2017年12月

2017年12月31日

セダブリランテス
牡4歳
調教師:手塚貴久(美浦)
父:ディープブリランテ
母:シルクユニバーサル
母の父:ブライアンズタイム
ここに注目!
デビュー3戦目で臨んだ前々走のラジオNIKKEI賞を勝利。無傷のまま重賞ウイナーになった素質馬だ。前走のアルゼンチン共和国杯で3着となり、初めての敗戦を喫したが、約4か月の休養明けだったことを考慮すれば内容は上々。ここは前進が濃厚だ。

ウインブライト
牡4歳
調教師:畠山吉宏(美浦)
父:ステイゴールド
母:サマーエタニティ
母の父:アドマイヤコジーン
ここに注目!
前走の福島記念では、好位追走から直線で抜け出すと後続の末脚を完封し、自身2度目の重賞制覇を達成。距離の長かった2017年5月の日本ダービーこそ大敗(15着)したが、芝中距離では豊かな才能をアピールしている。前走と同じ芝2000mなら重賞連勝も十分だろう。

ダイワキャグニー
牡4歳
調教師:菊沢隆徳(美浦)
父:キングカメハメハ
母:トリプレックス
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
2017年春のダービートライアル・プリンシパルS(東京・芝2000m)を1分58秒3の好タイムで優勝。同年秋にはオープン特別・キャピタルS(東京・芝1600m)を優勝した。東京・芝コースで好成績を収めているだけに、今回は右回りコースの克服がポイントになる。

ブラックバゴ
牡6歳
調教師:斎藤誠(美浦)
父:バゴ
母:ステイウィズユー
母の父:ステイゴールド
ここに注目!
2歳時の2014年にホープフルSで3着に好走し、2015年1月の京成杯では2着と早い時期から素質の高さを示していた。その後は少し伸び悩んだが、前走のオープン特別・アンドロメダS(京都・芝2000m)を優勝。ここにきて上昇曲線を描いている点は魅力だ。

カデナ
牡4歳
調教師:中竹和也(栗東)
父:ディープインパクト
母:フレンチリヴィエラ
母の父:French Deputy
ここに注目!
前走の天皇賞(秋)は苦手とする水分を含んだ馬場(不良)で能力を発揮できなかったが、2017年の弥生賞では豪快な末脚を披露して優勝。ハイレベルと言われる世代の素質馬で、良馬場なら一変も可能だ。

マイネルミラノ
牡8歳
調教師:相沢郁(美浦)
父:ステイゴールド
母:パールバーリー
母の父:Polish Precedent
ここに注目!
安定感には欠けるタイプだが、2016年函館記念優勝などの実績があり、中距離適性も十分。前走のチャレンジC(6着)はラストの粘りを欠いたが、前々走の産経賞オールカマーでは4着に健闘しており、ここも気分よく先行できれば侮れない。

トーセンマタコイヤ
牡7歳
調教師:加藤征弘(美浦)
父:ディープインパクト
母:ミュージカルウェイ
母の父:Gold Away
ここに注目!
ここまで15戦して5勝、2着4回。掲示板(5着以内)を外したのは3回だけという堅実なタイプだ。今回が初めての重賞挑戦になるが、相手なりに走れる特性を生かせば面白い存在。芝2000mで3勝、2着3回という抜群の距離適性にも注目が必要だろう。

レアリスタ
牡6歳
調教師:堀宣行(美浦)
父:ステイゴールド
母:トキオリアリティー
母の父:Meadowlake
ここに注目!
順調にレースを使えず、キャリアはまだ10戦だが、その中で5勝をマーク。前走のオープン特別・キャピタルS(東京)は、初めての芝1600mに加えて休養明けもあってか3着に敗れたが、4勝を挙げるベストの芝2000mなら重賞のタイトルに手が届くかもしれない。


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2017年12月30日

12月29日(金)の大井競馬10Rで行われた第63回東京大賞典(交流GI、3歳以上オープン、選定馬、定量、ダート・右2000メートル、16頭立て、1着賞金=8000万円)は、田辺裕信騎手騎乗の3番人気コパノリッキー(牡7歳、栗東・村山明厩舎)が逃げ切って、引退レースで史上最多となるGI・11勝目を挙げた。タイムは2分04秒2(良)。

 コパノリッキーがケイティブレイブを抑えてハナを奪うとマイペース。サウンドトゥルー、アポロケンタッキーは後方から。手応え十分に4コーナーで2番手ケイティブレイブを引き離すと、ラスト200メートルで勝負は決した。直線外から脚を伸ばしたサウンドトゥルー(2番人気)が3馬身差の2着。さらに2馬身半差の3着にケイティブレイブ(1番人気)が粘り込んだ。以下、4着アポロケンタッキー、5着ロンドンタウン、6着ミツバ、7着インカンテーションまで、7頭出走したJRA勢が今年も上位を独占した。

 コパノリッキーは、父ゴールドアリュール、母コパノニキータ、母の父ティンバーカントリーという血統。
北海道日高町・ヤナガワ牧場の生産馬で、Dr.コパこと小林祥晃氏の所有馬。
通算成績は31戦16勝(うち地方16戦10勝)。
重賞は
2013年兵庫CS・交流GII、
14年フェブラリーS・GI、かしわ記念・交流GI、JBCクラシック・交流GI、
15年東海S・GII、フェブラリーS・GI、JBCクラシック・交流GI、
16年かしわ記念・交流GI、帝王賞・交流GI、マイルCS南部杯・交流GI、
17年かしわ記念・交流GI、マイルCS南部杯・交流GIに次ぐ13勝目。
東京大賞典は、村山明調教師、田辺裕信騎手ともに初勝利。
史上最多となるGI(級)競走11勝目を達成した。
来年からは北海道日高町のブリーダーズ・スタリオン・ステーションで種牡馬生活に入る。

 ◆田辺裕信騎手「ケイティブレイブの行き脚を封じてからの折り合いが課題だと思っていましたが、落ち着きがあって馬に変なプレッシャーをかけることなくレースを進められた。GIを11勝ですか。この馬がいてボクがいる。これからボクも頑張ります」

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2017年12月29日

12月28日の中山11Rで行われた第34回ホープフルステークス(2歳オープン、GI、芝・2000メートル、牡・牝、馬齢、17頭立て、1着賞金=7000万円)は、クリスチャン・デムーロ騎手騎乗の1番人気タイムフライヤー(牡、栗東・松田国英厩舎)が直線、外から伸びて内のジャンダルムとの叩き合いから抜け出して快勝。GI昇格レース初年度の覇者となった。勝ったC・デムーロは今回の短期免許期間内にこれまでオリビエ・ペリエや兄のミルコ・デムーロらがマークした重賞4勝目を飾り、短期騎手免許取得期間内での重賞最多記録に並んだ。タイムは2分1秒4(良)。

 1馬身1/4差の2着にはジャンダルム(4番人気)、さらにクビ差遅れた3着にステイフーリッシュ(8番人気)が入った。

 ホープフルSを勝ったタイムフライヤーは、父ハーツクライ、母タイムトラベリング、母の父ブライアンズタイムという血統。北海道浦河町・(有)社台コーポレーション白老ファームの生産馬で、馬主はサンデーレーシング。重賞初制覇。通算成績は5戦3勝。ホープフルSは松田国英調教師は2006年フサイチホウオーに次いで2勝目。C・デムーロ騎手は初勝利。

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2017年12月28日

3歳の来季はチャンピオンの1頭になって欲しい

 今年からGIに昇格したホープフルSは、旧ラジオNIKKEI賞2歳S(阪神)を受け継いだので、第34回。過去に多くのチャンピオンホースを送り出したが、それは阪神時代のこと。中山では(重賞としてはまだ過去3年)、GIIの昨年、レイデオロ(日本ダービー馬)が光るだけだが、GIとなった今年は関西馬が13頭も遠征してきた。重要なレースに育って欲しい。

「最優秀2歳馬」に対する考え方は、GIが2つしかなかった昨年まで、杓子定規すぎて意味が乏しかった。阪神JFと、朝日杯FSの勝ち馬が、ほぼ無条件の最優秀2歳牝馬と牡馬だった。でありながら、規定はないから逆に、最優秀2歳馬に対する考え方は各人各様だったところがある。

 JRAでは、欧州や北米ほど早い時期からの2歳戦はなく、必ずしも重要視されてこなかったから、「あなたの馬は最優秀2歳牡馬です」と表彰されても、実際のオーナーはあまりうれしくなかった。先のない、単なる早熟とされたようで…。

 これは、早くから2歳戦が行われるアメリカなどとはだいぶ様子が異なる。たとえば、1976年、多くの勝ち星を挙げ、高額の賞金を獲得している馬を押しのけ、2歳チャンピオンに選ばれたのはたった3戦3勝のシアトルスルーだった。「あなたの馬こそ、最高の来季のチャンピオン候補です」というのが、2歳チャンピオン選定の意味だった。

 翌年、シアトルスルーは、【9-0-0-0】のまま、史上初の無敗の3冠馬に輝いた。やがてそれはボールドルーラー系の巻き返しにまでつながり、現代のチャンピオン種牡馬タピットは、その3代前の父がシアトルスルーである。

 また、1972年、セクレタリアト(ハイセイコーと同期)は、2歳戦を【7-1-0-1】の成績で2歳チャンピオンに輝いただけでなく、なんと年度代表馬に選ばれた。現在でいうとそんなにランクの高いレースを複数勝ったわけでもないのに…。しかし翌年、セクレタリアトは歴史的な3冠馬となった。

 日本の2歳チャンピオンはみんなキャリアが少ないので、これからも難しいだろうが、牡、牝、それぞれただひとつのG1を勝っただけで、「自動的に2歳チャンピオン」の表彰を受けることはなくなった。昨年の最優秀2歳牡馬は「サトノアレス 280票、レイデオロ 11票」だったが、ホープフルS(牡、牝)の昇格により、そういうチャンピオンの時代ではなくなるだろう。

 注目は、今年の2歳チャンピオンはムリでも、3歳の来季はチャンピオンの1頭になって欲しいサンリヴァル(父ルーラーシップ)。祖父と、祖母の代になる4頭は「キングカメハメハ、エアグルーヴ、アグネスタキオン、ウメノファイバー」。みんな日本のクラシック馬という素晴らしい組み合わせである。コースは大丈夫、距離も2400mまではまず大丈夫だろう。未来展望により、連続して関東への遠征は、つづけて田辺裕信騎手である。

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 2017年、最後の重賞は2歳のG1ホープフルS。
 以前はラジオNIKKEI杯2歳Sとして阪神競馬場で行われていたが、2014年から名称を改めて中山での開催になった。

 今年の指数上位は、タイムフライヤー、ルーカス、シャルルマーニュ、ナスノシンフォニー、マイハートビート、ジュンヴァルロ、シャフトオブライトなど。

 2歳戦だけに前走指数上位馬が中心だが、スローペースは必至のメンバー構成で、指数は低くても、スローペースで長くいい脚を使ってきた馬たちにも注意がいる。

 指数上位馬の中では、前走、2歳の重賞戦で2着に好走しているタイムフライヤーとルーカスが有力だろう。

 タイムフライヤーは、前走、京都2歳S(芝2000m)で1番人気に支持された。3番手から直線、早め先頭に立ったが、ゴール前、外から伸びたグレイルにわずかに交わされての2着だった。不覚を取ったレース内容で、ここでも中心になるだろう。

 ルーカスは前走の東スポ杯2歳Sで、後方から追い込んだものの、勝ち馬には差をつけられて2着だった。位置取りがもう少し前なら結果は違っていたかもしれない。

 他では、スローペースの差し脚が鋭いナスノシンフォニー、2戦2勝のサンリヴァルにジャンダルム、1戦1勝のステイフーリッシュなども、有力馬の一角に浮上してくるだろう。

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2017年12月27日

丸一日キタサンブラックの日だった

 早朝7時30分の開門に始まり、キタサンブラック「お別れセレモニー」が終わり、クリスマスツリーの下で楽しんだ多くのファンが姿を消した午後7時過ぎまで、ずーっと丸一日、キタサンブラックの日だった。

 通算20戦【12-2-4-2】。JRAのGI勝利数歴代タイ(シンボリルドルフ、テイエムオペラオー、ウオッカ、そして父の全弟ディープインパクトと並んで)の7勝となったキタサンブラックの総獲得賞金は18億7684万3000円。ついに史上NO.1となった。

 ここまで3着→2着だった有馬記念を、引退レースの今回、鮮やかに逃げ切って完勝する有終となったが、3歳時の「2分33秒1」、4歳時の「2分32秒6」と比較すると、一見、今回の「2分33秒6」はもっとも遅い平凡な内容にも映る。しかし、中身は同じ主導権を握って小差3着だった3歳とは大きく異なっている。この2年間で、よほどのことがなければ失速などありえないことをみんなに示してきた。と同時に、極端にスローの上がりの勝負になると、有馬記念の最後の急坂は、脚が長い大跳びのため鋭さ一歩となる死角を衝かれる危険が大きいことになる。それを防ぐ必要があった。

 15年の2分33秒1(自身の上がり35秒1)は、前後半バランス「1分15秒2-(6秒3)-1分11秒6」今年の2分33秒6(自身の上がり35秒2)は、前後半バランス「1分14秒7-(6秒6)-1分12秒3」だった。

 ほとんど同じようなスローのバランスに見え、前半1200m通過地点はわずか「0秒5」しか違わないが、15年の最初の900m (最初が変則の100m) 通過は、『56秒1』である。

 ところが、今回も同じようにハナを切ったが、向こう正面に入るまでコーナーでもあまりペースを落とさず、最初の900m通過は『54秒8』だった。最初からライバルにぴったり接近マークされた15年より「1秒3」も速い。

 レース全体は、絶妙な単騎マイペースで、かつ緩い流れに持ち込んだのは同じでも、ライバルに前半「あまりスローで逃げる気はない」と思わせた。そうなると、早めに好位を確保し、キタサンブラックを前半から射程に入れた追走に出なくてもいい。ところが、向こう正面に入ったキタサンブラックは、15年は「12秒8-12秒6-12秒6→」。前半からの一定ペースを続けたのに対し、隊列を落ち着かせることに成功した今年は、一転「13秒3-13秒2-12秒8→」のスローに落としたのである。15年がこの地点の3ハロン「38秒0」なのに、今回はなんと「39秒3」である。

 急に流れが緩んだからといって、そこは前との差をぐんぐん縮めていい場所でもない。3コーナー手前の向こう正面はまだ残り1200m〜1000mであり、こんなところからロングスパートに入ってはどんな馬でもゴールまで高速ラップを続けることはできない。

 巧みなペース変更作戦により、この地点ですでに「勝負は終わった」のかもしれない。というより、陣営の懸命な調整により、不安のない仕上げで、無事にレースを迎えることに成功した時点で快走は見えていたのだろう。レースの2時間ほど前の清水久詞調教師は、もうレースが終わったあとと錯覚するくらい晴々した笑顔だった。いや、あまりにも先行できる馬の少ない今年、断然有利な内の2番を自力で引き当てた時点で「勝敗の帰趨はみえていた」のかもしれない。

 種牡馬となるキタサンブラックは、その父ブラックタイド。体型はだいぶ異なるがディープインパクトの全兄なので、代を経ても似た遺伝子を伝える可能性があり、サンデーサイレンス系らしく種牡馬として成功してくれるだろう。母、祖母は日本産だが、輸入された3代母テイズリー(父リファール)はUSA産で仏4勝。その母ティズナはチリ産。チリで3勝のあとUSAに移って15勝している。チリで4代連続したファミリーは、その前は5代連続してアルゼンチン産。牝系が同じアルゼンチン育ち(経由)のサトノダイヤモンドや、マカヒキなどとはファミリーが異なるが、異質の系統を求めた社台グループの輸入牝系出身である。世界に羽ばたくような活躍馬を輩出することを期待したい。

 2着以下の激しい争いは、寄られる不利や、斜行のペナルティーや戒告もあるなど、すっかりキタサンブラック(父ブラックタイド)の引き立て役になってしまった。2番手からあえなく失速したシャケトラ(父マンハッタンカフェ)の上がり「35秒6」を別にすると、8着のレインボーライン(父ステイゴールド)まで、上位グループの後半3ハロンはみんながキタサンブラックの「35秒2」を上回っている。後方のままのミッキークイーン(父ディープインパクト)も合わせると、7頭が上がり35秒2より速かった。

 武豊騎手(キタサンブラック)の変幻のペースにみんなそろって物足りない結果になってしまったが、シーズン末の中山2500mの有馬記念はもともとそういうレースであり、なんとかなると思わせて、なんともならない不思議があるから、最大の人気レースなのである。

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2017年12月26日

12月28日(木曜)

第34回ホープフルステークス(G機肪羯涯デ肋譟芝2,000m

今年最後の夢が来春に続く軌跡の始まり。


28日に中山競馬場で行われる、第34回ホープフルS(2歳・牡牝・GI・芝2000m・1着賞金7000万円)の枠順が、26日確定しました。

調教中の放馬で回避を検討していたルーカス(牡2、美浦・堀宣行厩舎)は出走することになり、5枠10番に入りました。
また、新馬戦・デイリー杯2歳Sと連勝中のジャンダルム(牡2、栗東・池江泰寿厩舎)は8枠15番、
京都2歳Sで2着のタイムフライヤー(牡2、栗東・松田国英厩舎)は4枠7番となりました。
C.ルメール騎手とコンビを組むフラットレー(牡2、美浦・藤沢和雄厩舎)は6枠11番、
新馬戦・芙蓉Sと連勝のサンリヴァル(牡2、栗東・藤岡健一厩舎)は5枠9番、
東京スポーツ杯2歳Sで3着のシャルルマーニュ(牡2、栗東・清水久詞厩舎)は4枠8番となっております。
発走は15時30分。枠順は以下の通りです。

 ( )内は性齢、騎手・調教師

1-1 リュヌルージュ(牝2、北村宏司・斉藤崇史)
1-2 トーセンクリーガー(牡2、横山和生・小野次郎)
2-3 ウォーターパルフェ(牡2、酒井学・田所秀孝)
2-4 ロードアクシス(牡2、三浦皇成・奥村豊)
3-5 トライン(牡2、北村友一・浜田多実雄)
3-6 マイハートビート(牡2、津村明秀・高橋義忠)
4-7 タイムフライヤー(牡2、C.デムーロ・松田国英)
4-8 シャルルマーニュ(牡2、戸崎圭太・清水久詞)
5-9 サンリヴァル(牡2、田辺裕信・藤岡健一)
5-10 ルーカス(牡2、M.デムーロ・堀宣行)
6-11 フラットレー(牡2、C.ルメール・藤沢和雄)
6-12 ジュンヴァルロ(牡2、藤岡康太・友道康夫)
7-13 ステイフーリッシュ(牡2、中谷雄太・矢作芳人)
7-14 ワークアンドラブ(牡2、内田博幸・田所秀孝)
8-15 ジャンダルム(牡2、武豊・池江泰寿)
8-16 シャフトオブライト(牡2、松田大作・北出成人)
8-17 ナスノシンフォニー(牝2、吉田隼人・武井亮)

※出馬表は主催者発表のものと照合してください。

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ルーカス
牡2歳
調教師:堀宣行(美浦)
父:スクリーンヒーロー
母:メジロフランシス
母の父:カーネギー
ここに注目!
日本と香港でG6勝を挙げ、2015年度のJRA賞年度代表馬に輝いたモーリスの全弟にあたる良血馬。兄をほうふつとさせるガッチリとしたたくましい馬体に加え、フットワークもパワフルで、ポテンシャルは相当に高そうだ。今後の活躍を占う意味でも目が離せない。

ジャンダルム
牡2歳
調教師:池江泰寿(栗東)
父:Kitten's Joy
母:Believe
母の父:Sunday Silence
ここに注目!
デビューから無傷の2連勝でデイリー杯2歳Sを制した素質馬だ。母ビリーヴは2002年スプリンターズS、2003年高松宮記念とスプリントG2勝をマーク。本馬のきょうだいも短距離で活躍するタイプが多いだけに、今回は前走から400mの距離延長が鍵になりそうだ。

タイムフライヤー
牡2歳
調教師:松田国英(栗東)
父:ハーツクライ
母:タイムトラベリング
母の父:ブライアンズタイム
ここに注目!
ハーツクライ産駒らしく胸前やトモにボリューム感があり、見映えのする好馬体の持ち主。伸縮性に優れた躍動感あふれるフットワークは、非凡な素質を証明するものだ。ここでG汽織ぅ肇襪鮹ゼ茲掘⇒莉佞離ラシック路線に弾みをつけたい。

サンリヴァル
牡2歳
調教師:藤岡健一(栗東)
父:ルーラーシップ
母:アンフィルージュ
母の父:アグネスタキオン
ここに注目!
本レースと同じ舞台で行われたオープン特別・芙蓉S(中山・芝2000m)を快勝。デビュー戦では新潟・芝外回りの瞬発力勝負に対応しており、非凡なレースセンスを示している。今回は約3か月の休み明けだが、11月下旬から時計を出し始めており、出走態勢は整っていそうだ。

ジュンヴァルロ
牡2歳
調教師:友道康夫(栗東)
父:New Approach
母:ウェイクミーアップ
母の父:Rock of Gibraltar
ここに注目!
4回京都開催の開幕週だったとはいえ、メイクデビュー京都(芝2000m)の優勝時計2分01秒3は、翌月の京都2歳S(2分01秒6)を0秒3上回る好タイムだった。2連勝が共に逃げ切りでここも展開の鍵を握る一頭。その動向に注目が集まる。

マイハートビート
牡2歳
調教師:高橋義忠(栗東)
父:ゼンノロブロイ
母:トゥーピー
母の父:Intikhab
ここに注目!
半兄にサトノラーゼン(父ディープインパクト、2015年京都新聞杯)、サトノクロニクル(父ハーツクライ、2017年チャレンジC)と2頭の重賞ウイナーがいるように、血統背景は優秀。本馬は前走の京都2歳Sで7着に敗れたが、高い素質を秘めており、まだ見限れない。

フラットレー
牡2歳
調教師:藤沢和雄(美浦)
父:ハーツクライ
母:リッチダンサー
母の父:Halling
ここに注目!
今年の日本ダービー、オークスを制した藤沢和雄厩舎が送り出す素質馬。現2歳世代も京王杯2歳S優勝のタワーオブロンドンなど既に8頭が勝ち上がっており、依然好調のようだ。本馬も、このホープフルSでビッグタイトル獲得に挑む。

シャルルマーニュ
牡2歳
調教師:清水久詞(栗東)
父:ヴィクトワールピサ
母:エイブルアロー
母の父:サクラバクシンオー
ここに注目!
まだ1勝だが、デビューから5戦全てで3着以内と抜群の安定感を誇り、前走の東京スポーツ杯2歳Sでは、2着ルーカスとクビ差の3着。展開に左右されない自在性があり、中山・芝コースで立ち回りのうまさを生かせば、ここでも上位進出が可能だろう。


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2017年12月25日

12月29日(金)に大井競馬場で行われる、第63回東京大賞典(GI・3歳上・ダ2000m・1着賞金8000万円)の枠順が25日確定しました。
これがラストランのコパノリッキー(牡7、栗東・村山明厩舎)は7枠13番に入りました。
発走は16時30分。枠順は以下の通りです。

 ( )内は性齢、騎手・調教師

1-1 ミツバ(牡5、M.デムーロ、栗東・加用正)
1-2 タービランス(牡4、吉原寛人、北海道・若松平)
2-3 サウンドトゥルー(セ7、大野拓弥、美浦・高木登)
2-4 サブノクロヒョウ(牡4、和田譲治、大井・阪本一栄)
3-5 アポロケンタッキー(牡5、内田博幸、栗東・山内研二)
3-6 コスモカット(牡4、安藤洋一、大井・宗形竹見)
4-7 バルダッサーレ(牡4、赤岡修次、大井・中道啓二)
4-8 ヒガシウィルウィン(牡3、森泰斗、船橋・佐藤賢二)
5-9 サンドプラチナ(牡4、真島大輔、大井・市村誠)
5-10 インカンテーション(牡7、三浦皇成、栗東・羽月友彦)
6-11 シャドウパーティー(セ8、高松亮、大井・渡辺和雄)
6-12 ケイティブレイブ(牡4、福永祐一、栗東・目野哲也)
7-13 コパノリッキー(牡7、田辺裕信、栗東・村山明)
7-14 ハーキュリーズ(牡9、保園翔也、浦和・山越光)
8-15 ロンドンタウン(牡4、岩田康誠、栗東・牧田和弥)
8-16 セイファルコン(牡3、左海誠二、川崎・八木正喜)

※出馬表は主催者発表のものと照合してください。

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12月24日の中山11Rで行われた第62回有馬記念(3歳以上オープン、GI、芝2500メートル、定量、16頭立て、1着賞金=3億円)は、武豊騎手騎乗で1番人気に支持されたキタサンブラック(牡5歳、栗東・清水久詞厩舎)が好スタートから先手を奪うと、最後まで脚いろ衰えることなく勝利。タイムは2分33秒6(良)。

 引退レースを有終の美で飾りファン投票1位に応えるとともに、史上最多タイとなるJRA・GI7勝目、テイエムオペラオーを上回る獲得賞金史上1位という大記録を達成した。

 武豊騎手は1990年オグリキャップ、2006年ディープインパクトに続き、有馬記念が引退レースとなった馬を勝利に導いた。

 絶好の発馬で機先を制した。後続に絡まれることなく悠々とレースを引っ張るキタサンブラック。1周目スタンド前を先頭で通過する姿にファンのボルテージは最高潮に達する。

 1000メートル通過は61秒6。キタサンブラックのペースに持ち込んだ。大歓声に迎えられた最後の直線。直線入り口でスパートすると、一気に差を広げ勝利を確定させて、他馬を寄せ付けることなくゴール。見事引退の花道を飾った。

 2着には8番人気のクイーンズリング(牝5歳、栗東・吉村圭司厩舎)、3着には3番人気のシュヴァルグラン(牡5歳、栗東・友道康夫厩舎)が入った。

 勝ったキタサンブラックは、父ブラックタイド、母シュガーハート、母の父サクラバクシンオーという血統。北海道日高町・ヤナガワ牧場の生産馬で、馬主は(有)大野商事。通算成績は20戦12勝(うちGI7勝、GII3勝)。有馬記念は清水久詞調教師が初勝利、武豊騎手は90年オグリキャップ、06年ディープインパクトに続いて3勝目。

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2017年12月24日

キタサンブラックの直後に取りつく積極騎乗を期待

 かつてと異なり、世代交代の早くなった近年は若い馬の成績がいい。頭数が増えたグレード制成立の1984年以降の33年間、もっとも勝率と連対率が高いのは3歳馬の【13-11-8-87】であり、4歳馬がこれに続き、人気のキタサンブラック、シュヴァルグラン、ミッキークイーン、ヤマカツエースなどの5歳馬は、3歳馬より出走数は多いのに【8-4-10-102】にとどまる。5歳=5歳という組み合わせは、かなり可能性が低い危険がある。

 3歳スワーヴリチャードは、皐月賞では若さを出して馬群に突っ込めず、外に振られて6着(0秒4差)、日本ダービーではあと一歩の鋭さを欠いて2着(0秒1差の勝ち馬レイデオロはジャパンC2着)だったが、再鍛錬したこの秋は格段にパワー強化中。

 AR共和国杯の2分30秒0はコースレコードと0秒4差だった。それも楽な脚いろであり、2400mに換算するなら、今年のジャパンCの2分23秒7に少しも見劣らない。

 皐月賞の内容から、右回りうんぬんを言われるが、まだ5戦目で若すぎただけ。心配ない。中2週のジャパンCをパスしたのも、他馬との兼ね合いの結果。結局、ミルコ・デムーロの騎乗に落ち着いたから、消耗なしのローテーションに繋がった。

 そのデムーロは、今年も予測されるスローになった2010年、3歳ヴィクトワールピサを向こう正面で早めに進出させ、人気のブエナビスタの追撃を封じている。ここはキタサンブラックの直後に早めに取りついて、早めのスパートに出てくれる積極騎乗に期待したい。

 天皇賞・秋、ジャパンCを連続して快走したキタサンブラックなどの死角を考えるのは、シーズン最後の有馬記念だけに必要な検討要素ではあるが、避けては通れないものの、マイナス思考はグランプリにあまりふさわしくない。大きく取り上げることではないだろう。

 パワーアップして鋭さを加え、大きく成長したスワーヴリチャードが、55キロの利を生かし、自身の能力で有馬記念を勝ち負けすることを期待したい。

 天皇賞・秋→ジャパンCと連戦したが、天皇賞・秋の疲れがあったジャパンCは最初からムリをしていなかったサトノクラウンは怖い。

 また、良化途上だったシャケトラも消耗するようなレースをしていないから、中山2500mに変わって要注意。春の日経賞2分32秒8の内容にあと少しのプラスが加わると十分に通用するはずである。

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2017年12月23日

12月23日の阪神11Rで行われた第12回阪神カップ(3歳以上オープン、GII、芝1400メートル、定量、18頭立て、1着賞金=6700万円)は、クリストフ・ルメール騎手騎乗の2番人気イスラボニータ(牡6歳、美浦・栗田博憲厩舎)がラストランをコースレコード勝ちで飾った。
タイムは1分19秒5(良)。
従来のコースレコードは1994年のスワンSでサクラバクシンオーがマークした1分19秒9。

 ハナを切ったのはアポロノシンザン、イスラボニータは4頭並びの2番手争いからスッと離脱、中団からレースを進める。直線は外めに進路を選択して、好位から早めに抜けたダンスディレクターに並んだところがゴール。ハナ差でラストランをVで締めくくった。

 2着のダンスディレクター(7番人気)から、さらに1馬身1/4差遅れた3着にサングレーザー(3番人気)。1番人気のモズアスコットはさらに1馬身1/4差遅れた4着に敗れた。

 阪神カップを勝ったイスラボニータは、父フジキセキ、母イスラコジーン、母の父コジーンという血統。北海道浦河町・社台コーポレーション白老ファームの生産馬で、馬主は社台レースホース。通算成績は25戦8勝。重賞は2013年東京スポーツ杯2歳S・GIII、2014年共同通信杯・GIII、皐月賞・GI、セントライト記念・GII、2017年マイラーズC・GIIに次いで6勝目。阪神Cは、栗田博憲調教師、クリストフ・ルメール騎手ともに初優勝。

 ◆クリストフ・ルメール騎手(1着 イスラボニータ)「武さん(武豊騎手=ダンスディレクター)の後ろのいいポジションを取れましたし、ゆっくりだったけど差を詰めていき、最後は前に出てくれました」

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◆「連勝血統」も大きな強み

 今年5月、4歳牡馬グレイトパール(父キングカメハメハ)が、ダートに転じて、「500万→1000万→1600万特別→オープン特別→GIII平安S」の5連勝を達成した。きわめて珍しい快進撃の記録だった。現在は骨折→帰厩→再放牧中なので、6連勝に挑戦はまだ先のことになる。

 今度は、3歳の外国産馬モズアスコット(父フランケル)が連戦連勝で重賞制覇に挑戦する。3歳馬だから、出発は少し異なり「未勝利→500万→1000万特別→1600万特別」と4連勝のあと、いきなりこのGII「阪神カップ」となった。

 ここが引退レースとされる14年の皐月賞馬イスラボニータ(6歳。父フジキセキ)、昨年のこのGII阪神Cの勝ち馬シュウジ(父キンシャサノキセキ)、今春の桜花賞馬レーヌミノル(父ダイワメジャー)、GIIスワンSの勝ち馬サングレーザー(父ディープインパクト)など、それは強力な相手の定量GIIだから、期待にこたえて勝つようなら大変な快挙となる。

 でも、この中間、栗東の坂路を自己最高の「50秒0-36秒6-12秒2」で楽々と駆け上がってきたから、さらに上昇中であること。前回の1600万特別は1分21秒5(上がり34秒2)で2馬身差の楽勝だったこと。1600mに1分32秒7(上がり33秒9)があるうえ、1400mの最高時計が坂のある東京で1分20秒4(上がり33秒7)であることから、ランクは下でも記録面では5連勝も決して不可能ではない。

 厳しい接戦向きのC.デムーロに乗り代わったこともプラスになりそうであり、なにせ、14戦【14-0-0-0】のフランケル産駒である。母の父ヘネシー(父ストームキャット)には競走時に4連勝の記録があり、その代表産駒ヨハネスブルグも7連勝した「連勝血統」も大きな強みだろう。

 ファミリーは日本でもきわめて著名な牝系で、現4歳エアスピネルはこの一族。さらにモズアスコットの4代母ジャワムーン(1970年。父グロウスターク)は、名種牡馬ブライアンズタイムの母ケリーズデイ(1977年)の、全姉にあたる。人気になるだろうが、有馬記念の前日なので、勢いに乗りたい。

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2017年12月22日

 今週はいよいよ、有馬記念。
有馬記念がラストランになるキタサンブラックがファン投票では断トツの1位だった。3歳の秋に菊花賞を勝ってからずっと、競馬の主役を努めてきたキタサンブラックに、引退の花道を飾ってもらいたい気持ちもわいてくる。

 有馬記念の過去23年間、前走指数上位馬が15勝を、平均指数の上位馬が14勝をあげている。もっとも勝利に近いのは前走指数最上位馬で9勝。
平均指上位馬は合わせて13勝をあげている。また、ランク外で勝った馬は過去23年間で5頭いるが、そのうちの3頭は3歳馬で、指数ランク外の古馬が勝ったのは、14年の牝馬ジェンティルドンナと、07年のマツリダゴッホだけだ。古馬、とりわけ牡馬の場合は指数上位でなければ勝利は難しいだろう。

 最近の10年に限ると、1番人気馬が(5212)と安定して強い傾向が見える。世代別では、3歳馬が4勝、4歳馬が3勝、5歳馬が3勝。2000年以降の過去17年間で6歳馬以上の勝利はない。

 今年は、シュヴァルグラン、スワーヴリチャード、キタサンブラック、サトノクロニクル、シャケトラ、レインボーラインなどが指数の上位馬たちだ。

 中心はジャパンカップ組。ただし、2000年以降、有馬記念にジャパンカップを勝った馬が8頭(降着馬を含む)出走したが、有馬記念も勝ったのは3頭のみ。過去10年では3頭が出走しているが、勝利はなかった。ジャパンカップの勝敗、着順はあまり気にしなくてもいいのだろう。

 今年のジャパンカップはキタサンブラックが逃げて、直線、シュヴァルグランが中団から追い詰めて勝利を手にした。2着はシュヴァルグランとともに伸びてきたダービー馬レイデオロ。キタサンブラックは残り100メートル地点で交わされて3着だった。

 キタサンブラックは昨年のジャパンカップでも逃げて、勝利を手にしたが、その時のペースと比べると、今年のペースは1000メートル通過タイムが1分00秒2。2000メートル通過が1分59秒9。昨年はそれぞれ1分01秒7、2分02秒3で、多少馬場状態の違いはあるにしても、圧倒的に今年の方がペースは厳しかったはず。その状況下で3着なら、むしろ良く持ちこたえたといえるだろう。

 直線の長い東京(525メートル)と比べると、中山の直線は310メートル。ゴール前の急坂さえしのげれば、ゴールはすぐそこ。極端なハイペースでなければ、キタサンブラックの勝機が見えてくるのではないか。

 相手の筆頭はジャパンカップを勝ったシュヴァルグラン。昨年のジャパンカップも3着に好走しており、今年は阪神大賞典2着、天皇賞春2着、宝塚記念8着、京都大賞典3着。これまではキタサンブラックの後塵を拝することが多かったが、前走のジャパンカップでついにキタサンブラックをとらえて、念願のG1のタイトルもつかんだ。

 2400から2500メートルは(5121)と、距離適性も高い。昨年の有馬記念は6着だったが、その当時と比べても確実に力をつけてきており、当然、中心になるべき1頭だ。

 他では、3歳馬スワーヴリチャードが有力馬の一角を占める。ダービー2着のあと、前走は初の古馬相手にアルゼンチン共和国杯を完勝。前走の調整値はシュヴァルグランと同じく最上位で、3歳馬の2キロの斤量減は大きなアドバンテージになるだろう。ちなみに2000年以降、3歳馬で前走指数が上位2番手内だった馬は6頭いたが、4勝、2着1回と多くが結果を残している。その点からしても、勝利の条件を備えた1頭だ。キタサンブラックを負かす可能性で1番手かもしれない。

 指数上は、キタサンブラック、シュヴァルグラン、スワーヴリチャードが3強だが、中山の実績は(2120)のキタサンブラックが最上位。シュヴァルグラン、スワーヴリチャードはともに(0001)と、ここまでは中山に実績がない。中山の実績では(3110)のサクラアンプルール、(2001)のヤマカツエース、(2000)クイーンズリングなどが好成績を残しており、波乱の連下候補にあげておきたい。

 阪神カップは1400メートルの短距離戦。勝ち馬はほぼ指数上位馬たちで、なかでも前走指数上位馬の活躍が目立つ。過去10年、1番人気馬は2勝、2着1回、3着1回とやや不振だ。

 今年はサングレーザー、レーヌミノル、イスラボニータ、モズアスコット、エポワス、ダンスディレクター、キャンベルジュニア、サンライズメジャー、ビップライブリーなどが指数の上位馬だ。

 3歳馬で前走指数の最上位馬サングレーザー、目下4連勝中の3歳馬モズアスコットなど、勢いのある3歳馬に注目したい。

 ハイペースを先行して、直線も粘れるであろうアポロノシンザン、エポワス、シャイニングレイ、ビップライブリーなどにもチャンスがありそう。大穴ならダートで実績を積んできたモーニン。

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2017年12月21日

2017年12月24日(日曜)

第62回グランプリ 有馬記念(G機肪羯涯デ肋譟芝2,500m

時代の象徴、感動の祭典。

24日に中山競馬場で行われる、第62回有馬記念(3歳上・GI・芝2500m・1着賞金3億円)の枠順が、21日確定しまし
た。
これがラストランとなるキタサンブラック(牡5、栗東・清水久詞厩舎)は1枠2番からのスタートとなりました。
アルゼンチン共和国杯を圧勝した3歳馬スワーヴリチャード(牡3、栗東・庄野靖志厩舎)は7枠14番、
ジャパンCで悲願のGI制覇を果たしたシュヴァルグラン(牡5、栗東・友道康夫厩舎)は5枠10番に入りました。

休み明けのエリザベス女王杯で3着のミッキークイーン(牝5、栗東・池江泰寿厩舎)は7枠13番、
R.ムーア騎手とのコンビで春秋グランプリ制覇を狙うサトノクラウン(牡5、美浦・堀宣行厩舎)は6枠12番、
ジャパンC6着からの巻き返しを期すレインボーライン(牡4、栗東・浅見秀一厩舎)は4枠8番となりました。
発走は15時25分。枠順は以下の通りです。

 ( )内は性齢、騎手・調教師

1-1 ヤマカツエース(牡5、池添謙一・池添兼雄)
1-2 キタサンブラック(牡5、武豊・清水久詞)
2-3 クイーンズリング(牝5、C.ルメール・吉村圭司)
2-4 ブレスジャーニー(牡3、三浦皇成・佐々木晶三)
3-5 トーセンビクトリー(牝5、田辺裕信・角居勝彦)
3-6 サトノクロニクル(牡3、戸崎圭太・池江泰寿)
4-7 シャケトラ(牡4、福永祐一・角居勝彦)
4-8 レインボーライン(牡4、岩田康誠・浅見秀一)
5-9 サクラアンプルール(牡6、蛯名正義・金成貴史)
5-10 シュヴァルグラン(牡5、H.ボウマン・友道康夫)
6-11 ルージュバック(牝5、北村宏司・大竹正博)
6-12 サトノクラウン(牡5、R.ムーア・堀宣行)
7-13 ミッキークイーン(牝5、浜中俊・池江泰寿)
7-14 スワーヴリチャード(牡3、M.デムーロ・庄野靖志)
8-15 カレンミロティック(セ9、川田将雅・平田修)
8-16 サウンズオブアース(牡6、C.デムーロ・藤岡健一)

※出馬表は主催者発表のものと照合してください。

 
なお、今回も枠順は公開抽選で決定。抽選の流れは次の通り。

1:2つの抽選ポットが壇上に設置されており、それぞれの中には馬名が入ったボール、馬番(1〜16番)が入ったボールが入っている
2:スペシャルゲスト・高畑充希さんと柳楽優弥さんが馬名の抽選ポットからボールを選び、その中に入っている馬名を見せる
3:選ばれた馬の関係者が馬番の抽選ポットからボールを選び、その中に入っている番号で枠順が決定

選ばれた順番及び枠順は次の通り。

最初の抽選にはサウンズオブアースが選ばれ、C.デムーロ騎手がボールを取り8枠16番に決定した。
続いてシャケトラが選ばれ、福永祐一騎手がボールを取り4枠7番に決定した。
3番目はヤマカツエースで、池添謙一騎手がボールを取り1枠1番に決定した。
4番目はミッキークイーンで、浜中俊騎手がボールを取り7枠13番に決定した。
5番目はスワーヴリチャードで、庄野靖志調教師がボールを取り7枠14番に決定した。
6番目はキタサンブラックで、武豊騎手がボールを取り1枠2番に決定した。
7番目はサトノクロニクルで、戸崎圭太騎手がボールを取り3枠6番に決定した。
8番目はサトノクラウンで、堀宣行調教師がボールを取り6枠12番に決定した。
9番目はトーセンビクトリーで、角居勝彦調教師がボールを取り3枠5番に決定した。
10番目はレインボーラインで、岩田康誠騎手がボールを取り4枠8番に決定した。
11番目はルージュバックで、北村宏司騎手がボールを取り6枠11番に決定した。
12番目はシュヴァルグランで、H.ボウマン騎手がボールを取り5枠10番に決定した。
13番目はサクラアンプルールで、蛯名正義騎手がボールを取り5枠9番に決定した。
14番目はカレンミロティックで、川田将雅騎手がボールを取り8枠15番に決定した。
15番目はクイーンズリングで、C.ルメール騎手がボールを取り2枠3番に決定した。
そして最後のブレスジャーニーは三浦皇成騎手が残ったボールを取り、2枠4番となった。

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2017年12月20日

「馬主・北島三郎」

 G1レースが近づくと「勝ち馬をあぶり出すサイン」といったことが話題になる。
例えば、JRAの該当レースCMに登場する人物が身に着けている服や物の色、流れている曲などが、勝ち馬を暗示しているというものだ。

 今年の有馬記念のCM。4人の男女が居酒屋で会話している。そこで注目されているのは柳楽優弥と松坂桃李が着ているセーターの色。柳楽は茶色。松坂は肩の部分が黒…。

 今回はこれがサインと言われている。このレース限りで引退を表明するキタサンブラック。
この馬のオーナーである歌手・北島三郎(81、名義は有限会社・大野商事)の勝負服が黒地に茶色の横じま模様。これと一致するだけにブラックを勝ち馬と暗示しているというのだ。

 実はさらなるサインも。CMの締めのフレーズが「有馬記念はオトナのお祭り」。
北島は、これまでブラックが出走したG1レースの後、自身の代表曲「まつり」を披露してきた。
この1年は「最後の有馬にとっておく」と言い封印してきただけに、このフレーズは最後の大舞台での勝利の凱歌(がいか)を暗示なのか!?

 愛馬のラストラン。勝ち馬サインの話題に、北島はニヤリと笑うのみ。「スタッフの方も一生懸命に仕上げてくれるでしょうし、それで1着になれば何よりです。でもこの先がある馬。今回は感動とか着でなく、まずは無事に走ってきて帰ってくれればいいと思っています」

 秋の競馬シーズンに入る前から、ずっと「最後は無事に!」を強調していたサブちゃん。
馬主人生最高のパートナーとなった愛馬との最後の1週間。デイリースポーツも「馬主・北島三郎」にもスポットを当てる。

キタサンブラックの活躍ですっかり有名となった冠名「キタサン」。
これは、もともと北海道の父・大野一郎のアドバイスから生まれた。「お前の馬が勝ったといってもどの馬か分からない。すぐに分かる名前にしてくれよ」。それで北島の「北」。三郎の「三」から「キタサン」の冠名が誕生した。

 そんな経緯を含め50年以上もの馬主歴。馬主になったのは、歌手デビュー当時に所属していた芸能事務所・新栄プロダクションの西川幸男社長、さらに先輩歌手の春日八郎が馬主で「サブちゃん、馬はいいぞ!」と勧められたことがキッカケだった。

 最初は持ち馬は1頭のみ。だが「馬も疲れて休む。そんな時にもう1頭いてもいいかな!と2頭持った。
そのうち2頭休んだら…と、3頭になり4頭になり。そうやって増えて毎週1頭くらいはどこかで走るようになるほど増えちゃった」。これまで所有した馬は200頭ほどになる。

 馬主となった初期に思い出す馬がいる。長男・竜氏の名前をそのままに名付けた「リュウ」。
いきなりデビュー戦で勝利した。

 「デビュー曲が100万枚のヒットをしたみたいだった。この時はとにかく見ていて興奮した。
1着になって中山競馬場の階段を3段か4段飛ばしで走って降りていったよ。我が子が勝ったみたいにうれしかった」。勝利の喜びを味わったことで、すっかり馬主にハマってしまった。

 このように最初のころは「リュウ」、次男が由来の「マコト」など、身近な人の名前を付けていたが、引退していく時のさみしさもありやめた。「キタサン」の冠名が生まれたのはそれからしばらくしてのことだった。

 冠名のほかにも馬主・北島三郎にはこだわりがある。

 まずは勝負服。初回で「“有馬記念の勝ち馬サイン”と言われている」と紹介した勝負服の色だが、これは実は2代目。初代は出身校で自身も所属していた函館西高校ラグビー部のジャージーと同じ白地に紫色の横縞だった。中央の重賞勝ち馬、キタサンヒボタン(01年ファンタジーS・G3)、キタサンチャンネル(01年NZT・G2)の時はこの勝負服だった。

 だが、なかなかいい馬に巡り合えず、9年ほど前に「娘の勧めで変えた」と今のカラーにしたのだった。茶色が好きなこともあるが、験をかついで色合いなどはいろいろと調べたという。勝負服を変えた途端に所有馬の戦績は上昇した。

 また馬の名前にもこだわりがあった。

 「なるべく名前の総画数を縁起がいい21、24画にした。あとはなるべく『ン』で終わる名前をつけるね。『ン』は勝負運のイメージがある。シンザンとかで」

 ただ、最近は濁音の名前がお気に入りのようだ。有馬記念で引退となるキタサンブラックの名前は、冠名に父・ブラックタイドの「ブラック」と濁音で簡単に決まった。同じような「キタサン」+父名というケースでは、キタサンサイレンスという馬がいた。競馬界を席巻したサンデーサイレンス(SS)産駒の最初の世代の馬。94年6月にデビューしSS産駒の初勝利という記録も持つ。

 ちなみにブラックと同じブラックタイド産駒の馬に「冠+父名」として、下の名前を取って、キタサンタイドー(現在、2歳未勝利)と名付けたが「なかなか勝たないんだよ」と笑い飛ばしている。

キタサンブラックとの出会いに北島は「深い縁があるんだ」としみじみと言った。

 馬主デビューしてまもなく、所属事務所・新栄プロダクション社長・西川幸男と牧場を手掛けた。北島の「北」、西川の「西」から名付けた「北西牧場」で、当時その初代牧場長を務めていたのが、のちにキタサンブラックを生産したヤナガワ牧場の梁川正克だった。

 50年以上もの付き合いとなる梁川は、ずっと「お世話になった北島さんには、いつかいい馬を紹介したい」と話していたという。それが実現したのがこのブラック。

 2012年。北海道の牧場巡りに出掛けた際、ヤナガワ牧場に寄った。その時に梁川に紹介された数頭のうち1頭がブラック。初めて見た時は「やたら脚が長い馬だな」との印象。ただ、その目を見て何かひらめきを感じた。

 一度、牧場を後にしたが、この目が忘れられずにすぐにUターン。その場で所有を決めたのだった。ただ、馬体も脚が長く全体的に細いきゃしゃな感じ。そのためあまり期待していなかった。

 2015年1月、調教師の清水久詞から「府中の芝1800メートルでデビューさせます」と連絡を受けた。関西馬なのになぜわざわざ東京でデビューなのか?「最後の脚がなかなかいいので。東京で使ってみようと思うのです」とのこと。

 そしてデビュー戦当日、競馬場で見たブラックを見て驚いた。トレーニングを積み、馬体は見事なくらい立派になっていた。そしてレースでさらに衝撃を受けた。

2015年1月31日。デビュー戦は出遅れ気味にスタートして道中は中団で待機。最後は直線で抜け出し突き放す強い勝ち方。北島はキタサンブラックの実力に光るものを感じた。次戦の500万下は東京芝2000メートル。先行抜け出しで1着。そして3月22日のスプリングS(G2)で1着。これで確信に変わった。「この馬はただものじゃない」と。

 「1800とか2000メートルのレースを走り終えて疲れているはずなのに、全然息が乱れていない。相当心臓が強い。きっと大きなレースを勝てる」

 実は、体が大きく本格化に時間がかかると判断。デビュー前にクラシック登録をしていなかった。だが、3連勝で皐月賞の優先出走権を得たことで追加登録料200万円を支払い、クラシック路線に乗った。

 「この馬ならG1も狙える」。そんな北島の手応えとは逆に、当時、この馬に関しての評価は高くなかった。言われていたのは距離不安。母父のサクラバクシンオーが短距離馬だったことからだった。だが、レース後のケロリとした姿を知るだけに「この馬に距離は関係ないよ」とずっと言い続けた。

 G1の皐月賞で3着に入っても、さらに距離が延びるダービーに向けてはさらに不安の声が目立つばかり。そんな声に対抗するかのように、夢のG1勝利に向け、ひそかに自信を持っていたのだ。

 ずっと「G1を勝ったら、オレは競馬場で歌うよ」と言い続けていた。その気持ちは本気だった。ホースマンの憧れの大舞台、5月31日の日本ダービー当日。代表曲「まつり」のカラオケを準備し、本業の音響担当者を初めて競馬場に呼んでいたのだった。レースはハイペースに巻き込まれ残念ながら14着。しかし、必ず勝つチャンスは来ると信じていた。

秋初戦も2200メートルのセントライト記念(G2)を勝ち好発進。距離の実績も残した。馬体も増えてよりたくましくなり迎えた2015年10月25日の菊花賞。念願のG1獲りを果たした。

 じっとレースを見つめ、勝利の瞬間は「おおー!」と雄たけびを上げた後に涙を流した。そして「よ〜し!歌うぞ!」と言い大観衆の祝福の中、表彰式へ。「勝ったら歌う」と宣言していた通りアカペラで「まつり」を熱唱。勝利の凱歌(がいか)であり、応援に対する感謝の思いだった。

 この時は京都入り前に、東京・浅草の待乳山聖天と早稲田の穴八幡宮へ出向き必勝祈願。お守りも購入し当日に同行するスタッフ全員に配った。スーツは黒で統一し、茶色の横じま模様のキタサン勝負服と同じ色合いのネクタイも作った。

 さらにこの菊花賞では、縁起のいい出会いもあった。レース前日と当日、移動にチャーターしたハイヤーの運転手は「金馬」(こんま)という名字の方だった。偶然にも、競馬に関しては最高の名前を持つ人のエスコートがあった。

 以後、G1レースでは必ず同様の縁起担ぎが行われた。特に京都でのG1は、菊花賞でのパターンを全て踏襲した。

 東京での必勝祈願。京都入りして金馬ドライバーが運転するハイヤーで移動。レース前夜に食べる必勝食の鍋料理、宿泊するホテルの部屋、レース場での同行者の食事はカツカレー12食を注文、レース後の打ち上げ会場、帰京の新幹線の時間。全て同じにした。それが翌年、翌々年と天皇賞・春の連覇につながる。G1・6勝の裏にはこんなドラマもあった。

「ブラックはオレにとっては息子のようなものだ」。北島は常々こう言い、愛情を持って接してきた。

 歌手という職業柄、また大御所という立場。いいことばかりでなく悪いことが報じられることがある。それでも人気商売と割り切り受け入れている。だが同じ報道でもブラックに関しては違った。予想とはいえ、バッサリと切り捨てる発言には、怒りをあらわにしたことも。

 「それぞれ見解はある。でも言い方があるのではないか。オレにとっては息子のようなもの。それを、あからさまにけなされたら気分は良くない」

 ブラックも孝行息子のような見事な走りで応えた。

 2013年で紅白を卒業。15年1月29日に劇場での座長公演も終えた。ブラックはその2日後にデビューし新馬勝ち。同年の菊花賞では50年超の馬主歴で初のG1タイトルをもたらした。「頸椎(けいつい)性脊髄症」の手術をした直後の16年11月にジャパンCを制覇。今年も8月に白内障の手術をし、10月に天皇賞・秋を勝利。体が万全でない苦しい時に好結果を運んできた。

 「頑張ってきたオレに、ご褒美とばかりに走ってくれて。そして調子悪い時には、勝って元気をくれた。もう本当に神様からの贈り物です」

 そんな愛馬のラストラン。「多くの方がまだ走れると言ってくれます。でもここまでよく頑張ってくれた。次なる道もある。そこに導いてあげるのも親の役目です」

 ブラックとやり残したことがある。「勝利の口取り写真はあるけど、ブラックとのツーショットが1枚もない。引退して北海道に行く前、最後に一緒に写真を撮るんだ」。本業ではみせたことのないやさしい笑顔で言った。北島がブラックを語る時、その姿はいつも好々爺(や)のようだった


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目指すはマイル戦ではなくクラシック

 ダノンプレミアム(父ディープインパクト)は、あまりに素晴らしかった。

 前回が東京芝1600mの2歳コースレコード1分33秒0。自身の中身は推定「46秒4-46秒6」-上がり3F34秒4なら、今回は改修直後のウオッカの基準時計1分33秒1とほとんど差のない1分33秒3=「推定47秒8-45秒5」-上がり3F33秒6。

 平均バランスのマイルでレコード勝ちのあと、今度は相手に合わせるように前半なだめて進み、馬場差を考慮するとウオッカの時計と互角以上の1分33秒3で独走。すでに東京に遠征して快走しているから、小回り中山2000mの「ホープフルS」を選択の必要もない。総合力が問われることの多い阪神の1600mを選んだだけのこと。もとよりマイル戦に照準を合わせるわけもなく、来季のクラシックに大きな展望が広がった。

 3戦3勝のワグネリアン(父ディープインパクト)、2戦2勝のオブセッション(父ディープインパクト)などがすでにクラシック候補に名を連ねるが、ダノンプレミアムのランクは、文句なしに「トップ3」に入るだろう。まだホープフルSなどがあるので軽々しくいえないが、未来のエースへの最初の称号「最優秀2歳牡馬」のタイトルもみえている。

 ダノンプレミアムのファミリーには、すぐ近いところに著名馬がいるわけではないが、母の父インティカーヴ(祖父は英ダービー馬ロベルト)は、2015年の日本ダービー2着サトノラーゼン(父ディープインパクト)と同じ。祖母の父も同じノーザンダンサーの孫世代のデインヒルと、カーリアンの違いだけなので、ヘイルトゥリーズンの「4×5」も、ノーザンダンサーの「5×5」もまったく同じ。そっくりの配合形である。

 ずっと英・愛で発展しスタミナ色の濃い牝系であり、4代母アシュロウンの半兄には、名馬ロイヤルパレス(1964年英国産。父バリモス)がいる。ロイヤルパレスは英ダービー、キングジョージVI&クイーンES、エクリプスSなど11戦9勝の中〜長距離型だった。血統面でも、目指すはマイル戦ではなく最初からクラシックである。

 前回までは、エンジン全開になるとフットワークが乱れそうになる幼さがあったが、今回は控えて進み、直線スパートで「11秒0-11秒7」の高速ラップながら、左ムチが入っても、右ムチが飛んでも、ほぼ一直線に伸びた。追撃に入ったグループのほうが斜行しかかるシーンがパトロール映像で確認できるほどである。

 間隔をとった出走で「476→482→490」キロとなった馬体には迫力が増している。この世代はディープインパクト牡馬の当たり年ではないかとされるが、多くの成功種牡馬はだいたい15歳前後に、最高傑作や、自身の最良の後継馬を送る傾向がある。ディープインパクトの牡馬は、サトノダイヤモンド、キズナ、ミッキーアイル、マカヒキ…など、強さと同時にもろさ(好調期間の短さ)があり、本当の大物(父と互角の評価を受ける馬)はまだ出現していないと考えられている。誉めすぎかもしれないが、そろそろディープの…に、ダノンプレミアムを筆頭にこの世代から出現があっても不思議はない。

 朝日杯FSの勝ち馬で、皐月賞を制したのはグレード制の敷かれた1984年以降「3頭」いる。直近では2012年のロゴタイプが皐月賞馬となった。日本ダービーとの結びつきは、2009年のローズキングダム2着の前はかなりさかのぼる。1993年のナリタブライアンまで日本ダービー馬はいないが、今回のダノンプレミアムの「3馬身半」差は、ナリタブライアンの「3馬身半」差以来の、そっくり同じ決定的な差である。

 今回の2着馬も、前回のサウジアラビアRCと同じステルヴィオ(父ロードカナロア)だった。これは歴史的名馬に多く見られるパターンであり、伝説のシンザン、ミスターシービーなどにも同じ2着馬の名前が並ぶ。シンボリルドルフも、ディープインパクトもそうだった。ステルヴィオの4代母スイートコンコルド(父パーソロン)は、そのシンボリルドルフの3歳上の全姉である。ステルヴィオが他のライバルに先着することにより、勝ち馬の強さが一段と浮き彫りになる形が、早くもみえたのかもしれない。

 そのステルヴィオ。2戦目から差す形で能力発揮の方向を目ざし、サウジアラビアRCでは、ダノンプレミアムを「0秒9」も上回る上がり33秒5で猛追した。だが、今回はスローに近い流れになった結果、勝ち馬との差を詰めたのではなく、2着に突っ込み上がり33秒8はメンバー中2位タイであっても、ダノンプレミアムの33秒6に見劣ってしまった。ただ、テン乗りとあって大事に乗った印象はある。ロードカナロア産駒の中では非常にシャープな体型で、筋肉量の目立つスピード馬に育つとも思えず、2000m級の方が合う可能性がある。

 スローに近いバランスなのに、上位陣が阪神1600mを1分33秒台で乗り切るレベルの高い一戦となり、上位5着までを占めたのはみんな5番人気までの期待馬。もちろんこれから力をつけていく遅咲きの馬もいるが、スケールや、未来がみえたところもある。

 3着タワーオブロンドン(父レイブンズパス)は、気のせいかまた一段と身体の幅が増したように映った。ダノンプレミアムをぴったりマークする作戦は予定通りだったが、前半1000m通過59秒3の緩い流れになって、前後にも両脇にも馬のいる一番苦しい位置取りになり、前がかりというか、終始もっと前に出たい素振りになってしまった。こういう上がり勝負は歓迎のはずだが、自身がかかっては自滅。やがてはともかく、しばらくは1600m以下に集中することになる。

 好馬体のケイアイノーテック(父ディープインパクト)は逆に、タワーオブロンドンの父レイブンズパスと同様にイルーシヴクオリティ直仔になるスマーティジョーンズ(ケンタッキーダービー馬)を母の父に持つが、どっしりしていてもマイラー体型ではないように映る。2着ステルヴィオと同じ上がり33秒8で、同タイム1分33秒9の4着。力強く伸びた。関西馬には、今回は地元のG1朝日杯FSに出走するが、別にマイル路線にこだわらない期待馬が多くいるはずで、このあとは1800〜2000m級と思える。

 ファストアプローチ(父ドーンアプローチ)は、とくにバテているわけではないが6着に沈んだあたり、速い脚がないので高速上がりのマイル戦は合わないだろう。

 5着ダノンスマッシュ(父ロードカナロア)は、スタートでつまずく不利。そのあとはうまくインにもぐり込んでカバーしたが、先行タイプのスピード型だけに、今回はスタートのロスが大きすぎた。

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モズアスコット
牡3歳
調教師:矢作芳人(栗東)
父:Frankel
母:India
母の父:Hennessy
ここに注目!
一戦ごとにスケールアップしているが、本レースでもまだキャリア7戦目。相手が急激に強くなる今回は、これまで以上に平常心で臨めるかどうかが重要になってくる。少しうるさいくらいなら問題ないが、過度にイレ込むようだと注意が必要だろう。

イスラボニータ
牡6歳
調教師:栗田博憲(美浦)
父:フジキセキ
母:イスラコジーン
母の父:Cozzene
ここに注目!
上半期の安田記念(8着)に続き、前走のマイルチャンピオンシップ(5着)でもスムーズさを欠くシーンがあった。今回が引退レースだけに、力を出し切った走りを見せたいところだろう。レースキャリアを積み、長距離輸送も苦にしない。パドックでも落ち着き払っているはずだ。

サングレーザー
牡3歳
調教師:浅見秀一(栗東)
父:ディープインパクト
母:マンティスハント
母の父:Deputy Minister
ここに注目!
1月13日の早生まれで、デビュー当初は完成度の高いタイプと思われていたが、夏を境に急成長。夏競馬に出走しながら秋になっても勢いを持続させることができるのは、成長力に富む3歳馬だからだろう。伸びしろの差で歴戦の強豪を再び撃破できるか注目したい。

レーヌミノル
牝3歳
調教師:本田優(栗東)
父:ダイワメジャー
母:ダイワエンジェル
母の父:タイキシャトル
ここに注目!
調教では目立つ動きを見せなくなっているが、いい意味で力の抜けた走りができているということだろう。競走馬として完成期に近づいていると言ってよさそうだ。牝馬と思えないたくましい馬体の持ち主。能力だけでなく、見た目も引けを取らない。

シャイニングレイ
牡5歳
調教師:高野友和(栗東)
父:ディープインパクト
母:シェルズレイ
母の父:クロフネ
ここに注目!
もともと坂路での調整になる馬で、時季的にも馬体を絞り込むことが難しい。馬体重が530kgを超える大型馬で帰厩後の速い追い切りの本数も少ないとあれば、休み明けらしいシルエットになることも予想される。当日のパドックに注目したい馬だ。

ダンスディレクター
牡7歳
調教師:笹田和秀(栗東)
父:アルデバラン
母:マザーリーフ
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
調教の動きもしっかりし、馬の気配そのものは良かった今秋の2戦だが、気になったのは430kg台まで減らしていた馬体重で、腹回りも薄く映った。3か月弱のリフレッシュ期間を設けた今回は、好走時の440kg台まで戻したいところだ。

アポロノシンザン
牡5歳
調教師:鈴木伸尋(美浦)
父:サクラバクシンオー
母:アポロジャスミン
母の父:Saint Liam
ここに注目!
じっくりと間隔を取っての出走は、前走のオープン特別・信越S(新潟・芝1400m、1着)時と同じ。調教の本数は少なめでも気にする必要はないが、今年2月の競馬で太めが残って負けていることもあり、馬体重には注目が必要だろう。480kg台が目安となりそうだ。

ミスエルテ
牝3歳
調教師:池江泰寿(栗東)
父:Frankel
母:ミスエーニョ
母の父:Pulpit
ここに注目!
春の調教では、ゆっくりと走ることができず、併せ馬で早々に前の馬を抜いてしまうことがあったが、現在は鞍上の指示を待つことができ、それが鋭い伸び脚につながっている。少なくとも、調教の動きは春と段違いだ。一変する可能性は十分にある。


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2017年12月19日

キタサンブラック
牡5歳
調教師:清水久詞(栗東)
父:ブラックタイド
母:シュガーハート
母の父:サクラバクシンオー
ここに注目!
今年は大阪杯を制すと、天皇賞春秋制覇を達成。自身の獲得G汽織ぅ肇訖瑤髻6」に伸ばしている。連覇を狙った前走のジャパンカップは3着に敗れたが、自分の持ちタイムは更新しており、内容は十分に濃かった。引退レースのここで有終の美を飾りたい。

シュヴァルグラン
牡5歳
調教師:友道康夫(栗東)
父:ハーツクライ
母:ハルーワスウィート
母の父:Machiavellian
ここに注目!
5番人気で出走した前走のジャパンカップでは、好位追走から最後の直線で見事な切れ味を発揮。昨年の年度代表馬キタサンブラック(3着)、今年のダービー馬レイデオロ(2着)を退けてG欺蘋覇を成し遂げた。勢いに乗って連勝を目指す本馬から目が離せない。

サトノクラウン
牡5歳
調教師:堀宣行(美浦)
父:Marju
母:ジョコンダ
母の父:Rossini
ここに注目!
昨年の香港ヴァーズ(G1、シャティン・芝2400m)で念願のビッグタイトルを手中に収めると、今年は宝塚記念を快勝し国内でもG祇覇を果たした。前走のジャパンカップは10着と本来の能力を発揮できなかったが、有馬記念で巻き返しを期す。

スワーヴリチャード
牡3歳
調教師:庄野靖志(栗東)
父:ハーツクライ
母:ピラミマ
母の父:Unbridled's Song
ここに注目!
今年の日本ダービーで2着に好走と、現3歳世代で上位の能力を誇る一頭だ。今秋の始動は遅れたが、初の他世代との対戦だった前走のアルゼンチン共和国杯を制し、あらためて素質の高さをアピールした。まだキャリアが浅く、成長の余地を残している点も魅力だ。

ミッキークイーン
牝5歳
調教師:池江泰寿(栗東)
父:ディープインパクト
母:ミュージカルウェイ
母の父:Gold Away
ここに注目!
3歳時の一昨年にオークスと秋華賞を制覇。現役牝馬の中では上位の力量を持つ一頭だ。今回は牡馬のトップクラスが相手になるが、今年の宝塚記念では3着に好走しており、全く見劣りしない。休養明け2戦目のここは、末脚全開が期待される。

ルージュバック
牝5歳
調教師:大竹正博(美浦)
父:マンハッタンカフェ
母:ジンジャーパンチ
母の父:Awesome Again
ここに注目!
まだG気離織ぅ肇襪漏容世靴討い覆い、すでに重賞を4勝。しかも、牡馬相手に高いパフォーマンスを見せている点は見逃せない。前々走の産経賞オールカマーを勝った時のような器用なレース運びができれば、ここでも面白い。

レインボーライン
牡4歳
調教師:浅見秀一(栗東)
父:ステイゴールド
母:レーゲンボーゲン
母の父:フレンチデピュティ
ここに注目!
前走のジャパンカップでは、メンバー中最速タイの上がり3ハロン34秒6(推定)をマークし、最後方から6着まで追い上げた。また、不良馬場で行われた前々走の天皇賞(秋)で3着と、馬場状態を問わずに能力を発揮できる点はセールスポイントだろう。

サクラアンプルール
牡6歳
調教師:金成貴史(美浦)
父:キングカメハメハ
母:サクラメガ
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
まだG気任旅チ実績はないが、中山・芝コースでは5戦して3勝、2着1回、3着1回をマークしており、抜群のコース適性が魅力だ。今年の札幌記念を優勝したように、地力アップも明らか。立ち回りのうまさを生かすことができれば、上位進出も可能だろう。


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2017年12月18日

 12月17日の阪神11Rで行われた第69回朝日杯フューチュリティステークス(2歳オープン、GI、芝・外1600メートル、馬齢、16頭立て、1着賞金=7000万円)は、川田将雅騎手騎乗の1番人気ダノンプレミアム(牡、栗東・中内田充正厩舎)が3番手追走から、直線持ったままで先頭に立つと、あとは独走。ゴール前では手綱を抑えるほど余裕の手応えのまま2着に3馬身半差をつける圧勝劇で2歳マイル王者に君臨した。タイムは1分33秒3(良)。ウオッカのもつ基準タイムよりわずか0.2秒遅いだけの優秀な勝ち時計。

 2着には外めを追い込んだステルヴィオ(3番人気)でサウジアラビアロイヤルCと同じワンツー決着。さらにクビ差遅れた3着に好位から伸びてゴール前でわずかにかわされたタワーオブロンドン(2番人気)。

 朝日杯フューチュリティステークスを勝ったダノンプレミアムは、父ディープインパクト、母インディアナギャル、母の父インティカブという血統。北海道新ひだか町・ケイアイファームの生産馬で、馬主は(株)ダノックス。重賞初制覇。サウジアラビアロイヤルカップは、中内田充正調教師、川田将雅騎手ともに初優勝。

 ◆川田将雅騎手(1着 ダノンプレミアム)「無事にこの馬の強さを見せることができてよかったと思います。ゲートから気持ちが強かったのですが、なだめながら行きました。直線はいい跳びで、いい加速力で、期待通りの強さを発揮してくれたと思います。今回はメンバーも強かったと思いますが、きっちり結果を出してくれました。すばらしい馬だと思いますし、賢い馬だと思います」

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2017年12月17日

ダノンプレミアムもクラシック候補になって不思議ないが…

 28日の「ホープフルS」2000mを展望するグループと、この阪神1600mに出走した馬はまだ路線を決めたわけではなく、コース(場所)を優先させて地元を選んだ陣営もある。

 さすがに最近は少ないが、グレード制が敷かれた1984年以降、1600mの朝日杯(同条件の阪神JFを勝ったウオッカを含む)を勝って、のちに日本ダービー馬となった馬が6頭も存在するから、レース内容によってはこのあとクラシック路線に展望を広げる陣営もいるはずである。

 人気のダノンプレミアム(父ディープインパクト)は、大とびでまだ不器用に思わせるフットワークや、4代母の半兄ロイヤルパレス(父バリモス)が、英ダービー、2000ギニー、キングジョージ6世&クイーンエリザベスS、コロネーションCなど11戦9勝の名馬であることを考えると、たまたまマイルに1分33秒0の2歳コースレコードを記録したが、血統面でも全然マイラーではない可能性さえある。内容次第ではクラシック候補になって不思議ない。

 先行するこのダノンプレミアムを射程に入れてマークするはずのタワーオブロンドン(父レイヴンズパス)の方から入りたい。前回の東京1400mはスローだったから反応が鈍いように映ったが、レース上がり33秒8の上がり勝負をこの馬は「33秒2」で2馬身も突き抜けている。残り400mのレースラップは「11秒1-11秒5」なので、ここだけでレースラップを0秒6も上回ったタワーオブロンドンは、推定「10秒9-11秒1」くらいの爆発力を示したことになる。

 3勝は1500m以下。コロンと寸詰まりにも映る体型から短距離タイプだろうと思われているが、心配機能、筋肉細胞しだいではもっと距離が延びても実は平気な可能性もある。

 というのは、ゴーンウエストの孫になる父レイヴンズパスはマイラーだが、AWの10Fの米BCクラシックをレコードで勝っている。そのとき最下位だったのが藤沢和雄調教師のカジノドライヴであり、巡りめぐって、レイヴンズパス産駒のタワーオブロンドンを手がけている。

 タワーオブロンドンの母の父は、芦毛の凱旋門賞馬ダラカニ(ミルリーフ系)。祖母の父はサドラーズウェルズ。英ダービーのジェネラス、凱旋門賞のトレヴ、皐月賞をレコード勝ちのディーマジェスティなどが並ぶ名門ファミリーであり、短距離タイプのように思わせてそうではない可能性があるのである。

 距離延びてもOKという伏兵は、ケイアイノーテック、ファストアプローチか。

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2017年12月16日

12月16日の中山11Rで行われた第3回ターコイズステークス(3歳以上オープン、牝馬、GIII、芝・外1600メートル、ハンデ、16頭立て、1着賞金=3600万円)は、横山典弘騎手騎乗の5番人気ミスパンテール(牝3歳、栗東・昆貢厩舎)が中団追走から差し切り勝ち。直線は内めの狭いところをすり抜けて伸び、初の重賞タイトルをものにした。タイムは1分34秒2(良)。

 クビ差の2着には好位追走から内めを伸びたフロンテアクイーン(3番人気)、さらにハナ差遅れた3着に大外から追い込んだデンコウアンジュ(7番人気)。今年のローズS・GIIの勝ち馬で1番人気に推されたラビットランはさらにクビ差遅れた4着に敗れた。

 ターコイズSを勝ったミスパンテールは、父ダイワメジャー、母エールドクラージュ、母の父シンボリクリスエスという血統。北海道日高町・三城牧場の生産馬で、馬主は寺田千代乃氏。通算成績は7戦3勝。重賞初制覇。ターコイズSは、昆貢調教師、横山典弘騎手ともに初優勝。

 ◆横山典弘騎手(1着 ミスパンテール)「少しテンションが高かったけど、返し馬で落ち着いてくれたので。直線は馬自身のキレ味がすごかった。狭いところだったけど、よく反応してくれた。四位君が乗ってたときも良かったけど、この馬の切れ味はすごい。テンションが高いけど、まだ若い女の子なんでね。成長して落ち着きが出てくれば、もっとすごいパフォーマンスが見られると思うんで。楽しみですね」

selvas2 at 16:38コメント(0) 
現代の人気種牡馬タピット(その父はシアトルスルー系プルピット)のG1勝ち馬は、この血統であり、北米産がほとんどなので、ことごとくダート戦に集中する。

ノーザンファームを中心に、タピット産駒の牝馬(それもG1勝ち馬が中心)は繁殖用にもう何頭も輸入されているが、芝の勝ち馬を探すのは難しい。手元の繁殖牝馬名簿では、ノーザンファームが輸入したタピッツフライ(2007年生まれ、芦毛)が、芝のG1ジャストアゲームS(8F)、G1ファーストレディS(8F)など、芝の8F前後で7勝しているくらいで、輸入種牡馬のクリエイターIIを筆頭に、ラニ、さらにはテスタマッタも、北米の勝ち星も日本での勝ち星も、ダート戦に集中する。

だが、いかに典型的なダート血統でも、優れた種牡馬は芝向きの産駒も送らないと、とりあえず世界の種牡馬とはならない。とくに日本では,サンデーサイレンスやブライアンズタイムではないが、競走成績はダートでも、芝向きの産駒も多く輩出しないと、「芝はもちろん、実はダートでもあまり成功しない」という歴史がある。

外国産馬ラビットランは、ダート1400mの新馬を独走して勝ったが、2勝目は初芝の中京1600mだった。置かれて4コーナーでは16頭立ての最後方だったが、上がり「33秒0」で猛然と差し切っている。最後「11秒1-11秒6」のレースで、直線だけで15頭を差し切ったので、推定「10秒8-10秒8」の爆発力であり、直後のローズS1800mも後方から突き抜け、そのあとエリザベス女王杯を制するモズカッチャンを差して「0秒7」も引き離している。この馬の直線は推定「10秒9-11秒0」である。平坦コースで超スローを追走しての数字ではない。Aランクのオープン馬でなければ不可能な切れ味である。

重馬場の秋華賞は残念ながら4着にとどまったが、この牝馬、トランポリンの上を飛び跳ねるようなフットワークと形容されている。重馬場が下手だとか、こなすとかではなく、まるで良さが発揮できない馬場での4着だった。

良馬場の芝の1600〜1800m【2-0-0-0】。55キロのトップハンデは当然の負担重量だろう。GIIIのここでは取りこぼして欲しくない。ミスパンテール、フロンテアクイーンが相手本線。穴馬は、内枠を引けたオートクレール。


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2017年12月15日

 朝日杯フューチュリティSは、阪神競馬場での開催になって4年目を迎える。
中山で行われていた過去の連対馬の傾向と比べて、大きな差はないようだ。

 今年は、ダノンプレミアム、ステルヴィオ、ケイティクレバー、タワーオブロンドン、ダブルシャープなどが前走指数の上位馬だ。他に過去の指数などで上位の、カシアス、フロンティア、ヒシコスマー、ムスコローソなどもピックアップできる。

 朝日杯フューチュリティSは阪神外回りのマイル戦だけに、スローペースが基本で、長く使える差し脚が問われるレースだろう。
 スローペースに対応した長く使える差し脚は、タワーオブロンドンを筆頭に、フロンティア、ファストアプローチ、ステルヴィオ、カシアス、ケイティクレバーなどが上位にある。

 なかでも差し脚の鋭さで目につくのがタワーオブロンドンだ。スローペースになった前走の京王杯2歳Sは、直線、中団から差し脚を伸ばし、33秒2の上がりタイムで快勝。3勝目をあげた。2走前のききょうSに続き、1400メートル戦を連勝したが、朝日杯の1600メートルの距離は初挑戦になる。マイルの経験がないことは気にかかるが、スローペースになりがちな阪神外回りコースなら、むしろ1400メートル戦で示した鋭い差し脚が生きるかもしれない。

 タワーオブロンドンをしのぐ指数の高さで中心になるのがダノンプレミアム。前走のサウジアラビアRCは、平均ペースの2番手から。ゴール手前200メートル地点で抜け出すと一気に差を広げて、楽々レコードタイムでの勝利だった。新馬戦の1800メートル戦も直線半ば過ぎに仕掛けられると、あっという間に後続に4馬身差をつけて圧勝。非の打ちどころがないレースが続いている。

 指数の高さや、距離の経験、楽に先行でき、さらにペースにも左右されにくいという点で、ダノンプレミアムが最有力候補といえるだろう。

 サウジアラビアRCで、最も鋭い差し脚で2着に浮上してきたのがステルヴィオだ。ダノンプレミアム、タワーオブロンドンに割って入る可能性もありそうで、要注意だ。

 ターコイズSは1昨年から重賞に格上げされた牝馬限定のハンデ戦。以前は同名でオープンのハンデ戦として実施されており、参考までに以前の傾向もあげておいた。

 今年の指数上位馬は、ラビットラン、ハローユニコーン、サザナミ、エテルナミノル、オートクレール、リエノテソーロ、フロンテアクイーン、デンコウアンジュなど。

 トップハンデはアスカビレン、デンコウアンジュ、ラビットラン、リエノテソーロなどだが、トップハンデといっても55キロなら、問題はないはず。ただし、牝馬限定戦だけに、6歳以上の高齢馬は敬遠したいところ。

 底力のある指数上位馬なら、ローズS勝ちのラビットラン、NHKマイルC2着のリエノテソーロの3歳馬が有力馬に浮上しそうだ。

 近走の安定したレース内容からはラビットランが上位だろう。芝路線に切り替えたからはG2ローズSの勝利を含め、3戦2勝、4着1回。4着はG1秋華賞でのことで、芝の適性の高さは、3歳牝馬世代の上位にあるといえそう。

 展開からの注目はフロンテアクイーンだ。スローペース必至の流れで、ハンデも53キロと恵量で、自慢の鋭い差し脚が生かせる。距離の適性もあり、中段からの一気の差し脚に期待したい。



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第69回朝日杯フューチュリティステークス(G機忘綽清デ肋譟芝1,600m

大器の片鱗、次代を創造。

12月17日に阪神競馬場で行われる、第69回朝日杯フューチュリティS(2歳・牡牝・GI・芝1600m・1着賞金7000 万円)の枠順が15日確定しました。
新馬戦・サウジアラビアRCと無傷の2連勝を飾っているダノンプレミアム(牡2、栗東・中内田充正厩舎)は1枠1番からのスタートとなりました。
また、京王杯2歳Sを圧勝したタワーオブロンドン(牡2、美浦・藤沢和雄厩舎)は2枠3番、
サウジアラビアRCで2着のステルヴィオ(牡2、美浦・木村哲也厩舎)は5枠10番に入りました。

未勝利戦・もみじSと連勝中のダノンスマッシュ(牡2、栗東・安田隆行厩舎)は6枠12番、
新潟2歳S勝ちの実績があるフロンティア(牡2、栗東・中内田充正厩舎)は1枠2番、
小倉2歳Sを勝ったアサクサゲンキ(牡2、栗東・音無秀孝厩舎)は3枠6番となっております。
発走は15時40分。枠順は以下の通りです。

 ( )内は性齢、騎手・調教師

1-1 ダノンプレミアム(牡2、川田将雅・中内田充正)
1-2 フロンティア(牡2、岩田康誠・中内田充正)
2-3 タワーオブロンドン(牡2、C.ルメール・藤沢和雄)
2-4 ライトオンキュー(牡2、四位洋文・昆貢)
3-5 ケイアイノーテック(牡2、幸英明・平田修)
3-6 アサクサゲンキ(牡2、武豊・音無秀孝)
4-7 ヒシコスマー(牡2、松山弘平・清水久詞)
4-8 ファストアプローチ(牡2、V.シュミノー・藤沢和雄)
5-9 ムスコローソ(牡2、池添謙一・手塚貴久)
5-10 ステルヴィオ(牡2、C.デムーロ・木村哲也)
6-11 カシアス(牡2、浜中俊・清水久詞)
6-12 ダノンスマッシュ(牡2、福永祐一・安田隆行)
7-13 アイアンクロー(牡2、酒井学・斉藤崇史)
7-14 ダブルシャープ(牡2、和田竜二・渡辺薫彦)
8-15 ケイティクレバー(牡2、小林徹弥・目野哲也)
8-16 イシマツ(牡2、加藤祥太・森秀行)

※出馬表は主催者発表のものと照合してください。

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2017年12月14日

ラビットラン
牝3歳
調教師:角居勝彦(栗東)
父:Tapit
母:Amelia
母の父:Dixieland Band
ここに注目!
芝に矛先を向けた3走前の500万下(中京・芝1600m)を勝つと、続くローズSでは8番人気の低評価を覆して重賞初制覇を飾り、前走の秋華賞でも4着に健闘。夏を境に本格化を遂げた一頭で、このメンバーなら主役の座は譲れない。

フロンテアクイーン
牝4歳
調教師:国枝栄(美浦)
父:メイショウサムソン
母:ブルーボックスボウ
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
今夏のクラス再編成で1600万下クラスに降級しているが、重賞で2度の2着(昨年のクイーンC、今年の福島牝馬S)があるように、実績は十分。この中間も引き続き好調をキープしており、今回も上位争いが濃厚だ。

デンコウアンジュ
牝4歳
調教師:荒川義之(栗東)
父:メイショウサムソン
母:デンコウラッキー
母の父:マリエンバード
ここに注目!
一昨年のアルテミスSでは、メジャーエンブレム(2着、次走で阪神ジュベナイルフィリーズ優勝)を差し切って重賞初制覇。今春のヴィクトリアマイルでは2着に入り、ポテンシャルの高さをアピールした。今秋2戦の成績はひと息でも、侮れない存在だ。

ミスパンテール
牝3歳
調教師:昆貢(栗東)
父:ダイワメジャー
母:エールドクラージュ
母の父:シンボリクリスエス
ここに注目!
ダイワメジャー産駒はこれまでJRAの重賞で26勝(12月10日終了時点)を挙げているが、そのうちG5勝を含む24勝が芝1600m以下の距離。本馬も今春のチューリップ賞で2着に入り、マイル適性の高さを示している。

ワンブレスアウェイ
牝4歳
調教師:古賀慎明(美浦)
父:ステイゴールド
母:ストレイキャット
母の父:Storm Cat
ここに注目!
半姉タガノエリザベート(父スペシャルウィーク)、全姉キャットコイン、半妹ロックディスタウン(父オルフェーヴル)と、きょうだいに3頭の重賞ウイナーがいる良血馬。前走の府中牝馬Sは出遅れが響いて10着に敗れたが、2度目の重賞挑戦となる今回は前進が期待される。

リエノテソーロ
牝3歳
調教師:武井亮(美浦)
父:Speightstown
母:Akilina
母の父:Langfuhr
ここに注目!
2歳時の昨年はデビューから無傷の4連勝で全日本2歳優駿(Jpn機川崎・ダート1600m)を優勝。今春のNHKマイルCでは2着に入り、芝・ダートを問わないオールラウンダーだ。近走はやや不振だが、本来のパフォーマンスを発揮できればあっさり勝っても不思議はない。

エテルナミノル
牝4歳
調教師:本田優(栗東)
父:エンパイアメーカー
母:ダイワジェラート
母の父:フジキセキ
ここに注目!
前々走の1600万下・八坂S(京都・芝1800m)では、重馬場も向いたとはいえ牡馬相手に5馬身差の圧勝劇を演じて地力強化をアピール。前走のエリザベス女王杯は11着に敗れたが、全5勝を1600〜1800mで挙げており、芝1600mへの距離短縮であらためて注目したい。

サザナミ
牝5歳
調教師:堀宣行(美浦)
父:ディープインパクト
母:クーデンビーチ
母の父:Peintre Celebre
ここに注目!
今回は、3歳時の一昨年2月以来のマイル戦出走に加え、中1週のローテーションで馬体の維持も鍵になる。ただ、近2走は牡馬混合のオープン特別で4、3着の成績を収めており、牝馬限定重賞なら能力は引けを取らないだろう。末脚が生きる展開になれば、上位進出も可能だ。


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2017年12月13日

石橋脩騎手にクラシック制覇のチャンスが回ってきた

 来季に向けた世代最初のGIを制したのは、今年の新種牡馬オルフェーヴル産駒のラッキーライラックだった。

 年が変わって3歳になると、まだ新星が次つぎに出現する。また、敗戦を経験した馬が大きく変わりながら、勢力図はどんどん塗り替わるはずだが、2戦2勝の無敗馬が4頭いて、その4頭が上位4番人気までを占めた結果は、高い支持を受けた4頭が「1着(2番人気)、2着(3番人気)、3着(4番人気)、9着(1番人気)」だった。

 人気の中心ロックディスタウン(父オルフェーヴル)こそ崩れたが、評価された4頭のうちの3頭がその支持通りに、かつ、明確に標準以上の好記録「1分34秒3」で上位を独占したこの世代は、わかりやすい勢力図のベースが成立したと考えられる。

 けっして数字(人気という評価)にこだわるわけではないが、高い能力をもつ馬が結果を出しやすくなった現在の阪神コースになって以降、今回とほとんど同じように、「上位3着までを、上位4番人気以内の馬」が独占したケースが3回だけある。ウオッカの勝った2006年、ブエナビスタの勝った2008年、そしてソウルスターリングの勝った昨2016年である。

 正攻法の好位〜中位差しで、期待通りに抜け出し1分34秒3で快勝したラッキーライラック(父オルフェーヴル)は、(かなり)強気になっていい。流れが落ち着いたため前半800m「47秒7」は新コースになって12年、史上10番目の緩いペースだったが、1分34秒3の勝ちタイムは史上6位であり、ラッキーライラックの上がり「33秒7」は、勝ち馬12頭の中で史上トップである。素晴らしい能力がみえている。

 石橋脩騎手(33)は、アルテミスSの快勝で高い能力に自信があった。一番スムーズに7〜8番手追走で流れに乗ったあと、少しかかり気味にロックディスタウンが外から動いて行ったが、それを横目に微動だにせずやり過ごした。直線は大事に外に回って上がり33秒7-11秒5。スマートに映る美しい体型のラッキーライラックだが、ストライドは力強い。陣営のクラシック展望は一段と輝きを増したことだろう。2つ目のG1を手にした石橋脩騎手に、いよいよクラシック制覇のチャンスが回ってきた。

 今年、これまでの自己年間勝利数を大幅に塗り替えているのが、10日終了現在「63勝」にまで伸ばした石橋脩騎手と、もう92勝に達した関西の和田竜二騎手(40)であることは知られる。ムチの使用制限(規則変更)により、騎乗スタイルが変化し勝ちクラがどんどん増えているのである。騎乗流儀に関することに外野は余計なことはいえないが、新人当時から「馬に負担をかけることなく、巧みに流れに乗れる」ことを多くの調教師が絶賛していたのが石橋脩騎手。ラッキーライラックでもまだムチが多いように感じられたから、渾身の人馬の闘志を呼び起こす、ビッグレースの勝利目前はともかく、さらにムチの回数が減るなら、依頼は増え、もっと勝てるレースが増えると思える。なぜなら、ムチの使用回数が制限されたら、2人は一気に20勝も、30勝も伸びたのだから…。

 ラッキーライラックは、その父オルフェーヴルは3冠馬。輸入種牡馬アイルハヴアナザー(米2冠馬)などの父として知られる母の父フラワーアレイは、真夏のダービー=トラヴァーズS勝ち馬。母方はステラマドリッド一族であると同時に、ハーツクライを送って評価の高まった牝系である。これで3戦3勝(重賞2勝)。牝馬でレースセンスが良すぎるから、完成度が高いなどと評されるが、2400mくらい平気な、クラシックでこその成長力がこの馬の真価と思われる。

 リリーノーブル(父ルーラーシップ)は、中1週のちょっときついローテーションだったが、馬なりで絶好の動きを示して評価急上昇。2連勝時と同じようにスムーズに流れに乗り、楽な脚いろで抜け出した。ルーラーシップ産駒は2歳戦でも好走するが、スピードレースだとちょっと切れ味に乏しい死角があり、初年度産駒の菊花賞馬キセキが示したように、マイルよりは距離が延びた方がいいところがある。だが、リリーノーブルのファミリーは祖母バプティスタの産駒も、3代母ビーバップ産駒もスピード豊かなマイラー系に近いので、牝馬リリーノーブルの場合は1600mの上がりの速いレースも大丈夫なのだろう。今回の日程はきつかったが、これで来季が楽になった。

 3着マウレア(父ディープインパクト)は、2013年の桜花賞馬アユサンの全妹らしいセンスが光った。490キロ近かったアユサンに比べると、450キロ前後の馬体は小柄ということになるが、まだ筋肉がつききっていない幼い面があるだけで、今年の人気上位馬には480キロ前後の馬が多かったが、レースになるとまったく見劣る面はなかった。

 ラッキーライラックと同じ位置で進んだが、直線、ちょっと狭いスペースに入りかけてしまったかもしれない。こういう惜しい3着はことクラシック路線の場合、賞金加算に結びつかないので、かなり残念。日程の組み方が難しくなる。

 人気のロックディスタウンは、サッと折り合えば別に外枠は不利ではなく(海外育ちの騎手は外枠を大きな不利と考えることが多いが…)、もまれずに好きな位置を確保できる場合もある。しかし、3カ月ぶりで、遠征競馬。レース前から少しカリカリしていた。前半息を入れたいところで行きたがってしまった。また、1800m→1800mと出発して、1600mのビッグレースに挑戦の手法はプラスを生むケースもあれば、逆の場合もある。

 ロックディスタウンがスピード色の濃いタイプなら(最初にスタミナを確認できるから)いいが、逆に中距離型の色彩が濃いと、今回はマイルにしては珍しいスローだったのに、それでも札幌2歳Sより前半1000m通過地点で2秒0前後も速いペースを要求されたことになった。ロックディスタウンは、人馬ともにリズムが崩れたのかもしれない。巻き返してくること必至の大変な素質馬だが、次にどういう距離のレースに出走するのか難しい。桜花賞を目ざすなら、当然、1600m戦となるだろうが…。ラッキーライラックにも該当するが、オルフェーヴル産駒は、崩れたあとが難しいかもしれないのである。

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2017年12月12日

タワーオブロンドン
牡2歳
調教師:藤沢和雄(美浦)
父:Raven's Pass
母:スノーパイン
母の父:Dalakhani
ここに注目!
昨年、サトノアレスでこのレースを制した藤沢和雄厩舎が今年も有力馬を送り込む。父はイギリスのクイーンエリザベス鏡S(G1、芝1600m)優勝馬で、豊かなスピードを本馬に伝えている。いとこに皐月賞馬ディーマジェスティがいる母系も底力抜群で、G祇覇の期待が高まる。

ダノンプレミアム
牡2歳
調教師:中内田充正(栗東)
父:ディープインパクト
母:インディアナギャル
母の父:Intikhab
ここに注目!
本レースは、2014年に阪神・芝1600mに舞台が替わって以降の3年でディープインパクト産駒が2勝。直線の長い芝の外回りコースは、同産駒特有の瞬発力が生きる印象だ。今回は約2か月半間隔が空いたが、前走のサウジアラビアロイヤルCも約3か月半ぶりで快勝しており、問題はないだろう。

フロンティア
牡2歳
調教師:中内田充正(栗東)
父:ダイワメジャー
母:グレースランド
母の父:トニービン
ここに注目!
管理する中内田充正厩舎は今年の2歳戦で10勝を挙げ、本馬(新潟2歳S)、前述のダノンプレミアム(サウジアラビアロイヤルC)、ベルーガ(ファンタジーS)が重賞制覇を挙げている(12月3日終了時点)。ここで厩舎初のG祇覇を成し遂げられるか、注目だ。

アサクサゲンキ
牡2歳
調教師:音無秀孝(栗東)
父:Stormy Atlantic
母:Amelia
母の父:Dixieland Band
ここに注目!
今回の鍵は、これまでで最長となる芝1600mの距離。スピードを生かしたレースぶりから、距離延長に不安は残る。ただ、母系から皐月賞馬ノーリーズンや阪神3歳牝馬S(現・阪神ジュベナイルフィリーズ)を勝ったヤマニンパラダイスなどが誕生しており、血統的にはマイルをこなせる下地がありそうだ。

ステルヴィオ
牡2歳
調教師:木村哲也(美浦)
父:ロードカナロア
母:ラルケット
母の父:ファルブラヴ
ここに注目!
父の初年度産駒はすでにJRAで31勝を挙げ、2歳サイヤーランキングでもディープインパクト(47勝)に次ぐ2位と大活躍している(12月3日終了時点)。とはいえ、重賞勝ち馬はまだ出ていないだけに、今回、本馬が初タイトルを送る大きなチャンスになるだろう。

ダブルシャープ
牡2歳
調教師:渡辺薫彦(栗東)
父:ベーカバド
母:メジロルーシュバー
母の父:アグネスタキオン
ここに注目!
地方・北海道所属時に挑んだ3走前のオープン特別・クローバー賞(札幌・芝1500m)では、タワーオブロンドン(2着)を撃破して快勝。JRA所属馬との対戦や初めての芝コースなど厳しい条件があった中で白星を挙げ、地力の高さを証明した。今回が、JRAへ転厩後の初戦となる。

カシアス
牡2歳
調教師:清水久詞(栗東)
父:キンシャサノキセキ
母:ラブディラン
母の父:Dylan Thomas
ここに注目!
前々走の函館2歳Sを制し、同世代初の重賞勝ち馬となった。先行策から速い上がりを使えるので、レースぶりに安定感がある。父はスピード色が濃いが、母の父は凱旋門賞を勝つなどヨーロッパの芝・中長距離路線で活躍した馬。本馬も芝1600mの距離をこなして不思議はない。

ファストアプローチ
牡2歳
調教師:藤沢和雄(美浦)
父:Dawn Approach
母:ジョリージョコンド
母の父:Marju
ここに注目!
これまでJRAで出走した父の産駒は本馬だけ。ただ、祖父New Approachの産駒は今年の青葉賞2着馬ベストアプローチなどが走っており、日本の馬場への適性がある血統と言えそうだ。叔父に今年の宝塚記念勝ち馬サトノクラウンがいる母系も優秀で、本馬も今後の活躍が期待される。


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2017年12月11日

12月10日の中山11Rで行われた第10回カペラステークス(3歳以上オープン、GIII、ダート1200メートル、別定、16頭立て、1着賞金=3600万円)は、津村明秀騎手騎乗の4番人気ディオスコリダー(牡3歳、栗東・高橋義忠厩舎)が中団追走から直線力強く伸び、さらに外から迫る古豪スノードラゴンの追撃を振り切って重賞初制覇。タイムは1分11秒0(良)。

 2着のスノードラゴン(8番人気)との着差は半馬身差、さらに1馬身1/4差遅れた3着に中団から脚を伸ばした公営浦和所属のブルドッグボス(2番人気)。

 ディオスコリダーは、父カネヒキリ、母エリモトゥデイ、母の父ワイルドラッシュという血統。北海道新ひだか町・前谷武志氏の生産馬で、馬主は野嶋祥二氏。通算成績は11戦5勝(うち海外2戦0勝)。重賞初制覇。カペラSは高橋義忠調教師、津村明秀騎手ともに初優勝。

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12月10日の阪神11Rで行われた第69回阪神ジュベナイルフィリーズ(2歳オープン、牝馬、GI、芝・外1600メートル、馬齢、18頭立て、1着賞金=6500万円)は、石橋脩騎手騎乗の2番人気ラッキーライラック(栗東・松永幹夫厩舎)が差し切って、デビューから無傷の3連勝で2歳女王に輝いた。オルフェーヴル産駒として初のGI制覇。タイムは1分34秒3(良)。2着はリリーノーブル(3番人気)、3着はマウレア(4番人気)で、もう1頭のオルフェーヴル産駒ロックディスタウン(1番人気)は9着に終わった。

 レースはラスエモーショネスが引っ張り、コーディエライト、ラテュロス、ロックディスタウンなどが続く展開。リリーノーブルは6〜7番手につけ、ラッキーライラックは8〜9番手を追走した。4コーナーで外の3番手につけたロックディスタウンは直線に向くと先頭に立つ勢いだったが、失速。代わって、リリーノーブルが抜け出したが、その外からラッキーライラックが末脚を伸ばし、3/4馬身差で差し切った。道中はラッキーライラックとほぼ同じ位置取りだったマウレアが、さらに1/2馬身差の3着。1勝馬ながら5番人気だったソシアルクラブは8着だった。

 ラッキーライラックは、父オルフェーヴル、母ライラックスアンドレース、母の父フラワーアリーという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)サンデーレーシング。通算成績は3戦3勝。重賞は2017年アルテミスS・GIIIに次いで2勝目。阪神JFは松永幹夫調教師、石橋脩騎手ともに初勝利。

 ◆石橋脩騎手「(直線で)いいところにはまりました。身体能力が高く、奥もありますから、このまま無事に(来春のクラシックへ)いってほしいですね。」

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2017年12月10日

10日、香港のシャティン競馬場で行われた香港C(GI・芝2000m)はZ.パートン騎手騎乗のタイムワープ(セン4、香港・A.クルーズ厩舎)が逃げ切り優勝。T.ベリー騎手騎乗のワーザー(セン6、香港・J.ムーア厩舎)が2着に続いた。勝ちタイムは2:01.63(良)。勝ったタイムワープはこれがGI初制覇。

 日本馬は、J.モレイラ騎手騎乗のネオリアリズム(牡6、美浦・堀宣行厩舎)が折り合いを欠きながらも好位からよく粘り3着で日本勢最先着。H.ボウマン騎手騎乗のステファノス(牡6、栗東・藤原英昭厩舎)は後方から進め、直線では馬群を捌き脚を伸ばして4着。武豊騎手騎乗のスマートレイアー(牝7、栗東・大久保龍志厩舎)は好位からレースを進め5着。

selvas2 at 17:57コメント(0) 
10日、香港のシャティン競馬場で行われた香港マイル(GI・芝1600m)はK.リョン騎手騎乗のビューティージェネレーション(セン5、香港・J.ムーア)が逃げ切り完勝。前走・ジョッキークラブマイル(GII・芝1600m)3着からの臨戦で、その際には敗れたライバルたちを下し、GIはこれが初制覇。

 S.クリッパートン騎手騎乗のウエスタンエクスプレス(セン5、香港・J.サイズ厩舎)が2着、T.ベリー騎手騎乗のヘレンパラゴン(牡5、香港・J.ムーア厩舎)が3着。勝ちタイムは1:33.72(良)

 日本から参戦、H.ボウマン騎手騎乗のサトノアラジン(牡6、栗東・池江泰寿厩舎)は最後方からレースを進め、第3コーナー付近から進出し直線入り口では好位に取り付いたが、そこから伸びず11着。

selvas2 at 17:18コメント(0) 
10日、香港のシャティン競馬場で行われた香港スプリント(GI・芝1200m)はN.ローウィラー騎手騎乗のミスタースタニング(セン5、香港・J.サイズ厩舎)が好位からレースを進め、直線抜け出すと後続の追撃を抑え優勝。3連勝でGI初制覇を達成した。勝ちタイムは1:08.40(良)。

 O.ドゥルーズ騎手騎乗のディービーピン(セン5、香港・J.サイズ厩舎)が2着でサイズ厩舎のワンツー。G.モッセ騎手騎乗のブリザード(セン6、香港・P.イウ厩舎)が3着。

 日本から参戦のレッツゴードンキ(牝5、栗東・梅田智之厩舎)は出遅れ、後方からレースを進め6着、ワンスインナムーン(牝4、美浦・斎藤誠厩舎)はスタート後にハナを狙う勢いで積極的に運んだが12着。

selvas2 at 17:08コメント(0) 
10日、香港のシャティン競馬場で行われた香港ヴァーズ(GI・芝2400m)はR.ムーア騎手騎乗のハイランドリール(牡5、愛・A.オブライエン厩舎)が2番手からレースを進め、直線抜け出すと後続の追撃を抑え優勝。一昨年に続き同レースの2勝目を挙げた。今回がラストランとなることが決まっており、GI・7勝目で有終の美を飾った。勝ちタイムは2:26.23(良)。

 M.ギュイヨン騎手騎乗のタリスマニック(牡4、仏・A.ファーブル厩舎)が2着。日本から参戦、J.モレイラ騎手騎乗のトーセンバジル(牡5、栗東・藤原英昭厩舎)は直線ではよく脚を伸ばし、3着と健闘した。

 もう1頭日本から参戦、M.デムーロ騎手騎乗のキセキ(牡3、栗東・角居勝彦厩舎)は最後方追走から捲ったものの、直線では伸びず9着。

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オルフェーヴル産駒のGI挑戦にはファンも生産界も大注目

「新馬→重賞」の2連勝馬が2頭いて、それがともに今年の新種牡馬オルフェーヴル(その父ステイゴールド)産駒。2頭ともにこの父系にしては大型牝馬で、480〜490キロ台のスケールあふれる馬体に恵まれている。この1600mがギリギリとか、ベストというわけではなく、おそらくもっと距離は延びても大丈夫。

 ここで勝ち負けできるなら、間違いなくクラシック候補だろう。新種牡馬オルフェーヴル産駒のGI挑戦とあって、ファンも、生産界も、大注目である。

 その注目にはさまざまな角度がある。というのは、オルフェーヴルは現在、新種牡馬ランキング3位につけているが、現時点の成績に限れば、見る人によってまったくバラバラのとらえ方がある。

 全国で7日現在、産駒が多く、73頭がデビューしている。何頭が勝ち上がっているか?

 同じ新種牡馬で、目下新種牡馬ランキング1位のロードカナロアは、ほぼ同じような出走頭数で27頭が勝ち上がり、計32勝している。新種牡馬ランキング2位のヘニーヒューズも、楽に20頭を超える勝ち馬を送っている。

 しかし、3位のオルフェーヴルはわずか7頭だけ。勝ち上がり率は10パーセントにも満たない。ただし、たった7頭のうちの2頭が注目度の高い札幌2歳S(ロックディスタウン)と、同じく重要になりつつあるアルテミスS(ラッキーライラック)を勝っているのである。だから目下ランキング3位。

 オルフェーヴルは、ステイゴールド産駒らしく自身と同じような「大物」を送る種牡馬になるのではないか、と思われていた。期待どおりのスタートである。

 だが、阪神ジュベナイルFに人気の2連勝馬を2頭も送るとは…、でもある。ロードカナロアなら不思議はないが、同馬の産駒はまだ地域重賞も勝っていない。

 こんなに勝ち上がり率が低くて大丈夫なのか? というと、3冠馬オルフェーヴルは、3歳の2月までわずか1勝馬だった。その父ステイゴールドは、未勝利を脱出したのは、3歳の5月、6戦目のことである。2歳の早い時期にポンポン勝つような父系ではなく、3歳になると勝ち上がり率も上がるだろうと考えることはできる。

 ただし、大物を送る種牡馬は往々にして、走る馬と走らない馬の落差が大きいことは否定できない。ファンは大物を送る可能性を秘める種牡馬が好きでも、勝ち上がり率には程度というものがあり、生産界にとっては、牧場の規模も関係して、オルフェーヴルに対する評価はかなり分かれる危険は否定できない。

 記録の裏付けはないが、オルフェーヴル産駒は人気になっても、その人気に応えていないという声もある。

 ここまで1600mを2戦2勝。東京のマイル戦を1分34秒9(上がり34秒7)の標準以上の好タイムで、非常に力強いフットワークで勝ったラッキーライラックから買いたい。バランスのとれた馬体に育ちそうであり、流れに合わせて動ける自在型に成長してくれることを期待したい。穴馬は、追ってからの動きが光ったモルトアレグロ。

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2017年12月09日

12月9日の中京11Rで行われた第53回中日新聞杯(3歳以上オープン、GIII、芝2000メートル、ハンデ、18頭立て、1着賞金=4100万円)は、クリスチャン・デムーロ騎手騎乗の2番人気メートルダール(牡4歳、美浦・戸田博文厩舎)が中団追走から直線は馬場の真ん中を伸びて重賞初制覇。タイムは1分59秒3(良)。

 1馬身半差の2着には好位追走から内めを伸びたミッキーロケット(1番人気)、さらに半馬身差遅れた3着に逃げ粘ったロードヴァンドール(5番人気)。

 中日新聞杯を勝ったメートルダールは、父ゼンノロブロイ、母イグジビットワン、母の父シルヴァーホークという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)キャロットファーム。通算成績は15戦6勝。重賞初制覇。中日新聞杯は、戸田博文調教師、クリスチャン・デムーロ騎手ともに初優勝。

selvas2 at 16:28コメント(0) 
タフな点は同じように思える

 日曜日の阪神ジュベナイルFでは、新種牡馬オルフェーヴル(父ステイゴールド)産駒の重賞勝ち馬2頭が大きな注目を集める。また、2週後の有馬記念では、引退レースとなるキタサンブラックが話題の中心になる。

 キタサンブラックの1歳上の兄になるショウナンバッハ(父ステイゴールド)に期待したい。前回の福島記念でも期待したが、4コーナーでもうひとつスムーズに馬群をさばけず、0秒2差の5着。2走前のGIIオールカマーでも、上がり33秒5で猛追しながらやっぱり0秒2差の5着にとどまっているが、引き続きデキは絶好に近い。

 JRAに戻った後の芝での4勝中の3勝が左回りなので、流れひとつで追い込み競馬になる中京コースに変わるのはプラスだろう。オールカマーでは、ルージュバック、ステファノス、アルバートなどを相手に別定56キロで大接戦だから、今回のハンデ54キロは他馬との比較上、少しも不利ではない。むしろ有利なハンデでもある。

 オープンに上がって以降【0-0-1-17】。だから54キロだが、AJCCの0秒2差3着もあれば、昨年のオールカマーも休み明けで0秒4差だけ。あとちょっとで足りる。

 あとちょっとは、6歳になってとうとう本物になり、7歳末の香港ヴァーズで世界のG1勝ち馬となった父ステイゴールドの弱みとそっくりであり、6歳12月のショウナンバッハは、前2戦の連続0秒2差が示すように衰えているわけではない。それはステイゴールドよりランクはだいぶ下だが、6歳末にGIIIのハンデ戦を勝つくらいの能力はある。

 タフなキタサンブラックの兄で、ことのほかタフだったステイゴールド産駒。キタサンブラックとは、父方の祖父が同じサンデーサイレンスなので、4分の3同血の兄弟となり、2頭の違いは、父の母方が異なる点だけ。しかし、キタサンブラックの父ブラックタイドは、その母ウインドインハーヘアの3代前の父はノーザンダンサー。

 ショウナンバッハの父ステイゴールドも、その母ゴールデンサッシュの3代前にノーザンダンサーが入っているので、厳密にいうとキタサンブラックとショウナンバッハは、「ノーザンダンサー、ドナテロ、ワイルドリスク…」などもあわせると、4分の3同血にはとどまらない、非常に良く似た血をもつ4分の3兄弟である。それで能力が似る理由になどならないが、タフな点だけは同じように思える。人気の圏外と思えるので、単複中心に手広くいきたい。

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2017年12月08日

 春のクラシックを目指す2歳牝馬のG1、阪神ジュベナイルFが今週のメインレース。
 キャリアの浅い2歳牝馬のレースとはいえ、指数上位馬たちが毎年連対しており、連軸の中心は指数上位馬から取るのがセオリーだろう。もちろん、スローペースで楽勝してきたランク外の馬たちや、上がり指数の高い馬たちに注意が必要だ。1番人気は過去10年で4勝、2着1回、3着1回。連対率は50%。

 今年は、マドモアゼル、ラッキーライラック、サヤカチャン、トーセンアンバー、コーディエライト、モルトアレグロ、ラテュロスなどが指数の上位馬たち。

 2歳の牝馬戦で、加えて直線の長い阪神の外回りのマイル戦なら、スローペースは必至だ。当然、長く使える上がりの脚が問われることになるだろう。スローペースでの差し脚上位といえるのは、ロックディスタウン、トーセンアンバー、コーディエライト、ラッキーライラック、マウレア、トーセンブレスなどだ。
 なかでも、デビューから2戦2勝、前走は重賞を勝っているロックディスタウン、ラッキーライラックの2頭が最有力候補だろう。

 ロックディスタウンは、ルメール騎手の手綱で、新潟の新馬戦、札幌2歳Sを連勝。ともに1800メートル戦で、長くいい脚を使っており、スタミナも十分ありそう。
 片や、ラッキーライラックは、新潟の新馬戦、東京のアルテミスSを快勝。マイル戦で2勝をあげている。直線、反応良く抜け出す鋭いスピードが持ち味のようだ。

 2頭ともに、新種牡馬オルフェーヴルの産駒。成績だけでなく、指数上も甲乙つけがたい素質馬だが、今のところ、マイルのスピードにキレがあるラッキーライラックを中心に取ろうかと思っている。

 他では2戦2勝のマウレア、リリーノーブルに加え、マイルの瞬発力が鋭いコーディエライトなどにもチャンスがあるだろう。

 中山のダート重賞カペラSは、08年に創設されて以来、1番人気は一度も勝てず、2着が1回、3着も1回あるだけ。指数上は平均指数上位馬が健闘している。
 今年は、ブルドッグボス、ディオスコリダー、ブルミラコロ、ニットウスバル、ノボバカラ、モンドクラッセなどが指数の上位馬たち。

 安定した重賞成績ではブルドッグボスが目につく。浦和に転厩後、今年の夏は公営の重賞戦で1着、3着、2着。前走は後方から差し脚を伸ばして大井のJBCスプリントで3着に好走している。中央所属時には90を超す指数でオープン特別を勝っており、納得の活躍振りだろう。

 全体として、先行馬に粘るスタミナがある馬が見当たらず、ここは差し馬に向く流れになりそう。差し脚の鋭い3歳馬ディオスコリダー、スノードラゴン、ニットウスバル、キクノストームなどにも注目したい。

 中日新聞杯は芝2000メートルのハンデ戦。
 開催時期が落ち着かないが、今年は、昨年までの3月開催から12月開催に変わった。
 指数上位はケントオー、パドルウィール、ヴォージュ、クィーンチャーム、メートルダール、ミッキーロケット、レコンダイト、マウントロブソン、フルーキーなど。
 トップハンデは57.5キロのミッキーロケットとマウントロブソン。57キロでフルーキーが続く。

 恵ハンデで差し脚が生かせそうなのは、54キロのストーンウェアだろう。前走、1600万条件を勝ったばかりで、重賞も初挑戦だが、中京コースは3戦2勝、2着1回と相性が良いし、2000メートル戦は自己ベストの高指数を示している距離で、成績は(1201)。距離適性は高いだろう。

 他では差し脚のあるケントオー、クィーンチャーム、レコンダイト、ミッキーロケット、フルーキー、マウントロブソン、ヴォージュなど。中心馬不在で波乱もありそうだ。

selvas2 at 18:30コメント(0) 
12月10日に阪神競馬場で行われる、第69回阪神ジュベナイルフィリーズ(2歳・牝・GI・芝1600m・1着賞6500万円)の枠順が8日確定しました。

新馬戦・札幌2歳Sと無傷の2連勝を飾っているロックディスタウン(牝2、美浦・二ノ宮敬宇厩舎)は8枠18番からのスタートとなりました。
また、新馬戦・アルテミスSと連勝中のラッキーライラック(牝2、栗東・松永幹夫厩舎)は6枠11番、
抽選を突破したブエナビスタの仔ソシアルクラブ(牝2、栗東・池添学厩舎)は6枠12番に入りました。

新潟2歳S・ファンタジーSでともに2着のコーディエライト(牝2、栗東・佐々木晶三厩舎)は8枠17番、
新馬戦・赤松賞と連勝のマウレアは2枠4番、
新馬戦・白菊賞を快勝しているリリーノーブル(牝2、栗東・藤岡健一厩舎)は4枠7番となっております。
発走は15時40分。枠順は以下の通りです。

 ( )内は性齢、騎手・調教師

1-1 サヤカチャン(牝2、松岡正海・田所秀孝)
1-2 ラテュロス(牝2、北村友一・高野友和)
2-3 グリエルマ(牝2、小牧太・矢作芳人)
2-4 マウレア(牝2、戸崎圭太・手塚貴久)
3-5 ラスエモーショネス(牝2、幸英明・高橋義忠)
3-6 マドモアゼル(牝2、松田大作・斎藤誠)
4-7 リリーノーブル(牝2、川田将雅・藤岡健一)
4-8 トーセンブレス(牝2、柴田善臣・加藤征弘)
5-9 レグルドール(牝2、高倉稜・杉山晴紀)
5-10 ハイヒール(牝2、藤岡佑介・清水久詞)
6-11 ラッキーライラック(牝2、石橋脩・松永幹夫)
6-12 ソシアルクラブ(牝2、福永祐一・池添学)
7-13 トーセンアンバー(牝2、横山和生・菊沢隆徳)
7-14 ノーブルアース(牝2、鮫島良太・牧浦充徳)
7-15 ナディア(牝2、四位洋文・笹田和秀)
8-16 モルトアレグロ(牝2、吉田隼人・武井亮)
8-17 コーディエライト(牝2、和田竜二・佐々木晶三)
8-18 ロックディスタウン(牝2、C.ルメール・二ノ宮敬宇)

※出馬表は主催者発表のものと照合してください。

selvas2 at 12:47コメント(0) 

2017年12月07日

12月10日(日曜)

第69回阪神ジュベナイルフィリーズ(G機忘綽清デ肋譟芝1,600m

春まで待てない、若き女王の輝きが時代を切り拓く。

出走馬確定

グリエルマ   小牧 太
矢作 芳人(栗東)
父:ロードカナロア
母:アズマサンダース(サンデーサイレンス)

コーディエライト   和田 竜二
佐々木 晶三(栗東)
父:ダイワメジャー
母:ダークサファイア(OutofPlace)

サヤカチャン   松岡 正海
田所 秀孝(栗東)
父:リーチザクラウン
母:アップルトウショウ(アンバーシヤダイ)

ソシアルクラブ   福永 祐一
池添 学(栗東)
父:キングカメハメハ
母:ブエナビスタ(スペシャルウィーク)

トーセンアンバー   横山 和生
菊沢 隆徳(美浦)
父:ディープインパクト
母:ワルツオブキャット(Songandaprayer)

トーセンブレス   柴田 善臣
加藤 征弘(美浦)
父:ディープインパクト
母:ブルーミンバー(ファルブラヴ)

ナディア   四位 洋文
笹田 和秀(栗東)
父:ノヴェリスト
母:カスクドール(ダンスインザダーク)

ノーブルアース   鮫島 良太
牧浦 充徳(栗東)
父:ハーツクライ
母:ピサノルビー(ブライアンズタイム)

ハイヒール   藤岡 佑介
清水 久詞(栗東)
父:トーセンホマレボシ
母:ドリームスケイプ(エルコンドルパサー)

マウレア   戸崎 圭太
手塚 貴久(美浦)
父:ディープインパクト
母:バイザキャット(StormCat)

マドモアゼル   松田 大作
斎藤 誠(美浦)
父:ブラックタイド
母:ポールポジション2(Pivotal)

マル外モルトアレグロ   吉田 隼人
武井 亮(美浦)
父:Speightstown
母:MoChuisle(FreeHouse)

マル外ラスエモーショネス   幸 英明
高橋 義忠(栗東)
父:FastnetRock
母:Dahlia’sKrissy(KrisS.)


ラッキーライラック   石橋 脩
松永 幹夫(栗東)
父:オルフェーヴル
母:ライラックスアンドレース(FlowerAlley)

ラテュロス   北村 友一
高野 友和(栗東)
父:ディープインパクト
母:スウィートハース(TouchGold)

リリーノーブル   川田 将雅
藤岡 健一(栗東)
父:ルーラーシップ
母:ピュアチャプレット(クロフネ)

レグルドール   高倉 稜
杉山 晴紀(栗東)
父:アドマイヤマックス
母:コスモパルムドール(Yonaguska)

ロックディスタウン   C.ルメール
二ノ宮 敬宇(美浦)
父:オルフェーヴル
母:ストレイキャット(StormCat)



selvas2 at 14:50コメント(0) 
ブルミラコロ
牡5歳
調教師:大久保龍志(栗東)
父:キンシャサノキセキ
母:キングスミール
母の父:Theatrical
ここに注目!
以前は逃げるか2番手追走の形で好走することが多かったが、最近は差す競馬をマスター。前走のオープン特別・室町S(京都・ダート1200m)も好位から鋭い末脚を発揮してのVだけに、価値は高い。安定感抜群のスプリンターが、重賞初制覇に挑む。

グレイスフルリープ
牡7歳
調教師:橋口慎介(栗東)
父:ゴールドアリュール
母:ラビットフット
母の父:Seeking the Gold
ここに注目!
前走のコリアスプリント(韓国G1、ソウル・ダート1200m)を2番手追走から抜け出して優勝。海外でタイトルを獲得して勢いに乗っている一頭だ。帰国初戦の今回は仕上がりがポイントになるが、調教の動きは軽快なので心配無用だろう。

スノードラゴン
牡9歳
調教師:高木登(美浦)
父:アドマイヤコジーン
母:マイネカプリース
母の父:タヤスツヨシ
ここに注目!
2014年のスプリンターズS(新潟・芝1200mで開催)の優勝馬。9歳馬だが、今年のスプリンターズSで勝ち馬から0秒1差の4着に善戦しており、その末脚は健在だ。また、中山・ダートで5勝というコース適性の高さにも注目が必要になる。

サイタスリーレッド
牡4歳
調教師:佐藤正雄(栗東)
父:ダノンシャンティ
母:ユメノラッキー
母の父:Salt Lake
ここに注目!
今年の3月に500万下(阪神・ダート1200m)を制すと、一気の4連勝でオープン特別・栗東S(京都・ダート1400m)も快勝した。前走のオープン特別・室町S(京都・ダート1200m)こそ13着と大敗を喫したが、この一戦だけで見限るのは早計だろう。

コーリンベリー
牝6歳
調教師:小野次郎(美浦)
父:サウスヴィグラス
母:コーリンラヴィアン
母の父:ミシックトライブ
ここに注目!
2015年のJBCスプリント(Jpn機大井・ダート1200m)優勝を筆頭に交流重賞を3勝しているスプリンター。3歳時の2014年にはダート1600mのユニコーンSで2着の実績を残しているが、ベストはダート1200mだろう。ここも目が離せない一頭だ。

ノボバカラ
牡5歳
調教師:天間昭一(美浦)
父:アドマイヤオーラ
母:ノボキッス
母の父:フレンチデピュティ
ここに注目!
昨年の本レース優勝馬で、今回は連覇を目指しての登場になる。ここ3戦で二桁着順が2回あるように安定感は欠けるタイプだが、前々走のマイルチャンピオンシップ南部杯(Jpn機∪慌・ダート1600m)ではコパノリッキーに次ぐ2着に好走。ここでは地力上位の存在だ。

ディオスコリダー
牡3歳
調教師:高橋義忠(栗東)
父:カネヒキリ
母:エリモトゥデイ
母の父:ワイルドラッシュ
ここに注目!
まだレースキャリアが10戦で、これからの成長が楽しみな3歳馬。前走の1600万下・西陣S(京都・ダート1200m)では、それまでの先行策とは異なり、差すレースで勝った点は高く評価できる。素質馬がいよいよ軌道に乗ってきた印象だ。

ブルドッグボス
牡5歳
調教師:小久保智(浦和)
父:ダイワメジャー
母:リファールカンヌ
母の父:デインヒル
ここに注目!
JRAから浦和に移籍した後、今年8月のクラスターC(Jpn掘∪慌・ダート1200m)を優勝。前走のJBCスプリント(Jpn機β膂罅Ε澄璽1200m)でも、直線で目を引く末脚を繰り出し3着に入った。JRA所属時に中山・ダート1200mで2勝を挙げており、舞台適性は十分だ。


selvas2 at 00:30コメント(0) 

2017年12月06日

マウントロブソン
牡4歳
調教師:堀宣行(美浦)
父:ディープインパクト
母:ミスパスカリ
母の父:Mr. Greeley
ここに注目!
昨年はクラシック三冠全てに出走し、皐月賞6着、日本ダービー7着、菊花賞7着という成績を残した。今年はここまでオープン特別で2勝を挙げ、あらためて能力の高さをアピールしている。昨年3月のスプリングS以来の重賞制覇を飾り、さらなる飛躍につなげたい。

ミッキーロケット
牡4歳
調教師:音無秀孝(栗東)
父:キングカメハメハ
母:マネーキャントバイミーラヴ
母の父:Pivotal
ここに注目!
今年初戦の日経新春杯で重賞ウイナーの仲間入りを果たし、その後は不良馬場だった前走の天皇賞・秋(12着)を除けばG気良饌罎任眤臺れせずに走っている。強敵にもまれて地力強化は明らかだ。今回、G靴離瓮鵐弌爾覆藜臾鮓補の一頭に挙げられる。

スズカデヴィアス
牡6歳
調教師:橋田満(栗東)
父:キングカメハメハ
母:スズカローラン
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
芝2000mに狙いを絞った今年は、1月のオープン特別・白富士S(東京・芝2000m)で約2年2か月ぶりの勝利を挙げると、G気梁膾綰奸11着)を除けば堅実な走りを見せている。ひと皮むけた印象で、念願の重賞制覇に向けて機は熟した。

メートルダール
牡4歳
調教師:戸田博文(美浦)
父:ゼンノロブロイ
母:イグジビットワン
母の父:Silver Hawk
ここに注目!
前走の関屋記念(12着)以来約4か月の休み明けになるが、帰厩後は本レースに照準を合わせて順調な乗り込みを消化している。これまでG掘丙鯒の京成杯と共同通信杯、今年の新潟大賞典)で3着3回の実績があり、重賞タイトルに手が届くだけの素質馬だ。

マキシマムドパリ
牝5歳
調教師:松元茂樹(栗東)
父:キングカメハメハ
母:マドモアゼルドパリ
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
5歳を迎えた今年は、牝馬限定戦とはいえ愛知杯とマーメイドSで重賞2勝をマーク。先週のチャレンジCを特別登録だけにとどめ、相手関係などを吟味して本レースに出走してくる以上は、上位争いが濃厚と言える。

ロードヴァンドール
牡4歳
調教師:昆貢(栗東)
父:ダイワメジャー
母:ジャズキャット
母の父:Storm Cat
ここに注目!
G気望些覆靴紳膾綰佞料鮎ダ錣嚢ゥ瓮鵐弌爾そろった今年3月の金鯱賞では、8枠15番の外枠から果敢に先手を奪うと、最後までしぶとく粘って勝ち馬から0秒2差の2着に好走した。今回も展開の鍵を握る一頭で、その動向から目が離せない。

バンドワゴン
牡6歳
調教師:石坂正(栗東)
父:ホワイトマズル
母:ピラミマ
母の父:Unbridled's Song
ここに注目!
デビューから2連勝を飾り、2014年のきさらぎ賞では2着に入ってクラシック候補に挙げられた素質馬だ。その後は脚部不安による約2年の長期休養があり出世は遅れたが、復調を果たしていれば重賞を勝っても不思議はない。

フェルメッツァ
牡6歳
調教師:松永幹夫(栗東)
父:ディープインパクト
母:スキッフル
母の父:トニービン
ここに注目!
3歳時の2014年アーリントンCで3着と、早い時期から素質の片りんを示していたが、その後も半兄フラガラッハ(父デュランダル、5、6歳時に中京記念連覇)と同様に息の長い活躍を続けている。休み明けの前走(福島記念6着)を使われて状態が上向いており、侮れない存在だ。


selvas2 at 01:30コメント(0) 
◆「いつもカタカナ表記の騎手ばっかり」と言われるが…

 1番人気馬の単勝オッズは直前になって「5倍」を少し切ったものの、それまで上位10頭近くが「5倍〜14倍」の間に集中して刻々と変わる大混戦。

 みんな慣れているとはいい難い中京ダート1800mだけに、レースの流れが予測しにくかった。外から被されるのを嫌うコパノリッキー(父ゴールドアリュール)が最内枠を引いて、行く可能性大となった。それで「流れが落ち着く」とみるか、テイエムジンソク(父クロフネ)などの執拗なマークで「かなり厳しいペースになる」と読むか、だった。

 ペースは速くならなかった。コパノリッキーが出遅れた14年は別に、15年も16年も前半1000m通過は60秒台なので、今年の「61秒6」は、サウンドトゥルーの追い込みが決まった昨16年の「60秒6」よりちょうど1秒0遅かった。

 流れの緩んだ真ん中の1ハロン「12秒7」を除いて、レースを前後半の半マイルずつにしてみると、「前半48秒9-後半48秒5」。かなり緩い流れのマイル戦の平均ペースになる。また、前半1000m通過「61秒6」のあと、まだペースの上がらなかった3コーナー近くの1ハロン「12秒3」をカットすると、「61秒6-上がり36秒2」=1分37秒8。

 あまり時計の速くないダートのスローのマイル戦で、上がりだけの勝負になった場合のラップバランスそのものである。

 スローのマイル戦と同じような流れになって、こなせる距離の幅は広いが、フェブラリーS2連覇など1600mのGI格を7勝もしているコパノリッキーは展開有利になった。テイエムジンソクにぴったりマークされたものの、1000m通過61秒6なら失速はない。

 寸前まで、テイエムジンソクを差し返そうとがんばった。しかし、近年になるほど若い馬向きになったチャンピオンズCの7歳以上馬は、これで18回合計【0-1-3-39】。

 引退レースは12月29日の大井「東京大賞典」になる予定だが、現在はマイルより2000mの方がチャンスは大きいように思える。

 最終的に単勝オッズ4.8倍の1番人気になったテイエムジンソクは大魚を逸した。コパノリッキーさえ交わせば勝てる理想の展開(ペース)になり、実際、コパノリッキーをゴール寸前「クビ」だけ差したのだが…。古川吉洋騎手、無念、残念。もっと早くコパノリッキーを交わしたかったが、相手はGI格10勝馬。テイエムジンソクはGI挑戦が初めてどころか、エース級相手のGII出走もない上がり馬。中身は立派だった。

 弾むようなフットワークで、血統背景もパワーよりスピード系に近い。父クロフネが芝の時計と間違えそうな1分33秒3で独走した東京の1600m向きと思える。まだ成長するにちがいなく、フェブラリーSで初GI制覇といきたい。再び、ゴールドドリーム(こちらもフェブラリーS目標)が最大の強敵になるだろう。

 上がりの速いマイル戦のような流れになって大きなプラスが生じたのが、勝ったゴールドドリーム(父ゴールドアリュール)だった。ここまでダート1600mは【3-1-0-1】。フェブラリーSを制し(上がり35秒6)、ユニコーンSを差し切り、2着の武蔵野S1分34秒0は上がり34秒9だった。出負けした南部杯では、究極の上がり34秒4を記録している。

 今回もスタートは良くなかった。出負け気味のスタートになったときのR.ムーアは、「腹をくくって方針変更」はめったにない。ゴールドドリームはかなり気合をつけて最初のコーナーまでに中団のインにおさまった。息を入れるのは、流れに乗ってからのこと。下級条件の500万下、1000万下だと、少し出負けした今回のゴールドドリームの比ではない。猛然と追い上げ、それなりの位置を確保したあとに息を入れる。出遅れたら、「仕方がない。思い切って追い込むことにした」という変更はめったにしないのである。強引に進出しながら、途中でしっかり息を入れ、勝負どころから猛然とスパートするのがムーア。出負けしたとき、日本の騎手は激しく気合をつけて挽回に出ることはない。それで止まったら、劣騎乗そのものだからである。でも、ムーアは途中で息を入れて安心させる自信があるから、すぐに猛然と位置を取りに出る。いつも感じるが、ここが騎乗姿勢の決定的な違いの一つであるように思える。

 ゴールドドリームは、中団から少し下がるように息を入れたあと、中京ダートの鉄則通り、コーナーでは外に行かなかった。直線、いつの間にかすり抜けて外に出している。

 もう、「いつもカタカナ表記の騎手ばっかり」と言われるが、カタカナ表記の騎手だって有力馬に騎乗してGIに出走できるとは限らない。昨年のフェブラリーSを快勝するなどゴールドドリームの主戦に近いM.デムーロ【1-1-0-1】にしても、行きたかったドバイではモレイラに、そして今回はムーアにチェンジされた。悲しいM.デムーロはこの日、阪神で【4-1-0-5】とがんばった。モレイラさま、ムーアさまは、どの騎手にとっても辛い騎手変更だが、ときにそういう不条理にも近い変更を受け入れなければならないのが、世界のGI競走と、大多数の騎手の宿命である。自力で、オーナーの評価を変えるしかない。ノーザンファーム生産馬は、ゴールドドリームのフェブラリーS、チャンピオンズCを筆頭に、生産牧場のJRAのGI勝利10勝の新記録を達成した。10勝のうち、カタカナ表記の騎手で7勝。日本育ちの騎手で3勝。だいたい推測通りと思える。

 ゴールドドリームは猛然と追い込んで勝ったが、人気上位の差し=追い込み馬「サウンドトゥルー、カフジテイク、ノンコノユメ」などは、上がりの勝負に出番がなかった。目立ったのはあきらめずに突っ込んできた6着ミツバ(父カネヒキリ)くらい。

 4着ケイティブレイブ(父アドマイヤマックス)、5着アウォーディー(父ジャングルポケット)はスパッと切れる脚がないので、実質マイルのような流れになっては、結果は人気通りでもあり、能力はほぼ出し切った結果だろう。大駆けを期待したロンドンタウン(父カネヒキリ)は、好位追走から少しかかっていたとはいえ、直線ギブアップ。まだ4歳。経験不足もあったから、来季はぜひ巻き返してほしい。

selvas2 at 00:30コメント(0) 

2017年12月05日

ロックディスタウン
牝2歳
調教師:二ノ宮敬宇(美浦)
父:オルフェーヴル
母:ストレイキャット
母の父:Storm Cat
ここに注目!
関西圏への長距離輸送を克服できるかどうかがポイントだが、前走の札幌2歳S(1着)時の馬体重(490kg)は、新潟でのデビュー戦と同じだった。環境の変化に動じないタイプと考えていいだろう。直線の長い外回りコースなら、芝1600mへの距離短縮にも対応できるはずだ。

ラッキーライラック
牝2歳
調教師:松永幹夫(栗東)
父:オルフェーヴル
母:ライラックスアンドレース
母の父:Flower Alley
ここに注目!
道中で多少の力みは見せるものの、走りに影響するほどイレ込んだり、折り合いを欠いたりするわけではない。父オルフェーヴルのような気性の激しさはなく、素直で競馬のしやすいタイプだ。G気良饌罎任睥呂鮟个契擇襪海箸できるだろう。

ベルーガ
牝2歳
調教師:中内田充正(栗東)
父:キンシャサノキセキ
母:アドマイヤライト
母の父:Kris S.
ここに注目!
約2か月の間隔を取って出走した前走のファンタジーSは、6kgの馬体重減(476kg)。余裕残しの仕上がりだったデビュー戦と違い、シャープな馬体になっていた。中4週の今回は、さらなる上積みが見込めそうだ。前走程度の馬体重で出走できるかどうかも鍵になる。

マウレア
牝2歳
調教師:手塚貴久(美浦)
父:ディープインパクト
母:バイザキャット
母の父:Storm Cat
ここに注目!
まだトモに力が入り切っておらず、いかにも2歳牝馬という線の細さを感じる馬体だが、その状態でも2戦2勝の結果を残している。能力は確かなものがありそうだ。それだけに、今回の課題は関西圏への長距離輸送。大幅な馬体減は避けたいところだろう。

コーディエライト
牝2歳
調教師:佐々木晶三(栗東)
父:ダイワメジャー
母:ダークサファイア
母の父:Out of Place
ここに注目!
前走のファンタジーS(2着)は、帰厩して間もない出走だったのにもかかわらず馬体が絞れており、G気料鮎ダ錣箸靴討禄淑な仕上がりに見えた。これまでは右回りよりも左回りの方が力強い走りをする印象。前走を1度使われて万全の状態で挑む今回、適性がはっきりするはずだ。

マドモアゼル
牝2歳
調教師:斎藤誠(美浦)
父:ブラックタイド
母:ポールポジション
母の父:Pivotal
ここに注目!
なかなか馬体がふっくらとしてこない点が課題だが、京都への長距離輸送があった前走の500万下・りんどう賞(芝1400m、1着)でも馬体重の減少はなかった。前走から中8週と十分な間隔を取っての出走となる今回、再度の長距離輸送をクリアできれば、力を出せるはずだ。

リリーノーブル
牝2歳
調教師:藤岡健一(栗東)
父:ルーラーシップ
母:ピュアチャプレット
母の父:クロフネ
ここに注目!
中3週で出走した前走に続き今回は中1週と日程はタイトに感じるが、それを心配する必要がないほどの好馬体の持ち主。むしろ、さらに動きが軽くなってくる可能性もある。パドックで歩様に硬さが出ていなければ、能力発揮に問題はないだろう。

モルトアレグロ
牝2歳
調教師:武井亮(美浦)
父:Speightstown
母:Mo Chuisle
母の父:Free House
ここに注目!
初めての関西圏への長距離輸送でイレ込んでいないかはもちろん、前走の500万下・くるみ賞(東京・芝1400m、1着)で不良馬場を走った疲れがないかもしっかりとチェックしたい。胴がそこまで長くなく、牝馬にしてはがっちりとした馬体の持ち主。距離への課題はあるかもしれない。


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2017年12月04日

12月3日の中京11Rで行われた第18回チャンピオンズカップ(3歳以上オープン、GI、ダート1800メートル、定量、15頭立て、1着賞金=9700万円)は、R.ムーア騎手騎乗で8番人気のゴールドドリーム(牡4歳、栗東・平田修厩舎)が、中団やや後ろから直線で外に持ち出し、逃げ粘るコパノリッキー(牡7歳、栗東・村山明厩舎)、2番手から抜け出しを図った1番人気テイエムジンソク(牡5歳、栗東・木原一良厩舎)を一気に交わして勝利。
同一年フェブラリーS&チャンピオンズC制覇を果たした。タイムは1分50秒1(良)。

 2着がテイエムジンソク、3着にはコパノリッキーが粘り込んだ。
なお、アポロケンタッキー(牡5歳、栗東・山内研二厩舎)は右前肢跛行のため出走を取り消している。

 好スタートから先手を取ったコパノリッキー、テイエムジンソクが馬群を引き連れて直線に入ると、
前2頭の叩き合いがラスト100メートルほどまで続く。
その中、外から一頭、強烈な伸び脚を披露したのがゴールドドリームだった。
鞍上ライアン・ムーアの叱咤に応えて先頭でゴールを駆け抜けた。

 勝ったゴールドドリームは、父ゴールドアリュール、母モンヴェール、母の父フレンチデピュティという血統。
北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は吉田勝己。
通算成績は13戦6勝(うちGI2勝、GIII1勝)。
チャンピオンズCは平田修調教師、R.ムーア騎手ともに初勝利。

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2017年12月03日

12月2日の阪神11Rで行われた第68回チャレンジカップ(3歳以上オープン、GIII、芝2000メートル、別定、12頭立て、1着賞金=4100万円)は、M.デムーロ騎手騎乗で1番人気に支持されたサトノクロニクル(牡3歳、栗東・池江泰寿厩舎)が、道中好位追走から直線で渋太く脚を伸ばして勝利。重賞初制覇を果たした。タイムは1分58秒6(良)。

 2着に5番人気のデニムアンドルビー(牝7歳、栗東・角居勝彦厩舎)が入線し、デムーロ兄弟のワンツー。3着には2番人気のブレスジャーニー(牡3歳、栗東・佐々木晶三厩舎)が入った。

 勝ったサトノクロニクルは、父ハーツクライ、母トゥーピー、母の父Intikhabという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(株)サトミホースカンパニー。通算成績は9戦3勝(うちGIII1勝)。チャレンジカップは池江泰寿調教師が3勝目(うち1勝は朝日チャレンジカップ)、騎乗したM.デムーロ騎手は2勝目。

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12月2日の中山11Rで行われた第51回ステイヤーズステークス(3歳以上オープン、GII、芝・内3600メートル、別定、10頭立て、1着賞金=6200万円)は、ライアン・ムーア騎手騎乗の1番人気アルバート(牡6歳、美浦・堀宣行厩舎)が7番手追走から直線半ばで前をとらえて3連覇を達成した。タイムは3分43秒0(良)。

 2馬身半差の2着には4、5番手追走から直線早めに先頭に立ったフェイムゲーム(2番人気)、さらに2馬身差遅れた3着に後方追走から外めを伸びたプレストウィック(3番人気)。R.ムーア騎手→H.ボウマン騎手→V.シュミノー騎手という短期免許の外国人騎手のワンツースリーで決着した。

 ステイヤーズSを勝ったアルバートは、父アドマイヤドン、母フォルクローレ、母の父ダンスインザダークという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は林正道氏。戦績は27戦9勝。重賞は2015&16年ステイヤーズS・GII、2017年GIIIダイヤモンドSに次いで4勝目。ステイヤーズSは堀宣行調教師、ライアン・ムーア騎手ともに2015&16年アルバートに次いで3勝目。

selvas2 at 00:30コメント(0) 
スピードあふれる3〜6歳馬に分がある

 中京の1800mに移って3年、一段と難しくなった印象があり、1番人気馬の敗戦は5年連続にまでのびた。

 中京のダートで好走実績のない馬が多い。今年も、中京ダートで勝った記録があるのは、短距離を含めても、わずか4頭だけ。各馬とも経験は少ない。

 また、ダート重賞となると、知らずのうちにタフで丈夫なベテランに目がいくことになるが、
このGIは、ジャパンCダート時代から通算17回、実は7歳以上の実績上位のベテランが勝ったことはない。
17年間、7歳以上馬は【0-1-2-37】であり、これも難解な結果をもたらす要因になる。
少し関係するが、フェブラリーSもGIになって以降、過去21回、7歳以上馬が勝った記録がない。
統一GIを数多く勝ったダートチャンピオンは、ホッコータルマエ、コパノリッキー、ヴァーミリアン、エスポワールシチー、など、確かにタフなベテランばかりだが、7歳になってからJRAのGIを勝った馬はいないのである。

 今年、人気上位の「コパノリッキー、アウォーディー、サウンドトゥルー」は7歳馬。
たかだか20回(年)かそこらの記録がそう大きな意味を持つわけではないが、さすがに少し気になる。
ダート重賞の体系が整い、ダート競馬の評価が高まり、最初から芝のレースなど見向きもせず、ダート路線を歩むトップホースが多くなった。

 まして、距離が1600mと1800mのJRAのダートGIでは、スピードあふれる3〜6歳馬のほうに分があるということか。

 3歳でジャパンCダートを勝ち、4歳時にフェブラリーSを制し、屈腱炎を克服した6歳時に再びジャパンCダートを勝った不屈のカネヒキリ(14歳で死亡)が残したロンドンタウンに注目したい。

 サンデーサイレンス(USA産)直系の父カネヒキリは、その母方もまた典型的な北米血統。さらに母フェアリーバニヤンも、父母両系ともに北米血統であり、血統図にはアメリカを代表するダート競馬の主役がオールスターキャストで並んでいるのが、ロンドンタウン。

 ダートGIなのでほかの馬も似たような血統表だが、ロンドンタウンにはインリアリティの強いクロスがあるのと、きわめて著名なファミリー出身であることが最大の特徴。5代母は大種牡馬ミスタープロスペクターの全妹である。種牡馬族として著名なこのファミリーのもう1頭の代表馬には、いまAPインディ系(タピットなど)の大活躍でよみがえるように種牡馬界の本流になった岐点の種牡馬シアトルスルー(ボールドルーラー系の無敗の3冠馬)の名前もある。

 4歳のこの夏に変身したテイエムジンソク(その父クロフネも3歳のジャパンCダート勝ち馬)を差した日本レコード1分40秒9は、超高速馬場だったから必ずしも高い評価にならないが、遠征した韓国で、慣れないコース、慣れない環境に置かれながら、前年のコリアCをぶっちぎって勝ったクリソライトを大きく離し、クリソライトの時計を1秒6も上回るレコード。これは数字以上に価値がある。

 ベテランではない4歳ロンドンタウン(父カネヒキリ)の快走に期待したい。

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2017年12月02日

ムーア騎手とボウマン騎手の対決という視点での興味は大きい

 3600mの最長距離重賞は、ステイヤーが少数派になった近年、明らかにレベルダウンし、同じ馬が台頭しているのは仕方がない。今年も出走するアルバート(父アドマイヤドン)は、この重賞2連勝中であり、今春は3400mのダイヤモンドSも制し、3400m以上【3-0-0-0】。

 その前の長距離のスペシャリスト=デスペラードも2連勝を含み、このステイヤーズSを【2-0-1-0】だった。その前は競馬史に残るタフネスマン=トウカイトリック(父エルコンドルパサー)の時代であり、12歳まで現役でがんばったトウカイトリックはこの重賞に4歳時から7回も出走し【1-1-2-3】。勝ったのは10歳時だった。トウカイトリックは、3400mのダイヤモンドSも【1-0-1-2】である。引退レースとなった3000mの万葉Sにも7回挑戦し【2-1-0-4】だった。

 最近の勝ちタイムは3分45秒〜50秒くらいだが、レコードは1994年のエアダブリン(父トニービン)の「3分41秒6」。当時の菊花賞レコード3分04秒6は、現在は14年トーホウジャッカルの3分01秒0なので、コースや芝状態が関係すると同時に、ステイヤーズS出走馬に大物がいないから、時計が著しく遅くなっているともいえる(エアダブリンは菊花賞3着、日本ダービー2着である)。

 エアダブリンはトニービン産駒。前出のデスペラードは、母の父がトニービン。09年の勝ち馬フォゲッタブルの母の父もトニービン。そしてアルバートの場合は、父アドマイヤドンの母の父がトニービン。決して典型的なステイヤーではないが、「種牡馬トニービン」が隠れたキーワードか。今年、アルバートのほか、人気を分けるフェイムゲームと、伏兵プロレタリアトの父ハーツクライに、母の父トニービンが登場する。

 アルバートは2年連続して上がり「35秒0」。スローからの爆発力で勝ってきた。対するフェイムゲームはステイヤーズSこそ初挑戦だが、3400mのダイヤモンドSを【2-1-0-1】であり、長丁場で上がり35秒前後も再三ある。ただ、今年2月のダイヤモンドSで対戦した2頭は、58キロのアルバートが上がり33秒4で伸び、同じ58キロで上がり34秒1だったフェイムゲーム(6着)を完封しているから、アルバート有利は間違いないが、R.ムーア騎手と、いまをときめくH.ボウマン騎手の対決という視点での興味は大きい。

 シホウ、シルクドリーマーあたりに、2強のどちらかが崩れるなら…の可能性があるが、この頭数でもあり、カケ率には合わないと思える。

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2017年12月01日

 ジャパンCダートからチャンピオンズCに名称をかえ、中京競馬場の開催になってから今年で4年目。ダート中距離のG1戦だけに、前走指数や平均指数の上位馬たちが強いという傾向に大きな変化はない。

 今年はアウォーディー、ゴールドドリーム、アポロケンタッキー、テイエムジンソク、ロンドンタウン、サウンドトゥルー、カフジテイク、ノンコノユメなどが指数の上位馬だ。

 昨年の1着馬、サウンドトゥルーが変わらず好調のようで、前走、大井のJBCクラシック(ダート2000メートル)も快勝した。前走、大井のJBCクラシック組は過去10年で4勝をあげて中心勢力を構成しており、最有力な連軸候補だろう。

 中京のダートは(2010)。チャンピオンズCは1勝、3着1回。ダート1800は11戦して(4250)と、すべて3着内に好走しており、コース適性、距離適性に不安はない。課題があるとしたら、差し脚に懸ける馬だけに、後方一気の流れになるかどうかだろう。ただ、全体にペースは上がりそう。中京は直線の坂を上がってからの差し脚勝負になりがちで、差し馬や追い込み馬に向くコースだろう。

 他に、今年のJBCクラシック2着のケイティブレイブ、3着のミツバ、4着アウォーディーなども有力馬の一角を占める。なかでも昨年のチャンピオンズC2着のアウォーディーの先行力が生きる落ち着いた流れになれば、逆転もあるだろう。

 他路線組では前走、みやこSを勝ったテイエムジンソク、武蔵野S組の差し馬カフジテイク、ノンコノユメに、エルムSを勝ったロンドンタウンなどにもチャンスがあるだろう。

 中山のマラソンレース・芝3600メートルのステイヤーズSは、指数上位馬が勝ち続けており、前走指数や平均指数の上位馬たちが有力だ。
 今年の指数上位馬は、アルバート、フェイムゲーム、プレストウィック、プロレタリアト、シホウ、シルクドリーマーなど。

 過去10年で7勝をあげ、軸馬の中心勢力になっているのが、前走、アルゼンチン共和国杯組で、今年は4着のアルバートが最先着馬だ。アルバートは一昨年、昨年とステイヤーズSを連勝しており、3000メートル以上の距離では(3002)の成績。3200メートルの天皇賞春は昨年が6着、今年は5着に終わったが、上位陣のレベルを考えれば、上々の成績だろう。G2、G3戦は3戦3勝で、3400以上の距離も3戦3勝。指数も最上位で中心は不動だ。

 アルバートの相手の筆頭は、3400メートル以上の戦離で(2101)。長距離得意なフェイムゲームが有力だろう。

 昨年までハンデ戦で行われていたチャレンジCは、今年から別定戦になった。
 指数上位は、デニムアンドルビー、レッドソロモン、メドウラーク、マイネルミラノ、モンドインテロ、マサハヤドリーム、ジョルジュサンクなど。

 内回りコースで、ペースは平均的な流れになりそう。前々でレースができて、差し脚も使えるジョルジュサンクに注目したい。古馬の重賞初挑戦だった前走は除外になってしまったが、2走前の決め手が発揮できるなら、ここでも好勝負になるはず。

 他では、重賞戦線で奮闘してきたモンドインテロからの手もあるかもしれない。あるいは、スローペースの差し脚比べになるとすると、長くいい脚を使える3歳馬プレスジャーニーが浮上してきそうだ。

selvas2 at 18:30コメント(0) 
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