せりしゅんや的アマボク通信

中国が増えすぎた人口を宇宙に移民させるようになって、既に半世紀が過ぎていた。

カテゴリ:その前にバングラデシュ

(久しぶりの更新)  バングラデシュ滞在の最終日になって、同国ボクシング連盟会長のコロネル・ラティフ氏を取材することができた。  ラティフ氏は、陸軍基地内にある入院先からの登場だった。 「すまんな、足が悪いんだ」  手術した左脚を抱えてそう嘆いたものの、客 ...

(前回までのあらすじ)  七つ集めたら願いがかなうといわれるドラゴンボールを探すため、悟空とブル間は一路西の都へ……というのは全盛期の少年ジャンプでのお話。ときは今年の春、アジアをさまよったときのこと、…バックナンバーは、(PC)(携帯)から!  バングラデ ...

 昨夜は、ホセインさんとの再会に沸き、缶ビールも自分の分だけ開けた。酒はイスラム教国でも、案外、たやすく手に入る。バングラデシュにも、夜になると多くの客が集まるバーがあった。  寝たのは結局、深夜3時頃。しかし今日は早朝から、隣の空き地で建設工事が始まって ...

(写真:車の中から撮ってみたバングラデシュ)  ルーベルという訪日を夢見るボンボン息子に、自分は、すっかり束縛されきっていた。  外は、またスコール。車の上部にある窓へ、雨が強く叩きつけている。それを少し口を開けるようにして眺めながら、何もできぬ現状に、は ...

 翌朝のバングラデシュ生活は、あまりに淡白に終わろうとしていた。  前夜に「自然が見たい」と願った自分を、世話役のルーベルが連れて行った先は、近所の公園だった。何も珍しい光景はない。悪気はないのだろうが、これくらいの森林なら、都内の公園でも見られる。 「ビ ...

 オフィスを出てからのルーベルは上機嫌だった。 「おい、明日はまずデパートから連れて行く。そこでサンダルに買うんだ」  少し黒ずんだ自分の靴を見て、ルーベルはそう言って親指を立てた。 「もっとリラックスしろよ?今日から夢の関係が始まるんだ」  日本の情報を送 ...

 息子とは対照的に、ルーベルの父親は紳士だった。そして、ボクシング事情に詳しく、スポーツ全般から質問をしても、つまらずに語ってくれた。  バングラデシュ人が高い関心を持つのは、1番がクリケットで、2番がサッカー。国技のカバディも、確固たる地位を築いている ...

「ヘイ、鍵を貸してくれ」  迎えに来たルーベルという男は、勝手に、ホテルをチェックアウトしてしまった。  初対面の直後からのあまりの強引さに、自分が少し反論してみた。 「これだけ頑丈な南京錠をかければ、問題ないだろ?」 「ノー。今日は俺の家に泊まるぞ。明日は ...

(オールドダッカの町並み)  翌朝、食事を済ませてから、ホセインさんの店に向かった。  寝つけなかった割には、目覚めはまずまずだった。日本での睡眠の7割くらいの回復があれば、あとは気合で曖昧にできる。この理論は、三十を過ぎる頃には狂い出すのかも知れないけ ...

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