2019年05月24日

週末重賞展望

 今週は日本ダービー。
 2001年以降、指数ランク外の馬がダービーを勝ったのは2017年のレイデオロと昨年のワグネリアンだけ。ダービーはスピード指数の上位馬、とりわけ前走指数の上位馬たちが強いレースだ。
 また、2001年以降の過去18年間、1番人気馬は11勝、2、3番人気馬があわせて5勝をあげている。1、2、3番人気以外では7番人気、5番人気馬が各1勝しているだけで、指数上位の人気上位馬が中心のレースだろう。

 今年は、サートゥルナーリア、ヴェロックス、ダノンキングリー、クラージュゲリエ、タガノディアマンテ、ナイママ、マイネルサーパス、シュヴァルツリーゼなどが指数の上位馬たちだ。

 中心勢力は皐月賞組。今年の皐月賞はサートゥルナーリアが勝って、2005年ディープインパクト以来の無敗の皐月賞馬が誕生した。平均ペースの流れを、中団の前の内ラチにダノンキングリー、すぐ後ろの外側にヴェロックスがつけ、サートゥルナーリアはヴェロックスを見る位置から。直線、外からヴェロックスが先頭に立ち、同馬を追ってサートゥルナーリアが馬体を合わせにいく。内を突いたのがダノンキングリー。直線半ば、後続馬たちが引き離されて、3頭の叩きあいのすえ、勝利をつかんだのはサートゥルナーリアだった。アタマ差の2着はヴェロックス、ハナ差の3着にダノンキングリー。

 ペースが上がったことで、真価が問われるレースになり、上位3頭のスピード指数は歴代の皐月賞馬たちと比べても上位に評価される高レベルだった。3強と、それ以下の馬たちとは2馬身の差がついており、ダービーでは皐月賞の上位サートゥルナーリア、ヴェロックス、ダノンキングリーが中心になるだろう。3頭に指数上の差はなく、勝敗を分けるのは2400メートルの距離適性と、騎手の能力と運だろうか。

 サートゥルナーリアはホープフルS、皐月賞を勝って同世代のG1を2勝。先行力があり、長く使える差し脚も魅力で、距離は伸びるほど良さそうに思える。皐月賞は距離が短かったことが、僅差になって現れたのかもしれない。3頭の比較でも差し脚は最上位にあり、距離に不安はないはずだ。

 ダービーでもサートゥルナーリアを一番手にあげたいと思うが、気になるのがルメール騎手からレーン騎手への乗り替わり。ダービーはどの騎手にとっても、勝ちたい思いの強いレースだ。もちろんレーン騎手の天賦の才能や実力に不足はない。短期免許で来日して、これまで4週間の騎乗で15勝をあげ、G1ヴィクトリアマイル、G2京王杯スプリングC、G3の新潟大賞典も勝っている。ただ、テン乗りで日本ダービーの1番人気を背負うプレッシャーはいかばかりか。決してプラスではないだろう。才能あふれるレーン騎手にケチをつけるつもりはないが、3強に差がないのであればここは是非にでも、日本人騎手に勝ってもらいたい。

 ヴェロックスはここまで(3201)。皐月賞は直線、一旦先頭に立ったが、勝ち馬によられて接触する不利を受けるものの、最後までしっかりと脚を使って差のない2着。ここまで2000メートルのオープン戦で2勝をあげ、2400メートルの距離も合うように思える。手綱を取る川田騎手は、2016年マカヒキでダービーを制覇。目下、リーディングのトップの成績をあげる日本人ナンバーワン騎手だ。

 ダノンキングリーは(3010)。皐月賞は2着馬からハナ差の3着だった。3勝は1600から1800メートルまでの距離であげており、距離が合うかどうか。名手戸崎騎手が手綱を取るが、ダービーはまだ勝っていない。必死に追ってダービージョッキーの栄誉をつかんでほしいと願うばかりだ。

 3頭の実績からはサートゥルナーリアが一歩リード。ここは素直にサートゥルナーリアから入る手なのだろう。ただ個人的にはヴェロックスから狙いたいと思うが−−。後は騎手の運かもしれない。

 ハンデ戦の目黒記念の1番人気は過去10年で1勝、2着4回、3着1回。トップハンデ馬は1勝のみ。トップハンデ馬は苦戦が多い。指数上は、過去10年のうち7年で連対する平均指数上位馬が有力だが、ハンデ戦らしく、ランク外の馬も活躍が目立つ。

 今年はソールインパクト、チェスナットコート、ルックトゥワイス、アドマイヤエイカン、ウインテンダネス、ブラストワンピース、ムイトオブリガード、パリンジェネシスなどが指数の上位馬たちだ。

 トップハンデは3歳で有馬記念を制したブラストワンピースの59キロ。前走の大阪杯は人気にこたえられず6着に敗退した。巻き返しがあるとしても、過去の傾向からは少し苦しいかもしれない。

 差し脚比べなら、軽ハンデの4歳馬アイスバブル、レーン騎手のルックトゥワイス、9歳馬ハンデ50キロのアクションスター、川田騎手のパリンジェネシスなどが浮上する。

 なかでもレーン騎手のルックトゥワイスに期待したい。ここまで重賞勝ちはないものの、2400から2500メートルの距離は(2302)と適性は高い。差し脚もしっかりとしており、中団より後ろからでも届くだろう。

 先行馬の中では長距離戦で力をつけてきているチェスナットコートに注目。前走の天皇賞(春)は中団で粘り込んで6着。鋭い差し脚がない分、重賞ではなかなか勝てないが、強い相手を考えればよく頑張った。ペースが上がって粘り込むのが持ち味で、この相手なら、それも可能だろう。坂井瑠星騎手とも(2213)と相性が良い。

 葵Sは、昨年から重賞に格上げされた3歳芝1200メートル戦。 
 指数上位は、アウィルアウェイ、ディープダイバー、ディアンドル、タマモメイトウ、マリアズハート、メイショウケイメイ、ケイアイサクソニーなど。

 中心は4連勝中のディアンドル、2連勝中のディープダイバー、同マリアズハートなど。
3頭ともに素軽いスピードがあり、瞬発力も鋭く、勝ち負けになる馬たちだ。

 長くいい脚を使えそうなアウィルアウェイ、エイティーンガール、メイショウケイメイなどにもチャンスはありそう。



selvas2 at 18:30コメント(0) 

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