前回は星蓮船、聖白蓮のお話だったので、
今回は神霊廟のお話です!


今回は聖地ではなく、料理!
聖徳太子が食べていたとされる
「蘇」(そ)という食べ物を作ってみます。


「蘇」とは?
奈良時代、飛鳥時代に作られた古代のチーズとも呼ばれる乳製品で、
聖徳太子や非常に身分の高い人、裕福な人だけが口にする事が出来たと言われる食べ物です。


作り方はとってもカンタン!
牛乳を鍋に投入して、かき混ぜながら超弱火で煮詰めるだけ!

・・・ん?弱火!?



と、いう訳で作ってみましょう。
鍋に1リットルの牛乳をどぼどぼどぼ、と入れて超弱火で煮込んでいきます。

(退屈すぎて火を強めそうになるのを我慢して)
かき混ぜる手を止める事なく1時間、2時間と経過すると・・・?





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(大体2時間半ぐらい経過)
ん?何か随分と手ごたえが重くなってきたような・・・?
水分が飛んで、どろどろの液体になってきました!





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(この時点で3時間半ぐらい経過)
か、固まってきた!!
この間もずっと弱火ですが、少しでも油断すると焦げ付いてくるので必死でかき混ぜます。
鍋の端から焦げ付く音がする!
必死にかき混ぜます。




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水分が殆ど無くなり、粘土のような重さに。
ま、まぁ、今日はこの辺りで勘弁しておいてあげましょう・・・。

この時点で4時間半ぐらいが経過。ずっと火の前でかき混ぜていたので腕が・・・!!




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型に入れて押し固めて、これにて完成!
牛乳1リットルから、6cm×6cm×厚み1cmぐらいの蘇が出来上がりました!

味は、砂糖を入れていないのにミルクセーキのような、甘くて濃い牛乳の味がします。
神子ちゃんはこんなのを食べていたのか。(もぐもぐ)

昔の人はコンロなんて無いのに、かまどと薪で火加減を調整しながら、よくこんなモノを根気よく作ったなぁ・・・と思ったり。

皆さんも是非作ってみてくださいね!(個人的にはもう作りたくありません)




「蘇」

材料

牛乳 好きなだけ
(大体1リットルで4時間半ぐらい掛かります)


作り方

1.鍋に牛乳を入れます。
2.かき混ぜながら、弱火で煮込みます。
3.水分がほぼ無くなれば出来上がりです。