1(写真:中垣龍汰朗)

 福井市の福井産業会館では第87回全日本選手権が開幕を明日に控えている。この大会は来年に行われる『福井しあわせ元気国体』のリハーサルを兼ねているほか、高校生の「黄金期」といわれた現高校3年生も4人出場している。彼らがエリート(19歳以上)に加わって、1ラウンド3分のノーヘッドギアルールでどれだけ通用するか注目のひとつだ。
 アジア・ジュニア選手権の日本初制覇を達成し、今年はアジア・ユース選手権を制覇したフライ級の中垣龍汰朗(日章学園高)は1回戦で飯村樹輝弥(日本大)と対戦する。
 世界ユース選手権優勝を始めとした快挙で、この世代のエース格といわれてきたバンタム級の堤駿斗(習志野高)は1回戦で池側純(大阪商業大)と対戦する。池側は現・IBF世界ミニマム級王者の京口紘人の後輩であり「無名で“関西の大学から”っていうのが自分と重なるので、下剋上じゃないけど上の選手を全員喰ってほしい」とエールを送った。
 高校3年間にある8度の全国大会の全制覇を日本史上初めてはたしたライト級の今永虎雅(王寺工業高)は小林和真(日本大)と対戦する。
 今永と「高校8冠」を同時にはたしたウェルター級の荒本一成(王寺工業高)は三谷将太(日本大)と対戦。高校生出場者4人のうち、3人が大学王座4連覇を狙う日大勢との1回戦となった。
 高校3年生でこの大会を制した最新の記録は2011年度ライトフライ級の井上尚弥(相模原青陵高)。その前年には藤田健児(倉敷高)が2年生でライト級を制している。2013年には沖島輝(東福岡高)がライトウェルター級で決勝まで残ったが、齋藤一貴(東京農業大)に敗れて準優勝だった。