2018年11月

2018年11月30日

 ジャパンCダートからチャンピオンズCに名称をかえ、中京競馬場の開催になってから今年で5年目になるが、ダート中距離のG1戦だけに、前走指数や平均指数の上位馬たちが強いという傾向に大きな変化はない。

 今年は、ケイティブレイブ、サンライズノヴァ、ノンコノユメ、オメガパフューム、サンライズソア、アポロケンタッキー、インカンテーションなどが指数の上位馬だ。

 例年、JBCクラシック組が好成績を残しており、その点からは、今年のJBCクラシックの勝ち馬ケイティブレイブが最有力馬にあがってくるだろう。前走のJBCクラシックは中団から。3コーナー過ぎから徐々に進出して、直線に向くと3番手。直線半ばで逃げ粘るサンライズソアを交わしてトップに立ち、そのまま押し切って勝った。オメガパフュームが追ってきたが、余裕の4分の3馬身差での快勝だった。

 これまでは逃げるか、2、3番手で先行するレースが多かったが、ハイペースとみるや、馬群の真ん中に落ち着かせ、差し脚にかけた福永騎手の好騎乗が光ったレースでもあった。

 5歳のケイティブレイブはこれまでダートで11勝。重賞は公営でのものを含み(9425)、前走のJBCクラシックを勝ってG1戦は(3314)になった。1800メートルは(3331)で、唯一の4着が昨年のチャンピオンズCでのこと。距離は合うはずだし、引き続き好調なら、ここでも中心になる馬だろう。

 指数上位馬以外で注目されるのが、3歳馬ルヴァンスレーヴだ。2歳時に川崎の全日本2歳優駿を勝ち、伏竜Sは2着だったが、続くユニコーンS、大井のジャパンダートダービーも勝った。前走、ゴールドドリームなどトップクラスの古馬相手に盛岡の南部杯も快勝して、一躍、ダート界のトップホースに躍り出た。

 ここまで7戦6勝、2着1回とほぼパーフェクトな成績を誇る。M・デムーロ騎手とは6戦6勝の好相性だ。ユニコーンS勝ちの指数からすると、ここでも優に勝ち負けできるレベルにあると想像できるが、スタミナを問われるダート戦では、強い3歳世代とはいえ、まだ、古馬に一日の長があるのではないかと想像している。

 中山のマラソンレース・芝3600メートルのステイヤーズSは、指数上位馬が勝ち続けており、前走指数や平均指数の上位馬たちが有力だ。
 今年の指数上位馬は、マイネルミラノ、メドウラーク、モンドインテロ、リッジマン、アルバート、ララエクレテール、トウシンモンステラなど。

 注目はこのレースを目下3連勝中のアルバートだ。今年は4連覇をかけての戦いになるが、3400以上の距離は4戦4勝と距離適性は断然。前走のアルゼンチン共和国杯は10着に大敗したが、後方から差し脚にかける馬だけに、58.5キロのトップハンデは苦しかったに違いない。それでも、上がり指数は上々のレベルを示しており、調子落ちはないだろう。

 アルバート以外に3000メートルを超す距離で、実績らしい実績を残している馬はリッジマンとモンドイテロくらい。順当ならアルバートの4連覇が濃厚に思える。

 1昨年まで1800メートルのハンデ戦で行われていたチャレンジCは、昨年から2000メートルの別定戦になった。
 今年の指数上位馬は、ダンビュライト、マルターズアポジー、レイエンダ、マイネルフロスト、トリコロールブルー、ロードヴァンドール、ステイフーリッシュ、マウントゴールドなど。

 安定した指数の高さではダンビュライトが最上位だ。前走の天皇賞(秋)は除外になったが、それまで1線級を相手に、宝塚記念5着、オールカマーは3着に好走している。先行力もあり、内回りの2000メートルは合うのではないか。ただ、鋭く切れる脚には欠け、ペースによっては、差し脚が鋭いエアウィンザー、ロードヴァドール、レイエンダなどの直線一気の浮上もありそうだ。



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レイエンダ
牡3歳
調教師:藤沢和雄(美浦)
父:キングカメハメハ
母:ラドラーダ
母の父:シンボリクリスエス
ここに注目!
全兄は2017年のダービー馬で、G2勝のレイデオロ。曽祖母ウインドインハーヘアの産駒にはディープインパクトと、現在の日本競馬を代表する牝系の出身だ。本馬は骨折により出世は遅れたが、良血馬らしくここから快進撃を見せてくれるはずだ。

エアウィンザー
牡4歳
調教師:中竹和也(栗東)
父:キングカメハメハ
母:エアメサイア
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
全兄エアスピネルは重賞3勝に加えて、G気任2着2回、3着1回の実績がある馬。母は秋華賞馬エアメサイアと、活力のある母系の出身だ。本馬は出世に時間はかかったが、ようやく自身2度目の重賞挑戦にこぎつけた。いきなりやれるだけの実力を秘めている。

ダンビュライト
牡4歳
調教師:音無秀孝(栗東)
父:ルーラーシップ
母:タンザナイト
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
10月28日の天皇賞(秋)は、返し馬で騎手を振り落とし放馬するアクシデントがあり、競走除外となった。実績は今回のメンバーでも上位の存在だけに、持っている力さえ出せれば、優勝争いも可能だろう。

ステイフーリッシュ
牡3歳
調教師:矢作芳人(栗東)
父:ステイゴールド
母:カウアイレーン
母の父:キングカメハメハ
ここに注目!
今回が他世代の馬との初対戦になるが、ホープフルS3着、京都新聞杯1着など、同世代相手にはトップクラスの戦いができている。現3歳世代は、マイルチャンピオンSをステルヴィオが、ジャパンカップをアーモンドアイが制するなど結果を出しており、世代レベルは高い。

マウントゴールド
牡5歳
調教師:池江泰寿(栗東)
父:ステイゴールド
母:マウントコブラ
母の父:Mt. Livermore
ここに注目!
デビュー自体が3歳の7月と遅かったが、5歳となった今年オープンクラス入りを果たし、重賞の小倉記念でも3着に好走。前走ではオープン特別初勝利を挙げた。今がまさに充実期と言えるだけに、ここでも好結果を出し、さらなる飛躍につなげたい。

トリコロールブルー
牡4歳
調教師:友道康夫(栗東)
父:ステイゴールド
母:ペンカナプリンセス
母の父:Pivotal
ここに注目!
3歳春のダービー路線には乗れなかったが、今年に入ってオープンで初勝利を挙げるなど、ようやく軌道に乗ってきた。7歳でG1初制覇を成し遂げた父から、確かな成長力を受け継いだのだろう。近走のパフォーマンスから、もうひと伸びする可能性も十分にありそうだ。

ダッシングブレイズ
牡6歳
調教師:斉藤崇史(栗東)
父:Kitten's Joy
母:Blazing Bliss
母の父:Honour and Glory
ここに注目!
今回は、吉村圭司厩舎からの転厩初戦。白星を挙げたのは重賞初制覇となった昨年6月のエプソムCが最後で、近走はひと息の競馬が続いていただけに、これを転機としたいところだ。レース内容から年齢的は衰えは感じられないだけに、復活劇を見せたい。

ロードヴァンドール
牡5歳
調教師:昆貢(栗東)
父:ダイワメジャー
母:ジャズキャット
母の父:Storm Cat
ここに注目!
今回は約8か月ぶりの一戦になるが、11月18日に栗東CWコースで6ハロン83秒6、ラスト1ハロン11秒8、21日には同84秒2、12秒0と上々の時計をマークしている。出走態勢は整っていそうで、あとは実戦勘が戻っているかが鍵。能力は今回の相手でも十分に通用するだろう。


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アルバート
牡7歳
調教師:堀宣行(美浦)
父:アドマイヤドン
母:フォルクローレ
母の父:ダンスインザダーク
ここに注目!
このステイヤーズSを2015、2016、2017年と現在3連覇中で、2017年のダイヤモンドSと合わせて重賞4勝全てを芝3400メートル以上の長距離戦で挙げている。現役屈指のスタミナ自慢が、JRAの平地重賞では初となる同一レース4連覇の大偉業に挑む。

リッジマン
牡5歳
調教師:庄野靖志(栗東)
父:スウェプトオーヴァーボード
母:アドマイヤモンロー
母の父:Caerleon
ここに注目!
昨夏に芝の長距離戦を使われるようになって素質が開花し、今年2月のダイヤモンドSでは2着と重賞で初めて連対した。前走の丹頂S(札幌・芝2600メートル)で初のオープン特別勝ちをマーク。勢いに乗ってのG仰戦とあって、期待も高まる。

アドマイヤエイカン
牡5歳
調教師:須貝尚介(栗東)
父:ハーツクライ
母:ペルヴィアンリリー
母の父:フレンチデピュティ
ここに注目!
2歳時に2連勝で札幌2歳Sを制し、クラシック候補にも挙げられた素質馬。その後は長い休養もあって出世が遅れたが、前走の1600万下・古都S(京都・芝2400メートル)を制してオープンクラス復帰を決めた。G兇離瓮鵐弌爾貌っても、素質は引けを取らないはずだ。

モンドインテロ
牡6歳
調教師:手塚貴久(美浦)
父:ディープインパクト
母:シルクユニバーサル
母の父:ブライアンズタイム
ここに注目!
重賞タイトルにはあと一歩のところで手が届かずにいるが、オープン特別は2016年のメトロポリタンS(東京・芝2400メートル)など3勝を挙げている。このステイヤーズSでも2016年に3着に入っており、近走の内容はひと息でも軽視禁物だ。

ヴォージュ
牡5歳
調教師:西村真幸(栗東)
父:ナカヤマフェスタ
母:ギュイエンヌ
母の父:タニノギムレット
ここに注目!
昨夏にオープンクラスへ昇級してからは善戦止まりのレースが続いていたが、3走前の札幌日経オープン(札幌・芝2600メートル)で初のオープン特別勝ちを飾った。持ち味である先行力と豊富なスタミナを生かせる展開になれば、G兇任盻佝屬あるはずだ。

メドウラーク
牡7歳
調教師:橋田満(栗東)
父:タニノギムレット
母:アゲヒバリ
母の父:クロフネ
ここに注目!
4歳時に4連勝でオープンクラス入りを果たした後は勝利から遠ざかっていたが、7歳を迎えた今年の七夕賞で重賞初制覇を飾った。これまでに経験した最長距離が芝2400メートル。未知の距離となる芝3600メートルで、新たな面が引き出されるか注目だ。

マイネルミラノ
牡8歳
調教師:相沢郁(美浦)
父:ステイゴールド
母:パールバーリー
母の父:Polish Precedent
ここに注目!
獲得したタイトルは2016年函館記念の1つだけだが、非凡な先行力を武器に芝中距離の重賞で息の長い活躍を続けている。8歳を迎えた今年も1月のアメリカジョッキークラブCで3着に好走しており、まだまだやれる力を持っている。

カレンラストショー
牡6歳
調教師:橋口慎介(栗東)
父:タニノギムレット
母:ヴィヴィッドカラー
母の父:ダンスインザダーク
ここに注目!
5歳時の昨年は〔2・3・2・0〕と安定した成績を残し、今年初戦の1600万下・アメジストS(東京・芝2000メートル)を勝ってオープンクラス入りを果たした。母の父は1996年の菊花賞馬ダンスインザダーク。初挑戦の芝3600メートルで、隠れた才能が開花するかもしれない。


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2018年11月29日

12月2日(日曜)

第19回チャンピオンズカップ(G機肪羌競馬場・ダート1,800m

闘魂の激突、砂界の頂点。

12月2日に中京競馬場で行われる、第19回チャンピオンズC(3歳上・GI・ダ1800m・1着賞金1億円)の枠順が29日確定しました。

マイルCS南部杯で古馬を破ったルヴァンスレーヴ(牡3、美浦・萩原清厩舎)は2枠2番からのスタートとなりました。
JBCクラシックを制したケイティブレイブ(牡5、栗東・杉山晴紀厩舎)は5枠8番、
JBCクラシックで2着のオメガパフューム(牡3、栗東・安田翔伍厩舎)は6枠11番に入りました。

JBCクラシック3着のサンライズソア(牡4、栗東・河内洋厩舎)は5枠9番、
フェブラリーSの覇者ノンコノユメ(セ6、美浦・加藤征弘厩舎)は3枠5番、
米国から参戦のパヴェル(牡4、米・L.モラ厩舎)は2枠3番となっております。
発走は15時30分。枠順は以下の通りです。

 ( )内は性齢、騎手・調教師

1-1 アンジュデジール(牝4、横山典弘・昆貢)
2-2 ルヴァンスレーヴ(牡3、M.デムーロ・萩原清)
2-3 パヴェル(牡4、M.グティエレス・L.モラ)
3-4 アポロケンタッキー(牡6、小牧太・山内研二)
3-5 ノンコノユメ(セ6、内田博幸・加藤征弘)
4-6 アスカノロマン(牡7、太宰啓介・川村禎彦)
4-7 サンライズノヴァ(牡4、戸崎圭太・音無秀孝)
5-8 ケイティブレイブ(牡5、福永祐一・杉山晴紀)
5-9 サンライズソア(牡4、J.モレイラ・河内洋)
6-10 センチュリオン(牡6、吉田隼人・田村康仁)
6-11 オメガパフューム(牡3、C.デムーロ・安田翔伍)
7-12 ウェスタールンド(セ6、藤岡佑介・佐々木晶三)
7-13 ミツバ(牡6、松山弘平・加用正)
8-14 ヒラボクラターシュ(牡3、四位洋文・大久保龍志)
8-15 インカンテーション(牡8、三浦皇成・羽月友彦)

※出馬表は主催者発表のものと照合してください。

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6着までがJRAレコード更新に相当する超高速レース

 アーモンドアイ(父ロードカナロア)は、強烈に差した桜花賞より、楽々と抜け出した。オークスより、猛然と追い込んだ秋華賞よりも、さらにもっと強くなっていた。

 驚異のレコード2分20秒6を前にして、芝状態や、レースの流れをいう必要はないだろう。驚くべき牝馬の出現である。レースを終え2コーナーからスタンド前に戻るC.ルメールは、激走したアーモンドアイを気づかい、大切な宝物の息が少しでも早く戻るようにゆっくり戻ってきた。そうではない。ジャパンCのアーモンドアイのレースを見るために、スタンドの一番前に朝から位置していたファンに、この素晴らしい馬をもっと近くでよく見てもらえるように、ゆっくり近づいた。そういう配慮だったかもしれない。

「2分20秒6」。距離2400mの世界レコードに相当する勝ちタイム表示を見ながら、かつて、世界の強豪が毎年のように来日した当時のことを思い出した。1990年のキングジョージ6世&クイーンエリザベスSを制し、チャンピオンを自負する3歳牡馬ベルメッツ(父エルグランセニョール。オーナーはモハメド殿下)を連れて来日したイギリスのH.セシル調教師は、管理馬200頭をかかえる世界トップのトレーナーだった。

 しかし、S.コーゼンのベルメッツはあえなく1番人気で7着(0秒8差)に沈んでしまった。その結果に、H.セシル(2013年没)は、わたしたちは自分たちの英国馬の強さに自信がある。誇りもある。だが、こういう高速レースに遭遇すると「馬の強さの尺度は、多様であることを認めざるをえない」というトーンの談話を残したことがある。

 そのベルメッツの父エルグランセニョール(父ノーザンダンサー)は、アーモンドアイの祖母ロッタレース(父ヌレイエフ)の半兄である。

 ベルメッツの芝12Fの最高タイムは2分30秒台だった。当時、まだ枯れて茶色の東京の芝2400mを、自己の最高タイムを6秒以上も短縮する2分24秒0で乗り切った。だが、勝ったベタールースンアップ以下に遠く及ばなかった。今年の愛のカプリ(父ガリレオ)も、英のサンダリングブルー(父イクスチェンジレート)も、時計を5秒も6秒も短縮したが、上位ははるか前方だった。これはレースの形態(芝)があまりに異なったから仕方がない。トップホースは3〜4秒なら時計は短縮できるが、2分20秒6は、わたしたちにとっても想定外の超高速レースだった。

(ちょっと余計なことかもしれないが、パドックでイレ込んだ招待馬は前の馬とだいぶ離れた。そこに、撮影用のスマホを手にした日本のオーナーの知り合いと思える人びとが何人も前を横切って入ったのは、慣れない長時間のパドックを考えると、招待競走のホスト側としてスマートではなかった。非礼にも近かったろう)

 3歳牝馬アーモンドアイには、これではっきり世界展望が広がった。「まずは、ドバイ」という声が上がったが、アーモンドアイは多くの会員が支えるクラブ法人の所有馬なので、賢明な展望と思える。招待レースのドバイなら問題は生じない。オーバーホールして体調が整えば、GIドバイシーマクラシック2410m、あるいはGIドバイターフ1800mなら、おそらく負けないはずである。

 そのあとの展望は、来年は5歳牝馬となるエネイブル(父ナサニエル)の待つ凱旋門賞だろう。ロンシャンの芝2400mは、2分25秒0前後になる高速の芝の年もあれば、オルフェーヴルの2012年のように渋って2分37秒も要する年もある。アーモンドアイには、極端に馬場が悪化しない限り、エルコンドルパサー、ディープインパクト、ナカヤマフェスタ、オルフェーヴルを上回るようなレースを展開し、万能にも近い能力を発揮して欲しい。

 2011年のドイツ育ちの牝馬デインドリーム(父ロミタス)は、ドイツのバーデン大賞を2分37秒52で圧勝の直後に、仏ロンシャンの2400mを2分24秒49で独走している。

 大レコード更新の立役者となった4歳牡馬キセキ(父ルーラーシップ)は、迷うことなく主導権を主張し、自身は「1分11秒7-1分09秒2」=2分20秒9で乗り切った。天皇賞(秋)は、2000mなのでもうちょっとだけ速いペースで「59秒4-57秒6」=1分57秒0だった。ところが、今回の2000m通過も1分57秒2。同じスピードを保ったまま2400mを乗り切ったからすごい。川田騎手のペース判断は素晴らしかった。今回のキセキは、ひときわ馬体が光輝いていた。このキセキの快時計の中身は、天皇賞(秋)2000mはハロン平均「11秒70」。そして今回のジャパンC2400mも微差の「11秒74」である。

 こういう記録が生まれたとき、勝ったアーモンドアイのロンジンの自動計測タイムは「2分20秒60」なのか、あるいは「2分20秒69」だったのか。日本のレースだからあえて消している部分に興味がある。さすがにもうパートI国日本の時計表示は100分の1秒単位の方がいいだろう。香港だって、シンガポールだって、水泳も、陸上競技も、スキーも、各種スポーツ競技はみんな100分の1秒単位(ときには1000分の1秒単位の判定)でないと公式記録にならない時代である。だから、アーモンドアイの記録を世界レコードとは公言できない。いい加減だろう…となる。また、馬体重の2キロ単位もいまはJRAだけである。

 マッチレースになったアーモンドアイとキセキのあとは、あまりに高速すぎて離れてしまった。3着スワーヴリチャード(父ハーツクライ)、4着シュヴァルグラン(父ハーツクライ)、5着ミッキースワロー(父トーセンホマレボシ)、6着サトノダイヤモンド(父ディープインパクト)は、懸命に自己最高タイムを大幅に更新して2分21秒台で健闘したが、今回は仕方がない。従来のコースレコードが05年アルカセット(2着ハーツクライも同タイム)の2分22秒1なので、みんなJRAレコード更新に相当する。

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2018年11月28日

パヴェル
牡4歳
調教師:L.モラ(アメリカ)
父:Creative Cause
母:Mons Venus
母の父:Maria's Mon
ここに注目!
今年のダート2000メートル戦ではいずれも大きく離されているが、これはメンバーがかなり強力だったことに加え、少し距離も長かった印象。G1を完勝した左回りコースのダート1800メートルに舞台が替わるのはプラス材料だろう。国内外を問わず、遠征経験も豊富だ。

ゴールドドリーム
牡5歳
調教師:平田修(栗東)
父:ゴールドアリュール
母:モンヴェール
母の父:フレンチデピュティ
ここに注目!
他世代との対戦になった一昨年11月の武蔵野S(2着)以降、国内のレースに限ると1桁馬番で6戦して4勝、2着2回とパーフェクト連対。一方、2桁馬番では4戦して2着1回、着外3回と苦戦が目立つ。内枠の方が信頼度も上がる印象だ。

ルヴァンスレーヴ
牡3歳
調教師:萩原清(美浦)
父:シンボリクリスエス
母:マエストラーレ
母の父:ネオユニヴァース
ここに注目!
前々走までの6戦はいずれも後手を踏んだが、7戦目の前走で初めて五分のスタートを切れた。今回はJRAで初めてのG気鵬辰┐董▲好織鵐描阿らの発走。後手を踏まないためには、テンションが上がっていない方がいいだろう。

ケイティブレイブ
牡5歳
調教師:杉山晴紀(栗東)
父:アドマイヤマックス
母:ケイティローレル
母の父:サクラローレル
ここに注目!
前走時はプラス10キログラムで余裕残しに映っただけに、ひと絞りあれば理想的だ。JRAの左回りコースでは7戦して勝ち星なし。3歳時のレパードSでの2着が最高着順となっているが、充実期を迎えた今なら問題なさそうだ。

オメガパフューム
牡3歳
調教師:安田翔伍(栗東)
父:スウェプトオーヴァーボード
母:オメガフレグランス
母の父:ゴールドアリュール
ここに注目!
前走時の馬体重454キログラムが示すように、ダートのオープン馬にしてはコンパクト。実際、パドックで他馬と比較すると線が細く見えるが、それで走れているので心配はいらないのだろう。少々馬体重が増えるのは、むしろプラス材料と考えていい。

サンライズソア
牡4歳
調教師:河内洋(栗東)
父:シンボリクリスエス
母:アメーリア
母の父:スペシャルウィーク
ここに注目!
シンボリクリスエス産駒らしい勝ち気なタイプ。パドックではホライゾネットを着用し、他馬とは離れて周回することが多い。多少テンションが上がる程度なら大丈夫だろうが、極端にうるさいようだと割り引きたい。

インカンテーション
牡8歳
調教師:羽月友彦(栗東)
父:シニスターミニスター
母:オリジナルスピン
母の父:Machiavellian
ここに注目!
ダート馬にしては、パドックで柔らかく歩けるタイプ。実際、ダート1400メートルのプロキオンSで2着だったように、かなりのスピードを秘めている。雨の影響で速い時計が出やすい馬場コンディションになれば、より持ち味が生きるだろう。

サンライズノヴァ
牡4歳
調教師:音無秀孝(栗東)
父:ゴールドアリュール
母:ブライトサファイヤ
母の父:サンダーガルチ
ここに注目!
今年の7戦はいずれも東京競馬場のダート1400メートルか1600メートル。コーナーを4回通過する競馬は、昨年12月のオープン特別・師走S(中山・ダート1800メートル、2着)以来となる。この条件替わりにスムーズに対応できるかどうかが、結果を左右しそうだ。

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2018年11月27日

11月25日の京都12Rで行われた第63回京阪杯(3歳以上オープン、GIII、芝・内1200メートル、別定、18頭立て、1着賞金=3900万円)は、
北村友一騎手騎乗の1番人気ダノンスマッシュ(牡3歳、栗東・安田隆行厩舎)が8月の札幌・キーンランドC(2着)以来の実戦で、重賞初制覇を果たした。
タイムは1分08秒0(良)。

 レースはワンスインナムーンがハナを切ってダノンスマッシュはインの3番手。
直線、内ラチ沿いから抜け出し1馬身3/4馬身差でV。
熾烈な2着争いは後方から一気に脚を伸ばしてきたナインテイルズ(12番人気)がハナ差制し、
3着ダイアナヘイロー(11番人気)。
2番人気ワンスインナムーンは15着。
ダノンスマッシュは2011年のロードカナロアに続き父子制覇となった。

 ダノンスマッシュは、父ロードカナロア、母スピニングワイルドキャット、母の父ハードスパンという血統。
北海道新ひだか町・ケイアイファームの生産馬で、
馬主は(株)ダノックス。
通算成績は10戦4勝。
重賞は初制覇。
京阪杯は、安田隆行調教師は2011年ロードカナロアに次いで2勝目。北村友一騎手は初勝利。

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2018年11月26日

11月25日の東京11Rで行われた第38回ジャパンカップ(3歳以上オープン、GI、芝2400メートル、定量、14頭立て、1着賞金=3億円)は、
C.ルメール騎手騎乗の1番人気アーモンドアイ(牝3歳、美浦・国枝栄厩舎)が好位追走から最後の直線で逃げたキセキを交わして快勝した。
勝ちタイムは2分20秒6(良)のレコードタイム。
2012年ジェンティルドンナ以来6年ぶり史上2頭目の3歳牝馬によるジャパンC制覇。
そして7週連続で外国人騎手のGI勝利となった。

 同馬は今年、シンザン記念、桜花賞、オークス、秋華賞とここまで4戦4勝。
ぶっつけ本番だった秋華賞では14キロ増とさらにパワーアップした姿を誇示し、
上がり3ハロン33秒6の豪脚で史上5頭目となる牝馬3冠制覇を達成した。

 今回は初めての古馬との戦いであったが圧巻の走りを見せ、これで年間獲得賞金は7億円を超え、2012年にジェンティルドンナがマークした6億8173万8000円を更新。
3歳牝馬の年間最高獲得賞金記録となった。

 これでJRA・GI4勝目となり、JRA・GI年間4勝以上は、昨年のキタサンブラック以来8頭目。また、生産牧場のノーザンファームは、昨年のシュヴァルグランに続くジャパンカップ連覇で今年のJRA・GI12勝目。自身の持つJRA・GI年間最多勝記録を更新した。

 なお、2着は逃げ粘ったキセキ、3着にはスワーヴリチャードが入線。昨年の覇者で連覇を目指したシュヴァルグランは4着に敗れた。

 ジャパンCを勝ったアーモンドアイは、
父ロードカナロア、母フサイチパンドラ、母の父サンデーサイレンスという血統。
北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)シルクレーシング。
通算成績は7戦6勝。
重賞は18年シンザン記念(GIII)、桜花賞(GI)、オークス(GI)、秋華賞(GI)に次いで5勝目。
ジャパンCは管理する国枝栄調教師が初勝利、騎乗したC.ルメール騎手は09年ウオッカ以来となる2勝目。

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2018年11月25日

切れ味の勝負になればあの馬も侮れない

 断然の1番人気に支持される【5-1-0-0】の3冠牝馬アーモンドアイ(父ロードカナロア)は、2012年のジェンティルドンナにつづいて、史上2頭目の3歳牝馬の勝ち馬となれるだろうか。

 3冠牝馬ジェンティルドンナはあのとき【6-1-0-1】であり、東京2400mのオークスの内容は2分23秒6(上がり34秒2)だった。アーモンドアイは2分23秒8(上がり33秒2)。この時点でほとんど互角かそれ以上である。

 3歳牝馬で2着したのは1982年オールアロング(翌年の凱旋門賞馬)、1991年マジックナイト(直前の凱旋門賞2着)など史上4頭しかいないので、アーモンドアイが来期は海外(凱旋門賞…)へという展望は、ジャパンCを快走するとき具体化して不思議ない。

 今年のメンバーの中で、もっとも可能性にあふれ、さらに大きく広がる未来展望をかかげていいのが3歳牝馬アーモンドアイであるのは間違いない。

 しかし、単勝オッズは(1.3〜1.5倍)。どういう馬券で参加するにしても、相手(ライバル)を絞らなければいけない。

 2番人気でも4歳スワーヴリチャード(父ハーツクライ)を、逆転も望める相手の1番手にしたい。前回の天皇賞(秋)の敗因は、休み明けとあって入念に乗り込んでの出走だったが、当日は気迫一歩。落ち着きというより、気合が抜けていた。

 スタートであおり気味に両脚を上げると、着地する前にいきなり横からぶつけられてしまった。完全にリズムが狂った追走は、ロスをカバーしようと内に入れると、外から被されて外に回ることができなかった。最後の直線、一応は追う形をとったが、実際は3コーナーで人馬ともに勝ち負けはあきらめている。

 今回は、闘志の充実を図ろうと、間隔も考慮して強い調教をひかえている。好結果に結びつきそうに思える。

 ジャパンCに限らず、レースはふつう内枠有利だが、ジャパンCは創設からしばらく「14,10,14,10,15,10,11,16番…」。外枠の馬ばかりが勝ち続けた。理由は難しいが、力のある馬にトップ騎手が乗って、多頭数でコーナーを4回も通過するレースだと、タイトな馬群が形成されるほどに、プレッシャーを受けつづける内枠の馬はきびしくなるからだと考えられた。

 最近は内枠の勝ち馬が多い。強力な外国馬(騎手)の来日は少なくなり、タイトな馬群は生まれないからではないか、といわれる。しかし、今年の7人のカタカナ表記の騎手は、望みのない馬に乗っているわけではない。内がガラガラ空くようなレースにはならないだろう。

 スワーヴリチャードの外枠は、上手ではないスタートも考えると、かえって好材料。春の大阪杯でみせた後半1000m推定「56秒1」と同じようなロングスパートをかけて先頭に立ちたい。

 切れ味の勝負になって侮れないのは、4歳ミッキースワロー(父トーセンホマレボシ)。重賞勝ちは昨秋のセントライト記念2200mだけだが、あのレースの4コーナー手前からは「11秒3-11秒0」。これをミッキースワローは中団から一気に差し、最後11秒0の地点で2着アルアイン(皐月賞馬)を1馬身4分の3も突き放している。

 父がカンパニーと同じクラフティワイフ一族で、母の父はジャングルポケット(その父トニービン)。初の東京コースは合う可能性が高い。

selvas2 at 00:24コメント(0) 
11月24日の京都11Rで行われた第5回京都2歳ステークス(2歳オープン、GIII、芝・内2000メートル、馬齢、9頭立て、1着賞金=3300万円)は、
ジョアン・モレイラ騎手騎乗の1番人気クラージュゲリエ(牡、栗東・池江泰寿厩舎)が
9月の札幌2歳S(3着)以来の実戦で、初重賞勝ちを決めた。
タイムは2分1秒5(良)。

 後方から2頭目を追走したクラージュゲリエは4コーナー手前でグイグイ進出。
直線入り口では馬と馬の間を文字通りこじ開けて先頭に立つと、
外から迫るブレイキングドーンを振り切った。
2着ブレイキングドーン(4番人気)との着差は半馬身差。
さらに3馬身半差遅れた3着に外から追い込んだワールドプレミア(2番人気)。

 京都2歳ステークスを勝ったクラージュゲリエは、
父キングカメハメハ、母ジュモー、母の父タニノギムレットという血統。
北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、
馬主は(有)キャロットファーム。
通算成績は3戦2勝。
重賞初制覇。
京都2歳Sは、池江泰寿調教師、ジョアン・モレイラ騎手ともに初優勝。
池江泰寿調教師はオープン特別時代の2013年京都2歳Sをトーセンスターダムで優勝している。

 ◆ジョアン・モレイラ騎手(1着 クラージュゲリエ)「とてもいい馬です。いいスタートが切れて、満足のいくポジションが取れました。直線に向いて、スペースがあいたときの馬の反応も非常に良かった。今日は馬のフィーリングがとてもよかった。これからもっと良くなっていくと思うが、今のフィーリングならクラシックも意識できる馬だと思う」

selvas2 at 00:21コメント(0) 

2018年11月24日

トップクラスの能力基準の1頭になって不思議ない馬

 2歳馬の重賞体系がかなり変化している。秋後半の「東京スポーツ杯2歳S1800m→京都2歳2歳S2000m→ホープフルS2000m」とつづく中距離重賞が、来期の牡馬クラシックを展望する男馬にとっては重要なレース。

 京都2歳Sは重賞に昇格して今回がまだ5年目だが、第一回の3着馬にシュヴァルグラン(日曜のジャパンC出走)がいた。重賞になる前には、12年エピファネイア、09年ヴィクトワールピサ、08年アンライバルドなどが快走したレースであり、2歳馬の始動が早まっている現在、11月末に京都2000mで行われるこの重賞はさらに重要度を増すことになる。

 今年、11月17日の東京スポーツ杯2歳Sは、8番人気のニシノデイジー(父ハービンジャー)、7番人気アガラス(父ブラックタイド)、4番人気ヴァンドギャルド(父ディープインパクト)…の決着で、人気上位勢はそろって4着以下だった。

 そこで、あのレースはまだ勢力図のベースにはならないだろうとされているが、ここにはニシノデイジーの勝った札幌2歳S1800mを、0秒1差の3着だった当時1番人気のクラージュゲリエ(父キングカメハメハ)が出走する。また、6月の新馬でブレイキングドーン(父ヴィクトワールピサ)に完敗したアドマイヤジャスタは、京都2000mの紫菊賞を勝って目下【2-1-0-0】。ブレイキングドーンが除外になった京都1800mの萩ステークスを楽勝したサートゥルナーリアは【2-0-0-0】なので、クラージュゲリエ、ブレイキングドーンのレース内容によっては、2歳牡馬世代の最初の勢力図のベースが浮かび上がってくる可能性もある。

 再びモレイラが騎乗するクラージュゲリエに注目したい。新馬は中団でもまれて一旦下がり、最後の直線は一番外へ。最後11秒3−11秒3の高速上がりを楽に差し切って上がり最速の34秒0。前回の札幌2歳Sも決してすんなり好位追走ではなく、気を抜いたりしながら、エンジンがかかってから最後の直線は一番外へ…。負けはしたが上がり36秒8は最速だった。

 半兄のプロフェット(父ハービンジャー)はちょっと脚の使いどころが難しく伸び悩んでいるが、弟の方が切れるタイプだろう。この頭数のわりに注目馬が4頭も5頭もそろったが、トップクラスの能力基準の1頭になって不思議ない馬としてクラージュゲリエのレース内容に注目したい。

selvas2 at 00:12コメント(0) 

2018年11月23日

ジャパンカップは12年連続、日本馬が勝ち続けている。近年、参戦する外国馬のレベルが高いとは思えないが、それでも日本馬は地の利だけでなく、世界に通用する実力を示しているのだろう。

 1番人気馬は(3322)と安定している。10年で5勝をあげている牝馬は、特に要注意だ。
 スピード指数上は、前走指数や平均指数の上位馬たちが連軸の中心で、なかでも、前走指数上位馬は連軸の最有力候補になる。古馬の場合、指数上位であることが上位進出の条件だといえそう。


 今年は、アーモンドアイ、キセキ、サトノクラウン、サトノダイヤモンド、スワーヴリチャード、ノーブルマーズ、シュヴァルグランなどが指数の上位馬だ。

 近年、ジャパンカップは、かつてのようなハイペースにはならない。スローペース気味のペースで、直線の差し脚比べが多い。当然、鋭い差し脚は必須条件だ。

 鋭い差し脚ではアーモンドアイが抜けた存在だ。
 この秋、牝馬3冠を達成して、目下5連勝中。新馬戦こそ2着に負けたが、そのデビュー戦からすべて、メンバー最速の上り指数を示してきた。前走の秋華賞では、「その位置から届くのか」と、少し不安に思うような後方から、難なく1馬身半の差をつけて快勝した。直線、アーモンドアイの差し脚はいつも圧倒的な力差を見せつけるものだった。

 アーモンドアイのオークスでのスピード指数は、同距離のダービーの勝ち馬ワグネリアンを大きく上回っている。また秋華賞の指数は、牡馬を含んだ現3歳世代の最高指数でもある。

 ジャパンカップは初の古馬相手のレースになるが、前走指数も最上位にランクされ、指数上でも最も勝利に近いだろう。また、3歳牝馬は53キロの負担重量で乗れる。差し脚に懸けるアーモンドアイだけに、古馬との4キロの負担重量差は断然有利に思える。ここは初の古馬相手でも、不動の中心と評価したい。

 先の話になるが、ウォッカ、ブエナビスタ、ジェンティルドンナ、ダイワスカーレットなどに並ぶ、あるいはそれを上回る実績をあげ、アーモンドアイも歴史に残る名牝の道を歩むことになるのではないか。

 アーモンドアイの相手は、キセキ、サトノダイヤモンド、シュヴァルグランなど、先行各馬の前残りが有力だ。

 芝1200メートルの京阪杯。
 今年の指数上位は、エスティタート、カルヴァリオ、ワンスインナムーン、ベステンダンク、ダノンスマッシュ、アレスバローズ、ビップライブリーなど。

 逃げるのは前走G1スプリンターズSを果敢に逃げて6着に粘っていた5歳牝馬のワンスインナムーン。そのペースを考えればスローペースはないはず。

 ワンスインナムーンの逃げるペースを追走して、直線でも、脚を残せそうな馬はベステンダンク、ダノンスマッシュ、ビップライブリーなどだが、案外、スタミナ上位のワンスインナムーンが、そのまま楽に逃げきってしまうのではないか。

 前が止まって、鋭い差し脚が生きるとすると、アレスバローズ、カルヴァリオ、アサクサゲンキ、ナガラフラワーなどが有力馬に浮上しそうだ。


 今年で5年目のラジオNIKKEI杯京都2歳S。
 指数上位は、クラージュゲリエ、ワールドプレミア、ミッキーブラック、スズカカナロア、セイカヤマノなど。

 極端なスローペースはないとすると、スタミナ上位で札幌2歳S3着のクラージュゲリエが中心になりそう。相手はワールドプレミアだろう。

 ただ、逃げ馬不在でスローペースになれば、ペルソナデザイン、ブレイキングドーン、ミッキーブラックなどの鋭い差し脚が、勝負の決め手になるかもしれない。

selvas2 at 18:30コメント(0) 

2018年11月22日

11月25日(日曜)

第38回ジャパンカップ(G機謀豕競馬場・芝2,400m

世界へ咆哮、最強の王者。

25日に東京競馬場で行われる、第38回ジャパンC(3歳上・GI・芝2400m・1着賞金3億円)の枠順が22日確定しました。

牝馬3冠を達成し、今回は古馬に挑むアーモンドアイ(牝3、美浦・国枝栄厩舎)は1枠1番からのスタートとなりました。
天皇賞・秋10着からの巻き返しを期すスワーヴリチャード(牡4、栗東・庄野靖志厩舎)は7枠11番、
京都大賞典で久々の勝ち星を挙げたサトノダイヤモンド(牡5、栗東・池江泰寿厩舎)は3枠3番に入りました。

天皇賞・秋で3着のキセキ(牡4、栗東・中竹和也厩舎)は5枠8番、
昨年の覇者シュヴァルグラン(牡6、栗東・友道康夫厩舎)は6枠9番、
愛ダービー馬カプリ(牡4、愛・A.オブライエン厩舎)は7枠12番となっております。
発走は15時40分。
枠順は以下の通りです。

 ( )内は性齢、騎手・調教師

1-1 アーモンドアイ(牝3、C.ルメール・国枝栄)
2-2 ハッピーグリン(牡3、服部茂史・田中淳司)
3-3 サトノダイヤモンド(牡5、J.モレイラ・池江泰寿)
3-4 サトノクラウン(牡6、W.ビュイック・堀宣行)
4-5 ミッキースワロー(牡4、横山典弘・菊沢隆徳)
4-6 サンダリングブルー(セ5、F.ベリー・D.ムニュイジエ)
5-7 サウンズオブアース(牡7、田辺裕信・藤岡健一)
5-8 キセキ(牡4、川田将雅・中竹和也)
6-9 シュヴァルグラン(牡6、C.デムーロ・友道康夫)
6-10 ガンコ(牡5、蛯名正義・松元茂樹)
7-11 スワーヴリチャード(牡4、M.デムーロ・庄野靖志)
7-12 カプリ(牡4、R.ムーア・A.オブライエン)
8-13 ノーブルマーズ(牡5、高倉稜・宮本博)
8-14 ウインテンダネス(牡5、内田博幸・杉山晴紀)

※出馬表は主催者発表のものと照合してください。

selvas2 at 11:19コメント(0) 
アレスバローズ
牡6歳
調教師:角田晃一(栗東)
父:ディープインパクト
母:タイセイエトワール
母の父:トニービン
ここに注目!
初重賞制覇となったCBC賞から続く北九州記念と連勝し、今年のサマースプリントシリーズ王者に輝いた。前走のスプリンターズSは14着とG気諒匹砲呂擁屬気譴燭、G靴覆藜太咯絨漫自慢の末脚を生かして豪快な差し切りを見せることができるのか、注目だ。

ダノンスマッシュ
牡3歳
調教師:安田隆行(栗東)
父:ロードカナロア
母:スピニングワイルドキャット
母の父:Hard Spun
ここに注目!
初めての芝1200メートルだった前々走の1600万下函館日刊スポーツ杯(函館)を快勝し、才能が開花。前走のキーンランドCでは2着に好走した。父はスプリントG5勝の名スプリンター。偉大な父の血を受け継ぎ、来年の飛躍へむけてここで弾みをつけたいところだ。

エスティタート
牝5歳
調教師:松永幹夫(栗東)
父:ドリームジャーニー
母:スキッフル
母の父:トニービン
ここに注目!
半兄フラガラッハ(父デュランダル)は5歳時と6歳時に中京記念を連覇。同じく半兄のフェルメッツァ(父ディープインパクト)も6歳時に小倉記念3着があるように、晩成型の血統と言える。本馬も、本格化の気配が漂う今なら楽しみは十分だ。

ワンスインナムーン
牝5歳
調教師:斎藤誠(美浦)
父:アドマイヤムーン
母:ツーデイズノーチス
母の父:ヘクタープロテクター
ここに注目!
過去10年で逃げ切り勝ちが4度もあるように、京阪杯は前に行く馬に有利な傾向がある。G気任皀魯覆鮹イΔ曚匹離好圈璽匹鯤飮する本馬なら、楽に先手を奪うことができるはず。これまで重賞では2着が最高も、いよいよ初制覇のチャンスがやってきた。

アンヴァル
牝3歳
調教師:藤岡健一(栗東)
父:ロードカナロア
母:アルーリングボイス
母の父:フレンチデピュティ
ここに注目!
デビュー2戦目から3連勝を果たした才女が、前走のオープン特別・オパールS(京都・芝1200メートル)で復活の勝利を挙げた。母も2歳時に重賞を勝ち、4歳時にも重賞で2着に入っており、仕上がりの早さと成長力を持ち合わせている牝系の出身だ。

ダイメイフジ
牡4歳
調教師:森田直行(栗東)
父:アグネスデジタル
母:ダイメイダーク
母の父:ダンスインザダーク
ここに注目!
近2走は重賞で思うような結果を出せていないが、もともと暑さが苦手なタイプ。3月のG掘ΕーシャンSで3着の実績もあるように、持っている力さえ出せれば重賞でも十分戦えるだけの実力の持ち主だ。立て直された今回、初めてのタイトルを手にしたい。

アサクサゲンキ
牡3歳
調教師:音無秀孝(栗東)
父:Stormy Atlantic
母:Amelia
母の父:Dixieland Band
ここに注目!
半姉ラビットラン(父Tapit)は3歳時にローズSを制した後は思うような結果が出なかったが、4歳の今年8月に地方交流重賞を勝利。本馬も2歳時に小倉2歳Sを制してから勝ち星から遠ざかっているが、成長力のある母系でもあり、まだまだ伸びしろがありそうだ。

ダイアナヘイロー
牝5歳
調教師:大根田裕之(栗東)
父:キングヘイロー
母:ヤマカツセイレーン
母の父:グラスワンダー
ここに注目!
前走のセントウルSは11着と精彩を欠いたが、レース後に鼻出血が判明し、スプリンターズSへの出走を見送ることになった。今回は仕切り直しの一戦。しっかりと休養を終え、フレッシュな状態で出走できるだけに、また違った姿を見せてくれるはずだ。


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2018年11月21日

クラージュゲリエ
牡2歳
調教師:池江泰寿(栗東)
父:キングカメハメハ
母:ジュモー
母の父:タニノギムレット
ここに注目!
デビュー戦ではパドックを淡々と周回できていたが、前走時はテンションが高く、ゲート内でも落ち着きがなかった。迎える3戦目、前走以上に落ち着きがないようだと不安ありと言えるだろう。なるべく馬体重を減らさず、平常心でレースに向かいたい。

ワールドプレミア
牡2歳
調教師:友道康夫(栗東)
父:ディープインパクト
母:マンデラ
母の父:Acatenango
ここに注目!
デビュー戦のレースぶりが示すように、現時点では相手に合わせて走っている印象。推定上がり3ハロンタイムの34秒9も決して速くはない。極端に上がりが速くなった時にスムーズに対応できるかどうかが、勝敗の鍵となる。

ミッキーブラック
牡2歳
調教師:音無秀孝(栗東)
父:ブラックタイド
母:マラコスタムブラダ
母の父:Lizard Island
ここに注目!
パドック、返し馬共に落ち着きがあるタイプ。だからこそレースにいっても鞍上の自由自在に動けるのだろう。今回は初の当日輸送での競馬となるが、極端にうるさくなっていない限り、自分の力を出せるはずだ。

ラヴズオンリーユー
牝2歳
調教師:矢作芳人(栗東)
父:ディープインパクト
母:ラヴズオンリーミー
母の父:Storm Cat
ここに注目!
今回の登録馬のうち、推定上がり3ハロンタイム33秒台をマークしたことがあるのは本馬だけ。もちろん、時計はコースや馬場状態に左右されるものだが、瞬発力勝負になった時には、速い上がりを使った経験が生きてくるだろう。

ショウリュウイクゾ
牡2歳
調教師:佐々木晶三(栗東)
父:オルフェーヴル
母:ショウリュウムーン
母の父:キングカメハメハ
ここに注目!
6月以来の実戦。しかも、成長期を休養に充てただけに、大幅に馬体重が増えていても太め残りとは限らないはずだ。数字に惑わされることなく、パドックでは腹回りが緩んでいないかどうか、しっかりとチェックをしたい。

ブレイキングドーン
牡2歳
調教師:中竹和也(栗東)
父:ヴィクトワールピサ
母:アグネスサクラ
母の父:ホワイトマズル
ここに注目!
競走除外となった10月27日のオープン特別・萩Sでは、パドックからテンションの高さが目立ち、本馬場入場後に騎手を振り落として放馬した。レースで全能力を発揮するには、パドックを適度な気合乗りで周回することが求められそうだ。

ミヤケ
牡2歳
調教師:村山明(栗東)
父:ディープブリランテ
母:チャチャリーノ
母の父:Unbridled's Song
ここに注目!
牡馬にしては腹回りをすっきりと見せるタイプ。まして今回は北海道遠征を挟んでの中2週となるだけに、体調面が大きなポイントとなるだろう。馬体重は増えていても問題なく、逆に大きく減っているようだと割り引きたい。

スズカカナロア
牡2歳
調教師:橋田満(栗東)
父:ロードカナロア
母:エカルラート
母の父:ハーツクライ
ここに注目!
ロードカナロア産駒だけに芝2000メートルへの距離延長が気になるが、大きなフットワークはむしろ中距離向きのイメージ。少頭数の2歳戦とあってスローペースになる可能性も高く、克服できると考えたい。


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2018年11月20日

ビュイック騎手はまた一段と乗れる騎手になった

 流れは速くならないだろう…と予測された。マイルのチャンピオン級がそろって人気も割れた。1分33秒3の1〜2着馬こそ「0秒2」だけ抜けたが、そのあとはクビ差、ハナ差がつづき、1分33秒9で15着のブラックムーン(18番人気)までわずか「0秒6」差の大接戦だった。

 人気上位馬とはいえ、3着まで「1番、2番、3番…」。レース全体のバランスがスロー「前半35秒0-47秒1」、「後半46秒2-34秒5」=1分33秒3(1000m通過58秒8)だったため、みんなに余力があり4コーナーを回った馬群は横に大きく広がった。この週からCコースに移り、内ラチ沿いの芝も悪くない。結果は内を突くことに成功した内枠の馬がかなり有利だったかもしれない。

 3歳牡馬ステルヴィオ(父ロードカナロア)は、管理する木村哲也調教師とともにGI初制覇。いつもは直線強襲だが、前回あたりから少し自在性を増したところに、W.ビュイック騎手(30)。2014年からゴドルフィンの主戦なので、19頭立て、20頭立ての凱旋門賞にも乗っている。欧州のジョッキーは枠の有利不利をかなり重視するから、少し気合を入れて好位のインにつけた。たまたまマイルCSにしては前出のスローペースになったから、ムリな追走にならなかったのもラッキー。また、ステルヴィオも3歳の秋になり、馬群のイン追走も平気になっていた。先に抜け出したアルアイン(父ディープインパクト)の内に突っ込み猛然と抜けてみせた。

 W.ビュイックは日本でのGI制覇はこれが初めてだが、今年は「UAE、香港、イギリス、アイルランド、フランス、USA」でGIを勝っている。12年、13年、14年の来日でJRA重賞はすでに4つ勝っていたが、また一段と乗れる騎手になった。

 種牡馬ロードカナロアは初年度産駒がこの1年間でGI競走4勝となり、現在、2歳と3歳の2世代だけで全国総合種牡馬ランキング8位まで進出しているのはすごい。

 2着した昨年の勝ち馬4歳ペルシアンナイト(父ハービンジャー)にとっても、追走が楽なペースで、なおかつマイルCSにしては少し時計がかかる芝も有利だった。勝ったステルヴィオのさらに内に突っ込んだ直線、ちょっと狭くなる不利もあったが、あれは仕方がないだろう。M.デムーロの連対率は4割を大きく超えているから不振などということは全然ないが、今回も頭差2着。この秋、ことGIでは勝ち運に見放されている。

 3着アルアイン(父ディープインパクト)は、3歳1月のシンザン記念以来のマイル戦。この楽なペースだから、とまどうことなくスムーズに2番手追走になった。もともとマイラー体型にも映り1600mにはまったく問題なかったが、スロー過ぎてことがうまく運び過ぎたかもしれない。勢いよく突っ込んできた差しタイプに並ばれたのが誤算。爆発力勝負には慣れていなかった。先頭のアエロリット(父クロフネ)が粘りに粘るところを必死に追撃するような展開のほうが好ましかった。

 そのアエロリット。「47秒1→58秒8→」のペースで途中から主導権をにぎって12着に沈むような馬ではない。死角があればここまで【0-0-0-2】の関西圏への遠征競馬と、1勝しかしていない右回りとされていたが、落ち着き払った気配、ふっくらみせる馬体から、そんな不安はないと思えた。「最後はワンペースなのか、回りが合わないのか…」騎乗したR.ムーアも失速の凡走に首をかしげた。牝馬だからこういう敗戦がないとはいえないが、体調不安になどつながらないことを望みたい。

 1番人気のモズアスコット(父フランケル)は、陣営が「直線入り口での接触の不利があまりに痛かった」とするように、大きくバランスを崩している。ただ、イレ込んでいるわけではないのに妙に落ち着きがなく、いつも以上に発汗していた。このスローなのに3コーナーで下がったあたり、道中、ルメールも自信がないかのように映った。

 モズアスコットも、アエロリットも完敗とはいえ、勝ち馬との差は「0秒5」だけ。記録上は惨敗ではないが、1〜2番人気馬の凡走はちょっと残念だった。日本のフランケル産駒はモズアスコットが【5-4-0-4】。ソウルスターリングが【4-0-2-6】。ミスエルテが【2-0-0-8】。天才の産駒は、意外に難しい一面があるのかもしれない。

 ロジクライ(父ハーツクライ)も、少しかかり気味だったとはいえ、このペースで先行して14着にまで後退は残念。C.デムーロは「相手が強かった」と振り返ったというが、そんなに弱くはないと思うので、この次の評価は難しい。

 猛然と突っ込んできたディープインパクト産駒の3歳カツジ、5歳ミッキーグローリーが、上がり33秒台前半で伸びて小差の4着、5着。こちらは枠順にもペースにも恵まれず、流れひとつでもっと好勝負だった。マイル路線は今回の大接戦が示したように、互角の能力を秘めた馬がいっぱい存在するという勢力図だろう。

selvas2 at 22:45コメント(0) 
カプリ
牡4歳
調教師:A.オブライエン(アイルランド)
父:Galileo
母:Dialafara
母の父:Anabaa
ここに注目!
昨年の愛ダービー(G1・アイルランド。芝2400メートル)と英セントレジャー(G1・イギリス。芝2900メートル)を連勝した実力馬。今年も凱旋門賞(フランス。芝2400メートル、5着)、英チャンピオンS(イギリス。芝1990メートル、4着)とトップ中のトップG1で善戦した。今季はまだ4戦で、余力を残していそうだ。

サンダリングブルー
せん5歳
調教師:D.ムニュイジエ(イギリス)
父:Exchange Rate
母:Relampago Azul
母の父:Forestry
ここに注目!
重賞勝ちとG1好走は、いずれも左回りで長い直線を持つ競馬場でのもの。東京・芝コースは向きそうだ。スウェーデン、カナダと海外遠征で好結果を残している点も、プラス材料と言える。

アーモンドアイ
牝3歳
調教師:国枝栄(美浦)
父:ロードカナロア
母:フサイチパンドラ
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
今年の桜花賞、オークス、秋華賞を制して、2012年のジェンティルドンナ以来となる牝馬三冠を達成。秋華賞後は放牧を挟み、11月8日に美浦トレーニング・センターへ帰厩し、本レースに向けて順調に調整されている。一線級の牡馬が相手でも、主役の座は譲れない。

シュヴァルグラン
牡6歳
調教師:友道康夫(栗東)
父:ハーツクライ
母:ハルーワスウィート
母の父:Machiavellian
ここに注目!
昨年の本レースでは、逃げ切りを図るキタサンブラック(3着)を残り100メートルで捕らえ、最後はレイデオロ(2着)の追い上げを力強く振り切って見事に優勝した。今年も昨秋と同様に京都大賞典からの臨戦過程で、史上2頭目となるジャパンカップ連覇を目指す。

サトノダイヤモンド
牡5歳
調教師:池江泰寿(栗東)
父:ディープインパクト
母:マルペンサ
母の父:Orpen
ここに注目!
3歳時に菊花賞、有馬記念を制した実績馬。昨秋のフランス遠征後はひと息の成績が続いていたが、前走の京都大賞典で昨年3月の阪神大賞典以来の勝ち星を挙げて、再び上昇ムード。今回、3つ目のG汽織ぅ肇覲容世鯀世Α

スワーヴリチャード
牡4歳
調教師:庄野靖志(栗東)
父:ハーツクライ
母:ピラミマ
母の父:Unbridled's Song
ここに注目!
1番人気に支持された前走の天皇賞(秋)は10着。ただ、騎乗したM.デムーロ騎手が「スタートと4コーナーで他の馬と接触するシーンがありました。久々の分か気持ちも入らなかった感じです」と振り返ったように、敗因は明白だ。ジャパンカップの舞台で捲土重来を期す。

キセキ
牡4歳
調教師:中竹和也(栗東)
父:ルーラーシップ
母:ブリッツフィナーレ
母の父:ディープインパクト
ここに注目!
不良馬場で行われた昨年の菊花賞を優勝。今秋は毎日王冠3着、天皇賞(秋)3着と見せ場たっぷりの走りを続けている。ここは豪華メンバーがそろったが、400メートルの距離延長で豊富なスタミナを生かせれば、引けは取らないはずだ。

マカヒキ
牡5歳
調教師:友道康夫(栗東)
父:ディープインパクト
母:ウィキウィキ
母の父:フレンチデピュティ
ここに注目!
3歳9月のニエル賞(G2、フランス。芝2400メートル)以来2年以上勝ち星から遠ざかっているものの、前々走の札幌記念でサングレーザー(1着)のハナ差2着に入り、地力健在をアピール。日本ダービーを制した東京・芝2400メートルの舞台で、復活の勝利が期待される。


selvas2 at 00:30コメント(0) 

2018年11月19日

11月18日の京都11Rで行われた第35回マイルチャンピオンシップ(3歳以上オープン、GI、芝・外1600メートル、定量、18頭立て、1着賞金=1億1000万円)は、
ウィリアム・ビュイック騎手騎乗の5番人気ステルヴィオ(牡3歳、美浦・木村哲也厩舎)が
直線インをこじ開けて伸びてGI初制覇。
タイムは1分33秒3(良)。

 先手を取ったのはアルアインとロジクライ。
2頭が並んで逃げる形を、3コーナー手前からスッと動いてハナに立ったのがR.ムーア騎乗のアエロリット。直線は横一戦に広がった大激戦。内めをついて出たステルヴィオが、さらに最内から伸びてきたペルシアンナイトをアタマ差抑えて優勝。

 ステルヴィオで叩き合いを制したウィリアム・ビュイック騎手はこれが日本でのGI初制覇。
ゴドルフィンのイギリス&UAEでの主戦であるW.ビュイック騎手は、今年は日本を含めた7カ国でGI・9勝目。

 アタマ差の2着に昨年の覇者ペルシアンナイト(3番人気)、
2着馬からさらに1馬身1/4差遅れた3着には先行して内めを粘ったアルアイン(4番人気)。
1番人気のC.ルメール騎乗モズアスコットは中団の後ろを追走して伸び切れず13着に敗れた。

 マイルチャンピオンシップを勝ったステルヴィオは、
父ロードカナロア、母ラルケット、母の父ファルブラヴという血統。
北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、
馬主は(有)サンデーレーシング。
通算成績は9戦4勝。
重賞は2018年フジテレビ賞スプリングS・GIIに次いで2勝目。
マイルCSは、木村哲也調教師、ウィリアム・ビュイック騎手ともに初優勝。

 ◆ウィリアム・ビュイック騎手(1着 ステルヴィオ)「今回、初めて日本でGIを勝てて、いろいろな方々のサポートに感謝しつつ、うれしさをかみしめています。当初の作戦は中団から、でしたが、スタートが良かったので引かずにそのまま行きました。ペースもそんなに速くなかったし、思った通りの競馬ができました」

selvas2 at 00:30コメント(0) 

2018年11月18日

全国の自治体や企業のキャラクターが人気を競う「ゆるキャラグランプリ2018 in 花園〜ラグビーのまち東大阪〜」の最終結果が18日、大阪府東大阪市の花園中央公園で発表され、ご当地部門は埼玉県志木市文化スポーツ振興公社の「カパル」が日本一に輝いた。今年はインターネット投票をめぐって一部自治体の「組織票」が判明し、賛否を呼んだ。今月1日時点のインターネット投票暫定4位からの逆転V。今回が最後の挑戦で、有終の美を飾った。2位に福岡県大牟田市の「ジャー坊」、3位に三重県四日市市の「こにゅうどうくん」が入った。

 カパルはネット投票88万2095票、決戦投票7251票、合計88万9346票。2位・ジャー坊の合計84万3682票に4万票の大差をつけた。

 同行した女性スタッフは「本当にありがとうございます。8月1日に最後の挑戦としてエントリーして、3カ月間、呼び掛けてきました。カパルがわがままで、つらいこともありましたが、その分、てっぺんを獲れて、うれしいです。皆さんの力があったおかげだと思います」と感涙。カパルは右拳を突き上げ、喜びを表現した。

 カパルはカッパがモチーフ。2012年から出場している“ベテランゆるキャラ”だが、今回での勇退を決めている。母体の同公社は職員6人、アルバイト数人で、カパルも「組織票を持たない弱小団体がどこまでいけるか」と燃えていた。

 00年、志木市民会館職員の落書きから誕生。公式キャラに採用され、広報誌に登場したものの、次の号で広報誌が廃刊の憂き目に。約10年間忘れ去られていたが、折からのゆるキャラブームに乗り、11年に“復活”。微妙なビジュアルの上、公式ツイッターもスパムメールと誤解され、2度の凍結措置を受けるなど不遇な目に遭い続けている。ただ、ツイッター上での「変態は褒め言葉」というゆるキャラらしからぬつぶやきもあり、知る人ぞ知る人気キャラとなった。

 8回目となる今年はご当地キャラクター507体、企業のキャラクター402体がエントリー。8月1日から11月9日までインターネット投票が実施され、同17〜18日に来場者による決選投票(倍率3倍)が行われた。

 スポニチ本紙6日付の報道で「組織票」が発覚。今月1日時点の暫定1位「こにゅうどうくん」の三重県四日市市、同2位「ジャー坊」の福岡県大牟田市、同3位「一生犬鳴!イヌナキン!」の大阪府泉佐野市、3市ともフリーメールアドレスなどで大量に得たIDを職員らに配布するなどの手法で票を投じていた。この問題は、NHK「クローズアップ現代+」でも取り上げられるなど、大きな関心を集めた。「やり過ぎだ」「ゆるキャラに罪はない」などの意見が出た。

 過去の日本一は11年=熊本県「くまモン」、12年=愛媛県「バリィさん」、13年=栃木県「さのまる」、14年=群馬県「ぐんまちゃん」、15年=静岡県浜松市「出世大名家康くん」、16年=高知県須崎市「しんじょう君」、17年=千葉県成田市「うなりくん」。

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やがては中距離もこなしてくれる、そういう未来に期待したい

 東京1600mにコースレコードタイの1分31秒3(今春の安田記念1着)、京都1600mにはコースレコードと0秒2差の1分31秒5(今春のマイラーズC2着)がある4歳モズアスコット(父フランケル)は、ここまでキャリア12戦だけ。マイル戦も【3-1-0-0】。まだこれからさらにパワーアップするだろう。ここまでの全5勝はマイル以下だが、15年の勝ち馬モーリスや、父フランケルのように、やがて2000mもこなしてくれる可能性が高い。そういう未来に期待したい。

 尻が大きく映る腰回りの強調された身体つきは、父フランケル(その父ガリレオ)も、母の父ヘネシー(その父ストームキャット)にも共通する体型だが、このモズアスコットは、父フランケルも、その母の父デインヒルも、一方で母方の父ヘネシーも、3代母の父ニジンスキーも「ノーザンダンサー直父系の種牡馬」なので、血統図にするとノーザンダンサーの「4×5×5×5」となる。

 ダイヤモンドにも例えられた20世紀最大の種牡馬ノーザンダンサーの名前が4回もするのは、いかにも近年の活躍馬らしい血統背景といえる。ノーザンダンサーの血がちりばめられていれば有力馬なのか。そんなことはないが、パワー兼備のスピード能力に優れ、少々苦しくなってもそのスピードを持続させ、さらに伸びる闘志があるのがマイルのチャンピオンであり、それはノーザンダンサー(系)の最大の特質でもある。

 半世紀も前の大種牡馬ノーザンダンサーの影響力はもう薄れただろう。というと、さすがにノーザンダンサーの「3×4」とかの時代ではないが、必ずしも薄れたとはいえない。今回のマイルCSの出走馬で、ノーザンダンサーのクロス(5代血統表に登場する種牡馬31頭のなかに、その名が複数回出現)がないのは、アルアインとレーヌミノルのたった2頭だけ。ほかの16頭にはすべてノーザンダンサーのクロスがある。今年も出走する2017年の勝ち馬ペルシアンナイトは、この偉大な種牡馬の「4×5×5」であり、16年のミッキーアイルは「4×5×5×5」。15年のモーリスも「4×5×5×5」だった。

 ペルシアンナイトは6代血統表に拡大すると「4×5×5×6」となる。そうすると、もう3年連続して血統表にノーザンダンサーが4回以上登場する馬が勝ち続けていることになる。そういう時代に移ったのだろう。ノーザンダンサーは半世紀も前の馬になったが、遠い昔のハイペリオンや、セントサイモンと同様、時が経ち、4代前や、5代前に盛んに登場するケースが増えたことにより、いやでもクロスが生じる。そこで影響力が薄れたとはいえないのである。

 今年、ノーザンダンサーが5代血統表に3回以上登場してクロスするのは、「エアスピネル、カツジ、ペルシアンナイト、ミッキーグローリー、モズアスコット」の5頭だが、4本もクロスするのはモズアスコットと、6代前まで拡大したときのペルシアンナイトの2頭だけだった。

 こんなことは取るに足らない検討要素の一つだが、血統とは血のつながりのことであり、近親交配の多いサラブレッドの場合、明らかに「血は生きている」のである。

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2018年11月17日

11月17日の東京11Rで行われた第23回東京スポーツ杯2歳ステークス(2歳オープン、馬齢、GIII、芝1800メートル、16頭立て、1着賞金=3300万円)は、
勝浦正樹騎手騎乗の8番人気ニシノデイジー(牡、美浦・高木登厩舎)が直線で馬場の内から中を割って抜け出すと、後続を抑え込んで快勝。
札幌2歳S優勝から久々の実戦で大激戦となったレースを制した。
タイムは1分46秒6(良)。

 ハナ差2着は7番人気アガラス、
3着にはさらにアタマ差で4番人気のヴァンドギャルドが入った。
1番人気に支持されたルヴォルグはスタートで出負けして9着に敗れた。

 勝ったニシノデイジーは、
父ハービンジャー、母ニシノヒナギク、母の父アグネスタキオンという血統。
北海道浦河町・谷川牧場の生産馬で、
馬主は西山茂行氏。
通算成績は4戦3勝。
重賞は2018年の札幌2歳Sに次いで2勝目。
高木登調教師、勝浦正樹騎手はともに東スポ杯2歳S初勝利。

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未来へ向けて成長しそうな馬に注目したい

 10年前の勝ち馬2008年ナカヤマフェスタを筆頭に、09年ローズキングダム、10年サダムパテック(今年のマイルCS出走馬ジュールポレールの半兄)……。近年では15年レインボーライン、16年スワーヴリチャード、17年ワグネリアン…など、出走馬の中から毎年のようにのちのGI馬を送り出しているのがこの2歳重賞。

 2歳のこの時期に東京1800mでそれなりのレースを展開できるなら、もう仕上がりの早さや、単なる早熟なスピード型ではないということ。ディープインパクト産駒4頭を中心に注目馬が多い今年は、例年以上の好カード。とくに未来へ向けて成長しそうな馬に注目したい。

 2歳戦で絶好調の藤沢和雄厩舎。これまでこの重賞で好走した12年コディーノ、レッドレイヴン、14年のアヴニールマルシェなど、GI級というにはもう一歩足りなかったが、今年のルヴォルグ(父ディープインパクト)は、ちょっとちがうと思える。またこの秋も来たRムーア(35)が乗る。

 ルヴォルグの母の父は、日曜のマイルCSのジャンダルム、17年のエプソムCを勝ったダッシングブレイズの父として登場するキトゥンズジョイ。その父は、珍しくアメリカで大成功したサドラーズウェルズ直仔の芦毛馬エルプラド。

 キトゥンズジョイも父エルプラドと同様に明らかに芝向きで、競走時だけでなく種牡馬になっても芝向き産駒が大半を占めている。ターフ限定ランキングでは2013年から連続して首位になり、米総合種牡馬ランキングも急上昇した13年以降1、3、3、5、3位。

 ダート戦の大物が稼ぎまくることが多いので、上位が毎年のように大きく変動する米種牡馬ランキングで、ここまで交配頭数も決して多くないのに、芝の活躍馬を中心にこの順位だからその評価は一段と高まっている。おそらく、ディープインパクトはこういう種牡馬(もともと欧州系)の牝馬との組み合わせは合っている。尻すぼみはないだろう。前回、上がり33秒6はCルメールが追ってのものではない。抜け出してセーヴしての内容だった。

 平均ペースで良さが生きるはずのカテドラル(父ハーツクライ)、ヴァンドギャルド(父ディープインパクト)、ヴェロックス(父ジャスタウェイ)など、期待馬は多い。妙味は、ひと叩きして一変があるダノンラスター(父ディープインパクト)。穴馬は新馬で勝負強さをみせたクリノガウディー(父スクリーンヒーロー)。

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2018年11月16日

 マイルチャンピオンシップは、過去10年、過去に高い指数のある馬や、平均指数、前走指数の高い馬たちの連対率が高く、連軸の中心は指数上位馬から取りたい。
 1番人気馬は、過去10年で1勝、2着3回、3着2回。信頼が高いとはいえない。

 今年の指数上位は、ペルシアンナイト、アエロリット、ロジクライ、アルアイン、モズアスコット、エアスピネル、ヒーズインラブなど。ランク上位馬の前走指数は、ほとんど差がなく、大混戦だろう。

 マイル戦に加え、有力馬に先行馬が多いだけに、ペースが緩むことはないはず。先行して、直線でもエネルギーが残っているかどうかが勝敗を分けるのだろうか。
 スタミナで評価できるのはアエロリット、アルアインの2頭だろう。

 アエロリットは4歳牝馬。休み明けだった前走、牡馬相手に毎日王冠を鮮やかに逃げ切り勝ち。上りを33秒8にまとめ、直線でも後続馬たちの追撃を許さなかった。33秒2の最速の上りの脚を使ったステルヴィオが2着に上がってきたが、着差は1馬身4分の1の差。完勝だったといえるだろう。

 マイル戦は(1402)と1勝どまりだが、安田記念2着時に見せたしぶとい差し脚なら、マイルにも十分に対応ができるだろう。

 4歳のアルアインは皐月賞馬。皐月賞の後は勝ち星をあげられないでいるが、大阪杯3着、香港QE競ップ5着、天皇賞(秋)4着と、レベルの高いG1戦で、しっかりとしたレースができている。

 前走の天皇賞(秋)は2番手から。直線、坂上からの決め手比べに後れをとって4着だったが、内容は悪くなかった。今回は久々のマイル戦になるが、2、3歳時に3戦2勝を上げている距離で、大きな変わり身を見せるかもしれない。

 マイルの素軽いスピードがあるのはモズアスコット、ペルシアンナイト、ジュールポレール、エアスピネル、ロジクライなど。
 なかでも、春のマイルG1安田記念を勝ったモズアスコットの差し脚の鋭さに注目したい。マイル戦は(3100)と距離適性が高く、中団からの差し脚では最上位だ。

 先行力があって差し脚も鋭いのはエアスピネルやロジクライなど。

 軸馬にどの馬をとるか。まだ、迷い続けている。じり脚ながら、期待も込めて、アルアインからの手も考えられる。

 東京スポーツ杯2歳S。
 指数上位は、ニシノデイジー、ナイママ、トーラスジェミニ、アガラス、トーセンギムレットなど。

 中心には、前走、札幌2歳Sを高指数で勝ったニシノデイジーを取りたいところだが、スローペース必至の芝1800メートル戦で、長く使える差し脚は必須条件だとすると、指数上位馬たちも苦しいかもしれない。

 スローペースの差し脚はカテドラル、アドマイヤスコール、ダノンラスター、ハクサンタイヨウなどが上位で、ここは2戦2勝のカテドラルが有力だろう。




selvas2 at 18:30コメント(0) 

2018年11月15日

11月18日(日曜)

第35回マイルチャンピオンシップ(G機傍都競馬場・芝1,600m

最強最速を語れ、マイルの勲章にその価値がある。


18日に京都競馬場で行われる、第35回マイルCS(3歳上・GI・芝1600m・1着賞金1億1000万円)の枠順が16日確定しました。
春の安田記念の覇者モズアスコット(牡4、栗東・矢作芳人厩舎)は4枠8番からのスタートとなりました。

また、秋初戦の毎日王冠を完勝したアエロリット(牝4、美浦・菊沢隆徳厩舎)は7枠15番、
昨年の覇者ペルシアンナイト(牡4、栗東・池江泰寿厩舎)は1枠2番に入りました。

昨年の皐月賞馬アルアイン(牡4、栗東・池江泰寿厩舎)は2枠3番、
毎日王冠で2着のステルヴィオ(牡3、美浦・木村哲也厩舎)は1枠1番、
悲願のGI制覇を狙うエアスピネル(牡5、栗東・笹田和秀厩舎)は7枠14番となっております。
発走は15時40分。
枠順は以下の通りです。

 ( )内は性齢、騎手・調教師

1-1 ステルヴィオ(牡3、W.ビュイック・木村哲也)
1-2 ペルシアンナイト(牡4、M.デムーロ・池江泰寿)
2-3 アルアイン(牡4、川田将雅・池江泰寿)
2-4 ブラックムーン(牡6、浜中俊・西浦勝一)
3-5 ヒーズインラブ(牡5、藤岡康太・藤岡健一)
3-6 ジュールポレール(牝5、石川裕紀人・西園正都)
4-7 ロジクライ(牡5、C.デムーロ・須貝尚介)
4-8 モズアスコット(牡4、C.ルメール・矢作芳人)
5-9 ウインブライト(牡4、松岡正海・畠山吉宏)
5-10 ミッキーグローリー(牡5、戸崎圭太・国枝栄)
6-11 ジャンダルム(牡3、武豊・池江泰寿)
6-12 レーヌミノル(牝4、四位洋文・本田優)
7-13 レッドアヴァンセ(牝5、北村友一・音無秀孝)
7-14 エアスピネル(牡5、福永祐一・笹田和秀)
7-15 アエロリット(牝4、R.ムーア・菊沢隆徳)
8-16 カツジ(牡3、松山弘平・池添兼雄)
8-17 ロードクエスト(牡5、横山典弘・小島茂之)
8-18 ケイアイノーテック(牡3、藤岡佑介・平田修)

※出馬表は主催者発表のものと照合してください。

selvas2 at 11:11コメント(0) 
カテドラル
牡2歳
調教師:池添学(栗東)
父:ハーツクライ
母:アビラ
母の父:Rock of Gibraltar
ここに注目!
前々走のメイクデビュー中京(芝2000メートル)を先行策から楽に抜け出して快勝し、豊かな才能を示している。前走のオープン特別・野路菊S(阪神・芝1800メートル)では鮮やかな逃げ切り勝ちを収めており、ここで無傷のまま重賞勝利となるか、楽しみだ。

ヴェロックス
牡2歳
調教師:中内田充正(栗東)
父:ジャスタウェイ
母:セルキス
母の父:Monsun
ここに注目!
夏のメイクデビュー小倉(芝1800メートル)を快勝。その際には2着馬に8馬身差をつけており、能力とレースセンスの高さをアピールする一戦となった。前走のオープン特別・野路菊S(阪神・芝1800メートル)はカテドラルの2着に敗れたが、ここで巻き返しを期す。

ニシノデイジー
牡2歳
調教師:高木登(美浦)
父:ハービンジャー
母:ニシノヒナギク
母の父:アグネスタキオン
ここに注目!
前走の札幌2歳Sを優勝。2着馬との差はクビだったが、持続力のある末脚を駆使しての勝利で、中身は着差以上に濃かった。今回は初の東京・芝コースになるが、フットワークの大きな馬で、プラスに働く可能性も十分。曽祖母に名牝ニシノフラワーがいる血統面も魅力だ。

アガラス
牡2歳
調教師:古賀慎明(美浦)
父:ブラックタイド
母:ロッシェノワール
母の父:ブラックホーク
ここに注目!
6月のメイクデビュー東京(芝1800メートル)で初陣勝ち。すでに今回と同じ舞台を経験し、好結果を残している点はセールスポイントになるだろう。前走のオープン特別・コスモス賞(札幌・芝1800メートル)は2着に敗れたが、内容は悲観するようなものではなかった。

ヴァンドギャルド
牡2歳
調教師:藤原英昭(栗東)
父:ディープインパクト
母:スキア
母の父:Motivator
ここに注目!
前走のメイクデビュー阪神(芝1600メートル)を快勝。この時はスタートこそひと息だったが、後方で末脚を温存すると、最後の直線では見事な切れ味を披露した。卓越した心肺機能と非凡な勝負根性の持ち主で、ここでも期待が大きい。

ホウオウサーベル
牡2歳
調教師:奥村武(美浦)
父:ハーツクライ
母:バランセラ
母の父:Acatenango
ここに注目!
前走のメイクデビュー新潟では、芝1800メートルを1分48秒4の好タイムで駆け抜け、見事に初陣を飾った。まだ幼い面は感じられるが、レースでは高い能力を示しており、将来が楽しみな一頭。中間の調教では軽快な動きを披露しており、2戦目の上積みも見込めそうだ。

ダノンラスター
牡2歳
調教師:堀宣行(美浦)
父:ディープインパクト
母:プリンセスオブシルマー
母の父:Majestic Warrior
ここに注目!
前走のメイクデビュー東京(芝2000メートル)では、上がり3ハロン33秒6(推定)の末脚を駆使して快勝。今回はキャリア1戦での重賞挑戦になるが、ここでも能力はまったく見劣りしないはず。完成度の高さを生かして、連勝を狙う。

ルヴォルグ
牡2歳
調教師:藤沢和雄(美浦)
父:ディープインパクト
母:キトゥンカブードル
母の父:Kitten's Joy
ここに注目!
前走のメイクデビュー東京(芝1800メートル)では、1番人気に応えて4馬身差で快勝。大物感を漂わせる内容で初戦をクリアした。ここでも切れ味は互角以上。すでに今回と同じ舞台を経験している点も魅力だ。


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2018年11月14日

ふつうなら文句なしの「逃げ切り独走」なのだが…

 もともとがシャープな身体つきのため、究極仕上げのリスグラシュー(父ハーツクライ)の馬体重462キロは細いようにも映った。しかし、2歳の秋に東京でアルテミスSを勝ったときなど華奢な身体で428キロ。2年経ち、4歳秋を迎えた充実は本物だったのである。

 J.モレイラの絶妙の騎乗も素晴らしかったが、「これは、ここまで悔しい思いをしてきたスタッフの努力の結集である」。そうみんなを称えた矢作調教師のコメントに、思わず周囲がうなずき納得したリスグラシューの初GIだった。

 好スタートのリスグラシューは、主導権をにぎったクロコスミア(父ステイゴールド)の刻んだ流れ「61秒4-(12秒5)-59秒2」=2分13秒1の中団キープ。人気のモズカッチャンも、ノームコアも、レッドジェノヴァも、カンタービレも前方にいたが、モレイラはマークするというより、リスグラシューをリラックスさせることに専念、差を詰めに出る気配もない。モレイラは勝機のある人気馬に乗ると「気を抜いてはいけない」。道中で絶えず鼓舞しながら、早めに動くことが多い。能力を出し切らせるためである。

 ところが、前半スローのため、行きたがるくらいのライバルを見ながら、モレイラは動かない。リスグラシューとモレイラのコンビは秋シーズンに入る前から決まっていた。府中牝馬Sはモレイラが騎乗停止のため代打にM.デムーロを選んだが、府中牝馬Sの惜敗をみて、矢作調教師のモレイラに与えるべき指示は確信に変わっていた。「動かないでいい。はやって脚は使わないで欲しい。我慢すれば、切れる」。

 モレイラは、前方のライバルをずっと見ている。スパート態勢に入ったのは4コーナーにさしかかる直前だった。4コーナーを回って巧みに外に回ったあたりで、モレイラは「勝てると思った」と振り返っている。レース上がりは「11秒6-11秒4-11秒7」=34秒7。

 リスグラシューの上がりは、角度が斜めの映像から推測しにくいが、メンバー中ただ1頭だけ34秒を切って、「11秒5-11秒2-11秒1」=33秒8に近いと思える。「矢のように伸びた」の形容は正しい。3着争いに加わった上位8着馬までのうち、勝ち馬に次ぐ2番目のレッドジェノヴァでさえ34秒5だった。ディアドラとの比較から、リスグラシューは強力なトップグループに一員に割って入った。

 この鮮やかな差し切りは、モレイラの一分のスキもない騎乗と、リスグラシューの真価を伝えた矢作調教師と、これ以上はありえない状態に仕上げたスタッフと、そしてこの秋ようやく開花したリスグラシューの才能である。父ハーツクライ自身と、その産駒の制したGIはここまで合計14R(YOSHIDAなど海外も含む)。そのうち11鞍が4歳以降である。

 あまりに惜しい2着(9番人気)に終わったクロコスミア(父ステイゴールド)は、多分に恵まれた印象もあった昨年の2着(9番人気)とちがって、今年の内容は絶賛に値する。勝ったリスグラシューがあまりに光ってしまったが、目標を定めた入念な仕上げで、その馬体はデビュー以来最高の436キロ以上に大きくみえた。

 昨年は2番手から抜け出して推定「62秒2-(12秒8)-59秒3」=2分14秒3(上がり34秒3)だったが、今年は前半1000m通過61秒4のあと「12秒5-12秒5-12秒0-11秒6」。ペースを落として引きつけたりしていない。むしろ後続を離している。残り400m地点は、昨年が1分51秒6前後、今年は1分50秒0。先行グループの追撃をまったく許さずに粘っている。あえてスパートを遅らせたリスグラシュー(モレイラの必殺騎乗)にクビだけ差されたが、3着モズカッチャン(父ハービンジャー)以下には最後まで3馬身の差を保ったままだった。ふつうなら文句なしの「逃げ切り独走」である。

 久しぶりに本来の岩田騎手らしい果敢な戦法にこたえたクロコスミアは、さすがステイゴールド産駒。今年はややスランプ状態だったが、5歳の秋、昨年よりずっと中身の濃いレースで寸前まで粘った。これでGI【0-2-0-3】。父は6〜7歳時に本物になりGI制覇を含む17戦4勝だった。牝馬とはいえ、まだまだチャンスはあるだろう。

 3着モズカッチャン(父ハービンジャー)は上々の仕上がりに映り、これまでの休養明けとは気配がちがっていたが、これで3カ月以上の休み明けは新馬を含み【0-0-2-3】。昨年は大接戦のクロコスミアに3馬身も離され、差は少しも詰まらなかった。

 そのモズカッチャンのほか、4着レッドジェノヴァ(父シンボリクリスエス)、5着ノームコア(父ハービンジャー)など、人気上位馬は8着コルコバード(父ステイゴールド)まで6頭が一団で「0秒2差」。ただ、上位2頭とは決定的な差がついてしまった。逃げ馬と、追い込んだ馬に3馬身も完敗しては、みんな揃ってだけに評価はきびしくなる。

 それぞれ、小さな敗因が重なってのこと。みんな絶好調とは限らないが、サトノダイヤモンドを追い詰めたことで人気のレッドジェノヴァの完敗は、京都大賞典の回顧でもちょっと触れたが、本当に「2400mのサトノダイヤモンド」は強かったのか。ジャパンCに向けて大きなカギになることだろう。5着ノームコアは案外だったが、まだキャリア5戦の3歳馬。初の関西圏への遠征競馬は(ふだんから輸送など慣れているといっても)、追い切ったあとのレース直前であり、マイナスを伴ったことは否定できない。

 同じ3歳カンタービレ(父ディープインパクト)は、快走(激走)したこの秋2戦と比べ、当日のパドックで、なんとなく元気がないように映った。

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2018年11月13日

モズアスコット
牡4歳
調教師:矢作芳人(栗東)
父:Frankel
母:India
母の父:Hennessy
ここに注目!
上半期のマイル王決定戦・安田記念を優勝。デビューが3歳6月と遅かったぶん、まだ伸びしろがありそうだ。マイル路線の絶対王者として君臨するためにも、類い希なスピードを発揮して、2015年のモーリス以来となる同年の芝マイルG砧樟覇を成し遂げたいところだ。

アエロリット
牝4歳
調教師:菊沢隆徳(美浦)
父:クロフネ
母:アステリックス
母の父:ネオユニヴァース
ここに注目!
前走の毎日王冠では、12頭の牡馬を相手に1番人気の支持に応え、1馬身1/4差の快勝を飾った。3着に下したキセキが、続く天皇賞(秋)で3着に好走。この比較からも、現役トップクラスの実力の持ち主であることは確かだろう。

ペルシアンナイト
牡4歳
調教師:池江泰寿(栗東)
父:ハービンジャー
母:オリエントチャーム
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
昨年の本レースを最後に白星から遠ざかっているが、今年も大阪杯で2着に好走するなど実力は示している。京都・芝1600メートルは、3歳時のシンザン記念(3着)と昨年の本レースに続く3度目の出走だが、過去2回で結果を残しており、得意舞台と言えるだろう。

ロジクライ
牡5歳
調教師:須貝尚介(栗東)
父:ハーツクライ
母:ドリームモーメント
母の父:Machiavellian
ここに注目!
前走の富士Sで、3歳1月のシンザン記念以来約2年9か月ぶりの重賞制覇を果たし、完全復活を印象づけた。骨折による長期休養から復帰後も能力の衰えは全く見られず、安定した成績を残している。マイル王の有力候補に浮上した大器が、さらなる高みを目指す。

ステルヴィオ
牡3歳
調教師:木村哲也(美浦)
父:ロードカナロア
母:ラルケット
母の父:ファルブラヴ
ここに注目!
父は名スプリンター。母も現役時代の勝ち鞍は1800メートルまでだった。血統面から、本馬もマイルあたりの距離がベストと言えそうだ。実際、芝1600メートルでは3戦オール連対と安定感を示している。今回は他世代の強敵が相手となるが、ベストの距離なら通用してもおかしくない。

アルアイン
牡4歳
調教師:池江泰寿(栗東)
父:ディープインパクト
母:ドバイマジェスティ
母の父:Essence of Dubai
ここに注目!
3歳時に皐月賞を制したが、デビューから3戦連続で芝1600メートル戦を使われていたように、もともとはマイルでの活躍も期待されていた。がっちりとした体形からも、この距離への適性を感じさせる。スピード勝負への対応は鍵だが、こなせる下地は十分あるだろう。

ジュールポレール
牝5歳
調教師:西園正都(栗東)
父:ディープインパクト
母:サマーナイトシティ
母の父:エリシオ
ここに注目!
半兄サダムパテック(父フジキセキ)は、2012年の本レースでG欺蘋覇を成し遂げた。本馬も条件クラスとはいえ、京都・外回りの芝1600メートルで1戦1勝と結果を出している。春はマイル女王に輝いただけに、秋は牡馬も撃破してさらに勲章を増やしたい。

エアスピネル
牡5歳
調教師:笹田和秀(栗東)
父:キングカメハメハ
母:エアメサイア
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
昨年のマイルチャンピオンSでは、ハナ差でG欺蘋覇を逃した。その昨年の本レースを含めG気2着2回、3着1回の実力は、今回のメンバーの中でも上位と言えるだろう。今年こそリベンジを果たして、大舞台で勝利の美酒を味わいたい。


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2018年11月12日

11月11日の福島11Rで行われた第54回福島記念(3歳以上オープン、ハンデ、GIII、芝2000メートル、16頭立て、1着賞金=4100万円)は、
丸山元気騎手騎乗のスティッフェリオ(牡4歳、栗東・音無秀孝厩舎)が好位から抜け出して重賞初制覇。
タイムは1分58秒3(良)。

2着はマイスタイル、
3着はエアアンセムだった。

勝ったスティッフェリオは、
父ステイゴールド、母シリアスアティテュード、母の父Mtotoという血統。
北海道千歳市・社台ファームの生産馬で、
馬主は(有)社台レースホース。
通算成績は19戦6勝。重賞は初勝利。

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2018年11月11日

11月11日の京都11Rで行われた第43回エリザベス女王杯(3歳以上オープン、牝馬、GI、芝・2200メートル、定量、17頭立て、1着賞金=1億500万円)は、
J.モレイラ騎手騎乗で3番人気に支持されたリスグラシュー(4歳、栗東・矢作芳人厩舎)が
中団から豪快に伸びて勝利。悲願のGI初制覇を果たした。
勝ちタイムは2分13秒1(良)。

逃げ粘ったクロコスミア(9番人気)が昨年に続き2着(クビ差)、
さらに3馬身差の3着には昨年の覇者で1番人気に支持されたモズカッチャンが入線した。
2番人気のノームコアは5着に敗れた。

エリザベス女王杯を勝ったリスグラシューは、
父ハーツクライ、母リリサイド、母の父American Postという血統。
北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、
馬主は(有)キャロットファーム。
通算成績は16戦4勝。
GI初制覇で、重賞は16年アルテミスS(GIII)、18年東京新聞杯(GIII)に次いで3勝目。
管理する矢作芳人調教師はエリザベス女王杯初制覇、鞍上のJ.モレイラ騎手はJRA・GI初勝利。

selvas2 at 16:15コメント(0) 
身体の充実したあの馬の脱皮は十分考えられる

 近年、世界でも日本でもだいたい数年ぐらいの周期で「強力な牝馬」が脚光を浴びるパターンが生じている。世界ではエネイブル、ウィンクス…が男馬を圧倒し、日本でも6年ぶりに3冠牝馬アーモンドアイが誕生した。脚光を浴びるのはひとつの世代や1頭に限られるものではなく、GIを含み重賞4勝の4歳ディアドラは一段と強くなり、4歳アエロリットも強力に成長した。

 エリザベス女王杯にその3頭は顔を見せないが、昨年の勝ち馬モズカッチャン以下、少しもレベルが低いことはないと思える。

 ここまでGI【0-4-0-3】のリスグラシュー(父ハーツクライ)の前回府中牝馬Sは、強力なGI馬ディアドラとクビ差だけ。ゴール寸前、ディアドラに迫力負けしたのは事実だが、上がり32秒6は自己最高。ジリ脚でも、詰めが甘い春までのリスグラシューではなかった。まだ非力感が残っていた昨年のエリザベス女王杯も、インで包まれて不完全燃焼ながら、最速タイの上がり33秒7で0秒4差だった。

 昨秋(440キロ前後)より、この秋は20キロ以上たくましくなっている。中間ビシビシ追いながら、木曜計測では476キロもあった。父ハーツクライも4歳暮れの有馬記念を勝つまで、GIは【0-3-0-6】。その代表産駒で今年の新種牡馬ランキング独走のジャスタウェイ(GI3勝)も、本物になったのは4歳秋に初GI制覇となった天皇賞(秋)からのこと。身体の充実した4歳秋のリスグラシューの脱皮は十分にある。

 置かれるケースもあるが、モレイラのスタートはうまい。もし、予想以上のスローになるようなら勝負どころで自分で動いて出る騎手でもある。

 前回の紫苑Sが破格の内容だった3歳ノームコア(父ハービンジャー)は、ルメールが騎乗する。前回の再現があればこちらも勝機十分。同じハービンジャー産駒で、昨年の勝ち馬モズカッチャンの評価も下げられない。

 伏兵は、目下7戦連続して馬券圏内を続ける5歳フロンテアクイーン。ランキングが低いのはやむを得ない。GIどころか重賞【0-5-2-5】である。だが、父メイショウサムソンの4代母は天皇賞(秋)、有馬記念の女傑ガーネット。母ブルーボックスボウから数えて3代母はトウショウボーイの半姉で、4代母はソシアルバターフライ。父母両系ともに、そのベースは日本競馬の発展に多大な貢献を果たしたファミリーであり、こういう日本の生産界が育てた配合の牝馬が台頭するのは、とくに大きな理由はないが、エリザベス女王杯にふさわしい気もする。

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2018年11月10日

11月10日の東京11Rで行われた第23回武蔵野ステークス(3歳以上オープン、GIII、ダート1600メートル、別定、16頭立て、1着賞金=3800万円)は、
戸崎圭太騎手騎乗の1番人気サンライズノヴァ(牡4歳、栗東・音無秀孝厩舎)が後方2番手追走から直線、外から一気の差し切りを決めた。
タイムは1分34秒7(稍重)。
勝ったサンライズノヴァは、チャンピオンズC(12月2日、中京競馬場、GI、ダート1800メートル)の優先出走権を獲得した。

 1馬身1/4差の2着は勝ち馬のさらに外からつれて追い込んできたクインズサターン(7番人気)、
さらにクビ差遅れた3着に2番手追走から内めを伸びたナムラミラクル(2番人気)。

 武蔵野Sを勝ったサンライズノヴァは、
父ゴールドアリュール、母ブライトサファイヤ、母の父サンダーガルチという血統。
北海道日高町・ヤナガワ牧場の生産馬で、
馬主は松岡隆雄氏。
通算成績は18戦7勝。
重賞は2017年ユニコーンS・GIIIに次いで2勝目。
武蔵野Sは、音無秀孝調教師は2005年サンライズバッカスに次ぐ2勝目、戸崎圭太騎手は2010年グロリアスノア次ぐ2勝目。

 ◆戸崎圭太騎手(1着 サンライズノヴァ)「最後はいい脚を持っている馬なので、道中のペースうんぬんよりも、この馬のリズムで走らせていい脚を使わせようと思っていました。それに応えてしっかり勝ってくれて、すごい馬だなと思いました。能力はある馬なので、次のチャンピオンズカップでもそれが出せたらと思います」

selvas2 at 16:29コメント(0) 
11月10日の京都11Rで行われた第53回デイリー杯2歳ステークス(2歳オープン、GII、芝・外1600メートル、馬齢、9頭立て、1着賞金=3800万円)は、
ミルコ・デムーロ騎手騎乗の1番人気アドマイヤマーズ(牡、栗東・友道康夫厩舎)がハナを奪って直線に向くと、2番手から並びかけてきたメイショウショウブ(6番人気)を3/4馬身突き放して逃げ切り勝ち。
デビューから無傷の3連勝を飾るとともに、重賞初制覇を果した。
タイムは1分35秒4(良)。
最後方から伸びてきたハッピーアワー(5番人気)が、さらに2馬身1/2差の3着に入った。

 2番人気ダノンジャスティスは4着、3番人気ドナウデルタは5着。

 アドマイヤマーズは、
父ダイワメジャー、母ヴィアメディチ、母の父メディシアンという血統。
北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、
馬主は近藤利一氏。
通算成績は3戦3勝。重賞初勝利。
デイリー杯2歳Sは友道康夫調教師、ミルコ・デムーロ騎手ともに初勝利。

selvas2 at 16:27コメント(0) 
6歳馬なのに新星、あの馬の魅力は捨てがたい

 3歳春の伏竜Sからここまで、ずっとオープンクラスのダートで【4-5-0-4】の成績を残しているのは4歳サンライズノヴァ(父ゴールドアリュール)。まして、目下2連勝中。GI級ともいえる同馬が、別定重量のここで56キロにとどまるのは、3歳時のユニコーンSはGIII。それ以外の3勝はすべてオープン特別のため。

 明らかに条件有利なサンライズノヴァ中心が安心だが、新星ウェスタールンド(父ネオユニヴァース)の魅力は捨てがたい。ふつう6歳馬に新星はありえないが、この馬、1000万条件だった5歳春から1年5カ月も休んでいる(それまでにも3カ月以上の休養が4回ある)。休み明けのこの夏からダートに転じると【2-1-0-0】。すごいダート適性を示し始めた。

 光ったのはオープンに格上がり初戦。前回のシリウスSで示した爆発力。先週のJBCクラシックを猛然と追い込んで2着したオメガパヒュームを、離れたしんがり追走からクビ差まで追い詰めた。直線、馬群を割って斜めに内に突っ込み、上がりは35秒1。鮮やかに差し切った勝ち馬のそれを0秒8も上回った。

 ダッシュ一歩で毎回のように置かれる。直線が長いからといって、初の東京ダートが合うというものではないが、芝専門に3勝した当時、1600mに1分35秒1(京都)、1800mに1分47秒1(京都)があるようにスピード不足のダート巧者ではない。テン乗りになるが、先週のAR共和国杯を制したC.オドノヒュー(愛)は追い比べに自信がある。ここは、人気の中心ながらまた今回も同じように置かれるはずのサンライズノヴァ(戸崎)をマークして追走すればいい。

 全姉ミクロコスモス(4勝)の産駒に、今年の日本ダービーを16番人気で3着し、3連単285万円強の主役になったコズミックフォースがいる。牝系は北米育ちの非常にタフな一族で、ウェスタールンドは母ユーアンミー(その父はミスタープロスペクターの孫世代のマーケトリー)の17歳時の産駒。1年5カ月の休養中にセン馬になっているので、ダートに転じて活路を見いだした現在、さらにタフに活躍しなければならない。だから、6歳でも新星としたい。

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2018年11月09日

 エリザベス女王杯は、過去10年で3歳馬が4勝、4歳馬も4勝をあげて、合わせて8勝。それに続く5歳馬が2勝している。勝ち馬には若さが求められるようで、6歳馬以上の勝利はない。外国馬を除けば、勝った3歳馬は全て前走指数上位のランク馬だった。

 1番人気は過去10年で1勝、2着4回、3着2回。2番人気馬は1勝、2着2回、3着2回。1、2番人気が合わせて2勝どまりは物足りない。指数上は、前走指数の上位馬の連対率が高い。


 今年は、カンタービレ、ノームコア、リスグラシュー、フロンテアクイーン、コルコバード、スマートレイアー、クロコスミアなどが指数の上位馬たちだ。モズカッチャンも指数上位馬たちと、ほとんど差がない有力馬だ。

 エリザベス女王杯は京都の芝2200メートル戦で、スローペースが基本。長く使える差し脚が問われるレースだ。上りの脚で上位は、リスグラシュー、アドマイヤリード、カンタービレ、フロンテアクイーン、ノームコアなどだが、勝ち馬の多くは4コーナーで6、7番手以内につけていた馬たちが多く、後方一気の差し脚だけでは苦しい。
 中団より前々でレースができ、直線も脚が使える指数上位の3、4歳馬というのが、勝ち馬のイメージだ。

 その勝ち馬の条件を満たすのは、カンタービレ、ノームコア、リスグラシューなどだろう。くしくも3頭とも、外国人騎手たちの騎乗馬になったが、過去10年で、外国人騎手が5勝あげており、ここでもプラス材料になりそうだ。

 3歳馬カンタービレはオークスでは13着に大敗したが、この秋ローズSを勝って、前走の秋華賞は3着に好走した。中団後方から直線、勝ったアーモンドアイを追うように鋭い差し脚を伸ばし、上りタイムはアーモンドアイに0.3秒差に迫る速さだった。強い3歳牝馬世代を代表する1頭だろう。

 ノームコアも3歳馬。前走、スローペース気味の紫苑Sを5番手から差し切って勝ったが、レースレコードを1秒7も塗り替えたうえ、後続に3馬身差をつける完勝だった。秋華賞は見送ったが、秋華賞上位馬とも指数上の差はない。余力も十分で、距離が伸びても対応できるだろう。

 4歳馬リスグラシューはスローペースにも対応でき、安定した差し脚が光る。近走はヴィクトリアマイル2着、安田記念8着、前走、府中牝馬Sも2着と、強敵相手に好走を続けている。2200の距離は少し長い気がするが、底力は最上位だろう。

 負担重量が楽で、前走指数上位の3歳馬2騎、カンタービレ、ノームコアのどちらかが中心になりそうだが、前走の鋭い差し脚が魅力的で、距離も合いそうなノームコアに期待したい。

 武蔵野Sはダートのマイル戦。
 今年はメイショウウタゲ、サンライズノヴァ、グレンツェント、インカンテーション、ウェスタールンド、モルトベーネ、ナムラミラクルなどが指数の上位馬たち。

 ハイペース気味のダート戦で、展開からは、指数上位でダートの差し脚が断然に鋭いサンライズノヴァが中心になるだろう。
 他に、ウェスタールンド、イーグルフェザー、クルーガーなども上りの脚がしっかりとしている。

 前々で粘れるユラノトが面白い存在にみえる。差し脚にかける馬たちが、追っても届かない場面で、前にいるのはユラノトではないか。


 福島記念は芝2000メートルのハンデ戦。1番人気馬は過去10年で2勝、2着3回、3着1回。連対率は50%。トップハンデ馬は1勝、2着2回のみ。

 今年の指数上位は、エアアンセム、メドウラーク、マイスタイル、マイネルハニー、マルターズアポジー、レトロロック、トミケンスラーヴァ、スティッフェリオなど。

 トップハンデは57.5キロのマルターズアポジー、次いで57キロのエアアンセム、マイネルハニーと続く。

 マルターズアポジー、マイスタイル、マイネルミラノなど逃げ馬がそろって、平均ペースの流れになりそう。中団からの差し脚は必須条件だ。鋭い瞬発力があるレトロロック、マサハヤドリーム、スティッフェリオ、メドウラーク、マイネルハニーなどにチャンスかありそう。


 デイリー杯2歳Sの前走指数上位馬は、ハッピーアワー、ドナウデルタ、アドマイヤマーズ、ヤマニンマヒア、スズカカナロアなど。

 差し脚は、新馬、オープンを2戦2勝のアドマイヤマーズが最上位だ。7月下旬以来、3か月半ぶりのレースになるが、その分成長も期待できるだろう。




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11月11日(日曜)

第43回エリザベス女王杯(G機傍都競馬場・芝2,200m

女王の夢を描け、進化する強さにこそ品格が漂う。

11日に京都競馬場で行われる、第43回エリザベス女王杯(3歳上・牝・GI・芝2200m・1着賞金1億500万円)の枠順が9日確定しました。
昨年の覇者モズカッチャン(牝4、栗東・鮫島一歩厩舎)は4枠7番からのスタートとなりました。
また、悲願のGI制覇を狙うリスグラシュー(牝4、栗東・矢作芳人厩舎)は6枠12番、
紫苑Sを制した3歳馬ノームコア(牝3、美浦・萩原清厩舎)は7枠13番に入りました。

京都大賞典で2着に入ったレッドジェノヴァ(牝4、美浦・小島茂之厩舎)は3枠5番、
秋華賞3着のカンタービレ(牝3、栗東・中竹和也厩舎)は4枠8番、
堅実なフロンテアクイーン(牝5、美浦・国枝栄厩舎)は1枠2番となっております。
発走は15時40分。
枠順は以下の通りです。

 ( )内は性齢、騎手・調教師

1-1 ハッピーユニバンス(牝6、松若風馬・平田修)
1-2 フロンテアクイーン(牝5、蛯名正義・国枝栄)
2-3 レイホーロマンス(牝5、福永祐一・橋田満)
2-4 プリメラアスール(牝6、幸英明・鈴木孝志)
3-5 レッドジェノヴァ(牝4、池添謙一・小島茂之)
3-6 アドマイヤリード(牝5、藤岡康太・須貝尚介)
4-7 モズカッチャン(牝4、M.デムーロ・鮫島一歩)
4-8 カンタービレ(牝3、C.デムーロ・中竹和也)
5-9 クロコスミア(牝5、岩田康誠・西浦勝一)
5-10 ヴァフラーム(牝6、川又賢治・吉村圭司)
6-11 スマートレイアー(牝8、武豊・大久保龍志)
6-12 リスグラシュー(牝4、J.モレイラ・矢作芳人)
7-13 ノームコア(牝3、C.ルメール・萩原清)
7-14 ワンブレスアウェイ(牝5、津村明秀・古賀慎明)
8-15 エテルナミノル(牝5、四位洋文・本田優)
8-16 コルコバード(牝5、浜中俊・木村哲也)
8-17 ミスパンテール(牝4、横山典弘・昆貢)

※出馬表は主催者発表のものと照合してください。

selvas2 at 10:27コメント(0) 
エアアンセム
牡7歳
調教師:吉村圭司(栗東)
父:シンボリクリスエス
母:エアマグダラ
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
度重なる休養で出世は遅れたが、7歳を迎えた今年は前々走の函館記念で重賞初制覇を飾り、本格化ムード。55キログラムだった函館記念より2キログラム重い57キログラムのハンデを背負うが、今の充実ぶりなら主役候補の一頭に挙げられる。

スティッフェリオ
牡4歳
調教師:音無秀孝(栗東)
父:ステイゴールド
母:シリアスアティテュード
母の父:Mtoto
ここに注目!
昨年秋のセントライト記念で4着に健闘し、素質の片りんを見せていたが、今夏の北海道シリーズで頭角を現してオープンクラス入り。約2か月ぶりだった前走のオープン特別・オクトーバーS(東京・芝2000メートル、4着)を1度使われて、今回は状態面の上積みが見込めそうだ。

サトノノブレス
牡8歳
調教師:池江泰寿(栗東)
父:ディープインパクト
母:クライウィズジョイ
母の父:トニービン
ここに注目!
これまで重賞4勝(2014年日経新春杯、小倉記念、2016年中日新聞杯、鳴尾記念)を挙げ、昨年秋にはフランス遠征も経験。8歳を迎えた今年も金鯱賞で2着に入り、古豪健在をアピールしている。

マイスタイル
牡4歳
調教師:昆貢(栗東)
父:ハーツクライ
母:ファーストナイナー
母の父:フォーティナイナー
ここに注目!
3歳時の昨年は、弥生賞で2着に好走し、日本ダービーでは4着に逃げ粘った実力馬。今夏のクラス再編成後は1000万下→1600万下クラスで連勝を飾って、再びオープンクラス入りを決めた。展開の鍵を握る一頭で、ここもその動向から目が離せない。

マイネルハニー
牡5歳
調教師:栗田博憲(美浦)
父:マツリダゴッホ
母:ブライアンハニー
母の父:ナリタブライアン
ここに注目!
3歳時のチャレンジCで重賞ウイナーの仲間入りを果たし、昨年末から今年初めにかけてはオープン特別を連勝。その後の成績はひと息だったが、前走のオープン特別・オクトーバーS(東京・芝2000メートル)で2着に入り、復調のきっかけをつかんでいる。

マサハヤドリーム
牡6歳
調教師:今野貞一(栗東)
父:メイショウサムソン
母:ランペイア
母の父:アグネスタキオン
ここに注目!
パドックで馬っ気を出し、テンションの高かった前々走で好走。レース後に騎乗した和田竜二騎手が「気が抜けているような感じだった」と語っていたように、妙におとなしかった前走では6着に敗れている。2か月半の休養で英気を養った今回は、当日の気配に注目だ。

メドウラーク
牡7歳
調教師:橋田満(栗東)
父:タニノギムレット
母:アゲヒバリ
母の父:クロフネ
ここに注目!
3走前の七夕賞を優勝。前走の新潟記念では5着に入り、今年のサマー2000シリーズのチャンピオンに輝いた。今回は約2か月半ぶりの実戦になるが、栗東CWコースで行われた1週前追い切りで自己ベストとなる6ハロン76秒9をマークしており、仕上げに抜かりはない。

ナイトオブナイツ
牡5歳
調教師:池添兼雄(栗東)
父:ハービンジャー
母:シャイニングアレキ
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
全6勝のうち5勝を挙げている芝1800メートルがベストだろうが、キャリアを重ねて距離に融通が利くようになってきた今なら2000メートルも守備範囲。堅実の末脚がセールスポイントで、先行馬に厳しいペースになれば、上位争いへ食い込むシーンがありそうだ。


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2018年11月08日

これで12月のチャンピオンズCがますます楽しみに

 初めて京都で行われたJBCシリーズ3重賞(JpnI)は、それぞれ見ごたえ十分、迫力があった。
乾いたコンディションのため、京都のダートとしてはそう高速ではなく、
さらにはどのレースも厳しい流れになったため、3重賞ともに最後のIハロンは「13秒台」
。レベルの高いダートの激戦には大波乱はないとされるが、
3つのJpnIはレース順に「4、1、5」「3、2、1」「6、1、5」番人気の決着だった。

 メインのクラシック1900mの中身は、「前半1000m約61秒0-(5秒7)-上がり49秒9-38秒1-13秒2」=1分56秒7。
通過ラップと、みんなの脚さばきが鈍った最終1ハロンを調整して1800mにすると、
だいたい「1分50秒0」前後だろう。

 勝った5歳ケイティブレイブ(父アドマイヤマックス)は、福永祐一騎手(41)の落ち着いた騎乗がとくに印象的だった。最終コーナーをいつもとは違う4〜5番手で回ってきたのに、1頭だけ自信満々の手ごたえだった。

 中間の好気配も光っていたが、一段とたくましさを増した馬体はデビュー以来最高馬体重の「518キロ」。
ここまで制した重賞8つはすべて交流レース(公営競馬場)であり、うち5つが2000m以上というのが死角だったが、鍛えられ筋肉モリモリになった身体は、見方によってはマイラー体型に近くなっていた。
現在はJRAの競馬場で行われる、高いスピード能力も必要なレースに対する不安なしの身体つきに変化している。
 先行して粘り込むだけではなく、追い込んで勝った帝王賞が示すように、鞍上も陣営も、ケイティブレイブの本格化は、戦法の幅につながると考えていたのだろう。

 父アドマイヤマックスも、さらには牝系ファミリーの代表馬のほとんどがスピードタイプであり、なおかつみんなタフな遅咲き型だったことを考え合わせると、ケイティブレイブは先行力を生かして2000m以上の重賞で5勝もしているが、それにはレベルも関係する。
本当は1800m前後がもっとも合っているのではないか、とする見方に賛成したい。

 そう考えると、3歳ルヴァンスレーヴ(父シンボリクリスエス)や、古馬チャンピオン=ゴールドドリーム(父ゴールドアリュール。フェブラリーS、チャンピオンズCを含めGI格4勝)が連覇を狙っている12月のチャンピオンズC(中京ダート1800m)は、有力馬がまた増えたのではないかの楽しみがでてきた。

 芝1200mの高松宮記念を制した父アドマイヤマックスから、どうしてケイティブレイブのような馬が出現するのか。
たぶん関係ないが、この種牡馬の母方には、種牡馬デターミンを通して伝説のシービスケットの半妹ブラウンビスケットが登場する。

 抜け出した5歳ケイティブレイブには完敗でも、3歳オメガパフューム(父スウェプトオーヴァーボード)はまた一段と強くなっている。
前回のシリウスSは走りやすい締まった馬場と、軽ハンデ53キロが有利だったが、
今度は定量で、上がり35秒台になるような軽い馬場ではなかった。

 今年1月にデビューして、ダート戦だけに的を絞って【4-2-1-0】。
もっとも差があった7月のJDDでも、勝ったルヴァンスレーヴとわずか0秒3差だけで一度も崩れていない。
スウェプトオーヴァーボード産駒の多くは短距離型に出るが、大きく幅を広げるエンドスウィープ(その父フォーティナイナー)系らしく、芝の長距離で快走するリッジマンと同様、父の評価を格段に高めている。
この馬も12月のチャンピオンズCの候補となった。

 C.ルメール騎手とあって当日1番人気に躍り出た4歳サンライズソア(父シンボリクリスエス)は、
内枠で揉まれるのを嫌い、譲らずにハナへ。
前半1000m通過61秒0はハイペースというほどではないが、テーオーエナジー(父カネヒキリ)と、途中からちょっとかかったテイエムジンソク(父クロフネ)に接近され、数字以上にきびしい展開だった。
直前にまたGI格を勝ったルメール騎手なので、いつも以上にマークもきつかった。
ゴール寸前、13秒2の1ハロンで鈍ったのは仕方がない。
外枠なら、好位の外で伏兵に行かせたかもしれないが、内で揉まれると大敗もある馬だけに、この3着はやむをえないだろう。

 ノンコノユメ(父トワイニング)、8歳馬ながら元気いっぱいだったサウンドトゥルー(父フレンチデピュティ)は、
上がりのかかった流れは不利ではなかったが、広い京都のダートは見た目と違い最後の直線は329mしかない。追い込み一手型には苦しかった。

 アポロケンタッキー(父ラングフール)は、プラス16キロで自己最高に近い574キロ。
見映えのする素晴らしい馬体だが、あまりに良く見えすぎたあたり、逆にちょっと余裕残りの馬体だったかもしれない。テイエムジンソクはスランプを脱し、体調は良くなってきたが、それが逆に気負いとなってしまった。

 クラシックの上位6着までの年齢は「5歳、3歳、4歳、6歳、8歳、7歳」。
ダートのエース級は、ますます最初からダート専門の馬が多くなった現在、年齢うんぬんは関係なかった。
ただ、JBCスプリント1200mは8歳馬が1着、3着。粘って2着のマテラスカイ以外、なんと上位8着まで「6〜8歳馬」ばかりだった。
今回のような猛烈なハイペースになると、スタミナ勝負、総合力決着では苦しくとも、短距離ならタフに生き抜いてきたベテランが必死にがんばれるのかもしれない。

selvas2 at 11:05コメント(0) 
アドマイヤマーズ
牡2歳
調教師:友道康夫(栗東)
父:ダイワメジャー
母:ヴィアメディチ
母の父:Medicean
ここに注目!
パドックでは2人引きで気合を見せるが、レースではスムーズに折り合う。友道康夫厩舎は現2歳世代で厩舎別最多となる12勝(11月4日終了時点)をマーク。延べ20戦で12勝、2着4回、3着1回の勝率60%、連対率80%は驚異的な数字だ。

ダノンジャスティス
牡2歳
調教師:中内田充正(栗東)
父:Kingman
母:マンビア
母の父:Aldebaran
ここに注目!
中内田充正厩舎は過去の重賞9勝中6勝が2歳戦(11月4日終了時点)。昨年はダノンプレミアムで朝日杯フューチュリティSとサウジアラビアロイヤルCを勝つなど4勝。今年は、先週のファンタジーSを1番人気のダノンファンタジーで制している。

シャドウエンペラー
牡2歳
調教師:岡田稲男(栗東)
父:Just a Way
母:Regency
母の父:Tanino Gimlet
ここに注目!
現2歳が初年度のジャスタウェイ産駒からは、次々に活躍馬が出ている。ただ、重賞に限れば8戦して2回ある2着(函館2歳Sのラブミーファインと京王杯2歳Sのアウィルアウェイ)が最高着順。本馬がここで勝って、父に吉報を届けたい。

ドナウデルタ
牝2歳
調教師:石坂正(栗東)
父:ロードカナロア
母:ドナウブルー
母の父:ディープインパクト
ここに注目!
父が名スプリンターのロードカナロア、母も軽快なスピードを武器にしたドナウブルーだが、本馬は牝馬にしてはのんびりとした性格。折り合いの不安がないどころか進んで行かないぐらいで、前走(未勝利、阪神・芝1400メートル、1着)からの距離延長はプラスに出るはずだ。

ハッピーアワー
牡2歳
調教師:武幸四郎(栗東)
父:ハービンジャー
母:サクセスシルエット
母の父:ディープインパクト
ここに注目!
ハービンジャー産駒は昨年秋の京都開催で大ブレイク。秋華賞でディアドラが、エリザベス女王杯でモズカッチャンが、マイルチャンピオンシップではペルシアンナイトがG気鮴した。本馬は京都・芝コースが未経験だが、適性を秘めていると考えたい。

スズカカナロア
牡2歳
調教師:橋田満(栗東)
父:ロードカナロア
母:エカルラート
母の父:ハーツクライ
ここに注目!
橋田満厩舎の勢いが凄い。今年は府中牝馬Sのディアドラなど重賞を6勝。これはサイレンスズカを擁して同10勝を挙げた1998年に次ぐ数字だ。厩舎の勢いに乗って、本馬もここで重賞初制覇を目指す。

ヤマニンマヒア
牡2歳
調教師:松永幹夫(栗東)
父:ディープインパクト
母:ヤマニンカルフール
母の父:エリシオ
ここに注目!
前走時の馬体重が442キログラムだから、牡馬にしてはコンパクトなタイプ。ただ、繋(つなぎ)のバネ感は目を引くものがあり、ディープインパクト産駒らしい瞬発力を受け継いでいる。道悪は不向きで、速い時計が出る馬場コンディションが理想だろう。

アズマヘリテージ
牝2歳
調教師:河内洋(栗東)
父:トーセンジョーダン
母:ヘリテージゴールド
母の父:フジキセキ
ここに注目!
父トーセンジョーダンは2011年天皇賞(秋)の優勝馬。伯父のビッグゴールドは2005年天皇賞(春)で2着に食い込むなど、芝の中長距離路線で活躍した。本馬が結果を出しているのは1200メートル戦だが、血統を見ても1600メートルは何ら問題ないだろう。


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2018年11月07日

サンライズノヴァ
牡4歳
調教師:音無秀孝(栗東)
父:ゴールドアリュール
母:ブライトサファイヤ
母の父:サンダーガルチ
ここに注目!
前走のオープン特別・グリーンチャンネルC(東京・ダート1400メートル)を、直線一気の豪快な末脚で快勝。同レース2年連続優勝を達成した。全6勝中5勝をマークしている東京のダートコースなら、昨年のユニコーンSに続く2度目の重賞制覇のチャンスだろう。

インカンテーション
牡8歳
調教師:羽月友彦(栗東)
父:シニスターミニスター
母:オリジナルスピン
母の父:Machiavellian
ここに注目!
8歳の今年もフェブラリーS3着、かしわ記念(Jpn機Aザ供Ε澄璽1600メートル)3着、プロキオンS2着と安定したレースを続けており、年齢的な衰えは皆無だ。すでにJRAのダート重賞を5勝している実績も光る存在で、休養明け初戦から注目が必要だろう。

ウェスタールンド
せん6歳
調教師:佐々木晶三(栗東)
父:ネオユニヴァース
母:ユーアンミー
母の父:Marquetry
ここに注目!
ダートに転向して素質が開花。前走のシリウスSでは、勝ったオメガパフューム(先週のJBCクラシックで2着)に次ぐ2着に好走した。前走の直線で見せた豪快な末脚は、直線の長い東京・ダートコースでさらに威力を増しそうだ。

メイショウウタゲ
牡7歳
調教師:安達昭夫(栗東)
父:プリサイスエンド
母:シールビーバック
母の父:フジキセキ
ここに注目!
オープン特別・エニフS(阪神・ダート1400メートル)を優勝して臨んだ前走のマイルチャンピオンシップ南部杯(Jpn機盛岡・ダート1600メートル)でも3着に好走した。ここにきてレースぶりに幅が出ており、ここは重賞初制覇の好機を迎えた。

ナムラミラクル
牡5歳
調教師:杉山晴紀(栗東)
父:スパイキュール
母:アーダーチャリス
母の父:サクラバクシンオー
ここに注目!
今年の6月にオープンクラス入りを果たすと、8月のオープン特別・BSN賞(新潟・ダート1800メートル)では勝ち馬とハナ差の2着。前走のオープン特別・グリーンチャンネルC(東京・ダート1400メートル)でも2着に入っており、ここにきての上昇度とコース適性の高さが魅力だ。

クインズサターン
牡5歳
調教師:野中賢二(栗東)
父:パイロ
母:ケイアイベローナ
母の父:クロフネ
ここに注目!
前走のシリウスS(9着)こそ案外の内容だったが、今年はマーチS2着、アンタレスS3着、平安S3着と、重賞でも安定した末脚で好走。タイトル獲得も視野に入っている。過去に東京・ダート1600メートルで4勝を挙げており、今回は舞台も最適だろう。

グレンツェント
牡5歳
調教師:加藤征弘(美浦)
父:ネオユニヴァース
母:ボシンシェ
母の父:Kingmambo
ここに注目!
一昨年夏には新潟でレパードSを優勝。昨年は中京で東海Sを勝利と、左回りコースのダートで好成績をマークしている。今回は約9か月半の休養明けだけに仕上がりがポイントだが、乗り込みは順調で、出走態勢は整っていそうだ。

モルトベーネ
牡6歳
調教師:松永昌博(栗東)
父:ディープスカイ
母:ノーブルエターナル
母の父:アフリート
ここに注目!
前々走のエルムS(9着)はマイナス18キログラムの馬体減、前走のオープン特別・グリーンチャンネルC(東京・ダート1400メートル、6着)は59キログラムの斤量と、近2走には明確な敗因があり、参考外と判断していいだろう。今回、斤量56キログラムなら軽視はできない。


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2018年11月06日

モズカッチャン
牝4歳
調教師:鮫島一歩(栗東)
父:ハービンジャー
母:サイトディーラー
母の父:キングカメハメハ
ここに注目!
前哨戦として10月13日の府中牝馬Sへの出走を予定していたが、熱発の影響で予定を変更。ここは8月の札幌記念(3着)以来の実戦になる。乗り込みは十分に消化しているとはいえ、馬体重から当日の気配まで、しっかりとチェックする必要がありそうだ。

リスグラシュー
牝4歳
調教師:矢作芳人(栗東)
父:ハーツクライ
母:リリサイド
母の父:American Post
ここに注目!
成長を促すための放牧で馬体を減らしたことがあるなど、体重の管理が難しいタイプだが、東京まで輸送した前走は12キログラム増の460キログラムだった。キャリア最高馬体重が心身の成長を示すものなら、輸送距離の短い京都で走れる今回は前走以上の状態が期待できる。

カンタービレ
牝3歳
調教師:中竹和也(栗東)
父:ディープインパクト
母:シャンロッサ
母の父:Galileo
ここに注目!
長距離輸送のない関西圏の競馬が続いていることもあってか、一定の負荷を掛ける調教が可能になっている。馬体重こそほとんど変わっていなくても、オークス(13着)出走時とは中身が違うと判断していい。腹回りの薄さはこの馬の特徴なので、そこまで気にする必要はないはずだ。

ノームコア
牝3歳
調教師:萩原清(美浦)
父:ハービンジャー
母:クロノロジスト
母の父:クロフネ
ここに注目!
それまでの先行策を取らず、中団前めで流れに乗る競馬をした前走(紫苑S1着)の内容は素晴らしかった。他世代の馬相手のG気任眷塾呂歪麺僂靴修Δ世、関西圏での出走は今回が初めて。長距離輸送を克服し、前走同様の状態で当日を迎えられるかどうかが鍵になる。

レッドジェノヴァ
牝4歳
調教師:小島茂之(美浦)
父:シンボリクリスエス
母:コロンバスサークル
母の父:ホワイトマズル
ここに注目!
札幌の前々走と同じ馬体重で出走できた前走の京都大賞典(2着)は、栗東トレーニング・センターに滞在した効果が感じられた一戦だった。前走後は引き続き栗東滞在で調整。京都・芝コースも2度目で、全てにおいて経験値が増した今回はさらなる上積みが見込めそうだ。

フロンテアクイーン
牝5歳
調教師:国枝栄(美浦)
父:メイショウサムソン
母:ブルーボックスボウ
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
京都・芝コースを走るのは、一昨年の秋華賞に続いて2度目。当時は14着と大敗を喫したが、本格化前のレースだったことを考慮すれば、それほど気にする必要はないだろう。回復した前走時の馬体重(474キログラム)を今回もキープして出走したいところだ。

クロコスミア
牝5歳
調教師:西浦勝一(栗東)
父:ステイゴールド
母:デヴェロッペ
母の父:ボストンハーバー
ここに注目!
410キログラム台で走ることもあった馬が、今年は430キログラム台で安定。小柄なステイゴールド産駒で見た目の迫力はそこまでないが、確かな成長過程を示していると考えていい。2着だった昨年以上のパフォーマンスも期待できそうだ。

スマートレイアー
牝8歳
調教師:大久保龍志(栗東)
父:ディープインパクト
母:スノースタイル
母の父:ホワイトマズル
ここに注目!
前走の京都大賞典(8着)は、12キログラムという大幅な馬体増。すでに成長する年齢ではなさそうなだけに、余裕が残っていたと解釈してよさそうだ。470キログラム前半くらいまで馬体を絞り、道中で折り合いがつくようなら、好勝負ができるだろう。

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2018年11月05日

11月4日の京都12Rで行われた第8回JBCレディスクラシック(3歳以上オープン、牝馬、定量、交流GI、ダ 結果ート1800メートル、16頭立て、1着賞金=5000万円)は、
横山典弘騎手騎乗の6番人気アンジュデジール(4歳、栗東・昆貢厩舎)が直線、
最内から抜け出すとラビットランとの叩き合いを制して快勝。
交流重賞4勝目は待望の交流GI初制覇となった。
タイムは1分50秒4(良)。

 2着は好位追走から直線で抜け出しかけた1番人気のラビットラン、
3着は外めから差し脚を伸ばした5番人気のファッショニスタが入った。

 勝ったアンジュデジールは、
父ディープインパクト、母ティックルピンク、母の父フレンチデピュティという血統。
北海道浦河町・辻牧場の生産馬で、
馬主は安原浩司氏。
通算成績は17戦6勝。
重賞は2017年の交流GIIIスパーキングレディーC、交流GIIエンプレス杯、交流GIIIマリーンCに次いで4勝目。

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2018年11月04日

11月4日(日)の京都競馬11Rで行われた第18回JBCクラシック(交流GI、3歳以上オープン、選定馬、定量、ダート・右1900メートル、16頭立て、1着賞金=9000万円)は、
福永祐一騎手騎乗の3番人気ケイティブレイブ(牡5歳、栗東・杉山晴紀厩舎)が快勝。
地方競馬が舞台だった交流重賞で8勝を挙げていた馬が、中央の競馬場で初めてビッグタイトルを獲得した。
タイムは1分56秒7(良)。

 中団を追走していたケイティブレイブは直線でグングンと脚を伸ばして、逃げていたサンライズソア(2番人気)を捕らえる、トップでゴールを駆け抜けた。
道中は勝ち馬の直後につけていたオメガパフューム(2番人気)が外から伸びてきて、3/4馬身差の2着。
サンライズソアはさらに1馬身差の3着に粘った。
最後方から一気に追い込んできたノンコノユメ(5番人気)が4着で、
アポロケンタッキー(4番人気)は13着。

 JBCクラシックを勝ったケイティブレイブは、
父アドマイヤマックス、母ケイティローレル、母の父サクラローレルという血統。
北海道新ひだか町・岡野牧場の生産馬で、
瀧本和義氏の所有馬。
通算成績は31戦11勝(うち地方15戦8勝)。
重賞は2016年兵庫チャンピオンシップ・交流GIII=園田、白山大賞典・交流GIII=金沢、浦和記念・交流GII=浦和、17年名古屋大賞典・交流GIII=名古屋、帝王賞・交流GI=大井、18年川崎記念・交流GI=川崎、ダイオライト記念・交流GII=船橋、日本テレビ盃・交流GII=船橋に次いで9勝目。
JBCクラシックは杉山晴紀調教師、福永祐一騎手ともに初優勝。

 ◆福永祐一騎手「久しぶりの京都のダートでしたが、トップコンディションだったので自信を持って乗りました。この馬のリズムを守ることを第一に考えましたね。思ったより前が速くて置かれる形になりましたが、ああいう形でもGIを勝ったことがあるので、心配していませんでした。ルメールの馬(サンライズソア)が前にいたので、早めに捕まえにいこうとしたので、(最後は)際どくなっていしまいましたけど。コンビを組ませてもらってきて、馬が完成されて心身ともに充実しているので、最高の結果を出せてよかったです」

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11月4日(日)の京都10Rで行われた第18回JBCスプリント(交流GI、3歳以上オープン、選定馬、定量、ダート・右1200メートル、16頭立て、1着賞金=7000万円)は、
クリストフ・ルメール騎手騎乗の4番人気グレイスフルリープ(牡8歳、栗東・橋口慎介厩舎)が2番手追走から直線は逃げ粘る武豊騎乗のマテラスカイとのマッチレースに持ち込み、ゴール前でクイッと出て交流GI初制覇。
タイムは1分10秒4(良)。

 クビ差の2着にマテラスカイ(1番人気)、
さらに2馬身半差遅れた3着に中団追走から外めを差してきた森泰斗騎乗のキタサンミカヅキ(5番人気)。

 JBCスプリントを勝ったグレイスフルリープは、
父ゴールドアリュール、母ラビットフット、母の父シーキングザゴールドという血統。
北海道新冠町・(株)ノースヒルズの生産馬で、
前田晋二氏の所有馬。
通算成績は44戦12勝。
重賞は2016年サマーチャンピオン・佐賀交流GIII、2017年コリアスプリント・韓国GI、兵庫ゴールドトロフィー・園田交流GIII、2018年東京スプリント・大井交流GIIIに次いで5勝目。
JBCスプリントは、橋口慎介調教師、クリストフ・ルメール騎手ともに初優勝。

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11月4日の東京11Rで行われた第56回アルゼンチン共和国杯(3歳以上オープン、GII、芝・2500メートル、ハンデ、12頭立て、1着賞金=5700万円)は、
C.オドノヒュー騎手騎乗で3番人気に支持されたパフォーマプロミス(牡6歳、栗東・藤原英昭厩舎)が道中は中団で待機すると、最後の直線で渋太く脚を伸ばして勝利。
年明け初戦の日経新春杯以来となる2つ目の重賞タイトルを獲得した。
勝ちタイムは2分33秒7(良)。

 3/4馬身差の2着には1番人気のムイトオブリガード、
さらに1/2馬身差の3着には51キロの軽ハンデを生かして粘り込んだマコトガラハッド(11番人気)が入線した。

 アルゼンチン共和国杯を勝ったパフォーマプロミスは、
父ステイゴールド、母アイルビーバウンド、母の父タニノギムレットという血統。
北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、
馬主は(有)サンデーレーシング。
通算成績は15戦7勝。
重賞は18年日経新春杯(GII)に次いで2勝目。
管理する藤原英昭調教師は、アルゼンチン共和国杯初勝利。
鞍上のC.オドノヒュー騎手はJRA重賞初勝利。

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JBC3重賞に触発されて、東京のAR共和国杯も買いたい

 初めてJRAの競馬場で行われるJBCシリーズ3重賞には、いつもの年とかなり異なる点がある。だいたいは「JRA組」の実質数頭立てのレースになってきたが、今回はJRAのトップが10頭以上もいる組み合わせ。フェブラリーS、チャンピオンズCと同様の厳しいレースになること。

 もうひとつは、スピードよりパワーが求められることも多い公営の競馬場のレースではなく、スピード能力が必要とされる「京都のダート」であること。

 すると、アポロケンタッキー、クリソライト、ケイティブレイブなどは、どちらかといえば交流重賞の公営の競馬場に良績のある馬なので、京都のダートに勝ち星はあってもかかえる死角が大きい心配が出てくる。

 その死角は承知で、あえてケイティブレイブ(父アドマイヤマックス)に期待したい。京都ダート1勝は500万下。阪神ダートの1勝は未勝利戦。残りの8勝はすべて交流重賞(地方の競馬場)であり、なおかつ、うち5勝がゆったり流れることの多い距離2000m以上。たしかに時計の速い京都には心配がある。

 だが、成長途上の時期にゆったり行ける交流重賞で頭角を現しただけのことで、東京の1600mダートに1分35秒台の記録が2回ある。本当はスピード系に近いダート巧者であり、本物になった現在なら、京都のダート1900mは死角ではないと考えたい。脚質にも幅があり、4歳夏の帝王賞(大井ダート2000m)では出遅れて後方追走になったが、直線鋭く伸びて勝っている。

 早くから完成されるタイプではない。一族はスピード系だが、いとこの牝馬ケイティラブが直線1000mのアイビスサマーDを勝ったのは6歳夏のこと。また、母の半兄ビーマイナカヤマがダート1200mのガーネットSを連勝したのは6〜7歳時だった。父アドマイヤマックスのただ1つのGI勝ちは6歳時の高松宮記念1200m。母の父サクラローレルは天皇賞(春)、有馬記念の勝ち馬だが、もちろん本格化したのは遅く、1800mの中山記念、2000mの中山金杯を圧勝した鋭い中距離型が本質だった。

 5歳ケイティブレイブは、この夏以降、完全に本物になっている。1900mならそうハイペースの乱戦になる心配はない。正攻法で好位追走から抜け出してくることを期待したい。京都のダートは他場より高速になりがちだが、晴天続きの今週はかなり乾燥したダートでもある。

《JBCスプリント》は、大敗(太め、落鉄)後なので評価は分かれるが、マテラスカイは時計勝負のダート歓迎。2走前の快レコードの1200m通過はなんと1分07秒5だった。父スペイツタウン(その父ゴーンウエスト)は、04年の米BCスプリント(ダ6F)を1分08秒11で快勝して種牡馬となった。

《JBCレディスC》は人気でもラビットラン(父タピット)。昨秋のローズS芝1800mを1分45秒5(上がり33秒5)で猛然と差した爆発力が全開するのは、芝か、京都のような時計勝負の直線平坦のダート。タピットの代表産駒の牝馬アンタパブル(米)は、14年のBCディスタフ(ダ9F)を1分48秒68で勝っている。

 京都のJBC3重賞に触発されて、東京のAR共和国杯も買いたい。あと一歩で勝てないままの1600万条件馬ルックトゥワイス(父ステイゴールド)だが、東京の長丁場なら崩れない。東京の芝2000m以上【1-4-0-0】。54なら差はない。

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2018年11月03日

牝馬限定の2歳重賞「ファンタジーS」(G3、芝1400メートル)が3日、京都競馬11Rで行われ、川田将雅騎手騎乗の圧倒的1番人気ダノンファンタジー(牝2=中内田厩舎)が優勝。
連勝で重賞初勝利を飾った。

 中団やや後ろから競馬を進めたダノンファンタジー。
直線であっさりと先頭に立つと、そのまま堂々と押し切った。
1馬身3/4差の2着に4番人気ベルスール、
さらに首差の3着には6番人気ジュランビルが入った。
勝ちタイムは1分21秒8(良)。

 勝ったダノンファンタジーは
父ディープインパクト、母ライフフォーセルという血統。
デビュー戦は、のちにサウジアラビアRCを勝ったグランアレグリアに敗れたが、続く未勝利戦を完勝。今回が重賞初挑戦だった。
通算戦績は3戦2勝。

 ▼川田の話 無事に勝てて何より。次(の阪神JF)は1600メートルなので、1400ではなく1600のイメージを持って乗った。(鞭は)外から一発、練習がてら入れた。動き出してからは期待通りの脚。特に言うことはなく、期待しかしていない。無事にG1に向かっていけるようにやっていきたい。

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11月3日の東京11Rで行われた第54回京王杯2歳ステークス(2歳オープン、GII、芝1400メートル、馬齢、8頭立て、1着賞金=3800万円)は、
武豊騎手騎乗の2番人気ファンタジスト(牡、栗東・梅田智之厩舎)が好位追走から直線は内めを伸びて、最内のアウィルアウェイとの競り合いを制した。
タイムは1分24秒7(良)。
ファンタジストは、7月の中京の新馬勝ち(芝1200メートル)、
9月の小倉2歳S(GIII、芝1200メートル)に続いて無傷の3連勝。

 ハナ差の2着には後方追走から直線インをついて抜け出したアウィルアウェイ(1番人気)、
さらに2馬身差遅れた3着に3番手から馬場の真ん中を伸びたカルリーノ(6番人気)。

 京王杯2歳Sを勝ったファンタジストは、
父ロードカナロア、母ディーブインアスク、母の父ディープインパクトという血統。
北海道日高町・ShallFarmの生産馬で、
馬主は 廣崎利洋氏。
通算成績は3戦3勝。
重賞は2018年小倉2歳S・GIIIに次いで2勝目。
京王杯2歳Sは、梅田智之調教師は初優勝、
武豊騎手は2003年コスモサンビーム、に次いで2勝目。

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終了したレースを整理しながら展望

 先週27日の京都の萩Sは、シーザリオの牡馬サートゥルナーリア(父ロードカナロア)。東京のアルテミスSは、ソウルスターリングの半妹シェーングランツ(父ディープインパクト)が素晴らしい内容で勝った。

 今週は東京で「京王杯2歳S」1400m。一方、京都では牝馬の「ファンタジーS」1400m。毎週のように2歳馬の重要なレースが連続する。馬券検討と同時に、終了したレースを整理しながら、「阪神JF」「朝日杯FS」「ホープフルS」に目を向け、さらには大きく広がる来年3歳のビッグレースを展望したい。

 京王杯2歳Sには、ダブル登録のあったファンタジーSではなく、牝馬ココフィーユ(父ロードカナロア)、牝馬アウィルアウェイ(父ジャスタウェイ)がこちらに出走する。関東の所属馬ココフィーユの場合は、この頭数で同じ1400mでもあり、また、まだ牡牝の差が生じる時期でもないから、地元の東京で…となったと思えるが、関西馬アウィルアウェイも、牡馬相手の京王杯2歳Sに回ってきた。

 ジョッキーの関係もあるだろうが、アウィルアウェイの場合は、ファンタジーSにはオーナーこそ異なっても同じノーザンF生産の注目馬ダノンファンタジー(父ディープインパクト)がいて、断然の評価を受けている。

 この時期の大きなテーマは、未来(来期)に向けての賞金加算であり、どの馬にとっても(有力馬であればあるほど)、無益な同士討ちは避けたい。

 ファンタジーSのダノンファンタジーは、今回の組み合わせでは文句なしにNO.1候補。なら、そこはダノンファンタジーに任せて、アウィルアウェイはすでに遠征競馬の新潟1400m(左回り)のダリア賞を勝っていることもあり、東京へ…となったと推測される(実際は万全を期してのダブル登録であり、最初から予定は京王杯2歳Sだが、もしも…ということだってある)。

 前回のダリア賞は、スタートもう一歩。インで引く形になったが、「35秒6-(11秒8)-34秒2」=1分21秒6のスローを、外に回って鮮やかに差し切ってみせた。上がり勝負のため差はつかなかったが、最後「11秒0-11秒2」の地点で鋭く伸びて自身の上がりは33秒4。

 母ウィルパワーの半弟に、3歳春に安田記念を勝ち現在は種牡馬のリアルインパクト(父ディープインパクト)、海外GIを含め8勝もしているネオリアリズム(父ネオユニヴァース)のいるスピード系一族。

 アウィルアウェイは馬体重以上にパワフル。牡馬の注目馬ファンタジスト(父ロードカナロア)、アスターペガサス(父ジャイアンツコーズウェイ)相手に一歩も引かないだろう。新馬で勝負強さをみせた牝馬ココフィーユにも要注意。

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2018年11月02日

 今年は京都でJBCの3レースが行われることになり、今週は重賞が6レースとにぎやかな開催になった。
 東京のアルゼンチン共和国杯は、1番人気馬が過去10年で3勝をあげ、2番人気馬も3勝、3番人気馬は2勝をあげており、比較的堅実な結果に結びついている。トップハンデ馬は10年間で3勝、2着2回とまずまずだろう。
 指数上は過去の指数が高い馬や、平均指数上位馬が連軸の中心になっている。

 今年の指数の上位は、ノーブルマーズ、パフォーマプロミス、ガンコ、エンジニア、アルバート、ルックトゥワイス、ムイトオブリガード、トウシンモンステラなど。

 例年、天皇賞(春)、阪神大賞典、菊花賞など、長距離で好走してきた馬たちの活躍が多く、スタミナは必須条件だ。

 長距離戦での実績ならアルバートが最上位だ。一昨年のアルゼンチン共和国杯は2着、昨年は4着、ステイヤーズSは3連覇中だ。今年の阪神大賞典では4着、天皇賞(春)は8着だった。休み明けの前走、たたき台の京都大賞典でも3着に好走しており、ステップに不安もないだろう。

 今年は相手も手薄で恵まれたようだし、順当ならアルバートを中心にと思うところだ。しかし、中団より後ろから差し脚に懸ける馬だけに、58.5キロのハンデはどうしても気にかかる。2000年以降、勝ち馬のハンデは58キロが最高で、58.5キロを背負って勝った馬はいない。

 アルバートの重ハンデを嫌うとすると、他では日経賞を勝ったガンコ、宝塚記念3着のノーブルマーズ、2400で3連勝中のムイトオブリガードなどが注目馬として上がってきそうだ。

 ハンデか楽なのは55キロのムイトオブリガードだろう。前走、1600万条件を勝ったばかりの4歳馬だが、4走前には500万勝ちの後、いきなり阪神大賞典に挑戦、先行して8着も、指数は高レベルだった。その内容がその後、2400での3連勝の快進撃につながるわけで、素質は高いはず。早くから長距離の適性を見定めて、チャレンジしてきた陣営の意気をも良しとしたい。

 スローペースで差し脚比べになりがちな京王杯2歳S。
 今年の前走指数上位は、アスターペガサス、カルリーノ、メイショウオニテ、アウィルアウェイなど。

 スローペース気味の1400メートル戦だけに、鋭い差し脚は必須だ。鋭い差し脚ではアウィルアウェイ、ココフィーユの2頭が抜けた存在だが、前走、新潟のダリア賞を快勝して2戦2勝のアウィルアウェイを中心にとった。


 2歳牝馬のファンタジーS。
 今年の前走指数上位は、ジュランビル、ラブミーファイン、レッドベレーザ、ベルスールなど。他に過去の指数で上位のダノンファンタジー、ヴァニラアイスなども有力馬の一角を占める。

 差し脚上位はダノンファンタジーで、ここでは中心になる馬だろう。その鋭い瞬発力からすると、距離が1600から1400に短くなるのは好材料のはず。


 JBCクラシックはスタミナの問われるダート中距離戦。サンライズソア、クリソライトに注目したい。

 JBCスプリントは快速馬マテラスカイから。2走前の指数は過去1年、ダート界でナンバー2の高指数だった。

 JBCレティスクラシックは、近走好調なラビットラン、プリンシアコメータなどが有力だろう。



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2018年11月01日

11月4日(日曜)
第18回JBCスプリント(Jpn機傍都競馬場・ダート1,200m
第18回JBCクラシック(Jpn機傍都競馬場・ダート1,9000m
第8回JBCレディスクラシック(Jpn機傍都競馬場・ダート1,800m

熱き砂の時代に唯一無二の覇者が君臨する。

4日に京都競馬場で行われる、第18回JBCクラシック(3歳上・JpnI・ダ1900m・1着賞金9000万円)の枠順が1日確定しました。

JpnI・3勝目を狙うケイティブレイブ(牡5、栗東・杉山晴紀厩舎)は4枠8番からのスタートとなりました。
また、今回と同舞台の平安Sを勝っているサンライズソア(牡4、栗東・河内洋厩舎)は2枠4番、
シリウスSで古馬を破ったオメガパフューム(牡3、栗東・安田翔伍厩舎)は7枠14番に入りました。

日本テレビ盃で2着のアポロケンタッキー(牡6、栗東・山内研二厩舎)は6枠12番、
フェブラリーSの覇者ノンコノユメ(セ6、美浦・加藤征弘厩舎)は5枠9番、
復活を目指すテイエムジンソク(牡6、栗東・木原一良厩舎)は5枠10番となっております。
発走は15時40分。枠順は以下の通りです。

 ( )内は性齢、騎手・調教師

1-1 センチュリオン(牡6、幸英明・田村康仁)
1-2 タガノゴールド(牡7、下原理・新子雅司)
2-3 シュテルングランツ(牡7、的場文男・小久保智)
2-4 サンライズソア(牡4、C.ルメール・河内洋)
3-5 アスカノロマン(牡7、太宰啓介・川村禎彦)
3-6 マイネルバサラ(牡5、戸崎圭太・松山将樹)
4-7 サウンドトゥルー(セ8、大野拓弥・高木登)
4-8 ケイティブレイブ(牡5、福永祐一・杉山晴紀)
5-9 ノンコノユメ(セ6、内田博幸・加藤征弘)
5-10 テイエムジンソク(牡6、古川吉洋・木原一良)
6-11 カツゲキキトキト(牡5、大畑雅章・錦見勇夫)
6-12 アポロケンタッキー(牡6、M.デムーロ・山内研二)
7-13 オールブラッシュ(牡6、C.デムーロ・村山明)
7-14 オメガパフューム(牡3、和田竜二・安田翔伍)
8-15 テーオーエナジー(牡3、岩田康誠・宮徹)
8-16 クリソライト(牡8、武豊・音無秀孝)

※出馬表は主催者発表のものと照合してください。

selvas2 at 10:43コメント(0) 
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