8時間後に100パーセント換水する。2〜3日後に再度同じ処置をする。2〜3回の実施でエラはピタッと閉まるようになる。
(5)目について。金目、赤目の議論も熱い。90年代日本で頂点であったブルーダイヤモンドや、原種アレンカーなどは赤い目のほうが人気で、実際日本へ輸入される多くは赤目であり、コンテストでは赤目の質を競う格好になる。しかしワイルド個体の半数以上は金目であることもあり、コンテストの審査では金目だからといって減点されるわけではない。個人的には黒い部分が多すぎない目が好きである。
(6)模様・スポット・ラインは、その系統らしさが大切である。ディスクというキャンパスにどれだけ表現の広がりを見せるかがポイントである。模様、スポット、ラインに欠損部分がなく、ヒレの先までビシっと表現されている個体はやはり評価が高い。
(7)体色、発色度はどれだけ手をかけて育てられてきたかが分かるポイントである。手をかけてあげるときちんと応えてくれるのがディスカスのかわいいところである。エサの量、適切な水質管理、どれだけ多くの距離を泳いできたか、などが現れるところである。
⊃紊亘萋とりかえるのですか?
ディスカスを飼育したことのない方には、ディスカスは気難しい魚というイメージがあるのか、水かえがたいへんなんでしょ?という質問はたいへん多い。ディスカスほど丈夫な魚も少ないので、積極的にチャレンジしてほしい。毎日適切な水かえをするとディスカスは「良くなる」。逆に、すべき処置を怠ると「悪くなる」。当欄で幾度も触れてきたが、魚にいつも良い環境を提供するのが飼い主の役割で、毎日がんばってみてほしい。すると1日おき、2日おき、3日おきのときと比較ができるので、たいへんいいと思う。もちろん適切な設備で適切な収容匹数で、水かえは週に1度というキーパーもたくさんいて、エサやりの工夫、照明の工夫など自分だけのディスカスライフを楽しんでいただきたい。
例えば硝酸塩値が20mg/lを超えたら50〜80パーセントの水かえをするとか、自分で目安を決めておいて、それを守るようにすると管理がしやすくなると思う。目安になる数値はワイルドと改良種で異なる部分もあるが、例えば導電率200マイクロジーメンス、Ph6.5、GH3、KH2などをおすすめしている。
ほかの魚と混泳はできますか?
さきのセミナーでK-2の山本氏は採集した個体1匹1匹の写真を公開してくれていた。乾期の採集直後のリオイサディスカスたちが、ピラニアにかじられてヒレがボロボロになっている映像もあった。ディスカスたちは野生では小型カラシン、メチニス、アピストグラマ、オスカー、クレニキクラなどと共に生活しているのだ。水槽飼育下においては、ディスカスのレンジに合わせてあげるほうがうまくいきやすいと思う。水温は27〜30℃。実際水槽での混泳に多いのはラミーノーズ、カージナルテトラなどの小型カラシン、エンゼル、プレコの仲間ではないか。混泳してキズつかないように観察は必要である。
繁殖させる場合はペアだけを収容しよう。1匹に対する水の量は50リットル、というのが基本になる。60cm×45cm×45cm水槽は105リットル入るため、ディスカスペア水槽として多く用いられる。
で鬚ぅ侫鵑鬚垢襪里任垢・・・
「エサを食べても太らない」「白いフンをする」という状況では、内臓寄生虫を疑い、駆虫に努めなくてはいけない。フラジール発泡錠などが使用される。まちがっても糖衣錠は買わないことだ。フラジールはメトロニダゾールを成分とする250mgの錠剤である。水槽に入れると微小な泡を立てながら溶解する。60cmレギュラー水槽に1錠、60×45×45cmには2錠、90cm水槽に3錠を目安に直接投与する。水温は32〜35℃にあげておいて、エアレーションをする。投与から3日間は水かえしないで回復を待つ。その後虫下しハンバーグを3〜4日、連続して与え駆虫作業とする。コレがいたの!?とびっくりするくらい長い虫が排泄されることもある。
ヌ椶白っぽくなってしまったのですが・・・
アンモニウムイオンの増大、亜硝酸値の上昇など水質悪化が原因で、すみやかに水かえをしなければならない。眼球にうっすら白く膜のようになっているうちは復帰も早いが、処置が遅れて明らかに白となってしまうと、ディスカスは目が見えなくなってしまうかもしれない。水かえ後は活性炭や吸着ろ過材を追加するなど、なにしろ水質が良くなる処置をとってあげましょう。
真っ黒になってしまったのですが・・・
魚のコンディションが悪い場合、水質が適さない場合、音、物陰におびえている場合、混泳魚にいじめられている場合、絆の強いペアと生活するペア以外の魚の場合などが考えられる。原因を調べてすみやかに改善しよう。ひどい場合は体表粘膜を出して水槽のすみっこでいじけてしまう。熱帯魚の王様はやはり美しくなければいけない。
息子さんの彼女に「パパさん今度は黒いディスカス買ったんですか?」と言われてしまい寝込んでしまった愛好家がいたが、ディスカスたちにはいつも美しくいてもらうためには正しい判断、正しい管理が不可欠である。くれぐれも真っ黒になって隅っこに集まったディスカスたちが飼い主についてミーティングすることのないようにしたい。日頃の管理は大変かもしれないが、調子を崩してしまったディスカスたちを戻すのはもっとたいへんである。
Д┘
多くの国で愛用されているのがディスカスハンバーグである。ハンバーグと併用してドイツではホワイトワーム、タイではブラックモスキート、日本や中国などでは赤虫が与えられている。各メーカーからリリースされているディスカスフードも体調管理がしやすくなるのでおすすめである。なるべく多くのものを与えてあげたい。円盤状の体型を美しく支えるには1種類のエサだけではだめである。エサを食べさせたら腹部が膨らむことを確認し、1日数回与えるのが基本になる。

(鉄則1)いいディスカスを選ぼう。
なるべく多くの個体を見て、気に入ったディスカスを見つけよう。最初に目に飛び込んでくる個体は自分の好みの個体であることが多い。
(鉄則2)エサは十分あたえよう。
ハンバーグ、赤虫、ディスカスフード、なんでも食べさせて頑丈な個体に仕上げよう。
(鉄則3)水かえなどの管理のスタイルを決めよう。
より良いスタイルを目指して日々研究しよう!世界中で一番いいディスカスが集まっているのが日本なので、飼育する側もスキルアップしなければならない!


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2007年11月15日

8de9c139.jpg今日の主役、ブラックファントムテトラ。以前はたいへん高価だったのですが、水草レイアウト水槽の人気が高まったこと(グリーンに渋い黒がよく映えます)、インドネシアの養殖個体のリリースが安定してきていることで、気軽に飼育をスタートできる魚になりました。まずは、体側の黒い斑紋のまわりに、ギラギラとしたメタリックブルーがのってくることを目標に育て上げて下さい。オスの背ヒレが立派に伸長し、メスの腹ヒレが赤く色づくころにはきっと、見違えるような素晴らしい魚になっているはずです。
ブラックファントムテトラやネオンテトラに代表されるカラシンの楽しみ方はたくさんあります。
〃憶鉾。なんといっても、数多くの魚達が、群れをなしていっせいに泳ぐ水景は見事です。ネオンテトラやカージナルテトラ、ラミーノーズの群泳に憧れる人も多いでしょう。
∈泳美。おとなしい性質の魚種が多いから、ひどいケンカは起こりません。ときどきの縄張り争いも、タンクメイト同士がお互いを引き立てあう「美しき闘争」です。
水草レイアウト。「水草多め魚少なめ」も良いですし「水草少なめ魚多め」も魅力的です。自分だけの自慢の水槽づくりがレイアウトの醍醐味です。
せ瑤すむことによって仕上がっていく魚が見せる「滲み出す」ような色彩美。現在では優秀な飼料も多く、バラエティに富んだメニューで、誰にも負けない自分だけの綺麗な魚に仕上げましょう。
ト某4のオスの体側誇示。サカナ人生の最高の瞬間、まさに「美しき闘争」です。今回の主役ブラックファントムをはじめとしたファントム類(レッドファントム、イエローファントム、ロバーティテトラ等)が特に見事ですが、渋いところでは、シルバーチップやペンシルフィッシュ類のランデブーも、かなり見ごたえがあります。
産地別レイアウト。はるかアマゾン河に思いを馳せ、自宅にアマゾン河を切り取ってきたい。灼熱の大河に逞しく生きる魚達の故郷を再現したい。我が家の水槽に無限の可能性を感じてください。南米原産の魚と水草だけを使用するのがルールです。
珍カラ収集。コレクション性もホビーとしてワクワクするものです。煌びやかなプラチナ個体、イレギュラーの混じりモノ、新種‥。あなただけの1匹を見つけて大切に飼育して下さい。

カラシンを飼育する際、特に意識していただきたいことは、い傍鵑欧拭魚を『仕上げる』ということです。飼い込む、成熟させる、と表現してもいいかもしれません。魚達に最高の環境を提供し、飼い込むことによって、『仕上がった』1匹、1種に出会っていただきたいのです。販売されるテトラ達は多くの場合、若くて小さなサイズです。その未成魚が順調に仕上がり、ある日、成熟した魚しか持ちえない美しさを見せてくれた時の喜びは、言葉では言い尽くせないほどのものです。
筆者の場合その喜びは、ブラックファントムが体側誇示をする最高潮の瞬間を見た時、一見地味なプルッカーのじわっと滲み出すようなメタリックイエローに気づいた時、グリーンファイヤーテトラがまるで別の魚のように目をみはるエメラルドグリーンに輝いた時、グローライトテトラのヒレが白く美しく張ってきた時であったりしました。

もちろん百花繚乱カラシンたちの魅力は尽きず、ハチェットとペンシルの水槽は時間がゆっくりと流れる空間を作ってくれますし、エンペラーテトラが皇帝と名付けられたことに納得する瞬間にも出会っていただきたいものです。珈琲とジャズが似合うのもカラシンのいいところです。
お店で販売されているカラシンたちは、若くて小さいものが多いです。ほかの魚種に比べて個体間にクオリティの差が少ないのも良いところで、どの個体にも将来性があり、素晴らしいポテンシャルを秘めていると言えます。

どうか皆さんも、「俺の魚」「私の魚」と言い切れる1匹を仕上げることにトライしてみて下さい。初心者の方でも自分だけの1匹が仕上がる頃には、熱帯魚飼育のノウハウも身につき、次に仕上げたい一種もおのずと見つかっていることでしょう。



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2007年11月14日

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グッピー!泳ぐ宝石、飼育のしやすい入門種、繁殖も入門種、たくさんの代名詞をもつグッピー。今日はグッピーについて考えてみよう。

■強い生命力・繁殖力
グッピーは様々な環境に適応し、繁殖していける強い生命力をもっている。
底砂を敷かないベアタンクで、
毎日水かえ作業が実施される弱アルカリ性の水槽で、
おとなしいカラシンやコリドラスなどとの混泳における弱酸性のコミュニティタンクで、あるいは二酸化炭素を添加する本格的な水草レイアウト水槽で、
弱酸性と中性とを行き来するような環境でもたくましく成長し、オスは素晴らしい美しさをみせ、メスは多くの稚魚を産む。改良品種が多いことは繁殖しやすいことの現れで、誰にでも繁殖は可能である。
ショップからの購入時や、新しく魚を水槽に移動する際は、なるべく環境の急変をなくすようにしてあげればしっかり適応してくれる。また、水温の適応範囲も広く22℃から27℃くらいで、一定に保ってあげる管理が良い。1〜2ペアのみの飼育なら40cm水槽でもOKである。ただし強すぎる水流は、オスの美しいヒレが裂ける原因になることがあり、悠々泳げる環境が望ましい。
■大切な水かえとエサやり
グッピーは適切な水かえをされることが大好きだ。作業の後はイキイキと泳ぎ、美しく成長したオスには心のやすらぎをおぼえる。
エサやりも欠かせない。なにしろよく食べる。子孫の形や体力の衰えを防止するには、良質のエサを毎日与えることが極めて重要である。グッピー専用フードとして、顆粒状のものやフレーク状のものが数多くリリースされている。これらを中心にして、ミジンコやブラインシュリンプ、冷凍飼料やイトメなどの生きエサをメニューに加えてあげよう。個人的な意見であるかもしれないが、稚魚用として販売されているパウダー状のエサは、稚魚たちだけでなく親にも与えたい。実際よく食べるし、お腹がいっぱいになり腹部が膨らむ様子が観察できる。
■グッピーの繁殖
グッピーはうまれてから4ヶ月ほどで産仔可能になるが、体の小さなメス個体は産む稚魚の数が少ないので、6ヶ月ほど育てあげた個体がおすすめだ。産仔周期は20〜40日である。混泳水槽では稚魚が食べられたりするなど不安が多い。産卵箱や産卵ネットなどの使用も多いことと思うが、品種別に飼育、繁殖させたい場合は個別の水槽に分けて、系統ぐるみの管理が必要になる。10本、20本と水槽が並ぶのはこのためで、産まれた日をメモしたりするなどブリーダー生活のようになる愛好家が多い。もちろん水草のジャングルに1品種だけのグッピーを飼育して、健康を追求する方法も良い。
世代交代の早いグッピーを純系で維持し続けることは難しい。原種と比べ弱い体質になるため飼育が困難になる。これに立ち向かうためには一定レベルの飼育技術や適切な管理が要求されるようになり、愛好家にはそれが逆に面白いのだ。ビギナーは丈夫な入門魚と聞いて飼育を始めたが、上手に飼うことが難しい、という状況をうみだしている。
卵胎性メダカの仲間であるグッピーのオスは、臀ビレの先が生後2〜3ヶ月ごろから尖ったように変形する。これがゴノポジウムと呼ばれる交尾器官で、これによりメスの体内に精子を送り込む。メスを追尾するのは交尾の一部で、交尾自体は1秒に満たない時間である。メスの体内で卵が受精し、稚魚の形で子供を産む。一度交尾したメスは2〜3回の産仔がある。三ヶ月ほどはオスがいなくても産仔できるのだ。交配させるときは、このことを踏まえよう。オスとメスの数の割合については多くの意見が飛び交うところである。ショップでの販売はペアあるいはトリオが主流である。オスの数がメスより多いと、多くのオスが少数のメスを同時に追尾し、メスが疲労するという場面も見られる。通常、1ペアでも繁殖は可能である。

★交配について
グッピーもメンデルの遺伝の法則に則って遺伝情報を子孫に伝えていく。国産グッピーはかなり固定が進んできていてたとえばブルーグラス同士、あるいはアルビノレッドテール同士なら親の形質を強く受け継ぐ仔が採れる。競走馬と同様に、アウトブリードによって親よりも体質の強い仔も誕生する。採れた仔の中から優秀なオスとメスを次期親として今度はインブリードする。(あるいは最初のオス親と仔の中の優秀なメスなど)こうした作業を繰り返し、自分だけの系統を作っていくことがグッピーの楽しみ方のひとつである。

国産グッピーと外国産グッピーは飼育法が根本的に異なる、とする愛好家も多い。水質、エサ、光線、塩分など様々な条件が異なる中、長期に渡って選別、淘汰、交配を繰り返されるうちにまったく異なるタイプのグッピーが産み出されて、それぞれの扱いも別々ということが知られてきた。シンガポールのグッピーを基に改良された国産グッピーもあるし、国産グッピーが次期親として海外へ渡ることもある。
国産ものと外国産ものとを一緒に飼育する、あるいは系統立てて管理されてきたもの同士を混ぜてしまうことは、グッピーに限らずタブーである。エンゼルフィッシュ、ディスカス、金魚などにも同じことがいえる。3年間大切に育てたランチュウに、金魚すくいの金魚を混ぜただけで両方ダメにしてしまう例や、国産エンゼルをすくったアミを外国産に入れて失敗する例、ワイルドディスカスと改良品種を混泳させたら、あるいは水が混ざっただけで肌に白い粘膜が出てしまう例などは広く知られるようになった。またアピストグラマを交配する際、異なるローカルネームのペアを作ってしまうことは筆者にとっては残念なことである。
目には見えないが、一緒にしてしまうことが原因で死に至ることがあるのだ。発病はしていないが病原菌あるいは何らかのウイルスを体内に宿して生活しているグッピー(いわゆるキャリア)が他と混ざるということだ。発病すると、尾鰭を閉じ、やや上向きでフラフラ泳ぐ。体内の筋組織、特に背や尾の付け根付近に白濁部分ができる。腹部に膨張が見られる。体表に点々と充血部分が現れるなどの症状が出現する。進行は早くあっという間に弱っていく。グッピーが移動させられる際の水温・水質の変化、輸送時のストレスなどが原因で発病するようだ。グッピーの場合はこのような問題を避けるため、専用のアミやバケツなどの用意や、交配の際は第三の水槽の用意をするのである。ショップの水槽ひとつひとつに専用のアミとボールがあっても良いと思う。
Aの水槽に使ったアミやバケツをBの水槽に使わない、ということだ。

さて、グッピーは難しいと感じるか、カンタンと感じるかは、どんなアクアライフを送ってきたか、どんな経験を積んできたかなど人によって様々である。
同じ親からうまれた兄弟がある家庭では爆発的に繁殖し、またある家庭では全滅というケースもある。
小、中学生が上手に飼育している一方で、パパやママは・★・★・というケースもある。
それだけ入口が広く、奥が深いのがグッピーである。
グッピーに始まり グッピーに終わるという格言はいまも息づいている。


selvas2 at 07:39コメント(0) 

2007年11月13日

5765ab57.jpgアマゾンの猛魚・ピラニア。いろいろな魚を飼育し、経験を積むと一度は飼育してみたくなるのではなかろうか。豪快な捕食シーン、数ある肉食魚のなかでもズバ抜けた存在感、やっぱりトップスターである。今日は生き抜く術をその牙に宿した魚・ピラニアについて考えてみよう。

■猛魚ピラニア
現地で生活を営む人々は、母なる大河アマゾンの恵みに生活の大部分を頼っている。日本に暮らす私たちにとって珍しく、高価な魚たちも市場に並べられ、食料として売られている。食べるところが多く美味とされるコロソマ、串にささったプロキロダス、ロープでくくられ保存食となったピラルクに混ざって、ピラニアの干物が並んでいる。愛好家が見たら思わずのけぞってしまう光景であろう。
一瞬にして牛やカピパラを白骨にしてしまうアマゾンの代名詞ピラニアも、飼育下において生まれたばかりの段階ではブラインシュリンプを食べる。(日本では東南アジアで養殖されたピラニアナッテリーが数多く流通しています。)10日から2週間ほどで刻んだイトメ、ミジンコに移行する。アカムシを食べるようになる頃には共食いも起こる。特に眼球はおいしいらしく、片方の眼球を欠損してしまっている個体にも出会う。ピラニアナッテリーは生後3ヶ月もすると、1.5cm〜2cmほどになり、体側にスポットの入ったかわいい姿になってくる。メダカ、小赤、小和金などの魚が大好きである。歯の鋭さを実感できるのはやはり給餌の時で、金魚が一瞬で真っ二つに切断されるシーンもある(金魚は生きていたりします・・)。ピラニアの口の大きさに合わせた魚をエサとして選んであげたい。ひと口で飲み込んでくれたほうが水槽の汚れが少ない。大きすぎるエサは食いちぎって食べるため、鱗や内臓が水槽内に飛散し、水を悪くする原因となる。(もっともそれが見たい人も多いのだが・・・)。小赤にもいくつかサイズがあり、お店で「大きめの小赤」とか、「小さめの小赤」などといった注文をする愛好家も多い。人工飼料でいちばん餌付きやすいのはクリルなどの乾燥エビと思われる。大型魚用のペレットに慣らすのは根気が要ることもあるかと思う。コオロギなどの昆虫は好みが分かれるらしく、食べる個体と食べない個体がいる。いずれにしても給餌のときに指が水槽に入らない与え方をしよう。危ないし、痛い。(>_<)
■ピラニアの飼育・管理
ピラニアは南米カラシンの仲間であるから、水温24〜28℃、pH6.0〜6.9の弱酸性の軟水が基本の水質レンジとなる。古くなった水は泳ぎのキレが鈍ってくるため、週に一度の水かえは欠かせない。取り替える水量は水槽の三分の一から二分の一でよいだろう。
唯一養殖がなされているナッテリー種は複数飼育の成功例が多く見られるが、ほかの種は単独飼育をおすすめする。キズつけることなく順調に成長させて、ピラニア独特の渋みのある美しさや鱗の輝き、ダイナミックな捕食シーンを楽しんでほしい。
水かえ作業で水槽の内側をみがく際は、セパレーターを使用する。半分に仕切って魚のいない方をまずきれいにしてから、残りの半分の作業に移る。基本的に直に手を入れるのは危険である。複数飼育のナッテリー水槽などには、長い柄のついたクリーナーの使用が良いだろう。意外と臆病な性格で、飼育開始当初などは環境を警戒し、奥のほうでじっとしていたり、物音や人影にびっくりしたりする場面も少なくない。水槽内を管理するときは、ピラニアから目を離さず、彼らの体にキズをつけたりしないようにしてあげたい。臆病な反面、瞬発力はものすごく、泳ぎ始めのスピードはとても速いのだ。ぶつかったり、すれたりといったことには細心の注意が必要だ。フィルターの吸水口やヒーターのコードなどは一角にまとめて、コーナーガードした水槽も多く見られる。エサの容器や人や音に慣れるオスカーなどとは違って、警戒しながらも彼らの目はこちらに向かって光っている。オスカーのように飼い主に媚びることもない。水槽からすくい上げるときや、管理のときの出血事件はよく耳にする。実際輸送されるときには、穴の開いたプラケースごとビニールパックされたり、二重、三重ビニールの間にバックスクリーンを入れたものなどが使われたりしている。
底砂は底面がかくれる量を敷く。ベアタンクだと、光の反射を嫌がる素振りを見せ、落ち着かないようだ。魚の赤を引き立ててくれる赤系の砂や、銀の鱗の輝きを美しくみせる明るめの砂を用意してあげよう。厚く敷きすぎると想像以上に大きいフンが目詰まりしやすいので管理が大変になる。蛍光灯などの光線も色によって同じ個体が異なる印象をうけるので、好みのものを選んでほしい。
■ピラニアナッテリーの産卵
ピラニアの多くは生後一年半から二年で成熟する。オスの成魚はメスに比べて黒みがかっている。抱卵したメスは腹部が膨らんできて赤みを増す。グループの中からぺアになった二匹は、あたかもシクリッドのペアのように他の個体を追い払い、これから産卵しようとする場所にテリトリー(縄張り)を作る。求愛行動、ディスプレイは、体が大きいだけにダイナミックである。顔やエラ蓋、体側にキズをつけながら求愛行動をとり、産卵態勢に入る。ペアがぴったりと体を寄せ合い、全身をブルブルッと震わせて放卵、放精が行なわれる。三時間ほどの間に数百個(産卵経験のある大きいメスは千個以上)の卵を産む。4〜5日の間は卵のそばを離れず守るしぐさを見せるが、通常、養殖ではここで卵と親とを別々にする。卵には水生細菌防止の意味でメチレンブルーをうっすらと入れ、強めのエアレーションを施すファームが多い。水温28℃のとき2日ないし3日でふ化する。ふ化後3日間は卵黄をつけたままじっと横たわっていて、吸収を終えると自由遊泳に入る。泳ぎ始めたらブラインシュリンプやベビーフードを与える。

■自分だけの自慢の1匹を飼育しよう。
以下に紹介するピラニアはワイルド個体である。地球の裏側で採集された貴重な個体、大事にしてあげたいものだ。
★ラインノーズ・ピラニア。下あごから背ビレにかけて太いラインが入る。ピラニア界では話題となった種である。小魚を好み、25cm〜30cmほどになる。成長するにつれて体高がでてきて背が盛り上がってくるカッコイイ種である。バイオレットラインノーズピラニアは人気が高い。正面から見ると意外な一面が観察できる。トカンチンス川産とされる。
★スーパーノタートゥス・ピラニア。40cmに達する大型種。学名でピラニア・ヒュメラリスとも呼ばれる。シングー川産。他種に比べて眼が大きい。エラ蓋は赤く染まり、その後方に黒いスポットが現れる。成長につれ背ビレの先がフィラメント状に伸び美しい。眼はおとなしそうだが、エサの捕り方は凶暴な印象を受ける。
★パンタナル・イエローピラニア。各ヒレ、体が黄色く色づき、美しいピラニアである。古い水になりすぎると、色の鮮やかさが落ちるので、定期的な水かえが欠かせない。全長20cm以上になる。
★ピラニア・ピラヤ。40cm以上になる大型種。サンフランシスコ川産。体側がオレンジから朱色に染まる美種である。脂ビレに不完全な条をもつのが特徴。眼球はカメレオンばりによく動き、絶えずこちらが観察されているかのような印象を受ける。強そうなアゴをしている。単独飼育でじっくり飼い込んでほしい種である。
★ピラニア・デンティクラトゥス。10年ほど前まではよく見かけたのだが、近年はあまり出会う機会が減ってしまった。グループのなかでは渋い印象を受ける。大切に飼育してあげたい。
★サンフランシスコ・ホワイトピラニア。スレンダーな体型が魅力の美種である。30cmほどになる。若い個体は全身に入る黒いスポットが美しい。
★ダイヤモンド・ピラニア。赤い眼と銀色に輝くウロコが魅力の美しい種である。ダテにダイヤモンドと名づけられてはいない。はっきり言って凶暴である。取り扱いにはとりわけ注意が必要である。
ほかにも採集地のローカルネームがついている個体も多く流通している。遠くアマゾンに思いを馳せ、大切に飼育してあげよう。

(鉄則1)ピラニアからは目を離さない。
     ピラニアはプライドが高い。こちらが観察されているのかもしれない。管理には細心の注意を払おう。
(鉄則2)エサ選びに気を配ろう。
     エサとなる魚のサイズや、人工飼料の鮮度に注意してあげよう。与えるときにも注意が必要だ。
(鉄則3)自慢の1匹を育て上げよう。
     ピラニアも家族。立派に育て上げよう。



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2007年11月12日

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自然な雰囲気を演出するため、魚を落ち着かせるため、水草を植えるため、レイアウトするため、デコレーションするため、水槽環境を演出するために今日ではじつに多くの種類の底砂がありますね。
今日はアクアリウムのファーストマテリアル、底砂について考えてみましょう。

★まずは代表的な底砂を紹介していこう。
■大磯
金魚に、メダカに、熱帯魚に、水草に古くから多く使われてきたいわゆる水槽の砂利である。
以前は神奈川県の大磯海岸で採集されていたのであるが、現在市販されているものはフィリピンなどから輸入されたものである。全体的に黒っぽい印象を受けるがサンゴや貝殻などが混じることもあるため新品の使い始めはpHが若干上がる。pHを上げると思われる粒子を取り除く愛好家も多い。溶けきるのを待つ場合は水質に影響を及ぼさなくなるまでに3ヶ月から1年ほどの期間が必要と思われる。
水槽セット初期に水道水を使う場合、水道水に溶け込んでいたCO2が水槽外に逃げることでpHは上がる(東京のpH7.0の水道を24時間汲み置くと7.3ほどに、24時間エアレーションするとさらにCO2は逃げやすくなり7.4〜7.6の水になる)。ここに新品の大磯を入れるとさらにpHが上昇する可能性があり、書籍やショップにおいて丈夫で飼育しやすいとされる一般種には向かない環境になってしまうので注意が必要である。
使い込んだ大磯はきわめて安定した環境づくりに適していて一生ものといえるアイテムとなる。リセットするときにガシガシ洗いすぎて粒子の表面を削らないように注意すればOKである。
■ケイ砂
底砂としては金魚、メダカ、グッピーなどに用いられる。飼育水の極端な酸性化をおさえる効果が期待できるためである。使い始めの大磯より水槽の水をアルカリに傾ける度合いが強い。細かい目のケイ砂は明るい光線のもとではキラキラと輝くので川魚などにもおすすめである。粗い目のもの(7厘とか1分などと呼ばれる)は古くからろ過材としても使われている。大型集中ろ過槽や池、上部式フィルターなどで多く見られる。
■サンゴ砂
海水魚やアフリカ湖産シクリッドなどに広く使用されている。パウダー状の細かい目のものから小石サイズの粗い目のものまで多くの粒サイズがある。サンゴ砂を敷いた水槽にサンゴ岩やライブロックをレイアウトするのは定番中の定番となっている。
粗目のものはろ過材としても使用される。海水やアフリカンシクリッドだけでなく、セット後、時間が経過して飼育水の酸性化がすすんだ際に使用していたろ過材の一部をサンゴ砂に交換することで酸性化を抑える使い方もある。成分が溶け出すことによってアルカリになるのだ。使用する量によってアルカリに傾ける力が強くなるのでpH値を測定しながら少しずつ導入する。

■ソイル
観賞魚の水槽に土を敷く。ソイル系底砂の登場以前は、土では水が濁るため観賞には不向きとされてきた。ソイル系底砂は、土を粒状化し加熱することで水中でも崩れにくいという性質を持っている。それまでのタブーを乗り越えたのだ。そしてなおかつpHと硬度を下げる効果をもつため、弱酸性の軟水が飛躍的に作りやすくなったのだ。
水草育成、ビーシュリンプ、アピストグラマなど魅惑のアクアシーンの演出には欠かせないアイテムとなった。基本的に水を張る前の水槽に敷き、静かに水を張っていく。
■ガーネットサンド
ポリプテルス、エイ、アジアアロワナなど大きさや、優雅さや、迫力あるパフォーマンスを見せる仲間たちに多く用いられる人気の砂である。比重が3.9〜4.1の天然の鉱石である。粒子自体が非常に重く、沈む性質が強い。底床近辺でダイナミックな動きをする彼らが砂を舞い上げても散らばらず、すぐにもとのコンディションに戻るのがポイントだ。光を反射して彼らの色彩や動きを美しく演出するのでオススメである。薄めに敷くのが一般的で、4cm、5cmと厚く敷いてしまっては通気性、通水性を損なう。重さで底床がギュっとしまってしまうのだ。水草育成には不向きである。
■カラーサンド
底砂は数多くのメーカーが競って製品をリリースしていてどれにしようか目移りする場面が多いと思う。水槽内を明るく飾るのに適したおしゃれなカラーサンドも人気である。メーカーや製品によって多少品質は異なると思われるが、水質に与える影響は少ないものが多い。天然の石英砂をベースに生体に無害な着色成分によって焼成処理がなされていて、色の剥離や色落ちがなく、長期にわたって使用できる。観賞魚のイベントやショップのデモ水槽などではカラーサンドを効果的に使ったジオラマ仕立ての水槽などを見ることができるだろう。使い方は自由で、創作意欲が湧くアイテムだと思う。
■川砂
数百年、数千年ものあいだ、川で洗われ続けた天然の川砂も人気が高い。そのほとんどが石英である。川魚、コリドラス、小型カラシンやコイ、メダカの仲間など幅広く使われている。蛍光灯でもきれいであるが、メタルハライドランプの明るい光線のもとだとよりいっそうキラキラ感が演出できる。
■機能をもつ底砂の類
コケが発生しにくい、白濁りを解消、ニオイも吸着、ミネラル溶出、水がピカピカ、バクテリアがたくさん住み着く、など魅力的な殺し文句で多くの機能をもつ底砂もリリースされている。時間の経過に伴って機能が低下するものに関しては定期的な交換が必要である。上手に利用する愛好家も多い。

★底砂の選び方
やはり水槽に何を入れるかによって底砂を選んであげたい。そこに生活する生き物のことを第一に考えた底床づくりをしよう。選ぶときのポイントは以下のようなことがあると思う。
☆見た目
パッケージの印象と、底砂が実際に水にぬれたときの印象がことなるものがあるので、見た目の好みは自分の目で確認しよう。
☆水質
例えばソイルは、原料となる土に含まれる腐食酸が水槽内で有効に作用し、弱酸性の軟水という環境が作りやすい。製品の説明書やショップの説明で大体のところは予想できるとは思う。底砂が影響するのは主にpHと硬度であり、どのように変化するのか、どれくらい影響するかは自分で測定し確認したい。水質に影響を及ぼす底砂においてカギとなる時期は、セット初期、セット後1ヶ月、セット後3ヶ月、セット後1年であろう。水質は毎日測定するにこしたことはない。
☆粒の大きさ
限られた空間の中で生活する生き物にとってストレスとなったり、寿命を縮めてしまったりするのが、底砂が細かすぎる場合や、粗すぎる場合である。お店に立っていてよく耳にするのがコリドラスの底砂(細かすぎると目詰まりがはやく、粗すぎるとヒゲがいたむ。)、水草育成の底砂(粗すぎると根が張れない。一部の水草はソイルのほうが成長が良い。)、海水の底砂(厚く敷くと見た目がよくなく、粒子のあいだにガスがたまるなど。)、金魚やプレコの底砂(生体のフンの目詰まりなど)である。どのような管理で清潔な状態を保てるか、適する粒の大きさは慎重に吟味していただきたい。
☆底砂とライトのマッチング
底砂は照明の種類によって全く異なった印象になる。蛍光灯、メタルハライドランプ、水銀灯などランプの色によって、あるいはランプの組み合わせによって変わるので、一番良好なところを探そう。例えば茶色っぽい底砂は、赤系ランプの下だと褐色が強く映り、白色ランプの下だと明るく少し色が抜けたように映る。
☆底砂とバックスクリーンのマッチング
バックスクリーンとの組み合わせも吟味しよう。黒、白、グレー、青、スケルトン、写真など。やはり似合う組み合わせとそうでない組み合わせがあると思う。
☆魚の見え方
生き物たちの見え方も大きく影響する。例えばディスカスやフラワーホーンに黒い砂を敷いてしまうと魚は黒っぽく見えてしまうので、褐色や白めのものが好まれる。
赤っぽい底砂に赤を美しく見せるランプをつけ、赤い魚を泳がせると、それはそれは赤い水景となる。水槽の前に立つ人の顔までも赤く見えるほどである。人気のレッドビーシュリンプは黒っぽいソイルでも良いが、掛け戻しのための黒いビーシュリンプには黒よりも茶色、褐色のもののほうが観察しやすいであろう。
☆敷き方・遊び方
水槽の奥にいくほど底床を厚くする手法は一般化したようだ。自然に傾斜させたり、流木やセパレーターを挟んで奥を高くする。水草を植え込むとキレイにみえるし、奥行に広がりが出る。手前が厚いと見た目が重い。
レイアウトにおいては水槽セット時に水草植栽ブロックごと、エリアごとに異なる底砂を分けて敷く方法も良い。ジオラマ仕立てのものは青いカラーサンドを川に見立てたりするため、やはりセパレートして敷く。
一種類の底砂を均一に敷いた場合は底砂クリーナーを使って清潔に管理できる。
★底砂交換について 
ソイル系底砂はおよそ1年で新しいものと交換が必要である。時間の経過と共に粒子が砕けてきて泥状になる。底床内で活躍する有効な微生物にも酸素が必要であり、泥のように細かい粒子の底床では通気性と通水性が不足するのだ。ソイルを敷いた水槽から水を抜く際、底砂クリーナーをソイルの表面すれすれのツラに持っていき、老廃物を積極的に除去し良好な期間を長くする方法も一般化したようだ。
砂利は底砂クリーナーを使うことやリセット(洗いなおし)によって通気性と通水性が保たれ再びスタートできる。細かい粒子のものほどこまめな管理をするべきであり、敷きっぱなしはよくない。

(鉄則1)底砂は清潔に保とう
敵は魚の排泄物、エサの残り、枯れ葉、蓄積した老廃物などである。積極的に除去しよう。
「ろ過槽が良ければ水槽良し、ろ過槽がダメなら水槽ダメ」と直結して、底砂良ければ水槽良し、底砂ダメなら水槽ダメ。である。
(鉄則2)レイアウトを楽しもう
レイアウトの土台となるのが底砂である。通気性、通水性を確保し、しっかりした基礎を築こう。
(鉄則3)底床内の温度もチェックしよう。
底床内にも微生物は生活する。敷きっぱなしの冷たい底砂よりは底面プレートや保温器具を使った動きのある底床づくりも一考に値する。


selvas2 at 07:03コメント(0) 

2007年11月11日

c621eef3.jpg心身を鍛えた美女が魅せる。その強さを歴史に刻む一瞬。

朝いちばんにウインズ錦糸町に貼られた「ウォッカ出走取り消し」。
来場していた人たちはパニック・・場内は騒然としていました。
どうせウォッカ本命じゃないのにな・・という穴党、
なんだよそれ!それじゃ意味ねぇだろうがョーと声を荒げるねずみ色の競馬オヤジ、
んー・・ダービーも勝ってるし、繁殖入りかな・・という血統派、
急きょ予想、買い目を修正する冷静な理論派・・
競馬の聖地、ウインズ錦糸町にはじつにいろいろな勝負師たちの姿があります。
いちばんたいへんなのは、ウォッカ取り消しをアナウンスし続ける場内整理の方々かもしれません。お疲れ様です。

前売りの段階から断然の一番人気だっただけに、ちょっと残念です。
走破時計も一番で、ダービーの時計を出せれば圧勝もあっただけに・・・

同じ3歳牝馬のダイワスカーレットは7戦5勝、2着2回です。ウォッカにも勝っていますし、もちろんここも好走する可能性は高いですが、走破時計自体は他の有力馬、歴戦の女傑と差がありません。女帝スイープトウショウ、前走府中牝馬Sが強かったデアリングハートなど、早くも波乱の予感です。こっそりアサヒライジングも買って・・と。
発走15時40分。さてさて・・・



selvas2 at 09:51コメント(0) 
9bfcf812.jpg最近、アクセス数が増えております。いつもくだらない記事を読んでくださる方々、どうもありがとうございます。感激でいっぱいであります。涙でくもって・・なにも見えません。

水槽を管理するうえで問題となるコケの発生。きれいだから始めた水槽、こんな筈では‥。いつのまにか管理がおろそかに‥。誰もが通るアクアの道である。今日は昨日にひきつづき「コケ対策」について考えてみましょう。

■最大の難関
みなさまからいただく質問のなかで、最も多いもののひとつがコケに関するものである。退治するための手段や、有効なアイテム、今後の管理方法といった内容である。水槽内に発生するコケには主に数種類が知られており、対処法が異なるケースもあるので順番に傾向と対策を見てみよう。
程度の差こそあれ、どんな水槽にもコケは発生する。誰もが美しいと感じる水草水槽にも、まったくコケが生えない、ということはないのだ。水槽環境はそれぞれ異なるので、同じアイテムを使用して、同じ結果になるとは限らない。同じ間隔でメンテナンスをしても、違う結果となることもある。ひとつひとつの水槽に対して管理方法や水かえの量、回数などは良好なレンジを探らなくてはならない。このあたりが難しいところではなかろうか。
美しいアクアリウムを維持するには適切なメンテナンスがきわめて重要である。
★珪藻
茶色いコケで、ガラス面やパイプ、岩や流木などのアクセサリー、底砂の表面などに付着する。水槽を新しくセットして生物ろ過が不安定な時期には必ずといっていいほど発生するほか、アンモニア、亜硝酸、珪酸塩値が高い水槽や、照明が弱い水槽に発生しやすい。水道水に含まれるケイ酸も原因となる。生物ろ過が順調になってきた(水槽がたちあがる)水槽では自然と消滅するが、コケみがきグッズの出番である。よくみがいた後、三分の一ほど水かえをしよう。水かえ後はろ過バクテリアを投入しよう。水草の葉の表面や流木などに付着したものに関しては、オトシンクロスやフライングフォックス、プレコ、石巻貝などが好んで食べる。
★黒いコケ
ヒゲ状のコケなどといわれており、たいへん活着力の強いやっかいなコケである。みなさまから受ける質問の回数も一番多いと思われる。せっかくの水槽、せっかくの水草の美観を著しく損ねるからであろう。リン酸塩や硝酸塩値の高い古い水や、Phや硬度の高い水、エアレーション過多、水流の強いパイプまわりに発生しやすい。光量が不適切でも発生する。予防としては早めの水かえ作業の実施、収容する魚の数の調整(少なめから様子を見ながら増やしていく)、ろ過能力の大きいフィルターへの切り替えがあげられる。生えてしまったものに対しては、ヤマトヌマエビ、石巻貝、フネアマ貝などの導入が有効である。ただ、黒いコケは組織が硬く、彼らですらなかなか食べてくれないことも多い。除藻剤を適量使用(黒いコケの色が白っぽくなる)することにより、コケの組織がやわらかくなるようで彼らが食べやすくなる。水草などに付着したものに関しては、液体の除藻剤を直接コケに塗る方法も知られている。器具に付着した場合は、ヤマトヌマエビだけを飼育する水槽を用意し、コケの付着した器具をそこへ入れる方法をとるか、ブラシなどで磨く。時間はかかるが根気良く退治してほしい。
★藍藻類
緑色、藍色、黒味がかった緑色など発生する場所によって様々な色をしている。底砂や水草の葉の表面などを覆い尽くすような増え方をする。ドロッとした組織で、独特の悪臭がする。発生しやすい条件は、魚の数が多すぎる。底砂の中に汚れが蓄積している。水がアルカリ性である。ろ過が不十分である。水換えが足りない。光量の過多。エアレーションの過多。硝酸塩値、リン酸値が高い、などである。もし、発生してしまったら、エアレーション用のホースを使って、水を抜きながらコケを吸い出すと良い。まずは取り除くことに全力を傾けよう。底砂クリーナーや目の細かいネットを使うと取り除きやすい。水換えは多め、照明は少なめ(消してしまう場合もあり)にする。ヤマトヌマエビ、ビーシュリンプなどは良く食べてくれる。多くのコケに言えることだが、照明の過多に関しては蛍光灯の本数を減らす、照明時間を短くする、蛍光灯をリフトアップし距離を作り届く光量を減らす、などの複合技をおすすめする。ライトリフトやタイマーを活用しよう。
★アオコ
水自体が緑色になる。白いバケツに汲み出すと一目瞭然である。クロレラ、べん毛虫類など単細胞の浮遊性藻が水中を漂い、増殖しているのがにごりの正体である。ひどい場合は魚が見えなくなる。水槽の場合は、設置環境に問題がある場合が多い。直射日光が当たっている場合、あるいは明るい窓際において発生しやすい。設置環境を変更できない場合は、カーテンをひいたり、背面、側面にバックスクリーンを張ったりして、なるべく日光を遮るようにしよう。硝酸塩、リン酸塩が多い水槽や、水がエサの残りなどで富栄養化しているケースや、水草の量が少なく、水草の間で生存競争がないような水槽でも発生する可能性がある。エサがハンバーグ主体のディスカス水槽、屋外の池などにおいては、常に注意が必要だ。水換えをしても、少しでもアオコが残っていると、翌日にはまた元に戻ってしまうほど、繁殖力が強い。あまりの繁殖力の強さに照明を消してしまったり、水換えの際に水を入れながら抜くなどの荒療治を施すケースもある。水換え後には市販のアオコ除去剤の投与や、キメの細かい高性能活性炭でのろ過が有効である。
★糸状のコケ
緑色をしたコケで水草の葉のふちや、アクセサリーに付着する。水が汚れているとどんどん成長する、照明過多、水換え不足、肥料分の過多が主な原因である。エビの仲間、ペンシルフィッシュの導入が有効である。初期であればプラティやモーリー、ソードテール、グッピーなどのメダカの仲間も良く突ついて食べてくれる。糸状藻はネットで除去するか、パイプクリーナーなどのメンテナンスギアや使い古した歯ブラシ(抗菌加工のされていないもの)で絡めとる。水草水槽においては、蛍光管が古い、あるいは水草の間で活発な競争がない場合、多く発生しやすい。
★スポット状のコケ
水槽の内側や、ヒーター、パイプ、比較的成長の遅い水草の葉(アマゾンソード、アヌビアスなど)に斑点状に付着する。色は緑色から黒褐色をしている。活着力は強いが、プレコ、石巻貝、フネアマ貝は、いちおう有効である。水換え不足の古い水や、照明時間が長い水槽、富栄養化した水、水槽照明を消しても、部屋の電気が点いている場合などに発生しやすい。水槽の内側に付着したものに関しては、スクレーパーや水槽専用スポンジで磨き、水換え作業を実施する。このコケに限らず、コケを磨く時の心構えとして、磨いたコケは全て水槽の外に出し、水中に撒き散らさない、ということが大切だ。スクレーパーにエアーチューブをテープで固定し、こすり落としながら、少量ずつ排水すると良い。現在ではコケが飛び散りにくい構造のクロスもリリースされている。台所用の高性能メラミンスポンジも良くコケが落ちる。

一般的な水槽における藻類除去に効果的な生物の匹数の目安
■ヤマトヌマエビ→緑藻・ヒゲ状のコケ→45cm以下の水槽で10匹前後。60cm水槽で20〜30匹。90cm水槽で50匹。注意点→導入時の水あわせ・CO2過多・高水温・酸欠。
■オトシンクロス→珪藻→45cm以下の水槽で5匹前後。60cm水槽で10匹。90cm水槽で30匹。注意点→エサ不足・入荷状態。
■フライングフォックス→緑藻・珪藻→45cm以下の水槽で1〜2匹前後。60cm水槽で3匹。90cm水槽で5匹。注意点→大きくなるとあまりコケは食べない。
■石巻貝→緑藻・珪藻・ヒゲ状のコケ→45cm以下の水槽で5匹前後。60cm水槽で10匹。90cm水槽で30匹。注意点→導入時、伏せて入れること・脱落による死亡。
■ブラックモーリー→糸状の緑藻→45cm以下の水槽で1〜2匹前後。60cm水槽で3匹。90cm水槽で5匹。注意点→繁殖しやすい。

★硝酸塩値について
コケの発生と硝酸塩値には密接な関係がある。硝酸塩値を測定し、1リットル当たり12mg以下であれば水の状態は良好、藻類の影響は少ないと言える。1リットル当たり25mgから藻類の発生が促進されるため、部分的な水換えが必要になってくる。50mg/lを超えると魚や水草が弱り、コケがはびこる。ここでは50%以上の水換えが必要になる。
日本では、pHは広く一般化している。ビギナーには硝酸塩値の測定が紹介されることは少ないようで(最初はやることたくさんですし、おぼえることもいっぱいありますもの・・)、ビギナーが合言葉のように「週に1回、三分の一の水かえ」をするのはあくまで目安であって、水かえのタイミングを知るには、pH、亜硝酸値、硝酸塩値など、目に見えるような項目で判断するとわかりやすいかと思う。
★基本的な水換えの手順
1、照明を消し、ガラス蓋を洗う。
2、水槽専用スポンジで水槽の内側や水温計、パイプ、ホースなどの器具を磨く。
3、底砂クリーナーを使い、底床全体を掃除しながら3分の1〜2分の1の水を捨てる。
4、砂利をならし、目の細かいネットで粗ゴミを除去する。
5、水槽と同じ水温の新水を用意し、中和剤などウォーターコンディショナーで水を作る。
6、注水し、もとに戻し完了。

鉄則1 非コケ三原則。,發舛海泙覆き△箸蠅里召ふやさない
    購入してきた水草は流水や飼育水できれいにしてから導入しよう。水槽に発生する貝にもおなじことが言える。
鉄則2 照明を管理しよう。
    タイマーを使用し時間を決めよう。コケが増えている状況では照明時間を1時間減らす、というのも管理のひとつである。
鉄則3 メンテナンス生物を有効に活用しよう。 
    飼育しているうちにむしろこちらのほうがかわいくなるかも‥
    愛嬌のあるメンバーぞろいだ。 



selvas2 at 07:22コメント(4) 

2007年11月10日

e7bfa09c.jpg水槽に発生するコケで悩まれるかたはたいへん多いですね。著しく美観を損ね、こちらの管理のモチベーションや水槽に向かうテンションをさげてしまうこともあります。しかし、私たちにとっていやなコケを食べてくれるありがたい生き物たちがいます。今回は素晴らしい助っ人たち、コケバスターズ!?について考えてみましょう。メンテナンスフィッシュとしてだけでなく、主役としてアクアリウムを展開する愛好家も多いです。そんな彼らをまずはタンクメイトとして飼育してみましょう!
■オトシンクロス
南米のワイルド個体が輸入されている。ガラス面やパイプ、水草の葉の表面に付着する茶色い珪藻を食べてくれる。こちらが見習わなくてはいけないと感じるほど、ちょこちょことよく働く。水草レイアウト水槽では陰の主役となる。小さくてかわいいオトシンだが、ナマズ・プレコの扱いをする。エサ不足にしないため、コケの発生が少ないときは、一般魚用のフレークフードや、沈降性のタブレットフードを与えてほしい。輸送には決して強くなく、輸入直後は体色が褪せ、尾ビレは本来の形には程遠いしゃもじのような状態で、いわゆる肌荒れを呈し、長旅で疲れている印象を受けるが、1週間ほどでコンディション、発色、食欲があがってくる。出荷、販売までのストック水槽では(収容数が多いため)流木を入れ、フレークをつまみとった指を水底で放し食欲アップを図っている。購入するときは腹部のへこんでいない、色の濃い、ヒレの整ったキビキビした動きの個体を選ぼう。ポピュラーなヴェスティートゥス、柄模様のヴィッタートゥス、馬力のあるオトシンネグロ、いちばんオシャレなゼブラオトシン、みんな働き者である。この愛嬌のある動き、脇役にしておくのはもったいない。オトシンクロスの硬い鱗の下に秘められた灼熱のアマゾンの情景におもいを寄せてほしい。
■エビ
緑色の糸状のコケや黒い活着性の強いコケを好んでたべてくれる。ビーシュリンプ、レッドビーシュリンプの人気が高まったことにより、エビ水槽を立ち上げる愛好家が増え、飼育ノウハウや、専用グッズ、専用エサなども相次いで紹介されている。
エビには背骨がないので、大きく成長するために脱皮をする。脱皮の前になるとレッドビーシュリンプは、一度色が鮮やかに濃くなってから、くすんだ感じになる。脱ぎ捨てる殻と新しいボディの間に隙間ができるため、人間の目にはそのように見えるのだ。ヤマトヌマエビではオレンジがかった体色が観察できる。脱皮を終えると元の色に戻る。きれいに脱ぐなぁ!という脱け殻(食べてしまう個体もいます)が見られると思う。脱皮直前はエサを食べなくなることがあることを頭にいれておこう。
採集→出荷→卸し→小売という流通の過程でのエビの死亡率は0に近いのであるが、エビだけが死んでしまうという愛好家の声はたいへん多い。28℃を超える高水温、アンモニウムイオン値、亜硝酸値、硝酸塩値を低く保つこと、酸欠、CO2の過多、コケ防止剤の使用過多、エサ不足に気をつけよう。流木やコードにつかまったまま水槽の奥のほうでじっと動かないエビたちを見たら何かあることを疑い、速やかに調査し、環境の改善をはかってほしい。魚よりも水質、水温の急変には敏感である。水草から水草へ、気持ちよさそうに移動し、両の手でコケをついばむのが本来の姿である。
ヤマトヌマエビ、ビーシュリンプのほかにミナミヌマエビ、スカンクシュリンプなど、いまでは多くの魅力的な仲間たちが流通している。
■貝
エビ、オトシンとともにコケ取り三銃士の地位にあるのが貝の仲間である。人間のコケみがきでは手が届かない水槽のスミや、パイプの継目、強くみがけないシリコン部分などもきれいに舐めとってくれる。頑固に活着した黒いコケも渋々食べてくれる。私の勤務する店の石巻貝販売水槽は10年以上コケみがきをしたことがない。コケの生えてしまった流木や岩などのアクセサリーを入れておくと次の日には新品同様にきれいになっている。
コケの生えている水槽にコケバスターズを導入する手のほかに、コケバスターズを飼育している水槽にコケをエサとして持ち込む方法も提案したい。一見地味な存在だが、効果が目に見えやすくおすすめである。
石巻貝のほか、水槽面にガッチリはり付くフネアマ貝、サザエのような殻をもつイガカノコガイ、インドヒラマキガイの改良品種で赤い個体が人気のレッドラムズホーンなどが多く流通している。
貝が死亡する相談もよく受ける。極端に酸性(pH4.0〜5.0台)の水、水かえをしない古い水には弱い。一度脱落し、逆さまの状態で長い時間が経過すると死に至ることがある。導入するときは貝をふせた状態からスタートするわけであるが、ガラス面から転落することもあるので毎日みてあげよう。空っぽの貝との悲しい対面は避けたい。
なお、導入したおぼえのない貝は速やかに除去してほしい。
■アルジーイーター、フライングフォックス
中型魚との混泳で多く用いられるのがコイの仲間であるアルジーイーター、フライングフォックスである。それぞれ数種類が輸入されている。珪藻を食べる仕事のスピードはナンバー1と思われる。見ているそばからきれいに食べていく。若い個体ほど活発にコケを食べる。8cmをこえる頃から徐々にコイの習性を見せはじめ、コケよりもエサの方にいってしまう。フライングフォックスで10cm、アルジーイーターで13cmほどの大きさになる。成長したフライングフォックスは日本産淡水魚にヒケをとらない美しさをみせる。
■モーリー
糸状の緑藻を食べてくれる。水草の表面や葉の縁を突付くようなしぐさが観察できる。グッピー、プラティなども多少はコケを食べる場面があるが、多くの飼育者は専用フードを与えていると思われる。やはりコケバスターズのレギュラーはブラックモーリーである。ブラックモーリーのオスは成熟してくると背ビレが黄色に縁どられてきて「良い魚」の雰囲気がでてくる。真っ黒のボディは存在感があり可愛がるアクアリストが多い。かっこいいライヤーテールタイプも人気である。メダカの仲間なので新陳代謝が活発で、世代交代が早い。コケ取りとして導入したのにいつの間にか黒い大群になってしまうケースも少なくない。植物成分を多く含むフレークを与え、なるべくコケに向かってくれるように仕向けたい。与え過ぎると味を覚えてグルメになり、コケの前を素通りしてしまう。
■ペンシルフィッシュ
水草の葉に付着する糸状藻類を食べることで重宝されている。あまり泳ぎ回らず、静かなタンクメイトである。水草の間に見え隠れする姿はたいへんかわいい。コケばかりでなく、エサはブラインシュリンプなども与えたい。ミジンコ、各種フレークフードにも慣らしていこう。入門種ベックフォルディがよく使われる。スリーラインペンシル、ナノストムスエスペイなど魅力的な種類をコケ対策として使うのは、なんとも贅沢と思う。弱酸性の落ち着いた環境下ではコケの発生も少ないため、むしろ中心になる魚と思う。
■プレコ
コケバスターズ不動のエースはプレコたちではなかろうか。彼らの行くところにコケあり、彼らの行進のあとにコケなし、無敵のコケバスターぶりを発揮している。小型のタイガープレコ、ピットブルプレコ、人気のセルフィンプレコ、頑強なアカプレコなどの注文をよく受ける。同居する魚のサイズ、性質に合った大きさのプレコを求める人が多い。大型魚との混泳の場合は、食べられず、ちょっかいは出さず。ディスカスの場合ははりついて舐めず、フンはしすぎず。小型魚の場合は、威張らず、水草に穴開けず。とはいってもプレコの成長は早く、みなさんある程度は目をつぶっている部分もあると思う。大きくなりすぎたプレコをお店に持ってきて、かわりに小さい個体を持ち帰るお客様もいる。
プレコがいるのといないのとでは、掃除の回数が全然違うという声はたいへん多い。プレコがいるからこそ掃除してね、と思う場面もあるのだが・・・水槽面にはりついている時には観察しやすいが、腹部がへこんでいるのはエサ不足であるので注意してほしい。

(鉄則1)はじめはコケ取りでも・・・
     飼育していくうちに愛着がわくので、専用フードを与えて飼い込んでいこう。プレコ用、エビ用、貝用など各種専用飼料は多いので積極的に利用しよう。
(鉄則2)タンクメイトとの相性は・・・
     混泳時には、共に生活する仲間たちとの協調性を観察しよう。いじめや、エサ不足には注意しよう。
(鉄則3)自慢の1匹に育てよう!!
     コケだけを食べさせないで、極美個体に仕上げよう。そしてコレクションしよう!みんな一介のコケバスターにとどまらない素質を秘めている。



selvas2 at 00:09コメント(0) 

2007年11月09日

5c6e4498.jpg熱帯魚ショップで魚や水草、飼育設備・器具を選ぶとき、みなさんは何を基準にしているだろうか?生体ならばサイズ、調子、価格、店サイドのおすすめ・・・器具ならば使い勝手、性能、価格・・・。今日は「ショップに行ったら」ということで、魚の選び方・エサの選び方・与え方・フィルターの選び方などについて考えていこう。

■魚の選び方
ショップにはいろいろな魚が泳いでいるわけであるが、購入する、しないの最大のポイントはその個体のコンディションが良好かどうかに尽きる。そのためには「その魚の最高の姿を知る」ことが大切である。なるべく多くの個体を見る、なるべくいろいろな写真を見る、本を読む、多くのショップを比べる、ショップで問い合わせる、イベント、コンテスト、セミナーに参加するなど、多くの情報を仕入れることが重要だ。
慣れてくると照明の種類、底砂の色、水草の有無、個体のテリトリー順位などによって微妙に変化する色、姿を判別できるようになる。自分の水槽に導入して「良くなる」ことを確認してオーダーすると良い。
ディスカス、アロワナ、フラワーホーン、金魚、ポリプテルス、エンゼル、グッピー、コリドラスなどは、「これを下さい」というよりは「この個体を下さい」といわなければならない。1匹1匹個性があるし、長い付き合いになる。Sサイズの個体は将来性を買うような部分がある。親を見ることができればイメージが湧きやすいのであるが、これはなかなか難しいことである。趣味として魚を選ぶ以上、より良い個体を求めるのが鉄則である。例えば100匹のグッピーが泳ぐ水槽ならば、第1位から100位の魚がいるわけで、3匹を購入するならトップ3を入手すべきである。魚をみるポイント、評価するポイントを決めておいて、それを満たす個体を選ばなくてはならない。大きさ、体型、色、ヒレ、柄、オス・メス、などである。見ることと観察することは大きく異なることだ。魚を見る眼が養われると、優良個体と出会ったときの感動が大きい。おそらく価格面において自分の底値よりも激しく安いものに出会った衝撃を大きく凌駕する。
ひとつの水槽に数多く収容されて販売される小型魚の類に関しては、ショップのスタッフと相談したほうが良い。毎週決まった曜日に入荷する種もある。今週の入荷魚、ネタは平均より良い、悪いなど従業員は肌で感じている。今週のネオンテトラ、今週のグッピー、今週のオトシンクロス、いいネタを買おう。ショップで「自分ですくっていい?」というアクアリストも多い。
■エサの選び方
おいしそうに食いついてくるのは確かに良いエサである。フンが少ないエサほど良いエサでもある。それだけ血となり、肉となりエネルギーになっているということだ。可愛がりたい気持ちをぐっと抑えて、量、回数は「管理」する。まずはショップで何を与えられていたかを確認しよう。エサの容器・パッケージであるが、透明の容器やパッケージで中身の見えるもの、簡単なビニールパックなどで陳列されるものはおすすめできない。光や外気の影響を受けてエサがすでに劣化している可能性がある。
また、エサのボトルに指は入れないほうが良い。専用スプーンやピンセットを使うようにしよう。直接手で触れないことで、エサの品質や匂いの劣化を抑えることができる。一度開封したエサは2〜3ヶ月で使い切るようにしたい。多少割高であっても小さい容器のものを使い切っていくようにしたい。
エサは何種類かを用意し、なんでも食べる丈夫な魚をつくっていこう。
メーカーから新発売されるエサは、このモノの売れない時代にわざわざ嗜好性の低いエサを出す訳もなく、給餌テストが十分行われてからリリースされており、実際によく食べる。このことは新製品のエサのサンプルをもって全国をまわる営業さんの満面の笑顔に現れている。さっそく試してみよう。
エサは、まずは少量を与える、食べきったらもう少し与える、こうしたエサやりの時間が2、3分〜5分。エサを与えているあいだに魚や水草の健康状態をチェックし、ヒーターやフィルターなどの運転状態が良好であるかを確認したい。
お店に立っていると「みなさんエサをやり過ぎだな」感じることが多い。水が黄色い、あるいは赤い、水が臭う、フィルターが詰まるなどという声は後を絶たない。いまだに「そうじ屋さん」というコリドラスもどうか。そもそも沈んでしまうほどエサを投与してはならないし、コリドラスには優良な専用タブレットがリリースされている。
■フィルターの選び方
フィルター選びのポイントは,躄畫紊陵得儉⊃緡などろ過器の規模2然吻だ瀉崗貊蝓設置方法デ朶鼻η枩Ε瓮鵐謄淵鵐垢里靴笋垢記П薪床察水の音電気代などが挙げられると思う。生体の健全な育成のため最善と思われるものを選ぼう。飼育技術が上がると器具選びもステップアップしていく。よりよいものを求めショップをめぐったり、カタログ・パンフレットを集めたりするのも楽しみのひとつにしてほしい。
ろ過槽の容積は計画的に使い分け、結果を見ると良い。例えばろ過槽容積3リットルのフィルターを使う場合、1リットルを物理ろ過に、1リットルを生物ろ過に、1リットルを吸着ろ過に使い分け、結果を見て、後日ろ過槽清掃のときに生物ろ過を増やしてみようとか、吸着ろ過材を交換しようといった管理ができると良いと思う。
水流については、そのフィルターが1時間に何リットルの水を汲むのかを知れば、水槽全体の水が1時間に何回転するのかが分かる。60リットルの水槽に1時間で440リットルを流通させるろ過器を設置すると、7.3回転。同じろ過器を150リットルの水槽に2台設置すると5.8回転である。自分の管理において良好なレンジを探ってほしい。
価格はショップのセールの情報をもらったり、調査したりしよう。パソコンや携帯電話にセール情報、イベントの案内などがもらえるサービスも多いと思う。
フィルターの設置方法、場所、メンテナンス方法はショップのデモ機でよく分かると思う。外部式ならば1台につきホースが2本ないし3本出て、水槽の下に設置しなければならない。大型魚や海水に多いオーバーフロー、魚育成に向く上部式、ろ過材の交換が手軽な外掛け式、場所を取らない内部式、エアーポンプによる投げ込み式、稚魚育成に多用されるスポンジフィルター、用途によって使い分けてほしい。
例えば水草育成を目指すのであれば外部式が理想的である。大型魚であればライフラインとなるパイプを抜いてしまう可能性もある。構造上パイプをつなぐ底面式、上部式は避けなくてはならない。器具はこちらの管理をサポートしてくれるものとしてとらえ、器具に頼りすぎてはいけない。
衝撃的なのは多くのディスカスを生産するマレーシア・ペナンのブリーダーたちで、ずらりと並ぶ水槽にはろ過器がついていない。1日に2回、50%〜80%の水かえをしている。種親のペア水槽も出荷を待つ若いディスカスたちがひしめく水槽も同様である。ロイヤルレオパードなど魅力的なスポット系ディスカスを生産するE.K.GOH氏の一部の水槽だけ水中ポンプでくみ上げた飼育水を上部式に通しておられたくらいで、ほとんどのファームが水かえによって管理をしていた。もちろん新しく用意する水の質は抜群に良い。日本では苦労しないと手に入れることができない良質な水がペナンでは手に入りやすいのだ。実際にペナンにpHや導電率計を持っていってブリーダーさんたちの水を測定させていただいたが、衝撃的なまでに水質は良好だった。
ろ過材の性能は一般に価格に比例している。高価なものはそれなりの性能を持ち合わせている。バクテリアの定着面積の多いもの、pHが下がりにくくなるという性能をもつもの、すぐれた吸着能力をもつもの。うちの水槽はコレで行く、という究極のろ過材の組み合わせを研究しよう。ろ過材は、ネットに入れて何分割かにし、順番にバケツにとった飼育水で洗うようにする。交換するときも同様に徐々に新しいものにしていく。ろ過材の寿命の質問はたいへん多いが、ろ過材によって異なるので購入したショップで問い合わせてほしい。

(鉄則1)魚の情報を集めよう!
飼育する魚のことを知ろう。原産地はどこか、何センチの大きさに成長するのか、繁殖方法は?水質は?
(鉄則2)エサは直接手で触れないようにしよう。
専用のスプーンやピンセットを用意しよう。与える量が管理できるうえ品質や匂いの劣化が防げる。
(鉄則3)器具選びは生体のために最善を尽くそう!
この魚のためには何がいいのかを考えてあげよう。きっと美しく成長した姿で応えてくれるに違いない。



selvas2 at 00:08コメント(0) 

2007年11月08日

cb94be4f.jpg水槽セットはとても楽しい。水を張るまでのワクワク感、どんな設備にしようか、どんなレイアウトにしようか、観賞魚が趣味でよかったと思う瞬間である。長く楽しむためにはスタートが肝心である。今日は水槽セッティングから魚の導入までを考えていこう。
/總紊寮瀉崗貊
水槽は一度設置したら1mmも動かさないのが原則である。多くのアクアリストの話を聞くと、水槽を洗うために移動してしまう人が少なくないようだ。水や砂利が入ったまま移動することは水槽破損の原因となるうえ大変危険である。水はホースで抜くのが基本で、設置場所はスタートしてから水槽がうまくいくかどうかの鍵となる。例えば強い西陽の差す窓際に置いてしまうと、水槽管理において避けては通れないコケの問題が大きく立ち塞がるだけでなく、夏の水温上昇の原因にもなる。また魚たちはドアや戸の開閉が得意ではないので部屋の出入り口付近も避けよう。留守がちな部屋でデリケートな種を飼育すると、人影や物音に対して魚が敏感になり、奥のほうでおびえてしまう例がある。なるべく水槽に向かい魚たちを観察したり世話をしたりするコミュニケーションの時間をとってあげたい。いつも人が生活している空間に水槽を置くと、魚たちは人に慣れエサをねだったりいきいきとした姿を見せてくれたりする。電源が近く、水の出し入れが便利な場所も良い。専用水槽台、キャビネットの使用が鉄則である。一般的な60cm水槽で60kg〜70kg、90cm水槽では160〜200kgの重量になる。できれば水平器できちんと水平を確認したい。
底砂
底砂は多くのメーカーが様々な製品をリリースしているが、洗ってから使用する砂利の類と、水を張る前にセットするソイルの類が主流となっている。水槽にバックスクリーンを張ったら底床作りをしよう。水草用底床肥料、ラインヒーター、レイアウト用の雛壇型プレート、底面式フィルターなどは底砂を敷く前にセットしよう。岩や流木は底砂を敷く前にセットすると座りが良くなる。
水を張る
水は底砂を掘り起こさないようにボールなどで受けながら静かに注水していこう。極端に低い水温の水や熱いお湯をいれてはならない。特にガラス水槽の場合は温度によりわずかであるが水槽自体が膨張収縮をするのでヒビ割れなどの原因となる。飼育を始めてからは入れる水の温度は飼育水と同じにするわけであるから、水を張る時点ではスタートの水温に合わせていこう。
ぅ辧璽拭爾離札奪
立てない、埋めない、持ち上げないが鉄則である。埋め込むことや空気中での通電は故障の原因となる。また立てた状態だと水かえや万が一の水漏れ時、水位が下がった時に危険である。ヒーターカバーがドロリととけてしまう失敗談もよく耳にする。ヒーターを取り出すときには、取り出す15分ほど前に電源を抜き、冷めた状態のものをひきあげないといけない。
ゥ侫ルターのセット
吸いこみ口にスポンジストレーナーを取り付け、ろ過器本体の目詰まりを少なくする方法は一般に定着してきたようだ。スポンジとろ過材を別々の日に掃除することでろ過バクテリアも保持しやすいのだ。当欄炎の熱帯魚ブログでは理想的なろ過槽について考えてみよう。フィルターによって取り込まれた飼育水はまず大きなゴミを取り除くためにろ過マットを通す。次にろ過槽内を均一な水流とするためにリング状のろ過材を通す。次にバクテリアの定着にふさわしい細かい穴のたくさん開いた(多孔質)ろ過材で生物的ろ過をし、元に戻っていく、というのが基本になる。したがって、一般的な外部式フィルターでは下からマット・フォーム、リング状ろ過材、生物ろ過材の順でつめていく。上部式ではマットが上になる。外掛け式フィルターの専用ろ過材は、せっかく付着した微生物を捨てる形となるため、複数のろ過材を使用し、交互に交換するなどの手法も知られてきた。水槽セット時に活性炭を使うのは、バクテリアの活動が順調になるまでは、活性炭に毒素を吸着させようとするものである。活性炭は1〜2週で役目を終え、そのスペースには別のろ過材を追加してほしい。しばしば感じることだが、取扱説明書は保存しよう。
Ε灰鵐妊ショナー、バクテリア
水温が決まり、フィルターの運転が正常であることを確認したら、いよいよ水づくりにとりかかろう。水づくりを始めるにあたって、原水の水質データを知ることは極めて重要である。水道水も毎日同じ水質とは限らないし、貯水タンクのある集合住宅の場合は1階と最上階で異なる場合もある。Ph、硬度などはこまめにチェックしよう。
■中和剤
液体の塩素中和剤は各メーカーが競うように製品をリリースしている。水道水に対して正しい量を入れるわけであるが、自分の水槽が何リットルなのか、半分水かえしたら中和剤はどのくらい入れたら良いのか、といった質問はたいへん多い。水槽の水量はおよそ幅○cm×奥行き○cm×高さ○cm÷1100=○リットルという計算をしてほしい。60cm水槽で半分水かえをすると、抜いた水は30リットル弱であることが分かると思う。
■体表粘膜保護剤
水道水に含まれる銅、亜鉛、鉛、カドミウムなどを無害化する目的で、通常塩素中和剤とともに使用する。これに含まれるビタミンBが、魚の体表粘膜を保護する。また、保護コロイドが魚の表皮やエラをガードしてくれる。アクアリウム経験を積むにつれて、いつの間にか中和剤だけの使用になってはいないだろうか、やはり粘膜保護剤との併用は魚を長生きさせてくれる。また、生体入手直後や輸送時のトリートメントにも役立つ。運搬用のビニールに適量を入れたり、入手後は規定量の3倍の量をいれた水槽に30〜45分間魚を泳がせたりすることにより重金属イオンに対する中毒や、アンモニアによる障害から守ることができる。
■各種水質調整剤
Ph上昇剤、Ph降下剤、ビタミン添加、KHに作用するもの、ピートのエキスを含むブラックウォーターの類、アンモニウム除去剤など、メーカーのラインナップをキャビネットに並べると思わずテンションが上がるのは筆者だけであろうか。これら調整剤や、プレフィルター、R/Oなどを駆使して、思い通りの水を作っていこう。日本は全体的に水質が良好であり、飼育する魚に合わせた水づくりがしやすい。Phも硬度も高いヨーロッパは水づくりの意気込みが日本よりもはるかに高く、設備に対する意識や、管理方法のノウハウが進んでいる。
■バクテリア
(1)ろ過バクテリア
魚にとって有害なアンモニア、亜硝酸を分解して硝酸塩にするものが主流である。バクテリアの保存方法は各メーカーによって異なるため、ボトル入りの液体、ビン入り粉状のもの、冷凍庫保存のものなどがある。いずれのバクテリアも水道に含まれる塩素や有害物質には敏感なので、中和、無害化が済んだ飼育水に入れるのが基本になる。バクテリアを入れてからは、水温、Phは変えないことも基本である。従って、水かえ後に入れると良い。生活の場となるろ過材の目詰まりを避け、エアレーションにより活性化させよう。
(2)PSB
アンモニアを取り込み、アミノ酸にかえてくれるのがPSBである。原液はものすごいにおいがするが、魚をたくさん飼育するケースや稚魚育成時に有効に使うアクアリストも多い。入れたら水がピカピカになった、といううれしい報告も多い。ろ過細菌を活性化し水質を安定させたり、酸素、二酸化炭素の溶存率を高めたり、白濁りを解消させたり、魚の体内で有効に作用することが知られている。
Э總陲鮨△┨む
水槽セット直後(愛好家は立ち上げ当初などといいます)はバクテリアによる分解作用が不完全なものである。硝酸塩を吸収し、ぐんぐん成長する水草を多く植え込むと茶ゴケの発生を抑制しやすい。ハイグロフィラ、アンブリア、マツモ、ロタラなど育成環境にうるさくなく丈夫な水草は、スターティングプラントなどとも呼ばれる。いきなりレイアウト完成を目指すのではなく、まずは微生物のサイクルを安定化させるのが目的である。微生物生態系の熟成とともに徐々に目的のレイアウトにしていこう。
┻の導入
魚もいきなり完成を目指さず、まずは試験的に5〜10匹を投入してみよう。例えばいきなり100匹を入れると100匹がエサを食べ排泄をする生活が分解者不完全なままスタートするので、飼育水白濁や死亡の原因となる。毎週、熱帯魚ショップに通うのも楽しみのひとつにしてほしい。
魚の入ったビニール袋は、水槽照明を消し、まずは水温を飼育水と同じにするため浮かべよう。もとの水槽の水温がわかればなお良いが、1時間ほどで同じになる。ポイントは同じということで、「同じくらい」はダメである。魚は体温を持たないため、1度違えば体温が1度変わってしまう。これは人間でも厳しいことである。
水温が合ったら、水質を合わせていこう。飼育水を袋に混ぜていくのであるが、エアーチューブやコックを使って点滴のようにしてあげると、水質の急変などのショックから魚を守れる。早く導入したい気持ちをぐっと抑えて、慎重にあわせてあげてほしい。袋の水がいっぱいになったら半分を捨て、再び飼育水を点滴する念の入れようも愛好家では一般的である。魚だけをそっとすくいだし、放流しよう。できれば放流後、すこし落ち着くまでは照明をつけていてあげたい。まだ慣れない環境でいきなり暗くなると、魚が暴れて体表にキズをつけてしまうこともある。
魚たちが生活を始めてからは、毎日水質チェックをしよう。Ph,亜硝酸値など各項目の数値をメモし、前日の数値と比較してほしい。水かえのタイミング、水質悪化時の取るべき処置が見えてくると思う。
エサは導入した次の日から少しずつ与えていこう。魚のコンディションが上がってくるに連れてエサ食いも旺盛になっていく。


(鉄則1)水量計算
水槽に入る水量はおよそ幅○cm×奥行き○cm×高さ○cm÷1100=○リットル。
設置場所選びや、水かえ時のコンディショナーの使用量、魚病薬の使用量などに役立てよう。
(鉄則2)水温を正しく計ろう。
水かえ時、異なる水温、異なるPhの水を多く使用すると、バクテリアやその働きを殺してしまう。まずは同じ水温の水を用意しよう。「同じくらい」はダメである。
(鉄則3)徐々に完成を目指そう。
正しい管理、正しい処置をするためには、正しい水の調べ方、正しい水の作り方をマスターしよう。セットしてから3ヶ月後、6ヶ月後を見据えて、しっかり管理しよう。



selvas2 at 07:13コメント(0) 

2007年11月07日

f707c7c2.jpgまだ外にいます。立派なカトレアです。
昨年は10月23日に室内に移動しましたが、今年は暖かく16℃の今日はまだ屋外です。
14℃が境界線のようです。そろそろ室内に移動してあげましょう。
温度のほかには湿度、通気性がポイントです。


selvas2 at 02:12コメント(0) 

2007年11月06日

a1f3c1fc.jpgアクアリウムは「管理」ひとつで良くも悪くもなっていく。ショップでも質問されることの多くは、どんな作業をしたら良いか、管理、メンテナンス、適切な処置についてのことである。今回は問い合わせの多い水槽の管理・メンテナンスについて考えていこう。

■器具のメンテナンス
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水槽には専用のバケツ、ホース、雑巾、各種掃除グッズを用意しよう。洗剤を使うことは一切ない。(例外的にはガラス製CO2添加器具の漂白がある。)人間用の「抗菌加工」が施されているものも避けよう。ろ過バクテリアも菌であるため、抗菌加工されたバケツやブラシを使ってしまって生体全部がダメになってしまったという報告もある。水槽の外側や縁は管理が終わったら毎回必ず雑巾で拭くようにする。水滴を残したままだと跡として残りせっかくの水景を台無しにしてしまう。水槽のフチにも炭酸カルシウムの白い痕跡が付着しやすいのでこまめに清掃しよう。上部式フィルターをどかしたら下が真っ白だった経験をお持ちの方も多いと思う。水槽の内側は専用のコケ磨きグッズでないと思わぬキズをつけてしまう。アクリル水槽はガラス水槽よりキズがつきやすい。ガラス水槽は継目のシリコン部を傷めないように磨こう。(コケ取り貝はきわめて有効。)よく水槽は何年くらい使えますか?という質問を受けるが、手入れが良ければ5年、10年以上ずっと使える。水槽交換は水もれ、割れ、キズが主な理由である。個人的な感想になるが、一度水を抜いて、保管しておいた水槽に(例えば何年か後に)再び水を張る際は水漏れのチェックを徹底したほうが良い。特にガラス水槽のシリコン部の劣化に注意してほしい。水を張って使い続けている水槽のほうが水漏れ事故は少ない気はする。
⊂般
一日8〜10時間、規則正しく照明しよう。タイマーでの自動ON/OFF管理がおすすめである。朝と夜を作り出し、魚たちの生活リズムを整えてあげることが照明の目的の一つである。水草を育成する場合の蛍光灯は4〜6ヶ月を目安に交換しよう。ランプは切れていなくても、光量自体は低下していき、半年経過するころには光量は半分ほどになる。水草の健全な育成のためには、複数本あるランプを一週間ごとに1本ずつ交換していく方法が良い。照明器具に限らず、関連器具の取り扱い説明書は保管してほしい。メタルハライドランプや殺菌灯のランプ寿命(例えば8000時間など)を知ったり、カートリッジの交換などの際、まちがいがない。各メーカーで専用パーツも増えてきており、自分で使っている器具は把握しておきたい。海水水槽での照明まわりはこまめに清掃し、塩だれによる事故を防ごう。
フィルター、ろ過材
フィルターやろ過材の清掃は、水かえの日と重ならないようにしたい。同時に実施してしまうと目には見えないがバクテリアが急に減少し、ろ過のサイクルをダメにしてしまうことがある。キレイにしようと一生懸命作業したのに終わったら水が白く濁っているという経験をお持ちのかたも多いと思う。ろ過材の洗浄は飼育水をバケツにとり、そこで行なう。同じ水温、同じ水質で洗うことによりバクテリアの死滅、流出を防ぐのが主な目的で、水道水で洗ってはいけない。
各フィルターのメンテナンスの注意点
■底面式フィルター・・・底床クリーナーによる定期的な底床の清掃が不可欠。
■上部式フィルター・・・ポンプに水がかからないように。ポンプ交換は1年ごと。
■外部式フィルター・・・パーツの破損。ホースなど接続部の水もれは要チェック。
■内部式フィルター・・・スポンジの目詰まり。水流の向きにも注意。
■外掛け式フィルター・・純正ろ過材は交換時にバクテリアを捨てることになるためスポンジストレーナーや補助ろ材を併用
■スポンジフィルター・・目詰まりによりエアーの量が減る。エアーチューブ連結部も清掃。
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ヒーターは砂利に埋めないで底のほうで寝かせた状態で使用する。立てた状態のヒーターは万が一水槽が水漏れしたとき危険であるうえ、保温の効率も悪くなる。サーモスタット本体は水に濡れないように注意してほしい。温度センサーがあるものはヒーターと距離をおいて設置する。センサーを水槽の外に忘れたままにしてしまい、悲しいお別れをした例もよく耳にする。ヒーターに限らず関連器具は電化製品であるため、スペアを用意したい。ショップなどのセールを有効に利用して、定期的に(ヒーターの場合は1〜2年)交換してほしい。ヒーターの故障は、温度が上がらなくなるか、上がりすぎるかのどちらかで、生体の命にかかわる。ヒーターは必ず水中にある状態で通電し、もし取り出して清掃などをするときは取り出す15分ほど前に電源を抜き、熱いヒーターを持ち上げないようにしよう。
クーラーのメンテナンスは各メーカーの取り扱い説明書に則って実施してほしい。定期的なエアーフィルターの清掃や、オフシーズンに取り外すときは機器の中の水を抜いたりすることが記されていると思う。来シーズンに備えて各メーカーにオーバーホールを依頼するアクアリストも少なくない。
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エサはなるべく新鮮なものを与えたいということで、多少割高でも小さい容器のものを使い切っていくアクアリストが増えた。容器を開けて時間が経つと多少エサは劣化するようだ。実際ボトルの半分まではよく食べ、残りは食べないグルメな金魚やアロワナもいる。新たに開封した同じものは喜んで食べるのだ。おせんべいなどに入っているパックの乾燥剤をいれたり、冷蔵庫で保管するひともいる。活きえさについてはショップにストック方法を確認しよう。冷凍エサは与える分だけ取り出し、一度とけてしまったものを再冷凍することはしない。(ディスカスハンバーグに個人的に混ぜ物をする場合はやわらかくすることもある。)
■日常の水槽管理・水かえ
日々のエサやりによって、水槽の水は富栄養化していく。魚や水草は自分たちが成長するために必要な栄養を摂取し、消化吸収し最終的な不要物を水槽内に排泄する。ろ過が上手に機能している水槽では、バクテリアがこれらの老廃物を生体にとって比較的無害な形まで分解してくれる。しかし、すべての老廃物が再利用できる形に還元されるわけではなく、水槽内には徐々に蓄積されていく。主に硝酸塩の濃度を薄める作業が水かえである。
コケの発生と硝酸塩値には密接な関係がある。硝酸塩値を測定し、1リットル当たり12mg以下であれば水の状態は良好、藻類の影響は少ないと言える。1リットル当たり25mgから藻類の発生が促進されるため、部分的な水換えが必要になってくる。50mg/lを超えると魚や水草が弱り、コケがはびこる。ここでは全水量の50%以上の水かえが必要になる。作業のスケジュールをはかる目安や水かえ実施日の決定方法は硝酸塩値だけでなくPhにおくアクアリストも多い。硝酸塩自体は酸性であるため、時間か経過しバクテリアによる分解作用がすすむと、Phが下がってくるのだ。極度の酸化は魚の遊泳が緩慢になるため、新しい水と入れ替える必要がでてくるのである。毎日Phなど水質データを測定し、数値をメモしておけば、水槽内で起こっている目には見えないできごとが把握でき、対処しやすいであろう。よくいわれるところの、週に1回三分の一から半分の水かえ、というのは水質データの許容範囲でやりくりできるラインの目安で、ビギナー向けにつかわれる言葉である。水かえの実施は、魚や水草がイキイキとした姿になり、水槽環境がよくなることを確信して行なってほしい。やるとよくなるのが水かえである。魚たちにはいつも良好な環境を提供してあげたいものだ。水かえ前と水かえ後のPh値に差がありすぎる(Ph値にして1も2も変化してしまうような)処置も避けたい。水かえ前のPh値、水かえ後のPh値のほかに、水かえ用に用意した水のPh値も把握しよう。作業の前後でPh値にひらきがありすぎると白濁りの原因となることもある。
★基本的な水換えの手順
1、照明を消し、ガラス蓋を洗う。(ヒーター、フィルターなどの電源を切る場合もあり)
2、水槽専用スポンジで水槽の内側や水温計、パイプ、ホースなどの器具を磨く。
3、底砂クリーナーを使い、底床全体を掃除しながら3分の1〜2分の1の水を捨てる。底砂は端の方から順にクリーナーを差していき、きれいになったら隣りへ移動する作業。はじめはコツが要るが、慣れると簡単である。
4、砂利をならし、目の細かいネットで粗ゴミを除去する。
5、水槽と同じ水温の新水を用意し、中和剤などウォーターコンディショナーで水を作る。
6、静かに注水。復帰作業。
7、水槽面、照明器具などを拭き掃除して完了。
鉄則1、楽しく管理しよう。
水槽管理の時間は楽しい。人も魚も生活リズムが大切である。
鉄則2、正しい処置ができる観察眼を養おう。
後手にまわると復帰が困難である。いつでも作業できる態勢をつくろう。
鉄則3、器具はスペアを用意しておこう。
万が一に備えてスペアは欠かせない。ショップのSALEは見逃さないようにチェックしよう。



selvas2 at 07:20コメント(0) 

2007年11月05日

fd950599.jpg今日のテーマはフィルター・ろ過器です。水槽で生活する魚や水草たちのライフラインのひとつであります。いろいろなフィルターが流通していますが、その特長、選び方、取り扱い、メンテナンス、使い方などについて考えてみましょう。

■フィルターを選ぼう
「熱帯魚飼育セット。○○○○円!!」。多くのショップ、メーカーが魅力的な水槽セットを展開している。水槽を立ち上げるとき、このセットからスタートするアクアリストはたいへん多いと思う。しかし、まずフィルターがあって魚を選ぶよりは、これから飼育する生体を決めてから、それに適したフィルターを選びたいものである。飼育器具へのこだわりは、趣味としてのアクアリウムを奥深いものにする。フィルターにも、ちょっとした気配りや工夫をすることで、飼育する魚や水草たちに対して、ふさわしい環境を作ってあげることができるのだ。代表的なフィルターを順番に見ていこう。
■投げ込み式フィルター
従来のエアーポンプ式のものに加えて、小型水中モーター内蔵のものも心強い。交換カートリッジが充実していて手軽である。金魚などに多く用いられる。水作エイトなどが有名である。
■スポンジフィルター
ベタの飼育、多くの魚種の繁殖、グッピー、プラティなどの稚魚育成、ディスカス水槽のサブなどとして活躍している。テトラニューブリラントフィルターなどが有名である。
■底面式フィルター
エアーポンプ式のもの、水中ポンプ式のものがある。定期的な底砂掃除をすればろ過能力は高い。場所を取らないのでショップでも多く見られる。
■水中式フィルター
水槽の外にはコンセントしか出ないコンパクトさが売りである。音も静かである。横にしても稼動するため、水位の低いカメ水槽などにも多く見られる。
■外掛け式フィルター
業界ここ10年のスマッシュヒット製品である。安価で手軽なうえ、純正ろ過材は活性炭を多く含み、飼育水を透明にしやすい。
■上部式フィルター
魚を育てる設備では不動の4番。場所を取らず、メンテナンスもしやすい。一般的な熱帯魚飼育セットには定番のように入っている。
■外部式フィルター
当欄炎の熱帯魚ブログおすすめのフィルター。置き場所さえ確保できれば、他のフィルターにおいて見られる管理のストレスが最小限だ。耐久性抜群、アクセサリーも充実している。
■オーバーフロー式
アロワナ、古代魚、ナマズなどの大型魚、海水魚などに多く用いられる。設備はおおがかりだが、ろ過材がたくさん使用できるうえ、メイン水槽をすっきり見せることができる。こだわりの設計も楽しい。
■フルダイズ式
ろ過材は細かいほどよくゴミが取れる、しかし細かいほど目詰まりしやすい、というジレンマを、水流によって微細なろ過材を動かすことによって解消している。生物ろ過能力は高い。

水は、フィルター内を速すぎず、遅すぎない速度で流れなくてはならない。水流が速すぎると、微生物による分解が十分に行うことができない。遅すぎると、生物ろ過の段階で酸素が不足し、ろ過バクテリアが死滅し、油膜の原因となったりする。
ろ過材の目づまり、ホースや配管の折れ・詰まり、プレフィルターとして取り付けたストレーナースポンジの目づまりなどは、こまめにチェックしよう。水流調節機能のあるものについては、魚の種類、大きさ、匹数などにもよるが、飼育者自身が良好なポイントを探らなくてはならない。フィルターは魚を飼育する上で最も重要な器具のひとつであり、汚れたまま使用していると、まったく機能を果たさないので、定期的なメンテナンスは欠かすことができない。エアレーションは、ろ過バクテリアを活性化させるのでおこなうにこしたことはない。
購入にあたって、取り扱っているフィルター、ろ過材はショップによって違うから、「ろ過材はどれがいいですか?」と尋ねるよりは、例えば「耐久性が良いのはどれですか?」とか、「ろ過バクテリアの着生が良いのはどれですか?」とか、「物理ろ過にはどれがいいですか?」とか、「この魚にはどれがいいですか?」などと、ポイントを決めて質問をぶつけたほうが、良い答えが得られると思う。例えば一般的な60cm水槽に多く用いられる上部式のポンプは、1時間におよそ600リットルの水を流通させる。外部式を見てみると、1時間に440リットルのもの、500リットルのものなどが60cm用として販売されている。もちろんそれぞれのろ過槽の容積も異なる。多くのメーカーが競って製品をリリースしているので、価格、耐久性、デザイン、メンテナンスのしやすさなどをチェックしてほしい。
☆ 自分でできるひと工夫☆
以下に提案する方法はそれぞれ愛好家が実践しているものである。改造や調整は自分の責任で行っていただきたい。器具のせい、人のせい、魚のせいにはしてはならない。
■純正ろ過材を使用しない、あるいは組み合わせる例
ヽ鯵櫃閏綾秬汽泪奪箸涼罎帽眄能ろ過材を入れる。
使用済み純正マットの上のほうをカッターで裂く。中身は捨て、ポケット状になったスペースに高性能ろ過材をつめて再利用する。
外掛け式マットの空いたスペースにもろ過材を導入する。
純正マットと併用して、ネットに入れたろ過材にも水を通す。交換や清掃は日を違えて実施するとバクテリアの流出を防ぎやすく、維持しやすい。
E蠅温み式の中に高性能ろ過材やサンゴ砂などを入れてグレードアップや水質調整を目指す。
サブとしては威力を発揮する。Ph調整にも便利である。
た綯羲阿涼罎帽眄能ろ過材を入れる。
例えば純正スポンジを半分に切って、残りのスペースにろ過材をつめる。せまいスペースも有効に活用したい。
ゾ緝式の中にスポンジフィルター(スポンジ部分だけ)を入れる。
高性能スポンジを上部式のろ過材として贅沢に使用する。バクテリア着生面積は飛躍的にアップする。
■ろ過設備を連結する例
…賁娘亜楙緝式
底砂クリーナーでの適切な管理をすれば、上部式の汚れ方はかなり緩やかになる。連結パイプにスリットを入れると事故が少ない。
底面式+外部式
長期的なレイアウトに向く。水草育成もOKである。底面式の立ち上がりパイプと、外部式の吸水パイプを上手に接続したい。
D賁魅ーバーフロー
外部式でろ過された酸素を豊富に含んだ水を底床内に流通させることによって、底床を腐敗させない効果が期待できる。水草育成などに使われる。
つ賁娘亜楹鯵歇
ストレーナー(吸水口)を使用せずに、小型水槽で配管をすっきり見せることができる。
コ杏式+プレフィルター
メインの外部式に水が入る前に、同じ規模のろ過槽をプレフィルターとして接続する。
上部式+スポンジ
上部式のストレーナーを外して、高性能スポンジフィルターを取り付ける。
Э綯罐櫂鵐廖楙緝式
水位が水槽の半分以下の時には有効である。水中ポンプを底に設置して、汲み上げた水を上部式ろ過槽に流す。カメの飼育などにも適している。
┸綯罐櫂鵐廖楹杏式
水槽の下に外部式を設置できない場合に用いられる。屋外のプラ舟や小型の池などに適している。
いわゆるタンクインタンク
水槽(大)の中に水槽(小)を入れる。小水槽はエアー式か水中ポンプ式の底面ろ過をし、(あるいは大きめの投げ込み式を砂利で隠す形)砂は厚めに敷く。小水槽をまるごと大水槽に入れフィルターとする。大型のベアタンクなどで多く見られる。
■出水、水流に対する工夫
.轡礇錙璽僖ぅ廚侶蠅梁腓さ、穴の数を変える
出てくる水の量は一定であるので排水シャワーの勢いを調整することができる。緩やかな水流をつくることができる。
⊇仗絽の分岐
岩組みレイアウトなどでは、止水域ができやすいため、例えば排水を2箇所にして、水の行き来をよくしようとするものだ。
エルボの有効利用
底砂が掘れてしまったり、排水の向きを変えたりするのに用いられる。
ぅ妊フーザー
外部式や水中ポンプに取り付けることで、排水に空気を混ぜ、エアーポンプがなくてもエアレーションができるようになる。
ゥ献Д奪肇僖ぅ
強い水流をつくるときに、排水口をしぼったジェットパイプを用いると効果的である。シクリッドやアロワナなどに活用されている。
Τ鯵櫃閏阿僚仗
水が滑り落ちる通路に白マットを取り付け、落下音やCO2の放出を防ぐなどの目的で、手を加える。
■吸着ろ過材について
フィルターの中で生体にとって有害な物質などを閉じ込める役割をするのが、吸着ろ過材である。製品によって吸着能力や吸着する物質などは異なる。ニオイ分子(カビ臭、魚臭、フェノール臭など)、黄ばみ分子(流木などに由来するタンニン、フミン酸、エサや魚のフンに含まれる色素など)流木のアク分子、アンモニア、硫化水素、鉄、マンガン、亜鉛、トリハロメタン、残留塩素、リン酸塩などの有害物質を簡単に取り除くことができる。吸着しきると効能はなくなるので、新しいものと交換する必要がある。交換時期のスパンの長いもの、多くの有害物質を除去できるものほど高性能である。一般に価格と性能は比例している。吸着ろ過材も、生物ろ過材同様、ウールマットを通した後に設置すると、効果的で長持ちする。フィルター購入時や水槽セット時に活性炭が多く使われるのは、生物ろ過材にろ過バクテリアが定着するまでの間、活性炭にアンモニアを吸着させ、順調に水槽の立ち上げができるようにという考えからである。
活性炭は魚病薬色素も吸着する。薬浴の際、吸着ろ過材は使用しない。魚病薬は病原菌を殺す目的で投与するが、生体は長期間に渡って魚病薬にさらされているとストレスになる。薬浴をし、病気が治ったあとは、積極的に魚病薬およびその色素を吸着してあげたいものである。

(鉄則1)まずは標準装備のフィルターの性能を知ろう
製品スペックから推し量る、カタログを集める、お店のデモ機を見る、ショップで問い合わせる、実際に使ってみる、多くの検索方法でチェックしよう。
(鉄則2)器具へのこだわりを見つけて、バージョンアップしよう。
雑誌などのお宅訪問で紹介される水槽データには、ヒントが多いので参考にしてほしい。自分だけの使い方で、器具や魚の新しい一面を発見しよう。
(鉄則3)生体のためにできる最善の方法を探してあげよう
魚たちにより快適に生活してもらうためには、管理者の向上心が不可欠である。良好に決まった場合は水質データをとっておこう。



selvas2 at 00:23コメント(2) 

2007年11月04日

才能と努力が夢を輝かせる。果敢な挑戦から始まる明日。

日本でいちばん難しいレースのひとつ、アルゼンチン共和国杯に挑戦しましょう。
昨年の覇者であるトウショウナイトという馬と、ダンスアジョイという馬に注目しています。
大混戦のハンデ戦で、波乱もありそうです。チェストウイング、ネヴァブション、アドマイヤジュピタ、ダークメッセージなども差のない走破時計をもっています。

僕は「才能」が努力を要求するのだとおもいます。
もってうまれた才能が、お前はこれをがんばれ!と命令するのだと。
だから努力しない、あるいは努力できない方面にはその才能がないのかもしれません。

府中のターフ、2500mを勝ちきる才能がいちばんあるのはどの馬か・・
さて・・たのしみな1戦ですね。

selvas2 at 10:50コメント(0) 
fc182849.jpg流木や岩えらびもアクアリウムの楽しみのひとつであります。写真の岩は、手にとった瞬間、創作意欲をかきたてられたかっこいい形です。岩の肌や色や質感で心に響くものがあるのはやっぱり日本人なのでしょう。水槽に導入する際は、岩や流木をまわしてみて、前面に見せる「前」を決めます。前が決まったらすわりをよくしながら配置です。
いまあなたの水槽にレイアウトされている岩や、流木、別の一面も持っているかもしれません。同じ岩でも水槽の表情は一変することもありますので、確認してみてください。
水槽のいちばんの見せ場として岩を配置し、コンゴテトラを泳がせました。ちょうど石巻貝が岩の表面にやってきました。


selvas2 at 07:12コメント(0) 

2007年11月03日

9e3f3c6d.jpgリーフアクアリウムはそれ自体が小さな生態系であり、この環境の中で多くの要素が作用しあっている。サンゴの仲間を長期にわたって育てること、増やすことが可能になった現在では、自宅に海を再現するマリンアクアリストが増えている。今日は、ムセキツイ動物の水槽を理想的にキープするためのいくつかの点について考えてみよう。

海は地球上で最も安定した生態系である。海に生活する生き物たちは大昔から現在に至るまで自然界の環境に適応してきた。自然界において、この環境条件が大きく変動することはまれで、多くの海水生物は「環境変化への適応力」が、淡水生物に比べてはるかに低い。水槽飼育において海水魚が不幸にも死んでしまい、「海水は難しい」といわれる最大の理由はこのあたりにあると思われる。水槽環境は変化しやすい、ということをしっかり認識し、生体には良好な環境を提供してあげたい。難しいことにチャレンジしてクリアしていく過程で、設備が淡水よりもおおがかりで高価なものになったりすることもあるだろう。自分なりのノウハウを習得していく過程を楽しんだりするマリンアクアリストさんが多い。海水魚の養殖もずいぶん盛んになって流通しているが、まだまだ天然採集魚も多い。海で生活していたものをビニール袋に入れ、飛行機に乗せ、水槽に放つことを考えると、水槽や養殖場でうまれた個体を飼育するのとはやはり勝手が異なる。基本ステップを淡水で習得し、海水、ムセキツイ、サンゴは新しいチャレンジや次のステップになるアクアリストが多いのはこのあたりにありそうだ。映画ファインディング・ニモの人気のさなか、小型水槽でイソギンチャクとカクレクマノミをスタートし、現在に至っている方はやはり多くのチャレンジと失敗に基づいた環境の改善を実施し多くのことを習得したのだ。多くの成功例は、スタートしたときよりも大きな水槽になっている。水量が少ないことは環境が変化しやすいことと隣り合わせであるのだ。

まずは理想的な環境づくりから見ていこう。

近年の海水飼育設備の充実はめざましく、これらを導入すればウチの水槽もいけるのではないか?と思えるほど魅力的なアイテムのソソル殺し文句に思わず目がいってしまうが、自分の水槽環境を把握することや、なにが起きているのかを知るには水質測定を身につけるのが良いと思う。数値は目に見えるし、データ、経験となるからである。ショップで話をきいたり、本を読んだりすることももちろん大切である。抽象的であいまいなニュアンスのこと、特定の環境、設備での話も多く万人向きではないため、当欄では具体的な数値を水質管理の目安としたい。

■水質管理・チェックしたい項目の目安は表のとおりである。
pH→8.0〜8.5(東京では7.0の水道水に適量の人工海水を溶かすと8.2〜8.4の水が得られる。)
KH(炭酸塩硬度)→8〜14
Ca(カルシウム濃度)→400〜450mg/l
比重→水温25℃のとき1.022から1.024
NH4/NH3(アンモニア・アンモニウムイオン)→0が理想
No2(亜硝酸塩)→0が理想
No3(硝酸塩)→20mg/l以下
Mg→約1300mg/l
PO4(リン酸)→0.1mg/l以下
Cu(銅)→0(水道水や銅を含む薬を通して水槽に入る)
O2(溶存酸素)→6mg/l以上(エアレーションが良く効いている)
GH(総硬度)→11前後

魚やムセキツイ動物たちは、骨格形成のために海水中からカルシウムを摂取している。天然の海水中には400〜450mg/lのカルシウムが含まれている。市販の添加剤のカルシウムには、毎日添加してくださいという表示が多いが、飼育している生体の数、コンディションにもよるので、毎日規則的に添加すればいいというものではない。飼育水のカルシウム濃度を測定し、400mg/lを下回ったらカルシウムを添加して濃度をキープしよう。

天然海水中のマグネシウム量は約1300mg/lである。カルシウム同様、消費された分はその都度補給しよう。

マンガンなどの微量元素は魚やムセキツイ動物にとって必要不可欠な成分である。微量元素は時間の経過とともに消費され、またプロテインスキマーの稼動によって失われていく。

カルシウムとともに欠かせないのがストロンチウムである。海水中には8mg/l含まれている。やはり添加液を定期的に使用し、補給・観察することで管理したい。

★ライブロックについて
天然の岩場から採集されている。多孔質(細かい穴がたくさんあいていること)の内部には数多くのバクテリアが高密度で付着している。甲殻類や環形動物、カニ、シャコ、ゴカイ、エビ、ウニ、ヒトデ、海藻類などが付着しているものも多く流通し、思いがけない生き物との出会いも楽しい。バクテリアが水槽に定着するまでの時間を短縮し、海水水槽を良好な状態で「立ち上げる」ことに役立つ。ムセキツイ動物を美しくレイアウトする岩組のベースロックとして、自然の海の雰囲気を再現するのでたいへん重宝する。多孔質であるため、適度に軽いものがよしとされる。同じ形のものは二つとないので、形や据わりの良さは吟味してほしい。
さて、中でも人気なのが岩の表面に赤紫色の石灰藻と呼ばれる藻類が付着しているライブロックである。石灰藻はそれ自体水質に影響を与えるものではないが、その岩をとりまく環境が良好であることの目安になるのだ。上手に立ち上がっている水槽では、石灰藻が繁茂して、設備のパイプや水槽面などに広がるように付着していく。このカッコイイ環境を求めるために赤い岩は人気があるのだ。

石灰藻とは、石灰を体に含んだ海藻の総称である。紅藻であるサンゴモ類、ガラガラ類、緑藻であるサボテングサ類、褐藻であるウミウチワなどである。愛好家に好まれるのは赤紫色のサンゴモ類である。赤紫色が岩にべったりと、かたく付着しているものは特に人気がある。これを良好にキープすることが水槽管理のカギともいえる。彼らの最適環境は水温25℃、pH8.2、比重1.022〜1.024、リン酸塩濃度はきわめて低く、という条件である。ライブロック専用水槽でキュアリング(トリートメントして水槽に適したものにすること)の済んだもの、カッコイイ形のものを選んでほしい。

★サンゴに適する照明
蛍光灯は水深50cmまでの水槽で使用できる。青色のランプは、海水魚やムセキツイ動物の生息域の光を再現し、成長を促進させるのに最適な380〜450nm(ナノメーター)の光線が得られる。4〜6ヶ月ごとに新しい蛍光管と交換する。複数のランプを使用している場合は、一気に全てを交換するのではなく、1本ずつ交換することが光条件を安定させることにつながる。

照明の色温度をあらわすK(ケルビン)は、10000〜20000K、ワット数は水深45cmの水槽で150Wが目安となる。

サンゴたちを美しく魅せるための照明は現在も進化中である。メタルハライドランプは、吊り下げ式で水面のキラメキを楽しんだり、専用ハンガーでレイアウトに合わせて自由にライトを取り付け自分だけの照明設備を作ったり、青系スポットライトとしてLEDランプを合わせてコーディネートしたりと、照明設備の成功なしにサンゴ水槽の成功はないと思えるほどの勢いで進化している。

サンゴの世界には独特の専門用語が多い。育成に光が必要な好日性コーラル、あまり強い光は必要のない陰日性コーラル、骨格をもつハードコーラル、骨格のないソフトコーラル。これらを組み合わせてミドリイシに代表される好日性ハードコーラル、イボヤギに代表される陰日性ハードコーラル、チヂミトサカに代表される好日性ソフトコーラル、ベニウミトサカなどの陰日性ソフトコーラルという4つの括りが一般的である。

好日性のサンゴは、自分の体内組織に褐虫藻(ズーキサンテラ)と呼ばれる藻類を共生させている。これらの光合成によって得られる栄養分によって生活するため、給餌はあまり必要ないかわりに、光は欠かすことができない。添加剤の使用状況もしっかり管理したい。

★サンゴに適するエサ
ズーキサンテラを介して栄養を摂らないサンゴは給餌が必要である。微細な生物などをポリプによって捕食して暮らしているのだ。

サンゴのエサ

・タブレット状の人工配合飼料
栄養バランスが取りやすいので、意外にもオススメである。冷凍のオキアミやアサリの浸出液にしばらく浸けておいたものを与えるとエサに慣れやすくなる。

・冷凍飼料
貝、イカ、エビ、オキアミなどの冷凍飼料である。飼育水をグラスなどの小さい容器に取り、その中でとかしてから与える。

・乾燥飼料
オキアミを乾燥させたクリルなどである。飼育水をしみこませ、中の空気を抜いたものを与える。

・活餌・生餌
アサリは殻をむき、適当な大きさに刻んで容器にとった飼育水で洗ってから与えると良い。イサザアミは貴重な活餌である。

・リキッドフード
プランクトンを濃縮したもの、必要な栄養分を含んだ添加剤は、水流を止め、ピペットで口の近くに運び込んで与えよう。

(鉄則1)自分が見た海、感じた海を再現しよう。

自分だけのこだわりのレイアウトを作ろう。海を切り取ってきて自宅に再現しよう。

(鉄則2)ろ過設備、照明設備を充実させよう。

自分だけのこだわりのシステムを構築しよう。サンゴたちはポリプを力いっぱい開いて応えてくれるにちがいない。

(鉄則3)水槽管理を徹底しよう。

水質、照明時間、エサの量、微量元素の添加量などは、きちんと管理して理想的な環境作りを目指そう。「だいたい」、「〜くらい」、「適当に」はダメである。



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2007年11月02日

8fb3622e.jpg愛嬌のある泳ぎ方やふくれっつらの横顔に魅せられて思わずフグ専用水槽を立ち上げてしまうアクアリスト。ほとんど一目ぼれ状態の愛すべきキャラクター、フグ。
今日はかわいいフグたちについて考えてみよう。

日本周辺には71種類のフグが生息している。数々の異名をもつフグだが、「テッポウ」という呼び名は江戸時代にフグの毒性が強いことから、鉄砲もフグも当たれば死ぬというシャレからうまれたものである。水槽飼育下においては、フグの毒を気にする必要はないが、万が一フグが死亡した場合には、死魚からは毒素(死後、他の魚につつかれたりなどして)が出ないとも限らないため、即座に掬いださなくてはならない。
また、フグの表皮は厚く丈夫で、魚類一般に見られるウロコは退化の傾向にあり、そのうえフグ類にはろっ骨がないため、危険を感じたときに体内に水や空気を吸い込んで風船のように体を膨らませる。防衛反応で例えば大きな魚に食べられても吐きだされたり、あるいは大きく見せることで威嚇したり、内臓を守るため膨れるようだ。
ショップでの購入時や、水槽導入時に網で掬うと膨らむ様子が観察できるが、飼育下において、わざと膨らませるような行為はしないほうが良い。バランスが戻らなくなってしまう個体の例もあるようだ。英語では「グローブフィッシュ」と呼ばれ、腹を膨らませる時に音を発したり、目の縁の輪状筋を動かしてウインクしたりと、そのかわいらしさは観賞魚の中でもトップスター級であり、多くのアクアリストに親しまれる理由となっている。

■ミドリフグ、ハチノジフグ
河口付近に生息する汽水魚として親しまれてきたが、実際の生息範囲はもっと広いようで、幅広い水質に分布する。淡水か、海水か、はたまた汽水で飼育するのが良いかは、熱い議論が交わされるところで、個体ごとに良好なレンジを探ってみてほしいところである。バンコックから輸入されるミドリフグ、ハチノジフグの袋の水は淡水である。卸問屋さんのストック水槽で徐々に汽水にされ出荷される。ショップで販売されるときには、汽水の店あり、淡水の店あり、海水の店あり、というのが現状である。人気種だけに混泳にも多くの意見がある。個体の大きさ、強さ、水槽の大きさに対する魚の数、レイアウトの工夫、導入のタイミングなどによってうまくいく場合とそうでない場合があり、必ずしもショップの店員さんのアドバイスや、本の解説の通りにいかないところもあると思う。単独飼育には個体を美しく仕上げる楽しみがあるし、複数飼育には繁殖チャレンジの楽しみがある。あるいは他の魚との混泳には自分だけのアクアリウム、テラリウムづくりの楽しみがある。

★汽水の作り方
市販の人工海水を使用する。塩素中和剤入りのものとそうでないものがある。人工海水が何リットル用であるかを確認し、半分の量を溶かしたものが二分の一海水、四分の一の量を溶かしたものが四分の一海水である。例えば、100リットル用の人工海水は100リットルの真水に製品全部を溶かすと、100リットル分の純海水ができるということだ。四分の一海水を作るのならば、400リットル分が作れる計算である。ハカリで人工海水の重さを計測して10リットルずつ小分けにして便利に使用する愛好家も多い。比重計を用いる場合は、純海水が水温25℃のとき通常1.021〜1・023であるから、二分の一海水ならば1.011前後、四分の一海水ならば1.006が一応の目安となる。真水の比重が1.000である。

購入時に比重を問い合わせ、その比重からスタートし、徐々に自分の目的の比重に慣らしていく。いきなり異なる比重の水槽に導入することは避けたほうが良い。体色を黒化させコンディションを崩し病気にかかりやすくなるし、エサ食いも鈍ることがある。「痩せ」に注意し、こまめなエサやりが必要である。冷凍アカムシ、フリーズドライフード、クリルなどのエビ類、慣れれば手から食べてくれるほどで、食欲は旺盛である。

■アベニーパッファー
インド、スリランカ、シンガポールなどから輸入されてくる。成長しても3cmほどの小型種である。純淡水で飼育するため、水草レイアウト水槽や、人気の小型水槽との相性も良く、一躍フグ界のトップスターにのぼりつめた種。汽水独特の難しさがなく、手軽に飼育をスタートするアクアリストや、水槽に持ち込んでしまった(導入したおぼえのない)巻貝を好んで食べるので、駆除用に用いられることも多い。同種間での争いも少なく、黄色と黒のかわいい群泳も魅力的である。手軽さゆえに「エサはなんですか?」という質問が多い。お店では最初に冷凍赤虫をおすすめしている。口が小さいので、ほかの魚に比べて食べるのがゆっくりである。飼育する匹数によっては、冷凍赤虫の1ブロックが多いと感じることもあるかと思う。腹部がコロッとするまで時間をかけて給餌する。飼育数が多いほど人工飼料に慣れやすい傾向がある。エサとり競争がおきるからであろう。冷凍赤虫をバリバリ食べるようになったら、フリーズドライの赤虫やイトミミズ、ミジンコを与えてみよう。さらにアカムシ、ミジンコ、ブラインシュリンプが配合されたフレークへと慣らしていき、栄養のバランスをとってあげたい。小型水槽で数匹というよりも60cm水槽で数十匹のほうがエサへの順応がある。過密気味に収容されたショップではよく食べていたのに、購入して持ち帰ったらあまり食べなくなったという経験をお持ちの方も少なくないはずだ。もちろん新しい水槽に移され生活環境がかわったことからくるストレスのケースもあるが、お店では導入した日、あるいは次の日からはガッチリエサをやるし、実際よく食べる。魚のコンディションが上がってくれば、食べっぷりや食べる量もかわってくるので、よく観察してほしい。愛好家からは繁殖成功の報告も多い。アベニーパッファーのオスは成長すると眼の後ろに独特のシワ模様がでてくる。メスは斑紋に混じって体に細かく黒い点がはいってくる。ウィローモスの中での産卵例が多い。卵は1mmほどで水温25〜27℃のとき5日でふ化する。

■フグ購入時の注意点
さて、購入時の注意点である。まずはきちんとエサを食べているか、これは腹部や体型を見て判断する。やせていないか、入荷日はいつか、どんな管理をされてきたかをチェックしよう。次に各ヒレ、体表のキズについて。大型、高価な一部のフグを除き、輸送コストの関係で、日本へ輸入される時は一つの袋に多くの数の個体がはいっている。アベニーパッファーに限らず、多かれ少なかれお互いのヒレなどをかじり合っていて無傷の個体は少ない。基本的にはヒレの先が欠けている程度なら完治する。ヒレ基底部のキズ、眼球の欠損個体を避け、ショップの店員さんとよく話をしてほしい。フグの混泳の難しさに対応するにもトリートメントタンクや予備水槽が欲しいところである。

■大切な水質管理
エサの食べ残し、あるいはエサを食べるときにエラから出てしまった微細なエサのカケラ、枯れた水草、魚の排泄物などに由来する有害物質アンモニア(NH3)はPhが7.0以下だとイオン化しやすく、魚にとって比較的無害なアンモニウムイオン(NH4+)にかわりやすい。電子を一つもらって物質が大きくなり、魚の体表を通過できなくなるということだ。汽水は人工海水の使用、Phが下がりにくい機能をもつろ過材の使用、カルシウムやマグネシウムが溶出するサンゴの使用、エアレーションによるCO2の放出などアルカリ性に傾く要素が多い。与えるエサの量、食べ残しのチェック、適正な生体の数の把握、メンテナンスなどとともに、定期的な水質測定をしよう。家族同然のかわいいフグたちはきっとふくれっつらをせずにあなたの期待に応えてくれるにちがいない。

鉄則1 エサはこまめに与えよう。
なかなか食べてくれずにグルメなフグの例もあるが、1種類のエサに頼らず多くのエサでトライしよう。エサに慣らすことは調教や教育に近い。

鉄則2 水質悪化に気をつけよう。
定期的な管理も重要だが、適切な処置はさらに重要である。水質データに基づき素早い対応をしてあげよう。

鉄則3 トラブルには注意しよう。
個体同士の小競り合い、汽水水槽においては電源周辺の清掃(漏電、出火などの予防)、生体、機器とも毎日チェックしよう。



selvas2 at 00:30コメント(0) 

2007年11月01日

e4019544.jpgコイやタナゴに代表される淡水魚の仲間たちは、私たちに身近で、水槽で楽しめる種が多い。川魚、日本産淡水魚などと呼ばれるジャンルが確立されている。ユーモラスで愛嬌たっぷりのハゼの仲間や、キビキビした泳ぎと輝くウロコが魅力のタナゴ類、奥深いドジョウの仲間、人気のメダカたち‥‥。今日は日本産淡水魚について考えてみよう。

■彼らの生活環境
河川改修工事が完了してしまったコンクリートの河岸が増えれば増えるほど、魚と魚のエサとなる生き物の生活場所、及び産卵スペースが少なくなってしまう。ダムや堰が彼らに与える影響も計り知れない。あなたが手に入れた魚は、たいへん貴重な命である、大切に飼育してあげたいものだ。うちの水槽にいるほうが、自然界にいるより幸せだ、といえる環境を提供してあげよう。本来中性から弱アルカリ性を好む日本産淡水魚であるが、Ph7.0・中性での管理をおすすめする。アルカリの水質はアンモニアがイオンにかわりにくい(毒性が強いです。)という面がある。一方、酸性に傾き過ぎると活発に遊泳しなくなり、エサ食いが鈍り衰弱したり、病気に罹りやすくなる。
上流、中流、下流、汽水域と生活環境は様々であるが、ろ過のよく効いたきれいな水を用意することに全力を傾けてほしい。

■外来種と法令
特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律、いわゆる外来生物法については現在様々な意見が交わされている最中である。環境省のホームページをご覧いただきたい。現在、日本国内では、人為的に持ち込まれたり、他の魚に混ざって輸入された生体が帰化している。もともとの自然には存在しなかった生物が住み着き、在来種と競合し、生態系のバランスを崩す要因となっているのだ。環境省は、特定外来生物の候補を発表した。この中にオオクチバス、コクチバス、ブルーギル、チャンネルキャットが含まれている。魚類だけでなく、哺乳類、昆虫、植物、水草なども選定された。この法令はすでに施行されており、指定された種は、運搬、輸入、野外への放出、許可のない譲渡などが禁止されている。導入した個体は最期まで責任をもって飼育することが第一前提で、むやみな放流や、無計画な購入はあってはならない。在来種が絶滅の危機にさらされ、レッドデータにのってしまうことや、昔はいっぱいいたんだけどねぇ、というベテランたちの意見はさみしいかぎりだ。

■水槽セッティング・設備
水槽について

良いコンディションの魚と長く付き合うために、水槽はなるべく大きいものを用意してあげたい。近年、人気の小型水槽は、
/緡未両なさに起因する安定した水質管理の難しさ、
⊃總紊里擦泙気傍因する生体の衝突、スレ、キズ、ストレス
F本の暑い夏に対処する冷却設備のしにくさなど、難点が多い。

ろ過器について
フィルターは2系統あると良好な環境を維持しやすい。例えば上部式と外部式のコンビ、あるいは2台の外部式などで、定期的に交互に清掃する。ろ過器1とろ過器2を1ヶ月ごとに順番に清掃することがバクテリアの減少や、環境の急変を防ぐ。清掃の間隔はそれぞれ良好なレンジを探ってほしい。

エアレーションについて
魚のため、微生物のため、基本的にエアレーションは24時間行なう。サラサラの底砂に、空気の気泡、美しい照明で輝く水面、キラキラ輝く銀鱗が川魚の王道である。
ただし水草育成のためCO2を添加している水槽に関しては、夜間のみエアレーションしよう。

冷却設備について
魚たちにとって、日本の夏の暑さはとても厳しい。水槽用の冷却ファンやクーラーは必須アイテムである。毎年夏には、各メーカーがリリースするモデルチェンジした新製品がショップの棚に並ぶことと思われ、設備選びもたのしんでいただきたい。魚の体温は水温と同じなので一定の水温を維持してあげよう。

殺菌灯の使用もおすすめする。病気になりにくくなるだけでなく、コケの発生も抑制しやすい。照明設備は、個人的には蛍光灯よりもメタルハライドランプの照明が川魚の美しさや、水の透明感を演出するのに適していると思う。

■エサ・管理
エサについて

川魚たちは大食漢であり、なんでもよく食べる。イトミミズなどの活きエサに加え、冷凍の赤虫やミジンコ、フレークやペレットなどの人工飼料と、なるべくいろいろなものを与えることを心がけてほしい。自然からの採集魚、釣りあげてきた個体は導入直後が大切で、環境の変化に伴うストレスや、スレ、キズなどから、なるべく早く回復させてあげたい。嗜好性の高い赤虫やイトミミズからスタートして、人工飼料にも慣らしていこう。人工飼料は栄養バランスが良く、コンディションを崩しにくくなるうえ、色彩も鮮やかに仕上がるので、数種を用意しメニューに加えよう。ショップで購入するときは、入荷日、何を与えていたか、食欲はどうか、などを確認しよう。

水かえについて
1回の水かえの量は少なくてよい、三分の一程度をおすすめする。水かえの回数は多いほうが良い。なるべく新しい水で飼い込もう。週に1〜2回の作業をおすすめする。古くなってしまった水は、硝酸塩の蓄積、Phの低下、水質悪化にともなう病気の発症など、いいことがない。底砂を敷いているケースではクリーナーを使って積極的に汚れを除去する。水をかえるときには、必ず底砂クリーナーを使用し、上ずみだけの水かえは避ける。

■おすすめのスターたち

★タナゴ類

日本の水辺にはなくてはならないグループである。繁殖期のオスの美しさは格別で、卵を二枚貝に託す繁殖方法もたいへん興味深い。一種類での飼育を基本とする。縄張り争いによる闘争を避けるだけでなく、地域変異個体の混泳、交雑を避けるのが目的だ。レッドデータに記載され、国の天然記念物に指定されているイタセンパラ、ミヤコタナゴの採集、飼育は禁止されている。

タイリクバラタナゴ

バラタナゴの大陸産基亜種。1940年代に、レンギョやソウギョ、ハクレンに混じって移入された。川魚のエースに上り詰めた種である。飼い込むことでレインボーフィッシュに勝るとも劣らない輝きをみせてくれる。

ヤリタナゴ

比較的大きくなる種で、本州から九州にかけて広く分布する。オスの婚姻色は背びれの前上縁と尻ビレの外縁が赤くなり、体側前半部が淡紅色に染まる。分布域が広く、産地による個体差が見られる。

カゼトゲタナゴ

九州北部、筑後川水系に多い。体側後半の深青色の渋さがなんとも魅力的だ。オスの婚姻色は吻端が口紅をさしたように赤くなる。5〜6月、マツカサガイに産卵する。筆者おすすめのタナゴだ。二枚貝を長く生かすことは水槽では難しく、皆さんの水槽で長生きしている例があれば、設備や環境、水質データをお寄せいただきたい。

アブラボテ

地味だが油色の婚姻色を出したオスは、淡水魚屈指の美しさである。一対の口ひげがなんとも偉そうで、吻端に鼻ひげ状の追星が出る。

カネヒラ

全長12センチ、タナゴ類の中で最も大きい人気種である。産卵期は9〜11月。秋産卵型のタナゴは、カネヒラ、ゼニタナゴ、イタセンパラのみ。漢字で書くと金平。

ゼニタナゴ

日本産のタナゴの中で最も細かい鱗を持つ。メタリックのボディが美しい。9〜11月、カラスガイやドブガイに産卵する。ふ化した仔魚は貝の中で越冬し、翌年4〜6月に貝から出てくる。

★オイカワ

属名Zaccoは日本語の雑魚からつけられた。釣りを楽しむ人も多いと思われる。
成熟したオスの美しさは、極美というほかない。

★スジシマドジョウ

小型種にはバリエーションが多く、山陰型、山陽型、淀川型、東海型などが知られている。どれも愛すべき愛嬌のあるキャラクターたちだ。プレコやコリドラス用のタブレットフードを食べるしぐさがなんとも可愛らしい。

★トミヨ

北海道、青森、日本海側は福井、石川県以北に分布する。水槽飼育下においては、オスが水草や流木のかけらなどを利用して巣をつくり、卵や稚魚を守る。その生態はたいへん興味深い。漢字での表記は止水魚。

★オヤニラミ
海では圧倒的な種類の多さが知られるスズキ類であるが、オヤニラミは唯一在来の純淡水魚である。親睨の名前の通り、えらぶた後端に目のような青い斑紋があり、目が二対あるように見える。ヨツメと呼ぶ地域もあるようだ。水槽飼育下においては、冷凍赤虫や、生きたメダカを好む。ハングオンした流木などに卵を産みつけ、守る様子を観察しよう。その姿は、まるで四つの目で監視しているようだ。

★ヨシノボリ・ハゼの仲間。

種類が多く、ショップで取り扱われる人気種は、コリドラスコレクションに通ずる世界がある、と思うのは筆者だけであろうか。ゴクラクハゼ、シマヨシノボリ、チチブ、ジュズカケハゼ、ナンヨウボウズハゼ。これからも発見されるかも知れない新種も楽しみである。

★メダカ

野生個体は年々減少し、1998年、環境庁(現・環境省)のレッドデータブックに掲載された。地域変異のバリエーションも多く知られている。ショップではヒメダカをはじめ、クロメダカ、改良シロメダカ、改良ヒカリメダカなども流通している。小学校の教材で、息子さんが飼育しはじめたメダカを取り上げ、どっぷりはまる大人たちも少なくない。大人を真剣にさせる魅力は、再考に値する。





鉄則1。きれいな水で飼育しよう。アンモニア、亜硝酸、硝酸塩、Phなど水質チェックをし、エサやり、水かえを基本的な管理とする。

鉄則2。冷却設備をしてあげよう。日本の暑い夏をのりきるにはクーラーや冷却ファンが不可欠である。エアレーションも重要だ。

鉄則3。1種類での飼育を基本としよう。貴重な日本の財産を大切にする気持ちで、過度の混泳はなるべく避けよう。



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