2024年04月24日

食事での一言

お早うございます。



桜も終わりました。

毎年、3月後半から、4月の初旬にかけて、新入社員の合宿研修があり、桜は、研修会場のお寺の境内での桜になります。


今年は、私の40余年の経験ですが、4月の初旬の合宿研修で、境内の桜がまだ、2〜3分咲は初めての経験ですね。


素晴らしい、希望に満ち溢れた人生の門出での、桜をバックの記念写真も、満開か、年によると、散り始めもありましたが。


丁度、今年は研修の最終日は雨で、研修会場での記念写真になりました。



さて、研修で、大切な重要な研修プログラムとして、食事の時間があります。



食事も研修の一環で、非常に大切な研修プログラムと位置付けています。


まず、研修生の決められた班が、食事の準備を担当して、決められた食事のマナーで配膳をし、前工程を学ぶと同時に、ルールの重要性と、型の重要性、チームワーク、チームプレイ、コミュニケーションの重要性をも体験していただきます。


そして、一番大事な食事の前に、和尚の指示で「五観の偈(ごかんのげ)」という文言を唱和します。



今回はその「五観の偈」の文言について、述べてみたいと思います。


飽食の時代の今だからこそ、又、世界の食糧事情を考察するときに、一人間として非常に大切な研修プログラムと思っています。


禅の栞(しおり)に記載されている、「5観の偈」について、私なりの解釈で、説明したいと思います。


                
            食事5観の偈(しょくじ5かんのげ)


一つには、功の多少を図り、彼の来処を量る 
     (こうのたしょうをはかり、かのらいしょをはかる)

     こうして、今、食物が、幾多の人の尊い時間と労力の手を経て、食膳にあります。
     その思いを巡らし、神仏の加護に感謝して、頂きます。


二つには、己が徳行の全欠をはかって供に応ず。
     (おのれがとくぎょうのぜんけつをはかって、くにおうず)


     徳のある生き方、正しい生き方をつんでいるのか。
     こうして、食事を頂く前に、常に、自らの生き方を自省して、過分なる思いで、
     頂こう。


三つには、心を防ぎ、過貧等を離るるを宗とす。
      (しんをふせぎ、とがとんとうをはなるるをしゅうとす。)



     これから食事を頂きますが、むさぼる心でたべたり、好き嫌いを言いません。


四つには、正に良薬を事とするは形枯を療ぜんが為なり
     (まさにりようやくをこととするは、ぎようこをりょうぜんがためなり)



     この食物は食欲を満たすためではなく、心身の健康な命を宿す良い薬として、頂きます。



五つには、道業を成ぜんが為に、将にこの食をうくべし。
     (どうぎょうをじょうぜんがためにこのじきをうくべし)



     この食物はこれからの人生を素晴らしいものするためにいただきます。




私見の解釈ですが、このような5つの言葉を唱和していただきます。



この5つの言葉は、人生を歩んで行く上に、健康な心身の命を育む、非常に大切な訓話として、受け止めています。


世界の今、4秒に一人がおなかがすいて、餓死していくとの事です。



こうしている瞬間に、おなかがすいて、亡くなつていく。


到底、考えられないことですが、現実として、受け止めて、自分に何ができるのかと、問いながら、生きていきたいものだと思います。


因みに、日本では、一日3000万食が、破棄されているとの事。


日本の食糧事情の穀物の自給率が、26パーセントとの事。


現在、3億4千万人が餓死状態との事。等など。ーーー


「心」しなくてはならない深刻な問題であるのではないのかと、思い馳せながら、先般開催しました、合宿研修会のプログラムの食事作法について、最近の世界の憂うべき食糧事情の二ユースを見るにつけ、これでいいのかと思いで、述べてみました。


まだ、少し、三寒四温を繰り返えし、春を通り越して、一気に初夏に突入するのでしょうか。


体調管理に充分ご留意頂き、今回も最後までお付き合い頂きまして、誠に有難うございました。







senba206 at 11:52│Comments(0)

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