2019年01月

2019年01月31日

ダノンチェイサー
牡3歳
調教師:池江泰寿(栗東)
父:ディープインパクト
母:サミター
母の父:Rock of Gibraltar
ここに注目!
母はイギリス産で、愛1000ギニーなどG1を2勝した活躍馬。日本のトップサイヤーとの配合には、期待を抱かずにいられない。2017年のセレクトセール1歳馬セッションにおいて2億7000万円(消費税込み)で落札された本馬も、ここをステップにクラシック路線へ進みたい。

エングレーバー
牡3歳
調教師:中内田充正(栗東)
父:オルフェーヴル
母:マルティンスターク
母の父:シンボリクリスエス
ここに注目!
父は現役時代にクラシック三冠制覇などG気6勝をマーク。種牡馬としても、初年度産駒からラッキーライラック(阪神ジュベナイルフィリーズ)、エポカドーロ(皐月賞)という2頭のG鞠呂誕生している。本馬も、この先の大舞台での活躍が見込まれる。

アガラス
牡3歳
調教師:古賀慎明(美浦)
父:ブラックタイド
母:ロッシェノワール
母の父:ブラックホーク
ここに注目!
母は現役時代にデビュー戦2着の後、未勝利、500万下クラスと連勝。本馬もデビューから3戦して1勝、2着2回と、母譲りの仕上がりの早さを見せている。半兄ギャラルホルン(父スマートファルコン)はダートで2勝を挙げたが、ブラックタイド産駒の本馬は芝にも対応している。

ヴァンドギャルド
牡3歳
調教師:藤原英昭(栗東)
父:ディープインパクト
母:スキア
母の父:Motivator
ここに注目!
母はフランスのG3勝ち馬。母の父Motivatorは英ダービーなどG1を2勝し、その父Montjeuは凱旋門賞などG1・6勝を挙げた重厚な血統だ。本馬にとって、今の京都のタフな芝コンディションはぴったりと言えるだろう。

ハギノアップロード
牡3歳
調教師:松田国英(栗東)
父:ブラックタイド
母:ウェイクアップマギー
母の父:Xaar
ここに注目!
デビュー以来7戦して〔1・2・3・1〕の成績で、全てのレースで掲示板(5着以内)を確保。キャリアの豊富さと安定感は、今回のメンバーでも上位と言えるだろう。これまでも相手なりに走ってきた馬だけに、初めての重賞挑戦でも臆することはないはずだ。

メイショウテンゲン
牡3歳
調教師:池添兼雄(栗東)
父:ディープインパクト
母:メイショウベルーガ
母の父:フレンチデピュティ
ここに注目!
母は現役時代にG犠,舛海修覆ったが、重賞2勝を牡馬相手に挙げるなど、中長距離戦線で活躍。しかも、その2勝は共に京都・芝コースで手にしたものだった。本馬は今回が重賞初挑戦になるが、母の得意とした舞台なら上位進出が期待できる。

マコトジュズマル
牡3歳
調教師:鮫島一歩(栗東)
父:ハービンジャー
母:マコトキンラン
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
祖母ブゼンキャンドルは、1999年の秋華賞を12番人気で優勝。父ハービンジャーも、産駒が挙げたG4勝のうち3勝が京都・芝コース。本馬も、初勝利は京都だった。今回は初めての重賞挑戦になるが、舞台は合うはずだ。

タガノディアマンテ
牡3歳
調教師:鮫島一歩(栗東)
父:オルフェーヴル
母:タガノレヴェントン
母の父:キングカメハメハ
ここに注目!
同じ厩舎に所属していた半兄タガノトネール(父ケイムホーム)は、ダート重賞を2勝。その他のきょうだいもダート向きの馬が多かった。ただ、本馬は父が三冠馬に替わったことで、ここまで高い芝適性を見せている。今のタフな芝コンディションも歓迎材料だろう。


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2019年01月30日

インディチャンプ
牡4歳
調教師:音無秀孝(栗東)
父:ステイゴールド
母:ウィルパワー
母の父:キングカメハメハ
ここに注目!
昨年12月の1600万下・元町S(阪神・芝1600メートル)を勝ってオープンクラス入り。騎乗した福永祐一騎手は「初めて乗った時から高い才能を感じていました。来年はこの馬でG気帽圓韻譴个いい任垢諭廚罰萍に期待を寄せており、ここも目が離せない。

タワーオブロンドン
牡4歳
調教師:藤沢和雄(美浦)
父:Raven's Pass
母:スノーパイン
母の父:Dalakhani
ここに注目!
昨年5月のNHKマイルC(12着)は、直線で前が窮屈になるシーンがあって不完全燃焼に終わったが、これまで重賞2勝(京王杯2歳S、アーリントンC)を挙げている現4歳世代屈指のマイラー。本レースに照準を合わせて熱心に乗り込まれ、仕上がりに抜かりはない。

レイエンダ
牡4歳
調教師:藤沢和雄(美浦)
父:キングカメハメハ
母:ラドラーダ
母の父:シンボリクリスエス
ここに注目!
日本ダービー、天皇賞(秋)を制したレイデオロの全弟にあたり、ポテンシャルの高さは相当。母が全4勝を1400から1600メートルで挙げた馬だけに、今回、400メートルの距離短縮がプラスに働く可能性はありそうだ。今後の活躍を占う意味でも、重要な一戦になる。

ロジクライ
牡6歳
調教師:須貝尚介(栗東)
父:ハーツクライ
母:ドリームモーメント
母の父:Machiavellian
ここに注目!
3歳時のシンザン記念を優勝。その後骨折が判明して1年11か月に及ぶ長期休養を余儀なくされたが、前々走の富士Sを制して完全復活をアピールした。現役トップクラスの相手にもまれた前走のマイルチャンピオンシップ(14着)での経験を糧に、今年はさらなる飛躍が期待される。

サトノアレス
牡5歳
調教師:藤沢和雄(美浦)
父:ディープインパクト
母:サトノアマゾネス
母の父:Danehill
ここに注目!
2016年に朝日杯フューチュリティSを制し、同年度のJRA賞最優秀2歳牡馬を受賞。昨年の安田記念では勝ち馬から0秒2差の4着に入り、あらためて能力の高さを示した。前走の阪神Cこそ15着と大敗したが、坂路とウッドチップコース併用の調整パターンに戻して巻き返しを図る。

テトラドラクマ
牝4歳
調教師:小西一男(美浦)
父:ルーラーシップ
母:リビングプルーフ
母の父:ファルブラヴ
ここに注目!
昨年のクイーンCを快勝し、牡馬相手のNHKマイルC(14着)では3番人気に支持された素質馬。前走のオープン特別・オーロC(東京・芝1400メートル)は6着に敗れたが、球節不安で約6か月の休み明けだったことを踏まえれば、悲観する内容ではなかったはずだ。

ジャンダルム
牡4歳
調教師:池江泰寿(栗東)
父:Kitten's Joy
母:Believe
母の父:Sunday Silence
ここに注目!
一昨年はデビューから2連勝でデイリー杯2歳Sを制すと、続くホープフルSでは2着に好走した。昨年秋は富士S7着、マイルチャンピオンシップ16着とひと息の成績だったが、母ビリーヴはスプリントG2勝馬で、本馬もスピードの絶対値はここでも引けを取らないだろう。

レッドオルガ
牝5歳
調教師:藤原英昭(栗東)
父:ディープインパクト
母:エリモピクシー
母の父:ダンシングブレーヴ
ここに注目!
兄に4頭の重賞ウイナーがいる血統背景を持つ。重賞初挑戦となった前走のターコイズSは勝ち馬から0秒3差の6着だったが、全5勝を左回りの芝1600メートルでマークしている馬。今回は牡馬相手になるが、絶好の舞台なら前走以上のパフォーマンスが期待できそうだ。


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2019年01月29日

更に相手が強くなるフェブラリーSで通用するのか

 4歳せん馬コパノキッキング(父スプリングアトラスト)の鮮やかな差し切りが決まり、この3歳後半からの上昇馬は9戦【7-1-0-1】となった。昨年10月にオープン入りして急激に相手強化なのに、「OP特別→GIIIカペラS→GIII根岸S」。驚くことに、相手が強くなるたびに一段と強くなっている。

 今回は出負けすることなく互角のスタートから中団の外で機をうかがい、直線、先にインから抜け出しかかったユラノト(父キングカメハメハ)をきれいに差し切った。昨秋から480キロ前後に落ち着いた身体は、芝の中=長距離タイプを思わせるスマートな体型で、トップクラスのダート巧者の中に入ると華奢に映るくらいだが、乾いたダートでもシャープに伸びるから素晴らしい。

 騎乗して日本での初重賞制覇を飾ったO.マーフィー騎手は「ドバイのゴールデンシャヒーン(ダート1200m)でも好勝負」と称えたが、小林祥晃オーナーはかねてからの希望通り、藤田菜七子騎手とのコンビで「フェブラリーS出走」を明言した。

 ここまでの9戦は1400m以下。今回のレースの後半3ハロンは「12秒2-12秒0-12秒2」=36秒4。最後まで鈍ることなく伸びたコパノキッキングの上がりは「35秒4」。稍重くらいのもっと走りやすいダートなら、マイルもこなせると思えるが、「インティ、オメガパフューム、ゴールドドリーム、ノンコノユメ…」などが出走を予定するフェブラリーSで勝ち負けできるだろうか。

 追いまくって相手をねじ伏せるようなパワー型ではないので、菜七子騎手に合うタイプと思える。今回と同じような正攻法でなくとも、直線の切れを生かせるダート巧者でもある。父スプリングアトラスト(その父シルヴァーデピュティ)は、G1ドンH(9F)など5勝中4勝が8〜9F。母方も短距離系というわけではない。

 祖母シャルナ(父ダルシャーン)は輸入牝馬。9頭の産駒を送っているが、8番仔にあたるセラドン(父は日本のゴールドヘイロー)だけが一時輸出の形になったUSA産で、USAで購入されたコパノキッキングは外国産馬。デビュー戦からすでにせん馬。下の妹2頭はインド産とされる。不思議な背景を秘めるコパノキッキングは、これからさらに驚くような競走成績を残すかもしれない。強運の小林オーナーの不思議も重なる。


 2着ユラノトは、これでオープンのダート「5,1,4,2,2」着。1400-1800mで一度も大崩れしていない。ダートのオープンの層は厚く、今回の2着賞金を加算しても、陣営の目標とするフェブラリーS出走「OKの賞金」に達したとはいえないが、休み明けで好走した武蔵野S(1分35秒2)の内容から、経験は少なくても1600mは合うだろう。母コイウタはハイレベルだったヴィクトリアマイルの勝ち馬でもある。

 クインズサターン(父パイロ)は初の1400mをこなしてみせたが、またまた3着。これでオープンクラスで掲示板に載ること「11回目」の安定性を示したが、残念ながらどうしても勝てないだけに、賞金額からフェブラリーS出走は難しい。

 人気の中心だったサンライズノヴァ(父ゴールドアリュール)は、毛ヅヤも良く仕上がりに不安なしと映ったが、凡走のなかったこの距離にしては珍しく8着にとどまってしまった。「心もち余裕残りの馬体だったかもしれない」という見方もあったが、前回が1800mとはいえ後方から差詰めだけのレースに終わったこともあり、スタートの小さな出負けはいつもことで関係ないが、悠然と構えて勝った同じ1400mのグリーンチャンネルCなどに比べると、動き出しが早かったように見えた。豪快な追い込み一手の戦法は荒々しいように見えて、サンライズノヴァには同馬なりの独特の呼吸のリズムがあるのだろう。

 快速マテラスカイ(父スペイツタウン)は、大外16番の不利を感じさせない好スタートから軽快に単騎逃げに持ち込めた。パサパサのダートが合わなかったのが最大の敗因だが、「35秒0-47秒1→」のペースで行って後半「38秒1」。捕まってからはムリをしなかった結果であり、負けたときの逃げ馬は、3着も12着も同じようなものだとはいうが、がんばって粘ろうとする気力がなかったのが気になった。

 直前の京都で行われた「シルクロードS」。快勝した4歳ダノンスマッシュ(父ロードカナロア)は、これで芝1200m【3-1-0-0】。母スピニングワイルドキャット(父ハードスパン)とほとんど同じ血統構成の兄は、名種牡馬になりつつあるウォーチャント(父ダンチヒ)。祖母ハリウッドワイルドキャットの競走成績もすごい。これから大変なスピード馬に育ちそうである。

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2019年01月28日

1月27日の東京11Rで行われた第33回根岸ステークス(4歳以上オープン、別定、GIII、ダート・1400メートル、16頭立て、1着賞金=3800万円)は、
オイシン・マーフィー騎手騎乗の2番人気コパノキッキング(セン4歳、栗東・村山明厩舎)が
後方追走から直線は馬場の真ん中を堂々と伸びて差し切りV。
昨年のカペラSに続く重賞2連勝を飾った。
タイムは1分23秒5(良)。

3/4馬身差の2着に好位から伸びた3番人気ユラノト、
さらに1馬身3/4差遅れた3着には馬場のインから末脚を伸ばした5番人気クインズサターンが入った。

根岸Sを勝ったコパノキッキングは
父Spring At Last、母Celadon、母の父Gold Haloという血統。
米国・Reiley McDonaldの生産馬で、
馬主は小林祥晃氏。
通算成績は9戦7勝。
重賞は2018年のカペラS(GIII)に次いで2勝目。
村山明調教師は根岸S初勝利、
O・マーフィー騎手はJRA重賞初勝利。

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2019年01月27日

1月27日の京都11Rで行われた第24回シルクロードS(4歳以上オープン、ハンデ、GIII、芝1200メートル、18頭立て、1着賞金=3900万円)は、
1番人気に支持されたダノンスマッシュ(牡4歳、栗東・安田隆行厩舎)が好スタートから好位の内を追走すると、直線で外に持ち出し豪快に伸びて勝利。
昨秋の京阪杯に次いでスプリント重賞連勝を果たした。
タイムは1分8秒3(良)。

1馬身1/4馬身半差の2着に中団から渋太く伸びたエスティタート(11番人気)、
さらにクビ差の3着には後方から追い込んだ9歳馬のティーハーフ(12番人気)が入線した。

シルクロードSを制したダノンスマッシュは、
父ロードカナロア、母スピニングワイルドキャット、母の父Hard Spun。
北海道新ひだか町・ケイアイファームの生産馬で、
馬主は(株)ダノックス。
戦績は11戦5勝。
重賞は18年京阪杯(GIII)に続き2勝目。
シルクロードSは管理する安田隆行調教師は12年ロードカナロアに次いで2勝目、
騎乗した北村友一騎手は初勝利。

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タフな芝のシルクロードSも、狙いはパワー型

 今年のGI第一弾「フェブラリーS」の前哨戦。過去10年、根岸SをステップにフェブラリーSで馬券(3着以内30頭)に関係した馬は6頭にとどまる。

 思われるほど強い結びつきはなく、その6頭の根岸Sの成績は「3,1,1,2,1,1」着。根岸Sを勝ち負けするくらいでないと、GIフェブラリーSでの好走はムリ、という関係を示している。

 1分22秒0以内の速い時計をもつ馬が4頭もいるが、ほとんど降雨のない今年のダートは乾燥しているため(不凍液を使用するシーズンなので多量の散水はできない)、勝ちタイムは1分23秒0前後に落ち込む公算大。

 JRAレコードの1分20秒3(中京不良)を持つ快速マテラスカイ(武豊)が大外の16番枠を引いてしまった。コース形態から決して有利ではなく、なだめながらゆっくりハナに立つのは難しい。最終的に全体のタイムがかかりそうなコンディションのわりに、厳しいペースだろう。少なくとも1400mなのに…とされる緩い流れはない。追って味のある差し馬、パワーの追い込み型が台頭する。

 切れる差し馬は多いが、パワー兼備の追い込み馬サンライズノヴァ(父ゴールドアリュール)は、東京ダート1400〜1600m【6-3-0-2】。めったに崩れず、1400mに限れば昨年の根岸Sハナ差2着など【2-2-0-0】。うち3回を上がり3ハロン34秒台でまとめている。1分21秒5(重)の速い時計はあっても、快速タイプというよりは迫力のパワー型。3走前のグリーンチャンネルC快勝は1分23秒4(上がり35秒4)。あの内容が今季の乾いたダートOKを示している。また、一連の成績が示すように、別定57キロは他馬との比較上きわめて有利だ。

 前回、残った数字以上に強烈な追い込みだったコパノキッキング、崩れなくなってきたユラノトが相手本線。先行タイプはマテラスカイ以下押えまで。

 京都は今週からBコースになるが、少しタフな芝状態は変わらない。「シルクロードS」の推定勝ち時計は、雪が降らずに良馬場でも1分08秒台中盤か。最大の伏兵はパワー兼備のリョーノテソーロ。出負けし、最後は詰まって脚を余すレースが続くが、3〜4走前は連続して上がり33秒台。前走も、上がり時計は勝ち馬を0秒1上回っている。

 血統背景は、ストームキャットや、ミスタープロスペクター系種牡馬がパズルのように交錯するアメリカの快速系。母の父スペイツタウン(その父ゴーンウエスト)は、根岸Sのマテラスカイの父にも登場する。

 父ジャスティンフィリップ(11歳)はまだ新進種牡馬だが、スペイツタウンも勝ったサラトガのダ6FのGIIを、GIに昇格後の13年に快勝して名を上げたストームキャット系。また出負けでは苦しいが、軽いハンデと、平坦の直線に狙いを定めた2度目の京都遠征。坂井瑠星騎手(21)のJRA初重賞制覇は、こういう可能性に満ちた新星かもしれない。

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2019年01月26日

1月26日の中京11Rで行われた第56回愛知杯(4歳以上オープン、牝馬、GIII、芝2000メートル、ハンデ、14頭立て、1着賞金=3600万円)は、
津村明秀騎手騎乗の8番人気ワンブレスアウェイ(牝、美浦・古賀慎明厩舎)が直線半ばで先頭に立つと、後続の追撃を振り切って勝利した。
タイムは2分00秒0(良)。
半馬身差の2着にはノームコア(1番人気)、
さらにクビ差遅れた3着にランドネ(4番人気)。

愛知杯を勝ったワンブレスアウェイは、
父ステイゴールド、母ストレイキャット、母の父ストームキャットという血統。
北海道白老町・白老ファームの生産馬で、
馬主はサンデーレーシング。
通算成績は22戦6勝。
重賞は初制覇。
愛知杯は、古賀慎明調教師、津村明秀騎手ともに初勝利。

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古馬牝馬限定戦、人気薄の伏兵達に要注意

 この重賞が「牝馬限定戦」に変わり、なおかつ初夏から冬シーズンに移ったのは2006年から。まだそれほどリピーターの多いレースではないが、最初の2006年の勝ち馬アドマイヤキッスから、昨年の3着馬マキシマムドパリまで、2回馬券に絡んだ馬が5頭もいる。これは古馬の牝馬限定戦のパターン通り。

 昨年も出走していた馬が今年は4頭いる。「昨年1着のエテルナミノル(6番人気)、2着レイホーロマンス(11番人気)、6着ワンブレスアウェイ(8番人気)、10着キンショーユキヒメ(4番人気)。

 みんな人気薄の伏兵だったので印象は薄いが、この4頭、また今年も人気薄の伏兵なので、要注意だろう。同じ冬シーズン、コースは中京(小倉開催も含まれる)。相手は変わっても、コース適性を生かし、調子の波が一致すれば昨年と同じようなレースが展開できる可能性がある。

 人気の4歳ノームコア(父ハービンジャー)以下は強力だが、同じハービンジャー産駒で、昨年2着のレイホーロマンスに注目。ここは昨年と同じ叩き3戦目になる。いつも調教は動く馬だが、今季のデキも悪くない。昨年は18頭立ての激戦を上がり最速の34秒0で突っ込み0秒1差の快走だった。ハンデは51→52ならまったく不利はない。中京コースでは12月に行われる尾張特別を勝った星もある。半兄の現8歳馬スズカデヴィアスは金鯱賞3着馬。祖母の半弟スズカフェニックスは高松宮記念を1着、3着。3代母の半兄シンコウキングは高松宮杯(当時)の1着馬。名うての中京血統であり、差し一手だけに、18頭立てだった昨年ほど頭数が多くないのも有利だろう。

 同じように昨年は6番人気で勝っているエテルナミノル(父エンパイアメーカー)も、まだ衰えはない。このところしばらく活躍馬のいなかったファミリーに現在は勢いがあり、昨秋のJBCクラシックを2着のあと、東京大賞典を勝った4歳オメガパフュームとは、イトコの関係になる。勝ち星6勝中の5勝を10月-1月に記録する冬シーズン向きの強みもある。

 エリザベス女王杯を3歳馬として5着したノームコアは、引き続きC.ルメール騎乗。4着レッドジェノヴァ(父シンボリクリスエス)は、M.デムーロを配してきたので評価は下げられないが、昨年の1-2着コンビのエテルナミノル、レイホーロマンスをうまく絡ませたい。

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2019年01月25日

G1フェブラリーSを目指す馬たちの前哨戦、根岸Sが今週のメイン。
 ダートの短距離戦だけに、指数の上位馬の活躍が目立つ。なかでも過去10年のうち9年で連対している平均指数の上位馬が連軸の中心になりそう。
 1番人気は過去10年で3勝、2着3回、連対率60%と、まずまずの成績だ。

 今年の指数上位馬はクインズサターン、マテラスカイ、ワンダーリーデル、ユラノト、サンライズノヴァ、モーニン、メイショウウタゲなど。

 ダート1400メートルの短距離戦だけに、比較的ペースが速くなりがち。後方一気の鋭い差し脚がある馬たちや、前々でレースができて、粘るスタミナのある馬たちに流れが向くレースだろう。

 後方一気の差し脚なら、コパノキッキング、サンライズノヴァ、ワンダーリーデルなどが鋭い。先行力があり、スタミナで押し切るパワーがあるのはマテラスカイ、ユラノトなどだ。

 差し脚上位の4歳馬コパノキッキングは目下3連勝中。ただ、1000、1200メートル戦は合わせて6戦6勝を誇るが、1400では2戦して勝利がなく、(0101)の成績だ。距離を克服できるかが課題だろう。

 サンライズノヴァは昨年の2着馬。3連勝のあと、前走、ダートG1チャンピオンズCは追って届かずの6着に終わった。ダートの勝ち星は1400、1600に集中しており、合わせて(6302)だが、1800メートルは(1212)。距離が少し長かったのだろう。東京は(6302)。戸崎騎手とは(5404)と相性が良く、巻き返しを期待できるのではないか。

 ハイペースで逃げるのがマテラスカイだ。得意距離は(5204)のダート1200戦で、ダート1400は(1204)。ただ、昨夏にダート1400のプロキオンSを100を超す高指数で逃げ切り勝ちを収めており、距離適性に欠けるとは思えない。中央のダート戦を逃げたときには(4200)とパーフェクト連対を果たしており、ここでも楽にハナに立てるはず。

 先行馬のなかで注目はユラノト。ダート1700、1800戦(5111)で実績を積んできて、ダート1400は(1103)に過ぎないが、ハイペースもあるメンバー構成だけに、長目の距離でスタミナを鍛えてきたことが、生きてくるのではないか。ルメール騎手とは(5101)なのも心強い。人気は薄いと思うが、それだけにユラノトからの組み立てに妙味がありそうだ。

 京都のシルクロードSは、短距離のハンデ戦。過去10年、1番人気馬は2勝、2着1回とやや不振。とはいえ、2、3番人気馬が合わせて6勝しており、勝ち馬は上位人気馬から取るのがセオリーのようだ。トップハンデ馬は2勝、2着2回と4連対。成績はいまひとつだ。指数上は、ランク馬たちがよく健闘しており、前走指数の上位馬や、平均指数の上位馬が連軸向きだろう。

 今年は、ペイシャフェリシタ、ティーハーフ、キングハート、ナインテイルズ、アンヴァルなどが前走指数の上位馬。過去の指数や平均指数で、セイウンコウセイ、アレスバローズ、ラインスピリット、ダイメイプリンセス、リョーノテソーロ、ビップライブリーなどが上位だ。

 2年前の高松宮記念の勝ち馬セイウンコウセイが58キロのトップハンデを背負う。実績だけでなく指数上も最上位の馬だが、重ハンデは気になる。

 ペースは上がりそうで、差し脚のある馬たちに向く展開だろう。ハイペース気味のペースを追走して差し脚を使えるのはエスティタート、ティーハーフ、ペイシャフェリシタ、リョーノテソーロなどだ。

 注目は9歳馬ながら、前走、淀短距離Sを後方一気の差し脚で3着に上がってきたティーハーフ。休み明けで、おまけに59キロを背負ってのもので、直線、最後方から勝ち馬と差のないところまで詰めた。ペースや展開次第のところがある馬だが、京都の1200は(4115)と比較的安定しており、復活の兆しに注目したい。

 指数上はまだ物足りないが、ハンデ戦だけに恵ハンデの4歳馬リョーノテソーロにもチャンスがあるかもしれない。

 先行馬から軸馬を取るならダノンスマッシュだろう。札幌キーンランドC2着で見せたように、ハイペースに耐えるスタミナも豊富だ。前走の京阪杯も先行して差し切る横綱相撲で完勝。ここにきて、本格化を感じさせる4歳馬だ。常識的にはこの馬が中心になるのかもしれない。

 先行して粘る、ナインテイルズ、セイウンコウセイ、ペイシャフェリシタ、ラインスピリット、ラブカンプー、アレスバローズなどが連下候補。

 中京の愛知杯は2016年から1月の開催に変わった。牝馬限定のハンデ戦は、難解で波乱も多い。
 今年の指数上位馬は、レイズアベール、ティーエスクライ、レイホーロマンス、コルコバード、ウスベニノキミ、ランドネ、ノームコア、エテルナミノル、キンショーユキヒメなど。

 スローペース必至で、差し脚比べ。差し脚上位のレイズアベール、ノームコア、コルコバード、レッドジェノヴァ、レイホーロマンス、ウスベニノキミなどが連軸の有力馬に浮上してくる。

 指数上は4歳馬ランドネが最上位。ハンデも53キロに恵まれ、好スタートから、そのまま逃げ切りもありそう。

 差し馬なら、格上挑戦になるが、50キロの軽ハンデ馬レイズアベールに注目したい。2000メートルは(2110)と安定しており、軽ハンデを生かして中団からの差し脚が届くのではないか。



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ダノンスマッシュ
牡4歳
調教師:安田隆行(栗東)
父:ロードカナロア
母:スピニングワイルドキャット
母の父:Hard Spun
ここに注目!
昨夏の北海道では結果を残したが、陣営によると本馬は暑さにそこまで強くなく、寒い時季の方が調整しやすいのだとか。馬体重の変動が大きくないのは父と同じ。2戦2勝の京都コースで重賞連覇を遂げて大舞台に駒を進めるのか、注目の一戦だ。

ラブカンプー
牝4歳
調教師:森田直行(栗東)
父:ショウナンカンプ
母:ラブハート
母の父:マイネルラヴ
ここに注目!
調教の動きは地味で、併せ馬で遅れることもしばしば。厚みのない小柄な馬体に加え、歩様も少し硬めなので、パドックで良く見せることもない。スプリンターにしては珍しいタイプだが、それでも競馬では走る。究極の実戦タイプと言えそうだ。

ダイメイプリンセス
牝6歳
調教師:森田直行(栗東)
父:キングヘイロー
母:ダイメイダーク
母の父:ダンスインザダーク
ここに注目!
牝馬ながら500キログラム前後の馬格を誇るたくましい馬体の持ち主。絞りにくい時季だけに評価は難しく、実際、冬場に実績を残している馬ではない。約4か月ぶりの実戦ということで、中間はかなりハードに追い切られているが、当日の気配には注目が必要だろう。

ナインテイルズ
牡8歳
調教師:中村均(栗東)
父:ローエングリン
母:マイネフォクシー
母の父:メジロライアン
ここに注目!
前走のオープン特別・淀短距離S(京都・芝1200メートル)は、14キログラムの馬体重増。これで勝っているのでマイナス材料にするほどではないのだろうが、気持ち余裕の残る見た目だったのは確か。間隔の詰まった今回の方が、馬体も締まってくるはずだ。

アンヴァル
牝4歳
調教師:藤岡健一(栗東)
父:ロードカナロア
母:アルーリングボイス
母の父:フレンチデピュティ
ここに注目!
レースを使われながら馬体がボリュームアップし、前走2着時の468キログラムはキャリア最高の数字だった。成長している証拠と考えていいだろう。寒い時季の牝馬なので、毛ヅヤはひと息かもしれないが、状態面の不安はないはず。今回も好勝負が期待できるだろう。

セイウンコウセイ
牡6歳
調教師:上原博之(美浦)
父:アドマイヤムーン
母:オブザーヴァント
母の父:Capote
ここに注目!
一昨年の高松宮記念を勝ったG汽曄璽后K寨茵▲魯鵐農錣聾いている条件ではないはずだが、重い斤量を背負ってもそれほどスピードが鈍らない。寒い時季に良績を残しているのも、注目したいポイントだ。

アレスバローズ
牡7歳
調教師:角田晃一(栗東)
父:ディープインパクト
母:タイセイエトワール
母の父:トニービン
ここに注目!
昨年の本レースは2番人気で11着と大敗。この1戦を含め、京都・芝1200メートルでは3戦して3着以内に入ったことが1度もない。同じ小回り平坦のコース形態の小倉競馬場では勝ち星を挙げているが、京都は相性が良くない可能性がある。

ラインスピリット
牡8歳
調教師:松永昌博(栗東)
父:スウェプトオーヴァーボード
母:リボンストライプ
母の父:トニービン
ここに注目!
オープンクラスで3勝をマークしているが、そのうちの2勝が京都・芝1200メートル。相性の良さは言うまでもないだろう。立ち回りがポイントになってくるタイプなので、出走馬の並びも含めた枠番にも注目したいところだ。


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2019年01月24日

サンライズノヴァ
牡5歳
調教師:音無秀孝(栗東)
父:ゴールドアリュール
母:ブライトサファイヤ
母の父:サンダーガルチ
ここに注目!
昨年の根岸Sでは、直線で豪快な末脚を発揮して勝ち馬とハナ差の2着に入った。前走のチャンピオンズCは6着に敗れたが、〔6・3・0・2〕と得意にしている東京・ダートに舞台が替わる今回は、一昨年のユニコーンS、昨年の武蔵野Sに続く自身3度目の重賞制覇の期待が高まる。

コパノキッキング
せん4歳
調教師:村山明(栗東)
父:Spring At Last
母:Celadon
母の父:Gold Halo
ここに注目!
前走のカペラSでは、後方追走から最後の直線では大外に進路を取って鮮やかな末脚を披露し、見事に重賞初制覇を飾った。まだレースキャリアは8戦だが、早くも6勝をマーク。今回は200メートルの距離延長が課題も、目下3連勝中の勢いに注目だ。

マテラスカイ
牡5歳
調教師:森秀行(栗東)
父:Speightstown
母:Mostaqeleh
母の父:Rahy
ここに注目!
昨夏のプロキオンSを4馬身差で快勝し、秋にはJBCスプリントで2着に好走。ダート短距離で見せるスピードは一級品だ。前走の兵庫ゴールドT(Jpn掘1狹帖Ε澄璽1400メートル、5着)は1番人気に応えられなかったが、ここは巻き返しが期待される。

モーニン
牡7歳
調教師:石坂正(栗東)
父:Henny Hughes
母:Giggly
母の父:Distorted Humor
ここに注目!
2016年に根岸SとフェブラリーSを連勝。デビュー7戦目でG気鮴覇した実力馬だ。その後は少し精彩を欠く時期もあったが、昨年はコリアスプリント(韓国G1。ダート1200メートル)を勝つなど、随所で高い能力を示している。明けて7歳だが、末脚は健在だ。

サトノファンタシー
牡6歳
調教師:松田国英(栗東)
父:クロフネ
母:ディナーブレイク
母の父:Tale of the Cat
ここに注目!
前走のオープン特別・霜月S(東京・ダート1400メートル)を快勝して、通算7勝目をマーク、そのうちの5勝をダート1400メートルで挙げており、距離適性は抜群だ。今回も前走と同じ舞台。重賞初制覇のチャンスを迎えた。

ユラノト
牡5歳
調教師:松田国英(栗東)
父:キングカメハメハ
母:コイウタ
母の父:フジキセキ
ここに注目!
デビューは3歳の5月と遅かったが、その後は順調にレースを使われ、4歳の夏までに6勝をマーク。好位から確実に末脚を伸ばすレースぶりは安定感があり、距離の融通性も高い。重賞でも好勝負が期待される。

ケイアイノーテック
牡4歳
調教師:平田修(栗東)
父:ディープインパクト
母:ケイアイガーベラ
母の父:Smarty Jones
ここに注目!
昨年はNHKマイルカップを優勝するなど、芝で高い能力をアピールした。今回は初めてのダート挑戦になるが、母はダートで9勝を記録した実績馬。血統面からは対応が可能なはずで、新境地開拓の期待が高まる。

キタサンミカヅキ
牡9歳
調教師:佐藤賢二(船橋)
父:キングヘイロー
母:キタサンジュエリー
母の父:サクラバクシンオー
ここに注目!
昨年のNAR年度代表馬。1年を通じて安定したレースを続け、好メンバーのそろったJBCスプリントでも3着に健闘した。今回は東京・ダートコースに替わるが、冬場のパワーを要求される馬場は得意な馬。乾いた馬場なら勝機も広がりそうだ。



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2019年01月23日

ノームコア
牝4歳
調教師:萩原清(美浦)
父:ハービンジャー
母:クロノロジスト
母の父:クロフネ
ここに注目!
中山競馬場が舞台だった紫苑Sの勝ちっぷりから見れば、直線の急坂でグンと伸びるタイプと判断できる。右回りと左回りの違いこそあれ、中山競馬場と同じく直線に急坂が待ち受ける中京競馬場は合いそうだ。

レッドジェノヴァ
牝5歳
調教師:小島茂之(美浦)
父:シンボリクリスエス
母:コロンバスサークル
母の父:ホワイトマズル
ここに注目!
昨年のエリザベス女王杯(4着)以来2か月半ぶりの実戦になるが、これまで2か月以上の休み明けでは5着、11着、12着、3着と勝ち星を挙げていない。ここは仕上がり具合に注意を払いたい。

ランドネ
牝4歳
調教師:角居勝彦(栗東)
父:Blame
母:Loure
母の父:A.P. Indy
ここに注目!
オークストライアル・スイートピーS(東京・芝1800メートル、1着)は2番手から抜け出したが、理想は逃げる形。逃げた時は4戦2勝、2着1回、3着1回と3着以内を外したことがない。今回も、同型馬との兼ね合いが大きなポイントとなるだろう。

コルコバード
牝6歳
調教師:木村哲也(美浦)
父:ステイゴールド
母:エンシェントヒル
母の父:エンドスウィープ
ここに注目!
2016年6月の500万下・稲城特別(東京・芝2400メートル、2着)以降は、芝2200メートル以上の距離を使われてきた。芝2000メートルを走るのは今回が初めて。距離短縮でスピードに戸惑う可能性は否定できない。

ウラヌスチャーム
牝4歳
調教師:斎藤誠(美浦)
父:ルーラーシップ
母:アメジストリング
母の父:フジキセキ
ここに注目!
過去4勝時の自身の推定上がり3ハロンタイムは、順に32秒0、33秒6、33秒2、34秒3。どちらかと言えばルーラーシップ産駒は長くいい脚を使えるタイプだが、本馬は例外と言えそうだ。速い時計での決着で、決め手を生かせる形がベストだろう。

レイホーロマンス
牝6歳
調教師:橋田満(栗東)
父:ハービンジャー
母:スズカローラン
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
これまで重賞での3着以内は2度あるが、それぞれのレースの上がり3ハロンタイムは35秒1と35秒4だから、上がりがかかる展開が理想だ。これまで重馬場や不良馬場の芝では走った経験がないが、雨が降ったとしても問題ないタイプだろう。

ワンブレスアウェイ
牝6歳
調教師:古賀慎明(美浦)
父:ステイゴールド
母:ストレイキャット
母の父:Storm Cat
ここに注目!
内枠が欲しいタイプで、最近の好走を見ても、昨年6月のマーメイドS(2着)は1枠1番、同10月のオープン特別・オクトーバーS(東京・芝2000メートル、3着)は4枠4番だった。今回も、まずは枠順に注目したい。

キンショーユキヒメ
牝6歳
調教師:中村均(栗東)
父:メイショウサムソン
母:アップルティー
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
前走の福島記念は、序盤から行き脚がつかず、最後方から差を詰められないままの15着だった。パドックでは首を下げ気味に歩いて、あまり気合を見せないタイプ。もう少しピリッとした雰囲気の方が、変わり身も期待できるかもしれない。


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2019年01月22日

「現4歳世代のレベル高し」は幻想なのか

 6歳牡馬シャケトラ(父マンハッタンカフェ)の見事な逆襲だった。平地重賞では1988年のオールカマーを約1年3カ月(461日)ぶりの出走で勝った7歳(旧年齢表記8歳)牡馬スズパレード(父ソルティンゴ)の記録に次ぐ、約1年1カ月(391日)の長期休養明け勝利だった。

 前年のGI宝塚記念を快勝していたスズパレードとは状況が異なるが、シャケトラも約1年前のキタサンブラックの有馬記念を0秒5差の6着にがんばったGI競走の常連であり、カムバックなったばかりの角居厩舎の所属馬なので、(控えめだった)コメントに左右されず的中したファン以外は、シャケトラを侮りすぎていたかもしれない。

 シャケトラの勝利は、フロックでも、恵まれてのGII勝利ではない。勝ち時計がやや平凡だったくらいで、明らかに実力勝ちだった。人気の4歳馬フィエールマン(父ディープインパクト)も、同じくジェネラーレウーノ(父スクリーンヒーロー)も、約1年ぶりの勝ち馬と比較すればさまざまな点で有利だったはずである。少々「現4歳世代のレベル高し」に幻惑された面があったかもしれない。

 現4歳馬で、どの角度からみても明らかに他の世代よりレベルが高いのは、ジャパンCまで楽勝した牝馬アーモンドアイと、ダートのルヴァンスレーヴ、オメガパフュームなどであり、芝の短距離、マイル路線。また、3歳牡馬のクラシック3冠が(1頭1頭の秘める素質、可能性は別にして)、示したレースレベルは決して高いものではなかった。とくに菊花賞の3分06秒1は、スローだったとはいえ1980年前後のレースレベルである。

 その物足りなさを払拭するようにブラストワンピース(父ハービンジャー)が有馬記念を勝ったから、やっぱりこの世代のレベルは高いという評価に落ち着いたが、それが落とし穴だったかもしれない。だいたい、世代レベルうんぬんは数年のちにその世代の競走成績が完結してからの、あくまで歴史の中での評価のことである。

 勝った6歳シャケトラは3歳6月のデビューで、そのうえ約1年もの休養でまだ12戦【5-1-1-5】。戦歴だけなら4歳馬としてもいいくらいで、ファミリーのタフな特徴を受け継いでいるなら、まだこれからである。母の父シングスピール(その父インザウィングス)は世界6カ国で20戦9勝(ジャパンCなどGI4勝)の星を残し、母サマーハの4分の3同血の兄マムール(父インザウィングス)は、やっぱり世界6カ国で22戦8勝(GI2勝)を記録している。種牡馬マムールを母の父に持つ現3歳アンブロークン(父ヴィクトワールピサ)は、昨年の新潟2歳Sの2着馬。シャケトラの姉や弟などはみんなダートを中心に活躍しているように、もともとはUSAのタフなダート一族でもある。

 4歳フィエールマンは良馬場の2200mなら、めったなことでは取りこぼせないだろうと大きく期待したが、残念ながら先に抜け出したシャケトラにアタマ差及ばなかった。勝ち馬を射程に入れて直線に向いたが、レースの最後の2ハロンは「10秒9-11秒9」。高速ラップが刻まれた地点で差が詰まらなかった。これで【3-2-0-0】。レース検討で示した42年ぶりのグリーングラスにはなれなかったが、ここは勝ち馬の底力を称えるべきで、フィエールマンの評価は少しも下がるものではない。死角は、まだキャリアが浅いためか、菊花賞でもそうだったが、勝負どころの反応が遅いことか。


 手塚調教師も残念がるように、この敗戦は痛い。前述のように菊花賞は勝っているがレースレベルが低かったため、勝ったフィエールマンのレーティングは117止まり。展望に入っていたドバイは選に漏れる危険性が高くなった。天皇賞(春)の3200m歓迎という長距離タイプとも思えず、3月末の日経賞2500mか大阪杯2000m、6月の宝塚記念2200m…の路線になると仮定して、次走はどこになるのだろう。当然、再び期待したい。

 人気を分けたもう1頭の4歳馬ジェネラーレウーノは4着にとどまった。しぶとい先行力が期待されたが、マイペースで行けば勝てた2歳時とは別に、ジェネラーレウーノの現在はつらい。3歳以降の好走は京成杯1着も、皐月賞3着も、セントライト記念1着も、果敢に飛ばす逃げ馬を行かせて、2番手追走から上がりのかかる展開をスパートしてがんばった快走。しかし、今回の「62秒2-(12秒8)-58秒7」=2分13秒7のような流れになっては打つ手がない。上がりのかかるレースに持ち込むには、自分でハイペースを演出するしかないが、しぶとい力量が評価され人気のジェネラーレウーノが飛ばせば、ライバルの格好の目標は火を見るより明らかであり、負けてもともとの戦法を取れる立場ではない。

「上がりの勝負にしては不利になること」を承知の田辺騎手は、今回、残り1000mあたりから逃げるステイインシアトル(父ステイゴールド)にプレッシャーをかけ、ペースを上げさせている。だが、追走の各馬もジェネラーレウーノがいるからこそスパートは早い。まして残り400-200mで「10秒9」が記録される組み合わせだった。

 懸命に粘って0秒4差の4着は、同じような流れになった日本ダービー16着や、菊花賞9着とは中身が異なり、同馬の上がりも34秒9だった。でも、さらに格段のパワーアップを示さないと苦しい。ジェネラーレウーノが軽視されるようになるとき、レース上がりがかかる少し縦長の展開もあるだろうが、それはビッグレースではないだろう。

 ダンビュライト(父ルーラーシップ)は自在型だが、気楽な立場でもう少しタメが利いたときが狙いか。自分から動くと甘い。一瞬、あわやと思わせた6歳メートルダール(父ゼンノロブロイ)、8歳とはいえ途中まで軽快に逃げたステイインシアトルは、キャリアを考えるとまだ消耗していないだけに今後も侮れない。

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2019年01月21日

1月20日の中山11Rで行われた第60回アメリカジョッキークラブカップ(4歳以上オープン、GII、芝・外2200メートル、別定、11頭立て、1着賞金=6200万円)は、
石橋脩騎手騎乗の7番人気シャケトラ(牡6歳、栗東・角居勝彦厩舎)が好位追走から直線半ばで先頭に立ち、2017年有馬記念(6着)から約13カ月ぶりの実戦で鉄砲Vを決めた。
タイムは2分13秒7(良)。

アタマ差の2着には中団追走から直線は勝ち馬の外に馬体を併せにいったフィエールマン(1番人気)、
さらに3/4馬身差遅れた3着に大外を伸びたメートルダール(5番人気)。

AJCCを勝ったシャケトラは、
父マンハッタンカフェ、母サマーハ、母の父シングスピールという血統。
北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、
馬主は金子真人ホールディングス(株)。
通算成績は12戦5勝。
重賞は2017年日経賞・GIIに次いで2勝目。
AJCCは、角居勝彦調教師は2012年ルーラーシップに次いで2勝目、石橋脩騎手は初優勝。

 ◆石橋脩騎手(1着 シャケトラ)「1年ぶりでしたけど、先生からは『できてるよ』と言われたんで、勝つイメージを持って、勝つ競馬をしようと思ってました。4コーナーから素晴らしい動きで、直線に向いてから手前替えてからも、うーん、ホント、素晴らしい伸び脚をしたんでね。相手(フィエールマン)も自分が乗っていて強い馬だとわかっていたんで。よくしのいでくれました。急遽頼まれたんでね(木曜の出馬表で騎乗予定だった戸崎圭太騎手がインフルエンザにかかり、金曜朝に乗り替わりが発表された)、イメージはあまりなかったんですけど、田辺先輩(田辺裕信騎手は日経賞優勝時の鞍上)から、すごくいい馬だと聞いていたので、すごく楽しみにしていました」

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1月20日の中京11Rで行われた第36回東海ステークス(4歳以上オープン、GII、ダート1800メートル、別定、13頭立て、1着賞金=5500万円)は、
武豊騎手騎乗の1番人気インティ(牡5歳、栗東・野中賢二厩舎)が逃げ切り勝ち。
タイムは1分49秒8(良)。

すんなりハナに立ったインティは道中もマイペース。
直線は後続をグンと引き離し、ゴール前は抑える余裕も見せての逃げ切りV。
2度の休養を挟みながら、未勝利、500万、500万、1000万、1600万、
そして今回のGII制覇まで6連勝。
ダート界の超大型ニュースターの誕生で、2月のダートGI・フェブラリーSの楽しみが広がった。

2馬身差の2着には好位追走から外めを伸びたチュウワウィザード(2番人気)、
さらに7馬身差遅れた3着に2番手追走から粘り込んだスマハマ(4番人気)。

東海Sを勝ったインティは、
父ケイムホーム、母キティ、母の父ノーザンアフリート。
北海道浦河町・山下恭茂氏の生産馬で、
馬主は武田茂男氏。
戦績は7戦6勝。
重賞初勝利。
東海Sは野中賢二調教師は初勝利、武豊騎手は2015年コパノリッキーに次いで2勝目。

 ◆武豊騎手(1着 インティ)「期待通りの走りをしてくれてほっとしています。出はそれほど速くなかったけど、その後は速かったので、あまり抑えることは考えていませんでした。道中は元気が良すぎて、少し力(りき)んでたし、もう少しゆっくり走ってほしかったですね。キャリアは浅いですし、一戦ごとに馬が良くなっています。本当に今後が楽しみです。さすがに重賞ですし、後ろから来るんじゃないかと思いましたが、ラストまで脚いろは鈍りませんでした。結構なペースで行ったので、最後は少し心配しましたが、たいした馬です。(フェブラリーSは)トライアルを快勝したし、おそらく目指すと思いますが、期待がふくらみますね。(自身の33年連続重賞制覇に対して−)えっ、23年じゃないですか?(笑) まだまだ元気でやっていけます。インティは今後、楽しみな馬だし、一緒に頑張っていきたいです」

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2019年01月20日

もし勝てば少し古いファンが喜びそうな42年ぶりの記録

 79回の歴史を持つ菊花賞を、史上最少のキャリア3戦で勝ったフィエールマン(父ディープインパクト)は、同時に史上初めて距離経験1800mまでしかない型破りな菊花賞馬だった。

 そのフィエールマンが今回はまた、ここまで59回の歴史を持つアメリカJCCでめったにない記録に挑戦する。

 前年の菊花賞馬が有馬記念などに出走せず、ひと息入れ、次走に1月のアメリカJCCを選んだケースは史上3頭だけ。73年タケホープ(1着)、75年コクサイプリンス(2着)、76年グリーングラス(1着)である。

 かつて菊花賞は11月中旬だった。またアメリカJCCは中山2500m〜2600m、あるいは東京2400mの時代があり、完全な長距離区分。前出の3頭はすべて東京2400m当時の出走馬である。そういう背景があったから、有馬記念などに出走しなかった菊花賞馬が少し休み、アメリカJCCから始動することは自然なローテーションでもあった。

 そのため、この形は古い時代に限られていたが、今回のフィエールマンは1976年のグリーングラス以来の「菊花賞→AJCC」出走であり、もし勝てば少し古いファンが喜びそうな42年ぶりの記録なのである。

 また、「菊花賞→AJCC」を連勝した2頭には必勝の伏線があった。ハイセイコーに勝ったタケホープの菊花賞は6番人気。テンポイント、トウショウボーイに勝ったグリーングラスの菊花賞は12番人気だった。

 だから、「決してフロックではない、実力で勝った」ことを証明するには、明けて4歳の始動となったAJCCは「負けてはならない」1戦だったのである。たまたまだが、フィエールマンの菊花賞も伏兵7番人気である。

 フィエールマンの母の父グリーンチューンは、その父グリーンダンサー(72)、さらにその父ニジンスキー(67)。現在、あれだけ隆盛を誇ったニジンスキー直系の種牡馬群は世界でも少数派になり、日本ではほぼ消滅に近い状態であることは知られるが、グリーングラス(73)、タケホープ(70)の時代は、ニジンスキーの持ち込み馬マルゼンスキー(74)が出現し、世界に「ノーザンダンサー→ニジンスキー系」の波が押し寄せたころだった。

 フィエールマンの母リュヌドール(仏産)の血統図にはグリーンチューンだけでなく、ファバージ→ラインゴールド(69)。さらにはマリーノ。輸入されたダンディルート(72)、ノーリュートなどの父リュティエの名前が並んでいる。日本風にいうともう古典の世界に近い血統図だろう。でも、母方の血統構成は古くとも、たった3戦の戦歴で菊花賞を勝ったフィエールマンは、明らかに現代だからこそ誕生したチャンピオンなのである。

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2019年01月19日

鞍上の技術とレースセンスにも、卓越したものがある

 古馬1600万条件のレースはほぼ毎日(開催日)のように組まれているが、それはダート戦や、さまざまな距離を合わせてのことで、例えばこの初富士Sの「芝1800m」に限定すると、中央場所でも1開催に存在しても1鞍しか組まれていない。京都も、次の東京も同じ。

 芝の中距離1600-2000m級ならどの距離でも快走できるような能力を秘めた馬なら、体調に合わせたローテーションを組める。そういう馬は長く1600万下にはとどまらないだろう。ただし、1800mこそベストとなると、今開催なら「初富士S」。2月の東京なら、2月10日の「初音S」戦にマトを絞るしかない。残念ながら、初音Sは牝馬限定戦である。

 当然、人気の中心ではあるが、5歳牡馬レッドローゼス(父ステイゴールド)は、右回り、左回りにはこだわらないが、理想の距離は【2-3-1-0】の良績を残すこの芝1800m。ここに目標を定める形で乗り込んできた。

 前回の東京(もちろん芝1800m)では、R.ムーアを配し、今回もあえてテン乗りのO.マーフィーに騎乗依頼し、このクラスを脱出してオープン昇格を目ざしている。

 ここまで18戦して【4-6-5-3】。着外は、4着、6着(不良)、6着(稍重)の3回だけ。現オープン級の力量馬と対戦しても、芝の良馬場では最大で「0秒4」しか負けたことがなく、トップクラスと微差の惜敗も再三ある。

 遅咲きであることが珍しくないステイゴールド産駒で、母の父ガリレオ。祖母の父ナシュワン。牝系ファミリーにはシャンハイ、ヘクタープロテクター、ボスラシャム、ラムタラ…などが並ぶ名門ファミリー出身。イブキパーシヴも同じ一族。

 そろそろ大きな期待に応えてオープンに出世し、ビッグレース挑戦のチャンスをつかみたい。今回の動きは文句なし。ここはチャンス大だろう。枠順に左右される馬ではないが、最終週でもあり、あまり内を引かなくてかえって良かった。マーフィーの1コーナーまでに理想の位置におさまってしまう技術とレースセンスには卓越したものがある。

 絶好調=田辺騎手のアウトライアーズ、アッフィラート、4歳の上がり馬アシュリンが強敵だが、入念に乗って好仕上がりのアーバンキッドは約1年ぶりでも軽視できない。

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2019年01月18日

 もう、正月競馬も最終週。中山はアメリカJCCがメインレースだ。過去10年、全て指数ランク馬が勝っており、平均指数上位馬を中心に、全体としても指数上位馬が強い傾向にある。1番人気馬は2勝、2着2回。

 今年の前走指数上位馬は、サクラアンプルール、ショウナンバッハ、メートルダール、シャケトラ、ダンビュライトなど。

 期待の4歳馬は、前走、菊花賞を勝ったフィエールマンだ。ここまで4戦3勝、2着1回。長くいい脚を使えるのが特長で、新馬戦以外の3戦すべてで、最速の上りタイムを示している。今回、指数上位のランクにはわずかに届かなかったが、G1勝ち馬は他馬より1キロ重い負担重量を課せられているためで、実質的に指数上位のレベルの馬だ。

 菊花賞では7番人気。ルメール騎手を背に、中団の前々でレースを進めた。直線、前が詰まって追い出しが遅れる場面もあったが、前が開くと一気に差し脚を繰り出し、先に先頭に立っていたエタリオウをきっちり交わして、ハナ差の勝利だった。 

 まだ4戦しかしていないが、その戦歴で菊花賞を勝ったのだから能力の高さは明らかだろう。菊花賞のスピード指数もとくにレベルが低いわけではないし、経験を積めばさらに成長を期待できる逸材ではないか。

 他では、有馬記念は7着に好走して、まだまだ元気なサクラアンプルール。差し脚上位のメートルダールなどが相手の中心。

 東海Sは、中京開催の過去6年間で、1番人気馬が4勝、3着2回。すべての年で3着内に好走しており、馬券は比較的固い決着が多い。
 今年の指数上位馬は、インティ、アンジュデジール、チュウワウィザード、アングライフェン、グレンツェント、アスカノロマン、コスモカナディアンなど。

 ここは重賞初挑戦ながら、目下5連勝中のインティが中心だ。
 インティはデビュー戦こそ9着だったが、続く未勝利戦から前走の1600万条件戦まで、7、4、4、10、5馬身の差をつけ、5戦とも圧倒的な能力の違いで快勝を続けてきた。先行力があり、逃げるか、2番手からのレースが多いが、直線はいずれも後続馬をぶっちぎる差し脚を使って差を広げてきた。スピード指数もこの2走は98、98と、初重賞戦とはいえ、すでに重賞クラスの指数を連発。重賞の壁があるとは思えない。



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インティ
牡5歳
調教師:野中賢二(栗東)
父:ケイムホーム
母:キティ
母の父:Northern Afleet
ここに注目!
デビュー2戦目から一気の5連勝でオープンクラス入り。今、ダート界で高い注目を集める一頭だ。しかも、前々走が2着に10馬身差、前走が同5馬身差と、圧倒的な差をつけて連勝街道を歩んでおり、昇級の壁も感じられない。ここから飛躍の1年が始まるのか、注目だ。

チュウワウィザード
牡4歳
調教師:大久保龍志(栗東)
父:キングカメハメハ
母:チュウワブロッサム
母の父:デュランダル
ここに注目!
デビュー以来8戦5勝。3着以内を外したことがないように、常に自分の力を出せるタイプだ。近親に昨年のチャンピオンズCを制したルヴァンスレーヴがいる血統背景からも、まだまだ出世が望める一頭。今回は重賞連勝の期待がかかる。

アンジュデジール
牝5歳
調教師:昆貢(栗東)
父:ディープインパクト
母:ティックルピンク
母の父:フレンチデピュティ
ここに注目!
前々走のJBCレディスクラシックを勝利して、念願のビッグレース制覇を成し遂げた。その前々走を含めてここまで重賞4勝を挙げる実績馬。骨っぽいメンバーが集まった今回も、引けは取らないはずだ。

スマハマ
牡4歳
調教師:高橋亮(栗東)
父:ネオユニヴァース
母:サウンドザビーチ
母の父:アフリート
ここに注目!
今回は約8か月の休養明け初戦となるが、これまで勝ち負けを演じてきたオメガパフュームやグリムのその後の活躍を見れば、本馬も今後の活躍が期待される。他世代のとの対戦は初めてになるが、十分こなせるはずだ。

コスモカナディアン
牡6歳
調教師:金成貴史(美浦)
父:ロージズインメイ
母:カナディアンアプルーバル
母の父:With Approval
ここに注目!
昨年の本レースでは、13番人気の低評価を覆して勝ち馬から0秒1差の2着に入った。以降は連対から遠ざかっているが、中京・ダート1800メートルへの出走もそれ以来。高い舞台適性を秘めている可能性があるだけに、2年連続の好走が見られるかもしれない。

クインズサターン
牡6歳
調教師:野中賢二(栗東)
父:パイロ
母:ケイアイベローナ
母の父:クロフネ
ここに注目!
一昨年の暮れから1800メートル付近の距離を中心に使われるようになり、安定した成績を残している。展開に左右されやすい脚質ではあるものの、常にメンバー中上位の推定上がり3ハロンタイムをマークしているように、末脚の安定感は抜群だ。

サルサディオーネ
牝5歳
調教師:羽月友彦(栗東)
父:ゴールドアリュール
母:サルサクイーン
母の父:リンドシェーバー
ここに注目!
ムラのある成績だが、重賞で2度の2着があるように、重賞級の能力を持っていることは確か。今回は牡馬混合のG兇箸覆襪、先行力があるだけに、積極的な競馬で粘り込みを図る。同型馬との兼ね合いが鍵となるだろう。

グレンツェント
牡6歳
調教師:加藤征弘(美浦)
父:ネオユニヴァース
母:ボシンシェ
母の父:Kingmambo
ここに注目!
前走の武蔵野Sは9着だったが、約9か月半ぶりの実戦だったことを思えば、着順は度外視してよさそう。この東海Sは、一昨年に1番人気の支持に応えて1/2馬身差の勝利を飾った思い出のレース。復活ののろしを挙げることができるのか、注目だ。



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2019年01月17日

フィエールマン
牡4歳
調教師:手塚貴久(美浦)
父:ディープインパクト
母:リュヌドール
母の父:Green Tune
ここに注目!
クラシック三冠最終戦の菊花賞を制したが、父譲りの瞬発力がより生きるのは芝の中距離だろう。今回は3か月の休み明けだが、本レースに照準を合わせて順調に乗り込みを消化。調教では久々を感じさせない動きを見せており、好仕上がりで臨めそうだ。

ジェネラーレウーノ
牡4歳
調教師:矢野英一(美浦)
父:スクリーンヒーロー
母:シャンハイロック
母の父:ロックオブジブラルタル

ここに注目!
中山・芝コースで重賞2勝(京成杯、セントライト記念)を挙げ、皐月賞では3着に好走している。今回は3か月の休み明けに加えて、他世代の馬との初対戦になるが、抜群の実績を誇る舞台なら、主役候補の一頭だろう。

ダンビュライト
牡5歳
調教師:音無秀孝(栗東)
父:ルーラーシップ
母:タンザナイト
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
中山・芝コースは、待望の重賞制覇を飾った昨年の本レースをはじめ〔1・0・3・0〕と相性のいい舞台だ。昨年10月の天皇賞(秋)は競走除外となったが、仕切り直しの前走・チャレンジCでは4着に入った。今回は状態面の上積みが見込めるだけに、本領発揮が期待される。

サクラアンプルール
牡8歳
調教師:金成貴史(美浦)
父:キングカメハメハ
母:サクラメガ
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
前走の有馬記念で勝ち馬から0秒7差の7着に入ったが、一昨年の札幌記念を制したように、距離は芝2000メートル前後がベスト。8歳馬で大きな上積みは見込みづらいかもしれないが、中間も順調で好調をキープしており、G兇覆虧椶離せない。

メートルダール
牡6歳
調教師:戸田博文(美浦)
父:ゼンノロブロイ
母:イグジビットワン
母の父:Silver Hawk
ここに注目!
一昨年の中日新聞杯で、念願の重賞タイトルを獲得。左回りコースで良績を残している馬だが、中山でも1、3、6着とコース適性は悪くない。約3か月の休み明けだった前走の中日新聞杯(5着)を1度使われて、今回は体調面の上積みが見込めそうだ。

シャケトラ
牡6歳
調教師:角居勝彦(栗東)
父:マンハッタンカフェ
母:サマーハ
母の父:Singspiel
ここに注目!
左第3中手骨々折を発症して、一昨年の有馬記念(6着)以来約1年1か月ぶりの実戦になる。1度使ってからがベターかもしれないが、日経賞を制した重賞ウイナー。復帰へ向けて乗り込み量は足りている印象で、ポテンシャルの高さからも軽視はできない。

ステイインシアトル
牡8歳
調教師:池江泰寿(栗東)
父:ステイゴールド
母:シアトルサンセット
母の父:Belong to Me
ここに注目!
一昨年の鳴尾記念を鮮やかに逃げ切って初の重賞タイトルを獲得。8歳馬だが、休養期間が多かった馬で衰えは感じられない。約9か月半の休み明けだった前走の新潟大賞典で2着に好走したように、久々も苦にしないタイプだ。

ショウナンバッハ
牡8歳
調教師:上原博之(美浦)
父:ステイゴールド
母:シュガーハート
母の父:サクラバクシンオー
ここに注目!
2015年の1600万下・ノベンバーS(東京・芝2000メートル)以来勝ち星から遠ざかっているが、7歳時の昨年は新潟記念3着、中日新聞杯2着と重賞で好走。末脚は堅実で、展開が噛み合えば、上位争いに食い込んでくるだろう。


selvas2 at 12:50コメント(0) 

2019年01月16日

着差以上の差を感じさせたフットワーク

 半世紀以上も前の1961年から初春の中山1600m(東京時代もある)で行われてきた「京成杯」が、皐月賞と同じ2000mになったのは1999年からのこと。その初年度勝ち馬オースミブライトが皐月賞でテイエムオペラオーの2着となり、今後は春のクラシックとの結びつきが強くなると思われた。

 みんな休みなく出走していた1600m当時の初期の記録をみると、初めて凱旋門賞に挑戦したスピードシンボリを筆頭に、アローエクスプレス、カミノテシオ、テスコガビー、クライムカイザー、テンモン…など、無数の名馬が頭角を現したのが京成杯の歴史だった。

 ところが、2000mになったこの20年間の出走馬で春のクラシックで3着以内に快走したのは、「18年ジェネラーレウーノ、10年エイシンフラッシュ、07年サンツェッペリン、05年アドマイヤジャパン、シックスセンス、04年キングカメハメハ」。オースミブライトを加えて20年間の出走馬全部の中でわずか7頭だけ(勝ち馬はわずか2頭)。同じコースの、同距離の路線重賞とすると、ちょっと物足りないところがあった。

 今年の勝ち馬は、ここがまだ2戦目の新星ラストドラフト(父ノヴェリスト)。キャリア1戦だけの勝ち馬が誕生したのは、1600m当時を含めた59年の歴史の中で初めてになるが、今週のAJC杯に出走する菊花賞馬のフィエールマンの記録(3戦のキャリア、経験1800mまで)や、フサイチコンコルドの日本ダービーと比べると、さして至難ではなかったろう。

 同馬は、ドイツが守り続け育ててきたブランドフォード系モンズーン産駒の種牡馬ノヴェリストの、日本での初の重賞勝ち馬でもある。血統辞典を頼りにさかのぼると、あまりにも遠い時代のプリメロ、直仔トサミドリ、さらにはパーシアなどの父系として知られるブランドフォード(1919)の父系から、この京成杯の勝ち馬が出現したのは、なんと第一回1961年のモンテカルロ(父トサミドリ)、1964年のトキノパレード(父トサミドリ)、そして1981年テンモン(父リマンド)、以来のことになる。

 主流父系に属する馬だけが活躍してきた最近の日本の競馬に、果たしてちょっと異色父系の産駒ラストドラフトはクサビを打ち込むことができるだろうか。といって、もう直父系という考え方はそれほど大きな意味はないのではないか。ラストドラフトの母の父は現代のディープインパクト。祖母の父マルジュはその3代前がノーザンダンサー。3代母の父もターントゥ系であり、古典的なのは父方の一本のラインだけではないか、とはいえるのだが…。

 ラストドラフトは、スローの新馬1800mを上がり33秒1で抜け出した。その内容は、桜花賞馬マルセリーナ譲りの切れ味と、光るレースセンスによるところ大と映ったが、今回はフットワークが大きく力強くなっていた。ルメール騎乗で2番手につけたので、マークを一手に受ける展開。葉牡丹賞を1分59秒8で2着していたO.マーフィー騎乗の2番人気馬ランフォザローゼス(父キングカメハメハ)は、勝ち馬を終始マークしていた。だが、最後は振り切られた。

 ランフォザローゼスもまだここが3戦目。まだまだ成長途上なので逆転は十分に可能だが、2戦目のラストドラフトは初コースだった。ゴール前のフットワークをレースリプレイで確認すると、着差以上の差を感じさせたところもある。

 この世代の牡馬は、最初は必ずしも注目馬の中心ではなかった馬も合わせ、重賞2勝のアドマイヤマーズ(父ダイワメジャー)が4戦4勝。サートゥルナーリア(父ロードカナロア)が3戦3勝。ヴァルディゼールが2戦2勝。そしてラストドラフトが2戦2勝。無敗の重賞勝ち馬が、相手の強化した重賞になるほど、評価を高める勝ち方を示しているのが特徴。まだ新星も出現するだろう。

 ランフォザローゼスが決して底をみせたわけではないのと同様、1番人気で4着にとどまったシークレットラン(父ダンカーク)も、あまりにも身体を良くみせたあたり、ちょっと余裕残りの馬体(デビューしてもう36キロ増の500キロ)が響いて動けなかったのかもしれない。当然、巻き返してくる。身体にスケールがある。

 冬場で正月をはさんで開催も変則日程。この時期、まだキャリアの浅い3歳馬が、みんな絶好調などということはありえない。3番人気のダノンラスター(父ディープインパクト)は、ひと息入ったあとだったためか、今回は当日の気配が良くなかった。M.デムーロ騎手が途中からムリをしなかった印象もある。

 気配の悪くなかった5番人気のカテドラル(父ハーツクライ)は、簡単に捕まって抵抗できなかったあたり、2000mは長いかもしれない。

selvas2 at 08:50コメント(0) 

2019年01月15日

1月14日の中山11Rで行われた第59回京成杯(3歳オープン、GIII、芝2000メートル、別定、12頭立て、1着賞金=3800万円)は、
C.ルメール騎手騎乗の4番人気ラストドラフト(牡3歳、美浦・戸田博文厩舎)が道中2番手から直線抜け出して快勝。
新馬戦から無傷の2戦2勝で重賞初制覇を果たし、クラシック戦線に名乗りをあげた。
タイムは2分1秒2(良)。

1馬身1/4差の2着には好位から伸びてきたランフォザローゼス(2番人気)、
さらにクビ差3着にはヒンドゥタイムズ(7番人気)が入った。

京成杯を制したラストドラフトは
父ノヴェリスト、母マルセリーナ、母の父ディープインパクトという血統。
北海道千歳市・社台ファームの生産馬で、
馬主は(有)社台レースホース。
通算成績は2戦2勝。重賞初勝利。

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2019年01月14日

ディープ×キンカメの活躍馬はまだごく少ないが…

 今年の京成杯には、その直仔は1頭だけなのに、キングカメハメハの血を持つ馬が合計4頭もいる。

1カイザースクルーンは「父の父」がキングカメハメハ
4マードレヴォイスは「母の父」がキングカメハメハ
5ランフォザローゼスは「父」がキングカメハメハ
9シークレットランは「母の父」がキングカメハメハ

 なおかつこの4頭は、時代をリードする社台グループの生産馬らしく、カイザースクルーンの母の父はステイゴールド。マードレヴォイスの父はサンデー直仔。ランフォザローゼスの母の父はディープインパクト。シークレットランの祖母はサンデー産駒。みんなサンデーの血が入っている。
 
 知られるように、ディープインパクト(02)には、キングカメハメハの牝馬との組み合わせの活躍馬はまだごく少ない。相手は外国産の牝馬が多い。
 
 一方、キングカメハメハ(00)産駒と、その後継馬ロードカナロア、ルーラーシップ産駒には、ディープインパクトなど「母の父」にサンデーサイレンス系の血を持つ馬が非常に多い。大ブレーク中の後継種牡馬ロードカナロアの代表産駒アーモンドアイも、サートゥルナーリアも、ファンタジストも、母の父はサンデーサイレンス系である。
 
 ディープインパクトには、ほぼ似たような年齢のライバル=キングカメハメハの牝馬を交配してもまったく心配はないのだが、日本の生産界を牽引する『ディープ(サンデー)×キンカメ』の組み合わせが増えすぎては、傑出した1つの父系の「血の飽和」は防ぐことはできても、主力2頭の種牡馬の組み合わせの「血の飽和」は、10年、20年、もっと先にも影響する心配があるからだろう。
 
 今年の京成杯は、勢いに乗るカメハメハの血を持つ馬の大攻勢か。たまたまの偶然だが、通算【7-0-1-0】のキングカメハメハの痛恨の1敗は、04年の京成杯3着だった。いまになると実に惜しい敗戦であり、京成杯を順当に勝っていれば、かつてのマルゼンスキー級のヒーローだったかもしれない。
 
 キングカメハメハは京成杯を負けた。今年の4頭のように、どこかにカメハメハの血が流れる馬もまだ京成杯を勝っていない。今年こそである。そこでこの4頭には、みんなサンデーの血が入ってもいる。

 これこそたまたまだが、今年の京成杯には日本の生産界をリードする「ダイナカール」の牝系も関係している。ともに3代母にダイナカールを持つ「ランフォザローゼスと、シークレットラン」。そろって凡走などないはずである。
 
▽ダイナカール(80)
  エアグルーヴ(93)
   | ルーラーシップ(07)
   | ラストグルーヴ(10)
   |   ランフォザローゼス(16)
  エルフィンフェザー(95)
    カールファターレ(07)
      シークレットラン(16)

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2019年01月13日

1月13日の京都11Rで行われた第66回日経新春杯(4歳以上オープン、ハンデ、GII、芝2400メートル、16頭立て、1着賞金=5700万円)は、
ミルコ・デムーロ騎手騎乗の1番人気グローリーヴェイズ(牡4歳、美浦・尾関知人厩舎)が中団待機から直線で満を持して追い出されると、一気の伸び脚を見せて抜け出し後続を完封。
またも“強い4歳世代”の一頭が重賞初制覇を果たした。
タイムは2分26秒2(良)。

半馬身差の2着に5番人気のルックトゥワイス、
さらに半馬身遅れた3着には3番人気シュペルミエールが入った。

勝ったグローリーヴェイズは
父ディープインパクト、母メジロツボネ、母の父スウェプトオーヴァーボードという血統。
北海道洞爺湖町・レイクヴィラファームの生産馬で、
馬主は(有)シルクレーシング。
通算成績は7戦3勝。重賞は初勝利。

selvas2 at 16:38コメント(0) 
タイム差が示す以上にタフな芝コンディションだろう

 先週の京都の芝は、「京都金杯」が1分34秒9(レース上がり35秒2)。同じ1600mの「シンザン記念」の1分35秒7(レース上がり35秒9)が示すように、全体に時計がかかっていた。ともに明らかにスローの流れなのに、平凡な上がりで全体のタイムが遅くなったから、「0秒5-1秒0」前後のタイム差が示す以上にタフな芝コンディションだろう。
 
 軽い芝を好むタイプより、ときにやや詰めの甘い死角はあっても、キングカメハメハ系や、ステイゴールド系の産駒に分があると思える。
 
 キングカメハメハの初産駒が2歳デビューしたのは08年。その世代が4歳に達した10年以降の全日本総合種牡馬ランキングは、
 
《1,1,2,2,2,2,2,2,2位》

 一方、宿敵として比較されるディープインパクトは、2年後に初年度産駒が4歳に達し、その総合ランキングは12年以降、
 
《……1,1,1,1,1,1,1位》

 12年以降の総合ランキングはディープインパクトが「7年連続1位」。カメハメハが「7年連続して2位」である。この差は種牡馬としての優秀性を示すというより、2頭の種牡馬の持ち味の微妙な違いを示す1面もある。キングカメハメハ産駒は高いダート適性も示すように、軽い芝の、賞金の高い芝のビッグレースでは、あと一歩の鋭さ(瞬発力)不足を否定できない1面がある。

 2頭の現在の日本を牽引する種牡馬は、いまはもうお互いの影響力を利用し合う関係であり、産駒の特徴の違いはどんどんなくなっているが、カメハメハの物足りなさをストレートに受け継いだのが、キングカメハメハの後継種牡馬として先陣を切ったルーラーシップ(07年産)かもしれない。同馬はサンデーサイレンス系の血を持たない。

 最初は2歳種牡馬ランキングも低迷していたが、しだいに順位を上げ、初年度産駒が4歳に達した2018年は総合種牡馬ランキング8位に台頭してきた。

 その代表的産駒が今年5歳になったキセキ(母の父ディープインパクト)や、ダンビュライト(母の父サンデーサイレンス)であり、日経新春杯のムイトオブリガード(母の父サンデーサイレンス)だろう。

 ムイトオブリガードは体質に弱いところもあり、ビシビシ追って出走することができず、2-3歳時は【1-3-1-4】だった。だが、しだいに心身ともにパワーアップした4歳時は【4-1-0-2】。父ルーラーシップと同じような成長過程を辿っている。ルーラーシップは本物になった5歳時は、香港のQエリザベス2世CなどGIレースを中心に7戦すべて3着以内だった。

 祖母にシンコウラブリイ(父はニジンスキー系カーリアン)を持つムイトオブリガードは非力ではなく、現在の京都の芝は合っているはずだ。
 
 穴馬は、同脚質馬は多いが、しぶとさが身上のウインテンダネス、ノーブルマーズの粘り込み。

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2019年01月12日

1月12日の中山11Rで行われた第35回フェアリーステークス(3歳オープン、牝馬、GIII、芝・外1600メートル、別定、16頭立て、1着賞金=3500万円)は、
丸山元気騎手騎乗の3番人気フィリアプーラ(牝3歳、美浦・菊沢隆徳厩舎)が大外一気の差し切り勝ち。
タイムは1分36秒0(良)。

アタマ差の2着に外めを追い込んだホウオウカトリーヌ(4番人気)、
さらに半馬身差遅れた3着に先行粘ったグレイスアン(5番人気)。
1番人気のアクアミラビリスは好位追走から5着に敗れた。

フェアリーSを勝ったフィリアプーラは、
父ハービンジャー、母プリンセスカメリア、母の父サンデーサイレンスという血統。
北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、
馬主は(有)キャロットファーム。
通算成績は3戦2勝。重賞初制覇。
フェアリーSは、菊沢隆徳調教師、丸山元気騎手ともに初優勝。

 ◆丸山元気騎手(1着 フィリアプーラ)「スタートは出たんですけど、リズム良くこられていたので、あの位置取りになりました。前半、いい感じで折り合ったぶん、しまい弾(はじ)けてくれましたね。女馬でまだ若いので精神状態が安定しないところがあるんですけど、競馬に行ったら乗りやすいし、しまいは確実に脚を使ってくれる馬です」

selvas2 at 16:28コメント(0) 
人気薄でも侮れないきわめて難解なレース

 そう古い重賞ではなく、前身は1984年に創設された12月の中山1600mの「テレビ東京賞3歳牝馬S」。信じるファンは少ないだろうが、勝ち馬は第1回が翌年の桜花賞馬エルプス、第2回は牝馬3冠メジロラモーヌ、第3回は桜花賞2着のコーセイだった。

 その後に変遷はあったが、2009年から1月の中山1600mになった(戻った)。

 それから10回、3連単10万円以上が6回のきわめて難解なレースに転じ、各年の馬券に関係したもっとも人気薄の馬は《10・11・7・14・10・10・11・10・10・7番人気》。毎年のように2ケタ人気馬が馬券に絡んでいる。

 過去10年、このフェアリーSに出走し経験を持ち、桜花賞で好走したのは09年の勝ち馬ジェルミナル(桜花賞3着)たった1頭だけ。2017年の2着馬アエロリットは桜花賞5着。2018年の勝ち馬プリモシーンは桜花賞10着。近年はなぜか桜花賞と結びつかないのである。

 これも不思議だが、不利とされる外枠(馬番2ケタ)の馬が10年間で11頭も馬券に絡んでいる。もまれ弱いタイプが多いためだろう。かつて阪神JFからの折り返し組が好走した当時とは異なり、最近5年の馬券に関係した15頭はすべて500万下の条件馬であるところも難しい。

 新年早々、クラシック有力候補サートゥルナーリア(3戦3勝、父ロードカナロア)の鞍上がC.ルメールに代わることが決まった。4戦4勝のアドマイヤマーズ(最優秀2歳牡馬)がいるとはいえ、両馬の主戦だったM.デムーロは、(内心)ちょっとがっかりしているかもしれない。そんなミルコの騎乗するアクアミラビリス(父ヴィクトワールピサ)は、ここがまだ2戦目。出負けの危険もあるが、エ女王杯など重賞4勝馬クイーンズリング【6-3-0-10】の半妹。姉の主戦もM.デムーロで、とくに重賞4勝はすべてM.デムーロだった。

 クイーンズリングは3歳のこの時期、3戦3勝のまま桜花賞(4着)に駒を進めている。妹のアクアミラビリスはちょっと小柄でも、パンチの利いたフットワークは実に鋭い。東京の新馬1600mは前半が超スローのため、直線は「11秒7-10秒6-11秒1」=33秒4だった。アクアミラビリスは2番手から33秒2で抜け、最後は馬なりの楽勝。姉同様に、追っての味が真価と思える。

 相手は難解。15番人気の桜花賞を2着、13番人気のオークスも2着したエフティマイアの産駒エフティイーリス。キャリア1戦だけのグレイスアン。外枠で嫌われそうなアマーティ。こういう重賞なので伏兵を相手に入れたい。

selvas2 at 00:53コメント(0) 

2019年01月11日

 京都の日経新春杯はハンデ戦。
 トップハンデ馬は過去10年で1勝、2着1回、3着2回とやや不振。片や、1番人気馬は3勝、2着4回、3着1回と、比較的安定した成績を残している。1、2、3番人気馬が揃って連を外したのは1度だけ。ハンデ戦とはいえ、堅めの決着が多い。また、明け4歳馬が出走した9年間で、4歳馬が6勝をあげており、圧倒的に4歳馬が強い傾向にある。ハンデ戦とはいえ、指数上位馬も比較的健闘しており、前走指数や過去指数の上位馬たちが連軸向きだろう。

 今年の指数上位馬は、ルックトゥワイス、ウインテンダネス、シュペルミエール、グローリーヴェイズ、アフリカンゴールドなどが前走指数の上位馬たちだ。他に、過去の指数などでノーブルマーズ、ムイトオブリガード、ガンコ、ロードヴァンドールなどもピックアップされる。
 トップハンデは57キロのガンコ。

 前述のとおり、明け4歳馬が強いことからすると、菊花賞5着の4歳馬グローリーヴェイズに注目が集まる。ここまで6戦2勝、2着2回。古馬相手の準オープン戦、佐渡Sでも圧倒的な人気を集め、最速の上りタイムで完勝している。まだ重賞の勝利はないが、きさらぎ賞2着、京都新聞杯4着と、戦世代トップクラスのメンバー相手に好走してきた。

 菊花賞は不利な大外枠で、12番人気の低評価だったが、勝ち馬と同じ33秒9の最速の上りタイムで5着。勝ち馬とは位置取りの差だけともいえる結果で、能力の高さを示したレースだった。佐渡Sや菊花賞で示した鋭い差し脚が持ち味で、スローペースには強い。素直にグローリーヴェイズから入れば良いようにも思うが、ただ、ペースが上がってスタミナも問われるレースになると、少しもろさを見せるかもしれない。

 ペースが上がるようなら、先行して粘るスタミナがある馬たちが浮上してくる。とすると、目黒記念の勝ち馬で、前走ジャパンカップ8着のウインテンダネスや、ここは昇級戦ながら2400メートル以上の距離で(2201)と距離適性が高いルックトゥワイスなども有力馬として上がってくるのではないか。
 他では49キロと圧倒的にハンデが軽い4歳馬サラスの差し脚に要注意だ。

 クラシックを目指す馬たちの京成杯。過去10年の勝ち馬はすべて指数の上位馬で、前走指数の上位馬と過去の指数上位馬のXY馬が中心だ。1番人気は(3313)と信頼度もまずまず。

 今年の指数上位馬は、シークレットラン、ランフォザローゼス、カイザースクルーン、ダノンラスター、ナイママ、マードレヴォイス、カフジジュピター、クリスタルバローズなど。

 なかでも、前走、2歳レコードタイムで葉牡丹賞を快勝した指数上位のシークレットランが連軸の中心になりそうだ。スタート直後に他馬によられて後方からのレースになったが、3コーナー手前から動き出し、直線、鮮やかな差し切り勝ちを決めた。新馬戦こそ先行して2着だったが、未勝利、500万特別では長くいい脚を使って快勝している。しっかりとした差し脚に期待したい。

 他では、葉牡丹2着のランフォザローゼス、同5着のカイザースクルーン、あるいは札幌2歳S2着のナイママなどの巻き返しに注目。スローペースの差し脚が鋭いラストドラフト、ダノンラスターにも要注意だろう。


 3歳牝馬のフェアリーSは、1番人気が(3115)と、3歳戦としてはやや低調な成績だ。牝馬戦だけに、スタミナより素軽いスピードが求められるせいなのか、指数上位馬たちにも苦戦の跡が見える。

 今年の指数上位はフィリアプーラ、ホウオウカトリリーヌ、ウインターリリー、アマーティ、レディードリー、サンタンデールなど。

 スローペースの差し脚は、アゴベイ、アクアミラビリス、フィリアプーラ、エフティイーリス、アマーティなどが鋭いが、マイル以上の距離ではアクアミラビリス、フィリアプーラ、アマーティの差し脚が上位だ。連軸の中心は上記の3頭だと思うが、ここは、前走、厳しいペースを後方から追い込んだフィリアプーラに期待したい。



selvas2 at 18:30コメント(0) 
長蛇の列に並んでいると、あと何分かかるのかと考えてしまいます。
そんな時は自分の前に並んでいる人数の見積りと、自分が並んでから1分間で後続に何人並んだかがわかれば、大体の待ち時間を計算することができます。
インド式計算法、リトルの公式と呼ばれるものがこれです。

遊園地のアトラクションの乗り場前につづら折りの行列ができていて、20人ほどで5列、約100人が並んでいる。
自分が列に並んでから、1分のあいだに後ろに5人が並んだ。
この場合、100人を5人で割って待ち時間は20分と推定される。

W=待ち時間
L=自分の前に並んでいる人数
λ=1分間に自分の後ろに並んだ人数

W=L/λ

selvas2 at 15:05コメント(0) 
シークレットラン
牡3歳
調教師:田村康仁(美浦)
父:ダンカーク
母:カールファターレ
母の父:キングカメハメハ
ここに注目!
前走の500万下・葉牡丹賞(中山・芝2000メートル)では、持続力満点の末脚を披露して勝利。勝ちタイムの1分59秒6は2歳コースレコードで、非常に優秀な内容と言えるだろう。今回と同じ舞台で好成績を収めており、ここは重賞勝利の好機だ。

ダノンラスター
牡3歳
調教師:堀宣行(美浦)
父:ディープインパクト
母:プリンセスオブシルマー
母の父:Majestic Warrior
ここに注目!
好メンバーが顔をそろえた昨秋の東京スポーツ杯2歳Sで5着に健闘。この時はスタートで後手を踏み、後方からのレースとなったが、最後の直線では目を引く伸び脚を見せた。メイクデビュー東京(芝2000メートル、1着)の内容も上々で、ここも期待が大きい。

ランフォザローゼス
牡3歳
調教師:藤沢和雄(美浦)
父:キングカメハメハ
母:ラストグルーヴ
母の父:ディープインパクト
ここに注目!
祖母が名牝エアグルーヴという厩舎期待の良血馬。デビュー戦を鮮やかに勝って臨んだ前走の500万下・葉牡丹賞(中山・芝2000メートル)は2着だったが、1分59秒8の走破タイムは優秀で、末脚の伸びも目立つものがあった。中間の気配も良好で、ここを飛躍の舞台にしたい。

カテドラル
牡3歳
調教師:池添学(栗東)
父:ハーツクライ
母:アビラ
母の父:Rock of Gibraltar
ここに注目!
メイクデビュー中京(芝2000メートル)、オープン特別・野路菊S(阪神・芝1800メートル)を連勝。3番人気の支持を受けた前走の東京スポーツ杯2歳Sは案外の結果(11着)だったが、1度の敗戦だけで見限るのは早計だろう。長距離輸送2度目の今回は、巻き返しが期待される。

カフジジュピター
牡3歳
調教師:矢作芳人(栗東)
父:ディープインパクト
母:レインデート
母の父:Unbridled's Song
ここに注目!
11月のメイクデビュー京都(芝2000メートル)を、前評判通りの強さで勝利。前走の500万下・エリカ賞(阪神・芝2000メートル)では2番人気の支持を受けた(結果は5着)。エリカ賞はスタートで後手を踏み、リズム良く走れなかった印象。まずは発馬を決めたい。

リーガルメイン
牡3歳
調教師:橋口慎介(栗東)
父:ハービンジャー
母:アディアフォーン
母の父:ダンスインザダーク
ここに注目!
メイクデビュー京都(芝2000メートル)はカフジジュピターに次ぐ2着だったが、前走の未勝利(阪神・芝2000メートル)を着差以上に強い内容で勝ち上がった。今回は初の中山・芝コースになるが、パワーを要求される馬場が得意なハービンジャー産駒なので、対応可能だろう。

ラストドラフト
牡3歳
調教師:戸田博文(美浦)
父:ノヴェリスト
母:マルセリーナ
母の父:ディープインパクト
ここに注目!
デビュー前に好内容の調教を連発し、1番人気に支持された11月のメイクデビュー東京(芝1800メートル)を勝利。2着馬との差はわずか(アタマ差)でも、推定上がり3ハロンタイムは33秒台をマークしており、非凡な瞬発力と勝負根性を示した。ここでも素質は互角だろう。

カイザースクルーン
牡3歳
調教師:相沢郁(美浦)
父:ルーラーシップ
母:アイスフォーリス
母の父:ステイゴールド
ここに注目!
母はオークス3着、フローラS2着、中山牝馬S2着などの活躍を見せた。本馬は夏の福島で初陣勝ち。続くオープン特別・芙蓉S(中山・芝2000メートル)では3着と、能力の高さを示している。持ち味である先行力が生きる流れになれば、楽しみだ。


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2019年01月10日

ムイトオブリガード
牡5歳
調教師:角田晃一(栗東)
父:ルーラーシップ
母:ピサノグラフ
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
近走は東京のレースが選択されているが、右回りコースでも勝ち星をマークしている馬。コース替わりがマイナスになることはないだろう。現在は脚元の不安がなくなり、馬体も充実。大幅な馬体重の増減でもない限り、能力を発揮できるだろう。

メイショウテッコン
牡4歳
調教師:高橋義忠(栗東)
父:マンハッタンカフェ
母:エーシンベロシティ
母の父:Lemon Drop Kid
ここに注目!
菊花賞(14着)以来のレースにしては追い切りの本数が少し不足している気もするが、神戸新聞杯(3着)の前もトレーニング・センターでの調教量は多くなかった。大型馬でも仕上がり早のタイプと考えたい。当日の落ち着きさえあれば、力を出せるはずだ。

グローリーヴェイズ
牡4歳
調教師:尾関知人(美浦)
父:ディープインパクト
母:メジロツボネ
母の父:スウェプトオーヴァーボード
ここに注目!
57キログラムの斤量を背負った前走の菊花賞(5着)でもまずまずの走りを見せているが、ディープインパクト産駒らしい小柄な牡馬。斤量が軽くなる方が末脚の切れは増すだろう。55キログラムのハンデなら走りごろと言えそうだ。

シュペルミエール
牡6歳
調教師:木村哲也(美浦)
父:ステイゴールド
母:ヒカルアモーレ
母の父:クロフネ
ここに注目!
京都・芝コースへの出走は、2016年の菊花賞(6着)、前々走の1600万下・古都S(芝2400メートル、2着)に続いて3度目。勝ち星こそ挙げていないが、適性を感じさせる走りは見せている。時季的に大幅な馬体増は避けたいところ。近2走と同じ500キログラム台がベターだろう。

ウインテンダネス
牡6歳
調教師:杉山晴紀(栗東)
父:カンパニー
母:モエレメルシー
母の父:マジックマイルズ
ここに注目!
速い時計の出やすい馬場コンディションを得意としている印象はなく、ゆえに時計を要していた先週の芝コンディションが今週も続くようなら、チャンスは拡大すると見ていいだろう。同型馬のいるメンバー構成で、リズムを守った走りができるかどうかが鍵になる。

ノーブルマーズ
牡6歳
調教師:宮本博(栗東)
父:ジャングルポケット
母:アイアンドユー
母の父:Silver Hawk
ここに注目!
京都・芝コースを走るのは約1年2か月ぶりだが、苦手にしている印象はなく、実際に今回と同じ芝2400メートルで勝ち星を挙げたことがある。むしろ、好位から押し切りを狙う本馬のスタイルは、このコースに合っているはず。持久力が生きる展開になれば、チャンスも膨らむはずだ。

ガンコ
牡6歳
調教師:松元茂樹(栗東)
父:ナカヤマフェスタ
母:シングアップロック
母の父:Singspiel
ここに注目!
昨年の本レース(3着)はハンデ52キログラムでの好走。重賞勝ち馬となり、57キログラムを背負う今回と同じ目線で比較することはできないが、コース適性そのものは決して悪くないはずだ。昨秋はひと息の成績が続いただけに、ここを復活の足掛かりにしたい。

ルックトゥワイス
牡6歳
調教師:藤原英昭(栗東)
父:ステイゴールド
母:エスユーエフシー
母の父:Alzao
ここに注目!
栗東トレーニング・センターから最も近い京都競馬場での競馬は今回が初めて。長距離輸送を苦にしない馬ではあるが、父譲りのスリムな馬体を考えても、輸送の負担が少しでも軽くなるのはプラス材料と言えるはずだ。


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コントラチェック
牝3歳
調教師:藤沢和雄(美浦)
父:ディープインパクト
母:リッチダンサー
母の父:Halling
ここに注目!
ムーンクエイク(父アドマイヤムーン)、バウンスシャッセ(父ゼンノロブロイ)の半妹で、父がリーディングサイヤーのディープインパクトに替わった本馬も大物感十分。今春のG杵線に駒を進めるためにも、ここで収得賞金の加算をしておきたいところだ。

タニノミッション
牝3歳
調教師:角居勝彦(栗東)
父:Invincible Spirit
母:Vodka
母の父:Tanino Gimlet
ここに注目!
母ウオッカは現役時代にG機Jpn儀7勝を挙げ、2年連続でJRA賞年度代表馬を受賞した歴史的名牝。本馬は前走の阪神ジュベナイルフィリーズで7着に敗れたが、強敵にもまれた経験を糧に、さらなる飛躍が期待される。

アクアミラビリス
牝3歳
調教師:吉村圭司(栗東)
父:ヴィクトワールピサ
母:アクアリング
母の父:Anabaa
ここに注目!
半姉のクイーンズリング(父マンハッタンカフェ)は、2016年のエリザベス女王杯を筆頭に重賞4勝を挙げた活躍馬。本馬は姉と比べると馬体がコンパクトで、まだ成長の余地を残すが、柔軟性に富んだフットワークは非凡なポテンシャルを感じさせる。

アマーティ
牝3歳
調教師:武井亮(美浦)
父:ルーラーシップ
母:アマファソン
母の父:フレンチデピュティ
ここに注目!
牡馬も出走していたサウジアラビアロイヤルCで3着に入り、能力の片りんをアピール。今回は約3か月の休み明けになるが、本レースに照準を合わせて熱心に乗り込みを消化。ひと追いごとに馬体が引き締まって休養前と遜色のない動きを見せており、出走態勢は整っていそうだ。

ホウオウカトリーヌ
牝3歳
調教師:栗田徹(美浦)
父:マツリダゴッホ
母:テルヌーヴ
母の父:Henrythenavigator
ここに注目!
父は2007年の有馬記念を筆頭に中山コースで重賞6勝を挙げており、本馬も中山で1、2、1着と抜群の成績を残している。今回は400メートルの距離延長が鍵だが、コース適性の高さを生かして、重賞タイトル獲得を狙う。

ウィンターリリー
牝3歳
調教師:岩戸孝樹(美浦)
父:スウェプトオーヴァーボード
母:チャプレット
母の父:ゼンノロブロイ
ここに注目!
レース前のテンションが高く、スタートに課題を残すが、前々走の500万下・くるみ賞(東京・芝1400メートル)で2勝目を挙げて、今回のメンバーなら実績面で一歩リードしている。レース当日の落ち着きがあれば、ここでも上位進出が可能だろう。

レーヴドカナロア
牝3歳
調教師:斉藤崇史(栗東)
父:ロードカナロア
母:レーヴドスカー
母の父:Highest Honor
ここに注目!
母はフランスのG1馬で、繁殖牝馬としてはJRA賞最優秀2歳牝馬に輝いたレーヴディソールを筆頭にアプレザンレーヴ、レーヴミストラルと3頭の重賞ウイナーを送り出している。本馬は前走のファンタジーSで8着に敗れたが、非凡な素質を秘めており、まだ見限るのは早計だ。

アゴベイ
牝3歳
調教師:尾関知人(美浦)
父:ハーツクライ
母:コージーベイ
母の父:Storm Cat
ここに注目!
今回は、前走から200メートルの距離延長、初の右回りコースと未知の部分はあるものの、このメンバーに入っても瞬発力は互角以上と言える存在。レースを使われるごとに状態も上向いており、末脚の生きる展開になれば、まとめて差し切っても不思議はない。


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2019年01月09日

8日、2018年度のJRA賞年度代表馬、競走馬各部門の受賞馬が発表され、年度代表馬には最優秀3歳牝馬を受賞したアーモンドアイ(牝4、美浦・国枝栄厩舎)が全276票中の満票で選ばれた。
3歳牝馬の受賞は2012年のジェンティルドンナ以来、満票は2000年のテイエムオペラオー以来で、
牝馬が満票で受賞したのは史上初。
JRA賞は記者投票の結果に基づき決定されるもの。また、年度代表馬は各部門の受賞馬から選出される。

 アーモンドアイは父ロードカナロア、母フサイチパンドラ、その父サンデーサイレンスという血統。
2018年は重賞5勝、GI・4勝の5戦5勝という成績で、
主戦騎手は4戦で手綱を取ったクリストフ・ルメール騎手(シンザン記念のみ戸崎圭太騎手の騎乗)。

 2018年は初戦となった1月のシンザン記念(GIII)を勝利したのち、直行した桜花賞(GI)で初のGIタイトルを獲得、続くオークス(GI)も勝利。
秋には再び直行でのローテーションで秋華賞(GI)を勝利し、ジェンティルドンナに続く史上5頭目の牝馬3冠馬となった。

 その強さはこの時点でも歴代の名牝に並ぶものと評されていたが、さらに評価を確たるものとしたのが古馬牡馬との初対戦となったジャパンC(GI)だった。
ここを3歳牝馬ながら断然の1番人気で迎えたアーモンドアイは、キセキが引っ張る流れから直線で堂々と抜け出し、芝2400mの世界レコードとなる「2分20秒6」という驚異的なタイムで優勝した。

 今年の始動戦としては3月にドバイのメイダン競馬場で行われるドバイターフ(G1・芝1800m)、もしくはドバイシーマクラシック(G1・芝2410m)が予定されている。
また、ジャパンC勝利後に陣営が視野に入れていた秋の凱旋門賞では、ブックメーカー各社が上位人気にオッズを設定している。怪物牝馬の夢が今年は世界にも広がっていく。

【2018年JRA賞受賞馬】
※馬齢、所属は現在のもの

年度代表馬:アーモンドアイ(牝4、美浦・国枝栄厩舎)
最優秀2歳牡馬:アドマイヤマーズ(牡3、栗東・友道康夫厩舎)
最優秀2歳牝馬:ダノンファンタジー(牝3、栗東・中内田充正厩舎)
最優秀3歳牡馬:ブラストワンピース(牡4、美浦・大竹正博厩舎)
最優秀3歳牝馬:アーモンドアイ(牝4、美浦・国枝栄厩舎)
最優秀4歳以上牡馬:レイデオロ(牡5、美浦・藤沢和雄厩舎)
最優秀4歳以上牝馬:リスグラシュー(牝5、栗東・矢作芳人厩舎)
最優秀短距離馬:ファインニードル(牡6、栗東・高橋義忠厩舎)
最優秀ダートホース:ルヴァンスレーヴ(牡4、美浦・萩原清厩舎)
最優秀障害馬:オジュウチョウサン(牡8、美浦・和田正一郎厩舎)

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2019年01月08日

積極性やしぶとさも感じられ、今年の躍進を約束する好内容

 めったに見られない大接戦だった。ハンデ戦にふさわしく、勝った5歳牡馬ウインブライト(父ステイゴールド)だけは半馬身抜け出したものの、2着ステイフーリッシュ(父ステイゴールド)から11着馬まで「クビ、ハナ、クビ、ハナ…」差の連続。わずか0秒2差(約1馬身)の間に10頭もがなだれ込む大激戦が展開された。

 直後に行われた京都金杯も同じで、4着アドマイヤアルバ(父ハーツクライ)から15着馬まで「クビ、ハナ、クビ、アタマ…」差の連続。12頭がわずか「0秒3差」の間に入線する大接戦。今年はこういう白熱のレースが多い年なのだろうか。

 混戦を切り抜けて勝ったウインブライトは、これでスプリングS、福島記念、中山記念に続く重賞4勝目。今回も冬場に向かって確実に調子を上げてきたとされていたが、ここまでの全快走(6勝、2着2回)は、すべて「11月〜3月」の5カ月間に集中することになった。全姉の同じ芦毛馬ウインファビラス(新潟2歳S2着)も、芦毛を伝える母サマーエタニティも、どちらかといえば夏型の成績を残す馬だけに不思議だが、こういう体質は必ずしも似ないのかもしれない。

 昨2018年の中山金杯は56キロでクビ差2着惜敗だったが、今年はトップハンデの58キロを課せられながら、自信満々に中団に控えて差し切り勝ち。デビューした2歳夏(16年)は450キロ前後のステイゴールド産駒らしいスマートな体型だった。しかし、しだいにパワフルな身体つきになり今回は490キロ。大接戦のなか、58キロで勝ったウインブライトの実力勝ちは明らかだった。


 東西の金杯3勝目。ウインブライトの全6勝をコンビで記録する松岡正海騎手 (16戦中15戦に騎乗)は、陣営が「中山記念連覇」の展望を掲げた翌日、3歳新馬に蹴られ右尺骨骨折に見舞われてしまった。若いジョッキーの回復力のすごさは知られる。松岡騎手も完治するのにそう時間はかからないだろうが、腕の骨折を軽視してはいけない。中山記念は微妙な2月24日。決してムリはしないで欲しい。

 ウインブライトは、きわめてタフなステイゴールド産駒。母の父アドマイヤコジーンも2歳時に朝日杯3歳S(旧)を制したあと、故障やスランプを乗り越え、6歳になって安田記念など重賞を3勝もした不屈の成績を残している。

 2着した4歳ステイフーリッシュもステイゴールド産駒(現4歳が事実上の最終世代)。まだ本格化する途上と思えるが、前半は後方追走から積極的に自力でスパートをかけ最後まで伸びた内容は、今年の躍進を約束する好内容だった。スパッと切れるタイプではないが、こういうしぶとさが全面に出てきたのは頼もしい。

 3着に粘ったのはタニノフランケル(父フランケル)。軽快なスピード型ではないので先手を主張するまでに気合を入れられたが、主導権をにぎってからは巧みにペースを変えつつ自身は「59秒9=59秒4」=1分59秒3。自己のベストタイムを1秒0も短縮してみせた。直線、並ばれてからも以前のように簡単には屈しなかった。軽ハンデが味方しただけでない。こういう粘り腰が出てくれば2,3番手からのレースでも、もう簡単には失速しないだろう。こちらも4歳馬。まだまだ進展する。

 4着に突っ込んだアドマイヤリードもステイゴールド産駒。牝馬の56キロは、実際にはウインブライトと同じトップハンデだから、今回の中身は濃い。勝ち馬やステイフーリッシュとは少し異なり、これまでの快走が示すように本当はもっと切れの生かせる軽い芝コンディション向きだろう。東京の方が合う。

 もう1頭のステイゴールドの6歳牡馬マウントゴールドは、高い支持を受けたが12着止まり。といっても大接戦で勝ち馬とも0秒5差なので大敗ではなく、スタートもう一歩で本来の先行策が取れなかったのが痛かった。多頭数の経験が乏しかったので、馬混みにもまれた不利が予想外に大きかった。

 進展が期待された4歳牡馬タイムフライヤー(父ハーツクライ)は、強気なレース運びは悪くなかったが、今回の1分59秒4は2000mの自身の最高タイムを1秒1も更新しての残念な5着。パンチ不足というより、全体時計がもっとかかるレースの方が総合力の生きるタイプを思わせた。今後も狙いどころの難しい馬になりそうである。

 同じく4歳牡馬コズミックフォース(父キングカメハメハ)も難しい。理想的な位置取りで失速してしまった。今回はプリンシパルSを1分58秒2で勝ち、日本ダービーで小差3着に快走した3歳春と遜色ない状態に映ったのだが…。こちらは【2-0-2-0】の東京コースで見直したい。

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2019年01月07日

1月6日の京都11Rで行われた第53回シンザン記念(3歳オープン、別定、GIII、芝1600メートル、12頭立て、1着賞金=3800万円)は、
北村友一騎手騎乗の4番人気ヴァルディゼール(牡、栗東・渡辺薫彦厩舎)が道中は中団で待機すると、最後の直線で馬群を割って鋭く伸び勝利。
デビュー2連勝で重賞初制覇を果たした。
タイムは1分35秒7(良)。

クビ差の2着に後方待機策から大外に持ち出して追い上げたマイネルフラップ(10番人気)、
さらに1馬身半差の3着には渋太く脚を使ったミッキーブリランテ(2番人気)が入線。
1番人気に支持されたアントリューズは、中団から伸び切れず8着に敗れた。

シンザン記念を勝ったヴァルディゼールは、
父ロードカナロア、母ファーゴ、母の父ハーツクライ。
北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、
馬主は(株)G1レーシング。
戦績は2戦2勝。重賞初勝利。
管理する渡辺薫彦調教師は嬉しいJRA重賞初制覇、
騎乗した北村友一騎手はシンザン記念初勝利。

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2019年01月06日

狙い目は昨年強かった明け4歳世代ではなくむしろ…?

 3歳ルヴァンスレーヴがGI「チャンピオンズC」を勝ち、3歳オメガパフュームがGI「東京大賞典」を制したのが昨年の12月。3歳コパノキッキングの「カペラS」も強烈だった。
 
 中山のポルックスSはダート1800m。今年から表記される(L)リステッドレースに相当するレベルではないが、前出の3頭と同じようにデビュー戦からからずっとダート専門の巧者が5頭もいる。決してダートのオープン特別としてレベルが低いわけではない。
 
 クルーガー(父キングカメハメハ)から入る。勢いに乗る明け4歳馬の世代とは逆に、一段とベテラン色が濃くなった7歳馬だが、ダートではまだ底をみせていない。前回の武蔵野Sはサンライズノヴァが1分34秒7で勝った強敵ぞろいの1戦。8着(1秒0差)にとどまったものの、積極策で見せ場を作った内容は少しも悪くなかった。単に久しぶりのダートどころか、2歳の秋にダート1800mで「2着、1着」して以来、実に約4年ぶりのダートで、それもオープンの強敵相手だったから、中身は負けて強し。なおかつ、初の左回り(東京)でもあった。
 
 今度は芝も合わせ【3-1-0-0】の1800m。良績の集中する右回りに戻る。短期免許を更新して意欲的なO.マーフィー騎乗もプラス。好位から底力で抜け出してくるだろう。当然、強敵は4歳世代の上がり馬テーオーエナジー(父カネヒキリ)。前回は着差以上の圧勝だった。
 
 ブラックスピネルは芝の東京新聞杯GIIIの勝ち馬なのに、ここが初ダートの6歳馬。途中でレースを投げているフシもあるので「目先を変えて…」の意図と思われる。そうは甘くないだろうし、砂を被ったらもっとイヤ気を出す心配がある。ただ、調教は動く。タフなことで知られるキャサリーンパーの一族で、祖母の半弟はアロンダイト(06年の最優秀ダートホース)。母のいとこにクリソライト。父方の祖父はブライアンズタイム。母の父アグネスデジタル。変に穴人気にならなければ相手本線に加えたい。
 
 京都の「シンザン記念」には、2歳種牡馬ランキングを2年連続してディープインパクトの2位だったロードカナロア産駒が3頭もいる。
 
 昨年のアーモンドアイ(父ロードカナロア)に続き、今年もロードカナロア産駒の牝馬ドナウデルタ(母の全妹ジェンティルドンナ)にチャンスがありそうだが、さすがに短絡のきらいが避けられないので、同じロードカナロアの牡馬アントリューズから入りたい。

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2019年01月05日

1月5日の京都11Rで行われた第57回京都金杯(4歳以上オープン、ハンデ、GIII、芝・1600メートル、17頭立て、1着賞金=4100万円)は、
川田将雅騎手騎乗の1番人気パクスアメリカーナ(牡4歳、栗東・中内田充正厩舎)が中団前めを追走し、直線で外からじわじわ脚を伸ばして差し切りV。
明け4歳馬が新年早々、重賞初制覇を果たした。
タイムは1分34秒9(良)。

2着に好位から粘り込んだ5番人気のマイスタイル、
3着には外を伸びた11番人気のミエノサクシードが入った。

京都金杯を勝ったパクスアメリカーナは
父クロフネ、母グローバルピース、母の父サンデーサイレンスという血統。
北海道新ひだか町・千代田牧場の生産馬で、
馬主は(株)山紫水明。
通算成績は8戦4勝。
重賞は初勝利。
中内田充正調教師は京都金杯初勝利、
川田将雅騎手は2016年にウインプリメーラで勝って以来の同レース2勝目。

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1月5日の中山11Rで行われた第68回中山金杯(4歳以上オープン、ハンデ、GIII、芝2000メートル、16頭立て、1着賞金=4100万円)は、
松岡正海騎手騎乗の3番人気ウインブライト(牡5歳、美浦・畠山吉宏厩舎)が中団待機策から最後の直線で外を伸びて勝利。
重賞4勝目を挙げた。
タイムは1分59秒2(良)。

1/2馬身半差の2着に好位から粘り込んだステイフーリッシュ(7番人気)、
さらにクビ差の3着には先手を奪ったタニノフランケル(9番人気)が入線。
武豊騎手騎乗で1番人気に支持されたマウントゴールドは、中団から伸び切れず12着に敗れている。

中山金杯を勝ったウインブライトは、
父ステイゴールド、母サマーエタニティ、母の父アドマイヤコジーン。
北海道新冠町・コスモヴューファームの生産馬で、
馬主は(株)ウイン。
戦績は16戦6勝。
重賞は2017年スプリングS・GII、福島記念・GIII、2018年中山記念・GIIに次いで4勝目。
中山金杯は畠山吉宏調教師が初勝利、
松岡正海騎手は2011年コスモファントムに次いで2勝目。

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行って粘るだけの単調な戦法から脱皮しつつある

 ジャパンCも、チャンピオンズCも、有馬記念も制して大活躍した3歳世代が、明けて4歳となった。当然、とくに今年はどの古馬重賞でも4歳馬が注目(人気)を集めることになるが、ベテランのイメージが濃くなった「6〜7歳馬」たちも、つい1週間前まではまだ若い「5〜6歳馬」だった。急に能力が衰えるわけもない。年齢表記のもたらすギャップがなくなる1〜3月くらいまで、ときには必要以上に人気の落ちた6歳以上馬を狙う馬券作戦も成立する。

 実際、連対率を別にすると、過去10年の中山金杯2000mで馬券に関係した30頭の年齢別成績は、「4歳…6頭」「5歳…10頭」「6歳…8頭」「7歳…6頭」であり、世代レベルうんぬんはともかく、妙味はベテラン組の好走にある。今年、勢いを味方の4歳馬の中で狙えるのは、人気薄の格下からの上昇馬(軽ハンデ)か。失速の凡走は覚悟で、伏兵タニノフランケルの上昇に期待したい。

 ウオッカの産駒は、シーザスターズを配された最初の3頭は、初子の牡馬ボラーレが未勝利。2番子の牝馬ケースバイケースも未勝利。

 3番子の牝馬タニノアーバンシーが通算成績19戦4勝。上級条件に出世したもののオープン馬ではなく、みんな注目馬だったわりに物足りなかった。

 だが、父がフランケルに変わった4番子のタニノフランケルは、ここまで11戦【4-1-2-4】。オープン馬となって4歳を迎えた。次週のフェアリーSに出走を予定する明け3歳の牝馬タニノミッション(父インヴィンシブルスピリット)も2戦1勝の素質馬。たちまちの出世がみえている。

 タニノフランケルの母ウオッカは、日本ダービーなどGIを7勝。それも古馬になって一段と強くなり、牝馬ながら4歳以降にGIを5勝もしている。

 14戦無敗の父フランケル(その父ガリレオ)も、4歳時には距離10F級の2勝を含みGI5戦全勝。マイル向きのスピードだけでなく、スタミナもあった。

 タニノフランケルは、前回の4勝目は初の2番手からの抜け出しだった。行って粘るだけの単調な戦法から脱皮しつつある。この組み合わせでベテラン=内田博幸騎手が行く気をみせれば、単騎マイペースも可能だ。以前のもろさは解消している可能性が高い。

 角居調教師の調教停止期間は1月6日まで。タニノフランケルは、大変身の上がり馬となって復帰を歓迎したい。

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2019年01月04日

ドナウデルタ
牝3歳
調教師:石坂正(栗東)
父:ロードカナロア
母:ドナウブルー
母の父:ディープインパクト
ここに注目!
母は重賞2勝に加え、G気任2、3着が1回ずつあり、長くマイル路線で活躍した。叔母は言わずと知れたG7勝馬ジェンティルドンナ。母系の血統背景に加え、父は2018年の三冠牝馬アーモンドアイを輩出しており、本馬は“超”がつく良血馬と言えるはずだ。
前々走の未勝利(阪神・芝1400メートル)は、スタート直後こそ行き脚がつかなかったが、早めに進出を開始して他馬の隙間を縫うように追い上げ、3コーナーでは7番手までポジションを押し上げた。直線に入って先頭を射程圏に入れると、そこからぐんぐんと加速し、内の各馬をかわし切った。最後は2着馬に1馬身1/4差をつけ、鞍上が手綱を緩めながらのゴールイン。上がり3ハロンタイムも、2番目に速い馬に0秒7差をつける35秒4(推定)をマークした。重馬場をものともしない力強い走りで、2歳牝馬らしからぬパワーも示した。前走のデイリー杯2歳Sは5着とはいえ、スローペースで力を出し切れなかった印象。展開次第では、突き抜けるシーンもありそうだ。

アントリューズ
牡3歳
調教師:栗田徹(美浦)
父:ロードカナロア
母:シーズオールエルティッシュ
母の父:Eltish
ここに注目!
母はアメリカのG2勝ち馬。これまでデビューした産駒7頭のうち本馬を含む5頭がJRAで勝ち上がっている優秀な繁殖牝馬でもある。父は初年度産駒から三冠牝馬アーモンドアイを送り出すなど大ブレイク中。本馬も血統的なポテンシャルは高いと見ていい。
デビュー戦から400メートルの距離短縮となった前々走の未勝利(東京・芝1600メートル)は、スタート後すぐに3番手を確保。先行策で流れに乗り、しっかりと折り合った追走からレースセンスの高さを感じさせた。直線では、鞍上の仕掛けに鋭く反応して先頭に躍り出ると、ゴール前でさらに2着以下を突き放し、2馬身1/2差をつけた。先行策を取りながら出走馬中最速の上がり3ハロン34秒2(以下推定)をマークしたように、完勝と言えるだろう。前走の500万下・ベゴニア賞(東京・芝1600メートル)は、中団からレースを進め、上がり3ハロン最速の33秒2をマークして優勝。ゴール前は3頭横並びの追い比べを制して3/4馬身差をつけるなど、勝負根性も見せた。先行力と鋭い末脚は、今回も大きな武器となるだろう。

マイネルフラップ
牡3歳
調教師:梅田智之(栗東)
父:ヴィクトワールピサ
母:マイネエレーナ
母の父:ロージズインメイ
ここに注目!
前走の500万下・千両賞(阪神・芝1600メートル)を優勝。同レースの勝ち馬には、のちの皐月賞馬アルアインや天皇賞(春)を勝ったレインボーラインなどの名があり、“出世レース”と言える。本馬も今の勢いがあれば、重賞挑戦で相手強化となっても楽しみが大きい。
初勝利を挙げた未勝利(中京・芝1600メートル)は、直線で力強い伸び脚を見せて1馬身1/4差の快勝。重馬場をものともせずにメンバー中最速の上がり3ハロン最速の36秒3(以下推定)をマークするなど、精神面の強さも示した。前走の500万下・千両賞も稍重馬場で行われたが、後方2番手追走から直線でまさに大外一気の末脚を発揮。残り100メートル付近で内の各馬を一瞬でかわし去った。上がり3ハロンタイムも、出走馬中最速の34秒4をマーク。渋った馬場を苦にしないパワーが、この馬最大の持ち味だろう。ここも力の要る馬場コンディションになれば、チャンスもさらに広がるはずだ。

ヴァルディゼール
牡3歳
調教師:渡辺薫彦(栗東)
父:ロードカナロア
母:ファーゴ
母の父:ハーツクライ
ここに注目!
父ロードカナロア、母の父ハーツクライの組み合わせは、これまで8頭がJRAでデビューし、本馬を含め5頭が勝ち上がっている(2018年12月28日終了時点)。すでに重賞勝ち馬(ケイデンスコール、新潟2歳S)も誕生しているように、相性のいい配合と言えるだろう。
前走のメイクデビュー京都(芝1600メートル)では、道中で楽に4、5番手を追走しており、前向きな気性と高いスピードを示した。道中も行きたがるそぶりは見せず、操縦性の高さをうかがわせながら、4コーナーで軽く気合をつけられるとスムーズに加速し、直線に入ってすぐに先頭へ。残り100メートル付近で完全にスピードに乗ると、追いかける2着馬を逆に突き放して3馬身差をつけた。最後は鞍上が手綱を緩めながらもメンバー中最速タイの上がり3ハロン34秒8(推定)をマーク。まさに、“テンよし、中よし、終いよし”と言える内容だった。初戦で見せた自在性と鋭い末脚は、1戦1勝の身とはいえ、いきなりの重賞挑戦でも上位争いを感じさせる。

ハッピーアワー
牡3歳
調教師:武幸四郎(栗東)
父:ハービンジャー
母:サクセスシルエット
母の父:ディープインパクト
ここに注目!
母は、ダービー馬キズナやドバイターフ(G1)を勝ったリアルスティールなど多くの活躍馬を誕生させたディープインパクト×ストームキャットの名配合。その母にハービンジャーが配された本馬も、血統面からは重賞クラスの力を秘めていそうだ。
前走のデイリー杯2歳Sは、それまで1400メートル以下でのレースしか経験しておらず、マイルへの適性が問われる一戦だった。道中は最後方からじっくりとレースを進め、直線入り口でもまだポジションは変わらなかったが、追い出されるとぐんぐんと加速。最後は上位2頭にこそそれぞれ0秒5と0秒4差をつけられたが、逆に4着馬には0秒3差をつけて3着を確保した。上がり3ハロンタイムは、出走馬中最速の33秒6(推定)をマーク。レースの前半600メートル通過タイムが36秒8というスローペースだったことを考えても、価値のある3着だったと言えるだろう。今回と同じ舞台で好走した点も心強く、今回はあらためて期待したい。

ニホンピロヘンソン
牡3歳
調教師:安達昭夫(栗東)
父:ルーラーシップ
母:ニホンピロアブミ
母の父:コマンダーインチーフ
ここに注目!
祖母ニホンピロクリアは2歳時にオープン特別2勝を含む3勝を挙げたように、早い時期から活躍。近親にはダート重賞5勝のニホンピロサートや小倉記念勝ち馬ニホンピロレガーロがおり、良質な母系と言える。本馬もG靴覆藹淑、通用していい。
G議戦となった前走の朝日杯フューチュリティSは、スタート直後に右によれるなどひと息の発馬。その後も行きたがるそぶりを見せ、少しずつポジションを上げていく形になった。終始、鞍上が抑えるのに苦労し、直線も見せ場なく15着。大舞台の雰囲気や、多頭数の外枠(7枠13番)も影響したのかもしれない。ただ、デビューからの2連勝は好内容。特に、前々走のオープン特別・もみじS(京都・芝1400メートル)は、自らハナを奪いながら、上がり3ハロンタイムも最速という、完勝のレースだった。今回は引き続き芝1600メートルの克服が鍵になるが、もみじSを快勝した京都に舞台が替わる点はプラス材料。巻き返しのシーンは十分あるだろう。

パッシングスルー
牝3歳
調教師:黒岩陽一(美浦)
父:ルーラーシップ
母:マイティースルー
母の父:クロフネ
ここに注目!
曽祖母Over Allはアメリカの短距離ダートG1を2勝。近親にはマイルで3勝を挙げているハクサンルドルフがいる。しっかりとした牝系から豊かなスピードを受け継ぎ、本馬も芝1600メートルへの適性は高そうだ。1戦1勝馬とはいえ、侮れない存在と言えるだろう。
前走のメイクデビュー東京(芝1600メートル)は、発馬こそひと息だったが、行き脚がついてからは鞍上の仕掛けにしっかり反応し、徐々にポジションを押し上げていった。中団の外めに収まると、4コーナー手前から進出を開始。早め早めの強気の競馬でも最後まで末脚が鈍ることはなく、ゴール直前でワイドファラオ(2着)をクビ差かわして、新馬勝ちを飾った。マークした上がり3ハロンタイムは、2番目に速い馬に0秒6差をつける33秒5(推定)。逃げた馬が2着、4コーナー3番手だった馬が3着と前が残る展開のなかでの差し切り勝ちは、大きな価値があるだろう。2から4着までの馬がその後に勝ち上がっているように、レースレベルも高かった。今回、相手強化の一戦も楽しみの方が大きい。

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2019年01月03日

カツジ
牡4歳
調教師:池添兼雄(栗東)
父:ディープインパクト
母:メリッサ
母の父:ホワイトマズル
ここに注目!
前走のマイルチャンピオンシップ(4着)は、パドックで落ち着きがあり、スタートも五分に切ることができた。とはいえ、発馬に関しては“絶対に大丈夫”とも言い切れない。ここも後手を踏むようだと厳しくなる。
2018年4月のニュージーランドTで、ケイアイノーテックをアタマ差抑えて重賞初勝利を果たすも、本番のNHKマイルCでは出遅れがこたえたのか8着。秋初戦の毎日王冠も見せ場なく12着に敗れたが、底力を示したのが前走のマイルチャンピオンシップだった。外枠(8枠16番)スタートも何のその、鞍上の松山弘平騎手がうまく内に進路をとって、距離のロスなく後方を追走。直線は馬群をさばいて伸び、勝ち馬から0秒2差の4着に食い込んだ。厩舎スタッフは、「舌を縛るなどして、課題のテンションを我慢させることができたので、集中して走っていました」と高評価を与えていた。前走と同じ舞台で、2度目の重賞制覇が期待される。

パクスアメリカーナ
牡4歳
調教師:中内田充正(栗東)
父:クロフネ
母:グローバルピース
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
クロフネ産駒らしく、骨太でパワータイプのイメージ。振り返れば、過去3勝のうち2勝は京都競馬場の稍重馬場。残る1勝は直線に坂のある阪神競馬場だった。速い時計が出やすい馬場コンディションになった場合は、少し不安が残る。
長めの夏休みから、グンと力をつけて帰ってきた。2018年の春はアーリントンCが勝ち馬から1/2馬身差の2着、NHKマイルCは直線で内にもたれて1着ケイアイノーテックから0秒4差の6着。惜しくもタイトルには手が届かなかったが、約7か月の休み明けだった前走のオープン特別・リゲルS(阪神・芝1600メートル)は圧巻の勝ちっぷりだった。中団馬群でロスなく追走すると、直線では力強く抜け出し、終わってみれば2着馬に4馬身の差。重賞級の脚力を秘めていることをあらためて印象づけた。左回りではもたれる面を見せるが、右回りではスムーズそのもの。京都・芝コースも3戦して2勝、3着1回と相性が良く、勢いに乗っての初タイトル奪取を期待できそうだ。

グァンチャーレ
牡7歳
調教師:北出成人(栗東)
父:スクリーンヒーロー
母:チュウオーサーヤ
母の父:ディアブロ
ここに注目!
馬場の内をさばいてくるシーンが多いように、器用さが一番の武器。それだけに、内枠が欲しいところだ。これまでの3着以内17回は全て1から10番枠。逆に11番枠より外では8戦して全て5着以下に敗れている。
明けて7歳、今回でキャリア36戦目となるベテランだが、老け込むようなところは一切ない。2016年11月の1600万下・長岡京S(京都・芝1600メートル)を勝ち、オープンクラスへの昇級を決めたが、その後は勝ち星がなく、14戦して2着5回、3着4回と惜敗ばかり。そんな状況に終止符を打ったのが、前走のオープン特別・キャピタルS(東京・芝1600メートル)だった。先団後ろの内で脚をため、直線もスムーズにさばいての差し切り勝ち。管理する北出成人調教師は、「収得賞金を加算できたことで、狙いを定めてレースを使えるのは大きいです」と安どの笑みを浮かべる。今回の舞台は、3歳時に重賞初制覇を果たしたシンザン記念と同じ京都・外回りの芝1600メートル。4年ぶり2度目となる重賞勝利も可能だろう。

サラキア
牝4歳
調教師:池添学(栗東)
父:ディープインパクト
母:サロミナ
母の父:Lomitas
ここに注目!
最大の課題がスタート。過去7戦、全て発馬で後手を踏んでおり、どうしても後方からの競馬になってしまう。パワータイプではないので、直線に坂のあるコースよりは平坦のコース向き。その点からも、今回の舞台は合うだろう。
父はディープインパクト、母が2012年の独オークス(G1)を制したサロミナという良血馬。馬体の成長に時間を要し、3歳春の牝馬クラシックには出走できなかったが、徐々に地力を強化してきた。夏に500万下・青島特別(小倉・芝1700メートル)で2勝目を挙げると、続くローズSでは中団追走からよく伸びて2着。本番の秋華賞でもしぶとく脚を伸ばして勝ち馬アーモンドアイから0秒5差の4着に食い込んだ。騎乗した池添謙一騎手はレース後に、「2000メートルは少し長いです」とコメントしたように、現状は1600から1800メートルの距離が合う印象。ここで他世代の牡馬を撃破し、初の重賞タイトルを獲得したいところだ。

ロードクエスト
牡6歳
調教師:小島茂之(美浦)
父:マツリダゴッホ
母:マツリダワルツ
母の父:チーフベアハート
ここに注目!
良くも悪くも父のマツリダゴッホとは違うタイプ。父はコーナーで加速できる器用さが売りだったが、本馬の重賞3勝はいずれも後方追走からの差し切りだった。末脚比べならチャンスありだが、前が残りやすいペースになると厳しくなるかもしれない。
2歳時に新潟2歳Sを制し、ホープフルSが2着。3歳時にもNHKマイルCで2着、京成杯オータムHを差し切った実績がある馬だ。その後は長い不振も経験したが、前々走のスワンSで約2年1か月ぶりの白星をゲット。それ以前の3走では前のポジションを取る競馬を試していたが、スワンSでは一転して後方待機策を選択。直線に向くと外から鋭く伸び、圧倒的1番人気だった安田記念の優勝馬モズアスコットをハナ差捕らえた。前走のマイルチャンピオンシップは見せ場なく17着に敗れたが、終始外を回す競馬だったので、見直しの余地はあるだろう。今度こそ自慢の末脚をフルに生かし、4つ目の重賞タイトルを手に入れたい。

マイスタイル
牡5歳
調教師:昆貢(栗東)
父:ハーツクライ
母:ファーストナイナー
母の父:フォーティナイナー
ここに注目!
控える形でも結果を残してはいるが、鋭い決め手を使えるタイプではないので、理想はハナを切る競馬。距離短縮となる今回は他にもテンの速い馬がいそうで、できれば内めの枠から自分の形に持ち込みたい。
デビューからの4戦はいずれも芝1800メートル以下を走って2勝。しかし、3歳時の弥生賞で2着になって以降は、一貫して芝2000メートル以上のレースを使われてきた。日本ダービーが見せ場たっぷりの4着、前々走の福島記念も2着だから、重賞に手が届くところまできている馬だ。ただ、課題はペース配分で、前走の中日新聞杯は前半1000メートル通過タイム58秒7の数字が示すように、気分良く行き過ぎて最後に止まった印象。それだけに、今回は久々の芝1600メートルがプラスに出る可能性もあるだろう。開幕週の馬場コンディションも歓迎材料で、すんなり先手を取れるようなら、あっさり押し切るシーンまであっていい。

リライアブルエース
牡6歳
調教師:矢作芳人(栗東)
父:ディープインパクト
母:ゴールデンドックエー
母の父:Unusual Heat
ここに注目!
京都競馬場は2016年5月の未勝利(芝1800メートル)勝ち以来となるが、父ディープインパクト譲りの軽い切れ味が武器なので、適性は高そうだ。切れ味をそがれる道悪よりは、速い時計が出やすい馬場コンディションの方が持ち味が生きるだろう。
全兄に重賞2勝のアルバートドックがいる良血馬。ただ、本馬は脚元が弱く、2016年5月の未勝利(京都・芝1800メートル)を勝った後に1年5か月に及ぶ長期休養を余儀なくされた。それでも、2017歳10月に復帰後は5戦目で2勝目を手にすると、1000万下クラスを1戦、1600万下クラスも2戦で勝ち上がり、オープンクラスまで上がってきた。その後は京王杯スプリングCが6着、中京記念が3着、関屋記念が6着と、重賞で大きな差のない競馬を続けている。今回は約5か月ぶりのレースとなるが、ここ目標に牧場から乗り込まれており、出走態勢は整いそう。厩舎の秘蔵っ子が、明け6歳初戦のここで初のタイトル奪取を狙う。

アサクサゲンキ
牡4歳
調教師:音無秀孝(栗東)
父:Stormy Atlantic
母:Amelia
母の父:Dixieland Band
ここに注目!
前走のオープン特別・リゲルS(阪神・芝1600メートル)は、2番手から価値ある粘り込みで2着に入ったが、遅めのペースで先行馬に向く展開だったことも確か。締まった流れになった場合は、末が甘くなるケースも考えられる。
2歳時に小倉2歳Sで重賞初制覇。その後も芝1400メートル以下では安定していたが、3歳秋の2戦はセントウルSが12着、京阪杯が16着と大敗が続いた。この結果を受けて陣営は距離延長を決断。前走のオープン特別・リゲルS(阪神・芝1600メートル)は11頭立ての10番人気という低評価だったが、2番手から粘りに粘って2着を確保した。厩舎スタッフは、「思った以上に走ってくれました。距離適性があったのだと思います。今回は重賞ですが、引き続き期待しています」と好感触を口にしていた。距離にめどを立てた今なら、マイル重賞でも上位進出が可能だろう。

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エアアンセム
牡8歳
調教師:吉村圭司(栗東)
父:シンボリクリスエス
母:エアマグダラ
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
2018年の函館記念を優勝し、待望の重賞初制覇を達成。年が明けて8歳だが、長期休養があった馬で、まだ馬体に衰えは感じられない。前走の福島記念も着順(3着)以上に内容が濃く、得意の中山・芝コースなら2度目の重賞勝利も可能だろう。
「1番人気の支持を受けた前走の福島記念は3着でしたが、上位の2頭とは2キログラムのハンデ差があったことを考えれば、内容は悪くなかったと思います。その後はひと息入れて疲れを解消させてから、中山金杯を目標に調整を開始しました。レース間隔は空きましたが、出走態勢は整うでしょう。今回は相性のいい中山コースに替わるので、重賞タイトルを増やしたいです」と、陣営は意欲的な姿勢を示している。明けて8歳を迎えたが、2016年から2017年まで屈腱炎による約1年の休養があった馬で、まだ馬体に衰えは見られない。自身の5勝中2勝を記録している中山・芝コースは能力を存分に発揮できる舞台。ここは2度目の重賞制覇のチャンスだ。

アドマイヤリード
牝6歳
調教師:須貝尚介(栗東)
父:ステイゴールド
母:ベルアリュール
母の父:Numerous
ここに注目!
2017年のヴィクトリアマイルを優勝した後は勝ち星から遠ざかっていたが、前走のオープン特別・ディセンバーS(中山・芝1800メートル)を快勝。久々にこの馬らしい末脚を発揮し、復調をアピールした。今回は200メートル距離延長が課題だが、連勝も十分にあるだろう。
「前走のオープン特別・ディセンバーSは鞍上の横山典弘騎手がうまく乗ってくれましたが、馬自身も落ち着きが出て精神面の成長を遂げています。今のベストは芝1800メートルかもしれませんが、前走のようなレースができれば芝2000メートルの距離にも対応可能でしょう。疲れもなく好調を維持したまま出走できそうですから、今回も楽しみにしています」と、前走の勝利を受けて陣営のトーンも上がってきた。3歳時はテンションが高くなるケースが多く安定感を欠いたが、年齢を重ねてそれも解消。前走は着差以上に強い内容で勝利を飾っている。200メートルの距離延長をクリアできれば、2連勝も可能だろう。

コズミックフォース
牡4歳
調教師:国枝栄(美浦)
父:キングカメハメハ
母:ミクロコスモス
母の父:ネオユニヴァース
ここに注目!
3走前の日本ダービーでは、積極的なレースを展開して勝ったワグネリアンから0秒2差の3着に好走した。前走の菊花賞で大敗(15着)を喫したように、まだ安定感には欠けるが、能力の高さは証明済み。適距離に戻る今回は、巻き返しに注目だ。
「前走の菊花賞(15着)は案外の結果でしたが、馬体は春よりも成長していました。その後は放牧へ出してリフレッシュさせ、この中山金杯を視野に入れて美浦トレーニング・センターに帰厩しました。関西圏へ遠征した時よりも、輸送距離の短い東京や中山の時に好結果が出ているタイプです。芝2000メートルへの距離短縮も好材料ですから、ここはあらためて期待しています」と、厩舎サイドは巻き返しに向けて懸命だ。クラシック路線で健闘した実力の持ち主。昨年の京成杯2着の内容から、中山・芝コースの適性も十分と言える。立て直して登場する明け4歳馬から、目が離せない。

タイムフライヤー
牡4歳
調教師:松田国英(栗東)
父:ハーツクライ
母:タイムトラベリング
母の父:ブライアンズタイム
ここに注目!
2017年のホープフルSを快勝した素質馬。期待された3歳クラシックロードは不本意な成績だったが、前走の菊花賞は6着とはいえ見せ場のある競馬だった。ビッグレースを制した舞台に替わるここは、躍進が期待できる。
「前々走の神戸新聞杯(6着)は、最初の1コーナーまで少し掛かる面がありましたが、前走の菊花賞ではリズム良く走れました。結果は6着でしたが、上位馬との差はそれほど大きくなかったので、今後につながる内容だったと思います。この舞台ではG気離曄璽廛侫Sを勝っていますから、ここで重賞タイトルを増やして、さらなる飛躍の足掛かりにしたいです」と、厩舎サイドは本馬の巻き返しに期待をかけている。3歳のクラシックロードは、皐月賞10着、日本ダービー11着、菊花賞6着と、好勝負を演じるまでには至らなかったが、成長力のある血統背景を持っている一頭。後方待機から鮮やかな末脚を繰り出したホープフルSの再現も可能だろう。

ランガディア
牡5歳
調教師:木村哲也(美浦)
父:キングカメハメハ
母:マリーシャンタル
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
前走の1600万下・ノベンバーS(東京・芝2000メートル)を上がり3ハロン33秒5(推定)の末脚で鮮やかに差し切り、オープンクラス入りを決めた。まだレースキャリア8戦で、今後の成長が見込める一頭。3歳春以来の重賞挑戦でも、不安より楽しみの方が大きい。
「以前は体質面で弱いところがあったので、無理をせず成長を促しながら大事に使ってきました。その甲斐があって、前走を勝って待望のオープンクラス入りを果たしてくれたので、これからの活躍が楽しみです。まだレースキャリアは8戦で、これからの成長が見込める馬です。今回は重賞挑戦で胸を借りる立場ですが、ここでどれだけ通用するのか、将来を占う意味でも楽しみにしています」と、厩舎スタッフは本馬の能力を高く評価している。まだ能力の底を見せていない点は大きな魅力。祖母に名牝ダイナカールがいる血統背景にも注目が必要だろう。連勝で勢いに乗った上がり馬が、待望の重賞初制覇を狙う。

タニノフランケル
牡4歳
調教師:中竹和也(栗東)
父:Frankel
母:Vodka
母の父:Tanino Gimlet
ここに注目!
父が14戦14勝のFrankel、母は牝馬ながら日本ダービーを優勝した歴史的名牝ウオッカ。デビュー前から大きな注目を集めていた素質馬が3歳時に3勝を挙げ、いよいよ軌道に乗ってきた。上昇一途の良血馬に、注目が集まる。
「前々走のセントライト記念(12着)は重賞の壁に跳ね返された格好ですが、前走の1600万下・大原S(京都・芝2000メートル)を勝利して待望のオープンクラス入りを決めてくれました。前走はそれまでの逃げではなく、2番手追走からゴール前で差すレースをしてくれましたから、脚質の幅も広がったと思います。これだけの良血馬なので、経験を積んで大きな舞台へ進んでほしいです。今のところは、芝2000メートルぐらいの距離がぴったりでしょう」と、前走の勝利を受けてスタッフの期待も大きく膨らんでいる。2019年を飛躍の年にしたい良血馬が、この中山金杯で重賞初制覇を目指す。

マウントゴールド
牡6歳
調教師:池江泰寿(栗東)
父:ステイゴールド
母:マウントコブラ
母の父:Mt. Livermore
ここに注目!
2018年5月に1600万下・下鴨S(京都・芝2000メートル)を勝利すると、夏には小倉記念で3着に好走。5歳を迎えて着実な地力強化を果たした一頭である。前走のチャレンジCでも強敵を相手に2着と好走しており、ここは重賞初制覇のチャンスだろう。
「前走のチャレンジC(2着)はこの馬も良く走っていますが、勝ったエアウィンザーが強すぎました。ただ、この馬も昨年の夏場から着実に力をつけていますので、そろそろ重賞のタイトルを獲得させたいです。前々走は東京・芝コースで勝利を収めていますが、本来は直線の短いコースが得意なタイプです。その意味からも、中山は合うと思います。前走好走の疲れもなく、引き続き好調をキープしたまま出走できそうなので、楽しみにしています」と、陣営は本馬の地力アップを感じ取っている。少し出世に時間を要したが、重賞を勝つだけの力をつけてきた印象。ここはタイトル獲得の好機と見ていいだろう。

ステイフーリッシュ
牡4歳
調教師:矢作芳人(栗東)
父:ステイゴールド
母:カウアイレーン
母の父:キングカメハメハ
ここに注目!
3歳春には京都新聞杯を好タイムで優勝し、豊かな才能をアピールした。まだ安定感に欠ける面は残っているが、前走のチャレンジCでは本来の末脚を発揮して3着に好走。再び上昇気流に乗ってきただけに、2度目の重賞制覇も難しくないはずだ。
「以前はレースを使うと馬体重が減少する傾向がありましたが、今は心身ともに成長して、たくましくなっています。前々走の菊花賞は外枠(18頭立ての8枠16番)もあって厳しい競馬になりましたが、前走のチャレンジCではこの馬らしい末脚を発揮してくれました。他世代の馬を相手にして3着に好走できたことは、今後に向けて明るい材料になるでしょう。まだ成長の余地を残している馬ですから、今後の活躍を期待しています」と、陣営は本馬の飛躍を心待ちにしている。2歳時にはキャリア1戦で臨んだホープフルSで3着に好走。3歳春には京都新聞杯を好タイム(2分11秒0)で優勝している素質馬が、2度目の重賞Vを狙う。

selvas2 at 16:23コメント(0) 

2019年01月02日

母校法政大学を応援しています。
チャラさは封印だ。
頑張ってちょうだい。FullSizeRender
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selvas2 at 10:14コメント(0) 

2019年01月01日

あけましておめでとうございます
みなさまのご健康とご多幸を祈念いたします
本年もよろしくお願い申し上げます
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selvas2 at 21:41コメント(0) 
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