2017年03月

2017年03月31日

珍しく55キロと軽くなった

 金曜の夜からの雨の影響がどのくらいあるかだが、降雨量は少ない予報なので、心もち時計がかかるかもしれない程度か。良馬場か、せいぜいヤヤ重だろう。

 7戦【6-1-0-0】の新星グレーターロンドン(父ディープインパクト)はレース間隔が詰まるのを嫌って回避したから、1月15日の「ニューイヤーS」を、1分33秒5で快勝している6歳マイネルアウラート(父ステイゴールド)と、2着で同じステイゴールド産駒の5歳グランシルク、さらに2週前にこの中山1600mを1分33秒3で完勝しているキャンベルジュニア、マイルこそベストのガリバルディあたりの首位争いか。

 大阪杯に回ったマルターズアポジーが登録していたから、マイネルアウラートは、ニューイヤーSより負担重量1キロ減の57キロ。グランシルクもニューイヤーSより1キロ減の55キロで出走できる。珍しく55キロと軽くなったグランシルクから入りたい。

 この馬、中山芝は【2-3-2-2】。一方、東京芝は【2-1-1-3】。さして変わらないように映るが、東京の2勝は1400mの条件戦であり、オープンでの連対はない。中山での2勝はともに1600mであり、ニュージーランドT2着、前回のニューイヤーS2着がある。オープンでの着外は京成杯AHの同タイム4着と、出負けした昨年の東風S6着(0秒2差)。長い直線の東京ではスパートのタイミングが難しいが、小回りの中山なら切れ味がフルに発揮できる。

 戸崎騎手とは未勝利時からのコンビで【3-3-2-1】。脚の使いどころを熟知しているところに、いつもより軽い55キロのハンデがプラスを生みそうである。

 前出の3頭が当面の相手だが、ハンデ戦がそう簡単に決着するわけがない。内枠を引いたデキ絶好のロジチャリス。完調というには物足りないが、マイル戦は基本能力のある馬は9分程度の状態でも快走することが珍しくない。立ち直りつつあるシェルビー(父サクラバクシンオー)と、さすがと思わせるフットワークを見せたショウナンアデラ(父ディープインパクト)は少し買いたい。

selvas2 at 18:13コメント(0) 
4月2日に阪神競馬場で行われる、第61回大阪杯(4歳上・GI・芝2000m・1着賞金1億2000万円)の枠順が31日確定しました。

昨年の年度代表馬キタサンブラック(牡5、栗東・清水久詞厩舎)は4枠5番からのスタートとなりました。
また、昨年のダービー馬マカヒキ(牡4、栗東・友道康夫厩舎)は8枠14番、
香港ヴァーズを制したサトノクラウン(牡5、美浦・堀宣行厩舎)は5枠7番に入りました。

昨年(格はGII)の覇者アンビシャス(牡5、栗東・音無秀孝厩舎)は7枠12番、
金鯱賞を連覇したヤマカツエース(牡5、栗東・池添兼雄厩舎)は8枠13番、
日経新春杯を制したミッキーロケット(牡4、栗東・音無秀孝厩舎)は1枠1番となっております。
発走は15時40分。

 ( )内は性齢、騎手・調教師

1-1 ミッキーロケット(牡4、和田竜二・音無秀孝)
2-2 アングライフェン(牡5、岩田康誠・安田隆行)
3-3 スズカデヴィアス(牡6、藤岡佑介・橋田満)
3-4 ステファノス(牡6、川田将雅・藤原英昭)
4-5 キタサンブラック(牡5、武豊・清水久詞)
4-6 サクラアンプルール(牡6、横山典弘・金成貴史)
5-7 サトノクラウン(牡5、M.デムーロ・堀宣行)
5-8 ロードヴァンドール(牡4、太宰啓介・昆貢)
6-9 ディサイファ(牡8、四位洋文・小島太)
6-10 モンドインテロ(牡5、内田博幸・手塚貴久)
7-11 マルターズアポジー(牡5、武士沢友治・堀井雅広)
7-12 アンビシャス(牡5、福永祐一・音無秀孝)
8-13 ヤマカツエース(牡5、池添謙一・池添兼雄)
8-14 マカヒキ(牡4、C.ルメール・友道康夫)

※出馬表は主催者発表のものと照合してください。

selvas2 at 10:30コメント(0) 
4月2日(日曜)

第61回 大阪杯(GI)阪神競馬場・芝2,000m

新たな夢の創世が最強馬の伝説を築く。


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2017年03月30日

グレーターロンドン
牡5歳
調教師:大竹正博(美浦)
父:ディープインパクト
母:ロンドンブリッジ
母の父:ドクターデヴィアス
ここに注目!
父がディープインパクトで、母が1998年の桜花賞2着馬、半姉には2004年のオークス馬ダイワエルシエーロ(父サンデーサイレンス)がいる良血馬。本馬は休養を挟み目下5連勝中で、その勢いには大いに注目が必要だろう。

グランシルク
牡5歳
調教師:戸田博文(美浦)
父:ステイゴールド
母:ルシルク
母の父:Dynaformer
ここに注目!
今回の中山・芝1600mでは8戦して2勝、2着3回。掲示板(5着以内)を外したのは1回だけで、舞台適性は申し分ない。このコースで行われる重賞なら、タイトルに手が届いても不思議はない。

ガリバルディ
牡6歳
調教師:藤原英昭(栗東)
父:ディープインパクト
母:シェンク
母の父:Zafonic
ここに注目!
昨年の中京記念を鮮やかな直線強襲劇で優勝し、重賞初制覇を果たした。安定感には欠けるタイプだが、前走のオープン特別・大阪城S(阪神・芝1800m、3着)ではメンバー中最速タイの上がり3ハロン32秒8(推定)をマークしており、地力は健在だ。

マイネルアウラート
牡6歳
調教師:高橋裕(美浦)
父:ステイゴールド
母:マイネシャンゼリゼ
母の父:トウカイテイオー
ここに注目!
昨年と今年でオープン特別を3勝しており、パワーアップが目を引く存在だ。前走の東京新聞杯は4着と重賞初制覇はならなかったが、この中間も引き続き体調は良好な様子。ここはあらためて期待したい。

ロジチャリス
牡5歳
調教師:国枝栄(美浦)
父:ダイワメジャー
母:プラチナチャリス
母の父:Rock of Gibraltar
ここに注目!
昨年のエプソムCで4着に入着しており、重賞タイトル獲得が視野に入ってきた一頭だ。前走のオープン特別・東風S(中山・芝1600m)は3着だったが、約6か月半の休み明けを考慮すれば内容は悪くなかった。ここは上積みが見込めるだけに、前進が可能だろう。

ロイカバード
牡4歳
調教師:松永幹夫(栗東)
父:ディープインパクト
母:アゼリ
母の父:Jade Hunter
ここに注目!
前々走の1600万下・元町S(阪神・芝1600m)を鮮やかな後方一気で勝利し、素質開花のムードが漂う。もともと、昨年春にきさらぎ賞3着→京都新聞杯3着の実績がある馬。前走の東京新聞杯は9着に敗れたが、軽視は禁物だ。

ダイワリベラル
牡6歳
調教師:菊沢隆徳(美浦)
父:ダイワメジャー
母:オレンジジェラート
母の父:トニービン
ここに注目!
中山・芝1600mは、2勝を挙げ、重賞で4着に2度入っている得意な舞台だ。前々走から着用しているブリンカーの効果があったのか、前走のオープン特別・東風S(中山・芝1600m)では、逃げの手を打って2着。脚質の自在性を増した点にも注目したい。

サンライズメジャー
牡8歳
調教師:浜田多実雄(栗東)
父:ダイワメジャー
母:ティファニータッチ
母の父:Deputy Minister
ここに注目!
ここまでに重賞で2着3回。また、オープン特別を3勝しており、実績は十分だ。今回は休養明けの一戦となるが、気性的に間隔が空いても力を出せるタイプ。持ち味の鋭い末脚を発揮できれば、上位進出のチャンスは十分だ。


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2017年03月29日

キタサンブラック
牡5歳
調教師:清水久詞(栗東)
父:ブラックタイド
母:シュガーハート
母の父:サクラバクシンオー
ここに注目!
パドックではうるさい仕草が一切なく、常に堂々とした周回を見せる馬。この馬の安定した走りは、どんな状況でも崩れない精神力の高さから生まれているものだろう。本レースへ向けてしっかりと調教を積まれており、死角らしい死角は見当たらない。

マカヒキ
牡4歳
調教師:友道康夫(栗東)
父:ディープインパクト
母:ウィキウィキ
母の父:フレンチデピュティ
ここに注目!
昨年1月のオープン特別・若駒S(京都・芝2000m、1着)時の馬体重が496kgで、前走の京都記念(3着)時が502kg。これを安定していると見るべきか、それとも成長力が足りないと考えるべきなのか。今後を占う重要な一戦となりそうだ。

サトノクラウン
牡5歳
調教師:堀宣行(美浦)
父:Marju
母:ジョコンダII
母の父:Rossini
ここに注目!
前走の京都記念を勝ち、同レース連覇を達成。少しイレ込んでいるようにも見えた昨年と違い、今年は実に堂々としており、精神面の成長が感じられた。今なら好走実績のない阪神・芝コースにも不安はないだろう。

アンビシャス
牡5歳
調教師:音無秀孝(栗東)
父:ディープインパクト
母:カーニバルソング
母の父:エルコンドルパサー
ここに注目!
行きたがる気性が課題で、スローペースになると折り合い面を重視した競馬を余儀なくされる。全能力を発揮するためには、早いペースで流れるかどうかが鍵になる。GI となった本レースを制し、念願のビッグタイトルを獲得したい。

ヤマカツエース
牡5歳
調教師:池添兼雄(栗東)
父:キングカメハメハ
母:ヤマカツマリリン
母の父:グラスワンダー
ここに注目!
前走の金鯱賞(1着)時の馬体重は516kgと、デビュー以来で最高の数値。GI を見据えた仕上げだったことは確かだが、馬体そのものがビルドアップされている点も見逃せない。これまで良績のない阪神・芝コースに対応できれば、GI タイトルに手が届くかもしれない。

ミッキーロケット
牡4歳
調教師:音無秀孝(栗東)
父:キングカメハメハ
母:マネーキャントバイミーラヴ
母の父:Pivotal
ここに注目!
前々走の日経新春杯(1着)の時からリングハミに換えたことで、モタれる面はかなり解消してきたようだ。まだゲートの課題は残っているが、馬自身は昨秋から急成長を遂げいる。多少の馬体増は成長分と考えてよさそうだ。

ステファノス
牡6歳
調教師:藤原英昭(栗東)
父:ディープインパクト
母:ココシュニック
母の父:クロフネ
ここに注目!
跳びの大きいフットワークをする馬だが、母の父にクロフネ、祖母にゴールドティアラがいる本馬は、力の要る馬場コンディションでも末脚の切れ味を大きく削がれない。前走の金鯱賞(6着)での仕上げはいかにも前哨戦の様相で、1度使われた上積みは大きそうだ。

マルターズアポジー
牡5歳
調教師:堀井雅広(美浦)
父:ゴスホークケン
母:マルターズヒート
母の父:Old Trieste
ここに注目!
500kgを優に超える大型馬だが、気持ちが前向きな分、調教の本数が少なくても力を出せるタイプだ。前走の小倉大賞典(1着)時は、1週前に入厩しての滞在競馬だった。今回は、初の関西圏への直前輸送が鍵になるだろう。


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2017年03月28日

これからのスケールアップに期待していいだろう

 ここまで、1分07秒6で勝ったレッドファルクスから11着馬まですべて微差の「アタマ、クビ、クビ、ハナ、アタマ…」だった前年秋のスプリンターズSが象徴するように、現在の短距離路線の勢力図はほとんど横一線の状態だった。

 渋った馬場が味方したことはたしかだが、楽々と抜け出し、2着レッツゴードンキにこの距離では明確な着差に相当する1馬身4分の1。以下の伏兵陣には決定的な差をつけて完勝したセイウンコウセイ(父アドマイヤムーン)は、まだまだこれからの4歳馬。昨年の秋にオープン入りして以降これで「1着、2着、1着」。馬体重が500キロに達すると同時に、発達した筋肉がひときわ目立つ素晴らしい身体に成長している。1400m級までは不安なしと思えるが、今回の距離1200mに限れば【4-2-0-0】となった。

 これで1400mは【2-3-0-1】。1600m以上は【0-0-0-3】なので、距離がマイル戦に延びるのは歓迎ではないが、こと1400m以下なら、ダート戦と渋った馬場でも【3-3-0-0】であり、非力なスピード型ではない。パンチ十分。課題は、まだ1200mの最高時計が「1分07秒8」、1400mのも持ち時計が「1分20秒7」にとどまることか。昨秋のスプリンターズSは全体レベルもあって1分07秒6だったが、秋の中山のスプリンターズSは、例年だと1分07秒台前半の高速決着になることがほとんど。秋には、1分07秒そこそこの高速決着にも対応できる一段のパワーアップに期待したい。

 母オブザーヴァント(父カポウティ)の半姉には、NHKマイルCを勝ったクラリティスカイなどの祖母タイキダイヤ(父オジジアン。クリスタルC勝ち馬)がいる。また、少し年の離れた半兄には外国産馬として第1回のNHKマイルCを快時計の1分32秒6で勝ったタイキフォーチュン(父シアトルダンサーII)もいる。祖母バッジオブカレッジ(その父は、近年ではエアスピネルの牝系に登場するウェルデコレイテッド)の半兄には、名種牡馬ノウンファクト(父インリアリティ)がいる名門ファミリーの出身。日本で知られるこの一族は、やや完成されるのが早い印象もあるが、セイウンコウセイは古馬になってぐんぐん良くなってきた遅咲きタイプ、これからのスケールアップに期待していいだろう。

 2着したレッツゴードンキ(父キングカメハメハ)は、芝の短距離では差して良さを発揮する短距離の追い込みタイプになったため、インの3番枠はコースロスのないプラスになる可能性も、逆に前が空かないマイナスも考えられた。だが、渋った馬場になり直線はインにスペースが生じたから、稍重馬場はプラスだったかもしれない。最後にレッドファルクスに競り勝ったあたり、レッツゴードンキのほうが渋った馬場を苦にしないということだろう。

 同馬の今後の課題にはセイウンコウセイとはだいぶ異なる一面があり、1200mはこれで【0-1-2-2】。スプリンターとしてはこの距離で勝ったことがないから、限界がありそうである。といって1400mのビッグレースは限られ、G1はない。春の大目標はヴィクトリアマイルになると思えるが、ここまでマイル戦では、超スローになった3歳春の桜花賞以外勝ったことがないという不思議なスピード型になりつつある。ヴィクトリアマイルでは昨年、1分32秒9の速いタイムを記録しているが、実際は差のある10着だった。

 一度は巧みなコース取りで2番手に上がった人気のレッドファルクス(父スウェプトオーヴァーボード)はゴール寸前鈍って3着。勝ったセイウンコウセイとはこういう馬場に対する適性の差を感じさせたと同時に、レッツゴードンキにもパワー負けの印象が残ってしまった。中京の芝コースにはここまで【3-0-0-0】の良績があり、1200mには1分07秒2の時計があった。さらには、ダートでも勝っているから決して非力などということはないが、どちらかといえば時計勝負の軽いスピード競馬向きなのだろう。

 渋った馬場は不向きを改めて示してしまったのは、メラグラーナ(父ファストネットロック)。秋の京阪杯(重馬場の1200m)で14着に失速したのにつづき、今回も10着に沈んでしまった。520キロ台の大型牝馬ゆえ滑る馬場ではロスが大きすぎるのだろう。

 こなせるのではないかと思えたシュウジのほか、ソルヴェイグ、ラインスピリット、ワンスインナムーンなど、今回は渋った馬場を敗因に挙げた馬が非常に多かった。軽快なスピード系が多いということか。

 初の1200mに挑戦した8歳フィエロ(父ディープインパクト)は、直線は馬群を割って突っ込んできたが、つまずき気味のスタートが誤算。内枠でダッシュが今一歩だったため、前半置かれる形になってしまった。

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2017年03月27日

26日、中京競馬場で行われた高松宮記念(4歳上・GI・芝1200m)は、好位でレースを進めた幸英明騎手騎乗の5番人気セイウンコウセイ(牡4、美浦・上原博之厩舎)が、直線で馬場の真ん中から突き抜け、最内を突いて伸びた2番人気レッツゴードンキ(牝5、栗東・梅田智之厩舎)に1.1/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分8秒7(稍重)。

 さらにクビ差の3着に1番人気レッドファルクス(牡6、美浦・尾関知人厩舎)が入った。なお、3番人気メラグラーナ(牝5、栗東・池添学厩舎)は10着に終わった。

 勝ったセイウンコウセイは、父アドマイヤムーン、母オブザーヴァント、その父Capoteという血統。重賞初挑戦のシルクロードSでは2着に敗れたものの、この大一番で見事突き抜けて見せた。また、父アドマイヤムーンにとっても、これが産駒のGI初制覇となった。

【勝ち馬プロフィール】
◆セイウンコウセイ(牡4)
騎手:幸英明
厩舎:美浦・上原博之
父:アドマイヤムーン
母:オブザーヴァント
母父:Capote
馬主:西山茂行
生産者:桜井牧場
通算成績:15戦6勝(重賞1勝)

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26日、中山競馬場で行われたマーチS(4歳上・GIII・ダ1800m)は、好位でレースを進めた勝浦正樹騎手騎乗の10番人気インカンテーション(牡7、栗東・羽月友彦厩舎)が、直線で前を交わして先頭に立ち、最後は同馬と併せて伸びた2番人気ディアデルレイ(牡6、美浦・牧光二厩舎)に1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分52秒0(稍重)。

 さらに1/2馬身差の3着に11番人気アルタイル(牡5、美浦・手塚貴久厩舎)が入った。なお、3番人気ロンドンタウン(牡4、栗東・牧田和弥厩舎)は4着、1番人気コスモカナディアン(牡4、美浦・金成貴史厩舎)は12着に終わった。

 勝ったインカンテーションは、父シニスターミニスター、母オリジナルスピン、その父Machiavellianという血統。2度目の骨折から復帰後は8、12、13着と連敗していたが、ここで復活を果たした。重賞は4勝目。

【勝ち馬プロフィール】
◆インカンテーション(牡7)
騎手:勝浦正樹
厩舎:栗東・羽月友彦
父:シニスターミニスター
母:オリジナルスピン
母父:Machiavellian
馬主:ターフ・スポート
生産者:谷川牧場
通算成績:27戦9勝(重賞4勝)
主な勝ち鞍:2015年平安S(GIII)

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2017年03月26日

3月25日の中山11Rで行われた第65回日経賞(4歳以上オープン、GII、芝・内2500メートル、別定、16頭立て、1着賞金=6700万円)は、田辺裕信騎手騎乗の4番人気シャケトラ(牡4歳、栗東・角居勝彦厩舎)が制し、天皇賞・春(4月30日、京都、GI、芝3200メートル)の優先出走権を獲得した。タイムは2分32秒8(良)

 レースはヤマカツライデン、ミライヘノツバサ、アドマイヤデウス、ゴールドアクターが先行集団を形成。ジュンヴァルカンは出遅れた。直線でミライヘノツバサが先頭へ。連覇がかかっていたゴールドアクターが4コーナー2番手から伸びを欠く中、後方からシャケトラが一気に末脚を伸ばして、内で粘るミライヘノツバサ(7番人気)を捕らえ、3/4馬身差をつけてゴールを駆け抜けた。さらにアタマ差の3着にアドマイヤデウス(6番人気)。4着はレインボーライン(2番人気)で、単勝1.7倍と圧倒的な人気を背負っていたゴールドアクターは5着に終わった。

 シャケトラは、父マンハッタンカフェ、母サマーハ、母の父シングスピールという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は金子真人ホールディングス(株)。通算成績は6戦4勝。日経賞は、角居勝彦調教師、田辺裕信騎手ともに初勝利。

 ◆田辺裕信騎手「厩舎の方の期待が大きく、強い馬だと思って自信を持って乗りました。ゲートがひと息で思ったよりポジションがさがりましたが、それはそれでよかったのかもしれません。(天皇賞・春は)どんな競馬でもできるし、伸びしろもあるので、頑張ります」

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3月25日の阪神11Rで行われた第64回毎日杯(3歳オープン、GIII、芝・外1800メートル、別定、8頭立て、1着賞金=3800万円)は、松山弘平騎手騎乗の2番人気アルアイン(牡、栗東・池江泰寿厩舎)が2番手から直線早めに先頭に立ち、後続の追撃を振り切った。タイムは1分46秒5(良)。アルアインは前走のシンザン記念では直線で前が壁になり6着に敗れたが、今回は離して逃げたテイエムヒッタマゲの2番手でクリアザトラックと併せる形で追走できたし、直線も内めを早めに抜け出して終始スムーズにレースを運べた。

 1番人気のサトノアーサーは8頭立ての最後方を追走し、直線は大外から脚を伸ばしたが、半馬身及ばずの2着。きさらぎ賞に続いての重賞2着で、またしてもタイトルには手が届かなかった。

 さらに半馬身遅れた3着には7番手追走から直線は内めを伸びたキセキ(7番人気)。

 毎日杯を勝ったアルアインは、父ディープインパクト、母ドバイマジェスティ、母の父エッセンスオブドバイという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主はサンデーレーシング。通算成績は4戦3勝。重賞は初制覇。毎日杯は、池江泰寿調教師、松山弘平騎手ともに初優勝。

 ◆松山弘平騎手(1着 アルアイン)「最後は、何とか頑張ってくれと追っていたのですが、馬が頑張ってくれました。自在性があって、どこからでも競馬ができるし、最後の脚もすごいものがあります」

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2017年03月25日

高速ではない標準的な芝コンディション

 中京1200mの勝ちタイム予測は困難をきわめたが、コース改修後6年目の今年、ようやく収まるところに落ち着きそうに思える。

 改修直後の2012年はまだ路盤も柔らかかったためか、カレンチャンの勝ちタイムは「1分10秒3」だった。他場のように高速決着を求めるものではなく、「少しタフな芝コンディションを目ざしたい」のコメントが聞かれた。

 しかし、そのとき1分10秒4の3着だったロードカナロアが快勝した翌2013年は、一変してレコード「1分08秒1」となり、2014年は不良馬場で基準外だが、1年置いた2016年は、なんと超高速の「1分06秒7」だった。良馬場で初年度から「3秒6」も走破タイムが短縮されたのである。さすがにこの週はやりすぎで、芝1200mは500万下も、1000万下もレコード決着だった。

 今年は第1週の1400mで1分19秒6のレコードが生まれ、先週のファルコンS1400m(3歳)が改修後最速の1分21秒1。これにG1の週仕立ての整備が行われたら、また昨年と同様かと懸念されたが、土曜日午前中の未勝利戦の結果から推測すると、硬い馬場ではない。推定「1分07秒6-8」ではないか、と思われる。高速ではない標準的な芝コンディションである。

 ただ、抜けた実力馬が存在しないところに、1分07秒台後半の予測されるスプリントG1は、これこそ難解の頂点に近い。今年のメンバーが7頭も出走していた昨年のスプリンターズSが、1分07秒6「33秒4-34秒2」だった。勝ったレッドファルクスから、9着レッツゴードンキまで「0秒2差」だけ。すべて写真判定に相当する「頭、首、鼻……」の微差が「11頭」に及んだのである。今回は、同じようなメンバーで、同じような勝ちタイムが予測されるのである。

 思い切って、ただ1頭だけ芝でもダートでも「1200m」は初めてのフィエロ(父ディープインパクト)から入りたい。スプリント戦では、91年ダイイチルビー、97年タイキシャトル、99年ブラックホーク、06年オレハマッテルゼ、14年コパノリチャードが「初の芝1200m」でG1を勝っている。高松宮記念といえばついにG1馬となったキングヘイローだが、同馬も1200mは未勝利で2戦目だった。

 フィエロは、1600mで1分31秒5を筆頭にマイルCS「2着、2着、6着」。1400mは1分20秒4を筆頭にスワンS、阪神Cを「3着、2着、9着、3着」だから、あと一歩の詰めは甘くとも、今年のメンバーではマイル以下の「総合スピード能力」はNO.1にも相当する。1分07秒台後半で乗り切れないはずがない。8歳ながらまだまだ元気いっぱいの快調教を見せている。Bコースに移った今週、内の2番なら文句なし。中京芝はすべて1600m以下で【3-0-0-1】。鞍上は好調=内田博幸。ゴール寸前の甘さなど許さないはずである。8歳馬の初の芝1200m挑戦に期待する。

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G2が多頭数で行われるのはなにより

 移動柵設置とフルゲートが関係するが、2500mの別定G2の日経賞がフルゲート16頭立てで行われるのは、史上初のこと。今年も出走するゴールドアクターが勝った昨16年は9頭立てだった。今年は1月のAJCC(別定G2)も17頭立てだった。古馬の中〜長距離路線の層が厚くなったわけではないが、ドバイへ多くの馬が遠征しているにもかかわらず、G2が多頭数で行われるのはなによりだろう。

 そのゴールドアクター(父スクリーンヒーロー)は、昨年はベースの56キロにG1勝ち(1年間)の2キロが加算されて58キロだったが、今年は57キロで出走できる。4歳ディーマジェスティ(父ディープインパクト)も57キロだが、4歳牡馬の負担重量ベースは55なので、皐月賞制覇から1年経っていないからの2キロ増である。

 小さな数字だが、比較の上でゴールドアクターは少し有利といえる。また、昨年は有馬記念連覇を目ざし大きく注目された1年間だったから、コンビの吉田隼人騎手、消極的ということはないが、多分に守りの騎乗と映ったレースもなくはなかった。

 だが、今年はもう6歳。守りの姿勢になる立場ではない。攻めなければビッグレースを制したチャンピオンでなくなってしまう。少し気楽な立場にも戻っている。1番の好スタートから、好位で流れに乗りキタサンブラック(当時3歳)などを自力スパートで交わした15年の有馬記念を思わせるようなレースを期待していい。ポン駆けは仕上がりもう一歩で11番人気だった新馬戦を別に、【5-0-0-0】である。ビシッと追った本数も動きも昨年の日経賞以上と思える。

 ぜひ、立ち直って欲しいのは4歳ディーマジェスティ。3歳時の昨年は体質の弱さや発熱などがあり、完調と思える状態での出走は少なかった。今回は3週連続好タイムで追い切られ、この馬とすれば上々の仕上がりは間違いない。コンビの蛯名騎手、エージェント関連もあったりするのかここまでスランプ状態で、今年に入り【5-13-13-111】。とても本来の蛯名騎手とは思えない成績にとどまっているが、ディーマジェスティとともに復活したい。

 サウンズオブアース、前回G1を勝ったゴールドドリームが出走しているのにドバイに行っていないM.デムーロ騎手のレインボーラインを含めた3つ巴の様相だが、怖いのは横山典弘騎手にチェンジしてきたナスノセイカンの本格化か。連穴が4歳の上がり馬シャケトラ、ジュンヴァルカン、転厩したアドマイヤデウスまで。

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コスモカナディアン
牡4歳
調教師:金成貴史(美浦)
父:ロージズインメイ
母:カナディアンアプルーバル
母の父:With Approval
ここに注目!
1600万下クラスを勝ち上がっていきなり挑戦した前々走の川崎記念(JpnI、川崎・ダート2100m)で3着に好走し、本格化を印象付けた。まだまだ成長が見込める4歳馬。今後、ダートの中距離路線で大いに飛躍が期待される新星だ。

ロンドンタウン
牡4歳
調教師:牧田和弥(栗東)
父:カネヒキリ
母:フェアリーバニヤン
母の父:Honour and Glory
ここに注目!
昨秋に2連勝でオープンクラス入りを決めると、3度目の重賞挑戦となった前走の佐賀記念(JpnIII、佐賀・ダート2000m)で初タイトルを獲得した。キャリアを積みながら着実に力を付けており、JRAのGIII でもチャンスは十分だろう。

マイネルクロップ
牡7歳
調教師:飯田雄三(栗東)
父:クロフネ
母:グレートハーベスト
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
2015年のマーチS優勝後は勝ち星から遠ざかっているが、前走のオープン特別・アルデバランS(京都・ダート1900m)では2着に入り復調を示した。今年で7歳と年齢的にはベテランの域に入ってきたが、まだまだ地力は健在だ。

ピットボス
牡4歳
調教師:清水久詞(栗東)
父:ゴールドヘイロー
母:モエレプロミネンス
母の父:フレンチデピュティ
ここに注目!
昨年夏のユニコーンSとレパードSで共に4着に入るなど、同世代限定のダート戦ではまずまずの走りを見せていた。初めて他世代のオープン馬と対戦した前走のオープン特別・ポルックスS(中山・ダート1800m)は6着だったが、クラス慣れが見込める今回は前進が可能だろう。

メイショウスミトモ
牡6歳
調教師:南井克巳(栗東)
父:ゴールドアリュール
母:ムゲン
母の父:アジュディケーティング
ここに注目!
ここまで38戦して6勝を挙げているが、キャリア最高のパフォーマンスと言えるレースが、本レースと同じ中山・ダート1800mの舞台で快勝した昨年9月のオープン特別・ラジオ日本賞だろう。今回、重賞でもこのコースなら楽しみが大きい。

ディアデルレイ
牡6歳
調教師:牧光二(美浦)
父:キングカメハメハ
母:ディアデラノビア
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
母は2005年フローラSなど芝の重賞を3勝した馬。本馬はデビューから15戦続けて芝を使われてきたが、ダートに矛先を向けてから1着、2着、1着、5着と好成績を残しており、ダートでさらなる活躍が期待される。

アスカノロマン
牡6歳
調教師:川村禎彦(栗東)
父:アグネスデジタル
母:アスカノヒミコ
母の父:タバスコキャット
ここに注目!
5歳時の昨年に東海Sと平安Sの重賞2勝を挙げ、GIのフェブラリーSとチャンピオンズCでいずれも3着に好走。今回の顔ぶれでは実績上位の一頭だ。前走のフェブラリーSでは15着と大敗を喫したが、今回、GIII なら地力を見直す必要がある。

ショウナンアポロン
牡7歳
調教師:古賀史生(美浦)
父:アドマイヤマックス
母:メジロアルドラ
母の父:アフリート
ここに注目!
昨年のマーチSでは、15頭立ての8番人気という低評価を覆して鮮やかな逃げ切り勝ち。7歳を迎えた今年も前々走の東海Sで勝ち馬から0秒2差の4着に粘っており、衰えた様子はない。今回、マイペースで先行できれば連覇のチャンスは十分だ。


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2017年03月24日

 いよいよ春のG1がスタートする。第1弾は中京競馬場の高松宮記念。
 2012年のコース改造後、1番人気馬は2勝、3着2回とまずまず。1番人気が勝てない年も4番人気までの馬たちが勝っている。馬場改造後も、全体として指数上位馬が強いという傾向が続いている。

 今年の指数の上位馬は、フィエロ、レッドファルクス、セイウンコウセイ、ラインスピリット、レッツゴードンキ、スノードラゴン、トーキングドラム、ヒルノデイバロー、クリスマスなど。

 馬場改造後、後方一気の馬より、中団より前でレースを進め、直線の瞬発力が鋭い馬たちが活躍する傾向が見える。
 中団より前でレースができて、瞬発力も鋭いのはレッドファルクス、シュウジ、セイウンコウセイ、フィエロ、トーキングドラム、メラグラーナ、ラインスピリットなど。

 なかでも、中京コースが得意で、切れる差し脚でも上位なのがレッドファルクスだ。昨秋のG1スプリンターズSを勝った後、前走、香港スプリントに出走。12着に大敗したが、国内戦に限れば、芝1200メートルは(3000)、中京芝は(3000)、手綱を取るM・デムーロ騎手とも(3000)と相性が良い。スプリントG1の秋、春連覇に懸けたい。

 他では、成長の勢いのある4歳馬シュウジ、セイウンコウセイの好走に、切れる差し脚を生かしたいレッツゴードンキ、メラグラーナ、1200初挑戦のフィエロなどの台頭があるかもしれない。

 日経賞は指数上位馬が活躍しているレースだ。
 今年は、ゴールドアクター、ミライヘノツバサ、アドマイヤデウス、シャケトラ、レインボーライン、ディーマジェスティなどが指数の上位馬たちだ。

 2500メートルの距離適性は昨年の勝ち馬ゴールドアクターが最上位だ。2500から2600の距離は(5010)と最も得意としている。一昨年の有馬記念を勝ってG1馬の仲間入りを果たした実績馬だが、前走、有馬記念でも3着に好走しており、底力でもナンバー1だ。

 マーチSは1番人気馬が1勝、2着1回、3着2回と苦戦の傾向にあり、波乱含みのダートのハンデ戦。ただ、ハンデ戦の割には、指数上位馬がよく頑張っており、特に過去10年のうち9年で連対している平均指数上位馬の活躍が目立つ。

 今年の平均指数の上位馬はアスカノロマン、リーゼントロック、インカンテーション、ピットボス、マイネルクロップなど。他に、前走指数、過去の指数などで、メイショウスミトモ、コスモカナディアン、ディアデルレイ、アルタイル、ディアドムスなどもピックアップできる。

 トップハンデ馬は過去10年で2勝どまり。実績最上位のアスカノロマンも少し苦しいかもしれない。

 成長の勢いを感じさせるのは4歳馬コスモカナディアンだ。今年に入って1600万条件戦を勝ち、J1川崎記念で堂々の3着、前走のオープン仁川Sでも90を超す高指数で2着。ここは中1週のレースになるが、スタミナもありそうで、連軸の中心に推したい。

 3歳馬の毎日杯は、前走指数上位馬が中心を担う。
 今年は、サトノアーサー、キセキ、ガンサリュート、プラチナムバレット、クリアザトラックなどが前走指数の上位馬たちだ。

 先行して、長くいい脚を使えるサトノアーサー、キセキ、プラチナムバレットなどが中心になりそう。なかでも、スローペースでも対応できる鋭い差し脚が光るサトノアーサーが最有力だろう。前走、きさらぎ賞では1番人気に支持されたものの、道悪が応えたのか2着に終わったが、指数のレベルは上々。素質の高さを示している。

selvas2 at 18:30コメント(0) 
ディーマジェスティ
牡4歳
調教師:二ノ宮敬宇(美浦)
父:ディープインパクト
母:エルメスティアラ
母の父:ブライアンズタイム
ここに注目!
昨年の皐月賞を勝利するなど、現4歳世代でもトップクラスの能力を誇る一頭だ。前走のジャパンカップは不本意な結果(13着)だったが、今回は放牧で立て直されての登場。調教では軽快な動きを見せており、出走態勢は整ってきている。

ゴールドアクター
牡6歳
調教師:中川公成(美浦)
父:スクリーンヒーロー
母:ヘイロンシン
母の父:キョウワアリシバ
ここに注目!
一昨年の有馬記念などここまで重賞4勝を誇る現役屈指の実力馬が、今年の初戦を迎える。芝2500mでは4戦して3勝、3着1回をマークしており、抜群の距離適性を誇る。ここで好結果を出して、その先のGI 戦線に向かいたい。

シャケトラ
牡4歳
調教師:角居勝彦(栗東)
父:マンハッタンカフェ
母:サマーハ
母の父:Singspiel
ここに注目!
前走の日経新春杯では、勝ったミッキーロケットとデッドヒートを演じて、ハナ差の2着に惜敗。デビュー5戦目での重賞初挑戦だったことを考えれば、その能力の高さがうかがえる内容だった。馬体に実が入り、上昇気流に乗ってきた印象だ。

レインボーライン
牡4歳
調教師:浅見秀一(栗東)
父:ステイゴールド
母:レーゲンボーゲン
母の父:フレンチデピュティ
ここに注目!
昨年は芝1600mのNHKマイルCで3着に入った一方で、芝3000mの菊花賞でも2着に好走と、幅広い距離で活躍した。前走のジャパンカップは6着だったが、メンバー中最速の上がり3ハロン34秒3(推定)をマークしており、能力は現役トップクラスと言える。

ミライヘノツバサ
牡4歳
調教師:伊藤大士(美浦)
父:ドリームジャーニー
母:タムロブライト
母の父:シルバーチャーム
ここに注目!
前走のアメリカジョッキークラブCでは3着に好走。キャリアを重ねながら力を付け、重賞のタイトル獲得が視野に入った印象だ。全4勝を中山・芝コースでマークしているように、抜群の舞台適性を誇る点にも注目だ。

ツクバアズマオー
牡6歳
調教師:尾形充弘(美浦)
父:ステイゴールド
母:ニューグランジ
母の父:Giant's Causeway
ここに注目!
昨年暮れのオープン特別・ディセンバーS(中山・芝2000m)1着に続いて、今年初戦となった前々走の中山金杯を優勝し、本格化をアピールした。前走の中山記念は6着に敗れており、ここは巻き返しを目指す一戦になる

アドマイヤデウス
牡6歳
調教師:梅田智之(栗東)
父:アドマイヤドン
母:ロイヤルカード
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
2015年の本レースを勝って以降は勝ち星を挙げていないが、昨年秋の京都大賞典では勝ったキタサンブラックとクビ差の2着でゴールイン。まだ能力の衰えは感じられず、芝2500mの距離もぴったりだ。今回は復活劇が期待される。

ジュンヴァルカン
牡4歳
調教師:友道康夫(栗東)
父:ネオユニヴァース
母:ピンクリップス
母の父:エンドスウィープ
ここに注目!
ここまで重賞での好走実績はないが、昨秋の菊花賞(10着)ではラストでいい伸び脚を見せていた。まだレースキャリアは9戦だが、その中で4勝をマークしており、能力の高さを感じさせている一頭だ。


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2017年03月23日

3月26日(日曜日)


第47回 高松宮記念(GI)中京競馬場・芝1,200m


快速の真価、瞬間の美学。


selvas2 at 12:33コメント(0) 
NHKはきょう23日、籠池氏に対する国会での証人喚問を総合テレビで放送する。喚問と重なる時間帯の選抜高校野球はEテレで、大相撲春場所はBS1で放送することになり、当初編成されていた人気コンテンツを“押し出す”形となった。
 NHKによると、参院での喚問を午前9時55分から11時54分まで、衆院を午後2時半から午後5時5分まで中継予定。何を言い出すか分からない籠池氏だけに審議が中断し、終了時刻が遅れる可能性も考えられるが、同局は「最後まで放送するつもりでいます」と説明。3月は毎年、国会審議やセンバツ、春場所の重なる時間帯があるため「番組編成が変わるのは珍しいことではない」としている。

 喚問が終わり次第、総合では春場所を中継する。放送開始予定の午後5時5分には通常なら平幕同士の対戦がすでに始まっており、全勝の稀勢の里を1差で追う栃煌山や珍手「居反り」の使い手・宇良ら人気力士の取組が終わっている可能性がある。今場所は新横綱の稀勢の里フィーバーで例年にない盛り上がりを見せており、9日目に平均視聴率20%の大台に到達するなど初日から高視聴率を連発している。

 一方、喚問の時間帯にEテレで中継されるセンバツには2年前の夏の準優勝校仙台育英(宮城)、夏春連覇を狙う作新学院(栃木)が登場。当初の日程では怪物清宮幸太郎選手(3年)率いる早実(東京)や部員10人の「21世紀枠」不来方(岩手)の試合が予定されていたが、雨天順延の影響であす24日にずれ込んだ。

 喚問中継の裏でテレビ朝日が午前9時55分から野球世界一を決めるWBCの決勝戦を放送。侍ジャパンは準決勝で米国に惜敗したため、「籠池喚問」との“対決”は幻に終わった。

さて、大相撲の立ちあいですが、
大相撲の立ちあいというのは、力士同士がお互いの呼吸で立つというスポーツとしてはかなり特殊な形態のスタートを取ります。陸上の号砲、サッカーのホイッスル、ボクシングのゴングなどのように明確にスタートを決めるものがなく、行司が【時間です】【待ったなし】などいったのちは、力士同士が呼吸を合わせて取組をスタートさせるというスタイルをとります。世界的にみてもそのお互いの呼吸で立つというのが美しいと言われています。
対戦する力士同士がスタートを決める。

つまり基本的にはいつ立ってもいい状態です。制限時間一杯では審判の時計係の合図で最後の塩のとき呼出が立ち上がり、行司が時間一杯をつげますが、その前の仕切りで立っても良いのです。その前の仕切りで立つ場合にも行司は特段合図を送るわけでもなく、軍配も返っていません。お互いの気合いが高まり、力士同士の呼吸が合えば立合いは成立します。時間前に立つ場合は、なんとなくにらみ合いが長かったり、仕切りでお互いの空気を読みながらどこか動作がゆったりとなり、お互いの視線をはずさなくなりますのでなんとなく雰囲気でわかる場合があります。気合がのっていてもどちらかが視線をはずしたり、そそくさと仕切りに入っているときは時間前には立ちませんね。

行司の掛け声である「はっきょい(発気揚々・発気用意)、残った」を立合いの合図であるという認識が広く浸透しているがこれは誤りです。アマチュア相撲においては、スポーツとしての整合性などから、競技者同士が両手をついた状態で、審判が競技開始を合図する形式もとられています。
普通は、蹲踞(つくばい)の姿勢から立ち上がり、両者目を合わせつつ腰を落とし、上体を下げ、片手を着き、両者の合意の成立した時点でもう片手をついてから相手にぶつかって行きます。気が合わない場合はこれを中止して、気が合うまで繰り返す。かつては気が合うまではいくらでも繰り返したが、1928年1月場所から制限時間が設定されているます(ラジオの大相撲放送開始に合わせたもの)。制限時間は呼出が東西の力士を呼び上げてから勝負審判の時計係が計り始めます。この時間は当初は幕内10分、十両7分、幕下5分であったが、1960年代からは幕内4分、十両3分、幕下以下2分と定められています。

時間です!というのは、
大相撲を放送するテレビ、ラジオ局が、午後6時からはニュースを放送するので、6時までには終わってくださいね、というもの。昔は何時間も仕切っていたという記録もあります。
ソルトシェーカーと呼ばれた水戸泉の大量の塩まき、朝青竜のこぶしでまわしを叩くポーズ、高見盛の気合い注入ポーズ、琴奨菊のコトバウアーなどは、時間いっぱいになり次の仕切りで立つよというものですが、これらを立ちあい・仕切りのルーティーンとすると、時間前には立たないことになり、一部ではどうなんだ?という意見もあります。

現在では、大相撲をはじめ多くの土俵に2本の仕切り線が引かれ、それより前に手を着いて立ってはならないと定められています(仕切り線上に手をつくのは認められる)。これも、制限時間導入とともに定められたものです。古くは、互いの立ち位置まですべて立合う両力士の合意にもとづいておこなわれたようです。両者が頭をくっつけあって仕切る写真も現存します。相手を特定範囲の外へ出せば勝ちとなる競技で、競技開始位置まで競技者同士の判断にゆだねられていたというのは、近代的な視点ではおおらかというより大雑把と言うべきであるが、それで問題が生じたという逸話もなく、ことさら立ち位置によって有利を得ようとする力士もいなかったのだろう、と解釈されています。
なお仕切り線より後ろにさがる分には特に規定はなく、好きなところで仕切って良いとされています。近年では、舞の海の奇策を警戒して、貴闘力が徳俵いっぱいまでさがって場内が沸いていましたね。



selvas2 at 10:27コメント(0) 
サトノアーサー
牡3歳
調教師:池江泰寿(栗東)
父:ディープインパクト
母:キングスローズ
母の父:Redoute's Choice
ここに注目!
1番人気に支持された前走のきさらぎ賞は、瞬発力の削がれる馬場コンディション(重)で2着に敗れたが、現3歳世代の牡馬でトップクラスのポテンシャルを秘めていることは明らか。クラシック本番へ向けて、ここは仕切り直しの一戦だ。

トラスト
牡3歳
調教師:中村均(栗東)
父:スクリーンヒーロー
母:グローリサンディ
母の父:エイシンサンディ
ここに注目!
地方競馬所属時の昨年9月に札幌2歳Sを制し、JRAへ移籍後も掲示板(5着以内)を外さない安定した走りを見せている。前走のシンザン記念(4着)後は休養で連戦の疲れを癒やし、本レースに照準を合わせて順調に乗り込みを消化している。

クリアザトラック
牡3歳
調教師:角居勝彦(栗東)
父:ディープインパクト
母:クロウキャニオン
母の父:フレンチデピュティ
ここに注目!
デビュー戦を勝った直後に挑んだ前々走の朝日杯フューチュリティSで、3番人気に支持された馬(結果は7着)。母の産駒にはカミノタサハラ(2013年の弥生賞を優勝)など活躍馬が名を連ねており、血統のスケールは相当に大きい。

ガンサリュート
牡3歳
調教師:安田隆行(栗東)
父:ダノンシャンティ
母:ベネディーレ
母の父:クロフネ
ここに注目!
前走の京成杯では、勝ったコマノインパルスを上回る末脚を繰り出してクビ差の2着に詰め寄り、能力の高さをアピールした。クラシック本番への出走をより確実なものにするためにも、ここで2着以内に入って収得賞金を加算したい。

アルアイン
牡3歳
調教師:池江泰寿(栗東)
父:ディープインパクト
母:ドバイマジェスティ
母の父:Essence of Dubai
ここに注目!
前走のシンザン記念(6着)は、直線で他馬に寄られるシーンがあり、不完全燃焼の一戦だった。メイクデビュー京都(芝1600m)と500万下・千両賞(阪神・芝1600m)を連勝して能力の高さは証明済み。今回は本領発揮が期待される。

キセキ
牡3歳
調教師:角居勝彦(栗東)
父:ルーラーシップ
母:ブリッツフィナーレ
母の父:ディープインパクト
ここに注目!
祖母が1998年の桜花賞2着馬ロンドンブリッジ。近親にはダイワエルシエーロ(2004年のオークス馬)がいる良血馬だ。メイクデビュー阪神(芝1800m、1着)で騎乗したC.ルメール騎手が「かなり走る馬ですね」と素質の高さを評価しており、将来性は高い。

プラチナムバレット
牡3歳
調教師:河内洋(栗東)
父:マンハッタンカフェ
母:スノースタイル
母の父:ホワイトマズル
ここに注目!
前走の500万下(阪神・芝1800m、2着)は勝ったクリアザトラックにハナ差及ばなかったが、走破時計の1分47秒4は、翌日に同舞台で行われた古馬オープン特別・大阪城Sの勝ちタイム(1分47秒1)に0秒3差まで迫る優秀なものだった。今回、重賞でも能力は十分に通用しそうだ。

テイエムヒッタマゲ
牡3歳
調教師:福島信晴(栗東)
父:テイエムオペラオー
母:テイエムクレナイ
母の父:ティンバーカントリー

ここに注目!
父のテイエムオペラオーは1999年の本レース優勝を足掛かりに皐月賞を制し、その後もGI 7勝を挙げた名馬。本馬もここで好結果を出し、飛躍のきっかけにしたい。


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歴代の好時計勝ち馬はいずれもクラシックで活躍している

 馬なりのファンディーナ(父ディープインパクト、母ドリームオブジェニー)が歓声の中をゴールすると、スタンドにも、記者席にも、ちょっと静かな時間が訪れた。

 やがて「ザワザワザワ…」「ザワザワザワ…」。うねりのように、ケタ違いの牝馬のレースを目の前で見てしまった驚きが人びとに広がった。

 9馬身差の独走を決めた新馬戦の内容と、2戦目は意識的にひかえて進み、最後の直線を推定「10秒5-10秒5」で楽々と勝ったファンディーナが、断然の1番人気に応えて勝つシーンを確信した人びとは多かった。でも、4コーナーでちょっと気合を入れただけで先頭のドロウアカード(武豊)をあっというまに交わし去ったファンディーナが、さすがにここまでの強さを秘めているとは想像していなかったのである。

 中山1800mを1分48秒7(上がり34秒9)は、表面上はたいした記録ではない。しかし、3コーナーあたりから前を捕まえに行こうとするファンディーナを、岩田騎手は「そんなに真剣に走ろうとするな。まだ動くな」、ずっと軽くブレーキをかけ通しだった。復活した岩田康誠騎手の冷静な騎乗を称えたい。天才牝馬に負担をかけてはならないことを新馬戦に乗って分かりすぎるほど分かっていた。

 少し「行こう」の合図を送ったのはスタート直後と、4コーナーにさしかかった一瞬だけ。それで激しい2着争いを展開する後続に5馬身差。1分48秒7は、中山で行われたフラワーカップレコードだった。これまでの最高記録は2006年のキストゥヘヴン(桜花賞、京成杯AH、中山牝馬S)の1分48秒9であり、2番目は2005年シーザリオ(オークス、アメリカンオークス)と、1989年フリートーク(桜花賞3着、クイーンC)の1分49秒0だった。4番目の1分49秒1は2002年のスマイルトゥモロー(オークス)である。この時期だから最初から高速レースではない。そんななかで速い時計はクラシックを勝つ馬なのである。

「おいおい、ソウルスターリングを押さえて桜花賞候補ランキング1位だな」という声が上がったところに、レース後の談話を取材に行った記者が帰ってきた。「オーナーサイドも、高野友和調教師も、だれも桜花賞のことなんか少しも触れていないぞ」

「そうだよな、3戦連続して意識的に1800mだけに出走してきたんだ、東京2400mのオークスだよなぁ」。「ン、東京の2400mって、オークスのことじゃないんじゃないの…」

 レースが終わったばかりの段階では、陣営の次走の展望は明らかにされていないが、展望記事を書かなくてはいけない取材記者の、陣営のムードを察知する感覚は鋭い。

 3戦3勝となった牝馬ファンディーナは、今年の男馬相手なら…などということではなく、このあとの目標を日本ダービーとする可能性が高い。レース展望で、ファンディーナはシーザリオ(桜花賞2着→オークス1着)のイメージが重なるなどとしたが、それはフラワーCだからであり、ウオッカ(桜花賞2着→日本ダービー1着)のほうが近いかもしれない。時代が変わり、彼女が先鞭をつけた日本ダービーに直接向かう手があるのだった。

 迫力のファンディーナは、驚くほど聡明である。初の遠征競馬など平気だった。馬体減もなく、初コースも気にしなかった。パドックに入った最初のうちは見慣れない場所とファンの熱気に戸惑い、チャカついて小走りになるなど、レース前の消耗が気になる仕草もあった。だが、状況を飲み込むと、たちまち冷静さを取り戻した。レース後の記念撮影にはクラブ所属馬の重賞勝ちなので、ずいぶん多くの関係者が狭い中山のウィナーズサークルにひしめき合った。

 みんなが並ぶと、高野調教師が勝ち馬を真ん中にしようと、人びとを寄せて空けたスペースは心配になるくらい狭かった。ファンディーナはまだ3回目なのにもう優勝馬の口取りの写真撮影を理解していた。会員の方々は落ち着かないが、ファンディーナは会員たちを気づかうように静かにポーズを取ってみせた。

 驚くべき牝馬は、ノーザンダンサーを送ったナタルマ(1957、父ネイティヴダンサー、母アルマームード)のファミリー出身であり、5代母レイズザスタンダード(父ホイストザフラッグ)は、ノーザンダンサーの17歳下の半妹になる。母ドリームオブジェニーはナタルマ直系の牝馬でありながら、父方の4代前がノーザンダンサー。父方も、母方も、意図的に同じ系統の組み合わせで牝馬ナタルマの「5×5」。この名門ファミリーの送った大種牡馬デインヒル(父ダンツィヒ)は、もっと強烈な同系繁殖が狙いでナタルマの「3×3」であり、昨年から一気に日本で知られることになったサトノダイヤモンドの母の父になる種牡馬オーペン(父はダンツィヒ直仔のルアー)は、やっぱりナタルマの牝系出身で、その祖母が、ファンディーナの5代母と同じくレイズザスタンダード。種牡馬オーペンはナタルマの「4×3」である。

 また、一族の送る名種牡馬マキアヴェリアンは、ナタルマの父ネイティヴダンサーの強いクロスがベースの配合である。

 ノーザンダンサーが代表するナタルマの一族には、父と母を同系統にすることによってナタルマの血を伝えようとしている馬が多い。世界中に似た血が散らばっているのが現代とはいえ、日本でサトノダイヤモンド(母方はアルゼンチン←USA)の大活躍と、内面に同じような独特の血が流れるファンディーナ(母方は仏←USA)の出現は偶然なのだろうか。

 種牡馬となったディープインパクトは、最初は自身に似た産駒を多く送り出すように映ったが、最近は、らしくもない力強くたくましい産駒が目立つ気がする。多くの成功種牡馬は、ずっと似たようなタイプの産駒ばかりを輩出しているわけではない。サンデーサイレンスも、ステイゴールドもそうだった。

 これまでの多くのディープインパクトの牝駒とは、体つきも、受けついだ良さも異なるような印象を与えるファンディーナは、日本ダービーに挑戦するような気がする。谷川牧場の牝馬ドリームオブジェニーには、これまで種牡馬ヴィクトワールピサが2回も交配されている。

 現4歳牡馬ナムラシングン(父ヴィクトワールピサ)の血統図を、netkeibaのデータベースで検索し、種牡馬マキアヴェリアン(赤字)と、クードジェニーの全兄妹クロスを熟視していると、なぜ谷川さんがひらめいてヴィクトワールピサを選んだのか、そして正解だったのか、理解できるような気がしてくるかもしれない。

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2017年03月22日

メラグラーナ
牝5歳
調教師:池添学(栗東)
父:Fastnet Rock
母:Ghaliah
母の父:Secret Savings
ここに注目!
本格化した昨夏以降は6戦4勝、2着1回。唯一大敗を喫したのが3走前の京阪杯(14着)だが、この時は、水の浮くような芝(発表は重)が合わなかった印象だ。今回、極端に力の要る馬場コンディションにならなければ、GI でも主役候補の一頭だろう。

レッドファルクス
牡6歳
調教師:尾関知人(美浦)
父:スウェプトオーヴァーボード
母:ベルモット
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
前走の香港スプリント(G1、シャティン・芝1200m、12着)から帰国した後は放牧へ出され、今回は3か月半ぶりの一戦。ただ、GI 初制覇となった前々走のスプリンターズSも3か月の休養明けで結果を出している。調教をしっかりと消化できていれば問題のないタイプだ。

シュウジ
牡4歳
調教師:須貝尚介(栗東)
父:キンシャサノキセキ
母:カストリア
母の父:Kingmambo
ここに注目!
昨年春のファルコンSでは12着と大敗したが、デビュー2連勝を決めたのは中京競馬場で、このコースが合わないわけではない。稍重程度ならこなせるが、本質はスピードタイプ。極端に力の要る馬場コンディションになるのは避けたいところだろう。

レッツゴードンキ
牝5歳
調教師:梅田智之(栗東)
父:キングカメハメハ
母:マルトク
母の父:マーベラスサンデー
ここに注目!
中間に栗東坂路で好時計を連発して臨んだ前走の京都牝馬S(1着)時の馬体重は、自身の過去最高となる502kg(プラス10kg)。見た目に太め感はなく、そのほとんどが成長分と思えるほどビルドアップされていた。5歳の牝馬だが、これからが充実期なのかもしれない。

トーキングドラム
牡7歳
調教師:斎藤誠(美浦)
父:キングカメハメハ
母:トランシーフレーズ
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
得意の京都・芝コースを狙って使われていた馬だが、初めて阪神・芝コースに出走した前走の阪急杯を優勝。充実期に入った現在なら、コースは問わないのかもしれない。前走と同様の競馬ができれば、久々の芝1200mにも対応可能なはずだ。

セイウンコウセイ
牡4歳
調教師:上原博之(美浦)
父:アドマイヤムーン
母:オブザーヴァント
母の父:Capote
ここに注目!
中京競馬場への出走は初めてだが、続けて京都へ遠征していた近走も馬体重を大きく減らしておらず、長距離輸送は苦にしないタイプだ。重馬場で行われた3走前の1600万下・渡月橋S(京都・芝1400m)を快勝しており、馬場コンディションを問わない点も心強い。

ソルヴェイグ
牝4歳
調教師:鮫島一歩(栗東)
父:ダイワメジャー
母:アスドゥクール
母の父:ジャングルポケット
ここに注目!
前走のシルクロードS(6着)では馬体重(478kg)が18kg増えていたが、前々走のスプリンターズS(3着、マイナス10kgの460kg)で減っていた数字が戻った部分もあったようで、太いとは感じなかった。今回、大幅に絞れている必要はなさそうだ。

フィエロ
牡8歳
調教師:藤原英昭(栗東)
父:ディープインパクト
母:ルビー
母の父:Danehill
ここに注目!
全て条件クラスでのものとはいえ、中京・芝コースは4戦3勝と好相性。京都巧者のイメージが強い馬だが、左回りのこの舞台でも力を出せるはずだ。近走は馬体重も安定しており、約2か月半ぶりの一戦でも仕上がりに不安はない。


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2017年03月21日

3月20日の中山11Rで行われた第31回フラワーカップ(3歳オープン、牝馬、GIII、芝・内1800メートル、別定、13頭立て、1着賞金=3500万円)は、岩田康誠騎手騎乗のファンディーナ(栗東・高野友一厩舎)が単勝1.3倍の断然の人気に応えて楽勝し、重賞初制覇を果たした。堂々と桜花賞(4月9日、阪神、GI、芝1600メートル)へ向かう。タイムは1分48秒7(良)。

 レースはドロウアカードがハナへ。ファンディーナは2番手に控えたが、4コーナーで早くも先頭に立つと、持ったままで後続をグングンと突き放し、大物ぶりを見せつけた。後方から伸びたシーズララバイ(8番人気)が5馬身差の2着に入り、ドロウアカード(7番人気)がさらにクビ差の3着。先行集団の中にいた2番人気のデアレガーロは11着に終わった。

 ファンディーナは、父ディープインパクト、母ドリームオブジェニー、母の父ピヴォタルという血統。北海道浦河町・谷川牧場の生産馬。馬主は(有)ターフ・スポート。戦績3戦3勝。フラワーCは高野友和調教師は初勝利。岩田康誠騎手は2011年トレンドハンターに次いで2勝目。

 ◆岩田康誠騎手「期待通りに成長しています。(4コーナーで先頭に立ったのは)完歩自体が(他の馬とは)違いますし、無理に抑えることなく反応してくれました。(マイルでも距離が延びても)どちらでも対応可能で、レースに行ったらすごくいうことを聞いてくれます。次(桜花賞)に向けて期待が高まるレースでしたし、チャンスのある馬に乗せていただいているので頑張ります」

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2017年03月20日

3月19日の中山11Rで行われた第66回フジテレビ賞スプリングステークス(3歳オープン、GII、芝1800メートル、馬齢、11頭立て、1着賞金=5400万円)は、松岡正海騎手騎乗のウインブライト(牡3歳、美浦・畠山吉宏厩舎)が制し、重賞初制覇を飾った。タイムは1分48秒4(良)。

 2着はアウトライアーズ、3着はプラチナヴォイスで、この上位3頭に皐月賞(4月16日、中山、GI、芝2000メートル)の優先出走権が与えられた。昨年の2歳王者サトノアレスは4着だった。

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3月19日の阪神11Rで行われた第65回阪神大賞典(4歳以上オープン、GII、芝・内3000メートル、別定、10頭立て、1着賞金=6700万円、1着馬に天皇賞・春の優先出走権)は、クリストフ・ルメール騎手騎乗の1番人気サトノダイヤモンド(牡4歳、栗東・池江泰寿厩舎)が単勝1.1倍の支持に応えて快勝した。タイムは3分2秒6(良)。

 好スタートから後方に控えてレースを進めたサトノダイヤモンド。マドリードカフェ、レーヴミストラル、ウインスペクトルと先頭がコロコロと入れ替わる出入りの激しい展開もなんの、サトノダイヤモンドは後方で脚をため、4コーナー手前から外めをスッと上がって行く。直線では抜け出したシュヴァルグランをあっさりとらえて1馬身半差をつけてのゴール。サトノダイヤモンドは2周目の向こう正面でややムキになるしぐさもみせたが、有馬記念以来の実戦で、さらに先の目標を見据えた仕上げということを考えれば、まずは満点の滑り出しといっていい。

 2着はシュヴァルグラン(2番人気)、さらに2馬身半遅れた3着には大外を追い込んだトーセンバジル(5番人気)が入った。

 阪神大賞典を勝ったサトノダイヤモンドは、父ディープインパクト、母マルペンサ、母の父オーペンという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は里見治氏。通算成績は9戦7勝。重賞は2016年きさらぎ賞・GIII、神戸新聞杯・GII、菊花賞・GI、有馬記念・GIに次いで5勝目。阪神大賞典は、池江泰寿調教師、クリストフ・ルメール騎手ともに初優勝。

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2017年03月19日

中山の1800mだから、必死の挑戦だから、が買いのポイント

 最近15年間の「皐月賞」で1〜3着に快走した馬(計45頭)が、直前の最終ステップはどのレースだったかをまとめると次のようになる。

「皐月賞 1着 2着 3着」
3月スプリングS 6頭 4頭 3頭
3月若葉S 2頭 4頭 2頭
3月弥生賞 3頭 7頭 6頭
2月共同通信杯 4頭 - 2頭
2月きさらぎ賞 - - 1頭
1月京成杯 - - 1頭  

 15年間に、スプリングSが直前レースだった馬が6頭勝ち、2着馬が4頭、3着馬が3頭という数字である。
合計「16頭」の1〜3着馬を送っている3月初旬の弥生賞が、同じ中山の2000mとあってもっとも多くの好走馬を輩出している重要なトライアルだが、最近は、勝ち馬に限ればスプリングSが最多。

 また、2月の共同通信杯からぶっつけに近い形の皐月賞挑戦になった馬が、
「12年ゴールドシップ、14年イスラボニータ、15年ドゥラメンテ、16年ディーマジェスティ」。
最近5年間でだけで4頭も勝っているから、近年の本当のトライアルは、今年はスワーヴリチャードが楽勝した共同通信杯かもしれない。

 スプリングSの特徴は、今年だと「サトノアレス、モンドキャンノ」のように獲得賞金から皐月賞出走可能な馬は、このレースの着順にかかわらず、トライアルらしい中身を示してくれれば十分だが、
最終ステップのここで3着以内に入り皐月賞出走が可能になった馬は、本番ではあまり過信しないこと。

 計10頭もがスプリングSを直前のステップにして皐月賞で連対しているが、このスプリングSで晴れて「出走権を獲得」し、本番の皐月賞で連対したのは04年のダイワメジャー(スプリングS3着→皐月賞1着)たった1頭だけ。

 有力候補が少ない今年はいつもの年と異なるかもしれないが、人気上位のアウトライアーズ、ウインブライト、トリコロールブルーなどこの時点での賞金900万組や、ボーダーライン上の賞金のエトルディーニュ、プラチナヴォイスなどは、過去のパターンからすると、ここでは買ってもいいが、本番出走が可能になったからといって本番でも買うのは正解ではない危険が大きい。

 直前の最重要なトライアルではあるが、中山の1800mだから、必死の挑戦だから、が買いのポイント。
好走してくれたんだから本番でも…とはしなくていいのである。
2歳夏より馬体重が30キロ前後も増え、急上昇中のウインブライト(父ステイゴールド)から入りたい。
積極的なスパート可能な自在型なので、この1800mはベストに近いはずである。

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2017年03月18日

3月18日の中京11Rで行われた第31回ファルコンステークス(3歳オープン、GIII、芝1400メートル、別定、16頭立て、1着賞金=3800万円)は、戸崎圭太騎手騎乗の3番人気コウソクストレート(牡、美浦・中舘英二厩舎)が初重賞制覇。タイムは1分21秒1(良)。コウソクストレートは前の馬群から離れた後方から5番手を追走。直線は大外から長くいい脚を使って、ゴール前の激戦を制した。

 クビ差の2着には好位追走から一旦は先頭に立ったボンセルヴィーソ(2番人気)、さらにクビ差遅れた3着に最内から粘り込んだメイソンジュニア(6番人気)。

 ファルコンSを勝ったコウソクストレートは、父ヴィクトワールピサ、母メジロアリス、母の父アドマイヤコジーンという血統。北海道洞爺湖町・レイクヴィラファームの生産馬で、馬主は野崎昭夫氏。通算成績は5戦3勝。重賞初勝利。ファルコンSは、中舘英二調教師、戸崎圭太騎手ともに初優勝。

 ◆戸崎圭太騎手(1着 コウソクストレート)「掛かるところがあった馬ですけど、厩舎スタッフがしっかり仕上げてくれて、乗りやすかったです。折り合いや課題はクリアできたと思います。素質は新馬を勝った頃からありましたし、力を出せるようになればもっと活躍できると思います」

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差し馬向きとはいえない馬場を承知で…

 改修直後はタフな芝だった中京競馬場の芝コンディションは、昨年のこの時期には(正確には高松宮記念の行われた第3週目)、中京芝1200mのそれまでのレコード「1分08秒0」が、1分07秒4→最下級条件500万で1分07秒3→と連日更新され、高松宮記念はとうとう「1分06秒7」。日本レコード級の高速決着だった。

 路盤の排水整備も関係して、中京芝コースの高速化は今年も進んでいる可能性が高い。

 1週目の先週は、中京芝1400mのレコードが条件戦で「1分19秒6」にまで更新され、超スローにも近い2000mの金鯱賞は「60秒4-58秒8」のバランスでも、1分59秒2だった。

 この3歳戦の1400mは、15年を除き「差し=追い込み」馬の天下のイメージが残っているが、今年は差し馬、追い込み馬に有利な馬場コンディションではない可能性のほうがはるかに高い。外枠に人気馬が多いが、内枠の先行馬には要注意だろう。

 そういう差し馬向きとはいえない馬場を承知で、差しのナイトバナレット(父ディープブリランテ)を中心にしたい。前回のジュニアC1600mは、追い込みがツボにはまった印象があるが、この馬自身の1分34秒7の前後半バランスは推定「47秒3-47秒4」。上がりは35秒3-11秒3であり、決して先行馬の崩れに乗じて…という追い込みではない。実際、2-5着の4頭はみんな好位で流れに乗っていた馬だった。

 レース全体のバランスは「45秒9-48秒8」=1分34秒7。前半1000m通過は58秒2なので、1勝馬も多かった中山のマイル戦とすれば実はきついペースだが、騎乗していた中谷騎手(ナイトバナレットとは2戦2勝)はレース後、「ペースが遅くなって、かかり気味になった」とコメントしている。3歳馬が1000m通過58秒2のペースを追走して、流れが遅いのでかかり気味…、となるのは豊かなスピード能力の証明である。

 この一族は、姉の4歳牝馬アルジャンテ(父ディープインパクトは、ナイトバナレットの父ディープブリランテの父親)の全3勝が芝1400mであるように、時計の速いレース向きのアメリカ血統。

 アルジャンテ、ナイトバナレット姉弟に芦毛を伝えるのは、3代母ミリーアンドミーの父方に流れる種牡馬プロミストランドの芦毛であり、プロミストランドは天才種牡馬サンデーサイレンスの母ウイッシングウェルの、父方祖父である。そこで、サンデーサイレンスの秘める芦毛のマームードの「4×5」にプロミストランドは関係している。

 1400mのわりにはハイペースになりそうもないが、さすがにこの距離の重賞レースならナイトバナレットが折り合いに苦心することはないだろう。

 関西に転じてやっと騎乗機会が増え、昨年は25勝、今年も先週まで【6-9-2-81】の中谷雄太騎手(37)。いよいよ初重賞制覇のチャンスだ。思い切り良くスパートしたい。

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2017年03月17日

春の天皇賞トライアル阪神大賞典が今週の注目レース。
 過去10年、1番人気は4勝、2着3回、3着2回と安定している。
3着にも入れなかったのは1度だけで、比較的堅いレースだ。
指数上は、過去10年のうち9年で連対している過去の指数が高い馬や、平均指数上位馬たちが中心になっている。
ランク外の馬が勝ったのは3頭いるが、そのうち2頭は明け4歳馬。
5歳馬以上なら指数上位が勝ち馬の条件だろう。

 今年は、シュヴァルグラン、サトノダイヤモンド、ワンアンドオンリー、レーヴミストラルなどが指数の上位馬だ。

 注目はダービー2着、菊花賞を勝ち、有馬記念も制して、最優秀3歳牡馬にも選定された4歳馬サトノダイヤモンドだ。有馬記念では1番人気に推され、キタサンブラック、ゴールドアクターをねじ伏せての堂々の勝利だった。2キロの斤量差はあったとしても、現役最強馬の評価は揺るがないだろう。
2400以上の距離では(3100)と、長距離適性も高く、スタミナも十分。
ここは先行して差し切る横綱相撲で押し切れるだろう。

 サトノダイヤモンドの相手の筆頭は、長距離レースで指数上位のシュヴァルグラン、レーヴミストラルを中心に、穴っぽいところではタマモベストプレイ、スピリッツミノル、マドリードカフェなどの浮上もありそうだ。

 スプリングSは上位3頭に皐月賞の優先出走権が与えられる。
3歳重賞戦だけに、前走指数上位馬が有力だが、スローペースになりがちで、スローペースで差し脚上位の馬にも注意がいる。
 今年の指数上位馬は、ウインブライト、アウトライアーズ、サトノアレス、プラチナヴォイス、モンドキャンノなど。

 スローペースの流れが想定され、差し脚は必須条件だろう。
 差し脚上位は、サトノアレス、トリコロールブルー、アウトライアーズ、ウインブライト、エトルディーニュ、モンドキャンノなどだが、ここは3連勝で朝日杯を勝ったサトノアレスが中心になりそう。朝日杯では中団の後方に待機して、直線、大外一気に脚を伸ばして快勝したが、指数も高レベルで、素質は高いだろう。

 逆転候補は差し脚上位のトリコロールブルー、アウトライアーズなど。


 3歳牝馬のフラワーCは、前走指数上位馬が中心だが、スローペース必至で、指数が低い馬にも要注意だ。
 今年の指数上位は、ハナレイムーン、ディーパワンサ、トーホウアイレス、モリトシラユリ、シーズララバイ、サンティールなど。

 牝馬の中距離戦でスローペースは必至。スローペースで指数は低いものの、差し脚の鋭さなら、デビューから2戦2勝のファンディーナが断然だ。前走の上がり指数の+24はほぼ限界値。3番手で先行してこの差し脚を使えるのだから、能力の高さの証明だろう。


 馬場改修後、今年で6年目を迎えた中京競馬場のメインは、3歳1400メートル戦のファルコンS。
過去5年、平均指数の上位馬が連軸の中心になっている。
 今年は、メイソンジュニア、メイショウオワラ、ナイトバナレット、ジョーストリクトリ、マイネルバールマン、エントリーチケット、ボンセルヴィーソ、マンカストラップなどが指数の上位馬たち。

 短距離戦だけに、ペースが上がって、直線のスタミナ比べになりそう。スタミナなら、ボンセルヴィーソ、ナイトバナレット、メイショウオワラ、メイソンジュニアなどが浮上してきそうだ。

 重賞の実績は果敢に逃げてデイリー杯2着、続く朝日杯も3着に粘ったボンセルヴィーソが最上位だが、控えたレースでも結果を残せるかどうか。中団からの差し脚に見どころがあるナイトバナレットの方が連軸向きかもしれない。


selvas2 at 18:30コメント(0) 
平成28年度第3回調教師・騎手免許試験合格者が16日、NARから発表され、
元トップジョッキーの御神本訓史厩務員(35=大井・三坂)が騎手免許を再取得した(4月1日交付)。
御神本元騎手は15年2月に大井競馬開催執務委員長指示事項違反が判明し、実効30日間の騎乗停止処分。同年3月にはNARの免許試験委員会で不合格となり免許失効。
調教厩務員を務めながら、再受験した昨年は1次試験で不合格だった。

 「いろいろ勉強させられた2年間。この世界で生きていきたいと必死に食らいついてきた。
一日でも早く以前のような騎乗ができるよう、気を引き締めてしっかりやっていきます」と同元騎手。
復帰日は大井競馬場と話し合って決める。

 旧益田競馬(島根)で99年4月デビュー。翌年同場リーディング。
02年廃止に伴い大井移籍。フジノウェーブで07年G1・JBCスプリントを制覇。
13年には南関リーディングに輝いた。
地方通算1952勝(中央6勝)。
名手が2年ぶりに戦いの舞台へと戻る。

selvas2 at 08:48コメント(0) 
ファンディーナ
牝3歳
調教師:高野友和(栗東)
父:ディープインパクト
母:ドリームオブジェニー
母の父:Pivotal
ここに注目!
前々走のメイクデビュー京都では逃げて後続を9馬身も突き放し、前走の500万下・つばき賞(共に京都・芝1800m)は好位からの差し切りと、どちらも大物感あふれる勝ち方だった。ここで無傷の3連勝を飾ることができれば、牝馬クラシックの有力候補に浮上する。

ディーパワンサ
牝3歳
調教師:松下武士(栗東)
父:ディープブリランテ
母:ポロンナルワ
母の父:Rahy
ここに注目!
昨年7月にオープン特別・中京2歳S(中京・芝1600m)を優勝し、前走の阪神ジュベナイルフィリーズでは4着に善戦。今回の出走メンバーの中では実績上位の存在だ。3か月余りの休養明けでも、GIII なら主役級の評価が必要になる。

デアレガーロ
牝3歳
調教師:大竹正博(美浦)
父:マンハッタンカフェ
母:スーヴェニアギフト
母の父:Souvenir Copy
ここに注目!
昨年のアーリントンC3着馬ロワアブソリュー(父ゼンノロブロイ)をはじめ、兄や姉はマイル以下の距離で良績を残したタイプが多い。しかし、マンハッタンカフェ産駒の本馬は芝2000mと芝1800mでデビュー2連勝中と、中距離に高い適性を示している。

ハナレイムーン
牝3歳
調教師:堀宣行(美浦)
父:ディープインパクト
母:ハウオリ
母の父:キングカメハメハ
ここに注目!
前々走のメイクデビュー東京(芝1600m)を、単勝オッズ1.4倍の圧倒的な1番人気に応えて快勝。約2か月半の休養を挟んで出走した前走のクイーンCは5着だったが、実戦を1度使われた上積みが見込める今回は、V争いの期待がかかる。

コーラルプリンセス
牝3歳
調教師:高橋裕(美浦)
父:クロフネ
母:ホーリーブラウン
母の父:フジキセキ
ここに注目!
半兄セイクリッドバレー(父タニノギムレット、2011年の新潟大賞典優勝)をほうふつとさせる鋭い末脚を武器に、ここまで4戦2勝。重賞ではまだ結果が出ていないが、持ち前の決め手が生きる展開になれば、上位進出も十分だろう。

サンティール
牝3歳
調教師:鹿戸雄一(美浦)
父:ハービンジャー
母:サンヴィクトワール
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
前走の京成杯は着順こそ7着ながら、牡馬を相手にゴール前では目を引く伸び脚を見せていた。今年の愛知杯2着馬サンソヴール(父キングカメハメハ)の半妹と、血統的にも筋の通った一頭。牝馬限定重賞となる今回は、善戦以上のシーンが期待できる。

ドロウアカード
牝3歳
調教師:角田晃一(栗東)
父:ダイワメジャー
母:アスドゥクール
母の父:ジャングルポケット
ここに注目!
全姉ソルヴェイグは昨年のスプリンターズS3着など芝のスプリント路線で活躍しているが、本馬はこれまで芝のマイル戦で1勝、3着1回と好成績を残している。今回、初めて出走する芝1800mの距離にも十分に対応可能だろう。

モリトシラユリ
牝3歳
調教師:堀井雅広(美浦)
父:クロフネ
母:サイレントラヴ
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
芝もダートもこなすタイプが多いクロフネの産駒で、本馬も、中山・ダート1800mの未勝利で初勝利を挙げ、芝でも前々走のフェアリーSで勝ち馬から0秒2差の3着に好走した。芝1800mのレースも経験して(未勝利、東京、2着)おり、距離への不安がない点はプラス材料と言える。


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サトノダイヤモンド
牡4歳
調教師:池江泰寿(栗東)
父:ディープインパクト
母:マルペンサ
母の父:Orpen
ここに注目!
昨年の菊花賞を制しているが、あくまで同世代による一戦。母系がスプリンター寄りの血統だけに、今回は生粋のステイヤーが集う芝3000mのレースでどのような走りを見せるのか、注目だ。

シュヴァルグラン
牡5歳
調教師:友道康夫(栗東)
父:ハーツクライ
母:ハルーワスウィート
母の父:Machiavellian
ここに注目!
昨年までは調教で動かない馬というイメージがあったが、この中間の追い切りでは過去に例を見ないほどの軽快な走りを見せている。晩成型血統のハーツクライ産駒。5歳の春を迎え、昨年以上のスケールアップを果たす可能性が高い。

ワンアンドオンリー
牡6歳
調教師:橋口慎介(栗東)
父:ハーツクライ
母:ヴァーチュ
母の父:タイキシャトル
ここに注目!
芝2400mでの実績は十分だが、母の父がタイキシャトル、祖母の父がDanzigと、母系の血統背景は短距離向き。芝3000mの距離を走るのは2014年の菊花賞(9着)以来約2年5か月ぶりで、距離への対応が鍵になりそうだ。

トーセンバジル
牡5歳
調教師:藤原英昭(栗東)
父:ハービンジャー
母:ケアレスウィスパー
母の父:フジキセキ
ここに注目!
前走のジャパンカップは、勝ち馬と1秒1差の11着に敗退。ただ、勝ち馬から1秒差以上離されたのはこのレースがキャリア初で、それ以前の3度の重賞挑戦では、5着、4着、3着と堅実な走りを見せていた。今回、初経験となる芝3000mの距離に対応できれば、チャンスは十分だ。

タマモベストプレイ
牡7歳
調教師:南井克巳(栗東)
父:フジキセキ
母:ホットプレイ
母の父:ノーザンテースト
ここに注目!
今年で7歳となり、コース適性が明確になってきている。京都・芝コースで4勝をマークしているのに対し、今回の阪神・芝コースでは4戦していずれも4着以下に敗退。その全てが重賞とはいえ、気になる材料ではある。

レーヴミストラル
牡5歳
調教師:高野友和(栗東)
父:キングカメハメハ
母:レーヴドスカー
母の父:Highest Honor
ここに注目!
前走の日経新春杯(10着)時に太め残りだった馬体(プラス16kgの506kg)が絞れているかを、当日のパドックでしっかりとチェックしたい。自慢の瞬発力を生かすには直線の長いコースがベストなので、今回は直線の短い内回りコースを攻略できるかどうかも鍵だろう。

スピリッツミノル
牡5歳
調教師:本田優(栗東)
父:ディープスカイ
母:バアゼルクローバー
母の父:ラムタラ
ここに注目!
ジリっぽいところがある馬で、GI 級との対戦になる今回、切れ負けしないかどうかが心配だ。稍重と重馬場で計4勝をマークしており、力の要る馬場コンディションになれば、チャンスも出てくるだろう。

トウシンモンステラ
牡7歳
調教師:村山明(栗東)
父:キングカメハメハ
母:ピンクパピヨン
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
オープンクラスでは好結果が出ていないが、前走のダイヤモンドSで4着に入り、豊富なスタミナを示した。今回、スタートからスムーズに流れに乗れれば、上位進出の可能性もありそうだ。


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2017年03月16日

サトノアレス
牡3歳
調教師:藤沢和雄(美浦)
父:ディープインパクト
母:サトノアマゾネス
母の父:Danehill
ここに注目!
3連勝で前走の朝日杯フューチュリティSを制し、昨年度のJRA賞最優秀2歳牡馬を受賞した。今回は3か月の休み明けで、クラシック本番を見据えた仕上げではあるが、前哨戦の本レースに照準を合わせて順調に乗り込みを消化している。

モンドキャンノ
牡3歳
調教師:安田隆行(栗東)
父:キンシャサノキセキ
母:レイズアンドコール
母の父:サクラバクシンオー
ここに注目!
前走の朝日杯フューチュリティSでは、折り合い面の進境を見せて2着に好走した。父は2010年と2011年の高松宮記念を連覇した馬で、母系の血統背景も短距離色が強い。200mの距離延長となる今回は、自分自身との戦いになりそうだ。

アウトライアーズ
牡3歳
調教師:小島茂之(美浦)
父:ヴィクトワールピサ
母:ウィストラム
母の父:フレンチデピュティ
ここに注目!
前々走の500万下・百日草特別(東京・芝2000m)は3着だったが、1着馬アドマイヤミヤビ(クイーンC)、2着馬カデナ(京都2歳S、弥生賞)がいずれもその後に重賞勝ちを挙げている。本馬も能力は重賞級で、先々まで目が離せない存在だ。

トリコロールブルー
牡3歳
調教師:友道康夫(栗東)
父:ステイゴールド
母:ペンカナプリンセス
母の父:Pivotal
ここに注目!
父は2011年の三冠馬オルフェーヴルなど数々の一流馬を輩出し、母は海外の重賞ウイナー。半兄にはダノンジェラート(2012年セントライト記念3着)、ワールドインパクト(2014年青葉賞2着、共に父ディープインパクト)がおり、本馬の血統スケールは大きい。

エトルディーニュ
牡3歳
調教師:小桧山悟(美浦)
父:エイシンサンディ
母:リスペクトスコール
母の父:オペラハウス
ここに注目!
ここまで掲示板(5着以内)を外さない走りを続けている馬で、前走の共同通信杯では自身の持ち時計を短縮して2着に好走した。一戦ごとに地力をつけていることは明らかで、今回も上位争いが濃厚だ。

ウインブライト
牡3歳
調教師:畠山吉宏(美浦)
父:ステイゴールド
母:サマーエタニティ
母の父:アドマイヤコジーン
ここに注目!
デビュー2戦は不本意な結果だったが、約3か月半の休養で立て直された後は成績がグンと良くなり、前走の500万下・若竹賞(中山・芝1800m)を鮮やかに差し切って2勝目をマークした。皐月賞へ駒を進めるためにも、ここで優先出走権(3着以内)獲得を狙う。

オールザゴー
牡3歳
調教師:矢作芳人(栗東)
父:ステイゴールド
母:アルーリングボイス
母の父:フレンチデピュティ
ここに注目!
パドックでのテンションが高く、デビュー戦では直線で内へ逃避したように気性の幼さは残るものの、一戦ごとに競馬を覚えており、前走の500万下・白梅賞(京都・芝1600m)で2勝目を挙げた。母は重賞2勝馬で、血統的魅力も大きい。

プラチナヴォイス
牡3歳
調教師:鮫島一歩(栗東)
父:エンパイアメーカー
母:プレザントブリーズ
母の父:マンハッタンカフェ
ここに注目!
デビュー3戦目の未勝利(京都・芝1800m、1着)で、1分45秒9の2歳コースレコードをマーク。前走のきさらぎ賞(4着)は、重馬場が影響したのか能力を出し切れなかったが、スピードの絶対値はここでも引けを取らない。


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ボンセルヴィーソ
牡3歳
調教師:池添学(栗東)
父:ダイワメジャー
母:バイモユリ
母の父:サクラローレル
ここに注目!
昨年秋は、デイリー杯2歳S2着→朝日杯フューチュリティS3着と連続で好走し、豊かなスピードをアピールした。今回は休養明け初戦で最終追い切りの動きが注目されるが、調整は順調に進んでいるようだ。

ナイトバナレット
牡3歳
調教師:矢作芳人(栗東)
父:ディープブリランテ
母:ナイキフェイバー
母の父:Favorite Trick
ここに注目!
前走のオープン特別・ジュニアC(中山・芝1600m)を直線一気の追い込みで優勝。スタートは遅めだが、その末脚は文句なく一級品と言えるだろう。左回りコースも経験済みだけに、今回も末脚全開が期待される。

マイネルバールマン
牡3歳
調教師:栗田博憲(美浦)
父:ジョーカプチーノ
母:クリスビーナス
母の父:シンボリクリスエス
ここに注目!
ここまで8戦という豊富なレースキャリアを持つ馬。前々走のクリスマスローズS(中山・芝1200m)では、オープン特別勝ちをマークしている。今回と同じ芝1400mの距離にも勝ち星があり、ここは優勝候補の一角に挙げられる。

コウソクストレート
牡3歳
調教師:中舘英二(美浦)
父:ヴィクトワールピサ
母:メジロアリス
母の父:アドマイヤコジーン
ここに注目!
新潟と東京の芝1400mでデビュー2連勝を飾り、前々走の京王杯2歳Sでは4着に入った。前走のシンザン記念こそ14着と大敗したが、左回りコースの芝1400mという適条件に戻る今回は、巻き返しがありそうだ。

ジョーストリクトリ
牡3歳
調教師:清水久詞(栗東)
父:ジョーカプチーノ
母:ジョーアラマート
母の父:キングヘイロー
ここに注目!
今回と同じ中京・芝1400mで行われた前々走の500万下・なずな賞では、好位追走から鋭い末脚を発揮して優勝。今回は中京・芝コースを走ったことのない馬が多いメンバー構成だけに、本馬の経験は武器になりそうだ。

デスティニーソング
牝3歳
調教師:松下武士(栗東)
父:メイショウボーラー
母:マルカデスティニー
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
前々走の500万下・なずな賞(中京・芝1400m)で2着の後、前走の500万下・かささぎ賞(小倉・芝1200m)を勝ってオープンクラス入りを決めた。抜群のスタートセンスを持ち、精神面の完成度も高い一頭。重賞でも注目が必要だろう。

メイソンジュニア
牡3歳
調教師:渡辺薫彦(栗東)
父:Mayson
母:アナアメリカーナ
母の父:American Post
ここに注目!
前走の全日本2歳優駿(JpnI、川崎・ダート1600m、5着)は、初めてのダート戦で参考外と言える。前々走のオープン特別・福島2歳S(福島・芝1200m、1着)で見せたパワフルな末脚をここでも発揮できれば、勝機を見いだせそうだ。

ダイイチターミナル
牡3歳
調教師:高市圭二(美浦)
父:コンデュイット
母:ベルグチケット
母の父:ウイニングチケット
ここに注目!
昨年夏の小倉2歳Sでは勝ったレーヌミノルに次ぐ2着に入るなど、早い時期から活躍している。ここ2戦は着順を落としているが、今回は立て直されての出走。距離の芝1400mは合いそうで、上位進出の可能性は十分だ。


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2017年03月15日

阪神の内回り1400mで通ったコース考えると着差以上の完勝

 阪神JFでソウルスターリングには完敗したものの、阪神1600mを1分34秒5で乗り切っているレーヌミノル(父ダイワメジャー)が断然の人気を集めたこのレース、勝ったのは最後方近くから大外に回ったM.デムーロ騎乗のカラクレナイ(父ローエングリン)だった。

 早めに先頭に立ってインに切れ込んだレーヌミノルとの差は半馬身(0秒1差)だが、阪神の内回り1400mで通ったコース考えると、着差以上の完勝である。

 毎週毎週、日曜日のメインを制しているM. デムーロは、すでにC. ルメール(コンビはソウルスターリング)に代わって、クイーンCを勝ったアドマイヤミヤビ(父ハーツクライ)に騎乗するとされているので、カラクレナイの桜花賞のジョッキーは未定だが、土曜日のアネモネSを制したライジングリーズン(父ブラックタイド)とともに、桜花賞の有力候補誕生である。

 最近15年間の桜花賞で3着以内に好走した計「45頭」のうち、チューリップ賞に出走していた馬(直前とは限らない)が過半数の「23頭」もいるのに対し、直前のフィリーズレビューをステップに桜花賞で3着以内に好走した馬は、「6頭」にとどまっている。

 今年も、同じ阪神の1600mのチューリップ賞を1分33秒2で圧勝したソウルスターリング(父フランケル)が高い評価を受けるのは当然だが、カラクレナイにも強気になれる材料はある。フィリーズレビューが直前ステップだったのは次の6頭。

16年アットザシーサイド  FR2着→桜花賞3着
12年アイムユアーズ    FR1着→桜花賞3着
08年レジネッタ      FR3着→桜花賞1着
05年ラインクラフト    FR1着→桜花賞1着
05年デアリングハート   FR2着→桜花賞3着
02年ブルーリッジリバー  FR4着→桜花賞2着

 05年、このトライアルと桜花賞を連勝したラインクラフトは、フィリーズレビューを当時のレースレコードで勝っていた。そのレースの中身は「46秒9-34秒3」=1分21秒2だったが、カラクレナイの時計もレースレコードであり、中身は「46秒6-34秒4」=1分21秒0である。ライクンラフトのそれは改修前の記録であり、比較は難しいが、オーバーホールして3歳初戦にフィリーズレビューを快勝し、桜花賞に挑戦したラインクラフトはそのとき【3-0-1-0】。出走時期がほとんど同じカラクレナイも【3-0-0-1】。

 カラクレナイの父ローエングリンは阪神1600mのマイラーズCを2勝した記録がある(阪神で計3勝)。母の父アグネスタキオン(皐月賞)は、先日引退された長浜博之調教師の管理馬で、その母アグネスフローラ(桜花賞)も、さらにその母アグネスレディー(オークス)もクラシックホース。また、祖母レッドチリペッパー(父アンブライドルド)は、当時はまだ外国産馬にクラシック出走の道は開けていなかったが、3歳春のクイーンCでその年のオークス馬ウメノファイバーと接戦の2着しているマイラータイプ(富士S1着など)だった。カラクレナイは自身の成績以上に桜花賞が合っているのではないかと考えることができる。

 470キロ台の馬体は細身に映るが、しっかりしたトモが素晴らしく、いかにも爆発力を生みそうなバネがある。鞍上はだれが合うだろう。

 レーヌミノル(浜中俊騎手)は、先行勢が「前半33秒5-45秒5-57秒3→」で飛ばすハイペースを正攻法の好位差しの形になったため、速い流れに巻き込まれ、自身のバランスは「34秒2-11秒9-35秒0」=1分21秒1。ちょっときびしいバランスになってしまった。

 4コーナーを回って先頭に立とうとする瞬間、斜めに突っ込んだと映るほど急激に内側に斜行し、内にいたジューヌエコール(父クロフネ)などの進路をカットしてしまった。直線、ずっと右ムチを入れながら外のネオリアリズムに寄り通しだったミッキーアイルのマイルCSとは異なり、今回は意図的とはいえない。ただ、内にささったレーヌミノルが他馬の進路をなくすのを承知で(浜中騎手くらいの経験と騎乗技術があれば)、矯正し立て直そうとしていないから、本当はもっと重いペナルティーが課せられても仕方がないだろう。開催4日間の騎乗停止は、まだミッキーアイルの著しい斜行から半年も経っていないことを考えると、温情にも近い軽度のペナルティーだった。

 浜中俊騎手(28)は先週終了時点、ランキング17位で【11-15-15-86】。勝ち切れないから星が伸びず、明らかに本来の浜中騎手らしいリズムを欠いていたから、必死で、夢中で勝ちたかった気持ちはわかるが、こういう斜行はもっとも大切な周囲の信頼を失いかねない。トップ騎手になるために、いまこそ問われているものがあるはずである。

 最後方にいたゴールドケープ(父ワークフォース)が、上がり最速タイの34秒4で伸び0秒3差の3着。前つぶれの展開に恵まれたのはたしかだが、追い込む形でこれまでとは違った良さが出たのは、桜花賞の切符確保とともに大きな幸運。ワークフォース産駒らしいスタミナを生かすレースが可能になったかもしれない。母の父デュランダルも、自身の競走成績とは異なる特徴を伝えている。エリンコートではないが、オークスでは忘れないでおきたい。

 4着ジューヌエコールは、大きな不利のあったあとも伸びようとしていたからとくに後遺症はないと思えるが、折り合い面の課題があった馬だけに、やっぱり今回も少し行きたがるあのレース運びで、最後に本当に伸びるのか確認したかった。出走可能な賞金額に達しているとはいえ、肝心のテーマが不明のまま残ってしまった。

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2017年03月14日

男・藤田が地方競馬で復帰へ−。2度の特別模範騎手賞を受賞するなどフェアプレーで知られた元中央競馬の騎手、藤田伸二氏(45)が、ホッカイドウ競馬の騎手として復帰する意向が明らかになった。引退から1年半、JRA1918勝の名手が地方競馬の騎手として新たなスタートを切ることになる。

 突然の引退から1年半。“男・藤田”が再び、騎手としての道を志した。複数の関係者の証言を総合すると、藤田氏は復帰の意志を固め、その場として生まれ故郷であるホッカイドウ競馬を選択。地方競馬の騎手として再デビューを目指すという。

 デビュー初年度から重賞勝ちを果たし、ダービー、オークス、有馬記念など17のJRA・GIを手にした藤田氏が、驚きの転身だ。安藤勝己、小牧太、内田博幸、岩田康誠、戸崎圭太ら地方のトップジョッキーが中央入りして活躍しているが、逆のパターンとなると近年では例がない。古くは1940年生まれの松本弘騎手が中央競馬の関東圏で騎乗した後、生まれ故郷の山形・上山競馬に移籍した事例はあるが、これもレアケースだ。

 藤田氏の現役時は自分にも周囲にも厳しく、フェアプレーに徹したことで知られる。一方で一言居士としても存在感を示し、著書やインターネット上で自身の競馬観を発信してきたが、一昨年の秋に予告もなく引退。その後は札幌で飲食店の経営に携わり、ファンと交流していた。

 現役時から出身地のホッカイドウ競馬に愛着を持ち、所属騎手とも親交を深めてきた経緯が道営で復帰する決め手になったものとみられる。新規の騎手免許取得となるため、クリアすべきハードルは残されているが、復帰すれば着実に売り上げが伸びている地方競馬がさらに活性化することは必至。男・45歳の挑戦が大いに注目される。

★地方の免許試験合格で

 中央競馬の騎手経験者であっても、地方競馬の新規騎手免許試験を受験する必要がある。昨年の募集要項では、道営の騎手は8月に募集が締め切られ、筆記や実技からなる1次試験は9月中旬に実施。身体基準や2次試験をクリアしたうえでの最終的な合格発表は11月中旬だった。受験できるのは、原則として各主催者ごとに年に一度のみ。

■藤田 伸二(ふじた・しんじ)

 1972(昭和47)年2月27日生まれ、45歳。北海道出身。競馬学校騎手課程を経て、91年3月に栗東・境直行厩舎所属でデビュー。2年目にエリザベス女王杯のタケノベルベットでGI初制覇。96年にはフサイチコンコルドでダービーを制した。2004、10年に特別模範騎手賞を受賞。15年9月に引退。JRA通算1万5271戦1918勝(うち重賞93勝)。

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第51回報知杯フィリーズレビュー・G2(12日・芝1400メートル、阪神競馬場、良)

 3歳牝馬18頭によって、3着までに与えられる桜花賞・G1(4月9日、阪神)の優先出走権を懸けて争われた。

 2番人気のカラクレナイ(栗東・松下武士厩舎)が直線で外から豪快に差し切って重賞初制覇。騎乗していたミルコ・デムーロ騎手(38)=栗東・フリー=は日曜メインレースを6週連続勝利の快挙を達成した。2着は直線で先に抜け出した1番人気のレーヌミノル(浜中俊騎手騎乗)。3着には最後方から追い込んだ6番人気のゴールドケープ(丸山元気騎手騎乗)が入った。

 Mデムーロ騎手(カラクレナイ=1着)「(6週連続日曜メイン制覇は)とてもうれしい。速いペースになると思っていたが、外枠(16番枠)だったこともあって、ちょっと位置取りは後ろになった。それでも直線ではすごくいい脚を使ってくれた。2週前の追い切りに乗った時にはあまり調子は良くなかったが、そこからどんどん良くなると思っていた。だから自信を持って乗っていました。(2着の)レーヌミノルも強い馬で、1400メートルがぴったりだけど、この馬も距離はばっちりですからね」

selvas2 at 00:30コメント(0) 

2017年03月13日

死闘 WBC 日本対オランダ
日付けが変わる歴史的熱戦のあと
プロレス総選挙!
寝不足確定も最後まで観る。

20位 アンドレ・ザ・ジャイアント
19位 真壁刀義
18位 ハルク・ホーガン
17位 蝶野正洋
16位 橋本真也
15位 ケニー・オメガ
14位 天龍源一郎
13位 小橋健太
12位 武藤敬司
11位 長州力
10位 スタン・ハンセン
9位 三沢光晴
8位 獣神サンダー・ライガー
7位 ジャンボ鶴田
6位 棚橋弘至
5位 力道山
4位 オカダ・カズチカ
3位 初代タイガーマスク
2位 ジャイアント馬場
1位 アントニオ猪木

個人的ベスト20とはずいぶん異なるぞ。

selvas2 at 09:34コメント(0) 
12日、中山競馬場で行われた中山牝馬S(4歳上・牝・GIII・芝1800m)は、スタートを決めて好位につけた武豊騎手騎乗の5番人気トーセンビクトリー(牝5、栗東・角居勝彦厩舎)が、直線で内から外に持ち出して前を捕らえ、最後は中団から追い上げてきた1番人気マジックタイム(牝6、美浦・中川公成厩舎)をクビ差退けて優勝した。
勝ちタイムは1分49秒4(良)。

 さらに3/4馬身差の3着に7番人気クインズミラーグロ(牝5、美浦・和田正道厩舎)が入った。
なお、2番人気パールコード(牝4、栗東・中内田充正厩舎)は4着、
3番人気ビッシュ(牝4、美浦・鹿戸雄一厩舎)は10着に終わった。

 勝ったトーセンビクトリーは、父キングカメハメハ、母トゥザヴィクトリー、その父サンデーサイレンスという血統。デビューから16戦目で待望の重賞タイトルを手にした。

【勝ち馬プロフィール】
◆トーセンビクトリー(牝5)
騎手:武豊
厩舎:栗東・角居勝彦
父:キングカメハメハ
母:トゥザヴィクトリー
母父:サンデーサイレンス
馬主:島川隆哉
生産者:ノーザンファーム
通算成績:16戦6勝(重賞1勝)

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2017年03月12日

3月11日の中京11Rで行われた第53回金鯱賞(4歳以上オープン、GII、芝2000メートル、別定、16頭立て、1着賞金=6200万円、1着馬に大阪杯優先出走権)は、池添謙一騎手騎乗の1番人気ヤマカツエース(牡5歳、栗東・池添兼雄厩舎)が、中団追走から直線は馬場のど真ん中を力強く伸びて連覇を達成。タイムは1分59秒2(良)。

 例年、11月末〜12月初旬に行われていた金鯱賞は、今年GIに昇格した大阪杯(4月2日、阪神、芝2000メートル)の前哨戦として施行時期が3月初旬に移動。このため、ヤマカツエースは昨年12月3日の金鯱賞から3カ月あまりでの連覇達成となった。

 1馬身1/4差の2着には逃げ粘ったロードヴァンドール(7番人気)、さらにハナ差遅れた3着に大外から伸びたスズカデヴィアス(13番人気)。

 金鯱賞を勝ったヤマカツエースは、父キングカメハメハ、母ヤマカツマリリン、母の父グラスワンダーという血統。北海道新ひだか町・岡田牧場の生産馬で、馬主は山田和夫氏。戦績は23戦7勝。重賞は2015年ニュージーランドT・GII、福島記念・GIII、2016年中山金杯・GIII、金鯱賞・GIIに次いで5勝目。金鯱賞は、池添兼雄調教師が2016年ヤマカツエースに次いで2勝目。池添謙一騎手は2013年カレンミロティック、2016年ヤマカツエースに次いで3勝目。

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4歳になって急激に馬体良化

 昨秋の「紫苑S」で、今回も対戦するビッシュに1秒0もちぎられた時点では、上級クラス突破は難しそうに映ったフロンテアクイーン(父メイショウサムソン)を狙いたい。

 4歳になって急激に馬体良化。線の細さが消えてきた。それまでちょっとジリ脚と見えたが、スローの東京1800mで仕掛けを待って追い出すと、一気に馬群をすり抜けて上がり「33秒2-推定1ハロン11秒1」の切れ味を爆発させたから驚いた。

 メイショウサムソン産駒は、パワーとスタミナで押す力強い男馬に活躍馬が多く出ると考えていたが、イメージとは逆に牝馬に頭角を現す馬が多い。

 ここまでただ1頭のJRA重賞(アルテミスS)の勝ち馬である牝馬デンコウアンジュ(祖母の父サンデーサイレンス)も、上がり33秒3で一気に伸びてメジャーエンブレムを差し切ったように、サンデーの血をうまく引き入れたメイショウサムソン産駒は切れるのだった。メイショウサムソンは3歳春の2冠、春秋の天皇賞をねじ伏せるように勝っているが、実は距離1800mは【3-3-1-1】。2歳時に中京1800mをレコード勝ちの記録もある。思われているほどはスタミナ型ではないようなところもあった。

 フロンテアクイーンは、もう代を経ているので一族の特徴がどこまで保たれているかは懐疑的にならざるをえないが、さかのぼるファミリーはトウショウボーイが代表するソシアルバターフライ(5代母)の牝系であり、エイティトウショウ、トウショウペガサス、トウショウピットが中山1800mの「中山記念」を計4勝もして、2着2回の記録がある。1800mのスペシャリストとされた一族である。

 ソシアルバターフライ系の牝馬に、メイショウサムソン(名牝ガーネットが4代母)の組み合わせ。ちょっと古典的でさえあるが、サンデーサイレンスや、サドラーズウェルズ系の血を味方に甦った一族同士でもある。牝系に古いも新しいもなく、言い出せばみんな古典の世界である。

 日本の伝統の名門牝系に、また新しい未来を開きたいからフロンテアクイーン。外枠はちょっと死角だが、もう完全に復活した北村宏司騎手の手腕にも期待したい。

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2017年03月11日

迫力は兄より一枚上になった印象

 昨年12月の「金鯱賞」で1-3着したヤマカツエース、パドルウィール、サトノノブレスは、あのあと有馬記念(小倉大賞典)に1回出走しているので大丈夫だったが、この3頭、もうちょっとで前走が「金鯱賞」、休んでいたわけでもないのに今回もまた「金鯱賞」になるところだった。

 12月の金鯱賞は、G1に昇格した「大阪杯」の前哨戦となり、時期が3月に移ってきた。G2-3格のふつうの重賞は時期が変更されることは珍しくないが、手元のストックブックをみると、金鯱賞の流転、変遷は飛びぬけて多い。創設されて約半世紀のあいだに、「2、4、9、10月」以外の月にはすべて行われた歴史があった。サトノノブレスは、過去の金鯱賞「2、3、3着」であり、成績表にすると、2年4ヶ月の期間に4度目の金鯱賞出走となったのである。

 やっと本物になりつつあるプロディガルサン(父ディープインパクト)に期待したい。ここまでの成績はドバイでG1を制覇した5歳の全兄リアルスティールに大きく見劣るが、慎重な国枝調教師が脚部難、体質の弱さが解消するのを待っていただけのことで、リアルスティールと互角以上のオープン馬になる可能性がある。全兄弟だから体型はそっくりに近いが、512キロ(前走)に達した馬体のボリュームは兄をしのぐものがあり、迫力は一枚上になった印象がある。

 ここまで2000m以下【2-2-0-0】。兄以上にマイラー系になるかもしれないが、前回の東京新聞杯のこの馬の上がり32秒0は、ハロンごとの推定「10秒8-10秒8-10秒4」に限りなく近い。

 13年秋、府中牝馬Sを6着のゴールデンナンバーが、後方差詰めで上がり32秒0を記録したことがあるが、いかにスローとはいえ勝ち負けに持ち込んで後半3ハロン「32秒0」は、坂のある東京コースでは歴史的な爆発スピードである。

 父は瞬発力のディープインパクト。母の父はストームキャット。祖母の父はミスタープロスペクター。さらに、キングマンボの母として知られる3代母ミエスクは、マイル中心のG1競走10勝を含み【12-3-1-0】の歴史的な女傑。近年の名馬に不可欠のノーザンダンサーの血量「5×4×5」。

 プロディガルサンは、本物になって安田記念あたりに出走すると、近年の代表的な名マイラーと並ぶ内容を爆発させてくれるかもしれない。

 ベテランの力量馬がそろったが、4歳プロディガルサンの本格化に注目したい。2000mまでなら十分に守備範囲である。人気薄の相手妙味は、前出の中京巧者パドルウィールと、2000mベストのルミナスウォリアーか。

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2017年03月10日

 フィリーズレビューは4週先に迫った桜花賞を目指す3歳牝馬の戦い。3着馬までに桜花賞の優先出走権が与えられる。
 3歳牝馬の重賞戦なら、前走指数の上位馬が中心になるはずだが、前走指数上位馬は2勝どまりと、やや精彩を欠く。かわって、過去の指数の高い馬が6勝、7連対と、上々の成績を上げている。ただ、ランク外の馬の活躍も目立ち、スローペースで指数が低い馬にも注意がいる。

 今年は、レーヌミノル、ゴールドケープ、カラクレナイ、アルミューテン、ビーカーリー、ジューヌエコールなどが指数の上位馬だ。

 阪神の内回りコースの芝1400メートルなら、極端なスローペースはないはず。過去10年、前走、マイル戦を使っていた馬たちが9勝をあげており、素軽いスピードタイプより、スタミナがあり、早めに仕掛けてもバテない差し脚が求められるだろう。

 先行力があり、マイルの差し脚でも上位にあるのはレーヌミノルだ。小倉2歳Sの勝ち馬で、その後は京王杯2歳S2着、阪神JF3着、クイーンC4着と、世代のトップクラスと戦って常に好成績を納めてきた。近走の指数の高さも1頭だけ抜けた存在だが、逃げるか先行して、自ら作った指数だけに、能力の高さとして信頼したい。ここでも先行して粘るレースになりそうだが、他の先行馬に叩き合いで負けるとは思えず、もし逆転があるとすれば差し脚上位のジューヌエコール、クインズサリナ、ビーカーリーなどだろう。

 中山牝馬Sはハンデ戦。1番人気は10年で1勝、2着1回、3着1回だけで、不振が続く。また、トップハンデ馬も苦しい戦いを強いられることが多い。

 今年の指数上位馬は、マジックタイム、ウキヨノカゼ、トーセンビクトリー、サンソヴール、クインズミラーグロ、ウインリバティ、デニムアンドルビーなど。
 トップハンデは56キロのマジックタイム、次いで55.5キロのデニムアンドルビーが続く。

 牝馬戦だけに、差し脚比べが基本で、鋭い差し脚は必須条件だ。差し脚で上位はリーサルウェポン、フロンテアクイーン、デニムアンドルビー、クインズミラーグロなどだが、牝馬は若さがものをいうし、ハンデもあわせて考えると、4歳馬のフロンテアクイーンが連軸向きに見える。オークスは6着、秋華賞は14着だったが、距離が微妙に長かったのかもしれない。1800メートル戦は(2100)と得意にしており、53キロの恵ハンデが生かせれば、勝機もありそうだ。

 気になるのは、逃げ馬のトーセンビクトリーとプリメラアスール2頭。ともにハンデは楽で、差し脚でも上位にある。ペースによっては逃げ残りがあるのではないか。

 G2金鯱賞は昨年の12月に行われたばかりだが、今年から春の開催に変わった。
 今年の指数の上位馬は、ヤマカツエース、ヒストリカル、フルーキー、アングライフェン、ステファノス、サトノノブレス、ナスノセイカンなど。

 力のいる中京コースが合うのはヤマカツエースだろう。昨年12月の金鯱賞を中団から差し切り勝ちも鮮やかだったが、その後、有馬記念にも参戦。中団後方から、直線、馬群を縫うように差し脚を伸ばし、8番人気ながら4着。底力をつけているのがわかる大健闘のレースだった。

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レーヌミノル
牝3歳
調教師:本田優(栗東)
父:ダイワメジャー
母:ダイワエンジェル
母の父:タイキシャトル
ここに注目!
後続を6馬身差突き放した昨年の小倉2歳S(1着)でのレース内容を踏まえれば、短距離がベストの印象を受ける。現3歳世代の牝馬ではトップクラスの実力馬。前走のクイーンC(4着)から200m距離が短縮される今回は、負けられない一戦になりそうだ。

ジューヌエコール
牝3歳
調教師:安田隆行(栗東)
父:クロフネ
母:ルミナスポイント
母の父:アグネスタキオン
ここに注目!
前々走のデイリー杯2歳S(1着)では、直線が平坦の京都・芝コースに加え、ペースが緩かったこともあって芝1600mをこなしたが、母系の血統背景は短距離志向が強い。今回、芝1400mへの距離短縮は歓迎材料だろう。

カラクレナイ
牝3歳
調教師:松下武士(栗東)
父:ローエングリン
母:バーニングレッド
母の父:アグネスタキオン
ここに注目!
祖母のレッドチリペッパーは、現役時代に強烈な末脚を武器にして重賞2勝を挙げた馬。本馬も祖母をほうふつとさせる瞬発力が武器で、先行馬の末脚が鈍るハイペースになれば、まとめて差し切るシーンがありそうだ。

アズールムーン
牝3歳
調教師:斎藤誠(美浦)
父:Malibu Moon
母:ターシャズスター
母の父:Spanish Steps
ここに注目!
今回は、前走の兵庫ジュニアグランプリ(JpnII、園田・ダート1400m、5着)から約3か月半の休み明け。500kgを超える大型馬で仕上がりが鍵になるが、2月中旬から時計を出し始め、ひと追いごとに動きが良くなっており、力を出せる状態で臨めそうだ。

タガノカトレア
牝3歳
調教師:岡田稲男(栗東)
父:エンパイアメーカー
母:タガノチャーリーズ
母の父:Saint Ballado
ここに注目!
父はアメリカのダートG1 を3勝した馬で、母系もダートでの活躍馬を多く輩出している。本馬もダートでデビュー2連勝を飾っており、今回は芝への適性が鍵になるが、まだ能力の底を見せていない印象で、その走りが注目される。

ゴールドケープ
牝3歳
調教師:荒川義之(栗東)
父:ワークフォース
母:ジュエルオブナイル
母の父:デュランダル
ここに注目!
デビュー4戦目で先行策に切り替えてから成績がアップし、前走の阪神ジュベナイルフィリーズでは6着に健闘。2009年の小倉2歳S優勝馬の母から豊かなスピードを受け継いでおり、ここもすんなりと先行できれば粘り込みが可能だろう。

ベルカプリ
牝3歳
調教師:西浦勝一(栗東)
父:ダイワメジャー
母:ボランス
母の父:Montjeu
ここに注目!
今回がデビュー9戦目と、この時期の3歳牝馬としては豊富なキャリアを誇る。スピードが削がれる馬場コンディション(重)だった前々走を除けば、掲示板(5着以内)を外していない安定感も魅力だ。今回、これまで培ってきた経験を生かして上位進出を狙う。

クインズサリナ
牝3歳
調教師:西村真幸(栗東)
父:ダノンシャンティ
母:ケイアイギャラリー
母の父:ウォーニング
ここに注目!
母系の血統はスプリント色が強く、本馬も芝1200mでデビュー2連勝をマーク。しかし、前々走のファンタジーSでは持ち味のスピードを末脚に転化して4着に入り、距離への融通性を見せた。ここも侮れない存在だ。


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2017年03月09日

マジックタイム
牝6歳
調教師:中川公成(美浦)
父:ハーツクライ
母:タイムウィルテル
母の父:ブライアンズタイム
ここに注目!
昨年はダービー卿チャレンジTとターコイズSの重賞2勝をマーク。GI では好結果を残せなかったが、力のあるところを示した。ここがラストランとなる予定。磨きをかけた末脚で、有終の美を飾りたい。

パールコード
牝4歳
調教師:中内田充正(栗東)
父:ヴィクトワールピサ
母:マジックコード
母の父:Lost Code
ここに注目!
まだ重賞のタイトルは獲得していないが、昨年のフローラS2着、秋華賞2着、エリザベス女王杯4着の成績を残しており、現4歳世代の牝馬ではトップクラスの能力がある馬だ。ここで重賞初制覇を果たし、飛躍の足掛かりにしたい。

ビッシュ
牝4歳
調教師:鹿戸雄一(美浦)
父:ディープインパクト
母:バランセラ
母の父:Acatenango
ここに注目!
小柄な馬体に卓越した瞬発力を備えており、昨年春のオークスでは、1度先頭に立つ見せ場を作って3着に好走。秋の秋華賞(10着)では1番人気の支持を受けた。今回の舞台となる中山・芝コースは2戦2勝で、適性の高さに注目だ。

フロンテアクイーン
牝4歳
調教師:国枝栄(美浦)
父:メイショウサムソン
母:ブルーボックスボウ
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
昨年のクイーンCでは勝ったメジャーエンブレムに次ぐ2着に好走し、早くから豊かな才能を示していた一頭。その後は少し伸び悩んだ時期もあったが、前走の1600万下・初音S(東京・芝1800m)を快勝し、軌道に乗ってきた印象だ。

クインズミラーグロ
牝5歳
調教師:和田正道(美浦)
父:マンハッタンカフェ
母:ジャストトゥートゥー
母の父:In Excess
ここに注目!
前々走の1600万下・カウントダウンS(阪神・芝2000m)を快勝し、前走の愛知杯でも3着に好走した。今回は中山・芝コースに舞台が替わるが、一昨年の紫苑S(当時はオープン特別、芝2000m)を勝っており、心配は無用だろう。

デニムアンドルビー
牝7歳
調教師:角居勝彦(栗東)
父:ディープインパクト
母:ベネンシアドール
母の父:キングカメハメハ
ここに注目!
ダート初挑戦だった前走のフェブラリーSは16着と大敗したが、長期休養明けを3度使われて体調は着実にアップしている印象だ。2015年の宝塚記念2着など、ここに入っても実績では最上位の存在。芝に戻る今回は、あらためて期待したい。

サンソヴール
牝6歳
調教師:和田正一郎(美浦)
父:キングカメハメハ
母:サンヴィクトワール
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
前走の愛知杯では、15頭立ての10番人気という低評価を覆して2着に好走。この時は52kgの軽ハンデと展開面が向いたことは確かだが、着々と地力強化中であることも間違いないだろう。重賞での連続好走へ、期待が高まる。

ウインファビラス
牝4歳
調教師:畠山吉宏(美浦)
父:ステイゴールド
母:サマーエタニティ
母の父:アドマイヤコジーン
ここに注目!
一昨年の阪神ジュベナイルフィリーズで2着に好走した素質馬。昨年の牝馬三冠路線は不本意な成績だったが、近3走はいずれも勝ち馬と0秒5差以内の競馬をしており、復調ムードが感じられる。ここで重賞初制覇の場面が見られるかもしれない。


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2017年03月08日

ステファノス
牡6歳
調教師:藤原英昭(栗東)
父:ディープインパクト
母:ココシュニック
母の父:クロフネ
ここに注目!
ディープインパクト産駒らしい瞬発力を持っているが、母の父にクロフネの名がある本馬は力の要る馬場コンディションも苦にしないタイプ。日本よりも芝の時計がかかる香港で好走できたのは、それが理由だろう。馬場状態に左右されない点は大きな強みと言えそうだ。

ヤマカツエース
牡5歳
調教師:池添兼雄(栗東)
父:キングカメハメハ
母:ヤマカツマリリン
母の父:グラスワンダー
ここに注目!
もともと調教で速い時計をマークするタイプだが、この中間はさらに速いタイムを出している。太めが残りやすい寒い時季でも、この調教なら心配ないだろう。付くべきところに筋肉が付き、馬体は昨年の春よりもビルドアップされている。

ルージュバック
牝5歳
調教師:大竹正博(美浦)
父:マンハッタンカフェ
母:ジンジャーパンチ
母の父:Awesome Again
ここに注目!
馬体にそれほど幅がない牝馬で、昨秋の3戦は馬体重の大きな変動こそなかったものの、タイトな日程の影響か、一戦ごとに馬がしぼんでいたように見えた。今回は、リフレッシュ放牧明けで馬体をふっくらと見せることができるかどうかが鍵だろう。

プロディガルサン
牡4歳
調教師:国枝栄(美浦)
父:ディープインパクト
母:ラヴズオンリーミー
母の父:Storm Cat
ここに注目!
約3か月半ぶりだった前走の東京新聞杯(2着)は22kg増の馬体重(512kg)で出走。成長分もあったのだろうが、時季的に太めが残っていたのも事実だろう。レースを1度使われ、さらに中京への輸送がある今回は、馬体も絞れていそうだ。

リアファル
牡5歳
調教師:音無秀孝(栗東)
父:ゼンノロブロイ
母:クリソプレーズ
母の父:エルコンドルパサー
ここに注目!
2015年の神戸新聞杯を勝った馬だが、その後に長期休養があったため、クラス再編成を経た現在の収得賞金は2375万円。目標とする大阪杯への出走を確実なものとするためには、今回の結果が重要になる。ここにかける気持ちは強いはずだ。

ヌーヴォレコルト
牝6歳
調教師:斎藤誠(美浦)
父:ハーツクライ
母:オメガスピリット
母の父:スピニングワールド
ここに注目!
海外遠征からの帰国初戦だった前走の中山記念(7着)は、馬体に牝馬らしい丸みがあり、太め感のない仕上がりだった。中1週のローテーションとなる今回、大幅に馬体を減らしてくるような状況は避けたいところだ。

サトノノブレス
牡7歳
調教師:池江泰寿(栗東)
父:ディープインパクト
母:クライウィズジョイ
母の父:トニービン
ここに注目!
昨年の鳴尾記念では、1分57秒6のコースレコードでステファノス(2着)以下を破って優勝。母の父トニービンの影響を感じさせる大型の馬体だが、速い時計の決着にも対応できるだけのスピードを持っている。

フルーキー
牡7歳
調教師:角居勝彦(栗東)
父:Redoute's Choice
母:サンデースマイルII
母の父:Sunday Silence
ここに注目!
前走の小倉大賞典(6着)は約2か月半ぶりのレースだったが、長距離輸送があったにも関わらず、14kg増の馬体重(504kg)での出走。これは自身の過去最高体重で、腹回りには余裕が感じられた。今回、馬体が絞れていれば、本来の切れ味を発揮できるだろう。


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2017年03月07日

「今回の相手だから」の物足りなさも残る、上がりだけのレース

 ここまで京都2歳S制覇を含み【2-2-0-0】のカデナ(父ディープインパクト)が、落馬負傷から復帰したばかりの福永祐一とのコンビで、鮮やかなトライアル快勝を決めた。

 もともとサンデーサイレンス系種牡馬と、種牡馬フレンチデピュティの相性はいいが、「父ディープインパクト、母父フレンチデピュティの馬」による弥生賞制覇は、2013年カミノタサハラ、2016年マカヒキ、そして今年2017年のカデナ。自身は2005年の弥生賞の勝ち馬ディープインパクトが、現3歳までに送り出したのは、まだ7世代だが、フレンチデピュティの牝馬との組み合わせでもう「3頭」もの弥生賞馬を送ったことになった。これは偶然ではなく、この時期に急速に力をつける産駒が多いのがディープインパクト産駒。そのベースになるのが、同じく切れ味発揮に貢献するフレンチデピュティ牝馬。春のクラシックシーズンぴったりなのである。

 フレンチデピュティの牝馬とサンデーサイレンス系種牡馬の組み合わせで大成功しているのは、2015年のジャパンCを制したショウナンパンドラ、今春のフェブラリーSを勝ったゴールドドリーム、2013年のNHKマイルCの勝ち馬マイネルホウオウ、2015年のCBC賞のウリウリ、前出カミノタサハラの全兄でレパードSの勝ち馬ボレアス…など。フレンチデピュティはブルードメアサイアーとしてJRAのG1馬を4頭送っているが、うち3頭がディープインパクト産駒である。

 今年のカデナの弥生賞は、レース全体のペースが超スローに近く、前後半の1000m「63秒2-60秒0=2分03秒2。かつ、前半1000m通過63秒2のあともなかなかペースは上がらず「12秒7-12秒3…」。1200m通過はなんと1分15秒9。1400m通過は1分28秒2だった。

 3コーナー過ぎからの3ハロン「11秒9-11秒4-11秒7」=35秒0だけに集約された上がりだけのレースである。しかし、後半3ハロン最高は、カデナと、5着サトノマックスの「34秒6」にとどまり、8着に沈んだグローブシアター(父キングカメハメハ)まで0秒4差。

 芝コンディションも、流れ「59秒5-60秒4」=1分59秒9(レース上がり35秒1)も異なるとはいえ、はるかにきびしい流れの昨年、直線の強襲を決めた昨年の勝ち馬マカヒキ(同配合)の上がりは、今年より前半1000mで約4秒も速い流れを追走しながら、「33秒6」だった。傑出馬不在に加え、エース級のレイデオロ(ホープフルS)、ブレスジャーニー(東京スポーツ杯)などが順調にトライアルに出走の態勢が整わないなか、カデナが有力候補に躍り出たのはたしかだが、今回の相手だから、の物足りなさも残った。

 快勝に大きく展望の広がった福永祐一騎手を筆頭に、「この段階で快勝したのだから、ますます楽しみになった。皐月賞→日本ダービーでも…」と期待すると同時に、言外に、このあとさらに進化してくれるならば…のトーンが感じられた。

 2番人気のダイワキャグニー(父キングカメハメハ)は、スタートで出負け気味。先行抜け出しタイプであり、スローも見えていたからすぐに気合を入れて挽回に成功したが、レース前から気負いが見られたこの新星、かかってしまった。最初からコーナーでバランスを崩すような若さも露呈し、直線に向くとまったく抵抗できず9着に失速。期待の2戦2勝馬は、心配されていた死角がみんな出てしまった。「左右のバランスが違うような面があり、コーナーで加速しにくい-北村宏司騎手」とのコメントからも、コーナーの多い中山向きではないのだろう。鋭い馬体の持ち主だが、まだまだこれからの馬。急ぐことなく立て直して成長を待ちたい。

 3番人気のコマノインパルス(父バゴ)も、直線の坂で切れ負けして6着。着差は勝ったカデナから0秒4とはいえ、まったくの完敗だった。1000m通過63秒2の地点から外を回って進出しかけたが(少しかかり気味)、本番の皐月賞を考えればいかにスローでもあそこで先頭に立つ手はない。我慢して直線に向いたが、切れ味(爆発力)勝負はもっとも歓迎ではない平均ペース型とあって、外からきたカデナに並ぶまもなく突き放されてしまった。「力の差を感じた」と田辺裕信騎手はがっかりだった。出足が良くないので、本番でも途中から失速覚悟のロングスパートにでも出るしかないが、このあと新星が出現しないようだと、人気急落を味方に思い切った手に出ることはできる。

 スローがみえていたなか、当然のように主導権をにぎったのは横山典弘騎手のマイスタイル(父ハーツクライ)。だれがみても最初から超スロー。2着に粘ったこの馬の前後半バランスは前述の「63秒2-60秒0」に後半0秒1を加えて、2分03秒3。上がりは「35秒1-11秒8」止まりである。

 ダンビュライト(父ルーラーシップ)も、ベストアプローチ(父ニューアプローチ)も、サトノマックス(父ディープインパクト)も、厳しいようだがこのマイスタイルを交わせないようでは、さすがに現時点で皐月賞は無理筋。このあと急上昇もあれば、馬場悪化などの条件変化もありえる。とくに2戦目のサトノマックスあたりは、もう少し時間があれば…と思えるが、皐月賞は1ヶ月後の4月16日である。無理な日程は避け、目標を日本ダービーに切り替えることになるだろう。

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2017年03月06日

3月5日の中山11Rで行われた第54回弥生賞(3歳オープン、GII、芝・内2000メートル、馬齢、12頭立て、1着賞金=5400万円)は、福永祐一騎手騎乗の1番人気カデナ(牡、栗東・中竹和也厩舎)が制して、昨年の京都2歳S・GIIIに続く重賞連勝を飾った。タイムは2分3秒2(良)。2着のマイスタイル(8番人気)、3着のダンビュライト(5番人気)までが、皐月賞(4月16日、中山、GI、芝2000メートル)の優先出走権を獲得した。

 レースはマイスタイルが逃げ、ダイワキャグニー、テーオーフォルテ、ディアシューターが続く展開。10番手につけたカデナは直線で大外に持ち出されると脚を伸ばし、内で粘るマイスタイルを1/2馬身差で差し切った。5番手から伸びたダンビュライトがさらに1馬身1/4離れた3着で、3番人気コマノインパルスは6着、2番人気ダイワキャグニーは9着。

 カデナは、父ディープインパクト、母フレンチリヴィエラ、母の父フレンチデピュティという血統。北海道新ひだか町・グランド牧場の生産馬で、馬主は前田幸治氏。通算成績は5戦3勝。弥生賞は、中竹和也調教師は初勝利。福永祐一騎手は2003年エイシンチャンプ、15年サトノクラウンに次いで3勝目。

 ◆福永祐一騎手「休み明けでした、調教で乗ったときより動ける感じがしていました。スタートはいつもより出てくれましたし、早めにスパートをしたのに、よく伸びてくれましたね。(皐月賞は)ペースも頭数も違うので、きょうみたいなおおざっぱな競馬はできませんが、持ち味を殺さないようにしたいです」

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2017年03月05日

バゴの代表産駒の1頭にもなろうかというコマノインパルス

 皐月賞と同じ中山2000mの注目のトライアル。今年はこの時点ではまだ衆目の一致の候補が抜け出しているとはいえず、登録していたブレスジャーニー(東スポ杯勝ち馬)は、まだ明らかに乗り込み不足で回避。レイデオロ(ホープフルS勝ち馬)は、ぶっつけで皐月賞に間に合うか? 仕上げに手間取っている。

 この弥生賞で一歩抜け出すと、たちまち最有力候補の1頭に近い評価を受けそうである。

 すでに皐月賞出走可能な賞金に達しているコマノインパルス(父バゴ)に注目したい。ちょっと切れ味に乏しいレースを続けるが、距離2000mを【2-1-0-0】。中山2000mを2分01秒2で乗り切った12月の葉牡丹賞では、どのランキングでも上位3傑には入っているレイデオロと0秒2差の2着だから、比較の基準にもなりそうな有力馬である。

 父バゴの産駒は、ディープインパクトや、キングカメハメハ産駒に比べ、どうにも地味な印象はぬぐえないが、短い充電で弥生賞に出走してきたように、タフで簡単には崩れない強みを持つ。

 父バゴは凱旋門賞の勝ち馬だが、長距離タイプということはなく、レッドゴッド系ナシュワン産駒らしく1600mでも4戦4勝だった。英ダービー、キングジョージのナシュワンも、2000ギニーなど、8ハロン以下でも3戦3勝のスピードがあった。ナシュワンは日本では必ずしも著名種牡馬ではないが、その祖母は女王陛下のハイクレア。ディープの母ウインドインハーヘアと同じ牝系出身のいとこになる。この流れを引く種牡馬バゴはランキングサイアーではないが、距離の幅は万能に近い。かつ、バゴの祖母は名種牡馬マキャベリアンの全妹になる。ダート適性も高い。配合に恵まれるならば、素晴らしい種牡馬なのである。

 バゴの代表産駒の1頭にもなろうかというコマノインパルスは、母方も魅力的であり、曾祖母リンデンリリー(父ミルジョージ)はエリザベス女王杯の勝ち馬。シュリリーの牝系なので、リンデンリリーの4代母は、オグリキャップの5代母クインナルビーの全姉である。それでは古い、などということもない。意図的な配合により、コマノインパルスはヘイローの(5×4)のクロスを秘めている。

 残念ながら、ディープインパクトを筆頭のサンデーサイレンス系の切れ味はないが、意外やバゴは、ビッグレース向きの底力を伝えるところはあり、だから、菊花賞のビッグウィークの父となった。

 ディープインパクトの「カデナ、サトノマックス」や、キングカメハメハの「ダイワキャグニー、グローブシアター」に、互角以上のレースを展開したい。

 今年は、必ずしも日本で大活躍の種牡馬の産駒が断然の年ではないかもしれない。フランケル産駒に呼応するように、ニューアプローチ(父ガリレオ)のベストアプローチの台頭も考えておきたい。

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2017年03月04日

3月4日の中山11Rで行われた第12回夕刊フジ賞オーシャンステークス(4歳以上オープン、GIII、芝・外1200メートル、別定、16頭立て、1着賞金=4100万円)は、戸崎圭太騎手騎乗のメラグラーナ(牝5歳、栗東・池添学厩舎)が1番人気に応えて快勝。重賞初制覇を果たすとともに、高松宮記念(3月26日、中京、GI、芝1200メートル)の優先出走権を獲得した。タイムは1分8秒3(良)。1/2馬身差の2着はナックビーナス(3番人気)で、さらにアタマ差の3着にクリスマス(4番人気)が入った。

 各馬そろったスタートから、ハナを奪ったのはウインムートで、トウショウピスト、レッドアリオンが続く展開。中団の外を進んでいたメラグラーナは、直線に向いて満を持して追い出されるとグングンと脚を伸ばし、激しい2着争いを尻目にトップでゴールを駆け抜けた。前走のラピスラズリSに続く連勝。4番手から最内を突いたナックビーナス、中団から伸びたクリスマスがそれぞれ2、3着に入り、さらにハナ差でブレイブスマッシュ(2番人気)が続いた。

 メラグラーナは、父ファストネットロック、母ガリア、母の父シークレットセイヴィングスという血統。豪州産で、馬主は吉田和美氏。通算成績は15戦7勝。オーシャンSは、池添学調教師は初勝利。戸崎圭太騎手は2015年サクラゴスペルに次いで2勝目。

 ◆戸崎圭太騎手「前走が強い勝ち方でしたし、自信を持って臨みました。(2カ月半ぶりの騎乗で)成長を感じましたね。賢い馬でどんな競馬でもできるし、能力もある。1200メートルで強いし、(高松宮記念が)楽しみです」

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3月4日の阪神11Rで行われた第24回チューリップ賞(3歳オープン、牝馬、GIII、芝・外1600メートル、馬齢、12頭立て、1着賞金=3500万円)は、クリストフ・ルメール騎手騎乗の1番人気ソウルスターリング(美浦・藤沢和雄厩舎)が5番手追走から直線は悠然と抜け出して無傷の4連勝。タイムは1分33秒2(良)。道中はややムキになる面も見せていたし、直線はC.ルメール騎手が右ステッキでうながしてもいたが、ここが今年の始動戦。本番の桜花賞よりさらに先を見据えての仕上げとみれば、ほぼ満点の内容だ。

 2馬身差の2着には昨夏の札幌でのデビュー勝ち以来となったミスパンテール(7番人気)。後方追走から直線は大外をグイグイ伸びた。さらに半馬身遅れた3着にこれも外から追い上げたリスグラシュー(2番人気)。2歳女王決定戦の阪神JFの1、2着馬の間にミスパンテールが入った形だ。上位3頭には桜花賞(4月9日、阪神、GI、芝・外1600メートル)の優先出走権が与えられた。

 チューリップ賞を勝ったソウルスターリングは、父フランケル、母スタセリタ、母の父モンズンという血統。北海道千歳市・社台ファームの生産馬で、馬主は(有)社台レースホース。重賞は2016年阪神JF・GIに次いで2勝目。チューリップ賞は、藤沢和雄調教師、クリストフ・ルメール騎手ともに初優勝。

 ◆クリストフ・ルメール騎手(1着 ソウルスターリング)「完璧なレースでした。頭が良くなりましたね。だから、いいスタートが切れたし、いいポジションを取れました。別の馬の後ろにつけてすぐにリラックスしていました。今日はトライアルでしたし、休み明けでもありましたから、コンディションはもっと良くなると思います。桜花賞がとても楽しみです」

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フランケル産駒「連勝記録更新中」

 桜花賞と強烈に結びつく最大のトライアル。過去10年の桜花賞で3着以内に快走した30頭のうち、「18頭」までがチューリップ賞の出走馬。「神戸新聞杯→菊花賞」と同じような図式である。

 また、過去10年、前年の「阪神JF」を3着以内に好走し、このチューリップ賞でも3着以内だったのは「07年ウオッカ、08年トールポピー、09年ブエナビスタ、10年アパパネ、11年レーヴディソール、ライステラス、12年ジョワドヴィーヴル、13年クロフネサプライズ、14年ハープスター、15年ココロノアイ、レッツゴードンキ」の計11頭だが、ウオッカを筆頭にそのうちの「6頭」が春のクラシックを勝っている(計8勝)。

 12月の阪神JFを1〜2着しているソウルスターリング、リスグラシュー。この人気の2頭は、過去のパターン通りだと、ここで好走できるならクラシック勝ち馬となることが5割以上の高い可能性で約束されることになる。

 フランケル【14-0-0-0】の初年度産駒で、母は仏米のGI「6勝」を含み【10-2-2-4】の女傑スタセリタ。世界が注目するソウルスターリングは、このあと滞在はないと思えるのでまた遠征になるから、先週の阪急杯のロサギガンティア(プラス10キロの546キロで凡走)のような緩い仕上げがないとはいい切れないが、阪神JFを例年の桜花賞の勝ち時計に相当する1分34秒0で快勝の能力を信じたい。自身のラップバランスは推定「47秒1-46秒9」。正攻法の先行抜け出しの好時計は、2歳馬とすれば完ぺきに近い。

 父フランケル(その父ガリレオ)も、母スタセリタ(父モンズーン)も早熟性を生かして活躍したわけではない。とくに母スタセリタは5歳時にはアメリカに移ってGIを2勝するなど、ドイツで発展した一族らしいタフな成長力があった。

 ドイツ血統というと、近年では「ブエナビスタ、マンハッタンカフェ」が代表するズライカ(1954年。父ティツィノ)の牝系だが、実はソウルスターリングの牝系も同じファミリーである。ソウルスターリング→スタセリタ(Cルメール騎手で6勝中4勝)とさかのぼる牝系は、1952年産まれのシェへレザード(独)に到達するが、この牝馬はブエナビスタの4代母ズライカの、2歳上の全姉である。世界に知られる活躍牝馬だから…というだけでなく,スタセリタの輸入は大成功をもたらした「サンタルチアナ→アグサン→ビワハイジ→ブエナビスタ」と同じファミリーの牝馬だから、と推測することができる。

 コンビで3戦3勝のCルメール騎手は、前3戦と同じ好位抜け出し作戦だろう。世界にフランケル産駒「連勝記録更新中」を送りたい。

 もちろん、再び武豊騎手に戻ったリスグラシュー(父ハーツクライ)が最大の強敵だが、2頭ともに桜花賞出走確定の賞金額であり、負けたくはないが必死というレースではない。シンハライトの4分の3同血の妹ミリッサ(父ダイワメジャー)のほかでは、相変わらずというより、一段と調教の動きが良くなったワールドフォーラブ(父ディープインパクト)を絡めたい。祖母は1998年のオークス馬エリモエクセル(父ロドリゴデトリアーノ)。その牝系は、いま甦って世界をリードする種牡馬の1頭タピットの4代父になるボールドリーズニング(シアトルスルーの父)が代表する一族である。

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