2018年05月

2018年05月31日

6月3日(日曜)

第68回安田記念(G機謀豕競馬場・芝1,600m

最強と最速の真価は府中のマイルでこそ発揮される。

3日に東京競馬場で行われる、第68回安田記念(3歳上・GI・芝1600m・1着賞金1億1000万円)の枠順が1日確定しました。

大阪杯を制し、初のマイルに挑戦するスワーヴリチャード(牡4、栗東・庄野靖志厩舎)は1枠1番からのスタートとなりました。
また、昨秋のマイルCSを制したペルシアンナイト(牡4、栗東・池江泰寿厩舎)は3枠5番、
前哨戦のマイラーズCを勝ったサングレーザー(牡4、栗東・浅見秀一厩舎)は8枠15番に入りました。

ヴィクトリアマイルで僅差2着のリスグラシュー(牝4、栗東・矢作芳人厩舎)は7枠14番、
2016年の2歳王者サトノアレス(牡4、美浦・藤沢和雄厩舎)は1枠2番、
ヴィクトリアマイル4着のアエロリット(牝4、美浦・菊沢隆徳厩舎)は2枠4番となっております。
発走は15時40分。
枠順は以下の通りです。

 ( )内は性齢、騎手・調教師

1-1 スワーヴリチャード(牡4、M.デムーロ・庄野靖志)
1-2 サトノアレス(牡4、蛯名正義・藤沢和雄)
2-3 ダッシングブレイズ(牡6、北村宏司・吉村圭司)
2-4 アエロリット(牝4、戸崎圭太・菊沢隆徳)
3-5 ペルシアンナイト(牡4、川田将雅・池江泰寿)
3-6 レーヌミノル(牝4、和田竜二・本田優)
4-7 ウエスタンエクスプレス(セ6、S.クリッパートン・J.サイズ)
4-8 キャンベルジュニア(牡6、石橋脩・堀宣行)
5-9 レッドファルクス(牡7、田辺裕信・尾関知人)
5-10 モズアスコット(牡4、C.ルメール・矢作芳人)
6-11 リアルスティール(牡6、岩田康誠・矢作芳人)
6-12 ヒーズインラブ(牡5、藤岡康太・藤岡健一)
7-13 ブラックムーン(牡6、秋山真一郎・西浦勝一)
7-14 リスグラシュー(牝4、武豊・矢作芳人)
8-15 サングレーザー(牡4、福永祐一・浅見秀一)
8-16 ウインガニオン(牡6、津村明秀・西園正都)

※出馬表は主催者発表のものと照合してください。

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このあとが楽しみな馬がいつにも増して多かった

 大接戦(14着まで1秒0差)の日本ダービーを制したのは、これが19回目の騎乗になる福永祐一騎手のワグネリアン(父ディープインパクト)だった。何回も王手をかけながら勝つことができなかったベテランジョッキーが、ついに悲願達成。歓喜の笑顔より前に涙もある。これが日本ダービーの歴史がもつ最大の特徴のひとつだろう。

 祐一騎手の父になる天才福永洋一は、落馬事故で引退を余儀なくされた30歳になるまで、当時は28頭立ての乱戦が多かったから、7戦未勝利だった。仲の良かった同期のライバル柴田政人(現調教師)がウイニングチケットで勝ったのは、1993年、19回目の騎乗になった44歳のときだった。

 たしか昨年の日本ダービー直後に、「netkeiba」では何人かで福永祐一騎手との座談会企画があり、カデナに騎乗していた祐一騎手は「ルメールのレイデオロが動いたとき、あそこで一緒に動く手もあったかもしれない。でも、それではカデナをもたせる自信がなかった」という意味の難しさを伝えてくれた気がする。

 ワグネリアンは、1番人気の皐月賞は馬場にも恵まれず7着だった。雪辱を期した日本ダービーの枠順は17番。また今年も運は味方しないようだった。だが、このことが逆に積極策に結びついている。1コーナーではすでに好位の外にいて、予測された通りのスローの流れ「前後半1200mは(1分13秒1-1分10秒5=2分23秒6)」に乗った。

 弥生賞や皐月賞と同じ戦法では、おそらく勝機は乏しかったろう。しかし、日本ダービーでこれまでと一転の先行策は、豊富な経験がもたらした作戦ともいえない。ワグネリアンの可能性や能力を信じても、切れ味をなし崩しの凡走の危険が生じる。日本ダービーで思い切ったレース運びができるのは、重なる無念の敗戦がもたらしたダービー制覇への熱望の蓄積である。幸運にも外枠で人気は急落している。挑戦者にもどった。

 ワグネリアンが、すでにマカヒキで日本ダービーを勝っている友道康夫調教師の管理馬だったことは大きい。頼りなく思えた1番人気の皐月賞とは、中間の猛調教で目つきが変わっていた。マカヒキというなら、日本ダービーの金子真人オーナーは、もう違う星に生まれた人かもしれない。キングカメハメハ、ディープインパクト、マカヒキ(父ディープインパクト)、ワグネリアン(父ディープインパクト、母の父キングカメハメハ。母ミスアンコール、祖母ブロードアピールも所有馬)。史上最多4勝目のオーナーである。

 今年の日本ダービーは、さまざまな点で改めて今後の教訓になるレースだった。

 何十年も前からの定説通り、あんなに考えた「皐月賞の1番人気馬」を、日本ダービーで評価を下げてはだいたい反発される(ことが多い)。また、たしかに変則的な調教は軽く、前回がピークだったようにも映った皐月賞馬エポカドーロ(父オルフェーヴル)は、エース級がそろった皐月賞を2馬身差で快勝した馬である。行く馬がいないと読んで、当然のように主導権をにぎった戸崎圭太騎手の好判断も重なったが、世代の最強馬であることが珍しくない皐月賞馬の評価は、仮に下げるとしてもほどほどに…である。皐月賞の1番人気馬と、皐月賞馬の組み合わせだと、ふつうは波乱ではない。

 記録室、データ室は、ふつうの重賞ではそんなに意味を持たないこともあるが、何十年も同じ条件で、トップの馬だけがそろうビッグレースでは、(近年の変化を取り込みつつも)歴史が伝え、その意味するところを考えなければならない。もちろん反省を込めてだが、レース検討で今年は大切な視点ではないかと、触れた記録があった。

 育成、調教技術の格段の進歩により、やがてしだいに消えていく傾向だろうが、1946年から現在とほぼ同じ競走体系となった日本ダービーで、キャリア3戦以内の馬が勝ち馬となったのは、過去71回の歴史のなかで、1996年のフサイチコンコルド(2戦2勝)たった1頭だけ。わたしは消去法を取らないが、3戦だけのキタノコマンドール(父ディープインパクト)、同じく3戦だけのブラストワンピース(父ハービンジャー)は、だれもが認める大変な素質を秘めていても、歴史は危険を伝えていた。理由は明白。強い相手と、厳しいレースをした経験が乏しいからである。

 逆に前回負けたワグネリアンも、勝ったエポカドーロもたしかに皐月賞の評価は難しいが、強敵相手の戦歴で上回っていた。ブラストワンピースのあえて3戦にとどめたステップは、やがては主流になる可能性を秘める試みだったが、今回は敗因となってしまった。

 同じく、4戦だけのキャリアで日本ダービーを勝ったのは、「2000年アグネスフライト、2005年ディープインパクト、2016年マカヒキ、2017年レイデオロ」のわずか4頭のみ。

 ただし、これは最近10数年の勝ち馬に集中するので、今年は重要ではないと考えたが、評価の上がった「ダノンプレミアム、ステイフーリッシュ、グレイル」はキャリア4戦が痛かった。そのことだけが死角ではないが、これにもうひとつ死角が重なるとき、やっぱり危険な人気馬から脱することができなかったのである。

 ダノンプレミアムは1番枠から、予想された通り理想の展開になった。だが、あまりにことがうまく運びすぎて、川田将雅騎手は「強気に自分からスパートする」タイミングを逸したように見えた。挑んでいなかった。バテてはいないから、スタミナ不足とはいえない。ローテーションの狂いが大きかったのが最大の敗因だろうが、こともなく5戦目に完勝した父ディープインパクト級とはタイプからして違うということでもある。

 ステイフーリッシュ(父ステイゴールド)は、高速馬場なので行きたかったが、変にカリカリしすぎてスタートに集中できなかった。グレイル(父ハーツクライ)はやっぱり今回もスタートからレースの流れに乗ることができなかった。

 ただ、3〜4戦のキャリアで注目を集めたグループは、未完の部分が多すぎただけで、豊かな素質があるのは間違いない。今回はキャリア不足が大きな敗因になったグループは、秋に向け、これから何回も馬券に関係してくれる大きな可能性に満ちている。今回の日本ダービーは、このあとが楽しみな馬がいつにも増して多かった。

 ディープインパクトは別格として、2〜4戦のキャリアで日本ダービー制覇の大仕事を成し遂げた馬は、理由はさまざまだが、そのあとけっして期待ほど活躍しているわけではない。これも日本ダービーのもつ怖い特徴である。

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2018年05月30日

スワーヴリチャード
牡4歳
調教師:庄野靖志(栗東)
父:ハーツクライ
母:ピラミマ
母の父:Unbridled's Song
ここに注目!
前走の大阪杯を優勝。自身4度目の重賞制覇は、待望のG欺蘊〕となった。今回は初めてのマイル戦になるため、距離短縮への対応が最大のポイント。ただ、自在に動けるタイプで、東京・芝コースとの相性も良好なだけに、G杵⊂,眛颪靴はないだろう。

ペルシアンナイト
牡4歳
調教師:池江泰寿(栗東)
父:ハービンジャー
母:オリエントチャーム
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
昨年のマイルチャンピオンシップでは、最後の直線で馬群を縫うようにして進出。ゴール寸前でエアスピネル(2着)をかわし、見事にG欺蘋覇を飾った。前走の大阪杯でもスワーヴリチャードに次ぐ2着と好走しており、さらなる進化を遂げている印象だ。

サングレーザー
牡4歳
調教師:浅見秀一(栗東)
父:ディープインパクト
母:マンティスハント
母の父:Deputy Minister
ここに注目!
昨年の秋にスワンSを優勝すると、マイルチャンピオンシップと阪神Cでは3着に好走。今年初戦となった前走の読売マイラーズCでは、1分31秒3のコースレコードで鮮やかな差し切り勝ちを演じている。磨きをかけた末脚を武器に、マイル路線の頂点を目指す。

リアルスティール
牡6歳
調教師:矢作芳人(栗東)
父:ディープインパクト
母:ラヴズオンリーミー
母の父:Storm Cat
ここに注目!
前走のドバイターフ(G1・UAE、芝1800メートル)では、同レース2勝目は逃したものの3着(同着)に好走し、あらためて高い能力を世界にアピールした。帰国後は安田記念を目標に調整を積んで、出走態勢は整ってきた印象。今回、JRAでのG犠〕に挑む。

ムーンクエイク
せん5歳
調教師:藤沢和雄(美浦)
父:アドマイヤムーン
母:リッチダンサー
母の父:Halling
ここに注目!
前走の京王杯スプリングCを1分19秒5のコースレコードで優勝し、初の重賞制覇を達成。直線で3頭並んでの追い比べを制した勝負根性も目を引いた。今回は200メートル距離が延長されるが、今の勢いなら十分に勝機を見いだせそうだ。

リスグラシュー
牝4歳
調教師:矢作芳人(栗東)
父:ハーツクライ
母:リリサイド
母の父:American Post
ここに注目!
前走のヴィクトリアマイルでは、メンバー中最速となる上がり3ハロン32秒9(推定)の末脚で強襲。念願のG祇覇とはならなかったが、勝ち馬と同タイムの2着でゴールインし、あらためて高い能力を示している。牡馬相手でも、得意の舞台なら侮れない。

レッドファルクス
牡7歳
調教師:尾関知人(美浦)
父:スウェプトオーヴァーボード
母:ベルモット
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
一昨年と昨年のスプリンターズSを連覇。一方で、昨年の安田記念では最後の直線で鋭く追い込んで、勝ったサトノアラジンからクビ+クビ差の3着に好走しており、マイルの距離も守備範囲だ。豊富なレースキャリアを誇る馬なので、ここも侮れない。

ウエスタンエクスプレス
せん6歳
調教師:J.サイズ(香港)
父:Encosta De Lago
母:Alsatia
母の父:Marauding
ここに注目!
昨年12月の香港マイルに続き、前走のチャンピオンズマイル(共にG1・香港、芝1600メートル)でも2着に好走。香港トップクラスのマイラーだけに、日本馬にとっては脅威だ。ただ、今回は初の海外遠征となるので、来日後の状態面はしっかりとチェックしたい。


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2018年05月29日

5月27日の東京12Rで行われた第132回目黒記念(4歳以上オープン、GII、芝2500メートル、ハンデ、16頭立て、1着賞金=5700円)は、
内田博幸騎手騎乗の9番人気ウインテンダネス(牡5歳、栗東・杉山晴紀厩舎)が道中は好位の内を追走すると、直線で馬群の間を伸びて快勝。
重賞初制覇を果たした。
2分29秒7(良)。

3/4馬身差の2着には10番人気のノーブルマーズ、
さらにアタマ差の3着には1番人気に支持されたパフォーマプロミスが入線した。
なお、2番人気に支持されたチェスナットコートは、中団を追走するも伸び切れず11着に敗れている。

勝ったウインテンダネスは、父カンパニー、母モエレメルシー、母の父マジックマイルズという血統。
北海道新冠町・アサヒ牧場の生産馬で、
馬主は(株)ウイン。
通算成績は29戦6勝。
管理する杉山晴紀調教師はJRA重賞初勝利、騎乗した内田博幸騎手は13年ムスカテールに次いで目黒記念2勝目。

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2018年05月28日

5月27日の東京10Rで行われた第85回日本ダービー(東京優駿)(3歳オープン、牡・牝、GI、芝2400メートル、定量、18頭立て、1着賞金=2億円)は、
福永祐一騎手騎乗の5番人気ワグネリアン(牡3歳、栗東・友道康夫厩舎)が直線で抜け出して優勝。
平成最後となる競馬の祭典を制し、2015年生まれの現3歳馬6955頭の頂点に立った。
2分23秒6(良)。

半馬身差2着は4番人気エポカドーロ、
さらにクビ差3着は16番人気コズミックフォースが入った。

ワグネリアンは道中、中団前めで脚をためて直線へ。
直線で豪脚を発揮し、先に抜け出したエポカドーロを残り100メートル付近で捕らえ、
そのままゴールを駆け抜けた。

勝ったワグネリアンは、父ディープインパクト、母ミスアンコール、母の父キングカメハメハという血統。
北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、
馬主は(株)金子真人HD。
通算成績は6戦4勝(うちGI1勝、GIII1勝)。
日本ダービーは友道康夫調教師が16年マカヒキに続いて2勝目。
福永祐一騎手は初勝利。

同馬は2歳時に鋭い差し脚で3戦3勝の成績を挙げ、一躍ダービー馬候補に名乗りをあげた逸材。
しかし、今年は2戦して勝ち星がなく、弥生賞は2着、3冠初戦の皐月賞では1番人気に支持されるも、
稍重馬場などに泣いて7着に敗れた。
舞台も変わり人馬ともに巻き返しをはかったこの大一番で、人馬一体となった見事な走りを見せ、
世代の頂点に君臨した。

鞍上の福永祐一騎手は19度目のダービー挑戦で悲願の初制覇。
父・福永洋一元騎手も成し得なかったダービー制覇を実現してみせた。
初騎乗はデビュー翌年の98年、皐月賞2着馬のキングヘイローだったが、折り合いを欠き14着と大敗。
その後も2007年アサクサキングス、2013年エピファネイアと2度の2着も経験した。

1番人気に支持されて7着に敗れた今年の皐月賞後は、
大目標のダービーに向けて、「このままでは終わらない」と大一番に向け覚悟を語っていたが、ついに大願成就。栄光あるダービージョッキーの称号を手にした。

また、ワグネリアンを所有する金子真人ホールディングス(株)は、
これで2004年キングカメハメハ、2005年ディープインパクト、2016年マカヒキに続いてダービー4勝目となり(有)サンデーレーシングを抜き単独トップとなった。
なお、生産牧場のノーザンファームは、史上初の日本ダービー4連覇。
数々の名馬を輩出してきた名門牧場に新たな記録が生まれた。

 ◆福永祐一騎手(1着 ワグネリアン)「最後はただただ気合いだけでした。何が何だかわからなかったですが、1着でゴールしたのはわかったので、初めての気分でした。(涙を流していた?)たくさんのお客さんが声援で迎えてくれたところで、そういう状況でした。こういう気持ちになったのも初めてでしたし、貴重な経験をさせてもらいました。これまで有力馬で結果を出すことができなかったので、このままダービーを勝てないんじゃないかと思いましたが、いろいろな人が支えてくれましたし、馬も良いコンディションで応えてくれました。(父に)良い報告ができます。福永家にとっても悲願でしたから、本当に良かったです」

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2018年05月27日

5月26日の京都11Rで行われた新設重賞、第1回葵ステークス(3歳オープン、未格付け、芝・内1200メートル、別定、16頭立て、1着賞金=3800万円)は、
古川吉洋騎手騎乗の9番人気ゴールドクイーン(牝、栗東・坂口正則厩舎)が逃げ切って、初代覇者となった。
タイムは1分8秒0(良)。

道中2番手につけていたラブカンプー(6番人気)と、
後方から外を回って一気に脚を伸ばしてきたトゥラヴェスーラ(2番人気)が、1馬身1/4差の2着(同着)。

ゴールドクイーンは、父シニスターミニスター、母サザンギフト、母の父タイキシャトルという血統。
北海道浦河町・浦河土肥牧場の生産馬で、
馬主は加藤充彦氏。
通算成績は5戦3勝。
重賞初勝利。
坂口正則調教師、古川吉洋騎手はいずれも、オープン時代などを含めて葵S初勝利。

 ◆古川吉洋騎手「(新設重賞Vで)光栄です。もともとスタートが速いので、安心していました。スピードがあるので、(今後も)楽しみです」

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キャリアの浅い同士の組み合わせは非常に可能性が低い

 府中本町の駅を出ると、競馬場から200m以上は続くと思える専用通路(トンネル)に、若者の座り込んだ列があった。日本ダービーではこの通路に、一週間前から、20組、30組とグループが並び、その列がしだいに長く100mにも、もっと長くなるのは毎年のことだが、今年は臨時売店の女性が「どうしたのかしら、今年は…。こんなの初めて」と、驚くほどの列が通路の両側に並んでいる。

 府中本町の駅にまで達し、折り返しの列が再び競馬場に向かって延びているかのようだった。盛り上がりそうである。

 今年の日本ダービーの最大の特徴は、まだキャリア「3〜4戦」の注目馬が計5頭もいること。それも揃って上位人気馬である。日本ダービーは2歳戦が誕生した1946年以降に区切ると、昨年までに「71回」行われた。

 戦歴4戦以下の勝ち馬は、2戦2勝のキャリアで、定説もさまざまなデータもことごとく砕いた1996年のフサイチコンコルドを筆頭に、4戦のディープインパクト、4戦のレイデオロ…など、史上5頭だけである。戦歴3戦で勝った馬は1頭もいない。(牝馬のオークスでは、66年間に「14頭」ものキャリア4戦以下の勝ち馬がいるのに……)。

 日本ダービーの方が厳しいレースのためか、あるいは男馬の方がレースへの適応が遅いためか、キャリアの浅い勝ち馬の数は非常に少ない。育成、調教技術の格段の進歩により、もう「レース経験が問われる時代ではない」とはいえる。ただし、戦歴4戦以下の2頭が「1〜2着」を占めたケースはマカヒキの勝った2016年たった1回しかない。

 みんな、大丈夫だろうか。ひょっとすると歴史が伝えるように、キャリアの浅い同士の組み合わせは非常に可能性が低いかもしれない。

 人気のダノンプレミアムがレースレコードで完勝した朝日杯FSと同じ1番枠を引いた。苦もなく好位2〜3番手のインを確保し、事実上のレースの主導権を握る可能性が高い。ビッグレースで人気の先行型がしかるべき位置を確保してしまうと、流れが速くならないことが多い。

 近年の日本ダービーで無謀にも近い先行策を取る馬の出現はめったにない。みんなこのレースを勝ちたくてホースマン人生を送っていると言っても過言ではない。前半のムリは避けたい。

 東京2400mのペース配分も、スローペースの場合のスパートのタイミングもイヤというほど承知の横山典弘騎手のステイフーリッシュに期待したい。爆発するスピード能力では、ダノンプレミアムにかなわないが、スピードの持続力(スタミナ)では一枚上だろう。

 前回の京都新聞杯2200mは藤岡佑介騎手のテン乗りだったが、ステイゴールド産駒とは思えない強気な先行の手に出ると、2番手抜け出しに成功して、2分11秒0。自身の前後半バランスは推定「59秒2-(12秒7)-59秒1」。中間で息を入れ、後半は早めにスパートする素晴らしい内容だった。

 スピードの持続性を示すと同時に、あと1ハロン分の12秒0〜12秒5を加算すると、高速の芝でペース配分を間違えなければ、2400mを楽に「2分23秒台前半」で乗り切る能力を持っていることを示す内容だったと考えることができる。

 横山典弘騎手が、どんな策を用いるかを推測するのは至難だが、人気のダノンプレミアムの前後にいて、どこかで強気なスパートをかけて出るのではないか、と、期待することにする。

 突っ込んでくるはずのグレイル、ここまで惜敗を含め【0-2-2-20】の蛯名正義騎手が乗るゴーフォザサミット、通算【0-2-0-16】の福永祐一騎手のワグネリアンは、相手に入れる。

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2018年05月26日

これまでのように速い時計になるかは難しいが…

 昨年まで5月の中旬に行われていた同じ京都1200mのオープン特別「葵ステークス」が、少し時期をずらして新設重賞となった形。

 近年の出走馬の中には、2010年カレンチャン、2011年ロードカナロア、2016年ナックビーナス…などの名前がある。春の京都の最終週とあって、これまでのように1分08秒0前後の速い時計になるかは難しいが、今後はのちのスプリント界の主役になる馬が含まれるケースが多くなるだろう。

 アサクサゲンキ(父ストーミーアトランティック、その父ストームキャット)に期待したい。昨年の小倉2歳Sを好位から力強く抜け出して勝ったあと、現在「3着、10着、2着」と勝ち切れない。これに加え、半姉の4歳ラビットラン(父タピット)も同じころローズSを衝撃的な勝ち方をしたあと、どうも伸び悩み状態の印象は良くないが、早熟タイプの外国産馬の成長が止まり、カベに当たっているわけではない。

 とくにアサクサゲンキの場合は、2歳後半からの3戦は直線に坂のあるコースでの「1400〜1600m」であるのが、勝ちみの遅さにつながっているだけのこと。レース運びには幅を増し、2歳時は450キロだった馬体が、前回のファルコンSを2着時には470キロ。ひとまわり大きくなり、確実にパワーアップしている。

 母アミーリア(父ディキシーランドバンド)の属するファミリーは北米を中心に大きく発展している名牝系であり、日本でも知られる著名馬では、名種牡馬グリーンデザート(シーザスターズの祖父)は、母アミーリアと「いとこ」同士であり、ノンコノユメの父となった種牡馬トワイニング(父フォーティナイナー)は、母アミーリアの半弟になる。

 ヤマニンパラダイスの母も、ノーリーズンの祖母もアミーリアの母と姉妹になる。北米色の濃い牝系だが、少しも早熟系ではないのである。

 同じ3歳馬同士の1戦。ここに来て勝ち上がってきたトゥラヴェスーラ、ウィズなどと持ち時計の「1分08秒台後半」は一見、同じように見えるが、アサクサゲンキの1分08秒8は、昨年の夏に未勝利を独走したときのタイムであり、トゥラヴェスーラの1分08秒5や、08秒7は、3歳春になっての記録。半年以上の時間差があり、実際の時計比較ではアサクサゲンキの時計がNO.1に相当する。

 今回はタイセイプライドとともに別定57キロだが、前回のファルコンSも57キロ。ひねるなら相手だろう。連穴にマドモアゼル(父ブラックタイド)と、レグルドール(父アドマイヤマックス)を加えたい。

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2018年05月25日

今週は第85回日本ダービー。
 スピード指数が公表された1992年以降、26年間で指数上ランク外の馬がダービーを勝ったのは1996年のフサイチコンコルドと、2000年のアグネスフライト、昨年のレイデオロの3頭だけで、ダービーはスピード指数の上位馬が圧倒的に強いレースだ。

 また、2001年以降の過去17年間、1番人気馬は11勝をあげ、2、3番人気馬があわせて5勝をあげている。1、2、3番人気以外では7番人気馬が1勝しているだけで、人気上位馬が中心といえそう。

 今年はステイフーリッシュ、アドマイヤアルバ、コズミックフォース、エポカドーロ、ダノンプレミアム、ステルヴィオ、キタノコマンドール、ゴーフォザサミットなどが指数の上位馬たちだ。

 ダービーの中心勢力は、もちろん皐月賞組だが、今年は4戦4勝のダノンプレミアムが挫石のため皐月賞を回避。出走していれば断然の人気で、勝利の可能性も十分にあっただけに、ダノンプレミアムの取捨が重要なポイントになりそうだ。

 ダノンプレミアムは2歳12月の朝日杯を勝って、最優秀2歳牡馬に選出された。その時のスピード指数は「85」という高レベルで、その指数は今も現3歳牡馬のナンバー2にランクされている。年明けの初戦になった3月の弥生賞は、スローペースで逃げるサンリヴァルの離れた2番手につけ、直線、馬場の良い外にコースをとると、反応よく一気に加速して快勝した。最速の上りで追ってきたワグネリアンも相手にならなかった。

 これまでは先行して、直線で差し切る王道のレーススタイルで勝ち続けているが、それでいて差し脚も常に上位にあり、先行馬に余裕の差し脚を使われては、後続馬は苦しいだろう。実際、4勝ともスキがない完勝のレースばかりだった。2400の距離は未経験ながら、ハイペースにならない限り、距離が課題になるとは思えない。

 弥生賞を完勝して、「さあ、皐月賞へ」という時点での回避だっただけに残念だったが、指数のレベルの高さ、4戦4勝の実績、余裕の差し脚はここでも断然だろう。状態に問題がなければ、中心は自然とダノンプレミアムに落ち着くのではないか。

 相手は皐月賞を勝ったエポカドーロが筆頭。皐月賞は大逃げを打った馬たちを先に行かせ、離れた4番手からの差し切り勝ちだった。展開に恵まれたとする見方もあるが、力で押し切れるスタミナは、距離が伸びて、より生かされるのではないか。

 皐月賞で上りが良かったのは、4着ステルヴィオ、5着キタノコマンドール、6着グレイルの3頭。ともに最速の34秒8の上りタイムだった。前残りの流れが向かなかったといえそうで、直線の長い東京コースで巻き返しもありそうだ。

 他では京都新聞杯を高指数で勝ったステイフーリッシュ、3戦3勝のブラストワンピース、青葉賞の勝ち馬ゴーフォザサミットなども有力馬の一角を占めるだろう。

 ハンデ戦の目黒記念は、昨年、久しぶりにトップハンデ馬が勝ったが、基本的にトップハンデ馬は苦戦が多い。1番人気は過去10年で1勝、2着5回、3着1回。指数上は、過去10年のうち7年で連対する平均指数上位馬が連軸の中心を担っているが、ランク外の馬も活躍が目立つ。

 今年は、トウシンモンステラ、チェスナットコート、ウインテンダネス、ソールインパクト、フェイムゲーム、ゼーヴィント、サウンズオブアースなどが指数の上位馬たち。

 トップハンデはフェイムゲームだが、59キロはさすがに苦しいだろう。
 指数上位馬で比較的ハンデが楽なのは4歳馬チェスナットコートだろう。前走、天皇賞(春)は中団から5着に押し上げ、指数も自己ベストの91をマークした。強い相手に5着は、成長を感じさせる。2400メートル以上の距離は(2102)だが、連対できなかった2戦も差のない5着。長距離適性は高いだろう。

 葵Sは、今年から重賞に格上げされた3歳芝1200メートル戦。 
 指数上位は、ミッキーワイルド、トゥラヴェスーラ、ウィズ、アンヴァル、タイセイプライド、アサクサゲンキなど。
 1200メートル戦で鋭い瞬発力を示しているトゥラヴェスーラが中心になりそう。



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2018年05月24日

東京優駿(G機法迷85回日本ダービー〕東京競馬場・芝2,400m

すべては、この熱き日のために。

27日に東京競馬場で行われる、第85回日本ダービー(3歳・牡牝・GI・芝2400m・1着賞金2億円)の枠順が24日確定しました。

皐月賞を挫石のため回避した無敗の2歳王者ダノンプレミアム(牡3、栗東・中内田充正厩舎)は1枠1番からのスタートとなりました。
皐月賞を7番人気で制したエポカドーロ(牡3、栗東・藤原英昭厩舎)は6枠12番、

無傷の3連勝で毎日杯を制したブラストワンピース(牡3、美浦・大竹正博厩舎)は4枠8番に入りました。
皐月賞1番人気7着からの巻き返しを期すワグネリアン(牡3、栗東・友道康夫厩舎)は8枠17番、 

皐月賞5着のキタノコマンドール(牡3、栗東・池江泰寿厩舎)は3枠5番、

皐月賞4着のステルヴィオ(牡3、美浦・木村哲也厩舎)は7枠15番となっております。

発走は15時40分。枠順は以下の通りです。

 ( )内は性齢、騎手・調教師

1-1 ダノンプレミアム(牡3、川田将雅中内田充正)
1-2 タイムフライヤー(牡3、内田博幸松田国英)
2-3 テーオーエナジー(牡3、藤岡康太宮徹)
2-4 アドマイヤアルバ(牡3、丸山元気須貝尚介)
3-5 キタノコマンドール(牡3、M.デムーロ・池江泰寿)
3-6 ゴーフォザサミット(牡3、蛯名正義藤沢和雄)
4-7 コズミックフォース(牡3、石橋脩国枝栄)
4-8 ブラストワンピース(牡3、池添謙一大竹正博)
5-9 オウケンムーン(牡3、北村宏司国枝栄)
5-10 ステイフーリッシュ(牡3、横山典弘矢作芳人)
6-11 ジャンダルム(牡3、武豊池江泰寿)
6-12 エポカドーロ(牡3、戸崎圭太藤原英昭)
7-13 グレイル(牡3、岩田康誠野中賢二)
7-14 エタリオウ(牡3、H.ボウマン・友道康夫)
7-15 ステルヴィオ(牡3、C.ルメール・木村哲也)
8-16 ジェネラーレウーノ(牡3、田辺裕信矢野英一)
8-17 ワグネリアン(牡3、福永祐一友道康夫)
8-18 サンリヴァル(牡3、浜中俊藤岡健一)

※出馬表は主催者発表のものと照合してください。



selvas2 at 10:27コメント(0) 
パフォーマプロミス
牡6歳
調教師:藤原英昭(栗東)
父:ステイゴールド
母:アイルビーバウンド
母の父:タニノギムレット
ここに注目!
前走の日経新春杯を勝って重賞初制覇を達成。休養を挟み、成長を促しながら使われているので、レースキャリアはまだ12戦だが、その中で6勝をマークしている。今後の芝・中長距離路線での活躍が期待される一頭で、重賞連勝も可能だろう。

チェスナットコート
牡4歳
調教師:矢作芳人(栗東)
父:ハーツクライ
母:ホワイトヴェール
母の父:クロフネ
ここに注目!
前々走の日経賞で2着に好走すると、前走では天皇賞(春)に挑戦して5着と善戦。ここへきての地力アップが目を引く存在だ。3走前の1600万下・早春S(芝2400メートル)を勝った東京・芝コースで、初の重賞タイトル奪取に挑む。

フェイムゲーム
せん8歳
調教師:宗像義忠(美浦)
父:ハーツクライ
母:ホールオブフェーム
母の父:アレミロード
ここに注目!
前走のダイヤモンドSでは、58.5キログラムのトップハンデを克服して、自身6度目の重賞制覇を達成した。今回は休養明け初戦だが、もともと休み明けでも力を出せるタイプ。スタミナでは現役馬屈指の存在で、昨年に続く目黒記念連覇を目指す。

コルコバード
牝5歳
調教師:木村哲也(美浦)
父:ステイゴールド
母:エンシェントヒル
母の父:エンドスウィープ
ここに注目!
前走の1600万下・湾岸S(中山・芝2200メートル)を快勝。自身の連勝を「3」に伸ばした。まだレースキャリア12戦で、これからの成長が見込める馬。東京・芝コースでは4勝、2着2回、3着1回と、抜群の舞台適性を示している点も魅力の一つだ。

ロードヴァンドール
牡5歳
調教師:昆貢(栗東)
父:ダイワメジャー
母:ジャズキャット
母の父:Storm Cat
ここに注目!
近3戦はいずれも重賞レースに挑戦して、中日新聞杯3着、日経新春杯2着、日経賞4着と、掲示板(5着以内)を確保。着実に地力強化中と言える。特に前走の日経賞は、逃げずに好位から粘り強い内容を示しての4着。脚質に幅が出てきた点も、心強い材料と言える。

ゼーヴィント
牡5歳
調教師:木村哲也(美浦)
父:ディープインパクト
母:シルキーラグーン
母の父:ブライアンズタイム
ここに注目!
前走の日経賞は、休養明けで馬体重が10キログラム増えていたこともあってか6着に敗れたが、1度使われた今回は、余裕のあった馬体も絞れてくる可能性が高い。重賞2勝の実績があり、前走に続く芝2500メートルで距離への慣れも見込める。ここであらためて注目したい。

ソールインパクト
牡6歳
調教師:戸田博文(美浦)
父:ディープインパクト
母:クリームオンリー
母の父:Exchange Rate
ここに注目!
前走の天皇賞(春)は13着と見せ場を作れなかったが、昨年のアルゼンチン共和国杯2着、今年のダイヤモンドS3着の実績を忘れてはならない。東京・芝コースの長距離戦は最も得意とするところで、ここは変わり身が期待できそうだ。

ポポカテペトル
牡4歳
調教師:友道康夫(栗東)
父:ディープインパクト
母:ミスパスカリ
母の父:Mr. Greeley
ここに注目!
昨年の菊花賞では、徐々にポジションを押し上げ、最後の直線でも粘り強い末脚を発揮し、2着のクリンチャーとハナ差の3着に好走した。その後は少し足踏みしたが、前走の1600万下・烏丸S(京都・芝2400メートル)を快勝。再び軌道に乗ってきた感がある。


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2018年05月23日

アンフィトリテ
牝3歳
調教師:宗像義忠(美浦)
父:ロードカナロア
母:アドマイヤフッキー
母の父:フジキセキ
ここに注目!
2戦連続で関西への長距離輸送を経験。8キログラム増だった前走のオープン特別・マーガレットS(阪神・芝1200メートル、1着)時の馬体と、パドックでの落ち着いたそぶりを見れば、今回も輸送による負担は考えなくてよさそうだ。

アサクサゲンキ
牡3歳
調教師:音無秀孝(栗東)
父:Stormy Atlantic
母:Amelia
母の父:Dixieland Band
ここに注目!
昨年の夏から馬体重は20キログラム近く増えているが、単純にボリュームアップしたものと考えていいだろう。ハードに追われた1週前追い切りでは、併走馬のブラックスピネル(昨年の東京新聞杯優勝)を突き放す抜群の動きを披露。さらなる成長を期待してよさそうだ。

エイシンデネブ
牝3歳
調教師:坂口正則(栗東)
父:ロードカナロア
母:スワン
母の父:High Chaparral
ここに注目!
最終追い切りの時計が速くなり過ぎたこともあったのか、マイナス10キログラムの馬体重だった前走時はギリギリの体つきに見えた。今回も、栗東坂路の1週前追い切りで4ハロン50秒1という速い時計をマーク。当日の馬体重と、腹回りが薄くなっていないかはしっかりとチェックしたい。

アンヴァル
牝3歳
調教師:藤岡健一(栗東)
父:ロードカナロア
母:アルーリングボイス
母の父:フレンチデピュティ
ここに注目!
前走の桜花賞(17着)から中6週の間隔となるが、この中間の乗り込み量は豊富で、動きも上々。大目標だったレースの後でも、状態面の不安はなさそうだ。芝の軽い京都コースに替わる点も、プラス材料と言えるだろう。

モズスーパーフレア
牝3歳
調教師:音無秀孝(栗東)
父:Speightstown
母:Christies Treasure
母の父:Belong to Me
ここに注目!
これまでの2勝は、どちらも小回りで直線が平坦の小倉・芝1200メートルでマーク。京都・芝コースは2戦2敗だが、共に外回りの芝1400メートルだった。今回の内回り・芝1200メートルは小倉に似たコース形態と言え、高い適性を秘めていても不思議はない。

マドモアゼル
牝3歳
調教師:斎藤誠(美浦)
父:ブラックタイド
母:ポールポジション
母の父:Pivotal
ここに注目!
前走のオープン特別・橘S(京都・芝1400メートル、1着)は、十分な乗り込みを消化したうえでの12キログラム増。減っていた馬体重の回復が鍵と考えられていただけに、プラス体重で出走できたことには、勝ったことと同等の価値が感じられる。連勝の可能性は十分だ。

タイセイプライド
牡3歳
調教師:西村真幸(栗東)
父:ヨハネスブルグ
母:キャニオンリリー
母の父:エルハーブ
ここに注目!
522キログラムの馬体重だった3走前の京王杯2歳S(8着)は、太め残りが敗因の一つと考えていいだろう。前走のファルコンS(6着)時は、デビュー以来初となる490キログラム台でも、細くは見えなかった。時季的にさらなる体重減もあったとしても、心配は不要だろう。

アルモニカ
牝3歳
調教師:西村真幸(栗東)
父:ロードカナロア
母:アフリカンピアノ
母の父:ディープインパクト
ここに注目!
まずは前走時で減らしていた馬体重(412キログラム)の回復が望ましく、420キログラム台まで戻っているのが理想だろう。一貫して芝1400メートルの競馬に出走してきたが、豊富なスピードがある馬なので、芝1200メートルへの距離短縮が合う可能性もある。


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2018年05月22日

断然支持での2冠達成、名牝の証明である/オークス

しかし、こなせる距離は2000mくらいまでか

「アーモンドアイを見にきました」という方とお会いした。「わたしとしては、こんなにいっぱい単勝を買ったのは初めてなんです」という女性ファンにも会った。

 わたしの周囲にいる競馬記者は、だいたい馬券おじさんか、馬券青年なので、「しかし、付かなかったなぁ…。3連単で3000円ちょっとか…」。あまりに民度の低い感想をもらすばかりだったが、無事、断然の支持を受けたアーモンドアイ(父ロードカナロア)の2冠達成のオークスが終了した。

 パドックに入ったころは落ち着きはらっていたアーモンドアイは、時間の経過とともにテンションが上がり、返し馬もいつもよりカリカリしていた。スタートの良くない馬なので、「これでは出遅れるのではないか」と見ていたら、逆に気負ってつっかかるような好スタート。1コーナー過ぎまでC.ルメール騎手が行きたがるのをなだめるほどだった。

 向こう正面に入って、落ち着いてリズムに乗ったアーモンドアイのすぐ前に、当面のライバルのラッキーライラック(父オルフェーヴル)。さらにその前にリリーノーブル(父ルーラーシップ)がいて、アーモンドアイの直後にはサトノワルキューレ(父ディープインパクト)がいた。これだと残念ながら、波乱は生じない。

 1頭だけ1000m通過「59秒6」で飛ばしたサヤカチャン(父リーチザクラウン)のちょうど中間地点の1200m通過は、目測で1分12秒0前後。6番手あたりのアーモンドアイは15馬身も離れているから、1分14秒前後かと思えた。初の2400mが死角といえば死角のアーモンドアイにとっては、見た目とはちがって理想のゆったりペースでの追走だった。

 計時された勝ちタイムは「2分23秒8」。12年に5馬身差の独走を決めたジェンティルドンナ(父ディープインパクト)の大レコードと0秒2差の史上2位である。

 3位がソウルスターリングの2分24秒1で、ほかに2分24秒台で勝ったオークス馬はいないから、芝コンディションの差はあるにせよ、通算G1競走7勝(海外を含む)のジェンティルドンナと互角の時計でオークス快勝は、もうこの時点で名牝の証明である。

 リプレイをみて推測すると、アーモンドアイは推定「1分14秒0-1分09秒8」くらいの前後半バランスで2分23秒8だったろう。

 ジェンティルドンナの年は、先行馬の飛ばしたペースはもっと速かった。控えて後方から猛烈な追い込みを決めたジェンティルドンナの推定前後半は「1分13秒0-1分10秒6」=2分23秒6である。前後半の差はそれほど大きくない。

 今回のアーモンドアイは、ルメール騎手が「桜花賞のときは楽に勝ったけど、(暑くてテンションが上がっていたためか、)きょうは精いっぱいでした」というトーンの感想を口にしたが、レースの後半は「1分12秒0-59秒6-47秒3-34秒9-11秒6」。

 縦長の2400mにしてはきわめて速かった。レコードが記録された桜花賞1600mのレースの後半800mは「46秒5-34秒4」。オークスは800mも異なる未知の2400mなのに、レースの最後800mは「47秒3-34秒9」。4ハロンはたった0秒8の差しかない。アーモンドアイ自身は今回もまた、前半は楽な追走だったとはいえ、距離がまったく異なるから、スパートは楽ではない。

 自身の上がり「33秒2」は桜花賞とまったく同じであり、今回は他のライバルがみんな似たようなところにいて速い上がりを記録するレースだったから、桜花賞と同じような数字で上がったのに、ずっと厳しく感じられたのかもしれない。

 ただ、記録された数字ではなく、レース直後の印象からすると、のちに男馬を再三封じたジェンティルドンナをイメージして見ていただけに、ルメール騎手の(思いのほか)精いっぱいだったという印象もその通りのようにも思えた。まだ5戦だけのアーモンドアイを、歴史的な牝馬ジェンティルドンナとこの時点で比較しようとすることがナンセンスなのだが、アーモンドアイも、父ロードカナロア産駒のこなせる距離も、感覚としてやっぱり2000mくらいまでではないか、と感じた。

 それとは別に、所用に構うことなく「アーモンドアイを見にきた」彼は、わたしのようなファンではなく、レースに対する感覚がホースマンそのものだった。

 アーモンドアイが好位から抜けて勝ったから、アーモンドアイより前にいて、2分24秒台で乗り切ったライバルは素晴らしかった。重複するが、芝状態を別にして、オークスの勝ちタイム4位が、2分25秒0である。

 流れに乗ったリリーノーブルは、4コーナーを回って自分から勝負に出た。ゴール寸前は勝ち馬に突き放されるように2馬身差だが、自力で2分24秒1である。間違いなく成長するだろうルーラーシップ産駒。今回、完敗は確かでも、秋が楽しみになった。

 ラッキーライラックは、惜しい3着。結果論かもしれないが、スパートが一歩遅く、横にアーモンドアイが見えてからのように思えた。この内容だから、リリーノーブルとともに桜花賞上位組のレベルの高さを十二分に発揮した結果であり、先に動いたところで負けは負けだったろうが、クラシックである。少し悔いが残るだろう。

 サトノワルキューレは、前回は相手を無視して自分だけのレースに徹して結果を出したが、今回は一転、正攻法。自身のリズムではなく、すぐ前にいたアーモンドアイのリズムになってしまった。流れは楽でもタメが効かなかったということか。

 ゴールの瞬間だけの印象で、多頭数のビッグレースはそういうものではないが、7着パイオニアバイオ(父ルーラーシップ)はもっと強気でも良かった気がした。

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ダノンプレミアム
牡3歳
調教師:中内田充正(栗東)
父:ディープインパクト
母:インディアナギャル
母の父:Intikhab
ここに注目!
昨年の朝日杯フューチュリティSを優勝して同年度のJRA賞最優秀2歳牡馬を受賞すると、前走の弥生賞で無傷の4連勝を達成した。皐月賞は挫跖のため出走を見送り、今回は約3か月ぶりの実戦。400メートルの距離延長も鍵になるが、日本ダービーで世代最強を証明したい。

エポカドーロ
牡3歳
調教師:藤原英昭(栗東)
父:オルフェーヴル
母:ダイワパッション
母の父:フォーティナイナー
ここに注目!
クラシック三冠一冠目の皐月賞を優勝。母は芝1200メートルと芝1400メートルで重賞2勝を挙げたスプリンターで、本馬の胴が詰まった体型は、いかにもスピードタイプに見える。今回は、400メートルの距離延長がポイントになりそうだ。

ブラストワンピース
牡3歳
調教師:大竹正博(美浦)
父:ハービンジャー
母:ツルマルワンピース
母の父:キングカメハメハ
ここに注目!
前走の毎日杯では、初めての右回りコース、関西圏への長距離輸送、600メートルの距離短縮などの課題を難なくクリアし、無傷の3連勝で重賞タイトルを獲得した。まだ能力の底を見せておらず、G気離瓮鵐弌爾貌っても、有力候補の1頭に挙げられる。

サンリヴァル
牡3歳
調教師:藤岡健一(栗東)
父:ルーラーシップ
母:アンフィルージュ
母の父:アグネスタキオン
ここに注目!
父の産駒は、2017年の菊花賞馬キセキを筆頭に、距離が延びて頭角を現すタイプが多く、祖母のウメノファイバーは1999年のオークス馬。本馬は前走の皐月賞で勝ち馬エポカドーロと2馬身差の2着に敗れたが、東京・芝2400メートルの舞台で逆転を狙う。

ジェネラーレウーノ
牡3歳
調教師:矢野英一(美浦)
父:スクリーンヒーロー
母:シャンハイロック
母の父:ロックオブジブラルタル
ここに注目!
調教時からチークピーシーズを着用し、レース前はゲート裏までホライゾネットを使用するなど、気性面の難しさは残る。それでも、前々走の京成杯で重賞タイトルを獲得すると、前走の皐月賞では厳しい展開を3着に粘っており、能力の高さは証明済みだ。

ステルヴィオ
牡3歳
調教師:木村哲也(美浦)
父:ロードカナロア
母:ラルケット
母の父:ファルブラヴ
ここに注目!
昨年12月の朝日杯フューチュリティSで2着に入り、前々走のスプリングSでは、エポカドーロ(2着)を破って優勝。父は2012、2013年のJRA賞最優秀短距離馬で、芝2400メートルへの距離延長は歓迎材料と言えないが、世代トップクラスの実力は軽視できない。

キタノコマンドール
牡3歳
調教師:池江泰寿(栗東)
父:ディープインパクト
母:ベネンシアドール
母の父:キングカメハメハ
ここに注目!
デビュー3戦目となった前走の皐月賞で5着に入ったように、ポテンシャルの高さは相当。今回は初めての左回りコースになるが、全3戦でメンバー中最速の上がり3ハロンタイム(いずれも推定)をマークしていることから、直線の長い東京・芝コースは歓迎材料だろう。

ワグネリアン
牡3歳
調教師:友道康夫(栗東)
父:ディープインパクト
母:ミスアンコール
母の父:キングカメハメハ
ここに注目!
無傷の3連勝で昨年の東京スポーツ杯2歳Sを制し、前走の皐月賞(7着)では1番人気に支持された素質馬。テンションが上がりやすく、当日の気配は鍵だが、父譲りの瞬発力を最大限に生かせる東京・芝コースで、捲土重来を期す。


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2018年05月21日

5月20日の東京11Rで行われた第79回オークス(優駿牝馬)(3歳オープン、牝馬、GI、芝2400メートル、定量、17頭立て、1着賞金=1億1000万円)は、
C.ルメール騎手騎乗の圧倒的1番人気アーモンドアイ(牝3歳、美浦・国枝栄厩舎)が制し、
桜花賞に続く勝利で牝馬2冠を達成した。
タイムは2分23秒8(良)。

2馬身差の2着は4番人気リリーノーブル、
さらに1馬身3/4差の3着には2番人気ラッキーライラックが入った。
3番人気サトノワルキューレは6着だった。

13番枠からの発走となったアーモンドアイはスタート後、前めにつけて末脚を温存。
そのまま最後の直線に入ると、外から強烈な末脚を発揮。
馬場の真ん中を力強く伸びて、前を捕らえゴールを駆け抜けた。

アーモンドアイは、
父ロードカナロア、母フサイチパンドラ、母の父サンデーサイレンスという血統。
北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、
馬主は(有)シルクレーシング。
通算成績は5戦4勝。
重賞は18年シンザン記念(GIII)、桜花賞(GI)に続き3勝目。

 ◆C.ルメール騎手(1着 アーモンドアイ)「ごっつぁんです。この馬でいっぱい勝つ自信がありました。完璧なレースでしたね。馬のテンションが高かったのもあって、スタートで早めのポジションを取れました。そこからリラックスして、直線で加速しましたね。問題なかった。乗りやすいです。彼女が仕事をすごいしています。(3冠?)桜花賞のあと『トリプルクラウン考えることができる』と言いました。2400メートルはちょうど良かった、2000メートルもいけそう、いける! 海外でもいける、馬主さんと調教師さんが考えていますね」

 ≪戦歴&血統≫ デビュー戦こそ2着に敗れたが、その後、未勝利戦→シンザン記念→桜花賞と3連勝。牡馬相手だったシンザン記念はスローペースにもかかわらず、後方から直線一気の内容で勝った。桜花賞も後方から外を回って1馬身3/4差。デビューから4戦すべてで上がり3ハロン最速の脚を発揮している。父は短距離馬のロードカナロア。母フサイチパンドラは、2006年の牝馬3冠レースで桜花賞14着、オークス2着、秋華賞3着の成績を残し、古馬との対戦となったエリザベス女王杯でGI初勝利を挙げている。

 ≪アラカルト≫ アーモンドアイは桜花賞→オークスを制し、史上14頭目となる春の牝馬2冠を達成。新潟デビューのオークス馬は、1997年メジロドーベル以来21年ぶり5頭目。

 アーモンドアイを管理する国枝栄調教師は、アパパネ(後の牝馬3冠馬)以来8年ぶりのオークス制覇。春の牝馬2冠馬を複数頭管理した調教師は、松田博資元調教師以来2人目。C・ルメール騎手は、昨年ソウルスターリングでオークスを制しており、史上6人目のオークス連覇となった。

 桜花賞は新種牡馬ロードカナロア産駒、皐月賞は新種牡馬オルフェーヴル産駒、オークスもロードカナロア産駒が制し、新種牡馬の産駒が今年のクラシック3連勝となった。なお、新種牡馬産駒のオークス制覇は、2010年サンテミリオン(父ゼンノロブロイ)以来8年ぶり。

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2018年05月20日

スタミナ能力を問われない可能性がある

 果たして、アーモンドアイは東京の2400mをこなして2冠馬となれるだろうか。マイル以下のGIを6勝もしたロードカナロア(父キングカメハメハ)の初年度産駒なので、ロードカナロアはどのくらいこなせる距離の幅がある種牡馬なのかも、問われることになる。

 アーモンドアイが、例えばジェンティルドンナのように、その母方がスピード色の濃い短距離系だったため、桜花賞を制しながらオークスでは評価を落としたが(3番人気)、そんな心配を吹き飛ばして2分23秒6のオークスレコードで独走したのと同じような傑出した牝馬ならいいのだが……。

 万能型の種牡馬キングカメハメハの産駒ロードカナロアは、成績が示すスプリンターに近いようなスピード一色の馬ではなかった可能性がある。短距離タイプを育てることで定評のある安田隆行調教師の手がけた馬なので、全19戦中の17戦が1400m以下だったが、デビュー2戦目の3歳1月、ジュニアC1600mを1分35秒1(上がり34秒7)で2着している。

 1600mに出走したのはもう一回、5歳初夏の安田記念。1分31秒5の大変な快時計(レース史上2位)で勝っている。スプリンターに近いスピード型には到底不可能な内容だった。タフなGI香港スプリントを連勝したのもあふれる底力の証明であり、2000m級も本当は平気だった可能性がある。モーリスと同じように……。

 ロードカナロアは、母がなぜか短距離型に出たため、その特徴も一応は受け継いだが、母レディブラッサムは、ダート9FのGIを2勝したサラトガデュー(父はリボー系コーモラント)と、ストームキャットの組み合わせで、短距離タイプを狙った配合ではない。

 レディブラッサムには、米の歴史的怪物セクレタリアトと、その全姉の「3×4」のクロスが生じ、たまたま片寄った特徴が出ただけで、例外かもしれないのである。

 種牡馬ロードカナロアは、初年度産駒にスピード型が多いが、これは成功種牡馬の最大特徴で、サンデーサイレンスだってそうだった(距離は保たないのではないか、とされていた)。

 アーモンドアイが、ジェンティルドンナ級の並外れた能力を秘める牝馬である可能性と、ロードカナロアが大成功する種牡馬である可能性の、両方に期待したい。おそらく流れは速くならない。スタミナ能力を問われない可能性がある。

 しかし、今年のオークスは、レコードの桜花賞組に、実はフローラSもレースレコードであり、なんと5頭も駒を進めてきた「忘れな草賞」も、最近10年で最速の時計である。人気のアーモンドアイから入るが、どうも順当という組み合わせではない気がする。

 穴馬に、叔父(母の弟)に今年の天皇賞・春を勝ったレインボーラインのいるパイオニアバイオと、トーホウジャッカルの妹トーホウアルテミスを入れたい。

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2018年05月19日

5月19日の京都競馬11Rで行われた第25回平安ステークス(4歳以上オープン、GIII、ダート1900メートル、別定、16頭立て、1着賞金=3600万円)は、
M.デムーロ騎手騎乗の7番人気サンライズソア(牡4歳、栗東・河内洋厩舎)が逃げ切った。
勝ちタイムは1分57秒3(稍重)。
2着は3番人気クイーンマンボ、
3着には5番人気クインズサターンが入った。

圧倒的1番人気に推されたグレイトパールは5着、
2番人気テイエムジンソクは6着に敗れた。

平安Sを勝ったサンライズソアは、
父シンボリクリスエス、母アメーリア、母の父スペシャルウィークという血統。
北海道浦河町・富田牧場の生産馬で、
馬主は松岡隆雄氏。
通算成績は17戦5勝(うち地方2戦1勝)。
重賞は2018年名古屋大賞典(交流GIII)に続き2勝目。

selvas2 at 16:06コメント(0) 
最先端を行く著名種牡馬の活力を取り入れ続けて

 どんなレースでも断然人気の馬を挙げるのは気が引けるが、ここはグレイトパール(父キングカメハメハ)。ダートに転じて6戦6勝。前回は骨折で約1年の休養明けながら、今回もそのメンバーが10頭もそろっていたアンタレスSを完勝してみせた。

 6勝は1800〜2000m。今回の1900mには破格の1分55秒2があるが、それはダート2戦目、1000万当時の記録であり、いまなら馬場コンディションひとつで大きく記録短縮も可能だろう。成長力と、牝系の秘める底力にも期待していい。前回とほとんど同じ組み合わせである。

 妙味ある相手本線は、テイエムジンソクが加わってスローはないから、確実に差してくるクインズサターン。こういう人気馬の相手には人気薄が台頭することが珍しくないので、連穴にトップディーヴォ、コスモカナディアン。

 グレイトパールのファミリーは、3代母が1982年のエリザベス女王杯(3歳限定)のビクトリアクラウン(父ファバージ)。さらにその祖母が1962年のオークス馬オーハヤブサ(父ヒンドスタン)。印象は古いが、牝系に新しいも古いもなく、言い出せばずっと連続しているから、みんな古典の世界である。

 今年のNHKマイルCの伏兵だったパクスアメリカーナ(父クロフネ)も、その全姉でヴィクトリアマイルを勝ったホエールキャプチャも、この姉弟の3代母にあたる1987年のエリザベス女王杯のタレンティドガール(父リマンド)も、その半兄ニッポーテイオー(父リィフォー)も、みんなオーハヤブサの子孫になる。

 こういう名牝系は、牝祖に相当するオーハヤブサ(1959)、輸入牝系の祖になるビューチフルドリーマー(1903)の血が流れていると表現されるが、さすがにそれはない。

 そうではなく、オーハヤブサの子孫ゆえに、その直仔ワールドハヤブサ(父ダイハード・1957)からこのファミリーに深く関係する名門=千代田牧場は、その子孫をどこよりも大切にしてきた。かつ、配合する種牡馬は名牝系にふさわしいそれなりの種牡馬だけが選ばれる。したがって、名門のファミリーは、冒険の名もない種牡馬で失敗しない限り、時代の最先端を行く著名種牡馬の活力を取り入れ続け、牝系が古くなることはない。ずっと不滅なのである。

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2018年05月18日

 今週はオークス。
 3歳牝馬のG1だけに、過去10年の連対馬は前走指数上位馬が中心。なかでも、前走指数の高い馬A、B馬が有力にみえる。他に、平均指数の上位馬や過去の指数上位馬も差なく好走しており、指数上位馬が連軸向きだろう。

 1番人気馬は過去10年で、4勝、2着2回、3着1回。連対率は60パーセント。前走、桜花賞組は8勝をあげて断然の中心。他に、忘れな草賞の勝ち馬が2勝、フローラSの勝ち馬が1勝をあげている。

 今年の指数上位馬は、アーモンドアイ、ラッキーライラック、リリーノーブル、オールフォーラヴ、トーセンブレス、マウレア、レッドサクヤ、ウインラナキラなど。

 中心は桜花賞を圧倒的な差し脚で完勝したアーモンドアイだ。

 今年の桜花賞は、3番手で先行したラッキーライラックが直線なかばで抜け出したが、後方から大外一気に駆け上がってきたアーモンドアイが、実に鮮やかな差し脚で16頭の馬群を置き去りにして快勝した。

 アーモンドアイのスピード指数は「86」の高レベルで、これは牡馬を含めて、現3歳世代の最高指数だ。過去の桜花賞馬と比べても、2007年のダイワスカーレットと並ぶ高指数で、阪神コースが新しくなった2007年以降の桜花賞で「84」以上のスピード指数を示したのは、2007年の勝ち馬ダイワスカーレット(86)と、2着のウオッカ(84)、2009年のブエナビスタ(84)の3頭だけ。アーモンドアイは、指数上、過去の名牝たちと並ぶか、それ以上の素質をも秘めていることを示している。

 2400メートルの距離が課題とされているが、アーモンドアイの驚異の差し脚は、距離が伸びてさらに輝きを増すのではないか。

 桜花賞組とはすでに決着がついており、相手の筆頭は別路線組のサトノワルキューレだろう。サトノワルキューレは2400のゆきやなぎ賞を勝って、前走は2000メートルのフローラSを快勝した。距離の経験は大きいし、東京向きの長く使える差し脚に注目したい。

 桜花賞組からは、2、3着のラッキーライラック、リリーノーブルが有力候補。アーモンドアイ、サトノワルキューレがともに後方からの差し脚に懸ける馬たちだけに、先行脚質を生かしての粘り込みに注目したい。

  他では、忘れな草賞を勝ったオールフォーラヴ、水仙賞を勝ち上がってきたロサグラウカの先行差しにも要注意だ。

 平安Sは5月の開催になり、距離も1900メートルで行われるようになって、今年で6年目。ダートの重賞戦だけに、前走指数上位馬が中心だ。

 今年は、グレイトパール、メイショウウタゲ、ミツバ、トップディーヴォ、テイエムジンソク、クインズサターンなどが指数の上位馬たち。

 とりわけ、ダートで6連勝中の5歳馬グレイトパールが有力だろう。昨年、この平安Sを高指数で勝ったあと、骨折で11か月の休養を余儀なくされたが、復帰戦となった前走アンタレスSも中団後方から追って、難なく快勝して見せた。先行してもよし、中団後方から追ってもよしと、脚質も自在。展開に左右されることなく、強さを発揮してきたが、ここもさらに連勝を伸ばすのではないか。

 ミツバ、テイエムジンソク、ナムラアラシなどが相手の中心になりそう。




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2018年05月17日

5月20日(日曜)

優駿牝馬(G機法迷79回オークス〕東京競馬場・芝2,400m

薔薇香る、麗しの舞台。


20日に東京競馬場で行われる、第79回オークス(3歳・牝・GI・芝2400m・1着賞金1億1000万円)の枠順が17日確定しました。

桜花賞をレースレコードで制したアーモンドアイ(牝3、美浦・国枝栄厩舎)は7枠13番からのスタートとなりました。
また、桜花賞で2着の2歳女王ラッキーライラック(牝3、栗東・松永幹夫厩舎)は1枠2番、
フローラSを勝ったサトノワルキューレ(牝3、栗東・角居勝彦厩舎)は4枠8番に入りました。

桜花賞3着のリリーノーブル(牝3、栗東・藤岡健一厩舎)は1枠1番、
桜花賞5着のマウレア(牝3、美浦・手塚貴久厩舎)は2枠3番、
忘れな草賞を勝ったオールフォーラヴ(牝3、栗東・中内田充正厩舎)は3枠6番となっております。
発走は15時40分。
枠順は以下の通りです。

1-1 リリーノーブル(牝3、川田将雅・藤岡健一)
1-2 ラッキーライラック(牝3、石橋脩・松永幹夫)
2-3 マウレア(牝3、武豊・手塚貴久)
2-4 トーセンブレス(牝3、柴田善臣・加藤征弘)
3-5 カンタービレ(牝3、田辺裕信・角居勝彦)
3-6 オールフォーラヴ(牝3、和田竜二・中内田充正)
4-7 トーホウアルテミス(牝3、松若風馬・谷潔)
4-8 サトノワルキューレ(牝3、M.デムーロ・角居勝彦)
5-9 シスターフラッグ(牝3、岩田康誠・西村真幸)
5-10 レッドサクヤ(牝3、福永祐一・藤原英昭)
6-11 パイオニアバイオ(牝3、北村宏司・牧光二)
6-12 サヤカチャン(牝3、松岡正海・田所秀孝)
7-13 アーモンドアイ(牝3、C.ルメール・国枝栄)
7-14 ランドネ(牝3、内田博幸・角居勝彦)
7-15 ウスベニノキミ(牝3、三浦皇成・鈴木孝志)
8-16 ウインラナキラ(牝3、大野拓弥・宮徹)
8-17 ロサグラウカ(牝3、戸崎圭太・尾関知人)
8-18 オハナ(牝3、藤岡康太・堀宣行)

※出馬表は主催者発表のものと照合してください。

selvas2 at 10:56コメント(0) 
グレイトパール
牡5歳
調教師:中内田充正(栗東)
父:キングカメハメハ
母:フォーチュンワード
母の父:デヒア
ここに注目!
前走(アンタレスS1着)時で546キログラムの数字が示すように、かなりの大型馬で、フットワークも大跳び。それだけに、道中でスムーズさを欠くようだと能力を出し切れない不安がある。前走は最内の1枠1番からうまく外に持ち出せたが、外めの枠に越したことはないだろう。

テイエムジンソク
牡6歳
調教師:木原一良(栗東)
父:クロフネ
母:マイディスカバリー
母の父:フォーティナイナー
ここに注目!
ダートの重賞勝ち馬には珍しく、馬体をスリムに見せるタイプ。木原一良調教師も、「以前はもっと増えてほしいと思っていましたが、実際に結果が出ているので、これがこの馬の体型ですね」と話している。それだけに、休み明けでふっくら見せるようだと、太め残りの心配がある。

ミツバ
牡6歳
調教師:加用正(栗東)
父:カネヒキリ
母:セントクリスマス
母の父:コマンダーインチーフ
ここに注目!
後方からの末脚勝負に徹していた以前と比べると、年齢を重ねて脚質に自在性が出てきた。ただ、主戦を務める松山弘平騎手が常々、「乗り難しい面があります」と語っているように、好走には条件がつくタイプ。砂を被らない位置でレースを運びたいところだ。

クイーンマンボ
牝4歳
調教師:角居勝彦(栗東)
父:マンハッタンカフェ
母:スズカエルマンボ
母の父:シンボリクリスエス
ここに注目!
牡馬との対戦は、昨年5月のJpn供κ叱縫船礇鵐團ンシップ(園田・ダート1870メートル、3着)以来6戦ぶり3度目となるが、500キログラムに達した馬体重が示すように、牝馬としてはボリュームのあるタイプ。スケール感では見劣りしない。

サンライズソア
牡4歳
調教師:河内洋(栗東)
父:シンボリクリスエス
母:アメーリア
母の父:スペシャルウィーク
ここに注目!
陣営も認めるように気難しいタイプなので、前走のオープン特別・ブリリアントS(東京・ダート2100メートル、14着)のような大敗を喫することもある。ただ、過去に2桁着順の次のレースで連対したケースも2度あるだけに、ここで巻き返す可能性は十分だ。

クインズサターン
牡5歳
調教師:野中賢二(栗東)
父:パイロ
母:ケイアイベローナ
母の父:クロフネ
ここに注目!
過去18戦のうち15戦で、メンバー中3位以内の推定上がり3ハロンタイムをマーク。また、9戦が同最速だった。末脚の安定感では、今回のメンバー中でも屈指と言える馬だ。実績では見劣りするものの、少しでもペースが流れれば、チャンスも広がるだろう。

ナムラアラシ
牡5歳
調教師:牧田和弥(栗東)
父:エンパイアメーカー
母:ナムラシゲコ
母の父:エンドスウィープ
ここに注目!
半兄のナムラビクター(父ゼンノロブロイ)を筆頭に、同じ牝系にはパワータイプの馬が並ぶ。本馬も500キログラムを優に超える大型馬。腹回りはボテッと見せるものの、これは体型的なもので心配ない。末脚を生かせる展開になれば、前の馬をまとめて差し切るシーンもありそうだ。

メイショウスミトモ
牡7歳
調教師:南井克巳(栗東)
父:ゴールドアリュール
母:ムゲン
母の父:アジュディケーティング
ここに注目!
切れると言うよりは、しぶとく伸びるタイプで、重賞2勝は、直線に坂がある阪神と地方競馬の名古屋でマーク。加えて、共に良馬場だったことから分かるように、時計が掛かるダートが向いている。当日の馬場状態はしっかりとチェックしたい。


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2018年05月16日

私のオークス

オークスに出走予定の
ロサグラウカ。新馬戦を勝った時に以下のように評価しております。

ロサグラウカ
牝 
父ルーラーシップ 
母ローザブランカ/クロフネ 
尾関知人厩舎
Northern Dancer5・6・6・8×6・6の系列ぐるみとMill Reef×5の系列ぐるみにより全体をリード。
両系統はNearcoを介して連動。 
牝馬らしい仕上げやすさ・切れは今一つだが、キングカメハメハとローズバドの呼応はローズキングダムと共通しており、きっちり仕上がった際には息の長い末脚を武器とした走りが可能。
 
朝日杯FSとジャパンカップを勝ち、ダービー2着のローズキングダムは
父キングカメハメハ
母ローズバド。

ロサグラウカは
キングカメハメハとローズバドから1世代経由する形、
父ルーラーシップ-キングカメハメハ
母ローザブランカ-ローズバド
で誕生。ローズキングダムが活躍した舞台で大仕事をしないかと期待しております。
ローズバドはオークス2着。
ローズバドの母ロゼカラーはオークス4着、このオークスを勝ったのはエアグルーヴ。
ロサグラウカの父の母はなんとエアグルーヴ。
エアグルーヴの母ダイナカールもオークス優勝。
華麗なる薔薇一族とエアグルーヴ-ダイナカールの名血が融合したロサグラウカ。
無敗3連勝で樫の女王誕生なるか。
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selvas2 at 10:50コメント(0) 
脚元の不安が解消し、狙いを定めた1戦

 この週の東京は、前週までとは大きく異なる高速の芝コースだった。記録された「1分32秒3」は、例年の平均的な勝ちタイム(良馬場)だが、午後から降り始めた雨の影響で推定「0秒5〜0秒7」くらい時計を要した芝コンディションだったと思われる。雨にたたられなければ、おそらく「1分31秒台後半」の快時計の決着だったろう。

 こういう速い時計は、前後半のバランスが保たれ、平均してラップの落ちないペースになったときか、あるいはハイペースで引っ張る馬がいた際に記録されるが、今年、先手を取ったカワキタエンカ(父ディープインパクト)に、リエノテソーロ(父スペイツタウン)などが絡むように先行したレース全体のペースは、前後半「46秒8-45秒5」=1分32秒3だった。

 前半「46秒台後半→1000m通過58秒3」は、芝状態を考えるとかなり緩い流れであり、後半800mのほうが「1秒3」も速くなった。全体バランスを重視するペース分類では、間違いなくスローペースに入る。

 このスローで1分32秒3になったのは、短く刈り込んだ芝の影響が大きかったのはたしかだが、7着馬まで1分32秒台で乗り切ったのだから、上位陣のレベルがきわめて高かった結果でもある。実際、勝った5歳牝馬ジュールポレール(父ディープインパクト)だけでなく、2着惜敗のリスグラシュー(父ハーツクライ)など、レース直後に中2週となる6月3日の「安田記念」挑戦をほのめかす陣営が現れた。

 レベルの高いレース(紛れやたまたまの部分が少ない)の場合に生じるレース結果がある。今回は、18頭のうち上位8番人気までに支持された馬が、そろって上位「8着」までを占める結果だった。みんなの支持と推理が的確に反映した結果であり、「1着と2着が逆なら…」とか、「2着と3着が入れ替わっていれば」…など、大接戦のゴールだったため、未練の振り返りが右からも、左からも聞かれた。「ああ、あとちょっとで…」という大きなため息の渦巻くレースは、間違いなくいいレースなのだろう。あとちょっとで…のファンも(半分)納得なのだから…。

 勝ったジュールポレールは、オープンに昇格したばかりで重賞未勝利だった昨年4歳時が、勝ったアドマイヤリード(父ステイゴールド)から0秒2差の3着。直後の条件再編成で1600万下になったが1戦で突破し、前回、ここを狙ったステップの阪神牝馬Sは0秒2差だけ。脚元の不安を解消した今年は、狙いを定めた1戦だった。

 抜け出したレッドアヴァンセ(父ディープインパクト)をゴール寸前で交わした瞬間、外からリスグラシューが「鼻差」まで急接近し、1〜3着は「鼻、首…」。もちろんその差はたまたまかもしれないが、ベテラン幸英明騎手(42)会心の、7勝目のG1である。コース取りも、全力スパートに入ったタイミングも絶妙だった。

 5歳牝馬ながら、まだ14戦【6-2-2-4】。今回、1600mの最高タイムを1秒5も短縮してみせた。5歳上の兄サダムパテック(父フジキセキ)は、12年のマイルCSを首差で勝っている(武豊)。2015年から種牡馬となり、初年度産駒は今年デビューする(血統登録馬は16頭)。1年間の休養のあと16年春に韓国に輸出されているが、もう、妹のGI勝ちのニュースは伝わっているだろう。評価が上がり、コリアC(GI)に出走して日本馬を返り討ちにするくらいの産駒を送りたい。

 2着リスグラシューは外枠16番のため、位置取りが後方になってしまった。また、縦長の展開になるペースではなかったため、ただ1頭だけ上がり32秒台で猛追したが、並んだ瞬間がゴールだった。これから充実の4歳秋を迎える。2歳時は430キロ前後だった馬体が、いまは450キロ前後に成長し、明らかにパワーアップしている。GI【0-4-0-2】はちょっと特殊な成績だが、これまでは良くぞ2着を確保した、という印象もあるGIであり、これからが本物のリスグラシューかもしれない。母リリサイドの父アメリカンポストは紛らわしい命名だが、母方は父母両系ともに欧州色1色であり、今回のように少し渋ったくらいのコンディションは合うのだろう。

 3着レッドアヴァンセは惜しかった。見た目と違って、決して仕掛けが早かったわけではない。この5歳牝馬、力及ばずの3歳クラシック挑戦は別に、古馬のオープンランクになったばかりである。クラレントを筆頭とするエリモピクシー産駒の大活躍は知られるが、この牝馬もさらにしぶとく成長するだろう。

 4着にとどまったアエロリット(父クロフネ)は、パドックでは大丈夫だったがしだいにテンションが上がり、実戦で行きたがるのはいつものこと。戸崎騎手はそれを承知していたが、並んで外からの先行になりリラックスできなかった。「左前脚を落鉄していた―菊沢調教師」という不利もあった。当然、巻き返せる。

 そのアエロリットには重なって乗れなかった横山典弘騎手のミスパンテールは、ちょっとスタートで後手を踏んだのが誤算だが、あの苦しい形になって0秒3差なら立派なものだろう。レッドアヴァンセと同じでクラシックのころはただ挑戦しただけ。前回の阪神牝馬Sの巧みな逃げ切りを別にすると、強敵相手と正面からぶつかるのは今回が初めてにも近い4歳馬である。これからだろう。

 アドマイヤリードは、渋馬場は巧者に近いとされたが、本当の持ち味は爆発力。それにマイル戦は今回が10戦目になるが、ここまでの最高タイムは1分33秒9。今回は芝(馬場)状態はともかく、断然の自己最高の1分33秒0。凡走ではないかもしれない。

 注目のソウルスターリング(父フランケル)は相変わらずカッカして、ほかの馬ならきついイレ込み状態に近かった。あの状態で小差7着だから素晴らしい才能を秘め、ほれぼれする馬体の持ち主だが、改めてフランケルの真価は日本風の「快速馬」とは異なると感じた。フランケルの大物だからオークスを勝てた。フランケルのマイルの最高時計は1分37秒台のはずで、今回の1分32秒7以上の高速レースは、相当に慣れても自分の分野ではないかもしれない。

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2018年05月15日

アーモンドアイ
牝3歳
調教師:国枝栄(美浦)
父:ロードカナロア
母:フサイチパンドラ
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
牝馬三冠一冠目の桜花賞を優勝。父がJRA賞最優秀短距離馬に2度輝いたロードカナロアで、今回は一気の距離延長が焦点となるが、母フサイチパンドラ(2006年のエリザベス女王杯優勝)からスタミナを受け継いでいれば、克服可能だろう。

※上記文章はJRAホームページの出走馬情報であります。
桜花賞快勝のアーモンドアイはオークスでももちろん人気となります。
ラジオで複数の競馬解説者が口をそろえて
父はロードカナロアですが母がフサイチパンドラなので距離2400メートルは大丈夫。
と言っています。
まったく根拠がありません。
短距離で活躍した名馬ロードカナロアの仔が道の距離に挑む。
走ったことのない2400メートルは走ってみないとわからないといえばいいのです。
競馬専門紙で予想を発表し、競馬解説者を名乗り、現場で取材ができる立場にあるのだから
桜花賞のあとオークスに向けてどんなトレーニングをしているのかなどを言ってくれたらどんなに良いか。
厩舎としてスタミナの引き出し方はどんな工夫をしているのか、などを取材して伝えていただきたい。
ファンとしてはこんな思いです。

競走馬の祖先のなかから、該当距離で活躍した馬を適当にみつけてきて、距離はこなせる・・・
なんと無責任な発言でしょう。適当過ぎる。こんな解説だったら誰でもできます。
母の父がサクラバクシンオーのキタサンブラックはどうするのでしょうか。
もしあなたの母の父が東京大学を首席で卒業していたらあなたも東大に入れるのでしょうか?
やはり東大に入るためにはどんな準備をするかが大事なのでしょう?
と言いたくなります。

アーモンドアイの配合はNorthern Dancerクロスを伴うNureyev5×3を主導として、
母フサイチパンドラのスピード・スタミナをうまく活用しています。
血の結合状態も比較的良好で、好調期の意外性を秘めています。
桜花賞快勝の時計は世代ナンバーワンです。
一番人気との戦い、今度はマークされる立場になりましょう。

以下、JRAホームページの出走馬情報に戻ります。

ラッキーライラック
牝3歳
調教師:松永幹夫(栗東)
父:オルフェーヴル
母:ライラックスアンドレース
母の父:Flower Alley
ここに注目!
昨年12月の阪神ジュベナイルフィリーズを制して、同年度のJRA賞最優秀2歳牝馬を受賞した実力馬。前走の桜花賞(2着)はアーモンドアイの後塵を拝し、デビューからの連勝は「4」でストップしたが、今回、東京2400メートルの舞台で雪辱を期す。

サトノワルキューレ
牝3歳
調教師:角居勝彦(栗東)
父:ディープインパクト
母:ヒアトゥウィン
母の父:Roi Normand
ここに注目!
前走のフローラSでは、2016年にチェッキーノがマークした従来のレースレコードを0秒2更新する、1分59秒5の走破時計で優勝。桜花賞組は強敵だが、そのチェッキーノがオークスで2着に好走したことからも、本馬にかかる期待は大きい。

リリーノーブル
牝3歳
調教師:藤岡健一(栗東)
父:ルーラーシップ
母:ピュアチャプレット
母の父:クロフネ
ここに注目!
阪神ジュベナイルフィリーズ2着、チューリップ賞3着、桜花賞3着とビッグタイトルは獲得できていないが、同世代トップクラスのポテンシャルは証明済み。菊花賞馬キセキを送り出した父ルーラーシップの血を考慮すれば、芝2400メートルへの距離延長はプラス材料だろう。

トーセンブレス
牝3歳
調教師:加藤征弘(美浦)
父:ディープインパクト
母:ブルーミンバー
母の父:ファルブラヴ
ここに注目!
前走の桜花賞では、勝ったアーモンドアイ(33秒2)に次ぐ上がり3ハロン34秒2(推定)の末脚で4着に健闘した。折り合い面を考えれば距離延長に少し不安はあるものの、中間は落ち着きがあって好調をキープしている様子。瞬発力勝負なら、遜色のない競馬ができそうだ。

マウレア
牝3歳
調教師:手塚貴久(美浦)
父:ディープインパクト
母:バイザキャット
母の父:Storm Cat
ここに注目!
全姉の2013年桜花賞馬アユサンは500キログラム近い馬体の持ち主だったが、440キログラム前後とコンパクトな馬体の本馬は、クラシックディスタンスにも対応できそうだ。父ディープインパクトは3頭のオークス馬を輩出しており、東京2400メートルの舞台で逆転を狙う。

カンタービレ
牝3歳
調教師:角居勝彦(栗東)
父:ディープインパクト
母:シャンロッサ
母の父:Galileo
ここに注目!
前走のフラワーC(1着)から直行のローテーションになるが、オークスに照準を合わせて順調な乗り込みを消化。Galileo(現役時代に芝2400メートル級のG1を3勝)の肌に、大種牡馬ディープインパクトを配合された良血馬で、距離延長は歓迎の部類だろう。

オールフォーラヴ
牝3歳
調教師:中内田充正(栗東)
父:ディープインパクト
母:レディアルバローザ
母の父:キングカメハメハ
ここに注目!
母は現役時代に重賞2勝を挙げた活躍馬で、血統のスケールは相当。オープン特別・忘れな草賞(阪神・芝2000メートル)の優勝馬から、過去10年で2頭のオークス馬(エリンコート、ミッキークイーン)が誕生しており、今年の忘れな草賞を勝った本馬にも注目が集まる。


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2018年05月14日

5月13日の東京11Rで行われた第13回ヴィクトリアマイル(4歳以上オープン、牝馬、定量、GI、芝1600メートル、18頭立て、1着賞金=1億500万円)は、
幸英明騎手騎乗の8番人気ジュールポレール(5歳、栗東・西園正都厩舎)が
道中は中団から最後の直線で渋太く脚を伸ばして勝利。
重賞初勝利をGI制覇で達成した。
タイムは1分32秒3(稍重)。

ハナ差の2着には後方から追い込んだ武豊騎手騎乗の1番人気リスグラシュー、
さらにクビ差の3着には好位から抜け出して粘り込んだ7番人気レッドアヴァンセが入線。

4着入線が3番人気アエロリットで、
重賞3連勝中だった4番人気ミスパンテールが5着。
史上3頭目の連覇を目指した2番人気アドマイヤリードは8着に終わっている。

ヴィクトリアマイルを勝ったジュールポレールは
父ディープインパクト、母サマーナイトシティ、母の父エリシオという血統。
北海道白老町・(有)社台コーポレーション白老ファームの生産馬で、
馬主は(株)G1レーシング。
通算成績は14戦6勝。
重賞初勝利。
ヴィクトリアマイルは西園正都調教師、幸英明騎手ともに初制覇。

 ◆幸英明騎手(1着 ジュールポレール)「ここまで重賞勝ちのチャンスが何度かありながら勝たせられなかったのですが、勝ててうれしいです。最後はいい脚を使ってくれるのがわかっていたので、いつでも動ける位置を取りました。後ろを警戒していたんですが、前も渋太かったので必死に追いました。(ハナ差?)大きいですね。これをきっかけにもっと大きなところを取れる馬だと思うので、乗せてもらえたら頑張りたいです」

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2018年05月13日

桜花賞快勝のアーモンドアイはオークスでももちろん人気となる。
ラジオで複数の競馬解説者が口をそろえて
父はロードカナロアですが母がフサイチパンドラなので距離2400メートルは大丈夫。
と言っている。
まったく根拠がない。
短距離で活躍した名馬ロードカナロアの仔が道の距離に挑む。
走ったことのない2400メートルは走ってみないとわからないといえばいいのだ。
競馬専門紙で予想を発表し、競馬解説者を名乗り、現場で取材ができる立場にあるのだから
桜花賞のあとオークスに向けてどんなトレーニングをしているのかなどを言ってくれたらどんなに良いか。
厩舎としてスタミナの引き出し方はどんな工夫をしているのか、などを取材して伝えていただきたい。

競走馬の祖先のなかから、該当距離で活躍した馬を適当にみつけてきて、距離はこなせる・・・
なんと無責任な発言だろう。適当過ぎる。こんな解説だったら誰でもできる。
母の父がサクラバクシンオーのキタサンブラックはどうするのだ。
もしあなたの母の父が東京大学を首席で卒業していたらあなたも東大に入れるのか?
やはり東大に入るためにはどんな準備をするかが大事なのでしょう?

アーモンドアイの配合はNorthern Dancerクロスを伴うNureyev5×3を主導として、
母フサイチパンドラのスピード・スタミナをうまく活用しています。
血の結合状態も比較的良好で、好調期の意外性を秘めています。
桜花賞快勝の時計は世代ナンバーワンです。
一番人気との戦い、今度はマークされる立場になりましょう。

selvas2 at 17:19コメント(0) 
スピード勝負想定で差し一手タイプは押さえまで

 今週の芝は、Bコースに移ったと同時に、先週に比べてかなり背丈が短くカットされた印象がある。

 近年のこのGIは、良馬場だと「1分32秒0前後」の速いタイムが連続している。予報される日曜午後からの降雨しだいではあるが、降り出しが遅かったり、降雨量が少ないと、例年と同様の時計勝負だろう。いま、土曜日の東京5R3歳未勝利戦の1600mが終了、1分34秒5。やはり時計は速い。

 雨の影響はそう大きくない「良馬場」を想定して、粘り強いスピード型のアエロリット(父クロフネ)に期待したい。確かに鋭く伸びるタイプではないが、二段加速を発揮してがんばるのが、クロフネの最大の長所を受けたこの牝馬の特徴。このGIを「1着、2着、4着」したホエールキャプチャ(父クロフネ)に良く似たところがあり、ちょっとジリ脚で、鋭さ不足のようなイメージを与えながら、総合スピードの生きる東京のマイルは大歓迎。3歳2月のクイーンCを1分33秒3(上がり33秒9)で乗り切っている。

 ちょうど1年前のNHKマイルC快勝は、厳しい流れを先行して抜け出し1分32秒3(上がり34秒3)。史上3位の快時計だった。

 そのあと、初の古馬相手となった札幌1800mのクイーンSを快勝し、休み明けの前走の中山記念は差し返すしぶとさを発揮して少差2着。快時計でがんばった3歳春より、大幅にパワーアップして成長している。

 父クロフネと同様、まず「快速系」と形容されることはないが、アエロリットはスピード勝負の時計の決着こそ大歓迎。マイル戦の経験5回は、ここでは少ないほうだが、「1分32秒3」の持ちタイムは文句なしにトップ。それも3歳春のものである。

 戸崎騎手はテン乗りだが、もちろんアエロリットのしぶとさは百も承知。積極策をほのめかしている。行くカワキタエンカの2〜3番手だろう。

 アエロリットの牝系ファミリーは、まだ大きく発展しているというほどではなく、血統体系の1ページの半分にまとまるが、日本産馬では「アイリッシュダンス、ハーツクライ、ノンコノユメ、ダイヤモンドビコー、アエロリット、ミッキーアイル、ラッキーライラック…」などがひとかたまりに並ぶ、素晴らしく勢いのある牝系である。

 流れは緩くはならないと思えるが、それでも時計優先のスピード勝負。差し一手タイプは押さえまで。アエロリットから、妙味ある相手はジュールポレール、レッドアヴァンセか。追い込み馬では、ワントゥワンを入れておきたい。

selvas2 at 00:30コメント(0) 

2018年05月12日

5月12日の東京競馬11Rで行われた第63回京王杯スプリングカップ(4歳以上オープン、GII、芝1400メートル、別定、18頭立て、1着賞金=5900万円)は、
クリストフ・ルメール騎手騎乗の4番人気ムーンクエイク(セン5歳、美浦・藤沢和雄厩舎)が
中団追走から直線は外めを伸びてゴール前3頭横並びの激戦を制した。
ムーンクエイクは重賞初挑戦で初制覇。
安田記念(6月3日、東京、GI、芝1600メートル)の優先出走権を獲得した。
勝ちタイムの1分19秒5(良)はコースレコード。

アタマ差の2着には馬場の真ん中から早めに抜け出し粘り込んだキャンベルジュニア(7番人気)、
さらにハナ差遅れた3着に大外を追い込んだサトノアレス(2番人気)。
さらに半馬身差の4着に最後方追走から追い上げたグレーターロンドン(3番人気)。

京王杯スプリングカップを勝ったムーンクエイクは、
父アドマイヤムーン、母リッチダンサー、母の父ホーリングという血統。
北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、
馬主は(有)キャロットファーム。
通算成績は12戦6勝。
重賞初制覇。
京王杯スプリングCは、藤沢和雄調教師は1997年タイキブリザード、1998年タイキシャトル、2000年&2001年スティンガー、2004年ウインラディウス、2014年レッドスパーダに次いで7勝目、
クリストフ・ルメール騎手は初優勝。

 ◆クリストフ・ルメール騎手(1着 ムーンクエイク)「楽しいレースでした。ラスト200メートル、3頭で併せて追って、頑張ってくれたのですごくうれしかった。安田記念を使うかどうかわからないけど、1600メートルはいける。スピードがあるし、長くいい脚を使うので1600メートルは絶対いけると思う。そしてタフな馬。これからが楽しみです」

selvas2 at 22:39コメント(0) 
混戦模様のレースなら、外枠のほうが好走例は多い

 ロングランの2回東京はこのところずっと、1週目〜3週目が「Aコース」、4週目〜5週目に「Bコース」に移り、日本ダービーの6週目は「Cコース」になる。

 Bコース(内ラチが3m外へ移動)になった今週は、向こう正面の直線が短いコース形態からしても、内枠の馬有利と推測されるが、過去5年も、10年間のトータルでも、その年の出走数の「真ん中より外枠」の馬の成績が断然いいのである。

 理由は推測するしかないが、先週のNHKマイルCと同じで、GI級が複数いるようなハイレベルのレースでは、内外の芝状態に差がない限りコースロスのない内枠の馬不利は生じない。ふつうは有利である。

 だが、3歳戦や、外からプレッシャーをかけられてひるむようなレベルだと、多頭数になるほどもまれることのない外枠の馬が有利に転じる。京王杯SCは、一応は古馬のトップクラスに近いが、実は今年も3歳以上のGIを勝っているのはセイウンコウセイ(それも1200mの高松宮記念)ただ1頭だけ。とても全体レベルが高いとはいいにくい。

 この頭数の出馬表を見ていると、どうしてもコースロスが生じること必至の外枠を軽視したくなるが、同じような能力の馬同士だったら真ん中より外の馬のほうがはるかに(ずっと)好走例が多いことを思い起こしたい。NHKマイルCが示したように内枠の馬はぶつかったり交錯したり、進路がなくなるからだ。

 ただ、伏兵、穴馬は外枠にいるとしても、中心は枠に関係なくグレーターロンドン(父ディープインパクト)。5歳の昨年は爪不安などで順調さを欠き、3カ月の休養明けになりながら、わずか7戦(オープンクラスは2戦目)のキャリアで挑戦した「安田記念」を、スタートで出負けしながら馬群を割って突っ込み、勝ったサトノアラジンから0秒1差「首、首、首」の4着。1分31秒6だった。パンとした状態なら、初重賞挑戦でGI制覇、あるいはGI連対があったのではないかと思わせた。

 そのあとも決して脚元の不安完全解消というわけではないが、今回は1週前に長めから追って仕上げたあと、今週の最終調整がうまくいったあたり、良くて9分と思えた昨年の安田記念時より今回の方が満足できる状態に近い。素質馬の能力発揮に期待したい。

 母はファレノプシスの桜花賞2着馬。4分の3姉ダイワエルシエーロ(父サンデーサイレンス)は、スイープトウショウを封じた2004年のオークス馬。底力を秘める。

 案外すんなり行けそうなセイウンコウセイと、1400mベストのダンスディレクターが強敵だが、穴馬は外のビップライブリーと、16年のこのレースを上がり32秒7で突っ込んだ記録のあるアイライン。

selvas2 at 00:30コメント(0) 

2018年05月11日

ヴィクトリアマイルは牝馬限定のマイルG1。過去10年、1番人気は3勝、2着3回だが、1番人気で勝ったのは名牝として名高いウオッカ、ブエナビスタ、ヴィルシーナの3頭。

2着もウオッカ、ブエナビスタ、ミッキークイーンだけで、圧倒的な能力上位でない限り、1番人気は疑ってかかった方がいいかもしれない。

 世代的には過去10年で6勝をあげている4歳馬が中心。4歳馬が連対できなかったのは3連単で2000万超馬券になった2015年の1度だけだ。

 指数上は、前哨戦などにスローペースが多いこともあり、ランク外の馬たちが上位に浮上しており、指数上位馬が圧倒する状況ではない。

 今年は、アエロリット、レッツゴードンキ、カワキタエンカ、デンコウアンジュ、リスグラシュー、エテルナミノル、アドマイヤリードなどが指数の上位馬たちだ。

 中心勢力になる4歳馬で、マイルの重賞を勝っているのは、アエロリット(NHKマイルC)、レーヌミノル(桜花賞)、ソウルスターリング(阪神JF、チューリップ賞)、ミスパンテール(阪神牝馬S、ターコイズS)など。

 マイル戦とはいえ、ここはペースが落ち着き、先行馬に向く流れになりそう。逃げるのはカワキタエンカ、2番手がアエロリットの隊形だが、ともにハイペースにも対応できるものの、あえて無理なペースを作ることはないはず。阪神牝馬S組はスローペースだっただけに、追走には苦労しそうで、中団からの差し脚に懸けることになるだろう。

 中心には先行力がある4歳馬アエロリットを推したい。桜花賞5着の後、牡馬相手のNHKマイルCを勝利。続くクイーンSも勝って秋華賞に臨んだが、距離と馬場が合わなかったのか7着まで。休み明けの前走、中山記念は一旦交わされながらも2着に盛り返すしぶといレースを見せ、好調子をうかがわせる。

 近走は1800メートル以上を使って、結果も残しているが、マイル向きの素軽いスピードがあり、マイルの距離適性の方が高いのではないか。東京コースは(2100)。今週からBコースで先行馬に向く。

 他では阪神JFを勝って最優秀3歳牝馬の栄誉を得たソウルスターリング。桜花賞は3着に負けたが、オークスは期待通りに勝利をつかんだ。その後は毎日王冠、天皇賞秋、ジャパンカップと、結果は残せなかったが、牡馬の一線級を相手に戦ってきた。前走、阪神牝馬Sでは10着だったが、ひと叩きされて、巻き返しもあるだろう。ただ、マイルの距離が合うかどうか。疑問は少し残る。

 阪神牝馬S組では、勝ったミスパンテールを筆頭に、2着のレッドアヴァンセ、3着リスグラシュー、4着アドマイヤリードなどの差し脚が逆転候補だ。

 京王杯スプリングCは、1番人気が過去10年で1勝、3着1回と大苦戦。指数上は過去10年で9度連対している平均指数上位馬が連軸向きだ。ただし、ランク外の馬たちも5勝をあげて、1、2着がランク馬同士で決着したこともない。

 今年はキャンベルジュニア、グレーターロンドン、ダンスディレクター、テオドール、ビップライブリー、アドマイヤゴッド、ウインガニオンなどが指数の上位馬たちだ。

 短距離のスピードでは8歳馬ながらダンスディレクターが上位だろう。前走、高松宮記念は中団から内に入れて追ったが4着まで。それでも健在ぶりはアピールできた。ここでも人気になると思うが、期待にこたえられるかどうか。

 ペースは速くなりそうで、一定のスタミナは求められるはず。
 スタミナで浮上してくるのはキャンベルジュニアだろう。前走はマイル戦を3番手で先行。先行馬総崩れの厳しい流れをものともせず、直線、先頭に立ち、ゴール前で交わされたとはいえ、最後までよく粘って2着だった。1400は3戦とも10着以下に大敗しているが、馬場が悪かったり、先行できなかったりと、敗因は距離適性とは別にあったのではないか。差し脚の鋭さは持ち合わせており、軽い馬場で先行できれば、快勝もあるのではないか。



selvas2 at 18:30コメント(0) 

2018年05月10日

5月13日(日曜)

第13回ヴィクトリアマイル(G機謀豕競馬場・芝1,600m

高貴な品格を纏え、きらめく春を永遠の輝きで包み込め。

13日に東京競馬場で行われる、第13回ヴィクトリアマイル(4歳上・牝・GI・芝1600m・1着賞金1億500万円)の枠順が11日確定しました。

阪神牝馬S3着からの戴冠を狙うリスグラシュー(牝4、栗東・矢作芳人厩舎)は8枠16番からのスタートとなりました。
また、昨年のNHKマイルC覇者アエロリット(牝4、美浦・菊沢隆徳厩舎)は5枠10番、
重賞3連勝中のミスパンテール(牝4、栗東・昆貢厩舎)は1枠2番に入りました。
昨年の覇者アドマイヤリード(牝5、栗東・須貝尚介厩舎)は6枠11番、
高松宮記念2着のレッツゴードンキ(牝6、栗東・梅田智之厩舎)は1枠1番、
昨年のオークス馬ソウルスターリング(牝4、美浦・藤沢和雄厩舎)は5枠9番となっております。
発走は15時40分。
枠順は以下の通りです。

1-1 レッツゴードンキ(牝6、岩田康誠・梅田智之)
1-2 ミスパンテール(牝4、横山典弘・昆貢)
2-3 ラビットラン(牝4、川田将雅・角居勝彦)
2-4 ジュールポレール(牝5、幸英明・西園正都)
3-5 レーヌミノル(牝4、和田竜二・本田優)
3-6 レッドアヴァンセ(牝5、北村友一・音無秀孝)
4-7 カワキタエンカ(牝4、大野拓弥・浜田多実雄)
4-8 クインズミラーグロ(牝6、藤岡康太・野中賢二)
5-9 ソウルスターリング(牝4、C.ルメール・藤沢和雄)
5-10 アエロリット(牝4、戸崎圭太・菊沢隆徳)
6-11 アドマイヤリード(牝5、M.デムーロ・須貝尚介)
6-12 エテルナミノル(牝5、四位洋文・本田優)
7-13 ワントゥワン(牝5、藤岡佑介・藤岡健一)
7-14 リエノテソーロ(牝4、吉田隼人・武井亮)
7-15 デアレガーロ(牝4、池添謙一・大竹正博)
8-16 リスグラシュー(牝4、武豊・矢作芳人)
8-17 デンコウアンジュ(牝5、蛯名正義・荒川義之)
8-18 メイズオブオナー(牝4、福永祐一・藤原英昭)

※出馬表は主催者発表のものと照合してください。

selvas2 at 10:56コメント(0) 
この2頭は人気も落ち着くはず

 ヴィクトリアマイルは波乱が多いせいか、「こういう臨戦過程でこういう人気・着順の馬が強い」という傾向を見出しづらい。

 牡馬を相手に戦ってきた馬が強いのではと思い調べてみたが、前走で牡馬も出走できる重賞に出ていた馬の成績は過去10年[5-3-2-31]。好走馬は上位人気馬ばかりで、7番人気以下は[0-0-0-16]。今回上位人気に推されるであろうアエロリットは買えることになるが、レッツゴードンキあたりでギリ、レーヌミノルとリエノテソーロは過去の例だとシルシの対象にはしづらい。

 これだけでは材料不足なので、他にもいろいろ調べてみた。前走から斤量据え置きの馬は回収率が単46%・複46%で面白みに欠ける。斤量増になる馬は複回収率が182%だがミナレットなど少数の馬が押し上げた回収率で、複勝率は12.8%と全馬平均より低い。

 斤量減組は[4-3-3-24]で回収率は単168%・複131%。これもヴィルシーナ(14年11番人気1着)とホエールキャプチャ、ケイアイエレガント(ともに2ケタ人気2着)が効いているが、勝率・複勝率も3つのグループではいちばん高い。

 今年の該当馬はアドマイヤリード(56→55)とソウルスターリング(同)の2頭。ともに馬券の対象から外れた直後のレースなので人気もある程度落ち着くはず。どちらを優先するかはもうしばらく考えるとして、この2頭を馬券の中心にしてみたいと考えている。

selvas2 at 00:30コメント(0) 

2018年05月09日

サトノアレス
牡4歳
調教師:藤沢和雄(美浦)
父:ディープインパクト
母:サトノアマゾネス
母の父:Danehill
ここに注目!
一昨年に3連勝で朝日杯フューチュリティSを制し、同年度のJRA賞最優秀2歳牡馬を受賞したが、3歳時の昨年はオープン特別・巴賞(函館・芝1800メートル)の1勝のみにとどまった。4歳を迎えた今年は、さらなる飛躍が期待される。

ダンスディレクター
牡8歳
調教師:笹田和秀(栗東)
父:アルデバラン
母:マザーリーフ
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
2つの重賞タイトルは共に芝1200メートルのシルクロードS(2016、2017年)だが、芝1400メートルの距離でも3勝を挙げ、重賞2着も2回(2015、2017年の阪神C)と高レベルな戦績を誇る。8歳でも能力の衰えは感じられず、好勝負は必至だろう。

セイウンコウセイ
牡5歳
調教師:上原博之(美浦)
父:アドマイヤムーン
母:オブザーヴァント
母の父:Capote
ここに注目!
重賞勝ちは1度だけだが、それがG気2017年高松宮記念。この時は好位から早めに抜け出して後続を危なげなく抑え込むという、堂々たる勝ちっぷりだった。今回の芝1400メートルの距離も守備範囲。当然、主役級の評価が必要になる。

グレーターロンドン
牡6歳
調教師:大竹正博(美浦)
父:ディープインパクト
母:ロンドンブリッジ
母の父:ドクターデヴィアス
ここに注目!
まだ重賞タイトルは獲得していないものの、重賞初挑戦で4着に善戦した2017年の安田記念はキラリと光る。1年以上勝利から遠ざかっているが、潜在能力はG汽譽戰襪里發里ある。初めて出走する芝1400メートルでどんな走りを見せるのか、楽しみだ。

ダイメイフジ
牡4歳
調教師:森田直行(栗東)
父:アグネスデジタル
母:ダイメイダーク
母の父:ダンスインザダーク
ここに注目!
以前は500万下で勝ち切れないレースが続いたが、昨年12月に休養から復帰した後は順調に勝ち星を積み重ね、オープンクラス入りを果たした。重賞初挑戦となった前走のオーシャンSでも3着に入っており、その上昇度は魅力にあふれている。

キャンベルジュニア
牡6歳
調教師:堀宣行(美浦)
父:Encosta De Lago
母:Melito
母の父:Redoute's Choice
ここに注目!
重賞は未勝利も、昨年と今年のダービー卿チャレンジTで共に2着と、優勝争いを演じている。南半球産で遅生まれのうえに、成長に合わせて大事に使われてきたため、6歳でもキャリアは15戦。これからが充実期だろう。

ウインガニオン
牡6歳
調教師:西園正都(栗東)
父:ステイゴールド
母:チャンネルワン
母の父:ポリッシュネイビー
ここに注目!
昨夏は中京記念1着、関屋記念2着と活躍し、同年度のサマーマイルシリーズで、グランシルクと共に優勝を飾った。前走の京都金杯は13着と大敗したが、暖かくなるにつれて調子を上げるタイプ。ここは力を見直す必要がありそうだ。

ムーンクエイク
せん5歳
調教師:藤沢和雄(美浦)
父:アドマイヤムーン
母:リッチダンサー
母の父:Halling
ここに注目!
レース間隔を空けながら大事に使われ、前々走の1600万下・長岡京S(京都・芝1600メートル)を制してオープンクラス入りを果たした。2014年フラワーCなどG3勝の半姉バウンスシャッセ(父ゼンノロブロイ)に続く、重賞制覇に挑む。


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2018年05月08日

ほぼ一直線に伸びたこの馬だけが上がり33秒台

 直線、密集した馬群をさばけない馬が続出する大混戦となったが、ダッシュつかず後方2番手追走から、直線は大外に回ったケイアイノーテック(父ディープインパクト)の思い切りのいい判断が大正解だった。

「勝つときはなにもかもうまく展開する」といわれるが、ほぼ一直線に伸びたこの馬だけが上がり33秒台(No.1の33秒7)を記録し、抜け出したギベオン(父ディープインパクト)を首だけ捕らえて1分32秒8。15年目になる藤岡佑介騎手(32)の喜び爆発、嬉しくて仕方がないGI初勝利となった。

 予兆はあった。藤岡佑介騎手は惜しいところでどうもあと一歩GIに手の届かないジョッキー【0-7-1-77】として知られていたが、前日の土曜日には負傷休養中の中谷騎手のピンチヒッターとしてテン乗りで「京都新聞杯」に騎乗し、7番人気の1勝馬ステイフーリッシュ(父ステイゴールド)で快勝していた。

 きつい流れを2番手からの追走になり、出走馬がいたため東京にいた矢作調教師は「なにをやっているんだ」と思って見ていたら、実はそれが高速の芝を読んだ絶妙の騎乗となり、ステイフーリッシュは2分11秒0の快時計で、日本ダービー出走可能となる重賞勝ちを達成している。驚いた矢作調教師は、いたく感心していたという。

 今回のケイアイノーテックも最初の登録段階では武豊騎手騎乗の予定であり、彼が騎乗停止となったため、代わってのテン乗りだった。今年の藤岡佑介騎手は前週までにすでに2重賞を含む27勝を挙げ、ベスト10入り目前。人はいいが、ビッグレースではちょっと弱気な藤岡兄弟の兄貴ではなかった。皐月賞を9番人気のサンリヴァル(父ルーラーシップ)で2着しているので、状況によっては、ここまで【0-0-0-5】の日本ダービーに騎乗可能な馬が2頭も存在する急上昇ジョッキーである。今年、もう重賞4勝となった。

 落ち着いて静かに後検量を終えると、突然、飛びついて喜びを爆発させたシーンが印象的だった。いきなりの抱擁シーンが許せる男と、目を伏せたくなる男がいるが、彼はおそらく前者だろう。

 ケイアイノーテックの母ケイアイガーベラ(その父スマーティジョーンズ)は、レコード勝ちしたプロキオンSなどダート1400m以下で全9勝のパワフルなスピード型。スマーティジョーンズ(その父イルーシヴクオリティの産駒には、タワーオブロンドンの父レイヴンズパスもいる)は、2004年の米3冠1、1、2着馬。

 ディープインパクトは、母方の血を問わないからこれだけ活躍馬を量産するが、2014年の阪神JF1600mを勝ったショウナンアデラの母の父が、イルーシヴクオリティだった。また、ヴィクトリアマイルを連覇したヴィルシーナの母の父がなんとなくイメージが似ているミスタープロスペクター系のマキャベリアンなので、ビッグレース向きのディープインパクトのマイラーは、こういうパワー兼備型が多いのだろう。

 人気の、そのタワーオブロンドン(父レイヴンズパス)は、スタートでつまずき内の馬とぶつかったように見えた。予想された通り途中から牝馬テトラドラクマ(父ルーラーシップ)が先手を主張したレース全体の流れは、「34秒4-46秒3-(1000m通過58秒0)-46秒5-34秒8」=1分32秒8。

 全体に緩みのない速めの平均ペースなので、あわてることなく中間地点ではちょうど10番手前後のイン追走。ロスを最小限にとどめると、4コーナーを回るとインを狙った。ルメール騎手の馬群を前にしたイン狙い策は、スキあらばこじ開けて入ろうとする姿勢ではなく、静かに待つ流儀なので、だいたいハラハラさせ、弱気なように映る。坂で内から3頭目くらいのスペースに入ろうとした瞬間、両脇から来られ、そのあとさらに挟み撃ちになるように前が詰まった。

 ほかにも他馬と接触し、交錯するように立ち上がりかけた馬が何頭も出現し、レース後の制裁は、抜け出したギベオン(M.デムーロ騎手)の内斜行と、レッドヴェイロン(岩田騎手)の内斜行にペナルティーが科されたが、ともにそんなにアンフェアーな騎乗というほどの斜行とはいえないように思えた。みんながヨレている。

 タワーオブロンドンは少なくも2度狭くなり、2度目はもうあきらめざるを得ない位置なので敗戦を受け入れたが、18頭立ての接戦(混戦)のイン狙いがうまくいく可能性は乏しかった。他馬の進路の取り方ではなく、幸運が巡ってこなかっただけである。ちょっと弱気に、イン狙いが頭をかすめたとき、このレースの勝機は逃げたのだろう。3コーナー手前でインに入ったとき、巧みなコース取りと映ったが、それは、その3〜4馬身ほど後方にいたケイアイノーテックが逆に進路を外に決めた瞬間だった。

 2着ギベオンはずっと先行馬の直後にいて、自身は「58秒3-34秒5」=1分32秒8。もっとも厳しい形をしのぎきる寸前までいって惜敗したのが、この馬。陣営はレース直後に「日本ダービー」挑戦もほのめかしたという。母方はスピード色の濃いファミリーであり、だからここに出走したが、まだ若さが前面に出てしまうので…という理由もあった。母の父ゴーストザッパー(祖父デピュティミニスター)は、米年度代表馬でありBCクラシックの勝ち馬。2400mはこなせるように思える。混戦の今年は侮れない。

 3番人気のテトラドラクマは、1分33秒7で押し切った2月のクイーンC「34秒6-46秒0-57秒8→」より数字上のペースはきつくないが、メンバー全体のレベルが異なるから、息を入れる地点がなかった。近年はマイペースの逃げ切りもある東京のマイル戦だが、早めに並ばれては苦しい。どこかでマークが緩む形にならないと…。

 4番人気のパクスアメリカーナ(父クロフネ)の全姉ホエールキャプチャは、桜花賞2着など春のオークス終了時点まで【3-3-2-0】だった。秘める素質は互角と思えるが、弟はまだ姉ほど(見た目ではなくその内面が)たくましくなかったかもしれない。直線、狭くなる不利も痛かった。2走前に負けたケイアイノーテックに再び遅れたのだから、秋に向け、姉に追いつきやがて追い越せの成長に期待したい。

 3着レッドヴェイロン(父キングカメハメハ)は、一瞬、勝ったかというシーンもある善戦だった。さすが、エリモピクシー【7-4-9-23】産駒。「リディル5勝、クラレント7勝、レッドアリオン7勝、サトノルパン5勝、レッドアヴァンセ4勝…など」の下らしい3着であり、みんな、だいたい10回くらいは馬券に絡んでいる。これからもマイル路線を中心にずっと長く付き合いたい、そういうレッドヴェイロンのアピールだったろう。

 ミスターメロディ(父スキャットダディ)は、16番枠が嫌われて7番人気だったが、外からかかり気味に「58秒1-34秒9」=1分33秒0。残った記録の中身は、2着ギベオンとほとんど互角だった。東京のマイルをこなしたのは素晴らしい。

 5着プリモシーン(父ディープインパクト)は、出負けしたが、やっぱり侮れない能力があることを改めて示してくれた。強引に動いて8着のカツジ(父ディープインパクト)も含め、今年のNHKマイルC組は、悔しい不利があった馬が多いせいか、「次も買わなければ…」と思わせる馬ばかりだった。いいレースだったのだろうか。あとを引きそうな気がする。

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2018年05月07日

アドマイヤリード
牝5歳
調教師:須貝尚介(栗東)
父:ステイゴールド
母:ベルアリュール
母の父:Numerous
ここに注目!
6番人気で登場した昨年の本レースでは、最後の直線で力強い末脚と非凡な勝負根性を披露。馬場の真ん中から抜け出して、見事に優勝を飾った。その後は勝ち星を挙げていないが、前走の阪神牝馬S4着をステップに臨む今回、連覇へ向けて視界は明るい。

アエロリット
牝4歳
調教師:菊沢隆徳(美浦)
父:クロフネ
母:アステリックス
母の父:ネオユニヴァース
ここに注目!
昨年のNHKマイルカップを勝ち、重賞初制覇をG気巴成すると、夏のクイーンSでは歴戦の古馬を撃破。今年の始動戦となった前走の中山記念でも、牡馬の重賞ウイナーたちを相手に2着と好走した。東京・芝1600メートルはベストの条件と言えるだけに、注目度は高い。

リスグラシュー
牝4歳
調教師:矢作芳人(栗東)
父:ハーツクライ
母:リリサイド
母の父:American Post
ここに注目!
3歳時の昨年は、桜花賞で2着、秋華賞も2着と、惜しいところでビッグタイトル獲得は実現しなかったが、中身の濃い内容を残した。今回の舞台ではアルテミスSと東京新聞杯を優勝しており、ここはG欺蘋覇の大きなチャンスだろう。

ミスパンテール
牝4歳
調教師:昆貢(栗東)
父:ダイワメジャー
母:エールドクラージュ
母の父:シンボリクリスエス
ここに注目!
昨年10月の1600万下・清水S(京都・芝1600メートル)を皮切りに、ターコイズS→京都牝馬S→阪神牝馬Sと、重賞3連勝を含め目下4連勝中。前走ではそれまでの末脚勝負から一転した逃げ切り勝ちを決めており、自在性が出てきた点も大きなセールスポイントだ。

レッツゴードンキ
牝6歳
調教師:梅田智之(栗東)
父:キングカメハメハ
母:マルトク
母の父:マーベラスサンデー
ここに注目!
前々走のフェブラリーS5着に続き、前走の高松宮記念では勝ち馬とハナ差の2着に好走。芝・ダートを問わずに活躍を続けている実力馬だ。今回は芝1600メートルへの出走になるが、もともと2015年の桜花賞馬。自身2度目のG祇覇へ向け、条件は悪くない。

ソウルスターリング
牝4歳
調教師:藤沢和雄(美浦)
父:Frankel
母:スタセリタ
母の父:Monsun
ここに注目!
2歳時の一昨年に阪神ジュベナイルフィリーズを優勝。3歳時の昨年にはオークスを制覇するなど、現役牝馬ではトップクラスの実績を誇る一頭だ。前走の阪神牝馬Sは10着と案外の結果だったが、休養明け2戦目の今回は本領発揮が期待される。

レーヌミノル
牝4歳
調教師:本田優(栗東)
父:ダイワメジャー
母:ダイワエンジェル
母の父:タイキシャトル
ここに注目!
昨年は桜花賞を優勝し、マイルチャンピオンシップでは牡馬の強敵もいる中で4着に善戦。安定感には欠けるタイプながら、随所で高い能力を示している。スプリント路線を歩んだ今年の2戦はひと息の成績だったが、実績を残す距離に戻る今回は注目が必要だ。

デンコウアンジュ
牝5歳
調教師:荒川義之(栗東)
父:メイショウサムソン
母:デンコウラッキー
母の父:マリエンバード
ここに注目!
昨年の本レースは17頭立ての11番人気だったが、最後の直線では大外に進路を取ってゴール前で強襲。2着まで追い上げて波乱の立役者となっている。阪神牝馬Sの後に福島牝馬Sを挟むローテーションは昨年と同じで、今年も侮ることはできない。


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2018年05月06日

5月6日の東京11Rで行われた第23回NHKマイルカップ(3歳オープン、牡・牝、GI、芝1600メートル、定量、18頭立て、1着賞金=1億500万円)は、
藤岡佑介騎手騎乗の6番人気ケイアイノーテック(牡、栗東・平田修厩舎)が道中は後方2番手を追走すると、
最後の直線で脚を伸ばして勝利。
GI初制覇を果たした。
タイムは1分32秒8(良)。

クビ差の2着に2番人気のギベオン、
さらにアタマ差の3着には9番人気レッドヴェイロンが入線。
1番人気に支持されたタワーオブロンドンは12着に敗れた。

NHKマイルCを勝ったケイアイノーテックは
父ディープインパクト、母ケイアイガーベラ、母の父Smarty Jonesという血統。
北海道新冠町・隆栄牧場の生産馬で、
馬主は亀田和弘氏。
通算成績は7戦3勝。
重賞は初勝利。
平田修調教師は12年カレンブラックヒル以来となるNHKマイルC2勝目、
藤岡佑介騎手は悲願のJRA・GI初勝利。

 ◆藤岡佑介騎手「上手く乗ったとは言えませんが、能力で勝たせてもらいました。思った以上に行き脚がつかなかったので、腹をくくって後方から。馬のアクションは良かったので必死に追いました。横風にあおられながらも、よく頑張ってくれましたね。最後は気力で頑張ってくれたので、馬に感謝です」

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5月6日の新潟11Rで行われた第40回新潟大賞典(4歳以上オープン、ハンデ、GIII、芝2000メートル、16頭立て、1着賞金=4100万円)は、
三浦皇成騎手騎乗の5番人気スズカデヴィアス(牡7歳、栗東・橋田満厩舎)が直線内めから抜け出して快勝。
重賞初制覇を飾った。
タイムは2分0秒0(良)。

2着に9番人気ステイインシアトル、
3着には11番人気のナスノセイカンが入った。

新潟大賞典を勝ったスズカデヴィアスは
父キングカメハメハ、母スズカローラン、母の父サンデーサイレンスという血統。
北海道浦河町・辻牧場の生産馬で、
馬主は永井啓弍氏。
通算成績は33戦5勝(うちGIII1勝)。
新潟大賞典は、橋田満調教師、三浦皇成騎手ともに初優勝。

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夏のアスコットは、父に代わって勝たなければならない

 再三、大きな波乱が飛び出す最大の原因は、みんなまだキャリアが浅く、素質はあっても厳しい東京のマイル戦で全能力発揮とはいかないため。

 今年の場合も東京の1600mで勝ち星を記録しているのは、テトラドラクマ、プリモシーン、デルタバローズのわずか3頭しかいない。また、ちょうど半数の9頭が初コースであり、なおかつマイル戦に連対記録のない馬が8頭もいる。この中に総合力を備え、やがてマイルのエース級に育つ馬がいるはずだが、手探りの部分が大きい馬が多いのである。

 過去22回、少ない成績をベースに1番人気に支持された馬は【10-1-2-9】である。連対率.500はまあふつうの数字だが、勝率.454は難しいレースであることを考えると、素晴らしく高い。

 つまり、人気の中心馬はふつうのレース以上に非常に高い勝率を誇るが、2着、3着にがんばることはめったになく、順当に勝つか、逆に半数近くは馬群に沈む極端なレースということか。いかにも、キャリアの浅い3歳戦にありそうなパターンであり、今年は、タワーオブロンドンが最終的にも1番人気確実。タワーオブロンドンの信頼度大と考えるなら、素直に頭から入る手が成立する。しかし、怪しい人気馬とみるなら、中途半端に評価せず、ばっさり切ることによって、再三飛び出す高配当に結びつけなければならないレースなのだろう。

 身も蓋もないようだが、タワーオブロンドンの信頼度は高いと考えた。総合力の問われる阪神の1600mで2回も好走している。朝日杯FSはダノンプレミアムの3着にとどまったが、アーリントンCでは1分33秒4にまで時計を短縮し、レースレコードだった。

 東京のマイルは経験していないが、1400mでは1分21秒9(上がり33秒2)で楽勝している。

 父レイヴンズパス(ゴーンウェスト系)は、欧州のマイルを中心に好走しただけでなく、米サンタアニタのAW10ハロンのBCクラシックを、1分59秒27のレコードで勝っている。

 母方は、日本でも人気の高い世界のマルガレーゼンのファミリー。トリプティク、トレヴ、ジェネラス、皐月賞のディーマジェスティなどで知られ、スタミナ能力のある産駒が並んでいる。

 ゴドルフィンの名義を名乗れるようになったので、夏のアスコットのセントジェームズパレスS(父レイヴンズパスが、宿敵ヘンリーザナヴィゲーターに英2000ギニーに続き連敗したレース)にエントリーしたと言われる。単なる英国遠征ではなく、父に代わって勝たなければならないレースなのである。

 タワーオブロンドンから、アーリントンCで好走しているレッドヴェイロン、パクスアメリカーナを主力に流したい。

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2018年05月05日

5月5日の東京11R・プリンシパルステークス(3歳オープン、芝2000メートル、馬齢)は、
クリストフ・ルメール騎手騎乗の1番人気コズミックフォース(牡、美浦・国枝栄厩舎)が
5番手から直線で先頭に立つと、後方2番手から豪快に脚を伸ばしてきたブレステイキング(3番人気)をアタマ差で退け、日本ダービー(27日、東京、GI、芝2400メートル)の優先出走権を獲得した。
トライアルとしては最後のレースだった。
タイムは1分58秒2(良)。
さらにクビ差の3着にイェッツト(6番人気)が入った。

コズミックフォースは、父キングカメハメハ、母ミクロコスモス、母の父ネオユニヴァースという血統。
母は2008年阪神ジュベナイルフィリーズ・GIの3着馬。

◆クリストフ・ルメール騎手「ぎりぎりでしたね。ゴールまでよく頑張ってくれました。(ダービーの)2400メートルは絶対いけると思います」

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5月5日の京都11Rで行われた第66回京都新聞杯(3歳オープン、GII、芝・外2200メートル、馬齢、17頭立て、1着賞金=5400万円)は、
藤岡佑介騎手騎乗の7番人気ステイフーリッシュ(牡、栗東・矢作芳人厩舎)が2番手追走から直線ですんなり抜け出し、重賞初制覇。
タイムは2分11秒0(良)。

1馬身3/4差の2着には中団追走から内めを押し上げたアドマイヤアルバ(11番人気)、
さらにハナ差遅れた3着に馬場の真ん中を追い込んだシャルドネゴールド(4番人気)。
1番人気のフランツは道中最後方を追走、3コーナー過ぎにスパートして、直線は大外を伸びかけたが10着に敗れた。

京都新聞杯を勝ったステイフーリッシュは、
父ステイゴールド、母カウアイレーン、母の父キングカメハメハという血統。
北海道千歳市・社台ファームの生産馬で、
馬主は(有)社台レースホース。
通算成績は4戦2勝。
重賞初制覇。
京都新聞杯は、矢作芳人調教師、藤岡佑介騎手ともに初優勝。

 ◆藤岡佑介騎手(1着 ステイフーリッシュ)「すごく跳びが大きくて、いい感じで追走できていました。そんなにペースが速いとは感じませんでした。抜け出してからも余裕があったし、かなり素質は高い馬だと思います。調教には乗っていましたが、競馬に乗るのは初めてだったので、先入観を持たずに長距離の競馬をしようと思って乗りました。まだまだ成長しそうな馬ですし、これから楽しみです」

selvas2 at 19:20コメント(0) 
地元関西中心の出走から、ダービーに駒を進める馬は侮れない

 最近10年の日本ダービーで3着以内に快走した30頭のうち、「19頭」の直前ステップが「皐月賞」であるように、他のステップ「青葉賞、京都新聞杯、NHKマイルCなど」は、あくまでその他である。

 だが、2000年に京都新聞杯が春の5月になって以降、この重賞を最終ステップに2000年のアグネスフライト、2012年のキズナが日本ダービーを勝った。また、2004年ハーツクライ、2005年インティライミ、2015年サトノラーゼンの3頭が2着し、2012年トーセンホマレボシが3着している。

 同じようなステップの青葉賞組が、短期間で東京2400mを2戦するのが苦しいのか、まだ1頭も勝っていないことを考えると、地元の関西圏を中心に出走していて、日本ダービーに駒を進めてくる馬は侮れない。

 この世代のディープインパクト産駒は、5月2日現在、全国でもう76頭が勝ち上がっているのに、皐月賞には2頭が出走できただけ(5着、7着)。青葉賞には必死で「7頭」も出走させながら、出走権確保の2着以内馬はゼロ。英2000ギニーや、1000ギニーにも出走馬がいるというのに、早くに勝ったとくに牡馬は(定説どおり)伸び悩んでいるが、遅く開花しかかっている馬ならそんなことはないだろう。

 フランツ(父ディープインパクト)に注目。キャリアはまだ3戦2勝だけ。前回の阪神1800mの500万下を「1分45秒4」の快時計で圧勝だった。ペースが異なるとはいえ、同日の古馬オープンの大阪城Sが「1分45秒3」。馬場差はあるももの、同じAコースの3週後の毎日杯が「1分46秒5」だった。皐月賞が物足りなかったため、毎日杯を勝ったブラストワンピースが日本ダービー候補とされているが、フランツがブラストワンピースよりランクが下ということはない。

 フランツの3代母はバレークイーン。4代母はサンプリンセス。世界に知られるこの名牝系は、未勝利馬としてわずか3戦目の英オークスを大差で勝ったというサンプリンセスの長所も、激走しすぎてあとは…という死角も受け継いでいるところがある。バレークイーンの直仔フサイチコンコルド(父カーリアン)は、まるでサンプリンセスと同じようにわずか3戦目に日本ダービーを勝って日本のクラシックの歴史を変えた。だが、タフなところは受け継がず、5戦で引退。

 その半弟アンライバルドは5戦目に早々と皐月賞を勝ったが、以降は未勝利で10戦だけで引退。祖母にバレークイーンをもつヴィクトリーは4戦目に皐月賞を大駆けして勝ったが、以後はやっぱり未勝利で引退。バレークイーンを3代母にもつアドミラブルは、昨年、4戦目に青葉賞をレースレコードで勝ったが、人気の日本ダービーを3着に負けて、その後脚部不安を発症しまだ立ち直れないで休養中。

 そういう強さと、心身のもろさを持つのがこの一族につきまとう死角だが、まさかフランツの前回の「1分45秒4」がピークなどということはないだろう。陰りをみせたあとは追いかけてはいけない一族だが、京都新聞杯のフランツは日本ダービー候補としてその存在をファンに知らしめるはずである。

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2018年05月04日

NHKマイルCの1番人気は過去10年で6勝と上々。
ただ、10番人気以下の馬たちも上位をにぎわしており、3連単は高配当も多い。
指数上は前走指数上位馬や、過去の指数上位馬が連軸の中心になっている。
近年、指数上位の牝馬が2連勝中で、今年も要注意だろう。

 今年は、プリモシーン、テトラドラクマ、アンコールプリュ、ギベオン、タワーオブロンドン、ケイアイノーテック、ダノンスマッシュ、ファストアプローチなどが指数の上位馬たちだ。

 逃げるのはカシアスになりそうだが、ペースは遅くなりそうで、先行馬に向く展開だろう。
指数上位馬で先行力かあるのは、牝馬のテトラドラクマだ。

 テトラドラクマは前走、クイーンCを好指数で快勝。
ペースは比較的厳しかったが、4コーナー手前、2番手から早々と先頭に立つと、後続に詰め寄られることもなく、そのまま押し切って勝った。
NHKマイルCでも、逃げるカシアスを早目にとらえて、直線、クイーンCのように押し切れるかどうかだが、
東京のマイル戦は(2100)とコース適性もあり、指数の高さと合わせて、ここは中心に推したいと思っている。 
 ほとんどが2勝馬の中、ただ1頭4勝をあげているのがタワーオブロンドン。
朝日杯3着の後、前走、アーリントンCでは中団後方から長くいい脚を使って勝利をつかんだ。
実績では最上位で、本来ならタワーオブロンドンが中心になるべき馬だろう。
ただ、差し脚に懸ける馬とはいえ、際立った切れとは思えず、道中の位置取りが結果を左右するのではないか。

他ではアーリントンC2着のパクスアメリカーナ、NZT2着のケイアイノーテックなどにもチャンスがあるだろう。

 京都新聞杯は、平均指数の上位馬が連軸の中心。
 今年の指数上位馬は、フランツ、タニノフランケル、アルムフォルツァ、レイエスプランドル、ケイティクレバー、ダブルシャープ、ロードアクシス、ステイフーリッシュなど。
 指数も接近して大混戦のレースだ。

 2200メートル戦だけに、ペースは落ち着きそう。
前走、逃げて快勝したタニノフランケル、皐月賞は11着に大敗したが、先行力のあるケイティクレバーなどの前残りもありそう。皐月賞14着から巻き返しをはかるダブルシャープの差し脚にも要注意。

 新潟大賞典はハンデ戦だが、前走指数の上位馬が健闘している。
 今年の指数上位馬は、マイスタイル、ロッカフラベイビー、ナイトオブナイツ、ハクサンルドルフ、ラインルーフ、ステファノス、トリオンフ、スズカデヴィアス、カレンラストショー、ケントオー、シャイニープリンスなど。

 指数の高さと安定感で、4歳馬トリオンフに期待したい
小倉大賞典を勝ち、前走、G1大阪杯で8着。
先行力のある馬だが、大阪杯は出遅れて好位置が取れず、後方から無理に上がっていった結果、
直線、脚をなくしたレースだった。
自分のスタイルに持ち込めば成績も安定しており、指数もすでに90を超す重賞レベルにあり、
連軸の中心に取りたい。


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ステファノス
牡7歳
調教師:藤原英昭(栗東)
父:ディープインパクト
母:ココシュニック
母の父:クロフネ
ここに注目!
昨年の大阪杯では、勝ち馬キタサンブラックに次ぐ2着と好走。2015年には天皇賞(秋)でも2着の実績を残しているミドルディスタンスホースだ。前走の香港カップ(G1、芝2000メートル)も好内容の4着だっただけに、G靴覆蘰押垢亮臾鮓補だろう。

マイスタイル
牡4歳
調教師:昆貢(栗東)
父:ハーツクライ
母:ファーストナイナー
母の父:フォーティナイナー
ここに注目!
昨年の日本ダービーでは逃げて見せ場を作り、4着でゴールイン。レイデオロ(1着)、スワーヴリチャード(2着)といった馬たちと大きな差のないレースをしている。前走のオープン特別・福島民報杯(福島・芝2000メートル)では、ハイペースをしのいで2着を確保。ここで重賞初制覇を狙う。

トリオンフ
せん4歳
調教師:須貝尚介(栗東)
父:タートルボウル
母:メジロトンキニーズ
母の父:ダンスインザダーク
ここに注目!
前走の大阪杯は8着に敗れたが、スタートで後手に回ったことが響いた印象だ。前々走の小倉大賞典は強い内容で勝利を飾っており、地力強化が明らかな存在。G議戦の前走の経験を糧にできれば、自身2度目の重賞制覇も難しくないだろう。

カレンラストショー
牡6歳
調教師:橋口慎介(栗東)
父:タニノギムレット
母:ヴィヴィッドカラー
母の父:ダンスインザダーク
ここに注目!
前走の1600万下・アメジストS(東京・芝2000メートル)を鮮やかに逃げ切って、待望のオープンクラス入りを果たした。まだ右回りコースでは安定感を欠くが、左回りコースならスムーズに動けるタイプ。今回も、うまく自分の形に持ち込むことができれば面白い存在だ。

スズカデヴィアス
牡7歳
調教師:橋田満(栗東)
父:キングカメハメハ
母:スズカローラン
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
まだ重賞のタイトルは獲得していないが、2015年京都記念2着、2017年福島記念2着など、芝の中距離で息の長い活躍をしている。近2戦の内容も良く、7歳でも衰えは見られない。開幕2週目の良好な状態が見込める芝も、この馬には歓迎材料だろう。

ステイインシアトル
牡7歳
調教師:池江泰寿(栗東)
父:ステイゴールド
母:シアトルサンセット
母の父:Belong to Me
ここに注目!
休養している期間が長く、順調にレースを使い込めなかったためキャリアはまだ11戦だが、昨年の鳴尾記念で鮮やかな逃げ切り勝ちを演じたように、高い能力と中距離適性を示している。今回は約9か月半の休み明けで仕上がりがポイントになるが、スピードには注目が必要だろう。

ナイトオブナイツ
牡5歳
調教師:池添兼雄(栗東)
父:ハービンジャー
母:シャイニングアレキ
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
前走の1600万下・難波S(阪神・芝1800メートル)では、鮮やかな大外強襲を決めて優勝し、待望のオープンクラス入りを果たした。2歳時から活躍してきた素質馬が、いよいよ本格化した印象。今回は相手強化の一戦だが、上位争いに加わってもおかしくない。

ハクサンルドルフ
牡5歳
調教師:西園正都(栗東)
父:アドマイヤムーン
母:キングスミール
母の父:Theatrical
ここに注目!
典型的な末脚勝負型だけに展開に左右されやすいが、以前に新潟競馬場で上がり3ハロン32秒台(推定)の数字をマークしたことがあるように、切れ味は一級品。先行勢が苦しくなるような展開になれば、ゴール前での強襲劇が見られるかもしれない。


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2018年05月03日

5月6日(日曜)

第23回NHKマイルカップ(G機謀豕競馬場・芝1,600m

マイルの寵児、未来を変革。

6日に東京競馬場で行われる、第23回NHKマイルC(3歳・牡牝・GI・芝1600m・1着賞金1億500万円)の枠順が4日確定しました。

前哨戦のアーリントンCを制したタワーオブロンドン(牡3、美浦・藤沢和雄厩舎)は4枠7番からのスタートとなりました。
また、毎日杯2着からの戴冠を狙うギベオン(牡3、栗東・藤原英昭厩舎)は5枠9番、
クイーンCを勝ったテトラドラクマ(牝3、美浦・小西一男厩舎)は2枠3番に入りました。
ニュージーランドTを制したカツジ(牡3、栗東・池添兼雄厩舎)は1枠1番、
ニュージーランドTで2着のケイアイノーテック(牡3、栗東・平田修厩舎)は6枠11番、
アーリントンCで2着のパクスアメリカーナ(牡3、栗東・中内田充正厩舎)は5枠10番となっております。
発走は15時40分。
枠順は以下の通りです。

1-1 カツジ(牡3、松山弘平・池添兼雄)
1-2 ファストアプローチ(牡3、蛯名正義・藤沢和雄)
2-3 テトラドラクマ(牝3、田辺裕信・小西一男)
2-4 フロンティア(牡3、内田博幸・中内田充正)
3-5 プリモシーン(牝3、戸崎圭太・木村哲也)
3-6 リョーノテソーロ(牡3、吉田隼人・武井亮)
4-7 タワーオブロンドン(牡3、C.ルメール・藤沢和雄)
4-8 ダノンスマッシュ(牡3、北村友一・安田隆行)
5-9 ギベオン(牡3、M.デムーロ・藤原英昭)
5-10 パクスアメリカーナ(牡3、川田将雅・中内田充正)
6-11 ケイアイノーテック(牡3、藤岡佑介・平田修)
6-12 アンコールプリュ(牝3、藤岡康太・友道康夫)
7-13 ルーカス(牡3、H.ボウマン・堀宣行)
7-14 デルタバローズ(牡3、石橋脩・堀宣行)
7-15 カシアス(牡3、浜中俊・清水久詞)
8-16 ミスターメロディ(牡3、福永祐一・藤原英昭)
8-17 レッドヴェイロン(牡3、岩田康誠・石坂正)
8-18 ロックディスタウン(牝3、池添謙一・藤沢和雄)

※出馬表は主催者発表のものと照合してください。

selvas2 at 14:43コメント(0) 
タニノフランケル
牡3歳
調教師:角居勝彦(栗東)
父:Frankel
母:Vodka
母の父:Tanino Gimlet
ここに注目!
母ウオッカは、2007年の日本ダービーで牝馬として64年ぶりの勝利を挙げるなど、通算G犠〕数7つを誇る名牝。父も豊富なスピードを武器にG1で10勝を挙げた歴史的名馬だ。本馬もここを勝って、日本ダービーへの出走にこぎつけたいところだ。

フランツ
牡3歳
調教師:音無秀孝(栗東)
父:ディープインパクト
母:ロベルタ
母の父:ブライアンズタイム
ここに注目!
牝系からは、2007年の皐月賞馬ヴィクトリーや、昨年の青葉賞勝ち馬で、続く日本ダービーでも3着に好走したアドミラブルが誕生しており、クラシック戦線で活躍する可能性の高い血統と言える。本馬は、前述の2頭も管理した音無秀孝厩舎の所属で、育成のノウハウは蓄積されているはずだ。

グローリーヴェイズ
牡3歳
調教師:尾関知人(栗東)
父:ディープインパクト
母:メジロツボネ
母の父:スウェプトオーヴァーボード
ここに注目!
デビューから3戦全てで連対を果たしているように、安定して力を発揮できる馬。駆使した推定上がり3ハロンタイムは3戦いずれもメンバー中2位以内と、末脚の堅実さも特筆すべきものがある。今開催の京都・芝コースは例年より差しが決まる印象で、馬場傾向も本馬に合っていそうだ。

ケイティクレバー
牡3歳
調教師: 安田翔伍(栗東)
父:ハービンジャー
母:モルトフェリーチェ
母の父: ディープインパクト
ここに注目!
3走前のオープン特別・若駒S(京都・芝2000メートル)勝ちに加えて、重賞でも3着があるなど、今回のメンバーなら実績は一枚上の存在だろう。前走の皐月賞は11着に敗れたものの、大きな経験となったはず。今回は転厩2戦目で、環境への慣れという点でも上積みがありそうだ。

ユーキャンスマイル
牡3歳
調教師:友道康夫(栗東)
父:キングカメハメハ
母:ムードインディゴ
母の父:ダンスインザダーク
ここに注目!
京都・芝コースでは、これまで3戦して2勝をマーク。残る1戦もデビュー戦の2着と、連対率100%の好相性を誇る。特に、2勝はどちらも今回と同じ外回りコースでのもの。長くいい脚を使えるので、今回の京都・芝2200メートルはこの馬にとって絶好の条件と言えるだろう。

レイエスプランドル
牡3歳
調教師:吉田直弘(栗東)
父:ハービンジャー
母:レイナソフィア
母の父:スペシャルウィーク
ここに注目!
祖母ゲルニカは、アルゼンチンでG1・4勝の実績馬。本馬の叔父には2011年のニュージーランドTを勝ったエイシンオスマンがおり、牝系のスピードは豊富だ。すでに日本でG鞠呂鯒攴个靴討い詆磴箸料蠕も良さそうで、近2走の連勝も納得だ。

アドマイヤアルバ
牡3歳
調教師:須貝尚介(栗東)
父:ハーツクライ
母:エリドゥバビロン
母の父:Bernstein
ここに注目!
デビュー2戦目のオープン特別・中京2歳S(中京・芝1600メートル)では、未勝利の身ながら2着に入り、高い能力を証明した。これまで8戦して2勝、2着5回、3着1回と堅実に力を発揮。勝ち味に遅い反面、相手なりに走れるタイプと言える。初の重賞挑戦でも、通用する可能性は十分だ。

アルムフォルツァ
牡3歳
調教師:五十嵐忠男(栗東)
父:ハーツクライ
母:タガノスティード
母の父:チーフベアハート
ここに注目!
母自身は未勝利も、高松宮記念を制したアドマイヤマックスや重賞4勝馬トウケイヘイローなどを輩出するフアンシミン系の出身。曽祖母ダイナフェアリーも重賞5勝を誇った。確かな底力を秘める血統背景を持つだけに、重賞初挑戦の本馬も好走する力はあるだろう。


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2018年05月02日

5月2日(水)の船橋競馬11Rで行われた第30回かしわ記念(交流GI、4歳以上オープン、選定馬、定量、ダート・左1600メートル、12頭立て、1着賞金=6000万円)は、
クリストフ・ルメール騎手騎乗の2番人気ゴールドドリーム(牡5歳、栗東・平田修厩舎)が中団追走から直線、
馬場の真ん中を力強く抜け出した。
タイムは1分39秒2(良)。

 押してハナを切ったオールブラッシュ(6番人気、JRA所属)が逃げ粘って1馬身差の2着。
さらにアタマ差遅れた3着に中団追走から内めを伸びたインカンテーション(1番人気、JRA所属)。

 かしわ記念を勝ったゴールドドリームは、
父ゴールドアリュール、母モンヴェール、母の父フレンチデピュティという血統。
北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、
吉田勝己氏の所有馬。
通算成績は15戦7勝。
重賞は2016年ユニコーンS・GIII、
2017年フェブラリーS・GI、チャンピオンズC・GIに次いで4勝目。
かしわ記念は、平田修調教師、クリストフ・ルメール騎手ともに初優勝。

 ◆クリストフ・ルメール騎手(1着 ゴールドドリーム)「初めての騎乗でしたけど、馬をよく観察しました。有名な馬、GI馬ですから。馬にとって初めての船橋競馬場でしたけど強かったね。いいスタートが切れて、いいポジションにつけられました。すごくリラックスして、直線はいい脚を使いました。すごくいいポテンシャルがありますから。ゴールドドリームに乗ることができてすごくうれしかった。また乗りたいですね、GIで」

selvas2 at 22:55コメント(0) 
ステイゴールド産駒はこれで天皇賞(春)4勝目

 5歳レインボーライン(父ステイゴールド)が、ここまでどうしても手の届かなかったビッグレース制覇を達成し、これでGI【1-1-2-6】となった。

 レインボーラインは前走の阪神大賞典で約2年1カ月ぶりに重賞2勝目を記録していたが、父ステイゴールドが初めて重賞(目黒記念)を勝ったのは、約2年8カ月ぶりに4勝目を挙げた6歳春のこと。そのとき初重賞制覇だった。

 レインボーラインが、悲願のGI制覇達成などと涙したら、「わが息子ながらなんと軟弱な…」と父ステイゴールドが笑うかもしれない。ステイゴールドは、3歳秋の菊花賞8着に始まり6歳のジャパンCまで、GI競走【0-4-2-13】だった。やっとGIウイナーとなったのは6歳12月の香港ヴァーズ(引退レース)である。

 しかし、なかなか勝てずにいて5歳時に初GI勝ちは、たしかにステイゴールド産駒らしい嬉しい1勝だった。近年ちょっと冴えていなかった岩田康誠騎手のG1成績は、15年レッツゴードンキの桜花賞以降【0-5-2-50】であり、約3年ぶりのGI勝利だったという。岩田騎手の騎乗したレインボーラインが、ステイゴールド産駒らしく、ついにビッグレースを勝ったのは、素晴らしい組み合わせだったのである。阪神大賞典3000mの3分03秒6は現在の阪神になってからは歴代2位の勝ちタイムであり、順当勝ちだろう。

 入線後すぐ下馬している。レースリプレイを見ると、ゴールの瞬間、つまずいたかのようにガクンとなっていた。みんな複雑な思いを抱えながらの表彰式となったが、香港のクイーンエリザベス2世Cが行われるころには「右前肢ハ行」と発表されている。

 ステイゴールド産駒は、これで天皇賞(春)4勝目。天皇賞を筆頭に、有馬記念、宝塚記念で圧倒的な強さを爆発させるステイゴールド産駒には、後継種牡馬にオルフェーヴル、フェノーメノ、ゴールドシップ、ナカヤマフェスタいる。そこにレインボーラインが加わり、文句なしの「ステイゴールド系」の完成である。

 代表馬オルフェーヴルの産駒は、長打を放つ能力はすごいのに、勝ち上がり率が低くて心配されたが、初年度産駒が3歳になると1月→2月→3月→4月→。月を追うごとに「勝ち馬の数」がどんどん増えている。たしかにステイゴールド系が先走りしてはそれこそ変であり、父ステイゴールドは引退レースでついにGIを勝った。

 振り返ればオルフェーヴルがもっとも強かったのも引退レースの有馬記念だった。レインボーラインは牝系ファミリーからしてタフな一族(今回はかんばしくなかったが、ステイヤーズS3連覇のアルバートも同じ牝系)であり、脚元の不安が解消する秋にはまた長打を放つことだろう。

 昨年と同じく2着にとどまったシュヴァルグラン(父ハーツクライ)は、懸念されたように先行のキタサンブラックを追っていれば道が開けた昨年とは、自身のスタイルは同じでも置かれた立場が180度違っていた。今年はマークを受ける側に回ったのが厳しく、抜け出して押し切れそうに思えたが、最後に捕まった。

 ただ、大阪杯よりは気配も動きも良かったが、昨秋のジャパンC当時の迫力はなかったかもしれない。どちらかというと秋のビッグレース向きのイメージがある。

 昨年は、3分12秒7(上がり35秒2)。今回、ほかの連続出走馬も平凡だったが、なんと今年は3分16秒2(上がり35秒8)である。離れた5着馬までディープインパクトの日本記録を突破した異常な馬場の昨年とは、コース(馬場)状態がかなり違ったとはいえ、同じヤマカツライデンが行って、昨年と同じ2着シュヴァルグランのタイムは「3秒5」差。まるで別次元のようだった。

 昨年の最初から飛ばしたヤマカツライデンの前後半と、今年は前半セーブし途中からもそうピッチを上げなかった同馬の前後半バランスを並べると、
「1分34秒5-1分41秒2」=3分15秒7 (3秒2差)上がり38秒7
「1分37秒6-1分39秒7」=3分17秒3 (1秒1差)上がり37秒0

 ヤマカツライデンは大バテした昨年とバランスを変え、完敗は同じでも今年は勝ち馬から1秒1差にがんばり、上がりは37秒0だった。

 一方、昨年は好位4〜5番手、今年も好位3番手前後のシュヴァルグランは、
「1分37秒5-1分35秒2」=3分12秒7 (0秒2差)上がり35秒2
「1分38秒6-1分37秒6」=3分16秒2 (0秒0差)上がり35秒8

 今年の前半1600mは昨年より推定1秒1遅かったのに、後半ピッチが上がるどころか、キタサンブラック追撃のために必死でペースを上げる必要のあった昨年と異なり、今年はクリンチャー(父ディープスカイ)、チェスナットコート(父ハーツクライ)、サトノクロニクル(父ハーツクライ)などとともに好位からの進出で、みんなと同じでスパッと伸びていない。これに昨年ほどの気配になかったこと、前に目標がいなかったことも重なり、昨年より後半1600mだけで「2秒4」も遅い平凡な内容だったのである。

 3200mの長丁場なので、昨年とは異なる馬場差が考えられる以上に大きなタイム差になったこともあるかもしれないが、クリンチャー、チェスナットコート、ガンコ(父ナカヤマフェスタ)などは、その善戦健闘を評価したいと同時に、58キロの3000m級のビッグレースでは、例年だと今回ほどは評価の上がらないあくまで伏兵であり、シュヴァルグランは昨年の内容に比べあまりに大きく見劣ったということだろう。

 人気上位馬では、新星ガンコの失速は残念だったが、全体レベルはかなり物足りなかったとはいえ、古馬の厳しい長距離GIは実績不足どころか経験がなかったに等しい。力尽きての失速は明日への糧である。「これがいい経験になれば――藤岡佑介騎手」。その通りというしかない。

 サトノクロニクルは、あまり途中では大きく動いたりしない川田将雅騎手が早めにスパートしたくらいだから、あまりに緩い流れを読んでのことであり、阪神大賞典でのレインボーラインとの差を考えれば残念な結果だが、勝ちに出たのだから、物足りなくても現時点の力は出し切っているということか。

 ステイヤーズS3連覇の7歳アルバート(父アドマイヤドン)にとっては、時計が速いわけでもなく、上がり勝負でもなく、フルにスタミナの発揮できるレースだったが、最初からレースの流れに乗れず、走法のリズムまで悪かった。

 レースにはいつでもそういう一面はあるが、勝ったレインボーライン以外には、どうも物足りなさすぎる天皇賞(春)の3200mだった。

selvas2 at 00:30コメント(0) 

2018年05月01日

タワーオブロンドン
牡3歳
調教師:藤沢和雄(美浦)
父:Raven's Pass
母:スノーパイン
母の父:Dalakhani
ここに注目!
昨年の京王杯2歳Sと前走のアーリントンCを制した、今回のメンバー中唯一の重賞2勝馬。見栄えのする好馬体の持ち主で、全身を無駄なく使ったフットワークは迫力満点。現3歳世代屈指のポテンシャルを秘めていることは明らかだ。

カツジ
牡3歳
調教師:池添兼雄(栗東)
父:ディープインパクト
母:メリッサ
母の父:ホワイトマズル
ここに注目!
父がディープインパクト、母メリッサは2010年の北九州記念を制した快速馬。両親からスピードと瞬発力を受け継いだ本馬は、現時点では芝1600メートルがベストだろう。前哨戦のニュージーランドTを制した勢いに乗って、ビッグタイトル獲得に挑む。

ギベオン
牡3歳
調教師:藤原英昭(栗東)
父:ディープインパクト
母:コンテスティッド
母の父:Ghostzapper
ここに注目!
前走の毎日杯は2着。NHKマイルCの勝ち馬は、過去22頭のうち6頭が毎日杯をステップにしており、関連性の高さは特筆に値するものだ。母はアメリカのG1・2勝馬という良血馬で、ここでG欺蘋覇を果たしても不思議はない。

ケイアイノーテック
牡3歳
調教師:平田修(栗東)
父:ディープインパクト
母:ケイアイガーベラ
母の父:Smarty Jones
ここに注目!
重賞2勝を挙げた母に、ディープインパクトが配合された良血馬。本馬はこれまでの6戦でいずれも掲示板(5着以内)を外さない堅実な成績を収めており、現3歳世代トップクラスのマイラーと言える。レースセンスに優れているので、初の左回りコースにも対応できそうだ。

テトラドラクマ
牝3歳
調教師:小西一男(美浦)
父:ルーラーシップ
母:リビングプルーフ
母の父:ファルブラヴ
ここに注目!
前走のクイーンCで重賞タイトルを獲得。レース後の疲労が激しく、桜花賞は出走を見送ったものの、NHKマイルCに目標を切り替えて、順調な乗り込みを消化している。動きもひと追いごとに良くなっており、約3か月の休み明けでも能力を発揮できそうだ。

パクスアメリカーナ
牡3歳
調教師:中内田充正(栗東)
父:クロフネ
母:グローバルピース
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
2012年のヴィクトリアマイルを制したホエールキャプチャの全弟。本馬は姉と同じ芦毛の馬体に加え、気性の強さもそっくりで、完成度の高さと成長力を兼ね備えたタイプだろう。約2か月ぶりの前走(アーリントンC2着)を使われた今回は、状態面の上積みが見込めるはずだ。

ミスターメロディ
牡3歳
調教師:藤原英昭(栗東)
父:Scat Daddy
母:Trusty Lady
母の父:Deputy Minister
ここに注目!
ダートで4戦2勝、2着2回の成績を挙げ、初めての芝となった前走のファルコンSで重賞タイトルを獲得した二刀流。これまで走った最長距離が1400メートル。今回は、ごまかしの利かない東京のマイルで、距離延長が鍵になりそうだ。

プリモシーン
牝3歳
調教師:木村哲也(美浦)
父:ディープインパクト
母:モシーン
母の父:Fastnet Rock
ここに注目!
前走の桜花賞は10着と敗れたが、スタートで後手を踏んだうえに、直線では前が壁になるシーンもあっただけに、敗因は明確だ。近2年の本レース勝ち馬(メジャーエンブレム、アエロリット)は、共に桜花賞からのローテーションで栄冠を手にしており、本馬も有力候補に挙げられる。


selvas2 at 08:34コメント(0) 
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