1(写真:メダリスト対決の連続)

 プレーオフに入っているWSB第7季では、準々決勝でキューバ・ドマドレスとウズベク・タイガースが対戦。長くこの競技のトップ・ブランドを維持してきたキューバとリオ五輪でこの国を上回る成績を収めたNo.1国家がウズベキスタン。両国はこの今季最大のクライマックスに、トップ選手を総動員して臨んだがその結末は?
 13日、ウズベキスタンのサマルカンドにある大会場を熱狂に包んで行われた前半5試合では、ライトフライ級の天才メダリスト対決から始まった。ここではリオ五輪優勝のハサンボイ・ドゥスマトフ(タイガース)が世界選手権優勝のヨハニス・アルギラゴス(ドマドレス)に完勝。続くバンタム級では、世界選手権・銀のムラドジャン・アフマダリエフ(タイガース)がスプリットでハビエル・イバネス(ドマドレス)を退けた。ドマドレスはライトウェルター級のアンディ・クルスで挽回したが、ミドル級でリオ五輪・金のアーレン・ロペス(ドマドレス)をマドリ・モフイスラエル(タイガース)に破られる予定外。結局、前半戦は3対2でウズベクタイガースのリードに終わった。
 19日、キューバの首都ハバナで行われた後半戦ではフライ級では10代の頃に井上尚弥に2戦2勝だったヨスバニー・ベイタ(ドマドレス)が実力者ジャスルベク・ラピトフに競り勝ち。ライト級では世界選手権3連覇しているラサロ・アルバレスがフルマーク。このままタイガースは立て続けに五輪メダリストを出して挽回を狙うが、ドマドレスの五輪メダリストたちがシャットアウト。結果的に後半戦はドマドレスの5対0となり、最終的に7対3で勝ち残った。
 シーソーゲームでタイガースが勝った前半戦。完封でドマドレスが存在感を示した後半戦。どちらにとっても運営的には最高だったかもしれない。