2019年05月25日

柏木集保先生の見解 葵ステークス

京都1200mはハイペースにならず先行馬有利

 重賞に格上げされる前には、11年ロードカナロア、16年ナックビーナスなどが勝った京都内回り1200m。他場と少々異なるのは、中間の3コーナーに坂の上り下りがあるので、めったに前傾のハイペースにはならないこと。

 重賞以前を含めた過去8回の良馬場の平均勝ち時計は「1分08秒13」。前後半3ハロンの平均バランスは「33秒9-34秒19」であり、京都のレースに多く見られる傾向通り前後半がほとんど同じ。

 平坦の直線で瞬発力に秀でた差しタイプが届くケースもあるが、レース全体のペースとして考えると、「先行タイプ」が明らかに有利。良馬場の過去8回のうち、「差し=追い込み」型同士のワンツーはわずか1回しかない。Dコースに移ってまだ3週目、内枠から「先行=好位」につけた馬が有利に展開する。

 人気の1頭ディアンドル(父ルーラーシップ)が、内枠の偶数枠6番を引き当てた。小倉1200m、中山1200mで前半「33秒台」の出足を決めた逃げ切り、2番手抜け出しを含め、芝1200mは【4-1-0-0】。オープン特別、前走のリステッドレースなど目下4連勝を記録している。獲得賞金により負担重量は1キロ加算の55キロだが、連勝している前2戦で経験(克服)済み。この別定重量は不利ではない。

 父は2000m-2400m級をベストにしたルーラーシップ。母の父スペシャルウィークはさらに長距離型(春の天皇賞など)であり、祖母の父はエリシオ(凱旋門賞馬)。表面上の血統構成からはスプリンター色はまったくないが、母グリューネワルトは芝1000mに勝ち星があり、祖母シェーンクライトの全2勝は芝1200m。これは3代母カロギャル(父Caro)を通した芦毛のスピード血統Grey Sovereign系の影響力が強いファミリーだからだろう。スタミナを秘める可能性があるので、むしろ簡単にはバテないスピード型と考えることもできる。

 前走、1400mの橘Sで馬群を割って上がり33秒5で勝ったディープダイバーと、内枠を引き当てた上がり馬ケイアイサクソニー本線。きわめて波乱の多いレースなので少し手広くいきたい。

selvas2 at 00:30コメント(0) 

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