2016年11月

2016年11月30日

アルバート
牡5歳
調教師:堀宣行(美浦)
父:アドマイヤドン
母:フォルクローレ
母の父:ダンスインザダーク
ここに注目!
昨年は500万下クラスから破竹の4連勝でステイヤーズSを優勝。その後は有馬記念(11着)、天皇賞・春(6着)と、一線級相手にもまれたことでさらにスケールアップした印象を受ける。休み明けを1度使われた上積みも大きそうだ。

モンドインテロ
牡4歳
調教師:手塚貴久(美浦)
父:ディープインパクト
母:シルクユニバーサル
母の父:ブライアンズタイム
ここに注目!
近走の勝ち鞍から距離は芝2400〜2600mがベストの印象を受けるが、小回りの中山・芝内回りコースなら3600mの距離も守備範囲だろう。4度目の重賞挑戦となる今回、初タイトル獲得なるかに注目だ。

ジャングルクルーズ
せん7歳
調教師:藤沢和雄(美浦)
父:ジャングルポケット
母:フィヨルドクルーズ
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
昨年のジャパンカップでは、GI 初挑戦ながらも4着に健闘。今春の成績は案外だったが、夏の札幌2戦(共にオープン特別、芝2600m)で続けて3着に入り、復調を示した。今回、3か月の休み明けでも侮れない存在だ。

ファタモルガーナ
せん8歳
調教師:荒川義之(栗東)
父:ディープインパクト
母:タニノミラージュ
母の父:エリシオ
ここに注目!
本レースは2012年と2014年で共に2着に入り、ダイヤモンドSでも2015年2着、2016年3着と、芝3000mを超える距離での実績は十分。キャリア23戦と、8歳の年齢ほどレースを使われていない分消耗度は少なく、ここも軽視は禁物だ。

カムフィー
牡7歳
調教師:池上昌和(美浦)
父:ダンスインザダーク
母:ナイトクルーズ
母の父:ノーザンテースト
ここに注目!
2015年のダイヤモンドS3着、同年の本レース2着と、芝3000mを超える長丁場への適性は十分。GI 初挑戦となった前走の天皇賞(秋)は13着だったが、強敵にもまれた経験を糧に、ここは昨年以上のパフォーマンスを期待したい。

サムソンズプライド
牡6歳
調教師:杉浦宏昭(美浦)
父:メイショウサムソン
母:フェザーレイ
母の父:エルコンドルパサー
ここに注目!
全38戦のキャリアでメンバー中最速の上がり3ハロンタイム(全て推定)をマークしたのは1度だけと、切れる脚こそないものの、しぶとい先行力が持ち味。芝3600mの距離は未知数だが、先行力が生きる展開になれば、上位争いに食い込むシーンがありそうだ。

タマモベストプレイ
牡6歳
調教師:南井克巳(栗東)
父:フジキセキ
母:ホットプレイ
母の父:ノーザンテースト
ここに注目!
2014年のオープン特別・丹頂S(札幌・芝2600m)優勝以降は、2年2か月以上勝ち星から遠ざかっているが、今年はオープン特別で2度の連対を果たし地力健在をアピール。立ち回りのうまさを生かして、2つ目の重賞タイトル獲得を目指す。

プレストウィック
牡5歳
調教師:武藤善則(美浦)
父:ダイワメジャー
母:フーラクサ
母の父:Linamix
ここに注目!
前走のアルゼンチン共和国杯(10着)は、スローペースの瞬発力勝負で後れを取ったものの、今春の1000万下(東京・芝2000m、1着)では、狭いスペースを割って伸びた勝負根性が光った。今回、混戦になれば十分チャンスがありそうだ。


selvas2 at 01:30コメント(0) 

2016年11月29日

全馬のマークを受けながら、逃げ切るのは大変なこと

 武豊騎手がペースを作ったキタサンブラック(父ブラックタイド)の鮮やかな逃げ切りが決まった。逃げ切り勝ちは、1984年のカツラギエース、2003年のタップダンスシチーにつづいて、史上3頭目だった。

 同タイプの先行型がいなかったとはいえ、1番人気馬が全馬のマークを受けながら、そのまま逃げ切るのは大変なこと。スローにしすぎては、みんな楽に追走できるから爆発力の勝負になる危険があり、逆に厳しいペースを作りすぎては、自身に失速の心配が生じる。

 ゆっくりスタートを切って、2ハロン目で競ってくる馬がいないことを確認したキタサンブラック(武豊)は、1コーナー過ぎから4コーナー手前までの1200mを、「12秒6-12秒3-12秒2-12秒5-12秒7-12秒3」。きわめて正確な一定ペース(1ハロンの最大差0秒5)でライバルをリードしている。

 東京のジャパンC2400mでしかるべき人馬がペースを作った場合、必ずしも珍しくない道中の一定平均ラップだが、これ以上ラップを落とすと2番手以下が接近してくる。逆にペースを上げてはオーバーペースの危険があるという、東京2400mのお手本ペースである。

 キタサンブラック(武豊)の前半1000m通過は「61秒7」。1600m通過は「1分39秒2」だった。約30年前のカツラギエース(西浦勝一)のそれは、1000m通過「61秒6」であり、1600m通過は「1分38秒4」である。03年のタップダンスシチー(佐藤哲三)の年は重馬場だったが、1000m通過は「61秒9」であり、前半1600m通過は「1分39秒1」だった。

 逃げ切った3頭は、芝コンディションも、個体の能力も、レースの組み立ても大きく異なるはずだが、前半1000m通過の差は「0秒1〜0秒3」であり、1600m通過の差もわずか「0秒1〜0秒8」である。30年以上も前のカツラギエースの逃げや、重馬場のタップダンスシチーの逃げたペースと同じなら、現代の武豊のキタサンブラックが簡単につかまるわけがない。

 カツラギエースは上がり「47秒9-35秒5」で逃げ込み、タップダンスシチーは重馬場のため上がり「49秒6-37秒4」だったが、キタサンブラックが「46秒6-34秒7」で押し切ったのは、「道中のペースの作り方」が完ぺきだったことが最大の勝因である。

 もちろん、陣営の仕上げも文句なしだった。落ち着きといい、この大型馬でもシャープに見せる馬体作りも満点に近かった。3歳前半は500キロ台だった身体は、どうやら530キロ台後半で完成期に到達したように思える。レース運びは今回、2400mを前後半に2分すると、スローすぎる「1分14秒2-1分11秒6」。3等分すると「49秒5-49秒7-46秒6」=2分25秒8で楽にまとめたくらいだから、まだまだ進化するはずである。有馬記念では、もっと高みを目ざしたペースの先行策を見せてくれるかもしれない。

 2着に押し上げたデムーロ騎手の5歳サウンズオブアース(父ネオユニヴァース)は、ベストターンドアウト賞に選ばれたくらいで、それは素晴らしい状態だった。キタサンブラックとともに1番の好スタートから、昨年とは少し違って少し下げて進んだのもデムーロ騎手の選んだ最良の作戦と思われる。またまた2着で、知られるようにこれで重賞成績【0-7-0-6】。2着7回は、とうとうステイゴールドの重賞2着7回に並んでしまった。ずっと射程に入れていたキタサンブラックを、馬場状態や(実質は稍重か)、コース取りもあったが、上がりを0秒2だけ上回る34秒5にとどまった程度だから、着差以上の完敗だった。

 ステイゴールドは58キロを背負った7歳春の目黒記念で無冠のトンネルを抜けたが、サウンズオブアースに勝利は訪れるのだろうか。左回り未勝利の東京より、昨年小差2着の有馬記念向きは間違いない。当時3歳で未完だったとはいえ、キタサンブラック(3着)に先着している有馬記念でなんとかしたいものである。

 4歳の上がり馬シュヴァルグラン(父ハーツクライ)の3着は見事。大外17番枠でこのスローだから、流れに乗れず、直線も一番外に回ることになったが、上がり34秒4は6着レインボーライン(34秒3)に次いで2位タイ。レース直前は、強敵相手のレース経験豊富なライバルに比べると、まだチャカつく仕草など若さを感じさせたから、次の有馬記念はさらに期待大である。陣営は「中山コースは合うはずだ」と、3着にがっかりするより、有馬記念に向けもう強気である。

 ゴールドアクター(父スクリーンヒーロー)は、武豊騎手のキタサンブラックを最初からぴったりマークしていたが、勝負どころで芝の荒れたインから外に出したかった。インを狙ったフェイムゲームが17着に沈んだように、キタサンブラックよりインを通る時間が長かったのは目に見えないロスだったろう。プラス8キロの504キロは自身初の500キロ超え。冬場で体調がいいからこそだが、心もち重かったのかもしれない。たしかオグリキャップも、500キロに達したときはなぜか走らなかった。

 2番人気のリアルスティール(父ディープインパクト)は、スローならスタミナ不安はないだろう、まして鞍上はムーア。そういう人気だった。ムーア騎手は正攻法で勝ちに出てくれたから納得だろう。良馬場発表以上にタフな馬場で、最後はスタミナ切れと映った。

 3歳ディーマジェスティ(父ディープインパクト)は、春シーズンと同じように「どこから見ても好調」という状態に仕上げ切れない体質の弱さが残ると同時に、キタサンブラックなどと比べ成長が遅いのだろうか。別にどこといって悪いところはなくても、今回は、パドックでクラシックホース(チャンピオンの1頭)らしい気高さに欠けるようなところがあった。気高さに欠けるなどというと失礼だが、ディーマジェスティのパドック評価は恐ろしいほどみんな一致だった。一致したのは、「こんなはずではない」のと、もう一点。「次に期待できるのはいつだろうか。そのときこそ取り返したい」それも一致である。

 外国馬3頭は、もっとも人気がなかった小柄なイキートスが見せ場を作って0秒6差の7着。

 今年の馬場でこの組み合わせなら善戦、好走して欲しかったが、最初から「勝ち負けになる」と思って来日した陣営はいなかったように思える。行き詰まった国際招待レースはみんな辛いが、やめたら世界地図から消える危険がある。JRAは、「なぜ、どうして、みんな香港やドバイの招待レースには先を争って行きたがるのか」何度でも教え乞うべきである。検疫の問題ではない部分のほうが大きい。ジャパンCに招待され来日しても、少しも楽しくないのではないだろうか。

selvas2 at 01:00コメント(0) 

2016年11月28日

本競走は1967年に創設された重賞競走で、中山競馬場の内回りコースを2周する、わが国の平地競走としては最長の芝3600mで行われている。
創設時は初秋の中山開催で行われていたが、1972年に師走の中山開催に移行となった(1968年は5月に開催)。1984年のグレード制導入時にGIII に格付けされたのち、1997年にはGII に格上げされるとともに、負担重量もハンデキャップから別定に変更された。
これにより、本競走は暮れの大一番・有馬記念を目指す馬にとって、重要な前哨戦のひとつとなった。

競走名の『ステイヤー(Stayer)』とは、英語で「耐久力のある者・根気強い者・長距離競走を得意とする馬」の意味。その名が示すとおり、本競走は人馬とも長丁場を耐え抜くスタミナが要求される。

コースの特徴
中山・芝3600m(内回り・2周)
現在JRAで行われている平地のレースの中では、最も距離が長いコース。ホームストレッチの4コーナー寄りからスタートして、内回りを2周するレイアウト。決勝線から1コーナーにかけて上り(高低差2.6m)、1コーナーから向正面の半ばまで下る(高低差4.4m)。そこから3コーナー、4コーナーにかけてはほぼ平坦が続いて、直線距離は310m。スタート直後と合わせて3回直線の急坂(高低差2.2m、最大勾配2.24%)を上ることになる。スタミナはもちろんだが、8回のコーナーをこなす器用さと折り合いが重要となる特殊なコースだ。

selvas2 at 07:41コメント(0) 

2016年11月27日

11月27日の東京11Rで行われた第36回ジャパンカップ(3歳以上オープン、国際招待、定量、GI、芝2400メートル、17頭立て、1着賞金=3億円)は、武豊騎手騎乗の1番人気キタサンブラック(牡4歳、栗東・清水久詞厩舎)が楽にハナに立つとマイペースの逃げ。直線に入っても脚いろは衰えることなく後続を完封して逃げ切りV。GI3勝目を挙げた。タイムは2分25秒8(良)。
2着にサウンズオブアース、3着にはシュヴァルグランが入っている。

勝ったキタサンブラックは父ブラックタイド、母シュガーハート、母の父サクラバクシンオーという血統。
通算成績は13戦8勝。
重賞は2015年GIIフジテレビ賞スプリングS、GIIセントライト記念、GI菊花賞、16年GI天皇賞・春、GII京都大賞典に次ぎ6勝目。
清水久詞調教師はジャパンカップ初勝利、
武豊騎手は1999年にスペシャルウィーク、06年にディープインパクト、10年にローズキングダムで制して以来の同レース4勝目。

selvas2 at 16:03コメント(0) 
詰めが甘いのは確かだが、巡り合わせが悪いというしかない

 ここまでサウンズオブアースが勝ったのは、3歳春の未勝利戦と、500万特別の2勝だけ。しかしながら、ここに挑戦できるくらいだから重賞レースの常連であり、G1菊花賞では快レコードの0秒1差2着。3着ゴールドアクターには3馬身半先着している。有馬記念ではその同期の上がり馬ゴールドアクターに負けたものの、差はクビだけ。菊花賞を勝って勢いに乗る3着キタサンブラックには0秒1先着している。

 通算の重賞成績はきわめて特異に【0-6-0-6】。近年ではディサイファの上のアドマイヤタイシが、そっくり同じ重賞成績【0-6-0-6】だったが、、G1でも再三勝ち負けしている点では、6歳春に目黒記念を制するまで重賞【0-7-7-11】という不思議な成績をつづけたステイゴールドに似たところがある。

 詰めが甘いのは確かだが、別にジリ足でもなく、巡り合わせが悪いというしかない。

 たとえば、昨年のジャパンCでは好位で揉まれたうえ、4角でゴールドシップが猛然と外からきたため、結果、早仕掛けだった。それで0秒3差の5着だから、あと少しで重賞(それもG1)に手が届きそうなのである。ローテーションは昨秋とそっくり同じだが、今年の京都大賞典は「タメて待てば、もっと切れる」ことを改めて確認するステップレースに徹したような乗り方だった。ノドから手が出るほど欲しい重賞勝ちに執着せず、大目標をここに絞ったと思わせるフシがあった。

 デムーロ騎手は、父のネオユニヴァースで皐月賞、日本ダービーを勝っただけなく、産駒のヴィクトワールピサで、ドバイWC、有馬記念を制し、この父系の伝える長所も弱点も承知している。今年はあまり早く動いて出ず、切れを生かす作戦がありえる。

 サウンズオブアースと同じファミリー出身馬は日本に数多く輸入されている。03年のジャパンカップを勝ったタップダンスシチーも、ゴールドアクターの父スクリーンヒーローが勝った08年の2着馬ディープスカイも、いま、種牡馬として再評価されているリーチザクラウンもジャパンカップに出走しているが、みんなミスカーミー(クリスエバートの母)の一族である。

 ずっと重賞を勝てなかったステイゴールドは、目黒記念を契機に別馬になり、最後の香港ヴァーズを含め重賞を4つも制している。タフなはずのサウンズオブアースの快走に期待したい。馬体重の数字は別に、身体の線が研ぎ澄まされてきたように思える。

 最近10年、【0-0-1-40】の外国馬はふつうは苦戦だが、2度目の挑戦馬2頭のうちの、イラプト(父ドバウィ)は少しだけ買いたい。

selvas2 at 00:30コメント(0) 

2016年11月26日

11月26日の京都11Rで行われた第3回京都2歳ステークス(2歳オープン、GIII、芝・内2000メートル、馬齢、10頭立て、1着賞金=3300万円)は、後方に位置していた福永祐一騎手騎乗の3番人気カデナ(牡、栗東・中竹和也厩舎)が、直線で外から一気に突き抜けてV。タイムは2分2秒6(良)。1馬身1/4差の2着にヴァナヘイム(1番人気)、さらに1馬身1/4差の3着にベストアプローチ(6番人気)が入った。

 京都2歳Sの勝ち馬カデナは、父ディープインパクト、母フレンチリヴィエラ、母の父フレンチデピュティという血統。母は米GIIIの勝ち馬で、半兄スズカコーズウェイ(ジャイアンツコーズウェイ)は、京王杯スプリングC・GIIの勝ち馬。北海道新ひだか町・グランド牧場の生産馬で、前田幸治氏の所有馬。通算成績は4戦2勝。重賞は初勝利。京都2歳Sは、中竹和也調教師、福永祐一騎手ともに初勝利。

 ◆福永祐一騎手「イメージしていた通りの競馬ができて、馬もそれに応えて伸びてくれました。ゲートは普通に出ましたが、そこからあまりスピードに乗っていかなかったので、外で動ける位置に(付けました)。前走があまりうまく誘導できなかったので。有力だと思っていた馬の後ろ、いい位置が取れましたし、距離延びていいので、牡馬クラシックをにぎわしてくれる存在になると思います」

selvas2 at 18:06コメント(0) 
接戦してくれると西の「能力基準」の1頭になる

 今年のメンバーの中に、2012年のエピファネイア、2010年マーベラスカイザー、2009年ヴィクトワールピサ、2008年アンライバルド(3着)が代表するような後のビッグレースの勝ち馬が含まれるのか。なんとも言えないが、頭数は少なくても注目馬が含まれている。

 先週の「東京スポーツ杯2歳S」では、早くも3勝馬(重賞2勝)のブレスジャーニー(父バトルプラン)が出現した。競優牧場生産馬。一見、地味な血統などと言われたが、父は世界の注目種牡馬エンパイアメーカーの直仔であり、3代母はダイナカール。いま、無名の血統を持つ馬などいないが、大変な良血馬に近い。3連勝がすべて東京1600〜1800mであり、また接戦した馬がいるので、自身が候補になっただけでなく、早くも関東のオープン馬の「基準」の能力を秘める馬となった。

「京都2歳S」の有力馬の1頭プラチナヴォイス(奇しくも父はエンパイアメーカー)は、祖母スターズインハーアイズ(父ウッドマン)が、ブラックタイド、ディープインパクト兄弟の半姉になる。こちらも東のブレスジャーニーと同じように注目の血統背景を持つと同時に、早くも1800mで4戦2勝なので、ここで勝ち負けに持ち込むか、接戦してくれると西の「能力基準」の1頭になる。

 この時期にもう5戦目となると、流儀はあっても候補としては明らかに使いすぎだが、この中間も元気いっぱい。さらに鋭くなっている。

 対する人気の中心ヴァナへイム(父キングカメハメハ)は、母がグルヴェイグ(父ディープインパクト)である。母グルヴェイグは、その2代母がダイナカールになる。

 ダイナカールの牝系と、エンパイアメーカー(直仔バトルプラン)の父系と、ディープインパクトが絡み合った馬ばかりが出現してしまった。プラチナヴォイスも、ヴァナヘイムも人気馬だから馬券を買うというより(もちろん参加するが)、だんだん勢力図の基盤ができていくのを見守るレースということか。

 外国産のベストアプローチは、父が2008年の英ダービー馬ニューアプローチ。その父ガリレオも2001年の英ダービー馬。力感たっぷりの馬体と、力強いフットワークは、スケールは満点でもひょっとすると高速馬場向きではないような印象もある。やっぱりここは軽く参加にとどめて、東スポ杯の映像とダブらせながら、レースをじっくり見ることにしたい。

selvas2 at 00:30コメント(0) 

2016年11月25日

 ジャパンカップは10年連続日本馬が勝ち続けており、地の利があるのはもちろんだが、圧倒的に日本馬が強い。
1番人気馬も(3322)と安定している。
 スピード指数上は、前走指数や平均指数の上位馬たちが連軸の中心で、とくに前走指数上位馬たちは毎年いずれかが連対しており、連軸の最有力候補だ。
指数のランク外で上位に食い込んでいるのはほとんどが3歳馬で、古馬の場合は指数上位であることが上位進出の条件だろう。

 今年は、ゴールドアクター、レインボーライン、ディーマジェスティ、リアルスティール、キタサンブラック、シュヴァルグラン、ラストインパクトなどが指数の上位馬だ。

 過去10年の勝ち馬は3、4、5歳馬が占めており、なかでも4歳馬は6勝をあげて中心勢力を構成している。3歳馬は2勝。5歳馬は2勝。ただ、6歳馬以上は2着1回、3着2回のみで、苦戦の傾向にある。

 以前のジャパンカップは、ハイペースが多かったが、近年は、スローペースが基本。スタミナよりも、素軽い差し脚が求められる。
 鋭い差し脚で注目されるのは、リアルスティール、ルージュバックの2頭だろう。

 4歳馬リアルスティールは、休み明けの天皇賞(秋)で2着に好走。33秒5の上がりタイムは最速だった。今年の春にG1ドバイターフをムーア騎手で勝ったが、国内のG1は皐月賞2着、ダービー4着、菊花賞2着、天皇賞(秋)2着と、惜しいレースが続くものの、まだ勝っていない。同世代のキタサンブラックとは4度の対戦があったが、皐月賞、ダービーの2戦では先着しており、菊花賞も2着だったことからも、力の差はないはず。差し脚が生かせる展開になれば、勝機もあるだろう。

 4歳牝馬ルージュバックは、エプソムカップ、毎日王冠を連勝。続く天皇賞(秋)は牝馬ながら3番人気に推されたが、直線、前が詰まって追い出しが遅れ7着に終わった。敗因はスムースさを欠いたこと。鋭い差し脚が生かせれば、金星もあるのではないか。

 先行馬で有力なのはキタサンブラックとゴールドアクターだ。
 最内枠を引いたキタサンブラックだが、やっぱり逃げるのだろうか。1993年以降、ジャパンカップを逃げて勝ったのは2003年のタップダンスシチーだけ。他は2着もない。前走、京都大賞典のように、2番手からのレースの方が、より勝利に近くなるのではないか。

 前走指数が最も高いのがゴールドアクターだ。昨年の有馬記念を勝ってG1馬の仲間入り。春の天皇賞は1番人気にこたえられず12着に大敗したが、秋の初戦となったオールカマーはクビ差とはいえ高指数で快勝した。たたき台のレースとしては申し分ない内容だった。先行馬同士のたたき合いになれば、ゴールドアクターが中心になるだろう。

 ただ、キタサンブラックもゴールドアクターも、スパッと切れる脚はない。雨で馬場の内が痛んでいることを考えると、リアルスティールやルージュバックなど、外から差し脚に懸ける馬たちに向くのではないかと想像している。

 芝1200メートルの京阪杯。
 今年の指数上位は、クリスマス、ネロ、ラインスピリット、セカンドテーブル、エイシンスパルタン、ティーハーフ、レッドアリオンなど。
 テンから激しい競争にはなりそうもなく、楽に、逃げ、先行できる馬たちに向く展開だろう。

 休み明けの前走、逃げ粘って3着のエイシンスパルタンに期待したい。京都は(3011)と得意コースで、3コーナーに坂のない内回り1200メートルは逃げ馬にとって有利なコースだろう。
 連勝中のメラグラーナも有力。瞬発力が鋭く、中団からの差し切りもありそう。

 2014年から始まったラジオNIKKEI杯京都2歳Sは今年で3年目。
 指数上位は、アダムバローズ、ソーグリッタリング、ベストアプローチ、プラチナヴォイス、マイネルザウバア、ワンダープチュックなど。

 連勝してこのレースに臨むアダムバローズ、プラチナヴォイスが、指数の高さもあり連軸の中心になりそう。ペースは気になるところだが、自分でペースを作れる分、アダムバローズに分があるだろう。
 スローペースの差し脚ではカデナが最上位。ペースが落ち着くようなら、カデナの後方一気があるかもしれない。

selvas2 at 18:15コメント(0) 
<レッドカーペットH>◇24日=デルマー(アメリカ)
◇G3◇芝約2200メートル◇3歳上牝◇出走10頭

 日本から遠征中のヌーヴォレコルト(牝5、斎藤誠)が鮮やかな差し切りでうれしい海外重賞初制覇を果たした。勝ちタイムは2分15秒56。

 最内枠からスタートしたヌーヴォレコルトは岩田騎手に導かれ、道中は好位のインでジッと我慢。直線で外に持ち出されると、先に抜け出していたアルルをゴール寸前で見事に差し切った。

 前走BCフィリー&メアターフは11着に敗れていたが、トップハンデを背負った渡米2戦目、来年のBC開催が行われるデルマー競馬場でその力を見せつけた。今後は香港ヴァーズ(G1、芝2400メートル、12月11日=シャティン)に向かう予定。復活したオークス馬には海外G1制覇の期待がかかる。

selvas2 at 10:24コメント(0) 
イキートス
牡4歳
調教師:H.グリューシェル(ドイツ)
父:Adlerflug
母:Irika
母の父:Areion
ここに注目!
重馬場で行われた3走前のバーデン大賞(G1、バーデンバーデン・芝2400m)でナイトフラワー(2着)に完勝。キャリアハイの走りを見せた。追い込み一手の脚質だが、時計が掛かる馬場になればチャンスがありそうだ。

イラプト
牡4歳
調教師:F.グラファール(フランス)
父:Dubawi
母:Mare Nostrum
母の父:Caerleon
ここに注目!
昨年のジャパンカップでは、道中でスムーズさを欠きながら外国馬最先着の6着に善戦。勝ったショウナンパンドラとは0秒3差だった。高いスピード能力が問われる日本の馬場にも対応可能なところを示したと言える。

ナイトフラワー
牝4歳
調教師:P.シールゲン(ドイツ)
父:Dylan Thomas
母:Night Of Magic
母の父:Peintre Celebre
ここに注目!
馬場を問わず鋭い差し脚を使えるのが本馬の強み。昨年のジャパンカップは、最後の直線で窮屈になるシーンがあり11着に敗退。今回、経験の少ない多頭数の競馬を上手くさばくことができれば、上位進出もありそうだ。

キタサンブラック
牡4歳
調教師:清水久詞(栗東)
父:ブラックタイド
母:シュガーハート
母の父:サクラバクシンオー
ここに注目!
昨年の菊花賞制覇に続いて今年は天皇賞(春)を勝ち、2つ目のGI タイトルを獲得。秋の始動戦となった前走の京都大賞典を勝利し、素晴らしい充実ぶりを見せる今なら、国内外の強豪が相手でも堂々の主役候補と言える。

ゴールドアクター
牡5歳
調教師:中川公成(美浦)
父:スクリーンヒーロー
母:ヘイロンシン
母の父:キョウワアリシバ
ここに注目!
昨年秋にアルゼンチン共和国杯→有馬記念を連勝し、一気にスターダムへと駆け上がった一頭。前々走の天皇賞(春)は12着と大敗したが、秋初戦となった前走の産経賞オールカマーを優勝しており、再び軌道に乗ってきた印象だ。

ディーマジェスティ
牡3歳
調教師:二ノ宮敬宇(美浦)
父:ディープインパクト
母:エルメスティアラ
母の父:ブライアンズタイム
ここに注目!
皐月賞優勝、日本ダービー3着、菊花賞4着と、現3歳世代を代表する実力馬。今回、直線の長い東京・芝へのコース替わりは、豪快な末脚が持ち味の本馬に向くはずだ。他世代の馬とは初対戦でも、勝機を十分に見いだせるだろう。

リアルスティール
牡4歳
調教師:矢作芳人(栗東)
父:ディープインパクト
母:ラヴズオンリーミー
母の父:Storm Cat
ここに注目!
約5か月の休養明けで臨んだ前走の天皇賞(秋)で勝ち馬のモーリスに次ぐ2着と好走し、あらためて能力の高さをアピールした。今回、JRAのGI 初制覇に向けて視界は明るい。

シュヴァルグラン
牡4歳
調教師:友道康夫(栗東)
父:ハーツクライ
母:ハルーワスウィート
母の父:Machiavellian
ここに注目!
半姉に2013年と2014年のヴィクトリアマイルを連覇したヴィルシーナ、半妹に今年の秋華賞を優勝したヴィブロス(共に父ディープインパクト)がいる良血馬。本馬も今年にGII 2勝を挙げ、本格化を遂げてきた印象だ。


selvas2 at 01:00コメント(0) 

2016年11月24日

11/27(日)
第36回ジャパンカップ(GI)東京競馬場・芝2,400m

東京から世界へ衝撃、最強の覇者が新時代を告げる。

27日に東京競馬場で行われる、第36回ジャパンC(3歳上・GI・芝2400m・1着賞金3億円)の枠順が24日確定しました。
菊花賞、天皇賞(春)に続くGI・3勝目を狙うキタサンブラック(牡4、栗東・清水久詞厩舎)は1枠1番からのスタートとなりました。
また、昨年の有馬記念を制したゴールドアクター(牡5、美浦・中川公成厩舎)は2枠3番、
ドバイターフを制したR.ムーア騎手とのコンビで挑むリアルスティール(牡4、栗東・矢作芳人厩舎)は8枠16番に入りました。
今年の皐月賞馬ディーマジェスティ(牡3、美浦・二ノ宮敬宇厩舎)は5枠9番、
アルゼンチン共和国杯を制したシュヴァルグラン(牡4、栗東・友道康夫厩舎)は8枠17番、
今年の菊花賞2着馬レインボーライン(牡3、栗東・浅見秀一厩舎)は7枠14番となっております。
発走は15時40分。

 ( )内は性齢、騎手・調教師

1-1 キタサンブラック(牡4、武豊・清水久詞)
1-2 ビッシュ(牝3、幸英明・鹿戸雄一)
2-3 ゴールドアクター(牡5、吉田隼人・中川公成)
2-4 ルージュバック(牝4、戸崎圭太・大竹正博)
3-5 イキートス(牡4、I.ファーガソン・H.グリューシェル)
3-6 ラストインパクト(牡6、川田将雅・角居勝彦)
4-7 ワンアンドオンリー(牡5、田辺裕信・橋口慎介)
4-8 イラプト(牡4、P.ブドー・F.グラファール)
5-9 ディーマジェスティ(牡3、蛯名正義・二ノ宮敬宇)
5-10 トーセンバジル(牡4、内田博幸・藤原英昭)
6-11 フェイムゲーム(セ6、北村宏司・宗像義忠)
6-12 サウンズオブアース(牡5、M.デムーロ・藤岡健一)
7-13 ヒットザターゲット(牡8、小牧太・加藤敬二)
7-14 レインボーライン(牡3、C.ルメール・浅見秀一)
8-15 ナイトフラワー(牝4、A.シュタルケ・P.シールゲン)
8-16 リアルスティール(牡4、R.ムーア・矢作芳人)
8-17 シュヴァルグラン(牡4、福永祐一・友道康夫)

※出馬表は主催者発表のものと照合してください。

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ネロ
牡5歳
調教師:森秀行(栗東)
父:ヨハネスブルグ
母:ニシノタカラヅカ
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
前々走のセントウルSは、5番手に控える競馬で勝ち馬ビッグアーサーの2着。それまでは積極的に前に行く競馬が好走パターンだっただけに、脚質に幅が出てきた点はプラス材料だ。前走でGI の大舞台も経験し、念願の重賞制覇に向けて機は熟した。

メラグラーナ
牝4歳
調教師:池添学(栗東)
父:Fastnet Rock
母:Ghaliah
母の父:Secret Savings
ここに注目!
南半球(オーストラリア)産の8月21日生まれで、日本産馬に比べて成長の遅れがあったものの、目下2連勝でオープンクラス入りと、本格化を遂げた印象。今回、初めての重賞挑戦でどこまで通用するのか、注目の一戦だ。

ラインスピリット
牡5歳
調教師:松永昌博(栗東)
父:スウェプトオーヴァーボード
母:リボンストライプ
母の父:トニービン
ここに注目!
20kg増(444kg)の馬体重で臨んだ前々走のオープン特別・オパールS(京都・芝1200m)を勝利すると、442kgで出走した前走のオープン特別・ルミエールオータムダッシュ(新潟・芝1000m)も快勝。ここも馬体重の変動がポイントになりそうだ。

エイシンスパルタン
牡5歳
調教師:藤岡健一(栗東)
父:Zensational
母:Lady Tak
母の父:Mutakddim
ここに注目!
5か月半の休み明けだった前走のスワンSは、果敢にハナを奪い、勝ち馬サトノアラジンから0秒2差の3着に健闘した。レースを1度使われて状態面は着実に上向いており、今回も上位争いが期待できそうだ。

フミノムーン
牡4歳
調教師:西浦勝一(栗東)
父:アドマイヤムーン
母:フミノシンデレラ
母の父:サンダーガルチ
ここに注目!
前走の1600万下・桂川S(京都・芝1200m)では、レースの上がり3ハロンタイムを0秒9上回る33秒0(推定)の末脚を発揮して快勝し、再びオープンクラス入りを果たした。今回、上昇気運に乗って重賞初制覇に挑む。

クリスマス
牝5歳
調教師:伊藤大士(美浦)
父:バゴ
母:アラマサスナイパー
母の父:ステイゴールド
ここに注目!
2歳時の2013年に函館2歳Sを制し完成度の高さをアピールしていたが、5歳となった今夏に連勝を飾り、オープンクラスに返り咲いた。デビュー当時から40kg近く増えた馬体が成長力の証し。今回、2つ目の重賞タイトル獲得を目指す。

ブラヴィッシモ
牡4歳
調教師:須貝尚介(栗東)
父:Fastnet Rock
母:メイキアシー
母の父:Sadler's Wells
ここに注目!
前走のスワンS(15着)は、残り400m付近で窮屈になるシーンがあり、不完全燃焼の一戦となった。今春の阪急杯では、勝ち馬ミッキーアイルから0秒1差の3着に好走しており、重賞でも好勝負が可能だ。

セカンドテーブル
牡4歳
調教師:崎山博樹(栗東)
父:トワイニング
母:モカサンデー
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
京都・芝1200mでは、オープン特別・鞍馬S勝ちなど〔1.1.1.1〕の成績を残しており、唯一3着以内を外したのも今春のシルクロードSでの4着。派手さこそないものの、スムーズに先行できれば安定感十分で、今回も差のない競馬に持ち込めそうだ。


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2016年11月23日

ヴァナヘイム
牡2歳
調教師:角居勝彦(栗東)
父:キングカメハメハ
母:グルヴェイグ
母の父:ディープインパクト
ここに注目!
母は力の要る馬場コンディションを苦手にしていたが、本馬は稍重のメイクデビュー小倉(芝1800m)を勝っており、その点は心配なさそうだ。精神面がしっかりしている馬で、コーナーを4回通過する競馬も経験済み。ここでの重賞初制覇が期待される。

ベストアプローチ
牡2歳
調教師:藤原英昭(栗東)
父:New Approach
母:Sant Elena
母の父:Efisio
ここに注目!
前走のメイクデビュー京都(芝2000m、1着)では、パドックで少しうるさい面を見せていたものの、丸みのある馬体と踏み込みの力強さが目立っていた。この中間はさらに良化の気配を見せており、イレ込むようなことがなければ、力を発揮できるはずだ。

プラチナヴォイス
牡2歳
調教師:鮫島一歩(栗東)
父:エンパイアメーカー
母:プレザントブリーズ
母の父:マンハッタンカフェ
ここに注目!
前々走の未勝利は出遅れながらも快勝。中間に行ったゲート練習の効果が出て好スタートを決めた前走のオープン特別・萩S(共に京都・芝1800m)で2連勝を飾った。今回、スタンド前からの発走でも前走と同様のスタートを決められるかが鍵になる。

ダノンディスタンス
牡2歳
調教師:佐々木晶三(栗東)
父:ルーラーシップ
母:アゲヒバリ
母の父:クロフネ
ここに注目!
前走のメイクデビュー京都(芝2000m、1着)で内回りコースをこなしたとはいえ、長くいい脚を使うタイプで、直線が長いコースの方が向く印象を受ける。ただ、初戦の馬体重が526kgという大型馬で、実戦を1度使われた上積みは大きそうだ。

アダムバローズ
牡2歳
調教師:角田晃一(栗東)
父:ハーツクライ
母:チャチャリーノ
母の父:Unbridled's Song
ここに注目!
“芯の入っていない”イメージがある馬で、成長曲線が緩やかなハーツクライ産駒らしいタイプと言える。その中ですでに2勝をマークしているのは高い能力があればこそ。増加傾向にある馬体重もむしろプラス材料だろう。

カデナ
牡2歳
調教師:中竹和也(栗東)
父:ディープインパクト
母:フレンチリヴィエラ
母の父:French Deputy
ここに注目!
鋭い決め手を持っている馬で、その長所を生かせるのは直線の長いコースだろう。実際に過去3戦は阪神・芝の外回りコースと東京・芝コースに出走して2、1、2着という結果。直線の短い京都・芝の内回りコースに替わる今回は、勝負どころでの立ち回りが鍵となる。

ソーグリッタリング
牡2歳
調教師:池江泰寿(栗東)
父:ステイゴールド
母:ソーマジック
母の父:シンボリクリスエス
ここに注目!
約3か月の休み明けだった前走の未勝利(京都・芝1800m、1着)では、馬体重(482kg)が12kg増えていたが、これは減っていた馬体が戻ったものと考えていいだろう。気性の激しさを見せなければ、今回のメンバーが相手でも好勝負になりそうだ。

ワンダープチュック
牡2歳
調教師:河内洋(栗東)
父:ハーツクライ
母:ウイングドキャット
母の父:Storm Cat
ここに注目!
前々走の500万下・紫菊賞(京都・芝2000m、2着)では、馬場入場時にうるさい面を見せ、レースでも折り合いを欠いていた。今回は、その時と同じスタンド前からの発走になるので、レース前にテンションが上がっていないか、しっかりとチェックしたい。


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2016年11月22日

どういうルールにも抱える大きな難点はあるが

5歳牡馬ミッキーアイル(父ディープインパクト)が、3歳春のNHKマイルC以来、約2年6ヶ月ぶりのGI2勝目を記録し、同じく約2年7カ月ぶりのGI制覇を目指した同じ5歳牡馬イスラボニータ(父フジキセキ)が惜しい「アタマ差」の2着だった。

 行く構えを示せば単騎の逃げ確実だったミッキーアイルは、NHKマイルCでは前後半の800mを「46秒6-46秒6」=1分33秒2という粘り強い一定ペースの逃げ(デインヒル系の母の父ロックオブジブラルタルの影響か…)を示したので、平均ペースになることの多い京都のマイルではあまり飛ばさず同じような先行と思えたが、1200mに連続出走のあととあって、今回の前後半バランスは「46秒1-47秒0」=1分33秒1。前半1000m通過は「57秒5」。これでもふつうは無理のない平均ペースの範囲だが、先週の芝コンディションの中ではかなり厳しいペースだった。ゴール寸前の攻防を振り返ると(斜行は別として)、マークしてきたライバルに道中で脚を使わせたのだから、あまりペースを落とさなかったのが正解だった。

 5〜6番手で巧みに流れに乗り、直線はインに入ると伸びない芝を考慮し、大事に外に回るくらいの余裕があったイスラボニータは届くかとみえた。だが、上がり3ハロンの数字は勝ち馬を0秒6上回る「35秒0」を記録しながら、アタマ差及ばず。イスラボニータ自身の詰めの甘さが出たと同時に、見た目ほど楽な追走ではなかったのである。ルメール騎手の「ノン、イクスキューズ(言い訳なし)です」というコメントには、前を行く2頭にもっと馬体を接近させるコース取りの方が「良かったかもしれない…」という無念がにじんでいたように思えた。

 ルメール騎手の先週までのJRA成績は【158-93-86-77-57-205】。連対率.371。リーディング小差トップの戸崎圭太騎手より2着は27回も少なく、勝率は上位騎手のなかで光っているのに、どうもビッグレースでは2着が多いような気がするのは、人柄も関係するのだろうか。

 直線残り1ハロンあたりから外に外に寄り始めたミッキーアイルは、ゴール前50mあたりでさらに外に斜行。ネオリアリズム(父ネオユニヴァース)にぶつかるように押圧したため、ネオリアリズムのほか、追いついてきたサトノアラジン、ディサイファ、ダノンシャークの4頭がぶつかり、とくにサトノアラジン(川田)、ディサイファ(武豊)は立ち上がって控えるほど大きな不利が生じてしまった。

「さすがにこれはひどい」という悲鳴が上がったが、現行の降着ルール通り「その不利がなければ、ネオリアリズム、サトノアラジン、ディサイファ、ダノンシャークが、ミッキーアイルより先に入線したとは認めなかった」ので、浜中騎手への制裁は別に入線順通り確定である。「先着できたかどうかなどだれにも解らない」から、入線順通りという意味も含む。危険騎乗で「失格」というほどは乱暴ではなかった。

 どういうルールにも抱える大きな難点はあるもので、こういうルールを受け入れたのだから、やりきれなさは仕方がない。馬券ファンの側からすると、助かるケースも、泣きたくなるケースもあるから、自身で消化するしかない。ただ、もっと「ひどい斜行」には、「危険騎乗→失格」が適用されることになっているが、おそらくその境界線はずっと不確かなままでいるしかないのが現行の降着制度の怖さである。もうひとつ、心の中で怒りのファンに対するアナウンス、レポートが、「○○とは認めないので…」というマニュアルは、さすがにそろそろ変えた方がいいと思える。

「認めない」という表現の意味はさまざまで、判断できない、認識できない、という意味もあれば、許さない、という意味などさまざまなニュアンスがある。ファン(お客さま)に対する降着ルールの結果説明では、「審議の結果、○○とは判断(判定)できませんでした。あるいは、○○とは認められませんでしたので…」となるのが、ごくふつうの社会の事情説明の約束ごとであり、ごく自然なものの言い方と思えるが、それを「○○とは認めないので…」と切り出すものだから、実際には(裁決)では認識、判断できないという意味としても、JRAはいったい何様のつもりなのか、と内心みんな不快になるのである。JRAの内部では「認めない・認める」という高圧な態度や口のきき方で通用しても、一般の社会では、あれはめったに聞くことのできない非常に無礼な言葉使いである。

 人気の5歳サトノアラジンは、あそこでブレーキを踏む形になっては、さすがにかわいそうだった。完全に立ちあがって追うのを断念するしかなかったディサイファもあまりに残念だった。

 サトノアラジンは、これまでオープンのマイル戦で自身も追走に脚を使うとそれほど爆発的な脚は使えずに、「2、4、3、4」着だった。だから、スローのレースや、マイル以下なら1400mの方が好結果が出ていたが、今回は自身の前半1000m通過は、ゴール前の不利を考えると58秒2前後か。それでも最後にまだ伸びようとしていたから、いままでよりパワーアップし、本物になっている。

 枠順の2番も、今回は不利に結びついてしまった。「つくづく運がない」などと嘆かずにまだまだビッグレースに挑戦したいものである。これまでの敗戦は運ではなく、実力不足である。早めにも動けて、それでも伸びた中身を自信につなげたい。

 これが残り少ない「マイルのビッグレース挑戦」としていた7歳ディサイファは、それこそ残念無念。寸前でレースを断念するしかなく、結果は10着だが、まともなら馬券に関係するくらいの脚は残っていただろう。必死のレースだから「仕方がない……」と泣く泣くあきらめたファンのために、浜中俊騎手はさらに努力を重ね、いつかこの借りを返すくらいの活躍をしてもらおう。

 巻き返しを図ったフィエロ以下の7歳以上馬は、これでマイルチャンピオンシップ出走の7歳以上馬【1-0-0-44】となり、第2のカンパニーにはなれなかった。

 3歳ロードクエストは、冷たいようだが前回の超スローの富士S9着で心配されたように、現状では総合力不足。再出発するしかない。4番人気のヤングマンパワーは、ここ一番に向けて馬体を絞りデキ絶好とみえたが、いいとこなしの16着。M.バルザローナ騎手(25)は将来を嘱望される注目ジョッキーだが、テン乗りで慣れないコースの多頭数のG1。残念だが、みんなR.ムーアのようにはいかないのだった。

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2016年11月21日

11月20日の京都11Rで行われた第33回マイルチャンピオンシップ(3歳以上オープン、GI、芝・外1600メートル、定量、18頭立て、1着賞金=1億300万円)は、浜中俊騎手騎乗の3番人気ミッキーアイル(牡5歳、栗東・音無秀孝厩舎)が逃げ切り勝ち。タイムは1分33秒1(良)。好スタートからすんなりとハナに立ったミッキーアイルは、ライアン・ムーア騎手騎乗のネオリアリズムが2番手につけたことで後続がフタをされる形になり、外からかぶせられることなく4コーナーを回った。直線でもその逃げ脚は鈍らなかったが、ゴール前でミッキーアイルが外に斜行して、連鎖的に後続馬の進路が狭くなるシーンが−。審議を経てミッキーアイルの優勝は確定したが、1番人気のサトノアラジンやディサイファ、ダノンシャークなどが大きな不利を受けた。

 アタマ差の2着には中団追走から直線は外から脚を伸ばしたイスラボニータ(2番人気)、さらに3/4馬身遅れた3着にネオリアリズム(7番人気)。1番人気のサトノアラジンは勝ち馬とアタマ+3/4馬身+3/4馬身+アタマ差の5着に敗れている。

 マイルCSの勝ち馬ミッキーアイルは、父ディープインパクト、母スターアイル、母の父ロックオブジブラルタルという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は野田みづき氏。通算成績は19戦8勝。重賞は2014年シンザン記念・GIII、アーリントンC・GIII、NHKマイルC・GI、スワンS・GII、2016年阪急杯・GIIIに次いで6勝目。マイルチャンピオンシップは音無秀孝調教師は2009年カンパニーに次いで2勝目、浜中俊騎手は初優勝。

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2016年11月20日

鋭いフットワークはパワフルになっている

 大種牡馬サンデーサイレンスの初年度産駒として、故障のため早々と種牡馬入りしたフジキセキは、競走馬として長く活躍したわけではないから、「初、早…」の形容とともになんとなく最初から早熟系のイメージがあった。

 また、大物ふうではない産駒がコツコツ活躍し、ランキングの首位争いをできなかった(父がずっと上に君臨していた)ことも重なり、やや地味な種牡馬の印象がなくもない。

 しかし、近年になってフジキセキの評価は上がっている。代表産駒のキンシャサノキセキは軽いスピード型と思われていたが、7歳、8歳時にGI高松宮記念を連覇した。牝馬のストレイトガールは、短距離の軽いスピード型と思われていたが、6歳、7歳時に底力がなければ好走さえ難しい東京1600mのヴィクトリアマイルを、快時計で連覇した。

 初期にフジキセキの代表産駒の1頭となったカネヒキリは、再三の脚部難と屈腱炎を克服し、何回も休みながら、JRA、公営をあわせGIを7つも制してみせた。早逝は残念。

 3歳秋のセントライト記念まで、皐月賞制覇を含み【6-2-0-0】のイスラボニータは、フジキセキが16年間の種牡馬生活で送り出したただ1頭のクラシックホース(日本の)。ここ2年半で1勝しかしていないから、成長が止まったようなイメージもあるが、タフな成長力を伝えるフジキセキの代表産駒である。いまが完成期だろう。ここまでさまざまな距離に挑戦したが、今季はここにマトを絞ったローテーションを組んできた。

 母方からも丈夫でタフな血を受け継いでいる。母イスラコジーンは、タフで丈夫な種牡馬だったコジーン(父カロ)の、21歳時の交配の産駒。コジーンは23歳時の種付けで、オークス馬ローブデコルテを送り出した。98年の朝日杯から、立ち直って3年半のちに02年の安田記念馬となったアドマイヤコジーンも同馬の日本に送り込んだ代表産駒。そのタフな血は受け継がれている。まだまだ元気いっぱいのマイルCS3番スノードラゴンは、アドマイヤコジーンの産駒である。意外に怖いところもある。

 イスラボニータの祖母は、31歳まで長生きしたクラフティプロスペクターの産駒。世界中にタフな血を残したクラフティプロスペクターは、00年のマイルCSを制したスーパーホース=アグネスデジタルの父であり、09年のマイルCSを8歳で快勝したカンパニーの祖母の父でもある。

 イスラボニータの鋭いフットワークは、3-4歳時よりずっとパワフルになっている。こなしてきた距離の幅は広いが、おそらくマイルこそベストのはず。

 2年半ぶりのGI制覇に期待したい。ルメール騎手とはここまで【0-1-1-0】。あまり流れは速くならないだろう。好位追走の手に出たい。

 マイルCS直前の東京11レース。前走、「ホントかよ!」という脚で突っ込んできた9歳のタフガイ=キョウエイアシュラの母は、フジキセキの3歳下の半妹である。

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2016年11月19日

11月19日の東京11Rで行われた第21回東京スポーツ杯2歳ステークス(2歳オープン、GIII、芝1800メートル、馬齢、10頭立て、1着賞金=3300万円)は、柴田善臣騎手騎乗の2番人気ブレスジャーニー(牡、美浦・本間忍厩舎)が大外一気の追い込みで10月のサウジアラビアロイヤルCに続く重賞連勝を決めた。タイムは1分48秒3(稍重)。

 クビ差の2着には同じく外めを追い込んだスワーヴリチャード(4番人気)、さらにハナ差及ばずの3着に馬群を割って追い込んだムーヴザワールド(1番人気)。

 東京スポーツ杯2歳Sの勝ち馬ブレスジャーニーは、父バトルプラン、母エルフィンパーク、母の父タニノギムレット。鹿毛の牡2歳。美浦・本間忍厩舎所属。北海道新冠町・競優牧場の生産馬。馬主は島川隆哉氏。通算成績4戦3勝。重賞は2016年サウジアラビアロイヤルC・GIIIに次いで2勝目。東京スポーツ杯2歳Sは本間忍調教師、柴田善臣騎手ともに初勝利。

 ◆柴田善臣騎手「返し馬から気が入りすぎる点が課題ですが、レースにいけば折り合って自分のリズムで運べますね。直線を向いてからも手応えが十分で、外に出してからは差せると思いました。これから無事にいってくれれば」

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大跳びのフットワークは広い東京コースでこそ

 オープン特別の時代を経て、1996年から重賞「府中3歳ステークス」となり、しだいしだいに重要な2歳ステークスとなって、過去20回。

 関西馬が13勝、関東馬7勝。この秋、「秋華賞」も、「菊花賞」も人気を集めた関東馬は沈んでいる。レベル差というより、人気の関東所属馬は、関西圏への遠征競馬の経験がなかったのである。近年は大半の馬がJRAのトレセンと、民間トレセンを行き来しているから、輸送は慣れっこ。ただし、直前に輸送しレースに出走するとなると、経験なしは圧倒的に不利である。

 関西馬が「4頭」も出走してきた。左回りの広い東京コースを求めて…という理由もあるが、来年、日本ダービーや、NHKマイルCに東京遠征する(未来展望)ので、直前に日程が詰まって東京遠征を重ねるより、2009年の勝ち馬ローズキングダム、2011年のディープブリランテのように、いまから東京遠征を試みるのは、将来、断然有利なのである。

 5日のファンタジーSに遠征した関東の牝馬は1頭だけ。12日のデイリー杯2歳Sに遠征した関東馬は0頭だった。

 過去20回、1番人気馬は【10-2-2-6】。いかにもキャリアの浅い2歳重賞らしく、期待馬がその通りの素質で勝つことが半分。能力を発揮できずに負けるか、とんだ見込み違いでたちまち敗戦を受け入れる運命にある馬が半分という数字である。ファンの側は見込み違いだったら、たちまち修正すればいいが、大きく期待する馬同士なので関係者は大変である。

 素質勝負なので、まだ2-3戦に過ぎない実績は重要ではないが、珍しいことに、2勝以上馬「3頭」のうち、キングズラッシュ(父ルーラーシップ)と、ブレスジャーニー(父バトルプラン)は、ベテラン柴田善臣騎手(50)のお手馬である。厩舎やオーナーとの関係があるから、より乗りたい方(素質上位とみた方)に乗れるというものではないが、柴田善臣騎手はブレスジャーニー(3代母ダイナカール)の方に騎乗してきた。東京コース【2-0-1-0】がブレスジャーニーであり、レースセンスと切れ味では上位だ。

 ただ、長い目で見れば、まだ芯の心もとなさがあり不器用(新馬はレース直前に放馬。2戦目は行きたがった)でも、キングズラッシュの素質も決して劣らないとみて、キングズラッシュ「牝系の代表馬は桜花賞のコウユウ、名種牡馬ブロードブラッシュ(USA)」から入りたい。大跳びのフットワークは広い東京コースでこそだろう。

 ブレスジャーニーと、岩部騎手なので売れないが大きなストライドが魅力のオーバースペック、注目のトラストが相手本線。

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2016年11月18日

 マイルチャンピオンシップの1番人気馬は、過去10年で、3勝、2着3回、3着2回とまずまずの成績を残している。指数上は過去に高い指数のある馬や、前走指数の高い馬たちの連対率が高く、連軸向きといえそう。

今年は、ミッキーアイル、スノードラゴン、サトノアラジン、ネオリアリズム、ダコール、ヤングマンパワー、ディサイファなどが指数の上位馬だ。

 G1のマイル戦ならスローペースにはなりにくい。ハイペースでない限り、先行力とスタミナのある指数上位馬に展開は向くだろう。マイルの距離適性も合わせて考えると、ヤングマンパワー、ミッキーアイルが中心になりそう。

 4歳馬のヤングマンパワーは関屋記念、富士Sと、マイルの重賞を連勝してきた。デビューからここまで(5235)の成績だが、マイル以外の距離は1度2000メートルを走っただけで(2着)、後は全てマイルでのもの。まさにスペシャリストだ。先行力があり、すっと好位置につれけられ、直線の叩き合いにも強い。勝負根性も上々だ。前走の富士Sはスローペースもあって指数は平凡だったが、近走のスピード指数はレベルも高く、ここでも主役を張れるだろう。

 5歳馬ミッキーアイルは前走、高松宮記念2着の後、スプリンターズSでも2着に好走した。近走は1200メートル戦で活躍を見せているが、2、3歳時はマイル戦で5連勝しており、NHKマイルCも勝っている。マイペースで逃げられれば、粘りこむこともあるのではないか。

 中団からの鋭い差し脚が魅力なのがサトノアラジン。マイル戦は(2212)だが、マイルのG1は2戦して4着2回。決して苦手な距離ではない。京王杯スプリングCでみせた差し脚の鋭さが生かせる流れなら、一気の浮上もある。

 人気薄で気になるのがネオリアリズムだ。前走の札幌記念は、ルメール騎手のまさかの逃げで勝利をつかんだが、次走、天皇賞秋を勝ったモーリスを抑え込んでの勝利は価値が高いだろう。ここはミッキーアイルが逃げて、ネオリアリズムは番手に控えるにしても、2000メートルを逃げて踏んばったスタミナには注意が必要だ。

 東京スポーツ杯2歳Sはスローペース必至の芝1800メートル戦。
 今年の前走指数上位は、ブレスジャーニー、トラスト、オーバースペック、ムーヴザワールド、マイネルエパティカなど。
 とりわけ、前走、スローペースのサウジアラビアRCを中団から差し切ったブレスジャーニーが指数も上位にあり、最有力だろう。

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20日に京都競馬場で行われる、第33回マイルチャンピオンシップ(3歳上・GI・芝1600m・1着賞金1億300万円)の枠順が18日確定しました。

前哨戦のスワンSを快勝したサトノアラジン(牡5、栗東・池江泰寿厩舎)は1枠2番からのスタートとなりました。
一昨年の皐月賞馬イスラボニータ(牡5、美浦・栗田博憲厩舎)は4枠8番、
3連勝中のヤングマンパワー(牡4、美浦・手塚貴久厩舎)は3枠5番に入りました。
GI・2勝目を狙うミッキーアイル(牡5、栗東・音無秀孝厩舎)は8枠16番、
3歳馬ロードクエスト(牡3、美浦・小島茂之厩舎)は2枠4番、
本レース2年連続2着のフィエロ(牡7、栗東・藤原英昭厩舎)は4枠7番となっております。
発走は15時40分。

 ( )内は性齢、騎手・調教師

1-1 ディサイファ(牡7、武豊・小島太)
1-2 サトノアラジン(牡5、川田将雅・池江泰寿)
2-3 スノードラゴン(牡8、大野拓弥・高木登)
2-4 ロードクエスト(牡3、池添謙一・小島茂之)
3-5 ヤングマンパワー(牡4、M.バルザローナ・手塚貴久)
3-6 ダノンシャーク(牡8、松山弘平・大久保龍志)
4-7 フィエロ(牡7、戸崎圭太・藤原英昭)
4-8 イスラボニータ(牡5、C.ルメール・栗田博憲)
5-9 サトノルパン(牡5、M.デムーロ・村山明)
5-10 マジックタイム(牝5、A.シュタルケ・中川公成)
6-11 テイエムタイホー(牡7、幸英明・鈴木孝志)
6-12 ウインプリメーラ(牝6、A.アッゼニ・大久保龍志)
7-13 ダコール(牡8、小牧太・中竹和也)
7-14 クラレント(牡7、岩田康誠・橋口慎介)
7-15 ネオリアリズム(牡5、R.ムーア・堀宣行)
8-16 ミッキーアイル(牡5、浜中俊・音無秀孝)
8-17 ガリバルディ(牡5、福永祐一・藤原英昭)
8-18 サンライズメジャー(牡7、四位洋文・浜田多実雄)

※出馬表は主催者発表のものと照合してください。

秋深まる京都競馬場、決戦の時が近づいてきました。
第33回マイルチャンピオンシップ、出走各馬の本馬場入場です。

1番、究極の晩成型 秋の京都で完成か ディサイファ 武豊
2番、今年G2を2勝でいよいよG1に王手 サトノアラジン 川田将雅
3番、スプリンターズS制圧から2年、古豪再び スノードラゴン 大野拓弥
4番、磨きをかけた末脚で古馬に立ち向かう ロードクエスト 池添謙一
5番、3連勝でG1へ殴り込みヤングマンがいま成り上がるか ヤングマンパワー ミカエル・バルザローナ
6番、2014年このレースの覇者です ダノンシャーク 今年の鞍上は松山弘平
7番、昨年2着、一昨年も2着、三度目の挑戦 フィエロ 戸崎圭太
8番、昨年一番人気3着、忘れ物を取りに来た皐月賞馬 イスラボニータ クリストフ・ルメール
9番、狙った獲物は必ずいただく マイル王の冠をオーナーに サトノルパン ミルコ・デムーロ
10番、夏の勢いそのままに 直線魔法の末脚にかけます マジックタイム アンドレアシュ・シュタルケ
11番、流れにのって一発命中を目指します テイエムタイホー 幸英明
12番、京都金杯の勝ち馬です、同じコースであっと言わせるか ウインプリメーラ アンドレア・アッゼニ
13番、この一年休まず全国を走ってきましたベテラン ダコール 小牧太
14番、古豪健在京都マイルでダンスインザダークの血が騒ぐ クラレント 岩田康誠
15番、マイル王モーリスを札幌で撃破 ネオリアリズム  ライアン・ムーア
16番、もってうまれた天性のスピード 二度目のマイルG1制覇へ ミッキーアイル 浜中俊
17番、評判の血統馬がいよいよG1初挑戦 18番目出走の幸運を味方に ガリバルディ 福永祐一
18番、時計勝負も望むところ父仔2代制覇を目論む サンライズメジャー 四位洋文

場内どーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっという大歓声!各馬返し馬へと散っていきました!









selvas2 at 11:41コメント(0) 

2016年11月17日

11/20(日)

第33回マイルチャンピオンシップ(GI)京都競馬場・芝1,600m

譲れぬ舞台で昇華、貫いた情熱の軌跡が王位に届く。


selvas2 at 10:22コメント(0) 
サトノアラジン
牡5歳
調教師:池江泰寿(栗東)
父:ディープインパクト
母:マジックストーム
母の父:Storm Cat
ここに注目!
もともとレースを使われながら調子を上げていくタイプで、5か月弱の休み明けだった前走のスワンSでは馬体も余裕残しに見えたが、結果は豪快な差し切りで完勝。中間は馬体が締まってきている印象で、前走以上の仕上がりで出走できそうだ。


ヤングマンパワー
牡4歳
調教師:手塚貴久(美浦)
父:スニッツェル
母:スナップショット
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
京都競馬場への出走は初めてだが、重賞初制覇を阪神競馬場(昨年のアーリントンC)で挙げており、長距離輸送への心配はない。ポイントは、坂の下りがある芝の外回りコースを上手に走れるかどうかだろう。


ミッキーアイル
牡5歳
調教師:音無秀孝(栗東)
父:ディープインパクト
母:スターアイル
母の父:Rock of Gibraltar
ここに注目!
リフレッシュされた状態の方が走るタイプで、前走後も短期放牧を挟んで調整されている。今回は、昨年の安田記念(15着)以来約1年5か月ぶりとなる芝1600m戦。レース前にテンションが上がっていないかには注意したい。


イスラボニータ
牡5歳
調教師:栗田博憲(美浦)
父:フジキセキ
母:イスラコジーン
母の父:Cozzene
ここに注目!
3歳時の2014年セントライト記念(新潟・芝2200mで開催)以降2年以上勝ち星を挙げていないが、今年も前々走の安田記念で5着に入るなど、能力の衰えは感じない。時折出遅れることがあるので、スタートを互角に切りたいところだ。


ロードクエスト
牡3歳
調教師:小島茂之(美浦)
父:マツリダゴッホ
母:マツリダワルツ
母の父:チーフベアハート
ここに注目!
元気の良すぎる面があり、前走(富士S9着)でも折り合いを欠くシーンがあった。落ち着いて競馬に臨めるかが鍵で、今回は、直前の長距離輸送がない栗東トレーニング・センターに滞在しての調整が選択されている。巻き返すだけの脚力は十分に持っている馬だ。


マジックタイム
牝5歳
調教師:中川公成(美浦)
父:ハーツクライ
母:タイムウィルテル
母の父:ブライアンズタイム
ここに注目!
京都・芝コースの経験は5走前の京都牝馬Sの1度だけだが、この時は勝ち馬とクビ差の2着。少し距離不足の芝1400mだったことを考えれば好結果と言える。牡馬相手に4走前のダービー卿チャレンジTを勝っており、牝馬だからと割り引く必要はないだろう。


フィエロ
牡7歳
調教師:藤原英昭(栗東)
父:ディープインパクト
母:ルビー
母の父:Danehill
ここに注目!
前走のスワンSはスタートで出遅れて9着と大敗したが、本来は京都・芝コースを得意にしている馬。全5勝中4勝を挙げている芝1600mへの距離延長もプラス材料と言え、ここは巻き返しが期待される。


ネオリアリズム
牡5歳
調教師:堀宣行(美浦)
父:ネオユニヴァース
母:トキオリアリティー
母の父:Meadowlake
ここに注目!
関西圏での初出走に加えて芝1600mの距離も初めてと未知数の部分があり、速い時計の決着に対応できるかどうかも鍵となる。ただ、前走の札幌記念でモーリス(2着)を破って勝利した実績と、R.ムーア騎手とコンビを組む点(予定)には注目だ。


selvas2 at 03:00コメント(0) 

2016年11月16日

ブレスジャーニー
牡2歳
調教師:本間忍(美浦)
父:バトルプラン
母:エルフィンパーク
母の父:タニノギムレット
ここに注目!
前走のサウジアラビアロイヤルCを勝って初の重賞タイトルを獲得。折り合いのつくタイプで200mの距離延長は問題なく、約3か月半の休み明けだった前走より調整過程も順調なようだ。重賞連勝の期待は大きい。


トラスト
牡2歳
調教師:中村均(栗東)
父:スクリーンヒーロー
母:グローリサンディ
母の父:エイシンサンディ
ここに注目!
来年の英ダービーへの登録が本馬への期待の表れだろう。前走の札幌2歳Sでは、評判に違わぬ走りで重賞制覇を達成。今回からJRA所属となるが、11月4日にはゲート試験に合格し、本レースへ向けて出走態勢は整った様子だ。


キングズラッシュ
牡2歳
調教師:久保田貴士(美浦)
父:ルーラーシップ
母:リコリス
母の父:シンボリクリスエス
ここに注目!
前々走(メイクデビュー福島、芝2000m)では、本馬場入場時に放馬するなど気性の幼さを見せたが、無傷の2連勝を果たしており成績は優等生。心身共に成長の余地を残しているため、本格化はもう少し先の印象も受けるが、秘めた素質からここで好走しても驚けない。


ムーヴザワールド
牡2歳
調教師:石坂正(栗東)
父:ディープインパクト
母:リッスン
母の父:Sadler's Wells
ここに注目!
父は言わずと知れた名種牡馬で、母がイギリスのG1 優勝馬という、一流の血統背景を持つ馬。前走のメイクデビュー阪神(芝1800m)では、エアウィンザー(2着、父キングカメハメハ、母が2005年の秋華賞馬エアメサイア)との良血馬対決を制しており、先々まで目が離せない存在だ。


スワーヴリチャード
牡2歳
調教師:庄野靖志(栗東)
父:ハーツクライ
母:ピラミマ
母の父:Unbridled's Song
ここに注目!
半兄に、2014年のきさらぎ賞で2着に入るなど、クラシック候補の呼び声が高かったバンドワゴン(父ホワイトマズル)がいる良血馬。本馬のスケールも相当で、兄の果たせなかったクラシック出走に向けて、ここできっちり結果を残したい。


オーバースペック
牡2歳
調教師:南田美知雄(美浦)
父:プリサイスエンド
母:オーミチェリッシュ
母の父:キャプテンスティーヴ
ここに注目!
デビューからの全3戦でメンバー中最速の上がり3ハロンタイム(いずれも推定)をマークしているように、非凡な瞬発力が持ち味。今回は好メンバーが顔をそろえたが、本馬の末脚が生きる厳しいペースになれば、まとめて差し切るシーンもありそうだ。


エルデュクラージュ
牡2歳
調教師:池添学(栗東)
父:クロフネ
母:エルダンジュ
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
ダート1800mのメイクデビュー京都で初陣勝ちを飾ったが、半兄にアドマイヤテンクウ(父キングカメハメハ、2010年の京成杯2着)など芝をこなす馬がいる血統背景から、今回のコース替わりは問題なさそうだ。ここでどこまで通用するのか、注目が集まる。


ジュンヴァリアス
牡2歳
調教師:畠山吉宏(美浦)
父:デュランダル
母:ゴッドビラブドミー
母の父:ブライアンズタイム
ここに注目!
前々走のオープン特別・中京2歳S(中京・芝1600m)では、未勝利の身ながら勝ち馬ディーパワンサから0秒4差の4着に健闘して、能力の片りんをアピールした。今回、父譲りの瞬発力を武器に上位進出を目指す。


selvas2 at 12:24コメント(0) 

2016年11月15日

狭くなった馬群を切り裂くように抜け出して快勝
 この日、3場のメインレースは、

福島記念2000mは「61秒0-59秒8」=2分00秒8
オーロC1400mは「35秒2-(11秒7)-34秒7」=1分21秒6
エ女王杯2200mは「61秒8-(12秒6)-58秒5」=2分12秒9

 3競走ともに典型的なスローペースで、福島記念も、オーロCも、伏兵の痛快な「逃げ切り」が決まった。エリザベス女王杯も、逃げた14番人気のプリメラアスールが上がり34秒6で差のない5着に粘り込んだように、前後半の1000mに「3秒3」もの差が生じる超スローだったが、そこはトップホースのそろった京都の外回りのG1。出遅れて最初は最後方グループにいた4歳クイーンズリング(父マンハッタンカフェ)が、M.デムーロ騎手の巧みなコース取りでインを通って進出。最後の直線も狭くなった馬群を切り裂くように抜け出して快勝した。

 好位で流れに乗って早めにインから抜けだした12番人気のシングウィズジョイ(父マンハッタンカフェ)がクビ差の2着。JRAによると今年の重賞レースで「デムーロ=ルメール」騎手の1着、2着の結果は「6回目」だという。

 みると、それはすべてG1〜G2の重賞競走であり、2人があまり一緒に乗ることのないG3では1回もない。ここまで行われたJRAのG1、G2競走は48レースなので、ちょうど8分の1は、デムーロ=ルメールのワン・ツーである。武豊騎手が勝ち続けた当時にも、こんな記録はなかったように思える。いまさら絶賛するまでもないが、出負けして最初は流れに乗れなかったクイーンズリングで巧みに進出して勝ったデムーロも、先週10勝もしてみんな絶好調を知りながら、それでも12番人気とどまったシングウィズジョイで「あわや」のシーンを作ったルメールもさすがである。素晴らしい。

 一方、1番人気に支持された昨年の勝ち馬マリアライト(父ディープインパクト)は、1コーナーの不利があってリズムを崩したか、シュンドルボン(父ハーツクライ)と並んで6着入線止まりだった。1コーナーの不利だけが敗因ではなく、レース上がり34秒1の鋭さ勝負になり、稍重の昨年は自身の上がり34秒7で混戦を割り、やっぱり稍重でのパワー勝負になり、上がり36秒3で差し切った宝塚記念とはレースの中身がちがったからだろう。

 たしかに、1コーナーで前が狭くなったマリアライト(蛯名騎手)のロスは非常に大きかった。危険を察知する能力にたけた蛯名騎手が手綱を引いたのは、瞬時の正しい判断と思えるが、そんなにハデに立ち上がるほど狭くなったのか、という見方もあるのは事実で、それぞれに少しずつ異なることを思った1コーナーだった。これはJRAのレース結果を伝えるページで確かめていただくしかない。

 JRAの結果コーナーには、レースリプレイだけでなく、全周パトロールビデオも、1コーナーのパトロールビデオも、このことに関する裁決の判断も載っている。ほとんどのファンのみなさんが何回も何度も再生していることだろう。そのほかの騎手も、多くの関係者も、みんな再生しそれぞれが異なる角度から、さまざまなことを思っているのである。

 裁決レポートは「この件は14番シャルールがわずかに内側に斜行したため、7番マキシマムドパリを介して、2番マリアライトの進路が狭くなって控え、さらにその後方を走行していた6番プロレタリアトの進路が狭くなったものでした。この件については14番シャルールの騎手福永祐一を戒告としました」である。

 わたしは関東のエースである蛯名正義騎手の活躍を尊敬するファンのひとりであり、大きく頼りにしているが、このレースに騎乗していた「ムーア、デムーロ、ルメール」騎手あたりだと、一気に手綱を引いて立ち上がったりはせず、またあの不利が(このレースでは)すべてだったと、そのことだけを敗因にはしないように思う。

 騎手は混戦の馬群に入ったら、たしかに命がけである。だからみんな細心の注意を払っている。G1のビッグレースで最初のコーナーのポジション争いはきびしい。とくに危ない。外から「わずかに内側に斜行し…」と戒告された福永騎手は、少しきびしい寄り方だったかもしれない。

 でも、マキシマムドパリの武豊騎手も、マリアライトの内側にいたミッキークイーンの浜中俊騎手も、マリアライトの蛯名騎手が手綱を引いてバランスを崩しかけたことなど一瞥もせず、まったく何事もなかったように前方をみてレースを進めている。

 いま、騎手界のエース格になった蛯名正義騎手(47)は、もう以前のように不利を必要以上にアピールするような若いころのオーバーアクションがなくなったことはみんな知っている。けれど、今回の裁決の判断は、とっさに危険を察知してマリアライトを引いた蛯名騎手の騎乗を素晴らしいとしながらも、しかし……、であった。オーバーアクションの蛯名正義の名残りはまだ全面的には消えていなかったのだ、と、再三パトロールビデオをみながら考えてしまった。

 マリアライトと、蛯名騎手は、わずかな斜行の被害者である。危険を未然に防いだ。ただし、シャルールの福永騎手は加害騎手というほどでもない。多頭数のG1レースでは、みんな厳しく攻め合うのは当然であり、活躍する蛯名騎手が見えない加害者だったレースは、被害を受けたレースと同数のはずである。興奮のレース直後とはいえ、実は、「あの不利がすべてだった」というトーンの振り返りが物足りなかったのである。

 ミッキークイーンは、ローテーションと決して追い込みタイプに有利ではない1番枠を考慮すれば、もうひとつ伸び切れずの3着は仕方がない。本格化に期待したシュンドルボンは、脚の使いどころが難しすぎるから、最後方近くに下げた時点で望みが消えた。ムーア騎乗で4番人気だったタッチングスピーチは、古馬になった現在は、休み明けは良くないのかもしれない。

selvas2 at 18:49コメント(0) 

2016年11月14日

11月13日の京都11Rで行われた第41回エリザベス女王杯(3歳以上オープン・牝馬、GI、芝・外2200メートル、定量、15頭立て、1着賞金=9300万円)は、ミルコ・デムーロ騎手騎乗の3番人気クイーンズリング(4歳、栗東・吉村圭司厩舎)が勝ち、待望のGI初制覇を果たした。タイムは2分12秒9(良)。

 レースはプリメラアスールが逃げ、メイショウマンボ、パールコード、シングウィズジョイが続く展開。クイーンズリングはスタートの際にスムーズさを欠き、ミッキークイーンとマリアライトを前に見る形で中団のやや後ろの内めを追走した。直線で内から馬群を割って力強く伸びると、4番手から先に抜け出していたシングウィズジョイ(12番人気)をゴール寸前でクビ差で差し切った。中団から外を伸びた昨年の牝馬2冠馬ミッキークイーン(2番人気)が、さらに1馬身1/4離れた3着。連覇がかかっていたマリアライトは6着(同着)に終わった。

 クイーンズリングは、父マンハッタンカフェ、母アクアリング、母の父アナバーという血統。北海道千歳市・社台ファームの生産馬で、馬主は吉田千津氏。通算成績は13戦6勝。重賞は2015年フィリーズレビュー・GII、16年京都牝馬S・GIII、府中牝馬S・GIIに次いで4勝目。吉村圭司調教師、ミルコ・デムーロ騎手はともにエリザベス女王杯初勝利。

 ◆ミルコ・デムーロ騎手「最高です。(自身は)京都のGIを勝つのは初めてで、うれしい。一番強い馬に乗っていましたしね。もうちょっと前に行ってほしかったけど、距離は2200メートルなので大丈夫だと思った。本当に強かった」

selvas2 at 02:00コメント(0) 
11月13日の福島11Rで行われた第52回福島記念(3歳以上オープン、GIII、芝2000メートル、ハンデ、16頭立て、1着賞金=4100万円)は、武士沢友治騎手騎乗の7番人気マルターズアポジー(牡4歳、美浦・堀井雅広厩舎)が、いわき特別(1000万下)→秋風S(1600万下)に続く逃げ切りで3連勝。先行争いを制してマイペースに持ち込み、余裕を持って後続の追撃を振り切って重賞初制覇を飾った。タイムは2分0秒8(良)。

 1馬身1/2差の2着にはゼーヴィント(1番人気)、さらに1馬身3/4遅れた3着にダイワドレッサー(3番人気)が入った。

 福島記念の勝ち馬マルターズアポジーは、父ゴスホークケン、母マルターズヒート、母の父オールドトリエステという血統で、母は2003年フェアリーS・GIIIの勝ち馬。北海道新冠町・山岡牧場の生産馬で、馬主は藤田在子氏。通算成績は17戦6勝。重賞は初勝利。福島記念は、堀井雅広調教師、武士沢友治騎手ともに初勝利。

 2着にゼーヴィント、3着にはダイワドレッサーが入っている。

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2016年11月13日

11月12日の京都11Rで行われた第51回デイリー杯2歳ステークス(2歳オープン、GII、芝・外1600メートル、馬齢、10頭立て、1着賞金=3800万円)は、福永祐一騎手騎乗の2番人気ジューヌエコール(牝、栗東・安田隆行厩舎)が4番手追走から直線鋭く伸びて重賞初制覇。タイムは1分34秒6(良)。手綱を取った福永祐一騎手にとっては今年のJRA100勝の区切りの勝利にもなった。

 クビ差の2着には逃げ粘ったボンセルヴィーソ(8番人気)、さらに半馬身遅れた3着に3番手追走から外めを伸びたサングレーザー(4番人気)。1番人気のタイセイスターリーは中団の後ろを追走したが、伸びを欠き8着に敗れている。

 デイリー杯2歳Sの勝ち馬ジューヌエコールは、父クロフネ、母ルミナスポイント、母の父アグネスタキオンという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、サンデーレーシングの所有馬。通算成績は3戦3勝。重賞初優勝。デイリー杯2歳Sは安田隆行調教師は初優勝、福永祐一騎手は2003年メイショウボーラー、2005年マルカシェンク、2010年レーヴディソールに次いで4勝目。

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11月12日の東京11Rで行われた第21回武蔵野ステークス(3歳以上オープン、GIII、ダート1600メートル、別定、16頭立て、1着賞金=3800万円)は、田辺裕信騎手騎乗の8番人気タガノトネール(セン6歳、栗東・鮫島一歩厩舎)が、好スタートから2番手で終始手応え良くレースを進め、直線では早めにスパート。セーフティーリードを保って押し切り、レコードで完勝。昨年ハナ差2着の雪辱を果たすとともに、チャンピオンズC(12月4日、中京、GI、ダート1800メートル)への優先出走権を獲得した。タイムは1分33秒8(重)。

 1馬身1/4差の2着には中団のやや後ろから差し脚を伸ばした3歳馬ゴールドドリーム(2番人気)、さらに1馬身1/2遅れた3着には、出遅れて最後方を進んだカフジテイク(6番人気)が差を詰めてきた。

 武蔵野Sを勝ったタガノトネールは、父ケイムホーム、母タガノレヴェントン、母の父キングカメハメハという血統で、半弟タガノエスプレッソ(父ブラックタイド)はデイリー杯2歳S・GIIの勝ち馬。北海道新冠町・(有)新冠タガノファームの生産馬で、馬主は八木良司氏。通算成績は38戦8勝。重賞は2015年サマーチャンピオン・交流GIIIに次いで2勝目。武蔵野Sは、鮫島一歩調教師、田辺裕信騎手ともに初勝利。

 ◆田辺裕信騎手「逃げも考えていたけど、主張する馬もいるし、柔軟に対応。上がりが切れる馬ではないから、早めに動き出した。思ったとおり粘り切ってくれたね。時計が出やすい馬場ではあったけど、レコードは立派」

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2016年11月12日

まずはリピーターに注目

 3歳以上のG1になってこれまで20年。2連覇した「メジロドーベル、アドマイヤグルーヴ、英のスノーフェアリー」を中心に、複数回馬券に関係したいわゆるリピーターが、アドマイヤグルーヴと同じく3年連続して絡んだスイープトウショウ、今年はアメリカに遠征したヌーヴォレコルトなど、なんと計「12頭」も存在することに注目したい。

 ほとんどの中距離タイプの古馬牝馬にとって、秋の最大の目標であると同時に、牝馬の頂点を争うようなトップは限られること。また、そういうトップは非常にタフであることを示している。

 まずはリピーターに注目。昨年の勝ち馬マリアライト、3着タッチングスピーチは、無条件に3連複、3連単に入れた方がいいかもしれない。さすがに過去、「1着、12着、17着」のメイショウマンボは苦しいが…。

「前を見ていなかった」事件の2009年以外は、最近10年間、伏兵の台頭はめったになく、その09年をのぞくと、多頭数のG1ではあるが、馬券に関係した「27頭」はすべて7番人気以内。あまりムチャ荒れはないのもポイントだろう。

 リピーターに注目を拡大適用して、昨年は大接戦だったので、0秒2差の7着だったシュンドルボン、0秒3差のクイーンズリングも過去の歴史が伝える有力馬に加えたい。

 シュンドルボンに期待する。昨年は稍重でタフな馬場を得意とするマリアライト(宝塚記念も稍重)の勝ち時計が2分14秒9という総合力勝負。アッゼニ騎手が中団から早めに動いて直線先頭に立ちかけたが、結果的に少し厳しすぎた。

 条件戦を勝ってオープンに格上がりの初戦。初重賞挑戦が、いきなりG1。関西圏への初遠征でもあった。

 今年は、春に早めに動いたルージュバックを差し切るほどパワーアップしている。高速すぎるマイル戦や1800m戦は合わないから、ムラな成績だが、適鞍がないだけのこと。ムラ馬ではない。また、距離不安をささやかれたりするが、ハーツクライ産駒であり、母の父エルコンドルパサーはマリアライトと同じ。体型も寸詰まりではない。素晴らしい状態に仕上がったいまなら、むしろ2200mは適距離の可能性の方が高い。まくって出る公算大のマリアライト、クイーンズリングあたりが動くのを見てスパートしていいだろう。

 前売りオッズを見ると、ぎりぎりセーフの7番人気。単複主力で有力馬に流したい。

selvas2 at 18:29コメント(0) 
シンハライトと血統構成図は非常に良く似た形のディーパワンサ

 デイリー杯2歳Sは1982年から1993年まで11月初旬に組まれていたが、1994年からしばらく10月の中旬に移っていた。

 それがまた2014年から再びデイリー杯2歳Sの方が後に組まれることになった。1996年に牝馬限定の「ファンタジーS」が11月の初旬に創設されて以降、「牝馬」は、ほぼ同時期に行われる2つの重賞のどちらに出走するか、距離1400mと、1600mの適性と、相手関係しだい。しかし、今年は牝馬が「5頭」もいる。

 1996年以降の最多が「3頭」だったから、今年の牝馬はかなり強気な馬が多い。先週のファンタジーSではなく、男馬相手の1600mを選んできたのである。もっとも、ノーザンファームの生産「牝馬」が4頭もいるから、これは断然人気で勝った先週のミスエルテ(父フランケル)を避けての使い分けとみるのが正解だろうが、1600mに注目の牝馬が5頭も出走すると、12月の「阪神JF1600m」の手がかりが増えることになる。

 7月の中京2歳S1600mを1分35秒0。自身の上がり「34秒2-推定1ハロン11秒6」で鮮やかに差し切ったディーパワンサから入りたい。同日、2年間もの休養から立ち直り、2年7か月ぶりに勝ち星を挙げた5歳の大物バンドワゴン(父ホワイトマズル)の1000万特別が1分34秒1(レース上がり34秒3)だった。あの時期の2歳馬のマイル戦とすればレベルは高い。

 420キロ台の小柄な体つきは、今年のオークスを制した近親のシンハライト(父ディープインパクト)と同じ。ディーパワンサの母ポロンナルワ(その母シンハリーズ)は、シンハライトの半姉であり、ディーパワンサの父はディープブリランテ(その父ディープインパクト)なので、シンハライトと、ディーパワアンサの血統構成図は非常に良く似た形になる。

 シンハライトはオークスまでに距離1400mは1戦しか出走しなかったが、ディーパワンサも1400mは1戦で切り上げた、という形を取るのだろう。

 同じく2戦2勝の牝馬ジューヌエコール(父クロフネ)と、マンハッタンカフェの男馬タイセイスターリーが強敵。穴馬は、もう今回が6戦目なので追いかける馬ではないが、追っての味が出てきた牝馬ビーカーリー。使い詰めだが今週の動きが光っていた。

 東京の「武蔵野S」は、前回1800mで58キロをこなしている59キロのモーニン(父へニーヒューズ)向きのダートコンディションか。力馬ではなく高速レースこそベストのダート巧者で、中央の重・不良馬場のダートは快時計で2戦2勝。フェブラリーSのレコード1分34秒0は、かなり強気に動いて自身の前後半バランス「46秒7-47秒3」=1分34秒0。それでもG前いっぱいではなかった。

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2016年11月11日

 今週のエリザベス女王杯は、負担重量で2キロ軽い3歳馬が過去10年で5勝をあげ、4歳馬は3勝、5歳馬が2勝している。6歳馬の勝利はない。外国馬を除けば、勝った3歳馬は全て指数上のランク馬だった。1番人気は過去10年で2勝、2着4回。2番人気馬は1勝、2着3回。1、2番人気馬がそろって連を外したのは10年間で1度だけだ。
 指数上は、前走指数の上位馬の連対率が高い。

 今年は、マリアライト、ミッキークイーン、パールコード、マキシマムドパリ、クイーンズリング、シュンドルボンなどが指数の上位馬たちだ。
 近走の指数の高さと安定感でマリアライトが最上位といえそう。次いでミッキークイーンが続く。

 マリアライトは2走前、宝塚記念の勝ち馬。ドゥラメンテ、キタサンブラック、ラブリーデイなど、牡馬のトップクラスを抑えて堂々の勝利だった。阪神は多少力のいる稍重の馬場で、加えてペースも上がり、先行馬は苦しくなった。逃げたキタサンブラックはゴール寸前までよく粘っていたが、中団からマリアライトの差し脚が決まった。多少展開に恵まれた印象はあるものの、だからといって評価が下がるものでもない。

 休み明けの前走、オールカマーは直線伸びきれずに5着に終わったが、スピード指数は宝塚記念でのパフォーマンスとほぼ同じレベルだった。昨年もオールカマー5着からエリザベス女王杯の勝利につなげており、ステップレースとしては上々だっただろう。有馬記念でも4着、その後も日経賞3着、目黒記念2着もある。牡馬相手に5着以下がなく、着実なレースを続けているわけで、牝馬ながら底力の高さを評価したいと思っている。

 相手の中心にはミッキークイーンを取りたいが、休み明けのうえ、2200の距離は少し長いかもしれない。それなら、負担重量が楽で差し脚の鋭さにつなげられそうな3歳馬パールコード、デンコウアンジュを上位に取るべきだろうか。

 他にマキシマムドパリ、クイーンズリング、シュンドルボン、タッチングスピーチ、プロレタリアト、シングウィズジョイ、プリメラアスールなども連下候補になりそう。

 武蔵野Sはダート重賞戦で、前走指数上位馬たちが中心になっている。
 今年はメイショウスミトモ、モーニン、キングズガード、カフジテイク、タガノトネールなどが指数の上位馬たちだ。

 重賞の実績では、今年2月のG1フェブラリーSを勝ったモーニンが上位だ。59キロの負担重量は少し気になるが、先行力があり大きな問題ではないだろう。3歳時の昨年の武蔵野Sでも3着に好走しており、東京のダートも得意なはず。マイルの瞬発力でも最上位にあり、連軸の中心馬だろう。

 3歳馬ゴールドドリームも連軸候補の1頭だ。中央でのレースは4戦4勝。前走は大井のJDダービーで3着だったが、3歳世代を代表するダート馬だ。マイルの鋭い差し脚が持ち味で、3歳馬の56キロの重量が生きてくるだろう。

 他に、マイルの瞬発力の鋭いタガノトネール、ソルティコメント、ブラゾンドゥリスなどに加え、距離がどうかだが、ノボバカラ、メイショウスミトモ、ワイドバッハなどにも要注意だ。

 福島記念は芝2000メートルのハンデ戦。1番人気馬は過去10年で2勝、2着2回、3着2回。指数上は前走指数上位馬の連対率が高いが、ハンデ戦らしくランク外の馬たちの活躍も目につく。
 今年の指数上位馬は、ケイティープライド、ゼーヴィント、マルターズアポジー、プロフェット、マイネルラクリマ、シャイニープリンス、マーティンボロ、ダイワリベラルなど。57.5キロのマイネルラクリマがトップハンデを背負い、57キロのマーティンボロが続く。

 注目は3歳馬ゼーヴィント。3月に未勝利戦を勝つと、続く福島のG3ラジオNIKKEI賞も1番人気で快勝。前走のG2のセントライト記念でも皐月賞馬ディーマジェスティに食い下がって2着。指数も上昇してきて、いよいよ本格化を思わせるレースだった。
 今年の福島記念はさほど骨っぽい馬も見当たらず、3歳馬ゼーヴィントが中心になるのではないか。

 デイリー杯2歳Sはビーカーリー、ボンセルヴィーソ、ディーパワンサ、ベルカプリ、ジューヌエコールなどが指数上位馬だ。
 スローペース必至のメンバーで、長くいい脚を使って新馬、オープンを連勝してきたディーパワンサを中心にとりたい。

selvas2 at 17:30コメント(0) 
11/13(日)

第41回エリザベス女王杯(GI)京都競馬場・芝2,200m

語り継がれる女王降臨、華麗に可憐に古都を染める。

13日に京都競馬場で行われる、第41回エリザベス女王杯(3歳上・牝・GI・芝2200m・1着賞金9300万円)の枠順が11日確定しました。

昨年の覇者マリアライト(牝5、美浦・久保田貴士厩舎)は2枠2番からのスタートとなりました。
また、昨年のオークス馬ミッキークイーン(牝4、栗東・池江泰寿厩舎)は1枠1番、
昨年の本レース3着馬タッチングスピーチ(牝4、栗東・石坂正厩舎)は5枠8番に入りました。
府中牝馬Sを勝ったクイーンズリング(牝4、栗東・吉村圭司厩舎)は2枠3番、
秋華賞2着のパールコード(牝3、栗東・中内田充正厩舎)は8枠15番となっております。
発走は15時40分。

 ( )内は性齢、騎手・調教師

1-1 ミッキークイーン(牝4、浜中俊・池江泰寿)
2-2 マリアライト(牝5、蛯名正義・久保田貴士)
2-3 クイーンズリング(牝4、M.デムーロ・吉村圭司)
3-4 ヒルノマテーラ(牝5、四位洋文・昆貢)
3-5 メイショウマンボ(牝6、池添謙一・飯田祐史)
4-6 プロレタリアト(牝5、杉原誠人・小島茂之)
4-7 マキシマムドパリ(牝4、武豊・松元茂樹)
5-8 タッチングスピーチ(牝4、R.ムーア・石坂正)
5-9 シングウィズジョイ(牝4、C.ルメール・友道康夫)
6-10 シュンドルボン(牝5、吉田豊・矢野英一)
6-11 デンコウアンジュ(牝3、松山弘平・荒川義之)
7-12 アスカビレン(牝4、松田大作・中尾秀正)
7-13 プリメラアスール(牝4、幸英明・鈴木孝志)
8-14 シャルール(牝4、福永祐一・松永幹夫)
8-15 パールコード(牝3、川田将雅・中内田充正)

※出馬表は主催者発表のものと照合してください。

selvas2 at 08:57コメント(0) 
ゼーヴィント
牡3歳
調教師:木村哲也(美浦)
父:ディープインパクト
母:シルキーラグーン
母の父:ブライアンズタイム
ここに注目!
今春のクラシック路線には間に合わなかったが、前々走のラジオNIKKEI賞で重賞初制覇を達成し、前走のセントライト記念では2着と、現3歳世代でトップクラスの素質馬と言えよう。今回、他世代の馬と初対戦でも、GIII なら主役の座は譲れない。

マイネルハニー
牡3歳
調教師:栗田博憲(美浦)
父:マツリダゴッホ
母:ブライアンハニー
母の父:ナリタブライアン
ここに注目!
平均ペースで逃げ粘った3月のスプリングSは、同世代の強敵が出走していた一戦で、価値ある2着だった。今後、芝・中距離路線での活躍が期待される個性派。持ち味の持続力のあるスピードを武器に、初の重賞タイトルを狙う。

クランモンタナ
牡7歳
調教師:音無秀孝(栗東)
父:ディープインパクト
母:エアトゥーレ
母の父:トニービン
ここに注目!
前々走の小倉記念で、11番人気の低評価を覆して待望の重賞初制覇。7歳と年齢的にはベテランの域に入っているが、まだまだ衰えは感じられない。約2か月半の休養明けとなる今回も、軽視は禁物だろう。

ダイワドレッサー
牝3歳
調教師:鹿戸雄一(美浦)
父:ネオユニヴァース
母:リバティープリント
母の父:スウェプトオーヴァーボード
ここに注目!
まだ重賞勝ちこそないものの、フェアリーS2着、クイーンC4着、ラジオNIKKEI賞2着と、重賞で何度も上位争いを演じた実績を持つ。約3か月半ぶりで臨んだ前走の秋華賞は15着だったが、1度使われた上積みが見込める今回は、一変も可能だろう。

ダイワリベラル
牡5歳
調教師:菊沢隆徳(美浦)
父:ダイワメジャー
母:オレンジジェラート
母の父:トニービン
ここに注目!
芝2000mには約1年2か月ぶりの出走となるが、過去にこの距離で3勝を挙げており、そのうち2勝は今回の舞台となる福島・芝コースでのものだった。コース適性の高さは疑いようがなく、好勝負の期待が高まる。

シャイニープリンス
牡6歳
調教師:栗田博憲(美浦)
父:キングヘイロー
母:ダイタクピア
母の父:リンドシェーバー
ここに注目!
本レースと同じ福島・芝2000mの舞台で行われた4走前のオープン特別・福島民報杯では、2着のヤングマンパワー(その後に関屋記念と富士Sを連勝)に3馬身差をつけて快勝。今回、当時見せた圧巻の走りができれば、勝機も十分だろう。

マーティンボロ
牡7歳
調教師:友道康夫(栗東)
父:ディープインパクト
母:ハルーワソング
母の父:Nureyev
ここに注目!
5歳時の一昨年に中日新聞杯、新潟記念とGIII を2勝した実績馬。新潟記念優勝後は長期休養もあり勝ち星から遠ざかっているが、優勝馬とそれほど差のない競馬を続けており、まだまだ能力に陰りは感じられない。

マルターズアポジー
牡4歳
調教師:堀井雅広(美浦)
父:ゴスホークケン
母:マルターズヒート
母の父:Old Trieste
ここに注目!
全16戦でハナを切ってきた典型的な逃げ馬。今年に入ってから粘り腰に一段と磨きがかかり、現在2連勝中と充実一途だ。昨年のラジオNIKKEI賞で3着に好走した実績があり、今回、オープンクラスへの昇級初戦でも素質は見劣りしない。


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2016年11月10日

マリアライト
牝5歳
調教師:久保田貴士(美浦)
父:ディープインパクト
母:クリソプレーズ
母の父:エルコンドルパサー
ここに注目!
昨年の勝ち馬にコース適性うんぬんの話は必要ないのかもしれないが、基本的には上がりのかかる競馬の方が強いタイプ。スローペースの瞬発力勝負になった時にどうかという不安はある。それでも、主役候補の一頭であることに揺るぎはない。

ミッキークイーン
牝4歳
調教師:池江泰寿(栗東)
父:ディープインパクト
母:ミュージカルウェイ
母の父:Gold Away
ここに注目!
コンパクトな馬体で仕上がりに時間を要するタイプではなさそうだが、2走目の方がより動けるイメージがある馬。調整が遅れ前哨戦を使えなかった分は割り引いて考える必要がありそうだ。当日の気配をしっかりとチェックしたい。

クイーンズリング
牝4歳
調教師:吉村圭司(栗東)
父:マンハッタンカフェ
母:アクアリング
母の父:Anabaa
ここに注目!
昨年の本レースは直線で前が壁になるシーンがあったため、8着という結果だけで芝2200mの距離が合わないと判断するのは早計だろう。ハイペースで心肺能力の高さを競う展開になった昨年の秋華賞で2着。むしろ、スタミナ十分という判断も可能なはずだ。

タッチングスピーチ
牝4歳
調教師:石坂正(栗東)
父:ディープインパクト
母:リッスン
母の父:Sadler's Wells
ここに注目!
夏の札幌からコンスタントにレースを使われて臨んだ昨年の本レースが、勝ち馬マリアライトと同タイムの3着。今年は約4か月半の休み明けでの出走になるが、もともと久々でも力を出せるタイプだけに、十分に優勝のチャンスがありそうだ。

パールコード
牝3歳
調教師:中内田充正(栗東)
父:ヴィクトワールピサ
母:マジックコード
母の父:Lost Code
ここに注目!
500kgを超える雄大な馬格の持ち主なので、スムーズな競馬ができるかどうかで結果が変わってくるタイプだ。もちろん、のびのびと走れる外回りコースの方が合いそうで、フルゲートより少ない頭数が向く可能性もあるだろう。

シャルール
牝4歳
調教師:松永幹夫(栗東)
父:ゼンノロブロイ
母:グレイトフィーヴァー
母の父:Kaldoun
ここに注目!
芝1800mの良績が目立つ馬だが、芝2000mでも〔1・1・1・0〕と好成績。今回、芝2200mは初経験になるが、もともと切れ味よりも持久力で勝負するタイプ。この距離で真価を発揮する可能性が十分に考えられる。

マキシマムドパリ
牝4歳
調教師:松元茂樹(栗東)
父:キングカメハメハ
母:マドモアゼルドパリ
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
昨年の秋華賞3着を筆頭に、京都・芝コースでは〔1・0・4・0〕と3着以内を外していない。3歳時の昨年春に、関東圏への長距離輸送で馬体重を減らしていたことからも、輸送時間の短い京都の方が体調を維持しやすいのだろう。格上挑戦でも侮れない。

アスカビレン
牝4歳
調教師:中尾秀正(栗東)
父:ブラックタイド
母:スウェプトレジーナ
母の父:スウェプトオーヴァーボード
ここに注目!
道中の我慢が利き、末脚を生かす競馬ができた近2走の内容がいい。今回、芝2200mの距離は初めてになるが、以前のような折り合い面の不安を見せなくなっており、十分にこなせると判断していいはずだ。


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ディーパワンサ
牝2歳
調教師:松下武士(栗東)
父:ディープブリランテ
母:ポロンナルワ
母の父:Rahy
ここに注目!
父は、ディープインパクト産駒で初めて日本ダービー(2012年)を制した期待の新種牡馬。祖母シンハリーズは今年のオークス馬シンハライトを輩出しており、母系も活力豊かだ。本馬も、今後の活躍が楽しみな良血馬と言える。

ジューヌエコール
牝2歳
調教師:安田隆行(栗東)
父:クロフネ
母:ルミナスポイント
母の父:アグネスタキオン
ここに注目!
母は現役時代に1000〜1200mの距離で5勝を挙げた快速馬。祖母ソニンクにさかのぼる母系は、2009年の日本ダービー馬ロジユニヴァースを筆頭に数多くの活躍馬を輩出している。本馬も非凡な素質を秘めており、先々まで目が離せない一頭だ。

タイセイスターリー
牡2歳
調教師:矢作芳人(栗東)
父:マンハッタンカフェ
母:スターアイル
母の父:Rock of Gibraltar
ここに注目!
半兄に現役屈指の快速馬ミッキーアイル(父ディープインパクト、一昨年のNHKマイルC優勝)がいる血統背景を持つ。本馬も、デビュー前に栗東坂路で4ハロン51秒2の好時計をマークと卓越したスピードを持っており、能力の高さは折り紙つきだ。

リナーテ
牝2歳
調教師:須貝尚介(栗東)
父:ステイゴールド
母:マルペンサ
母の父:Orpen
ここに注目!
牝馬ということもあり、半兄サトノダイヤモンド(父ディープインパクト、今年の菊花賞優勝)と比べればコンパクトな造りだが、均整のとれた品のある馬体と、しなやかな身のこなしは素質の高さを示すもの。期待の大きい良血馬だ。

サングレーザー
牡2歳
調教師:浅見秀一(栗東)
父:ディープインパクト
母:マンティスハント
母の父:Deputy Minister
ここに注目!
母は現役時代未勝利だったが、妹に2頭の重賞ウイナー(ロフティーエイム、メーデイア)がいる筋の通った血統。父がディープインパクトというスケールの大きい配合の本馬も、先々まで活躍が期待できるだろう。

ベルカプリ
牝2歳
調教師:西浦勝一(栗東)
父:ダイワメジャー
母:ボランス
母の父:Montjeu
ここに注目!
勝ち上がるまでに5戦を要したが、前走(未勝利、京都・芝1600m)の勝ち時計1分33秒7は優秀で、これまで掲示板(5着以内)を外していない安定感も魅力。今回は重賞でもキャリアの浅い馬同士の一戦のため、豊富な経験は強調材料になるだろう。

ボンセルヴィーソ
牡2歳
調教師:池添学(栗東)
父:ダイワメジャー
母:バイモユリ
母の父:サクラローレル
ここに注目!
父は昨年度の2歳リーディングサイヤーに輝き、今年もレーヌミノル(小倉2歳S優勝)を筆頭に数多くの活躍馬を送り出している。本馬は父譲りの筋骨隆々な馬体の持ち主で、高いスピード能力も受け継いでいる印象だ。

サンライズソア
牡2歳
調教師:河内洋(栗東)
父:シンボリクリスエス
母:アメーリア
母の父:スペシャルウィーク
ここに注目!
前走の新潟2歳Sは、パドックでカリカリする面を見せたように、レースを1度経験したことでテンションが上がっていたようだ。この中間は間隔を空けて心身共にリフレッシュが図られており、本来の能力を発揮できれば、重賞でも引けは取らないだろう。


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2016年11月09日

モーニン
牡4歳
調教師:石坂正(栗東)
父:Henny Hughes
母:Giggly
母の父:Distorted Humor
ここに注目!
今年初戦の根岸Sで重賞初制覇を飾ると、続くフェブラリーSも優勝し、GI ホースの仲間入りを果たした。前走のJpnII・日本テレビ盃(船橋・ダート1800m)は、距離にめどを立てる走りで2着。ここを勝ち、弾みをつけて大舞台へ向かいたい。

ゴールドドリーム
牡3歳
調教師:平田修(栗東)
父:ゴールドアリュール
母:モンヴェール
母の父:フレンチデピュティ
ここに注目!
前々走のユニコーンSで重賞初制覇を達成した、現3歳世代屈指のダート巧者。今回は4か月の休み明けだが、帰厩後は本レースに向けて順調に調整が進められており、得意の東京・ダートコースなら、他世代の馬との初対戦でも勝機は十分にあるだろう。

ノボバカラ
牡4歳
調教師:天間昭一(美浦)
父:アドマイヤオーラ
母:ノボキッス
母の父:フレンチデピュティ
ここに注目!
東京・ダートコースで2勝、中京・ダートコースでは今年のプロキオンSを含む2勝をマークと、左回りコースが得意な馬。前走のJpnII・東京盃(大井・ダート1200m、9着)は案外の結果だったが、条件が好転する今回は、巻き返しがありそうだ。

ソルティコメント
牡4歳
調教師:藤沢和雄(美浦)
父:Smart Strike
母:Salty Response
母の父:Cozzene
ここに注目!
東京・ダート1600mで目下3連勝中と、抜群のコース適性を誇る一頭。今回5か月余りの休養明けで仕上がりがポイントだが、本レースを目標に定めて乗り込みはすこぶる順調に進んでいる様子だ。4連勝での重賞初制覇を目指す。

カフジテイク
牡4歳
調教師:湯窪幸雄(栗東)
父:プリサイスエンド
母:テイクザケイク
母の父:スキャン
ここに注目!
前走のオープン特別・グリーンチャンネルC(東京・ダート1400m)では、上がり3ハロン34秒4(推定)の末脚を駆使して大外一気の強襲劇を披露。申し分のない内容で勝利を飾った。今回は重賞でさらに相手が強化されるが、磨きをかけた末脚で初タイトルを狙う。

キングズガード
牡5歳
調教師:寺島良(栗東)
父:シニスターミニスター
母:キングスベリー
母の父:キングヘイロー
ここに注目!
ここまで21戦して7勝、2着6回、3着6回と、3着内率90%を超える安定感が大きなセールスポイントだ。距離はダート1400mがベストで、今回はダート1600mへの対応が鍵だが、相手なりに走れる持ち味を生かして、上位進出を目指す。

ブラゾンドゥリス
牡4歳
調教師:尾形和幸(美浦)
父:ノボジャック
母:ブライアンズソノ
母の父:マヤノトップガン
ここに注目!
ここまで東京・ダート1600mでは〔3・2・1・0〕と3着以内を外したことがなく、抜群のコース適性を示している。今回は、約3か月半の休み明けに加えて重賞初挑戦になるが、魅力ある存在だ。

タガノトネール
せん6歳
調教師:鮫島一歩(栗東)
父:ケイムホーム
母:タガノレヴェントン
母の父:キングカメハメハ
ここに注目!
昨年の本レースでは、勝ち馬のノンコノユメとハナ差の2着に好走。また、今年の根岸S4着、フェブラリーS6着(勝ち馬と0秒5差)など、強敵相手に善戦した経験は豊富だ。今回、すんなりと先行できれば、残り目は十分だろう。


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2016年11月08日

佐々木主浩オーナーの馬運はすごい

 秋シーズン最大の出世レースにふさわしく、快勝したのは4歳馬シュヴァルグラン(父ハーツクライ)だった。これで最近10年のアルゼンチン共和国杯の勝ち馬は、8頭までが4歳馬。ハンデ戦ながら、4歳から勝ち馬出現パターンの連続となった。

 トップハンデ馬として4歳馬が勝ったのは、このレースがハンデ戦になった1984年以降、2000年マチカネキンノホシ(57.5キロ)2010年トーセンジョーダン(57キロ)につづいて史上3頭目であり、トーセンジョーダンはのちに天皇賞・秋、アメリカJCC、札幌記念を制している。58キロで勝ったシュヴァルグラン(ジャパンC予定)のこのあとの活躍は約束されたに近い。

 ハーツクライ産駒の成長力には定評があるが、ハーツクライは今年2016年の「2歳種牡馬総合ランキング」でも現在2位に浮上する絶好調サイアーでもある。

 母の父に登場するマキャベリアン(父ミスタープロスペクター)のタフな影響力にも定評があり、直系サイアーラインはストリートクライを経て大きく広がると同時に、日本ではホワイトウォーターアフェア産駒の「アサクサデンエン、スウィフトカレント、ヴィクトワールピサ」を筆頭に、3代母にグロリアスソングを持つハルーワスウィート産駒の「ヴィルシーナ、シュヴァルグラン、ヴィブロス」など、母の父として登場した際にもきわめて大きな存在である。

 昨年末に1600万下を脱出し、今春からオープン入りしたシュヴァルグランは、キタサンブラックの天皇賞・春0秒2差3着など、古馬のオープンで【2-1-1-1】。今回、58キロを背負って、初コースの東京で「1分15秒5-(6秒4)-1分11秒5」=2分33秒4というスローの2500mを上がり33秒7で鋭く伸びて快勝の内容を考えると、東京2400mのジャパンCでは、天皇賞・春→宝塚記念で連敗しているキタサンブラック逆転も十分に可能だろう。

 ゴール寸前で2着に押し上げたアルバート(父アドマイヤドン)は、休み明けのためかスタートもう一歩。道中は前のシュヴァルグラン、人気のモンドインテロ(父ディープインパクト)を見て進む位置だったが、予想以上の超スローのなか、自在型とはいえ予定よりだいぶ後方の位置取りになってしまったのが誤算か。直線に向いてシュヴァルグラン、同じく佐々木主浩オーナーのヴォルシェーブ(父ネオユニヴァース)に少し挟まれるようになったあと、坂上から2頭の間を割って突っ込んだが、勝ち馬に半馬身だけ及ばなかった。だが、半年ぶりでこの内容なら、勝ったシュヴァルグランとともに十分ジャパンCで通用する。これで2400〜2500mは【2-1-0-2】。平坦巧者の多い一族だが、東京の芝コース【3-1-2-3】。距離もコースにも不安はない。

 佐々木主浩オーナーの馬運はすごい。とくに友道調教師と、所有馬の将来を見据えた出走ローテーションに対しての信頼関係は強力。脚部不安で約1年半も休んでいた5歳ヴォルシェーブは、ようやく立ち直って条件戦を勝ったあと、ここが古馬になって初の重賞挑戦だった。期待通り、あとちょっとでシュヴァルグランとの「1着〜2着」独占が実現するところだった。5歳ヴォルシェーブは12月の「金鯱賞」に向かう予定。

 1番人気のモンドインテロは、この日、神がかりのC.ルメール騎手が騎乗機会8R連続連対中(土曜日から通算10R連続)とあって、途中から1番人気に躍り出た。1番枠から終始好位のインキープに出たが、スローで馬群が固まったため、最後までインから抜けだせなかったのが不利だった。インが伸びる芝コンディションではなかったから、バラけていればルメール騎手は少し外に回りたかったかもしれない。最終レースを多分に祭り上げられた形の単勝2.6倍にまでなったペプチドウォヘッドで勝ったルメール騎手は、これで今年JRA156勝(土日で10勝)。トップ独走とみえた戸崎圭太騎手の157勝に並びかけるところまで一気に追いついてきた。年末まで競り合ってくれると、ファンも助かることが多くなるはずである。

 伏兵陣では、6歳になって去勢手術をされたフェイムゲーム(父ハーツクライ)が、今回はちょっと細いように映ったが最後はインから鋭く伸びて勝ち馬と0秒4差。上がり33秒7だった。来季は7歳になるが、ここまで再三の休みをはさんで22戦しただけ。もともと息長く活躍する一族でもあり、もうひと花は十分に可能だろう。

 ムリ筋は承知で単騎逃げに注目した7歳クリールカイザー(父キングヘイロー)は、意外性を発揮するまでに至らず7着止まり。途中でペースアップするくらいの厳しい先行を期待したが、望外の超スローの単騎逃げになって、逆にわざわざ失速覚悟で動く必要がなくなってしまった。

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2016年11月07日

11月6日の東京11Rで行われた第54アルゼンチン共和国杯(3歳以上オープン、GII、芝2500メートル、ハンデ、15頭立て、1着賞金=5700万円)は、福永祐一騎手騎乗の2番人気シュヴァルグラン(牡4歳、栗東・友道康夫厩舎)が制し、今年のGII阪神大賞典に次ぐ重賞2勝目を挙げた。次走はジャパンC(11月27日、東京、GI、芝2400メートル)を予定している。タイムは2分33秒4(良)。

 レースはクリールカイザーが逃げ、2番手にムスカテール。6番手につけていたモンドインテロが直線でクリールカイザーをかわして一旦先頭に立ったが、シュヴァルグランが外から一気に脚を伸ばして差し切った。中団のやや後ろから伸びてきたアルバート(4番人気)が1/2馬身差の2着。後方から追い込んだヴォルシェーブ(3番人気)がさらにアタマ差の3着だった。1番人気モンドインテロは4着。

 ◆福永祐一騎手「休み明けで少し気負い、58キロの斤量も背負っていましたが、着差以上に強い内容でした。妹(ヴィブロス=今年の秋華賞1着)に先にGIを取られてしまいましたけど、この馬もGIに向けていいレースができたと思います」

 アルゼンチン共和国杯を勝ったシュヴァルグランは、父ハーツクライ、母ハルーワスウィート、母の父マキアヴェリアンという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主はプロ野球、大リーグで“魔神”として活躍した佐々木主浩氏。通算成績は15戦6勝。アルゼンチン共和国杯は、友道康夫調教師は2007年アドマイヤジュピタに次いで2勝目、福永祐一騎手は初勝利。

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 11月6日の京都11Rで行われた第7回みやこステークス(3歳以上オープン、GIII、ダート1800メートル、別定、16頭立て、1着賞金=3800万円)は、松若風馬騎手騎乗の4番人気アポロケンタッキー(牡4歳、栗東・山内研二厩舎)が、中団追走から早めに仕掛けて出る積極的なレース運び。まくり気味に直線入り口で先頭に立つと、息の長い末脚で押し切って重賞初勝利。チャンピオンズC(12月4日、中京、GI、ダート1800メートル)の優先出走権を獲得した。タイムは1分50秒1(良)。

 クビ差の2着にはゴール前猛追をみせたグレンツェント(1番人気)、さらに3/4差遅れた3着が内から伸びたロワジャルダン(7番人気)。

 みやこSを勝ったアポロケンタッキーは、父ラングフール、母ディキシアナデライト、母の父ゴーンウエストという血統。米国生産馬で、馬主はアポロサラブレッドクラブ。通算成績は17戦7勝。重賞は初勝利。みやこSは、山内研二調教師、松若風馬騎手ともに初勝利。

 ◆松若風馬騎手「内で包まれる形は嫌だったので、4コーナーは外々を回る形になりましたが、できるだけ自分から動いていくレースをしました。エンジンが掛かってから、手応えよく最後までしぶとく脚を使ってくれました。まだ若くて伸びしろも十分ですし、今後もっと成長していくと思います」

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2016年11月06日

C.ルメール騎手が6日、東京10R(晩秋S)をモズライジンで制し、JRA新記録となる騎乗機会10連続連対を達成した。

 同騎手は5日の東京10Rで2着に入ったのを皮切りに、11Rで1着、6日2〜4Rで1着、5Rで2着、7R〜10Rで1着となり、これまで武豊騎手、岩田康誠騎手、M.デムーロ騎手が記録していた騎乗機会9連続連対を上回る新記録を達成した。

 また、連続連対はその後の東京11R(アルゼンチン共和国杯)で途切れたものの、最終12Rでペプチドウォヘッドに騎乗して再び優勝し、この日8勝目をマーク。武豊騎手が2002年12月7日の阪神競馬で達成した記録に並んだ。

■C.ルメール騎手の5日東京10R以降の騎乗成績

11月5日(土)東京
10R ノベンバーS ラヴィエベール 2着
11R 京王杯2歳S モンドキャンノ 1着

11月6日(日)東京
02R 2歳未勝利 クインズコースト 1着
03R 2歳未勝利 サクレエクスプレス 1着
04R 2歳新馬 オールドベイリー 1着
05R 2歳新馬 パルフェクォーツ 2着
07R 3歳上500万下 ラーリオ 1着
08R 3歳上1000万下 サーブルオール 1着
09R 百日草特別 アドマイヤミヤビ 1着
10R 晩秋S モズライジン 1着
11R アルゼンチン共和国杯 モンドインテロ 4着
12R 3歳上1000万下 ペプチドウォヘッド 1着

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11月5日の京都11Rで行われた第21回ファンタジーステークス(2歳オープン・牝馬、GIII、芝・外1400メートル、馬齢、12頭立て、1着賞金=2900万円)は、川田将雅騎手騎乗の1番人気ミスエルテ(栗東・池江泰寿厩舎)が直線大外から鋭く伸びて快勝。タイムは1分21秒8(良)。スタートのタイミングが合わず、最内枠から1馬身ほどのビハインド。12頭立ての10番手を慌てず進み、直線は大外から一頭だけ違う脚いろで伸びて危なげなく前をとらえた。これで無傷の2連勝。フランケル産駒のJRA重賞初勝利をあげた。

 ◆川田将雅騎手「ゲートの中で、横を向いた瞬間にゲートが開いたので、想定していたのとは違う競馬になりました。でも結果的にいい経験ができてよかったと思います。調教でも動かしたことがなくて、動かそうとしたときに、本人も『何するんだ』という感じでしたが、直線はわかって動いてくれました。最後も無理はしていません」

 1馬身1/4差の2着には逃げ粘ったショーウェイ(12番人気)、さらにアタマ差遅れたの3着に最後方から脚を伸ばしたディアドラ(3番人気)。

 ミスエルテは、父フランケル、母ミスエーニョ、母の父プルピットという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、(有)サンデーレーシングの所有馬。通算成績は2戦2勝。重賞初勝利。ファンタジーSは、池江泰寿調教師は初優勝。川田将雅騎手は2009年タガノエリザベートに次いで2勝目。

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11月5日の東京11R、第52回京王杯2歳S(2歳オープン、GII、芝1400メートル、13頭立て、1着賞金=3800万円)は、クリストフ・ルメール騎手騎乗の3番人気モンドキャンノ(牡、栗東・安田隆行厩舎)が制し、重賞初制覇を果たした。タイムは1分21秒9(良)。

 スタートがひと息のモンドキャンノだったが、二の脚が速く道中は鞍上が行く気をなだめるほどの前向きな走り。中団の後ろから楽な手応えで直線の坂を駆け上がると、先に抜け出したレーヌミノル(1番人気)の外に馬体を併せ、1/2馬身差で競り落としてゴール。さらに3馬身差の3着にディバインコード(4番人気)が入った。

 モンドキャンノは、父キンシャサノキセキ、母レイズアンドコール、母の父サクラバクシンオーという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、ユアストーリーの所有馬。通算成績は3戦2勝。安田隆行調教師、クリストフ・ルメール騎手はともに京王杯2歳S初勝利。

 ◆クリストフ・ルメール騎手「ゴールまで頑張って走ってくれました。引っ掛かったけど、馬の後ろに入れたので4コーナーではリラックス。そのあと息が入りました。直線の反応もよかった。距離は1400メートルがちょうどいいけど、今後リラックスできれば1600メートルもいける」

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ブランク前と遜色ない気配

 11月になり世代交代がどんどん進んでいる。長丁場のハンデ戦だから、タフなベテランの好走があっても不思議はないのに、ときたま6歳馬の台頭があるだけで、7歳以上のベテランホースの連対は歴史を振り返っても無いに等しい。

 ただ、傾向は傾向。過去は過去。7歳クリールカイザー(父キングヘイロー、母の父サッカーボーイ)の巻き返しに期待する。

 6歳春から7歳の今春まで1年間の長い脚部難での休養のあとは、大事を取って坂路主体の調教に切り替えた。もともと攻め駆けするタイプではないから、気は焦っても慣れない坂路の動きは目立たなかったが、前回あたりから動き良化。今回は楽々と最後12秒0で珍しく鋭く伸びた。浮つきがなくなりブランク前と遜色ない気配に戻っている。

 父キングヘイローの万能型というより、どの距離がベストなのかわからない点は、そのまま産駒に反映されて難しいことが多いが、クリールカイザーは母の父サッカーボーイの影響を受け明らかにタフなステイヤータイプ。ナリタトップロード、ヒシミラクル、ゴーゴーゼット(AR共和国杯)などに伝えたスタミナは、母の父となっても影響力を失わず、タフな天皇賞(春)馬マイネルキッツを送り出した。

 一昨年、一度途中でハナを奪われながら、再度先頭に立ってこの重賞を2分30秒9で2着は、時計以上に渋い好走だった。流れが合えばあのレースの再現は可能。現在の東京の芝は高速ではないから、スパートのタイミングしだいでは再現以上もありそうに思える。

 故障する前の昨年1月、テン乗りでアメリカJCCを勝った田辺騎手とのコンビに戻っている。ここ3戦は体調一歩とあって結果は出ていないが、前回のオールカマーは早め早めに来られて、ゴールドアクターの0秒3差の4着だった。デキは今回の方がずっといい。田辺騎手なら、変幻自在のペース単騎の逃げもある。速い脚がないのは百も承知。途中からペースアップするような形もあり得る。離してしまえば、だれもペースは分からなくなるのが、最近の長距離戦である。

 人気で手を出す7歳馬ではないが、マークの緩みそうな人気薄を期待したい。

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2016年11月05日

前走のレベルは非常に高い

 ふつう来期のクラシックに直結する2歳重賞ではないが、近年では10年のグランプリボス(のちに朝日杯FS、NHKマイルCなど)、リアルインパクト(安田記念など)、09年エイシンアポロン(マイルCSなど)を輩出するスピード重賞。

 今年は、函館2歳Sのレヴァンテライオン、2着モンドキャンノ、小倉2歳Sのレーヌミノルの対決になった。

 だいたいはこの先も追いかけるタイプではないことも多いが、注目の1頭レヴァンテライオンは距離延びての成長力がある可能性が高い。

 父パイオニアオブザナイル(その父エンパイアメーカーは5年間の供用のあとUSAに熱望されて帰国)は、昨15年、37年ぶりに誕生したUSAの3冠馬アメリカンファラオの父として評価急上昇となった。母の父はゴーストザッパー(父オーサムアゲン)。レヴァンテライオンはふつうに考えればダート向きの可能性が高いが、函館2歳Sは、レースレコードの1分09秒2。開催最終日ながら、クリスマスの2歳コースレコードをも更新している。同日の古馬1000万特別が1分08秒8なので2戦目の2歳馬とすると非常にレベルは高い。

 アンブライドルド産駒のエンパイアメーカーはまったく短距離型ではなく、フェデラリスト(中山記念、中山金杯)のように芝をこなす産駒もいた。また、ケンタッキーダービー2着のパイオニアオブザナイルは下級条件の芝8.5ハロンを1分41秒5で勝った星もある。母の父ゴーストザッパーは、2004年、たまたま今週行われるBCクラシック(ダート10F)を、1分59秒02の快レコードで輸入種牡馬ロージズインメイを3馬身も離して勝っている。

 レヴァンテライオンは平坦コースの短距離だから芝をこなした可能性もあるが、坂のある東京で、小倉2歳Sをレースレコードと0秒1差の快時計で独走したレーヌミノル以下を倒すようだと、どうみてもスプリンターではないだろうから、展望は大きく広がる。距離延びてもっと強くなるだろうと…。

 中心は、例によって2歳種牡馬ランキングの首位を走るダイワメジャー産駒の快速系レーヌミノルとした。母の父タイキシャトル。祖母プリンセススキーは現在のホープフルSのもともとの前身にあたる12月の「距離1600mのラジオたんぱ杯3歳牝馬S」を10番人気で差し切ったマイラータイプだった。だいたいこの2歳重賞は近年、決まってスローで展開する。あのモーリスがムーア騎手で出遅れて勝負にならなかった2013年も、超スローだった。行く馬有利である。

 距離1400mなら前回、1000m通過56秒1で行って、最後11秒9の直線で2着を6馬身も離したレーヌミノルのスピード能力がフルに生きると考えるが、人気に差があるようなら大物の可能性があるレヴァンテライオンから入る手もありそうである。

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2016年11月04日

アルゼンチン共和国杯は、過去の指数が高い馬や、平均指数上位馬が連軸の中心になっている。
1番人気馬は過去10年で3勝、2着1回、3着1回と振るわないものの、2、3番人気馬があわせて5勝をあげている。トップハンデ馬は10年間で2勝。

今年の前走指数上位馬は、アルバート、クリールカイザー、ムスカテール、ワンアンドオンリーなど。
過去の指数などで、シュヴァルグラン、フェイムゲーム、マイネルメダリスト、ショウナンバッハ、ヴォルシェーブなどが上がってくる。

2500メートル戦とはいえ、極端なスローペースはなさそうで、距離をこなすスタミナに加え、中団からの差し脚が求められるだろう。

スタミナのいる距離適性から、4歳馬シュヴァルグランが中心になりそう。
3000の阪神大賞典を勝ち、続く3200の天皇賞(春)で3着と、スタミナは十分。
前走、宝塚記念は9着に終わったが、案外、距離が短かったのかもしれない。
2400メートルは3勝、2着1回と適性を示しており、2500メートルのアルゼンチン共和国杯も十分にこなせるはずだ。少し気になるのは、過去10年、2着が2度あるものの、58キロのハンデを背負って勝った馬はいないこと。ただ、成長の過程にある4歳馬なら、クリアできる課題なのではないか。

シュヴァルグランに立ちはだかりそうなのが、フェイムゲーム、アルバート、モンドインテロなどの距離適性が高くスタミナのある馬たち。
長くいい脚に懸けるヴォルシェーブにショウナンバッハ。軽量のハンデを生かしたいトレジャーマップ。先行して粘れるマイネルメダリストなどが穴候補だ。

ダートの重賞みやこSは、平均指数や前走指数上位馬が連軸の中心。
今年は、グレンツェント、アスカノロマン、ラニ、ロワジャルダン、アポロケンタッキー、インカンテーション、カゼノコなどが指数の上位馬だ。

指数の高さと安定感からは、アスカノロマン、アポロケンタッキー、カゼノコなどが連軸の中心になりそう。
負担重量を考えると58キロを背負うアスカノロマン、カゼノコより、56キロのアポロケンタッキーのほうがレースはしやすいだろう。
前走、ブラジルCでは先行したものの、直線脚をなくして8着だったが、指数はさほど悪くはなかった。
調子落ちもなさそうだし、巻き返しに期待したい。

気になるのはUAE、アメリカで戦ってきた3歳馬のラニ。
帰国初戦となった前走、東京のブラジルCではいきなり高指数で3着に好走して、ここでも上位を狙えるレベルを示した。差し脚もしっかりとしており、3歳馬の勢いを買う手もあるだろう。

京王杯2歳Sの1番人気馬は、過去10年で1勝、2着1回、3着2回と信頼に応えていない。指数上位馬も苦戦続きだ。
今年の指数上位はレーヌミノル、レヴァンテライオン、モンドキャンノ、タイムトリップ、ドウディ、ディバインコード、ダイイチターミナル、ダノンハイパワーなど。

とりわけ、前走、小倉2歳Sを勝った牝馬レーヌミノルの指数が高い。馬なりで4コーナー手前で先頭に立つと、あとは後続馬を引き離す一方で、2歳世代のトップ指数を記録したレースだった。1400メートルの距離がどうかだが、前走も行きたがって先頭に立ったわけではなく、控えてのレースもできるはず。

函館2歳Sを勝ったレヴァンテライオン、2着のモンドキャンノを相手の筆頭に取りたいが、スローペースで長くいい脚を使えるコウソクストレート、ジョーストリクトリ、タイセイブレーク、ディバインコード、ドウディなどにもチャンスはあるだろう。

2歳牝馬のファンタジーS。
今年はブラックオニキス、ドロウアカード、ディアドラ、クインズサリナ、メイショウカリンなどが指数の上位だ。

スローペース必至で差し脚比べ。スローペースの差し脚が鋭いのはミスエルテ、ゴールドケープ、ヤマカツグレース、メイショウカリンなど。
注目はミスエルテ。マイルの新馬戦は直線も持ったまま、鞭を使わず楽に抜け出して大楽勝のレースだった。


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グレンツェント
牡3歳
調教師:加藤征弘(美浦)
父:ネオユニヴァース
母:ボシンシェ
母の父:Kingmambo
ここに注目!
前走のレパードSを快勝し、初の重賞タイトルを手中に収めた素質馬だ。今回は初の他世代の馬との対戦で試金石の一戦になるが、ダートのレースではここまで6戦4勝、2着1回、3着1回と安定感抜群で、大崩れは考えづらい。

アスカノロマン
牡5歳
調教師:川村禎彦(栗東)
父:アグネスデジタル
母:アスカノヒミコ
母の父:タバスコキャット
ここに注目!
今年1月の東海Sを優勝すると、フェブラリーSでは3着に善戦。その後もアンタレスS2着→平安S制覇と、5歳を迎えて大きな地力アップを示した。ここまで京都・ダートコースでは5勝を挙げており、コース適性は抜群だ。

ラニ
牡3歳
調教師:松永幹夫(栗東)
父:Tapit
母:Heavenly Romance
母の父:Sunday Silence
ここに注目!
今春はUAE→アメリカと海外遠征に挑んだ。帰国初戦となった前走のオープン特別・ブラジルC(東京・ダート2100m)は、反応の鈍さを感じさせる走りで3着に敗れたが、1度使われた上積みが見込める今回は、本領発揮が期待される。

ロワジャルダン
牡5歳
調教師:戸田博文(美浦)
父:キングカメハメハ
母:アグネスショコラ
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
前走のオープン特別・ラジオ日本賞(中山・ダート1800m)は、直線のひと伸びを欠いて3着だったが、出走馬中で最も重い58kgの別定重量が響いた印象だ。昨年の本レースでは鮮やかな差し切り勝ちを決めており、連覇の可能性は十分だろう。

キョウエイギア
牡3歳
調教師:矢作芳人(栗東)
父:ディープスカイ
母:ローレルアンジュ
母の父:パラダイスクリーク
ここに注目!
前走のシリウスSは、約2か月半の休養明けに加えて他世代の馬との初対戦もあったのか8着に敗れたが、この中間は栗東坂路で4ハロン50秒台の好タイムをマークしており、体調面の不安はなさそうだ。十分に巻き返しが可能だろう。

モンドクラッセ
牡5歳
調教師:清水英克(美浦)
父:アグネスデジタル
母:クッキーキティ
母の父:ラグビーボール
ここに注目!
今夏のオープン特別・大沼S(函館・ダート1700m)を1分41秒7のコースレコードで快勝するなど、ダートで見せるスピードは一級品。今回も、先手を取る自分の形に持ち込むことができれば、押し切るシーンがありそうだ。

インカンテーション
牡6歳
調教師:羽月友彦(栗東)
父:シニスターミニスター
母:オリジナルスピン
母の父:Machiavellian
ここに注目!
一昨年の本レース優勝馬で、昨年のフェブラリーSでも2着に好走と、実績十分な一頭。今回は約9か月半ぶりの実戦で仕上がりがポイントになるが、気性的には間隔が空いても力を出せるタイプ。いきなりの好走がありそうだ。

アポロケンタッキー
牡4歳
調教師:山内研二(栗東)
父:Langfuhr
母:Dixiana Delight
母の父:Gone West
ここに注目!
今春にオープン特別2勝を含む3連勝をマークし、本格化を遂げた。前走のオープン特別・ブラジルC(東京・ダート2100m、8着)は最後の直線で伸び脚を欠いたが、この一戦だけで見限るのは早計だろう。


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シュヴァルグラン
牡4歳
調教師:友道康夫(栗東)
父:ハーツクライ
母:ハルーワスウィート
母の父:Machiavellian
ここに注目!
4歳を迎えた今年、日経新春杯2着→阪神大賞典1着→天皇賞(春)3着と芝・中長距離の重賞路線でブレークを果たした。前走の宝塚記念は9着に敗れたが、さらなる飛躍が期待される素質馬と言えるだろう。

フェイムゲーム
せん6歳
調教師:宗像義忠(美浦)
父:ハーツクライ
母:ホールオブフェーム
母の父:アレミロード
ここに注目!
2014年の本レースをはじめ重賞4勝を挙げ、昨年の天皇賞(春)では2着と、今回の出走馬の中では上位の実績を誇る。6歳を迎えた今年もダイヤモンドS2着で地力健在を示しており、今回さらなる重賞タイトルの上積みを狙う。

アルバート
牡5歳
調教師:堀宣行(美浦)
父:アドマイヤドン
母:フォルクローレ
母の父:ダンスインザダーク
ここに注目!
4歳時の昨年に、4連勝でステイヤーズSを制して重賞ウイナーの仲間入り。今春も日経賞4着→天皇賞(春)6着と、現役トップクラスを相手に大きな差のない競馬を見せた。今回、約半年ぶりの実戦でも主役級の評価が必要になるだろう。

モンドインテロ
牡4歳
調教師:手塚貴久(美浦)
父:ディープインパクト
母:シルクユニバーサル
母の父:ブライアンズタイム
ここに注目!
成長に合わせて無理のないローテーションでレースを使われ、一戦ごとにステップアップを遂げている新星だ。今回は3か月の休み明けだが、順調な仕上がりを見せており、同舞台で0秒2差の5着だった前々走・目黒記念以上の走りが期待できるだろう。

ハギノハイブリッド
牡5歳
調教師:松田国英(栗東)
父:タニノギムレット
母:ハッピーペインター
母の父:トニービン
ここに注目!
前走のオープン特別・アイルランドT(東京・芝2000m)で、3歳時の京都新聞杯以来約2年5か月ぶりに勝利の美酒を味わった。もともと素質は一級品。きっかけをつかんだ今回、連勝で2つ目の重賞タイトル奪取なるか、注目だ。

ヴォルシェーブ
牡5歳
調教師:友道康夫(栗東)
父:ネオユニヴァース
母:ヴェイルオブアヴァロン
母の父:Thunder Gulch
ここに注目!
脚部不安で約1年4か月に及ぶ長期休養を余儀なくされたが、今年7月に戦列復帰後は2→1着と、ブランクを感じさせない走りを見せている。今回はオープンクラスへ再昇級後の初戦となるが、潜在能力の高さはここでも引けを取らない。

ワンアンドオンリー
牡5歳
調教師:橋口慎介(栗東)
父:ハーツクライ
母:ヴァーチュ
母の父:タイキシャトル
ここに注目!
一昨年のダービー馬で、昨年と今年はUAEの国際G1・ドバイシーマクラシック(メイダン・芝2410m)で3、5着の成績を残した。一昨年秋の神戸新聞杯以降は2年以上勝利から遠ざかっているものの、底力は侮れない。

クリールカイザー
牡7歳
調教師:相沢郁(美浦)
父:キングヘイロー
母:スマイルコンテスト
母の父:サツカーボーイ
ここに注目!
昨春から今春にかけて1年近い休養があったが、戦列復帰後は、3走前の目黒記念(15着)を除けば掲示板(5着以内)を確保している。7歳でも大きな衰えは感じられず、持ち前の先行力を生かせる展開になれば、出番がありそうだ。


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2016年11月03日

 11月3日(祝・木)の川崎競馬11Rで行われた第16回JBCクラシック(交流GI、3歳上オープン、選定馬、定量、ダート・左2100メートル、14頭立て、1着賞金=8000万円)は、GI初挑戦だった2番人気のアウォーディー(牡6歳、栗東・松永幹夫厩舎)が武豊騎手に導かれて快勝した。昨秋に芝からダートへ転向して以降、無傷の6連勝で、うち重賞は5連勝。タイムは2分15秒3(重)。

 レースはサミットストーンがハナを奪い、ホッコータルマエが2番手を追走した。5〜6番手につけていたアウォーディーは3コーナーから外を回って徐々に進出。4コーナーでホッコータルマエ、コパノリッキーと先頭で並ぶ形となってから脚を伸ばし、内で粘るホッコータルマエ(3番人気)に3/4馬身差をつけて競り勝った。3着はさらに1馬身差でサウンドトゥルー(5番人気)。ノンコノユメ(4番人気)は4着で、アドマイヤドン、ヴァーミリアンに次ぐ史上3頭目の3連覇を目指したコパノリッキー(1番人気)は5着だった。

 ◆武豊騎手「状態はよかったので、シンプルにレースを進めようと思いました。非常に乗りやすい馬で、いい感じで走っていましたね。素質を感じていた馬でGIを勝てたのはすごくうれしいです。次はJRAのGIを勝てるように頑張ります」

 JBCクラシックの勝ち馬アウォーディーは、父ジャングルポケット、母ヘヴンリーロマンス、母の父サンデーサイレンスという血統。鹿毛。米国・ノースヒルズマネジメントの生産馬で、前田幸治氏の所有馬。通算成績は32戦10勝(うち地方3戦3勝)。重賞は2015年GIIIシリウスS、16年交流GIII名古屋大賞典、GIIIアンタレスS、交流GII日本テレビ盃に次いで5勝目。松永幹夫調教師はJBCクラシック初勝利。武豊騎手は05年タイムパラドックス、07、08、09年ヴァーミリアン、10、11年スマートファルコン、15年コパノリッキーに次いで8勝目。なお、松永幹夫調教師は騎手時代の01年に騎手としてレギュラーメンバーを初代王者に導いている。

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 11月3日(祝・木)の川崎競馬10Rで行われた第16回JBCスプリント(交流GI、3歳上オープン、選定馬、定量、ダート・左1400メートル、12頭立て、1着賞金=6000万円)は、ミルコ・デムーロ騎手騎乗で3番人気のダノンレジェンド(牡6歳、栗東・村山明厩舎)が、最内1番枠から終始手応えよくレースを進めて悠々と逃げ切り勝ちを収め、昨年2着のリベンジを果たすともにGI初勝利を挙げた。タイムは1分27秒2(重)。2、3番手を進んでいたベストウォーリア(1番人気)がインからしぶとく脚を伸ばし、3馬身差の2着。さらに5馬身差の3着にコーリンベリー(4番人気)が入った。

 JBCスプリントの勝ち馬ダノンレジェンドは、父マッチョウノ、母マイグッドネス、母の父ストームキャットという血統。黒鹿毛。米国生産馬で、(株)ダノックスの所有馬。通算成績は30戦14勝(うち地方14戦9勝)。重賞は2014年GIIIカペラS、15年交流GIII黒船賞、交流GIII東京スプリント、交流GIIIクラスターC、交流GII東京盃、16年交流GIII黒船賞、交流GIII北海道スプリントC、交流GIIIクラスターCに次いで9勝目。JBCスプリントは、村山明調教師、ミルコ・デムーロ騎手ともに初勝利。

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 11月3日(祝・木)の川崎競馬9Rで行われた第6回JBCレディスクラシック(交流GI、3歳上オープン、牝馬、選定馬、定量、ダート・左1600メートル、13頭立て=ララベルが競走除外、1着賞金=4100万円)は、昨年の覇者で蛯名正義騎手騎乗のホワイトフーガ(4歳、美浦・高木登厩舎)が好位から抜け出す横綱相撲で単勝2.2倍の1番人気に応え、2011、12年のミラクルレジェンドに次ぐ史上2頭目の連覇を果たした。タイムは1分41秒3(重)。

 レースはブルーチッパーが逃げ、2番手に初ダートのレッツゴードンキという展開。3番手につけていたホワイトフーガは、4コーナーでハナで並んだレッツゴードンキ(4番人気)を直線で引き離し、1馬身1/2差をつけてトップでゴールを駆け抜けた。3着には、さらに4馬身離れてトーセンセラヴィ(6番人気)が入った。2番人気のトロワボヌールは5着。

 JBCレディスクラシックの勝ち馬ホワイトフーガは、父クロフネ、母マリーンウィナー、母の父フジキセキという血統。芦毛。北海道浦河町・梅田牧場の生産馬で、西森鶴氏の所有馬。通算成績は16戦8勝(うち地方9戦5勝)。重賞は2015年交流GII関東オークス、交流GI・JBCレディスクラシック、交流GIIITCK女王盃、16年交流GIIIスパーキングレディーCに次いで5勝目。JBCレディスクラシックは、高木登調教師は2015年ホワイトフーガに次いで2勝目、蛯名正義騎手は初勝利。

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