tonhe
 「伝染病にはくれぐれも気をつけてください」。出発前に東京の医師からそう念を押されたこのミャンマー山岳地帯。対照的に、現地のミャンマー人たちはいたって楽観的だった。
「マラリアには村の10人に1人はかかるし、自分だってとっくにかかっているかも知れない。医療の発達が遅れているから、デング熱で死ぬヤツだって少なくないんだ。かかったらアンラッキーだと思うしかないよ」
 滞在中は壮大なチンドウィン川に沿った写真の家にも3泊した。蚊帳に穴が開けば、そこから蚊や虻がまんまと侵入してきたが、帰国して10日経った今も、特に大きく体調を崩してはいない。たった1度だけ、真っ赤な尿が出たけど。
 一方で気になるのは洪水のニュースだ。滞在中の天候は、撮影にも、気温を落とすにも「ほどよいスコール」だったが、今はまったく、ほどよくはなさそうだ。