2011年11月17日

セシュウムの雨が降る

2011102111430001


 福島のコメからセシュウムが検出された。福島原発がメルトダウンを起こしたのだから、当然のことではないか、と思う。
それならなぜ、政府は、福島とその周辺県の、コメを初めとした生産物の検査をしないのか。
 消費者の安全を考えれば当然のことであろう。「今回の発見は、生産者が自主的に持ってきたのだから市場には出回っていない」というが、それではサンプリング調査で、「問題ない」とされて市場に流通しているコメの中に、セシュウムが入っているものがあってもおかしくはない。
 さらに、そのような問題を福島とその周辺で生産された野菜などが含んでいるとしたら、その生産者への手厚い補償を考えた上で、対応すべきではないだろうか。
 原子力発電は、国の認可事業である。国がOKをだして発電をしてきたものが、人災で事故を起こして、その結果、福島の生産者が苦しんでいる。
 政府や、地方自治がそのあたりの問題をきちんと認識しているとはとても思えない。

 センちゃんの散歩は、午後から。でも、もう木枯しがぴゅーぴゅー吹き始めました。それなのに、あじさいの花がしっかりと咲いています。今明日。「墨田の花火」という種類なのですが。どうしたことでしょうね。  

Posted by senko214 at 14:59Comments(0)TrackBack(0)

2011年11月15日

ケヤキの落ち葉

2fbbab39.jpg ケヤキの葉が赤く色づき始めました。もうすぐ、ぱらぱらと散り始め、丸坊主になってしまいます。
 道路もケヤキの落ち葉で、すぐに埋まってしまうことでしょう。
 そういえば、もう11月の半ばです。ケヤキがまだ葉っぱをためている方がおかしいくらいです。
 今年は、やはり季節の巡り方もおかしいようです。早かったり、遅かったり。突然地震がきたり。ま、地震はいつも突然やってきますがね。
 「3・11」。あの地震が始まりだったのですかね。台風もきつかったし、原発事故も収まりそうもないし、まだまだおかしなことが続きそうですね。
 そうそう、今日は札幌に初雪が降ったそうです。雪は若者にはうきうきさせるものをもっているけれど、年寄りにはきついですね。札幌の友人は「沖縄に移住したい」なんて言っています。

 センちゃんの散歩に夕方行きました。石神井川の向こうに落ちる夕日がきれいでした。菊の花が、今盛りです。
  
Posted by senko214 at 16:30Comments(0)TrackBack(0) 徒然なるままに・・・ 

2011年11月06日

日本橋のクリスマスツリー

b5e856ea.jpg ポカポカ陽気がいまだに漂っていて、センちゃんの散歩でも、靄がケヤキの間を漂っていたりする。
 でも、街の中はもう師走のムードで、日本橋三越の玄関口には、しっかりとクリスマスツリーが飾られていた。
 誕生日のケーキは三越地下のケーキ屋さんで買うべきだ、と尊敬する風流作家の坂崎重盛氏にたたきこまれていたので、テニスで痛めた左足を引きずりながらも、高速道路が頭上を通る日本橋に買いに行った。
 すると高速道路の向こうに、もうクリスマスツリーの輝きが見えるではないか。「そうか、冬に突入か」という気分に一気に陥ってしまった。おまけに光は発光ダイオードの青い冷たい雰囲気である。
 しかし、街はやはりなんとなく静かである。高度成長期のあの華やいだムードは全くない。もくもくと師走を迎えるといった感じである。時代いはやはり変わっている。

 雨の日曜日でした。でも、それほどの降りではなく、雨がやんだ間を縫って、お散歩に行きました。石神井のいつものケーキ屋さんの前の樹にも発行ダイオードで飾られたツリーがありました。  
Posted by senko214 at 17:02Comments(0)TrackBack(0) 徒然なるままに・・・ 

2011年11月05日

酔芙蓉が咲いた

c4ce15e5.jpg 庭に植えた酔芙蓉の花がようやく開きました。
 真綿のように真っ白です。この白い色が夕方にかけて、少しずつピンク色に変わってゆくのです。
 しばらく眺めていようと思います。
 わが家の酔芙蓉は数年前に植えてはみたものの、隣に植えているモッコウ薔薇の勢いに押されて、なかなか花が咲きませんでした。
 それがようやく今年になって、つぼみをつけてくれたのです。
 それも待っている間はなかなか開かず、忘れたころに、ひっそりと咲いているのを見つけました。
 花ってそんなものなのかとは、思うのですが酔芙蓉の花の白い色は、「ひっそり感」をことのほか表します。ほかの花の何倍もそれがあって、好ましいです。

 夕方、酔芙蓉がピンクになるのを見届けて、センちゃんの散歩に出かけようと思います。

  
Posted by senko214 at 12:50Comments(0)TrackBack(0) 徒然なるままに・・・ 

2011年11月04日

焼けぼっくい

fc440d47.jpg テレビ東京制作のドラマを観た。野球放送が早めに終わったので、ちょうどその開始時間にまにあった。作品は松本清張原作の「張込み」をもとに西岡琢也が脚本を書いたものだ。
 原作が古いのでいかがかな、とは思ったが、かって芸者役をうまくこなしていた若村麻由美が出演していたこともあって、観てみることにした。
 現代の刑事物からすると、張り込みのディテイルなどはずいぶんと「とろい」内容ではあったが、犯人がオープンになると、その動機をだらだらと演説しだす、今風のバラック作りの台本とは違って、犯人の恋人役をしていた若村麻由美の、心のうちの風景がしっかりと描かれていて、そんなに飽きずに観られた。
 かって愛し合った男が突然消えて、女がずいぶんと年上で子持ちの男と一緒になり、平穏な生活を田舎町で過ごしているところに、突然その彼女のかっての男から連絡が入る。人を殺して追われているが、彼女に会いたいというのである。
 若村麻由美の演じるその女性の悩む姿が「ミソ」である。
 若かった頃の恋。多くの人が、その恋とはお別れをして、次の暮らしをしている。しかし、その昔の恋が、激しければ激しいほど、忘れきれない。その恋人から連絡が入ったら心が動くのか。
 「焼けぼっくい」に火がつくのか。女性のほうが過去はすっぱりと忘れる。というがどうなのか。若いころの恋の経験のほうが真摯であるともいうが。
 「張込み」の女性の心は、我慢した末に、大きく揺れたようである。
 
 この作品に登場する、田舎町の電気屋さんは、西武新宿線沿線の東伏見二実在するものだそうである。また、張り込みをする刑事役は難題構えの総理の息子だったようである。最後に出てきた配役を見て驚いた。テレビドラマの芝居というのは何とかなるものなんですね。
 
もう秋も時期的には本番というのに、なかなか紅葉はやってこない。わが家の庭では次々とあじさいが咲いている。センちゃんの散歩も暖かいのでしやすい。ホトトギスとムラサキシキブががきれいでした。  
Posted by senko214 at 16:31Comments(0)TrackBack(0) ちょっとウンチク