2018年10月21日

40数年ぶりの入院

今日は。

秋らしくなりましたね。

秋になりますと季語のように使われます「天高く馬肥ゆる秋」が思いだされます。

もともと中国の故事だそうで、紀元前206年秦滅亡後に建てられた中国の王朝では、遊牧国家の匈奴(きょうど)との争いが激化していて、秋になると匈奴が秋の収穫物を奪いに強い馬で侵入してくることが多かったとのこと。


当時の王である趙(ちょう)将軍(諺の百聞は一見に如かずで有名な人)が、秋になると飼料を充分補給した馬が襲ってくるので、充分注意しろとの由来だったそうです。


そういえば私の尊敬してやまない黒沢明監督の七人の侍(10回ぐらい見ています)の野武士が馬に乗って 秋の収穫の折に山里の村に襲撃するシーンが思い出されます。

マア、そにような由来は別にして、今は食欲の秋に例えられます。


実は、この20年ほど毎年6月〜7月に年に一回 一泊二日で人間ドックに行っています。

そこで、人間ドックでひっかかり少し胃を含め2〜3箇所異常があると言う事で、精密検査を受けてくださいと言う通知が速達で来ました。


歳も歳ですので どこか悪くなるのは当たり前で、早速行きつけの北野病院に行き、胃の2〜3回の内視鏡の精密検査を受けました。

その結果、手術で一週間程入院する事になりました。


入院は、私が2歳の時(当然記憶には全くありませんが 3つの病気を併発して 亡くなっていたとのこと)の入院と、40年数年前の俗に言う盲腸をこじらせて一か月程入院をよぎなくされた以来の入院になりました。


そういえば40数年前は 今は亡きお袋が毎日病院に見舞いにきてくれた事が思い出されます。


その折、私はサラリーマンで京都の会社の寮に住み込んでいました。


お腹が 切り込むように痛いといって 京都の病院に行き診察を受けたところ単なる腹痛であると言う診断でしたが、会社を早退して実家に帰り家で寝ていました。


真夜中になっても腹痛が続き、お袋は何か異常があると感じ、当時寝屋川に住んでいましたので、近くの総合病院に母に連れられて 深夜お腹を抱えながら行きました。


受付の看護婦さんが私のお腹を触るなり、これは盲腸が破裂して 緊急を要するとの事で、その病院には深夜の事で、開腹手術する先生がおられず、病院の手配で、救急車で他の一駅離れた病院に運ばれその場で手術となりました。


2歳の時と同様に 母の海よりも深い子を思う 理屈では けっして表現する事が出来ない不思議な神秘的な愛で、私のただならぬ異変を身体で察して 死の淵から生き返った経緯があります。


もし母が上述のように、深夜に私に対する、盲目的な母の深い本能的な愛がなければ 2歳の時の死と同様に、私は 手遅れで、今この世に存在していないと思うと、「生きる」と言う意味合いに 深く思いを巡らす結果になりました。


今では考えられませんが、当時はよく盲腸をこじらせてなくなるケースが多かった時代です。



それ以来の物心のついた40数年ぶり今回の入院は 今は亡き母の無償の愛と、私のこれからの人生でかけがいのない経験になりました。


一週間の入院でしたが、病院では関係の先生方が絶えず声をかけていただき、ナースさんも本当に親身に面倒をみていただきました。


又、身内以外あまり入院等言っていなかったのですが、当然 家内は毎日病院に顔を出し、娘は姫路から、検査期間を含め、丁度学校は夏休みの時で3人の孫を連れて 度々見舞に来てくれました。

二時間程の手術から、朦朧とした意識で担架に運ばれ部屋に着いたとき、3人の孫の顔がおぼろげに見えました。


私はオーバーな表現ですが、2時間余りの手術を無事終え 部屋に戻ってきた安堵感と、意識の朦朧とした中での、3人のおぼろげに見える 心配そうに覗き込む顔を見て、思わず涙があふれ出ました。


今回の入院生活は 会社のスタッフの面々、親戚関係とか、仕事の関係の方とか、お見舞いをいただき わずか一週間でしたが 多くの人間的ふれあいによる素晴らしい教訓を頂きました。


健康な時は 一人で生きているような、のぼせあがった思いですが、多くの方々に支えられ 今日まで 生かされている事を 再度思う存分知らされました。


健康には全くの自信があり、毎日、家内からよく言われる年齢の事も考えなさい。

という意味合いが、又日頃の食生活のずさんさを入院をして 情けない話ですが、初めて身につまされました。


病気は 生活の赤信号 ひずみ、ゆがみから生じる事がいやと言う程、理解出来ました。


まだ 少し検査が残っていますが 一応完治して、有り難い事に 最近は体調も元に戻り、食欲も出てきました。

天高くーーー、食事が大変おいしく感じるようになりました。


冒頭に記しましたように「天高く馬肥ゆる秋」です。


今回は 一か月前の一連の入院から 不立文字を含めて、多くの思いを学ばさせて頂く 結果になりました。 


2歳の死から、生かされた身です。再度、肝に銘じて 世の中にお役に立つ、貢献しなければならない使命がある事を神に誓って。

又、全てに感謝を。


そのような思いを強くした今回の入院生活でした。



これから、日毎に寒暖の差が出てきます。


どうぞ体調を崩されませんように お身体をご自愛下さい。


今回も最後までお付き合い頂きまして,誠にありがとうございました。




senba206 at 11:34│Comments(0)

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