2015年11月21日

折々の座右

こんにちは

今年も残すところ一か月強になりました。


歳を重ねるごとに月日が経つのが早いと言われていますが 本当にその通りですね。


私の机の横の日めくりが薄くなってきました。


秋はもの思う秋とも言われています。

こうして人生を歩んできますとその折々に心に触れる言葉がありますね。


その言葉が私の人生に大変影響しながら一緒に歩んできたなあと思います。


幼少の頃 札幌農学校のクラーク博士のボーイズビアンビシャス「 青年を大志を抱け」と言う言葉を聞きました。


この言葉は今にして思えば私が海外に雄飛したいと憧れた原点かもしれません。


思えばなるということを身体で教えてもらった言葉かもしれません。

そのことが学生時代語学を学び そして海外へ30数回渡航できた原因かもしれません。


そして小学生の高学年の時 今は亡き母から 「碩志(みつゆきと読む私の名前です)なあ

「実れば実るほど頭(こうべ)の垂れる稲穂かなあ」と言う言葉があるんやで。

この意味はなあ  秋になると稲穂が成長して大きくなってくるやろ。

その穂の実が多ければ多い稲穂ほど その重さで実が大きく垂れてくるんや。

碩志、いいか 人間も同じやで、大きくなって偉くなる程 稲穂と一緒になるんやで。」



この母の言葉は、仕事の関係上 大変人物を見る時に参考になりました。


確かに 功なった人で人間が出来た方ほど 謙虚で 腰は低く より向上心を持って人に接しておられました。

器の小さい人ほど、背中にステッキがあるのかなあと思うほど ふんどり返って 威張っておられたように思うます。


 私が血気盛んな生意気盛りの30歳頃 当時経営の神様と言われておれらました 松下幸之助会長様との二人だけによるご一緒の時を千載一遇の機会で得ました。


その日本を代表するご本人の形骸に触れ 幼少の母の言葉の意味合いの深さをまじかに体験しました。この出来事は私の人生の指針となりました。


そして、学生時代は校訓であった「奉仕の精神(奉仕の練達)」を学び いかに損得の感情を入れない奉仕の意味合いを知り どのように実践出来るのかが 人生の課題となりました。


この「奉仕の精神」は社会に入って 今日に至るまで私のバックボーンの一つとなっています。



このように人生を振り返ってみますと その折々に教えられた人生訓は 私の今日までの人生をささえてくれていたのだあと感慨を持って浮かんできます。



言葉は言霊(ことだま)と言われています。


これからも言霊の意味合いを大切にして 人生を歩んで行かねばと思う 秋の徒然のひと時でした。


次回は師走になりますね。


日毎に向寒に向かいます。お身体ご自愛下さい。


今回も最後までお付き合い頂きました有難うございました。






senba206 at 15:11│Comments(0)TrackBack(0)

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