2018年03月

2018年03月31日

3月31日の中山11Rで行われた第50回ダービー卿チャレンジトロフィー(4歳以上オープン、GIII、芝・外1600メートル、ハンデ、16頭立て、1着賞金=3900万円)は、
藤岡康太騎手騎乗の4番人気ヒーズインラブ(牡5歳、栗東・藤岡健一厩舎)が中団追走から直線半ばで抜け出して重賞初制覇。
タイムは1分32秒2(良)。

半馬身差の2着には好位追走から内めを伸びたキャンベルジュニア(6番人気)、
さらに3/4馬身差遅れた3着に外めを追い込んだストーミーシー(9番人気)。
1番人気のグレーターロンドンは道中は後方を追走、直線内ラチ沿いに伸びたが5着に敗れた。

ダービー卿チャレンジトロフィーを勝ったヒーズインラブは、
父ハービンジャー、母シーズインクルーデッド、母の父インクルードという血統。
北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、
馬主は(有)シルクレーシング。
通算成績は17戦6勝。
重賞は初挑戦で初制覇。
ダービー卿CTは、藤岡健一調教師、藤岡康太騎手ともに初優勝。

 ◆藤岡康太騎手(1着 ヒーズインラブ)「馬がよく頑張ってくれましたね。あまり後ろすぎないように、それだけ気をつけて乗りました。4コーナーの手応えもすごく良くて、直線は少しスペースが狭かったんですけど、よく伸びてくれました。久しぶりに乗りましたが、力をつけてくれてるなと感じました。この馬の良さは一瞬の脚。これからもっともっと良くなってくると思います」

selvas2 at 16:33コメント(0) 
マイルのオープン6戦、すべて人気以上の着順

 能力大接近の組み合わせのため、「56.5キロ」「55.5キロ」と、0.5キロの端数がつく馬が4頭も含まれるハンデ戦。こんなに0.5キロ単位の馬が含まれるレースはちょっと記憶にない。大接戦必至だろう。最近10年、半分の5回が「馬単」は100倍以上。「3連単」は、5万円以上〜100万円台が計7回もある。

 5歳ストーミーシー(父アドマイヤムーン)を狙いたい。母リーベストラウム(その父ゼンノエルシド)は、1600mで3勝のマイラー。祖母マウントモガミは、AJCCなど9勝(重賞3勝)したカネツクロス(父タマモクロス)の半妹。12勝もした快速ヤマトダケ(父パーソロン)が代表する一族に、現代のアドマイヤムーン。いかにもタフで、渋いスピードタイプなのは血統背景からくるイメージどおりである。

 3歳春のニュージーランドT「0秒0差」を筆頭に、NHKマイルCが「0秒5差」。古馬になっての東京新聞杯が「0秒4差」。東風Sが「0秒3差」。そして今年に入って京都金杯が「0秒2差」。2度目の東京新聞杯が「0秒5差」。

 オープンの1600mに6回挑戦し、勝ち星こそないもののすべて差のない好走、善戦をつづけている。勝ちみに遅いのは確かでも、その6戦の人気は「14、10、10、6、8、12」番人気なので、マイルのオープン6戦は、すべて「人気を上回る着順」である。

 今回は、0秒2差に突っ込んだ今春の京都金杯と同じ「54キロ」のハンデなので、流れひとつで馬券圏内突入が望める。引いた枠順は15番だからまた今度も人気はないが、マルターズアポジー以下の逃げ=先行馬が行ってくれる可能性がある。

 マルターズアポジーは、3走前の京成杯AHを今回と同じ58キロで前半1000mを「57秒1→」で飛ばしている。馬場差があるのと、当時ブンブン行った武士沢騎手ではなく、今度はおとなしく乗りそうな柴田善臣騎手だから、そうは飛ばさないと考えるのがふつうだが、ここまで25戦1度もハナを譲ったことがないマルターズアポジーも外の13番枠。強引にでも行くしかないから、緩い流れには落としようがないと考えたい。直線、外から突っ込んでくるはずのストーミーシーの快走に期待する。

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2018年03月30日

 大阪杯は、昨年からG1に格上げされた。以前もメンバーのレベルはG1並みに高いレースで、G2時代のデータもそのまま生きてくるだろう。
 指数上は、過去10年の内9年で連対する前走指数の上位馬が中心になっている。1番人気馬も(4321)と圧倒的に強く、指数上位の人気馬が連軸の中心になりそう。過去10年、ランク外で連対した2頭は、いずれも4歳馬か牝馬で、5歳馬以上の牡馬の場合、指数上、ランク馬であることが連対の条件だろう。
 

 今年は、ヤマカツライデン、ウインブライト、ペルシアンナイト、シュヴァルグラン、アルアイン、サトノダイヤモンド、ゴールドアクター、スワーヴリチャードなどが指数の上位馬たちだ。

 阪神の内回り2000メートル戦は、外回りコースと比べると直線が短く、先行馬に向くコースだ。レベルの高い馬がそろう大阪杯だけに、先行して直線でも差し脚を使えるスタミナがなければ、勝利はないだろう。その点から、サトノダイヤモンド、ゴールドアクター、スワーヴリチャード、シュヴァルグラン、ヤマカツライデン、トリオンフなどが有力馬に上がってくる。

 なかでも、スタミナ豊富で差し脚も使える5歳馬サトノダイヤモンドに注目したい。サトノダイヤモンドは2016年、皐月賞3着、ダービーはマカヒキに次いで2着。その後は、神戸新聞杯、菊花賞、有馬記念、阪神大賞典をすべて1番人気で4連勝。春の天皇賞3着の後、フランスに渡ってフォワ賞4着、凱旋門賞15着。

 フランスでは少し期待外れな結果だったが、帰国後の前走はスローペースの金鯱賞を中団から最速の上がりタイムで3着に好走。上がり指数からすると、33秒7の上がりタイムは限界値といえそうで、勝ち馬スワーヴリチャードとは位置取りの差だけ。3着とはいえ、内容は悪くなかった。

 これまで全成績は(7132)だが、フランスでの成績を除く国内戦だけなら(7130)。阪神の芝コースは3戦3勝と得意なコースだ。キタサンブラック引退の後、古馬トップの座をつかみとり、凱旋門賞大敗の雪辱をも果たしたい。

 相手の筆頭は4歳馬スワーヴリチャードだろう。ダービーはレイデオロに次ぐ2着、アルゼンチン共和国杯1着、有馬記念は4着に好走している。前走、金鯱賞は2番手で先行して、あとは直線、逃げ馬を差し切って完勝。スローペースを見込んで先行させたM・デムーロ騎手の好判断が生きたレースだった。

 ペースが上がった場合、流れについていけるか、疑問がないわけではないが、差し脚上位であることは間違いなく、ここもM・デムーロ騎手の手綱さばきが見どころになるだろう。

 他では昨年のジャパンカップ勝ち馬、6歳馬のシュヴァルグラン。ここは有馬記念3着以来のレースになるが、中団からの鋭い差し脚が持ち味で、阪神コースも合うはず。好レースが期待できるだろう。

 ハンデ戦のダービー卿CTは波乱が多い。過去10年、1番人気馬は(2206)とやや不振だ。
 今年の指数上位は、キャンベルジュニア、テオドール、マルターズアポジー、サンライズメジャー、レッドアンシェル、グレーターロンドンなど。

 過去10年で1勝、2着1回と、苦戦続きのトップハンデ馬は58キロのマルターズアポジー。果敢に逃げて、1600から2000メートルの距離で8勝をあげているが、58キロの重量で、まだ連対はない。

 恵ハンデ馬で好調をうかがわせるのはテオドールだろう。2走前に準オープンを好指数で勝ったばかりで、重賞は初挑戦。当然、ハンデは54キロと軽量だ。先行力とスタミナがあり、逃げるマルターズアポジーを追っても、容易にはバテないのではないか。

 比較的、逃げ先行馬が多く、ペースが上がる可能性もある。とするなら、中団からの差し脚が鋭いヒーズインラブ、グレーターロンドン、サンライズメジャーなどの浮上があるかもしれない。



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4月1日(日曜)

第62回大阪杯(G機忘綽清デ肋譟芝2,000m

屈強である勇者だけが春の王道に名を刻む。

4月1日に阪神競馬場で行われる、第62回大阪杯(4歳・GI・芝2000m・1着賞金1億2000万円)の枠順が30日確定しました。
昨年の皐月賞馬アルアイン(牡4、栗東・池江泰寿厩舎)は4枠8番からのスタートとなりました。
前哨戦の金鯱賞を制したスワーヴリチャード(牡4、栗東・庄野靖志厩舎)は8枠15番、
GI・3勝目を狙うサトノダイヤモンド(牡5、栗東・池江泰寿厩舎)は1枠2番に入りました。
昨年のジャパンCを勝ったシュヴァルグラン(牡6、栗東・友道康夫厩舎)は2枠4番、
AJCCを勝ったダンビュライト(牡4、栗東・音無秀孝厩舎)は7枠14番、
同2着のミッキースワロー(牡4、美浦・菊沢隆徳厩舎)は1枠1番となっております。
発走は15時40分。枠順は以下の通りです。

 ( )内は性齢、騎手・調教師

1-1 ミッキースワロー(牡4、横山典弘・菊沢隆徳)
1-2 サトノダイヤモンド(牡5、戸崎圭太・池江泰寿)
2-3 ヤマカツエース(牡6、池添謙一・池添兼雄)
2-4 シュヴァルグラン(牡6、三浦皇成・友道康夫)
3-5 ペルシアンナイト(牡4、福永祐一・池江泰寿)
3-6 スマートレイアー(牝8、四位洋文・大久保龍志)
4-7 ゴールドアクター(牡7、吉田隼人・中川公成)
4-8 アルアイン(牡4、川田将雅・池江泰寿)
5-9 トリオンフ(セ4、田辺裕信・須貝尚介)
5-10 サトノノブレス(牡8、幸英明・池江泰寿)
6-11 ウインブライト(牡4、松岡正海・畠山吉宏)
6-12 ヤマカツライデン(牡6、酒井学・池添兼雄)
7-13 マサハヤドリーム(牡6、北村友一・今野貞一)
7-14 ダンビュライト(牡4、浜中俊・音無秀孝)
8-15 スワーヴリチャード(牡4、M.デムーロ・庄野靖志)
8-16 メートルダール(牡5、松山弘平・戸田博文)

※出馬表は主催者発表のものと照合してください。

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2018年03月29日

グレーターロンドン
牡6歳
調教師:大竹正博(美浦)
父:ディープインパクト
母:ロンドンブリッジ
母の父:ドクターデヴィアス
ここに注目!
芝1600メートルで7戦5勝をマーク。抜群の距離適性はセールスポイントになるだろう。前走の東京新聞杯(9着)は先行して直線の伸び脚を欠いたが、本来の末脚勝負なら巻き返しも可能なはず。ここは待望の重賞初制覇のチャンスを迎えた。

レッドアンシェル
牡4歳
調教師:庄野靖志(栗東)
父:マンハッタンカフェ
母:スタイルリスティック
母の父:Storm Cat
ここに注目!
1番人気に支持された前走の京都金杯は3着に敗れたが、勝ち馬とは0秒1差。レース内容は悪くなく、テンションが上がらずに臨めた点も収穫だった。昨年のNHKマイルCで4着の実績があり、関東圏への輸送もOK。今回も有力なV候補と言える。

マルターズアポジー
牡6歳
調教師:堀井雅広(美浦)
父:ゴスホークケン
母:マルターズヒート
母の父:Old Trieste
ここに注目!
2016年の福島記念、2017年の小倉大賞典、関屋記念と、すでに重賞を3勝している馬で、今回のメンバーでは実績上位と言えるだろう。前走の中山記念では、好メンバーが顔をそろえた中で僅差の3着に好走。G靴覆藕ゾ”乕至の一頭だ。

ロジチャリス
牡6歳
調教師:国枝栄(美浦)
父:ダイワメジャー
母:プラチナチャリス
母の父:Rock of Gibraltar
ここに注目!
昨年の本レースでは、道中うまく流れに乗り、最後の直線でも力強い末脚を発揮して見事に重賞初制覇を成し遂げた。3か月半ぶりだった前走のオープン特別・東風S(中山・芝1600メートル)は伸び脚を欠いて8着に敗れたが、1度使われた上積みが見込める今回は一変も可能だ。

ヒーズインラブ
牡5歳
調教師:藤岡健一(栗東)
父:ハービンジャー
母:シーズインクルーデッド
母の父:Include
ここに注目!
昨年春の中山開催で芝のマイル戦を連勝。共に鮮やかな差し切り勝ちで、切れ味は一級品だ。今回は初の重賞参戦になるが、前走の1600万下・武庫川S(阪神・芝1600メートル)を勝って上昇ムード。今の勢いと、抜群の舞台適性には注目が必要だろう。

ミュゼエイリアン
せん6歳
調教師:黒岩陽一(美浦)
父:スクリーンヒーロー
母:エールスタンス
母の父:エルコンドルパサー
ここに注目!
2015年の毎日杯を勝った後は精彩を欠く時期もあったが、前走のオープン特別・東風S(中山・芝1600メートル)を優勝して復活をアピール。前走は逃げ切りだったが、好位から差すレースもできるタイプで、前走と同じ舞台ならV2のシーンもありそうだ。

タイセイサミット
牡5歳
調教師:矢作芳人(栗東)
父:ダイワメジャー
母:ヴァインドレッサー
母の父:エンドスウィープ
ここに注目!
気性面で難しいところがある馬だが、ブリンカーを着用した前走のオープン特別・東風S(中山・芝1600メートル)で2着に好走。今回は、上昇ムードを見せる中での重賞挑戦になる。3歳時には弥生賞で4着、毎日杯で3着に入った素質の持ち主。ここでも見劣りはしないはずだ。

キャンベルジュニア
牡6歳
調教師:堀宣行(美浦)
父:Encosta De Lago
母:Melito
母の父:Redoute's Choice
ここに注目!
昨年の本レースで1番人気の支持を受けた素質馬。結果は2着だったが、この舞台への適性は示している。昨年秋は不本意な成績になり、ここは立て直されての一戦。いきなりの好走が期待される。


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2018年03月28日

ファインニードルの強みは馬場状態やコースに注文がつかないこと

 上昇カーブに乗って絶好調の5歳牡馬ファインニードル(父アドマイヤムーン)が接戦を切り抜け、初GI制覇を達成した。新星というほど若いわけではないが、スプリント界は現6-7歳馬が主役をになう期間がつづいていたので、この新しいチャンピオン誕生によって勢力図は少し変化するだろう。
 
 オーナーは、名義変更により勝負服も世界のビッグレースで見慣れた濃いスカイブルーの、ゴドルフィン(3月中旬までの名義はH.H.シェイク・モハメド)。モハメド殿下のダーレー・ジャパンFの生産馬で(牝馬だけでなく種牡馬アドマイヤムーンも所有馬)、かつゴドルフィンの所有馬が日本のGIを制したのはこれが初めてのことだった。

 ファインニードルは好位抜け出しの自在型で、馬場状態やコースに注文がつかないのが大きな強み。コンビで【2-0-1-1】となった川田将雅騎手も今回は自信にあふれていた。きわどい着差ではあったが、後続の直線の逆転を警戒し、全力スパートを少し遅らせたのがゴールの「ハナ差」だった可能性が高い。ベストは1200m【7-2-0-6】としても、いまなら1400m(1勝)くらいは平気と映った。

 午前中の4R(3歳未勝利)芝1400mで「1分22秒0(1200m通過1分09秒3)」が記録された。これなら良馬場に恵まれた今年こそ高松宮記念の「七不思議」が消え、1分07秒台のタイムが記録されるのではないかと思えたが、勝ち時計は1分08秒5(33秒3-35秒2)だった。

 これで馬場改修後の高松宮記念のタイムは、異常に時計が速かった2016年の突出レコード「1分06秒7」のほかは、「1分08秒台が4回に、1分10秒3と、1分12秒2」。この時期なので芝の生育状況や、降雨に大きく影響されるが、「他場と同じような高速馬場を目ざすものではない」とした改修直後の多様性重視の展望に沿い、スプリンターズSの「1分07秒台前半」とはひと味異なり、「1分08秒台中盤」がGI高松宮記念の標準タイムでいいと意思統一されるとき、多くの関係者もファンも歓迎するだろう。

 洋芝オンリーの北海道で、突然「函館スプリントSに1分06秒8(日本レコードと0秒3差)」が記録されても、だれも喜ばないのと同じ理由で、たまたま七不思議などとしたが、高松宮記念の勝ちタイムが「1分08秒台中盤」に集中する方向を望みたい。

 父アドマイヤムーンは、典型的な短距離型(それもダート中心)に近いとされたエンドスウィープ産駒。ほかの種牡馬は「サウスヴィグラス、スウェプトオーヴァーボード、プリサイスエンド」。これらはだいたい同タイプなのに、日本で生まれたアドマイヤムーンの重賞8勝は、ジャパンC、宝塚記念、ドバイDフリーなどすべて芝1777m以上だった。ほかの代表産駒スイープトウショウ(宝塚記念、エ女王杯など)も、ラインクラフト(桜花賞、NHKマイルCなど)も、スピードはあっても短距離タイプではない。アドマイヤムーンは明らかに父エンドスウィープを超えている。

 そこで、さらに広がる可能性に注目したダーレー・ジャパンに購入されて種牡馬となったが、アドマイヤムーンの代表産駒は今回のファインニードル、セイウンコウセイ、ハクサンムーンなど…、ほとんどが原点復帰したかのようなスプリンターに集中する。

 でも、血統とは広がる未来を展望することであり、種牡馬の本当の成功は自身を超える産駒を送ること、と考えるとき、アドマイヤムーンは両方ともに合格なのである。少なくとも、産駒は父アドマイヤムーンが失いかけていたスピード能力では、断然上である。

 アドマイヤムーンの成功と同時に、エンドスウィープ(父フォーティナイナー)系のさらなる発展、存続に期待したい。とくにサウスヴィグラス(日本全国の産駒の勝ち星は残る世代の産駒数から、史上最多の4000勝に達する可能性さえある)には、ぜひ、有力な後継種牡馬が出現して欲しいものである。

 レッツゴードンキ(父キングカメハメハ)は、今回は勝った…と思わせたが、残念。これで阪神JF2着。高松宮記念2着、2着。スプリンターズS2着。JBCレディスクラシック2着など、GI格の重賞2着は5度目である。とくに今回は勝ったにも等しい内容だったから無念だろうが、重馬場も、良馬場も、ダートも平気。桜花賞につづくGI制覇のチャンスはまだあるはずである。

 人気の中心レッドファルクス(父スウェプトオーヴァーボード)の凡走は考えにくかったが、もし、見逃されていた要因があるとしたら、3カ月以上の休み明け(新馬を含む)は、ここまで【4-1-2-1】。不安がささやかれても凡走はない。ところが、3カ月以上の休み明けを使ったあとの2戦目は、これで【1-0-0-6】となった。不安があった昨年以上の状態とされたが、残る記録はそうではないのである。NO.1の上がり33秒7で0秒4差まで詰めているから、7歳の春とはいえ衰えはないだろうが、必ず突っ込んでくるレッドファルクスにも死角はあったのである。

 10番人気で、ファインニードル、レッツゴードンキと0秒1差のナックビーナス(父ダイワメジャー)と、決してデキ絶好とは映らなかったが、初の左回りで0秒2差の5着に差を詰めた香港のブリザード(父スタークラフト)は、負けたとはいえ価値ある好走だった。

 4番人気で4着のダンスディレクター(父アルデバランII)は、3コーナーで詰まって少し引くシーンがあった。ロスがあってはつらい1200mだけに痛かった。

 セイウンコウセイ(父アドマイヤムーン)は、復調し、追い切り絶好と映ったが、当日のパドックはやけにおとなしいのではなく、明らかに元気がなかった。

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2018年03月27日

スワーヴリチャード
牡4歳
調教師:庄野靖志(栗東)
父:ハーツクライ
母:ピラミマ
母の父:Unbridled's Song
ここに注目!
右手前から左手前へ替えるのが得意ではない馬。特に、最後の直線ではその傾向が顕著に表れる。全4勝のうち3勝が左回りで、サウスポーであることは周知の事実だ。今回は、右回りで、コーナーのきつい内回りコースをクリアできるかどうかが、最大の焦点になる。

サトノダイヤモンド
牡5歳
調教師:池江泰寿(栗東)
父:ディープインパクト
母:マルペンサ
母の父:Orpen
ここに注目!
調教での動きに本来の鋭さがなかった前走の金鯱賞(3着)だが、パドックに登場した姿は調教のイメージを吹き飛ばすくらいの好仕上がり。可動域の広い歩きも相変わらずだった。1度使われ、馬体の張りも良化している今回は、前走以上の状態が確実と言えるだろう。

シュヴァルグラン
牡6歳
調教師:友道康夫(栗東)
父:ハーツクライ
母:ハルーワスウィート
母の父:Machiavellian
ここに注目!
3か月余りの休み明けに加えて、約2年7か月ぶりの芝2000メートル。越えるべきハードルは少なくないと考えていいだろう。ただ、2月下旬に栗東CWコースで長めから時計をマークし、それ以降もハードに乗られている調整過程に隙は感じられない。仕上がりへの不安はなさそうだ。

ミッキースワロー
牡4歳
調教師:菊沢隆徳(美浦)
父:トーセンホマレボシ
母:マドレボニータ
母の父:ジャングルポケット
ここに注目!
阪神・芝コースを走るのは今回が初めてだが、関西への長距離輸送は3度目。輸送でテンションが上がる心配は大きくなく、休み明けを苦にするタイプでもない。スタンド前からの発走というコース形態から、今回はスタートが鍵になりそうだ。

ダンビュライト
牡4歳
調教師:音無秀孝(栗東)
父:ルーラーシップ
母:タンザナイト
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
調教で目立つ動きをするタイプではなく、併せ馬で遅れることも少なくない。動きよりもハードに追われているかの方が重要な馬で、その部分がクリアできていれば、休み明けでも力を出せるだろう。馬体重そのものは大きく増えていないが、明け4歳馬の成長を感じさせる。

アルアイン
牡4歳
調教師:池江泰寿(栗東)
父:ディープインパクト
母:ドバイマジェスティ
母の父:Essence of Dubai
ここに注目!
前走の京都記念(2着)は、追い切りの段階からテンションの高い面が見られたが、実戦を使われたこともあってか、この中間は落ち着きが出ている。馬体重に大きな変化はないが、古馬になって力強さが出てきた印象。厳しい流れも望むところだ。

ペルシアンナイト
牡4歳
調教師:池江泰寿(栗東)
父:ハービンジャー
母:オリエントチャーム
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
昨年の皐月賞で勝ち馬アルアインにクビ差の2着という成績はあるが、G犠,舛魎泙3勝をマークしている芝1600メートルがベストという感は否めない。今回は、直線の短い内回りコースも攻略する必要があるだろう。

トリオンフ
せん4歳
調教師:須貝尚介(栗東)
父:タートルボウル
母:メジロトンキニーズ
母の父:ダンスインザダーク
ここに注目!
3歳春の去勢手術後は精神的に難しいところを見せず、レースぶりも安定している。阪神・芝の内回りコース向きのスピードと自在性を持っているのは、大きな強みと言える。馬体重が530キログラム台のパワー型で、力の要る馬場コンディションにも対応できるタイプだろう。


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2018年03月26日

3月25日の中京11Rで行われた第48回高松宮記念(4歳以上オープン、GI、芝1200メートル、定量、18頭立て、1着賞金=1億1000万円)は、
川田将雅騎手騎乗の2番人気ファインニードル(牡5歳、栗東・高橋義忠厩舎)が中団待機から直線で外に持ち出されると、先に抜け出したレッツゴードンキをゴール前で捕らえた。
タイムは1分8秒5(良)。
2着はレッツゴードンキ(3番人気)、
3着にはナックビーナス(10番人気)が入った。
昨年の最優秀短距離馬で1番人気のレッドファルクスは8着に敗れた。

ファインニードルは、父アドマイヤムーン、母ニードルクラフト、母の父Mark of Esteemという血統。
北海道日高町・ダーレー・ジャパン・ファーム(有)の生産馬で、
馬主はゴドルフィン。
通算成績は24戦8勝。
重賞は17年セントウルS(GII)、18年シルクロードS(GIII)に次いで3勝目で、GIは初制覇。

理する高橋義忠調教師、騎乗した川田将雅騎手ともに高松宮記念初制覇で、高橋義忠調教師はGI初優勝。

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3月25日の中山11Rで行われた第25回マーチステークス(4歳以上オープン、GIII、ダート1800メートル、ハンデ、16頭立て、1着賞金=3600万円)は、
幸英明騎手騎乗の2番人気センチュリオン(美浦・田村康仁厩舎、牡6歳)が快勝。
これまで全7勝を挙げていた得意の中山ダート1800メートルの舞台で重賞初制覇となった。
タイムは1分52秒1(良)。
2着にはクインズサターン(5番人気)、
3着にはロワジャルダン(10番人気)が入った。

マーチステークスを勝ったセンチュリオンは、父キングカメハメハ、母ハンドレッドスコア、母の父ホワイトマズルという血統。
北海道白老町・(有)社台コーポレーション白老ファームの生産馬で、
馬主は窪田康志。
通算成績は23戦8勝。
重賞初制覇。

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2018年03月25日

広がるエンドスウィープ系の原点帰り

 1月28日の「シルクロードS」は、種牡馬アドマイヤムーン(その父エンドスウィープ)産駒の「ファインニードル、セイウンコウセイ、フミノムーン」が1〜3着を独占してみせた。

 巨大な種牡馬群を築いたミスタープロスペクター系の中で、現在の日本で高い人気を誇り、かつ、さまざまな方向に枝を伸ばしているのが「フォーティナイナー→エンドスウィープ→(アドマイヤムーン、サウスヴィグラス、プリサイスエンド)」のラインであり、キングマンボ系と双璧に近い。

 フォーティナイナーの枝は、同じような「巨大なノーザンダンサー系」の中で、さまざまな方向に枝を広げているダンチヒと同じなのだろう。「距離、ダート、芝」適性の幅を広げ、代を経るごとに絶えず変化している。ただし、根底に流れるスピード能力を失うことがない。だから、父系は存続する。

 種牡馬エンドスウィープは、アメリカでも、のちに移った日本でも新種牡馬ランキング1位でデビューしたくらいで、仕上がりの早いスピード型を送り出す種牡馬と考えられた。実際、輸入されたサウスヴィグラス、スウェプトオーヴァーボード、プリサイスエンドなどは自身も産駒もそうだったが、エンドスウィープが日本に来て送り出した産駒はそうではなく、アドマイヤムーン、スイープトウショウ、ラインクラフトが代表産駒の筆頭だから、芝向きの、中距離型を送ることになったのである。

 代表産駒として種牡馬となったアドマイヤムーンは、芝適性の高い馬を輩出するのは父エンドスウィープと同じだった。フォーティナイナー系にしてはダートは巧者ではない。だが、自身と同じような中距離型はあまり出すことがない。スピード型を送り、それはセイウンコウセイ、ファインニードル、フミノムーン、ハクサンムーンなど、自身とは距離適性の幅が異なる短距離タイプが代表馬なのである。

 広がるエンドスウィープ(父フォーティナイナー)系は、こなせる距離の幅を広げるだけでなく、原点帰りするかのように、短縮に向かうこともあるのだろう。

 そうとなると父系はさらに存続する。

 ファインニードルは、ゴドルフィンの所有(生産)馬らしく、牝系ファミリーは典型的なヨーロッパ型なので、セイウンコウセイよりさらにタフな底力を秘める可能性が高い。前回はデキ、負担重量の差があったとはいえ、セイウンコウセイに完勝だった。

 速いタイムも、前回のようなタフな芝も平気。ファインニードルの本格化に注目したい。

 相手本線は、そのセイウンコウセイ。前回あたりから上昇カーブに乗り、今回は絶好調に近くなったと思える。タイムが速すぎると苦しいが、1分07秒台の後半なら十分に乗り切れる。同父系スウェプトオーヴァーボードの異端の傑作レッドファルクスが3番手。

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2018年03月24日

3月24日の阪神11Rで行われた第65回毎日杯(3歳オープン、GIII、芝・外1800メートル、別定、10頭立て、1着賞金=3800万円)は、
池添謙一騎手騎乗の1番人気ブラストワンピース(牡、美浦・大竹正博厩舎)が無傷の3連勝で重賞初制覇。
タイムは1分46秒5(良)。
ブラストワンピースは逃げ馬の直後のインを追走。直線入り口で内ラチと逃げ馬の狭い隙間をひるまず抜け先頭に立つと、ゴール前でもうひと伸びして後続を突き放した。

 2馬身差の2着には馬場の真ん中を伸びたギベオン(2番人気)、
さらにクビ差遅れた3着に外から追い込んだインディチャンプ(3番人気)。

 毎日杯を勝ったブラストワンピースは、
父ハービンジャー、母ツルマルワンピース、母の父キングカメハメハという血統。
北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)シルクレーシング。
通算成績は3戦3勝。
重賞初制覇。
毎日杯は、大竹正博調教師、池添謙一騎手ともに初優勝。

 ◆池添謙一騎手(1着 ブラストワンピース)「二千四百からこの距離に替わって、テーマを持って臨んだんですけど、いい位置につけられたし、折り合いもついていました。内容も結果も満点だったと思います。直線に向いてラチにぶつかるシーンもあったんですけど、それは反省しなければいけない点なんですけど、そんな中でも馬はしっかり走ってくれました。皐月賞には向かわず、ダービーと聞いていたので、賞金的に心配しなくていいように緊張感を持って臨んだんですけど、いい結果を出せてよかったと思います。いい形で無事にダービーに向かってほしいと思います」



selvas2 at 17:38コメント(0) 
3月24日の中山11Rで行われた第66回日経賞(4歳以上オープン、GII、芝・内2500メートル、別定、15頭立て、1着賞金=6700万円)は、藤岡佑介騎手騎乗の3番人気ガンコ(牡5歳、栗東・松元茂樹厩舎)がV。
重賞初制覇を果たすとともに、天皇賞・春(4月29日、京都、GI、芝3200メートル)の優先出走権を獲得した。 
タイムは2分33秒9(良)。
2着はチェスナットコート(7番人気)、
3着はサクラアンプルール(6番人気)。


 逃げたガンコは2周目2コーナーで一旦、

1番人気キセキにハナを奪われたが、

4コーナーで再び先頭に立って押し切った。

中団から伸びてきたチェスナットコートが

3/4馬身差の2着に入り、道中は後方に待機していたサクラアンプルールがさらに3/4馬身差の3着。

2番人気トーセンバジルは5着で、昨年の菊花賞馬キセキは直線で失速して9着だった。


 ガンコは、父ナカヤマフェスタ、母シングアップロック、母の父シングスピールという血統。

北海道新ひだか町・前谷武志氏の生産馬で、

馬主は杉澤光雄氏。

通算成績は28戦6勝。

重賞初勝利。

日経賞は、松元茂樹調教師は2009年アルナスラインに次いで2勝目。

藤岡佑介騎手は初勝利。

 ◆藤岡佑介騎手「(2周目2コーナーで一旦先頭を奪ったキセキは)オーバーペース気味でしたし、(ガンコの)ペースはうまくコントロールできました。しっかりラストまで脚を伸ばしましたね。もっと脚をためてもよかったかもしれませんけど。(コンビを組んで3戦3勝で)ものすごく馬が良くなっています。天皇賞? 頑張ります。距離(3200メートル)は心配していません」



selvas2 at 17:36コメント(0) 
究極の爆発力勝負を制した前走は圧巻

 皐月賞に出走希望馬の賞金ボーダーラインは現在のところ「1150万から1200万」なので、この重賞で1、2着するとどの馬でも皐月賞に出走できる可能性がある。現時点で条件賞金900万の2勝馬なら、皐月賞に出走ほぼ当確である。

 もっとも、過去20年、毎日杯を最終ステップにして皐月賞で3着以内に好走したのは、

▽2017年のアルアイン「毎日杯1着→皐月賞1着」
▽1999年テイエムオペラオー「毎日杯1着→皐月賞1着」

の2頭だけであり、可能性は非常に低い。

 ただ、日本ダービーとなると、毎日杯に出走していた馬の中から過去20年、

▽2014年マイネルフロスト「毎日杯1着……ダービー3着」
▽2013年キズナ「毎日杯1着……ダービー1着」
▽2008年ディープスカイ「毎日杯1着……ダービー1着」
▽2006年アドマイヤメイン「毎日杯1着……ダービー2着」
▽2004年キングカメハメハ「毎日杯1着……ダービー1着」
▽1999年テイエムオペラオー「毎日杯1着……ダービー3着」
▽1998年ボールドエンペラー「毎日杯3着……ダービー2着」

 皐月賞や、NHKマイルCを経由しての馬も多いが、日本ダービー快走馬が「7頭」もいるのである。今年、2月ごろにはいっぱい存在した有力馬が、弥生賞のダノンプレミアム、ワグネリアンを別にすると、やや怪しくなっている。毎日杯組を日本ダービーに向けて…の視点でとらえておくことが必要である。

 2004年のキングカメハメハが、「母の父」として重要な役割を果たす時代になっている。クラシック路線では、昨年の牝馬モズカッチャン(父ハービンジャー)に続き、この世代は前出のワグネリアンを筆頭に、路線重賞で好走しているステイフーリッシュ、イェッツト、毎日杯出走の「インディチャンプ、ブラストワンピース」、キタノコマンドール、メサルティム…など、これから強くなりそうな候補がどんどん増えている。

 毎日杯は、インディチャンプの切れ味に注目。種牡馬ステイゴールドの事実上の最終世代になるこの馬、母ウィルパワーは、ネオリアリズム、リアルインパクトなどの半姉にあたる勢いのあるファミリーであり、2連勝となった前回が切れた。

 スローの1600mのため、京都内回りの最後の直線は、レースラップ「11秒3-11秒0」の究極の爆発力勝負だった。これを4コーナーまで10頭立ての最後方にいたインディチャンプは、一番外に回ってまとめて差し切ったのである。上がり3ハロンにしてしまうと33秒8(レース上がりは34秒8)だが、スパートしたのは直線だけ。同馬は推定「10秒5-10秒8」くらいの爆発力を、必死に追ったのではなく、楽々と記録したのである。

 キングカメハメハのパワーにステイゴールドの鋭さが重なっている。坂の阪神でどんなレースができるかに注目したい。ブラストワンピースは前回の東京2400mを後方から一気に差し切って4馬身差の独走。上がり34秒0。モズカッチャンではないが、ハービンジャーと一番合うのはキングカメハメハなのかも知れない。すでにダービーの伏兵である。

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2018年03月23日

 春のG1、第1弾は中京競馬場の高松宮記念。
 2012年のコース改造後、1番人気は2勝、3着3回。連対率は少し物足りない。ただ1番人気が勝てない年も5番人気までの馬たちが勝っており、ここまでの6年間では3連単の配当も大荒れはない。
 全体として指数上位馬が強いという傾向が続いており、外国馬を除けば、勝ち馬は全て指数上のランク馬たちだ。


 今年の指数の上位馬は、ダンスディレクター、ファインニードル、セイウンコウセイ、レッドファルクスの4頭。指数上、勝ち馬の条件を備えている最有力馬たちといえそう。

 馬場改造後、後方一気の馬より、先行力があり、直線でも粘るスタミナがある馬たちが中心になっている。とくに、1400メートルや、それ以上の距離で高指数を示している馬たちの好走例が多く、ペースの厳しくなるG1戦では、スタミナも重要なポイントになるだろう。

 その点からは、レッドファルクス、ダンスディレクター、シャイニングレイなどがピックアップされるが、連軸の中心は指数上位のレッドファルクス、ダンスディレクターのどちらかではないか。

 レッドファルクスは、中京コースが得意で、切れる差し脚が特長。国内戦に限れば、芝1200メートルは(4010)、中京芝は(3010)、手綱を取るM・デームーロ騎手とも(5020)と相性が良い。16年、17年と、スプリンターズSを連覇しており、スプリントG1の3勝目を目指す。

 ダンスディレクターは1200メートル戦(3313)、中京芝は(0210)。前走、阪神C2着以来のレースで、3カ月振りの休み明けは気になるが、先行して直線でもパワーが落ちない粘り腰が特長。ペースの上がるG1でこそ生きるスタミナだろう。8歳にして初のG1タイトルを手にできるだろうか。

 中団より前でレースができるファインニードル、セイウンコウセイ、キングハート、ネロ、ラインスピリット、シャイニングレイ、レーヌミノルなどが連下候補になりそう。

 日経賞も指数上位馬が中心のレースだ。
 今年は、トーセンバジル、ガンコ、ゼーヴィント、サクラアンプルールなどが指数の上位馬たちだ。

 勝ち馬は2400メートル以上の距離で、好指数と好成績を残している馬たちが多い。その点からは、トーセンバジル、ガンコ、ロードヴァンドールに加え、4歳馬で菊花賞の勝ち馬キセキが有力馬として浮上してくる。

 素質からは菊花賞馬キセキからというのが本道。日経賞は4歳馬も多く活躍しており、素直に入れば良いのだろう。ただ、後方一気の脚質だけに、中山の短い直線で取りこぼしもあるかもしれない。

 ここは、少し無理を承知でガンコからの狙いが面白い。ガンコはダート中心に戦ってきたが、3走前から芝に戦いの場を移して(2010)。前走1600万条件を勝ったばかりだが、ダート戦で培ってきたパワーを生かして先行するレースで、2走前はG2日経新春杯で3着に好走している。軽ハンデだったとはいえ、重賞3着は伊達ではないだろう。


 マーチSはダートのハンデ戦。
 ハンデ戦でも指数上位馬がよく頑張っており、特に過去10年のうち9年で連対している平均指数上位馬の活躍が目立つ。
 今年の指数上位馬は、ハイランドピーク、センチュリオン、クインズサターン、アルタイル、ロンドンタウン、ディアデルレイ、メイショウウタゲ、コスモカナディアンなど。

 トップハンデ馬は過去10年で2勝。58キロのトップハンデを背負うオールブラッシュも少し苦しいかもしれない。

  成長の勢いを感じさせるのは4歳馬ハイランドピークだ。目下1000万、1600万条件を連勝中。2走ともハイペースで逃げて、直線では差を広げる一方。後続を寄せ付けず、重賞級の高指数で大差勝ちしている。重賞初挑戦だけにハンデも55キロに抑えられて恵量。逃げ馬ながら差し脚に見どころがあり、先々も楽しみな1頭だ。


 3歳馬の毎日杯は前走指数上位馬が中心。
 今年は、ウォーターパルフェ、アルムフォルツァ、ノストラダムス、ギベオン、ブラストワンピース、テイエムディラン、マイハートビート、ユーキャンスマイルなど。

 指数上は大混戦だが、スローペース必至で差し脚比べのレースになりそう。ここは長くいい脚を使って2戦2勝のギベオンが中心になるだろう。



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エピカリス
牡4歳
調教師:萩原清(美浦)
父:ゴールドアリュール
母:スターペスミツコ
母の父:カーネギー
ここに注目!
一昨年の北海道2歳優駿(Jpn掘¬臺漫Ε澄璽1800メートル)で、2着馬に2秒4差の大差勝ちを飾り、昨春のUAEダービー(G2・UAE、ダート1900メートル)では僅差の2着。前走のみやこSは8着だったが、次代のダート界を担うホープであることは間違いない。

ハイランドピーク
牡4歳
調教師:土田稔(美浦)
父:トーセンブライト
母:ハイランドダンス
母の父:ゼンノロブロイ
ここに注目!
前々走の1000万下・初茜賞(中山・ダート1800メートル)の勝ち時計1分51秒9(稍重)は、昨年のマーチSの優勝タイム(1分52秒0、稍重)を上回る優秀なものだった。目下2連勝の充実ぶりを踏まえれば、重賞タイトル獲得は時間の問題と言ってもいいだろう。

ロンドンタウン
牡5歳
調教師:牧田和弥(栗東)
父:カネヒキリ
母:フェアリーバニヤン
母の父:Honour and Glory
ここに注目!
昨年8月のエルムSでテイエムジンソク(2着)を撃破して勝つと、9月には韓国へ遠征してコリアC(韓国G1、ダート1800メートル)を優勝した。G気膨んだここ3戦はふるわないが、地力は十分。ここで再浮上のきっかけをつかめるか、注目の一戦を迎える。

センチュリオン
牡6歳
調教師:田村康仁(美浦)
父:キングカメハメハ
母:ハンドレッドスコア
母の父:ホワイトマズル
ここに注目!
全7勝を中山・ダート1800メートルで挙げているコース巧者。重賞挑戦は一昨年4月のアンタレスS(16着)以来となるが、その後にオープン特別2勝の実績を積み上げており、重賞タイトルに手が届くところまで力をつけている印象だ。

ディアデルレイ
牡7歳
調教師:牧光二(美浦)
父:キングカメハメハ
母:ディアデラノビア
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
母は現役時代に重賞3勝を挙げた活躍馬。産駒は総じて気性面の難しさを抱え、本馬も出世に時間を要したが、一昨年5月以降にダートへ矛先を向けて素質が開花した。今回、本来のパフォーマンスを発揮できれば重賞制覇も可能だ。

コスモカナディアン
牡5歳
調教師:金成貴史(美浦)
父:ロージズインメイ
母:カナディアンアプルーバル
母の父:With Approval
ここに注目!
前々走の東海Sは、13番人気の低評価を覆し、勝ったテイエムジンソクに0秒1差まで迫って惜敗の2着。7着に敗れた前走のオープン特別・総武S(中山・ダート1800メートル)は、12キログラム増で太め残りだっただけに、今回、当日の馬体重はしっかりとチェックしたい。

アルタイル
牡6歳
調教師:手塚貴久(美浦)
父:カネヒキリ
母:トップオブドーラ
母の父:Grand Slam
ここに注目!
昨年の本レースでは、54キログラムのハンデを背負い、4コーナー9番手から猛然と追い込んで3着に好走。その後はオープン特別で2勝を挙げて、地力強化をアピールしている。今年は57キログラムとハンデは重くなるが、昨年以上のパフォーマンスが期待される。

メイショウウタゲ
牡7歳
調教師:安達昭夫(栗東)
父:プリサイスエンド
母:シールビーバック
母の父:フジキセキ
ここに注目!
今回は約4か月半の休み明けになるが、昨年のオープン特別・アハルテケS(東京・ダート1600メートル)を3か月半ぶりで見事に優勝したように、大型馬でも休み明けをそれほど苦にしない。放牧から帰厩後はマーチSを目標に順調な乗り込みを消化しており、侮れない存在だ。


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2018年03月22日

第48回高松宮記念(G機肪羌競馬場・芝1,200m

春風を追い越せ、最速を極める偉才を体感する。
 
25日に中京競馬場で行われる、
第48回高松宮記念(4歳上・GI・芝1200m・1着賞金1億1000万円)の枠順が23日確定しましたた。

昨年の最優秀短距離馬レッドファルクス(牡7、美浦・尾関知人厩舎)は3枠6番からのスタートとなりました。

昨年の高松宮記念・スプリンターズSでともに2着のレッツゴードンキ(牝6、栗東・梅田智之厩舎)は4枠8番、
シルクロードSを制したファインニードル(牡5、栗東・高橋義忠厩舎)は5枠9番に入りました。

昨年の覇者セイウンコウセイ(牡5、美浦・上原博之厩舎)は1枠1番、
阪神C2着以来のダンスディレクター(牡8、栗東・笹田和秀厩舎)は6枠11番、
桜花賞馬レーヌミノル(牝4、栗東・本田優厩舎)は7枠13番となっております。
発走は15時40分。枠順は以下の通りです。

 ( )内は性齢、騎手・調教師

1-1 セイウンコウセイ(牡5、松田大作・上原博之)
1-2 リエノテソーロ(牝4、吉田隼人・武井亮)
2-3 ブリザード(セ7、K.ティータン・P.イウ)
2-4 スノードラゴン(牡10、大野拓弥・高木登)
3-5 ノボバカラ(牡6、武藤雅・天間昭一)
3-6 レッドファルクス(牡7、M.デムーロ・尾関知人)
4-7 ナックビーナス(牝5、三浦皇成・杉浦宏昭)
4-8 レッツゴードンキ(牝6、岩田康誠・梅田智之)
5-9 ファインニードル(牡5、川田将雅・高橋義忠)
5-10 ダイアナヘイロー(牝5、松山弘平・大根田裕之)
6-11 ダンスディレクター(牡8、武豊・笹田和秀)
6-12 ネロ(牡7、F.ミナリク・森秀行)
7-13 レーヌミノル(牝4、和田竜二・本田優)
7-14 ラインミーティア(牡8、西田雄一郎・水野貴広)
7-15 ジューヌエコール(牝4、福永祐一・安田隆行)
8-16 シャイニングレイ(牡6、北村友一・高野友和)
8-17 キングハート(牡5、北村宏司・星野忍)
8-18 ラインスピリット(牡7、森一馬・松永昌博)

※出馬表は主催者発表のものと照合してください。

selvas2 at 16:41コメント(0) 
キセキ
牡4歳
調教師:角居勝彦(栗東)
父:ルーラーシップ
母:ブリッツフィナーレ
母の父:ディープインパクト
ここに注目!
昨年夏に上昇を示し、秋には神戸新聞杯2着をステップにして見事に菊花賞を制覇。G汽曄璽垢涼膣崙りを果たしている。香港へ遠征した前走の香港ヴァーズ(G1、芝2400メートル)は9着と案外の結果だったが、立て直されたここで今年の好発進を決めたい。

ゼーヴィント
牡5歳
調教師:木村哲也(美浦)
父:ディープインパクト
母:シルキーラグーン
母の父:ブライアンズタイム
ここに注目!
今回は、昨年夏の七夕賞(1着)以来8か月半ぶりの実戦となるだけに、最終追い切りの動きが注目されるが、ここまで重賞2勝の実績は見逃せない。また、目下5戦連続で連対をマークしている安定感も、高い評価ができるだろう。

トーセンバジル
牡6歳
調教師:藤原英昭(栗東)
父:ハービンジャー
母:ケアレスウィスパー
母の父:フジキセキ
ここに注目!
前走の香港ヴァーズ(G1・香港、芝2400メートル)では、最後の直線で力強い末脚を披露して3着に食い込み、地力強化をアピールした。まだ重賞のタイトルこそ獲得していないが、昨年の阪神大賞典3着、京都大賞典2着と力量は十分。ここは重賞Vのチャンスだ。

ガンコ
牡5歳
調教師:松元茂樹(栗東)
父:ナカヤマフェスタ
母:シングアップロック
母の父:Singspiel
ここに注目!
格上挑戦となった前々走の日経新春杯では、見せ場を作り3着に善戦。自己条件に戻った前走の1600万下・松籟S(京都・芝2400メートル)を快勝と、急速にパワーアップを果たしている上がり馬だ。今回はこれまで以上に強い相手との対戦になるが、勢いに注目したい。

ロードヴァンドール
牡5歳
調教師:昆貢(栗東)
父:ダイワメジャー
母:ジャズキャット
母の父:Storm Cat
ここに注目!
前走の日経新春杯では、先手を奪うと最後の直線でも粘り強さを発揮して2着に好走。重賞のタイトル奪取に手が届くところまできている一頭だ。今回は有力馬に末脚勝負のタイプが多いメンバー構成だけに、逃げ切りのシーンも十分に考えられる。

チェスナットコート
牡4歳
調教師:矢作芳人(栗東)
父:ハーツクライ
母:ホワイトヴェール
母の父:クロフネ
ここに注目!
前々走の1000万下・許波多特別(京都・芝2200メートル)、前走の1600万下・早春S(東京・芝2400メートル)を連勝し、本格化を果たした。以前は右回りでスムーズさを欠くことがあったが、心身共に成長した今ならコースは不問のはず。今回、一気の重賞制覇を目指す。

ソールインパクト
牡6歳
調教師:戸田博文(美浦)
父:ディープインパクト
母:クリームオンリー
母の父:Exchange Rate
ここに注目!
3走前のアルゼンチン共和国杯で、勝ち馬スワーヴリチャードの2着に入って地力アップを示すと、前走のダイヤモンドSでも3着に好走。長距離での安定感を身につけてきた印象だ。中山・芝コースにも勝ち星があり、スタミナが生きる流れになれば重賞初制覇も可能だろう。

サクラアンプルール
牡7歳
調教師:金成貴史(美浦)
父:キングカメハメハ
母:サクラメガ
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
昨年は中山記念2着、札幌記念優勝の実績を残した。重賞2勝目を狙った今年の中山記念は4着だったが、勝ったウインブライトから0秒2差でゴールしており、悲観するような内容ではなかった。過去に中山・芝コースで3勝をマークしている舞台適性も注目だ。


selvas2 at 02:00コメント(0) 
ブラストワンピース
牡3歳
調教師:大竹正博(美浦)
父:ハービンジャー
母:ツルマルワンピース
母の父:キングカメハメハ
ここに注目!
祖母ツルマルグラマーは、ファンタジーS2着と2歳の早い時期から活躍。近親には菊花賞2着や日経賞を勝ったアルナスラインがいるなど、底力豊富な牝系の出身だ。本馬は、デビュー2連勝のパフォーマンスも納得の血統で、重賞初挑戦の今回も大きな期待がかかる。

ユーキャンスマイル
牡3歳
調教師:友道康夫(栗東)
父:キングカメハメハ
母:ムードインディゴ
母の父:ダンスインザダーク
ここに注目!
前走の500万下・つばき賞(京都・芝1800メートル)を優勝。同レースの歴代勝ち馬には、ダノンシャーク(2014年マイルチャンピオンシップ優勝)やステファノス(G2着が3回)などがおり、出世レースとなっている。本馬も、連勝の勢いそのままに大舞台への階段を駆け上がるか、注目だ。

マイハートビート
牡3歳
調教師:高橋義忠(栗東)
父:ゼンノロブロイ
母:トゥーピー
母の父:Intikhab
ここに注目!
半兄に、2015年の日本ダービー2着馬サトノラーゼン(父ディープインパクト)や、3歳馬ながら2017年のチャレンジC勝ったサトノクロニクル(父ハーツクライ)がおり、底力あふれる魅力的な母系の出身。本馬もレースを使われながら良化しており、重賞でも楽しみの方が大きい。

ファストアプローチ
牡3歳
調教師:藤沢和雄(美浦)
父:Dawn Approach
母:ジョリージョコンド
母の父:Marju
ここに注目!
芝1800メートルへの出走は1度だけだが、昨年の札幌2歳Sで2着と重賞で好走を見せた。近2走は芝1600メートルで結果を出せなかったものの、実績がある距離で変わり身を見せてもおかしくない。これまでのレースぶりから能力の高さは疑いようがないだけに、楽しみな一戦だ。

シャルドネゴールド
牡3歳
調教師:池江泰寿(栗東)
父:ステイゴールド
母:セルフプリザヴェーション
母の父:Lion Heart
ここに注目!
昨年8月のメイクデビュー新潟(芝1800メートル)は3着に敗れたものの、勝ち馬ロックディスタウンが次走で牝馬ながら札幌2歳Sを制覇。2着タイムフライヤーは昨年暮れのホープフルSを勝っている。本馬も世代上位の能力の持ち主と言えそうで、ここも期待は大きい。

ギベオン
牡3歳
調教師:藤原英昭(栗東)
父:ディープインパクト
母:コンテスティッド
母の父:Ghostzapper
ここに注目!
所属する藤原英昭厩舎は、驚異のスピードで勝ち星を積み重ね、今年だけで既に23勝を挙げている(3月18日終了時点)。本馬もデビューから2連勝中で、勢いに乗る存在。重賞挑戦で相手は強くなるが、一気に突破しても驚けない。

インディチャンプ
牡3歳
調教師:音無秀孝(栗東)
父:ステイゴールド
母:ウィルパワー
母の父:キングカメハメハ
ここに注目!
叔父にリアルインパクト(2011年の安田記念優勝など)やネオリアリズム(2017年のクイーンエリザベス鏡C優勝)がおり、ワールドクラスの血筋を引いている。本馬も、血統のスケール感なら今回のメンバーでも上位と言えるだろう。

スズカテイオー
牡3歳
調教師:橋田満(栗東)
父:ディープインパクト
母:スプリングサンダー
母の父:クロフネ
ここに注目!
母は、現役時代に豊富なスピードを武器に短距離戦線で活躍。一方で、近親に天皇賞(春)の勝ち馬スズカマンボがいるように、距離への対応力や底力も優秀な母系と言っていいだろう。本馬はまだ1勝馬の立場ながら、大きな期待を抱かずにはいられない。


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エポカドーロは底をみせていないという点で、本番の楽しみが出てきた

 まだ「毎日杯」は残るが、トライアルとしては最終ステップであり、ここからトップグループに浮上する新星の台頭が期待された。

 獲得賞金から、望むなら皐月賞出走が確実なのは、条件賞金「3250万円」のステルヴィオ(父ロードカナロア)1頭だけ。ステルヴィオには、弥生賞のダノンプレミアム=ワグネリアンとまったく同じように、ここが3歳になっての初戦だから、ビッグレース前のひと叩きのステップという意味があった。また、その最有力候補2頭とまったく同じように、臨戦の日程を考えつつ「中山コース」を経験したい展望もあった。

 残る12頭は皐月賞出走を望むなら、ここで3着以内に入ることが絶対(に近い)条件。好ましいことにステルヴィオという格好の尺度となる目安もいる。

 ステルヴィオは、候補の筆頭に立っているダノンプレミアム(父ディープインパクト)と目下2戦連続して対戦し、サウジアラビアRC1600mでは、1分33秒0の快レコードで抜けたダノンプレミアムに後方から追いすがって「0秒3」差の2着。朝日杯FSでも同じように後方から外を回って追撃態勢に入り、今度は「0秒6」差をつけられたもののきっちり2着という力関係であり、さまざまな牡馬クラシック候補ランキングで、だいたい「5〜7」番手くらいの位置にいる。

 あくまで一般的にだが、始動戦の意味もあるステルヴィオに完敗するようでは、出走権確保の3着以内に入ってもランキング入りは難しく、ステルヴィオを「倒すか、大接戦」に持ち込めるとき、皐月賞でそれなりの好走、善戦が可能になると考えられた。

 伏兵コスモイグナーツ(父エイシンフラッシュ)が果敢に行ったペースは、「35秒6→47秒8→59秒6→」。かなり飛ばしているように映ったが、内回りの中山1800mで前半1000m通過59秒6は、(この組み合わせとして)心もち速い程度にすぎない。前5年のうち4回まで先頭馬は「60秒1〜60秒3」の通過である。

 結果として注目は、2番手から抜けて勝ったかと思わせたエポカドーロ(父オルフェーヴル)が、いったいどんなペースでスプリングSとして合格ラインの1分48秒1を記録したのかである。レースラップと、ほぼ公式に近い記録として発表される自身の後半「34秒7」を照らし合わせて推測すると、エポカドーロの1800m「1分48秒1」は、「前半1000m通過61秒3-後半46秒8-34秒7-11秒8」に近い。

 1000m通過地点で、先頭のコスモイグナーツからどうもみても「9馬身」前後は離れている。誤差を考慮しても、前半1000m通過61秒台中盤は、あまりにもスローすぎる1000m通過である。

 そのエポカドーロからさらに4馬身以上は後方に位置したステルヴィオの中身は、「前半1000m通過62秒2-45秒9-34秒1-11秒6」だった。

 内回り1800mを、自身の前半1000m通過62秒台前半の超スローペースで追走し、後半の猛スパートだけで標準の1分48秒1で乗り切り、かつ、「負けたと思った――ルメール騎手」体勢から差し切ったステルヴィオは、さすが連続してダノンプレミアムの2着を続ける候補の1頭だった。文句なしに候補の1頭となった。

 ただ、このペースだから中位の外追走が可能だったが、相手とペースを考えると、足慣らしの一戦とはいえ、それでも前半控え過ぎている。というのは、今年がどういうタイムの決着になるかは芝コンディションと、先行タイプのペースによるが、過去3年の皐月賞は「1分58秒2、1分57秒9、1分57秒8」である。前半1000mを61秒台で追走のペースに慣れたりしては、本番になれば別とはいえ、後半を「57秒0」で乗り切っても上位はムリである。62秒台の前半1000m通過のレースなど経験させてしまっては、次は一転、前半を3秒も異なる59秒台で追走しなければ勝負にならないのだから、こういう試走はプラスにならないことが多い。もっとも、どんなペースも可能な自在性を示したともいえるのだが…。

 負けはしたが、自分でハナを主張せず、それでいながらスローの単騎逃げと同じような中身で後半のスパートに成功したエポカドーロは、底をみせていないという点で本番の楽しみが出てきた。

 スプリングSの検討で出てきたように、500万勝ちの馬がここで好走して評価を上げても本番ではまず通用しない(キタサンブラックでさえ皐月賞は3着がやっとだった)としたが、それは強敵相手にきついレースを経験していない弱みが出てしまうのと、候補がほかにいっぱいいるからである。ぬるい競馬すぎた危険はあるが、それは出走権確保のためのレースだったからだろう。

 ステルヴィオは、ルメール騎手が乗るのかが未定であり、NHKマイルCの可能性もほんの少しあったりする(?)が、毎回乗り替わっているエポカドーロは、戸崎騎手で皐月賞に向かうと思える。戸崎圭太騎手は、正月のあと信じがたい不振に陥っていた。今回のエポカドーロは権利を取るのがテーマの馬にしては、2連勝のレース運びからして、きわめて権利の確保しにくいタイプ(脚質)だった。しかし、これなら凡走はないという形に持ち込み、あと一歩で勝っていたから素晴らしい。スランプ脱出はほんの小さなきっかけであり、クラシック展望を開いたステルヴィオの2着は、自信を取りもどす絶好の契機となるだろう。

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2018年03月21日

レッドファルクス
牡7歳
調教師:尾関知人(美浦)
父:スウェプトオーヴァーボード
母:ベルモット
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
スプリンターズS連覇を成し遂げ、スプリント界を引っ張る存在であることは間違いない。高松宮記念は、昨年1番人気に支持されながら3着に敗れたレース。春秋スプリントG杵覇の偉業を達成するためにも、リベンジを果たしたいところだ。

レッツゴードンキ
牝6歳
調教師:梅田智之(栗東)
父:キングカメハメハ
母:マルトク
母の父:マーベラスサンデー
ここに注目!
2015年の桜花賞馬も6歳。近年はスプリント路線に活路を見いだし、実績を着実に積み重ねてきた。昨年は香港遠征(香港スプリント、G1・芝1200メートル、6着)も経験し、さらにたくましさも増した。ここで約3年ぶりのG祇覇を果たせるのか、注目だ。

セイウンコウセイ
牡5歳
調教師:上原博之(美浦)
父:アドマイヤムーン
母:オブザーヴァント
母の父:Capote
ここに注目!
この高松宮記念は、昨年G欺蘋覇を成し遂げた思い出のレース。重賞自体も初制覇だった。その後は思うような成績を残せていなかったが、前走のシルクロードSで2着に好走。上り調子は間違いないだけに、“連覇”の二文字が見えてきた。

ファインニードル
牡5歳
調教師:高橋義忠(栗東)
父:アドマイヤムーン
母:ニードルクラフト
母の父:Mark of Esteem
ここに注目!
G欺蘢戦となった昨秋のスプリンターズSは、外枠(7枠13番)やペースが合わなかったのか、12着という結果になった。それでも、前走のシルクロードSで重賞2勝目を挙げたように、能力はこの舞台でも通用するはずだ。

ダンスディレクター
牡8歳
調教師:笹田和秀(栗東)
父:アルデバラン
母:マザーリーフ
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
本レースは、一昨年が歩様の乱れで直前に回避。昨年も、前哨戦のシルクロードSを制しながら左第1指骨剥離骨折が判明し、出走がかなわなかった。中京・芝1200メートルは、2015年のCBC賞2着を含め〔0・2・0・0〕と相性がいい舞台。今年こその期待がかかる。

ナックビーナス
牝5歳
調教師:杉浦宏昭(美浦)
父:ダイワメジャー
母:レディトゥプリーズ
母の父:More Than Ready
ここに注目!
昨年の本レースは8着だったが、初めてのG議戦に加え、8枠17番の外枠スタートだったことを考えれば、悲観する内容ではなかった。まだ重賞のタイトルこそ手にしていないが、オープン特別4勝、G2着2回の成績を残しており、大仕事を成し遂げる可能性もありそうだ。

ダイアナヘイロー
牝5歳
調教師:大根田裕之 (栗東)
父:キングヘイロー
母:ヤマカツセイレーン
母の父:グラスワンダー
ここに注目!
昨夏の北九州記念で初めて重賞を制し、素質が開花。続くスプリンターズSは15着と大敗を喫したが、夏の疲れが残っていたことが敗因の一つだろう。今回は、2月末に定年を迎えた福島信晴厩舎からの転厩初戦となる。持ち前の先行力を発揮できるか、楽しみだ。

レーヌミノル
牝4歳
調教師:本田優(栗東)
父:ダイワメジャー
母:ダイワエンジェル
母の父:タイキシャトル
ここに注目!
昨年は桜花賞を制した後、オークス(13着)、秋華賞(14着)と結果がふるわなかったが、他世代との初対戦となったマイルチャンピオンシップで勝ち馬から0秒2差の4着に健闘した。一昨年の小倉2歳Sで6馬身差の圧勝があるように、芝1200メートルにも不安はない


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2018年03月20日

3月18日の中山11Rで行われた第67回フジテレビ賞スプリングステークス(3歳オープン、GII、芝・内1800メートル、馬齢、13頭立て、1着賞金=5400万円)は
クリストフ・ルメール騎手騎乗の1番人気ステルヴィオ(牡、美浦・木村哲也厩舎)がゴール前の接戦をものにして重賞初制覇を達成した。
タイムは1分48秒1(良)。
2着エポカドーロ(3番人気)、
3着マイネルファンロン(6番人気)までの3頭が、皐月賞(4月15日、中山、GI、芝2000メートル)の優先出走権を獲得した。

エポカドーロが、大逃げしていたコスモイグナーツを直線で捕らえて先頭に立った。
しかし、ステルヴィオは中団の外から並びかけると、さらにギアを1段上げてゴール前でハナ差で差し切った。
激しい3着争いは、道中3〜4番手につけていマイネルファンロンが制し、2番人気ルーカスは9着。

ステルヴィオは、父ロードカナロア、母ラルケット、母の父ファルブラヴという血統。
北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、
馬主は(有)サンデーレーシング。
通算成績は5戦3勝。
重賞初勝利。
スプリングSは木村哲也調教師、クリストフ・ルメール騎手ともに初勝利。

◆クリストフ・ルメール騎手「負けたと思った。最後はすごくいい脚を使ったね。以前は後ろのポジションになっていたけど、今回はいいポジションを取れたし、良くなっている。(初めての中山でも)直線のバランスは良かった。(距離が1ハロン延びる皐月賞の)2000メートルも問題ない」

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2018年03月19日

3月18日の阪神11Rで行われた第66回阪神大賞典(4歳以上オープン、GII、芝・内3000メートル、別定、11頭立て、1着賞金=6700万円)は、
岩田康誠騎手騎乗の3番人気レインボーライン(牡5歳、栗東・浅見秀一厩舎)が
2016年2月のアーリントンカップ以来、約2年ぶりの勝利を挙げた。
タイムは3分3秒6(良)。
ヤマカツライデンがレースを引っ張り、5ハロンごとのラップが60秒1−63秒3−60秒2という急・緩・急のスタミナを要求される流れ。
レインボーラインは中団追走から外々を回って進出して直線半ばで先頭。
内に切れ込むシーンはあったが、そのまま後続の追撃を振り切って、
天皇賞・春(4月29日、京都、GI、芝3200メートル)の優先出走権を獲得した。

1馬身1/4差の2着には中団追走から外めを伸びたサトノクロニクル(4番人気)、
武豊騎乗の1番人気クリンチャーは好位追走から流れ込み、2着馬からさらに1馬身半差遅れた3着に入った。

阪神大賞典を勝ったレインボーラインは、
父ステイゴールド、母レーゲンボーゲン、母の父フレンチデピュティという血統。
北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、
馬主は三田昌宏氏。
通算成績は21戦4勝。
重賞は2016年アーリントンC・GIIIに次いで2勝目。
阪神大賞典は、浅見秀一調教師は1998年メジロブライトに次ぐ2勝目、
岩田康誠騎手は2008年アドマイヤジュピタ、2014&15年ゴールドシップに次ぐ4勝目。

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2018年03月18日

ここで伏兵が好走しても、皐月賞まで追いかけては良くない

 最近4年連続して500万条件を勝ったばかりの伏兵評価の馬が勝っている。ところが、その4頭の本番「皐月賞」での成績は、「10、3、6、8」着止まり。

 過去10年、このスプリングSを最終ステップにして「皐月賞」で連対したのは、

▽15年 2着リアルスティール「共同通信杯1着→スプリングS2着」
▽13年 1着ロゴタイプ「朝日杯1着→スプリングS1着」
▽11年 1着オルフェーヴル「きさらぎ賞3着→スプリングS1着」
▽09年 1着アンライバルド「若駒S1着→スプリングS1着」

 の4頭だが、みんな路線の主要レースでそれなりの結果を残した「オープン格」の馬であり、それがスプリングSで「1番人気」に支持され、その人気に応えて好走したあと本番に出走した馬である。

 残念なことにここで急上昇した上がり馬として「皐月賞」に挑戦した馬は、本番では好走していない。

 一見、スプリングSの検討とは関係ないように思えるが、そんなことはない。本番の皐月賞でも「好走必至」と思える人気馬は、このスプリングSでも高く評価していいが、本番で買う気のない馬は、もうこの時点で肩入れしなくていい。

 逆に、ここなら好勝負可能という伏兵がいたなら、もちろんここで買っていいが、好走してくれたからといって皐月賞まで追いかけては良くない、という形が(たまたまかもしれないが)、連続しているのである。

 この10年に限ってだが、スプリングSで「6番人気以下の穴馬」として馬券に貢献した馬は計「8頭」いるが、皐月賞で3着以内に快走した馬は1頭もいない。

 人気のステルヴィオ(父ロードカナロア)は、本番でギリギリ3着ぐらいではないか(3着ならありえる)とみて、あまり強気にはなれないが、この組み合わせならという意味の中心馬にしたい。ロードカナロア産駒の中では、脚が長く見えるスッキリ体型から、2000mまでは距離の心配はないはずである。

 4代母スイートコンコルド(父パーソロン)は、1984年の無敗の3冠馬シンボリルドルフの全姉。そこに「トウショウボーイ→サンデーサイレンス→ファルブラヴ→ロードカナロア」と配されて誕生したステルヴィオは、長距離型にはなりにくく、どちらかというならマイラーに出て当然だが、体型からするとあまりロードカナロア似でもなく、1800〜2000mが理想の中距離タイプに映る。

 ここ2戦、目下のところ候補の筆頭ダノンプレミアムに完敗の2連敗だが、ゴール前の脚いろで見劣っているわけではなく、2戦ともに上がり33秒台で懸命に追いすがって、ステルヴィオ自身も伸びている。祖母の父サンデーサイレンス譲りの勝負根性もある。この組み合わせで差し比べなら、遅れを取ることはないだろう。

 可能性を秘めるホッカイドウ競馬のハッピーグリン(父ローエングリン)と、まだ自在には動けそうもないが、今後に期待できるゴーフォザサミット(父ハーツクライ)が相手本線。

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2018年03月17日

3月17日の中山11Rで行われた第32回フラワーカップ(3歳オープン、牝馬、GIII、芝・内1800メートル、別定、13頭立て、1着賞金=3500万円)は、
M.デムーロ騎手騎乗の2番人気カンタービレ(栗東・角居勝彦厩舎)が中団待機から直線馬場の真ん中に持ち出されると、鋭い伸び脚を発揮。外から迫るトーセンブレスの追撃を振り切って、重賞初制覇を果たした。
タイムは1分49秒2(良)。

2着には外から猛追したトーセンブレス(3番人気)、
3着にはノームコア(4番人気)が入った。
1番人気に推されたロックディスタウンは4コーナー付近で手ごたえが怪しくなり大敗した。

カンタービレは、父ディープインパクト、母シャンロッサ、母の父Galileoという血統。
北海道浦河町・三嶋牧場の生産馬で、
馬主は石川達絵さん。
通算成績は4戦2勝。

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3月17日の中京11Rで行われた第32回ファルコンS(3歳オープン、GIII、芝・1400メートル、別定、16頭立て、1着賞金=3800万円)は、
福永祐一騎手騎乗の3番人気ミスターメロディ(牡、栗東・藤原英昭厩舎)が
好位追走から直線で力強く抜け出して勝利。
初となる芝でのレースをものともせず、重賞初挑戦で初制覇を飾った。
タイムは1分22秒1(良)。

勝ち馬と同じようなポジションから渋太く粘ったアサクサゲンキ(7番人気)が2着、
中団から脚を伸ばしたフロンティア(5番人気)が3着に入線した。
1番人気に支持されたダノンスマッシュは、後方を追走するも伸び切れず7着に敗れている。

ファルコンSを勝ったミスターメロディは、
父Scat Daddy、母Trusty Lady、母の父Deputy Ministerという血統。
アメリカ・Bell Tower Thoroughbredsの生産馬で、
馬主は グリーンフィールズ(株) 。
通算成績は5戦3勝。
重賞は初勝利。
ファルコンSは、藤原英昭調教師が初勝利、
福永祐一騎手は02年サニングデール、14年タガノグランパに次いで3勝目。

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負けるときはひどくもろいが、危険を承知で狙いたい

 短距離1400mとはいえ、芝の重賞レースに「ストームキャット直父系の種牡馬」の産駒が5頭も人気馬として出走してきた。きわめて珍しいケースである。アサクサゲンキ(祖父ストームキャット)を筆頭に、タイセイプライド、テンクウ、ムスコローソの3頭は3代父がストームキャット。外国産馬ミスターメロディの場合は、4代父がストームキャットになる。

 また、直仔は「かなり単調なスピード型」が多かったため、緩急の変幻のペースが求められる日本では著しく成功しなかったストームキャットは、母の父、あるいは祖父母の代になると豊かなスピード能力を伝えて日本でも成功したため(ファレノプシス=キズナ姉弟、ラキシス=サトノアラジン姉弟など)、ストームキャットが血統図の「3〜4代前」に登場する出走馬が、母の父にストームキャットを持つロードカナロア産駒として「ダノンスマッシュ、ドラグーンシチー」の2頭いる。それ以外に3〜4代前にストームキャットの血が入る馬も2頭いる。

「ヘネシーから→ヨハネスブルグ」、あるいは「ヘネシーから→ヘニーヒューズ」を経た種牡馬の成功(攻勢)などにより、巨大な時代を築いたアメリカとはときを経て、日本にミニ「ストームキャット系」の時代が訪れたような組み合わせのレースである。現在はダート巧者だけでなく、芝をこなす産駒がいっぱいいるのがストームキャット系でもある。

 もうよく知られるように、ストームキャット系の変わらない特徴は、「快走するときはすごく強い」。だが、「負けるときはひどくもろい」。死角は否定できない。ベストの距離かどうかも関係するが、アサクサゲンキの前2戦の負け方、タイセイプライドの2走前、ダノンスマッシュの前回、ムスコローソの1600mの「12着、13着」など、負けるときはひどくもろいストームキャットの血そのものである。

 危険を承知で、1400m【2-0-1-0】なら突っ込んでくるムスコローソ(父ヘニーヒューズ)を狙いたい。アジアエクスプレス、モーニン、ケイアイレオーネ、そして馬場改修中のため阪神の1200mで行われた11年のファルコンSを、猛然と突っ込んで勝ったヘニーハウンドなどの、強いときのイメージである。

 東京のダート1300mの2歳新馬戦を、時計の速い日とはいえ良馬場で「1分17秒4」という驚異のレコード(古馬1600万級)でぶっちぎって勝った前出のミスターメロディは、ダート【2-2-0-0】であり、今回は初芝だが、十分すぎるほど怖い。

 というのも、新馬で「1秒3」もちぎったリョーノテソーロ(4代父がストームキャット)は、1月27日の東京芝1400mの「クロッカスS」を勝って【3-1-0-0】となった。そのときの2着がここで人気のアンブロジオであり、脚を余して3着(上がりは勝ち馬と同じ34秒1)に突っ込んだのがムスコローソである。ダート巧者としても、芝の本馬場で2週連続して決して悪くない動きのミスターメロディを切る手はない。

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2018年03月16日

 阪神大賞典が今週の注目レース。過去10年、1番人気は5勝、2着2回、3着2回と安定している。1番人気馬は目下5連勝中だ。他の年の勝ち馬も、すべて5番人気までの馬たちで、比較的堅いレースだ。
 指数上は、過去10年のうち9年で連対している過去の指数が高い馬や、平均指数上位馬たちが中心。ランク外で勝利した馬は3頭いるが、そのうち2頭は明け4歳馬。5歳馬以上なら指数上位が勝ち馬の条件になりそう。


 今年は、アルバート、スーパーマックス、クリンチャー、レインボーライン、カレンミロティック、シホウ、サトノクロニクルなどが指数の上位馬たちだ。

 過去の連対馬は3000メートル以上の距離で瞬発力が鋭い馬たちが多い。今年のメンバーの中ではアルバート、レインボーライン、ヤマカツライデン、トミケンスラーヴァ、シホウ、クリンチャーなどが連軸候補にあがってくる。

 とりわけ3000メートル以上の距離実績では(4002)のアルバートが最上位だ。前走、ステイヤーズSで、同レース3連勝を決めた。3000メートル以上の重賞で勝てなかった2戦は共にG1春の天皇賞でのことだが、そこでも、6、5着に好走した。昨年の春の天皇賞は100の高指数で5着に奮闘しており、長距離戦線では間違いなく上位の1頭だ。

 他に3000以上の長距離で実績があるのは、トミケンスラーヴァ(1000)、カレンミロティック(0112)、レインボーライン(0101)、クリンチャー(0100)などだが、若干手薄なメンバーたちで、長距離の実績ではアルバートが抜けた存在といえるだろう。

 逆転候補は長くいい脚を使える菊花賞2着のクリンチャー。4歳馬の成長力に懸ける手もあるかもしれない。

 スプリングSは上位3頭に皐月賞の優先出走権が与えられる前哨戦。
 今年の指数上位馬は、ステルヴィオ、ビッグスモーキー、エポカドーロ、ライトカラカゼ、ルーカス、カフジバンガード、コスモイグナーツなど。

 連軸候補はステルヴィオ、ビッグスモーキー、エポカドーロ、ルーカスなど、先行力がある指数上位馬たちに加え、差し脚上位のゴーフォザサミット、カフジバンガード、マイネルファンロン、レノヴァールなどだろう。

 とりわけ、前走、好指数で朝日杯2着だったステルヴィオが重賞実績では最上位。差し脚の鋭さでも上位にあり、ここなら連軸向きといえそうだが、マイル戦でのものだけに、1800メートルが合うかどうか。スプリングSは、思いのほかスタミナが問われる傾向にあり、1800や2000メートル戦で、先行して瞬発力の鋭い馬たちが活躍していることを考えると、取りこぼしにつながるかもしれない。

 その点から、前走、2000メートル戦を逃げ切って勝ったエポカドーロや、2200メートル戦で好指数を示したビッグスモーキー、スローペースが得意なゴーフォザサミットなどにもチャンスはあるのではないか。


 3歳牝馬のフラワーCは、スローペース必至で、指数が低い馬にも要注意のレース。
 1番人気馬は過去10年で4勝、2着3回、3着1回と、堅実。
 今年の指数上位は、ノーブルカリナン、トーセンブレス、メサルティム、ウスベニノキミ、ファストライフ、カンタービレ、モルフェオルフェ、バケットリスト、ロックディスタウン、カラリエーヴァなど。

 牝馬の中距離戦でスローペースは必至。スローペースで差し脚が鋭いのはノーブルカリナン、ウスベニノキミ、トーセンブレス、メサルティムなど。
 ここは1勝馬の身だが、前走、オープンでも好指数で2着に好走、成長を感じさせるノーブルカリナンに注目したい。


 中京競馬場のメインは、3歳1400メートル戦のファルコンS。過去6年、平均指数の上位馬が連軸の中心になっている。
 今年は、ダノンスマッシュ、カイザーメランジェ、タイセイプライド、モズスーパーフレア、テンクウ、ヒシコスマー、ムスコローソ、フロンティアなどが指数の上位馬たち。

 短距離戦だけに、ペースが上がって、直線のスタミナ比べになりそう。スタミナなら、マイル戦で好指数を示しているダノンスマッシュ、テンクウ、フロンティアなどがピックアップされる。なかでも朝日杯で5着のダノンスマッシュの底力が上位だろう。また、テンクウの昨年秋のサウジアラビアRC4着の指数はレベルが高く、前走も楽勝。ダノンスマッシュをしのぐ力があるかもしれない。



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ステルヴィオ
牡3歳
調教師:木村哲也(美浦)
父:ロードカナロア
母:ラルケット
母の父:ファルブラヴ
ここに注目!
前走の朝日杯フューチュリティSでは、勝ち馬ダノンプレミアムに次ぐ2着と好走。まだ重賞のタイトルは獲得していないが、世代上位の能力を備えた一頭だ。今回は休養明け初戦だけに、最終追い切りの動きが注目されるが、堅実な末脚で重賞初Vを狙う。

ゴーフォザサミット
牡3歳
調教師:藤沢和雄(美浦)
父:ハーツクライ
母:ラグジャリー
母の父:Storm Cat
ここに注目!
前走の共同通信杯はスタートで後手を踏み流れに乗れなかったが、最後の直線では力強い末脚を披露し、勝ち馬から0秒3差の4着に入った。前々走の500万下・百日草特別(東京・芝2000メートル、1着)では軽快な先行力を見せており、中山・芝コースにも対応可能だろう。

レノヴァール
牡3歳
調教師:高野友和(栗東)
父:ハーツクライ
母:データ
母の父:Roy
ここに注目!
前走の500万下・若竹賞(中山・芝1800メートル)で待望の2勝目をマークして、重賞路線に乗ってきた。今回は相手強化の一戦になるが、前走で今回と同じ舞台を経験している点はアドバンテージになるはず。立ち回りのうまさを生かせば、連勝のシーンも十分だ。

エポカドーロ
牡3歳
調教師:藤原英昭(栗東)
父:オルフェーヴル
母:ダイワパッション
母の父:フォーティナイナー
ここに注目!
今年に入ってから未勝利(京都・芝1600メートル)と500万下・あすなろ賞(小倉・芝2000メートル)を連勝。前々走が良、前走が稍重と、異なる馬場状態をクリアしている点も心強い。機動力に富んだタイプだけに、今回の舞台にも不安はなさそうだ。

ルーカス
牡3歳
調教師:堀宣行(美浦)
父:スクリーンヒーロー
母:メジロフランシス
母の父:カーネギー
ここに注目!
全兄のモーリスは2015年度のJRA賞年度代表馬を受賞した名馬。本馬はまだ完成度はこそ高くないが、血統面からの注目度は高い。前走のホープフルS(6着)はひと息の内容だったが、素質は文句なく一級品。ここで今年の好発進が期待される。

ハッピーグリン
牡3歳
調教師:田中淳司(北海道)
父:ローエングリン
母:レディセラヴィ
母の父:アグネスタキオン
ここに注目!
前走の500万下・セントポーリア賞(東京・芝1800メートル)を優勝し、能力の高さを示したホッカイドウ競馬所属の素質馬。JRA重賞への挑戦となる今回は相手が強化されるが、瞬発力は互角以上で、芝で4着以下がない戦績からも、侮ることはできない。

ビッグスモーキー
牡3歳
調教師:清水久詞(栗東)
父:キングカメハメハ
母:スモークンフローリック
母の父:Smoke Glacken
ここに注目!
ダートで2勝をマークしているが、前走のオープン特別・すみれS(阪神・芝2200メートル)で3着に好走し、芝にも対応可能なことを証明している。条件を問わずにセンスの良いレース内容を続けており、芝2戦目で前進が期待される。

サトノソルタス
牡3歳
調教師:堀宣行(美浦)
父:ディープインパクト
母:アイランドファッション
母の父:Petionville
ここに注目!
デビュー2戦目で臨んだ前走の共同通信杯では、中団のインを追走から直線で力強く末脚を伸ばして2着に好走した。特別登録を行った時点では出否未定のようだが、出走してくれば上位の評価が必要になる一頭だ。


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アルバート
牡7歳
調教師:堀宣行(美浦)父:アドマイヤドン
母:フォルクローレ
母の父:ダンスインザダーク
ここに注目!
芝の長距離重賞で実績を積み続けており、ハンデ戦ではかなりの斤量が見込まれる。それだけに、他馬より重いとはいえ、57キログラムの別定重量で出走できるのは大きな魅力と言えるだろう。この斤量での芝3000メートルなら、休み明けでも動けるはずだ。

クリンチャー
牡4歳
調教師:宮本博(栗東)
父:ディープスカイ
母:ザフェイツ
母の父:ブライアンズタイム
ここに注目!
前走の京都記念は、4キログラムの馬体増だったが、3歳時よりも全体的にボリュームアップし、ひと回り大きくなったように見えた。前走の勝利は、展開や馬場コンディション(重)が向いただけではないだろう。明け4歳となり、調教でもしっかりと動くようになっている。

サトノクロニクル
牡4歳
調教師:池江泰寿(栗東)
父:ハーツクライ
母:トゥーピー
母の父:Intikhab
ここに注目!
昨年、どちらも約2か月半ぶりだった京都新聞杯で2着、セントライト記念で3着に入っており、休み明けは苦にしないタイプ。太めが残りにくいということも、関係しているのかもしれない。競馬場でテンションが上がることがあるので、当日の気配には要注目だ。

レインボーライン
牡5歳
調教師:浅見秀一(栗東)
父:ステイゴールド
母:レーゲンボーゲン
母の父:フレンチデピュティ
ここに注目!
今回は、前走の有馬記念(8着)以来約3か月の休み明けになる。帰厩後の調教量は多くないものの、約4か月ぶりで3着だった昨年の天皇賞(秋)が今回と似たような調整過程だったことを思えば、それほど気にする必要はないだろう。

トミケンスラーヴァ
牡8歳
調教師:竹内正洋(美浦)
父:タイキシャトル
母:タイキクララ
母の父:デヒア
ここに注目!
3走前に重馬場で勝っているが、本質的には良馬場向きのタイプ。当日の馬場コンディションには注意を払いたい。条件的に合いそうなダイヤモンドSに出走していなかったのは、左回りコースを苦手としているためだろう。今回の条件は合いそうだ。

カレンミロティック
せん10歳
調教師:平田修(栗東)
父:ハーツクライ
母:スターミー
母の父:A.P. Indy
ここに注目!
1週前追い切りでは併走相手の3歳未勝利馬を捕まえ切れなかったが、大きく追走してのもの。長めからハードに追い切られたことで、息はできてくるはずだ。阪神は3勝の実績があるコース。3か月以上の休み明けも〔3・0・2・4〕で、苦にしないタイプだ。

ヤマカツライデン
牡6歳
調教師:池添兼雄(栗東)
父:シンボリクリスエス
母:ヤマカツオーキッド
母の父:ダンスインザダーク
ここに注目!
前走の小倉大賞典(15着)時は、プールを併用して乗り込み、直前もハードに追い切られていたが、当日は8キログラム増の馬体重で、腹回りにも余裕が感じられた。汗をかきにくい時季で、馬体を絞りにくかったのだろう。1度使われた今回は、すっきりしてくるはずだ。

シホウ
牡7歳
調教師:笹田和秀(栗東)
父:キングカメハメハ
母:ゴコウ
母の父:Danehill
ここに注目!
このレースを目標に併せ馬を何度も消化。調教で動くタイプではないので、目立つ走りこそ見せていないが、その仕上がりはなかなかのものだ。スタミナの生きる展開を理想とする馬。今回、そのような流れになるかどうかだろう。


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2018年03月15日

ロックディスタウン
牝3歳
調教師:藤沢和雄(美浦)
父:オルフェーヴル
母:ストレイキャット
母の父:Storm Cat
ここに注目!
デビュー2連勝で臨んだ前走の阪神ジュベナイルフィリーズでは1番人気で9着に敗れたが、メイクデビュー新潟(芝1800メートル)と札幌2歳Sは圧巻の勝ちっぷりだった。その2戦と同距離に戻る今回は、約3か月の休養明けでも巻き返しが可能だろう。

トーセンブレス
牝3歳
調教師:加藤征弘(美浦)
父:ディープインパクト
母:ブルーミンバー
母の父:ファルブラヴ
ここに注目!
デビュー2戦目のアルテミスSは1番人気で6着だったが、続く2歳女王決定戦の阪神ジュベナイルフィリーズでは、鋭い末脚を繰り出して4着に善戦した。父ディープインパクト譲りの強烈な末脚を武器に、初タイトル奪取を狙う。

ノームコア
牝3歳
調教師:萩原清(美浦)
父:ハービンジャー
母:クロノロジスト
母の父:クロフネ
ここに注目!
6か月余りの休養明けとなる点は気になるが、休養前にはセンスあふれる内容でデビュー2連勝を飾っている。今回の出走メンバーで“無敗”は本馬のみ。未知の魅力にあふれる一頭なのは間違いない。

ノーブルカリナン
牝3歳
調教師:友道康夫(栗東)
父:ディープインパクト
母:ノーブルジュエリー
母の父:Smarty Jones
ここに注目!
デビュー3戦目となった前走のオープン特別・エルフィンS(京都・芝1600メートル)では、現役時に芝1400から1600メートルの距離で6勝と活躍した母ノーブルジュエリーと同じ2着でゴール。その母が果たせなかった重賞タイトル奪取なるか、注目だ。

メサルティム
牝3歳
調教師:荒川義之(栗東)
父:ディープブリランテ
母:ピンクアリエス
母の父:キングカメハメハ
ここに注目!
デビュー3戦は7、3、9番人気と前評判は高くなかったものの、結果は3、1、1着。実戦タイプと言えるだろう。連勝したここ2戦は、どちらもフラワーCと同じ芝1800メートル。適距離であることは間違いないだけに、相手強化でも軽視は禁物だ。

カンタービレ
牝3歳
調教師:角居勝彦(栗東)
父:ディープインパクト
母:シャンロッサ
母の父:Galileo
ここに注目!
デビュー2戦はいずれも2着と惜敗したが、3戦目の未勝利(京都・芝1800メートル)を、圧倒的な1番人気に応えて順当に勝ち上がった。敗れた2戦も勝ちに等しいパフォーマンスで、まだ能力の底らしい底を見せていないだけに、ここも楽しみが大きい。

ファストライフ
牝3歳
調教師:青木孝文(美浦)
父:スーパーホーネット
母:トゥファーアウェイ
母の父:チチカステナンゴ
ここに注目!
初勝利を挙げるまでに5戦を要したが、500万下クラスに昇級後は6、3着と着実にステップアップ。成長力に富んだタイプと言えよう。後方で脚をためる戦法が板に付いてきた感があり、終いが生きる流れになれば上位食い込みも十分だ。

バケットリスト
牝3歳
調教師:高橋文雅(美浦)
父:シンボリクリスエス
母:レチャーダ
母の父:ディープインパクト
ここに注目!
半兄ゲンパチケンシン(父クロフネ、現役)は、これまでの全16戦が芝1200メートルで2勝という成績だが、父がシンボリクリスエスの本馬は、デビューから7戦全てで芝1800メートルに出走している中距離タイプ。このフラワーCは適条件と言えるだろう。


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ダノンスマッシュ
牡3歳
調教師:安田隆行(栗東)
父:ロードカナロア
母:スピニングワイルドキャット
母の父:Hard Spun
ここに注目!
父ロードカナロアは安田記念も勝っているが、芝1200メートルで海外を含めてG5勝を挙げた生粋のスプリンター。本馬も卓越したスピードを受け継いでおり、前走の朝日杯フューチュリティS(5着)から200メートルの距離短縮はプラス材料だろう。

タイセイプライド
牡3歳
調教師:西村真幸(栗東)
父:ヨハネスブルグ
母:キャニオンリリー
母の父:エルハーブ
ここに注目!
3か月ぶりだった前々走の京王杯2歳Sは、14キログラム増の太め残りもあってか8着に敗れたが、マイナス18キログラムと馬体が絞れた前走のオープン特別・クリスマスローズS(中山・芝1200メートル)を優勝。今回のメンバー中唯一の3勝馬で、ここも有力候補に挙げられる。

アサクサゲンキ
牡3歳
調教師:音無秀孝(栗東)
父:Stormy Atlantic
母:Amelia
母の父:Dixieland Band
ここに注目!
Tapit産駒の半姉ラビットランはローズSを優勝しているが、父が短距離色の強いStormy Atlanticに替わった本馬は、芝なら1400メートルまでがベストだろう。前走の朝日杯フューチュリティS(10着)は度外視できる結果と言え、ここはあらためて期待したい。

フロンティア
牡3歳
調教師:中内田充正(栗東)
父:ダイワメジャー
母:グレースランド
母の父:トニービン
ここに注目!
昨年、JRA現役最速でJRA通算100勝を達成し、朝日杯フューチュリティSをダノンプレミアムが制すなど、躍進を続ける中内田充正厩舎の所属。本馬も昨年の新潟2歳S勝ちの実績があり、今年も目が離せない存在だ。

テンクウ
牡3歳
調教師:奥村武(美浦)
父:ヨハネスブルグ
母:ピサノドヌーヴ
母の父:アグネスタキオン
ここに注目!
前々走のサウジアラビアロイヤルCで2歳コースレコード決着の4着に入り、前走のオープン特別・ジュニアC(中山・芝1600メートル)で2勝目を挙げた。ここでも地力は互角以上。完成度の高さと自在性を兼ね備えており、初めての芝1400メートルにも対応可能だろう。

アンブロジオ
牡3歳
調教師:菊沢隆徳(美浦)
父:ローズキングダム
母:アンティフォナ
母の父:Songandaprayer
ここに注目!
父ローズキングダムは、現役時代に朝日杯フューチュリティSとジャパンカップを優勝。現3歳世代が初年度産駒になるが、JRAで2勝を挙げている本馬が出世頭だ(3月11日終了時点)。父の評価を高めるためにも、ここで重賞タイトル獲得を目指す。

ムスコローソ
牡3歳
調教師:手塚貴久(美浦)
父:ヘニーヒューズ
母:ルナレガーロ
母の父:アドマイヤムーン
ここに注目!
2桁着順の新潟2歳S(12着)と朝日杯フューチュリティS(13着)は、共に芝1600メートル。芝1400メートルでは2勝、3着1回と抜群の安定感を誇っている。堅実な末脚がセールスポイントで、展開が噛み合えばまとめて差し切るシーンもありそうだ。

ミスターメロディ
牡3歳
調教師:藤原英昭(栗東)
父:Scat Daddy
母:Trusty Lady
母の父:Deputy Minister
ここに注目!
昨年11月のメイクデビュー東京(ダート1300メートル、1着)で、1分17秒4の2歳JRAレコードをマークしており、非凡なスピードは証明済み。父はアメリカのダートG1勝ち馬だが、種牡馬としては芝のG1馬も輩出している。ここは本馬の適性を見極める意味でも重要な一戦になりそうだ。


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2018年03月14日

大阪杯がミルコの「気分のいい日」であることを期待

 古馬の金鯱賞2000mは2分01秒6「63秒0-58秒6」の超のつくスロー。
一方、桜花賞の伏兵の揃ったフィリーズレビュー1400mは、人気馬の競走中止(落馬)も関係した激しい流れで1分21秒5「33秒7-(11秒7)-36秒1」。

 ともに次のGIと結びつけるのは難しいうえ、3歳牝馬のFR組は「1分21秒5」で差し切ったリバティハイツのほか、1分21秒6のアンコールプリュ、同じく1分21秒6のデルニエオールの3頭が優先出走権を得た。と同時に、獲得賞金額からすると「4着アンヴァル(1分21秒6)、10着モルトアレグロ(1分22秒1)、15着コーディエライト(1分22秒5)、さらには落馬したアマルフィコースト」まで、計7頭がこのあとなにもなければ本番の桜花賞に駒を進めることが可能な状況にある。道中で大きな不利の生じた馬もいた。

 今回のタイムを重視するなら、上位4着まではほぼ横一線の伏兵(候補)としても不思議はないが、4頭もそろってチューリップ賞1〜3着馬(阪神JFでも同じ)や、アーモンドアイに接近した可能性は、実際にはかなり低い。フィリーズレビュー組の評価は、もう少し候補がはっきりしてからの本番直前としていいだろう。

 金鯱賞の4歳馬スワーヴリチャード(父ハーツクライ)は、ひと回り馬体が成長したと同時に、身体全体のバランスが良くなったように思える。

 スローになるのはどの人馬も織り込み済みであり、M.デムーロのスワーヴリチャードは向こう正面に入って早めに2番手確保。そのわりに、超スロー(前後半の1000mの差4秒4)でリードしていたサトノノブレス(父ディープインパクト)を交わすのにモタついた印象はあったが、後半3ハロンは「11秒4-11秒2-11秒6」=34秒2の高速決着。切れ味勝負型というのではないスワーヴリチャードとすれば上々だろう。

 外に出したくないM.デムーロ騎手は、アルゼンチン共和国杯と同じように4コーナーでラチ沿いに入った。右回り、左回りに関係なく、カーブのフットワークがちょっとスムーズではない印象もあったが、これはJRAのなかでも新潟と同様の小回りであり(だから直線は長い)、他場に比べて中京コースのコーナーからの出口はカーブがきついからかもしれない。

 有馬記念の直線で内にもたれたのは強引なスパートで脚いろが鈍っただけで、「右回りだからではない(デムーロ騎手)」という見解はその通りだと思える。このあと大阪杯を出発とする春のビッグレースはみんな右回りだが、もし右回りが死角とされるなら、スワーヴリチャードには過度な人気になることのない利が生じる。予定する大阪杯の日が、ミルコの気の乗らない日ではなく、まとめ勝ちできる「朝から気分のいい日」であることを期待したい。

 サトノノブレスは、人気の圏外に置かれたが、大不振の真っただ中で11着だった昨年の金鯱賞を別にすると、これで金鯱賞【0-2-2-0】である。スローを読み果敢にハナを切った、テン乗り幸騎手のファインプレーだった。早め2番手のM.デムーロ騎手も別にサトノノブレスをマークしていたわけではないから、実際には単騎の超スロー。粘り込まれて仕方がない下地があったということか。

 サトノダイヤモンド(父ディープインパクト)は「のどを気にするところがあったのかもしれない(池江調教師)」という凱旋門賞15着のあと、5カ月ぶりの実戦。精神的な面を合わせ、なんとしても手ごたえをつかみ、復調を確かなものにしたい一戦だから、慎重に大事に乗ったのであり、ここで負担をかけては元も子もなくなってしまうと考えたC.ルメール騎手の立場になれば、道中であまり動かなかったのは十分に理解できる。

 金鯱賞はビッグレースの前哨戦として再三時期の変更を求められてきたレースであり、現在はGI大阪杯へのステップを図ろうとする馬の一戦。「もっと早く動いてくれれば…」そんなファンも多かったが、サトノダイヤモンドの抱えるテーマを考えれば、これで今後のビッグレースへの展望が再び大きく広がったのである。

 逆にヤマカツエース(父キングカメハメハ)は、こういうレースこそが狙いだが、今回は有馬記念以来であり、522キロは自己最高の馬体重をだいぶ上回っていた。動けなかったのはその影響もあったろう。

 この超スローペース(前半1000m通過63秒0)で、人気のスワーヴリチャードが2番手で先行しているのに、それを見ながら積極的にスパートできなかった他の伏兵はちょっと情けなかったが、ムリしたくないサトノダイヤモンド以外、スローペースだからこそ最後に各馬の能力差が明確に出てしまった、と振り返ることができる。

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2018年03月13日

3月11日の阪神11Rで行われた第52回フィリーズレビュー(3歳オープン、牝馬、GII、芝・内1400メートル、馬齢、18頭立て、1着賞金=5200万円)は、
北村友一騎手騎乗の8番人気リバティハイツ(栗東・高野友和厩舎)が中団追走からゴール前の混戦を割って出て、重賞初制覇を果たした。
タイムは1分21秒5(良)。
半馬身差の2着にアンコールプリュ(2番人気)、
さらにクビ差の3着にデルニエオール(5番人気)が入った。
この上位3頭が桜花賞(4月8日、阪神、GI、芝・外1600メートル)の優先出走権を獲得した。
1番人気のモルトアレグロは10着。
アマルフィコースト(4番人気)はスタート直後に浜中俊騎手が落馬、競走を中止した。

 リバティハイツは、父キングカメハメハ、母ドバウィハイツ、母の父ドバウィという血統。
北海道千歳市・社台ファームの生産馬で、馬主は(有)社台レースホース。
通算成績は4戦2勝。
フィリーズレビューは、高野友和調教師、北村友一騎手ともに初勝利。

 ◆北村友一騎手「いい脚でしたね。何とか桜花賞の権利をとれたらと思って乗りました。未勝利を勝ったときよりも成長していました。次はもっとよくなってくれていればと思います」

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2018年03月12日

3月11日の中京11Rで行われた第54回金鯱賞(4歳以上オープン、GII、芝2000メートル、別定、9頭立て、1着賞金=6200万円)は、
ミルコ・デムーロ騎手騎乗のスワーヴリチャード(牡4歳、栗東・庄野靖志厩舎)が単勝1.6倍の断然の人気に応えるとともに、大阪杯(4月1日、阪神、GI、芝2000メートル)の優先出走権を獲得した。
タイムは2分1秒6(稍重)。

 4番手の外につけていたスワーヴリチャードは早めに2番手に上がると、
逃げていたサトノノブレス(8番人気)をゴール前できっちりと1/2馬身差で差し切った。
5番手を追走していたサトノダイヤモンド(2番人気)は5番手追走から直線で大外を伸び、
さらに1馬身差の3着だった。

 スワーヴリチャードは、父ハーツクライ、母ピラミマ、母の父アンブライドルズソングという血統。
北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(株)NICKS。
通算成績は9戦4勝。
重賞は2016年共同通信杯・GIII、17年アルゼンチン共和国杯・GIIに次いで3勝目。
金鯱賞は庄野靖志調教師、ミルコ・デムーロ騎手ともに初勝利。

 ◆ミルコ・デムーロ騎手「外枠だったから、(外枠で出遅れて後方追走となった)有馬記念の二の舞は嫌だと思って、逆に前へ行きました。とても強い馬ですね。(馬体重10キロ増は)成長分です」

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2018年03月11日

3月10日の中山11Rで行われた第36回中山牝馬ステークス(4歳上オープン、牝馬、GIII、芝・内1800メートル、ハンデ、14頭立て、1着賞金=3600万円)は、
池添謙一騎手騎乗の6番人気カワキタエンカ(栗東・浜田多実雄厩舎)が好スタートからハナを奪い
マイペースで運ぶと、直線も脚いろ衰えずに逃げ切った。
重賞は初勝利。タイムは1分49秒0(稍重)。

 半馬身差の2着は北村宏司騎手騎乗のフロンテアクイーン(2番人気)、
さらに1馬身半差の3着には岩崎翼騎手騎乗のレイホーロマンス(9番人気)が入った。

 このレースがラストランのマキシマムドパリ(1番人気)は12着。
ほか、トーセンビクトリー(3番人気)は4着、
ワンブレスアウェイ(4番人気)は11着、
エテルナミノル(5番人気)は10着に終わった。

 中山牝馬Sを勝ったカワキタエンカは、
父ディープインパクト、母カワキタラブポップ、母の父クロフネという血統。
北海道新ひだか町・木田牧場の生産馬で、馬主は川島吉男氏。
通算成績は10戦3勝。
重賞は初制覇。

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昨年後半から現4歳馬の攻勢はすごい

 ビッグレースの前哨戦として組まれてきた金鯱賞は、時期が変わったことが多いうえ、新中京コースになっての回数も少なく、レースのパターンはないに等しい。しいてあげれば、GI大阪杯の前哨戦になったので、メンバーの中にGI級が複数含まれるようになったこと。

 もうひとつ、今年の場合は、ここまでに行われた古馬の芝のGII別定戦は、「アメリカJCC→京都記念→中山記念」の3つ。エース級が出走して実力勝負に持ち込まれるGIIレースは、すべて「4歳=4歳」の1〜2着だったことか。世代レベルというほどのことはないが、昨年後半から現4歳馬の攻勢はすごいのである。

 人気でも、馬体に迫力が加わり、充実期を迎える古馬らしいバランスが整ったスワーヴリチャード(父ハーツクライ)に期待したい。

 右回りは合わないとする見方もあるが、それはあまりスムーズではなかった3歳春の皐月賞当時のことで、有馬記念のあとでデムーロ騎手が振り返ったように、決して右回りに不安があるわけではない。

 もし、右回りが不得手だとしたら、何回もコーナーを通過する有馬記念の「0秒2」差は大変なことで、4着とはいえ、実力で上回ったのはスワーヴリチャードだったと認めるのに等しいだろう。

 有馬記念の4着は、外枠のためいい位置につけることができず、前半は最後方の集団で追走。スパートしたのは3コーナーからだった。中山の3コーナー手前は残り800mに近い。あそこからロングスパートすると、どんな名馬でもだいたいは止まる。もっとも苦しいところに急坂が待っているから。有馬記念の歴史にはそういう馬が何頭もいるが、コースの特徴だから仕方がない。

 スワーヴリチャードには、外々を回ったロスもあった。右回りが不得手なら、あんなレースはできない。

 負けたデムーロ騎手が右回りに不安があるわけではない、と、それを敗因にしないのだから、これは真実なのである。春はこのあと右回りのビッグレースが連続するが、ここで好発進できるなら、次のビッグレースでも評価を下げる必要はないということでもある。

 スワーヴリチャードは、ここまでに苦しい日程を組んでいないから、活力を消耗していないのも、大きな強みになる。父ハーツクライが本物になって有馬記念を制したのは4歳時。ドバイ、イギリスに遠征して快走したのは5歳になってからである。同じような成長カーブを描いてくれることを期待したい。

 アルゼンチン共和国杯を見ると、予測される緩い流れならスワーヴリチャード(デムーロ)は早めに好位につけることも、進出することも可能。キチッと答えを出したい。

 相手本線は、東スポ杯でスワーヴリチャードを差し切っているブレスジャーニー(父バトルプランは、エンパイアメーカーの代表産駒)。間違いなく、左回りのほうが合う。

 阪神のフィリーズRは、1400mまでなら距離不安はないとみて、アンヴァルから流す。

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2018年03月10日

距離とコース適性を重視、少しタフな芝状態も理想的

 土曜日の降雨の可能性は0%となった。金曜日朝までの春の嵐の影響はどのくらい残るだろうか。近年の馬場の排水機能はすごいので、メインのころは「ちょっと時計がかかるかもしれない程度」の良馬場か、やや重に回復していると思える。

 といって、春先の牝馬同士のハンデ戦。人気上位馬同士の結末などめったになく、最近10年の馬券に関係した30頭のうち、半数以上の「16頭」が6番人気以下の伏兵によって占められる。2ケタ人気馬が「9頭」もいる。

 また、30頭のうち半数に相当する「14頭」が、軽ハンデとしていい「53キロ」以下の馬であり、大半は人気薄である。

 距離と、コース適性を重視し、またやや重に近い芝コンディションは合っているのではないかと考え、54キロのゲッカコウ(父ロージズインメイ)から入る。

 ダートのドバイWCを勝った父ロージズインメイ(その父デヴィルヒズデューの3代父はヘイルトゥリーズン)の代表産駒の多くは、スピード系のダート巧者が多い。だが、ゲッカコウは母父のシンボリクリスエス(3代父ヘイルトゥリーズン)、オークス2着の祖母チューニーの父がサンデーサイレンス(祖父へイルトゥリーズン)という配合なので、へイルトゥリーズンの「5×5×5」が特徴。

 芝向きのスピード能力も前面に出したのが牝馬ゲッカコウであり、芝1800mには再三1分47秒台がある(最速は1分46秒6)。2走前の中山1800mのOP特別では、牡馬マイネルハニーを0秒1差まで追い詰め、人気の毎日王冠3着馬グレーターロンドンに1馬身半近くも先着する2着だった。

 中山芝1800mはフラワーC2着を含め、ここまで【1-2-2-0】なので、条件ベスト。非力型ではないから、少しタフな芝状態も理想的だろう。予想される平均ペースの好位2〜3番手につけて進めると思える。

 なお、ゲッカコウが2着した16年のフラワーCの勝ち馬は、今回対戦する54キロのエンジェルフェイスであり、エンジェルフェイスの全姉レディアルバローザは11年、12年の中山牝馬Sを連覇している。

 相手本線は、そのエンジェルフェイス(全姉レディアルバローザだけでなく、半姉キャトルフィーユも14年の同着2着馬)と、もう1頭はマキシマムドパリではなく、そのいとこで同じ芦毛のキンショーユキヒメ(父メイショウサムソン)としたい。

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2018年03月09日

 フィリーズレビューは4週先に迫った桜花賞のトライアル。3着馬までに桜花賞の優先出走権が与えられる。
 3歳牝馬の重賞戦なら、前走指数の上位馬が中心になるはずだが、前走指数上位馬は2勝どまりと、やや精彩を欠く。かわって、過去の指数の高い馬が5勝、7連対とまずまずの成績を上げている。ただ、ランク外の馬の活躍も目立ち、スローペースで差し脚上位の馬には注意がいる。

 今年は、アンヴァル、アルモニカ、モルトアレグロ、ラブカンプー、リバティハイツ、アリアなどが指数の上位馬だ。

 阪神の内回りコースの芝1400メートルなら、外回りコースと比べて極端なスローペースはないだろう。先行して差し脚のある馬たちに流れが向くとすると、中心になるのはモルトアレグロだろう。

 モルトアレグロの2走前、阪神JFは入れ込みがきつかったようだが、後方から追い込んで5着に健闘。上位馬とは少し差がついたが、直線の伸びは上々だった。前走の紅梅S
は離れた3番手で先行、直線で差し脚を伸ばして完勝している。

 陣営は前走のような先行力を生かしたレースが合うと判断しているようで、阪神の内回りの1400メートル戦はモルトアレグロの適性に最も合うレースだろう。

 前走、東京の1400メートル春菜賞を2番手から快勝したアルモニカ、好指数で1200を3連勝しているアンヴァル、スローペースの差し脚が鋭いアマルフィコーストなどが相手の中心。


 中山牝馬Sはハンデ戦。
 今年の指数上位馬は、エテルナミノル、レイホーロマンス、マキシマムドパリ、シャルール、ワンブレスアウェイ、カワキタエンカ、トーセンビクトリー、ブラックオニキスなど。

 前走、愛知杯を使った馬たちが8頭出走して、指数上でも上位にあり、再戦模様のレースだろう。その愛知杯を勝ったのはエテルナミノル。先行して直線半ばに先頭に立つと後続馬の追撃を許さず快勝した。後方から差し脚を伸ばして迫ったのが3着のマキシマムドパリだが、先行力がある分、ここでもエテルナミノルが連軸向きだろう。

 愛知杯以外の組では4歳の逃げ馬カワキタエンカが気になる存在。休み明けだった前走は10着に大敗しているが、逃げてローズS2着、秋華賞5着の粘りはなかなか。ひと叩きされて、落ち着いたレースができれば、粘り切るかもしれない。

 他では底力のある6歳馬トーセンビクトリー。昨年の勝ち馬で、前走のAJCも牡馬相手に5着に好走している。


 昨年から春の開催になったG2金鯱賞は、G1大阪杯を目指すステップレース。今年は有力馬たちがそろってレベルが高い。

 今年の指数の上位馬は、サトノダイヤモンド、メートルダール、ダッシングブレイズ、サトノノブレス、デニムアンドルビー、スワーヴリチャード、プレスジャーニー、ヤマカツエースなど。

 とりわけ、指数が高く、安定感があるのはサトノダイヤモンドだ。前走の凱旋門賞は15着に大敗したが、一昨年の菊花賞、有馬記念も制して、昨年は、阪神大賞典も勝った。天皇賞春はキタサンブラック、シュヴァルグランに次いで3着だったが、国内戦では3着以下になったことがない。

 それだけに、凱旋門賞(2400m)の15着は腑に落ちないが、スタミナの豊富な馬だけに、2500メートル以上の距離のほうが合うのかもしれない。とすると、2000メートルの金鯱賞はどうだろうか。

 サトノダイヤモンド逆転の一番手は4歳馬スワーヴリチャードだろう。ダービー2着の後も、アルゼンチン共和国杯を制して、前走の有馬記念は4着に頑張った。ここは2カ月半ぶりのレースになるが、成長の勢いに期待したい。



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サトノダイヤモンド
牡5歳
調教師:池江泰寿(栗東)
父:ディープインパクト
母:マルペンサ
母の父:Orpen
ここに注目!
一昨年に菊花賞と有馬記念を制し、同年度のJRA賞最優秀3歳牡馬を受賞。昨年秋の海外遠征は未勝利に終わったが、これまでG2勝の実績は、今回のメンバー中では間違いなくトップと言える。再起をかける今年の始動戦で、再び強い姿を見せてくれるだろう。

スワーヴリチャード
牡4歳
調教師:庄野靖志(栗東)
父:ハーツクライ
母:ピラミマ
母の父:Unbridled's Song
ここに注目!
昨年から快進撃を続ける現4歳世代の中でも、本馬は日本ダービー2着など上位の実力の持ち主。前述の日本ダービーに加え、重賞2勝は東京競馬場で挙げたもので、左回りコースでこそ力を発揮できるタイプだ。今年の始動戦で好結果を出し、さらなる飛躍につなげたい。

ヤマカツエース
牡6歳
調教師:池添兼雄(栗東)
父:キングカメハメハ
母:ヤマカツマリリン
母の父:グラスワンダー
ここに注目!
一昨年(12月)と、開催時期が移された昨年3月の本レースを制し連覇を達成。今回は3連覇がかかる一戦となる。中京・芝2000メートルは前述の通り、2戦2勝と相性抜群。昨秋は不本意な成績が続いたが、得意な舞台なら違った姿を見せてくれるだろう。

メートルダール
牡5歳
調教師:戸田博文(美浦)
父:ゼンノロブロイ
母:イグジビットワン
母の父:Silver Hawk
ここに注目!
今回と同じ中京・芝2000メートルで行われた前走の中日新聞杯で念願の重賞初制覇。3歳時はクラシック路線にこそ乗れなかったが、京成杯3着、共同通信杯3着とその素質を垣間見せていた。確かな成長を見せる今なら、G鏡覇も夢ではない。

ダッシングブレイズ
牡6歳
調教師:吉村圭司(栗東)
父:Kitten's Joy
母:Blazing Bliss
母の父:Honour and Glory
ここに注目!
芝2000メートルの距離はこれまで2戦し、4着、12着と思うような結果を出せていないが、共に3歳時のもの。昨年、芝1800メートルのエプソムCで重賞初制覇を成し遂げたように、距離適性が徐々に中距離へシフトしている感もあり、今なら芝2000メートルでも期待の方が大きい。

ブレスジャーニー
牡4歳
調教師:佐々木晶三(栗東)
父:バトルプラン
母:エルフィンパーク
母の父:タニノギムレット
ここに注目!
これまで挙げた3勝は全て東京・芝コースでのもの。そのうち2勝が重賞と、左回りかつ直線の長いコースでは無類の強さを誇る。今回は初めての中京・芝コースとなるが、東京と似たコース形態からマイナス材料とは思えず、今後へ弾みをつけるような走りが期待される。

デニムアンドルビー
牝8歳
調教師:角居勝彦(栗東)
父:ディープインパクト
母:ベネンシアドール
母の父:キングカメハメハ
ここに注目!
2013年のオークス3着、ジャパンカップ2着、2015年の宝塚記念2着と、G汽織ぅ肇襪海充蠅砲靴討い覆い發里痢牡馬相手の大舞台でも好結果を出してきた。8歳を迎え、今年初戦の本レースがラストランとなる予定。最後にもう一花を咲かせられるか、注目だ。

サトノノブレス
牡8歳
調教師:池江泰寿(栗東)
父:ディープインパクト
母:クライウィズジョイ
母の父:トニービン
ここに注目!
中京・芝2000メートルでは、5戦全て重賞を使われ、1勝、2着1回、3着2回と好成績を収めている。本レースは勝ち星こそないものの、2014年から皆勤賞で2、3、3、11着。年齢的な衰えは否定できないが、得意舞台のレースなら、鮮やかな復活劇が見られるかもしれない。


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2018年03月08日

モルトアレグロ
牝3歳
調教師:武井亮(美浦)
父:Speightstown
母:Mo Chuisle
母の父:Free House
ここに注目!
パドックの周回で気負う面を出すなど、短距離血統らしいテンションの高さが感じられるが、レースでは意外と折り合いがつく。阪神・内回りの芝1400メートルなら、センスの良さでクリアできるはずだ。

デルニエオール
牝3歳
調教師:池江泰寿(栗東)
父:ステイゴールド
母:オリエンタルアート
母の父:メジロマックイーン
ここに注目!
燃えやすい気性で、コントロールが難しいタイプ。全兄のオルフェーヴルはレース後の短期放牧をルーティンにしていたが、兄と似た性格の本馬は今回、中2週という短い間隔で挑む。我慢の利いた走りができるかどうかが鍵になりそうだ。

アマルフィコースト
牝3歳
調教師:牧田和弥(栗東)
父:ダイワメジャー
母:ジプシーハイウェイ
母の父:High Chaparral
ここに注目!
前走のファンタジーS(3着)は栗東トレーニング・センターからの輸送距離が最も短い京都競馬場が舞台だったが、それでもテンションが上がっていた。阪神コースはデビュー戦(1着)で経験しているとはいえ、当日の精神面はしっかりと確認する必要があるだろう。

アルモニカ
牝3歳
調教師:西村真幸(栗東)
父:ロードカナロア
母:アフリカンピアノ
母の父:ディープインパクト
ここに注目!
阪神・芝コースはデビュー戦(1着)で経験済み。420キログラム台の小柄な牝馬だが、坂のあるコースでもパフォーマンスが落ちることはない。過去3戦は全て芝1400メートルを走って2勝と距離適性の高さも証明しており、今回の条件は合うはずだ。

アンヴァル
牝3歳
調教師:藤岡健一(栗東)
父:ロードカナロア
母:アルーリングボイス
母の父:フレンチデピュティ
ここに注目!
昨年は一戦ごとに馬体重を減らし、前走のオープン特別・福島2歳S(福島・芝1200メートル、1着)時の446キログラムは、デビュー時からの比較で16キログラムの体重減となっていた。4か月ぶりの今回は、ふっくらした馬体で出てくることが望ましいだろう。

アンコールプリュ
牝3歳
調教師:友道康夫(栗東)
父:ディープインパクト
母:オイスターチケット
母の父:ウイニングチケット
ここに注目!
今回が約3か月ぶりの実戦。馬体が大きく変わった印象はないが、十分に調教を積まれており、力を出せる仕上がりと判断していいだろう。普段はテンションが高めでも、レースでは気性の難しさを出さず、センスあふれる走りをするタイプだ。

コーディエライト
牝3歳
調教師:佐々木晶三(栗東)
父:ダイワメジャー
母:ダークサファイア
母の父:Out of Place
ここに注目!
それまでのレースと違い、前走の阪神ジュベナイルフィリーズ(13着)では道中の走りに力みがあったように感じられた。3か月の休み明けとなる今回、リラックスして走れるかどうかがポイントになるだろう。

ラブカンプー
牝3歳
調教師:森田直行(栗東)
父:ショウナンカンプ
母:ラブハート
母の父:マイネルラヴ
ここに注目!
レース数は使っているが、馬体重の変動がほとんどない。小倉に輸送した前走の500万下・かささぎ賞(芝1200メートル、1着)では、馬体重が減るどころかプラスでの出走だったのだから、環境に左右されることの少ない馬と考えられる。今回も自分の力を出せるはずだ。


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2018年03月07日

カワキタエンカ
牝4歳
調教師:浜田多実雄(栗東)
父:ディープインパクト
母:カワキタラブポップ
母の父:クロフネ
ここに注目!
昨年のローズSは速いラップで逃げ、掲示板(5着以内)を差し・追い込み馬が占める中、直線で驚異的な粘りを見せて勝ち馬から0秒2差の2着に入った。現4歳牝馬の中ではトップクラスの実力馬で、牝馬限定重賞なら好勝負必至だ。

エテルナミノル
牝5歳
調教師:本田優(栗東)
父:エンパイアメーカー
母:ダイワジェラート
母の父:フジキセキ
ここに注目!
デビュー当時から20キログラム以上増えた馬体が成長の証しで、キャリアを重ねながら地力をつけ、前走の愛知杯で念願の重賞タイトルを獲得。同じハンデ戦の前走から斤量が2キログラム増えるが、今の充実ぶりは本物で、再度牝馬同士なら連勝が狙える。

フロンテアクイーン
牝5歳
調教師:国枝栄(美浦)
父:メイショウサムソン
母:ブルーボックスボウ
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
昨年12月のターコイズS(2着)以来約3か月の休み明けになるが、2月中旬から時計を出し始め、本レースに照準を合わせて順調な乗り込みを消化している。過去の成績から久々は苦にしないタイプで、念願の重賞初制覇に向けて態勢は整った。

マキシマムドパリ
牝6歳
調教師:松元茂樹(栗東)
父:キングカメハメハ
母:マドモアゼルドパリ
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
3歳時の2015年秋華賞で勝ち馬ミッキークイーンから0秒2差の3着に入り、5歳時の2017年には重賞2勝(愛知杯、マーメイドS)を挙げた実績馬。今回は前走(愛知杯3着)と同じ56キログラムのハンデを背負うが、中山・芝コース向きの自在性を兼ね備えており、有力候補の一頭だ。

エンジェルフェイス
牝5歳
調教師:藤原英昭(栗東)
父:キングカメハメハ
母:ワンフォーローズ
母の父:Tejano Run
ここに注目!
全姉レディアルバローザは2012年の本レースを優勝(阪神・芝1800メートルで行われた2011年に続く連覇)し、半姉のキャトルフィーユ(父ディープインパクト)は2014年の本レースで2着(同着)。本馬も2016年フラワーCで重賞初制覇を果たしており、中山・芝1800メートルで要注目の血統だ。

トーセンビクトリー
牝6歳
調教師:角居勝彦(栗東)
父:キングカメハメハ
母:トゥザヴィクトリー
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
昨年の本レースで念願の重賞タイトルを獲得。今年で6歳を迎えたが、前走のアメリカジョッキークラブCでは牡馬相手に5着と健闘し、地力健在をアピールしている。芝1800から2000メートルで全6勝を挙げており、距離短縮で前走以上のパフォーマンスが期待できそうだ。

ワンブレスアウェイ
牝5歳
調教師:古賀慎明(美浦)
父:ステイゴールド
母:ストレイキャット
母の父:Storm Cat
ここに注目!
オープンクラスに昇級後の3戦は結果を出せていないが、叔父に2004年のJRA賞年度代表馬ゼンノロブロイがいる良血馬。本馬も高い能力を秘めており、中山・芝1800メートルで持ち前の先行力を生かせば、遜色のない競馬が可能だろう。

レイホーロマンス
牝5歳
調教師:橋田満(栗東)
父:ハービンジャー
母:スズカローラン
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
JRAへの再転入後は掲示板(5着以内)を外さない安定した成績を挙げ、前走の愛知杯では、51キログラムのハンデだったとはいえ2着に好走しており、地力強化は明らかだ。今回は52キログラムのハンデになるが、目下の充実ぶりを考えれば、引き続きマークが必要だ。


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2018年03月06日

しかし皐月賞は、結果が今回と同じとは限らない

 断然の1番人気に応えてダノンプレミアム(父ディープインパクト)が4戦4勝となり、皐月賞→日本ダービーと続く春の牡馬クラシックの文句なしの候補NO.1となった。

 弥生賞の勝ち馬として、「無敗の4勝以上馬」となったのは、

1965年キーストン…6戦6勝
1972年ロングエース…5戦5勝
1973年ハイセイコー…7戦7勝(公営通算)
1984年シンボリルドルフ…4戦4勝
1986年ダイシンフブキ…5戦5勝
1995年フジキセキ…4戦4勝
2009年ロジユニヴァース…4戦4勝
☆2018年ダノンプレミアム…4戦4勝

 弥生賞史上(第1回は1964年)、これで8頭目となった。

 では、4戦以上不敗でクラシックに向かうことになった過去7頭の弥生賞馬の本番の成績はどうだったか。「14着、3着、1着、1着、7着、不出走、14着」。なんと通算【2-0-1-3】にとどまる。連勝をつづけることができたのはハイセイコーと、シンボリルドルフだけ。思わぬ惨敗を喫した馬までいるから、本番は甘くない。

 ただし、近年の弥生賞は皐月賞トライアルというより、もっと大きな目標の日本ダービーと結びつくことで知られる。前出7頭の日本ダービーの成績は「1着、1着、3着、1着、不出走、不出走、1着」。実に【4-0-1-0】である。

 弥生賞を完勝した直後のインタビューで、川田騎手をはじめとする陣営が「このまま無事に…」と、こだわるように繰り返したのはそれを承知だからである。もうすっかりクラシックの常連となった川田騎手が、あまり芝状態の良くない内寄りを避け、大事に中央に出し、勝利を確信したあとは軽く気合をつけるだけにとどめたのもそういう理由である。ノーステッキというよりムチを持っていたように見えなかった。

 皐月賞の案外な成績は、年によってほかにチャンピオン候補が何頭もいての結果なので、一連のステップレース好走馬との比較になるが、東京スポ杯のワグネリアンを完封したこと。GIホープフルS2着(0秒2差)のジャンダルム(父キトゥンズジョイ)、4着(0秒6差)のサンリヴァル(父ルーラーシップ)には、差は同じような「3着〜4着」でも、必死の相手に対しダノンプレミアムはほぼ馬なりだった。

 タイムフライヤー、グレイル、ジェネラーレウーノ、オウケンムーン…など、未対戦の侮りがたいライバルはいても、ダノンプレミアム有利の勢力図は強固だろう。

 少し行く気になりがちなくらいで、現時点ではとくに課題はないとされ、母の父インティカブ(その父レッドランサム)はややマイラー型に近いが、日本ではエ女王杯2連覇スノーフェアリーの父であり、母の父としてはサトノラーゼンや、凱旋門賞馬ファウンドで知られる。牝系ファミリー全体の特徴からして2400mまでならまず心配ない。

 今回、自身の2000m2分01秒0の中身は「推定62秒3-58秒7(上がり34秒1)」だった。本番の皐月賞はここ3年連続して「1分57秒8〜1分58秒2」の高速決着であり、芝の生育もう一歩の今年、少し時計がかかっても1分59秒前後か。今回の後半のラップからみて、時計を2秒前後短縮するなどたやすいと思える。

 とはいえ、同条件の弥生賞で無敗の4連勝以上を記録したエースでさえ【2-0-1-3】にとどまってきたのが皐月賞である。かつて、レベルの低い時代は「完成度の高いスピード型有利」などと多分に勘違いの形容が通用したが、皐月賞は、米3冠の頂点ケンタッキーダービーと同じ位置にあること。かつ、快時計の決着なので、ときには2400mの日本ダービーよりきびしい中身になるのがふつうである。だから、世代の最強馬は皐月賞馬であることも珍しくない。ライバルは、この点で逆転を狙いたい。

 3戦3勝だったワグネリアン(父ディープインパクト)は、完敗の2着は事実でも、位置取りとペースを考えると、同馬の2分01秒2は、推定「63秒3-57秒9(上がり33秒7)」であり、最少に見積もっても前後半の1000mの差は「5秒0」以上もあった。

 見た目と違って勝ったダノンプレミアムの前後半にも「3秒6」の差がある著しい後傾バランスだったが、とくにワグネリアンのそれは、前半は弱い未勝利戦、後半だけオープンのスプリント戦である。これが、位置取りや本番のペースの違いで、皐月賞のダノンプレミアムも、ワグネリアンも前半1000m通過「61秒0」くらい(過去3年の勝ち馬アルアイン、ディーマジェスティ、ドゥラメンテはだいたいその前後)になると仮定するなら、結果が今回と同じとは限らない。ダノンプレミアムがもっと差をつけて勝つシーンもあれば、2頭にはまったく差の生じない可能性も、逆転もありえる。

 弥生賞の勝ち馬の皐月賞成績は【11-5-9-22】にとどまる。ところが、日本ダービーでは【15-4-5-15】となる。皐月賞トライアル弥生賞の勝ち馬は、意外なほど、本番では芳しくない不思議が知られる。

 ワグネリアンのように弥生賞を負けて、本番の皐月賞を勝った馬がまったく同数の「11頭」存在するのが、本番こそがきびしいクラシックの歴史である。当然ながら11頭のうち10頭までが、弥生賞はあと一歩の「2〜3着」。残る1頭も4着だった。

 ダノンプレミアム(今回498キロ)と、ワグネリアン(今回450キロ)の父ディープインパクトは、皐月賞トライアル弥生賞の馬体重は446キロ、本番は444キロだった。ワグネリアンが小型でちょっと頼りなく映るのは父譲りなので仕方がない。レースが近づくほどに内面の気の強さを出すので、ワグネリアンはおそらく馬体重増はないと思える。なんとなく、醸し出す雰囲気や身体の印象が似ているのはワグネリアンか。

 しかし、後世に父系をつなぐ優れた種牡馬は、もちろん優秀な自身に似た産駒を多く輩出するときに成功ではあるが、たとえばディープインパクトが自分に似た産駒を山のように送っても、それがミニ・ディープばかりでは見せかけの成功にすぎない。自分を超える産駒を送ってこそ、さらにはあまり似ていない体型や距離適性をもつ産駒を活躍させたときにこそ、本当の名種牡馬となる。実際、歴史の大種牡馬はみんなそうである。

 ワグネリアンはなんとなく父に似ているところが長所か。一方、ダノンプレミアムは、目のつけどころが難しいが、あまり似ている感じがしないのが最大の長所と思える。

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2018年03月05日

3月4日の中山11Rで行われた第55回弥生賞(3歳オープン、GII、芝2000メートル、馬齢、10頭立て、1着賞金=5400万円)は、
川田将雅騎手騎乗で1番人気に支持された昨年の最優秀2歳牡馬・ダノンプレミアム(牡、栗東・中内田充正厩舎)が、好スタートから2番手に控えると最後の直線で逃げたサンリヴァルを捕らえて快勝。
初体験となった2000mの距離でもこれまでと同様の強さを見せ、皐月賞制覇に王手をかけた。
タイムは2分1秒0(良)。

 2着には中団から脚を伸ばしたワグネリアン(2番人気)、
際どい争いとなった3着には早めに進出したジャンダルム(4番人気)が入線し、
逃げたサンリヴァルは惜しくも4着に終わった。

 上位3頭が皐月賞(4月15日、中山、GI、芝2000メートル)の優先出走権を獲得した。
なお、注目馬の1頭だったオブセッションは7着に敗れている。

 弥生賞を勝ったダノンプレミアムは、父ディープインパクト、母インディアナギャル、母の父Intikhabという血統。
北海道新ひだか町・ケイアイファームの生産馬で、馬主は(株)ダノックス。
通算成績は4戦4勝。
重賞は17年サウジアラビアロイヤルC・GIII、朝日杯フューチュリティS・GIに続いて3勝目。
弥生賞は中内田充正調教師が初勝利、川田将雅騎手は14年トゥザワールド以来となる2勝目。

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3月3日の中山11Rで行われた第13回夕刊フジ賞オーシャンステークス(4歳以上オープン、GIII、芝・外1200メートル、別定、16頭立て、1着賞金=4100万円)は、道中で外の6番手につけていた10番人気キングハート(牡5歳、美浦・星野忍厩舎)が北村宏司騎手に導かれて差し切り勝ち。重賞初制覇を果たすとともに、高松宮記念(3月25日、中京、GI、芝1200メートル)の優先出走権を獲得した。タイムは1分8秒3(良)。

 勝ち馬とともに伸びてきたナックビーナス(2番人気)がアタマ差の2着で、さらに1/2馬身離れた3着にダイメイフジ(1番人気)が入った。4着は逃げ粘ったネロ(6番人気)。

 キングハートは、父オレハマッテルゼ、母ラブハート、母の父マイネルラヴという血統。北海道新冠町・奥山博氏の生産馬で、馬主は増田陽一氏。通算成績は24戦6勝。重賞初勝利。オーシャンSは星野忍調教師、北村宏司騎手ともに初勝利。

 ◆北村宏司騎手「期待していました。スタートが決まって楽に追走できましたね。ちょっとズルイところがあるので、(直線で)併せられてよかったです。(高松宮記念へ)無事に行ってくれればいいですね」

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2018年03月04日

無敗馬として「日本ダービー馬」となれる可能性は、極端に低い

 春のクラシック路線では、何度も軌道修正を余儀なくされることが多いが、狙った馬が好走したり、あと一歩の惜敗だったりすると、そう簡単に狙いの主軸馬の評価は下げられない。

 ステップの一戦として非常に重要な位置にある「弥生賞」の、歴史の中で果たしてきた役割りを簡単に整理したい。3戦全勝の注目馬が2頭(ワグネリアン、ダノンプレミアム)もいて、2戦2勝のオブセッションも高い評価を受けている今年は、期待通りの接戦だったりすると、そうそう簡単には評価を変えていくわけにいかないからなおさらである。

 最近に限ると、皐月賞の勝ち馬には「共同通信杯」から直行した馬が目立つが、長い歴史の中では、やはり弥生賞と、スプリングS組である。2つの重賞の「勝ち馬(限定)」の皐月賞の成績は、

▽弥生賞の勝ち馬…【11-5-9-22】
▽スプリングS勝ち馬…【16-10-5-28】

 となり、長い歴史を持ち、さらには直前に位置することもあり、スプリングS勝ち馬がだいぶ上回る。

 だが、多くの馬が最大目標とする日本ダービーとなると、なぜかこの数字は逆転する。

▽弥生賞の勝ち馬…【15-4-5-15】
▽スプリングS勝ち馬…【12-5-4-35】

 となる。

 年によって2つの重賞にレベル差が生じるが、肝心の日本ダービーになったときに、意味を持つのが弥生賞勝ち馬の日本ダービーでの「約50パーセント」にも達しようかという連対率の高さだろう。今年と同じように世代のトップが、最初に対決するのが弥生賞であることが多い。最初に勝った馬がエースの可能性が高いのである。

 弥生賞には「無敗の3勝以上馬」が、半世紀を超える歴史の中で17頭出走している。その成績は【7-6-1-3】。84年のシンボリルドルフ(3戦3勝)とビゼンニシキ(4戦4勝)の対決に代表される星のつぶし合いが他にもあり、また2戦2勝、3戦2勝などの新星もいる中での、連対率0.765は立派。今年のワグネリアンと、ダノンプレミアムの信頼度は非常に高いといえる。

 ただし、無敗の3勝以上馬の信頼度の高さは弥生賞までのこと。連対した「13頭(7+6)」の本番=皐月賞での成績は【3-1-1-6】(不出走2)まで落ち込んでしまう。弥生賞に17頭も出走した「無敗の3勝以上馬」は、皐月賞を過ぎ、日本ダービーが終了すると、連勝を続けたのは1984年のシンボリルドルフ(8連勝)だけになっている。

 ダノンプレミアムと、ワグネリアンが、弥生賞で人気に応えて「勝つか、連対を果たした」としても、無敗馬として「日本ダービー馬」となれる可能性は、当たり前ながら、極端に低いのである。むしろ、負けて気が楽になって、巻き返す馬が珍しくない。

 連勝を続けるのはムリかもしれないが、ワグネリアンに期待したい。小柄に映る身体は、もっと馬体が小さく見えた父ディープインパクト譲り。全身を使って躍動する父系と考えるなら、ムダの無い身体はむしろ強みになる。かかえる問題が少ないうえ、自分の身体を動かすためのスタミナの消耗が少ないから、距離不安が少ない。父ディープインパクトは、五代前までにクロスのない近年では珍しい馬だったが、ワグネリアンも母の五代前にはあったクロスがディープインパクトとの配合で移動し、五代血統表の中にはクロスのない珍しい馬となった。非力なように映るが、タフで丈夫なタイプだろう。予定のオーバーホールで活力の消耗がない点も大きな強みだ。

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3月3日の阪神11Rで行われた第25回チューリップ賞(3歳オープン、牝馬、GII、芝・外1600メートル、馬齢、10頭立て、1着賞金=5200万円)は、石橋脩騎手騎乗の1番人気ラッキーライラック(栗東・松永幹夫厩舎)がデビューから無傷の4連勝。タイムは1分33秒4(良)。2歳女王のラッキーライラックはここが今年の始動戦。押してハナを切ったサヤカチャン、2番手のカレンシリエージョからやや離れた3番手を追走。直線半ばで楽な手応えで先頭に立つとゴールまで気を抜くことなく追われて、桜花賞の前哨戦を危なげなく白星で飾った。

 2馬身差の2着には中団から脚を伸ばした武豊騎乗のマウレア(3番人気)、さらにクビ差遅れた3着に4番手追走から外めを伸びた川田将雅騎乗のリリーノーブル(2番人気)。今年からGIIに昇格したチューリップ賞には2歳暮れの阪神JF・GIの1、2、3着馬がそろって出走したが、1着馬、3着馬、2着馬の順に入線。上位3頭が桜花賞(4月8日、阪神、GI、芝・外1600メートル)の優先出走権を獲得した。

 チューリップ賞を勝ったラッキーライラックは、父オルフェーヴル、母ライラックスアンドレース、母の父フラワーアリーという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)サンデーレーシング。通算成績は4戦4勝。重賞は2017年阪神ジュベナイルフィリーズ・GI、アルテミスS・GIIIに次いで3勝目。チューリップ賞は松永幹夫調教師、石橋脩騎手ともに初優勝。松永幹夫調教師は騎手時代にもチューリップ賞を制しており(1995年ユウキビバーチェ)、騎手&調教師双方の立場でのチューリップ賞制覇となった。

 ◆石橋脩騎手(1着 ラッキーライラック)「今日はゲートを出てからの競馬だと思っていました。トライアルなのでね。もちろん結果も必要なんですけど、ここ2戦は前を目標にして抜け出す競馬をしていたんですが、こういう展開になったので自分から先頭に躍り出てどんな競馬をしてくれるかというのを確認というか学習してもらいたかったので。1頭になっても、ちゃんと走れていたし、成長を感じました。上手に仕上げてくれている関係者のみなさんのおかげだと思っています」

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2018年03月03日

桜花賞は「ノーザンFの生産馬」の独占状態か?

 10頭立ては1994年に重賞に昇格して以降、最少タイの出走数なので、馬券の妙味は少ないものの、桜花賞の最重要トライアルであることに変わりはない。本番に向け、有力馬の力量をしっかり把握したい。

 最近10年の桜花賞で「1〜3着」した30頭のうち、約3分の2近い「18頭」がこのチューリップ賞出走馬である。今年は、シンザン記念のアーモンドアイ(生産はノーザンF)、クイーンCのテトラドラクマ(同じくノーザンF)、フェアリーSのプリモシーン(同じくノーザンF)などが桜花賞に直行する予定なので、13年、15年のように桜花賞の1〜3着馬がみんなチューリップ賞組などということはないだろうが、ここに出走の有力馬ラッキーライラック、リリーノーブル、そして伏兵の多くもノーザンFの生産馬である。

 オーナーこそ異なっても、ひょっとすると本番=桜花賞の上位馬は例によってことごとく「ノーザンFの生産馬」によって独占状態になるかもしれない。

 最近10年の桜花賞で馬券に関係した18頭のチューリップ賞出走馬のうち、ちょうど半分の9頭が、「阪神JF→チューリップ賞→桜花賞」という阪神1600mの王道路線組によって占められるが、このチューリップ賞には12月の阪神JFで上位1〜3着を占めた「ラッキーライラック、リリーノーブル、マウレア」がそろって出走してきた。

 きまった路線に、きまったブリーダーの、きまったような血統背景をもつ馬の対戦となると、クラブ所属の馬が多いのと、管理するトレーナーが別々であることを除くと、まるでヨーロッパのクラシック路線のように思える。1戦だけの型破りの挑戦で、新星の可能性を秘めるサラキアも、シルクレーシングの所属だが、ノーザンFの生産だ。

 人気でも、阪神JFを1分34秒3(上がり33秒7)で快勝した当時より一段と力強くなったラッキーライラック(父オルフェーヴル)にかかる期待は大きい。

 輸入馬の母ライラックスアンドレース(父フラワーアレイは、アイルハヴアナザーの父でもある)は、その祖母ステラマドリッド(父アリダー)がもう20年も前に輸入されているように、日本で多くの活躍馬を送って大人気の牝系。ミッキーアイルも、ダイヤモンドビコーも、ハーツクライの一族もみんな同じファミリーである。

 もし、危ない一面があるとすれば、昨年の新種牡馬になる父オルフェーヴルが、このラッキーライラックが3戦3勝(重賞2勝)、ロックディスタウンが3戦2勝(重賞1勝)して頭角を現しているのに、ここまで現3歳世代は全国で111頭がデビューしながら、勝ち馬はたった「14頭」しかいないこと。大物を出す代わりに、走らない馬も多いのはステイゴールド系の特徴とされるが、最初のうちは必ずしも産駒の評価が高くなかった父ステイゴールドにしても、さすがにここまで勝ち上がり率が低くはなかった。

 あまり早い時期の勝ち上がり率の高くないルーラーシップでさえ、この3歳世代は109頭の出走で、勝ち馬は約2倍の「29頭」もいる。オルフェーヴルは特異なのである。

 それに1番人気の阪神JFでとくに敗因はないのに9着に凡走したロックディスタウン(次週のフラワーC出走か)の印象を重ねあわせると、大物らしい快走が期待できると同時に、ひょっとして肝心なときに……。オルフェーヴルは怪しい種牡馬かも知れないのである。

 1戦だけのサラキアは、母サロミナ(その父はニジンスキー系ロミタス)が3戦無敗のまま独オークスを勝っている。桜花賞向きのマイラーとも思えないが、その父ロミタスは、まるで時計不足と考えられた良馬場の凱旋門賞を、なんと2分24秒49で独走したデインドリームの父でもある。レース内容に注目したい。

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2018年03月02日

弥生賞は、皐月賞の優先出走権をかけた戦い。クラシック戦線を目指す戦いもいよいよ本格化する。 
過去10年、弥生賞の連対馬は、過去の指数が高い馬や、前走指数の高い馬などが中心になっている。
ただし、最近の3年はスローペースで指数が低いものの、鋭い差し脚を使って勝ってきた馬が勝ち続けており、差し脚上位馬には要注意だ。

今年は、ダノンプレミアム、オブセッション、ワグネリアン、ジャンダルムなどが指数の上位馬たちだ。
中心は、前走、朝日杯FSを制したダノンプレミアムだろう。
新馬戦、サウジアラビアRC、朝日杯とデビューから3連勝。
いずれも好スタートから2、3番手に控え、直線は余裕十分に抜け出す王道のレースぶりで、快勝が続いている。
前走、朝日杯のスピード指数は、現3歳馬の最高指数であり、いまもその指数を上回る馬はいない。

課題があるとしたら、初距離になる2000メートルの適性と、スローペースになったときの対応力だろうか。
ただ、新馬戦の1800メートルを、直線、後続との差を広げる一方のレース内容なら、2000の距離に不安があるとも思えない。また、スローペースになればなるほど、先行して差し脚のある馬に展開が向くはず。

逆転候補は、スローペースの差し脚に見どころがある3戦3勝のワグネリアン、2戦2勝のオブセッションだろう。ともに1800、2000メートル戦を、中団から鋭い差し脚を使って快勝しており、超スローペースで、直線での差し脚比べなら勝負になるのではないか。
他ではサンリヴァル、リビーリングも連下候補にはなるだろう。

チューリップ賞は桜花賞のトライアル戦。
前走指数や過去の指数で上位の馬たちが活躍している。
今年は、ラッキーライラック、リリーノーブル、マウレア、レッドランディーニ、サヤカチャン、シグナライズ、スカーレットカラーなどが指数の上位馬たちだ。

チューリップ賞は2歳G1阪神JFと同コース、同距離のレースで、阪神JFの上位馬たちが活躍する傾向が強い。桜花賞も同コース、同距離のレースで、そこを目指す馬たちにとって、チューリップ賞は重要なポイントとなる前哨戦だ。
今年は阪神JFを勝ったラッキーライラック、2着のリリーノーブル、3着のマウレアがそろって出走してきたが、スピード指数も上位にあり、ここでも最有力馬候補といえるだろう。
なかでもただ1頭、デビューから負け知らず、マイル戦を3戦3勝のラッキーライラックが最有力だ。
阪神JFは、直線、先に抜け出したリリーノーブルを追って差し脚を伸ばし、ゴールでは4分の3馬身差をつけて完勝している。

3戦3勝の成績から、ラッキーライラックが1歩リードしているが、
阪神JFの上位3頭、ラッキーライラック、リリーノーブル、マウレアの指数、差し脚はほぼ互角といえそうで、
リリーノーブル、マウレアの逆転があるかもしれない。

芝1200のオーシャンSは、前走指数の上位馬が連軸の中心。
今年は、ビップライブリー、ラインスピリット、ネロ、ナックビーナス、ラインミーティア、キングハート、エポワス、スノードラゴンなどが指数の上位馬たち。
短距離戦とはいえ、ハイペースはなさそうで、先行馬に向く流れだ。
先行して差し脚もあるのは、ビップライブリー、ラインスピリット、ダイメイフジ、ネロなど。

ここは戸崎騎手に乗り替わる5歳馬ビップライブリーに期待したい。
前走は1400メートル戦の阪神Cで5着だったが、前走指数は最上位だ。
ここまで1400、1600メートルを中心に使われて(5716)と成績も安定している。
2走前の京阪杯で初めて1200メートルを使って、逃げ切って勝ったネロとクビ差の2着に好走しており、距離の適性もありそうだ。

鋭い差し脚のあるフミノムーン、ロードクエスト、ラインミーティアなどの後方一気に要注意だ。


selvas2 at 18:30コメント(0) 
ダノンプレミアム
牡3歳
調教師:中内田充正(栗東)
父:ディープインパクト
母:インディアナギャル
母の父:Intikhab
ここに注目!
前走の朝日杯フューチュリティSで3馬身1/2差の快勝劇を演じ、2017年度のJRA賞最優秀2歳牡馬を受賞した。今回は、クラシック一冠目の皐月賞と同じ舞台でどのようなパフォーマンスを発揮するのか、注目の一戦だ。

ワグネリアン
牡3歳
調教師:友道康夫(栗東)
父:ディープインパクト
母:ミスアンコール
母の父:キングカメハメハ
ここに注目!
前走の東京スポーツ杯2歳Sで後続を3馬身突き放す圧巻のパフォーマンスを見せた、クラシック候補の呼び声が高い素質馬。祖母ブロードアピール(重賞6勝)へさかのぼる母系に、父ディープインパクトを配した血統背景も一級品と言える。

オブセッション
牡3歳
調教師:藤沢和雄(美浦)
父:ディープインパクト
母:パーシステントリー
母の父:Smoke Glacken
ここに注目!
前走の500万下・シクラメン賞(阪神・芝1800メートル)を1分45秒6の2歳JRAレコードで勝利。アルアインが勝った昨年3月の毎日杯の勝ちタイムが1分46秒5だったことを思えば、2歳12月の時点でこの時計をマークした本馬は、クラシック級の逸材と言える。

ジャンダルム
牡3歳
調教師:池江泰寿(栗東)
父:Kitten's Joy
母:Believe
母の父:Sunday Silence
ここに注目!
前走のホープフルSで、勝ち馬タイムフライヤーから0秒2差の2着に好走した能力の持ち主。朝日杯フューチュリティS勝ち馬ダノンプレミアムをはじめとする素質馬たちと対戦する今回の結果で、春の勢力図も見えてきそうだ。

サンリヴァル
牡3歳
調教師:藤岡健一(栗東)
父:ルーラーシップ
母:アンフィルージュ
母の父:アグネスタキオン
ここに注目!
デビュー2戦目のオープン特別・芙蓉S(中山・芝2000メートル)を快勝し、前走のホープフルSでは4着に健闘と、今回の舞台での経験値では他馬を一歩リードしていると言っていいだろう。先行力と瞬発力を兼ね備えており、レースセンスの良さがセールスポイントだ。

リビーリング
牡3歳
調教師:萩原清(美浦)
父:ヴィクトワールピサ
母:インコグニート
母の父:Gone West
ここに注目!
気性面の幼さは残るが、垢抜けた好馬体や柔軟性に富んだフットワークは高いポテンシャルを示すもの。まだ1勝馬だけに、皐月賞に駒を進めるためには是が非でも優先出走権(3着以内)が欲しいところだろう。

アサクサスポット
牡3歳
調教師:戸田博文(美浦)
父:ワークフォース
母:プライムアクトレス
母の父:エルコンドルパサー
ここに注目!
曽祖母ダイナアクトレスにさかのぼる母系は、スクリーンヒーローなど数々の活躍馬を輩出する優秀な牝系で、父ワークフォースは英ダービー、凱旋門賞(共にG1)の優勝馬。本馬はダートで勝ち上がったが、血統背景から芝もこなせそうだ。

トラストケンシン
牡3歳
調教師:高橋文雅(美浦)
父:ハーツクライ
母:アフェランドラ
母の父:エルコンドルパサー
ここに注目!
ここまで4戦中3戦でメンバー中最速の上がり3ハロンタイム(いずれも推定)をマークしているように、堅実な差し脚が持ち味。未勝利勝ち直後の重賞挑戦で相手は一気に強くなるが、末脚が生きる厳しい展開になれば、上位争いに食い込むシーンもありそうだ。


selvas2 at 01:00コメント(0) 
ラッキーライラック
牝3歳
調教師:松永幹夫(栗東)
父:オルフェーヴル
母:ライラックスアンドレース
母の父:Flower Alley
ここに注目!
昨年の2歳女王が今年の初戦を迎える。デビューから無敗の3連勝でG気鮴覇。先行できるレースセンスの高さを見せながら、スケール感もたっぷりな走りで、さらに上を目指せる素質馬だ。桜花賞の前哨戦という意味合いを考えたとしても、負けられない一戦になる。

リリーノーブル
牝3歳
調教師:藤岡健一(栗東)
父:ルーラーシップ
母:ピュアチャプレット
母の父:クロフネ
ここに注目!
前走の阪神ジュベナイルフィリーズはラッキーライラックに3/4馬身差で敗れ、G汽織ぅ肇襪房蠅届かなかった。まずは桜花賞トライアルの本レースで前走のリベンジを果たし、春の大舞台へ弾みをつけたいところだ。

マウレア
牝3歳
調教師:手塚貴久(美浦)
父:ディープインパクト
母:バイザキャット
母の父:Storm Cat
ここに注目!
昨年の阪神ジュベナイルフィリーズは3着。直線で進路を確保するのに手間取ったシーンがあり、スムーズなレースではなかった。その中で勝ち馬ラッキーライラックと0秒2差なら、“負けてなお強し”と言えるだろう。当時の上位2頭に雪辱を遂げて、桜花賞へ向かいたい。

スカーレットカラー
牝3歳
調教師:高橋亮(栗東)
父:ヴィクトワールピサ
母:ヴェントス
母の父:ウォーエンブレム
ここに注目!
デビュー2戦目から4戦連続で芝1600メートルを使われており、1勝2着2回をマーク。連対を外したのは1度で、それも重賞(昨年のアルテミスS)の5着と、距離適性の高さを示している。今回は相手強化となる一戦だが、レース巧者ぶりを十分に発揮してくれるだろう。

シグナライズ
牝3歳
調教師:藤原英昭(栗東)
父:Frankel
母:ワイルドココ
母の父:Shirocco
ここに注目!
父は現役時代にG1の10勝を含む14戦無敗の競走成績を誇り、“怪物”と評された馬。種牡馬としても阪神ジュベナイルフィリーズやオークスを勝ったソウルスターリングを出すなど、十分な実績を積み上げている。本馬も、高いポテンシャルを受け継いでいると言えよう。

サラキア
牝3歳
調教師:池添学(栗東)
父:ディープインパクト
母:サロミナ
母の父:Lomitas
ここに注目!
全姉サロニカはデビュー3戦目でオープン特別・エルフィンSを制するなど、早い時期から活躍を見せた。母は2012年の独オークス(G1)優勝馬で、その血筋は一級品。ドイツ牝系はエイシンフラッシュが活躍するなど日本の馬場と相性が良く、本馬も今後の飛躍が期待される。

サヤカチャン
牝3歳
調教師:田所秀孝(栗東)
父:リーチザクラウン
母:アップルトウショウ
母の父:アンバーシヤダイ
ここに注目!
逃げ脚質ゆえ極端な着順になりやすく、自身の競馬ができなかったときの危うさはあるものの、それでも先行力は魅力的だ。ここもマイペースの逃げに持ち込むことができれば、粘り込むシーンがありそうだ。

レッドランディーニ
牝3歳
調教師:石坂正(栗東)
父:ディープインパクト
母:レッドメデューサ
母の父:Mr. Greeley
ここに注目!
母は未出走だが、祖母CatchascatchcanはイギリスのG1ヨークシャーオークスを制するなど、牝系が持つ底力は確かなものがある。本馬はまだ1勝馬で実績的には見劣りするが、秘めるポテンシャルは相当なはず。強敵相手に才能が開花するか、注目だ。


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