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 今年の大学王座決定戦は、稀に見る接戦だった。結果は6-5で拓大が勝利。最終的には関東リーグの優勝校が22年連続で関西リーグの優勝校に勝利したが、関大にも拓大の応援席から大きな拍手が送られた。
 関大5勝のうち、2つは相手の右目尻カットによる負傷TKO勝ちだった。当の選手たちは偶然のバッティングだったと苦笑いを浮かべたが、白熱した試合ではプライドだけではなく、頭もぶつかり合う以上、目尻のカットは、技術としてもっと研究すべきだと思わされた。
 ムエタイ色の強いタイ勢は、無意識にでも研究してくるし、バッティングを防ぐために独自のルール基準をつくってしまえば、再び日本は世界から取り残されることになる。