paimen
(百麺はウマい)


paimen
(百麺)



hayashida
フライ級:林田翔太(駒大)が中山和紀(日大)に17対2でポイント勝ち

 国体王者・林田(写真右)のセコンドは兄の林田太郎コーチ(左)がサブ。
兄「一歩離れた立場になったら、田中にも柏崎にも勝てる気がしなくなりました」


kashiwa
ライトフライ級:柏崎刀翔(日大)は田中亮明(駒大)に14対9でポイント勝ち

 田中に2回の減点もあったが、その4失点を差し引いても柏崎が1点上回った。
(試合後の柏崎)「相手が決まった時は、井上尚弥に負けた記憶がよぎりました。ただ、冷静に研究したら、田中は攻撃に偏りがあったので、それ用のブロックをしていこうと思いました。田中にフックがあったら、今日は正直、分からなかった。今年は全日本選手権でも優勝したいので、新旧交代なんて言わせません」


minagawa
ウェルター級:皆川直輝(日大)が越川孝紀(駒大)に6対5でポイント勝ち

「小学校時代から今と同じ身長で、野球では120km/hを投げていました。右肘を傷めてから左で投げるようになって、高1の頃には135km/hは出ました」
それから、ふいにボクシングを始めた皆川。サウスポーに苦手意識を持つ越川(写真右)に、とにかく逃げ回る戦法で過去2勝0敗。ただ今回は、越川に3つ目の左フックを追撃する改善があり、それが2回まで、越川優勢のペースをつくった。ところが3回に、挽回しだした皆川が、最終ゴング直前に、剛速球を投げ込むような左スイングで、越川からダウンを奪う。この一打がなかったら同点。おそらく軍配は越川だったはずだ。さらに、越川が勝てば、日大に駒大が勝っていた。死角を突かれた越川は「まったく見えなかった。情けない」とガックリ。
 これまでは後ろの手のスイングは、反則を取られやすく、使い手が少なかった。それを瞬時の判断で打つ皆川の発想力は柔軟性に富んでいる。そもそも、皆川ほど走り回る日大の選手は異例だろう。遅れてきたルーキー、皆川が鼻血まみれで暴れまわった。

hamasaki
ミドル級:濱崎良太(駒大)が岡田良綱(日大)の3回RSC勝ち

 1年前に眼窩底を折られた濱崎が、超強打の岡田を技術で追い込む。岡田はその都度、動揺を顔に出してしまうのに対し、濱崎は時折、笑みを見せていた。
濱崎「去年の骨折は、自分ではアクシデントという感じでした。(岡田に)通算では3勝1敗なので、本来なら勝てる自信があります。ルールが色々変わってきたので、その都度、闘いかたを研究していますが、取り柄は根性です!」