2008年09月

2008年09月17日

「こうして新地名は誕生した!(楠原佑介著)」を読む。


このたびの「平成の新合併」では新しい「市名」「町名」が誕生した。
まともな名前もあるが、おかしな地名もたくさん誕生した。
その地名を切りまくる。採点表もついている。
もちろん対案もあげてある。
批判はどれも私とほぼ意見を同じくする。
私はある程度河川や山岳から由来した市名はしょうがないとは思う。
ただ筆者の指摘するように
千曲川のごく一部しか流れてないのに「千曲市」、吉野川のごく一部なのに
「吉野川市」。瀬戸内海のごく一部なのに「瀬戸内市」はおかしい。
これはたしかに誇大呼称である。
またごく一部しか重ならない「南アルプス市」も同じである。
だいたいアルプスの地名を市名まで借用するのはいかがなものか。
「つくばみらい市」といい「さくら市」といい
その命名法の安直さの元にあるのは、戦後のニュータウン名にあると思う。
また「宇摩」「麻植」などの地名がその印象から消えることになった。
でもそれこそ地名の文化ではないか。

筆者は地名の専門家としていくつかの実際の地名選定にもかかわっている。
その依頼者の誤解ぶりがまたおかしい。
いかにも行政機関がかんがえそうな依頼ばかりである。
新しい地名を決める行政機関にはほぼはじめに「結論」があり
そちらの方向へ持っていこうとする。
その場合、よくある条件が
「合併に参加する市町村名が含まれないこと」。
これはその町に吸収合併されたと思われないように、みんな対等である
ことを強調したいためらしい。
このために、せっかくのふさわしい郡名候補の多くがはずされることになった。
まったく、なんのための郡だったのかといいたくなる。

この本で具体的に槍玉に挙がっている他の地名は以下の通り。
(実現しなかったものも含む)
太平洋市(実現せず)
四国中央市
北杜市
南セントレア市(実現せず)
阿賀野市
阿賀町
四万十市
四万十町
さぬき市
東かがわ市
伊豆市
伊豆の国市
笛吹市
甲斐市
甲州市
中央市
さくら市
奥州市
筑西市
南房総市
南三陸町
愛西市
愛南町
北斗市
あさぎり町
黒潮町
うるま市

正直、後世に残すのには恥ずかしい地名もある。
これらの市町名はこれからも数百年、残っていくだろうか。
やはり公設の地名保存委員会をつくり、歴史的、文化的な背景から適切な
市町村名かどうか判断するのが良いと思われる。
ただ著者の対案であるが、確かに正しく理想であるが
ちょっと住民には受け入れられないかも・・・と思われるのもあった。
このあたりが難しい。





seoulbouz at 01:07|PermalinkComments(0)TrackBack(0)その他の名前研究 

2008年09月10日

台風の名前

台風13号の名前。

「シンラコウ」。

ミクロネシア語で「伝説上の神」?

台風の名前も気になります。

台風の名前は2000年から

台風委員会に所属する14の加盟国が選定した固有名を

命名することになったそう。

1カ国10個ずつ、合計、140個。

ちなみに日本からは

テンビン、ウサギ、ヤギ、カジキ、カンムリ、
クジラ、コップ、コンパス、トカゲ、ワシ。

コップとかコンパスは日本語でない気もしますが・・・
台風「コップ」。コップの中の台風・・・
台風「ヤギ」。被害が少なそうな・・・

くわしくはこちら。
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/typhoon/1-5.html


seoulbouz at 13:06|PermalinkComments(0)TrackBack(0)その他の名前研究