世の中にはいろいろな欲望が渦巻いている。

食欲な性欲を通常の欲望とすれば、金欲は可能性への欲望であるから、際限がない。

お金は使う権利のことだから、その権利は、お金の段階ではまだ使用されていないので、可能性である。

通常の欲望には、進化の段階で発生した歯止めがかかっている。腹一杯食べたら、それ以上はたべれない。如何に女好きでも、一晩に100人の相手はできない。

個々の具体的な欲望は、それ自体を満たせばとりあえず消失する。欲望への欲望はそうはいかないのである。

いつまでも満たされない欲望を追いかけることは不毛ではないか。

いつまでも満足できない欲望は身体の有限性とは相反するのである。
子曰く、己の欲するところに従って矩(のり)をこえずである。