2022年09月11日

エリザベス女王

お早うございます。


9月の半ばにさしかかっても、まだまだ残暑のような暑さですね。


そういえば母が2006年(平成18年)9月15日に、享年93歳で他界しまして、早いもので、間もなく18年になります。


いま、その当時の朝の風景が鮮明に思いだされます。


15日に黄泉の国に旅立ち、寝屋川での実家での葬儀を終えて自宅に戻りました。

確か9月18日だったと思います。


朝 会社に行こうと玄関を開け、表に出ました。


何とも、表現し難い、時間が止まったような静寂な灰色のひんやりした空間に、赤トンボの大群が、何百匹と舞っていたと思います。


玄関を出た前の道で乱舞していました。

私のすんでいるところは枚方です。


その時、咄嗟にお袋が 黄泉の国に行く前に、赤とんぼに乗って、立ち寄ってくれたものと思わず、暫し、立ち止まって嗚咽していました。


今 もって、思いますが、あの時の、静寂の灰色の、時間が止まった光景は、一体何だったのか。


フラッシュバックして、お袋がと、信じてやみません。

何を申したかったと言いますと、今、その時の9月です。温暖化ともいえ。


赤とんぼが、それも大群が。


遠い遠い昔に、母から、母の生まれ故郷の田舎(今現在も風光明媚な里山です)で、私が、母と一緒によちよち歩きで、赤とんぼの大群を追っていたことを 何度か、私の2歳〜3歳の時の思い出として、聞かされていたことが、淡い、淡い記憶としてあるからなのか。はたまた、幻影なのか。?心が研ぎ澄まされていたからなのか。


さて、本題に。

イギリスのエリザベス女王が96歳で亡くなられましたね。


私が海外に雄飛したいと思ったそのきっかけが、実は、先日ご逝去されたエリザベス女王なのです。


昭和28年(1953年)故エリザベス女王の戴冠式がイギリスのロンドンで営まれ、いまの上皇陛下が 皇太子殿下の時代に、昭和天皇の名代として、イギリスのロンドンに40数日かけて出席されたという記事です。

忘れもしません。


学校の階段の下の、子供新聞で、その記事を読みました。

私は当時小学校3年ではなかったかと思います。

「ェー、世界は広いな、イギリスのロンドンにいくには40日かかるのか。」と。


皇太子殿下は、当時は飛行機での渡航も出来ず、船で回られたとの事ですが、当時の私には、子供心に大変衝撃的な記事でした。


世界は広いなと。

僕も、海外に、そして、イギリスのロンドンに行ってみたい。



そんな思いが、子供心に潜在意識として、インプットされていたものと思います。


「思いは成る」この事は、私の今の仕事に大変影響を及ぼす事になりました。


何度か、ブログで述べていますが、昭和45年26歳の時、初めて、私が仕事で海外視察に渡航したのは、その小学校3年の時の学校の階段の下の子供新聞の小さな記事で、憧憬したロンドンでした。


その後30数回海外にでる機会がありましたが、よく皆様にどの国、どの場所が一番良かったですかと尋ねられます。


私は、ロンドンの夕闇迫るヒースロー空港に、当時は ジャバラは当然なくタラップから、降りた瞬間が、今でも鮮明に、一番感動として思いだされます。


感激家の私です。


あの幼少の夢に見たロンドンに 今、自分がその大地を踏みしめたと。(時代背景として当時はマダマダ海外に出る人は限られていた時代でした。)



その後、故昭和天皇が 昭和46年に50年ぶりに、そして、故エリザベス女王との面会をされるという事で、欧州に行かれた時に 私も たまたま欧州に行っていました。

私が スイスのチュリッヒに滞在していた時に、丁度昭和天皇が、チュリッヒ国際空港に着かれました。



日本人として、感動を覚えながら、お出迎えに行った思いでも、蘇みがえってきます。


そして、昭和天皇が、欧州旅行の目的であるエリザベス女王に面談されました。

私は、2〜3日遅れてロンドンに着きましたが、その当時のエリザベス女王と昭和天皇が馬車に乗り、バッキンガム宮殿まで、行幸される姿を 現地のテレビ放映で何度か見て、誇らしく、感動したことも思いだされます。

、当時、世界のトップニュースとして、世界を駆け巡った出来事は、昭和天皇がイギリスの英霊墓地に参拝された事でした。(世界の当時の天皇陛下は、第二次世界大戦の、最後のご存命者として挙げられていました。)


日本の皇室の在り様が、我々が思っている事との相違に 驚きを覚えた事も 併せ思いだされます。


先般 ご逝去されたエリザべセス女王との関わり合いが、恐れ多くも 私の人生の方向付けを決めたといっても過言ではないニュースを、大変 感慨深い気持ちで。


そして、また、私のルーツを再度鮮明に辿る出来事として 哀悼させていただいた次第です。


天気予報によると、ここ一週間は30数度になるとの情報です。


温暖化が進んでいるのか、秋はどこまで、近づいているのか。

どうぞ、体調を崩されませぬように。


今回も最後まで、拙い私の思い出にお付き合い頂きまして、誠にありがとうございました。


senba206 at 10:47│Comments(2)

この記事へのコメント

1. Posted by 広野光子   2022年09月29日 16:29
谷口さま
ご無沙汰いたしております。
昨夜、偶然御社のお若い代表者にお出会いし、同席の末広幸子さんらとお噂いたしました。

ブログを遡って拝読。たびたび大病をされていたのですね。
どうぞ、持ち前の明るさと前向きなお気持ちで、益々のご活躍をなされますよう、今後とも、応援させていただきます。
2. Posted by 広野先生   2022年10月17日 22:29
>>ご無沙汰致しております。
コメント有り難うございます。益々のご活躍、嬉しく思います。この件で携帯させていただいたのですが、繋がらなく失礼しました。今、再度ちえつくして、返信メール方法が、わかりましたので、遅らばせながら、ご無沙汰と、お礼の連絡をさせていただきました、今後とも、宜しくお願い申し上げます。

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