2019年08月

2019年08月31日

意外性こそ真価のゴールドシップ産駒にも注目

 1997年から距離「1800m」になった札幌2歳Sは、2歳初期の仕上がりの早さが最重要ではない。その勝ち馬から、2000年ジャングルポケット(日本ダービー、ジャパンC)、2005年アドマイヤムーン(宝塚記念、ジャパンCなど)、2008年ロジユニヴァース(日本ダービー)、2013年レッドリヴェール(阪神JF)…などが誕生している。

 勝ち馬に限らなければ、1998年ウメノファイバー(オークス)、2000年テイエムオーシャン(桜花賞など)、2003年スズカマンボ(天皇賞.春)、2005年マツリダゴッホ(有馬記念)、2012年ロゴタイプ(皐月賞など)、2014年レッツゴードンキ(桜花賞)……。のちのビッグレースの勝ち馬、快走馬が続出している。ここ数年はのちに出世する馬がやや少ないが、今年は注目馬が多い。

 7月27日の札幌芝1800mを快レコードで大差勝ちしたゴルコンダ(父ヴィクトワールピサ)は文句なしの注目馬。馬場差は大きいが、1分48秒3は、レースレコード1分48秒5(2012年のコディーノ)を上回っている。母ゴレラ(父Grape Tree RoadはCaerleon直仔)の成績は、仏、米のマイル戦を中心に【7-2-5-3】。その4代母Crepellanaは1969年の仏オークス馬。ゴレラの母の半兄マリアジュダムール(父グルームダンサー)も輸入馬。父ヴィクトワールピサの産駒はなぜか牝馬に活躍馬が多い傾向があるが、ゴルコンダはここを突破すると早くも路線に乗れる。

 同厩のダーリントンホール(父New Approach)も、ゴルコンダと芝コースでの追い切りではこちらの方が目を引いたほどだから侮れない。美浦の木村厩舎の2頭はワン=ツー望めるくらいきわめて強力。

 2011年の札幌2歳Sの2着馬はゴールドシップ。今年はその初年度産駒のサトノゴールド、ブラックホールが父に負けないように…と出走してきた。サトノゴールドはこれでは勝てないだろうと映った体勢から、最後に猛然と伸びて勝った。本気で走っていなかった印象もある。サトノゴールドは、父だけでなく輸入牝馬の母マイジェン(父Fusaichi Pegasus)も芦毛馬。それで芦毛を受け継いだので、かつての輸入種牡馬ゼダーンなどのように、芦毛の遺伝子を結合型(産駒はすべて芦毛になる)で受け継いだ可能性を秘めている。種牡馬になれるくらいの活躍をしたい。ブラックホールも2戦目に力強くまくって勝った内容が良く、追いかけて外に回ったため古馬に少しだけ遅れたが、本馬場の動きは文句なしだった。小柄でもさらに良化が望める。

 8月29日終了現在、ゴールドシップ産駒は全国で17頭がデビューして、勝ち馬はJRA所属のこの2頭だけ。そこで、ファーストシーズン種牡馬ランキング11位。同じステイゴールド産駒のオルフェーヴルの出足となんとなく似たような出発になっているが、意外性こそゴールドシップ(父ステイゴールド)の真価。この時点での評価は高くなくとも、レース内容に注目しておきたい。

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2019年08月30日

早くも新潟の最終週。メインはハンデ戦・新潟記念。
 1番人気馬は過去10年で2勝、2着2回。2番人気馬は1勝のみ、3番人気馬は連対ゼロと、上位人気馬は苦戦が多い。5番人気以下の馬が7勝しており、波乱模様のハンデ戦といえそうだ。
また、トップハンデ馬も1勝、2着1回だけで、トップハンデ馬も苦しい戦いが続く。
 指数上は、前走指数や平均指数の上位馬たちが7年間で連対しており、連軸の中心になっている。

 今年は、フランツ、アクート、ショウナンバッハ、ユーキャンスマイル、サトノワルキューレ、ダイワキャグニー、カデナ、ブラックスピネル、クリンチャー、サトノキングダムなどが指数の上位馬たちだ。

 トップハンデは、57.5キロのクリンチャー、ダイワキャグニー。トップハンデ馬は苦戦を強いられているだけに連軸向きとは思えない。

 近走好調で人気を集めそうなのはルメール騎手騎乗の4歳馬レイエンダだろう。
ここまで(4103)の好成績だ。前走は超スローペースのエプソムカップを2番手で先行、ゴール前、逃げ馬をとらえて快勝、重賞初制覇を果たした。上がり指数は限界に近い高レベルを示しており、展開に恵まれた部分はあったにせよ、能力に疑いはない。ただ、今年の新潟記念が同じような超スローペースになるとは考えにくく、前走の再現は難しいかもしれない。

 多少ペースがあがっても対応できる差し脚で上位にあるのはアクート、フランツなどだろう。

 6歳馬アクートは前走、準オープンを勝ったばかりで、ハンデも54キロに恵まれている。新潟は(3010)とコース適性も高く、夏の新潟開催では3戦3勝と負けなし。上りタイムは3戦とも最速だった。加えて、ここまでの4勝はすべて野芝のコースでの勝利で、素軽いスピードが持ち味のようだ。出世は遅れたものの、初の重賞挑戦でも一発を期待できるのではないか。波乱の主役になるかもしれない。

 フランツも前走、準オープンを勝ちあがってきた4歳馬。5月のむらさき賞以来のレースになるが、ここまで(4102)と、まだ底を見せておらず、その素質に注目したい。前述のアクートとの比較では、フランツのほうが信頼できるとは思うのだが−−。

 小倉2歳Sは1200メートル戦。スローペースはないはずで、指数の高さと能力は比較的結びつきやすい。過去の連対馬も、前走指数上位馬たちが中心になっている。

 今年は、マイネルグリット、テーオーマルクス、ゼンノジャスタ、ヒメサマ、シゲルミズガメザ、ローランダー、カイルアコナ、ホープホワイトなどが指数の上位馬たち。指数の上位馬はいずれも前走、フェニックス賞を戦ってきた馬たちだ。

 中心は、新馬戦に続きフェニックス賞を勝って連勝中のマイネルグリットだ。フェニックス賞は直線、最内の3番手から馬なりで先頭に立ち、そのまま押し切って勝利。まだ余力も感じさせるレース内容だった。

 相手もフェニックス賞組や指数の上位馬が中心だが、超スローペースの新馬戦を中団から差し切ったトリプルエースには要注意だ。


 札幌2歳Sは、スローペース必至の芝の1800メートル戦。指数の高さより、差し脚の鋭い馬たちが中心のレースだ。

 今年は、ゴルコンダ、ダーリントンホール、コスモインペリウム、カップッチョなどが指数の上位馬。

 差し脚の最上位はゴルコンダ。新馬戦は中団から最内に入れ、直線では先頭に立つ場面もあったが、外から差し切られて3着。とはいえ、差し脚は上々の鋭さで、ここでは最上位。前走は一転、ハイペース気味に逃げて、直線は差を広げる一方で、レコードタイムでの大差勝ちだった。指数上、中距離では現2歳世代の最高指数だった。手綱を取ったルメール騎手はまだ「余力を残して」いるという評価で、ここは素直にゴルコンダの能力に期待したい。

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レイエンダ
牡4歳
調教師:藤沢和雄(美浦)
父:キングカメハメハ
母:ラドラーダ
母の父:シンボリクリスエス
ここに注目!
前走のエプソムCで待望の重賞初制覇を達成。全兄にダービー馬レイデオロがいる厩舎期待の良血馬が、いよいよ軌道に乗ってきた印象だ。今回はひと息入れての出走になるが、重賞連勝の期待が高まる。

ユーキャンスマイル
牡4歳
調教師:友道康夫(栗東)
父:キングカメハメハ
母:ムードインディゴ
母の父:ダンスインザダーク
ここに注目!
昨年の菊花賞で3着、今年のダイヤモンドSを優勝と、長距離での活躍が目立つ存在。今回は芝2000メートルへの対応がポイントだが、昨夏の新潟で1000万下・阿賀野川特別(芝2200メートル)を勝っており、十分にこなせるだろう。

フランツ
牡4歳
調教師:音無秀孝(栗東)
父:ディープインパクト
母:ロベルタ
母の父:ブライアンズタイム
ここに注目!
春の東京開催で、1600万下・むらさき賞(芝1800メートル)を快勝。デビューから7戦でオープンクラスまで駆け上がった素質馬だ。まだ能力の底を見せておらず、上昇度にも注目が必要だろう。

ダイワキャグニー
牡5歳
調教師:菊沢隆徳(美浦)
父:キングカメハメハ
母:トリプレックス
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
右回りコースでは1度の連対もないが、左回りコースでは6勝を記録。勝率は50パーセント近いものがある典型的なサウスポーだ。芝2000メートルの距離でも勝ち星を挙げており、念願の重賞初制覇へ舞台は整った。

カデナ
牡5歳
調教師:中竹和也(栗東)
父:ディープインパクト
母:フレンチリヴィエラ
母の父:French Deputy
ここに注目!
2016年の京都2歳Sを優勝。2017年春には弥生賞を勝つなど、早くから活躍していた素質馬だ。その後は不振の時期もあったが、今年春から着実に上昇。前走の小倉記念2着の内容からも、復調は明らかだ。

クリンチャー
牡5歳
調教師:宮本博(栗東)
父:ディープスカイ
母:ザフェイツ
母の父:ブライアンズタイム
ここに注目!
一昨年の秋には菊花賞で2着に好走。昨年には京都記念優勝、天皇賞(春)3着の実績を残しており、ここでは格上の存在と言っても過言ではない。近走は少し精彩を欠いているが、ここで復活を遂げられるのか、注目される。

カヴァル
牡4歳
調教師:勢司和浩(美浦)
父:エイシンフラッシュ
母:ペニーホイッスル
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
目下3連勝の勢いが魅力。無理のないローテーションで大事に使われてきたことが功を奏し、ここにきて馬体の充実を示している。今回は初めての重賞挑戦になるが、チャンスは十分に見いだせそうだ。

アクート
牡6歳
調教師:宗像義忠(美浦)
父:ステイゴールド
母:シャーペンエッジ
母の父:クロフネ
ここに注目!
前走の3勝クラス・佐渡S(新潟・芝2000メートル)を鮮やかに差し切って、待望のオープンクラス入りを決めた。新潟・芝コースは、4戦3勝をマークしている相性の良い舞台。引き続き状態の良さが目立っているだけに、重賞でも期待は大きい。


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2019年08月29日

カイルアコナ
牝2歳
調教師:高橋義忠(栗東)
父:キンシャサノキセキ
母:コナブリュワーズ
母の父:キングカメハメハ
ここに注目!
430キログラム台の牝馬だが、十分な間隔を取っての出走で、長距離輸送も2度目。大きな体重の変動はなさそうだ。前走は快勝だった一方で、デビュー戦らしい若さはのぞかせていた。今回は、実戦を経験した上積みが見込めるだろう。

ラウダシオン
牡2歳
調教師:斉藤崇史(栗東)
父:リアルインパクト
母:アンティフォナ
母の父:Songandaprayer
ここに注目!
8頭立ての少頭数もあってかすぐにリカバリーできたものの、前走はスタートがひと息だった。今回は頭数が増えそうなだけに、前走のような形になると苦しくなる。スムーズなレース運びができるかどうかが鍵になりそうだ。小倉への長距離輸送も初めて。しっかりとこなしたい。

マイネルグリット
牡2歳
調教師:吉田直弘(栗東)
父:スクリーンヒーロー
母:マイネショコラーデ
母の父:ロージズインメイ
ここに注目!
余裕残しに見えたデビュー戦から、さらに4キログラム増の馬体重だった前走だが、見た目には締まってきたように感じた。実戦を1度使われた上積みは大きかったのだろう。距離短縮、長距離輸送をクリアしたことで、今回に向けての不安材料はなくなっている。

トリプルエース
牡2歳
調教師:斉藤崇史(栗東)
父:Shamardal
母:Triple Pirouette
母の父:Sunday Silence
ここに注目!
6月にデビュー勝ちを果たしたが、5月12日の遅生まれ。まだまだ幼い面を残している印象も、伸びしろがある点は魅力と言える。今回、約3か月ぶりで力を出せるかどうかは鍵だが、中間の動きはかなりシャープ。成長してきているのかもしれない。

テーオーマルクス
牡2歳
調教師:宮徹(栗東)
父:ロードカナロア
母:パープルストック
母の父:フレンチデピュティ
ここに注目!
競走除外で予定が延びる誤算があったためか、前走の馬体重は、4着に敗れたデビュー戦と同じ474キログラム。まだ絞れそうな状況での勝利で、今後に向けての可能性を感じさせた。今回は長距離輸送もあるので、当日の体つきはしっかりとチェックしたい。

ゼンノジャスタ
牡2歳
調教師:浅見秀一(栗東)
父:ジャスタウェイ
母:ウインアンジェラス
母の父:Bertolini
ここに注目!
調教で動く馬ではなく、前走の馬体重が450キログラムと牡馬としては体も少し小さめ。パドックでも目立たないが、芝の実戦で良さが出るタイプのようだ。前走では長距離輸送と小回りコースもクリア。今回も堅実に走ってくるだろう。

カリニート
牡2歳
調教師:大根田裕之(栗東)
父:ルーラーシップ
母:ケイエスアカリ
母の父:フジキセキ
ここに注目!
メイクデビュー小倉(芝1200メートル、1着)は、外枠(8枠10番)からのスタートで、道中も外に馬がいない状況で走っていたこともあるだろうが、コーナーでは外に張るような面を見せていた。そのあたりが2度目の実戦で改善するようなら、前進が見込めるはずだ。

ヒバリ
牝2歳
調教師:加用正(栗東)
父:エピファネイア
母:エトピリカ
母の父:キングカメハメハ
ここに注目!
前走の馬体重が416キログラム。牝馬らしい薄い馬体の持ち主だけに、短期間で2度の長距離輸送をクリアできるかがポイント。ただ、前走時のパドックは落ち着いており、イレ込むようなタイプではなさそうだ。極端な馬体減さえなければ、力を出せるだろう。


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ゴルコンダ
牡2歳
調教師:木村哲也(美浦)
父:ヴィクトワールピサ
母:ゴレラ
母の父:Grape Tree Road
ここに注目!
16キログラム減と馬体を絞った前走の未勝利(札幌・芝1800メートル)は、1分48秒3の2歳コースレコードで、後続を1秒8突き放す大差勝ち。今回は重賞で好素質馬がそろったが、中間の調整過程は順調で、前走と同じ舞台なら主役の座は譲れない。

ダーリントンホール
牡2歳
調教師:木村哲也(美浦)
父:New Approach
母:Miss Kenton
母の父:Pivotal
ここに注目!
父ニューアプローチは、現役時代に英ダービーなどG1で5勝を挙げ、日本でデビューした数少ない産駒の中から、青葉賞2着のベストアプローチを送り出している。見栄えのする好馬体と、迫力満点のフットワークの持ち主。先々まで目が離せない存在だ。

サトノゴールド
牡2歳
調教師:須貝尚介(栗東)
父:ゴールドシップ
母:マイジェン
母の父:Fusaichi Pegasus
ここに注目!
父ゴールドシップは、気性の激しさがありながらもG6勝を挙げた個性派で、2019年度期待の新種牡馬。産駒によるJRA初勝利を飾った本馬は、父をほうふつとさせる芦毛の馬体で、高いポテンシャルを秘めている。

レザネフォール
牡2歳
調教師:池江泰寿(栗東)
父:キングカメハメハ
母:ラナンキュラス
母の父:スペシャルウィーク
ここに注目!
祖母ファレノプシスはG3勝を挙げた名牝で、母ラナンキュラスも現役時代にフィリーズレビュー2着がある活躍馬。父にキングカメハメハと、血統のスケールは相当大きい。ここは今後の活躍を占う意味でも、重要な一戦になりそうだ。

エイリアス
牡2歳
調教師:浅見秀一(栗東)
父:ロードカナロア
母:コードネーム
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
父ロードカナロア、母の父サンデーサイレンスの配合は、アーモンドアイと同じ。叔父にG2勝のハットトリックがおり、活力にあふれる母系の出身だ。本馬も将来性は高く、前走から300メートルの距離延長も対応可能だろう。

ブラックホール
牡2歳
調教師:相沢郁(美浦)
父:ゴールドシップ
母:ヴィーヴァブーケ
母の父:キングカメハメハ
ここに注目!
デビュー戦とはペースの違いがあるものの、前走の未勝利(函館・芝1800メートル)では、自身の走破時計を3秒6も短縮(1分51秒3)して、目覚ましい上昇度をアピール。420キログラム前後のコンパクトな馬体だが、末脚の持続力は父譲りだ。

ディアセオリー
牡2歳
調教師:高木登(美浦)
父:サムライハート
母:サイレントベッド
母の父:ソウルオブザマター
ここに注目!
メイクデビュー福島(芝1800メートル)を快勝後は函館競馬場に移動し、14日の2週前追い切りでは、ウッドチップコースで5ハロン66秒3の好タイムをマーク。デビュー時よりも調教が強化されており、レースを1度使った上積みは十分に感じられる。

アールクインダム
牝2歳
調教師:伊藤大士(美浦)
父:ローズキングダム
母:キャプテンガール
母の父:キャプテンスティーヴ
ここに注目!
G2勝馬の父ローズキングダムは、2017年に産駒がデビューを果たしたものの、不慮の事故により、2018年限りで種牡馬を引退している。数少ない産駒の中から重賞勝ち馬を出せば、父の優秀さが証明されるはず。本馬にかかる期待は大きい。


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2019年08月28日

敗れた各馬も今後の展望に光明

 予測通りのスローな流れ「前半1000m通過61秒4」から、後半の長い直線勝負「11秒0-11秒0-11秒6=33秒6」になったのは、近年の典型的なパターンそのもの。また、勝ち馬の上がり3ハロンが「32秒8」になったのも、多くのファンが展望した中身だった。

 期待にこたえて勝った牝馬ウーマンズハート(父ハーツクライ)、上がりNo.2の33秒1を記録して小差2着した牡馬ペールエール(父ダイワメジャー)の評価を、これからの路線のためにできるだけ正確にとらえておきたい。過大評価は避けたいと同時に、良くある新潟2歳Sの結果ではないかと、過小評価することも、やっぱり避けたい。

 ウーマンズハートは、新馬戦の内容に見た目以上の中身が評価されていた。上がり32秒0が突出していただけでなく、後半3ハロンを自身はすべて「10秒台」で乗り切っていた。今回はその新馬戦とは相手も、芝コンディションも、レース全体の流れも異なったが、再び上がり32秒台を記録したこと。一瞬の切れ味だけではなく、最後に先に抜け出したペールエールを競り落とし、スピードの持続力を示した点を高く評価したい。鮮やかな切れを発揮して新馬勝ちした馬が、相手が強化した2戦目に、初戦の内容がウソだったような内容にとどまることは珍しくないが、この牝馬はそうではなかった。

 中2週の再度の遠征にもかかわらず、デビュー戦よりずっと気配は良かった。とくにバネを感じさせるトモのあたりを中心に身体のラインが、シャープに力強く映った。きちっと追って馬体重減がなかった点も素晴らしい。厚みを感じさせる馬体ではないが、非力感はない。このあと、12月のGIまで再鍛錬の充電期間を取るだろう。さらにひと回りのスケールアップが望める。ファミリーには短距離〜マイラー型が多いが、折り合い不安はなく、スマートな体型からこなせる距離の幅は広いのではないかと思える。テン乗りとなった藤岡康太騎手の落ち着いた好騎乗も、断然人気の2歳牝馬だけにことのほか光った。同じように鮮やかにこの重賞を制したハープスターに総合力で見劣らない馬に育って欲しい。

 2着に負けたが、ペールエールの中身も初距離、初コースを考えると期待通りだろう。500kg前後の馬体は、まだ細身にも感じられる。筋肉がつきスケールアップするとき、同じMデムーロ騎手のアドマイヤマーズ(父ダイワメジャー)と似たタイプに育ってくれるのではないかという気がする。そのデムーロ騎手は、勝ち馬を絶賛していた。

 3着ビッククインバイオ(父キングズベスト)、4着クリアサウンド(父キズナ)の好走は、前後半「49秒1-45秒9」=1分35秒0のレースの流れにうまく乗ったものだけに、着順ほどの高い価値は避けたいが、それは恵まれたとか、中身はもう一歩という意味ではない。ともに仕上がりが早く、完成度が高いタイプではなく、今後の展望を明るくした善戦好走だった。

 2番人気のモーベット(父オルフェーヴル)は、残念ながら1秒4差の8着にとどまった。スタートもう一歩は新馬戦と同じで、最初からレースの流れに乗れずに、馬群を嫌うかのような追走だった。まだ今回が2戦目の牝馬、これで評価が急落することはないが、コースが異なるとはいえ、1分36秒4の走破タイムは前回を上回り、さらには自身の後半3ハロン33秒6も前回の33秒8を上回っている。レース慣れが必要であると同時に、レース全体が後半スピードアップするような流れ向きではないのかもしれない。プラス16kgの身体は太め残りではなく、いま成長中だからだろう。

 6着シコウ(父マツリダゴッホ)は、今回はちょっと気負いがあった。1400mで勝ち上がってきたが、真価発揮は2000m級ではないかと思えた。

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2019年08月27日

8月25日の新潟11Rで行われた第39回新潟2歳ステークス(2歳オープン、馬齢、GIII、芝1600メートル、16頭立て、1着賞金=3100万円)は、
藤岡康太騎手騎乗の1番人気ウーマンズハート(牝、栗東・西浦勝一厩舎)が中団馬群で折り合いをつけて直線を向くと、馬場の外めから末脚を伸ばして差し切りV。
デビュー2連勝で重賞制覇を果たした。
これでハーツクライ産駒は、JRA全10場重賞制覇となった。
タイムは1分35秒0(良)。

半馬身差の2着に先に抜け出した3番人気のペールエール、
さらに1馬身3/4差遅れた3着には2番手追走から粘り込んだ8番人気のビッククインバイオが入った。

勝ったウーマンズハートは、
父ハーツクライ、母レディオブパーシャ、母の父Shamardalという血統。
北海道日高町・ダーレー・ジャパン・ファーム(有)の生産馬で、
馬主はゴドルフィン。
通算成績は2戦2勝。
重賞は初勝利。
西浦勝一調教師、藤岡康太騎手ともに新潟2歳S初勝利。

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2019年08月26日

8月25日の札幌11Rで行われたサマースプリントシリーズ第5戦・第14回キーンランドカップ(3歳以上オープン、別定、GIII、芝1200メートル、16頭立て、1着賞金=4100万円)は、
川田将雅騎手騎乗の1番人気ダノンスマッシュ(牡4歳、栗東・安田隆行厩舎)が勝利。
上々のスタートから先頭集団を見る形で好位を追走。
直線を迎えると鞍上のゲキに応え、力強く抜け出し先頭でゴール。
スプリンターズS(9月29日、中山、GI、芝1200メートル)への優先出走権を獲得した。
タイムは1分9秒2(稍重)。

2着はタワーオブロンドン(2番人気)、
3着にはリナーテ(3番人気)が入った。

ダノンスマッシュは当初、予定していた6月16日の函館SSを薬物問題の対象となり無念の競走除外。仕切り直しとなった一戦で、初コンビを組んだ川田将雅騎手の手綱に導かれ重賞3勝目を飾り、
秋の大目標であるスプリンターズSへ好発進を決めた。

キーンランドCを勝ったダノンスマッシュは、
父ロードカナロア、母スピニングワイルドキャット、母の父Hard Spunという血統。
北海道新ひだか町・ケイアイファームの生産馬で、
馬主は(株)ダノックス。
通算成績は13戦6勝。

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2019年08月25日

現時点のスピード持続力はジャスタウェイ以上か

 近年の新潟2歳Sの特徴は、知られるように前半はスローの流れから、長い直線に集中する後半勝負。最近10年のレース上がり3ハロン平均は、33秒83。馬場状態を問わず、勝ち馬の上がり3ハロン平均は「33秒04」に達する。これは切れ味というより、加速してからのスピードの持続力というべきだろう。

 最近10年で3着までに快走した30頭には、上がり32秒5(30頭中最速)で差し切った13年のハープスターを筆頭に、32秒台を記録した馬が8頭もいる。予想外に馬場が渋らないかぎり、後半の加速スピード能力を重視したい。

 新馬戦のあと大きく変わる馬もいるが、このコースの新馬1600mを上がり「32秒0」で快勝した牝馬ウーマンズハート(父ハーツクライ)は強気になれる。

 新潟の2歳新馬戦1600mでは、2017年8月に現4歳のオープン馬ウラヌスチャームが上がり32秒0で勝った記録があるが、ウーマンズハートの記録は、切れ味勝負型の高速上がりとはちょっと違っていた。

 レースの後半3ハロン(11秒1-10秒7-10秒9=32秒7)から検証すると、ウーマンズハート自身の後半600mは(10秒8-10秒3-10秒9=32秒0)に限りなく近い。一瞬の切れや鋭さで楽勝したのではなかったのである。逃げ粘って2着し、上がりも2番目タイのマルターズディオサは33秒3だった。

 新潟に限らず、高速決着の多い他場の2歳戦でも近年は上がり32-33秒台は出現するが、マイルの新馬で3ハロン連続「10秒台」を刻んでの完勝は驚異の記録である。

 少し渋ったぐらいの馬場なら苦にしないだろう。新潟の芝コースが重馬場になることはめったにない。

 ハーツクライ産駒は晩成型のことも珍しくないが、ハーツクライの母アイリッシュダンスは新潟記念、新潟大賞典の勝ち馬であり、その父はトニービン。夏の平坦コース適性に優れるだけでなく、とくに直線の長い新潟を歓迎する。

 代表産駒ジャスタウェイは、2011年の新潟1600mの新馬を1分36秒1(上がり33秒3)で圧勝し、続く2戦目の新潟2歳Sを上がり32秒6で2着に突っ込んだ。

 成長力やスケール、牡牝の違いはあるだろうが、同じ新潟1600mの新馬を1分36秒2(上がり32秒0)で、ジャスタウェイと同じように2着以下を離したウーマンズハートの直線のスピード持続力は、少なくとも現時点ではジャスタウェイを上回ると考えられる。

 牝馬でも完成度の高さの勝利ではない。この中間は一段と力強く動いた。母レディオブパーシャの半兄は51戦14勝のラッキーナイン(香港)。半弟には46戦7勝のティーハーフ(現9歳馬)など、一族には驚くほどタフな活躍馬が多い。

 中京の重馬場で勝ってきたペールエール(父ダイワメジャー)の時計は目立たないが、この馬の後半2ハロンは推定「11秒5-11秒4」。使って大きく変わりそうな印象を与えた。モーベット以下、候補はいっぱいいるが、ここ2週の動きが光り、新馬から激変がありそうなシコウが最大の伏兵。

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2019年08月24日

ここに照準を定めたリピーターも軽視禁物

 北海道シリーズとは別に、真夏の新潟、小倉には古馬オープンのダート中距離戦は、2週前の「阿蘇S」1700mと、この「BSN賞」1800mしかない。関東馬の小倉遠征はなにかと難しく、また層も薄いため、新潟への遠征の容易な関西馬9頭に対し、関東馬3頭の組み合わせになった。

 昨18年の1-3着馬(サルサディオーネ、ナムラミラクル、ローズプリンスダム)がいて、16年の勝ち馬8歳ピオネロは、2度目の新潟ダート1800mになる。M.デムーロを配してやはり2度目の新潟ダートになる6歳グレンツェントは、16年のレパードSダート1800mの勝ち馬。ここに狙いを定めたリピーターは軽視できない。

 6歳ナムラミラクル(父スパイキュールは14年韓国に移動)に期待したい。3歳時に新潟ダート1200mの経験はあるが、新潟ダート1800mは昨年のハナ差2着に続いて2度目。休み明けの6月の東京ダート1600mをひと叩きし、現在では適鞍と思えるここに狙いを定めてきた。

 勝ち星5勝はダート1700m以下。そこでずっと短距離からマイル戦向きとされていたが、ダート1800mは2戦し、1分51秒9(阪神)と、昨年のこのレースの1分51秒8(上がり36秒6)。

 出走例が少ないだけで、6歳になったいま、道中で息が入れやすいこの距離の方が合っていると思える。ダート7戦7勝だった父スパイキュールも最初の5勝は1700m以下だったが、古馬になって1800mを2連勝している。また、ナムラミラクルは4歳秋以降、左回りのダートを集中的に選んで【2-3-1-3】。左回りの方がスムーズに流れに乗れている。

 昨秋のGIII武蔵野Sダート1600mを1分34秒9好時計で3着の内容から、今週の時計の速くなるはずのダートも不利ではないだろう。もともとがスピード系でもある。昨年好勝負だったサルサディオーネ、ローズプリンスダム本線。

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2019年08月23日

今週の札幌は芝1200メートルのキーンランドCがメイン。
 過去10年、1番人気馬は(2422)と、勝率は低いものの、連対率は60%で、馬券の対象にはなっている。他に、牝馬が過去10年で7勝をあげていることも特徴的だ。
 指数上は、前走指数の高い馬と平均指数上位馬が、過去10年のうち7年で連対している。

 今年は、リナーテ、ダノンスマッシュ、ダイメイフジ、ハッピーアワー、ナックビーナス、ライオンボス、セイウンコウセイなどが指数の上位馬たッちだ。

 今年の出走メンバーの近走のレース内容から考えると、ペースは落ち着きそうで、直線の差し脚比べになるのではないか。
 差し脚の上位はリナーテ、アスターペガサス、ハピーアワー、タワーオブロンドン、デアレガーロなどだ。

 注目は5歳牝馬のリナーテ。今年の春、京王杯スプリングCはタワーオブロンドンの2着に好走。直線、ラスト100メートルの瞬発力は先に抜け出した勝ち馬を脅かす鋭い差し脚だった。
その後の函館スプリントSは薬物騒動のあおりで除外になったが、前走、1番人気に支持された札幌のUHB賞は、中団後方から直線、大外一気の差し脚で他馬を圧倒する完勝劇だった。
差し脚は安定しており、負担重量もタワーオブロンドンの58キロと比べると牝馬の54キロは断然有利だろう。

相手の筆頭はタワーオブロンドン。
ただ、1200メートルは守備範囲だとしても、距離適性は1400メートル以上にありそうで、
ベストとは思えない。58キロも苦しいのではないか。

前走、G1高松宮記念で4着のダノンスマッシュにもチャンスはありそう。
1200メートル戦は(3101)。1200の重賞を2勝しており、実績は最上位だ。

他では、新潟直線1000メートル戦で3連勝中のライオンボス。
はまれば逆転もありそうで、その素軽いスビートに注目したい。

 新潟2歳Sは、スピード指数の高さより、スローペースで長くいい脚を使ってきた馬たちが中心のレースだ。この時期の新馬戦や2歳未勝利戦はスローペースが基本。とくに直線の長い新潟コースはその傾向が強く、上がりだけの勝負になりがちだ。

今年は、ウーマンズハート、ウインカーネリアン、ビッククインバイオ、モーベット、タイムマシンなどが、上がり指数の上位馬たちで、連軸の中心になる馬たちだろう。

なかでも、新潟マイルの新馬戦を圧勝したウーマンズハートの差し脚が最上位だ。
スローペースの新馬戦は中団待機。
直線半ばから追い出し、逃げた1番人気馬を大外からとらえると、ゴールでは3馬身半の差をつけた。上りタイムは32秒0、上がり指数も限界に近い+23の高レベルだった。
2、3着馬の上がり指数は+10で、その差からか考えても、破格の差し脚といえそうで、将来性も高いのではないか。

相手も差し脚上位のウインカーネリアン、ビッククインバイオ、モーベット、タイムマシンなどが中心だが、2戦2勝のエレナアヴァンティの先行力にも要注意だ。

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2019年08月22日

ダノンスマッシュ
牡4歳
調教師:安田隆行(栗東)
父:ロードカナロア
母:スピニングワイルドキャット
母の父:Hard Spun
ここに注目!
これまでに計5勝を挙げているが、その馬番を見ると、順に3番、5番、10番、3番、2番だから、内めの枠での好走が目立つ。外枠から外を回す競馬よりも、内枠から器用さを生かすレース運びが理想だろう。

タワーオブロンドン
牡4歳
調教師:藤沢和雄(美浦)
父:Raven's Pass
母:スノーパイン
母の父:Dalakhani
ここに注目!
前走の函館スプリントS(3着)は、少頭数(7頭立て)になったこともあってかペースが落ち着き、差し届かなかった。今回はフルゲートの16頭立てが予想されるので、自慢の末脚を生かせる展開が期待できるだろう。

リナーテ
牝5歳
調教師:須貝尚介(栗東)
父:ステイゴールド
母:マルペンサ
母の父:Orpen
ここに注目!
ステイゴールド産駒の牝馬で、テンションが上がりやすいのがネック。ただ、競馬場に滞在できる北海道では5戦3勝の好成績を残している。今回も札幌競馬場に滞在して臨む予定だけに、能力をフルに発揮できそうだ。

セイウンコウセイ
牡6歳
調教師:上原博之(美浦)
父:アドマイヤムーン
母:オブザーヴァント
母の父:Capote
ここに注目!
昨年以降の3着以内4回の馬番は、順に7番、1番、4番、3番。内めの枠からハナ、あるいは好位につけての粘り込みが好走スタイルとなっている。先行するまでに脚を使う外枠を引いた場合は、割り引きが必要かもしれない。

ナックビーナス
牝6歳
調教師:杉浦宏昭(美浦)
父:ダイワメジャー
母:レディトゥプリーズ
母の父:More Than Ready
ここに注目!
今回は約4か月ぶりの実戦となるが、これまで2か月以上の休み明けでは5着、3着、3着、1着、2着の好成績。久々はむしろプラスと捉えたい。本レースを目標に調整されており、いきなりから全力を発揮できるだろう。

アスターペガサス
牡3歳
調教師:中竹和也(栗東)
父:Giant's Causeway
母:R Heat Lightning
母の父:Trippi
ここに注目!
パドックでうるさい面を見せるのはいつものことだが、3走前の橘S(リステッド。京都・芝1400メートル、13着)の時のように、発汗が激しいようだと割り引きが必要になる。レースでも行きたがる面を見せるので、ペースは速くなったほうがいいだろう。

カイザーメランジェ
牡4歳
調教師:中野栄治(美浦)
父:サクラオリオン
母:サクラジュレップ
母の父:サクラプレジデント
ここに注目!
過去5勝時の戦法は、逃げ切りから直線一気まで様々。ただ、重賞レベルで勝ち負けできる決め手はまだ備えていない印象で、前々走の函館スプリントS(1着)のように前々で運びたい。同型との兼ね合いが鍵になりそうだ。

ライオンボス
牡4歳
調教師:和田正一郎(美浦)
父:バトルプラン
母:ウーマンインレッド
母の父:ステイゴールド
ここに注目!
過去5勝が全て1000メートルだけに、今回は芝1200メートルへの対応がポイントとなる。ダートでも勝っているようにパワーがあるので、洋芝はおそらくプラス材料。内枠から逃げて、押し切りを図りたい。

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2019年08月21日

エレナアヴァンティ
牝2歳
調教師:宗像義忠(美浦)
父:アドマイヤムーン
母:ドリームカムカム
母の父:メジロライアン
ここに注目!
メイクデビュー福島(芝1200メートル)を快勝したあと、新潟でオープン特別・ダリア賞(芝1400メートル)も連勝。今回はさらに200メートルの距離延長が鍵になるが、レースセンスが高く、追ってからもしっかりしたタイプなので、対応可能だろう。

モーベット
牝2歳
調教師:藤沢和雄(美浦)
父:オルフェーヴル
母:アイムユアーズ
母の父:ファルブラヴ
ここに注目!
父がオルフェ−ヴルで、母が重賞を4勝したアイムユアーズ。近親には名牝エアグルーヴなどがいる良血馬だ。6月のメイクデビュー東京(芝1600メートル)を快勝した後はひと息入れていたが、ここを目標に乗り込まれており、2連勝での重賞初制覇が期待される。

ウーマンズハート
牝2歳
調教師:西浦勝一(栗東)
父:ハーツクライ
母:レディオブパーシャ
母の父:Shamardal
ここに注目!
メイクデビュー新潟(芝1600メートル)を3馬身1/2差で快勝。前半のペースがかなり遅かったとはいえ、上がり3ハロン32秒0(推定)の末脚は鮮やかだった。重賞でも十分に通用するだけの能力を秘めていそうだ。

ペールエール
牡2歳
調教師:安田隆行(栗東)
父:ダイワメジャー
母:アピール
母の父:Selkirk
ここに注目!
十分な調教量を消化して臨んだ7月のメイクデビュー中京(芝1400メートル)を快勝。スピードとパワーを兼ね備えた素質馬だ。管理する安田隆行厩舎は昨年の本レースをケイデンスコールで制しており、ここは同厩舎による連覇を狙っての参戦となる。

クリアサウンド
牝2歳
調教師:杉山晴紀(栗東)
父:キズナ
母:アンコンソールド
母の父:Smart Strike
ここに注目!
デビュー前に栗東坂路で49秒台のタイムを出すなど、前評判の高かった一頭。実戦へ行ってもそのスピードとレースセンスの高さを遺憾なく発揮しており、ここは重賞勝利の期待がかかる。この中間の動きの良さにも注目だ。

トライフォーリアル
牡2歳
調教師:萩原清(美浦)
父:リアルインパクト
母:エンプレスティアラ
母の父:クロフネ
ここに注目!
前走のメイクデビュー東京(芝1400メートル)は、重馬場だった影響で勝ちタイムこそ平凡だったが、スケールの大きさを感じさせる内容で優勝。今回は初の新潟コースで、相手も強化されるが、大型馬だけに自身の上積みも大きいはず。連勝も夢ではないだろう。

グランチェイサー
牡2歳
調教師:矢野英一(美浦)
父:ダイワメジャー
母:キャッスルブラウン
母の父:Silver Hawk
ここに注目!
素質馬が顔をそろえたメイクデビュー東京(芝1400メートル)を優勝。稍重馬場でマークした走破タイム1分22秒6は優秀で、着差(クビ差)以上の強さを見せただけに、重賞でも侮れない存在と言える。

タイムマシン
牡2歳
調教師:手塚貴久(美浦)
父:ロードカナロア
母:ハッピーパレード
母の父:ネオユニヴァース
ここに注目!
デビュー戦は3着に敗れたが、2戦目で初勝利をマーク。その未勝利(新潟・芝1600メートル)は、道中が落ち着いた流れになったなか、後方待機からの直線一気を決めた。今回は相手が強化されるが、V2への期待は大きい。

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2019年08月20日

苦しい形から器用な立ち回り、洋芝にも明らかに適性あり

 この秋の主役を担って欲しい4歳牡馬フィエールマン(父ディープインパクト)、ブラストワンピース(父ハービンジャー)、ワグネリアン(父ディープインパクト)の注目の対決は、今回はブラストワンピースに軍配が上がった。

 とくに凱旋門賞挑戦を展望する2頭(フィエールマン、ブラストワンピース)には、手応えを確かなものにしてこの先に進んで欲しいところがあり、「この札幌記念の中身しだいで…」のトーンも残っていた3番人気ブラストワンピースの勝利は、これにより展望が固まる非常に望ましい結果だった。

 また、昨年の札幌記念馬サングレーザー(父ディープインパクト)が、昨年とほぼ同じような内容の少差2着なので、結果としてこの秋を展望するときの格好の能力の目安になるレースでもあった。昨年のサングレーザーは、このあと秋の天皇賞2000mを1分57秒0で2着している。

 先行馬が少なく牝馬エイシンティンクルが先導した流れは、前後半「59秒9-60秒2(レース上がり36秒1)」=2分00秒1。ブラストワンピース、フィエールマンの進んだ位置は前半1000m通過(推定)61秒5前後か。総合力というより、後半の加速力、切れ味が問われたレースなので、2頭にはこの内容が凱旋門賞に結び着くわけではないが、それでもインから伸びて勝ち切ったブラストワンピースは見事。

 コーナーワークに死角をみせるどころか、苦しい形で勝ったから素晴らしい。もちろん、凱旋門賞を勝ち負けするには、もっと圧倒的な迫力を示す必要があったが、洋芝は明らかに合っていた。

 Kジョージ6世&QエリザベスSをレコードで独走した父ハービンジャーは、凱旋門賞は不出走でも、その父ダンシリはレイルリンク(ディープインパクトを差した凱旋門賞馬)を送っている。また、ハービンジャーの母の父ベーリングは、ダンシングブレーヴの凱旋門賞2着馬。その直系祖父は凱旋門賞独走のシーバード。さらに、母ツルマルワンピースの牝系はUSA育ちでも、凱旋門賞には必須のリボーの血が入っている。ブラストワンピースは凱旋門賞に合うことだろう。

 対するフィエールマンもいくらも負けたわけではないから、悲観することはない。ただ、身体つきにもレース内容にも、これなら凱旋門賞で…という迫力はもう一歩だった印象はある。父ディープインパクトなら楽勝していたレースだろう。菊花賞、天皇賞(春)はレースレベルに問題があり、それを振り払うのが4歳の秋を迎えるフィエールマンの1番大きな課題だったから、距離不足としても、今回の3着には物足りなさは残った。もっと不器用と思えたブラストワンピースが快勝したからなおさらだった。

 でも、心配しても仕方がない。フィエールマンの母方はフランス色そのもの。母リュヌドールは仏で3勝。その父グリーンチューンも、さらにその父グリーンダンサー(母の父ヴァルドロワールは凱旋門賞3着)も仏2000ギニー馬で、その父は凱旋門賞を2着に負けたことが衝撃だったニジンスキー【11-2-0-0】。

 フィエールマンの祖母リュートドールの父方祖父は、輸入種牡馬ラインゴールド(1973年の凱旋門賞馬)であり、3代母ヴィオレダムールの父リュティエ(輸入種牡馬ノーリュート、ダンディルートの父)は、凱旋門賞9着止まりだったが、その産駒サガスは凱旋門賞【1-1-0-1】。2着は1984年の1位入線降着だった。フィエールマンは父ディープインパクトよりフランス競馬に合う可能性がある。

 ワグネリアンは、適クラの印象があって2番人気に支持されたが、理想のレース運びで4着止まり。ただし、底力負けではなく落鉄の不利があったという。サングレーザーとの比較から、天皇賞(秋)に向けて視界良好だろう。

 今回は仕上がり一歩とみられたペルシアンナイト(父ハービンジャー)も、なだめて進むほどだったからさすがGI馬。差のない5着(0秒3差)なら、この秋の展望は明るくなった。

 6歳牝馬クロコスミア(父ステイゴールド)は、これで休養明け【0-1-0-7】。これまで通りなら、真価発揮は叩き3戦目になるのだろう。

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2019年08月19日

8月18日の札幌11Rで行われた第55回札幌記念(3歳以上オープン、GII、芝2000メートル、定量、14頭立て、1着賞金=7000万円)は、
川田将雅騎手騎乗の3番人気ブラストワンピース(牡4歳、美浦・大竹正博厩舎)が後方待機から徐々に位置取りを上げ、4コーナーから早めに抜け出した昨年の覇者サングレーザー(4番人気)を外からクビ差捕らえて快勝した。
タイムは2分00秒1(良)。
秋の凱旋門賞参戦へのステップレースを見事にクリアし、遠征に向けて大きな弾みをつけた。

同じく凱旋門賞遠征を控える1番人気のフィエールマンは後方から直線伸びて来たもののクビ+1馬身差の3着に終わった。

札幌記念を勝ったブラストワンピースは、
父ハービンジャー、母ツルマルワンピース、母の父キングカメハメハという血統。
北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、
馬主は(有)シルクレーシング。
通算成績は10戦6勝。
重賞は2018年毎日杯・GIII、新潟記念・GIII、有馬記念・GIに次いで4勝目。
札幌記念は、大竹正博調教師は初、川田将雅騎手は2014年ハープスターに次いで2勝目。

 ◆川田将雅騎手(1着 ブラストワンピース)「終始いい流れではなかったし、展開を思えば苦しいと思っていましたが、ワグネリアンが動いてくれて道ができ助かりました。凱旋門賞へ向かうための歩みで結果を出すことができましたので、胸を張って日本代表として行ければと思います」

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8月18日の小倉11Rで行われた第54回北九州記念(3歳以上オープン、GIII、芝1200メートル、ハンデ、18頭立て、1着賞金=3900万円)は、
秋山真一郎騎手騎乗の9番人気ダイメイプリンセス(牝6歳、栗東・森田直行厩舎)が激しい先行争いを後方から進め、直線馬群を割るように伸びて快勝、昨年2着の雪辱を果たした。
タイムは1分08秒2(良)。

1馬身差の2着にはディアンドル(3番人気)、
さらにクビ差遅れた3着にアンヴァル(5番人気)が入り、
2番人気のモズスーパーフレア、1番人気のミラアイトーンはそれぞれ4、5着に敗れた。

北九州記念を勝ったダイメイプリンセスは、
父キングヘイロー、母ダイメイダーク、母の父ダンスインザダークという血統。
北海道日高町・横井哲氏の生産馬で、馬主は宮本孝一氏。
通算成績は20戦7勝。
重賞は2018年アイビスサマーダッシュ・GIIIに次いで2勝目。
北九州記念は、森田直行調教師、秋山真一郎騎手ともに初優勝。

 ◆秋山真一郎騎手(1着 ダイメイプリンセス)「スタートしてミラアイトーンのすぐ後ろにつけることができたのがよかった。いい脚が少ししか使えない馬なので最後は止まったんですが、なんとかしのいでくれました。いい時に乗せてくれて感謝していますし、乗っていない時がありましたのでなんとか結果を出そうと思っていました」

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2019年08月18日

ペースはきつくとも、簡単には失速しない総合力秘める

 札幌記念と北九州記念の重要度はもちろんGIIの前者。フィエールマン、ブラストワンピースの2頭はこのあと凱旋門賞挑戦を展望している。したがって、ここはまだ万全の仕上げではないから、狙いは順調なグループという狙い方はあるが、ほかの各馬も夏から秋にかけ、なにもこの札幌記念が最大目標というわけではない。実力馬の展望は秋のGIシリーズ。

 展開有利なクロコスミア、今度は行けそうなエイシンティンクルを買いたいが、それ以上にここまで2つのGI制覇を含め【4-2-0-0】のフィエールマンに、さらにスケールアップの力強いレースを期待したい。9分程度仕上がりでもこの相手に苦戦するようでは、ちょっと凱旋門賞は……だろう。フィエールマンから先行できそうな伏兵を買い、最後は力ずくのフィエールマンに注目したい。

 人気割れの馬券の妙味は北九州記念。必見の好カードであると同時に、JRA最速の1200m重賞が近年のこのGIIIの特徴。

 2006年から現在の距離になり、過去13回の勝ちタイム平均は、「1分07秒38」。なかに1分06秒台が3回も含まれる。同じ距離のGIスプリンターズSの平均は「1分07秒85」にとどまる。

 快時計を生む大きな理由は、小倉1200mは前半がなだらかな下り。13年間に前半3F32秒台が10回も記録され、平均は「32秒63」。そのうえ最後の直線に阪神や中山のような上り坂はなく平坦。そこで上がり3F平均「34秒75」。ハイペースでも後半の失速がないから、全体が高速になる。

 ハナに行きたいモズスーパーフレア(父Speightstown)は、前半33秒0以内(32秒3-33秒0)の記録が計4回もある。このケースは4戦全勝。逆に並みのペース(33秒1以上)だと、離せないうえに他馬の追走が楽になるから、差されての敗戦が多い。過去13年間にこの重賞で逃げ切り勝ちはないが、モズスーパーフレアが1分06秒台で押し切れるなら、スピード能力爆発の逃げ切りは可能だろう。

 父母両系ともにアメリカ血統の典型で、Raise a Native、Northern Dancer、再び主流に戻ったBold Ruler、その産駒Secretariatの強力なクロスがある。行く一手は死角だが、行き切ってしまえば、ペースはきつくとも簡単には失速しない総合力を秘めている。

 重賞レースながら、18頭中13頭が前回とは乗り替わりのジョッキー。何がなんでもの強引な先行策は取らないと思える。松若騎手=モズスーパーフレアはテン乗りではない。小倉1200mの新馬を勝ったコンビでもある。もまれない外枠からグングン強気に行ってくれるはずだ。

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2019年08月17日

父母両系の真価を受け継いでおり、本格化に期待

 日曜の「札幌記念」「北九州記念」が注目の好カードになり、新潟の「NST賞」の組み合わせも悪くない。それに比べ土曜の3場のメインは頭数も少なく、あまり無理はしたくないメンバーになってしまった。でも、絞って参加したい。

 新潟の日本海Sには、まだ無名に近いが隠れた素質馬がいる。ここまで4戦3勝の4歳馬バレリオ(父ステイゴールド)は、ずっと休みをはさみながらの出走で万全の状態ではなかった。それを考えれば、この間隔で出走できる今回はきわめて順調。前回など「大丈夫なのか?」と心配の生じる中間の調整だったが、それでも快勝している。今回の休みは7月後半から入念に乗って約3カ月。ゆったり流れるこの頭数の2200mならスムーズに流れに乗れるだろう。

 ステイゴールド産駒の活躍馬で、母方の活躍が欧州タイプというのは、フェノーメノ、オーシャンブルーが思い浮かぶくらいで必ずしも多数派ではない。しかし、ステイゴールド自身は海外成績【2-0-0-0】。オルフェーヴル、ナカヤマフェスタで凱旋門賞【0-3-0-1】、ウインブライトの香港GI制覇など、きわめて好走例が多かった。必ずしもスピード系の相手にこだわらないステイゴールドは、バレリオ(母リリウム、3代母ダリア)の牝系に合っている。

 バレリオの全姉アイスフォーリスはオークス3着馬。全兄イタリアンホワイトも現2勝馬。3代母ダリア(父ヴェイグリーノーブル)は米国産だが、好走例はキングジョージ裟ぁクイーンESの2連覇、愛オークスなど欧州のビッグレースが中心で48戦15勝。タフネスぶりは歴史的で、繁殖成績も他の名牝の比ではなかった。バレリオは父母両系の真価を受け継ぎ、パンとすればおそらく今後タフに成長する。ここで格上がりの3勝クラスを突破するようだと、一気の本格化も期待できるだろう。同じ4歳のゴージャスランチと、好仕上がりフェイズベロシティが相手。

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2019年08月16日

例年、レベルの高い有力馬が集まるG2札幌記念が今週の注目のレース。
今年は春の天皇賞馬フィエールマンをはじめ、G1馬4頭が出走する。

過去10年、1番人気馬は2勝、2着5回。3着1回。連対率は70パーセントとまずまずだが、
勝率は物足りない。ここ7年に限れば、1番人気馬は2着4回、3着1回のみで、勝利がなく、波乱の傾向も見える。
指数上は、前走指数上位馬の勝率と連対率が高い。

今年は、クロコスミア、フィエールマン、サングレーザー、ランフォザローゼス、サクラアンプルール、ブラストワンピース、ペルシアンナイトなどが指数の上位馬たち。

G1勝ち馬は、菊花賞を勝って、今年の春の天皇賞を制したフィエールマン、
昨年のダービー馬ワグネリアン、昨年の有馬記念を勝ったブラストワンピース、
マイルCSの勝ち馬ペルシアンナイトの4頭。

5歳馬ペルシアンナイトを除けば、他の3頭はともに同世代の4歳馬たちで、素質の高さと基礎能力、成長余力を考えても、この4歳馬3頭が中心になるだろう。

その筆頭は、菊花賞、春の天皇賞を制したフィエールマン。
デビューが遅れて3歳クラシックには参戦できなかったが、ここまで(4200)と、全成績では最上位だ。前走、天皇賞春は中団から、4コーナーで早くも先頭に立ち、直線、グローリーヴェイズとの長い叩きあいを制して、長距離適性の高さを示した。

札幌記念の後、凱旋門賞に向かう予定で、ここで負けるわけにはいかないだろう。
ただ、ここまで、2着2回は、ラジオNIKKEI賞の1800メートル、AJCCの2200メートルで、2000メートル前後の距離での2度の取りこぼしは気になるところ。
札幌記念の2000メートルも素質からすれば問題にはならないかもしれないが、長距離の能力と適性が高い分、ペースにも左右されるかもしれない。杞憂であればいいのだか。

ダービー馬ワグネリアンはここまで(5111)。菊花賞は出走しなかったので、フィエールマンとは初対決になった。
初の古馬相手のレースになった前走の大阪杯は、直線、最内からじりじり差し脚を伸ばしたもののアルアイン、キセキに続く3着。
7着のブラストワンピースには2馬身近く先着しており、ここはフィエールマンの対抗馬として、2番手に評価したい。

ブラストワンピースは(5004)の全成績。
毎日杯、新潟記念、有馬記念と、重賞は3勝している。
有馬記念勝ちの後は、大阪杯6着、目黒記念8着と、いずれも1番人気に支持されながらも、苦戦続きはどうしたものだろう。今回、川田騎手に乗り替わるようだが、巻き返しはあるだろうか。

3頭の4歳馬たちに割って入るとしたら、昨年の勝ち馬サングレーザー、牝馬のクロコスミア、4歳馬ステイフーリッシュなど。

北九州記念は芝1200のハンデ戦。

過去10年、1番人気は1勝もできず、2着2回、3着2回のみと不振。
トップハンデ馬も1勝、2着1回、3着2回と苦戦続きだ。
牝馬は10年で5勝をあげているが、そのうち4頭は指数上のランク外馬。
牡馬で指数ランク外の馬が勝ったのは、2012年の1度だけだ。
指数上は前走指数の上位馬が連軸の中心だろう。

今年の指数上位は、シャドウノエル、アレスバローズ、ディアンドル、アンヴァル、モズスーパーフレア、キングハート、ファンタジストなど。

短距離の差し脚は、ファンタジスト、ディープダイバー、ナインテイルズ、シャドウノエル、ディアンドル、ミラアイトーンなどが上位だ。

注目は長期休養をはさんで目下4連勝中のミラアイトーン。
デビュー以来(6012)の成績だが、特に1200メートルにシフトしてから、4連勝の快進撃が始まった。
前走は出負け気味のスタートになって中団後方から。
直線も前が詰まる場面もありながら、ラスト200メートルで一気に差し切り勝ちを決めた。
平均ペースでの決め手の鋭さは最上位だろう。
小倉の芝は3戦3勝、浜中騎手とも2戦2勝。休み明けも問題なく、ここは不動の中心に思えるが、しかし、そうはいっても5連勝は至難の技。そろそろ負け頃かもしれない。

逆転候補は3歳牝馬のディアンドル。
未勝利戦から5連勝中で、前走は重賞戦でも勝利をあげた。
ここは初の古馬戦になるが、前々でレースができて、差し脚もある。
52キロの軽ハンデは魅力的だ。

差し脚に懸けたい馬が多いなか、楽に先手が取れて、マイペースで逃げられるモズスーパーフレアの逃げ切りに要注意。前走、高松宮記念は15着に大敗したが、もともと指数の高さは、ここでは最上位だ。55キロのハンデなら、勝ち負けになるだろう。

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ディアンドル
牝3歳
調教師:奥村豊(栗東)
父:ルーラーシップ
母:グリューネワルト
母の父:スペシャルウィーク
ここに注目!
前走の葵Sを勝ち、破竹の5連勝で重賞初制覇を飾った。今回は他世代の馬との初対戦になるが、デビュー6戦で5勝、2着1回の戦績やレースぶりを考えても、大きな壁になるとは思えず、短距離界の新スター誕生なるか、注目だ。

モズスーパーフレア
牝4歳
調教師:音無秀孝(栗東)
父:Speightstown
母:Christies Treasure
母の父:Belong to Me
ここに注目!
小倉・芝1200メートルの舞台では、新馬勝ちを含めて3戦2勝の強さを誇る。唯一の敗戦となった小倉2歳S(7着)も、気性的な若さを見せて失速した印象で、力負けといった感じはなかった。今回、約5か月ぶりの本レースを勝利し、秋の大舞台につなげたいところだ。

ファンタジスト
牡3歳
調教師:梅田智之(栗東)
父:ロードカナロア
母:ディープインアスク
母の父:ディープインパクト
ここに注目!
デビュー3連勝が芝1200メートルと芝1400メートルだったことからもわかるように、類いまれなスピードが一番の武器。今春はマイルから中距離路線を目標にレース選択が行われたが、夏の始動戦にベストであろう距離に出走してくる。この条件なら変わり身を見せられそうだ。

ミラアイトーン
牡5歳
調教師:池江泰寿(栗東)
父:Lonhro
母:タイタンクイーン
母の父:Tiznow
ここに注目!
半兄ストロングタイタン(父Regal Ransom)は、コースレコードで鳴尾記念を勝つなど、カテゴリーこそ違うが優秀なスピードを見せた。本馬は、成長とともに高い短距離適性を示してきた印象。充実一途の過程を踏んでおり、重賞初制覇も目前だろう。

シャドウノエル
牝4歳
調教師:角居勝彦(栗東)
父:Le Havre
母:Magic Potion
母の父:Divine Light
ここに注目!
昨年夏の小倉で初勝利を挙げると、1年間で一気にオープンクラスまで上り詰めた。今回は初めての重賞挑戦など克服すべき課題はあるが、今の勢いなら乗り越えてもよさそう。初勝利を挙げた舞台で成長した姿を見せられるか、期待は大きい。

アンヴァル
牝4歳
調教師:藤岡健一(栗東)
父:ロードカナロア
母:アルーリングボイス
母の父:フレンチデピュティ
ここに注目!
3歳時の昨年も本レースに挑戦したが、結果は10着。とはいえ、当時はクラシック路線に挑んだ疲れが残っていたのか、低迷していた時期だった。近5戦は1勝、2着2回で、掲示板(5着以内)は1度も外しておらず、完全に復調した印象。昨年のリベンジを果たす可能性は十分だ。

アレスバローズ
牡7歳
調教師:角田晃一(栗東)
父:ディープインパクト
母:タイセイエトワール
母の父:トニービン
ここに注目!
昨年は、CBC賞で重賞初制覇を決めた勢いそのままに本レースも制して、重賞連勝でサマースプリントシリーズ王者に輝いた。小倉・芝1200メートルでは5戦して2勝、3着1回と、適性の高さは疑いようがない。持ち前の決め手を生かして、史上初の本レース連覇を狙う。

カラクレナイ
牝5歳
調教師:松下武士(栗東)
父:ローエングリン
母:バーニングレッド
母の父:アグネスタキオン
ここに注目!
前走のオープン特別・バーデンバーデンC(福島・芝1200メートル)で、3歳時のフィリーズレビュー以来約2年4か月ぶりの白星をマーク。勢いに乗っており、芝1200メートルでの初勝利を挙げた点も見逃せない。もうひと皮むけた感があり、ここで久々の重賞タイトル奪取に挑む。

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2019年08月15日

フィエールマン
牡4歳
調教師:手塚貴久(美浦)
父:ディープインパクト
母:リュヌドール
母の父:Green Tune
ここに注目!
デビューから4戦目で昨年の菊花賞を制覇。4歳を迎えた今年の天皇賞(春)で2つ目のビッグタイトルを獲得した、現役屈指の実力馬だ。今秋はフランス遠征が予定されているだけに、ここは目が離せない一戦だ。

ブラストワンピース
牡4歳
調教師:大竹正博(美浦)
父:ハービンジャー
母:ツルマルワンピース
母の父:キングカメハメハ
ここに注目!
昨年の有馬記念で、レイデオロ(2着)などの強敵を撃破して待望のビッグタイトルを獲得。同年度のJRA賞最優秀3歳牡馬を受賞した。4歳を迎えた今年は大阪杯6着、目黒記念8着と少し成績が低迷しており、本レースで捲土重来を期す。

ワグネリアン
牡4歳
調教師:友道康夫(栗東)
父:ディープインパクト
母:ミスアンコール
母の父:キングカメハメハ
ここに注目!
昨年のダービー馬。デビュー当初より20キログラム近く馬体が増え、気性面でも落ち着きが出ており、心身共に成長していることは確か。大阪杯(3着)以来約4か月半ぶりの実戦だが、休み明けでも力を出せるタイプで、主役候補に挙げられる。

ペルシアンナイト
牡5歳
調教師:池江泰寿(栗東)
父:ハービンジャー
母:オリエントチャーム
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
3歳時のマイルチャンピオンシップで、待望のビッグタイトルを獲得。ほかにも2017年皐月賞、2018年大阪杯、マイルチャンピオンシップと、G気3度の2着があるように、実績は上位だ。近2走の成績は物足りないが、本来のパフォーマンスを発揮できれば巻き返しが濃厚だ。

サングレーザー
牡5歳
調教師:浅見秀一(栗東)
父:ディープインパクト
母:マンティスハント
母の父:Deputy Minister
ここに注目!
昨年の本レース優勝馬で、ほかにもスワンS(2017年)、読売マイラーズC(2018年)とG3勝をマーク。昨年の天皇賞(秋)ではレイデオロの2着に入ったように、1400から2000メートルではトップクラスの実力馬だ。豪華メンバーがそろったここでも、優勝争いが可能だろう。

クルーガー
牡7歳
調教師:高野友和(栗東)
父:キングカメハメハ
母:アディクティド
母の父:Diktat
ここに注目!
2016年の読売マイラーズCで重賞初制覇を達成。その後は脚部不安もあって伸び悩んでいたが、前走ではオーストラリアの歴史的名馬ウィンクスと1.5馬身差の2着に入り、あらためて能力の高さを示した。今回は帰国初戦の休み明けなので、当日の気配に注目したい。

クロコスミア
牝6歳
調教師:西浦勝一(栗東)
父:ステイゴールド
母:デヴェロッペ
母の父:ボストンハーバー
ここに注目!
2017年の府中牝馬Sで重賞ウイナーの仲間入りを果たし、エリザベス女王杯では2年連続(2017年、2018年)で2着に好走した。前走のヴィクトリアマイルではJRAレコード決着の3着に入り、地力健在をアピールしている。

ランフォザローゼス
牡3歳
調教師:藤沢和雄(美浦)
父:キングカメハメハ
母:ラストグルーヴ
母の父:ディープインパクト
ここに注目!
祖母はエアグルーヴで、ドゥラメンテ、ルーラーシップなど数多くの一流馬が誕生している日本競馬屈指の名牝系の出身。本馬は重賞タイトルこそまだ獲得していないが、ポテンシャルの高さは相当。54キログラムの斤量を生かして、上位進出を狙う。

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2019年08月14日

大目標のマイルチャンピオンSも合っている

 夏の新潟を代表する快速重賞は、過去10年の勝ちタイム平均1分32秒29=「前半46秒69-後半45秒60」。しだいに長い直線勝負の色合いが濃くなっている。

 今年もほぼパターン通りのペースで、勝ちタイムは平均と微差の「1分32秒1」。前後半バランスは「46秒5-45秒6」。絵に描いたような近年の傾向通りだった。しかしそれは、実際は少し離して逃げた馬のラップであり、前半1000m通過は例年とほぼ同じ「58秒0」ながら、2番手以下は超スローにも近い流れだった。

 3番手で先行し、一旦は先頭に立ち惜敗した3着ソーグリッタリング(父ステイゴールド)の中身は1分32秒2=「59秒0-上がり33秒2」。寸前まで勝ったかと思えたミエノサクシード(父ステイゴールド)は少差で2着だったが、いつもよりずっと早めに動いて4コーナーでは好位の外。自身は1分32秒2=「59秒3-上がり32秒9」。惜しいところで勝てなかったこの2頭は、スローを察知していつもより早めにスパートしての快走であり、マトを射た絶妙の好騎乗だったろう。

 残念ながら、直線勝負に徹したディープインパクト産駒のミッキーグローリー(C.ルメール)に捕まってしまったが、ミッキーグローリーの中身は1分32秒1=「59秒9-上がり32秒2」であり、高速の上がり「32秒2」はNo.2。直線約660mのレースに徹した思い切りの良さと、秘めるスケールが勝利につながった。直線1000mとほとんど同じ中身の、直線約660mだった。この馬は大目標のマイルチャンピオンS(京都)にも合う。

 1400mのスワンS(18年)をコンビで勝っているロードクエスト(M.デムーロ)は、今回はさらに後方からミッキーグローリーをマークするような位置で大逆転狙い。上がり最速の31秒9で突っ込んでいる。届かなかったが、動いたら止まるからやむをえない。

 先導した17着のマイネルアウラート以外、2番手以降はここまで緩い流れになると、思い切って早めにスパートして出るか、ルメールやデムーロのように腹をくくって直線だけの勝負に徹するか、そのどちらかしかなく、なまじ中途半端は入着こそあっても勝ちはないという難しいレースの典型だったかもしれない。

 好位から中団に位置したサラキア(父ディープインパクト)、ロシュフォール(父キングカメハメハ)、エントシャイデン(父ディープインパクト)などは、いくらも負けていないから、ほかの競馬場なら正解のそつのないレース運びになるが、新潟のスローの直線勝負では秘めるプラスαを引き出せないことがある。

 今回の直線は「11秒8-10秒8-11秒5」。ここでハロン10秒台を連続させないと、善戦はできても勝ち負けは至難。ここで一転の上昇も望めたから仕方がないが、他を圧する爆発力に自信がなかったならもっと強気のスパートをかけても良かったかもしれない。

 ケイデンスコール(父ロードカナロア)、ハーレムライン(父マンハッタンカフェ)は、まだ上がり32秒台で伸びる鋭さがなかった。とくにケイデンスコールは3歳馬らしからぬ落ち着いた気配だったが、32秒台を叩き出すには身体の完成度が低かった。

 たちまちこういう特殊なレースでも通用するようになるはずだが、スローの関屋記念1600mは一見、(数字上は)シャープな鋭さ優先のように映って、長い新潟の直線は忍耐力の勝負に近い。

 直前の札幌の「エルムS」。快勝した5歳モズアトラクション(父ジャングルポケット)は、これはもう文句なしだが、負けて強かったのは6着の4歳タイムフライヤー(父ハーツクライ)だった。初ダートで、おそらくダート向きの身体に変える途中の印象も残ったなか、前半1000m通過58秒5の猛ペースを離れず強気に追走し、4コーナーを回って残り100mまで先頭に並んでいた。

 1996年の年度代表馬サクラローレルとイトコになる母タイムトラベリング(父ブライアンズタイム)は、ダート重賞を9勝もしたタイムパラドックス(全16勝)の全妹。これからダートのチャンピオン級に育つのではないかと思わせた。

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2019年08月13日

今週は札幌記念と北九州記念が行われる予定です。
記念競走がふたつ。ここで今年行われた記念競走を振り返ってみます。
日時 レース名    3連単   人気   出目 
1/6  シンザン記念 2-1-10   4-10-2   枠連1-2
2/14  京都記念   8-10-12   6-1-2   枠連6-7
2/24  中山記念   1-3-7    5-6-2   枠連1-3
3/24  高松宮記念  3-4-7    3-12-17  枠連2-2
5/26  目黒記念   10-5-3   3-5-9   枠連4-7
6/1  鳴尾記念   7-9-6    1-5-4   枠連7-8
6/2  安田記念   5-2-14   4-3-1   枠連1-3
6/23  宝塚記念   12-1-11   3-1-6   枠連1-8
7/14  函館記念   4-6-10    1-9-3   枠連2-3
7/21  中京記念   5-6-7    3-6-1   枠連3-3
8/4  小倉記念   8-9-6    1-6-5   枠連6-6
8/11  関屋記念   13-14-6   1-6-4   枠連7-7 

うーん、優勝馬は1-6人気。
枠連5枠がいわゆる死に目。
しかし枠連ゾロ目が3連続出現中。
こりゃ札幌記念と北九州記念は黙って枠連5-5と8-8を買ってみますか。

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8月11日の新潟11Rで行われたサマーマイルシリーズ第2戦・第54回関屋記念(3歳以上オープン、別定、GIII、芝1600メートル、18頭立てのところファストアプローチが取り消して17頭立て、1着賞金=3900万円)は、
C.ルメール騎手騎乗で1番人気に支持されたミッキーグローリー(牡6歳、美浦・国枝栄厩舎)が道中は後方3番手を追走すると、最後の直線で豪快な差し脚を披露してV。
骨折により長期休養を余儀なくされていたが、9カ月ぶりの復帰戦を見事に勝利で飾った。
タイムは1分32秒1(良)。

1/2馬身差の2着には中団から早めに動いたミエノサクシード(6番人気)が粘り込み、
さらにクビ差の3着には好位から抜け出しを図ったソーグリッタリング(4番人気)が入線した。

関屋記念を勝ったミッキーグローリーは、
父ディープインパクト、母メリッサ、母の父ホワイトマズルという血統。
北海道新ひだか町・岡田スタッドの生産馬で、
馬主は野田みづき氏。
通算成績は13戦7勝。
重賞は18年京成杯AH(GIII)に次いで2勝目。
コンビを組んだC.ルメール騎手、管理する国枝栄調教師ともに関屋記念は初勝利。

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2019年08月12日

8月11日の札幌11Rで行われた第24回エルムステークス(3歳以上オープン、GIII、ダ1700メートル、別定、14頭立て、1着賞金=3600万円)は、
藤岡康太騎手騎乗の2番人気モズアトラクション(牡5歳、栗東・松下武士厩舎)が後方をじっくりと追走し、直線にかけて徐々に進出。
直線に入ると早くも前を射程圏にとらえそのまま末脚を伸ばしてゴール。
タイムは1分41秒9(稍重)。

2着はハイランドピーク(10番人気)、
3着にはサトノティターン(4番人気)が入った。

モズアトラクションは、3走前の平安Sでハナ差2着に好走。初めての1700メートルとなった2走前の大沼Sは4着に敗れたが、前走のマリーンSでは後方から追い上げてクビ差2着と、小回りコースへの対応力を見せた。引き続きの小回りコースで重賞初制覇を果たしてGI戦線に名乗りをあげた。

エルムステークスを制したモズアトラクションは
父ジャングルポケット、母エーシンラクーリエ、母の父コロナドズクエストという血統。
北海道新ひだか町・築紫洋氏の生産馬で、
馬主は(株)キャピタル・システム。
通算成績は28戦6勝(うち地方1戦0勝)。

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2019年08月11日

高速の切れ味に加え、バテないスピード能力も重要なレースに変化

 このマイルの快速重賞は、2001年から現在の左回りになり、最後の直線は日本一長い約659m。2008年までの8年間に1分31秒8が4回も記録され、平均勝ちタイムは「1分32秒14」だった。

 ところが、各陣営(騎手)が新潟の外回りに慣れるにつれ、長い直線1000mのレースが行われることもあり、全体バランスがスローに近い流れが多くなった。最近10年間の平均勝ち時計は、2012年の快レコード1分31秒5(ジェンティルドンナの全姉ドナウブルーが記録)を含みながら、「1分32秒29」にとどまる。

 もちろん、芝が悪くなったわけではない。直線の切れ味勝負を念頭においたスローが多くなったからだった。最近10年の前後半の平均バランスは、『46秒69-45秒60』=1分32秒29となる。

 一般に使われる前半1000m通過平均は、未勝利戦と差がない「58秒27」。明らかなスローになり、上がりは高速の3ハロン平均「34秒02」の決着。

 この10年間に、逃げ切り、あるいは2番手からの抜け出しが5回もある。求められるのは「高速の切れ味」であると同時に、先行して簡単には「バテないスピード能力」も同じくらい重要なレースに変化している。

 前走のエプソムCで、テン乗りになった丸山元気騎手が押し出されるようにハナを切って結果(0秒1差2着)を出したサラキア(父ディープインパクト)に期待する。スローとはいえ、サラキアの上がりは稍重で33秒0。ジリ脚ではない。

 ブエナビスタ、マンハッタンカフェ、ソウルスターリングなどと同じドイツ血統の牝系。ドイツ血脈というと、頑強なスタミナ型の印象があるが、それは父もアカテナンゴ(その父ズルムー)とか、モンズーンなどドイツ血統の場合のこと。

 底力を秘めるドイツ牝系に現代の主流スピード血統を配合すると、前出のソウルスターリングや、日本ダービーで上がり32秒7の爆発力をみせて勝ったエイシンフラッシュが象徴するように、スピード能力、切れ味に大きなプラスをもたらす。

 このサラキアの牝系は、牝馬ながら独ダービーを独走するなど【9-3-0-0】の星を残した伝説の名牝シュヴァルツゴルト(1937)を経由したファミリーであり、近年とくに注目度が高まり、1993年の新潟記念を制したブラウンビートルの父スタイヴァザント(輸入種牡馬)もこの牝系出身だった。

 サラキアは、昨年の秋にローズS2着があるが、その直前は小倉の500万特別の圧勝で、芝1700m1分39秒5のレコードだった。下級条件でまだ力不足ながら、マイルなら1分33秒台中盤に換算できるタイム。平坦コースや距離に不安はない。

 丸山騎手は今年重賞を3勝もしている。フラワーCを鮮やかに逃げ切ったコントラチェック(父ディープインパクト)のようなレースを期待したい。

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2019年08月10日

04年ダービー優勝馬で、種牡馬としても多数のG1ホースを出したキングカメハメハが9日夜、
けい養先の社台スタリオンステーション(北海道安平町)で死んだことが分かった。18歳だった。

キングカメハメハは免疫機能の低下で、今年に入ってから体調を崩しやすくなっていた。
社台SSによると、9日夕方から熱が上がり始め、同午後10時ごろから容態が急変。
治療のかいなく、そのまま息を引き取ったという。

同馬はキングマンボ産駒で03年11月に栗東・松田国英厩舎からデビュー。
翌04年にNHKマイルC、ダービーを連勝し、初の“変則2冠”を達成した。
休養を挟み、秋初戦の神戸新聞杯も快勝したが、直後に右前浅屈腱炎を発症。
現役を引退し05年から種牡馬生活を送っていた。

種牡馬としてもドゥラメンテ、レイデオロと2頭のダービー馬をはじめ3冠牝馬アパパネ、ロードカナロアなどG1ホースを多数送り込んだ。
体調不良のため今春の種付けを中止。先月には種牡馬引退を発表したばかりだった。

折しも、7月30日にディープインパクトが急死したばかり。
わずか10日ほどの間に、平成の日本競馬に強烈なインパクトを残した名馬がまた1頭、天に召されてしまった。

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18頭立ての外枠は心配だが…

 距離1400mのハンデ戦になったのは2013年から。まだ6回行われただけで傾向は難しいが、平均勝ち時計は1分20秒2「34秒02-(11秒35)-34秒83」。

 ハイペースも、スローもあるが、ここ4年逃げ切りが決まっているように、基本は「先行タイプ有利」。猛ペースはめったにない。新潟の内回り1400mは、スタートして最初のコーナーまでが約700mもある独特の形態で、ワンターンで最後の直線は約359m。

 コーナーのきつい扁平コースで、見た目には広々と映るが、実際には狭い幅員(芝Aコースでも25m)の難しいコース。このレースは毎年17-18頭立てなので、外を回っての追い込みは、よほど力量上位か、先行馬崩れでないと難しい。

 アダムバローズの前回豊明Sの3着は、1分20秒8=「33秒8-(11秒4)-35秒6」。中京の直線の坂で失速したが、同じレースで差して2着ジョイフルのバランスは1分20秒5=「35秒0-(11秒1)-34秒4」。2頭の前後半バランスはまったく逆だった。

 きびしい展開になれば再度ジョイフルの切れに注目だが、行きたいカネトシブレス以外は、新潟1400mではそう速いペースで行くとは思えず、最後の直線に坂もない。今回はアダムバローズの巻き返しに期待したい。

 18頭立ての外枠17番は心配だが、向こう正面は長い。自身で行く気にはやらなければ、もまれずに先行態勢に持ち込める。相手本線はその豊明Sで前半がちょっと厳しすぎたカネトシブレス。

 今回は3kg減で、坂のない新潟に移る。調教でも行きたがる難しい馬だが、久しぶりに新潟の長く続くコースを見て、そうムキになって行かないだろう。好気配キープの切れるジョイフルを加えた豊明S組(2着、3着、5着馬)を上位にしたい。

 波乱必至のレース(過去6年のうち4回が3連単10万円以上)なので、インから突っ込みそうなレノーアなど、軽ハンデの伏兵には要注意。

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2019年08月09日

今週はサマーマイルシリーズ第2戦の関屋記念がメイン。
 過去10年、1番人気は2勝、2番人気が2勝、3番人気1勝、4番も人気3勝をあげており、比較的上位人気馬が活躍するレースだろう。
 指数上は、平均指数や前走指数の上位馬を中心に、全体としても指数上位馬が中心になっている。

 今年の指数上位馬は、ケイデンスコール、ハーレムライン、ミエノサクシード、サンマルティン、ロードクエスト、ソーグリッタリング、サラキアなど。

 注目は3歳馬ケイデンスコールの鋭い差し脚。前走NHKマイルCは、直線、後方から大外一気に駆け上がり、勝ち馬アドマイヤマーズに半馬身差の2着にまで迫った。14番人気と評価は低かったが、上りは33秒6と最速だった。昨年夏の新潟2歳Sも最速の上りで勝っており、新潟マイルは2戦2勝と相性もよい。ここは53キロと負担重量にも恵まれ、決め手を生かす上でも好材料だろう。

 他では、ルメール騎手のミッキーグローリー。前走、マイルCSは後方から追うも届かず5着だったが、上りは最速で、もう少し前でレースができれば、きわどい勝負になっただろう。

 また、連勝で勢いを感じさせる4歳馬オールフォーラブは、先行して差し脚を使えるのが強みで、チャンスはありそうだ。

 ダートの重賞、札幌のエルムSは、過去9年すべての年で連対する前走指数上位馬たちが連軸向き。1番人気は(2142)と3連対どまりで、取りこぼしも多い。ただし、7番人気馬が1度勝っているものの、勝ち馬は4番人気までの馬たちが占める。

 今年は、ドリームキラリ、リアンヴェリテ、モズアトラクション、グリム、テーオーエナジー、サトノティターンなどが指数の上位馬たちだ。

 注目は、逃げて連勝中の5歳馬リアンヴェリテ。ハイペースで逃げ、直線も持ちこたえるスタミナが身上。スピードもあり軽いダートもこなせる。ただ、すんなりと逃げられるかどうか。テンのスピードはリアンヴェリテが速く、先手をとれるとは思うが、ドリームキラリやマルターズアポジー、タイムフライヤーなども逃げたいはずで、先行集団のペースはいやおうなく上がり、直線、脚が止まる可能性もある。

 同じく逃げ馬のドリームキラリは昨年の2着馬。7歳になったが、前走は59キロを背負って逃げ、ハナ差の2着なら衰えは感じない。近走は1600、1400を使っているが、1700までなら守備範囲だろう。

 差し脚ならモズアトラクションが鋭い。この2走はリアンヴェリテの後塵を拝する結果とはいえ、前走、マリーンSは逃げるリアンヴェリテを後方からクビ差の2着にまで追い詰めた。ペースや展開の助けは必要だが、後方から一気の浮上もあるだろう。

 逃げ馬たちを行かせて、先行する4歳馬グリムの差し脚が生きる展開もありそう。近走は交流重賞を舞台に戦って、全成績は(7222)。重賞4勝の実績は最上位だ。

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グリム
牡4歳
調教師:野中賢二(栗東)
父:ゼンノロブロイ
母:ブランシュネージュ
母の父:サクラバクシンオー
ここに注目!
過去7勝を6つの距離で挙げているが、ダート1700メートルは今回が初めての出走。とはいえ、先行力があって、かつ最後にひと脚を使えるので、この距離がベストの可能性はある。大崩れするシーンは考えづらい。

リアンヴェリテ
牡5歳
調教師:中竹和也(栗東)
父:ゴールドアリュール
母:ルミエールヴェリテ
母の父:Cozzene
ここに注目!
初勝利こそ好位から抜け出す形だったが、2勝目以降の6勝は全て逃げ切り。ハナを切れれば粘っこい反面、かわされると案外なところもある。逃げられなかったり、同型馬に絡まれたりした場合に不安を残している。

モズアトラクション
牡5歳
調教師:松下武士(栗東)
父:ジャングルポケット
母:エーシンラクーリエ
母の父:コロナドズクエスト
ここに注目!
何度もメンバー中上位の推定上がり3ハロンタイムをマークしているが、逆に言えば前に行けないということ。馬場が湿って速い時計での決着になると厳しくなる。理想は良馬場のハイペースだろう。

ドリームキラリ
牡7歳
調教師:矢作芳人(栗東)
父:Giant's Causeway
母:Truant
母の父:Gone West
ここに注目!
何が何でも逃げたいタイプだ。オープンクラスに昇級後、3着以内に入ったレースの戦法は全て逃げ。逆にハナを切れなかった時は全て5着以下に敗れている。同型馬リアンヴェリテが出走予定の今回は、ハナ争いに注目したい。

テーオーエナジー
牡4歳
調教師:宮徹(栗東)
父:カネヒキリ
母:シルキークラフト
母の父:Crafty Prospector
ここに注目!
3走前の佐賀記念(Jpn掘佐賀・ダート2000メートル)の3着について、宮徹調教師は「地方の砂が合わなかったのかも」とコメントしていた。良馬場でも結果を出しているが、スピードが生きる馬場コンディションになれば、より持ち味が生きる印象だ。

サトノティターン
牡6歳
調教師:堀宣行(美浦)
父:シンボリクリスエス
母:マチカネチコウヨレ
母の父:Deputy Minister
ここに注目!
570キログラムを超える大型馬だけに、内で包まれてスムーズさを欠くと他の馬以上にマイナスになる印象。実際、過去5勝のうち4勝は2桁馬番だった。今回も外めの枠を引いて、スムーズに流れに乗りたい。

ハイランドピーク
牡5歳
調教師:土田稔(美浦)
父:トーセンブライト
母:ハイランドダンス
母の父:ゼンノロブロイ
ここに注目!
ここ2戦は他の馬が速かったこともあってか控える形になったが、前走を見ると差す競馬にもいくらか慣れが感じられた。今回も先団から中団で脚をためる形になりそう。好位抜け出しで勝った昨年とは違うレース運びでの連覇が見られるかもしれない。

タイムフライヤー
牡4歳
調教師:松田国英(栗東)
父:ハーツクライ
母:タイムトラベリング
母の父:ブライアンズタイム
ここに注目!
ダート初挑戦の馬が大敗したケースを振り返ると、砂を被って嫌がったパターンが多い。それだけに、今回が初ダートとなる本馬もできれば外枠が欲しいところ。序盤でスッと流れに乗れれば、ダート適性次第で勝ち負けになっていい。


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2019年08月08日

ケイデンスコール
牡3歳
調教師:安田隆行(栗東)
父:ロードカナロア
母:インダクティ
母の父:ハーツクライ
ここに注目!
前走のNHKマイルカップは18頭立ての14番人気での出走だったが、最後の直線では大外から目の覚めるような末脚を披露して、勝ち馬アドマイヤマーズに次ぐ2着と好走。今回の舞台となる新潟・芝1600メートルへの適性も高く、有力な優勝候補だ。

サラキア
牝4歳
調教師:池添学(栗東)
父:ディープインパクト
母:サロミナ
母の父:Lomitas
ここに注目!
昨年夏の小倉で高いパフォーマンスを見せて飛躍を遂げ、秋にはローズS2着、秋華賞4着と活躍した。夏場に強いタイプで、牡馬相手に好走した前走・エプソムC(2着)の内容からも、ここは重賞初制覇の好機だろう。

オールフォーラヴ
牝4歳
調教師:中内田充正(栗東)
父:ディープインパクト
母:レディアルバローザ
母の父:キングカメハメハ
ここに注目!
目下2連勝を記録している上がり馬だ。以前は中距離を中心に使われていたが、近走はマイル戦中心のローテーションを組まれ、それに伴い成績も上昇。今回、3連勝での重賞初制覇を狙う。

リライアブルエース
牡6歳
調教師:矢作芳人(栗東)
父:ディープインパクト
母:ゴールデンドックエー
母の父:Unusual Heat
ここに注目!
前走のオープン特別・福島テレビオープン(福島・芝1800メートル)では、道中の折り合いもスムーズについて、最後の直線では見事な末脚を発揮し優勝。ここにきての成長が目を引く一頭だ。末脚の生きる流れになれば、連勝も十分にあるだろう。

ミッキーグローリー
牡6歳
調教師:国枝栄(美浦)
父:ディープインパクト
母:メリッサ
母の父:ホワイトマズル
ここに注目!
昨年秋は京成杯オータムHを優勝し、続くマイルチャンピオンシップでも5着に健闘。約9か月の休養明けとなる今回は、最終追い切りの動きが注目されるが、地力の高さで圧倒する場面も考えられる。

ソーグリッタリング
牡5歳
調教師:池江泰寿(栗東)
父:ステイゴールド
母:ソーマジック
母の父:シンボリクリスエス
ここに注目!
今年はリステッド競走を連勝して本格化を示すと、前走のエプソムCでも3着に好走。重賞初制覇こそ逃したが、着実な成長をアピールしている。ここまでに20戦して12連対をマークしている抜群の安定感と、高いマイル適性には注目が必要だろう。

ハーレムライン
牝4歳
調教師:田中清隆(美浦)
父:マンハッタンカフェ
母:マクリス
母の父:グルームダンサー
ここに注目!
やや伸び悩んだ時期もあったが、前走の谷川岳S(リステッド。新潟・芝1600メートル)では、最後の直線で切れ味鋭い末脚を披露し優勝。前走と同じ舞台なら、重賞でも好勝負可能だ。

ロシュフォール
牡4歳
調教師:木村哲也(美浦)
父:キングカメハメハ
母:アンブロワーズ
母の父:フレンチデピュティ
ここに注目!
1番人気に支持された前走の七夕賞は末脚不発だった(11着)が、これは小回りコースの流れに対応できなかったため。明確な敗因があり、評価を下げる材料にはならないだろう。春の新潟大賞典で3着の実績がある新潟・芝外回りコースなら、巻き返し可能だ。


selvas2 at 00:30コメント(0) 

2019年08月07日

なぜそこにある? 雨天時に危険な鉄製マンホールが道路の真ん中に設置される理由とは

 道路には、ほとんどの場所でマンホールが設置されています。一般的なマンホールの蓋は鉄製ですが、雨天時などでは滑りやすく、バイクや自転車でマンホールの蓋に乗った際に滑って危険な目に遭うことも少なくありません。

 また、クルマの場合でも鉄製の蓋上でタイヤが滑った結果、ハンドルが取られる危険性がありますが、なぜ道路上に滑りやすい素材でできたマンホールの蓋が設置されているのでしょうか。
.
 道路の地下には、上下水道やガス管のほか電線などさまざまな設備が埋められているほか、地域によっては雨水対策や農業用水といった目的のために設置されている場合もあります。

 これらの設備を保守・管理するための、点検口としての役割を持っているのがマンホールです。しかし、点検のための出入り口であれば、道路上に無くても良いと考えられますが、なぜどの設備のマンホールも道路上に設置されているのでしょうか。

 今回は、数あるマンホールのなかでも、マンホールのサイズが比較的大きい下水道を例にします。下水道用マンホールは、雨水などを下水道に流す役割があります。

 下水道用マンホールの設置場所について、東京都建設局道路管理部(以下、建設局)の担当者は次のように話します。

――なぜ道路に下水道が設置されるのでしょうか。

 道路以外の土地、つまり私有地の地下を通すことは可能です。しかし、私有地にマンホールを設置できたとしても、メンテナンスの際などにはそこに立ち入る必要がありますし、下水が通るわけですから、臭いといった衛生面も心配です。また、土地代も発生するでしょう。それらを鑑みると、私有地の地下は現実的ではありません。

 道路は、公共性が高い「みんなのもの」です。なので、下水道事業者(下水道局)から我々道路管理者(建設局)に建設の許可を求められた場合、基本的に許可を「出さなければいけない」のです。また、設置後の占有料も発生しません。以上の理由から、やはり道路の下に下水道を設置するのが最善といえます。

――なぜカーブの途中などにマンホールが設置されるのでしょうか。

 下水道は、基本的に直線でしか作ることができません。そのため、カーブに沿って下水管を設置するには、マンホールを設置し、それを起点に「方向を変える」しかないのです。

 多くの下水道は、コンクリート製の単管パイプをつなげて「線」にするのですが、そのパイプ自体は直線で作られています。

 曲がったパイプはないため、下水道を大きくカーブさせるには、マンホールという「点」が必要になるのです。これが、カーブにマンホールが多い理由です。


なぜ、鉄製? マンホールの蓋が滑りやすい理由とは

 カーブの途中に、下水道用マンホールが設置される理由はわかりましたが、雨天時に滑りやすい鉄製の蓋を採用しているのはなぜなのでしょうか。
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 マンホールの蓋に、一番求められるのは「強度」です。マンホールの蓋の上は、大型の重機を積んだトレーラーなども通るため、それに耐えうる強度がなければいけません。

 しかし、鉄製の蓋が滑りやすいのも事実ですが、それらの対策について、東京都下水道局施設管理部(以下、下水道局)は次のように説明しています。

「下水道などのマンホールに使われる蓋は汎用品ではありません。東京都を始め各都道府県によって下水道に使われる蓋には設計基準が設けられ、下水道局がその基準に沿って設計したものが使用されています。

 マンホールの蓋は基本的に我々が設計したものを、専門の業者に発注し、それを使用しています。設計にあたっては、滑り抵抗もきちんと考慮しています。

 東京都の蓋の場合、都の木として定められている『イチョウ』や都民の鳥の『ユリカモメ』などの模様のほか、細かい凹凸が設けられています。それが滑り対策の役割を担っているのです。

 また、さらに抵抗ができるよう、現在はより突起のような凹凸をつけて摩擦抵抗が大きくなるような蓋を開発しています」

※ ※ ※

 地味に見えるマンホールの蓋ですが、じつは安全のためにさまざまな機能が考えられています。

 バイクや自転車ユーザーにとって、大敵に思えるマンホールの蓋。しかし、マンホールは人々の暮らしに欠かせない重要な役割を担っています。



selvas2 at 14:04コメント(0) 
絶好調の騎手、強力なオーナーと師のコンビが伏兵を勝利へ

 同じ良馬場でも含水率によってコンディションにかなりの差があるが、猛暑で乾燥したこの日の新潟ダートは、少なくとも時計の速いダートではなかった。

 勝ちタイムの1分51秒3(前半60秒1-上がり51秒2-38秒6)は、レパードSの平均そのものだが、前半1000m通過60秒1は、フェブラリーS、ジャパンCダート2勝、ドバイワールドC2着などダート重賞を6つも制したトランセンド(父ワイルドラッシュ)の勝った2009年に次いで、史上2位のきびしいペース。

 最初の1コーナーにさしかかるあたりでは10頭近くが先行を主張する一団の展開。前半3ハロン「34秒6」は史上最速。逆に、上がり3ハロン「38秒6」は史上もっとも時計を要するタフな流れになった。

 人気のデルマルーヴル(父パイロ)は、UAEダービー4着、クリソベリル(4戦4勝)の勝ったジャパンDダービー2着など、この世代のダート路線でベスト3に入る力量馬であり、このデルマルーヴルと大激戦を展開した今回のメンバーのレベルは高い。

 そのデルマルーヴルは、苦しいインに入りながら実にうまく馬群をさばき、直線一旦は先頭に立って押し切る寸前だった。結果は2着でも評価は少しも下がらない。新潟ダートにしては珍しく完全な追い込み競馬になったのが痛かった。

 最初は行く構えを見せたが、激しい先行争いになると察知したハヤヤッコ(父キングカメハメハ)の田辺裕信騎手は、たちまち控えた。ゴチャつく馬群を避けるように1コーナーを回る地点ではもう外に進路を変えている。直前の小倉記念で無理をせずに控え、最後は外を回って追い込んだ川田将雅騎手も冴えわたっているが、田辺騎手もいままさに絶好調。ラジオNIKKEI賞、プロキオンS、アイビスサマーDに続き、このレパードSで重賞レース騎乗機会4連勝となった。毎年のように夏になるとリズムが良くなる田辺騎手は、デビューした2002年、初勝利が8月の新潟ダート1800mだった。

 ディープインパクトが死亡し、注目の産駒とともに今週は金子オーナーの所有馬も人気になっていた。それでもハヤヤッコは10番人気。5月の青竜S8着の内容からみて、いきなり重賞では…と思われたが、白毛に生まれたシラユキヒメ(父サンデーサイレンス)から出発する白毛の一族はずっと金子ブランドそのもの。母マシュマロ(父クロフネ)の全姉になるユキチャンはすでに、関東オークスなど交流重賞を3勝しているが、白毛馬のJRA重賞制覇は、父キングカメハメハ産駒のハヤヤッコが史上初めてだった。

 国枝栄調教師は「さすが金子さん」と、初の白毛馬のJRA重賞制覇を喜んだと伝えられるが、国枝師の初GI制覇は、1999年のスプリンターズSのブラックホーク(金子オーナー)であり、初クラシック制覇(桜花賞)のアパパネも金子オーナーの所有馬。衝撃のピンクカメオもそうだった。金子オーナー=国枝師コンビは最初から強力なのである。

 デルマルーヴルがレベルの尺度になる組み合わせであり、実際に崩れていないから、上位馬はみんな賞賛されていい。実際、見どころ十分の内容だった。11番人気で3着に突っ込んだトイガー(父ヘニーヒューズ)は、人気が示すように伏兵の立場だったが、コースロスを避けるように勝負どころから果敢に馬群を縫ってインから進出。コーナーのきつい新潟ダートでは必殺のイン衝き作戦が成功している。デキの良さもあったが、宮崎北斗騎手の好騎乗が大きかった。

 この厳しい展開で、初距離(経験1400mまで)ながら、あわやの内容だった5着サトノギャロス(父ヘニーヒューズ)も絶賛に値する。差して初距離の2勝クラスの1400mを勝ったあと、今回は一転、きびしい先行争いをしのいで差のない5着は価値がある。ふつうは穴人気になりすぎのパターンかと思えたが、まったくそうではなかった。

 4着ブルベアイリーデ(父キンシャサノキセキ)も中身はある。先行馬崩れの展開が味方したのは確かだが、新潟ダートの4コーナーで一番外に振られる形になってはまず届かない。上がり37秒7は最速だった。ハヤヤッコの後を追うように突っ込みたかったが、ハヤヤッコも伸びるとは限らない10番人気の伏兵なので、それは結果論か。

 2番人気のヴァイトブリック(父シンボリクリスエス)は4コーナーまでは手応え十分と映った。4コーナーで馬群の密集したインを嫌って外に出そうとしたが、外の勝ち馬の勢いが良すぎて進路がなくなってしまった。

selvas2 at 00:30コメント(0) 

2019年08月06日

8月4日の新潟11Rで行われたディープインパクト追悼競走・第11回レパードS(3歳オープン、馬齢、GIII、ダート1800メートル、15頭立て、1着賞金=4000万円)は、
田辺裕信騎手騎乗で10番人気のハヤヤッコ(牡、美浦・国枝栄厩舎)が後方追走から最後の直線で一気に脚を伸ばして勝利。
白毛馬としては初のJRA重賞制覇を果たした。
タイムは1分51秒3(良)。

中団から馬群を縫うように進出した1番人気のデルマルーヴルがクビ差で2着を確保し、
さらに1/2馬身差の3着には後方3番手から伸びた11番人気の伏兵・トイガーが入線。
3連単は27万9040円の波乱となった。

レパードSを勝ったハヤヤッコは、
父キングカメハメハ、母マシュマロ、母の父クロフネという血統。
北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、
馬主は金子真人ホールディングス(株)。
通算成績は9戦3勝。
コンビを組んだ田辺裕信騎手、管理する国枝栄調教師ともにレパードSは初勝利。

selvas2 at 00:30コメント(0) 

2019年08月05日

8月4日の小倉11Rで行われたサマー2000シリーズ(全6戦)の第3戦、ディープインパクト追悼競走・第55回小倉記念(3歳以上オープン、GIII、芝2000メートル、ハンデ、13頭立て、1着賞金=4100万円)は、
川田将雅騎手騎乗の1番人気メールドグラース(牡4歳、栗東・清水久詞厩舎)が後方でじっくりと脚をため、勝負どころで徐々に進出。
直線は外に持ち出し豪快に脚を伸ばして差し切り勝ち。
勝ちタイムは1分58秒8(良)。

2着はカデナ(6番人気)、
3着にはノーブルマーズ(5番人気)が入った。

メールドグラースは昨年まで12戦2勝という成績だったが、
今年は4戦4勝という成績を残し、4月29日の新潟大賞典→6月1日の鳴尾記念と芝2000メートル戦の重賞を連勝。今回はトップハンデの57・5キロをものともせず、2戦2勝と得意舞台でさらに連勝を伸ばし秋のGIへ弾みをつける勝利となった。

小倉記念を制したメールドグラースは
父ルーラーシップ、母グレイシアブルー、母の父サンデーサイレンスという血統。
北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、
馬主は(有)キャロットファーム。
通算成績は17戦7勝。

selvas2 at 00:30コメント(0) 

2019年08月04日

代を経てもその特徴は変わらないように思う

 期待の注目馬だったアイスバブル(父ディープインパクト)は、ちょっと非力だった初期に評価を落としたため、ここまで9戦連続1番人気ではない。だから全4勝が1番人気ではない。しかし、このレースにはディープインパクト産駒が3頭いる。今回はいやでも売れるだろう。

 馬券の妙味は乏しいが、馬体の充実した昨年の夏以降のアイスバブルは【3-3-0-0】。早期からの活躍馬が多いディープインパクト産駒の中では、完成期に入るのが遅いタイプだった。こういうタイプの方が成長する。

 前回の目黒記念は2着とはいえ価値ある内容だった。記録されたJRAレコードとわずか0秒2差の2500m2分28秒4。直前の日本ダービーは2400m2分22秒6のレースレコードで、ハロン平均は11秒88。アイスバブルの2500mのそれは11秒87。あってないような微差とはいえ上回っている。2500mの2分28秒台前半は速い。

 もともと好位差しタイプなので、この組み合わせなら置かれないだろう。小倉コースも【1-1-0-0】。アメリカ血統の母方は平坦巧者でもある。

 血統背景は、クロフネの半妹で同じ芦毛のミスパスカリに、日本ダービー馬キングカメハメハを配して生まれたのが母ウィンターコスモス。ウィンターコスモスの最大の特徴は、母ミスパスカリには芦毛の名馬ネイティヴダンサー(22戦21勝)のクロスが複数秘められていたので、キングカメハメハとの配合により、代は遠くなったもののネイティヴダンサーのクロスが一段と増幅されたこと。さらに芦毛も伝承された。

 そこに、やはり日本ダービー馬でチャンピオン種牡馬ディープインパクトを配して誕生したのがアイスバブル。全兄グリュイエールだけでなく、金子オーナーの似たような自家生産馬に近い血統背景を持つ馬は多いが、さらに芦毛が伝わったという意味では、特別な存在にも近い。金子オーナーは、白毛シラユキヒメから広がる牝系をことのほか大切にしている。

 毛色と競走能力に関係はないものの、伝説のネイティヴダンサーの芦毛を受け継ぐ馬は、総じて夏の平坦コースで粘り強いタフな能力を全開する。代を経てもその特徴は変わらないように思える。

 新潟のレパードSは、放牧先(天栄)から新潟に直接入って態勢を整えたヴァイトブリック(父シンボリクリスエス)。前回のユニコーンSが気負ってスタートで出負けしたのが敗因の1つだけに、プラスを生む公算大。また、1600mより、【2-1-0-0】の成績を残す1800m以上の方が合っている。ファミリーには勢いがあり、英のGIナッソーSを快勝して意気上がるディアドラとはイトコ同士(日本ダービー馬ロジユニヴァースもイトコ)。

 快速系ではなく、母の半弟にあたるランフォルセ(父シンボリクリスエス)は交流重賞を中心にダートで11勝もしたが、うち9勝が1700m-2000mだった。この距離の方が底力を発揮できるだろう。

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2019年08月03日

ストレートにあまりレベルは高くないものの…

 第一回の特別登録馬が28頭、うち約半数の13頭が除外された激戦区。夏の新潟12日間には3勝クラスのレースが7鞍組まれている。「直線芝1000m、ダート1200m、芝1400m、芝1600m、ダート1800m、芝2000m、芝2200m」。

 バラエティに富んでいて、同時開催の小倉のように同じ距離のレースはない。そこで、ここにダートの短距離戦を希望する馬が集中することになった。残念ながら小倉にも札幌にもダート1200mはない(小倉に1000m特別はある)。

 関西馬が8頭。ハンデ頭は牝馬で55kgのストロベリームーン。次いで牡馬で56kgのアスタースウィング。対して54kg以下の軽ハンデ馬が12頭もいる組み合わせは、ストレートにあまりレベルは高くない。

 ダート1150-1200m【4-4-2-0】のストロベリームーンは、このクラスに相当する1600万条件と、3勝クラスのダート1200mでも【0-2-1-0】。素直にこの馬から入るのが賢明だが、対するアスタースウィングはダート1200mに1分10秒台の時計が計4回もある実力馬。

 4走前の好内容の2着も、前回の好タイム2着(1200mに換算すれば10秒台前半)も、定量57kgだった。それが今回は1kg減の56。中間もビシビシ追って好調キープだけに好勝負必至だろう。昨年の新潟ではこの距離(1000万特別)を1分10秒4で快勝している。

 父Haynesfield(ヘインズフィールド)は、マテラスカイ、モズスーパーフレアなどと同じく、米チャンピオンスプリンターのSpeightstown(スペイツタウン)直仔。

 昨年、芝からのスタートになった新潟ダート1200mで素早く好位につけ、直線一気に離したレースぶりから、どちらかといえば左回りの方が合っている。人気も考慮し、アスターウィングから入りたい。

 当然、まず崩れないストロベリームーンと、中間の好気配が目立つアーバンイェーガーの巻き返しが相手本線。伏兵はノーフィアー、もまれない外を引いたワンダーアマービレ。

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2019年08月02日

ハンデ戦の小倉記念が今週のメインレース。
過去10年、1番人気馬は1着1回、2着2回、3着2回と、不振の傾向にあり、波乱含みのレースだ。指数上は、前走指数や平均指数の上位馬の連対率が比較的高い。

今年の指数上位馬は、アイスストーム、アイスバブル、ノーブルマーズ、カデナ、レトロロック、メールドグラース、ストロングタイタンなど。

トップハンデは4歳馬メールドグラースの57.5キロ。ここまで(6253)の成績で、
目下4連勝中。近走は重賞も連勝している。
その2戦とも、中団後方から直線、鋭い差し脚を使って一気に浮上する強い勝ち方で、
勢いだけでなく、指数も安定して高いレベルにある。
2000メートルは(4113)と得意な距離で、素直に中心に取るべきだろうと思うが、
ただ、トップハンデはどうしても気にかかる。

54キロの軽ハンデで注目したいのはアイスストーム。
メールドグラースと同じ4歳馬で、目下連勝中。
前走、3勝クラスの特別戦を中団後方から余力十分に差し切り勝ちを決めた。
そのスピード指数は重賞でも通用する高レベルで、安定した差し脚の鋭さでも最上位だ。
ここは重賞初挑戦になるが、ハンデ差を生かせれば十分に勝ち負けになるのではないか。
本格化の勢いに期待したい。

新潟は3歳限定のダート重賞レパードSがメイン。

1番人気は過去10年で5勝、2着1回、3着3回と安定している。
指数上は、前走指数上位馬たちがやや強い傾向にある。

今年の指数上位は、エルモンストロ、ビルジキール、サトノギャロス、ロードリバーサル、ブルベアイリーデ、トイガー、ブラックウォーリアなど。

3歳重賞を勝っている馬は不在で、少し低調気味のメンバー構成になった。

注目は重賞実績で最上位のデルマルーヴルだ。2歳時には3連勝で兵庫ジュニアグランプリを勝ち、全日本2歳優駿は2着。その後もヒヤシンスS3着、ドバイUAEダービーも4着に好走した。
前走、大井のJDダービーは4番手で先行、3連勝中の1番人気クリソベリル差し切られて2着だったが、世代トップクラスと戦い続け、いずれも好走した実績で並ぶものはない。
レパードSはJDダービー出走組が過去10年で5勝、2着2回と好成績を上げており、
ステップに問題もなく、ここは連軸の中心に推したい。

相手の中心はスピード指数の上位馬たちで、デルマルーヴルの逆転候補になるかどうかは疑問だが、先行力のあるエルモンストロ、ブラックウォーリア、ビルジキール、トイガーなどに期待したい。
指数のランク外からはアッシェンプッテル、ヴァイトブリックにも要注意。

selvas2 at 18:30コメント(0) 
メールドグラース
牡4歳
調教師:清水久詞(栗東)
父:ルーラーシップ
母:グレイシアブルー
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
破竹の4連勝と勢いに乗る本馬の初勝利と2勝目は、共に小倉・芝2000メートルが舞台。小回りコースにも対応可能な器用さを当時から見せていた。56キログラムまでしか経験のない馬だけに、今回は57.5キログラムのハンデがポイントだが、充実一途の現状ならクリアできそうだ。

アイスストーム
牡4歳
調教師:吉村圭司(栗東)
父:ストーミングホーム
母:デザートチル
母の父:Red Ransom
ここに注目!
3歳時の函館遠征は洋芝への適性を見込んでのもの。ゆえに速い時計が出やすい小倉・芝コースへの相性が鍵になるが、速い上がりを連発している近走のレースぶりを見れば、初めてのコースでも十分に対応できそうだ。

アイスバブル
牡4歳
調教師:池江泰寿(栗東)
父:ディープインパクト
母:ウィンターコスモス
母の父:キングカメハメハ
ここに注目!
3着以内を外したのは、体力が伴っていなかった3歳春の2戦だけで、重賞初挑戦だった前走の目黒記念でも2着をキープ。相手が強化しても堅実に走るタイプだ。10キログラム増だった前走時の馬体重は成長分。さらに増えてもいいくらいだろう。

ノーブルマーズ
牡6歳
調教師:宮本博(栗東)
父:ジャングルポケット
母:アイアンドユー
母の父:Silver Hawk
ここに注目!
距離延長とともに頭角を現してきたタイプ。今回は、芝2000メートルの距離で、速い時計を要求される状況になった場合に対応できるかどうかが鍵になってくる。少し上がりの時計がかかり、しぶとさが生きる展開になるのが理想だろう。

タニノフランケル
牡4歳
調教師:角居勝彦(栗東)
父:Frankel
母:Vodka
母の父:Tanino Gimlet
ここに注目!
約2か月半ぶりだった前々走の鳴尾記念時の雰囲気は、過去の休み明けと比較しても良好に見えたのだが、結果は出せなかった(8着)。実戦を使いながら調子を上げていくタイプということなのだろう。休養明け3走目になる今回は、走りごろと言えそうだ。

カデナ
牡5歳
調教師:中竹和也(栗東)
父:ディープインパクト
母:フレンチリヴィエラ
母の父:French Deputy
ここに注目!
父ディープインパクトよりも母の父フレンチデピュティの影響を感じる、筋肉質な馬体の持ち主。古馬となり、本質的な適性が出てきた現在のイメージは、上がりのかかる競馬が合うパワータイプだ。ある程度速いペースで流れる展開が理想だろう。

レトロロック
牡7歳
調教師:角居勝彦(栗東)
父:ディープインパクト
母:サムワントゥラブ
母の父:シンボリクリスエス
ここに注目!
今年で7歳だが、出走レースの数がそこまで多くないこともあってか、まだまだフレッシュな状態。調教での走りは活気にあふれており、前向きな面も見せている。年齢を理由に評価を下げる必要はないだろう。

ストロングタイタン
牡6歳
調教師:池江泰寿(栗東)
父:Regal Ransom
母:Titan Queen
母の父:Tiznow
ここに注目!
汗をかきやすい夏場に調子を上げるタイプ。前走の七夕賞は着順こそ16着だったものの、ベストに近い520キログラム台まで馬体重を減らすことができていた。これは好材料と見ていいだろう。小倉コースは3勝をマークしている舞台。一変があっても驚けない。

selvas2 at 00:30コメント(0) 
英国の牝馬GIナッソーS(芝・右1980メートル)が1日、グッドウッド競馬場で行われ、オイシン・マーフィー騎手とのコンビで挑戦した日本のディアドラ(栗東・橋田満厩舎、5歳)が強敵を破って優勝。
2000年ジュライCのアグネスワールド以来、日本調教馬として2度目の英GIを果たした。
タイム2分2秒93(良)。
優勝賞金は34万260ポンド(約4473万円)。
日本調教の牝馬による欧州GI制覇は、1998年の仏GIモーリスドゲスト賞を制したシーキングザパール以来、2度目となった。

好スタートを決めたディアドラは、後方のインを追走。
直線では一瞬、前が狭くなるシーンもあったが、体勢を立て直してインを突くと鋭く伸び、
粘るメダーイーを1馬身1/4差し切った。
英愛仏のクラシック勝ち馬を軒並み破る会心の勝利に、マーフィー騎手は出迎えるファンの前で何度もガッツポーズを披露。喜びを爆発させた。

ディアドラは
父ハービンジャー、母ライツェント(母の父スペシャルウィーク)という血統。
北海道安平町・ノーザンファームの生産で、
馬主は森田藤治氏。
通算成績は25戦8勝(うち海外6戦1勝)。
GIは2017年秋華賞に次いで2勝目となった。

selvas2 at 00:03コメント(0) 

2019年08月01日

デルマルーヴル
牡3歳
調教師:戸田博文(美浦)
父:パイロ
母:カリビアンロマンス
母の父:コマンズ
ここに注目!
3月のUAEダービー(G2・UAE。ダート1900メートル)で4着後、帰国初戦となった前走のジャパンダートダービー(Jpn機B膂罅Ε澄璽2000メートル)で2着に入り、あらためて能力の高さをアピール。ここで2つ目の重賞タイトル獲得を目指す。

サトノギャロス
牡3歳
調教師:西園正都(栗東)
父:ヘニーヒューズ
母:シャラポワ
母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!
メイクデビュー京都(ダート1200メートル)は2着に敗れたが、2戦目から3連勝を果たして、ポテンシャルの高さは証明済み。今回は、前走から400メートルの距離延長に加え、コーナーを4度回る競馬も初めてになるが、あっさり勝っても不思議はない。

ブラックウォーリア
牡3歳
調教師:西村真幸(栗東)
父:ブラックタイド
母:ステファニーチャン
母の父:アーミジャー
ここに注目!
芝では勝ち切れなかったが、ダートに路線変更してメキメキと頭角を現し、前走の2勝クラス・インディアT(中京・ダート1900メートル)を1分57秒6のコースレコード(当時)で優勝した。勢いに乗って重賞タイトル獲得を狙う。

ヴァイトブリック
牡3歳
調教師:和田正一郎(美浦)
父:シンボリクリスエス
母:ヴァイスハイト
母の父:アドマイヤベガ
ここに注目!
前走のユニコーンSはテンションの高さもあってか11着に敗れたが、前々走の兵庫チャンピオンシップ(Jpn供1狹帖Ε澄璽1870メートル)ではクリソベリル(次走でジャパンダートダービーを優勝)の2着に入った。今回、本来のパフォーマンスを発揮できれば、巻き返しが濃厚だ。

ブルベアイリーデ
牡3歳
調教師:杉山晴紀(栗東)
父:キンシャサノキセキ
母:シルクシンフォニー
母の父:ストーミングホーム
ここに注目!
キャリアを重ねるごとに地力をつけ、前走の2勝クラス・青梅特別(東京・ダート1600メートル)で3勝目をマーク。今回は200メートルの距離延長が鍵だが、7月24日の1週前追い切りでは栗東坂路で4ハロン51秒5の自己ベストを出しており、状態面はさらに上向いている。

ビルジキール
牡3歳
調教師:安達昭夫(栗東)父:キングヘイロー
母:ディアースパークル
母の父:マイネルラヴ
ここに注目!
前々走の2勝クラス・猪苗代特別をコースレコードで優勝すると、前走の3勝クラス・安達太良S(共に福島・ダート1700メートル)では2着に好走し、目下の充実ぶりを示している。ここが今夏4戦目、中1週のローテーションとなるので、当日の気配に注目したい。

アッシェンプッテル
牝3歳
調教師:奥村豊(栗東)
父:バトルプラン
母:ミミオブパラダイス
母の父:ダンスインザダーク
ここに注目!
前走の2勝クラス・鷹取特別(阪神・ダート2000メートル)で3勝目をマーク。これまで5戦中3戦でメンバー中最速の推定上がり3ハロンタイムを出しているように、堅実な末脚がセールスポイントだ。重賞のメンバーに入っても、瞬発力は引けを取らないだろう。

リープリングスター
せん3歳
調教師:木村哲也(美浦)
父:ゴールドアリュール
母:オールザウェイベイビー
母の父:Grand Slam
ここに注目!
父は、スマートファルコンやコパノリッキーなどダートのチャンピオンホースを送り出したゴールドアリュール。半兄には朝日杯フューチュリティSを制したゴスホークケン(父Bernstein)がいる。本馬は今回が重賞初挑戦で、試金石の一戦になるが、素質は見劣りしないはずだ。

selvas2 at 00:30コメント(0) 
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