2022年12月25日

全て良し

こんばんわ

今日はクリスマスですね。


もうこの年になって、なにも感じる事はなくなる寂しい歳になりましたが、一応昨晩は家内とケーキを食べました。


3昔前は もっとクリスマスソングが地下街とか、その他ターミナルで盛んに流れていたように思いましたが、関心の度合いで、気づかないのかもしれませんね。


皆様方は、如何過ごされましたか。


もう 何十年前の遠い遠い記憶も霞む程のセピヤ色の思い出ですが、24日のサンタさんの贈り物が楽しみでした。



今は亡き兄と、夜も中々寝付かれずにうとうとして、目を覚まして枕の上を何回も見る事が、24日の夜の行事でした。


そのうち熟睡して、朝起きると小さな紙袋が。

その時の心のときめきが、鮮明に思い出されます。

その中に確か、キャラメル一箱と、時折 小さなセルロイドのおもちゃが入っていました。


当時は 物も不足し、食料難の時代です。


甘いものに飢え、今でもそのキャラメルひと箱が 宝石でもあるような、甘酸っぱい思い出として、蘇ってきます。


今の 満ち足りた飽食の時代がいいのか、私のような物のない時代が良かったのか。?


物心ついた時、兄が、サンタはお袋だよと耳打ちされ、おさな心に、激しく否定しました。


そして、何故か、サンタに無理をお願いしない方が良かったのかなあ、と子供心に思い、10数年前に他界したお袋の微笑む顔が浮かんで来ます。



さて、今年も、残すところ後一週間で、正月がやってきますね。


今年は、皆様方は如何でしたか。


私に取っては、全て良しの、良い一年でした。


何をもって判断して、良いのか、?又、悪いのか。?


今年、私の周りで起こった出来事は全て良し。

みなさん方もご存じの、ノーベル賞を受賞された山中伸弥先生の座右の言葉でもある、中国の故事の「人間万事(ばんじ)塞翁(さいおう)が馬」が浮かんできます。


従前にブログで述べたような記憶がありますが、このような寓話です。



ある城内で、馬が逃げだし、その持ち主の老人に、人々が災難ですねと言いました。


老人は決して悪いことではないと言います。


暫くして、その逃げた馬が名馬を連れて帰ってきました。


村人が 老人に名馬を連れて帰り、良かったですね。と言いました。


老人は決してよかったかどうか、何とも、言えないと言いました。


そして ある時、その老人の息子が、その名馬に乗って落馬して、足を折りました。


村人は 老人に災難でしたね。と言いました。


が 老人はそのことが災難だったかどうか、分からないといました。


そして、しばらくして隣の国と戦争がはじまり、老人の息子は 足を怪我しているために戦争に行かなくてすみ 命が助かりました。


ざっとこのような寓話であったと思います。

つまり 一体何が良くて、一体何が悪いか、という結論は 一概に短絡的に言えず、私流に解釈すると、つまり「起こった事は全て良し」という論理ではないかと思います。

その論法を借りるのであれば、今年も大変良い年であったと解釈して、私の得意なマイナス思考を排し、陽転思考、プラス思考で来年も頑張りたいなあと思う、今日のクリスマスの一日でした。



どうぞ 皆様方も、素晴らしいお年を迎えられますことを祈念して、今年も拙い「心の応援歌」にお付き合い頂き、誠に有難うございました。     


どうぞ、良いお年をお迎え下さい。




senba206 at 20:18│Comments(0)

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