2017年12月23日

柏木集保先生の見解 阪神カップ

◆「連勝血統」も大きな強み

 今年5月、4歳牡馬グレイトパール(父キングカメハメハ)が、ダートに転じて、「500万→1000万→1600万特別→オープン特別→GIII平安S」の5連勝を達成した。きわめて珍しい快進撃の記録だった。現在は骨折→帰厩→再放牧中なので、6連勝に挑戦はまだ先のことになる。

 今度は、3歳の外国産馬モズアスコット(父フランケル)が連戦連勝で重賞制覇に挑戦する。3歳馬だから、出発は少し異なり「未勝利→500万→1000万特別→1600万特別」と4連勝のあと、いきなりこのGII「阪神カップ」となった。

 ここが引退レースとされる14年の皐月賞馬イスラボニータ(6歳。父フジキセキ)、昨年のこのGII阪神Cの勝ち馬シュウジ(父キンシャサノキセキ)、今春の桜花賞馬レーヌミノル(父ダイワメジャー)、GIIスワンSの勝ち馬サングレーザー(父ディープインパクト)など、それは強力な相手の定量GIIだから、期待にこたえて勝つようなら大変な快挙となる。

 でも、この中間、栗東の坂路を自己最高の「50秒0-36秒6-12秒2」で楽々と駆け上がってきたから、さらに上昇中であること。前回の1600万特別は1分21秒5(上がり34秒2)で2馬身差の楽勝だったこと。1600mに1分32秒7(上がり33秒9)があるうえ、1400mの最高時計が坂のある東京で1分20秒4(上がり33秒7)であることから、ランクは下でも記録面では5連勝も決して不可能ではない。

 厳しい接戦向きのC.デムーロに乗り代わったこともプラスになりそうであり、なにせ、14戦【14-0-0-0】のフランケル産駒である。母の父ヘネシー(父ストームキャット)には競走時に4連勝の記録があり、その代表産駒ヨハネスブルグも7連勝した「連勝血統」も大きな強みだろう。

 ファミリーは日本でもきわめて著名な牝系で、現4歳エアスピネルはこの一族。さらにモズアスコットの4代母ジャワムーン(1970年。父グロウスターク)は、名種牡馬ブライアンズタイムの母ケリーズデイ(1977年)の、全姉にあたる。人気になるだろうが、有馬記念の前日なので、勢いに乗りたい。

selvas2 at 00:30コメント(0) 

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