2016年02月

2016年02月29日

第90回中山記念(28日、中山11R、GII、4歳上オープン国際、別定、芝・内1800メートル、1着本賞金6200万円 =出走11頭)1番人気ドゥラメンテが、好位から抜け出して昨年のダービー以来の復帰戦を白星で飾った。タイム1分45秒9(良)。登録しているドバイ国際諸競走(3月26日、ドバイ・メイダン)への出否は今週中にも決まる見込み。ミルコ・デムーロ騎手(37)は自身の記録を更新する5開催日連続重賞Vとなった。2着はアンビシャス、3着はリアルスティール。

 役者が違った。昨年の最優秀3歳牡馬ドゥラメンテが復帰戦を快勝。骨折休養明けで9カ月ぶりでも、先輩の皐月賞馬2頭が相手でも、勝利が揺らぐことはなかった。

 「本当に強かったね。直線はいい手応えだったし、気持ち良かった」。M・デムーロ騎手は喜びを爆発させた。

 見た目にはクビ差の辛勝でも、内容はまさに横綱相撲。好スタートを決めて難なく5番手の外につけると、残り200メートルで堂々と先頭へ。外から同世代のアンビシャスが迫ったが、貫禄を見せて退けた。

 「いいスタートを決めて、いいポジションを取れた。抜け出してから危うく物見をするところがあったけど、自信を持っていた。左手前に替えてから瞬発力がすごかった」と主戦はパートナーを絶賛する。

 前走のダービーから18キロの馬体増でも「太くはない。体が大きくなったね」と成長分であることを証言。同じ中山の皐月賞では4コーナーで大きく外にふくれて審議の対象となったが、そんな荒々しさもこの日は影を潜めていた。「乗りやすくなったし、真面目になった」。心身ともに充実一途で、最強馬はまだ進化を続けている。

 デムーロ騎手はこれでJRA通算500勝。「ドゥラメンテで達成できてよかった」というミルコは、5開催日連続重賞制覇と絶好調だ。

 今後は登録しているドバイ国際諸競走が視野に入る。馬主の(有)サンデーレーシングの吉田俊介代表は「週中の様子を見てから出否を決めたい。使うならシーマクラシック(GI、芝2410メートル)になると思う」と前向きな姿勢を示した。

 「この馬はかなり強い。どこへ行ってもやれると思う」。数多くの名馬の背中を知る名手も、実力がワールドクラスであることを疑わない。無敵のコンビの快進撃は、たとえ海を越えても止まりそうにない。 

★5開催日連続重賞制覇

 M・デムーロ騎手は14日(日)、20日(土)、21日(日)、27日(土)、28日(日)と5開催日連続重賞制覇となり、自身が持つ記録を1日更新した。今後は武豊騎手が持つ騎乗機会重賞6連勝の最長記録更新を狙う。騎乗機会とは重賞があっても騎乗しない場合はカウントされない。なお、土曜などに重賞が組まれていない場合は除いて施行機会という表現もあるが、これは武豊騎手が持っていた最長記録の5連勝に並んでいる。

■ドゥラメンテ

 父キングカメハメハ、母アドマイヤグルーヴ、母の父サンデーサイレンス。鹿毛の牡4歳。美浦・堀宣行厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は(有)サンデーレーシング。戦績7戦5勝。獲得賞金4億5557万5000円。重賞は2015年GI皐月賞、GI日本ダービーに次いで3勝目。中山記念は堀宣行調教師が初勝利、ミルコ・デムーロ騎手は11年ヴィクトワールピサに次いで2勝目。馬名の意味・由来は「荒々しく、はっきりと(音楽用語)」。

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2016年02月28日

第60回阪急杯(28日、阪神11R、GIII、4歳上オープン国際(指)、別定、芝・内1400メートル、1着本賞金4100万円、1着馬に高松宮記念の優先出走権=出走18頭)松山弘平騎乗の1番人気ミッキーアイルが、1分19秒9(良)のレースレコードで逃げ切りV。約1年4カ月ぶりの勝利をあげ、優先出走権を獲得した高松宮記念(3月27日、中京、GI、芝1200メートル)へ弾みをつけた。2着は4番人気のオメガヴェンデッタ。

 逃げればやっぱり強かった。阪神開幕週の緑のターフをミッキーアイルが余裕の独り旅。従来の記録を0秒2縮める1分19秒9のレースレコードで、2014年11月のスワンS以来となる重賞5勝目をあげた。

 「スピードのある馬ですからね。行く馬は結構いましたが、この馬の競馬をしようと積極的に乗りました。ハナに行って自分のリズムで走れていたし、直線でもしっかり伸びて強い競馬でした」

 主戦の浜中騎手が落馬負傷で戦線を離脱。初コンビの松山騎手がパートナーをたたえた。

 抜群のスタートを決めて迷わずハナを切る。手応え十分に直線へ。残り200メートルを切って後続馬が迫ってきたが、右ムチに応えて二枚腰を発揮。2着オメガヴェンデッタ、3着ブラヴィッシモの強襲を抑えて、トップでゴールに飛び込んだ。

 好位に控える競馬を試みた昨年は5戦未勝利。今年は5連勝でNHKマイルCを制したときの“逃げ”の戦法に原点回帰し、結果を出した。野田みづきオーナーは「きょうは『行けるだけ行って』とお願いしました。復活してくれましたね」と目を細めた。

 次は高松宮記念へ。「香港馬(昨年の覇者エアロヴェロシティ)も来るみたいだけど、きょうのような形でもいいんじゃないかな。結果を残したんだから、本番も松山騎手で」と音無調教師。GIでも先手を譲るつもりはない。 

■ミッキーアイル

 父ディープインパクト、母スターアイル、母の父ロックオブジブラルタル。鹿毛の牡5歳。栗東・音無秀孝厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は野田みづき氏。戦績16戦7勝(うち海外1戦0勝)。獲得賞金3億4264万9000円(すべて中央)。重賞は2014年GIIIシンザン記念、GIIIアーリントンC、GI・NHKマイルC、GIIスワンSに次いで5勝目。阪急杯は音無秀孝調教師、松山弘平騎手ともに初勝利。馬名の意味・由来は「冠名+母名の一部」。

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2016年02月27日

 27日の阪神11Rで行われた第25回アーリントンカップ(3歳オープン、GIII、芝1600メートル、14頭立て=ロードブレイドは競走除外、1着賞金=3800万円)は、ミルコ・デムーロ騎手騎乗の4番人気レインボーライン(牡、栗東・浅見秀一厩舎)がゴール前の壮絶な叩き合いを制してV。M.デムーロ騎手は重賞での騎乗機会4連勝を成し遂げた。タイムは1分34秒1(良)。

 またまたまた、ミルコ・デムーロだ。京都記念(サトノクラウン)、京都牝馬S(クイーンズリング)、フェブラリーS(モーニン)に続いて、何と開催日4日連続の重賞V。ゴール前3頭がハナ差、ハナ差で競り合う大接戦からわずかに抜け出して、4番人気レインボーラインを勝利に導いた。

 レースは好スタートを切ったパールフューチャーを制してシゲルノコギリザメが先行策。外からレオナルドが2番手に上がり、パールフューチャーは内の3番手に控える。さらにヒルノマゼラン、メイショウカネサダ、ウェーブヒーローなどが好位に続いた。人気のアーバンキッドもこれらを見る位置で手応え十分。直線に向くと横に広がっての決め手比べとなり、ゴール前まで馬群がもつれる大接戦になった。最後はレインボーライン、ダンツプリウス、ロワアブソリューの3頭が鼻面をそろえてのフィニッシュ。きわどい争いになったが、わずかにレインボーラインが先着して重賞初制覇を果たした。ハナ差2着が9番人気のダンツプリウス。さらにハナ差の3着が7番人気ロワアブソリューだった。アーバンキッドは勝ち馬とタイム差なしながら5着に終わっている。

 レインボーラインは、父ステイゴールド、母レーゲンボーゲン、母の父フレンチデピュティという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、三田昌宏氏の所有馬。通算成績は8戦3勝。重賞初勝利。浅見秀一調教師は2011年ノーザンリバーに次いでアーリントンC2勝目、ミルコ・デムーロ騎手は初勝利。

 重賞4連勝の快挙をやってのけたM.デムーロ騎手は「すごいね。乗ったことはなかったけど、厩務員さんも“調子はいい”と言っていた。最後も頑張ったね。(最後は)勝ったかは分からなかった」と大接戦を制して喜びを爆発させていた。

selvas2 at 18:54コメント(0) 
 芝1800mはごく一般的な距離であり、JRA10場で番組が組まれていないのは中京コースだけ。

 だが、多くのG気行われる芝1600mや、2000mと対峙すると、なんとなく器用な中距離タイプが好走する軽いスピードレースの印象があり、1600mや2000mほど主要レースではないところがあった。なぜ、伝統的に芝1800mにビッグがレースないのか。推測するに、もともとJRAの競馬場は芝の競走だけの時代が長くあり、その競走体系の範を採ったイギリスの主要レースには、「6、8、10、12ハロン」のレースはあっても、7ハロン、9ハロンのレースがなかっただけのこと、と思われる。実際、1400mにもG気倭箸泙譴討い覆ぁ

 多くの競馬場で並んで設置されているダート1800mには、ダート競馬はアメリカが中心になって発展してきたので、ダート9ハロンは基本距離にも相当し、G汽譟璽垢並んでいる。だから、日本でも最初からダートには1800mの重要なレースが組まれている。

 中山記念1800mは、遠くソシアルバターフライ(トウショウボーイの一族)の時代から、1800mのスペシャリストが大活躍し、リピーターの出現するレースとして知られてきたが、近年はちょっとレースの様相が変化してきた。ドバイに(招待されて)遠征するトップホースにとって、理想の位置にあるステップレースになったこと。また、マイル〜中距離指向が一段と進むにつれ、同じ1800mの「毎日王冠、チャレンジC」、牝馬なら「クイーンS、府中牝馬S」、2〜3歳馬なら「東スポ杯2歳S、きさらぎ賞、共同通信杯」などのレースランクが上昇したのと同じように、G記気海汁箸泙譴討い覆とも、1800m重賞には、中距離タイプのトップホースが当然のように出走することになってきたのである。

 2011年のヴィクトワールピサは、「有馬記念1着→中山記念1着→ドバイWC1着」であり、2014年のジャスタウェイは、「天皇賞・秋1着→中山記念1着→ドバイデューティーフリー1着」だった。

 レースレベルが高くなると、スローでも息の入れにくいせめぎ合いになり、総合力の勝負になるケースが増える。時計が示す以上にスタミナが問われる。迫力のヴィクトワールピサの前に、マイペースで逃げたキャプテントゥーレ(皐月賞など2000m以下に良績集中)がひねりつぶされ、確勝の形になった昨年のロゴタイプ(2000m以下で全5勝)が、ゴール寸前ヌーヴォレコルト(オークス馬)に屈したのも、以前の中山記念ではなくなったからかもしれない。たまたまではあるが、近年はリピータもいない。

 今年の有力馬のレベルは高い。1800mだからこそ、ではなく、総合力=底力が問われてしのぎ切れる魅力は、ダービーレコードの4歳ドゥラメンテ、ライバルで菊花賞2着リアルスティール、天皇賞・秋を小差5着のアンビシャス。この4歳馬3頭に、古馬ではジャパンC2着、3000mの天皇賞でも小差4着があるラストインパクト[7]か。配当面の魅力と、F.ベリー騎手なら強気に途中からでもスパートしてくれる可能性のあるラストインパクトを買いたい。ナリタブライアン、ビワハヤヒデ、キズナが近親馬に並ぶファミリー出身。底力は秘められている。


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2016年02月26日

2000年エイシンプレストン、2002年タニノギムレット、2004年シーキングザダイヤ、近年では2012年のジャスタウェイなど、時々のちの大物を輩出するレース。

 外回りの1600mになった2007年以降の9回は、馬連1500円以下の平穏な年が「5回」に、まったく逆に馬連100倍以上の年が半分の「4回」。特徴というなら、順当か、大波乱か、極端な結果が多いこと。なぜか、ほど良い配当の中波乱がまったくない。出走馬のなかに、今年ならボールライトニング、ロワアブソリューのように大きく評価の変動するタイプがいるのも特徴。急に評価の下がった馬の取捨がカギになる。

 人気の中心だが、どうやら平穏の年とみてアーバンキッド(父ハーツクライ)から入る。

 坂のある中山コースの1600mで、前々回が「1分34秒1」。前回がちょっと脚を余して「1分34秒2」。ここ2戦の中身は濃い。

 騎乗するF.ベリー騎手は先週で実効4日間の騎乗停止が解けたあと、今週が単騎免許の最後の1週になる。もう帰国してしまい、残る1週だけ乗るとは思えなかったが、13年のアメリカジョッキークラブCの大斜行で実効「6日間」の騎乗停止になったときも、たしかそのあと2週間騎乗している。ちゃっかりしているのか、思われているより律儀な男なのかは分からないが、変に日本人化していないから、どのレースも真剣に勝ちに出る点では信頼に足る騎手である。

 ハーツクライ産駒は、前出のジャスタウェイを筆頭に、今年のシンザン記念のロジクライ、さらにはヌーヴォレコルト、ワンアンドオンリーなど、最初のうちは1600mで結果を残し、それから本格化して距離延長をこなす産駒が多い傾向がある。

 アーバンキッドの牝系は、祖母セニョラージ(父ヌレイエフ)の兄に凱旋門賞、仏ダービーなどのスワーヴダンサー(父グリーンダンサー)がいる。また、5代母ロッジの半兄には名種牡馬ハビタットがいる。ハビタットは、その産駒にスティールハートなど一般にはスピード系の種牡馬だったが、母の父となってリファレンスポイント、シャーミットなどの英ダービー馬に影響を与えるなど、短距離向きスピード系にはとどまらない種牡馬だった。

 アーバンキッドは、スウェイン、ヌレイエフ、アレッジド、ラウンドテーブル、ボールドラッド…を配されてきた牝系に、ハーツクライ。うまくかみ合うと距離が延びてからジャスタウェイ型に育ってくれるかもしれない。

 4番人気の朝日杯フューチュリティSでは凡走したが、今度はゆるい仕上げではなく直前もビシッと追って一変がありえるボールライトニング、陣営がきわめて強気なヒルノマゼラン、勝ち方がちょっと光っていたビップライブリー、今度は気分良く行かせるだろうロワアブソリューが相手本線。

selvas2 at 23:32コメント(0) 
 今週から小倉に加え、中山、阪神の開催が始まる。
 中山の開幕週は、芝1800メートル戦の中山記念がメイン。注目は何といっても皐月賞、ダービーを勝った2冠馬ドゥラメンテだ。ダービーの後、骨折が判明して長期休養。ここから再出発をはかるが、期待に応えられるだろか。

 中山記念の過去10年をみると、平均指数の上位馬を中心に、比較的、指数上位馬が活躍しているレースだ。

 今年はドゥラメンテ、アンビシャス、リアルスティール、イスラボニータ、マイネルラクリマ、ロゴタイプ、ラストインパクト、フルーキーなどが指数上位馬だ。

 皐月賞、ダービーの2冠馬ドゥラメンテが、実績に加え、指数上でも上位にあり、連軸の中心に思えるが、まだ、100パーセントの状態にはないようで、出来は気になるところだ。とはいえ、4歳馬なら成長余力もあり、パフォーマンスが大きく下がることはないだろう。ここは素直にドゥラメンテの素質に懸けたいと思っている。

 逆転候補は、一昨年の皐月賞馬イスラボニータが筆頭。昨年秋、天皇賞秋3着、マイルCS3着と、高レベルな相手に好走を続けており、距離もマイルよりは1800の方がレースはしやすいはず。イスラボニータも休み明けだが、もともと休み明けも苦にしないタイプで、調整も順調の様子だ。

 他では、秋天皇賞5着のアンビシャス、3年前の皐月賞馬ロゴタイプ、菊花賞2着のリアルスティール、JC2着のラストインパクトなども上位の力はあり、逆転も視野に考えておきたい。

 阪急杯は阪神内回りの1400メートル戦。
 今年は、ブラヴィッシモ、ミッキーラブソング、ミッキーアイル、エールブリーズ、ヒルノデイバロー、レッツゴードンキ、ダノンシャーク、マイネルアウラートなどが指数の上位馬たちだ。

 短距離戦とはいえ、ペースは落ち着きそうで、先行馬に向く流れになりそう。先行力があるのはミッキーアイル、ヒルノデイバロー、ミッキーラブソング、レッツゴードンキ、ゼロス、マイネルアウラートなど。1400の距離が合うのは、ヒルノデイバロー、ミッキーラブソング、マイネルアウラートだが、軸馬候補なら、1400の瞬発力が鋭いマイネルアウラートが中心になりそうだ。

 ただ、個人的にはヒルノデイバローに注目したいと思っている。久々の芝戦だった前走は出遅れて最後方から。それでもメンバー最速の32秒6の上がりタイムで7着にまで上がってきた。3走前のダート1400戦でも、逃げて鋭い上がりの脚を示しており、芝短距離戦の適性はかなり高いだろう。

 3歳重賞アーリントンCの指数上位は、オデュッセウス、シゲルノコギリザメ、レオナルド、アーバンキッド、ヒルノマゼラン、レインボーライン、ダンツプリウスなど。
 阪神の外回りコースをつかうマイル戦は、スローペース必至。マイルの瞬発力が鋭いアーバンキッド、ダンツプリウス、ヒルノマゼランなどに向く展開になりそうで、マイルの距離適性が高そうなアーバンキッドに期待したい。

selvas2 at 18:35コメント(0) 

2016年02月25日

ドゥラメンテ
牡4歳
調教師:堀宣行(美浦)
父:キングカメハメハ
母:アドマイヤグルーヴ
母の父:サンデーサイレンス

ここに注目!
骨折で昨年の秋は休養を余儀なくされたが、皐月賞と日本ダービーの二冠を制覇し、同世代の頂点に立った実力馬。現役最強の地位を確立するためにも、休み明け初戦とはいえ、負けられない一戦だ。


イスラボニータ
牡5歳
調教師:栗田博憲(美浦)
父:フジキセキ
母:イスラコジーン
母の父:Cozzene

ここに注目!
4歳時の昨年は、初戦となる中山記念で5着に敗れた後に球節の不安を発症し、休養に入った。復帰した昨秋には、天皇賞(秋)3着→マイルチャンピオンシップ3着とあらためて能力の高さを証明した。さらなる飛躍のためにも、ここは好結果を出したい。


リアルスティール
牡4歳
調教師:矢作芳人(栗東)
父:ディープインパクト
母:ラヴズオンリーミー
母の父:Storm Cat

ここに注目!
昨年はクラシック三冠すべてに出走し、皐月賞2着、日本ダービー4着、菊花賞2着と好成績を収めた世代トップクラスの実力馬。他世代の馬と初対戦となる今回、どこまで通用するのか、注目の一戦だ。


アンビシャス
牡4歳
調教師:音無秀孝(栗東)
父:ディープインパクト
母:カーニバルソング
母の父:エルコンドルパサー

ここに注目!
前走の天皇賞(秋)は、道中で掛かる面を見せ、優勝馬ラブリーデイから0秒2差の5着に敗れたが、折り合いを欠いての5着は潜在能力の高さの証明。うまく末脚をためて最後の直線に向かうことができれば、この馬らしい伸び脚が見られそうだ。


ロゴタイプ
牡6歳
調教師:田中剛(美浦)
父:ローエングリン
母:ステレオタイプ
母の父:サンデーサイレンス

ここに注目!
本レースはバランスオブゲーム(2005年、2006年)、カンパニー(2008年、2009年)の連覇を筆頭に、同じ馬が何度も好走する傾向がある。本馬は2014年3着、2015年2着と好結果を残しているだけに、今回、3度目の正直となるか、注目が集まる。


ラストインパクト
牡6歳
調教師:角居勝彦(栗東)
父:ディープインパクト
母:スペリオルパール
母の父:ティンバーカントリー

ここに注目!
昨年の天皇賞(春)4着、ジャパンカップ2着など幅広い距離で結果を出しているが、2014年の金鯱賞を1分58秒8のコースレコードで優勝しているように、本来は中距離がベストだろう。今回のメンバーが相手でも、地力は引けを取らない。


フルーキー
牡6歳
調教師:角居勝彦(栗東)
父:Redoute's Choice
母:サンデースマイルII
母の父:Sunday Silence

ここに注目!
前走の中山金杯3着で距離の融通性は示したが、全7勝を芝1600〜1800mで挙げているように、200mの距離短縮は歓迎材料。豪華メンバーが顔をそろえたが、前走以上のパフォーマンスを発揮できれば、侮れない存在だ。


マイネルラクリマ
牡8歳
調教師:上原博之(美浦)
父:チーフベアハート
母:ティアドロップス
母の父:サンデーサイレンス

ここに注目!
一昨年12月の香港遠征で、現地入り後に左前脚の骨折が判明し、長期の戦線離脱となったが、不屈の精神でターフに復帰。多少の割り引きは必要だろうが、重賞3勝馬の底力に期待したい。


selvas2 at 07:30コメント(0) 
ミッキーアイル
牡5歳
調教師:音無秀孝(栗東)
父:ディープインパクト
母:スターアイル
母の父:Rock of Gibraltar

ここに注目!
3歳時の一昨年に重賞4勝(シンザン記念、アーリントンC、NHKマイルC、スワンS)を挙げており、今回のメンバーでは実績上位と言える存在だ。


レッツゴードンキ
牝4歳
調教師:梅田智之(栗東)
父:キングカメハメハ
母:マルトク
母の父:マーベラスサンデー

ここに注目!
前走のマイルチャンピオンシップでは勝ち馬のモーリスから0秒5差の6着に善戦。今回、初めての芝1400mでどんなパフォーマンスを見せてくれるのか、昨年の桜花賞馬が迎える今年初戦から目が離せない。


ダノンシャーク
牡8歳
調教師:大久保龍志(栗東)
父:ディープインパクト
母:カーラパワー
母の父:Caerleon

ここに注目!
切れ味鋭い末脚を武器に、一昨年のマイルチャンピオンシップをはじめ重賞3勝を挙げている古豪。前走の阪神Cでは最後の直線で前が壁になり15着と大敗を喫しただけに、ここは巻き返しが期待される。


ブラヴィッシモ
牡4歳
調教師:須貝尚介(栗東)
父:Fastnet Rock
母:メイキアシー
母の父:Sadler's Wells

ここに注目!
3歳時の昨年に4勝を積み上げてオープンクラス入りを果たしており、今後の活躍が楽しみな一頭。芝1400mではここまで7戦して3勝、2着2回という、距離適性の高さが魅力だ。


ヒルノデイバロー
牡5歳
調教師:昆貢(栗東)
父:マンハッタンカフェ
母:デック
母の父:Go for Gin

ここに注目!
前走のシルクロードSはスタートでの出遅れが響き7着に敗れたが、上がり3ハロン32秒6(推定)の末脚を発揮しており、レース内容は今後につながるものだった。ここは前進が見込めそうだ。


ミッキーラブソング
牡5歳
調教師:橋口弘次郎(栗東)
父:キングカメハメハ
母:コイウタ
母の父:フジキセキ

ここに注目!
芝1200mと芝1600mでも勝ち鞍を挙げているが、最適の距離は3勝、2着2回をマークしている芝1400mだろう。前走の京都金杯では3着に好走しており、さらに地力がアップした印象だ。


オメガヴェンデッタ
せん5歳
調教師:安田隆行(栗東)
父:ゼンノロブロイ
母:ビハインドザマスク
母の父:ホワイトマズル

ここに注目!
前々走のスワンSでは、アルビアーノ(1着)、フィエロ(2着)に続く3着と好走。前走の京都金杯(12着)は、馬体重(514kg)が8kg増えていて少し余裕が感じられただけに、レース当日の馬体に注目したい。


ダイワマッジョーレ
牡7歳
調教師:矢作芳人(栗東)
父:ダイワメジャー
母:ファンジカ
母の父:Law Society

ここに注目!
昨年の本レースでは、最後の直線で大外から鋭く伸び、ゴール寸前でミッキーアイル(2着)を捕らえて優勝。近走の成績はひと息だが、本レースに向けての調教では好タイムをマークしており、軽視は禁物だろう。


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2016年02月24日

千葉県流山市立の小学校16校、中学校9校の全校で、運動会や体育祭で行う組み体操を新年度から廃止することが22日、同市教育委員会への取材でわかった。

 組み体操を巡っては、大阪市教委が新年度からピラミッドとタワーを全面禁止する方針を決めているが、スポーツ庁学校体育室では「禁止や廃止は大阪市以外に聞いていない」としており、流山市が全国で2例目とみられ、同県柏市も廃止を検討している。

 流山市では、各地で組み体操による事故が相次いでいることを受け、小学校と中学校の校長会がそれぞれ検討し、「安全を第一に考えて組み体操全般を廃止する」と、市教委に報告した。

・・・というニュース。

組体操をしてけがをする学生が出る理由、特にピラミッドやタワーにおいては、
運動が得意なものとそうでないものがいっしょに動かなければならないこと。
そして、みんなでひとつの大きな作品を完成させるのだ、中学の思い出にするのだ、という意識が高いものとそうでないものがいっしょに動かなければならないからです。
みんなのこころとからだがひとつとなって、はじめて見るものを感動させることができるのです。
組体操、けがしてからでは遅いからやめてしまえ、というのがさびしいのであれば、
「組体操部」という部活動を盛んにさせることが良いと思います。
組体操に対する意識の高い者たちが毎日練習をして、運動会や体育祭を披露の場とする、これでどうでしょうか。


selvas2 at 17:06コメント(0) 
ボールライトニング
牡3歳
調教師:宮本博(栗東)
父:ダイワメジャー
母:デフィニット
母の父:Dehere

ここに注目!
前走の朝日杯フューチュリティS(11着)は、最終追い切りが軽すぎたかもしれないとの反省から、今回はしっかりと馬を作って挑む。前走よりも馬体が締まっていれば好材料だろう。


ヒルノマゼラン
牡3歳
調教師:昆貢(栗東)
父:マンハッタンカフェ
母:イントゥザライト
母の父:ブライアンズタイム

ここに注目!
前走の500万下・こぶし賞(京都・芝1600m、1着)時の馬体重(マイナス10kgの494kg)は絞れたもの。ゲートが速く、前半でいいポジションを確保できるのが強みで、大崩れは考えづらい。


アーバンキッド
牡3歳
調教師:斎藤誠(美浦)
父:ハーツクライ
母:コックニー
母の父:Swain

ここに注目!
これまでの3戦全てで出走馬中最速の上がり3ハロンタイム(いずれも推定)をマーク。中山・芝コースで生かしきれなかった鋭い末脚は、阪神・芝の外回りコースに替わる今回、大きな武器になるだろう。


ロワアブソリュー
牡3歳
調教師:須貝尚介(栗東)
父:ゼンノロブロイ
母:スーヴェニアギフト
母の父:Souvenir Copy

ここに注目!
デビュー戦よりも2戦目のきさらぎ賞(7着)の方が、パドックでの周回に落ち着きがなかった。馬体を見る限り中距離にも対応できそうだが、短距離色の強い血統背景を持つだけに、前走から200mの距離短縮は歓迎材料と言える。


ロスカボス
牡3歳
調教師:高野友和(栗東)
父:キングカメハメハ
母:マンハッタンセレブ
母の父:サンデーサイレンス

ここに注目!
まだスタートが安定しないものの、脚がたまった時の爆発力は今回のメンバー中でも屈指と言える一頭。鋭い末脚を使うためにも、馬体が絞れてくることが理想だろう。


ダンツプリウス
牡3歳
調教師:山内研二(栗東)
父:ブライアンズタイム
母:ストロングレダ
母の父:マンハッタンカフェ

ここに注目!
最初の1ハロン以外はすべて11秒台だった前走のオープン特別・ジュニアC(中山・芝1600m、1着)のラップ構成から考えると、一貫してペースが流れるレースの方が力を発揮できそうだ。決め手勝負になりやすい阪神・芝の外回りコースへの対応が鍵になるだろう。


マディディ
牡3歳
調教師:友道康夫(栗東)
父:Scat Daddy
母:Antepova
母の父:Stravinsky

ここに注目!
実戦で真価を発揮するタイプで、調教での動きは目立たず、もたれるような面を見せることもある。しっかりと量を乗り込まれていれば、評価は下げなくていいだろう。


レインボーライン
牡3歳
調教師:浅見秀一(栗東)
父:ステイゴールド
母:レーゲンボーゲン
母の父:フレンチデピュティ

ここに注目!
デビュー当時と比較して馬体重が20kgほど減ったが、腹回りがすっきりとしている現在の方が、歩様に切れが出てきている。見た目は非力な印象でも、洋芝の札幌・芝コースと直線に坂がある阪神・芝コースで勝っているパワータイプだ。


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2016年02月23日

さらに成長すれば2000m級も
 4歳牡馬モーニン(父ヘニーヒューズ)の、ダートでは「史上最速7戦目。デビューして史上最短約9ヶ月」でのGI制覇だった。

 同じダート1600mの9R「ヒヤシンス賞(3歳オープン)」が1分35秒4、3Rの3歳未勝利戦で1分35秒7(レッドゲルニカはダートの大物)が記録されるほど時計の速いコンディションだった。予測された通りとはいえ、1分34秒0は大変なコースレコードである。

 武蔵野Sの回顧で「締まったダートなら、本番での連続快走も可能。ヘニーヒューズ産駒はもう早熟性とは一線を画す広がりをみせている。モーニンにはダート巧者にありがちな体の硬さがなく、弾むようなバネがある」と誉めた気がするが、今回はさらに進化していた。素晴らしい。

 アジアエクスプレス、ケイアイレオーネなどの活躍で日本に輸入されたヘニーヒューズ(父ヘネシー。その父ストームキャット)は大変な人気で、その初年度産駒は現在1歳(15年生まれ。血統登録された産駒127頭)。産駒は2017年デビューとなる。

 レースの流れは前半「34秒1-46秒1-58秒4-」。後半は「47秒9-35秒6」=1分34秒0。もちろん予測通りの厳しい流れだが、締まったダートではもっと高速の記録もあり、全体レベルの高かった今年とすると、暴ペースというほどではない。

 勝ったモーニンはもまれない外枠とあって、前半は先行争いには加わらず、途中から順位を上げる進出で自身の前後半バランスは推定「46秒6-47秒4」=1分34秒0。先行タイプのスピード型とすると、理想形に近いバランスだった。粘り込んだのではなく、ゴール前1ハロンの地点でライバルを突き放すように伸びた。もともと行く一手型ではないが、差し馬のように明確に追っての味を示したのは、今回が初めてである。ミスタープロスペクターのクロスを持つ母に、ストームキャット系のヘニーヒューズ。たしかにスピード色の濃い配合ではあるが、これからさらに成長してくれると、2000m級も楽にこなしてくれるかもしれない。

 モーニンの牝系は、日本で知られるところでは、桜花賞2着のロンドンブリッジ(その産駒ダイワエルシエーロはオークス馬)の4代母イヴニングベル(1945。父エイトサーティ)は、モーニンの6代母でもある。ケタ違いにタフだったユキノサンロイヤルを送った輸入牝馬マイアミガルチ(父ガルチ)など、この一族の輸入牝馬はほかにも多い。

 M.デムーロ騎手は、この日、再三の出遅れなどで人気馬を飛ばし続け、【1-0-2-7】。1勝はフェブラリーSだった。前日の土曜日は京都で【1-4-0-4】。1勝は京都牝馬S。その前の日曜日も【1-4-1-2】。勝ったのは京都記念だけ。意識的であるわけもなく、たまたまのことだろうが、デムーロ・ファンを泣かせつづけて、メインで喜ばせる。運気の流れも大切な味方にしないとむずかしいのがジョッキーの成績なのだろう。この日、10場重賞制覇を目ざして小倉に遠征した蛯名正義騎手は【3-0-2-3】。朝から絶好調だったが、午前中に勝ちすぎたのが良くなかったか、肝心のメインのマイネルフロストは1番人気で10着だった。だれにも思い当たるフシがあるように、実は、馬券にもそういうところがある。デムーロを見習いたい。

ノンコノユメはよく2着まで届いた、アスカノロマンは中距離ならトップグループ
 関東馬として17年ぶりに1番人気に支持されたノンコノユメ(父トワイ二ング)は、2着に負けはしたが、万全の仕上げで素晴らしい状態だった。返し馬のフットワークは弾み、とても最軽量454キロには映らず、キラキラ光っていた。直線残りあと1ハロン、入着も危ないような位置から猛然と伸びている。よくあそこから伸びたものである。心配だった「全体の流れがきつく、なおかつ猛烈に時計が速いレース」に対する死角が出てしまったのだろう。

 直線に向いてなかなかエンジンがかからないように映ったが、暴ペースではないから、全体に速い流れの中でみんながスパート態勢に入ったのが直線の入り口。残り800mから「11秒8-11秒6-11秒8-12秒0」である。最速のラップが刻まれるスタート直後の2ハロン目を別にすると、このレースでは、残り「600m-400m」の1ハロンが最速の11秒6だった。反応が鈍いように見えたのはたしかだが、大半の馬が鋭く再加速していたからである。加藤征弘調教師以下、負けたノンコノユメ陣営には慰めにもならないだろうが、あれでよく届いたものだと驚嘆したい。

 芝でも苦しいが、ダートの差し一手型の抱える大きな死角は、「相手に存分に力を出させてしまう」こと。とくに流れが速く、かつ全体時計が速いとどうしようもないことが多い。どうしようもないレースで、ノンコノユメは1分34秒2で突っ込んだのである。

 3着アスカノロマン(父アグネスデジタル)は、高速のマイル戦をこんな時計で乗り切れるとは思えないタイプで、実際、1600mは未勝利時代の芝の1戦だけだった。いま本格化したばかりの5歳牡馬、1800-2000mならもうトップグループに突入だろう。上がり34秒台を記録したのは、ノンコノユメとこの馬だけだった。

 間隔を空けてこそ能力全開のベストウォーリア(父マジェスティックウォーリアは今春から日本で種牡馬スタート)は、今回もまだもう少し脚があったのではないか…と思わせるようなゴール前で、これでフェブラリーS「13着、3着、4着」。昨年が0秒2差。今年も0秒2差で、1分34秒2の最速タイム。惜しいところで馬場オーナー.石坂正調教師の「1着、2着」独占はならなかった。2-3カ月間を空けると全能力を発揮する不思議な馬で、陣営のレース選択と仕上げは大変だと思われる。持てる能力は出し切っている。

 5着ロワジャルダン(父キングカメハメハ)は、残り1ハロンでは「勝ったか」と思える好内容の小差5着。ここまで1700m以上の平均ペースのレース経験しかなく、1600m以下に出走は初めてだった。アスカノロマンと同様、この上昇ぶりなら1800-2000m級のトップクラスであり、流れに慣れた次回は、母方はマイラー系なので1600mも大丈夫だろう。

 3連覇のかかっていたコパノリッキー(父ゴールドアリュール)は、内枠、快速系ではない死角をカバーするため、好位のインでレースの流れに乗ったが、追い比べで伸びなかった。今回はマイルの自己最高タイムを「1秒4」も短縮する1分34秒6で乗り切っての完敗だから、レース前からささやかれた通り、時計の速い1600m向きではなかったのである。陣営はさっそく、5月の「かしわ記念(船橋)」での巻き返しを表明している。かしわ記念なら大丈夫、1分34-35秒台の時計を求められる心配はない。

 現在とちょっとしか違わない旧コースで「1分33秒3」の驚異のレコードを持つクロフネ産駒の牝馬ホワイトフーガは、素晴らしい状態での挑戦。中団のインで折り合ったが、4歳牝馬でこういう男馬との対戦は初めて。距離の1600mも初めて。結果、勝ち負けには加われなかったが、人気のコパノリッキーとはわずか0秒3差。6歳牝馬サンビスタ(父スズカマンボ)は、キャリアを生かし2回目の挑戦となったチャンピオンズCを制したが、4歳牝馬ホワイトフーガがここを勝っていたら、それはもう化け物級であり、GII時代に勝ったホクトベガは、あのとき6歳だった。したがって、ホワイトフーガは凡走したわけではない。

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2016年02月22日

21日の東京11Rで行われた第33回フェブラリーステークス(4歳上オープン、GI、ダート1600メートル、16頭立て、1着賞金=9700万円)は、ミルコ・デムーロ騎手騎乗の2番人気モーニン(牡4歳、栗東・石坂正厩舎)が直線で抜け出して快勝。GI初制覇を成し遂げた。勝ちタイムは1分34秒0(重)のコースレコード。

 人も馬も勢いが止まらない。絶好調のM.デムーロ騎手と初コンビを組んだモーニンが、並み居る強豪の追撃を封じ込めて快勝。わずか6戦のキャリアでダート界の頂点に上り詰めた。

 レースはコーリンベリーが先手を取り、モンドクラッセが2番手につけるが、それをかわしてスーサンジョイが2番手に上がる。タガノトネール、コパノリッキーも好位につけて、モーニンが直後に続いた。1番人気ノンコノユメは後方4番手からの競馬。よどみない流れのまま直線に向くと、手応え良く3番手からタガノトネールが抜け出す。しかし、外から抜群の脚いろで伸びてきたモーニンが直線半ばで力強く差し切って先頭に立つと、激しい2着争いを尻目に押し切って快勝。7戦目で砂のチャンピオンに輝いた。M.デムーロ騎手は前週の京都記念(サトノクラウン)、前日の京都牝馬S(クイーンズリング)に続く重賞V。1馬身1/4差の2着は大外から伸びたノンコノユメで、さらにアタマ差3着が7番人気のアスカノロマンだった。

 モーニンは、父Henny Hughes、母Giggly、母の父Distorted Humorという血統の米国産馬で、馬場幸夫氏の所有馬。通算成績は7戦6勝。重賞はGIII根岸S(2016年)に次いで2勝目。石坂正調教師は08年ヴァーミリアンに次いでフェブラリーS2勝目、ミルコ・デムーロ騎手は初勝利。

 M.デムーロ騎手は「本当によかった。ずっと自信を持って、強いと思っていました。返し馬で硬いと感じたけど、いつもそんな感じと言われて、(石坂)先生から“スタートは上手じゃない”と言われていたけど、ダッシュが良くていいポジションが取れたので、勝つと思いました。最後までダートの(GIで騎乗する)馬がいなかったけど、ピンクの勝負服のどちらか(同じ馬場幸夫オーナーが所有するベストウォーリアかモーニンのどちらかに乗れると内定していた)で、ずっとこの馬に乗りたかった。先生、馬主さんにありがとうと言いたいです。すごい馬、さすがに強い馬です。直線はちょっと早く先頭に立って物見をしてしまって、“危ない、ノンコノユメが来る!”と思ったけど、最後まで楽だった。かなり強いです」と初コンビでGI制覇を果たしたパートナーを絶賛していた。

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 21日の小倉11Rで行われた第50回小倉大賞典(4歳上オープン、GIII、芝1800メートル、16頭立て、1着賞金=4100万円)は、川田将雅騎手騎乗の2番人気アルバートドック(牡4歳、栗東・松田博資厩舎)が直線最内から鋭く伸びて接戦をものにした。タイムは1分46秒7(良)。

 白い帽子の2頭が内外離れての接戦。わずかに内のアルバートドックが先着して重賞初制覇を飾った。2年前に続いて松田博調教師&川田騎手によるV。今月いっぱいで定年を迎える名伯楽が、またひとつ重賞タイトルを増やした。

 レースはスマートオリオンの逃げで幕を開け、テイエムタイホーが2番手。さらにタマモベストプレイ、コスモソーンパークなどが続く。蛯名正義騎手の全10場重賞制覇がかかった1番人気マイネルフロストは後方からの競馬。レース中盤になるとマイネルフロストやレッドアリオンが前との差を詰め、激しい流れの展開になる。懸命に折り合いをつけて勝負どころで進出したネオリアリズムが直線に入ってすぐ先頭に躍り出るが、道中は後方2番手にいたダコールが大外から猛然と接近。さらに最内を突いたアルバートドックも鋭く伸び、ゴール前は3頭の接戦となった。ネオリアリズムはわずかに遅れて、1枠2頭の争い。内外離れたきわどいバトルを制したのは、アルバートドックだった。アタマ差先着しての重賞初V。一昨年のラストインパクトに続き、松田博厩舎と川田騎手がこのレースをものにした。2着は6番人気のダコール。さらに1/2馬身差の3着が5番人気ネオリアリズムだった。

 なお、アルバートドックは松田博厩舎の解散に伴い、今後は須貝尚介厩舎に移籍することが内定している。

 アルバートドックは、父ディープインパクト、母ゴールデンドックエー、母の父Unusual Heatという血統。北海道白老町・(有)社台コーポレーション白老ファームの生産馬で、(株)G1レーシングの所有馬。通算成績は13戦4勝。重賞初勝利。松田博資調教師は2014年ラストインパクトに次いで小倉大賞典2勝目、川田将雅騎手は06年メジロマイヤー、14年ラストインパクトに次いで3勝目。

 今月いっぱいで定年を迎える松田博厩舎の馬で12度目の重賞勝ちとなった川田騎手は、インタビューで感涙。「(松田博)先生最後の重賞だったので、本当に勝ててうれしく思います。胸にこみ上げるものがありました。きょうは先生の言われた通りに、4角まで内ぴったり回ってきました。直線はよく伸びてくれましたし、最後に大きな仕事をしてくれた馬に感謝します。先生との関係? ひと言ではいえません。(馬は)1800メートルから2000メートルまでがベスト。安定して走ってくれることを願います」と声を震わせながら忘れることのできない3度目の小倉大賞典Vを振り返っていた。

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2016年02月20日

 東京のダート1600mで行なわれるGIながら、なんと関西馬の「16連勝」が続いている特異なレース。この間、1番人気になった関東馬は1頭も存在しない。さらには、2着に食い込んだ関東馬さえたった1頭だけ。かろうじて3着に食い込んだ関東馬が16年間で4頭。長い間、ダートの勢力図は極端な「西高東低」が続いている。

 ところが、今年は過去16年間で最多タイの6頭の関東馬が挑戦することになり、断然の1番人気に支持されるのは、最初は牝馬と間違えられることも珍しくなかった4歳牡馬ノンコノユメ[7](父トワイニング)である。ノンコノユメは期待に応えることができるだろうか?

 馬名の印象と、500キロ以上が当たり前のダートのオープン馬の中にあって、今回の組み合わせの中では抜けて少ない馬体重450キロ台。ノンコノユメが1番人気に支持されるのは、GI格のレースを含みもう6勝もしているのに、自身にとっても11戦目の今回が初めてである。

 「これは本当に本物だ」と多くの人びとに思わせたのは、あまり合っていそうもない公営大井のダート2000mのジャパンダートダービーを力強く伸びて完勝したあと、大きく条件の異なる武蔵野Sを制してみせた内容だった。初の古馬相手に別定58キロを背負い、ちょっと苦しいと思える位置から、届いたのはまさに底力の証明である。大井の2000mを2分05秒6で勝ったあと、一転、1600mを現在のレコードと0秒1差の1分34秒7はすごい。まだ完成途上の3歳の秋、さらに強くなることが予測されると、ホッコータルマエ、コパノリッキー、サウンドトゥルーなどを相手に、苦しいインに突っ込みながら、チャンピオンズCを小差2着。これからまだパワーアップすること必至である。

 今回は、もっとも得意とする東京ダート1600m。土曜日の雨で1分35秒を切るくらいの速い時計が求められるのも、行きたい先行型が複数いて、おそらく先行馬には苦しいハイペースのレース展開が避けられないのも、ノンコノユメ向きだろう。

 死角は、あまりに流れが厳しくなり、1番人気馬ゆえ、道中で脚を使わされてしまう形か。58キロの武蔵野Sですでに1分34秒7がある。ルメール騎手だから、あせって早めの追撃はないと思えるが…。

 怖いのは、本質が快速系ゆえ、時計が速くなるほど失速の危険が小さくなる4歳モーニン。素晴らしい状態になり、一転、差す形もあるだろう。デムーロの戦法は読みにくい。過去2回は力を出し切ったとはいえないベストウォーリア。それに、急速な本格化を示す牝馬ホワイトフーガが侮れない。

 最近、やや勢いを欠くクロフネ産駒だが、この牝馬は体型からして父クロフネに似ている。東京ダート1600mで独走したクロフネの逆襲があって不思議ない。穴馬は、タメが利いた際のタガノトネールだろう。前回は動くのが少し早かった。

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20日の東京11Rで行われた第66回ダイヤモンドステークス(4歳上オープン、GIII、芝3400メートル、16頭立て、1着賞金=4100万円)は、勝浦正樹騎手騎乗の4番人気トゥインクル(牡5歳、栗東・牧田和弥厩舎)が直線に入って早めに先頭に立つと、後続を突き放して完勝。管理する牧田調教師ともども重賞初勝利を飾った。タイムは3分37秒8(稍重)。

 力の要る馬場で、格上挑戦のステイゴールド産駒が躍動した。降りしきる大雨の中、トゥインクルが後続を4馬身も突き放す圧勝劇。格上挑戦とは思えない強さで、重賞初勝利を飾った。

 レースはマドリードカフェが好スタートから先頭に立ったが、外からこれをかわしてネオブラックダイヤが先行策。2番手には古豪ペルーサがつけた。さらにゴッドフロアー、マドリードカフェ、エバーグリーンなどが続き、人気のタンタアレグリアは中団からのレース。3連覇を狙うフェイムゲームは後方からの競馬となった。向こう正面までは淡々とした流れだったが、勝負どころで外からニューダイナスティ、トゥインクルなどが早めに進出。ネオブラックダイヤに並びかけていく。直線に入るとすぐにトゥインクルが先頭に立ち、みるみるうちに突き放して後続に大きな差をつけた。フェイムゲームが懸命に差を詰めたものの、それでも4馬身差まで迫るのが精いっぱい。マイナス14キロという究極の仕上げで臨んだトゥインクルがゆうゆうと押し切って完勝した。牧田調教師は開業6年目でのうれしい重賞初勝利。勝浦騎手にとっても2013年の函館スプリントS(パドトロワ)以来の重賞Vとなった。

 3連覇を目指した2番人気のフェイムゲームは2着。さらに5馬身離れた3着には内を突いて伸びた8番人気のファタモルガーナが入っている。タンタアレグリアは4着だった。

 トゥインクルは、父ステイゴールド、母ロングスターダム、母の父ノーザンテーストという血統。北海道日高町・いとう牧場の生産馬で、畑佐博氏の所有馬。通算成績は28戦5勝。重賞初勝利。牧田和弥調教師、勝浦正樹騎手ともにダイヤモンドSは初勝利。

 勝浦騎手は「強かったです。終始手応えが良くて、切れるタイプではないので自分で動いて行きましたが、手応えが衰えなくて、“よし”と思いました。勝てたのは本当にうれしいですし、きょうの勝ち方なら(天皇賞・春でも)チャンスはあると思います」と底なしのスタミナに自信を感じている様子だった。

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20日の京都11Rで行われた第51回京都牝馬ステークス(4歳上牝馬オープン、GIII、芝1400メートル、18頭立て、1着賞金=3600万円)は、ミルコ・デムーロ騎手騎乗の1番人気クイーンズリング(4歳、栗東・吉村圭司厩舎)が直線で鮮やかに差し切って2度目の重賞勝ちを果たした。タイムは1分22秒9(重)。

 GI・2着、GII勝ちの実力はダテではない。1番人気に推されたクイーンズリングがきっちりと差し切って快勝。今期初戦をものにして、改めてその実力を証明した。

 レースはダンツキャンサーが内から強気に主張して先行。レオパルディナは2番手に引いて、その後ろにフレイムコード、クールホタルビなどが続いた。人気のクイーンズリングは先行馬を見る位置で、中団のやや前からの競馬。直線に向くと、早めに動いたスナッチマインドが一気に先頭に躍り出て後続を突き放すが、ゴール前で脚いろが鈍る。そこに外から猛然と追い込んできたのがクイーンズリングとマジックタイム。鋭い末脚であっという間に前をかわし、2頭の争いとなったが、クイーンズリングがマジックタイムの追撃をクビ差振り切って快勝した。6番人気のマジックタイムが2着。さらに1馬身1/2差の3着が3番人気のウインプリメーラだった。

 クイーンズリングは、父マンハッタンカフェ、母アクアリング、母の父Anabaaという血統。北海道千歳市・社台ファームの生産馬で、吉田千津氏の所有馬。通算成績は9戦4勝。重賞はGIIフィリーズレビュー(2015年)に次いで2勝目。吉村圭司調教師は京都牝馬S初勝利。ミルコ・デムーロ騎手は10年ヒカルアマランサスに次いで2勝目。

 M.デムーロ騎手は「ベストはずっと1400〜1600メートルくらいだと思っていた。一番の問題は雨とこの馬場。どうしましょう…と思っていたけど、問題なかった。いいスタート、いい手応えで、先週追い切りに乗って、調子もすごい良かった。ずっと自信を持って乗れた。4コーナーの後、狭くなって、先頭の馬もフラフラしていたけど、そこからまた伸びた」と重馬場も苦にせず快勝したパートナーに笑顔を見せていた。

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3600mのステイヤーズS(中山)に次ぐ長距離戦。東京コースであることを考えると、むしろスタミナ能力の求められる度合はこの3400mの方が大きいかも知れない。

 スタミナ能力に自信というタイプは限られるから、4歳馬から10歳馬まで、なんと7世代もがそろったのも珍しい。下は48キロから、上は58.5キロまで、負担重量差は上下「10.5」キロという極端なハンデ戦になった。

 注目は3連覇を狙うフェイムゲームだが、トップハンデ58.5キロ。オーストラリアから帰って3ヶ月半ぶり。新馬を含めて3ヶ月以上の休み明けは【0−0−0−4】の記録が残る。今週は土日の重賞4つが、3場に分かれて行われるから、12頭までが前回とは異なる騎手で、うちテン乗りが8頭。

 そのフェイムゲームはトップハンデの有力馬だが、ベリー騎手、コントレラス騎手が相次いで騎乗停止になったため、直前までなかなか騎手が決まらなかったという経緯もある。

 ハンデ差が大きく、思い切った乗り方をする陣営が出現するかもしれないが、ふつうは「超スロー」だろう。多くの馬が出ていた昨年は、前後半の1200mと中盤の1000mに分けると「1分14秒5−(1分05秒5)−1分11秒9」という超スローだった。2000m通過はなんと「2分07秒7」である。今年の組み合わせは大波乱の可能性もある。

 昨年、早め早めに動いて2着だったファタモルガーナ(父ディープインパクト)から流したい。調教はもう一歩の感もあるが、悪くはない。狙いの1戦だから乗り込み量は十分過ぎるほど。8歳馬ながらまだ通算20戦だけ。いつも休み休みなのでポン駆け【1−1−1−4】。昨年と同様のレースが可能だろう。

 3600mのステイヤーズS「2着、2着、7着」。3400mのこのレース「6着、2着」。昨年、東京2500mの目黒記念を2分30秒0の好時計で小差3着するなど、全連対8回中の7回までが距離2200m以上という無類のスタミナを評価したい。内田博幸騎手ならテン乗りでも、強気の攻めに出てくれるはずだ。

 同じ8歳馬で、ポン駆け【2−2−2−4】のホッコーブレーヴ、好仕上がりの4歳馬タンタアレグリア本線に、ペルーサも含め少し手広くいく。

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2016年02月19日

2016年、幕開けのG1はダートのフェブラリーS。
 過去のデータからは、前走指数や平均指数の上位馬が強い傾向。連軸候補は前走指数や平均指数の上位馬たちだろう。過去10年、ランク外の馬で勝つか、連対した3頭はすべて4歳馬で、4歳馬以外では、指数上のランク馬でなければ勝利の条件にないし、連対も難しいだろう。勝ち馬は4、5、6歳で占められており、7歳以上の勝利はない。牝馬もまだ勝てていないし、2000年以降では、2着が1度あるだけだ。
 今年は、グレープブランデー、モーニン、ベストウォーリア、ノンコノユメ、タガノトネール、コパノリッキー、ロワジャルダン、ローマンレジェンド、マルカフリートなどが指数の上位馬たち。

 フェブラリーSはダート1600メートル戦だが、前走、ダート1400メートルの根岸S組の勝利は2012年に1度あるだけで、勝ち馬や連対馬の多くは前走1800メートル以上の距離を使ってきた馬たちだ。フェブラリーSは、短距離のスピードより、スタミナの土台がなければならないレースに思える。
 近走、ダート1800メートル以上の距離で高指数を示しているのは、ノンコノユメ、ロワジャルダン、コパノリッキー、グレープブランデーなど。いずれもチャンピオンズCの上位馬たちだ。

 昨年12月に行われたチャンピオンズCは、注文通りにコパノリッキーが先手を取って逃げたが、ペースが速すぎたのか、直線半ばで失速。7着に敗れた。勝ったのは後方から伸びた牝馬のサンビスタ。最内をついた当時3歳だったノンコノユメが2着にあがってきた。ともに負担重量が楽な牝馬と3歳馬で、ペースと負担重量がポイントになったレースだったのかもしれない。

 今年のフェブラリーSは、コーリンベリー、モンドクラッセ、コパノリッキーなどが先手を争うことになりそうだが、ペースを作るのはやはりコパノリッキーだろう。土曜日は雨の予報で、日曜日は脚抜きのよいダートだとすると、ペースを上げて逃げても意外と負担は少ないかもしれず、そのままコパノリッキーの逃げ粘りがあるかもしれない。ただ、他の馬たちも当然、脚が残っているはずで、長い直線を生かせる追い込み馬や差し馬に向く展開なのではないか。

 差し脚が鋭いのはノンコノユメだ。前走のチャンピオンズC2着はペースと負担重量に恵まれたことがあったとしても、3歳で古馬のトップクラスを相手にG1戦を好走したことは高く評価してよいはず。東京ダートは(4010)と適性の高さを示しており、脚抜きのよいダートも合うだろう。

 ダイヤモンドSは芝3400メートル、長距離のハンデ戦だ。
 過去の指数の上位馬や、平均指数の上位馬などが比較的好走している。
 今年は、ホッコーブレーヴ、フェイムゲーム、エバーグリーン、ネオブラックダイヤ、ペルーサなどが指数の上位馬だ。長距離の指数が高いのはフェイムゲーム、ホッコーブレーヴ、ネオブラックダイヤなどだが、なかでも底力があるのはこのレースを連勝中のフェイムゲームだ。ただ、58.5キロのハンデは少し苦しいのではないか。

 スローペースの流れは必至で、先行力のあるマドリードカフェ、カムフィー、マイネルメダリスト、ネオブラックダイヤの粘り込みもありそうだし、恵ハンデを生かせそうな差し馬エバーグリーン、トゥインクル、サイモントルナーレも上位に食い込むチャンスはありそう。難解なレースになったが、前走、3000メートル戦の万葉Sを先行して差し切って勝ったマドリードカフェに期待したい。

 小倉大賞典もハンデ戦。
 今年はマイネルフロスト、ハピネスダンサー、タマモベストプレイ、レッドアリオン、デウスウルト、テイエムタイホー、ベルーフ、ダコールなどが指数の上位馬だ。トップハンデは58キロのダコールとレッドアリオン。次いで57.5キロのスマートオリオン、57キロのマイネルフロストが続く。

 小回りコースの小倉で、比較的先行馬の前残りが多い。先行力があって、差し脚も使えそうなのはテイエムタイホー、コスモソーンパーク、マイネルフロスト、タマモベストプレイなどだが、スタミナもありそうなマイネルフロストの粘り込みに期待したい。
 他では、ネオリアリズム、ハピネスダンサー、アルバートドック、メイショウヤタロウなどの差し脚に注意。

 京都牝馬Sは若さがものをいう牝馬戦。4歳馬が強く、過去10年で6勝。5歳馬は2勝、6歳馬が2勝。指数上ランク外で勝った馬はすべて4歳馬だった。
 今年の指数上位馬は、リメインサイレント、ウインプリメーラ、スナッチマインド、マジックタイム、リーサルウェポン、クールホタルビ、ウリウリなど。

 底力では重賞を2勝しているウリウリが断然だが、後方一気の脚質だけに、他の馬たちより重い57キロの負担重量はどうだろうか。秋華賞2着の4歳馬クイーンズリングも素質は高い。距離は短くなるが、問題なくこなせるはずだが、ウリウリに次ぐ56キロの負担重量が少し気になる。
 
差し脚が生きる展開で、重量の軽い馬たちから狙いを定めたいところ。
 差し脚上位のマジックタイム、ウキヨノカゼ、リーサルウェポン、ゴールデンナンバー、スナッチマインドなどが中心になりそうだが、近走、安定した成績が光るスナッチマインドが連軸向きだろうか。

selvas2 at 17:30コメント(0) 
21日に東京競馬場で行われる、第33回フェブラリーS(4歳上・GI・ダ1600m・1着賞金9700万円)の枠順が、19日確定しました。

GI・2勝目を狙うノンコノユメ(牡4、美浦・加藤征弘厩舎)は4枠7番からのスタートとなりました。
また、本レース3連覇のかかるコパノリッキー(牡6、栗東・村山明厩舎)は2枠3番、
根岸Sを制したモーニン(牡4、栗東・石坂正厩舎)は7枠14番に入りました。

マイルCS南部杯を連覇しているベストウォーリア(牡6、栗東・石坂正厩舎)は3枠5番、
女王ホワイトフーガ(牝4、美浦・高木登厩舎)は1枠2番、
東海Sを勝ったアスカノロマン(牡5、栗東・川村禎彦厩舎)は2枠4番となっております。
発走は15時40分。枠順は以下の通りです。

 ( )内は性齢、騎手・調教師

1-1 パッションダンス(牡8、三浦皇成・友道康夫)
1-2 ホワイトフーガ(牝4、大野拓弥・高木登)
2-3 コパノリッキー(牡6、武豊・村山明)
2-4 アスカノロマン(牡5、太宰啓介・川村禎彦)
3-5 ベストウォーリア(牡6、戸崎圭太・石坂正)
3-6 ロワジャルダン(牡5、横山典弘・戸田博文)
4-7 ノンコノユメ(牡4、C.ルメール・加藤征弘)
4-8 コーリンベリー(牝5、松山弘平・小野次郎)
5-9 モンドクラッセ(牡5、田辺裕信・清水英克)
5-10 グレープブランデー(牡8、F.ヴェロン・安田隆行)
6-11 スーサンジョイ(牡4、和田竜二・岩元市三)
6-12 マルカフリート(牡10、石橋脩・浜田多実雄)
7-13 タガノトネール(セ6、柴田大知・鮫島一歩)
7-14 モーニン(牡4、M.デムーロ・石坂正)
8-15 サノイチ(牡5、勝浦正樹・尾形和幸)
8-16 ローマンレジェンド(牡8、内田博幸・藤原英昭)

※出馬表は主催者発表のものと照合してください。

selvas2 at 12:17コメント(0) 
2/21(日)
第33回フェブラリーステークス(GI)
東京競馬場・ダート1,600m

熱き魂を捧げる二月伝説、時代を創る砂の王が降臨する。


selvas2 at 08:00コメント(0) 
アルバートドック
牡4歳
調教師:松田博資(栗東)
父:ディープインパクト
母:ゴールデンドックエー
母の父:Unusual Heat

ここに注目!
前走のオープン特別・リゲルS(阪神・芝1600m、3着)時は馬体重が10キロ増えていた(490キロ)が、太め感はなくトモの厚みが増していて、パワーアップを遂げた印象だ。


マイネルフロスト
牡5歳
調教師:高木登(美浦)
父:ブラックタイド
母:スリースノーグラス
母の父:グラスワンダー

ここに注目!
パドックではほど良く気合が乗っていて、芦毛ながら見栄えのする好馬体の持ち主。瞬発力勝負のレースよりも、総合力が問われる展開を得意とするタイプだ。


ダコール
牡8歳
調教師:中竹和也(栗東)
父:ディープインパクト
母:アジアンミーティア
母の父:Unbridled

ここに注目!
前走の日経新春杯(4着)時は、馬体(プラス22キロの494キロ)が緩い印象を受けたので、今回は実戦を1度使われた上積みが見込めるだろう。小倉への長距離輸送がある点も、馬体を絞るという意味では好材料と言える。


ネオリアリズム
牡5歳
調教師:堀宣行(美浦)
父:ネオユニヴァース
母:トキオリアリティー
母の父:Meadowlake

ここに注目!
馬体が硬くなりやすいところがあるので、寒い時季に仕上げきれるのかどうかが鍵になるだろう。管理する堀宣行厩舎が、先週小倉で2勝を挙げたように、美浦所属ながら小倉競馬に好成績を残している点は心強い。


コスモソーンパーク
牡8歳
調教師:池上昌弘(美浦)
父:ロージズインメイ
母:マイネピュール
母の父:ジェニュイン

ここに注目!
夏競馬でもそれなりの成績を残してはいるが、全6勝中5勝を10月から1月に挙げているように、気温の低い時季の方が得意なタイプだ。


ベルーフ
牡4歳
調教師:池江泰寿(栗東)
父:ハービンジャー
母:レクレドール
母の父:サンデーサイレンス

ここに注目!
パドックでの周回時にはそれほど感じさせないが、気性の激しさはかなりのもので、調教では馬場入場を嫌がることも多い。相手関係よりも自分のリズムで運べるかどうかが鍵になりそうだ。


レッドアリオン
牡6歳
調教師:橋口弘次郎(栗東)
父:アグネスタキオン
母:エリモピクシー
母の父:ダンシングブレーヴ

ここに注目!
前走のチャレンジC(10着)では、この馬にしては珍しく道中で折り合いを欠く面を見せていた。コーナーを4回通過する競馬でどこまで息を入れられるかが、ポイントとなりそうだ。


メドウラーク
牡5歳
調教師:橋田満(栗東)
父:タニノギムレット
母:アゲヒバリ
母の父:クロフネ

ここに注目!
芝1800mの距離に出走するのは2014年3月の未勝利(阪神、4着)以来になるが、道中で少し力むところがある馬なので、折り合い面を考えると小回りコースの芝1800mはプラスに働くかもしれない。


selvas2 at 07:00コメント(0) 

2016年02月18日

ウリウリ
牝6歳
調教師:藤原英昭(栗東)
父:ディープインパクト
母:ウィキウィキ
母の父:フレンチデピュティ

ここに注目!
父譲りの鋭い決め手を武器に、一昨年の本レース、昨年のCBC賞と重賞2勝の実力派。CBC賞優勝時の55.5キロがこれまでで最も重い負担重量なので、今回は初めて背負う57キロを克服できるかどうかが鍵になるだろう。


クイーンズリング
牝4歳
調教師:吉村圭司(栗東)
父:マンハッタンカフェ
母:アクアリング
母の父:Anabaa

ここに注目!
無傷の3連勝で昨春のフィリーズレビューを制した素質馬。その後は3歳牝馬三冠全てに出走して、秋華賞では2着に好走した。ひと息入れて芝の短距離での再出発となる今回、どのような走りを見せてくれるのか楽しみだ。


ウキヨノカゼ
牝6歳
調教師:菊沢隆徳(美浦)
父:オンファイア
母:アドマイヤダッシュ
母の父:フサイチコンコルド

ここに注目!
3〜4歳時に約1年9か月もの長期休養があったため、6歳でもキャリアはまだ10戦。これから充実期を迎えそうなムードが漂っている。昨年下半期の活躍は芝1200mが舞台だったが、芝1400mの距離も守備範囲だろう。


ウインプリメーラ
牝6歳
調教師:大久保龍志(栗東)
父:ステイゴールド
母:エリモプリティー
母の父:フォーティナイナー

ここに注目!
最大のセールスポイントは、全5勝を挙げている京都・芝コースとの相性の良さだ。ただ、その5勝は芝1600〜1800mの距離で挙げたものなので、今回は、初めて経験する芝1400mの流れへの対応がポイントになる。


レッドオーヴァル
牝6歳
調教師:安田隆行(栗東)
父:ディープインパクト
母:コートアウト
母の父:Smart Strike

ここに注目!
今年で6歳とベテランの域に入ってきたが、衰えは感じられない。重賞勝ちこそないものの、2013年の桜花賞2着、2014年のスプリンターズS3着とGI での好走歴が光る。待望の重賞タイトル奪取なるか、注目だ。


ディープジュエリー
牝4歳
調教師:国枝栄(美浦)
父:ディープインパクト
母:ジュエルオブザナイト
母の父:Giant’s Causeway

ここに注目!
デビューは3歳の2月と遅れたものの、破竹の3連勝で注目を集めた。その後はひと息の成績が続いているが、レース内容は徐々に良化している印象を受ける。今回は、さらにパフォーマンスを上げてきそうだ。


マジックタイム
牝5歳
調教師:中川公成(美浦)
父:ハーツクライ
母:タイムウィルテル
母の父:ブライアンズタイム

ここに注目!
3歳時にクイーンCで2着に入るなど早い時期から頭角を現していたが、前走の1600万下・節分S(東京・芝1600m)を制してオープンクラス復帰を果たした。近走の内容から、上昇度はメンバー中随一と言える。


リーサルウェポン
牝5歳
調教師:荒川義之(栗東)
父:ディープインパクト
母:クイックコマンド
母の父:Gold Legend

ここに注目!
1600万下クラスからの格上挑戦で2着に好走した前走の愛知杯は、本格化を感じさせる走りだった。前走から4キロ(50→54キロ)の負担重量増、600mの距離短縮と越えるべきハードルは低くないが、近走の充実ぶりは魅力だ。


selvas2 at 09:00コメント(0) 
タンタアレグリア
牡4歳
調教師:国枝栄(美浦)
父:ゼンノロブロイ
母:タンタスエルテ
母の父:Stuka

ここに注目!
昨年秋の菊花賞で勝ち馬のキタサンブラックから0秒3差の4着に健闘。4歳の今年に大きな飛躍が期待される一頭だ。ここまで〔2・3・0・1〕と得意の左回りコースに替わる今回は、堂々の主役候補と言えるだろう。


フェイムゲーム
牡6歳
調教師:宗像義忠(美浦)
父:ハーツクライ
母:ホールオブフェーム
母の父:アレミロード

ここに注目!
一昨年と昨年の本レースを連覇し、昨年の天皇賞(春)では、最後の直線でゴールドシップ(1着)を猛追してクビ差の2着に好走した。芝・長距離での実績は現役でも屈指の存在と言える。


モンドインテロ
牡4歳
調教師:手塚貴久(美浦)
父:ディープインパクト
母:シルクユニバーサル
母の父:ブライアンズタイム

ここに注目!
前走の1600万下・松籟S(京都・芝2400m)を勝ってオープンクラス入りを果たしており、上昇度が魅力の一頭。ここまで7戦して4勝、5着以下に敗れたことは1度もなく、まだ能力の底を見せていない印象だ。


ホッコーブレーヴ
牡8歳
調教師:松永康利(美浦)
父:マーベラスサンデー
母:ホッコーメモリー
母の父:ダンシングブレーヴ

ここに注目!
一昨年の天皇賞(春)では勝ち馬のフェノーメノと同タイムの3着に好走。芝の長距離に高い適性を持つ一頭だ。今回は昨秋のオーストラリア遠征から帰国後の初戦となるだけに、仕上がりが鍵になりそうだ。


ファタモルガーナ
せん8歳
調教師:荒川義之(栗東)
父:ディープインパクト
母:タニノミラージュ
母の父:エリシオ

ここに注目!
ステイヤーズSで2着2回(2012年、2014年)、ダイヤモンドSで2着1回(2015年)という実績がある芝の長距離ランナー。約6か月ぶりの前走(2015年のステイヤーズS、7着)を1度使われて臨む今回は、状態面の上積みが見込めそうだ。


カムフィー
牡7歳
調教師:池上昌和(美浦)
父:ダンスインザダーク
母:ナイトクルーズ
母の父:ノーザンテースト

ここに注目!
昨年の本レースでは、最後の直線で力強い末脚を駆使して3着に好走。前走のステイヤーズSでも持続力のある伸び脚を発揮して2着に入った。芝の長距離レースでの活躍が目立つ馬だけに、今回もその末脚から目が離せない。


マドリードカフェ
牡5歳
調教師:荒川義之(栗東)
父:マンハッタンカフェ
母:ステラマドレード
母の父:フォーティナイナー

ここに注目!
現厩舎への転厩を機に芝路線へシフトし、1000万下クラスからの格上挑戦で臨んだ前走のオープン特別・万葉S(京都・芝3000m)を優勝。ここへきてのパワーアップが目立つ一頭だ。


トゥインクル
牡5歳
調教師:牧田和弥(栗東)
父:ステイゴールド
母:ロングスターダム
母の父:ノーザンテースト

ここに注目!
2014年12月から前走のオープン特別・万葉S(京都・芝3000m、5着)まで13戦連続で掲示板(5着以内)を確保している堅実派。前々走のステイヤーズSでは3着に好走しており、地力強化も感じられる。


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2016年02月17日

ディープインパクト産駒とは思えないパワーが最大の長所
 12月のホープフルSを左前肢フレグモーネのため出走取り消しとなったディーマジェスティ(父ディープインパクト)が、一転、激しく巻き返しての快勝だった。

 これでこの3歳世代の男馬は、ロードクエスト(新潟2歳S)、アドマイヤエイカン(札幌2歳S)、シュウジ(小倉2歳S)、ブレイブスマッシュ(サウジアラビアRC)、ボールライト二ング(京王杯2歳S)、エアスピネル(デイリー杯2歳S)、スマートオーディン(東スポ杯2歳S)、ドレッドノータス(京都2歳S)、リオンディーズ(朝日杯FS)、ハートレー(ホープフルS)、ロジクライ(シンザン記念)、プロフェット(京成杯)、サトノダイヤモンド(きさらぎ賞)、ディーマジェスティ(共同通信杯)…。さらに、3歳になってのオープン特別の勝ち馬は、ダンツプリウス(ジュニアC)、マカヒキ(若駒S)。路線の重要なレースを、ことごとく異なる馬が制する形がつづいている。

 もともと3歳のクラシック路線は、まだまだ未完成な若駒のレースなのに「なぜ、こんなに高い評価を受けるのか」。優れた才能に恵まれた馬をいち早く発掘し、「それを次の世代に結びつけるための意義と必要がある」と考えられた側面があったからであり、そんな250年も前の発想が、いまサラブレッドが世界中に広がり、年に10万頭を超える生産頭数がいる現代に通用する不変、普遍の真理とはだれも考えていない。出発は生産頭数が200〜300頭の時代である3歳クラシック競走の勝ち馬には、菊花賞を終えた時点で【7-0-0-0】の3冠馬ディープインパクトもいれば、同じ3冠馬でも3歳2月の時点では【1-2-1-1】だったオルフェーヴルもいる。ワンアンドオンリーのように菊花賞を終えた時点で【4-3-0-4】となった馬もいる。ドゥラメンテは共同通信杯を負けて、この時期【2-2-0-0】だった。

 有馬記念やジャパンCは、何度も挑戦して何回も勝てる。だが、その世代の皐月賞馬は1頭だけ。日本ダービー馬も、菊花賞馬もひとつの世代に1頭だけ。「だから価値があるのだ」というのはきわめて正確な事実だが、年により、世代により、歴史の中で、皐月賞馬や日本ダービー馬やあるいは菊花賞馬が、その世代のなかでもっとも優れた馬であるとは限らないのも事実である。

 勝ったディーマジェスティは、3代母がドフザダービー(その父マスターダービー)。その産駒に、輸入された種牡馬ジェネラス、武幸四郎騎手がデビュー当週にマイラーズCを勝ったオースミタイクーン、ディーマジェスティの祖母シンコウエルメス(父サドラーズウェルズ)がいる。

 以前はジャパンCに2回も来た女傑トリプティク(父リヴァーマン。母トリリオン)の一族として紹介されることが多かったが、現代では凱旋門賞を2連勝したトレヴ(父モチヴェイター)の近親馬と評されるだろう。トレヴの4代母トリリオンは、ドフザダービーの半姉である。

 稍重の馬場で大きな芝の塊がさかんに飛んでいた。でも、ディーマジェスティはジェネラス(1991年の英ダービー馬)の一族らしく、1分47秒4(ただ1頭だけ上がり34秒9)。標準以上の時計で力強く抜け出した。3コーナー過ぎからもう蛯名騎手は例のアクションなので、スイスイ進出したわけではない。ずっと追い通しの状態で伸び切ったからすごい。これで東京芝は2戦2勝。皐月賞というよりは、イメージは日本ダービーか。とても鋭さが武器のディープインパクト産駒とは思えないパワーが最大の長所だろう。蛯名正義騎手は、この9年だけで共同通信杯4勝目。二ノ宮調教師も、エルコンドルパサー(このときは的場均騎手)などで共同通信杯4勝目となった。

 クラシック路線では、みんなの目が厳しくなる。今年の牡馬の場合、ずっと主要路線のレースを別の馬が勝ってきたから、おそらくみんなの視線はいつもの年以上にきついかもしれない。でも、多くの候補があふれているから、1度や2度くらい負けるのは仕方がないかもしれない。主なクラシック候補の中で、まだ負けていないのは、サトノキングダム(2連勝)、サトノダイヤモンド(3連勝)、ジークカイザー(2連勝)、ドレッドノータス(2連勝)、マカヒキ(2連勝)、リオンディーズ(2連勝)、レーヴァテイン(2連勝)…などだが、これに新星が加わっても、3月の「弥生賞、スプリングS」が終了する時点では、クラシックに無敗のまま出走できるのは「2〜3頭」にとどまる。路線の途中で負けた馬をそのたびに見捨てていては、ディープインパクト型に乗るしかなくなってしまう。結果が出るたびに勝ち馬の側に回るのは、こと競馬の、ことクラシックシーズンにのみ許される回路であり、世の中では絶対に通用しないことをいつも再確認したい。敗れた馬のオーナー、生産者、調教師、手がけるスタッフの落胆は、とてもわたしたちの比ではない。

 人気のハートレー(父ディープインパクト)は戦意喪失の9着。2番人気のスマートオーディン(父ダノンシャンティ)も6着だった。両陣営、両騎手ともに、レース直後は1秒も1秒半も大負けしたから首をひねるばかりだった。しいて敗因を探せば、ハートレーは使い出して3戦目。ちょうど目にみえない疲れが出る馬のいる日程であり、当日、エース級の馬がかもしだすムード(雰囲気)がまったくなかった。なぜか、急に寸詰まりの体型バランスにも映った。しかし、陣営のショックは、懸命に走っての3〜4着より、ある意味では軽いはずである。少なくとも全然、力を出し切っていないのだから。立て直す時間はある。09年ロジユニヴァースは、14着大敗(1秒9差)の皐月賞のあと、日本ダービーを勝った。

 スマートオーディンは、ポカのあるタイプという見方もあるが、爆発力を生かすには正攻法のレースは合わないタイプかもしれない。今回は同じ東京1800mの東スポ杯2歳S(超スロー)より、自身の前半1000m地点を3秒以上(推定)も速い通過だった。ささるクセもほとんど出さなかったが、坂で止まった。総合力の1800m程度が応えたとは思えないが、あまり距離は延びない方がいいのだろうか。しかし、とてもこのままの3歳春ではないはずである。

 3番人気メートルダール(父ゼンノロブロイ)は、相手の力量を分かっているからこそのC.ルメール騎手の、マーク違いの一面もあったか。坂上からの脚は光っていたが、目標の1頭だったハートレーが伸びるどころか、急に止まるとは思ってもいなかったろう。

selvas2 at 07:30コメント(0) 
ノンコノユメ
牡4歳
調教師:加藤征弘(美浦)
父:トワイニング
母:ノンコ
母の父:アグネスタキオン

ここに注目!
ダート界の強豪が相手となった前走のチャンピオンズCで2着に入り、ポテンシャルの高さをアピールした。加速するまでに時間を要するタイプだけに、直線が長い東京・ダート1600mはベストの舞台と言えるだろう。


コパノリッキー
牡6歳
調教師:村山明(栗東)
父:ゴールドアリュール
母:コパノニキータ
母の父:ティンバーカントリー

ここに注目!
前々走のチャンピオンズCが7着、前走のGI・東京大賞典(大井・ダート2000m)が4着と、ここ2戦の成績はひと息だが、一昨年と昨年の本レースを連覇している馬。今回、グレード制が導入された1984年以降では前例のない、“JRA平地同一GI 3連覇”の偉業に挑む。


モーニン
牡4歳
調教師:石坂正(栗東)
父:Henny Hughes
母:Giggly
母の父:Distorted Humor

ここに注目!
前走の根岸S(1着)はプラス10キロの馬体重(526キロ)での出走で、次を見据えた仕上げにも見えたが、3番手追走から直線楽に抜け出して快勝。まだまだ余裕が感じられる内容だった。GI 初挑戦になるが、能力は決して引けを取らない。


ホワイトフーガ
牝4歳
調教師:高木登(美浦)
父:クロフネ
母:マリーンウィナー
母の父:フジキセキ

ここに注目!
前々走のJpnI・JBCレディスクラシック(大井・ダート1800m)では、サンビスタ(2着、次走でチャンピオンズC優勝)を破ってJpnI 初制覇を達成。今回、牡馬のトップクラスとは初対戦になるが、軽視は禁物だろう。


アスカノロマン
牡5歳
調教師:川村禎彦(栗東)
父:アグネスデジタル
母:アスカノヒミコ
母の父:タバスコキャット

ここに注目!
前走の東海Sで重賞初制覇を達成し、今回がGI 初挑戦になるが、前哨戦を制した勢いを侮ることはできないだろう。父は2002年の本レース優勝馬。フェブラリーS父仔制覇の可能性は十分だ。


ロワジャルダン
牡5歳
調教師:戸田博文(美浦)
父:キングカメハメハ
母:アグネスショコラ
母の父:サンデーサイレンス

ここに注目!
昨年夏に条件クラスを2連勝してオープンクラス入りを決めると、秋にはみやこSで重賞初制覇を飾り、続くチャンピオンズCでも勝ち馬のサンビスタから0秒3差の4着に好走。ダートのトップクラスにまで登り詰めてきた印象を受ける。


ベストウォーリア
牡6歳
調教師:石坂正(栗東)
父:Majestic Warrior
母:Flirtatious Miss
母の父:Mr. Greeley

ここに注目!
ダート1600mでは、2014年と2015年のJpnI・マイルチャンピオンシップ南部杯(盛岡)2連覇を含め〔5・2・2・1〕と抜群の安定感を誇る。昨年の本レースでは勝ち馬のコパノリッキーから0秒2差の3着に好走しており、今年も目が離せない。


タガノトネール
せん6歳
調教師:鮫島一歩(栗東)
父:ケイムホーム
母:タガノレヴェントン
母の父:キングカメハメハ

ここに注目!
前走の根岸Sは約2か月半の休み明けが影響したのか4着に敗れたが、ノンコノユメ(1着)とハナ差の接戦を演じた前々走の武蔵野S(2着)時のパフォーマンスを発揮できれば、侮れない存在になるだろう。


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2016年02月16日

14日の東京11Rで行われた第50回共同通信杯(3歳オープン、GIII、芝1800メートル、10頭立て、1着賞金=3800万円)は、蛯名正義騎手騎乗の6番人気ディーマジェスティ(牡、美浦・二ノ宮敬宇厩舎)が中団追走から差し切ってV。タイムは1分47秒4(稍重)。

 人気を分け合った2頭が全く伸びない。伏兵陣が上位争いを繰り広げる中、力強く抜け出したのは人気薄のディープインパクト産駒ディーマジェスティだった。出走取消明けの1勝馬が大金星。クラシックへの登竜門レースを制した。

 レースはリスペクトアースが好スタートから先手を取り、ダンディーアローが2番手。スマートオーディンとイモータルが3番手を併走して、人気のハートレーは中団の外めからレースを進めた。リスペクトアースはよどみないペースで逃げ、直線に向いても粘りを見せる。しかし、好位のインを進んだスマートオーディンも、外に回ったハートレーも直線は全く伸びない。これに対して、イン追走から外に持ち出したディーマジェスティがグイグイと力強く伸びる。粘るイモータル以下をきっちりと差し切ってV。6番人気の伏兵が出世レースを制した。1馬身1/4差の2着は5番人気のイモータル。さらに1/2馬身差の3着には3番人気のメートルダールが入っている。

 ディーマジェスティは、父ディープインパクト、母エルメスティアラ、母の父ブライアンズタイムという血統。北海道新ひだか町・服部牧場の生産馬で、嶋田賢氏の所有馬。通算成績は4戦2勝。重賞初勝利。二ノ宮敬宇調教師は1998年エルコンドルパサー、08年ショウナンアルバ、11年ナカヤマナイトに次いで共同通信杯4勝目、蛯名正義騎手は08年ショウナンアルバ、10年ハンソデバンド、14年イスラボニータに次いで4勝目。

 蛯名騎手は「相手も強かったですし、3、4コーナーでは馬場が悪いところもうまくなくて、馬自身戸惑っていましたが、直線でエンジンがかかってからは、何とかなるかな、と。(出走取消明けだったが)馬は前回も良かったし、一頓挫あっても厩舎でうまく調整してくれました。ディープインパクト産駒らしく、フットワークが軽いですが、課題もまだまだたくさんあります。ただ、このメンバーを負かしたのだから、多少は自信を持っていいかもしれませんね。まだあたっていない強いところもたくさんいますが、その舞台に上がる権利はもらえたのでひと安心です。これからもいい競馬ができるように頑張ります」と4度目の同レースVに笑みを浮かべていた。

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2016年02月15日

14日の京都11Rで行われた第109回京都記念(4歳上オープン、GII、芝2200メートル、15頭立て、1着賞金=6200万円)は、ミルコ・デムーロ騎手騎乗の6番人気サトノクラウン(牡4歳、美浦・堀宣行厩舎)が好位追走から早めの仕掛けで押し切って完勝。重賞3勝目をマークしたタイムは2分17秒7(重)。

 昨秋の大敗がうそのような圧勝劇だ。4コーナーで先頭に並びかける積極策に出たサトノクラウンがそのまま後続に差を付けて楽々と押し切って完勝。明け4歳の素質馬が、天皇賞・秋17着からの休養明けで完全復活をアピールした。

 レースはスズカデヴィアスが先行。ワンアンドオンリーとサトノクラウンが続く。さらにミュゼゴースト、トーセンレーヴなどが好位につけ、人気のレーヴミストラルは最後方からの競馬となった。道悪で馬場の内外に広がる形となったが、2番手のサトノクラウンが早めにスズカデヴィアスをかわしにかかって直線へ。早めに後続との差を広げたサトノクラウンは、直線に入ってからも脚いろが鈍ることはなく、独走劇。激しい2着を尻目にゆうゆうと押し切り、3度目の重賞Vを成し遂げた。3馬身差の2着は3番人気のタッチングスピーチ。さらにクビ差の3着が4番人気アドマイヤデウスだった。

 サトノクラウンは、父Marju、母ジョコンダII、母の父Rossiniという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、里見治氏の所有馬。通算成績は7戦4勝。重賞はGIII東京スポーツ杯2歳S(2014年)、GII弥生賞(15年)に次いで3勝目。堀宣行調教師、ミルコ・デムーロ騎手ともに京都記念は初勝利。

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2016年02月14日

13日の東京11Rで行われた第51回クイーンカップ(3歳牝馬オープン、GIII、芝1600メートル、16頭立て、1着賞金=3500万円)は、クリストフ・ルメール騎手騎乗の1番人気メジャーエンブレム(美浦・田村康仁厩舎)が逃げ切り勝ち。タイムは1分32秒5(良)。

 これが女王の底力だ。昨年の最優秀2歳牝馬に輝いたメジャーエンブレムが今期初戦を1分32秒5という驚異的なタイムで圧勝。タイトルにふさわしい走りを見せ、桜花賞(4月10日、阪神、GI、芝1600メートル)に大きく前進した。

 レースは好スタートを切ったメジャーエンブレムがマイペースに持ち込む。コパノマリーンが2番手につけ、さらにビービーバーレルが続いた。ペースを落とすことなく逃げるメジャーエンブレムだが、手応えは余裕たっぷり。ルメール騎手の軽いアクションに応えてあっさりと後続を突き放し、最後に右ステッキが1発入っただけで5馬身差の圧勝劇を演じた。勝ちタイムは、レースレコードを一気に1秒5も塗り替える好タイム。2着は7番人気のフロンテアクイーンで、さらに1/2馬身差の3着には6番人気のロッテンマイヤーが入っている。

 メジャーエンブレムの勝利は記録ずくめのVで、単勝の払戻金130円はクイーンCの最低払戻額。単勝支持率61.0%は1994年のヒシアマゾン(54.7%)を大きく上回る歴代優勝馬トップの支持率だった。また、2着につけた5馬身という着差も、グレード制導入後の1984年以降では、1989年(カッティングエッジ)の4馬身差を上回る最大着差となっている。

 メジャーエンブレムは、父ダイワメジャー、母キャッチータイトル、母の父オペラハウスという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、(有)サンデーレーシングの所有馬。通算成績は5戦4勝。重賞はGI阪神ジュベナイルフィリーズ(2015年)に次いで2勝目。田村康仁調教師は2009年ディアジーナに次いでクイーンC2勝目、クリストフ・ルメール騎手は06年コイウタに次いで2勝目。

 ルメール騎手は「強かった。きょうは休み明けでしたが、とても乗りやすかった。いいスタートで、すぐリラックスしてハナに立つと、そのあとは長く脚を使いました。桜花賞? もちろん。きょうはとてもリラックスしていてびっくりしました。これなら2000メートル、2400メートルでも(競馬が)できます」と早くも2冠制覇まで見据えていた。

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2016年02月13日

今年の男馬のクラシック路線のレベルは高く、層も厚い。注目馬が期待外れのレースを展開して、ほかの馬に注目が移るのではない。例えば、先週のきさらぎ賞の2着レプランシェ、3着ロイカバードは、凡走して差のある2着、3着にとどまったわけではなく、普通の年なら十分に勝ち馬の走破タイム(上がりタイムも)だった。だが、レースレコードで3馬身半も突き抜けたサトノダイヤモンドが素晴らし過ぎたのである。

 少し前、12月のホープフルSのロードクエスト(新潟2歳S独走)もそうだった。少々強引なスパートだったが、休み明けで初距離2000mを2分02秒0なら少しも悪くない。これも勝ったハートレー[10]が強烈過ぎた。

 きさらぎ賞で上位を独占したディープインパクトの3頭は、みんな距離1800〜2000mにしか出走していない馬だった。この共同通信杯にもそっくり同じ3頭が出走しているが、みんな2000mで勝ってきた馬だけである。

 このことから判明するのは、なぜ、ディープインパクトは昨年、ダイワメジャーにトップを譲り、初産駒を登場させた2010年以降、5年も連続して1位だった「2歳種牡馬ランキング」部門で、2番手にとどまったかが推測できる。同じ社台SSにいる、同じサンデーサイレンスの後継馬ダイワメジャーが、自身最多の産駒数を送った勝負の世代だから、2歳後半の重賞にムキになって出走馬を送らなかったのではないか、という理由もあるが、ディープインパクト産駒は少し変化しているのである。父サンデーサイレンスも、ノーザンテーストも、ルドルフなどの父パーソロンもそうだったが、種牡馬としての大成功がみえたら、2歳戦でも活躍するような産駒を生産しようというテーマは減少し、クラシックを中心の中距離のビッグレース制覇を展望できるような牝馬との交配が圧倒的に多くなる。

 3歳になり、春の展望を現実にしなければならない時期がきて、ディープインパクト産駒の猛チャージが始まった。2歳種牡馬ランキングの続きになる「世代別ランキング(13年生まれ)」では、ディープインパクトがたちまち首位に立ち、もう2位のダイワメジャーを1億円以上も離している。

 サトノダイヤモンドに続き、クラシックの最有力馬の1頭に躍進するはずのハートレーに注目したい。上がり33秒8で快勝した新馬も勝負強かったが、ボウマン騎手に代わったホープフルSは強い。レース上がり35秒3のスケールを問われた2000mを一気に差し切り2分01秒8。自身の上がりは余裕を持って34秒3。たしかにロードクエストのスパートは少々強引だったが、坂を上ってもう一度伸びて1馬身ちょっとの差は、評判の注目馬ロードクエストを完封に映った。

 バランス抜群の少し胴長に見える身体は、スピード系ではなく、明らかにクラシックディスタンス向き。全体バランスと、追い出しての力強さは、血統構成は異なるものの、サトノダイヤモンドに良く似たムードがある。

 陣営が東京と京都に的を絞っている大跳びのストライドが持ち味のリスペクトアース、切れ味に勝るスマートオーディンが強敵だが、ここはハイレベル。続く伏兵も差はなく、ディープインパクト産駒のディーマジェスティは侮れない。

selvas2 at 17:13コメント(0) 
クイーンCは1月下旬だったり、2月末であったり、再三日程を変えてきたが、4月上旬の「桜花賞」の前に行われるようになったのは1968年からのこと。ここまで48年間で、クイーンCから桜花賞に直行の日程を組んで、「桜花賞で3着以内」に好走したのは、次の10頭になる。

2012年 ヴィルシーナ (ク1→桜2)
2011年 ホエールキャプチャ(1→2)
2008年 エフティマイア  (6→2)
2007年 カタマチボタン  (2→3)
2006年 コイウタ     (1→3)
2002年 シャイニンルビー (1→3)
1998年 エアデジャヴー  (2→3)
1996年 イブキパーシヴ  (1→2)
1981年 テンモン     (3→2)
1976年 テイタニヤ    (1→1)

 仕上げの手法が高度になった近年ほど、直行の日程を組む陣営が多くなったが、約半世紀の間に、このローテーションで勝ったのはもう40年も前のテイタニヤたった1頭だけである。その年のクイーンCは2月29日で、4月11日の本番は6週間後だったという記録がある。

 メジャーエンブレムは12月13日の「阪神ジュベナイルフィリーズ」を勝っている。今回、2ヶ月ぶりのクイーンCに出走のあとは、再び2ヶ月後、4月10日の桜花賞になることを決めている。

 「ゆっくり間隔を取ったほうがいいタイプ」とあって、このゆったりしたローテーションは理想と考えられるが、馬体を緩められる間隔ではなく、ミニ休養の2ヶ月という間隔は春の牝馬の場合、案外、難しい一面があるのではないか。

 だから、2−3着はあっても、半世紀の間にたった1頭しか勝っていないのではないか、という(断然の人気馬だからこそささやかれる)心配はある。

 今回、予定通りに3週前に美浦に戻って、仕上がりにはまず不安はないと思えるが、かかって先行し、ただ1度だけ2着に負けたのが約2ヶ月ぶりの「アルテミスS」だった。この相手の今回の1600mでは崩れる危険は少ないはずだが、目下、シンザン記念2着ジュエラー(父ヴィクトワールピサ。ワンカラットの下)と並んで桜花賞の最有力候補なので、今回はレース内容だけでなく、当日の気配を入念にチェックしたい。仕上げと、ローテーション再確認のテーマがあるのがメジャーエンブレム。ここは、なんとしても勝ちたいレースだから究極の仕上げで出走してきたわけではない。ではなぜ、ここに出走するのか。最大の理由は、直前のトライアルに使いたくないからである。といって、4ヶ月休養はない。

 なんとか桜花賞に出走したい「まだキャリア1−2戦」の素質馬ロッテンマイヤー(祖母ビワハイジ)、ルフォール(母の兄にステイゴールド。いとこにショウナンパンドラ)、サプルマインド(新潟で上がり32秒5で勝ったM.デムーロと再コンビ)に先行投資の手もある。人気薄のコパノマリーン、ラブリーアモンも買いたい。ここは波乱の生じる可能性がかなりある。メジャーエンブレムを一応の中心としても、なんとか伏兵を絡ませる手を考えたい。

selvas2 at 17:10コメント(0) 

2016年02月12日

 過去10年、共同通信杯でランク外の馬が勝ったのは1頭だけで、3歳牡馬の重賞らしく、指数上位馬が圧倒的に強い傾向が見える。前走指数の上位馬が10年連続して連軸の中心になっており、なかでも、前走指数上位の2頭のいずれかが毎年連対しており、前走の指数の高さは必須条件だろう。

 今年の指数上位馬は、メートルダール、イモータル、リスペクトアース、ディーマジェスティ、ハートレー、スマートオーディンなど。

 前走指数上位馬の中で、2戦2勝でレースに臨むのはハートレーだ。2戦目のホープフルSではスタートが悪く、後方からのレースになったが、直線は良く脚を伸ばして快勝だった。スローペースで先行馬に有利な流れだっただけに、素質の高さを示したレースといえるだろう。ここ共同通信杯では57キロを背負うが、それでも連軸の中心にはなってくれるだろう。

 ただ、少し気になるのは、スローペースの差し脚では、スマートオーディン、メートルダール、ディーマジェスティ、イモータルなどの方がより鋭いこと。超スローペースになったら、追って届かず、取りこぼしがあるかもしれない。

 そうならないことを祈りたいが、ハートレーの相手になるのは、指数上位で差し脚もあるメートルダール、イモータル、リスペクトアース、ディーマジェスティ、スマートオーディンなどだろう。

 牝馬のクイーンカップも、前走指数上位馬たちが中心。ランク外の馬が勝ったのは共同通信杯と同じく、過去10年で1頭だけだ。
 今年は、メジャーエンブレム、エクラミレネール、ペルソナリテ、フロンテアクイーン、ビービーバーレル、ストライクショットなどが指数の上位馬たちだ。

 何といっても注目は、目下4戦3勝、阪神JFを勝ったメジャーエンブレムだ。この相手なら前走指数の高さで抜けた存在で、スタミナも十分で先行力が持ち味だ。阪神JFも好スタートから直線、早め先頭に立って、そのまま押し切るレースで快勝した。マイルの瞬発力もなかなか鋭く、いまの時点で、他の牝馬とは完成度が違うようだ。

 ここは素直に相手探しに徹する手だろう。先行力の戦いになれば、ビービーバーレル、エクラミレネール、ストライクショットが中心。スローペース気味で差し脚が問われるなら、ラブリーアモン、ソロフライト、ダイワドレッサー、ペルソナリテ、ビービーバーレルなどが有力だろう。超スローペースなら、サブルマインド、ストライクショット、ルフォールも連対圏に浮上する。

 京都記念は、平均指数の上位馬が10年連続で連対中だ。前走指数の上位馬も9年で連対している。
 今年は、ヒストリカル、ショウナンバッハ、スズカデヴィアス、タッチングスピーチ、トーセンレーヴ、レーヴミストラル、サトノクラウン、マイネルディーン、アドマイヤデウスなどが指数の上位馬たちだ。

 これまでは1番人気が強いレースだったが、最近の3年間は1番人気馬が苦戦続きで3着もない。また、高齢馬も勝利から遠ざかっている。

 6歳までの馬で、距離も合う指数上位馬は、ショウナンバッハ、スズカデヴィアス、タッチングスピーチ、レーヴミストラル、サトノクラウン、アドマイヤデウスなどだが、なかでも差し脚が鋭いタッチングスピーチ、ショウナンバッハ、レーヴミストラルなどが連軸向きの有力馬だろう。



selvas2 at 18:30コメント(0) 
レーヴミストラル
牡4歳
調教師:松田博資(栗東)
父:キングカメハメハ
母:レーヴドスカー
母の父:Highest Honor

ここに注目!
前々走の金鯱賞(8着)は緩みのないペースに戸惑った印象だが、スローペースになった前走の日経新春杯では、楽な追走から最後の直線であっさり差し切って優勝。今回も、道中のペースが鍵となりそうだ。


ヤマカツエース
牡4歳
調教師:池添兼雄(栗東)
父:キングカメハメハ
母:ヤマカツマリリン
母の父:グラスワンダー

ここに注目!
中山・芝コースのようなタフな馬場を得意とする馬。京都・芝コースでも優勝経験はあるものの、速い時計が出やすい馬場への対応は鍵だろう。初めてとなる芝2200mの距離をこなせるかどうかもポイントになりそうだ。


サトノクラウン
牡4歳
調教師:堀宣行(美浦)
父:Marju
母:ジョコンダII
母の父:Rossini

ここに注目!
昨年の秋は17着に大敗した天皇賞(秋)1戦だけの出走で、その後は放牧に出され立て直しを図られた。今回、弥生賞を制した昨春のような活気あふれる動きが戻るかどうかが最大の焦点になりそうだ。


タッチングスピーチ
牝4歳
調教師:石坂正(栗東)
父:ディープインパクト
母:リッスン
母の父:Sadler's Wells

ここに注目!
今回は3か月ぶりのレースになるが、気性的に休養明け初戦から能力を発揮できるタイプ。中間はしっかりと乗り込まれているので、多少の馬体重増加はあったとしても、マイナス材料にはならないだろう。


ヒストリカル
牡7歳
調教師:音無秀孝(栗東)
父:ディープインパクト
母:ブリリアントベリー
母の父:ノーザンテースト

ここに注目!
前々走のオープン特別・アイルランドT(東京・芝2000m、1着)の時は、馬体重が14キロ(442キロ)減っていて、見た目に細い印象を受けた。馬体をふっくらと見せるときよりも腹回りがシャープなときの方が、末脚の切れが増すタイプなのだろう。


トーセンレーヴ
牡8歳
調教師:池江泰寿(栗東)
父:ディープインパクト
母:ビワハイジ
母の父:Caerleon

ここに注目!
追い切りの動きがレースに直結するタイプ。オープン特別で連勝を飾った昨秋は気配がそれ以前と違っていて、パドックでもしっかりと歩けていた。この中間は調教の動きが地味なだけに、最終追い切りとレース当日の気配に注目したい。


ワンアンドオンリー
牡5歳
調教師:橋口弘次郎(栗東)
父:ハーツクライ
母:ヴァーチュ
母の父:タイキシャトル

ここに注目!
前走の有馬記念(9着)時の調教では、一昨年の日本ダービーを勝った時のようなダイナミックなフットワークが戻り、レース当日の馬体の張りも目立っていた。中間の乗り込みも順調で、状態面はさらに上向いている印象だ。


ショウナンバッハ
牡5歳
調教師:上原博之(美浦)
父:ステイゴールド
母:シュガーハート
母の父:サクラバクシンオー

ここに注目!
以前は馬体重が410キロ台まで減ったこともあったが、昨秋以降は440キロ台をキープしている。トモに厚みが出てきて、落ち着きも見られるようになった。今回、関西圏への長距離輸送を克服できれば、チャンスは十分だろう。


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2016年02月11日

メジャーエンブレム
牝3歳
調教師:田村康仁(美浦)
父:ダイワメジャー
母:キャッチータイトル
母の父:オペラハウス

ここに注目!
前走の阪神ジュベナイルフィリーズを快勝し、2015年度のJRA賞最優秀2歳牝馬に選出された世代屈指の実力牝馬。クラシックのタイトル獲得に向けて、注目の今年初戦を迎える。


ビービーバーレル
牝3歳
調教師:中舘英二(美浦)
父:パイロ
母:ファインディンプル
母の父:Silver Hawk

ここに注目!
前走のフェアリーSを鮮やかに逃げ切り、デビュー6戦目で待望の重賞初制覇を達成。実戦経験を重ねながら力を付けてきた馬で、脚質に自在性があり、好位から差す競馬も可能だ。


ダイワドレッサー
牝3歳
調教師:鹿戸雄一(美浦)
父:ネオユニヴァース
母:リバティープリント
母の父:スウェプトオーヴァーボード

ここに注目!
前走のフェアリーSは直線で鋭い末脚を発揮して2着に好走し、重賞でも能力が通用することを示した。レースセンスの高い馬だけに、東京・芝へのコース替わりはむしろプラス材料だろう。


サプルマインド
牝3歳
調教師:藤原英昭(栗東)
父:ディープインパクト
母:シリアスアティテュード
母の父:Mtoto

ここに注目!
8月23日のメイクデビュー新潟(芝1600m)を勝った時に上がり3ハロン32秒5(推定)をマーク。420キロ台のコンパクトな馬体ながら、瞬発力は世代トップクラスと言えそうだ。


ルフォール
牝3歳
調教師:堀宣行(美浦)
父:キングカメハメハ
母:レクレドール
母の父:サンデーサイレンス

ここに注目!
半兄に昨年の京成杯を優勝したベルーフ(父ハービンジャー)がいる良血馬。1戦1勝のキャリアだが、初戦の内容は大物感を漂わせるものだった。将来性はかなり高そうだ。


ペルソナリテ
牝3歳
調教師:相沢郁(美浦)
父:ステイゴールド
母:マイネアルデュール
母の父:アドマイヤコジーン

ここに注目!
デビューから2連勝を飾った後、前々走の新潟2歳Sが4着、前走の阪神ジュベナイルフィリーズが6着という成績を残している。これまで強い相手と戦ってきた経験は本馬の強みと言えそうだ。


エクラミレネール
牝3歳
調教師:高橋裕(美浦)
父:マツリダゴッホ
母:シャトーサウザンド
母の父:プラウドデボネア

ここに注目!
前走の500万下・菜の花賞(中山・芝1600m)を差し切って2勝目をマーク。派手さこそないが、着実に地力を強化してきた一頭だ。先行する競馬もできる馬で、展開に注文が付かないのも魅力だろう。


ロッテンマイヤー
牝3歳
調教師:池添学(栗東)
父:クロフネ
母:アーデルハイト
母の父:アグネスタキオン

ここに注目!
祖母が1995年の阪神3歳牝馬S(現:阪神ジュベナイルフィリーズ)優勝馬ビワハイジで、伯母にGI 6勝の名牝ブエナビスタがいる良血馬。1戦1勝のキャリアながら、注目度の高い一頭だ。


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2016年02月10日

ハートレー
牡3歳
調教師:手塚貴久(美浦)
父:ディープインパクト
母:ウィキッドリーパーフェクト
母の父:Congrats

ここに注目!
前々走のメイクデビュー東京(芝2000m)と前走のホープフルSは、共にスタートこそ良くなかったものの、長くいい脚を使い着差以上に強さを感じさせる内容で連勝した。父をほうふつさせる空を飛ぶようなフットワークで、無傷の3連勝を狙う。


スマートオーディン
牡3歳
調教師:松田国英(栗東)
父:ダノンシャンティ
母:レディアップステージ
母の父:Alzao

ここに注目!
前走の東京スポーツ杯2歳Sでは、後方追走から直線一気の差し切り勝ちを収めた。広くて直線が長い東京・芝コースはぴったりという印象で、今回、重賞連勝の可能性は十分だ。


リスペクトアース
牡3歳
調教師:小笠倫弘(美浦)
父:マンハッタンカフェ
母:アースグリーン
母の父:Street Cry

ここに注目!
馬体重が540キロ台という大型馬だが、胴が長くしなやかなシルエットで重苦しさを感じさせない。今回の舞台となる東京・芝コースは初勝利を挙げた舞台。直線の長いコースでも、その非凡な先行力は魅力にあふれている。


メートルダール
牡3歳
調教師:戸田博文(美浦)
父:ゼンノロブロイ
母:イグジビットワン
母の父:Silver Hawk

ここに注目!
スタートもエンジンの掛かりも遅い現状ながら、これまで〔2・0・2・0〕と好成績を残せているのは、能力の高さの証明と言える。じっくりとレースを運べる東京・コースは本馬に合っている印象で、今回も十分にチャンスがあるだろう。


イモータル
牡3歳
調教師:須貝尚介(栗東)
父:マンハッタンカフェ
母:ショアー
母の父:Acatenango

ここに注目!
前走の朝日杯フューチュリティSでは、馬場入場時からテンションが高く、レースでも折り合いを欠いて9着に敗退した。今回、落ち着いてレースに臨むことができれば、デビュー2戦で見せたスケールの大きな走りを再現することが可能だろう。


ディーマジェスティ
牡3歳
調教師:二ノ宮敬宇(美浦)
父:ディープインパクト
母:エルメスティアラ
母の父:ブライアンズタイム

ここに注目!
昨年末のホープフルSを左後肢フレグモーネのため出走取消した後の一戦となるだけに、パドックでの気配は要チェックだろう。もともとテンションが高めのタイプなので、集中力が付いてきてほしいところだ。


キングオブアームズ
牡3歳
調教師:藤沢和雄(美浦)
父:ディープインパクト
母:アーマイン
母の父:Exchange Rate

ここに注目!
デビュー3戦目で勝ち上がったが、共に2着に敗れた前2戦も勝ち馬と大きな差のない競馬をしていた。レース内容が一戦ごとに良化しており、成長を感じさせる。ここはさらなる上積みが期待できそうだ。


サンライズクロンヌ
牡3歳
調教師:河内洋(栗東)
父:ヴィクトワールピサ
母:オルティスローザ
母の父:Fusaichi Pegasus

ここに注目!
現3歳世代がファーストクロップとなる父は、初年度からシンザン記念2着馬ジュエラーなどJRAで17頭の勝ち馬(2月7日終了時点)を輩出している。本レースで同産駒初の重賞制覇なるか、注目だ。


selvas2 at 10:46コメント(0) 

2016年02月09日

いつもよりはるかにこころ躍るクラシック
 まだ2月初旬。この時点で候補の順位付けを試みるのはあまり大きな意味を持たないだろう。視野が狭まる。とくに今年の場合は素晴らしい馬が多いので、無粋に近い主観が入る危険があるかもしれない。それぞれの想いというものもあるだろう。順位付けはとりあえず別にして、近年、路線の中で最重要の位置にある「きさらぎ賞」を圧勝したサトノダイヤモンド(父ディープインパクト。母マルペンサ)が、多くの候補がそろった中で、衆目一致の最有力の1頭に躍り出たことを素直に受け止めたい。

 今週の「共同通信杯」では、ハートレー(父ディープインパクト)、スマートオーディン(父ダノンシャンティ)、ディーマジェスティ(父ディープインパクト)…などの候補が対決する。3月入るとすぐに「弥生賞」で、リオンディーズ(父キングカメハメハ)、マカヒキ(父ディープインパクト)以下の対戦も約束されている。昨年の日本ダービーでは、2着サトノラーゼン、3着サトノクラウンにとどまったものの、時期は熟した里見オーナーの当たり年で、1月31日の「セントポーリア賞」を快勝したサトノキングダム(父ディープインパクト)もさらに上昇するだろう。今年の3歳牡馬の春は、いつもよりはるかにこころ躍るクラシックになること請け合いである。

 サトノダイヤモンドの評価が一段と高くなったのは、近年の「きさらぎ賞」が、直前のトライアル「弥生賞、スプリングS」に先んじて、一連の路線のなかでときには両トライアルをしのぐくらいに非常に重要な位置を占めるからである。クラシックに関連した馬だけでも、最近10年、「ルージュバック、ワールドエース、オルフェーヴル、ウインバリアシオン、トーセンラー、リーチザクラウン、スマイルジャック、ナムラクレセント、アサクサキングス、ドリームパスポート、メイショウサムソン、アドマイヤメイン」がこのレースに出走していた。

 そのきさらぎ賞を、「ムチはいらなかったかもしれない(C.ルメール騎手)」と振り返る内容で楽勝したのが、サトノダイヤモンド。左ムチを一発だけ入れた残り1ハロンの地点では、すでに勝利は確定していた。2着レプランシュ(父ディープインパクト)以下に決定的な3馬身半差。勝ち時計の1分46秒9は、距離が1800mになった最近26年間のレースレコードである。

 2012年にレースレコード1分47秒0を記録したのはワールドエース(皐月賞2着、日本ダービー4着)だった。2着との差「3馬身半」は、2009年のリーチザクラウン(日本ダービー2着、菊花賞5着)、1998年スペシャルウィーク(皐月賞3着、日本ダービー1着、菊花賞2着)と並ぶレース史上最大着差である。

 新馬→500万下の2戦は、ともに2000mを2分03秒8。全体時計の速いレースに課題があったが、1800m1分46秒9のレースレコードを、中位から自力スパートの正攻法圧勝で、自身の上がりは34秒2-11秒3。直線追ってよれることなく真一文字。外からロイカバード(父ディープインパクト)が接近するのを待って追い出している。

 母方は、5代連続してアルゼンチンの名牝系として発展してきたが、もとはイギリスのクラシックファミリーであり、さかのぼる12代母スピナウェイ(1872)も、13代母クイーンバーサ(1860)も英オークス馬。さすがにもう同じファミリー出身とするには無理があるが、牝祖に相当するクイーンバーサ(1-w)は、イギリスを代表する巨大名牝系の出発点であり、日本で知られるファミリーでは、トウショウボーイ一族のソシアルバターフライ、ロサード一族のローザネイ、さらにはケイキロク一族、オンワードガイ一族の起点になる牝馬は、約10―10数代さかのぼるとみんなクイーンバーサに辿り着く輸入牝馬になる。いわゆるクラシックファミリーとは、このことである、と言えるかもしれない。

 皐月賞の前に1戦するか、直接、皐月賞という手法もあるだろう。仕上げの難しい馬ではなく、多くのライバルと同様にリフレッシュはノーザンファーム。心配はない。

 2着に押し上げたレプランシュは、同じノーザンFの生産馬で、同じディープインパクト産駒。輸入牝馬の芦毛の母レディドーヴィル(父ファスリエフ)は、外国産馬だった芦毛のファビラスラフイン(父ファビラスダンサー)の12歳下の妹になる。ロイカバードとともにサトノダイヤモンドをピタッとマークする位置取りから、早めに動いたロイカバードを追うようにスパート。見た目には勝ちに出て失速したロイカバードを差した漁夫の利のようにも映ったが、ロイカバードは上がり34秒5を記録して1分47秒5なので、例年のレベルなら勝ち馬であっても不思議なく、決して失速したわけではない。サトノダイヤモンドの上がり34秒2と0秒1差の「34秒3」で伸びたレプランシュの切れ味は高く評価されていい。3馬身半も離されての2着争いは、対サトノダイヤモンドには完敗の力関係でも、これからの路線の推移によっては、サトノダイヤモンドともっとも差がなかった候補に浮上する可能性がある。

 ロイカバードも同じノーザンFの生産馬で、同じディープインパクト産駒。道中、ちょっとかかり気味のロスもあってライバルの強さを浮き立たせる脇役に終わったが、母アゼリ(その父ジェイドハンター)は、24戦【17-4-0-3】の近年のアメリカを代表する名牝。4歳時の2002年から6歳時まで3年連続米古馬牝馬チャンピオンであり、2002年の米年度代表馬。

 まだこれから成長の余地がある。新馬で「0秒4」負けたサトノダイヤモンドに、今回は決定的な「0秒6」差。これは簡単には詰まらないショッキングな差だが、まだ先は長い。サトノダイヤモンドのところで、現代とは時代の離れた牝系のことを示したが、サトノダイヤモンドの20代母プルネラ(1768)は、さかのぼること250年、ロイカバードの20代母でもある。牝系ファミリーはいっぱいあるから、ずっとさかのぼればみんな同じということではない。

東京新聞杯について
「東京新聞杯」の1番人気ダッシングブレイズの残念な落馬事故があった。多くの記者仲間と何度もなんどもパトロールビデオをみて意見を出しあったが、あれは浜中俊騎手の「御法不適切により内柵に接触して落馬」と判断されて仕方がない。落馬して負傷した浜中騎手に過怠金50000円は、無慈悲な制裁のように思われるが、判断ミスによりレース中にラチに接触の落馬が生じ、何十億円もが一瞬にして無と化した制裁でもある。狭い場所での右ムチもラチに接触の原因となった。エキストラエンドの岩田騎手は危険を察知し、しばらく動かずに待っていた。となりにいただけで斜行も接触もない。浜中騎手の1日も早い回復を祈るのは全員同じである。遠因には、距離を問わずの著しいスローペース化が関係する。結果、最後まで馬群は密集しつづける。決め打ちのイン狙いは危険すぎる騎乗となる。

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2016年02月08日

7日の東京11Rで行われた第66回東京新聞杯(4歳上オープン、GIII、芝1600メートル、14頭立て、1着賞金=3900万円)は、吉田隼人騎手騎乗の5番人気スマートレイアー(牝6歳、栗東・大久保龍志厩舎)が意表を突く先行策から逃げ切り勝ち。重賞2勝目をマークした。1番人気のダッシングブレイズは直線半ばで内ラチと接触して騎手が落馬。競走を中止している。タイムは1分34秒1(良)。

 あっと驚く逃走劇。直線のアクシデントも関係なく、紅一点の6歳牝馬スマートレイアーが逃げ切って快勝。2度目の重賞制覇を果たした。

 典型的な先行馬不在の顔触れとなったが、スマートレイアーが好スタートから先手を取る展開。マイネルアウラート、テイエムタイホーがこれに続き、エキストラエンド、ダイワリベラルも好位につけた。人気のダッシングブレイズは中団のインを確保して脚をためる形。スマートレイアーは軽快に逃げ脚を伸ばし、追撃する各馬を寄せ付けない。そのまま、まんまと逃げ切って快勝。重賞2勝目を飾った。2着は6番人気エキストラエンド。3着には11番人気マイネルアウラートが入っている。

 スマートレイアーは、父ディープインパクト、母スノースタイル、母の父ホワイトマズルという血統。北海道新ひだか町・岡田スタッドの生産馬で、大川徹氏の所有馬。通算成績は19戦7勝。重賞はGIIサンケイスポーツ杯阪神牝馬S(2014年)に次いで2勝目。大久保龍志調教師、吉田隼人騎手ともに東京新聞杯は初勝利。

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2016年02月07日

7日の京都11Rで行われた第56回きさらぎ賞(3歳オープン、GIII、芝1800メートル、9頭立て、1着賞金=3800万円)は、クリストフ・ルメール騎手騎乗の1番人気サトノダイヤモンド(牡、栗東・池江泰寿厩舎)が直線楽に抜け出して完勝。無傷の3連勝で重賞初制覇を飾った。タイムは1分46秒9(良)。

 オッズ通りの“1強”だった。単勝1.2倍の支持を受けたサトノダイヤモンドが今回も楽勝。3戦全勝で重賞Vを果たし、クラシックに大きく前進した。

 レースはオンザロックスが気合をつけて先行。離れた2番手にロワアブソリューとノガロがつけ、その後ろにウルトラバロックが続いた。サトノダイヤモンドはちょうど真ん中あたりからの競馬。抜群の手応えで追走する。4コーナーではオンザロックスにロワアブソリューとノガロが並びかけるが、直線に入るとサトノダイヤモンドがその2頭をあっさりとかわして先頭へ。一気に後続との差を広げると直線半ばで左ムチが一発入ったが、それも気を抜かせない程度のもので、終わってみれば3馬身1/2差をつける完勝だった。2着は後方から直線で外を伸びた4番人気レプランシュ。“5億円対決”としてサトノダイヤモンドのライバルと目された2番人気のロイカバードは、2着とアタマ差の3着に終わっている。3頭出走したディープインパクト産駒が上位を独占した。

 サトノダイヤモンドは、父ディープインパクト、母マルペンサ、母の父Orpenという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、里見治氏の所有馬。通算成績は3戦3勝。重賞初勝利。池江泰寿調教師は2012年ワールドエース、14年トーセンスターダムに次いできさらぎ賞3勝目、クリストフ・ルメール騎手は初勝利。

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2016年02月06日

2016/02/07 きさらぎ賞
◎サトノダイヤモンド
○ロイカバード
▲レプランシュ
△ロワアブソリュー
△ノガロ
サトノダイヤモンドはアルマームードのクロスを核として、ヘイロー3×4・5とノーザンダンサー5×5・5をしっかり連動させた優秀な血統構成の持ち主。全体のバランスもよく、安定した走りが見込めるタイプで、今回の出走メンバーの中ではワンランク上の配合レベルを示している。
ロイカバードはリファール4×5により欧州系の血をまとめた配合形態で、好調期の末脚に良さがある。良馬場でスローペースの決め手勝負になればデビュー戦でのサトノダイヤモンドとの差を詰めることも可能だろう。
レプランシュは祖母の世代後退により安定味に欠けるが、母の父ファスリエフのスピード再現状態が良く、仕上がった際の意外性を秘めている。単穴として注目したい。
ロワアブソリューはキャリア1戦という不利があるものの、父母の持つ良質なスピード、スタミナ要素がうまく活用されてみどころじゅうぶんの配合内容。
平均ペースでしぶといタイプのノガロとともに押さえておきたい。


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2016年02月05日

春のクラシックを目指す有力馬がそろうきさらぎ賞が今週の注目レースだ。
 3歳の重賞だけに、前走指数上位馬が中心になるが、この時期の前哨戦はスローペースが多く、指数は低くても、鋭い差し脚のある馬たちに要注意のレースだろう。

 今年の前走指数上位馬は、ノガロ、ロイカバード、サトノダイヤモンド、ロワアブソリューなど。他に過去の指数で、オンザロックス、レプランシュもあがってくる。

 今年は9頭立てと少し寂しいが、2億円を超す高額で取引されたディープインパクト産駒のサトノダイヤモンド、ロイカバードの2頭が出走して、話題になっている。
 サトノダイヤモンドとロイカバードは11月、京都の新馬戦で直接対決しており、そこではサトノダイヤモンドが勝利した。サトノダイヤモンドは続く500万条件戦も快勝して、連勝できさらぎ賞に向かってきた。片や、新馬戦でサトノダイヤモンドの2着に負けたロイカバードは、そのあとの未勝利、500万特別を連勝。評判通りの結果を残して、再び両者の直接対決が見られることになった。

 2戦2勝のサトノダイヤモンドの前走は、阪神の2000メートル戦。先行馬に向くスローの流れになり、逃げ馬が2着に、3番手の馬も3着に残ったレースだった。そのスローペースを、中団から33秒9の上がりの脚を使って、ゴールでは3馬身半の差をつけて完勝したわけで、まさに素質の違いを見せたレースだったといえそうだ。スピード指数そのものは高くはないが、ナビグラフを見ても、上がり指数は最上位にあり、ここでも中心になるべき馬だろう。

 ロイカバードも、前走、スローペースの京都の2000メートル戦を中団から差し切って勝っている。指数も上々のレベルで、本来なら中心になる馬だが、新馬戦ではサトノダイヤモンドにあっさりと負けたのが気にかかる。ここはサトノダイヤモンドを少し上位に見たい。

 他では、指数上位のノガロや、差し脚の鋭いレプランシュ、ロワアブソリューも連対圏だろう。

 東京新聞杯は東京のマイル戦。
 今年の指数上位馬は、テイエムタイホー、マイネルアウラート、アルマワイオリ、スマートレイアー、マーティンボロ、エキストラエンド、タガノブルグなどだが、他の馬たちも指数上は全く差がなく、混戦模様のメンバー構成になった。

 出走馬の前走のペースから想定すると、ここもスローペースは免れない。長くいい脚を使えるかどうかが問われそうで、差し脚の鋭いスマートレイアー、ダッシングブレイズ、グランシルク、サトノギャラント、ダノンプラチナ、ダイワリベラルなどに流れが向くのではないか。
 なかでも、目下3連勝中のダッシングブレイズ、東京のマイル戦で3戦3勝のダノンプラチナに注目したい。

 ダッシングブレイズの5勝は全てマイル戦でのもの。今回、古馬の重賞は初挑戦になるが、鋭い差し脚はここでも通用するはず。
 また、ダノンプラチナはG1朝日杯FSを勝って、2走前には富士Sを勝っている。前走、香港マイルでは勝ち馬モーリスから0.4秒差の7着だったが、直線の不利もあってのこと。評価を下げる必要はないだろう。

 ダッシングブレイズ、ダノンプラチナともに、明け4歳馬で成長余力もあり、連軸向きと考えているが、古馬では6歳牝馬スマートレイアーの差し脚も魅力的に見える。


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2016年02月04日

サトノダイヤモンド
牡3歳
調教師:池江泰寿(栗東)
父:ディープインパクト
母:マルペンサ
母の父:Orpen
ここに注目!
デビューからの2戦は芝・内回りだったが、飛びの大きいフットワークで走る馬なので、伸び伸びと走れる今回の芝・外回りの方が適性は高そうだ。初戦を重馬場、2戦目を稍重馬場で勝ってはいるが、末脚の切れを生かせる良馬場でこそのタイプだろう。

母のマルペンサはアルゼンチン産で、同国のG1を3勝した名牝。近親にもアルゼンチンの重賞勝ち馬が名を連ねており、2013年のセレクトセール当歳セッションにおいて2億4150万円(消費税込)という高額で落札されたのは、馬体が素晴らしかっただけではなく、優秀な血統背景もあってのことだろう。デビュー当初、池江泰寿調教師が「少しモッサリしている」と表現していた調教の動きも、2度の実戦を経験して大きく変わってきており、1月27日に栗東CWコースで行われた1週前追い切りでは、重賞2勝馬のトーセンスターダム(古馬オープン・今週の東京新聞杯に出走)と併せ、同馬をしのぐ動きを見せて先着した。昨秋よりもはるかに成長した現在の状態なら、3連勝での重賞制覇も十分にあり得るだろう。



ロイカバード
牡3歳
調教師:松永幹夫(栗東)
父:ディープインパクト
母:アゼリ
母の父:Jade Hunter
ここに注目!
450キロ台の馬体重ながら、かなり大きなフットワークで走る馬で、走るときの頭の位置もかなり低い。パドック周回時の動きは軽快で、馬格はなくても見栄えのするタイプだ。

2013年のセレクトセール当歳セッションにおいて2億5200万円(消費税込)で落札された馬で、同セッションにおいて2億4150万円(消費税込)で落札されたサトノダイヤモンドとの対戦となったメイクデビュー京都(芝2000m)は、2頭の落札価格を足した金額(約5億円)になぞらえて、“5億円対決”と話題になった。その初戦は2着に敗れたが、いかにもディープインパクト産駒といった印象の本馬は、パワーよりも切れを武器にするタイプ。切れ味を削がれる馬場(重馬場)の影響があったのだろう。前々走の未勝利(京都・芝1800m)、前走の500万下・福寿草特別(京都・芝2000m、共に良馬場で1着)で見せた末脚の切れは一級品だ。今回、重賞初制覇を達成して、クラシックの有力候補に名乗りを挙げたい。



レプランシュ
牡3歳
調教師:高野友和(栗東)
父:ディープインパクト
母:レディドーヴィル
母の父:Fasliyev
ここに注目!
パドックでの周回に力強さが出ていた前走の500万下・シクラメン賞(阪神・芝1800m、1着)だが、まだ馬体に緩さが感じられた。腹回りがシャープになり、トモの筋肉が盛り上がってくれば、さらに切れ味が増すだろう。

昨年8月のメイクデビュー新潟(芝1800m)で初勝利をマークしているが、特筆すべきは本馬の上がり3ハロンタイム。新潟の芝・外回りは速い上がりタイムが出やすいコースで、スローペースになることが多い2歳馬のレースでは特にその傾向が強いが、それを考慮してもレースの上がり3ハロン(33秒5)を1秒1も上回る32秒4(以下推定)は、強烈な数字と言っていいだろう。7着に敗れた前々走のオープン特別・アイビーS(東京・芝1800m)も、豪快に差し切って優勝した前走の500万下・シクラメン賞も、上がり3ハロンのタイムは出走馬中最速だった。今回、重賞のメンバーが相手となるが、本馬の瞬発力が最上位の可能性は小さくない。さばきやすい少頭数の競馬も、プラス材料と言えそうだ。



ロワアブソリュー
牡3歳
調教師:須貝尚介(栗東)
父:ゼンノロブロイ
母:スーヴェニアギフト
母の父:Souvenir Copy
ここに注目!
デビュー戦(1着)の馬体重は510キロ。もともと大型馬ではあるが、少し余裕残しだったのは間違いなく、レース内容も、行きたがる面を見せるなど荒削りだった。2戦目となる今回は、あらゆる面で上積みが見込めそうだ。

半姉にJRA5勝のシュプリームギフト、半兄に同6勝のベステゲシェンクを持つ良血馬。ディープインパクトを父に持つ2頭の兄姉は芝1200〜1600mが適性距離というイメージだが、ゼンノロブロイを父に持つ本馬は少しタイプが違うようだ。それを思わせたのが、逃げ切り勝ちを収めた前走のメイクデビュー阪神(芝1800m)。すんなりと前に行けるスピードは兄姉に近いものを感じさせたが、加えて最後まで失速しないスタミナを併せ持っており、上がり3ハロンは33秒8をマークした。須貝尚介調教師は、「先行して、最後に速い脚を使えるのが強み。阪神よりも京都の方が合いそうです」と、1戦1勝での重賞挑戦でも前向きな姿勢を崩していない。



ノガロ
牡3歳
調教師:音無秀孝(栗東)
父:キングカメハメハ
母:ムードインディゴ
母の父:ダンスインザダーク
ここに注目!
器用さのないタイプだけに、スムーズな競馬ができるかどうかが今回の鍵になるだろう。パドックでは、510キロ台の大型馬らしからぬ躍動感のある歩き方を見せる馬だ。

母は、2008年の秋華賞で2着に好走し、2009年の府中牝馬Sを優勝したムードインディゴ。ダンスインザダーク産駒の母は、スローペースの瞬発力勝負よりもスタミナを問われる持久戦に強かったが、本馬も決め手勝負では分が悪いタイプのようだ。積極的な立ち回りを見せて快勝した前々走の未勝利(阪神・芝2000m)では、レースの上がり3ハロンが12秒4−12秒2−12秒4(37秒0)という上がりのかかる競馬だったのに対して、3着に敗れた前走の500万下・寒竹賞(中山・芝2000m)は、同11秒8−11秒7−11秒6(35秒1)という上がりの速い競馬だった。前々走のような展開に持ち込めるかどうかが、今回の鍵となるだろう。



ウルトラバロック
牡3歳
調教師:松田国英(栗東)
父:ヴィクトワールピサ
母:レンII
母の父:Bob Back
ここに注目!
デビュー戦(1着)のパドックでは、まだ馬体に芯が入っておらず、腹回りにも余裕があった。今回、実戦を経験したことで馬体は締まってくるだろう。直線での瞬発力勝負に対応できるかどうかがポイントとなる。

半姉に、JRA5勝のレンドフェリーチェ(父Cozzene)、2007年の秋華賞で2着に好走したレインダンス(父ダンスインザダーク)を持つ良血馬。2頭の姉はどちらも切れを武器にするタイプではなかったが、父がヴィクトワールピサに替わった本馬は、姉たちよりもさらにパワー型に出た印象だ。前走のメイクデビュー中京(芝2000m)で初陣を飾ったが、優勝タイムは2分07秒3(稍重)。騎乗した鮫島克駿騎手が1000m通過タイム1分06秒2というスローペースの逃げに持ち込んだとはいえ、相当に遅い時計だ。京都・芝コースに舞台が替わり、相手が大幅に強化される今回は、今後を占う試金石の一戦となるだろう。馬場が渋って時計を要するレースになれば、チャンスは広がりそうだ。


selvas2 at 18:55コメント(0) 
ダッシングブレイズ
牡4歳
調教師:吉村圭司(栗東)
父:Kitten's Joy
母:Blazing Bliss
母の父:Honour and Glory
ここに注目!
前走のオープン特別・リゲルS(阪神・芝1600m)では、最後の直線で大外から鮮やかな末脚を発揮して勝利。芝1600mの距離で目下3連勝中の上がり馬だ。
「昨年の夏場を放牧に充てて成長を促したことが功を奏し、秋にはたくましい馬体に変化しました。以前に感じられたトモの弱さも解消しており、大幅にパワーアップした感じです。また、落ち着きが出てきているので、精神面でも成長してくれたようです。芝1600mは最適な距離なので、ここで重賞初制覇を飾りたいです」と、陣営は本馬の本格化をアピールした。ここまで芝1600mでは8戦して5勝、2着2回。連対率87.5%という高い数字を残しており、この距離ではまだ能力の底を見せていないと言っていいだろう。今回、磨きをかけた末脚を武器に、V4での重賞初制覇を目指す。



ダノンプラチナ
牡4歳
調教師:国枝栄(美浦)
父:ディープインパクト
母:バディーラ
母の父:Unbridled's Song
ここに注目!
2014年の朝日杯フューチュリティSを制したGI ホースで、昨年の秋には今回と同じ舞台で行われた富士Sを優勝している。東京・芝コースで3戦3勝という相性の良さにも注目したい。
「香港遠征から帰国した後はひと息入れましたが、1月中旬から美浦のプールと南Wコースを併用して調整を進めています。調教の動きがひと追いごとに良化しているので、出走態勢は整うでしょう。東京・芝1600mはこの馬の力を存分に発揮できる舞台なので、ここでタイトルの数を増やして、再び大きなステージに立たせたいです」と、厩舎サイドは看板ホースの仕上げに懸命だ。期待された昨春のクラシック戦線では好結果を残すことができなかったが、芝のマイル路線ではトップクラスの力量を持つ一頭。2014年度のJRA賞最優秀2歳牡馬に選出された素質馬が、自身3度目の重賞制覇を狙う。



グランシルク
牡4歳
調教師:戸田博文(美浦)
父:ステイゴールド
母:ルシルク
母の父:Dynaformer
ここに注目!
昨春のGI・NHKマイルC(5着)で1番人気に支持された素質馬。まだ重賞のタイトルこそ獲得していないものの、潜在能力の高さは一級品と言える。
「前走のオープン特別・ニューイヤーS(中山・芝1600m)は、スローペースで後方待機のこの馬には厳しい展開でした。それでも、最後の直線では目を引く伸び脚を見せて3着まで追い上げてくれたので、次につながる内容だったと思います。東京・芝コースでは勝ち星を挙げていませんが、道中でうまく脚をためることができれば、チャンスが出てくるでしょう。ここで重賞のタイトルを獲得して、収得賞金を加算したいです」と、厩舎サイドは意欲的だ。末脚勝負型で展開に左右される面はあるものの、前走では中山・芝コースで上がり3ハロン32秒9(推定)をマーク。瞬発力はここでも引けを取らない。



ダイワリベラル
牡5歳
調教師:菊沢隆徳(美浦)
父:ダイワメジャー
母:オレンジジェラート
母の父:トニービン
ここに注目!
デビュー19戦目で初めて芝1600mの距離に出走した前々走の1600万下・市川S(中山)と、前走のオープン特別・ニューイヤーS(中山・芝1600m)を連勝。新境地を開拓したと言えそうだ。
「もともと期待の大きかった馬ですが、ここへきて馬体に実が入り、本格化してきた印象です。また、芝1600mを使うようになったことでさらに良さが出てきた感じです。今回は一昨年秋のセントライト記念(7着)以来の重賞挑戦なので、試金石の一戦になると思いますが、好結果を出してほしいです」と、厩舎スタッフは本馬に期待を寄せている。前々走から芝1600mにシフトして2戦2勝。この距離ではまだ底を見せていないだけに、重賞の強敵相手でも好勝負が可能だろう。前走のオープン特別・ニューイヤーS(1着)ではデビュー以来の最高馬体重(538キロ)を示しており、まさに充実一途。重賞初制覇の可能性は十分だ。



トーセンスターダム
牡5歳
調教師:池江泰寿(栗東)
父:ディープインパクト
母:アドマイヤキラメキ
母の父:エンドスウィープ
ここに注目!
3歳時の一昨年にきさらぎ賞とチャレンジCを優勝した実績馬だ。1番人気の支持を受けた前走の京都金杯は、スタートでの出遅れが響き10着に敗退。今回は発馬が鍵になるだろう。
「前走の京都金杯(10着)は、ゲートの中で落ち着きを欠き、大きく出遅れたことが敗因でしょう。昨秋のマイルチャンピオンシップ(7着)での走りから、芝1600mの距離は問題ありませんし、コーナー通過が2回のコース形態もこの馬にぴったりです。互角のスタートを決めてうまく流れに乗れれば、好勝負が可能なはずです」と、陣営は捲土重来を期している。3歳時から活躍している馬だが、近親にカンパニー(8歳時にGI 2勝)やトーセンジョーダン〔5歳時の天皇賞(秋)でGI 初制覇を達成〕がいる血統背景を考えれば、本馬もさらなる成長を遂げて不思議はない。ここは巻き返しが期待される。



スマートレイアー
牝6歳
調教師:大久保龍志(栗東)
父:ディープインパクト
母:スノースタイル
母の父:ホワイトマズル
ここに注目!
前走のエリザベス女王杯(5着)では出走メンバー中最速となる上がり3ハロン34秒0(推定)をマーク。牡馬相手の重賞でも、末脚の切れ味は上位だ。
「前走のエリザベス女王杯(5着)の後は放牧へ出してリフレッシュし、年明けに帰厩しました。その後は本レースに照準を合わせて調整を進めているので出走態勢は整っていますし、気性的に休み明けでも力を出せるタイプです。以前と比較して馬に落ち着きが出てきており、精神面での成長が感じられます。また、前々走の府中牝馬S(2着)の時のように、馬群の中で競馬ができるようになったことも大きいです。今回は牡馬の強敵との対戦となるだけに、楽なレースにはならないと思いますが、楽しみにしています」と、陣営は本馬の状態面に自信を持っている。鋭い末脚を武器に、重賞2勝目を目指す。



エキストラエンド
牡7歳
調教師:角居勝彦(栗東)
父:ディープインパクト
母:カーリング
母の父:Garde Royale
ここに注目!
2014年の本レースで2着に好走しており、舞台適性は十分。また、京都金杯で2年連続連対(2014年1着、2015年2着)を果たしていることからも、気温の低い時季が向くタイプだ。
「前走の京都金杯(7着)は、先行馬が上位を占める競馬になりました。この馬も最後は良く伸びていますが、展開が向かなかった感じです。今年で7歳になりましたが、馬体に衰えは見られません。今後も芝のマイル路線で活躍してほしいです」と、厩舎スタッフに悲観したムードは感じられない。約4か月ぶりの実戦だった前走で、出走メンバー中最速となる上がり3ハロン33秒4(推定)の末脚を発揮しており、持ち前の切れ味に陰りは見られない。今回は、休み明けを1度使われた上積みが見込める点もプラス材料と言えるだろう。3年連続3回目の出走(2014年2着、2015年6着)となる本レースで、重賞2勝目に挑む。



テイエムタイホー
牡7歳
調教師:鈴木孝志(栗東)
父:ニューイングランド
母:マンダリンママ
母の父:Lord At War
ここに注目!
以前はすんなり先行できたときに好成績を残していたが、前走の京都金杯では中団から差す競馬で2着に好走。脚質に幅が出てきた点は強調材料だろう。
「前走の京都金杯(2着)は、勝ち馬のウインプリメーラ(53キロ)よりも4キロ重いハンデ(57キロ)を背負っていましたからね。かわせそうでかわせなかったのは、その影響があったのかもしれません。中間はこの東京新聞杯に照準を合わせて調整を進めてきたので、今回も好調を維持したまま出走できそうです。極端に時計の速い決着になると不安がありますが、時計のかかる展開になれば面白いと思います」と、陣営は本馬の成長を感じ取っている様子。今回も自在のレース運びで、初の重賞タイトル奪取に臨む。


selvas2 at 18:53コメント(0) 
過去準OP→OP特別連勝馬は重賞に上がってどのような結果を出してきたか…
 今週の東京新聞杯には、連勝馬が2頭登録している。準オープンとオープン特別を連勝しているダイワリベラル、1000万条件から3連勝しているダッシングブレイズの2頭だ。ダッシングブレイズのほうは1番人気を争う存在になるかもしれない。

 この2頭は前走がオープン特別でもある。では、過去に準オープン→オープン特別と連勝した馬は重賞に上がってどのような結果を出してきたのだろうか? 順を追って見てみよう。

・2006年以降に芝の準オープン(距離不問)を勝った馬→のべ951頭

・そのうち次走で芝のオープン特別に出走した馬の成績→[39-32-29-188]

・勝った38頭がさらにその次走でGIIに出走→[2-1-2-3]

・GIIIに出走したケースは[3-6-0-16]

 GIIでの成績が良いのは、サンプルが少ないことと、日経賞、アルゼンチン共和国杯という長めのレースが寄与してのもの。一方でGIIIでは意外に勝てていない。回収率は単68%・複72%で「やや悪い」程度だが、実は上位人気になった馬はかなり人気を裏切っており、1番人気[1-3-0-5]、2番人気[1-1-0-3]で特に単勝や1着付けはしづらいところだ。

 ダッシングブレイズのように1000万→1600万→オープン特別と芝で3連勝した馬は、2006年以降の1000万条件を起点とすると18頭。その次走はクラス不問で[1-5-1-10]。GIII限定で[1-4-0-5]。着外のうち1頭は2位入線5着降着なので実質連対率は60%だが、勝率は10%(ちなみに2010年富士Sのダノンヨーヨー)。連勝馬なので、「勢いがあるから、来るなら単で」と考えがちだが、勝ち切ることはそう簡単ではなく、むしろ買うなら連軸のイメージで考えるほうがよさそうだ。

selvas2 at 09:00コメント(0) 

2016年02月03日

資生堂は3日、大阪府に化粧品の新工場を建設すると発表した。土地の取得費用などを含めた総投資額は約400億円。稼働に合わせて大阪工場(大阪市東淀川区)は閉鎖し、同工場の従業員約900人は新工場に異動する。訪日外国人が増える中、日本製化粧品の人気が高まっていることなどに対応する。

 新工場を建設するのは、大阪府茨木市の彩都東部地区で、敷地面積は7万2350平方メートルと、大阪工場の約2倍に相当する。土地の広さに加えて、大阪市と京都市の中間にあって交通の便が良く、大阪工場からも近いため、従業員が異動後に通いやすいことが決め手となった。

 平成30年に着工し、32年に稼働させる。主に化粧水や乳液といった基礎化粧品を生産、一部は海外に輸出する。ロボット導入などで生産効率を高めつつ、生産能力を5割増となる年間1億個に拡大。物流施設も併設し、店頭に商品が届くまでの期間短縮も図る。

 化粧品は紙おむつなどと並び、訪日中国人の“爆買い”の対象となっている。資生堂の27年4〜9月期の連結売上高は前年同期比13%増の4118億円で、爆買いによる増収効果が約134億円あった。国内の化粧品市場は人口減で縮小傾向にあるが、今後も外国人向けに安定した需要が見込めると判断した。

selvas2 at 12:17コメント(0) 
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速い時計で勝った馬はフェブラリーSでも悪くない
 直前のシルクロードSでは、春のGI「高松宮記念」を大きな目標にするダンスディレクター(父アルデバランII。祖母スカラシップはウイ二ングチケットの全妹)が快勝した。こちらの勝ち馬も春の先駆けとなるGI「フェブラリーS」にぜひ出走したい若い4歳馬モーニン(父ヘニーヒューズ)であり、ともにこのあとの展望が大きくふくらむことになった。

 中間の雨の影響がのこって「稍重」のダートは時計の出る馬場状態。だが、8Rの古馬1000万下のダート1400mの勝ちタイムが、少々楽なペースとはいえ1分24秒2。そこには1分24秒0より速い持ち時計のある馬が数頭いた。また、前半1000m通過58秒5のハイペースだった7Rの古馬500万下が、1分36秒8の勝ち時計にとどまったあたり、時おり出現する東京の「高速ダート」の日ではなかったろう。

 それを考えると、「34秒6-(11秒8)-35秒6)」のバランスで「1分22秒0」は文句なしに速い。2001年ノボトゥルーの1分22秒1(不良)を更新するレースレコードであると同時に、2008年フェラーリピサ(5月の欅S、不良)のコースレコード1分21秒9にわずか0秒1差の快時計だった。

 では、いきなりだが、4歳モーニンはGIフェブラリーSの有力馬になったのだろうか。ノボトゥルーは直後に、フェラーリピサは、翌2009年の根岸Sを1分22秒1で勝った年に、フェブラリーSに出走している。

 ダート1400mの「根岸S」が、1-2月の施行となった最初がノボトゥルーの2001年であり、昨2015年までの15年間、根岸Sの勝ち馬は本番で【2-1-2-7】。不出走3頭。連勝したのは、5番人気だった5歳馬ノボトゥルーと、本番フェブラリーSでも1番人気に支持された2005年の4歳メイショウボーラーの2頭。

 また、この15年間、根岸SをステップにフェブラリーSを勝ったのは、そのノボトゥルー(根岸S1着)、2005年メイショウボーラー(根岸S1着)、2012年テスタマッタ(根岸S3着)の3頭であり、2着したのは2012年シルクフォーチュン(根岸S1着)1頭だけ。

 この15年間のフェブラリーS連対馬30頭のうち、根岸Sをステップにした馬はたった「4頭」だけという数字を前にすると強気になれないが、根岸Sの勝ち時計上位6頭は、01年ノボトゥルー「1分22秒1」、09年フェラーリピサ「1分22秒1」、08年ワイルドワンダー「1分22秒7」、02年サウスヴィグラス「1分22秒8」、05年メイショウボーラー「1分23秒0」、11年セイクリムズン「1分23秒0」であり、フェブラリーSの成績は順に「1着、5着、3着、6着、1着、14着」だった。

 速い時計で勝った馬の成績はそう悪くない。モーニンには、メイショウボーラーと並んで最近15年の根岸Sではたった3頭しかいない4歳の勝ち馬という、上昇の強みがある。

 また、メイショウボーラー(父タイキシャトル)の母の父は、当時は日本の活躍馬の血統図になかなか登場してくれないストームキャットだった。モーニンの場合、近年、代を経て日本では逆に影響力を高めてきたストームキャット直父系であることが強みとなるかもしれない。日本で1年だけ供用された祖父ヘネシー(父ストームキャット)は、その時の代表産駒にサンライズバッカス、コパノフウジンがいても、全体には早熟型の短距離馬が大半だった。だが、ヘニーヒューズ(父ヘネシー)は数少ない輸入産駒からアジアエクスプレス、ケイアイレオーネ、ヘニーハウンドなどを送り、代表産駒の牝馬ビホルダー(米)は2-3歳時、そして5歳時の昨年は3回目のエクリプス賞に輝くなど、もう早熟性とは一線を画す広がりをみせている。

 ミスタープロスペクターの3×4の血を持つ母に、ストームキャット系種牡馬だと、スピード能力に優れる一方、典型的なアメリカ血統のもつ単調な死角は否定できないが、05年のメイショウボーラーと同じように、「稍重-不良」など、締まったダートが味方するなら、フェブラリーSでの連続快走も可能だろう。まだ底をみせていない。ダート巧者にありがちな体の硬さがなく、弾むようなバネがある点が素晴らしい。

 2着タールタン(父タピット)は、これで東京ダート1300-1400m【3-3-1-2】の距離適性を存分に発揮。8歳馬だが少しの陰りもなく、目下絶好調だった。フェブラリーSに登録する予定だが、ダート1600mは【0-0-1-3】。距離には死角がある。

 同じく8歳グレープブランデー(父マンハッタンカフェ)は、2013年のフェブラリーS勝ち馬らしい底力を発揮した。さすがである。ハミがかりが良すぎて「最近は1400mくらいの方が合う」とされるが、その通りの内容だった。ノンコノユメなど数頭を別に、フェブラリーSに回ってきそうな強敵がやや少ない出走状況に望みをつなぎたい。

 1400mベストの2番人気タガノトネール(父ケイムホーム)は、武蔵野S、南部杯の内容からすると案外の4着にとどまった。速い時計は望むところだが、トップクラス相手になるともうひとつ決定力を欠く弱みが出てしまうのかもしれない。アンズチャン(父フレンチデピュティ)は、ただ1頭上がり34秒台で伸び、自己最高タイムを0秒5も短縮する1分22秒8。一歩前進したが、速い全体時計を求められるレースは厳しく、むしろスローの接戦向きか。

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2016年02月02日

31日の東京11Rで行われた第30回根岸ステークス(4歳上オープン、GIII、ダート1400メートル、16頭立て、1着賞金=3800万円、1着馬にフェブラリーSの優先出走権)は、戸崎圭太騎手騎乗の1番人気モーニン(牡4歳、栗東・石坂正厩舎)が好位追走から抜け出して快勝。重賞初制覇を果たした。タイムは1分22秒0(稍重)。

 キャリアわずか5戦の新星が、堂々の横綱相撲で重賞タイトルを獲得した。人気に応えて重賞Vを成し遂げたのはモーニン。明け4歳の大物が、しっかりとフェブラリーS(2月21日、東京、GI、ダート1600メートル)の優先出走権を手に入れた。

 レースはシゲルカガがダッシュ良く先行。タガノトネールが2番手につけ、その後ろにレッドファルクス、グレープブランデーと並び、人気のモーニンも外から好位を追走する。直線に向くとタガノトネールが抜け出しを図るが、その後ろからモーニンが並びかけて、楽に先頭に立った。ゴール前は外から猛追したタールタンに迫られたものの、内容としては完勝。堂々の勝ちっぷりで重賞初Vを飾った。1/2馬身差の2着は6番人気のタールタン。さらに1馬身3/4差の3着には10番人気の8歳馬グレープブランデーが入っている。

 モーニンは、父Henny Hughes、母Giggly、母の父Distorted Humorという血統の米国産馬で、馬場幸夫氏の所有馬。通算成績は6戦5勝。重賞初勝利。石坂正調教師、戸崎圭太騎手ともに根岸Sは初勝利。

 戸崎騎手は「人気に応えられてホッとしています。もともとセンスのある馬ですし、スタートだけ気を付けていましたが、上手に出てくれたし、二の脚も速かったですね。終始手応えがあったし、余力のある走りでした。いい走りができたと思います。(初騎乗だったが)以前、一緒のレースに乗っていたので、本当に強い馬だと思ったし、そのイメージで乗りました。またがってみても、雰囲気のある、いい馬だなと思いました。これだけの馬に乗せていただけて感謝しています。次も本当に楽しみなので、応援してください」と実力を誇示する走りに満足げな表情を浮かべていた。

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2016年02月01日

31日の京都11Rで行われた第21回シルクロードステークス(4歳上オープン、GIII、芝1200メートル、16頭立て、1着賞金=3900万円)は、浜中俊騎手騎乗の2番人気ダンスディレクター(牡6歳、栗東・笹田和秀厩舎)がイン追走から抜け出して快勝した。タイムは1分7秒9(稍重)。

 持ち前の決め手が、見事に炸裂した。最内枠からインを追走していたダンスディレクターが、得意の京都で極上の末脚を披露。待望の重賞初制覇を果たした。

 レースは予想通りローレルベローチェがダッシュ良く先行。離れた2番手にセカンドテーブルが続き、アクティブミノル、ネロが好位につける。ダンスディレクターも直後のインを追走して、人気のビッグアーサーは中団の外からレースを進めた。ローレルベローチェは気っぷのいい逃げで直線に入ってからもリードを保つが、ロスなく運んだダンスディレクターがみるみるうちに差を詰める。粘るローレルベローチェを鮮やかにかわし去り、1馬身1/2差をつけて快勝した。2着は5番人気のローレルベローチェ。さらに1馬身1/2差の3着には11番人気の伏兵ワキノブレイブが入っている。ビッグアーサーは5着に敗れた。

 ダンスディレクターは、父アルデバランII、母マザーリーフ、母の父サンデーサイレンスという血統。北海道新ひだか町・藤原牧場の生産馬で、太田珠々子氏の所有馬。通算成績は15戦6勝。重賞初勝利。笹田和秀調教師、浜中俊騎手ともにシルクロードSは初勝利。

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