yoshikawa

(5月に世界選手権を控える好川菜々※右と、教え子で幼年大会に出場した岩崎なつみ。小6の岩崎は「今日は負けて悔しいけど、レベルの高い大会に参加できたのは幸せ」と満足そうだった)

hino 「ドラクエ map」でしか場所を調べなかったおかげで(前回参照)、「日野市市民の森ふれあいホール」の発見にかなり悪戦苦闘した。そして、ここで行われた第1回全日本幼年大会は、選手のレベルも、ゲームがバグったように高かった。

 競技の人気向上には、「驚き」の提供が大きな鍵を握る。ボクシングの醍醐味といえばノックアウトの驚き。女子も、何らかの「驚き」を提供できれば、さらに高い社会的認知度を勝ち取れそうだが、そう分かっていても難しいというのが現状だろうか。
 この小中学生のボクシングは「驚き」の宝庫だった。ガードや足のポジションも自由に、「お利口さん」の世代ともいわれる現代の「幼年」が、直感的なボクシングで、勝敗を競った。ノックアウトがなくとも、将来が有望なだけで、彼らは関係者をうならせられる。
 U-15大会を筆頭に、無限大の可能性を抱いて拡大を続ける小中学生の「実戦教育」は、五輪予選を控えている井上尚弥クラスの実力者は、さすがに量産できないという見解にも達しているようだ。ただ、第2、第3の井上尚弥は、遠くない未来に現れるはず。
 高校選抜と同様、この大会も昨年の開催が震災の影響で中止となっていた。成長期の選手は、予選時の体重を維持できなくなることも日常的で、試合がドタキャンになるケースも少なくない。試合は予想以上に長引き、中学生の試合から、1ラウンド2分から、1分30秒に変更された。最後の試合が終わったのは20時半。次回以降の改善点も節々に見つかる第1回開催となった。

hokkaido
(遠方から参戦の北海道勢は、ダークホース的に実力を発揮した)


suwa
(相手の攻撃をかわす諏訪佑。ダイナミックな攻防が光った)


nakata

(随一のビッグネーム対決は女子の最終試合。昨年の世界女子ジュニア選手権48kg級・金メダリスト、佐伯霞と同選手権46kg級・銅メダリスト、仲田幸都子が真剣勝負を繰り広げ、仲田が11対10.7で勝利した)

nkzt

(仲里周磨※左は父・繁さん譲りの強打で襲いかかったが、久野将太郎の着実な攻めがそれを封じた)