2021年12月26日
コロナ下の7つの身心健康法
こんにちは。
今年も後、1週間になりました。
良く冒頭に書く言葉ですが、[光陰矢の如し] この言葉が年齢を重ねるごとに早くなってきました。
特に何故かコロナ下になってから、スピードを加速したように思いますが、皆様は如何ですか。
さて、コロナですが一か月前は収束に向かって、サアーヨシ、と本格的に始動と胸躍っていましたが、オミクロンという新種のウイルスが、世界的に流行の兆しを呈し、日本にも、徐々に感染が広がっていますね。
最近、思うのですが、もう、いい加減にしてほしいという心境です。
まさしくウイズコロナ時代をどう生きていくかといったところです。
さて、最近の社会ニースは、異常を通り越して、耳を、目を覆いたくなる事件が多いですね。
考えてみれば、昔から、石川五右衛門が、かまゆでの処刑の前に言った、辞世の句として有名な、
「石川や、浜の真砂(まさご)は尽きるとも 世に盗人の種は尽きまじ」。
この句のように、人類が存続する限り、盗人は永遠につきることはないと言う、ある意味では、さりありなんと思われます句ですが、ここ1年〜2年は犯罪の質が変わり、おぞましい事件が多発していいるように思います。
コロナ下の中で、研修を通じて思う事は、研修生は何らかの心の片隅に不安を感じながら、抱きながら生活している様子が、寝食を共にして、肌で感じます。
研修中、時折、教材に活用します仏教の経典の雑宝蔵経の一説にある、「無財の七施」(むざいのしちせ)という教えがあります。
この教えは、我々現代人が無くしてきた、特にコロナ下の中で、心の余裕がなくなりつつある今日、自分自身の心の安寧にとっても、非常に大切な必要な教えではないかと、最近の戦慄を覚える事件を、垣間見て、思います。
この教えは、もうすでに皆様もご存知かと思いますが、少し、私流に解説してみたいと思います。
無財の7施のその1は、眼施(げんせ)です。
つまり目の施(ほどこし)です。この言葉は何度も述べさせて頂いていますが。
ウイズコロナ下の中で、特に、マスク越しになりましたが、それゆえに、目はより大切になってきました。
「目は心の窓」です。「目は口ほどに物を言い」です。つまり身体の思いが、感情が、精神が、全て目に出てくるということです。
形から心、心から形、つまり形、心は相関関係と言えます。
常に、慈眼、つまり「いつくしみのある眼」を持つと言うことです。
施の2は 和顔悦色施(わがんえっじきせ)です。
ウイズコロナ下の中で中々笑顔は、難しくなりました。
どうしても心の不満があり、顔に出ます。
本来であれば、自然に出てくるのがいいのですが、中々、この時期、常に笑顔で、喜び溢れた顔になるようにはいきません。
だからこそ、形・心、です。
その施(ほどこし)の3は、言辞施(げんじせ)です。
つまり言葉の思いやりです。
言葉はスワード(刀)ようなものであると、外国のことわざにありますように、言葉一つで相手を殺める事にも繋がります。
何時の時代もそうですが、この「言辞施」は非常に大切な人間の持つ施としては重要です。
常に思いやりのある、いたわりのある言葉につとめたいものです。
その4の施(ほどこし)は身施です。
つまり、奉仕のこころです。
人の幸せのために、労を惜しまないと言う事です。
ボランティア活動等が身施に入ります。
その施の5は心施です。
特に、コロナ下の情緒不安定な殺伐とした世の中になりつつある現在に、だからこそ、心の絆、こころからの思いやりです。
その施の6は、床坐施(しょうざせ)です。
電車などで席を譲るとか、江戸時代の、江戸しぐさの腰浮かせではないですが、ふたり座れるところを一人で大股で座ったり、横に荷物を置いたりしないで、皆が、ゆずりあいの精神を持つということです。
その施の7は、房舎施(ぼうしゃせ)です。
昔はお遍路さんに一晩の宿を提供しました。
現在の意味あいに直すと、奇麗に部屋をかたずける(私の一番不得手のところですが)、又は、お客様がお見えになられた時に、事務所をきれいに清掃し、お客様を大切に遇するという心です。
このような、7つの施しが、何千年と続いた日本人の誇る素晴らしい心としてあります。
これから続くウイズコロナ下の中で、「情けは人のためならず、」つまり、7つ施しは,無財「お金がなくても」、自身の心の安寧、幸せのために、自身の身体で出来る施です。
最近続く、言葉の葉に出すこともはばかれる事件を聞く事の多い世の中に、年の瀬を控え来年も、更に、素晴らしい一年になることを願い、蟻の一針の思いで、まず、「私」からと、いつものように、粋がって、大言壮語してみました。
来年も、更に、素晴らしい一年になりますように。
今年も、拙文に最後までお付き合い頂きまして、誠に有難うございました。
どうぞ、良いお年をお迎えください。
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今年も後、1週間になりました。
良く冒頭に書く言葉ですが、[光陰矢の如し] この言葉が年齢を重ねるごとに早くなってきました。
特に何故かコロナ下になってから、スピードを加速したように思いますが、皆様は如何ですか。
さて、コロナですが一か月前は収束に向かって、サアーヨシ、と本格的に始動と胸躍っていましたが、オミクロンという新種のウイルスが、世界的に流行の兆しを呈し、日本にも、徐々に感染が広がっていますね。
最近、思うのですが、もう、いい加減にしてほしいという心境です。
まさしくウイズコロナ時代をどう生きていくかといったところです。
さて、最近の社会ニースは、異常を通り越して、耳を、目を覆いたくなる事件が多いですね。
考えてみれば、昔から、石川五右衛門が、かまゆでの処刑の前に言った、辞世の句として有名な、
「石川や、浜の真砂(まさご)は尽きるとも 世に盗人の種は尽きまじ」。
この句のように、人類が存続する限り、盗人は永遠につきることはないと言う、ある意味では、さりありなんと思われます句ですが、ここ1年〜2年は犯罪の質が変わり、おぞましい事件が多発していいるように思います。
コロナ下の中で、研修を通じて思う事は、研修生は何らかの心の片隅に不安を感じながら、抱きながら生活している様子が、寝食を共にして、肌で感じます。
研修中、時折、教材に活用します仏教の経典の雑宝蔵経の一説にある、「無財の七施」(むざいのしちせ)という教えがあります。
この教えは、我々現代人が無くしてきた、特にコロナ下の中で、心の余裕がなくなりつつある今日、自分自身の心の安寧にとっても、非常に大切な必要な教えではないかと、最近の戦慄を覚える事件を、垣間見て、思います。
この教えは、もうすでに皆様もご存知かと思いますが、少し、私流に解説してみたいと思います。
無財の7施のその1は、眼施(げんせ)です。
つまり目の施(ほどこし)です。この言葉は何度も述べさせて頂いていますが。
ウイズコロナ下の中で、特に、マスク越しになりましたが、それゆえに、目はより大切になってきました。
「目は心の窓」です。「目は口ほどに物を言い」です。つまり身体の思いが、感情が、精神が、全て目に出てくるということです。
形から心、心から形、つまり形、心は相関関係と言えます。
常に、慈眼、つまり「いつくしみのある眼」を持つと言うことです。
施の2は 和顔悦色施(わがんえっじきせ)です。
ウイズコロナ下の中で中々笑顔は、難しくなりました。
どうしても心の不満があり、顔に出ます。
本来であれば、自然に出てくるのがいいのですが、中々、この時期、常に笑顔で、喜び溢れた顔になるようにはいきません。
だからこそ、形・心、です。
その施(ほどこし)の3は、言辞施(げんじせ)です。
つまり言葉の思いやりです。
言葉はスワード(刀)ようなものであると、外国のことわざにありますように、言葉一つで相手を殺める事にも繋がります。
何時の時代もそうですが、この「言辞施」は非常に大切な人間の持つ施としては重要です。
常に思いやりのある、いたわりのある言葉につとめたいものです。
その4の施(ほどこし)は身施です。
つまり、奉仕のこころです。
人の幸せのために、労を惜しまないと言う事です。
ボランティア活動等が身施に入ります。
その施の5は心施です。
特に、コロナ下の情緒不安定な殺伐とした世の中になりつつある現在に、だからこそ、心の絆、こころからの思いやりです。
その施の6は、床坐施(しょうざせ)です。
電車などで席を譲るとか、江戸時代の、江戸しぐさの腰浮かせではないですが、ふたり座れるところを一人で大股で座ったり、横に荷物を置いたりしないで、皆が、ゆずりあいの精神を持つということです。
その施の7は、房舎施(ぼうしゃせ)です。
昔はお遍路さんに一晩の宿を提供しました。
現在の意味あいに直すと、奇麗に部屋をかたずける(私の一番不得手のところですが)、又は、お客様がお見えになられた時に、事務所をきれいに清掃し、お客様を大切に遇するという心です。
このような、7つの施しが、何千年と続いた日本人の誇る素晴らしい心としてあります。
これから続くウイズコロナ下の中で、「情けは人のためならず、」つまり、7つ施しは,無財「お金がなくても」、自身の心の安寧、幸せのために、自身の身体で出来る施です。
最近続く、言葉の葉に出すこともはばかれる事件を聞く事の多い世の中に、年の瀬を控え来年も、更に、素晴らしい一年になることを願い、蟻の一針の思いで、まず、「私」からと、いつものように、粋がって、大言壮語してみました。
来年も、更に、素晴らしい一年になりますように。
今年も、拙文に最後までお付き合い頂きまして、誠に有難うございました。
どうぞ、良いお年をお迎えください。
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senba206 at 11:08│Comments(0)│