2017年02月

2017年02月28日

2月26日の中山11Rで行われた第91回中山記念(4歳上オープン、GII、芝1800メートル、別定、11頭立て、1着賞金=6200万円)は、M.デムーロ騎手騎乗のネオリアリズム(牡6歳、美浦・堀宣行厩舎)が制し、重賞2勝目を挙げた。鞍上のM.デムーロ騎手は今月7度目のメイン勝ち。


 またしてもミルコだ!3番人気のネオリアリズムが今年の始動戦をモノにした。道中は3番手の内で我慢。3角で上昇してきたマイネルミラノがハナに立つと、逃げたロゴタイプが下げたため2番手へ。直線では力強い伸びを見せ、今年からG1に昇格した大阪杯(4月2日・阪神)の優先出走権を得た。2着は8番人気のサクラアンプルール。3着には7番人気ロゴタイプが入った。

 ミルコ・デムーロ騎手は「内枠を気にしたが、いいスタートを切っていい位置へ。引っ掛かる馬だから遅いペースは良くない。3番手ぐらいで考えていた」とプラン通りの内容に満足そう。鞍上は土曜阪神のアーリントンCをペルシアンナイトで制しており、今週は土日重賞ジャックに成功。2月はメーンレース8戦7勝、重賞5勝の大活躍となった。

selvas2 at 00:30コメント(0) 

2017年02月27日

2月26日の阪神11Rで行われた第61回阪急杯(4歳以上オープン、GIII、芝・内1400メートル、別定、12頭立て、1着賞金=4100万円)は、幸英明騎手騎乗の7番人気トーキングドラム(牡7歳、美浦・斎藤誠厩舎)が重賞初挑戦でV。高松宮記念(3月26日、中京、GI、芝1200メートル)の優先出走権を獲得した。タイムは1分21秒4(良)。2着にヒルノデイバロー(4番人気)、3着にナガラオリオン(12番人気)が入り、3連単は248万3180円の好配当となった。

 レースは重賞最後の騎乗となった武幸四郎騎手のカオスモスが逃げ、テイエムタイホー、シュウジ、ブラヴィッシモが続く展開。中団のやや後ろを追走していたトーキングドラムは、直線で最内からグングンと脚を伸ばして先頭に立つと、追撃したヒルノデイバローをアタマで退けた。後方から伸びたナガラオリオンがさらに2馬身差の3着。1番人気だったシュウジは直線で伸びを欠いて8着に終わり、出遅れた2番人気ロサギガンティアは9着だった。

 トーキングドラムは父キングカメハメハ、母トランシーフレーズ、母の父サンデーサイレンスという血統・北海道日高町・下河辺牧場の生産馬で、馬主は下河辺美智子氏。通算成績は21戦5勝。阪急杯は、斎藤誠調教師は初勝利。幸英明騎手は2007年のエイシンドーバー(1着同着)に次いで2勝目。

selvas2 at 00:30コメント(0) 

2017年02月26日

東京競馬場にあるJRA競馬博物館で「競馬と鉄道展」を開催することになりました! 今、開かれている「うまたびumatabi〜競馬場への招待〜」の関連展示。その案内リーフレットや博物館のホームページに表記があるので、お気づきの方もいらっしゃるはずです。

 実はこれ、私が企画を持ちかけて実現しました。1年半ほど前、週刊競馬ブックに、競馬場と鉄道駅の関係についての記事を寄稿したのがきっかけでした。

 ご存知のように、競馬と鉄道の間には切っても切れない深い縁があります。何しろ多くの競馬ファンが鉄道を使って競馬場に通っているわけですからね。その関係をあれこれ調べていたらおもしろくなっちゃって、事ここに至った次第です。開催期間は4月22日(土)から8月27日(日)まで。詳しい内容は近くなったらまたご案内しますが、ぜひご来場いただきますようお願いいたします!

 さて、ここからはちょっとマニアックな話。競馬と鉄道の関係を調べているうちに、新たに見つかったことがいろいろあります。とくに、馬券発売を認める競馬法が成立する前、明治から昭和初期にかけての競馬に関して、次々に“新事実”が見つかりました。

 例えば、1906年(明治39年)に開催された總武牧場臨時競馬會。千葉の松戸競馬場で行われたこの競馬は今の中山競馬のルーツにあたるものですが、実は、上野・不忍池競馬の興行主が仲間割れを起こし、2つに分かれたグループのうちの一派が始めたものだったそうです。もう一派の千代田競馬會は、今の足立区千住大橋近くで競馬を開催。ところがこちらは、馬券発売が地元警察に認められず、あっという間に解散を命じられてしまいました。もしこの千住競馬が続いていて、松戸競馬がダメになっていたら、今の中山競馬はなかったかもしれません。

 また、1922年(大正11年)11月に全國競馬大會、翌23年1月に日本民衆競馬大會と銘打った競馬が、いずれも東京・洲崎埋立地の小栗飛行場で行われていました。いろいろ調べてみると、同飛行場は、アメリカの飛行学校を卒業し飛行教官となった小栗常太郎という人が、1920年に洲崎で開校した小栗飛行学校の飛行場。その平らな土地を利用して競馬が開催された、と思われます。

 ちなみに、競馬開催の新聞広告には「入舟町停留所下車」とあったので、これをもとに調べると、その場所はどうやら今の江東区塩浜2丁目付近、JR京葉線が地下から地上へ出てくるあたり、だったようです。

 なんていうことを発見してしまうと、そのまた先のことを調べたくなる。どうも私は、日本競馬史の深みの中にハマっちゃったような気がします。

selvas2 at 08:50コメント(0) 
ビッグレース前のひと叩きのレースではない

 もう良く知られるように、中山の1800mこそベストのスペシャリストの時代ではなくなりつつある。ヴィクトワールピサ、ジャスタウェイ、ドゥラメンテ、リアルスティールなどの歩んだ「中山記念→ドバイシリーズ」路線の重要なステップレースに変化している。と同時に、今年からG1に昇格した「大阪杯」の最重要な前哨戦にもなり、さらには香港のクイーンエリザベス二世Cを展望する馬にも、日程の合うステップレースでもある。

 前哨戦だからといって、ビッグレース前のひと叩きのレースでもない。結果を出さなければ、次の目標に進めない危険もある。長い歴史を持つ伝統の中山記念は、距離体系の変化と、もともと芝のこの距離にはG1レースが組まれていないことも関係し、中距離型にとってはG2の格付け以上に春シーズンの重要な1800mになりつつある。

 昨年のこのレースを追い込んでドゥラメンテの首差2着しているアンビシャスから入りたい。G1競走【1-3-0-3】のリアルスティールには実績で少し見劣り、対戦成績も1勝2敗だが、今回はリアルスティールが58キロに対し、1キロ軽い57キロ。リアルスティールが戸崎騎手のテン乗りになるのに対し、アンビシャス=ルメールのコンビは【3-2-0-0】。昨年先着しているこの中山記念なら、互角以上だろう。

 リアルスティールも、アンビシャスも、ネオリアリズムも、出走距離を1600〜2000mに絞って短縮しながら成功しているが、アンビシャスにはまだこれから距離の幅が進展する可能性がある。父ディープインパクトはそれこそさまざまな活躍馬を輩出しているが、アンビシャスの母方は欧州のタフな中距離〜長距離色が濃いファミリー。ここまでの最長出走距離は2200mだが、本物になると2400m級も平気でこなせる可能性がある。

 母の父はエルコンドルパサー。4代母にも、3代母にも凱旋門賞馬レインボウクエストが一度ならず配されて、祖母カルニオラがレインボウクエスト産駒なら、3代母カーニバルスピリットは、凱旋門賞馬ソーマレズ(父レインボウクエスト)の半姉にあたるというややこしい図式である。

 展開の読みは難しいが、先手を主張して不思議ないのが、内枠のネオリアリズム、マイネルミラノ。外のクリールカイザーもすでに8歳の春、いまさら下げても意味がない。思い切って気合を入れ、先手を主張するかもしれない。スローにはならず、1800mらしい平均ペースか。差すアンビシャスに不利はないと思える。

 ここ2戦はマイルのネオリアリズム(父ネオユニヴァース)は、1800mになって本来のしぶとさがフルに生きるだろう。馬券は、同馬をアンビシャスの相手筆頭にしたい。

selvas2 at 08:46コメント(0) 
2月25日の阪神11Rで行われた第26回アーリントンカップ(3歳オープン、GIII、芝・外1600メートル、別定、12頭立て、1着賞金=3800万円)は、ミルコ・デムーロ騎手騎乗の1番人気ペルシアンナイト(牡3歳、栗東・池江泰寿厩舎)が重賞初制覇。タイムは1分34秒1(良)。道中は抜群の手応えで中団の後ろを追走。直線であっさり抜け出し、ゴール前も余裕たっぷりの手応えで後続を突き放した。

 「とてもうれしい。前走(シンザン記念3着)は少し馬場が悪くて、直線でもスペースがなかった。きょうはスムーズに外に出せていい脚を使ってくれた」とミルコ・デムーロ騎手。2月5日の東京新聞杯・GIII(ブラックスピネル)、12日の京都記念・GII(サトノクラウン)、19日のフェブラリーS・GI(ゴールドドリーム)に続いての4週連続重賞勝利で目下、ノリノリ状態だが、「去年も同じ感じだったけれど、その後に(皐月賞で)騎乗停止になったから気をつけたい」と気持ちを引き締めるシーンも。

 3馬身差の2着には大外から追い込んだレッドアンシェル(6番人気)、さらに1馬身3/4離れた3着に好位追走から内めを伸びたディバインコード(3番人気)。

 アーリントンカップを勝ったペルシアンナイトは、父ハービンジャー、母オリエントチャーム、母の父サンデーサイレンスという血統。北海道安平町・追分ファームの生産馬で、馬主は(株)G1レーシング。戦績は5戦3勝。重賞初勝利。アーリントンCは、池江泰寿調教師は初優勝。ミルコ・デムーロ騎手は2016年レインボーラインに次いで2勝目。

selvas2 at 08:43コメント(0) 
image

多摩動物公園のベニコンゴウインコ。
美しい。
きちんとお客さんの声を聞いている。

selvas2 at 00:30コメント(0) 

2017年02月25日

幸四郎騎手が引退の今週

 次週は「弥生賞」「チューリップ賞」。したがって、この1600m重賞はクラシック路線から少し離れかけている。14年のミッキーアイルを筆頭に、15年ヤングマンパワー、13年コパノリチャードなど、マイル以下をベストとする勝ち馬が誕生することが多いが、のちに天皇賞・秋など重賞【4-5-1-7】だった12年ジャスタウェイも勝ち馬に名を連ねれば、昨16年の勝ち馬レインボーラインは秋に菊花賞を2着してみせた。

 なぜか、最近は勝ち馬以外は大成しない厳しい重賞だが、阪神の1600mはあまりマイラータイプにこだわる必要はないかもしれない。

 今週で騎手生活にピリオドを打つ武幸四郎騎手(38)のミラアイトーンは思われている以上に人気を集めること必至。ちょうど20年前、デビュー週の初勝利がオースミタイクーンのマイラーズCだった。その日、中山競馬場の「弥生賞」を勝ったランニングゲイルの表彰式に向かおうとしていた武豊騎手は、阪神の「マイラーズC」をターフビジョンでみて、大笑いして喜んでいる。

 幸四郎騎手が引退の今週、「アーリントンC」も、日曜の「阪急杯」も同じレースに一緒に騎乗する。最後の週に重賞制覇があって、また武豊騎手が笑顔で称えるなら、日曜のカオスモスはさすがに苦しい気がするから、きょうのミラアイトーンかもしれない。オースミタイクーンは、ジェネラスの半弟という大変な血統馬だったが、ミラアイトーンの父ロンロは、オーストラリアでG1レース11勝を含む35戦【26-3-2-4】の名馬であり、その父オクタゴナル(3代父は英ダービー馬サーアイヴァー)は、豪州のG1を10勝もし28戦【14-7-1-6】の歴史的な名馬である。日本で活躍したロンロ(1998)産駒は少ないが、幸四郎騎手の快走は、時代も父系も同じ日本の「サンデーサイレンス→ディープインパクト」に匹敵する「オクタゴナル→ロンロ」の父系の名を一気に高めるかもしれない。

 などといいながら、Mデムーロのペルシアンナイト(父ハービンジャー)の巻き返しに期待したい。母オリエントチャームの全兄は、急死したゴールドアリュール。さらに母の弟にはゴールスキーもいるダート巧者の多いニキーヤ(父ヌレイエフ)一族に、父ハービンジャー。種牡馬ハービンジャーは昨16年の全日本ダート限定サイアーランキング87位にとどまる芝向き種牡馬である。

 ペルシアンナイトはここまで芝【2-1-1-0】。意外性のある馬が勝つことが珍しくないアーリントンCを勝てるようだと、どうも期待ほどのエース級を送れないでいる種牡馬ハービンジャーの、代表産駒の1頭になるかもしれない。

selvas2 at 00:30コメント(0) 

2017年02月24日

 中山の開幕週は、芝1800メートルの中山記念がメイン。過去10年をみると、平均指数の上位馬を中心に、比較的、指数上位馬が活躍しているレースだ。1番人気は過去10年で3勝、2着1回のみ。

 今年はネオリアリズム、アンビシャス、ヴィブロス、ロゴタイプ、ツクバアズマオー、ヌーヴォレコルト、マイネルミラノなどが指数の上位馬だ。

 比較的底力が問われるレースのようで、前2走内でG1戦を使っていた馬たちが、過去10年で8勝をあげている。また、近走、2000メートル以上の距離で鋭い差し脚を使ってきた馬が連軸の中心になっている。
 その2つの条件から絞り込むと、リアルスティール、アンビシャスが有力馬として浮上してくる。

 リアルスティールは、秋の天皇賞2着の後、ジャパンカップでは2番人気に推されたが結果は5着。適距離は昨年のドバイターフでの勝利を含めて(3110)の1800メートルのようで、長くても2000メートルまでだろう。距離の合わなかったジャパンカップでの5着は、むしろよく頑張ったといえるだろう。中山記念は昨年4歳時に3着に好走しており、適距離の1800メートルで、リアルスティールの強さを見せてくれるのではないか。

 アンビシャスは前走、秋の天皇賞で4着だった。1800メートル戦は(1221)だが、昨年のこのレースで2着に好走している。今回、手綱を取るルメール騎手とは相性が良く、これまで(3200)とパーフェクト連対中。逆転があるかもしれない。

 4歳牝馬のヴィブロスも気になるところ。54キロの軽量だけに、差し脚の鋭さを生かして一気の浮上もありそう。他では、逃げるマイネルミラノの逃げ残り。ロゴタイプ、ネオリアリズムなどの先行、前残りにも要注意だろう。

 阪急杯は阪神内回りの1400メートル戦。
 今年は、ミッキーラブソング、ヒルノデイバロー、ダイシンサンダー、ロサギガンティア、テイエムタイホー、トーキングドラム、メドウラークなどが指数の上位馬だ。

ペースが上がるとは思えないし、開幕週の阪神コースで良馬場予想なら、先行馬に有利な展開だろう。
 先行力があり、差し脚もしっかりとしているのは、ロサギガンティア、ミッキーラブソング、トーキングドラム、シュウジなどだ。

 なかでもロサギガンティアが連軸の中心になりそう。前走の阪神カップではスタートで出遅れ、先行できず5着だったが、上がりタイムは最速で、阪神カップを勝ったシュウジと同タイムの34秒8だった。普通にスタートできていれば、勝ち負けになったはずで、ここは改めて巻き返しに期待したい。

 3歳重賞アーリントンCは、前走指数上位馬が中心だ。
 今年の指数上位馬は、ディバインコード、ヴゼットジョリー、キョウヘイ、ペルシアンナイト、リンクスゼロ、ミラアイトーン、レヴァンテライオンなど。

 阪神の外回りのマイル戦だけに、スローペース必至で、長く使える差し脚が問われるレースだ。差し脚からはヴゼットジョリー、ペルシアンナイト、ミラアイトーン、キョウヘイなどが有力馬として上がってくる。

 2走前、2000メートル戦を好指数で4着のミラアイトーンは底力がありそう。前走は余力十分で快勝しており、差し脚も上位で、連軸向きだろう。

 前走、シンザン記念を後方一気の差し脚で勝ったキョウヘイにも注目したい。シンザン記念は重馬場でペースも速かったこともあって、展開がはまったという見方もできるが、2走前の差し脚を見れば、良馬場でもやれるのではないか。

 阪神開幕週の良馬場なら、シンザン記念は馬場が合わず、直線で前が詰まる不利もあったペルシアンナイトの快走もある。差し脚の鋭さで最上位の牝馬ヴゼットジョリーも勝てる力はあるだろう。

selvas2 at 18:46コメント(0) 
アンビシャス
牡5歳
調教師:音無秀孝(栗東)
父:ディープインパクト
母:カーニバルソング
母の父:エルコンドルパサー
ここに注目!
昨年の産経大阪杯を制した際には、キタサンブラック(2着)、ショウナンパンドラ(3着)、ラブリーデイ(4着)などのGI ホースたちを完封。芝の中距離ではトップクラスの実力を誇る一頭だ。今回は約4か月ぶりの休養明けとなるが、気性的に間隔が空いても力を出せるタイプだ。

ヴィブロス
牝4歳
調教師:友道康夫(栗東)
父:ディープインパクト
母:ハルーワスウィート
母の父:Machiavellian
ここに注目!
前走の秋華賞を優勝してGI ホースの仲間入りを果たした。410kg台の小柄な馬体だが、切れ味は文句なく一級品で勝負根性も非凡。全姉には2013年、2014年のヴィクトリアマイルを連覇したヴィルシーナがおり、血統面からも注目の一頭だ。

リアルスティール
牡5歳
調教師:矢作芳人(栗東)
父:ディープインパクト
母:ラヴズオンリーミー
母の父:Storm Cat
ここに注目!
3歳時には皐月賞2着、日本ダービー4着、菊花賞2着の実績を残し、4歳時の春にはドバイターフ(G1、メイダン・芝1800m)を制覇。距離の融通性は高いが、本来は芝の中距離がベストだろう。予定されているUAE遠征へ弾みをつけるためにも、ここは重要な一戦だ。

ヌーヴォレコルト
牝6歳
調教師:斎藤誠(美浦)
父:ハーツクライ
母:オメガスピリット
母の父:スピニングワールド
ここに注目!
2014年のオークス優勝後も活躍を続け、2015年の本レースを優勝。さらに海外にも積極的に遠征し、2015年の香港C(G1、シャティン・芝2000m)2着、2016年のレッドカーペットH(G3、デルマー・芝2200m)優勝等、芝中距離路線でのトップクラスの一頭だ。

ロゴタイプ
牡7歳
調教師:田中剛(美浦)
父:ローエングリン
母:ステレオタイプ
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
2013年の皐月賞を優勝後は3年以上勝利から遠ざかっていたが、2016年の安田記念を逃げ切って復活をアピール。中山・芝コースは重賞3勝をしている相性抜群の舞台で、衰えを見せないベテランホースは、ここでも上位進出の力を十分に秘めている。

サクラアンプルール
牡6歳
調教師:金成貴史(美浦)
父:キングカメハメハ
母:サクラメガ
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
前々走の1600万下・美浦S(中山・芝1800m)を快勝してオープンクラス入りを果たすと、前走のオープン特別・白富士S(東京・芝2000m)でも2着に好走。トップホースたちとの対戦は今回が初めてだが、本格化ムードにある今なら好勝負の可能性もあるだろう。

ツクバアズマオー
牡6歳
調教師:尾形充弘(美浦)
父:ステイゴールド
母:ニューグランジ
母の父:Giant's Causeway
ここに注目!
前走の中山金杯で重賞初制覇を達成。以前はスタートに不安を抱えていたが、最近は精神面が成長して解消されている。特に中山・芝コースでは安定感があり、ここは重賞連勝のチャンスと言えるだろう。

ネオリアリズム
牡6歳
調教師:堀宣行(美浦)
父:ネオユニヴァース
母:トキオリアリティー
母の父:Meadowlake
ここに注目!
昨夏には同厩舎のモーリス(2着)を破って札幌記念を優勝すると、3か月の休み明けで臨んだマイルチャンピオンシップでは3着に好走した。着実に地力強化を果たしており、自在性がある脚質も魅力。今後さらなる飛躍が見込める一頭だ。


selvas2 at 00:30コメント(0) 

2017年02月23日

シュウジ
牡4歳
調教師:須貝尚介(栗東)
父:キンシャサノキセキ
母:カストリア
母の父:Kingmambo
ここに注目!
昨秋のスプリンターズS(4着)以来、約2か月半ぶりに出走した前走の阪神Cを優勝。今回も約2か月の間隔を取っての出走になるが、大型馬でも休み明けを苦にしないタイプで、直前にしっかりと追い切りを消化できていれば、その能力は信頼できるはずだ。

ロサギガンティア
牡6歳
調教師:藤沢和雄(美浦)
父:フジキセキ
母:ターフローズ
母の父:Big Shuffle
ここに注目!
今年で6歳。キャリアを十分に積み、競走馬として完成の域に入ったと言える。昨年は5戦を消化したが、馬体重の増減の幅がわずかに6kgしかなかった。関西遠征も慣れたもので、今回も前走の阪神C(5着)同様の状態で出走できそうだ。

ヒルノデイバロー
牡6歳
調教師:昆貢(栗東)
父:マンハッタンカフェ
母:デック
母の父:Go for Gin
ここに注目!
昨年の阪急杯(8着)は、勝ったミッキーアイルから0秒3差。ただ、18頭のフルゲートだった昨年と違い、今年は特別登録の時点で14頭となっている。追い込み脚質ゆえ馬群の外を回る格好となりやすいだけに、これは歓迎材料と言えるだろう。

ミッキーラブソング
牡6歳
調教師:橋口慎介(栗東)
父:キングカメハメハ
母:コイウタ
母の父:フジキセキ
ここに注目!
前走のオープン特別・ニューイヤーS(中山・芝1600m、8着)では、約1年ぶりの1600m戦ということもあり、栗東・CWコースでの調教も取り入れた。今回はいつも通り坂路がメインでの調整。このパターンなら約1か月半ぶりのレースでも上手く仕上がりそうだ。

トーキングドラム
牡7歳
調教師:斎藤誠(美浦)
父:キングカメハメハ
母:トランシーフレーズ
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
京都・芝のマイル戦あたりの条件が合うということで、4戦連続で京都・芝コースに出走。関西遠征に対する適応力はすでに証明しているが、阪神・芝コースは今回が初出走となる。これまでと勝手が違う可能性があり、当日の気配には注意したいところだ。

ブラヴィッシモ
牡5歳
調教師:須貝尚介(栗東)
父:Fastnet Rock
母:メイキアシー
母の父:Sadler's Wells
ここに注目!
短期放牧明けだった前走のシルクロードS(9着)は、プラス12kgの514kgで出走。デビュー以来の最高体重で、寒い時季だったことを考えれば太かったようだ。休養明け2戦目の今回、うまくシェイプアップされているかに注目したい。

ムーンクレスト
牡5歳
調教師:本田優(栗東)
父:アドマイヤムーン
母:ビューティーコンテスト
母の父:Singspiel
ここに注目!
デビュー当初は450kg台の馬体重だったが徐々に馬体に実が入り、今では470kg台にまで成長。力強さが加わってきた現状なら、直線に坂のある阪神・芝コースの方が合うかもしれない。力の要する馬場コンディションに良績を残している点も魅力の一つだ。

ダイシンサンダー
牡6歳
調教師:須貝尚介(栗東)
父:アドマイヤムーン
母:イチゴイチエ
母の父:マンハッタンカフェ
ここに注目!
全5勝のうち4勝を京都・芝コースでマークしているが、阪神・芝コースでは勝ち星がないだけに、コース替わりを克服できるかがポイントになる。昨年夏にオープンクラス入りした後は、ワンパンチ欠けるレースが続いているが、このレースをきっかけにその流れを断ち切りたいところだ。


selvas2 at 00:30コメント(0) 

2017年02月22日

ヴゼットジョリー
牝3歳
調教師:中内田充正(栗東)
父:ローエングリン
母:フレンチビキニ
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
今年の3歳牝馬は近年まれに見るハイレベルと言われているが、本馬も前走の阪神ジュベナイルフィリーズで休み明けながら5着に入り、ポテンシャルの高さを証明した。クラシック本番へ向け、ここできっちりと結果を出して弾みをつけたい。

ペルシアンナイト
牡3歳
調教師:池江泰寿(栗東)
父:ハービンジャー
母:オリエントチャーム
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
母は、ゴールドアリュール(2002年のJRA賞最優秀ダートホース)の全妹にあたり、2005年の秋華賞で4着に入った活躍馬。本馬も血統的な裏付けは十分で、非凡な潜在能力を秘めている。

レッドアンシェル
牡3歳
調教師:庄野靖志(栗東)
父:マンハッタンカフェ
母:スタイルリスティック
母の父:Storm Cat
ここに注目!
パドックでテンションが上がりやすく、レース当日の落ち着きは鍵になるが、一戦ごとに体重を増やしており、馬体面の成長は明らか。強敵にもまれた前走の朝日杯フューチュリティS(8着)の経験を糧に、さらなる飛躍を果たしたい。

キョウヘイ
牡3歳
調教師:宮本博(栗東)
父:リーチザクラウン
母:ショウナンアネーロ
母の父:ダンスインザダーク
ここに注目!
前走のシンザン記念を勝って、現3歳世代が初年度産駒となる父に種牡馬として初の重賞タイトルをプレゼントした。父譲りのスピードを瞬発力に転化した本馬も、今後の活躍から目が離せない。

ディバインコード
牡3歳
調教師:栗田博憲(美浦)
父:マツリダゴッホ
母:ツーデイズノーチス
母の父:ヘクタープロテクター
ここに注目!
一戦ごとにレースを覚え、デビューから20kg増えた馬体重が示す通り、心身ともに着実な成長をたどっている。ここまでの5戦全てで3着以内と安定感を見せており、今回も上位争いが濃厚だ。

ミラアイトーン
牡3歳
調教師:池江泰寿(栗東)
父:Lonhro
母:タイタンクイーン
母の父:Tiznow
ここに注目!
半兄に現オープン馬のストロングタイタン(父Regal Ransom)がおり、2014年のセレクトセール当歳馬セッションにおいて6912万(消費税込み)で取引された良血馬。見映えのする好馬体で高い潜在能力を秘めており、重賞でも引けは取らないだろう。

スーパーモリオン
牡3歳
調教師:浅見秀一(栗東)
父:Archarcharch
母:Joyous Appeal
母の父:Devil His Due
ここに注目!
ダート向きの血統背景を持つ馬で、前走の500万下・ごぎょう賞(中京・ダート1200m)で2勝目をマーク。芝への適性は未知数で、1600mへの距離延長も課題となるが、卓越したスピードとパワーを武器に、上位進出を狙う。

ジョーストリクトリ
牡3歳
調教師:清水久詞(栗東)
父:ジョーカプチーノ
母:ジョーアラマート
母の父:キングヘイロー
ここに注目!
昨年に初年度産駒がデビューした父は、数少ない産駒の中からオープン特別勝ちのマイネルバールマンを輩出し、優れたスピードを伝えている。父の評価を高めるためにも、本馬にかかる期待は大きい。


selvas2 at 00:30コメント(0) 

2017年02月21日

2000m級も楽にこなすエースに育ってもらおう

 上位人気馬の票数は接近したが、「種牡馬ゴールドアリュール、18日に心臓疾患で急死」の報が加わり、2番人気に浮上した産駒ゴールドドリームの鮮やかな差し切りが決まった。

 流れが予想以上に速くなったとはいえ、1分35秒1(レースの前後半46秒2-48秒9)は、こと良馬場の現コースでは、2010年のエスポワールシチー(父ゴールドアリュール)の1分34秒9などに次ぐ好時計である。

 力強く伸びて差し切ったのは、それは4歳ゴールドドリーム自身の高い能力だが、流れが速いとみるや中団で少しなだめるように進出を待ち、余力十分と判断すると前がせまくなる危険を回避すべく、モーニンやベストウォーリアの外に出して一気にスパートした鞍上の好騎乗が光った。M.デムーロはこれでフェブラリーS【2-1-1-1】である。不良馬場の高松宮記念(コパノリチャード)や、ヴィクトワールピサのドバイWC(AWトラック)など、デムーロはほかの騎手よりタフな競馬が合うイメージもある。最近はちょっと好不調の波が大きすぎるようなところがなくもないけれど…。

 前回のチャンピオンズC12着は、武蔵野Sから中2週でテンションが高くなりすぎて集中力を欠いたため、あえて前哨戦を使わなかった陣営の今回のローテーションも大正解だった。きびしい流れの東京1600mのフェブラリーSには、たまたま…の勝ち馬などいない。一段と層が厚くなり、昨年4歳馬としてレコード勝ちしたモーニン(父ヘニーヒューズ)、2着に突っ込んだ4歳ノンコノユメ(父トワイ二ング)でさえ、ちょっと停滞するとすぐに評価が下がってしまうのが現在のダート界トップクラスの勢力図である。まだ【5-2-1-1】のゴールドドリームにはさらにパワーアップし、2000m級も楽にこなすエースに育ってもらおう。

 父ゴールドアリュール(父サンデーサイレンス)は、2003年のフェブラリーSの勝ち馬。「2010年のエスポワールシチー、2014年、2015年のコパノリッキー、そして2017年のゴールドドリーム」がその後継勝ち馬となった。すばらしい能力と特徴の伝達である。

 ゴールドドリームの5代母スペシャル(父フォルリ、母ソング)は、ダートも大歓迎だった近年の名馬エルコンドルパサーの5代血統表に3回も登場する「スペシャル=リサデル全姉妹クロス」の主役であり、日本の生産界に多大な貢献を果たしたエルコンドルパサーとゴールドドリームは同じファミリー出身。エルコンドルパサーの3代母がリサデルである。

 2月18日に急逝した種牡馬ゴールドアリュール(18歳。父サンデーサイレンス)は、2004年から2017年シーズンの種牡馬生活で、圧倒的なダート巧者を送りつづけている。初年度の産駒が4歳に達した2009年以降、全日本のダート競馬限定サイアーランキングは、昨2016年まで「2・2・2・2・2・1・2・1」位である。今年もここまで1位。今春5頭の交配をこなしたところで急死してしまったが、まだデビューしていない世代が4世代(2歳、1歳、0歳。来季18年生まれはごく少数)も残っている。

 ここまでに種牡馬登録されている後継馬は、スマートファルコン(16年の新種牡馬ランキングのダート限定部門1位)エスポワールシチー(初年度産駒は今年2歳デビュー。血統登録59頭)、テラザクラウド(同。2頭)の3頭にとどまるが、今年のフェブラリーSのゴールドドリーム。14、15年の勝ち馬コパノリッキー。クリソライト…。さらにはこの日、ヒヤシンス賞を勝って4戦4勝となったエピカリスなど、後継種牡馬候補はいくらでもいる。「ゴールドアリュール系」から、やがてドバイWC・ブリーダーズC・ケンタッキーダービー・ペガサスWCなど、世界のビッグレースに挑戦する逸材が出現するかもしれない。

 ベストウォーリア(父マジェスティックウォリアーは、2016年の春は日本で供用)は、またまた2着惜敗。これでダートの重賞レース5連続2着となってしまった。G1の2着が9回もありながら、とうとう勝てなかった少し以前のシーキングザダイヤ(父ストームキャット。種牡馬として日本→USA→チリ)を思わせたが、ベストウォーリアは南部杯(Jpn1)を2勝している。

 負けたとはいえ、7歳になってもまったく能力減がないことを示したから、同じ2着惜敗でも価値の高い2着である。ゴールドドリームの完勝かと思えたゴール前200m、そこからベストウォーリアはあきらめることなくもう一回伸びた。1600mは十分に守備範囲だが、1400mの方がもっと合う印象もある同馬に、(芝もそうだが)距離1400mにG1級のビッグレースがないのはちょっと残念な距離体系だろう。ダートの距離1400m自体は、公営の競馬場でもJRAでも珍しくないが、小回りのコース形態からして、多くは枠順の有利不利が生じすぎるから、重要レース設定が難しい。また、距離1400m(7ハロン)は国によって属する区分が異なる距離でもある。

 予測を上回って1番人気になったカフジテイク(父プリサイスエンド)は、直線外から懸命に追い込んだが0秒1差の3着。騎乗した津村明秀騎手は、「うまいポジションを確保できなかったのは、完全に僕のミスです」と悲嘆したが、この流れでもっと前の、たとえば後方4〜5番手から追走となったら、東京ダートで「5戦連続」となった、ただ1頭だけ上がり34秒台の伸び脚は無理だったともいえる。

 コース取りなど、津村騎手は自身の物足りなさを最大の敗因にするが、カフジテイクに期待したファンは、カフジテイクの大きな可能性を信じたと同時に、限界も十分に理解していたようなところがあり、津村騎手が物足りなかったから「カフジテイクが届かなかったのだ」とは、オーナーも思ってはいないと思える。前回と同じ福永祐一騎手が乗っていたとしても、カフジテイクはカフジテイク。周囲の記者も「良く乗ったんじゃないか。能力は出している」。再三レース再生を見ながら、みんな同じような見解だった。

 モーニンは、いつもながら素晴らしい馬体を誇ったが、内枠ではもまれ弱さが露呈する心配があり、積極策は仕方がない。ハイペースとはいうが、自分より前でもっときびしいラップを踏んだニシケンモノノフ(5着・父メイショウボーラー)に並べないのだから、今回は完敗である。立ち直っていると映ったノンコノユメも7着止まり。去勢はやむを得ない苦渋の決断だったが、失敗ではなく、まだ答えは出ていない復調の途上と考えたい。

 コパノリッキーは、すんなり行けずに仕方なくハイペース追走はチャンピオンだから仕方がない。同型馬がいてのハイペース向きではないのだろう。たまたまかもしれないが、同馬の東京ダート1600m良馬場の内容は、今年も2連覇時もとくに差はない。

selvas2 at 00:30コメント(0) 

2017年02月20日

2017年中央競馬のG1開幕戦「第34回フェブラリーS」(芝1600メートル・晴・良)は19日、東京競馬場11Rで行われ、M・デムーロ騎手騎乗の2番人気ゴールドドリーム(牡4=平田厩舎、父ゴールドアリュール、母モンヴェール)が勝ち、2度目の重賞制覇で初のG1勝利を飾った。勝ちタイムは1分35秒1。

 同馬は18日に大動脈破裂のため18歳で死亡したゴールドアリュールの産駒。父にささげるG1初勝利となった。

 レースはほぼそろったスタート。外からインカンテーションが先頭を奪い、ニシケンモノノフ、ケイティブレイブ、コパノリッキーが前に行きモーニン、アスカノロマン、ホワイトフーガ、ゴールドドリームが中団、カフジテイク、エイシンバッケンが後方に付けた。

 インカンテーションが最終コーナーまで先頭で引っ張ったが、後方との差が一気に詰まった直線でゴールドドリームが抜け出し、ベストウォーリアとの競り合いを制してゴールに飛び込んだ。

 2着に首差でベストウォーリア、2着から3/4馬身差の3着にカフジテイクが入った。

selvas2 at 01:00コメント(0) 
2月19日の小倉11Rで行われた第51回小倉大賞典(4歳以上オープン、GIII、芝1800メートル、ハンデ、16頭立て、1着賞金=4100万円)は、武士沢友治騎手騎乗の4番人気マルターズアポジー(牡5歳、美浦・堀井雅広厩舎)が逃げ切り勝ち。タイムは1分45秒8(良)。マルターズアポジーは重賞初勝利となった福島記念も逃げ切り勝ち、前走の有馬記念(15着)でも果敢な大逃げを打ってスタンドを沸かせた。

 2馬身差の2着には中団追走から大外を追い込んだヒストリカル(8番人気)、さらにクビ差遅れた3着に好位から脚を伸ばしたクラリティスカイ(5番人気)。1番人気のストロングタイタンは6番手追走から直線伸びを欠いて5着に敗れた。

 小倉大賞典を勝ったマルターズアポジーは、父ゴスホークケン、母マルターズヒート、母の父オールドトリエステという血統。北海道新冠町・山岡牧場の生産馬で、馬主は藤田在子氏。通算成績は19戦7勝。重賞は2016年福島記念・GIIIに次いで2勝目。小倉大賞典は、堀井雅広調教師、武士沢友治騎手騎手ともに初優勝。

selvas2 at 00:30コメント(0) 

2017年02月19日

2月18日の東京11Rで行われた第67回ダイヤモンドステークス(4歳以上オープン、GIII、芝3400メートル、ハンデ、15頭立て、1着賞金=4100万円)は、ライアン・ムーア騎手騎乗のアルバート(牡6歳、美浦・堀宣行厩舎)が快勝し、単勝2.1倍の1番人気に応えた。タイムは3分35秒2(良)。1馬身1/4差の2着はラブラドドライト(6番人気)で、さらに1馬身1/4離れた3着にカフジプリンス(2番人気)が入った。

 レースはキングルアウが引っ張る展開。2、3番手にいたラブラドライトが直線で一旦先頭に立ったが、アルバートが後方の外から満を持して一気に脚を伸ばしてかわした。5、6番手にいたカフジプリンスは追い上げたが、3着が精いっぱいだった。

 アルバートは、父アドマイヤドン、母フォルクローレ、母の父ダンスインザダークという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は林正道氏。通算成績は23戦8勝。重賞は2015年、16年のステイヤーズS・GII(芝3600メートル)に次いで3勝目。ダイヤモンドSは、堀宣行調教師、ライアン・ムーア騎手ともに初勝利。

selvas2 at 00:30コメント(0) 

2017年02月18日

ダートG1向きとはいえない「追い込み一手」の脚質は心配だが、充実著しい5歳カフジテイク(父プリサイスエンド)から入りたい。

 里見オーナーが20数年も経ってようやくG1に手が届き、北島三郎オーナーが約半世紀も我慢してG1馬に恵まれたのが競馬人生。カフジテイクの加藤守さんが、53年のオーナー生活でまだG1馬に出会っていないなど、たいした死角ではないだろう。やっとチャンスのあるカフジテイクに巡り会えたのだから、それは素晴らしく嬉しいことである。

 とはいいながら、湯窪調教師が(騎手時代から通算)40数年もビッグレースとは縁がなく、好漢津村騎手もG1レースはまだ未勝利。種牡馬プリサイスエンドも、競走時も、種牡馬(米→日本)としてもG1レースには無縁であり、カフジテイクの脚質は、スタートが悪くほぼ最後方からの追い込み一手となると、取り巻く状況に「死角めじろ押し」は間違いない。

 だが、東京ダート1400〜1600mは4戦【3-0-1-0】であり、その4戦の上がりは不発なしに「34秒6、34秒4、34秒2、34秒5」であることを重視し、かつ、広がるフォーティナイナー系の種牡馬・父プリサイスエンドは、「サウスヴィグラス、スウェプトオーヴァーボード、アドマイヤムーン…」などと同じエンドスウィープの直仔。多くの産駒とは別に、中に意外な大物が含まれるのが特徴の父系であることに注目すると、届かないなどとはいえない。

 カフジテイクの上がり34秒台の爆発力が決まるには、条件が2つある。ひとつは、重馬場の1分34秒台前半の決着とかの高速レースにならないこと。

 もうひとつは、ハイペースで流れ、縦長の展開にならないこと。ハイペースになってはカフジテイク自身が追走に苦労し、厳しい流れは総合力のマイル戦となり、切れ味の勝負ではなくなってしまう。

 だが、締まった高速ダートにはなりそうもない。

 また、今年のメンバーはハイペースにはなりそうもない組み合わせである。馬群が固まって展開するなら、先頭馬群から離される危険はなくなる。ここまで不発なしの34秒台の爆発力が決まる可能性が高くなる。

 人気上位の馬はみんな捨てがたい候補だが、同タイプ(脚質だけでなく、父トワイニングまで同じ父系)の、ノンコノユメは軽視したくない。

selvas2 at 18:43コメント(0) 
2月18日の京都11Rで行われた第52回京都牝馬ステークス(4歳以上オープン、牝馬、GIII、芝・外1400メートル、別定、18頭立て、1着賞金=3600万円)は、岩田康誠騎手騎乗の1番人気レッツゴードンキ(牝5歳、栗東・梅田智之厩舎)が大外一気の差し切り勝ちで、一昨年の桜花賞以来の勝ち星を挙げた。タイムは1分22秒5(稍重)。

 1馬身3/4差の2着には好位から伸びたワンスインナムーン(7番人気)、さらにアタマ差遅れた3着に追い込んできたスナッチマインド(5番人気)。

 京都牝馬Sを勝ったレッツゴードンキは、父キングカメハメハ、母マルトク、母の父マーベラスサンデーという血統。北海道平取町・清水牧場の生産馬で、馬主は廣崎利洋HD。通算成績は19戦3勝。重賞は2015年桜花賞・GIに次いで2勝目。京都牝馬Sは、梅田智之調教師は初優勝、岩田康誠騎手は2006年マイネサマンサ、2007年ディアデラノビアに次いで3勝目。

 ◆岩田康誠騎手(1着 レッツゴードンキ)「久しぶりに勝てたので、本当にうれしく思っています。今日は外が伸びる展開だったので大外を回しました。道中は折り合いに苦労しましたが、なんとか辛抱してくれましたね。力んで走っていましたが、馬の状態が良かったので頑張れたんだと思います。だんだん馬が充実して、中身が濃くなってきているので。粗削りなんですけど、元気な女の子なんで。また大きなところでも頑張ってほしいと思います」

selvas2 at 16:39コメント(0) 
 G1フェブラリーSが今週の注目レース。過去のデータからは、前走指数や平均指数の上位馬が強い傾向がはっきりとみえる。過去10年、指数ランク外の馬で連対した3頭はすべて4歳馬だった。4歳以外では指数上のランク馬でなければ勝利の条件にはないし、連対すら難しい。過去10年、勝ち馬は4、5、6歳で占められており、7歳以上の勝利はない。牝馬は2000年以降、2着が1度あるだけだ。

 今年はサウンドトゥルー、ベストウォーリア、カフジテイク、ノンコノユメ、アスカノロマン、モーニン、コパノリッキーなどが指数の上位馬たちだ。

 昨年12月のG1チャンピオンズCに出走していた馬たちが8頭そろって、ここは再戦の様相のレースだ。
 チャンピオンズCは後方一気の差し脚でサウンドトゥルーが勝った。先行したアスカノロマンが3着に粘り、外を回って後方から追い込んだカフジテイクが差のない4着。後方からノンコノユメも脚を伸ばして6着。モーニンは7着。指数の高さ、着順から考えて、その上記5頭が有力馬の中心になるのではないか。

 サウンドトゥルーは昨年のJRA最優秀ダートホースに選出された7歳馬。後方一気の差し脚が持ち味で、距離は1800がベストだろう。心配材料は、過去10年勝ち星がない7歳馬で、成長の上がり目も期待できないことと、これまで手綱を取ってきた大野騎手の騎乗停止で、急遽、柴田善臣騎手が騎乗することになったことか。チャンピオンズCの後、帝王賞3着、川崎記念2着と、好走はしたが、勝ちきれないもどかしさは残る。

 チャンピオンズC3着のアスカノロマンは厳しいペースを先行して、最後までよく粘ったレースだった。ここも先行馬がそろってペースは厳しくなりそうで、どこまで粘り込めるかに注目したい。

 連軸の中心に推したいのはチャンピオンズCで4着だったカフジテイクだ。直線、内に入れて追ったサウンドトゥルーが勝ったが、カフジテイクは大外から。距離ロスを考えれば上がりタイムで勝ち馬との0.2秒差はないに等しい。続く、前走のダート1400の根岸Sは決して追い込み馬に有利なペースではなかったものの、後方一気の差し脚で鮮やかに突き抜けた。鋭い差し脚は東京コース向きだし、差し脚の鋭さは間違いなくナンバーワンだろう。距離は6勝をあげている1400がベストに見えるが、3走前、マイルの武蔵野Sで示した出色の瞬発力なら、距離の不安を払拭するに十分だろう。

 マイルの距離がもっとも合うのは(4111)のノンコノユメだ。特に東京のマイル戦は(4110)と4着以下がなく、昨年のフェブラリーS2着も伊達ではない。

 昨年の勝ち馬モーニンは、近走、精彩を欠くレースが続いているが、復調してくれば巻き返しもあるはず。要注意の1頭だろう。

 ダイヤモンドSは芝3400メートル、長距離のハンデ戦。
 過去の指数の上位馬や、平均指数の上位馬などが好走している。
 今年は、カフジプリンス、アルバート、サイモントルナーレ、プレストウィック、ファタモルガーナ、フェイムゲームなどが指数の上位馬だ。

 長距離の指数が高いのはアルバート、ファタモルガーナ、フェイムゲーム、カフジプリンスなどだが、なかでも、スタミナがありそうなアルバート、ファタモルガーナ、カフジプリンスが連軸向きだろう。

 底力では昨年12月のステイヤーズSを勝って、前走の有馬記念でも7着に好走したアルバートが最上位だ。ハンデは58キロとトップハンデを背負うことになったが、実績からは致し方ないところ。ハンデが克服できれば、最有力馬だろう。

 相手もステイヤーズS2着のファタモルガーナが有力だが、割って入るとしたらのカフジプリンスだろうか。菊花賞は8着だったが、ここはハンデも54キロと恵まれ、逆転も考えられる4歳馬だ。

 小倉大賞典もハンデ戦。
 今年は、コスモソーンパーク、レッドソロモン、マイネルハニー、ベルーフ、ケイティープライドなどの前走指数が高く、他に過去の指数、平均指数で、パドルウィール、ストロングタイタン、フルーキー、クラリティスカイなどもピックアップされる。
 過去10年、1番人気馬は1勝、2着2回、3着2回と、少し不振の傾向にある。

 ペースは平均的な流れになりそうで、中団からの差し馬に向く展開だろう。
 差し脚上位といえるのは、ヒストリカル、フルーキー、パドルウィール、スピリッツミノルなど。先行馬で差し脚があるマルターズアポジー、ロードヴァンドール、クラリティスカイなどにもチャンスはありそうだ。

 京都牝馬Sは4歳馬が強く、過去10年で7勝。5歳馬は2勝、6歳馬が1勝。指数上ランク外で勝った馬はすべて4歳馬だった。
 今年の前走指数上位馬は、レッツゴードンキ、アットザシーサイド、ウインファビラス、フィドゥーシアなど。他に過去の指数、平均指数で、アルビアーノ、ウリウリ、スナッチマインド、エテルナミノル、ラインハート、ムーンエクスプレスなどが上位。

 中心はレッツゴードンキだろう。牡馬相手の重賞で好走しており、指数の高さでも一歩抜けた存在にみえる。力のいる馬場も得意のようで、今の荒れ気味の京都コースも合うはず。近走の復調ぶりは著しく、差し脚の鋭さも戻ってきたようだ。15年の桜花賞を勝って以来、勝ち星からは遠ざかっているが、勝機は近い。

selvas2 at 00:30コメント(0) 

2017年02月17日

万能型のチャンピオンサイアー

 種牡馬キングカメハメハ(16歳)は、初年度産駒が4歳になった2010年以降、全日本の総合サイアーランキング「1、1、2、2、2、2、2位」という素晴らしい成績をつづけている。今年17年も現在のところ、ディープインパクト(15歳)とトップを争い,17日現在は小差1位。

 2010年から産駒をデビューさせたディープインパクトがあまりにすごい種牡馬成績を挙げるものだから、ディープの初年度産駒が4歳に達した2012年以降の総合ランキングは最終的に「2位」が指定席になっているが、ディープ産駒はあまりダート戦に出走しないのに対し、キングカメハメハはダート戦もまったく平気。

 というより圧倒的な巧者であり、2011年からの最近6年、全日本のダート戦限定ランキング「1、1、1、2、1、2位」である。では、総合ランキングで2位キープはダートでの活躍が目立つからなのか、というと、芝コース限定ランキングでも、産駒が4歳になった2010年以降、「1、1、2、2、3、2、2位」である。だから、総合種牡馬ランキングでディープといい勝負なのであり、芝とダートが同時に、同じような重要度を保って行われている日本では、「本当の万能型チャンピオンサイアーは、キングカメハメハではないのか」といっても不満は感じない。

 この春、ディープインパクトの後継種牡馬群は、キズナなど総計「16頭」に達したが、カメハメハの後継種牡馬群もドゥラメンテなど計「15頭」を数える。「ディープインパクト系」と、「キングカメハメハ系」が2大勢力の時代になりつつあるのである。

 今季の京都の馬場は、天候の関係もあって、秋口や初夏ほどの高速の芝ではない。タフなコンディションをまったく苦にしない「キングカメハメハ産駒向き」としていい。人気の4歳アットザシーサイドと、5歳レッツゴードンキは、ともにキンカメの代表産駒。というだけでなく、ともに母の父になる種牡馬はサンデーサイレンス直仔なので、血統図からしてきわめて似ている。

 お互いに出走経験は少なくても、距離1400m前後がベストに違いない、という点でも似ているが、過去10年【7-1-1-42】の成績を誇る4歳の若さと、ジュエラー=シンハライトの桜花賞で差のない3着に好走した実績を考慮し、アットザシーサイドから入りたい。レッツゴードンキは一昨年の桜花賞勝ち馬ではあるが、レッツゴードンキ(岩田騎手)に責任はないが、あれは桜花賞の体をなしていないから推奨理由にできない。桜花賞のあと12連敗をつづけるレッツゴードンキは、早く不名誉な桜花賞を忘れるような1勝を挙げて欲しいものである。

 2頭につづく候補では、ちょっと順調さを欠いたアルビアーノは冬場だけに当日の馬体重に要注意。穴馬は、案外この距離が合いそうなウインファビラス。

selvas2 at 18:52コメント(0) 
19日に東京競馬場で行われる、第34回フェブラリーS(4歳上・GI・ダ1600m・1着賞金9700万円)の枠順が17日確定しました。

前哨戦の根岸Sを制したカフジテイク(牡5、栗東・湯窪幸雄厩舎)は5枠10番からのスタートとなりました。
また、これが4度目の本レース挑戦となるベストウォーリア(牡7、栗東・石坂正厩舎)は5枠9番、
昨年の覇者モーニン(牡5、栗東・石坂正厩舎)は3枠6番に入りました。

チャンピオンズC12着からの巻き返しを期すゴールドドリーム(牡4、栗東・平田修厩舎)は2枠3番、
昨年の2着馬ノンコノユメ(セ5、美浦・加藤征弘厩舎)は6枠11番、
昨年の最優秀ダート馬サウンドトゥルー(セ7、美浦・高木登厩舎)は1枠1番となっております。
発走は15時40分です。

 ( )内は性齢、騎手・調教師

1-1 サウンドトゥルー(セ7、柴田善臣・高木登)
1-2 ホワイトフーガ(牝5、蛯名正義・高木登)
2-3 ゴールドドリーム(牡4、M.デムーロ・平田修)
2-4 コパノリッキー(牡7、武豊・村山明)
3-5 アスカノロマン(牡6、和田竜二・川村禎彦)
3-6 モーニン(牡5、R.ムーア・石坂正)
4-7 ブライトライン(牡8、石橋脩・鮫島一歩)
4-8 デニムアンドルビー(牝7、内田博幸・角居勝彦)
5-9 ベストウォーリア(牡7、戸崎圭太・石坂正)
5-10 カフジテイク(牡5、津村明秀・湯窪幸雄)
6-11 ノンコノユメ(セ5、C.ルメール・加藤征弘)
6-12 ニシケンモノノフ(牡6、横山典弘・庄野靖志)
7-13 エイシンバッケン(牡5、岩田康誠・中尾秀正)
7-14 キングズガード(牡6、藤岡佑介・寺島良)
8-15 ケイティブレイブ(牡4、幸英明・目野哲也)
8-16 インカンテーション(牡7、藤岡康太・羽月友彦)

※出馬表は主催者発表のものと照合してください。

selvas2 at 10:44コメント(0) 
ベルーフ
牡5歳
調教師:池江泰寿(栗東)
父:ハービンジャー
母:レクレドール
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
小倉記念2着、新潟記念4着、チャレンジC2着と、重賞レースで勝ち馬から0秒2差以内の健闘を見せている。昨夏以降は走りに安定感が増しており、ここで3歳時の京成杯以来の勝ち星を目指す。

マイネルハニー
牡4歳
調教師:栗田博憲(美浦)
父:マツリダゴッホ
母:ブライアンハニー
母の父:ナリタブライアン
ここに注目!
昨年のチャレンジCで重賞初制覇を達成。連勝を狙った前走の京都金杯は5着に敗れたが、速いタイムで決着したマイル戦でも大きく離されなかったのは収穫だろう。今回はチャレンジCと同じ芝1800mとなり、先行力が生きる小回りコースも歓迎。巻き返しの可能性は十分だ。

フルーキー
牡7歳
調教師:角居勝彦(栗東)
父:Redoute's Choice
母:サンデースマイルII
母の父:Sunday Silence
ここに注目!
昨年は7戦して掲示板(5着以内)を外したのは、富士Sでの勝ち馬から0秒4差の8着だけ。それ以外のレースでは確実に末脚を伸ばしており、堅実味が光った。チャレンジC(4着)以来となる今回は約2か月半ぶりの実践になるが、間隔が空いても力を出せるタイプだ。

パドルウィール
牡6歳
調教師:中尾秀正(栗東)
父:クロフネ
母:レストレスハート
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
前走の金鯱賞は13頭立て9番人気での出走だったが、2番手追走から一度は先頭に立つ積極的なレース内容で、勝ち馬と同タイムの2着に好走した。後方に待機して末脚勝負もできる馬だが、先行して抜け出す戦法も可能で、その自在性がセールスポイントだ。

レッドソロモン
牡5歳
調教師:庄野靖志(栗東)
父:メイショウサムソン
母:アドマイヤリッチ
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
昨年11月のオープン特別・アンドロメダS(京都・芝2000m、1着)以来の実戦だが、乗り込みは順調にこなしている。これまでの全5勝が芝2000mで、今回は距離短縮が鍵となるが、非凡な勝負根性を持っており、重賞初制覇も可能だろう。

ストロングタイタン
牡4歳
調教師:池江泰寿(栗東)
父:Regal Ransom
母:Titan Queen
母の父:Tiznow
ここに注目!
重賞初挑戦となった前走の中山金杯(9着)は、勝負どころで外から他馬に被される厳しいレースだった。2度目の重賞挑戦の舞台は、3戦3勝の好相性を誇る小倉・芝コース。さらに距離の芝1800mも2戦2勝で、ここは好勝負の期待が高まる。

ケイティープライド
牡7歳
調教師:角田晃一(栗東)
父:ディープインパクト
母:ケイティーズギフト
母の父:フレンチデピュティ
ここに注目!
昨年夏の函館記念では、13番人気ながら2着に入って重賞で初の連対を果たした。それ以降の3戦も、掲示板(5着以内)を確保する安定した走りを見せている。前走のチャレンジCでは勝ち馬とタイム差なしの3着に好走しており、初の重賞制覇も視界に入ってきた。

クラリティスカイ
牡5歳
調教師:斎藤誠(美浦)
父:クロフネ
母:タイキクラリティ
母の父:スペシャルウィーク
ここに注目!
一昨年のNHKマイルCを優勝しており、今回のメンバーの中では実績上位の存在だ。前走のアメリカジョッキークラブC(10着)は不本意な結果だったが、前々走の中山金杯では2着に入っている。最近は距離への融通性を見せてきており、上位進出の可能性もあるだろう。


selvas2 at 01:30コメント(0) 
レッツゴードンキ
牝5歳
調教師:梅田智之(栗東)
父:キングカメハメハ
母:マルトク
母の父:マーベラスサンデー
ここに注目!
京都・芝コースは〔0・0・0・2〕だが、この2戦は共にGI で、距離が長かった秋華賞(17着)と、勝ち馬から0秒5差まで粘ったマイルチャンピオンシップ(6着)だ。決して京都・芝コースが合わないのではないだろう。

アルビアーノ
牝5歳
調教師:木村哲也(美浦)
父:Harlan's Holiday
母:Antics
母の父:Unbridled
ここに注目!
大型馬ながら馬体重は安定しており、510kg台を割り込んだのは一昨年のフラワーC(506kg、1着)1戦だけ。過去の遠征でも大きく馬体重を減らしておらず、長距離輸送を苦手にするタイプではないだろう。スピードと切れが身上ではあるが、力を要する馬場コンディションでも対応できるはずだ。

ナックビーナス
牝4歳
調教師:杉浦宏昭(美浦)
父:ダイワメジャー
母:レディトゥプリーズ
母の父:More Than Ready
ここに注目!
前走のオープン特別・カーバンクルS(中山・芝1200m)優勝時の馬体重が520kgと、牝馬らしからぬ馬格を誇る。今回、長距離輸送で多少の馬体重減はあるかもしれないが、それほど気にする必要はないだろう。力の要る芝を克服できるパワーを兼備している点も魅力だ。

ワンスインナムーン
牝4歳
調教師:斎藤誠(美浦)
父:アドマイヤムーン
母:ツーデイズノーチス
母の父:ヘクタープロテクター
ここに注目!
近2走は芝1200mのレースで連勝を果たしている。芝1400mの〔1・2・0・3〕という成績は悪くないが、今回の距離延長はひとつの鍵になるだろう。また、京都への遠征は初めてで、440kg台という馬格だけに、当日の馬体重をチェックしておきたいところだ。

アットザシーサイド
牝4歳
調教師:浅見秀一(栗東)
父:キングカメハメハ
母:ルミナスハーバー
母の父:アグネスタキオン
ここに注目!
京都・外回りの芝1400mは、2歳時の500万下・秋明菊賞で強い勝ち方をした舞台。芝1400mの通算成績は〔2・1・1・0〕で、まさにベストといえる距離だ。決め手を生かせる良馬場が理想だろう。

フィドゥーシア
牝5歳
調教師:松元茂樹(栗東)
父:Medaglia d'Oro
母:Believe
母の父:Sunday Silence
ここに注目!
全5勝が1200m戦(芝4勝、ダート1勝)で、芝1600mとダート1400mの経験はあるものの、芝1400mは今回が初めてとなる。母のビリーヴは生粋のスプリンターで、1200mを超える距離には壁があった。本馬の今後の活躍を占う意味で、試金石の一戦になりそうだ。

スナッチマインド
牝6歳
調教師:岡田稲男(栗東)
父:ディープインパクト
母:スナッチド
母の父:Cat Thief
ここに注目!
昨年の本レース(4着)がそうだったように、抜け出すと内にササる癖があるため、早めのスパートから差をつけて勝つタイプではない。直線で抜け出すタイミングをうまく計って、ゴール前で混戦に持ち込むことができれば、上位争いに加わる可能性もあるだろう。

ウリウリ
牝7歳
調教師:藤原英昭(栗東)
父:ディープインパクト
母:ウィキウィキ
母の父:フレンチデピュティ
ここに注目!
今回の舞台である京都・外回りの芝1400mのJRAレコード(1分19秒0)ホルダー。ただ、この時期の京都・芝コースは連続開催の最終週とあって、力が要求される馬場コンディションが予想される。この克服が上位進出への鍵となるだろう。


selvas2 at 00:30コメント(0) 

2017年02月16日

2月19日(日曜)

第34回 フェブラリーステークス(GI)東京競馬場・ダート1,600m

砂に刻め、譲れぬ頂点へ渾身なる想い。


selvas2 at 10:05コメント(0) 
アルバート
牡6歳
調教師:堀宣行(美浦)
父:アドマイヤドン
母:フォルクローレ
母の父:ダンスインザダーク
ここに注目!
JRAの平地重賞では最も長い中山・芝3600mで行われるステイヤーズSを、2015年、2016年といずれも強い競馬で連覇している現役屈指のスタミナホース。東京・芝3400mの本レースも舞台設定としては申し分なく、重賞3勝目の期待が高まる。

フェイムゲーム
せん7歳
調教師:宗像義忠(美浦)
父:ハーツクライ
母:ホールオブフェーム
母の父:アレミロード
ここに注目!
このダイヤモンドSは、過去3年連続で出走して1、1、2着と抜群の好成績を誇る。2015年には天皇賞(春)でも2着に好走しており、今回のメンバーでは実績最上位。前走のジャパンカップ(17着)で大敗した後の一戦でも、軽視は禁物だ。

ファタモルガーナ
せん9歳
調教師:荒川義之(栗東)
父:ディープインパクト
母:タニノミラージュ
母の父:エリシオ
ここに注目!
休養期間が長かったため、9歳でもキャリアは24戦。8歳時の昨年12月に出走した前走のステイヤーズSで2着に食い込んだように、まだまだ地力に陰りは見られない。特に芝・長距離戦での安定感は際立っており、今回も上位争い必至だろう。

カフジプリンス
牡4歳
調教師:矢作芳人(栗東)
父:ハーツクライ
母:ギンザフローラル
母の父:シンボリクリスエス
ここに注目!
初勝利こそ10戦目と遅かったが、その後に急激な成長を遂げ、昨秋のクラシック最終戦・菊花賞では3番人気(8着)に支持された。このダイヤモンドSで初の重賞タイトルを手に入れることができれば、芝・長距離路線の頂点も見えてくる。

プレストウィック
牡6歳
調教師:武藤善則(美浦)
父:ダイワメジャー
母:フーラクサ
母の父:Linamix
ここに注目!
父は芝1600mから2000mの距離で大活躍したが、本馬は芝2400m以上で4勝と長丁場に高い適性を示している。キャリアを積みながら徐々に力を付けてきており、4着だった前走のステイヤーズS以上の結果も期待できるだろう。

ジャングルクルーズ
せん8歳
調教師:藤沢和雄(美浦)
父:ジャングルポケット
母:フィヨルドクルーズ
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
キャリアの中でキラリと光るのが、17番人気の低評価を覆して4着に食い込んだ2015年のジャパンカップ。その後は勝ち切れていない現状だが、GIII なら地力は上位のはずだ。枠順や展開などがうまくかみ合えば、好走が見られるかもしれない。

ムスカテール
牡9歳
調教師:友道康夫(栗東)
父:マヤノトップガン
母:シェリール
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
2013年の目黒記念優勝馬で、2014年には川崎記念(JpnI、川崎・ダート2100m)で2着と、芝・ダートを問わず中長距離路線で長く活躍してきた個性派のベテランホースだ。今年で9歳を迎えたが、豊富なスタミナを武器に上位進出を狙う。

ラブラドライト
せん8歳
調教師:斉藤崇史(栗東)
父:キングカメハメハ
母:タンザナイト
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
まだ1600万下クラスの身だが、2014年のダイヤモンドSでは逃げて4着に善戦。前走のオープン特別・万葉S(京都・芝3000m)でも2着に好走するなど、芝・長距離への適性は相当高い。格上挑戦でも侮れない一頭だ。


selvas2 at 00:30コメント(0) 

2017年02月15日

カフジテイク
牡5歳
調教師:湯窪幸雄(栗東)
父:プリサイスエンド
母:テイクザケイク
母の父:スキャン
ここに注目!
前走の根岸Sでは、メンバー最速となる上がり3ハロン34秒5(推定)の豪脚を発揮して鮮やかに差し切り勝ちを決め、圧巻のパフォーマンスを披露。昨秋以降の充実ぶりは目を見張るものがあり、今回、GI でも主役候補の一頭に挙げられる。

コパノリッキー
牡7歳
調教師:村山明(栗東)
父:ゴールドアリュール
母:コパノニキータ
母の父:ティンバーカントリー
ここに注目!
2014年、2015年の本レース連覇をはじめ、ここまでGI・JpnI 8勝をマーク。今年で7歳を迎えたが年齢的な衰えは感じられない。もまれ弱さがあるだけに、いかにスムーズな競馬ができるかが鍵となる。

モーニン
牡5歳
調教師:石坂正(栗東)
父:Henny Hughes
母:Giggly
母の父:Distorted Humor
ここに注目!
昨年のフェブラリーSを1分34秒0のコースレコード(当時)で優勝し、ダート界の頂点に上り詰めた実力馬。その後は勝ち星を挙げていないが、前走(チャンピオンズC7着)後は、本レースに照準を合わせて順調に調整が進められている。

サウンドトゥルー
せん7歳
調教師:高木登(美浦)
父:フレンチデピュティ
母:キョウエイトルース
母の父:フジキセキ
ここに注目!
昨年のチャンピオンズCを勝って2つ目のビッグタイトルを獲得し、同年度のJRA賞最優秀ダートホースを受賞した。ここは前走の川崎記念(JpnI、川崎・ダート2100m、2着)から一気の距離短縮に加えて、芝スタートへの対応も鍵だが、末脚の威力は互角以上だ。

ベストウォーリア
牡7歳
調教師:石坂正(栗東)
父:Majestic Warrior
母:Flirtatious Miss
母の父:Mr. Greeley
ここに注目!
フェブラリーSは4年連続の出走になるが、2014年(13着)が中1週のローテーションで、2015年(3着)と2016年(4着)は共に休み明け。根岸S(2着)から中2週の今年は、最も理想的な臨戦過程と言えるだろう。

ノンコノユメ
せん5歳
調教師:加藤征弘(美浦)
父:トワイニング
母:ノンコ
母の父:アグネスタキオン
ここに注目!
東京・ダート1600mではユニコーンS、武蔵野Sの重賞2勝を含む4勝を挙げ、昨年のフェブラリーSは勝ち馬から0秒2差の2着に好走。昨年の秋はあと一歩の成績だったが、抜群の実績を誇る今回の条件で、捲土重来を期す。

ゴールドドリーム
牡4歳
調教師:平田修(栗東)
父:ゴールドアリュール
母:モンヴェール
母の父:フレンチデピュティ
ここに注目!
父は2003年のフェブラリーS優勝馬。母の父は、2001年のジャパンカップダートを破格のJRAレコードで圧勝したクロフネを輩出。本馬も、ダート界の頂点に立てるだけの資質を秘めていそうだ。

ケイティブレイブ
牡4歳
調教師:目野哲也(栗東)
父:アドマイヤマックス
母:ケイティローレル
母の父:サクラローレル
ここに注目!
ダート1600mの勝ち鞍こそないが、昨年2月のオープン特別・ヒヤシンスS(東京)では、厳しい流れを先行策から0秒4差の4着にしぶとく粘っており、距離をこなせないわけではない。上位進出も十分に可能だろう。


selvas2 at 00:30コメント(0) 

2017年02月14日

最後の2ハロン勝負で2馬身半差は圧勝である

 候補はいっぱい存在しても、他馬と比較する際の能力基準にふさわしいエース級が少なかったこの世代に、ようやく「核」の1頭らしい候補が浮上してきた。

 これでスワーヴリチャード(父ハーツクライ)は、例年、路線の中で重要な位置を占めることが多い東京スポーツ杯をクビ差2着、そしてこの共同通信杯を2馬身半差で完勝し【2-2-0-0】。

 東京の1800mを2戦、阪神の2000mを2戦。春のクラシックに必要なスピード能力を今回の東京1800m「1分47秒5(自身の上がり34秒2)」で示すと同時に、ここまで坂のある東京と阪神の中距離で、勝ち馬を追い詰めての2着惜敗は2回あるが、差されて負けたことはない。スタミナ面の不安もほとんどないと考えられる。

 ここ数年の共同通信杯の上位馬には、16年ディーマジェスティ、15年リアルスティール、ドゥラメンテ、14年イスラボニータ、12年ゴールドシップ、ディープブリランテ、スピルバーグ…などが並んでいるのも、スワーヴリチャードには心強い後押しである。

 2歳牡馬チャンピオンのサトノアレス(父ディープインパクト)は、GI勝ち馬ではあるが、1600mの最高記録は阪神1600mの1分35秒4であり、1800mは3戦し最高記録が中山の1分50秒2(自身の上がり34秒8)。【3-2-0-0】でも、まだ路線の基準馬ではない。

 ホープフルSを2分01秒3(10ハロンすべて12秒5以内という素晴らしい中身)で完勝し、葉牡丹賞では、のちに京成杯を勝ったコマノインパルス(父バゴ)を完封して2分01秒0で勝っているレイデオロ(父キングカメハメハ)が、ことクラシック路線の展望では能力基準になる馬としてリードしている。ただ、2000mを連続して激走したからか、この中間の立て直しにやや時間がかかっているのでは(?)とささやかれる。こういうウワサは信用はできないが……。

 スワーヴリチャードは、課題のあったスタートも今回は巧みというには遠いが、悪くなかった。置かれるとここまでと同じように差し=追い込みになるのを嫌った四位騎手は、気合をつけて好位のインを取りに出た。ライバルが外を回って進出しはじめた3コーナー過ぎで巧みにひと息入れ、コーナーワークでロスを最小限にとどめると、あとは外のムーヴザワールド(父ディープインパクト)のストライドを確認しながらスパート。「11秒4-11秒7」の高速の終盤400mで、ライバルをまったく問題にしなかった。最後の2ハロン勝負で2馬身半差は圧勝である。

 土曜のクイーンCでアドマイヤミヤビが1分33秒2で完勝するなど、現3歳世代を中心に目下絶好調のハーツクライ産駒。母方は近親に目立った活躍馬はいないものの、千数百ページに達するファミリーテーブルや、血統大系の最初のページに登場する伝統のファミリー(F1-a号族)出身である。これでクラシック展望は一気に広がった。

 2着には、またまた伏兵評価の6番人気だったエトルディーニュ(父エイシンサンディ)。これで勝った札幌の未勝利戦以外「3、4、5、3、2、4、2、2」着。500万下でも、オープンでも勝ち馬とはすべて「0秒2差以上」の完敗。だから決まって人気薄だが、2〜4着争いとなると無類の勝負強さをみせる不思議な伏兵である。祖母プリンセストウジンは公営からJRA入りしたあと、50戦以上もして14回馬券に絡んだが、(思いだして成績を確認したら)1番人気に支持されて馬券に絡んだことは1度もないという穴馬の典型だった。一族の近年の代表馬はシグナスヒーロー(父イナリワン)。その昔、テンジンショウグンが日経賞を単勝355倍で勝ち、馬連21万円台の歴史的な波乱になった際、2着に入って大波乱の片棒を担いだ穴馬である。エトルディーニュはこれまで1番人気はおろか、2番人気にもなったこともない。これでオープン馬。よって、このあともずっと人気薄確定である。上手に付き合いたい。

 最終的に1番人気になったムーヴザワールドは、道中スワーヴリチャードとずっと前後する位置にいたから、展開の不利はなかった。だが、最初からモタつき加減のフットワークで、追い出しての反応はこれまで以上に鈍かった。このレース、JRAの10頭はみんな1勝馬であり(重賞2着のある馬が2頭)、もっとも条件分けの獲得賞金の多い馬でも1150万円。クラシック出走に「ホップ…ステップ…」の、まだホップの段階であり、馬体重増は勝ったスワーヴリチャードと、エアウィンザー(父キングカメハメハ)のプラス2キロだけ。みんな休み明けのひと叩きの1戦ではないから、結果を出すべく仕上がっていた。なんとなくまだ腰の甘そうなムーヴザワールドも仕上がっていた。しかし、痛恨の3着にとどまって【1-0-2-0】。条件賞金は400万円のままである。クラシック挑戦には、このあとの日程は楽ではない。

 今週は、いろいろ複雑な乗り代わりが関係したのだろう。京都記念のマカヒキはムーア。なぜかルメールは共同通信杯のタイセイスターリー。今回のムーヴザワールドの鞍上は戸崎騎手だった。冬の休養中ではないかと思われたムーア騎手を呼び寄せた1番人気のマカヒキは、まさかの3着。戸崎騎手に変わった1番人気のムーヴザワールドも、伸び切れずに3着止まり。短期免許のムーア騎手は2月28日までなので、マカヒキの次のレースに乗る可能性はほとんどない。先につづく展望とは関係なく、今回だけは負けられないという意味の乗り代わりだったのか。でも、勝負の女神は2着もない「ノー」だった。きびしく、難しいものである。

 3番人気のエアウィンザー(父キングカメハメハ)は、全兄のエアスピネルと見た目には同じような印象を与える体型だが、調教のフットワークなどむしろしなやかで、シャープに映った。ところが、スタート直後からストライドが伸びず、しばらく前肢が揃ってしまうような硬い動きで追走に苦労し、最後は勝ったスワーヴリチャードから約3馬身半(0秒6差)の6着止まり。これで4戦1勝、条件賞金は400万円のまま。ムーヴザワールドとともに、非常にきびしいクラシック展望となってしまった。

selvas2 at 08:40コメント(0) 

2017年02月13日

「第51回共同通信杯」(G3、芝1800メートル・晴・良)は12日、東京競馬場11Rで行われ、四位騎手騎乗の2番人気、スワーヴリチャード(牡3=庄野厩舎、父ハーツクライ、母ピラミマ)がゴール前で抜け出してV。勝ち時計は1分47秒5。

 第4コーナーを通過し、スワーヴリチャード、タイセイスターリー、エトルディーニュの3頭による先頭争い。混戦の中からスワーヴリチャードが突き抜けて1着でゴールした。

 2馬身1/2差の2着がエトルディーニュ。そこから頭差の3着がムーヴザワールドだった。

 スワーヴリチャードは初の重賞制覇。通算戦績は4戦2勝。

selvas2 at 01:00コメント(0) 
2月12日の京都11Rで行われた第110回京都記念(4歳以上オープン、GII、芝・外2200メートル、別定、10頭立て、1着賞金=6200万円)は、ミルコ・デムーロ騎手騎乗の3番人気サトノクラウン(牡5歳、美浦・堀宣行厩舎)が差し切って連覇を飾った。タイムは2分14秒1(稍重)。

 レースはヤマカツライデンが逃げて、ガリバルディが追走。離れた3番手でレースを進めていたサトノクラウンは直線で前の2頭を捕らえると、4番手から伸びてきたスマートレイアー(5番人気)に1馬身1/4差をつけてゴールを駆け抜けた。5番手にいた昨年のダービー馬マカヒキ(1番人気)は直線で伸びかけたものの、さらにクビ差の3着に敗れた。ミッキーロケット(2番人気)は4着。

 サトノクラウンは、父マルジュ、母ジョコンダII、母の父ロッシーニという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は里見治氏。通算成績は12戦6勝。重賞は2014年東スポ杯2歳S・GIII、15年弥生賞・GII、16年京都記念・GII、香港ヴァーズ・香港GIに次いで5勝目。京都記念は堀宣行調教師、ミルコ・デムーロ騎手ともに昨年に次いで2勝目。

 ◆ミルコ・デムーロ騎手「いい馬ですね。去年はイレ込みがすごかったけど、今年は落ち着いていましたし、トモ(後肢)も良くなっていました。(追撃態勢に入っていた)マカヒキが怖かったけど、僕の馬は力がすごいし、強かったです。いつも一生懸命に走ってくれる馬ですね」

selvas2 at 00:30コメント(0) 

2017年02月12日

自分でペースを作れるトップホースが必要

 3歳牡馬のクラシック路線は、2歳戦を終えた時点では一応、朝日杯のサトノアレス、ホープフルSのレイデオロが少しリードした形だが、「この馬を中心に展開していくはずだ」となるほどの存在は出現しなかったという見方が強い。

 年が変わって「シンザン記念」「京成杯」と進み、さらには路線の主流になる「きさらぎ賞」が重馬場にたたられたこともあり、まだ衆目一致の候補出現とはなっていない。

 ここで人気のスワーヴリチャード、ムーヴザワールドが中身のあるレースを展開すると、2歳11月の「東スポ杯2歳S」組の評価がかなり高くなるが、果たしてそうなるだろうか?

 スワーヴリチャード(父ハーツクライ)に注目したい。今回もムーヴザワールド(父ディープインパクト)と好勝負になりそうだが、オーバーホールの充電と再鍛錬に成功し、身体がシャープになった印象がある。ここまでの3戦は出負けに近いスタートのため、差し、追い込みのレース運びだったが、母の父にアンブライドルズソングを持つ母方はスタミナ兼備のスピード色が濃く、ここまで日本ではサンデーサイレンス系種牡馬との組み合わせで大きな成功をもたらしている。

 菊花賞を大レコードのトーホウジャッカル(父スペシャルウィーク)、4歳後半からやや体調を崩しているが素晴らしいスピード能力を秘めるダノンプラチナ(父ディープインパクト)がその代表格であり、若駒Sを逃げ切った同じ3歳のアダムバローズは、父がハーツクライなのでスワーヴリチャードと同配合である。

 スワーヴリチャードも、スタートの不安が解消するなら、差し=追い込み型ではなく、先行もできる自在型に成長するのではないかとみられている。スローは見えているだけに、ずっとコンビの四位騎手がどんな位置取りを選択するかに注目したい。有馬記念のハーツクライは先行してディープインパクトを封じたように、ズブいわけでも、スピード能力に乏しいわけでもない。スタミナ不安はないだけに、これだけスローの競馬が多くなったいま、自分でペースを作って先行するレースのできるトップホースが必要だろう。

 人気のムーヴザワールド、エアスピネルの全弟エアウィンザーが当面のライバルだが、ビシッと追ってきたアサギリジョー(父ジャングルポケット)が最大の伏兵。この馬、明らかに東京向きである。

selvas2 at 00:30コメント(0) 

2017年02月11日

2月11日の東京11Rで行われた第52回クイーンカップ(3歳オープン、牝馬、GIII、芝1600メートル、別定、16頭立て、1着賞金=3500万円)は、クリストフ・ルメール騎手騎乗の1番人気アドマイヤミヤビ(栗東・友道康夫厩舎)が中団追走から、直線は馬場の外めを力強く伸びてV。2歳9月の未勝利戦(阪神芝1600メートル)→11月の百日草特別(2歳500万下、東京芝1800メートル)に続いて3連勝での重賞初勝利となった。
タイムは1分33秒2(良)。

 ◆クリストフ・ルメール騎手(1着 アドマイヤミヤビ)
「休み明けだったけど、すごくいい状態だったし、とてもいいレースができた。リードホース(レーヌミノル)もチャンスがある馬だったのでラスト200メートルまでどうなるかわからなかったが、そこからいい瞬発力を使ってくれた。3歳を迎えて馬は良くなっていたし、パワーもあるのでマイルもいける。桜花賞もチャンスがあると思う」

 半馬身差の2着には好位追走から、直線は勝ち馬の内から伸びたアエロリット(5番人気)、さらに2馬身遅れた3着に中団から脚を伸ばしたフローレスマジック(2番人気)。

 クイーンカップを勝ったアドマイヤミヤビは、父ハーツクライ、母レディスキッパー、母の父クロフネという血統の芦毛の牝3歳。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は近藤利一氏。通算成績は4戦3勝。重賞初勝利。クイーンCは、友道康夫調教師が2012年ヴィルシーナに次いで2勝目、クリストフ・ルメール騎手は2016年メジャーエンブレムに次いで2勝目。

selvas2 at 19:10コメント(0) 

2017年02月10日

 春のクラシックを目指す戦いも佳境に入ってきた。今週は共同通信杯、牝馬のクイーンCが東京を舞台に行われる。
 共同通信杯は過去10年、指数上でランク外の馬が勝ったのは1頭だけで、指数上位馬が圧倒的に強い。前走指数の上位馬が連軸の中心になっており、なかでも、前走指数上位の2頭、A、B馬のいずれかが毎年連対しており、前走指数の高さは必須条件だろう。

 今年の指数上位馬は、ビルズトレジャー、エアウィンザー、スワーヴリチャード、ムーヴザワールド、アサギリジョー、ディアシューター、エトルディーニュなど。

 今年の前走指数最上位馬は負担重量の差で牝馬のビルズトレジャー。前走はホープフルSで、後方から追い上げたものの7着まで。勝ち馬とは大きな差がついてしまったが、レベルの高い牡馬を相手に7着なら上出来だろう。ただ、ここもクラシックを目指す牡馬たちの熾烈な戦いになりそうで、あえて牝馬を軸に取るのは避けたい。

 公営のサイバーエレキングを除けば、中央馬は全て1勝馬の身。比較的取りこぼしの少ない成長力のある馬を中心にとりたいところだ。

 ペースは平均的な流れになりそう。全体として差し脚のしっかりとした馬が多く、直線での差し脚比べのレースだろう。
 差し脚で上位にあるのは、スワーヴリチャード、ムーヴザワールドの2頭だ。ともに前走、東スポ杯2歳Sを戦ってスワーヴリチャードが2着、ムーヴザワールドが3着だったが、勝ち馬を含めて、上位3頭の指数差はなかった。東スポ杯2歳Sは、東京芝1800メートル戦。共同通信杯と同条件だけに、そこでの好パフォーマンスは信頼がおけるだろう。

 東スポ杯2歳Sでは、差し脚の差でスワーヴリチャードがハナ差の2着だったが、ゴール前、内に切れ込みながらも持ちこたえたムーヴザワールドを上位に評価したいと思っている。新馬戦で人気の高かったエアウィンザーを下し、2戦目のレースでも好指数で素質の高さを示せた。ここは11月以来のレースになるが、およそ3カ月の余裕があれば、成長できる余力も大きいのではないか。

 3歳牝馬のクイーンカップも、前走指数上位馬たちが連軸の中心を担う。ランク外の馬が勝ったのは共同通信杯と同じく、過去10年で1頭だけだ。
 今年は、レーヌミノル、アエロリット、モリトシラユリ、アルミューテン、トーホウアイレス、パフォームなどが指数の上位馬だ。

 マイル戦だけに、極端なスローペースはないはずで、スタミナのある先行馬に向く平均ペースの流れだろう。芝で先行力を見せてきたのはレーヌミノルだ。前走のG1阪神JFは、2歳牝馬としては楽ではないペースだったはずだが、先行して直線も脚を使って3着に粘っている。重賞戦線で戦い続けて1、2、3着と安定感でも最上位で、馬場が多少悪くてもこなせるだろう。

 スローペースで差し脚比べになるとしたら、フローレスマジック、ハナレイムーン、アドマイヤミヤビなどの出番だろう。

 京都記念は、平均指数の上位馬が10年連続で、前走指数の上位馬も9年で連対している。
 今年は、ミッキーロケット、ヤマカツライデン、マカヒキ、アングライフェン、サトノクラウン、ショウナンバッハなどが指数の上位馬だ。

 昨年のダービー馬マカヒキがここから始動する。ダービーを勝った後、フランスに渡ってニエル賞を勝ったものの、本番の凱旋門賞は14着に大敗。日本の競馬ファンの期待には応えられなかったが、だからと言って、マカヒキの評価が大きく下がるわけでもない。出来れば、圧倒的な強さを見せて、勝ってもらいたい。

 先行力のあるヤマカツライデン、ミッキーロケット、ショウナンバッハ、サトノクラウンなどを、マカヒキの相手の中心に推したい。

selvas2 at 18:30コメント(0) 
スピード能力が乏しいなどということはありえない牝系

 今週は種牡馬ハーツクライ(16歳・父サンデーサイレンス)に注目。多くの種牡馬はだいたい油の乗り切った15〜16歳ごろに、代表産駒となるような活躍馬を送ることが多いが、ハーツクライの現3歳世代は確かに駒がそろっている。

 このクイーンCには「1番トーホウアイレス、7番ディヴァインハイツ、15番アドマイヤミヤビ」を出走させ、日曜の共同通信杯には「1番スワーヴリチャード、9番チャロネグロ」が挑戦する。みんな印のつく馬である。

 1月21日の若駒Sを勝った牡馬アダムバローズ。昨秋のアルテミスSを勝ち、阪神JFを2着した牝馬リスグラシュー。1月7日の寒竹賞を強烈な内容で勝った牝馬ホウオウパフューム。さらには公営で地域重賞2勝を含め【6-0-0-1】の牝馬ヤマミダンスなどもハーツクライの3歳の手駒であり、これから活躍しそうな馬がそろっている。

 同じ2010年に産駒がデビューしたディープインパクト(15歳)には、さまざまな種牡馬成績でかなわないが、ジャスタウェイ、ワンアンドオンリー、ヌーヴォレコルトなどにつづく活躍馬が出現しそうなムードである。

 クイーンCは、【2-1-0-0】のアドマイヤミヤビ(母の父クロフネ)に期待したい。前回、東京2000mの百日草特別を上がり33秒5(推定11秒9-10秒8-10秒8)で快勝しているから、今回のマイルより2000m級の方が合っている可能性は否定できないが、阪神1600の未勝利戦では楽々と上がり33秒7で伸びて完勝している。ハーツクライ産駒には非常に珍しい芦毛馬であり、その芦毛を伝える母の父クロフネは、種牡馬となってからはマイラータイプの父である。

 祖母ライクザウインド(父デインヒル)は、ディープインパクトの半姉。スピード能力が乏しいなどということはありえない牝系。桜花賞だけでなく、オークスにも有力馬として挑戦できるようなクイーンCになることを期待したい。

 そのディープインパクト産駒のフローレスマジック(ラキシスなどの下)と、全体時計は平凡でも新馬1600mを圧勝したコマノレジーナ(父ドリームジャーニー)が相手本線。コマノレジーナは地味そうに映るが、3代母リンデンリリー、祖母リンデンジョオーなので、1月の京成杯を勝った牡馬のクラシック候補コマノインパルス(父バゴ)と、いとこの間柄である、なおかつ、コマノレジーナは大種牡馬サンデーサイレンスの〈3×3〉でもある。

 大穴は、前回はフロック勝ちのようにも見えたが、菜の花賞で2勝目を挙げたあと、動きがまるで一変したように感じられるスズカゼ(父ディープブリランテ)。4代母ロッチバージ(父ファバージ)は皐月賞馬ハードバージの全妹。スターロッチ(有馬記念など9勝)から発展する大変な名牝系の出身馬だった。

selvas2 at 18:06コメント(0) 
09年東京ダービーをサイレントスタメンで制した川崎の名手・金子正彦(54)が
17年度の騎手免許を更新しないことが9日、分かった。

 「引退は昨年くらいから考えていた。ダービーも勝てたし、十分やり切った」と同騎手。
79年秋のデビューから通算1226勝、重賞11勝(9日現在)。
引退は3月31日付だが騎乗は川崎次開催(27日〜3月3日)まで。
最後は地元でファンに別れを告げる。

selvas2 at 08:23コメント(0) 
マカヒキ
牡4歳
調教師:友道康夫(栗東)
父:ディープインパクト
母:ウィキウィキ
母の父:フレンチデピュティ
ここに注目!
普段は温厚な面を見せるが、実戦に行くと気持ちが入るタイプ。昨秋のフランス遠征でニエル賞(G2、シャンティイ・芝2400m)を勝ったように、休養明けを苦にしない。調教量も十分で、多少の馬体重増は成長分と見ていいだろう。京都・芝コースは2戦2勝と相性抜群だ。

サトノクラウン
牡5歳
調教師:堀宣行(美浦)
父:Marju
母:ジョコンダII
母の父:Rossini
ここに注目!
昨年の本レースでは、2着馬タッチングスピーチに3馬身差をつけて完勝。力の要る馬場コンディション(重)への適性、京都・芝コースとの相性の良さを証明した一戦と言えるだろう。長距離輸送を苦にしないことは、これまでの好成績が示す通りだ。


ミッキーロケット
牡4歳
調教師:音無秀孝(栗東)
父:キングカメハメハ
母:マネーキャントバイミーラヴ
母の父:Pivotal
ここに注目!
ハードな調教を積んでいた前走の日経新春杯時の馬体重は、プラス6kgの478kg。馬体はほぼ仕上がっており、今回もこのあたりの数字が目安になるだろう。以前はスタートで出遅れる場面もあったが、近走では解消されて安定感を増している。

ヤマカツライデン
牡5歳
調教師:池添兼雄(栗東)
父:シンボリクリスエス
母:ヤマカツオーキッド
母の父:ダンスインザダーク
ここに注目!
鮮やかに逃げ切った3走前のオープン特別・丹頂S(札幌・芝2600m)の印象が強く、最近では中長距離戦への出走が多い。芝2200m戦も2戦して1勝、2着1回の好成績を残しており、スムーズにハナを切れれば、ここでも上位進出が可能だろう。

スマートレイアー
牝7歳
調教師:大久保龍志(栗東)
父:ディープインパクト
母:スノースタイル
母の父:ホワイトマズル
ここに注目!
全8勝のうちの6勝をマークしている阪神・芝コースが得意で、今回の舞台となる京都・芝コースは、全てGI への出走とはいえ3戦して未勝利。ここはコースへの対応がポイントになりそうだ。

ガリバルディ
牡6歳
調教師:藤原英昭(栗東)
父:ディープインパクト
母:シェンク
母の父:Zafonic
ここに注目!
近走では芝1600m戦を中心に活躍しており、芝2200m戦に出走するのは3歳時の京都新聞杯(3着)以来2度目となる。ただ、今年で6歳となり、以前のように力んで走る面は解消されている印象で、距離を克服する可能性も十分にあるだろう。

ショウナンバッハ
牡6歳
調教師:上原博之(美浦)
父:ステイゴールド
母:シュガーハート
母の父:サクラバクシンオー
ここに注目!
昨年の本レースは、力の要るコンディション(重)で14着と大敗。また、近3走はいずれも1秒以上の差で敗れていて、厳しいレースが続いている。半弟には昨年のJRA賞年度代表馬キタサンブラック(父ブラックタイド)がおり、本馬もひと花咲かせたいところだ。

アングライフェン
牡5歳
調教師:安田隆行(栗東)
父:ステイゴールド
母:レッドスレッド
母の父:パントレセレブル
ここに注目!
レースを使われながら良化するタイプで、5か月余りの休み明けを1度使われて調子は上がってくるはずだ。京都・芝コースは2000mの経験(3戦)しかないが、阪神・芝2400mで勝ち馬とハナ差の2着があることから、距離の芝2200m自体は十分にこなせそうだ。


selvas2 at 01:00コメント(0) 
ムーヴザワールド
牡3歳
調教師:石坂正(栗東)
父:ディープインパクト
母:リッスン
母の父:Sadler's Wells
ここに注目!
全姉のタッチングスピーチは一昨年ローズSを優勝し、同年のエリザベス女王杯でも3着に好走しており、本馬もデビュー前から注目を集めた存在だ。前走の東京スポーツ杯2歳Sで3着の後は、放牧に出されて心身をリフレッシュ。東京・芝1800mも経験済みで、今回は初重賞制覇の好機だろう。

スワーヴリチャード
牡3歳
調教師:庄野靖志(栗東)
父:ハーツクライ
母:ピラミマ
母の父:Unbridled's Song
ここに注目!
前走の東京スポーツ杯2歳Sで2着に好走して以来約3か月ぶりの出走になるが、調整はすこぶる順調だ。すでに東京・芝1800mの舞台で好結果を残している点はアドバンテージになるはずで、重賞タイトル奪取となるか、注目だ。

エアウィンザー
牡3歳
調教師:角居勝彦(栗東)
父:キングカメハメハ
母:エアメサイア
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
1番人気で出走した前走の500万下・福寿草特別(京都・芝2000m)は2着だったが、これまでの3戦全てで連対をしているように、素質は文句なく一級品と言える。全兄のエアスピネルは昨年のクラシック三冠戦線で活躍した後、今年の京都金杯を優勝。血統的にも魅力ある一頭だ。

タイセイスターリー
牡3歳
調教師:矢作芳人(栗東)
父:マンハッタンカフェ
母:スターアイル
母の父:Rock of Gibraltar
ここに注目!
前々走のデイリー杯2歳Sは、終始外へモタれる面を見せて8着に敗れたが、前走のシンザン記念では息の長い末脚を発揮して2着に入り、あらためて能力の高さをアピール。今回、直線の長い東京・芝コースで前走のような末脚を発揮することができれば、上位進出が可能だろう。

アサギリジョー
牡3歳
調教師:相沢郁(美浦)
父:ジャングルポケット
母:メイクヒストリー
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
前々走の500万下・葉牡丹賞(中山・芝2000m)ではレイデオロ(次走でホープフルS優勝)、コマノインパルス(次走で京成杯優勝)に続く3着。前走の京成杯では勝ち馬から0秒3差の5着に健闘しており、堅実なレースぶりでここでも上位進出を狙う。

チャロネグロ
牡3歳
調教師:大和田成(美浦)
父:ハーツクライ
母:ルミネンス
母の父:ジェイドロバリー
ここに注目!
前々走のメイクデビュー中山(芝1800m)は若さをのぞかせて9着に敗れたが、前走の未勝利(中山・芝2000m)では、外々を回りながら力強い末脚を発揮して初勝利を飾った。今回は重賞で一気の相手強化となるが、まだ成長の余地が大きいだけに侮れない。

ディアシューター
牡3歳
調教師:高木登(美浦)
父:サムライハート
母:ナムラクロシェット
母の父:Miswaki
ここに注目!
初勝利を飾ったのは中山・ダート1800mだったが、その後ホープフルS(8着)と500万下・若竹賞(中山・芝1800m、5着)に出走して、芝のレースへの対応を見せた。瞬発力勝負では他馬に一歩譲るかもしれないが、息の長い末脚が生きる流れになれば、浮上の可能性はある。

エテレインミノル
牡3歳
調教師:北出成人(栗東)
父:ディープブリランテ
母:シルキーブライド
母の父:Rock Hard Ten
ここに注目!
昨秋の未勝利(新潟・芝1800m)では、鮮やかな大外強襲劇を演じた。ここ2戦は思うような結果が出ていないが、今回の舞台は新潟と同じ左回りで直線の長い東京・芝コース。再び持ち味の末脚を発揮することができれば、上位争いに加わる可能性もあるだろう。


selvas2 at 00:30コメント(0) 

2017年02月09日

風変わりで巧妙な戦術を使って捕食を免れるヤモリの一種が新たに発見された。このヤモリはうろこを脱ぎ捨て、捕食者がうろこに食いついている隙にピンクの肉を露出した状態で逃走する。研究チームが今週、オープンアクセス科学誌「PeerJ」で発表した。

 このヤモリの硬く密生したうろこは「いともたやすく」脱ぎ捨てることができ、数週間もすれば新しいうろこが生えそろう。このマッチ箱大の生き物はうろこが剥がれた状態だと、特に見るべきところはなく、ピンク色をした生の鶏肉のように見える。

 この「ゲコレピス・メガレピス(Geckolepis megalepis)」と名付けられた小さなヤモリは、インド洋(Indian Ocean)の島国マダガスカルに生息。属名「ゲコレピス」はウロコヤモリ属を意味し、種名「メガレピス」はギリシャ語で「とても大きいうろこ」を意味する。

 ゲコレピス・メガレピスはこれまで、同じく脱ぎ捨て可能で大きなうろこを持つウロコヤモリ属の別の種と混同されてきた。

 独ミュンヘン(Munich)のルートヴィヒ・マクシミリアン大学(Ludwig Maximilian University)の声明によると、うろこを脱ぎ捨てるという特筆すべき能力が、このヤモリを調査する研究者にとって難題となってきたという。

 論文の共著者の一人、マーク・シュルツ(Mark Scherz)氏は「爬虫(はちゅう)類の種を見分ける主な方法の一つにうろこの配列パターンがあります。しかしこのヤモリのうろこはいとも簡単に剥がれてしまうので、うろこの配列パターンが分からなくなってしまうことが多いのです」と述べた。

 そこで研究チームは並外れて大きなうろこのような外見ではなく、骨格構造に頭骨の幅や長さのような際立った特徴がないかどうかを調べようと、骨格のマイクロCTスキャンを行った。

 その結果、うろこと皮膚の「接続部分」が他のウロコヤモリよりも小さいという独自の特性があることが分かった。そのおかげで傷を残すことなく、いともたやすくうろこを皮から切り離すことができる。

 新種のヤモリが類型化されるのは75年ぶり。

selvas2 at 16:03コメント(0) 
フローレスマジック
牝3歳
調教師:木村哲也(美浦)
父:ディープインパクト
母:マジックストーム
母の父:Storm Cat
ここに注目!
全姉に2014年エリザベス女王杯を制したラキシス、全兄にGII 2勝のサトノアラジンがいる良血馬。デビュー前から注目を集めてきた本馬が、今回、デビュー4戦目での初重賞タイトル奪取に挑む。

アドマイヤミヤビ
牝3歳
調教師:友道康夫(栗東)
父:ハーツクライ
母:レディスキッパー
母の父:クロフネ
ここに注目!
2勝目を飾った前走の500万下・百日草特別(東京・芝2000m)で完封したカデナ(2着)が、次走で京都2歳Sを鮮やかに差し切り勝ち。本馬は、今回約3か月ぶりでの重賞初挑戦になるが、主役級の評価が必要な逸材だ。

レーヌミノル
牝3歳
調教師:本田優(栗東)
父:ダイワメジャー
母:ダイワエンジェル
母の父:タイキシャトル
ここに注目!
デビュー2連勝で昨年の小倉2歳Sを制し、その後も京王杯2歳Sで2着、阪神ジュベナイルフィリーズでは3着に好走。今回の出走メンバーの中では実績的に最上位と言えよう。牝馬クラシック本番に向け、今年の始動戦から存在感を見せておきたいところだ。

アエロリット
牝3歳
調教師:菊沢隆徳(美浦)
父:クロフネ
母:アステリックス
母の父:ネオユニヴァース
ここに注目!
デビューから3戦はいずれも3か月以上のレース間隔を空けて使われて、1勝、2着2回と好成績を残している。前走のフェアリーS(2着)から中4週と初めて間隔を詰めて出走する今回、どんなパフォーマンスを見せるのか、注目したい。

ハナレイムーン
牝3歳
調教師:堀宣行(美浦)
父:ディープインパクト
母:ハウオリ
母の父:キングカメハメハ
ここに注目!
育成時代から注目を集めていた一頭で、昨年11月のメイクデビュー東京(芝1600m)を単勝オッズ1.4倍という圧倒的な1番人気に応えて勝ち上がった。今回、キャリア1戦で3か月弱の休養明けでも、不安より楽しみの方が断然大きい。

シンボリバーグ
牝3歳
調教師:藤沢和雄(美浦)
父:ダイワメジャー
母:スポークンファー
母の父:Notebook
ここに注目!
父をほうふつとさせる雄大な馬体の持ち主で、過去3戦はいずれも芝のマイル戦を使われて1勝、2着2回とパーフェクト連対を果たしている。敗れた2戦も勝ち馬との差はわずかで、重賞のメンバーに入っても素質は引けを取らないだろう。

スズカゼ
牝3歳
調教師:伊藤正徳(美浦)
父:ディープブリランテ
母:バレンソール
母の父:アフリート
ここに注目!
昨年暮れの阪神ジュベナイルフィリーズでは10着と完敗を喫したが、今年初戦となった前走の500万下・菜の花賞(中山・芝1600m)で好位から抜け出して2勝目を飾った。今回、牝馬限定のGIII なら、好勝負の期待がかかる。

トーホウアイレス
牝3歳
調教師:田中清隆(美浦)
父:ハーツクライ
母:トーホウドルチェ
母の父:サウスヴィグラス
ここに注目!
メイクデビュー新潟(芝1600m)、500万下・サフラン賞(中山・芝1600m)とデビュー2連勝をマーク。前走のアルテミスSは12着と敗れたが、休養でリフレッシュされた今回、その素質を見直す必要がある。


selvas2 at 00:30コメント(0) 

2017年02月08日

JRA騎手課程33期生の卒業式が7日、千葉県白井市の競馬学校で行われた。
今年は5人が卒業。9日の騎手免許試験合格発表を経て、3月以降にデビューを果たす。

 木幡育也君は初広の三男。
初也、巧也と合わせて親子4人が現役騎手となる。
兄弟3人が現役騎手としてそろうのは柴田政見、政人、利秋と津曲忠美、幸夫、浩二の例があるが、
同時期に父も現役なのは中央競馬史上初となる。
模擬レース最終戦では、最後方から3角まくりを決めてV。
「まずは兄(巧也)の記録(45勝)を抜いて、新人賞を狙いたい」と目標を語った。
父・初広は「4人で騎乗するのが夢。なかなかできることじゃないからね」と目を細めていた。



 この日に行われた模擬レース最終戦は5頭立て4着に終わった横山武史君は、全8戦の総合ポイントで争う「競馬学校チャンピオンシップ」で見事に優勝を果たした。

 横山典の三男で、兄は騎手の和生と、親子、兄弟の現役ジョッキーとなる。卒業式で表彰を受けた武史君は「予想外の競馬をしたり、馬を第一に考える父が目標。少しでも早く追いついて、いずれは追い越せるようになりたい」と偉大な背中を追っていく。

 「けがなく、長く乗り続けられればいい。あとは彼の努力次第。まだ何にも染まっていないから、真っすぐ育ってほしい」と横山典はエールを送る。「3人で同じ競走?ほっといてもいつか乗れるだろう」と、いつもの勝負師のそれとは違う“父の顔”をのぞかせていた。

新聞には横山武と表記するのだろうか。まぎらわしいぞ。

selvas2 at 12:18コメント(0) 
エアスピネルに改めて立ちふさがったカベ

 春のビッグレースに向け、ステップになる前哨戦が連続して組まれている。東京の「春菜賞」では16頭立て最低人気の3歳牝馬ライズスクリュー(父トーセンホマレボシ、母トーセンスクリュー)が、単勝230倍で鮮やかに抜け出した。公営から勝ち上がってきた島川隆哉オーナーのオーナーブリーディングホースである。外れたけれどこれは口惜しくない。オーナーの痛快と、無上の喜びが春の息吹を伝えてくれたようだった。

 同じ3歳戦では、「きさらぎ賞」で単勝140円の支持を受けたサトノアーサー(父ディープインパクト)が、かろうじて2着を死守したにとどまった。当然、雨の重馬場が大きな敗因となりそうだが、陣営は馬体重(474キロ)以上にムキムキな印象になった馬体を前に、レース前から懸念していた母の父リダウツチョイス(その父デインヒル)の影響を思ったかもしれない。リダウツチョイスの優秀性と、母方に入ったデインヒル系の影響力の強さを考えるほどに、こと日本では、緩急のペース変化に対応しながら距離延長に対応できるタイプとはいえない死角が生じ、マイラータイプに育てたほうがいい可能性を否定できなくなった。まだ出走権のかかる時期ではないから、負けてもいい。それを糧に次に進めばいいのだが、目ざすべき方向は問われている。「果たして、2000m→2400mと展開する日本のクラシック向きなのだろうか」、と。次走はどこだろう。良馬場なら、そこで可能性が明らかになる。

 その3歳クラシック路線が終了して、4歳になった今年はマイル路線に方向転換してきたのが、「東京新聞杯」で単勝180円の支持を受けたエアスピネル(父キングカメハメハ)だった。

 前回の京都金杯を制して1600m通算【3-1-0-0】。ハイペースをかかり気味に追走して京都金杯を1分32秒8(57秒9-34秒9)で勝ってみせたから、コースや流れに対する死角はあっても、大目標の「安田記念」に向けて得心のレースがしたかった。

 ところが、エアスピネルのかかえる不安がもっと鮮明に露呈する結果になってしまったのである。

 スローペースになるだろうことはレース前からみんなが承知。たとえ、マイネルアウラート(父ステイゴールド)が主導権をにぎったとしてもスローはスローだったろう。前回は行く気にはやったエアスピネルが、中位で折り合って進んだのもレース前から考えられた通り。

 爆発力がなく、ここまで自身の上がり3ハロン最高は新馬の33秒9。また、レース後半の追い比べで、推定1ハロン「自身11秒0」以内の記録は、2例くらいだけ。それも1ハロンに限られるのが、安定性を誇るエアスピネルの死角だった。決して崩れないが、決定力不足を否定できなかった。

 今回の東京新聞杯は「前半800m49秒8-後半800m45秒1」。なんと、レースの前後半に4秒7もの差が生じる歴史的な超スローになった。その結果、レースの最後の3ハロンは「10秒9-10秒8-11秒0」=32秒7であり、中身は東京「直線600mのレース」と化した。

 好位4-5番手から直線に向いたエアスピネルは、みんなと同じように楽な手応えから、後半の3ハロンを「32秒3」でまとめた。今回のエアスピネルの後半3ハロンはレース再生を参考に推定すると、「10秒8-10秒7-10秒8」=32秒3に限りなく近いだろう。ハロンごとの誤差はあっても0秒1程度か。エアスピネルはハロン10秒台を3回も連続させたのである。素晴らしい。どこがジリ脚なものか、となりそうだが、しかし、負け方は最悪に近い。

 レースの後半3ハロンを「32秒7」でまとめたブラックスピネルを、直線が600mあるのにとうとう捕まえることができなかった。机上の数字の展開ではない。4コーナーで約2馬身半ほど前にいたブラックスピネルをついに捕まえることができなかったのである。

 あまりにも上がりが高速すぎたのか。でも、エアスピネルよりもっと後方にいたプロディガルサン(父ディープインパクト)は、エアスピネルと同じようにスパートを開始すると、推定「10秒8-10秒6-10秒6」=32秒0のフィニッシュで、なんとエアスピネルに半馬身も先着し、ブラックスピネルとクビ差同タイムの2着に浮上していたのである。

 好位差しの正攻法を選んだエアスピネルは、たしかに大きくは崩れなかった。だが、好位差しの戦法をとって、「前を捕まえられず、後方の馬に差される」では完敗である。きわめて特殊な上がりだけのレースになってしまったのだから仕方がないではないか、とする見方もあるが、おそらく仕方がなくはない。決定力不足とされたエアスピネルは、「4、4、3」着にとどまったクラシック3冠と同じく、距離がマイルになっても決定力不足はまったく同じことだったのである。

 マイル路線で勝負の明暗を分ける決定力不足をカバーするには、京都金杯と同じようにレースの流れを速くし、上がり33秒台に象徴されるような切れ味勝負を、自ら動いて解除しなければならないのだろうか。京都金杯で「ハナ差」まで追い詰めてきたブラックスピネルとは、流れや道中の位置の差で、あれは着差以上の実力勝ちだったという見方もあった。ところが、今度は当時より楽な負担重量1キロ差だけで、逆にマークして追い詰める立場にたったら「半馬身以上」も追いすがることができなかったのである。安田記念を目ざすエアスピネルに改めて立ちふさがったカベは考えられる以上に厚い。

 休み明けで、ややもするとエアスピネルよりもっと切れないのではないかと思われたプロディガルサンの上がり「32秒0」は、東京のマイル戦を勝ち負けした馬の記録とすると、歴史的な超スローの特殊なレースだったとはいえ、史上最速に相当する数字である。ひと息いれて立て直してきたプロディガルサンは3歳時とは別馬のように成長していた。

 同馬の目ざす方向はまだはっきりしないが、レベルの高い馬がそろっているとされる現4歳世代のなかで、格好の基準馬となるエアスピネルに先着したから強気になれるだろう。秘める能力は一枚上を示したともいえる。これで今後の展望は大きく広がった。

 今週は、マカヒキ(ムーア騎手)の始動戦となる「京都記念」が組まれている。4歳のトップクラスの戦いは、ブラックスピネル、プロディガルサンがエアスピネルに先着したことにより、さらに勢力図が拡大していることを示すことになった。

selvas2 at 00:30コメント(0) 

2017年02月07日

5日、東京競馬場で行われた東京新聞杯(4歳上・GIII・芝1600m)は、
先手を取ったM.デムーロ騎手騎乗の3番人気ブラックスピネル(牡4、栗東・音無秀孝厩舎)が、
そのまま直線に入ってゴールまで押し切り、中団から追い上げてきた5番人気プロディガルサン(牡4、美浦・国枝栄厩舎)をクビ差退け優勝した。
勝ちタイムは1分34秒9(良)。

 さらに1/2馬身差の3着に1番人気エアスピネル(牡4、栗東・笹田和秀厩舎)が入った。
なお、2番人気ヤングマンパワー(牡5、美浦・手塚貴久厩舎)は6着に終わった。

 勝ったブラックスピネルは、父タニノギムレット、母モルガナイト、その父アグネスデジタルという血統。
前走の京都金杯は差してハナ差の2着だったが、今回は逃げの手に出て見事押し切り、初めての重賞制覇を果たした。


selvas2 at 00:30コメント(0) 

2017年02月06日

2月5日の京都11Rで行われた第57回きさらぎ賞(3歳オープン、GIII、芝・外1800メートル、別定、8頭立て、1着賞金=3800万円)は、
松若風馬騎手騎乗の6番人気アメリカズカップ(牡、栗東・音無秀孝厩舎)が制し、重賞初制覇を飾った。
タイムは1分50秒1(重)。

 昨年の勝ち馬サトノダイヤモンド(のちの菊花賞覇者)などクラシックホースを輩出してきたこのレース。
タガノアシュラがハナに立ち、プラチナヴォイス、マテラレックスが続く展開となった。
直線に入ると、プラチナヴォイスが一旦抜け出したが、
道中は4番手につけていたアメリカズカップがグングンと伸びてかわし、
6番手の外から追撃してきた2着馬サトノアーサー(1番人気)を1馬身3/4差で退けた。
さらにアタマ差の3着はダンビュライト(2番人気)。

 アメリカズカップは、父マンハッタンカフェ、母ベガスナイト、母の父コロナドズクエストという血統。
北海道千歳市・社台ファームの生産馬で、馬主は谷掛龍夫氏。
通算成績は4戦3勝。
きさらぎ賞は音無秀孝調教師、松若風馬騎手ともに初勝利。

selvas2 at 00:30コメント(0) 

2017年02月05日

東京のマイルで問われる総合力

 1990年ころに同じような10頭立てがあったが、この重賞にしては珍しい少頭数になった。同じ路線の京都金杯組が3頭いて上位のレベルは高いが、ここはかなりのスローになりそうである。 この、レース展開(流れ)が最大のポイントか。

 前回は久しぶりのマイルで行きたがり、早めのスパートになって勝ったエアスピネル(57秒9-34秒9=1分32秒8)は、今後のこと、また東京のマイルであることを考えると、うまくなだめたブラックスピネル(58秒1-34秒7=1分32秒8)に「ハナ差」まで追い詰められたようなレースにはしたくない。直線平坦の京都ではない。流れに乗りつつも、今後のために切れ味を引き出したいというのが、人気でライバルのマークを一手にうけるエアスピネルだろう。

 エアスピネル(父キングカメハメハ)も速い脚が長く続かないようなところがあるが、中心にしたいヤングマンパワー(父スニッツェル)は、スプリント色が濃い父の影響を受け、切れ味が長続きしないタイプだろう。したがって、スローの流れの方がいい。東京のマイルで問われる総合力、プラスアルファのスタミナは問われない方がいい。

 シャープに切れるイメージはないが、前々走の富士Sは前半スローで後半の1000mが速くなり、「57秒7-45秒9-34秒2-11秒8」。11秒台のラップがずっと続く形は有利ではなかったが、400mから200mの1ハロンは「11秒2」。もっとも速くなった部分でヤングマンパワーは推定「10秒8〜9」の脚を使って勝負を決めている。

 今回は似たようなスローから、直線に向いて「-11秒0-11秒0-」くらいの高速ラップが出現して不思議ない。それにもっともうまく対応できるのが、短距離タイプの特質も秘めている同馬ではないか、としたい。坂路の調教では頭が高いうえ、口向きの怪しそうなところを見せたりするが、実戦では不安はない。

 エアスピネルの評価を下げる必要はまったくないが、スローで後半の3ハロン〜2ハロンの爆発力勝負に集約されるような流れだと、必ずしも能力上位とはいい切れない。この中間の成長著しいプロディガルサンとの三つ巴をイメージし、押さえはヤングマンパワーから、ブラックスピネル、ブラックムーン、マイネルアウラートの3頭にしたい。

selvas2 at 00:38コメント(0) 

2017年02月04日

 きさらぎ賞は、春のクラシックを目指す有力馬の戦い。3歳の重賞だけに、前走指数上位馬が中心になるが、この時期の前哨戦はスローペースが多く、指数は低くても、鋭い差し脚のある馬たちに要注意だ。

 今年の指数上位は、エスピリトゥオーゾ、アメリカズカップ、ダンビュライト、タガノアシュラ、マテラレックス、プラチナヴォイスなど。

 このメンバーならスローペースは必至。
 指数は低いが、スローペースの差し脚の鋭さではサトノアーサーが断然だろう。ここまで2戦2勝。新馬戦はぎりぎり同着での勝利だったが、2戦目のシクラメン賞は3馬身半の差をつけて圧勝している。2戦とも上がりタイムは最速で、素質の高さは明らか。3歳世代を代表する1頭だろう。ここは相手探しのレースだ。

 相手の中心は、指数上位馬で先行力があるエスピリトゥオーゾ、アメリカズカップ、ダンビュライト、プラチナヴォイスなどを上位に取りたい。

 東京新聞杯は東京のマイル戦。
 今年の指数上位馬は、マイネルアウラート、エアスピネル、ブラックスピネル、プロディガルサン、ヤングマンパワー、ブラックムーンなど。

 素質上位といえるのは、皐月賞4着、ダービー4着、菊花賞3着の4歳馬エアスピネルだろう。前走の京都金杯でも1番人気に推されて、僅差ながら勝利を手にした。これまで3勝をあげているが、すべて1600メートル戦でのもの。1600メートル戦は(3100)と、パーフェクト連対で、距離適性からしても、中心になるべき馬だろう。

 ただ、危惧がないわけではない。スタミナが豊富で、先行して粘るレースが持ち味だ。どうしても鋭い差し脚には欠ける。前走もブラックスピネルに迫られて、わずかにハナ差の勝利だった。直線の長い東京コースだけに、他馬の追い込みに屈する場面があるかも知れない。

 鋭い差し脚の点から注目したいのは、ブラックムーン、ヤングマンパワー、ロイカバードなど。なかでも安定した差し脚が光るブラックムーンが気になる存在だ。前走の京都金杯は積極的な前々のレースだったが、結果的に直線で伸びあぐねて9着だった。落ち着いて、後方から追った方が、自慢の差し脚が生かせるようで、東京コースでの変わり身に注目したい。

 マイペースで逃げられそうなマイネルアウラートも本格化を感じさせる。ハイペース気味に逃げても、粘るスタミナが魅力で、エアスピネルとの叩き合いになっても、遜色のないレースができるのではないか。

selvas2 at 00:30コメント(0) 

2017年02月03日

伏兵馬とステイゴールド産駒

 珍しいことに種牡馬ステイゴールドの産駒が11頭立ての中に「4頭」もいる。母の父は「エーピーインディ、コマンダーインチーフ、ストームキャット、ガリレオ」である。ステイゴールドは、14世代を送ったが(2016年産まれの最終世代は、初春に死亡したので種付け頭数1頭、血統登録された産駒数1頭)、種牡馬生活が進むごとにどんどん評価の上がった素晴らしい種牡馬だった。

 血統登録されている現3歳世代が131頭、2歳世代が96頭もいるので、まだまだオルフェーヴルや、ゴールドシップのような逸材が出現するかもしれない。ナカヤマフェスタ(母の父タイトスポット)、アルコセニョーラ(母の父モガンボ)を送り出した初期とは、相手の牝馬のレベルがまるで異なるのである。いやいや、評価の高い牝馬との間には案外、名馬を送らないのがステイゴールドだったりするかもしれない。

 その4頭にはもちろん流すつもりで、中心は伏兵アンジェリックとしたい。5歳後半を迎えるまではずっと1400〜1600mが中心で、全8連対(4勝)を1600m以下で記録しているが、しばらくぶりに3走前の東京芝1800mに乗り、上がり33秒6でこのクラスを0秒2差(4着)に好走した際に騎乗した横山典弘騎手が、「以前からパンとすれば、マイルよりは少し長い距離の方が合うと思っていた」と評したため、これで4戦連続1800m以上に出走になる。

 前回は強気にGIIIの愛知杯2000mに格下から挑戦し(横山和生騎手)、珍しく先行して0秒4差の5着に善戦好走。1800〜2000mくらいが適距離であることが確かめられた。苦しくなってからも、気合がはいると再三脚を使っている。今回は、ここまで【1-2-1-5】の主戦格、横山典弘騎手に戻った。

 おそらくスローペースから、スパートのタイミングとコース選択が明暗を分ける最後の切れ味勝負だろう。アンジェリックの東京芝【4-1-3-5】のコース適性がフルに生きると期待したい。人気はないはずなので手広くいきたい。

selvas2 at 20:12コメント(0) 
サトノアーサー
牡3歳
調教師:池江泰寿(栗東)
父:ディープインパクト
母:キングスローズ
母の父:Redoute's Choice
ここに注目!
父にディープインパクト、母にニュージーランドのG1を優勝したキングスローズを持つ良血馬。2015年のセレクトセール1歳馬セッションにおいて、2億1060万円(消費税込み)で取引された。評判に違わぬ走りで2連勝を果たしており、クラシックの有力候補に挙げられる一頭だ。

ムーヴザワールド
牡3歳
調教師:石坂正(栗東)
父:ディープインパクト
母:リッスン
母の父:Sadler's Wells
ここに注目!
父はディープインパクト、母はイギリスG1優勝馬のリッスンで、全姉には2015年ローズSを勝利したタッチングスピーチと血統背景は超一流と言える。まだ若駒らしい緩さを残すものの、見栄えのする好馬体で迫力満点のフットワークを見せている。大物感十分の逸材だ。

タガノアシュラ
牡3歳
調教師:五十嵐忠男(栗東)
父:マンハッタンカフェ
母:レイサッシュ
母の父:パラダイスクリーク
ここに注目!
気性面の影響もあってか成績は安定していないが、前々走の500万下・黄菊賞(京都・芝2000m)では、評判馬を退けて鮮やかな逃げ切り勝ちを決めている。今回、スムーズな競馬でこの馬の能力を発揮できれば、好勝負が可能だろう。

アメリカズカップ
牡3歳
調教師:音無秀孝(栗東)
父:マンハッタンカフェ
母:ベガスナイト
母の父:Coronado's Quest
ここに注目!
デビュー2連勝はいずれも先行抜け出しの安定したレース運びで、非凡なセンスがセールスポイントだ。前走の朝日杯フューチュリティS(9着)は、3か月の休み明けだったことを踏まえれば悲観する内容ではなく、改めて注目したい一頭だ。

プラチナヴォイス
牡3歳
調教師:鮫島一歩(栗東)
父:エンパイアメーカー
母:プレザントブリーズ
母の父:マンハッタンカフェ
ここに注目!
本レースと同じ京都・芝1800mの舞台で行われた3走前の未勝利を、1分45秒9の2歳コースレコードで勝利すると、同コースのオープン特別・萩Sも連勝。前走の京都2歳Sは6着に敗れたが、今回、得意の条件で巻き返しを期待できる。

ダンビュライト
牡3歳
調教師:音無秀孝(栗東)
父:ルーラーシップ
母:タンザナイト
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
現3歳世代が初年度産駒の父は、種牡馬としてJRAで23勝(1月29日終了時点)をマーク。そのうち18勝が1800m以上の距離で、産駒は本質的に中長距離タイプの傾向がある。全3戦が芝1600mだった本馬も、初の芝1800mでパフォーマンスを上げてくるはずだ。

スズカメジャー
牡3歳
調教師:橋田満(栗東)
父:ダイワメジャー
母:スプリングサンダー
母の父:クロフネ
ここに注目!
父は2015年の2歳リーディングサイヤーに輝いたダイワメジャーで、母スプリングサンダーは現役時代に重賞で2着2回の活躍馬。本馬も血統のスケールは大きく、今回のメンバーに入っても素質は互角以上だ。

ワンダープチュック
牡3歳
調教師:河内洋(栗東)
父:ハーツクライ
母:ウイングドキャット
母の父:Storm Cat
ここに注目!
前々走の京都2歳Sでは、勝ち馬から0秒5差の4着に健闘。オープンクラスでも掲示板(5着以内)を外さない安定した成績を残しており、1勝馬ながら素質は引けを取らないだろう。脚の使いどころ次第で、上位争いに食い込むシーンもありそうだ。


selvas2 at 00:30コメント(0) 

2017年02月02日

エアスピネル
牡4歳
調教師:笹田和秀(栗東)
父:キングカメハメハ
母:エアメサイア
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
前走の京都金杯を優勝し、自身2度目の重賞制覇を達成。ここまで芝1600mのレースでは4戦3勝、2着1回と抜群の適性を示している上、昨年のクラシック三冠戦線で健闘したように地力も上位の存在。重賞連勝へ視界は明るい。

ヤングマンパワー
牡5歳
調教師:手塚貴久(美浦)
父:スニッツェル
母:スナップショット
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
昨年は関屋記念と富士Sを優勝し、マイラーとして花開いた一頭だ。前走のマイルチャンピオンシップは流れに乗れず大敗(16着)を喫したが、この一戦だけで見限るわけにはいかないだろう。得意の左回りコースとなる今回、重賞3勝馬が巻き返しを目指す。

ブラックスピネル
牡4歳
調教師:音無秀孝(栗東)
父:タニノギムレット
母:モルガナイト
母の父:アグネスデジタル
ここに注目!
前走の京都金杯は惜しくもハナ差の2着に敗れたが、ゴール前での伸び脚は勝ち馬のエアスピネルを上回っていた。デビュー時から高い素質を見せ、昨年は重賞でも上位人気の支持を集めていた一頭。ここで念願の重賞タイトル奪取となるか、注目だ。

マイネルアウラート
牡6歳
調教師:高橋裕(美浦)
父:ステイゴールド
母:マイネシャンゼリゼ
母の父:トウカイテイオー
ここに注目!
ここにきてオープン特別を連勝して好調ぶりを見せている。特に、前走のオープン特別・ニューイヤーS(中山・芝1600m)では58kgの別定重量を克服して堂々と押し切っており、地力強化が目立つ。ここは重賞初制覇の好機だ。

プロディガルサン
牡4歳
調教師:国枝栄(美浦)
父:ディープインパクト
母:ラヴズオンリーミー
母の父:Storm Cat
ここに注目!
2歳時の一昨年に東京スポーツ杯2歳Sで2着に入り、3歳時の昨年には青葉賞で4着、セントライト記念で3着と実績を残している。まだ重賞のタイトルこそ獲得していないが、素質は現4歳世代でも上位の存在だ。菊花賞以来(11着)の出走でも好勝負可能だろう。

ブラックムーン
牡5歳
調教師:西浦勝一(栗東)
父:アドマイヤムーン
母:ロイヤルアタック
母の父:ジェネラス
ここに注目!
3番人気に支持された前走の京都金杯は9着だったが、前々走のオープン特別・キャピタルS(東京・芝1600m)では、4コーナー最後方から2着馬に3馬身差をつける豪快な追い込みを決めて勝利している。舞台が再び東京・芝コースとなる今回、末脚発揮で反撃を狙う。

ロイカバード
牡4歳
調教師:松永幹夫(栗東)
父:ディープインパクト
母:アゼリ
母の父:Jade Hunter
ここに注目!
これまで9戦を消化し、そのうち芝1600m戦は3戦2勝を記録しており、まだ能力の底を見せていない魅力がある。今回は相手強化の一戦ではあるが、素質はこのメンバーでも互角だろう。初の重賞制覇が期待される。

ダイワリベラル
牡6歳
調教師:菊沢隆徳(美浦)
父:ダイワメジャー
母:オレンジジェラート
母の父:トニービン
ここに注目!
昨年の本レースは勝ち馬スマートレイアーから0秒5差の6着。その後もダービー卿チャレンジT、京成杯オータムHで共に4着の成績を残している。ここ2戦はこの馬本来の堅実な走りが見られないが、馬体に衰えはなさそうだ。


selvas2 at 00:30コメント(0) 

2017年02月01日

2月1日(水)の川崎競馬11Rで行われた第66回川崎記念(交流GI、4歳以上オープン、選定馬、定量、ダート・左2100メートル、12頭立て、1着賞金=6000万円)は、クリストフ・ルメール騎手騎乗の5番人気オールブラッシュ(牡5歳、栗東・村山明厩舎)が鞍上の絶妙なリードで逃げ切り勝ちをおさめた。タイムは2分14秒6(良)。3馬身差の2着には中団追走から直線鋭く差を詰めたサウンドトゥルー(1番人気、JRA所属)、さらに1馬身半遅れた3着に好位で粘ったコスモカナディアン(6番人気、JRA所属)。

 ◆クリストフ・ルメール騎手(1着 オールブラッシュ)「ちょうどいいペースでした。彼は逃げるのが大好きです。今回は川崎で完璧なタクティクス(戦法)でした。ハナに立って気分良く進めて、ゴールまで止まらない、楽に勝ちました。スタンド前で外の馬(ミツバ)のプレッシャーがありましたが、オールブラッシュの反応が良く、いい頑張りをみせてくれました。今日は大きなステップアップだったけど、能力があるので自信はありました。今日、GIホースになりました。素晴らしいですね」

 川崎記念を勝ったオールブラッシュは、父ウォーエンブレム、母ブラッシングプリンセス、母の父クラフティプロスペクターという血統。北海道白老町・社台コーポレーション白老ファームの生産馬で、社台レースホースの所有馬。通算成績は20戦6勝(うち地方1戦1勝)。重賞は初制覇。川崎記念は、村山明調教師は初優勝、クリストフ・ルメール騎手は2007年ヴァーミリアン、2009年カネヒキリに次いで3勝目。

selvas2 at 22:29コメント(0) 
得意の東京コースならフェブラリーSの距離は平気だろう

 出負け気味のスタートから最後方近くを進んだ人気のカフジテイク(父プリサイスエンド)が大外から直線一気を決め、あざやかな初重賞制覇。出走権をえた2月19日のG1「フェブラリーS」でも、連覇を狙うモーニン、14、15年の勝ち馬コパノリッキーなどと互角の評価を受ける注目馬となった。

 根岸Sが東京ダート1400mで行われるようになった2001年以降、さまざまなダート巧者がここをステップにフェブラリーSに挑戦しているが、良馬場で上がり「34秒5」の差し切りは最速の記録になる。レース全体の流れは「35秒0-(11秒9)-36秒1」=1分23秒0。ダートの短距離戦とあって一応前傾バランスだが、先行馬つぶれのハイペースではなく、勝ったカフジテイク自身の中身は推定「36秒7-(11秒8)-34秒5」=1分23秒0であり、先行馬の崩れに乗じて追い込んだという内容ではまったくない。

 良馬場の根岸Sを1分23秒0は、2位タイだが、2005年に福永祐一騎手が騎乗して7馬身差の独走を決めたメイショウボーラー(父タイキシャトル)の勝ちタイムと同じである。メイショウボーラーはフェブラリーSを1分34秒7(不良馬場)の快時計で押し切っている。今回のカフジテイクはそれこそ正反対の脚質だが、本番に向けての手ごたえは同じだろう。

 父プリサイスエンド(その父エンドスウィープ)は、2010年のこの根岸Sを制したグロリアスノアと同じ。4歳だったグロリアスノアはフェブラリーSこそ5着にとどまったが、秋には武蔵野Sを勝ち、当時のジャパンCダートをトランセンドの2着に快走している。アドマイヤムーン、サウスヴィグラスで知られるエンドスウィープ(父フォーティナイナー)系の広がりは素晴らしいものがあり、カフジテイクもずっと1400m以下が中心だったが、初の1600mだった2走前の武蔵野Sは1分34秒2(レコードの0秒4差3着)であり、3歳春以来2度目の出走となったダート1800mでも前回のチャンピオンズCをサウンドトゥルー(2月1日の川崎記念に出走)の0秒2差4着している。得意の東京コース【3-0-1-0】なら、フェブラリーSの距離は平気だろう。

 母の父は無類の成長力を伝えるスキャン。祖母の父ラシアンルーブルは、ナグルスキーなどとともに当時のダート血統の主流だったニジンスキー直仔で、フェブラリーH(当時)、帝王賞などを勝ったラシアンゴールドの父である。また、カフジテイクの牝系は伝説にも近いパワフルな一族であり、5代母ダイニクモゼキ(父ダイオライト)は、天皇賞・秋、AJCCなどの勝ち馬タカマガハラ(父クリノハナ)の母クモゼキの全姉になる。それは十分に古すぎるが、サラブレッドに新種は存在しないから血のつながりは絶えず古典的であり、サンデーサイレンスだってもう30年も前の馬。カフジテイクの4代父ミスタープロスペクーは、約50年も前の馬である。

 2番人気に支持されたのはベストマッチョ。父マッチョウノのサイアーラインは、もう170年も前から現代の主流血脈(ファラリス系)とはまったく別路線をたどって存続するので、いつも古典の世界から飛び出したように紹介される。系統別にすると、ダノンレジェンド、ノボトゥルー、ムーチョマッチョマンも同父系。まだ5戦4勝の注目の新星は、パドックでは悠然と歩く時間もあり、キリッと締まった素晴らしい馬体をみせたが、これが昨年の勝ち馬モーニンのように快速タイプだったら良かったが、このメンバーで外枠、ずっと外を回りながら差す形を求められてしまった。正攻法でぶつかって12着は仕方がない。底をみせていない未知の魅力にあふれていたが、ただ1頭の4歳馬にとって、格上がり、休み明けの不利もあった。

 昨16年は休み明けでフェブラリーS4着。15年も2ヶ月半ぶりでフェブラリーS3着のベストウォーリア(父マジェスティックウォリアーは昨年から日本に輸入され、交配数127頭)は、今年はここを叩いて本番のローテーションを取ってきた。58キロの7歳馬とあって、評価の分かれる3番人気だったが、流れに乗って抜け出し、一旦は勝ったかと思わせた。すべてダート戦のみに出走し、これで1600m以下に限れば23戦【9-7-4-3】であり、1800m以上【0-1-0-3】だとスタミナ不安が生じるものの、マイル以下なら馬券圏外に沈んだことはたった3回しかないという素晴らしいスピード能力を改めて示すことになった。フェブラリーSはここまで「13、3、4」着。今年は4年連続の出走になる。

 激しい3着争いは、最後の100mくらいになってエイシンバッケン(父ヨハネスブルグ)がものすごい勢いで突っ込んできた。猛然と伸びたのは、ゴール前の100mくらい。最後方からカフジテイクとは違って馬群の間を狙う作戦に出たが、2度、3度と前が詰まってブレーキをかけたように映ったから、岩田騎手も、陣営も、ファンも、みんな残念だった。でも、まだまだ賞金獲得額の少ないオープン馬ゆえ、勝たないことには(2着でも)フェブラリーS出走はかなわない。詰まる危険は承知の、思い切った騎乗だったかもしれない。

 大駆けを期待した9歳タールタン(父タピット)は、外枠のためインにもぐり込めなかったのと、締まったダートで見せるような行きっぷりではなかった。ブルミラコロ(父キンシャサノキセキ)は格上がりでこの相手だから、内枠からの先行はペース以上にプレッシャーがあった。

 岩手の菅原勲調教師のラブバレット(父ノボジャック)は、最後は10着(1秒0差)に沈んだものの、挑戦者らしい果敢な先行策で残り200mあたりまで並んで先頭だった。公営競馬の所属馬がJRA重賞で好走は近年めったにないが、この中身は立派。スピード負けではない。メイセイオペラの勝ったフェブラリーSを目ざしての根岸S挑戦なので、東京1400mはきびしかったが、小回りコースならJRA重賞でももっといいレースが可能だろう。

selvas2 at 00:30コメント(0) 
Archives
記事検索