仙仏蒐合ブログ版

仙仏蒐合のブログです。 各方面の聖地案内や、縁の強い食べ物などを紹介していきます。
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2013年12月

前回のあらすじ
聖白蓮の元ネタになったと言われる「国宝 信貴山縁起絵巻(尼公の巻)」を見に行くが…?





霊宝館に到着して、拝観料400円を払い、いざ館内へ…と思ったら
「館内 撮影はご遠慮ください」の張り紙。

…というわけで、館内でメモを取ってきたので、
「国宝 信貴山縁起絵巻(尼公の巻)」の話をご覧下さい。



尼公の巻
1100年前、この寺の命蓮上人の物語
命蓮には信濃の国に姉の尼公がおり、弟が幼い頃
奈良で修行すると言って出たまま長いこと音沙汰が無いので
従者一人を連れて、大和の国へ探しに旅立った

奈良に入り、人々に訪ね歩くが、誰も知らぬという
仕方なく東大寺大仏殿に行き、教えを乞う
夢のお告げで、命蓮は信貴山に居ると知らされ
従者を連れず、一人で歩き出す

ようやく信貴山に辿り着き、弟と対面する
紙衣で寒かろうと、持ってきた厚手の下着を渡す
尼公は喜んで身に付ける

尼公は弟から経典を学び、共に読経し、
毘沙門天に奉仕して
生涯ここで一緒に暮らすことになった



…という、お話です。
連絡を寄越さない
白蓮は信濃の国(現在の長野県)から、大和の国(現在の奈良県)まで弟を探しに行くという
苦労人だったワケですね…。


結論:お姉ちゃんに心配かけたらダメ!



さて、次は本堂のほうへお参りに行きます。
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かなり急勾配な階段を上ると本堂があります。

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まずは信貴山朝護孫子寺本堂でお参り。
「仙仏蒐合」 と 「こころ仮面舞踏会」 が成功しますように…。

毘沙門天というと、毘沙門天の弟子である寅丸星。
非常に優秀な寅丸星は、白蓮が封印された時も取り乱す事は無く
毘沙門天としての業務をこなす程。
二次創作作品ではドジっ娘として描かれる事が多い彼女も、
本来はとても優秀な真面目娘だったワケです。

(どういう訳か宝塔を紛失して、ナズーリンに探して貰うのですが…)



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霊宝館の閉館時間までゆっくりしていたので、少し薄暗くなりかけですが
本堂の反対側にはいい眺めの景色が広がっていました。



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心願成就を祈る修行場「かいだんめぐり」
如意宝珠という宝が祀られているそうです。

次回はここへ修行に参ります。




仙仏蒐合公式ブログ、記念すべき第1回目の更新です!
このブログでは、星蓮船・神霊廟の元ネタになったであろう場所、物などを
主なコンテンツとして特集していきます!




今回は、信貴山朝護孫子寺の「国宝 信貴山縁起絵巻(尼公の巻)」をテーマに取り上げます。

聖白蓮の元ネタとなったと言われる信貴山縁起絵巻は、
信貴山朝護孫子寺の霊宝館にて10月26日~11月10日までの間、特別公開されていました。
拝観料は大人400円、小人250円。




かなり急な山道を登り、ようやく信貴山に到着。
駐輪場から階段を上った所に、
「信貴山真言宗総本山 朝護孫子寺」と巨大な地図の看板があります。

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現在地は中央やや下の所。かなり広大な印象を受けますが、歩いてみると意外と近いです。



地図があった場所から、本堂の方へ向かうと、巨大なトラが。
このトラは「世界一福寅」と呼ばれ、全長約6m。

寅年、寅日、寅の刻に、聖徳太子が討伐に向かう途中、必勝祈願をした所、
天空より毘沙門天王が現れ、必勝の法を授かった事から、
福を授かる「福寅」と呼ばれたとか。

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本堂と世界一福寅の2ショット。ちなみに首は電動で動くそうです。



さらに奥へ進むと、朝護孫子寺の行事案内が。
国宝である信貴山縁起絵巻の特別公開の期間が書かれています。

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毘沙門天を奉る場所らしく、行事の左端には「寅の日」のお知らせが。





少し迷いながら、霊宝館へ到着。
目的の「国宝 信貴山縁起絵巻(尼公の巻)」の拝観に、いざ…!!

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少し日が傾いてきましたが、まだ拝観できる時間帯。





 次回へ続く...

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