仙仏蒐合ブログ版

仙仏蒐合のブログです。 各方面の聖地案内や、縁の強い食べ物などを紹介していきます。
○○に行って欲しい、○○という食べ物があるよ、等の情報お待ちしております!
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カテゴリ: 聖地巡礼

前回のあらすじ
かいだんめぐりで修行をしました!




かいだんめぐりを出ると、辺りは少し薄暗くなっていました。



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信貴山朝護孫子寺には、他にも色んな物があります。
というわけで、時間が許す限り見て回る事に。


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この石畳は、四国八十八箇所各所の寺の砂を中に埋めてあるそうです。
順番に踏んで歩く事で、巡拝した事と同じ意味を持つのだとか。




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そして、何より外せないのがこの「命蓮塚」!
こちらの道標を頼りに、矢印の方向へ少しだけ歩きます。



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命蓮塚に到着!

命蓮上人が眠っていると言われる、此方の命蓮塚ですが、
一説によると、姉の尼公も一緒に眠っているというお話が。

また、塚には十三仏が祀られています。

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この場所に命蓮と尼公、聖白蓮の元になった人物が眠っている、と考えると、
少し感慨深い物がありますね・・・。




という事で、今回は聖白蓮の聖地、信貴山朝護孫子寺を巡ってみましたが、いかがだったでしょうか?
これらの写真以外にも、見所はたくさんあります。

是非みなさんも、一度訪れてみては如何でしょうか!




前回のあらすじ
お姉ちゃんに心配かけたらダメ!





という訳で、今回はコチラ「かいだんめぐり」で修行をします。


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中に入り、入壇料100円を払うと、すぐこんな説明が。

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御説明

此の階段を下りてから九間四面三十六間の回廊を廻って頂きます。
二番目の角を曲がりますと格子がありまして御燈明が灯っております、
此の中には皆様方の生れ年の守本尊がお祭りしてありますからお詣りして頂きます。
次の角を曲りますと右側に赤格子がありますがここは此処は御燈明がなくて大きな鍵が掛っております。
此の中には今から800年前(大治元年丙午三月十九日)後年紀州根来寺を創建された
覚鑁上人が当山に篭られ修行された折如意宝珠を蔵められたものです。
此の宝珠は若し一度び手に触るゝ者は七珍満宝家に満ち信心賢固なる者は
福徳栄華累代に及ぶとの天王のお告げを受けられたものです。
そして此の錠前に触れば同じ功徳が興えられるのです。
願い事を心に念じつゝ此の戒壇を廻って是非この錠前に触れて下さい。



と、あります。

…つまり、真っ暗な回廊に、守本尊と、
覚鑁上人が信貴山に篭って修行した時の如意宝珠……と同じ功徳が得られる錠前があるのですね。


この看板の近くにある階段を下りると、すぐに真っ暗になります………。

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黒一色のJPG画像じゃないですよ…。

本当に真っ暗なので壁を手で探りながら進んでいく事になります。
天井も低く、一歩踏み出すごとにギシッ、ギシッと大きな足音が鳴ります。





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暫く進むと、遠くに弱々しい明かりが。




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ここには守本尊が祭られています。
真っ暗な通路で、ここだけは僅かに明るいので、少しお参り。



もう少し通路を進んだ所には錠前があるはず。
しかしこれは完全に真っ暗な場所になるので、手探りで探さねばなりません。
探し出すという事から、もしかしたらこの錠前はナズーリンの元ネタになった物では…?



錠前はフラッシュを炊いて撮影したら、申し訳ない程にハッキリと撮影出来てしまったので、
是非皆さんで見て触れてみてください!





次回、聖白蓮編、最終回。  お楽しみに!



前回のあらすじ
聖白蓮の元ネタになったと言われる「国宝 信貴山縁起絵巻(尼公の巻)」を見に行くが…?





霊宝館に到着して、拝観料400円を払い、いざ館内へ…と思ったら
「館内 撮影はご遠慮ください」の張り紙。

…というわけで、館内でメモを取ってきたので、
「国宝 信貴山縁起絵巻(尼公の巻)」の話をご覧下さい。



尼公の巻
1100年前、この寺の命蓮上人の物語
命蓮には信濃の国に姉の尼公がおり、弟が幼い頃
奈良で修行すると言って出たまま長いこと音沙汰が無いので
従者一人を連れて、大和の国へ探しに旅立った

奈良に入り、人々に訪ね歩くが、誰も知らぬという
仕方なく東大寺大仏殿に行き、教えを乞う
夢のお告げで、命蓮は信貴山に居ると知らされ
従者を連れず、一人で歩き出す

ようやく信貴山に辿り着き、弟と対面する
紙衣で寒かろうと、持ってきた厚手の下着を渡す
尼公は喜んで身に付ける

尼公は弟から経典を学び、共に読経し、
毘沙門天に奉仕して
生涯ここで一緒に暮らすことになった



…という、お話です。
連絡を寄越さない
白蓮は信濃の国(現在の長野県)から、大和の国(現在の奈良県)まで弟を探しに行くという
苦労人だったワケですね…。


結論:お姉ちゃんに心配かけたらダメ!



さて、次は本堂のほうへお参りに行きます。
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かなり急勾配な階段を上ると本堂があります。

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まずは信貴山朝護孫子寺本堂でお参り。
「仙仏蒐合」 と 「こころ仮面舞踏会」 が成功しますように…。

毘沙門天というと、毘沙門天の弟子である寅丸星。
非常に優秀な寅丸星は、白蓮が封印された時も取り乱す事は無く
毘沙門天としての業務をこなす程。
二次創作作品ではドジっ娘として描かれる事が多い彼女も、
本来はとても優秀な真面目娘だったワケです。

(どういう訳か宝塔を紛失して、ナズーリンに探して貰うのですが…)



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霊宝館の閉館時間までゆっくりしていたので、少し薄暗くなりかけですが
本堂の反対側にはいい眺めの景色が広がっていました。



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心願成就を祈る修行場「かいだんめぐり」
如意宝珠という宝が祀られているそうです。

次回はここへ修行に参ります。




仙仏蒐合公式ブログ、記念すべき第1回目の更新です!
このブログでは、星蓮船・神霊廟の元ネタになったであろう場所、物などを
主なコンテンツとして特集していきます!




今回は、信貴山朝護孫子寺の「国宝 信貴山縁起絵巻(尼公の巻)」をテーマに取り上げます。

聖白蓮の元ネタとなったと言われる信貴山縁起絵巻は、
信貴山朝護孫子寺の霊宝館にて10月26日~11月10日までの間、特別公開されていました。
拝観料は大人400円、小人250円。




かなり急な山道を登り、ようやく信貴山に到着。
駐輪場から階段を上った所に、
「信貴山真言宗総本山 朝護孫子寺」と巨大な地図の看板があります。

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現在地は中央やや下の所。かなり広大な印象を受けますが、歩いてみると意外と近いです。



地図があった場所から、本堂の方へ向かうと、巨大なトラが。
このトラは「世界一福寅」と呼ばれ、全長約6m。

寅年、寅日、寅の刻に、聖徳太子が討伐に向かう途中、必勝祈願をした所、
天空より毘沙門天王が現れ、必勝の法を授かった事から、
福を授かる「福寅」と呼ばれたとか。

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本堂と世界一福寅の2ショット。ちなみに首は電動で動くそうです。



さらに奥へ進むと、朝護孫子寺の行事案内が。
国宝である信貴山縁起絵巻の特別公開の期間が書かれています。

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毘沙門天を奉る場所らしく、行事の左端には「寅の日」のお知らせが。





少し迷いながら、霊宝館へ到着。
目的の「国宝 信貴山縁起絵巻(尼公の巻)」の拝観に、いざ…!!

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少し日が傾いてきましたが、まだ拝観できる時間帯。





 次回へ続く...

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